JP2016225812A - 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 明度低下が知覚されにくい鮮鋭回復処理を従来に比べて簡易に行うことを目的とする。
【解決手段】 本発明に係る画像処理装置は、画像形成装置が形成する画像の鮮鋭性が低下する特性に対応する出力条件を取得する取得手段と、前記出力条件に基づき、画像の鮮鋭性を回復するためのパラメータを選択する選択手段と、前記選択されたパラメータを用いて鮮鋭性の回復処理を画像データに施す回復手段とを有し、前記選択手段は、前記画像形成装置によって形成される画像の空間周波数に対する明るさの特性が、所定の周波数から視覚限界周波数まで、変曲点または不連続点なく、一定もしくは減少し続けるパラメータを選択することを特徴とする。
【選択図】図9

Description

本発明は画像の鮮鋭性を回復する処理に関する。
インクジェットプリンタなどの画像形成装置より出力される画像は、インクの着弾位置ずれやインクの滲み(メカニカルドットゲイン)、光学的暈け(オプティカルドットゲイン)等により、入力画像に比べ鮮鋭性が低下することが知られている。このとき、出力画像の周波数特性をあらかじめ取得できれば、入力画像をその逆特性を持つフィルタで畳み込み処理(以下、鮮鋭回復処理と呼ぶ)をすることで、鮮鋭低下を補償することができる。
しかしながら、インクジェットプリンタなどの画像形成装置では、入力画像に対して逆特性を持つフィルタで鮮鋭回復処理を行うと、高周波部で明るさの低下が発生することが知られている。
特許文献1では、鮮鋭回復処理の前後における明るさ変化量をあらかじめ計測し、入力画像の各画素に対して計測された変化量で補正することで、明るさの低下を抑制する技術が記載されている。
また、特許文献2では、ディジタル画像中にデルタ関数を埋め込み、鮮明化、印刷、及び、走査のような幾つかの中間処理段階を通じて処理されたディジタル画像からデルタ関数を引き出す。取り出されたデルタ関数からMTF(周波数特性)を推定して補正する方法が記載されている。中間処理装置のノイズ特性が既知の場合、鮮明化(回復)処理を行うウィーナーフィルタの特性は、MTFの二乗及びノイズの二乗の和でMTFを割算することで鮮明化処理の信号対ノイズ比を最大化する技術が開示されている。
特開2011−24049 特開2001−188903
特許文献1に記載の技術では、画像の特徴量(周波数成分ごとの振幅値、平均輝度(明度)値)に応じた輝度変化量をあらかじめ測定し、保持しておく必要があった。さらに、鮮鋭回復処理時には入力画像の画素ごとに、前記特徴量(周波数成分ごとの振幅値、平均輝度値)を算出しなければならず、保持コスト、回復処理の測定コスト、計算コストが膨大であった。
特許文献2に記載の技術は、ノイズ量に応じて周波数特性を抑制したものであり、明るさ低下には対応できなかった。
そこで本発明では、明度低下が知覚されにくい鮮鋭回復処理を従来に比べて簡易に行うことを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る画像処理装置は、画像形成装置が形成する画像の鮮鋭性が低下する特性に対応する出力条件を取得する取得手段と、前記出力条件に基づき、画像の鮮鋭性を回復するためのパラメータを選択する選択手段と、前記選択されたパラメータを用いて鮮鋭性の回復処理を画像データに施す回復手段とを有し、前記選択手段は、前記画像形成装置によって形成される画像の空間周波数に対する明るさの特性が、所定の周波数から前記画像形成装置の限界周波数まで、変曲点または不連続点なく、一定もしくは減少し続けるパラメータを選択することを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理装置は、画像形成装置が形成する画像の鮮鋭性が低下する特性に対応する出力条件を取得する取得手段と、前記出力条件に基づき、画像の鮮鋭性を回復するためのパラメータを選択する選択手段と、前記選択されたパラメータを用いて鮮鋭性の回復処理を画像データに施す回復手段とを有し、前記パラメータの周波数特性は、前記画像形成装置によって形成される画像の周波数特性が、所定の周波数から前記画像形成装置の限界周波数まで、変曲点または不連続点なく、一定もしくは減少し続けることを特徴とする。
本発明によれば、明度低下が知覚されにくい鮮鋭回復処理を従来に比べて簡易に行うことが可能となる。
視覚特性の一例を示す図である。 画像形成装置の周波数特性と、その逆特性の一例を示す図である。 逆特性で回復処理をおこなった場合の明るさの特性の一例を示す図である。 空間位置に対して周波数が滑らかに変化する入力画像に対して、逆特性で回復処理を行った場合の明るさ低下の一例を示す図である。 周波数特性Fa(u)の一例を示す図である。 周波数特性Fa(u)で回復処理を行った場合の明るさの特性La(u)の一例を示す図である。 図4(a)に示す入力画像に対して、周波数特性Fa(u)で回復処理した場合の明るさ低下の一例を示す図である。 周波数特性Fb(u)と、周波数特性Fb(u)で回復処理した場合の明るさの特性Lb(u)の一例を示す図である。 実施例1における画像処理装置の構成の一例を示す図である。 実施例1における処理フローの一例を示す図である。 連携LUTの一例を示す図である。 回復フィルタと連携LUTの作成フローの一例を示す図である。 鮮鋭性計測チャートの一例を示す図である。 「フィルタ番号」列が空欄である連携LUTの一例を示す図である。 周波数u_a,u_b,u_cにおけるフィルタの周波数特性に対する明るさの変化の一例を示す図である。 周波数特性Fc(u)の一例を示す図である。 周波数特性Fc(u)で回復処理を行った場合の明るさの特性Lc(u)を示す図である。 周波数u1,u2における回復前後の明るさの差分が略一致するようにした場合の明るさの特性の例を示す図である。 実施例2における回復フィルタの作成フローの一例を示す図である。 実施例2における変形例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態は本発明を限定するものではなく、また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。なお、同一の構成については、同じ符号を付して説明する。
図1に公知の方法(Dooleyの近似式)で計算された視覚特性を示す。ただし、観察距離は300mmとする。図1に示すように、空間周波数の上昇に伴い人間の視覚の感度特性(以下、視覚特性)は低下する。例えば4サイクル/mmを超える空間周波数域(以下、周波数域)において視覚特性は0.25以下になり、鮮鋭性の低下が発生したとしても、その認識は難しい。以下では、鮮鋭性低下の認識が難しくなる空間周波数(例えば4サイクル/mm)を「視覚限界周波数」と呼ぶことにする。また、以下では、空間周波数を単に「周波数」と記載する場合がある。
また、以下の実施例においては、CIE Labに含まれる明度L*の周波数に対する特性を、明るさの特性として説明する。しかしながら、たとえば、XYZ表色系におけるYの特性を明るさの特性として用いてもよい。あるいは、紙面上の光学濃度の特性を明るさの特性として用いてもよい。
(鮮鋭回復処理による明るさ低下)
出力画像の周波数特性P(u)を取得できれば、P(u)の逆特性R(u)=1/P(u)を持つフィルタで、入力画像に対して鮮鋭回復処理を行うことで、出力画像の鮮鋭低下を補償ことができる。たとえば、出力画像の周波数特性が図2の曲線P(u)に示す特性とすると、逆特性1/P(u)は、図2の曲線R(u)に示す特性となる。このとき、逆特性R(u)を逆フーリエ変換して得られるフィルタを用いて鮮鋭回復処理した画像を出力すれば、鮮鋭低下を抑制した画像を得ることができる。
しかしながら、画像形成装置の入力画像に対して、逆特性を持つフィルタで鮮鋭回復処理を行うと、高周波領域において平均の明るさが低下する。逆特性R(u)で回復処理を行った場合の明るさ低下の例を、図3の曲線L(u)で示す。L(u)は、周波数u、平均明度Laveの振幅を持つ正弦波を入力画像した場合の、周波数uに対する出力画像の平均の明るさを示している。
図3に示すように、逆特性R(u)で鮮鋭回復処理を行うと、周波数uに応じて明るさが低下する。例えば、空間位置に応じて周波数が滑らかに変化する入力画像に逆特性R(u)で鮮鋭回復処理を行った場合、明るさ低下が、空間位置に応じて発生する。図4を用いてより具体的に説明する。図4(a)は、正弦波の空間周波数uが、空間位置x[mm]に対して線形に変化する画像の一例を示している。つまり、画素の位置が空間周波数に対応し、図の左側は周波数が低く、図の右側に行くほど周波数が高い。このような画像は下記式(1)を用いて生成することができる。
I(x,y)=Lh×sin(π×x/w)+Lave (1)
ただし、0≦x<wとし、I(x,y)は座標(x,y)における画素値、w[mm]は画像の横幅、Lhは正弦波の振幅、Laveは平均明度、πは円周率とする。このとき、位置xと空間周波数uとの関係は、比例定数Aを用いると、u=A×xであらわされる。ここで、u_maxを出力する画像形成装置が表現できる最高の解像度(dpi)とし、位置xと空間周波数uの比例定数A=(u_max/(2×25.4×w))とすると、図4(a)に示すような、低周波から画像形成装置が表現できる最高の解像度まで遷移する画像となる。この図4(a)を入力画像とし、図2(b)に示す逆特性R(u)で回復処理を行うと、出力画像の平均の明るさの特性は、L(u)=L(A×x)となる。したがって、L(u)が図3に示す特性の場合、xが大きくなるほど明るさ低下が生じる。よって、出力画像は図4(b)のようになる。
図4(b)に示すような明るさの低下は、鮮鋭回復処理によって高周波成分の振幅が拡大されることに起因する。そのため、回復処理に用いるフィルタの高周波領域での周波数特性を抑制すれば、明るさ低下が知覚されにくくなる。たとえば、鮮鋭回復処理に用いるフィルタの周波数特性Fa(u)の高周波部を1.0に抑制すれば、高周波数部の振幅が拡大されず、鮮鋭回復処理に起因する明るさ低下は生じない。しかしながら、Fa(u)の高周波部を1.0に抑制すると、高周波部の鮮鋭回復処理の効果も失われる。そのため、鮮鋭性低下が知覚困難となる視覚限界周波数よりも低周波な領域では、鮮鋭回復の効果を優先して鮮鋭回復特性を抑制せず、視覚限界周波数よりも高周波な領域では、明るさ低下を低減するために鮮鋭回復特性を抑制することが好ましい。すなわち、明るさの低下は、回復処理によって振幅が拡大されることに起因するため、回復処理に用いるフィルタの高周波領域での周波数特性を抑制することで、より低コストに明るさ低下を抑制することができる。従って、視覚限界周波数をu_visとしたとき、たとえば、図5に示すような周波数特性Fa(u)で鮮鋭回復処理を行えばよい。Fa(u)は、以下の式(2)で定義される。
Fa(u) = R(u) (0≦u<u_vis)
=1.0 (u_vis≦u<u_max) (2)
周波数特性Fa(u)の鮮鋭回復フィルタを用いることで、視覚的に重要な領域において、フィルタの効果を残しつつ、明るさ低下を抑制することができる。即ち、周波数特性Fa(u)を逆フーリエ変換してフィルタを設計すればよく、画像の特徴量(周波数成分ごとの振幅値、平均輝度(明度)値)に応じた輝度変化量を測定する必要がない。また、鮮鋭回復処理としては、通常の鮮鋭回復フィルタと同様の処理のみでよく、入力画素ごとの前記特徴量(周波数成分ごとの振幅値、平均輝度(明度)値)を算出する必要もない。したがって、測定コスト、計算コストの増加なく、鮮鋭回復処理における明るさ低下を抑制することができる。
ところが、周波数特性Fa(u)で鮮鋭回復処理を行うと、明るさの特性は図6に示すLa(u)のような下に凸の不連続な形状となる。そのため、図4(a)のような空間位置に対して周波数が滑らかに変化する入力画像に周波数特性Fa(u)で鮮鋭回復処理を行うと、図7に示すような帯状の不自然な明るさ変動が知覚される。このような不自然な明るさ変動は、鮮鋭回復処理後の出力画像の画質を著しく損なう。よって、出力画像において、明るさ変動が知覚されにくくなるような制御が必要となる。
本実施例では、鮮鋭回復処理に用いるフィルタの周波数特性を所定の周波数u1から振幅ゲインを保持することで、鮮鋭回復処理による明るさの変動を知覚されにくくする。
例えば式(3)に示すように、周波数u1までは、鮮鋭回復の効果を優先して鮮鋭回復特性(振幅ゲイン)を抑制せず、周波数u1よりも高周波な領域の周波数帯では、明るさ低下を低減するために鮮鋭回復特性(振幅ゲイン)をR(u1)に保持する。こうすれば、明るさ変動が知覚されにくい鮮鋭回復処理が実現できる。
Fb(u) = R(u) (0≦u<u1)
= R(u1) (u1≦u) (3)
上記を図を用いてより詳細に説明する。図8(a)の曲線Fb(u)は、式(3)で定義されるフィルタ特性Fb(u)である。Fb(u)は、周波数u1〜u2において一定である。実験の結果、フィルタ特性Fb(u)による鮮鋭回復処理後の明るさLb(u)は、周波数u1〜u2において線形に低下することがわかった。このときの明るさLb(u)を、図8(b)に示す。
一般的な画像形成装置における出力画像の周波数特性は、図2の周波数特性P(u)に示すように、周波数が大きくなると振幅ゲインは小さくなるため、逆特性R(u)は曲線202に示すように大きくなり、明るさの低下量が増加する。そこで、図8(a)に示すように周波数u1から鮮鋭回復フィルタの周波数特性(振幅ゲイン)を保持するようにすると、周波数u1よりも高周波な領域において、明るさの低下が抑制される。すなわち、鮮鋭回復処理の周波数特性として前記Fb(u)を用いれば、周波数u1以降の明るさの低下を抑制することができる。このときの線形回復処理後の明るさLb(u)は、図8(b)に示すように周波数u1〜u2において、周波数に対してほぼ線形に低下する。そのため、鮮鋭回復処理を行っても、図7に示すような不自然な明るさ変動が生じない。ここで、周波数u1を視覚限界周波数u_visとし、周波数u2を画像形成装置の出力解像度u_maxとすれば、フィルタ特性Fb(u)で鮮鋭回復処理を行うことで、明るさ変動が知覚されにくい鮮鋭回復処理を実現できる。
(装置の構成と処理フロー)
図9は、本実施例における画像処理装置100の構成例を示すブロック図である。また、図10は本実施例における画像処理装置100の処理を示すフローチャートである。以下、図9のブロック図と図10のフローチャートを用いて、画像処理装置100における処理の概要を説明する。
まず、回復処理部107は、データ入出力(i/o)部104を介して、情報処理装置150などから画像形成対象の画像データiを取得する。さらに、取得した画像データiを例えばRAMなどのメモリ部101に格納する(S1001)。
次に、条件取得部103は、ユーザインタフェース(UI)部102を介して、あるいは、情報処理装置150から、画像形成部108における出力条件Oを取得する(S1002)。出力条件Oは、パス数、キャリッジ速度、印刷方向(双方向または単方向)、ハーフトーン設定、印刷ヘッドと記録媒体の間の距離、クリアインク使用の有無、色設定、サイレント設定の有無、記録媒体の種類などを含む。なお、クリアインク(以下、CLインク)とは、無色透明または実質的に無色透明の顔料を含むインクである。
次に、フィルタ選択部106は、パラメータ保持部105にアクセスして、出力条件Oに対応する鮮鋭回復フィルタrを取得する(S1003)。鮮鋭回復フィルタの詳細、および出力条件Oと鮮鋭回復フィルタrの対応については後述する。
次に、鮮鋭回復処理部107は、入力画像データiに、鮮鋭回復フィルタrによる鮮鋭回復処理を実行し、鮮鋭回復処理後の画像データi´をメモリ部101に格納する(S1004)。そして、画像形成部108は、出力条件Oに基づき、鮮鋭回復処理後の画像データi´が表す画像を記録媒体208上に形成する(S1005)。
(画像形成部)
画像形成部108の色分解部201は、色分解テーブルを参照して、例えばRGB形式の画像データi´を画像形成部108が備えるインク色(CLインクを含む)に対応する色材量データに色分解する。ハーフトーン(HT)処理部202は、色分解部201が出力する色材量データを量子化してドットパターンに変換し、記録データ(以下、HTデータ)として出力する。
画像形成部108は、熱転写方式、インクジェット方式などの記録装置であり、記録ヘッド205を記録媒体208に対して相対的に縦横に移動して、バンド単位に入力されるHTデータが示す画像を記録媒体208上に形成する。その際、インク色選択部203は、入力されるHTデータに対応するインク色を、記録ヘッド205に搭載されたインク色の中から選択する。
記録ヘッド205は、一つ以上の記録素子(インクジェット方式であればノズル)を有する。記録ヘッド205の相対的な縦横の移動は、ヘッド制御部204が移動部206を制御して記録ヘッド205をX方向(主走査方向)に移動し、ヘッド制御部204が搬送部207を制御して記録媒体208をY方向(副走査方向)に搬送することで実現される。
(パラメータ保持部)
パラメータ保持部105は、例えばEEPROMやフラッシュメモリなどの不揮発性メモリであり、前述した出力条件の組み合わせと鮮鋭回復フィルタとの対応を示すルックアップテーブル(以下、対応LUT)を保持する。図11により対応LUTの一例を示す。なお、出力条件に対応する鮮鋭回復フィルタの作成方法は後述する。
(情報処理装置)
画像処理装置100は、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置105に接続される。画像処理装置100と情報処理装置150の接続には、USBなどのシリアルバス、有線または無線ネットワークなどを利用することができる。
情報処理装置150のCPU151は、RAM154をワークメモリとして、ROM153や記憶部155に格納されたOSや各種プログラムを実行し、情報処理装置150の動作を制御する。HDDやSSDなどの記憶部155には、プリンタドライバや、対応LUTおよび鮮鋭回復フィルタを作成する作成プログラムなどが格納されている。プリンタドライバを実行するCPU151により、USBなどの汎用インタフェイス152や有線または無線ネットワークを介して、画像データが画像処理装置100へ供給される。また、作成プログラムをCPU151で実行して対応LUTや対応回復フィルタを作成し、汎用インタフェイス152や有線または無線ネットワークを介して、パラメータ保持部105に保持される。
また、画像処理装置100がスキャナを備える複合機の場合など、画像処理装置100の図示しないCPUに対応LUTおよび鮮鋭回復フィルタを作成するための作成プログラムを実行させて、対応LUTおよび鮮鋭回復フィルタの作成を行ってもよい。
(鮮鋭回復フィルタと対応LUTの作成)
図12に示すフローチャートを用いて、鮮鋭回復フィルタと連携対応LUTの作成手順を説明する。
CPU151は、カウンタiを「1」に初期化し(S1201)、カウンタiに対応する鮮鋭回復フィルタを生成する出力条件Oiを取得する(S1202)。たとえば、図11に出力条件O1として示す、記録媒体「A」、パス数「32」、キャリッジ速度「遅」、印刷方向「単方向」、HT処理「誤差拡散」、ヘッド距離「短」、クリアインク「無」、色設定「カラー」が取得される。
次に、CPU151は、画像形成部108を制御して、出力条件Oiにより鮮鋭性の計測チャートを出力する(S1203)。なお、計測チャートの出力時は回復処理を行わない。図13に計測チャートの一例を示す。計測チャートは、周波数が異なる複数の正弦波パターンと、左下の均一パターン(例えば白べたと黒べた)を含む画像チャートである。
次に、CPU151は、汎用インタフェイス152に接続された不図示の測定装置を用いて、周波数特性の取得に必要な情報を計測チャートから取得する。測定装置には、例えば、スキャナ、ディジタルカメラ、顕微鏡、マイクロデンシトメータなどを用いることができる。CPU151は、取得した情報に基づき、出力条件Oiに対する画像形成装置の周波数応答値P(u)を算出する(S1204)。
周波数応答値P(u)は、例えば下式を用いて算出される光学伝達関数(MTF)を用いることができる。
P(u) = C(u)/C’ (4)
ここで、uは正弦波の周波数、
C(u)={Max(u)−Min(u)}/
{Max(u)+Min(u)}、
C’=(White−Black)/(White+Black)、
Max(u)は周波数uで変化する正弦波パターンの最大明度、
Min(u)は周波数uで変化する正弦波パターンの最小明度、
WhiteとBlackはそれぞれ均一パターンの明度。
勿論、光学伝達関数の算出は式(4)に限定されず、例えば下式を用いてもよい。
P(u)={Max(u)−Min(u)}/(White−Black)
(4’)
なお、上記では、Max(u)とMin(u)、WhiteとBlackを明度として周波数応答値P(u)を算出しているが、例えば輝度や濃度、測定装置のデバイスRGB値等を用いて算出してもよい。
また、S1203で出力する計測チャートとして、図13に示すような正弦波パターンではなく、矩形波パターンを用いて周波数特性P(u)を取得してもよい。その場合、矩形波パターンに対して式(4)を適用することにより算出されるコントラスト伝達関数(CTF)の値を周波数特性P(u)として用いる。もしくは、CTF値を公知のコルトマン補正式を用いて変換したMTF値を周波数特性P(u)に用いてもよい。
次に、CPU151は、S1204で取得した空間周波数特性P(u)に基づき、鮮鋭回復フィルタの周波数特性Fb(u)を算出する。このとき、前述の式(3)に従って鮮鋭回復フィルタを生成するため、まずCPU151は、uとu1との大小を比較する(S1205)。そして、S1205における比較の結果、u<u1であれば、CPU151はFb(u)=R(u)=1/P(u)より周波数特性Fb(u)を算出する(S1206)。また、S1205における比較の結果、u≧u1であれば、CPU151はFb(u)=R(u1)=1/P(u1)より周波数特性Fb(u)を算出する(S1207)。
次に、CPU151は、画像形成装置の出力解像度まで空間周波数特性P(u)を取得したかを判断するため、解像度uとu2との大小を比較する(S1208)。比較の結果、u<u2であれば、出力解像度まで取得していないと判断し、uを更新し(S1210)、鮮鋭回復フィルタの周波数特性Fb(u)の算出を続ける。比較の結果、u≧u2であれば、出力条件Oiにおける鮮鋭回復フィルタの周波数特性Fb(u)の算出を完了したと判断する。そして、周波数特性Fb(u)を逆フーリエ変換することで、鮮鋭回復フィルタの係数fb(x)を算出する(S1209)。
次に、CPU151は、鮮鋭回復フィルタ係数fb(x)を、出力条件Oiと対応付けてパラメータ保持部105に格納する(S1211)。このとき、出力条件Oiと鮮鋭回復フィルタが対応するように、対応LUTを作成する。
たとえば、図14に示すように、フィルタ番号列が空欄である対応LUTを、あらかじめパラメータ保持部105に保持しておく。そして、対応LUTに格納されたフィルタ番号のうち、最も大きなフィルタ番号に「1」を加えたフィルタ番号を新規のフィルタ番号rとして、対応する出力条件Oiの行に書き込めばよい。このとき、算出した鮮鋭回復フィルタの係数は、フィルタ番号rに関連付けてパラメータ保持部105に格納される。
次に、CPU151は、全ての出力条件で鮮鋭回復フィルタの周波数特性を取得したかを判定する(S1212)。未所得の出力条件がある場合、CPU151は、カウンタiをインクリメントし(S1213)、処理をステップS1203に戻す。これにより、次の出力条件へのフィルタ番号の割り当てが行われる。また、全ての出力条件で鮮鋭回復フィルタの周波数特性を取得した場合、CPU151は処理を終了する。
なお、上記では、CPU151がパラメータ保持部105の対応LUTにアクセスしてフィルタ番号の登録処理を行う例を説明した。しかし、CPU151がパラメータ保持部105、記憶部155または図示しないサーバ装置などからフィルタ番号が未登録の対応LUTを取得し、フィルタ番号の登録処理を行った後、登録処理後の対応LUTをパラメータ保持部105に格納するようにしても良い。
また、必ずしも全出力条件に対して固有の鮮鋭回復フィルタを用意する必要はなく、図11に示すように、複数の出力条件に対して、同一のフィルタを割り当ててもよい。
以上、説明したように本実施例によれば、周波数特性Fb(u)は、周波数u1までは、鮮鋭回復の効果を優先して鮮鋭回復の周波数特性(振幅ゲイン)を抑制しない。一方、周波数u1よりも高周波な領域では、明るさ低下を低減するために鮮鋭回復の周波数特性(振幅ゲイン)をR(u1)に抑制する。このような周波数特性Fb(u)を逆フーリエ変換することによって得られるフィルタ係数fbを用いることで、逆特性R(u)を用いた鮮鋭回復処理に比べ、周波数u1以降の明るさの低下を抑制することができる。また、このときの鮮鋭回復処理後の明るさLb(u)は、周波数に対してほぼ線形に低下する。そのため、鮮鋭回復処理を行っても不自然な明るさ変動が生じにくく、明るさ変動が知覚されにくい鮮鋭回復処理を実現できる。
なお、本実施例では鮮鋭回復フィルタにて鮮鋭回復処理を行う例を示したが、これに限らず、例えば、鮮鋭回復フィルタの代りに周波数特性Fb(u)をパラメータ保持部に格納し、鮮鋭回復処理に用いるようにしてもよい。その場合の鮮鋭回復処理は、まず、入力画像iに対してフーリエ変換を行い、入力画像iの周波数特性I(u)を得る。次に、周波数空間上で、各周波数uにおいて入力画像iの周波数特性I(u)と鮮鋭回復の周波数特性Fb(u)の積を求め、鮮鋭回復処理後の周波数特性I´を得る。そして、鮮鋭回復処理後の周波数特性I´を逆フーリエ変換することで鮮鋭回復処理後の画像i´を得ればよい。
また、上記実施例では、所定の周波数u1に着目し、所定の周波数u1より高周波な領域で振幅ゲインを保持する例を示した。しかしながら、所定の周波数ではなく、所定の応答値(振幅ゲイン)に着目し、所定の応答値(振幅ゲイン)F_limとなる周波数u_limを算出し、周波数u_limより高周波な領域で、周波数特性を保持するようにしてもよい。あるいは、所定の応答値(振幅ゲイン)F_lim以下となるように制限するようにしても良い。通常、出力画像の周波数特性P(u)は周波数が高くなるに従い減衰するので、上述したように所定の応答値(振幅ゲイン)F_lim以下となるように制限すると、回復処理の周波数特性は、所定の周波数より高周波な領域で振幅ゲインを保持する場合と同様の特性となる。
以下、実施例2の画像処理および情報処理を説明する。本実施例においては、鮮鋭回復処理に用いるフィルタの周波数特性Fc(u)が、所定の周波数領域u1〜u2において、目標の周波数特性に対して略線形に減少するように抑制することで、鮮鋭回復処理による明るさ変動を知覚されにくくする。
なお、本実施例において、上記実施例1と略同様の構成については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
本願の発明者は、ある周波数の振幅画像の鮮鋭回復処理後の明るさ(1周期分の平均明度)の低下量は、鮮鋭回復フィルタの振幅ゲインに対して略線形に変化することを導き出した。この周波数と明るさの関係に基づき、各周波数における入力平均値(明るさ)を一定にしたときの所定周波数u1における鮮鋭回復処理後の明るさと、出力解像度に対応する周波数u2おける鮮鋭回復処理後の明るさが略一致する振幅ゲインを求める。さらに、周波数u1〜u2において、略線形に減少するように(例えばu1−u2間の振幅ゲインを直線で結ぶ等で)鮮鋭回復フィルタの周波数特性を設計することで、明るさ変動が知覚されにくい鮮鋭回復処理を実現する。
以下、図15、図16を用いてより詳細に説明する。図15(a)に示す直線u_a,u_b,u_cは、それぞれ周波数u=u_a,u_b,u_cの矩形波を入力した場合の、鮮鋭回復処理の振幅ゲインにおける出力画像の平均の明るさを示している。ただし、u_a<u_b<u_cとする。図15(a)に示す通り、フィルタの振幅ゲインに対して、出力画像の明るさL*は略線形に変化する。一方、出力画像の明るさがL1となる振幅ゲインを周波数でプロットしたものを同図(b)に示す。このようにある周波数以上の領域においては、同一明るさとなるゲインは略線形に変化する。よって、所定周波数以上の領域においては、振幅ゲインをコントロールすることで鮮鋭回復処理後の明るさをコントロールすることができる。
図16の曲線は、本実施例における鮮鋭回復フィルタの周波数特性Fc(u)の一例を示している。ここで、周波数u1において、振幅ゲインβ=R(u1)で鮮鋭回復処理した場合の出力画像の平均明るさをL1´とする。さらに、周波数u1より高い周波数u2において、振幅ゲインβ=R(u1)で鮮鋭回復処理した場合の出力画像の平均明るさをL2´とする。また、回復処理を行わずに出力した場合(振幅ゲインα=1.0)の周波数u1における出力画像の平均明るさをL1、周波数u2における出力画像の平均明るさをL2とする。このとき、L2´´がL1´と略一致する振幅ゲインχは、以下の式(5)によって求めることができる。ただし、α<χ<βとする。
χ=α+(β−α)×(L1´−L2)/(L2´−L2) (5)
但し、L2≧L1´>L2´
このときの鮮鋭回復処理後の出力画像の平均明るさの周波数特性Lc(u)の一例を図17に示す。このように、(u1,β)、(u2,χ)を直線で結んだ周波数特性Fc(u)で鮮鋭回復処理することで、図17の実線で示すように、周波数領域u1〜u2において出力画像の平均明るさLc(u)は保持される。その結果、明るさ変動が知覚されにくくなる。このようなフィルタの周波数特性Fc(u)は、たとえば、以下の式(6)で定義される。
Fc(u)=R(u) (0≦u<u1)
=β−(β−χ)×(u−u1)/(u2−u1) (u1≦u)
(6)
なお、式(5)では、L1´とL2´´が略一致するように振幅ゲインχを定めた。しかし、図18に実線で示すように、L1とL1´の差分ΔL1を取得し、L2とL2´´の差分ΔL2が、ΔL1と略一致するようにL2´´を定め、線形補間により振幅ゲインχを算出してもよい。
また、上記の説明では、図16に示すように周波数領域u1〜u2における振幅ゲインをβ=R(u1)としてL1´、L2´を求め、次に、周波数u2の振幅ゲインα=1.0としてL2を求めた。しかし、前述の通り、α≠βであれば、式(5)(6)により、Fc(u)を算出できる。たとえば、α=0.8としてFc(u)を求めてもよい。αを1より小さくすると、出力画像の明るさの低下を抑えることができるので、黒つぶれを起こしやすいメディア(ドットのにじみが大きい場合)に有効である。なお、α=1.0の場合は、鮮鋭性回復前の周波数特性を測定するために使用するチャートと同一のチャートを用いることができるため、測定のコストの面から、α=1.0とすることが望ましい。また、鮮鋭性回復後の画素値が入力画素値の範囲を超えてしまう(以下、この状態をクリッピングが発生と称する)と、図15に示すような線形性が崩れるため、測定チャートの平均値は入力画素値の範囲の中間レベル付近で振幅ゲインβはクリッピングが発生しない範囲とすることが望ましい。
装置の構成と回復処理の処理フローは、それぞれ図9ならびに図10で示した実施例1の構成と処理フローと同様であるため、説明を省略する。
以下、図19を用いて、フィルタの作成手順を説明する。なお、図12に示した実施例1における処理と同等の処理については、説明を省略する。
CPU151は画像形成部108を制御し、たとえば図13に示すような周波数特性計測チャートを、出力条件Oiにより出力する。さらに。不図示の測定装置を用いて、周波数特性の取得に必要な情報を計測チャートから取得し、たとえば式(4)´を用いて、出力条件Oiに対する画像形成装置の周波数応答値P(u)を算出する(S1901)。なお、計測チャートの出力時は鮮鋭回復処理を行わない。
次に、CPU151は、汎用インタフェイス152に接続された不図示の測定装置を用いて、周波数u1およびu2における、鮮鋭回復処理を行わない場合の明るさ低下量(図16、図17のL1,L2)を取得する(S1902)。たとえば、マイクロデンシトメータを用い、S1901で出力した周波数特性計測チャートのうち、周波数u1およびu2光学濃度を周波数毎に算出し明度Lに変換すればよい。
次に、CPU151は、S1901で取得された画像形成装置の周波数応答値P(u)に基づき、振幅ゲインβ=R(u1)=1/P(u1)を算出する。さらに、式(3)に従い、周波数u1より高周波な領域で周波数特性がβで一定となる周波数特性Fb(u)を求め、逆フーリエ変換により鮮鋭回復フィルタfbを作成する(S1903)。
次に、CPU151は、周波数特性計測チャートに対し、鮮鋭回復フィルタfbを用いた回復処理を、回復処理部107を制御して実行する。さらに、画像形成部108を制御し、回復処理後の画像を出力条件Oiにより出力する(S1904)。
次に、CPU151は、周波数u1およびu2における回復処理後の明るさ(図16、図17のL1´,L2´)を取得する(S1905)。明るさの取得は、S1902と同様に行えばよい。
次に、CPU151は、L1´,L2,L2´を用い、式(5)から、L2´´≒L1´となる振幅ゲインχを算出する(S1906)。
次に、CPU151は、S1906で算出したχを用いて、式(6)に従い、鮮鋭回復フィルタの周波数特性Fc(u)を算出する。そして、Fc(u)に逆フーリエ変換を行うことで、明るさ低下が検知されにくい鮮鋭回復フィルタfcを作成する(S1907)。
なお、実施例1と同様に、本実施例でも各出力条件Oiに対してS1901〜S1907までの処理を行い、作成したフィルタは対応LUTに対応付けてパラメータ保持部105に格納する。
(変形例)
上記実施例1では振幅ゲインに着目し、所定周波数の振幅ゲインの値を出力解像度に対応する周波数まで保持することにより、鮮鋭回復処理後の明るさの低下を抑制する方法を示した。また、上記実施例2では、各周波数における振幅ゲインと鮮鋭回復処理後の明るさの関係に着目し、所定周波数における明るさから出力解像度に対応する周波数における明るさを決定し、明るさが低下しないように所定周波数以上の領域の振幅ゲインを制御することで明るさ変動が知覚されにくくする方法を示した。本実施例では振幅ゲインと明るさの両方を制御することで、鮮鋭性と明るさ変動のバランスをとる方法を示す。
鮮鋭回復処理後の明るさの周波数特性L(u)が、逆フィルタよりも明るさの低下が少なく、かつ、明るさ変動が知覚されにくい特性となっていれば、所定周波数以上の領域でフィルタの特性を必ずしも略線形とする必要はない。ただし、回復処理に用いるフィルタの特性に変曲点(2次微分の符号が変化する点)、不連続点(微分不可能な点)が存在すると、それらの点の近傍で不自然な明るさの変動が発生する。そのため、変曲点や不連続点を含まない周波数特性を用いて回復処理を行うことが望ましい。
図20を用いて、回復処理に適用可能な周波数特性について、より詳細に説明する。
図20(A)、(B)、(C)中の曲線(A−1)〜(A−4)、(B−1)〜(B−3)、(C−1)〜(C−2)は、u1<u<u2におけるフィルタの周波数特性を示したものである。それぞれの詳細については後述する。一方、図中の曲線(a−1)〜(a−4)、(b−1)〜(b−3)、(c−1)〜(c−2)は、それぞれ前記フィルタ特性(A−1)〜(C−2)を用いて鮮鋭回復処理した後の明るさの特性L(u)を示している。
フィルタの周波数特性(A−1)は、u1<u<u2における周波数特性F(u)が1.0と一定の場合である。この場合、鮮鋭回復処理による明るさの低下は生じないが、鮮鋭回復処理による効果も得られない。
フィルタの周波数特性(A−2)は、逆特性R(u)を示している。明るさの特性(a−2)が示すように、逆特性R(u)を用いて鮮鋭回復処理を行うと、高周波領域において、明るさの大きな低下が発生する。
フィルタの周波数特性(A−3)は、実施例1における鮮鋭回復フィルタfbの周波数特性Fb(u)を示している。周波数特性(A−3)は、u1<u<u2において、周波数特性がF(u1)に保持されている。明るさの特性(a−3)が示すように、保持された周波数領域では、明るさは略線形に緩やかに変化する。そのため、周波数特性(A−3)を用いることで、明るさ変動が知覚されにくくなる。
フィルタの周波数特性(A−4)は、実施例2における回復フィルタの周波数特性Fc(u)を示している。周波数特性(A−4)の周波数u2における振幅ゲインは、式(6)により、回復処理後の周波数u2における明るさと、回復処理後の周波数u1における明るさが一致するように決定されている。この時、周波数特性(A−4)は、u1<u<u2において、略線形に変化する。周波数特性を略線形に変化させると、回復処理後の明るさも、略線形に変化することが本願発明者の実験によって明らかとなっている。回復処理後の周波数u2における明るさと周波数u1における明るさが一致しすることから、周波数特性(A−4)を用いると、(a−4)に示すように、u1<u<u2において、明るさが略一致する。そのため、周波数特性(A−4)を用いることで、明るさの変動が極めて知覚されにくい処理が実現できる。
上述の通り、明るさ変動が知覚されにくい特性となっていれば、周波数u1とu2における回復処理後の明るさを、必ずしも略一致させる必要はない。加えて、必ずしもフィルタの特性を略線形に変化させる必要もない。たとえば、周波数特性(B−1)〜(B−3)を回復フィルタの周波数特性として用いてもよい。
周波数特性(B−1)は、u1<u<u2において、略線形に変化するが、周波数u2における周波数特性(B−1)の振幅ゲインは、周波数特性(A−4)の周波数u2における振幅ゲインより大きい。したがって、回復処理後の明るさ(b−1)は、周波数に対して略線形に低下するが、周波数特性(A−4)を用いた回復処理よりも、回復効果は大きい。そのため、明るさの低下の抑制より、処理の効果を優先する場合には、周波数特性(B−1)が好ましい。なお、不図示であるが、周波数u2における振幅ゲインを、周波数特性(A−4)の周波数u2における振幅ゲインより小さくした周波数特性(B−1)´を回復処理に用いた場合、明るさの低下をより抑制できるが、周波数u1付近で明るさの特性が下に凸となり不自然である。よって、周波数特性(B−1)´より、周波数特性(A−4)を用いて回復処理したほうが、u1における明るさ変動が知覚されにくく、より好ましい。
周波数特性(B−2)、(B−3)は、u1<u<u2において、非線形に変化する。このとき、明るさの特性は、(b−2)、(b−3)に示す通り、周波数に対してなだらかに低下する。そのため、明るさの変動として知覚されにくい。
一方、周波数特性(C−1)に示すように、回復処理に用いるフィルタの特性に変曲点(2次微分の符号が変化する点)があると、明るさの特性(c−1)にも変曲点が生まれる。明るさの特性(c−1)の変曲点近傍では、マッハバンドとして知られる明るさの変動として知覚されやすくなる。そのため、回復処理に用いるフィルタの特性は変曲点がないことが望ましい。加えて、マッハバンドは、明るさの不連続点でも知覚されやすい。そのため、たとえば、周波数特性(C−2)に示すような不連続な周波数特性で回復処理を行うと、明るさの特性(c−2)にも不連続な点が生じ、明るさの変動が知覚されやすくなる。したがって、回復処理に用いるフィルタの特性には、所定周波数以上の領域に不連続点がないことが望ましい。
上記(A)、(B)に示すような、変曲点や不連続点を含まない周波数特性を用いて回復処理を行うことで、明るさの変動が知覚されにくい鮮鋭回復処理が実現できる。
なお、上記実施例の説明では、簡潔な説明のため、出力画像の周波数特性を1次元の関数P(u)として扱っているが、プリンタの周波数特性は異方性を持つことが知られており、実際には、周波数uと、uに直交する方向の周波数vの2次元の関数P(u,v)のとして、回復フィルタの周波数特性を設計することが望ましい。
また、上記実施例においては、所定周波数u1として視覚限界周波数u_visを用いたが、u1はu_visに限定されるものではない。たとえば、視覚感度ではなく、処理前後の明度の低下明るさの変化量からu1を決定してもよい。すなわち、処理前後の明るさ変化量が、離間比較で差の弁別が困難とされるL*=2となる周波数をu1として用いてもよい。
さらに、上記実施例においては、周波数u2として画像形成装置の出力解像度に対応する周波数u_maxを用いた。しかし、画像形成装置と出力条件Oの組み合わせによっては、画像形成装置が出力解像度に相当する画像を形成できない場合がある。たとえば、画像形成装置としてインクジェットプリンタを用い、記録媒体として専用用紙ではなく普通紙を用いるような場合、インクのにじみが大きく、高周波な入力信号は画像として形成されない。なお、周波数u_max´までの信号しか画像形成装置が形成できない場合、周波数u_max´より高い周波数では、信号の平均明度に基づく略均一な画像として形成される。したがって周波数u_max´より高周波な領域では、明るさ低下の度合いが周波数u_max´と略一致する。従って、周波数u_max´より高周波な領域では図8(b)に示すような線形性が成り立たない。よって、このような場合には、画像形成装置の出力解像度に対応する周波数u_maxではなく、前記周波数u_max´、もしくは周波数u_max´より低い適切な周波数をu2として用い、緩やかに変化するようにするとよい。
また、本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。

Claims (12)

  1. 画像形成装置が形成する画像の鮮鋭性が低下する特性に対応する出力条件を取得する取得手段と、
    前記出力条件に基づき、画像の鮮鋭性を回復するためのパラメータを選択する選択手段と、
    前記選択されたパラメータを用いて鮮鋭性の回復処理を画像データに施す回復手段とを有し、
    前記選択手段は、前記画像形成装置によって形成される画像の空間周波数に対する明るさの特性が、所定の周波数から前記画像形成装置の限界周波数まで、変曲点または不連続点なく、一定もしくは減少し続ける回復処理パラメータを選択することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記所定の周波数は、画像の前記鮮鋭性の認識が困難である空間周波数であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記パラメータは、フィルタの係数であって、前記回復処理は、前記フィルタの畳み込み処理であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記回復処理パラメータは、周波数特性であって、前記回復処理は、前記フィルタを周波数空間上で積を算出する処理であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 画像形成装置が形成する画像の鮮鋭性が低下する特性に対応する出力条件を取得する取得手段と、
    前記出力条件に基づき、画像の鮮鋭性を回復するためのパラメータを選択する選択手段と、
    前記選択されたパラメータを用いて鮮鋭性の回復処理を画像データに施す回復手段とを有し、
    前記パラメータの周波数特性は、前記画像形成装置によって形成される画像の周波数特性が、所定の周波数から前記画像形成装置の限界周波数まで、変曲点または不連続点なく、一定もしくは減少し続けることを特徴とする画像処理装置。
  6. 前記パラメータの周波数特性が、前記所定の周波数から、前記プリンタの限界周波数における周波数帯において、略線形に変化することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記パラメータの周波数特性が、前記所定の周波数から、前記プリンタの限界周波数における周波数帯において、前記所定の周波数における振幅ゲインを保持することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記パラメータの周波数特性は、前記プリンタの限界周波数における明るさが、前記所定の周波数における明るさと、略同一となるように決定されることを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  9. 前記パラメータの周波数特性は、回復処理の前後における前記プリンタの限界周波数における明るさの差が、前記所定の周波数における明るさの差と、略同一となるように決定されることを特徴とする請求項2乃至4の何れか一項に記載の画像処理装置。
  10. コンピュータを、請求項1乃至請求項9の何れか一項に記載された画像処理装置の各手段として機能させることを特徴とするプログラム。
  11. 画像形成装置が形成する画像の鮮鋭性が低下する特性に対応する出力条件を取得する取得工程と、
    前記出力条件に基づき、画像の鮮鋭性を回復するためのパラメータを選択する選択工程と、
    前記選択されたパラメータを用いて鮮鋭性の回復処理を画像データに施す回復工程と
    を有し、
    前記選択工程は、前記画像形成装置によって形成される画像の空間周波数に対する明るさの特性が、所定の周波数から前記画像形成装置の限界周波数まで、変曲点または不連続点なく、一定もしくは減少し続けるパラメータを選択することを特徴とする画像処理方法。
  12. 画像形成装置が形成する画像の鮮鋭性が低下する特性に対応する出力条件を取得する取得工程と、
    前記出力条件に基づき、画像の鮮鋭性を回復するためのパラメータを選択する選択工程と、
    前記選択されたパラメータを用いて鮮鋭性の回復処理を画像データに施す回復工程と
    を有し、
    前記パラメータの周波数特性は、前記画像形成装置によって形成される画像の周波数特性が、所定の周波数から前記画像形成装置の限界周波数まで、変曲点または不連続点なく、一定もしくは減少し続けること
    を特徴とする画像処理方法。
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