JP2016224922A - 画像処理装置、画像処理方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】表示部の表示画面に表示されたソフトプルーフと同等の見栄えを有する印刷物をより確実に得ることができる画像処理装置、画像処理方法を提供する。【解決手段】画像の調整処理を実行する調整手段と、前記画像と、前記調整手段によって調整されたパラメータと、印刷装置の特性情報とに基づいて、ソフトプルーフ画像を生成する生成手段と、前記ソフトプルーフ画像を画面に表示する表示手段と、前記ソフトプルーフ画像が前記画面に表示されている間に前記調整手段によって調整されたパラメータを、前記印刷装置に関する情報とともに、前記画像に関連付けて記憶する記憶手段とを有している。【選択図】図5

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法及びコンピュータプログラムに関する。
実際に印刷される印刷物の見栄えをパーソナルコンピュータ等でシミュレートし、かかるシミュレーションにより得られた画像を表示画面上にプレビューする技術がある。こうして得られる画像は、ソフトプルーフ画像と称される。
ユーザは、ソフトプルーフ画像を表示画面上に表示した状態で色調整等の画像処理を行うことで、意図した見栄えを有する印刷物をスムーズに得ることができる。
ところで、印刷前に、プリントデータに含まれる色と画像形成装置で表現される色との色差がどの程度であるかをユーザに通知し、複数の印刷装置のうち、色差の小さな印刷装置を用いて印刷を行う技術が提案されている(特許文献1)。
特開2008−171268号公報
しかしながら、従来の画像形成システムでは、表示部の表示画面に表示されたソフトプルーフ画像と同等の見栄えを有する印刷物が得られない場合があった。
本発明の目的は、表示部の表示画面に表示されたソフトプルーフと同等の見栄えを有する印刷物をより確実に得ることができる画像処理装置、画像処理方法及びコンピュータプログラムを提供することにある。
実施形態の一観点によれば、画像の調整処理を実行する調整手段と、前記画像と、前記調整手段によって調整されたパラメータと、印刷装置の特性情報とに基づいて、ソフトプルーフ画像を生成する生成手段と、前記ソフトプルーフ画像を画面に表示する表示手段と、前記ソフトプルーフ画像が前記画面に表示されている間に前記調整手段によって調整されたパラメータを、前記印刷装置に関する情報とともに、前記画像に関連付けて記憶する記憶手段とを備えることを特徴とする画像処理装置が提供される。
実施形態の他の観点によれば、画像の印刷に用いられる印刷装置に関する第1の特性情報を前記印刷装置から取得する取得手段と、ソフトプルーフ画像が画面に表示されている間に調整された第1のパラメータと、前記ソフトプルーフ画像を生成する際に用いられた印刷装置の第2の特性情報とが前記画像に関連付けて記憶されている場合に、前記第1の特性情報と前記第2の特性情報とが一致するか否かを判定する判定手段と、前記第1の特性情報と前記第2の特性情報とが一致する場合には、前記第1のパラメータを前記画像に適用して印刷データを生成する生成手段とを備えることを特徴とする画像処理装置が提供される。
実施形態の更に他の観点によれば、画像の調整処理を実行するステップと、前記画像と、前記調整処理において調整されたパラメータと、印刷装置の特性情報とに基づいて、ソフトプルーフ画像を生成するステップと、前記ソフトプルーフ画像を画面に表示するステップと、前記ソフトプルーフ画像が前記画面に表示されている間に前記調整処理において調整されたパラメータを、前記印刷装置に関する情報とともに、前記画像に関連付けて記憶するステップとを備えることを特徴とする画像処理方法が提供される。
実施形態の更に他の観点によれば、画像の印刷に用いられる印刷装置に関する第1の特性情報を前記印刷装置から取得するステップと、ソフトプルーフ画像が画面に表示されている間に調整された第1のパラメータと、前記ソフトプルーフ画像を生成する際に用いられた印刷装置の第2の特性情報とが前記画像に関連付けて記憶されている場合に、前記第1の特性情報と前記第2の特性情報とが一致するか否かを判定するステップと、前記第1の特性情報と前記第2の特性情報とが一致する場合には、前記第1のパラメータを前記画像に適用して印刷データを生成するステップとを備えることを特徴とする画像処理方法が提供される。
本発明によれば、表示部の表示画面に表示されたソフトプルーフと同等の見栄えを有する印刷物をより確実に得ることが可能となる。
第1実施形態による画像処理装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態による印刷装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態による画像ファイルの構造を示す図である。 第1実施形態による画像処理装置の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態による印刷装置の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態による印刷装置の動作を示すフローチャートである。 第3実施形態による印刷装置の動作を示すフローチャートである。 第4実施形態による画像処理装置の動作を示すフローチャートである。 第4実施形態による画像処理装置の動作を示すフローチャートである。 第5実施形態による画像処理装置の動作を示すフローチャートである。
ソフトプルーフを用いて色調整等を行っても、当該ソフトプルーフにおいて特性を加味された印刷装置(プリンタ)とは異なる印刷装置を用いて印刷が行われた場合には、ユーザが意図していない見栄えの印刷物が形成されてしまう。
また、大きく拡大して印刷する場合等においては、ソフトプルーフ画像とは見栄えが異なる印刷物が生成されてしまう場合もある。
本願発明者は、鋭意検討した結果、以下のような発明を想到した。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明するが、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。なお、以下の実施形態は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また、以下の実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
[第1実施形態]
第1実施形態による画像処理装置、画像処理方法、印刷装置、印刷方法及びコンピュータプログラムについて、図1乃至図5を用いて説明する。
本実施形態による画像処理装置100は、後述する本実施形態による印刷装置200と相俟って、本実施形態による画像形成システムを構成する。本実施形態による画像形成システムを構成する印刷装置200の台数は、1台に限定されるものではない。本実施形態による画像形成システムは、複数台の印刷装置200を含み得る。印刷特性が同じ複数の印刷装置200が本実施形態による画像形成システムに含まれる場合もあるし、印刷特性が異なる複数の印刷装置200が本実施形態による画像形成システムに含まれる場合もある。また、本実施形態による画像形成システムに含まれていた印刷装置200が撤去され、他の印刷装置200が新たに当該画像形成システムに含まれることもある。かかる他の印刷装置200は、撤去された印刷装置200と同じ印刷特性を有している場合もあるし、撤去された印刷装置200とは異なる印刷特性を有している場合もある。
まず、本実施形態による画像処理装置100について図1を用いて説明する。図1は、本実施形態による画像処理装置の構成を示すブロック図である。
本実施形態による画像処理装置100は、例えば、本実施形態による画像処理方法を実行するためのコンピュータプログラム等がインストールされたパーソナルコンピュータ等によって構成されている。なお、ここでは、パーソナルコンピュータによって画像処理装置100を構成する場合を例に説明するが、画像処理装置100はパーソナルコンピュータに限定されるものではない。例えば、画像処理装置100が、デジタルカメラのような撮像装置を兼ねる装置であってもよい。
図1に示すように、本実施形態による画像処理装置100は、例えば、制御部101と、ROM102と、RAM103と、記憶部104と、操作部105と、表示部106と、システムバス107とを有している。
制御部101は、本実施形態による画像処理装置100の全体の制御を司るとともに、画像処理等の様々な処理を実行するものである。制御部101としては、例えば、CPU(Central Processing Unit)が用いられている。
ROM(Read Only Memory)102は、変更を必要としないアプリケーションプログラムやパラメータ等を格納するためのものである。かかるアプリケーションプログラムとしては、例えば、本実施形態による画像処理方法を実行するためのアプリケーションプログラム等が挙げられる。なお、本実施形態による画像処理方法を実行するためのアプリケーションプログラムを、記憶部104に格納するようにしてもよい。
RAM(Random Access Memory)103はアプリケーションプログラムやデータ等を一時的に格納するためのものである。
記憶部104は、オペレーティングシステム(OS)、アプリケーションプログラム、画像データ、プロファイル等の様々なデータ(ファイル)等を格納するためのものである。記憶部104は、画像処理装置100内に内蔵されていてもよいし、画像処理装置100から着脱可能であってもよい。画像処理装置100内に内蔵される記憶部104としては、例えば、ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等が挙げられる。画像処理装置100から着脱可能な記憶部104としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)、CD(Compact Disk)等の光ディスク、磁気カード、光カード、ICカード、メモリカード、USBメモリ等が挙げられる。記憶部104に記憶される画像データは、例えば、デジタルカメラ等を用いた撮影や、フィルムスキャナ等を用いたスキャニング等によって取得される。なお、オペレーティングシステム等をROM102に格納するようにしてもよい。
制御部101は、ROM102や記憶部104等に格納されたオペレーティングシステムやアプリケーションプログラム等をRAM103に展開し、RAM103に展開したアプリケーションプログラム等を実行する。アプリケーションプログラム等は、例えば、制御部101によって読み取り可能なプログラムコードとしてROM102や記憶部104等に格納されており、ROM102や記憶部104等に格納されているプログラムコードを制御部101が実行する。アプリケーションプログラムは、制御部101を、以下のような様々な手段(ユニット)として機能させ得る。
制御部101は、画像ファイルを記憶部104等から読み出し、読み出した画像ファイルから画像データを取得する手段として機能する。
また、制御部101は、画像データに対して様々な画像処理を実行する画像処理手段として機能する。より具体的には、例えば、制御部101は、画像データに対して色調整(色編集)を行う色調整手段(色編集手段)として機能する。また、制御部101は、画像処理装置100に接続されている印刷装置200(図2参照)、即ち、接続中の印刷装置200を認識する手段としても機能する。接続中の印刷装置200は、例えば、印刷に用いられようとしている印刷装置200である。また、制御部101は、接続中の印刷装置200から、当該印刷装置200に関する特性情報である印刷装置特性情報(プリンタ特性情報)を受け取る手段としても機能する。かかる印刷装置特性情報としては、例えば、印刷装置200の機種(機種名)や、印刷装置200の印刷特性や色特性を示すプロファイルデータ等が挙げられる。
制御部101は、接続中の印刷装置200から取得した印刷装置特性情報に基づいて、当該印刷装置200に対応するプロファイルを特定する手段としても機能する。プロファイルは、例えば、記憶部104等に格納されている。制御部101は、記憶部104等に格納されている複数のプロファイルのうちから、接続中の印刷装置200に対応するプロファイルを、接続中の印刷装置200から取得した印刷装置特性情報に基づいて特定する。
制御部101は、記憶部104等から読み出した画像データ等を表示用メモリ(図示せず)に展開することによって、表示部106に画像を表示する手段としても機能する。
制御部101は、印刷装置200等の特性が加味されたソフトプルーフ画像を生成するソフトプルーフ画像生成手段(生成手段)としても機能する。
制御部101は、色調整を行った際にユーザによる指示によって設定された色調整パラメータと、当該色調整を行った際に特性が加味された印刷装置200の特性を示す印刷装置特性情報とを互いに関連付けて画像ファイルに記録する記録手段としても機能する。この際、印刷装置特性情報に関連付けて記録される色調整パラメータは、ソフトプルーフ画像を表示部106の表示画面に表示した状態で色調整を行った際にユーザによる指示によって設定された色調整パラメータである。かかる色調整パラメータ(色編集パラメータ)に関連付けられて画像ファイルに記録される印刷装置特性情報は、当該色調整操作の際に特性が加味された印刷装置200の印刷装置特性情報である。かかる色調整パラメータは、特定の印刷装置200の印刷特性が加味されているため、特定印刷装置用色調整パラメータと称することもできる。
ソフトプルーフ画像を表示部106の表示画面に表示した状態での色調整が複数の印刷装置200の各々の特性を加味してそれぞれ行われた場合には、制御部101は、以下のような処理を行う。即ち、この場合には、制御部101は、各々の色調整の際に設定された各々の色調整パラメータと、各々の色調整の際に特性が加味された各々の印刷装置200の各々の印刷装置特性情報とを、それぞれ関連付けて、画像ファイルに記録する。
操作部105は、画像処理装置100に対するユーザの操作を受け付けるためのものである。操作部105としては、例えば、キーボードやマウス等が挙げられる。操作部105は、例えば、ユーザによって行われる色調整操作等の調整操作(編集操作)を受け付ける。操作部105は、例えば、ソフトプルーフを適用するか否かについてのユーザによる操作(指示)も受け付ける。
表示部106は、画像処理装置100に保持されているデータ、画像処理中のデータ、画像処理装置100の外部から供給されるデータ等を表示するためのものである。表示部106としては、例えば、液晶ディスプレイやCRTディスプレイ等が挙げられる。
本実施形態による画像処理装置100を構成する各々の構成要素(ユニット)101〜106は、システムバス107を介して互いに通信可能となっている。
次に、本実施形態による印刷装置200について図2を用いて説明する。図2は、本実施形態による画像処理装置に接続される印刷装置の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、本実施形態による印刷装置200は、制御部201と、ROM202と、RAM203と、記憶部204と、操作部205と、印刷部206と、システムバス207とを有している。
制御部201は、印刷装置200の全体の制御を司るとともに、印刷処理等の様々な処理を実行するものである。制御部201としては、例えば、CPUが用いられている。
ROM202は、変更を必要としないアプリケーションプログラムやパラメータ等を格納するためのものである。かかるアプリケーションプログラムとしては、例えば、本実施形態による印刷方法等の様々な処理を実行するためのアプリケーションプログラム等が挙げられる。なお、本実施形態による印刷方法を実行するためのアプリケーションプログラムを、記憶部204に格納するようにしてもよい。
RAM203は、アプリケーションプログラムやデータ等を一時的に記憶するためのものである。
記憶部204は、例えば、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、様々なデータ等を格納するためのものである。記憶部204は、印刷装置200内に内蔵されていてもよいし、印刷装置200から着脱可能であってもよい。印刷装置200に内蔵される記憶部204としては、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等が挙げられる。印刷装置200から着脱可能な記憶部204としては、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)、CD等の光ディスク、磁気カード、光カード、ICカード、メモリカード、USBメモリ等が挙げられる。なお、かかるオペレーティングシステム等をROM202に格納するようにしてもよい。
操作部205は、印刷装置200に対するユーザによる操作を受け付けるためのものである。操作部205としては、例えば、操作ボタン、タッチパネル、キーボード、マウス等が挙げられる。
印刷部206は、画像処理装置100から供給されるデータや印刷装置200が保持しているデータ等を印刷するためのものである。
本実施形態による印刷装置200を構成する各々の構成要素(ユニット)201〜206は、システムバス207を介して互いに通信可能となっている。
制御部201は、ROM202や記憶部204等に格納されたオペレーティングシステムやアプリケーションプログラム等をRAM203に展開し、RAM203に展開したアプリケーションプログラム等を実行する。
かかるアプリケーションプログラム等は、例えば制御部201によって読み取り可能なプログラムコードとしてROM202や記憶部204等に格納されており、ROM202や記憶部204等に格納されている当該プログラムコードを制御部201が実行する。かかるアプリケーションプログラムは、制御部201を、以下のような様々な手段(ユニット)として機能させ得る。
制御部201は、記憶部204等に格納された画像ファイルを読み出す手段として機能し得る。なお、かかる画像ファイルには、本実施形態による画像処理装置100等によって、色調整操作等の画像処理が行われている。また、制御部201は、読み出した画像ファイルから、画像データ、色調整パラメータ、印刷装置特性情報等を取得する手段としても機能する。また、制御部201は、色調整パラメータと印刷装置特性情報とが関連付けて画像ファイルに記録されている場合に、以下のような処理を行う判定手段としても機能する。即ち、制御部201は、かかる場合には、当該色調整パラメータが、画像の印刷に用いられようとしている印刷装置200の特性が加味された色調整パラメータであるか否かを、印刷装置特性情報に基づいて判定する判定手段として機能する。
また、制御部201は、印刷に用いられようとしている印刷装置200の特性が加味された色調整パラメータが画像ファイルに含まれている場合に、以下のような色調整パラメータを、画像を印刷する際に適用する適用手段としても機能する。即ち、制御部201は、かかる場合には、印刷に用いられようとしている印刷装置200の特性が加味された色調整パラメータを、画像を印刷する際に適用する適用手段として機能する。また、制御部201は、印刷部206に画像の印刷を実行させる手段としても機能する。
なお、本実施形態による画像処理装置100と印刷装置200とは、論理的に接続されればよく、接続方式は特に限定されるものではない。例えば、画像処理装置100と印刷装置200とが直接接続されていてもよいし、画像処理装置100と印刷装置200とがローカルエリアネットワークを介して接続されていてもよい。また、画像処理装置100と印刷装置200とは、ケーブルによって接続されていてもよいし、ワイヤレス接続されていてもよい。
図3は、本実施形態による画像処理装置100によって生成される画像ファイルの構造を示す図である。
図3に示すように、本実施形態による画像処理装置100によって生成される画像ファイルは、符号301〜305を用いて示した5つの部分に大別される。
符号301で示す部分は、画像ファイルの基本構造が記録されるヘッダ部である。
符号302で示す部分は、画像ファイルがデジタルカメラ等によって撮影されたものである場合に、当該デジタルカメラ等における撮影情報等が記録される部分である。また、符号302で示す部分には、画像データのサイズや色のビット深度等の基本的な情報も記録される。
符号303で示す部分は、各画素の画素値を示す画像データが記録される部分である。符号304で示す部分は、ソフトプルーフ画像を表示しない状態で色調整を行った際に設定された色調整パラメータが記録される部分である。ソフトプルーフ画像を表示しない状態で色調整が行われたため、当該色調整パラメータは、特定の印刷装置200の印刷特性に依存していない色調整パラメータといえる。なお、色調整が行われていない場合には、符号304で示す部分には、既定値の色調整パラメータが記録される。また、ソフトプルーフ画像を表示しない状態での色調整が特に行われていない場合には、符号304で示す部分には、既定値の色調整パラメータが記録される。
符号305で示す部分は、印刷装置200の特性が加味されたソフトプルーフ画像を表示部106の表示画面に表示した状態で画像の色調整を行った際に設定された色調整パラメータが記録される部分である。ソフトプルーフ画像を表示部106の表示画面に表示した状態で色調整を行った際に設定された色調整パラメータと、当該色調整の際に特性が加味された印刷装置200の印刷装置特性情報とが、互いに関連付けられて、符号305で示す部分に記録される。ソフトプルーフ画像を表示部106の表示画面に表示した状態での色調整が複数の印刷装置200の各々の特性を加味してそれぞれ行われた場合には、色調整パラメータと印刷装置特性情報とが以下のように符号305で示す部分に記録される。即ち、かかる場合には、各々の色調整の際に設定された各々の色調整パラメータと、各々の色調整の際に特性が加味された各々の印刷装置200の各々の印刷装置特性情報とが、それぞれ関連付けられて、符号305で示す部分に記録される。印刷装置200の特性が加味されたソフトプルーフ画像を表示部106の表示画面に表示した状態で色調整が行われたため、当該色調整パラメータは、特定の印刷装置200の印刷特性に依存する色調整パラメータである。
図4は、本実施形態による画像処理装置の動作を示すフローチャートである。
まず、制御部101が、画像ファイルから画像データを読み込む(ステップS401)。より具体的には、制御部101が、記憶部104等から画像ファイルを読み出す。そして、制御部101が、読み込んだ画像ファイルから画像データを取得する。
次に、制御部101が、画像処理装置100に接続されている印刷装置200から、当該印刷装置200の印刷装置特性情報を取得する(ステップS402)。かかる印刷装置特性情報は、上述したように、例えば、印刷装置200の機種名や、印刷装置200の印刷特性を示すプロファイルデータ等である。
次に、ユーザによる色調整操作が完了したか否かを、制御部101が判定する(ステップS403)。ユーザによる色調整操作が完了していない場合には(ステップS403においてNO)、ステップS404に移行する。
ステップS404においては、ソフトプルーフの適用設定がONか否かを、制御部101が判定する。ソフトプルーフの適用設定とは、印刷装置200の特性が加味されたソフトプルーフ画像を表示部106の表示画面に表示するか、それとも、印刷装置200の特性を加味していない画像を表示部106の表示画面に表示するかの設定のことである。印刷装置200の特性を加味していない画像とは、ソフトプルーフ画像ではない画像のことである。ソフトプルーフの適用設定がONの場合には(ステップS404においてYES)、ステップS405へ移行する。なお、ソフトプルーフの適用設定がONの場合には、ソフトプルーフ画像のみを表示画面に表示するようにしてもよいし、ソフトプルーフ画像と、ソフトプルーフ画像ではない画像の両方を表示画面に表示するようにしてもよい。一方、ソフトプルーフの適用設定がOFFの場合には(ステップS404においてNO)、ステップS407に移行する。
ステップS405においては、制御部101は、画像データに色調整パラメータを適用し、接続中の印刷装置200の特性が加味されたソフトプルーフ画像を表示部106の表示画面に表示する。即ち、制御部101は、特定の印刷装置200で印刷した場合に得られる印刷物を観察照明下で観察した場合の見え具合を示す画像を、表示部106の表示画面上にプレビューする。ソフトプルーフ画像を表示画面上にプレビューした状態でユーザが色調整を行った場合には、制御部101は、当該色調整の内容に応じてシミュレートすることにより得られたソフトプルーフ画像を、表示部106の表示画面に表示する。
ステップS406では、制御部101は、以下のような処理を行う。即ち、制御部101は、ソフトプルーフ画像を表示部106の表示画面に表示した状態で色調整を行った際に設定された色調整パラメータと、接続中の印刷装置200の印刷装置特性情報とを関連付けて、RAM103に保持させる。この後、ステップS403に戻る。
一方、ステップS407においては、制御部101は、印刷装置200の特性を加味することなく、画像データに色調整パラメータを適用し、色調整パラメータが適用された画像(プレビュー画像)を表示部106の表示画面に表示する。ユーザが色調整を行った場合には、制御部101は、当該色調整の内容に応じて調整された画像(プレビュー画像)を、表示部106の表示画面に表示する。
ステップS408では、制御部101は、色調整パラメータをRAM103に保持させる。この後、ステップS403に戻る。
ユーザによる色調整が完了した場合には(ステップS403においてYES)、ステップS409に移行する。ステップS409では、制御部101は、色調整パラメータ等を画像ファイルに記録する処理を実行する。ソフトプルーフ画像を表示部106の表示画面に表示した状態で色調整が行われた場合には、制御部101は、以下のような処理を行う。即ち、制御部101は、かかる場合には、色調整の際に設定された色調整パラメータと、当該色調整の際に特性が加味された印刷装置200の印刷特性を示す印刷装置特性情報とを関連付けて、画像ファイルのうちの符号305で示す部分(図3参照)に記録する。印刷装置200の特性を加味することなく画像を表示画面に表示した状態で色調整が行われた場合には、色調整の際に設定された色調整パラメータを、画像ファイルのうちの符号304で示す部分(図3参照)に記録する。
図5は、本実施形態による印刷装置の動作を示すフローチャートである。ここでは、印刷に用いられようとしている印刷装置200の動作について説明する。
まず、印刷に用いられようとしている印刷装置200内に設けられている制御部201が、印刷対象となる画像ファイルから画像データを読み込む(ステップS501)。
次に、印刷に用いられようとしている印刷装置200内に設けられている制御部201が、当該制御部201が搭載されている印刷装置200の印刷装置特性情報を取得する(ステップS502)。なお、かかる印刷装置特性情報は、例えば、ROM202や記憶部204等に予め格納されている。
次に、印刷に用いられようとしている印刷装置200内に設けられている制御部201が、画像ファイルから色調整パラメータ等を読み出す(ステップS503)。具体的には、当該制御部201は、印刷装置200の特性を加味することなく色調整を行った際に設定された色調整パラメータを読み出す。具体的には、制御部201は、画像ファイルのうちの符号304で示す部分(図3参照)に記録されている色調整パラメータを読み出す。また、ソフトプルーフ画像を表示した状態で色調整を行った際に設定された色調整パラメータ及び当該色調整パラメータに対応する印刷装置特性情報が画像ファイルに記録されている場合は、制御部201は当該色調整パラメータ及び印刷装置特性情報を読み出す。具体的には、画像ファイルのうちの符号305で示す部分に色調整パラメータ及び印刷装置特性情報が記録されている場合には、制御部201は、以下のような処理を行う。即ち、制御部201は、かかる場合には、画像ファイルのうちの符号305で示す部分(図3参照)に記録されている色調整パラメータ及び印刷装置特性情報を読み出す。
次に、印刷に用いられようとしている印刷装置200の特性が加味された色調整パラメータが画像ファイル中に存在するか否かを、印刷に用いられようとしている印刷装置200内に設けられている制御部201が判定する(ステップS504)。即ち、印刷に用いられようとしている印刷装置200の特性が加味されたソフトプルーフ画像を表示した状態で色調整を行った際に設定された色調整パラメータが、画像ファイル中に存在するか否かを判定する。具体的には、画像ファイルのうちの符号305で示す部分(図3参照)に、色調整パラメータ及び印刷装置特性情報が記録されているか否かを判定する。そして、かかる色調整パラメータが、印刷に用いられようとしている印刷装置200の特性が加味された色調整パラメータであるか否かを、当該色調整パラメータに関連付けられた印刷装置特性情報に基づいて、制御部201が判定する。印刷に用いられようとしている印刷装置200の特性が加味された色調整パラメータが画像ファイル中に存在しない場合には(ステップS504においてNO)、ステップS506に移行し、色調整パラメータを画像データに適用しない。一方、印刷に用いられようとしている印刷装置200の特性が加味された色調整パラメータが画像ファイル中に存在する場合には(ステップS504においてYES)、ステップS505に移行する。
ステップS505では、印刷に用いられようとしている印刷装置200の特性が加味された色調整パラメータを、制御部201が画像データに適用する。
ステップS506では、制御部201が印刷処理を実行することによって印刷用データ(印刷データ)を生成し、生成した印刷用データを制御部201が印刷部206に出力し、印刷部206が印刷用データに基づいて印刷用紙に画像を印刷する。ここで、印刷処理とは、印刷用データを生成する処理のことである。印刷処理においては、例えば、所望の解像度の印刷用データが得られるように、画像データに対して補間や間引きなどの解像度変換処理が実行される。また、RGB形式のままでは印刷に対応し得ないため、印刷処理においては、印刷に対応した形式であるCMYK形式への変換が画像データに対して行われる。また、印刷処理においては、ディザ処理や誤差拡散処理等を画像データに対して実行することによって所望の階調の印刷用データを生成する。
なお、ここでは、画像データへの色調整パラメータの適用の可否を印刷装置200が判断する場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。例えば、印刷装置200の代わりに、画像処理装置100が画像データへの色調整パラメータの適用の可否を判断するようにしてもよい。具体的には、画像処理装置100において、印刷対象の画像ファイルから色調整パラメータ等を読み出すとともに、印刷に用いられる印刷装置200から特性情報を取得する。そして、画像ファイルから読み出された情報と印刷装置200から取得した情報に基づき、印刷装置200の特性が加味された色調整パラメータが画像ファイル中に存在するか否かを判定する。当該印刷装置200の特性が加味された色調整パラメータが画像ファイル中に存在する場合には、画像処理装置100は、当該色調整パラメータを画像データに適用し、色調整後の画像データから印刷用データを生成して印刷装置200へ出力する。一方、当該印刷装置200の特性が加味された色調整パラメータが画像ファイル中に存在しない場合には、色調整パラメータを画像データに適用せずに、画像データから印刷用データを生成して印刷装置200へ出力する。
なお、制御部101又は制御部201は、選択された印刷装置200に関する情報と、画像データに関連付けられた印刷装置200に関する情報との比較結果にしたがって警告を行う警告手段としても機能し得る。例えば、印刷装置200の特性が加味された色調整パラメータが画像ファイル中に存在しない場合には、ユーザに対して警告を発するようにすることができる。かかる警告は、例えば、表示部106の画面にメッセージを表示することによって行うことができる。
また、制御部101又は制御部201は、選択された印刷装置200に関する情報と、画像データに関連付けられた印刷装置200に関する情報との比較結果に応じて、画像データに関連付けられた色調整パラメータを画像データに選択的に適用し得る。
このように、本実施形態によれば、印刷に用いられようとしている印刷装置の特性が加味された色調整パラメータが存在する場合には、画像を印刷する際に当該色調整パラメータを適用する。一方、印刷に用いられようとしている印刷装置とは特性が異なる他の印刷装置の特性が加味された色調整パラメータについては、画像を印刷する際に適用しない。このため、本実施形態によれば、意図しない色調整が適用されるのを防止することができる。従って、本実施形態によれば、表示部の表示画面に表示されたソフトプルーフ画像と同等の見栄えを有する印刷物をより確実に得ることが可能となる。
[第2実施形態]
第2実施形態による画像処理装置、画像処理方法、印刷装置、印刷方法及びコンピュータプログラムについて図6を用いて説明する。図1乃至図5に示す第1実施形態による画像処理装置、印刷装置等と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略または簡潔にする。
本実施形態による画像形成システムを構成する画像処理装置100や印刷装置200の基本的な構成は、第1実施形態において上述した画像処理装置100や印刷装置200と同様である。
印刷に用いようとしている印刷装置の特性が加味された色調整パラメータが画像ファイルに含まれておらず、当該印刷装置とは特性が異なる他の印刷装置の特性が加味された色調整パラメータが画像ファイルに含まれている場合は、以下のような処理が行われる。即ち、制御部201は、かかる場合には、他の印刷装置200の特性が加味された色調整パラメータが、印刷に用いようとしている印刷装置200で画像を印刷する際に利用可能か否かを以下のようにして判定する。即ち、制御部201は、他の印刷装置200の特性が加味された色調整パラメータを適用するとともに、画像の印刷に用いられようとしている印刷装置200の特性が加味されたソフトプルーフ画像である第1の画像を生成する。また、制御部201は、いずれの印刷装置200の特性も加味していない色調整パラメータを適用するとともに、画像の印刷に用いられようとしている印刷装置200の特性が加味されたソフトプルーフ画像である第2の画像を生成する。なお、いずれの印刷装置200の特性を加味していない色調整パラメータとは、ソフトプルーフ画像を表示していない状態で色調整を行った際に設定された色調整パラメータのことである。そして、制御部201は、いずれの印刷装置200の特性も加味していない色調整パラメータが適用され、且つ、ソフトプルーフ画像ではない第3の画像(目標となる画像)と、上述した第1の画像との色差を算出する。また、制御部201は、上述した第3の画像と上述した第2の画像との色差を算出する。そして、制御部201は、第3の画像と第1の画像との色差が、第3の画像と第2の画像との色差より小さい場合には、他の印刷装置200の特性が加味された色調整パラメータを、画像を印刷する際に適用する。
制御部201は、画像の印刷に用いられようとしている印刷装置200とは特性が異なる複数の他の印刷装置200の特性をそれぞれ加味した複数の色調整パラメータが画像ファイルに記録されている場合には、以下のような処理を行う。即ち、制御部201は、上述した第3の画像と第1の画像との色差が最小となるような色調整パラメータを、複数の他の印刷装置の特性をそれぞれ加味した複数の色調整パラメータのうちから選択して画像を印刷する際に適用する。
次に、本実施形態による印刷装置の動作について図6を用いて説明する。図6は、本実施形態による印刷装置の動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS601からS603までは、図5を用いて上述したステップS501からS503までと同様であるため、説明を省略する。
次に、画像の印刷に用いられようとしている印刷装置200の特性が加味された色調整パラメータが画像ファイル中に存在するか否かを、印刷に用いられようとしている印刷装置200内に設けられている制御部201が判定する(ステップS604)。印刷に用いられようとしている印刷装置200の特性が加味された色調整パラメータが画像ファイル中に存在しない場合には(ステップS604においてNO)、ステップS605に移行する。一方、印刷に用いられようとする印刷装置200の特性が加味された色調整パラメータが画像ファイル中に存在する場合には(ステップS604においてYES)、ステップS606に移行する。
ステップS605では、画像の印刷に用いられようとしている印刷装置200とは特性が異なる他の印刷装置200の特性が加味された色調整パラメータが画像ファイルに含まれている場合には、制御部201は、以下のような処理を行う。即ち、制御部201は、かかる場合には、他の印刷装置200の特性が加味された色調整パラメータが、印刷に用いようとしている印刷装置200で画像を印刷する際に利用可能か否かを判定する。具体的には、制御部201は、他の印刷装置200の特性が加味された色調整パラメータを適用するとともに、印刷に用いられようとしている印刷装置200の特性が加味されたソフトプルーフ画像である第1の画像を生成する。また、制御部201は、いずれの印刷装置200の特性を加味していない色調整パラメータを適用するとともに、画像の印刷に用いられようとしている印刷装置200の特性が加味されたソフトプルーフ画像である第2の画像を生成する。そして、制御部201は、いずれの印刷装置200の特性をも加味していない色調整パラメータが適用され且つソフトプルーフ画像ではない第3の画像(目標となる画像)と第1の画像との色差を算出する。また、制御部201は、第3の画像と第2の画像との色差を算出する。そして、第3の画像と第1の画像との色差が、第3の画像と第2の画像との色差より小さい場合には、制御部201は、他の印刷装置200の特性が加味された当該色調整パラメータを、画像を印刷する際に利用可能であると判定する。この際、画像の印刷に用いられようとしている印刷装置200とは特性が異なる複数の他の印刷装置200の特性をそれぞれ加味した複数の色調整パラメータが画像ファイルに記録されている場合には、制御部201は、以下のような処理を行う。即ち、制御部201は、第3の画像と第1の画像との色差が最小となるような色調整パラメータを、複数の他の印刷装置の特性をそれぞれ加味した複数の色調整パラメータのうちから選択して適用する。
他の印刷装置200の特性が加味された色調整パラメータが、印刷に用いようとしている印刷装置200で画像を印刷する際に利用可能であった場合には(ステップS605においてYES)、ステップS606に移行する。一方、他の印刷装置200の特性が加味された色調整パラメータが、印刷に用いようとしている印刷装置200で画像を印刷する際に利用可能でない場合には(ステップS605においてNO)、制御部201は以下のような処理を行う。即ち、制御部201は、かかる場合には、適切な色調整パラメータが適用されないことをユーザに通知(警告)するとともに、ステップS607に移行する。
ステップS606では、色調整パラメータを画像データに適用する。印刷に用いられようとしている印刷装置200の特性が加味された色調整パラメータが存在していた場合、即ち、ステップS604においてYESであった場合には、制御部201は、当該色調整パラメータを画像データに適用する。他の印刷装置200の特性が加味された色調整パラメータが、印刷に用いようとしている印刷装置200で画像を印刷する際に利用可能である場合、即ち、ステップS605においてYESであった場合には、制御部201は、以下のような処理を行う。即ち、制御部201は、かかる場合には、利用可能と判定された当該色調整パラメータを画像データに適用する。画像の印刷に用いられようとしている印刷装置200とは特性が異なる複数の他の印刷装置200の特性をそれぞれ加味した複数の色調整パラメータが画像ファイルに記録されている場合には、制御部201は、以下のような処理を行う。即ち、制御部201は、かかる場合には、第3の画像と第1の画像との色差が最小となるような色調整パラメータを、複数の他の印刷装置の特性をそれぞれ加味した複数の色調整パラメータのうちから選択して、画像データに適用する。
ステップS607では、制御部201が、印刷部206に画像データの印刷を実行させる。
このように、本実施形態によれば、印刷に用いようとしている印刷装置の印刷特性が加味された色調整パラメータが画像ファイル中に存在しない場合であっても、利用可能な他の色調整パラメータが存在する場合には、当該他の色調整パラメータを用いる。従って、本実施形態によれば、画像の印刷に用いようとしている印刷装置200の印刷特性が加味された色調整パラメータが存在しない場合であっても、良好な色調整を適用することが可能である。従って、本実施形態によれば、表示部の表示画面に表示されたソフトプルーフ画像と同等の見栄えを有する印刷物をより確実に得ることが可能となる。
[第3実施形態]
第3実施形態による画像処理装置、画像処理方法、印刷装置、印刷方法及びコンピュータプログラムについて図7を用いて説明する。図1乃至図6に示す第1又は第2実施形態による画像処理装置、印刷装置等と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略または簡潔にする。
本実施形態による画像形成システムを構成する画像処理装置100や印刷装置200の基本的な構成は、第1又は第2実施形態において上述した画像処理装置100や印刷装置200と同様である。
ソフトプルーフ画像を表示する際に用いられた表示部106の表示画面の表示特性を示す表示画面特性情報が色調整パラメータ及び印刷装置特性情報に関連付けて画像ファイルに記録されている場合には、制御部201は、以下のような処理を行う。即ち、かかる場合には、制御部201は、表示部106の表示画面が表現可能な色域が、印刷装置200が表現可能な色域より狭いか否かを、印刷装置特性情報に基づいて判定する。
表示部106の表示画面が表現可能な色域が、印刷装置200が表現可能な色域より狭い場合には、印刷装置200に備えられた制御部201は、表示部106の表示画面の表示特性が加味された色域変換処理を、画像を印刷する際に適用する。
本実施形態では、図4に示すステップS409において色調整パラメータと印刷装置特性情報とを関連付けて画像ファイルに記録する際に、画像処理装置100の制御部101によって以下のような処理が行われている。即ち、ソフトプルーフ画像を表示する際に用いられた画像処理装置100の表示部106の表示画面の表示特性を示す表示画面特性情報についても、ステップS409において、色調整パラメータ及び印刷装置特性情報に関連付けて画像ファイルに記録する。
図7は、本実施形態による印刷装置の動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS701からステップS706は、図6を用いて上述したステップS601からS606までと同様であるため、説明を省略する。
次に、ソフトプルーフ画像を表示する際に用いられた表示部106の表示画面の表示特性を示す表示画面特性情報が色調整パラメータ及び印刷装置特性情報に関連付けて画像ファイルに記録されている場合には、制御部201は、以下のような処理を行う。即ち、かかる場合には、制御部201は、表示部106の表示画面が表現可能な色域が、印刷装置200が表現可能な色域より狭いか否かを、印刷装置特性情報に基づいて判定する。
画像処理装置100の表示部106の表示画面が表現可能な色域が、印刷装置200が表現可能な色域より狭い場合には(ステップS707においてYES)、制御部201は、以下のような処理を行う。即ち、かかる場合には、制御部201は、表示部106の表示画面の表示特性が加味された色域変換処理を実行する(ステップS708)。この後、ステップS709に移行する。
一方、画像処理装置100の表示部106の表示画面が表現可能な色域が、印刷装置200が表現可能な色域より狭くない場合には(ステップS707においてNO)、ステップS709に移行する。
ステップS709では、制御部201が、印刷部206に画像データの印刷を実行させる。
このように、本実施形態によれば、画像処理装置100の表示部106の表示画面が表現可能な色域が、印刷装置200が表現可能な色域より狭い場合には、色域変換処理が実行される。このため、本実施形態によれば、画像処理装置100の表示部106の表示画面の色域が印刷装置200の色域より狭い場合であっても、良好な画像を形成することができる。従って、本実施形態によれば、表示部の表示画面に表示されたソフトプルーフ画像と同等の見栄えを有する印刷物をより確実に得ることが可能となる。
[第4実施形態]
第4実施形態による画像処理装置、画像処理方法及びコンピュータプログラムについて図8を用いて説明する。図1乃至図7に示す第1乃至第3実施形態による画像処理装置等と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略または簡潔にする。
制御部101は、記憶部104に記憶された所定のアプリケーションプログラム等をRAM103に展開、実行することにより、以下に示すような様々な機能を実現する。具体的には、制御部101は、画像入力手段、画像生成手段、画像表示手段、画像処理実行手段、ソフトプルーフ画像生成手段、特性情報取得手段、画像補正量決定手段等として機能し得る。
制御部101は、画像データを記憶部104から読み込み、当該画像データをRAM103に格納する画像入力手段として機能し得る。
画像データがRAWデータである場合には、表示部106の表示画面上に表示可能な形式に当該画像データを変換する必要がある。かかる変換は、現像処理と称されている。制御部101は、RAWデータに対して現像処理を行う画像生成手段として機能し得る。
制御部101は、現像処理が完了した画像を表示部106に表示させる画像表示手段としても機能し得る。
制御部101は、画像の調整(調整処理)を行う調整手段、換言すれば、画像処理を実行する画像処理実行手段としても機能し得る。
制御部101は、印刷装置の特性が加味されたソフトプルーフ画像を生成するソフトプルーフ画像生成手段としても機能し得る。制御部101は、印刷に用いられる印刷装置200の印刷特性(プロファイル)や、印刷に用いられる用紙の特性(プロファイル)等に基づいて、ソフトプルーフ画像を生成する。これにより、実際に形成される印刷物に対して色や輝度が一致している画像を、表示部106の表示画面上に表示させることができる。ユーザは、実際にどのような見栄えの印刷物が形成されるか等を表示部106の表示画面上で確認することができる。
制御部101は、印刷装置200に関連する情報(特性情報)を取得する特性情報取得手段としても機能し得る。印刷装置200に関連する特性情報としては、印刷に用いられる印刷装置200の機種(種別)、印刷に用いられる用紙の種別(用紙種別)、印刷に用いられる用紙のサイズ(用紙サイズ種別)、インク種別、印刷品位等が挙げられる。このような印刷装置200に関連する特性情報は、プリンタドライバの設定や、ユーザインターフェースの設定等に基づいて取得し得る。
制御部101は、印刷装置200に関連する特性情報に基づいて、補正量を決定する補正量決定手段としても機能する。かかる補正量は、ソフトプルーフ画像を表示部106の表示画面に表示した状態で画像の調整を行った際に設定された調整値を、補正するためのものである。画像処理の際には、様々な種類の調整が行われる。このため、かかる補正量は、各々の調整値に対してそれぞれ決定することが好ましい。ここでは、シャープネスの調整値を補正するための補正量を例として説明する。制御部101は、印刷装置200に関連する特性情報に基づいて、シャープネスの調整値を補正するための補正量を決定する。具体的には、印刷装置200の機種、印刷装置200の印刷解像度、印刷に用いられる用紙の用紙種別、印刷に用いられる用紙の用紙サイズ種別、インク種別、印刷品位等に基づいて、シャープネスの調整値を補正するための補正量が決定される。
制御部101は、ソフトプルーフ画像を表示部106の表示画面に表示した状態で画像の調整を行った際に設定された調整値を、印刷装置200に関連する特性情報に基づいて決定された補正量で補正する補正手段としても機能する。制御部101は、ソフトプルーフ画像を表示部106の表示画面に表示した状態で画像の調整を行った際に設定された調整値を、かかる補正量によって補正することによって、画像データを生成する。印刷装置200は、こうして生成された画像データを用いて画像を印刷する。従って、表示部106に表示されたソフトプルーフ画像と同等の見栄えを有する印刷物を形成することができる。
本実施形態においては、記憶部104等にルックアップテーブルが予め格納されている。制御部101は、印刷装置200に関連する様々な特性情報(パラメータ)に応じた補正量を、ルックアップテーブルから参照することにより、かかる補正量を決定する。なお、印刷装置200に関連する様々な特性情報(パラメータ)に基づいて、制御部101がかかる補正量を算出することにより、かかる補正量を決定するようにしてもよい。
次に、本実施形態による画像処理装置の動作について図8を用いて説明する。図8は、本実施形態による画像処理装置の動作を示すフローチャートである。
操作部105がユーザによって操作されることによって、所望の調整を行うためのアプリケーションプログラムが選択されると、制御部101は、当該アプリケーションプログラムを記憶部104等から読み出して実行する。これにより、例えば、画像のシャープネス等を調整するためのユーザインターフェース画面が、表示部106の表示画面に表示される。
制御部101は、ユーザによる操作部105の操作に従って、画像処理の対象となる画像データを例えば記憶部104から読み出す(ステップS801)。かかる画像データは、例えば、現像処理が行われる前の画像データ、即ち、RAWデータである。制御部101は、記憶部104から読み出した画像データを、RAM103に格納する。
次に、制御部101は、印刷装置200に関連する設定を行う(ステップS802)。印刷装置200に関連する設定としては、印刷装置200の機種、印刷解像度、用紙種別、用紙サイズ種別、インク種別、印刷品位等が挙げられる。これらの設定情報は、ステップS805において行われるソフトプルーフ処理において出力プロファイルを決定する際に利用される。また、これらの設定情報は、ステップS803において行われる補正量算出処理の際にも利用される。
次に、制御部101は、補正量算出処理を行う(ステップS803)。なお、補正量算出処理については、図9を用いて詳述することとする。
次に、制御部101は、RAWデータに対する現像処理を行う(ステップS804)。これにより、ステップS801において読み込まれたRAWデータが現像され、表示部106の表示画面に表示可能な形式の画像データとなる。
次に、制御部101は、ソフトプルーフ処理を実行する(ステップS805)。ソフトプルーフ処理においては、印刷装置200の出力プロファイルを利用した色空間の変換が制御部101によって行われる。
次に、制御部101は、ソフトプルーフ画像を表示部106の表示画面に表示する(ステップS806)。
次に、ソフトプルーフ画像が表示された表示画面を見ながら、ユーザが画像の調整(編集)を行う(ステップS807)。例えば、シャープネスの適用量の設定等が行われる。画像の調整が完了していない場合には(ステップS807においてNO)、ステップS807が繰り返し行われる。画像の調整が完了した場合には(ステップS807においてYES)、ステップS808に移行する。
ステップS808では、制御部101は、ステップS803において予め決定しておいた補正量を用いて、ステップS807で設定した調整値を補正する。具体的には、ステップS807で設定したシャープネスの適用量を、ステップS803において予め決定しておいた補正量で補正する。このような補正を行うのは、表示画面に表示されている画像には、印刷に用いられる用紙の種類や、用紙のサイズ等の影響が適切に反映されていないためである。
次に、制御部101が、印刷用の画像データを生成する(ステップS809)。ステップS808で行われた補正が反映された画像データが、印刷用の画像データとして生成される。
最後に、制御部101が、印刷用の画像データを印刷装置200に送信すると、印刷装置200に備えられた制御部201が印刷を実行する(ステップS810)。
こうして、本実施形態による画像生成処理が終了となる。
次に、補正量算出処理について図9を用いて説明する。図9は、本実施形態による補正量算出処理を示すフローチャートである。
まず、制御部101が、印刷に用いようとしている印刷装置200の特性情報を取得する(ステップS901)。印刷装置200の特性情報は、例えば、ステップS802において予め画像処理装置100に設定されている。なお、ステップS802において印刷装置200の特性情報が設定されていない場合には、例えば、ユーザインターフェース画面を表示部106に表示し、当該ユーザインターフェース画面を用いてユーザに設定させればよい。
次に、制御部101が、拡大率の算出を行う(ステップS902)。拡大率は、画像処理の対象となる画像のサイズが実際にどの程度拡大されるかを示すものである。拡大率は、印刷装置200の特性情報から得られる印刷装置200の解像度等に基づいて算出される。
次に、制御部101が、ルックアップテーブルを参照して、補正量を決定する(ステップS903)。かかる補正量は、上述したステップS808において、調整値を補正する際に用いられるものである。
画像の拡大率、印刷装置200で印刷する際の1ドットの大きさ、用紙種別に応じたインク滴のにじみ具合等が、補正量を決定する際に考慮される。画像の拡大率が、縦方向、横方向においてそれぞれ2倍である場合には、補正後におけるシャープネス等の適用量が2倍となるように、拡大率係数を設定する。人間の目で感じる粒状感は、印刷の際の1ドットの大きさによって異なる。このため、印刷の際の1ドットの大きさを、インク滴サイズ係数として設定する。また、インク滴のにじみが多い用紙で印刷した場合には、シャープネスの効果が低減される。このため、用紙種別に応じて、にじみ係数を設定する。これらの係数をかけ合わせて、補正量をどの程度にすればよいかが算出される。本実施形態では、効率のよい画像処理を実現すべく、拡大率と補正量との関係を示すルックアップテーブルを参照することによって、補正量を決定する。なお、インク滴のにじみによってシャープネスの効果が大きく変化するため、ルックアップテーブルは、用紙種別毎の分類がなされていることが好ましい。
このように、本実施形態によれば、印刷装置の特性が加味されたソフトプルーフ画像を表示画面に表示した状態で画像の調整を行った際に設定された調整値を、印刷装置に関連する特性情報等に基づいて決定された補正量で補正する。このため、本実施形態によれば、表示部106に表示されたソフトプルーフ画像と同等の見栄えを有する印刷物を得ることが可能となる。しかも、本実施形態によれば、RAW現像の段階で上記のような処理を適用するため、画像の劣化を最低限に抑えることができる。
[第5実施形態]
第5実施形態による画像処理装置、画像処理方法及びコンピュータプログラムについて図10を用いて説明する。図1乃至図9に示す第1乃至第4実施形態による画像処理装置等と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略または簡潔にする。
本実施形態による画像処理装置は、表示部106の表示画面にソフトプルーフ画像を表示する際に、実寸大の画像をも表示部106の表示画面に表示するものである。
制御部101は、実際に印刷される画像の拡大率に基づいて画像の解像度変換を行う解像度変換手段としても機能し得る。かかる解像度変換を行うことにより、実寸大のソフトプルーフ画像を表示部106の表示画面に表示することが可能となる。
また、制御部101は、解像度変換が行われた画像についての実寸大のソフトプルーフ画像を表示部106の表示画面に表示させる制御を行う手段としても機能し得る。
図10は、本実施形態による画像処理装置の動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS1001からステップS1005までは、図8を用いて上述したステップS801からステップS805までと同様であるため、説明を省略する。
次に、制御部101が、解像度変換を行う(ステップS1006)。実際に印刷される画像のサイズは、印刷装置200の設定が既に行われているため、一意に決定される。制御部101は、実寸大の画像を表示部106の表示画面に表示することができるように、解像度変換を行う。解像度変換を行う際には、補間処理等が適宜行われる(ステップS1006)。こうして、実寸大の画像を表示部106に表示するための画像データが生成される。
次に、制御部101は、実寸大の画像を表示するための画像データに対して、ステップS1003で決定した補正量を用いた補正を行う。
この後、ユーザによって画像処理、即ち、画像の調整が行われる(ステップS1008)。画像の調整が完了していない場合には、(ステップS1009においてNO)、ステップS1008に戻る。一方、画像の調整が完了した場合には(ステップS1009においてYES)、ステップS1010に移行する。
ステップS1010においては、制御部101が、調整が行われた画像を表示部106の表示画面に表示させる。制御部101は、一般的なサイズのソフトプルーフ画像と、実寸大のソフトプルーフ画像とを表示部106の表示画面に表示させる。
次に、制御部101が、印刷装置200に印刷を実行させる(ステップS1011)。本実施形態においても、第4実施形態と同様に、シャープネス等の適用量が印刷装置200に関連する特性情報に基づいて決定された補正量によって補正されている。このため、こうして形成された画像データを用いて印刷装置200によって印刷を行えば、表示部106に表示されたソフトプルーフ画像と同等の見栄えを有する印刷物を得ることが可能である。
このように、本実施形態によれば、一般的なソフトプルーフ画像を表示部106の表示画面に表示するとともに、実寸大のソフトプルーフ画像をも表示部106の表示画面に表示する。このため、本実施形態によれば、実際に形成される印刷物の仕上がり具合をより正確に表示画面上にプレビューすることができる。
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。この発明の要旨を逸脱しない範囲で変形した様々な実施形態も、本発明に含まれる。
例えば、第1乃至第3実施形態では、色調整を例に説明したが、調整は、色調整に限定されるものではない。例えば、コントラストの調整、シャープネスの調整等、他の調整であってもよい。ソフトプルーフ画像を表示画面に表示した状態で調整が行われた際には、調整内容に応じた調整パラメータが印刷装置特性情報と関連付けて画像ファイルに記録される。
また、第4及び第5実施形態では、シャープネスの適用量(調整値)を補正量で補正する場合を例に説明したが、補正する調整値はシャープネスに関するものに限定されるものではない。
また、第4及び第5実施形態では、RAWデータを現像する際の処理を例に説明したが、これに限定されるものではない。例えば、TIFデータやJPEGデータ等に画像処理等を行う場合に、第4又は第5実施形態による画像処理方法を適用するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、画像処理装置100と印刷装置200とが接続されている状態で印刷を行う場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。印刷装置200に画像処理装置100が接続されていない状態で、印刷を行うことも可能である。例えば、着脱可能な記憶部204に予め画像ファイルを格納しておき、かかる記憶部204を印刷装置200に装着し、装着された記憶部204から制御部201が画像ファイルを読み出し、画像の印刷が行われてもよい。
また、上記実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
また、上記実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、記録媒体から直接、或いは有線/無線通信を用いて、プログラムを実行可能なコンピュータを有するシステム又は装置に供給し、そのプログラムを実行する場合も本発明に含まれる。
従って、本発明の機能や処理をコンピュータで実現するために、当該コンピュータに供給、インストールされるプログラムコードも、本発明に含まれる。つまり、本発明の機能や処理を実現するためのコンピュータプログラムも本発明に含まれる。
この場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、ハードディスク、磁気テープ等の磁気記録媒体、光/光磁気記憶媒体、不揮発性の半導体メモリ等が挙げられる。
100…画像処理装置
101…制御部
102…ROM
103…RAM
104…記憶部
105…操作部
106…表示部
107…システムバス
200…印刷装置
201…制御部
202…ROM
203…RAM
204…記憶部
205…操作部
206…印刷部
207…システムバス

Claims (10)

  1. 画像の調整処理を実行する調整手段と、
    前記画像と、前記調整手段によって調整されたパラメータと、印刷装置の特性情報とに基づいて、ソフトプルーフ画像を生成する生成手段と、
    前記ソフトプルーフ画像を画面に表示する表示手段と、
    前記ソフトプルーフ画像が前記画面に表示されている間に前記調整手段によって調整されたパラメータを、前記印刷装置に関する情報とともに、前記画像に関連付けて記憶する記憶手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記生成手段は、前記印刷装置の前記特性情報なしに、前記画像と、前記調整手段によって調整された前記パラメータとに基づいて、プレビュー画像を生成し、
    前記表示手段は、ユーザの指示にしたがって、前記ソフトプルーフ画像の代わりに前記プレビュー画像を前記画面に表示し、
    前記記憶手段は、前記プレビュー画像が前記画面に表示されている間に前記調整手段によって調整されたパラメータを、前記印刷装置に関する情報なしで前記画像に関連付けて記憶することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記印刷装置に関する情報は、前記印刷装置の機種、前記印刷装置の印刷特性、及び、前記印刷装置の色特性のうち少なくとも1つを示す情報であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記画像を印刷する印刷装置を選択し、
    選択された前記印刷装置に関する情報と、前記画像に関連付けられた前記印刷装置に関する情報との比較結果に応じて、前記画像に関連付けられた前記パラメータを前記画像に選択的に適用して印刷処理を実行することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記画像を印刷する印刷装置を選択し、
    選択された前記印刷装置に関する情報と、前記画像に関連付けられた前記印刷装置に関する情報との比較にしたがって警告を行う警告手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 画像の印刷に用いられる印刷装置に関する第1の特性情報を前記印刷装置から取得する取得手段と、
    ソフトプルーフ画像が画面に表示されている間に調整された第1のパラメータと、前記ソフトプルーフ画像を生成する際に用いられた印刷装置の第2の特性情報とが前記画像に関連付けて記憶されている場合に、前記第1の特性情報と前記第2の特性情報とが一致するか否かを判定する判定手段と、
    前記第1の特性情報と前記第2の特性情報とが一致する場合には、前記第1のパラメータを前記画像に適用して印刷データを生成する生成手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  7. 画像の調整処理を実行するステップと、
    前記画像と、前記調整処理において調整されたパラメータと、印刷装置の特性情報とに基づいて、ソフトプルーフ画像を生成するステップと、
    前記ソフトプルーフ画像を画面に表示するステップと、
    前記ソフトプルーフ画像が前記画面に表示されている間に前記調整処理において調整されたパラメータを、前記印刷装置に関する情報とともに、前記画像に関連付けて記憶するステップと
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  8. 画像の印刷に用いられる印刷装置に関する第1の特性情報を前記印刷装置から取得するステップと、
    ソフトプルーフ画像が画面に表示されている間に調整された第1のパラメータと、前記ソフトプルーフ画像を生成する際に用いられた印刷装置の第2の特性情報とが前記画像に関連付けて記憶されている場合に、前記第1の特性情報と前記第2の特性情報とが一致するか否かを判定するステップと、
    前記第1の特性情報と前記第2の特性情報とが一致する場合には、前記第1のパラメータを前記画像に適用して印刷データを生成するステップと
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  9. コンピュータに、
    画像の調整処理を実行するステップと、
    前記画像と、前記調整処理において調整されたパラメータと、印刷装置の特性情報とに基づいて、ソフトプルーフ画像を生成するステップと、
    前記ソフトプルーフ画像を画面に表示するステップと、
    前記ソフトプルーフ画像が前記画面に表示されている間に前記調整処理において調整されたパラメータを、前記印刷装置に関する情報とともに、前記画像に関連付けて記憶するステップと
    を実行させるためのプログラム。
  10. コンピュータに、
    画像の印刷に用いられる印刷装置に関する第1の特性情報を前記印刷装置から取得するステップと、
    ソフトプルーフ画像が画面に表示されている間に調整された第1のパラメータと、前記ソフトプルーフ画像を生成する際に用いられた印刷装置の第2の特性情報とが前記画像に関連付けて記憶されている場合に、前記第1の特性情報と前記第2の特性情報とが一致するか否かを判定するステップと、
    前記第1の特性情報と前記第2の特性情報とが一致する場合には、前記第1のパラメータを前記画像に適用して印刷データを生成するステップと
    を実行させるためのプログラム。
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