JP7186527B2 - 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、RAWデータを扱う画像処理装置、画像処理方法、およびプログラムに関する。
従来の輝度範囲(ダイナミックレンジ)に比べて広いダイナミックレンジを表現できる表示装置が登場している。従来の表示装置で表現可能なダイナミックレンジはSDR(Standard Dynamic Range)と呼ばれ、Rec.ITU-R BT.709という規格で定められている。これに対して、従来の表示装置よりも表現可能なダイナミックレンジが広いものはHDR(High Dynamic Range)と呼ばれ、Rec.ITU-R BT.2100という規格で定められている。
HDRに対応する画像データ(HDR画像)とSDRに対応する画像データ(SDR画像)は、ダイナミックレンジだけでなく、色域や色深度(ビット深度)も異なる。例えば、HDR画像は、Rec.ITU-R BT.2020の色域を使用し、色深度は10~12bitで表現され、SDR画像は、Rec.ITU-R BT.709の色域を使用し、色深度は8bitで表現されることが多い。
特許文献1には、HDR画像をSDR画像に対応した表示装置に表示する処理について、HDR画像からSDR画像を生成して表示する方法が記載されている。
特開2015-5878号公報
イメージセンサで得られた生のデータ(RAWデータ)であるRAW形式の画像データ(以下、RAW画像)を表示装置に表示したり、JPEGなどのファイル形式に変換して保存する場合には現像処理を行う必要がある。HDR画像とSDR画像はダイナミックレンジや色域などが異なるため、現像処理によりRAW画像からHDR画像を生成するための現像パラメータ(HDR用現像パラメータ)と、SDR画像を生成するための現像パラメータ(SDR用現像パラメータ)は異なっている。また、RAW画像は、HDR用現像パラメータとSDR用現像パラメータの少なくともいずれかを持つことがある。
ここで、例えば、HDR用現像パラメータのみを持つRAW画像からSDR画像を生成する場合を考える。
第1の方法として、生成元のRAW画像が持つHDR用現像パラメータを使用してHDR画像を生成し、生成したHDR画像からSDR画像を生成する方法が考えられる。また、第2の方法として、デフォルトのSDR用現像パラメータを用意しておき、RAW画像がSDR用現像パラメータを持たない場合でも、デフォルトのSDR用現像パラメータを使用してSDR画像を生成する方法が考えられる。
このように、生成元のRAW画像が出力画像のダイナミックレンジ用現像パラメータを持たない場合に、出力画像を生成するための画像生成方法はいくつかある。この場合、ユーザは、出力画像を見ただけでは出力画像がどのような画像生成方法によって生成されたものなのかわからない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、RAW画像が出力画像のダイナミックレンジ用現像パラメータを持たない場合であっても、適切な出力画像を生成できる技術を実現することである。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、RAW画像データと、当該RAW画像データの現像処理に使用するための現像パラメータとが記録された記録媒体から、前記RAW画像データを取得する取得手段と、ユーザの操作に応じて、複数の画像生成方法の中から、画像生成方法を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された画像生成方法で、前記取得手段により取得した前記RAW画像データに現像処理を施して、出力画像を生成する生成手段と、を有し、前記複数の画像生成方法には、出力すべきダイナミックレンジ用の現像パラメータが、前記RAW画像データの現像処理に使用するための現像パラメータとして前記記録媒体に記録されていない場合に、前記RAW画像データの現像処理に使用するための現像パラメータとして前記記録媒体に記録されている第1の現像パラメータを用いて現像処理を施して出力画像を生成する第1の画像生成方法と、前記第1の現像パラメータを用いずに、前記出力すべきダイナミックレンジ用の第2の現像パラメータを用いて現像処理を施して出力画像を生成する第2の画像生成方法と、が含まれている。
本実施形態によれば、RAW画像が出力画像のダイナミックレンジ用現像パラメータを持たない場合であっても、適切な出力画像を生成できるようになる。
本実施形態の装置構成を示すブロック図。 本実施形態のRAW画像ファイルの構造を例示する図。 実施形態1のRAW画像の現像処理を示すフローチャート。 図3のSDR用現像パラメータを持たないRAW画像からSDR画像を生成する処理を示すフローチャート。 図3のHDR用現像パラメータを持たないRAW画像からHDR画像を生成する処理を示すフローチャート。 実施形態2のRAW画像の現像処理を示すフローチャート。 実施形態3の現像パラメータ編集処理を示すフローチャート。
以下に、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明を実現するための一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。また、後述する各実施形態の一部を適宜組み合わせて構成してもよい。
<装置構成>
まず、図1を参照して、本実施形態の画像処理装置100の構成について説明する。
入力部101は、ユーザの操作を受け付け可能な操作部材であり、キーボードやポインティングデバイス、後述する表示部102に表示されているボタンなどのタッチ操作を受け付けるタッチパネルなどを含む。なお、ポインティングデバイスとしては、マウス、トラックボール、タブレットなどが含まれる。表示部102は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの表示デバイスであり、GUI(Graphical User Interface)画面や画像データを表示する。GPU(Graphics Processing Unit)やビデオメモリを有するグラフィックカードも、表示部102に含まれる。なお、表示部102は、画像処理装置100と一体化された構成であっても、画像処理装置100に接続された外部装置であってもよい。画像処理装置100は、表示部102と接続することができ、表示部102の表示を制御する機能を有していればよい。表示部102には、表示可能な輝度範囲(以下、ダイナミックレンジ)に制限があり、表示部102の表示性能は表示部102が対応するダイナミックレンジに応じて異なる。表示部102の表示性能は、例えば、SDR(Standard Dynamic Range)画像のみ表示可能、HDR(High Dynamic Range)画像を表示可能、SDR画像とHDR画像を切り替えて表示可能などがある。制御部103は画像処理装置100全体を制御するCPU(Central Processing Unit)である。メモリ104は、制御部103のCPUによる各種の処理に必要なプログラムやデータを一時記憶するワークエリアに提供する、例えばRAM(Random Access Memory)である。記憶部105は、制御部103が実行する各種の制御プログラムや後述する画像処理アプリケーションプログラム、RAW画像ファイルなどを記憶する記録媒体であり、例えばROM(Read Only Memory)である。制御部103は、記憶部105に格納されたプログラムをメモリ104に展開して実行する。通信制御部106は、USB(Universal Serial Bus)ケーブルやHDMI(登録商標)、IEEE1394などの有線の通信インターフェース、あるいはBluetooth(登録商標)や無線LANなどの無線の通信インターフェースを用いて外部装置と通信可能に接続する。システムバス107は上述した各部101~106を通信可能に接続する。
本実施形態では、画像処理装置100が実行する動作は、制御部103がOSやアプリケーションプログラムを記憶部105から読み出して起動し、各種モジュールを制御することにより実現される。しかしながら、本実施形態はこれに限らず、アプリケーションプログラムが通信制御部106によりネットワークを介して接続された外部装置などから供給されてもよい。
本実施形態の画像処理装置100は、携帯電話やその一種であるスマートフォンなどの通信装置、デスクトップPCやタブレットPCなどの情報処理装置、デジタルビデオカメラなどの撮像装置である。
本実施形態のアプリケーションソフトウェア(以下、画像処理アプリケーション)は、RAW画像ファイルが持つダイナミックレンジ用現像パラメータまたは予め決められたデフォルトのSDR用またはHDR用現像パラメータを用いてRAW画像データに現像処理を実行する。そして、画像処理アプリケーションは、RAW画像データから出力画像データとしてHDR画像やSDR画像を生成(表示、保存)する機能を備える。
<RAW画像ファイルの構造>
次に、図2を用いて、本実施形態のRAW画像ファイルの構造について説明する。
図2(a)は、デジタルカメラなどの撮像装置により撮影された直後のRAW画像ファイルの構造を例示している。RAW画像データは、ベイヤ型の画素配置を有するイメージセンサで得られたRAWデータである。撮影時のパラメータは、画像撮影時の各種設定であり、例えば、露出、シャッタースピード、色域、白色点などである。メタデータは、撮影時パラメータや現像パラメータ以外の情報であり、例えば、撮影日時、機種名、コメントなどである。RAW画像ファイル内には、RAW画像データや撮影時パラメータやメタデータ以外に、図2(b)、(c)、(d)に示すようにHDR用現像パラメータとSDR用現像パラメータの少なくともいずれかが記録可能である。
図2(b)は、HDR用現像パラメータとSDR用現像パラメータを持つRAW画像ファイルの構造を例示している。RAW画像データ、撮影時パラメータ、メタデータ、は、図2(a)と同様である。HDR用現像パラメータは、RAW画像データを現像してHDR画像データを生成するためのパラメータであり、例えば、ターゲットHDR画像のダイナミックレンジ、色域、白色点、シャープネスとノイズリダクションの値などを含む。SDR用現像パラメータは、RAW画像データを現像してSDR画像データを生成するためのパラメータであり、同様に、ターゲットSDR画像のダイナミックレンジ、色域、白色点、シャープネスとノイズリダクションの値などを含む。
図2(c)は、HDR用現像パラメータのみを持つRAW画像ファイルの構造を例示している。RAW画像データ、撮影時パラメータ、メタデータ、HDR用現像パラメータ、は、図2(a)および図2(b)と同様である。
図2(d)は、SDR用現像パラメータのみを持つRAW画像ファイルの構造を例示している。RAW画像データ、撮影時パラメータ、メタデータ、SDR用現像パラメータは、図2(a)および図2(b)と同様である。
[実施形態1]
次に、図3を参照して、実施形態1の現像処理によりRAW画像データを表示する処理について説明する。
なお、図3の処理は、制御部103が記憶部105に格納されている画像処理アプリケーションのプログラムをメモリ104に展開して実行することにより実現される。本実施形態の画像処理プログラムは、RAW画像ファイルを指定して表示部102に表示する処理を行う。ユーザは、画像処理プログラムのGUI画面(不図示)を介して、表示対象のRAW画像ファイルを指定することができる。後述する図6、図7でも同様である。
S301では、制御部103は、表示部102のダイナミックレンジを取得する。ここで、表示部102のダイナミックレンジはHDRまたはSDRであるとする。
S302では、制御部103は、表示対象のRAW画像ファイルからRAW画像データを取得しメモリ104に保持する。RAW画像ファイルは、記憶部105に格納されていてもよいし、通信制御部106を介して外部装置から取得するようにしてもよい。
S303では、制御部103は、表示対象のRAW画像ファイルから現像パラメータを取得しメモリ104に保持する。
S304では、制御部103は、S303で取得した現像パラメータの中に、S301で取得した表示部102のダイナミックレンジ用現像パラメータが存在するか否かを判定し、存在する場合はS305に進み、存在しない場合はS307に進む。制御部103は、表示部102のダイナミックレンジがHDRの場合、表示対象のRAW画像ファイルからHDR用現像パラメータを取得できたか否かを判定する。また、制御部103は、表示部102のダイナミックレンジがSDRの場合、表示対象のRAW画像ファイルからSDR用現像パラメータを取得できたか否かを判定する。
S305およびS306は、表示対象のRAW画像ファイルが表示部102のダイナミックレンジ用現像パラメータを持つ場合の処理である。
S305では、制御部103は、S302で取得したRAW画像データを、S303で取得した現像パラメータのうち、表示部102のダイナミックレンジ用現像パラメータを用いて現像し、現像処理により生成された画像データをメモリ104に保持する。制御部103は、表示部102のダイナミックレンジがHDRの場合、HDR用現像パラメータを用いて現像を行い、表示部102のダイナミックレンジがSDRの場合、SDR用現像パラメータを用いて現像を行う。
S306では、制御部103は、S305で生成した画像データを表示部102に転送し表示する。
S307からS312は、表示対象のRAW画像ファイルが表示部102のダイナミックレンジ用現像パラメータを持たない場合の処理である。
S307では、制御部103は、表示対象のRAW画像ファイルが表示部102のダイナミックレンジ用現像パラメータを持たないことをユーザに通知する。通知の形態は、文字または記号、音声などである。また、RAW画像の一覧表示時にアイコンなどで通知する方法や、それ以外の方法でもよい。
S308では、制御部103は、S301で取得した表示部102のダイナミックレンジがSDRか否かを判定し、ダイナミックレンジがSDRの場合はS309に進み、そうでない場合、すなわちダイナミックレンジがHDRの場合はS310に進む。
S309は、表示部102のダイナミックレンジがSDRであるが、RAW画像ファイルがSDR用現像パラメータを持たない場合のSDR画像生成処理である。S309の処理の詳細は、図4を用いて後述する。
S310は、表示部102のダイナミックレンジがHDRであるが、RAW画像ファイルがHDR用現像パラメータを持たない場合のHDR画像生成処理である。S310の処理の詳細は、図5を用いて後述する。
S311では、制御部103は、S309またはS310で生成した画像データを表示部102に出力することで、表示部102に画像を表示する。
S312では、制御部103は、S309またはS310で生成した画像データの生成方法を表示部102に表示する。この場合、例えば、メモリ104の画像生成方法変数の値に応じて、文字または記号などで、S311で表示した画像に重畳表示する、あるいは、S311で表示した画像とは別の領域に、GUIを用いて文字または記号などで表示してもよい。
<SDR画像生成処理>
次に、図4を参照して、図3のS309の処理の詳細について説明する。
図4は、図3のS309のSDR用現像パラメータを持たないRAW画像からSDR画像を生成する処理の手順を示している。
S401では、制御部103は、S303で画像ファイルからHDR用現像パラメータを取得したか否かを判定する。判定の結果、HDR用現像パラメータを取得した場合はS402に進み、そうでない場合、すなわち、SDR用現像パラメータもHDR用現像パラメータも持たない場合はS407に進む。
S402では、制御部103は、SDR画像の生成方法を取得する。S402で取得するSDR画像の生成方法は、「HDR画像からSDR画像を生成する」もしくは「デフォルトのSDR用現像パラメータを使用してSDR画像を生成する」のいずれかであるものとする。画像生成方法は、制御部103がSDR画像の生成方法をGUI画面に提示し、ユーザがGUIを介して複数の画像生成方法から選択できるようにしてもよい。また、予め、ユーザが選択した設定を管理ファイルなどに記憶しておき、制御部103がユーザ設定を読み出すようにしてもよい。
S403では、制御部103は、S402で取得したSDR画像生成方法が「HDR画像からSDR画像を生成する」か否かを判定する。判定の結果、「HDR画像からSDR画像を生成する」の場合はS404に進み、そうでない場合、すなわち「デフォルトのSDR用現像パラメータを使用してSDR画像を生成する」の場合はS407に進む。
S404からS406は、「HDR画像からSDR画像を生成する」場合の第1の画像生成方法によるSDR画像生成処理である。
S404では、制御部103は、S302でRAW画像ファイルから取得したRAW画像データを、S303でRAW画像ファイルから取得したHDR用現像パラメータで現像し、HDR画像を生成し、メモリ104に保持する。
S405では、制御部103は、S404で生成したHDR画像のダイナミックレンジを縮小してSDR画像のダイナミックレンジに変換したSDR画像を生成し、メモリ104に保持する。
HDR画像からSDR画像を生成する処理は、トーンマッピングと呼ばれ、いくつかの手法がある。ここでは、その手法は特に限定しないが、画像の輝度がSDRの輝度範囲に収まるようにすること、画像の色域がSDRの色域に収まるようにすること、が必要な処理である。
S406では、制御部103は、メモリ104の画像生成方法変数領域に「HDR画像から生成」を示す情報を記憶する。
S407からS409は、「デフォルトのSDR用現像パラメータを使用してSDR画像を生成する」場合の第2の画像生成方法によるSDR画像生成処理である。
S407では、制御部103は、デフォルトのSDR用現像パラメータを取得する。デフォルトのSDR用現像パラメータは、記憶部105に格納しておいてもよいし、管理ファイルなどの形態で記憶部105に格納してもよい。
また、デフォルトのSDR用現像パラメータは、RAW画像ファイルの撮影時パラメータに基づいて現像処理時に生成してもよいし、記憶部105に格納したデータと現像処理時に生成したデータを組み合わせてもよい。
S408では、制御部103は、S302でRAW画像ファイルから取得したRAW画像データを、S407で取得したデフォルトのSDR用現像パラメータで現像し、SDR画像を生成し、メモリ104に保持する。
S409では、制御部103は、メモリ104の画像生成方法変数領域に「デフォルト現像パラメータを使用」を示す情報を記憶する。
<HDR画像生成処理>
次に、図5を参照して、図3のS310の処理の詳細について説明する。
図5は、図3のS310のHDR用現像パラメータを持たないRAW画像からHDR画像を生成する処理手順を示している。
S501では、制御部103は、S303で画像ファイルからSDR用現像パラメータを取得したか否かを判定する。判定の結果、SDR用現像パラメータを取得した場合はS502に進み、そうでない場合、すなわち、SDR用現像パラメータもHDR用現像パラメータも持たない場合はS507に進む。
S502では、制御部103は、HDR画像生成方法を取得する。S502で取得するHDR画像生成方法は、「SDR画像からHDR画像を生成する」もしくは「デフォルトのHDR用現像パラメータを使用してHDR画像を生成する」のいずれかであるものとする。画像生成方法は、制御部103がSDR画像の生成方法をGUI画面に提示し、ユーザがGUIを介して複数の画像生成方法から選択できるようにしてもよい。また、予め、ユーザが選択した設定を管理ファイルなどに記憶しておき、制御部103がユーザ設定を読み出すようにしてもよい。
S503では、制御部103は、S502で取得したHDR画像生成方法が「SDR画像からHDR画像を生成する」か否かを判定する。判定の結果、HDR画像生成方法が「SDR画像からHDR画像を生成する」の場合はS504に進み、そうでない場合、すなわち「デフォルトのHDR用現像パラメータを使用してHDR画像を生成する」の場合はS507に進む。
S504からS506は、「SDR画像からHDR画像を生成する」場合の第3の画像生成方法によるHDR画像生成処理である。
S504では、制御部103は、S302でRAW画像ファイルから取得したRAW画像データを、S303でRAW画像ファイルから取得したSDR用現像パラメータで現像し、SDR画像データを生成し、メモリ104に保持する。
S505では、制御部103は、S504で生成したSDR画像からHDR画像を生成し、メモリ104に保持する。S505では、S504で生成したSDR画像のダイナミックレンジを維持したまま、HDR画像に変換する処理を行う。一例として、SDR画像のリニアRGB値からXYZ値に変換し、それをHDR画像の色域のRGB値に変換した後、HDR画像の伝達関数を使用して符号化し直す、という方法がある。
S506では、制御部103は、メモリ104の画像生成方法変数領域に「SDR画像から生成」を示す情報を記憶する。
S507からS509は、「デフォルトのHDR用現像パラメータを使用してHDR画像を生成する」場合の第4の画像生成方法によるHDR画像生成処理である。
S507では、制御部103は、デフォルトのHDR用現像パラメータを取得する。デフォルトのHDR用現像パラメータは、記憶部105に格納しておいてもよいし、管理ファイルなどの形態で記憶部105に格納してもよい。
また、デフォルトのHDR用現像パラメータは、RAW画像ファイルの撮影時パラメータに基づいて現像処理時に生成してもよいし、記憶部105に格納したデータと現像処理時に生成したデータを組み合わせてもよい。
S508では、制御部103は、S302でRAW画像ファイルから取得したRAW画像データを、S507で取得したデフォルトのHDR用現像パラメータで現像し、HDR画像を生成し、メモリ104に保持する。
S509では、制御部103は、メモリ104の画像生成方法変数領域に「デフォルト現像パラメータを使用」を示す情報を記憶する。
本実施形態によれば、RAW画像ファイルが表示部102のダイナミックレンジ用現像パラメータを持たない場合であっても、表示部102のダイナミックレンジに合わせた適切な画像データを生成できるようになる。また、RAW画像ファイルが持つ現像パラメータのダイナミックレンジと表示部102のダイナミックレンジとが異なっている場合に、表示部102のダイナミックレンジに合わせた画像を生成するための画像生成方法と、当該画像生成方法により生成した画像とを関連付けて表示部102に表示する。これにより、RAW画像ファイルが表示部102のダイナミックレンジ用現像パラメータを持たない場合に、表示画像がどのような処理を行って生成されたものなのかユーザが容易に確認できるようになる。
なお、本実施形態では画像を出力する形態としてRAW画像から表示画像を生成する処理について説明を行ったが、ユーザがRAW画像の現像処理時に表示画像のファイル形式のダイナミックレンジ用現像パラメータを設定、付加したり、表示部のダイナミックレンジを変更できるようにしてもよい。
[実施形態2]
次に、図6を参照して、実施形態2の画像処理によりRAW画像データをJPEGなどのファイル形式に変換して保存する処理について説明する。
本実施形態の画像処理プログラムは、RAW画像ファイルを指定して、JPEGなどのファイル形式に変換して保存する処理を行う。ユーザは、画像処理プログラムのGUI画面(不図示)を介して、処理対象のRAW画像ファイルを指定することができる。
S601では、制御部103は、保存する画像ファイルのダイナミックレンジを取得する。本実施形態では、保存する画像ファイルのダイナミックレンジはHDRまたはSDRであるものとする。例えば、保存する画像ファイルのファイル形式がJPEGの場合、保存する画像ファイルのダイナミックレンジはSDRである。また、保存する画像ファイルのファイル形式がHigh Efficiency Image File Format(HEIF)のように、SDRとHDRのいずれかで保存できる形式の場合、ユーザに保存する画像ファイルのダイナミックレンジを選択させるようにしてもよい。
S602では、制御部103は、処理対象として指定されたRAW画像ファイルからRAW画像データを取得し、メモリ104に保持する。RAW画像ファイルは、記憶部105に記憶されていてもよいし、通信制御部106を介して外部装置から取得してもよい。
S603では、制御部103は、S602で指定されたRAW画像ファイルから現像パラメータを取得し、メモリ104に保持する。
S604では、制御部103は、S603で取得した現像パラメータの中に、S601で取得した保存する画像ファイルのダイナミックレンジ用現像パラメータが存在するか否かを判定する。判定の結果、保存する画像のダイナミックレンジ用現像パラメータが存在する場合はS605に進み、存在しない場合はS607に進む。制御部103は、保存する画像ファイルのダイナミックレンジがHDRの場合、S602で指定されたRAW画像ファイルからHDR用現像パラメータを取得できたか否かを判定する。また、制御部103は、保存する画像ファイルのダイナミックレンジがSDRの場合、S602で指定されたRAW画像ファイルからSDR用現像パラメータを取得できたか否かを判定する。
S605からS606は、処理対象のRAW画像ファイルが保存する画像ファイルのダイナミックレンジ用現像パラメータを持つ場合の処理である。
S605では、制御部103は、S602で取得したRAW画像データを、S603で取得した現像パラメータのうち、保存する画像ファイルのダイナミックレンジ用現像パラメータを使用して現像し、生成された画像データをメモリ104に保持する。制御部103は、保存する画像ファイルのダイナミックレンジがHDRの場合はHDR用現像パラメータを使用して現像を行い、SDRの場合はSDR用現像パラメータを使用して現像を行う。
S606では、制御部103は、メモリ104の画像生成方法変数領域に「保存する画像のダイナミックレンジ用現像パラメータを使用」を示す情報を記憶する。
S607からS612は、処理対象のRAW画像ファイルが保存する画像ファイルのダイナミックレンジ用現像パラメータを持たない場合の処理である。
S607では、制御部103は、S602で指定されたRAW画像ファイルが保存する画像ファイルのダイナミックレンジ用現像パラメータを持たないことをユーザに通知する。
S608では、制御部103は、S601で取得した保存する画像ファイルのダイナミックレンジがSDRか否かを判定し、SDRの場合はS609に進み、そうでない場合、すなわちHDRの場合はS610に進む。
S609は、保存する画像ファイルのダイナミックレンジがSDRであるが、処理対象のRAW画像ファイルがSDR用現像パラメータを持たない場合のSDR画像生成処理である。S609の処理は、図4と同様である。
S610からS612は、保存する画像ファイルのダイナミックレンジがHDRであるが、RAW画像ファイルがHDR用現像パラメータを持たない場合のHDR画像生成処理である。
なお、実施形態1で説明した表示画像の生成処理とは異なり、本実施形態のような保存する画像の生成処理では、図5のS504およびS505のようにSDR画像のダイナミックレンジを維持したままHDR画像を生成することは、ユーザが意図する処理ではないと考えられる。そのため、このような場合は、図5のS507およびS508のように無条件にデフォルトのHDR用現像パラメータを使用してHDR画像を生成するものとする。
S610では、制御部103は、デフォルトのHDR用現像パラメータを取得する。デフォルトのHDR用現像パラメータは、記憶部105に格納しておいてもよいし、管理ファイルなどの形態で記憶部105に格納してもよい。
また、デフォルトのHDR用現像パラメータは、RAW画像ファイルの撮影時パラメータに基づいて現像処理時に生成してもよいし、記憶部105に格納したデータと現像処理時に生成したデータを組み合わせてもよい。
S611では、制御部103は、S602でRAW画像ファイルから取得したRAW画像データを、S610で取得したデフォルトのHDR用現像パラメータで現像し、HDR画像を生成し、メモリ104に保持する。
S612では、制御部103は、メモリ104の画像生成方法変数領域に「デフォルト現像パラメータを使用」を示す情報を記憶する。
S613では、制御部103は、S605、S609、または、S611で生成したHDR画像データを、保存する画像ファイルのファイル形式に変換し保存する。
S614では、制御部103は、メモリ104の画像生成方法変数の値を、S613でファイル化して保存した画像ファイルのメタデータ領域に記録する。
S615では、制御部103は、S605、S609またはS611で生成された画像データのダイナミックレンジと画像生成方法を、生成元のRAW画像ファイル(処理対象として指定されたRAW画像ファイル)に関連付けて記録する。生成した画像データのダイナミックレンジと画像生成方法は、例えば、生成元のRAW画像ファイルのメタデータ領域に記録される。あるいは、別の管理ファイルに、生成元のRAW画像ファイルを示す情報と、生成した画像データのダイナミックレンジと画像生成方法が記録される。
本実施形態によれば、RAW画像ファイルが保存する画像ファイルのダイナミックレンジ用現像パラメータを持たない場合であっても、保存する画像ファイルのダイナミックレンジに合わせた適切な画像データを生成できるようになる。また、処理対象のRAW画像ファイルが持つ現像パラメータのダイナミックレンジと保存する画像ファイルのダイナミックレンジとが異なっている場合に、保存する画像ファイルのダイナミックレンジに合わせた画像を生成するための画像生成方法と、当該画像生成方法により生成した画像ファイルとを関連付けて保存する。これにより、生成元のRAW画像ファイルが保存する画像ファイルのダイナミックレンジ用現像パラメータを持たない場合に、保存する画像ファイルがどのような処理を行って生成されたものなのかユーザが容易に確認できるようになる。
なお、本実施形態では画像を出力する形態としてRAW画像から保存画像を生成する処理について説明を行ったが、ユーザがRAW画像の現像処理時に保存画像のファイル形式のダイナミックレンジ用現像パラメータを設定、付加したり、保存する画像ファイルのダイナミックレンジを変更できるようにしてもよい。
[実施形態3]
次に、図7を参照して、実施形態3の画像処理によりRAW画像ファイルに記録されたダイナミックレンジ用現像パラメータを編集する処理について説明する。
本実施形態の画像処理プログラムは、RAW画像ファイルを指定して、現像パラメータを設定し、設定した現像パラメータを指定したRAW画像ファイルに記録する処理を行う。ユーザは、画像処理プログラムのGUI画面(不図示)を介して、RAW画像ファイルを指定することができる。
S701では、制御部103は、現像パラメータと当該現像パラメータのダイナミックレンジを取得する。ここで、現像パラメータは、例えば、ユーザにより、表示部102のGUI画面と入力部101を介して入力されるものとする。また、現像パラメータは、HDR用現像パラメータとSDR用現像パラメータのいずれかであるものとする。
S702では、制御部103は、S701で取得した現像パラメータを、RAW画像ファイルの現像パラメータ領域に書き込む。制御部103は、S701で取得した現像パラメータがHDR用現像パラメータの場合、HDR用現像パラメータ領域に書き込み、SDR用現像パラメータの場合、SDR用現像パラメータ領域に書き込む。
S703では、制御部103は、図6のS615で生成元のRAW画像ファイルに記録した保存した画像ファイルのダイナミックレンジと画像生成方法を取得する。制御部103は、生成元のRAW画像ファイルのメタデータ領域や管理ファイルから、RAW画像ファイルに関連付けられた情報を取得する。
S704では、制御部103は、S701で設定された現像パラメータのダイナミックレンジが所定の条件を満たすか否かを判定し、所定の条件を満たす場合はS705に進み、満たさない場合は処理を終了する。所定の条件は、S701で設定された現像パラメータのダイナミックレンジがS703で取得した保存する画像ファイルのダイナックレンジと同じであり、かつ、画像生成方法が「デフォルト現像パラメータを使用」であることである。
S705では、制御部103は、S701で設定された現像パラメータがRAW画像ファイルに新たに付加されたことをユーザに通知する。
本実施形態によれば、ユーザは、新たに設定した現像パラメータを用いて、再度画像ファイルの保存処理を行うか否かを検討することができる。
なお、上述した各実施形態におけるRAW画像は、RAW静止画とRAW動画のいずれであってもよい。
[他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100…画像処理装置、101…入力部、102…表示部、103…制御部、104…メモリ、105…記憶部

Claims (15)

  1. RAW画像データと、当該RAW画像データの現像処理に使用するための現像パラメータとが記録された記録媒体から、前記RAW画像データを取得する取得手段と、
    ユーザの操作に応じて、複数の画像生成方法の中から、画像生成方法を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された画像生成方法で、前記取得手段により取得した前記RAW画像データに現像処理を施して、出力画像を生成する生成手段と、を有し、
    前記複数の画像生成方法には、出力すべきダイナミックレンジ用の現像パラメータが、前記RAW画像データの現像処理に使用するための現像パラメータとして前記記録媒体に記録されていない場合に、前記RAW画像データの現像処理に使用するための現像パラメータとして前記記録媒体に記録されている第1の現像パラメータを用いて現像処理を施して出力画像を生成する第1の画像生成方法と、前記第1の現像パラメータを用いずに、前記出力すべきダイナミックレンジ用の第2の現像パラメータを用いて現像処理を施して出力画像を生成する第2の画像生成方法と、が含まれていることを特徴とする画像処理装置。
  2. RAW画像データと、当該RAW画像データの現像処理に使用するための現像パラメータとが記録された記録媒体から、前記RAW画像データを取得する取得手段と、
    複数の画像生成方法の中から、画像生成方法を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された画像生成方法で、前記取得手段により取得した前記RAW画像データに現像処理を施して、出力画像を生成する生成手段と、を有し、
    前記複数の画像生成方法には、出力すべきダイナミックレンジ用の現像パラメータが、前記RAW画像データの現像処理に使用するための現像パラメータとして前記記録媒体に記録されていない場合に、前記RAW画像データの現像処理に使用するための現像パラメータとして前記記録媒体に記録されている第1の現像パラメータを用いて現像処理を施して出力画像を生成する第1の画像生成方法と、前記第1の現像パラメータを用いずに、前記出力すべきダイナミックレンジ用の第2の現像パラメータを用いて現像処理を施して出力画像を生成する第2の画像生成方法と、が含まれており、
    前記第1の画像生成方法では、前記第1の現像パラメータを用いて現像処理を施した後に、前記出力すべきダイナミックレンジに変換することにより、前記出力すべきダイナミックレンジの出力画像を生成することを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記第2の現像パラメータは、画像によらずに予め決められている現像パラメータであることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記RAW画像データの現像処理に使用するための現像パラメータは、前記RAW画像データが記録されるファイル内に記録されていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  5. 前記選択手段は、ユーザの操作に応じて、前記複数の画像生成方法の中から画像生成方法を選択することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  6. 前記生成手段は、前記出力すべきダイナミックレンジ用の現像パラメータが前記記録媒体に記録されている場合には、当該現像パラメータを用いて現像処理を施して出力画像を生成することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  7. 前記RAW画像データの現像処理に使用するための前記第1の現像パラメータのダイナミックレンジが第1のダイナミックレンジであり、出力すべきダイナミックレンジが第2のダイナミックレンジの場合は、前記選択手段は、前記第1の現像パラメータを用いて現像処理を施してから前記第2のダイナミックレンジに変換して前記第2のダイナミックレンジの出力画像を生成する第1の画像生成方法と、前記第1の現像パラメータを用いずに、前記第2の現像パラメータを用いて現像処理を施して前記第2のダイナミックレンジの出力画像を生成する第2の画像生成方法とから、画像生成方法を選択することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  8. 前記RAW画像データの現像処理に使用するための前記第1の現像パラメータのダイナミックレンジが第2のダイナミックレンジであり、出力すべきダイナミックレンジが第1のダイナミックレンジの場合は、前記選択手段は、前記第1の現像パラメータを用いて現像処理を施して前記第2のダイナミックレンジの出力画像を生成する第3の画像生成方法と、前記第1の現像パラメータを用いずに、前記第1のダイナミックレンジ用の第3の現像パラメータを用いて現像処理を施して前記第1のダイナミックレンジの出力画像を生成する第4の画像生成方法とから、画像生成方法を選択することを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記第1のダイナミックレンジは、前記第2のダイナミックレンジよりも広いことを特徴とする請求項7または8に記載の画像処理装置。
  10. 前記第1のダイナミックレンジはHDR(High Dynamic Range)であり、前記第2のダイナミックレンジはSDR(Standard Dynamic Range)であることを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 出力すべきダイナミックレンジ用の現像パラメータが、前記RAW画像データの現像処理に使用するための現像パラメータとして前記記録媒体に記録されていない場合に、前記出力すべきダイナミックレンジ用の現像パラメータが取得できなかったことを通知する通知手段をさらに有することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  12. 出力すべきダイナミックレンジ用の現像パラメータが、前記RAW画像データの現像処理に使用するための現像パラメータとして前記記録媒体に記録されていない場合に、前記通知手段により前記出力すべきダイナミックレンジ用の現像パラメータが取得できなかったことを通知すると共に、前記選択手段により画像生成方法をユーザに選択させることを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 取得手段が、RAW画像データと、当該RAW画像データの現像処理に使用するための現像パラメータとが記録された記録媒体から、前記RAW画像データを取得する取得ステップと、
    選択手段が、ユーザの操作に応じて、複数の画像生成方法の中から、画像生成方法を選択する選択ステップと、
    生成手段が、前記選択ステップにより選択された画像生成方法で、前記取得ステップにより取得した前記RAW画像データに現像処理を施して、出力画像を生成する生成ステップと、を有し、
    前記複数の画像生成方法には、出力すべきダイナミックレンジ用の現像パラメータが、前記RAW画像データの現像処理に使用するための現像パラメータとして前記記録媒体に記録されていない場合に、前記RAW画像データの現像処理に使用するための現像パラメータとして前記記録媒体に記録されている第1の現像パラメータを用いて現像処理を施して出力画像を生成する第1の画像生成方法と、前記第1の現像パラメータを用いずに、前記出力すべきダイナミックレンジ用の第2の現像パラメータを用いて現像処理を施して出力画像を生成する第2の画像生成方法と、が含まれていることを特徴とする画像処理方法。
  14. 取得手段が、RAW画像データと、当該RAW画像データの現像処理に使用するための現像パラメータとが記録された記録媒体から、前記RAW画像データを取得する取得ステップと、
    選択手段が、複数の画像生成方法の中から、画像生成方法を選択する選択ステップと、
    生成手段が、前記選択ステップにより選択された画像生成方法で、前記取得ステップにより取得した前記RAW画像データに現像処理を施して、出力画像を生成する生成ステップと、を有し、
    前記複数の画像生成方法には、出力すべきダイナミックレンジ用の現像パラメータが、前記RAW画像データの現像処理に使用するための現像パラメータとして前記記録媒体に記録されていない場合に、前記RAW画像データの現像処理に使用するための現像パラメータとして前記記録媒体に記録されている第1の現像パラメータを用いて現像処理を施して出力画像を生成する第1の画像生成方法と、前記第1の現像パラメータを用いずに、前記出力すべきダイナミックレンジ用の第2の現像パラメータを用いて現像処理を施して出力画像を生成する第2の画像生成方法と、が含まれており、
    前記第1の画像生成方法では、前記第1の現像パラメータを用いて現像処理を施した後に、前記出力すべきダイナミックレンジに変換することにより、前記出力すべきダイナミックレンジの出力画像を生成することを特徴とする画像処理方法。
  15. コンピュータを、請求項1から12のいずれか1項に記載された画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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