JP2016224166A - 画像形成装置 - Google Patents

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吉彦 新井
康英 佐藤
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康英 佐藤
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明 結城
貴博 南
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貴博 南
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Abstract

【課題】画像の内容を判別不能とし、併せて印刷済み面の判別を容易に行うこと。
【解決手段】裏紙印刷の設定が行われると、給紙カセット300からプリンター部の印刷機構部105までの用紙(裏紙200a又は用紙200)の搬送路109a上に配置された裏紙印刷用スキャナー110が裏紙200aの画像を読み取る。画像認識処理部は、裏紙印刷用スキャナー110が読み取った画像データから画像の有無を認識し、画像有りの場合は画像の内容に応じて黒ベタパターン又はウォーターマークの形成処理を行う。そして、システム制御部は、画像認識処理部による黒ベタパターン又はウォーターマークの形成処理が終了すると、プリンター部に対し、裏紙200aの印刷済み面に対する黒ベタパターン又はウォーターマークの印刷を指示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、原稿を読み取って画像データを生成する画像形成装置に関する。
プリンター、多機能プリンター、複合機などのMFP(Multifunction Peripheral)である画像形成装置においては、省資源化の観点から、裏紙を利用することがある。
この場合、未使用面側に印刷を行うことになるが、印刷後の用紙を確認するとき、どちらの面に印刷が行われたのか分からなくなってしまうことがある。また、印刷済み面に個人情報や、社外秘及び部外秘などの機密情報が印刷されている用紙を裏紙として利用すると、個人情報や機密情報が外部に漏れてしまうことがある。また、個人情報や機密情報が印刷されている用紙を裏紙として使用せずにシュレッダーなどを利用して廃棄すると、省資源化の効果が薄れてしまうことになる。
このような不具合を解消するものとして、特許文献1では、作像済用紙の個人情報や機密情報とされた文字列に対し、黒ベタパターンを形成することで、個人情報や機密情報を判読不能又は判読困難とした作像済用紙処理装置を提案している。
特開2001−228751
上述した特許文献1の作像済用紙処理装置では、個人情報や機密情報の文字列上に黒ベタパターンを形成するので、個人情報や機密情報を確実に判読不能又は判読困難とすることができる。
ところが、この作像済用紙処理装置では、個人情報や機密情報の文字列に対してのみ黒ベタパターンを形成することから、作像済用紙に個人情報や機密情報の文字列が無いと、黒ベタパターンが形成されないことになる。
この場合、作像済用紙を裏紙として利用するとき、作像後において、どちらの面に印刷が行われたのか分からなくなってしまう、という問題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上記問題点を解消することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、用紙に対して印刷を行う印刷機構部を有するプリンター部と、給紙カセットから前記印刷機構部までの用紙の搬送路上に配置され、裏紙印刷の設定が行われた際、裏紙の画像を読み取る裏紙印刷用スキャナーと、前記裏紙印刷用スキャナーが読み取った画像データから画像の有無を認識し、画像有りの場合は画像の内容に応じて不可視化パターン又はウォーターマークの形成処理を行う画像認識処理部と、前記画像認識処理部による不可視化パターン又はウォーターマークの形成処理が終了すると、前記プリンター部に対し、前記裏紙の印刷済み面に対する前記不可視化パターン又はウォーターマークの印刷を指示するシステム制御部とを備えることを特徴とする。
また、前記画像認識処理部は、文字認識により、個人情報の文字列及び/又は機密情報の文字列を認識すると、前記個人情報の文字列及び/又は機密情報の文字列に対し、前記不可視化パターンの形成処理を行うことを特徴とする。
また、前記画像認識処理部は、画像認識により、個人の顔画像を認識すると、前記個人の顔画像に対し、不可視化パターンの形成処理を行うことを特徴とする。
また、前記画像認識処理部は、画像認識により、前記個人の顔画像の周囲に文字列が有ると認識すると、認識した前記文字列に対し、不可視化パターンの形成処理を行うことを特徴とする。
また、前記画像認識処理部は、前記個人情報の文字列及び前記機密情報の文字列と、前記個人の顔画像とを認識しないとき、前記裏紙の印刷済み面に対し、前記ウォーターマークの形成処理を行うことを特徴とする。
本発明の画像形成装置では、裏紙印刷の設定が行われると、給紙カセットからプリンター部の印刷機構部までの用紙の搬送路上に配置された裏紙印刷用スキャナーが裏紙の画像を読み取る。画像認識処理部は、裏紙印刷用スキャナーが読み取った画像データから画像の有無を認識し、画像有りの場合は画像の内容に応じて不可視化パターン又はウォーターマークの形成処理を行う。そして、システム制御部は、画像認識処理部による不可視化パターン又はウォーターマークの形成処理が終了すると、プリンター部に対し、裏紙の印刷済み面に対する不可視化パターン又はウォーターマークの印刷を指示する。
このように、画像認識処理部が画像の内容に応じて不可視化パターンの形成処理を行うと、裏紙の印刷済み面に不可視化パターンが印刷されることで、画像の内容が判別不能となる。また、画像認識処理部が画像の内容に応じてウォーターマークの形成処理を行うと、裏紙の印刷済み面にウォーターマークが印刷さることで、印刷後の裏紙を確認するとき、印刷済み面の判別が容易となる。
本発明の画像形成装置によれば、画像認識処理部が画像の内容に応じて不可視化パターン又はウォーターマークの形成処理を行うので、画像の内容を判別不能とすることができ、併せて印刷済み面の判別を容易に行うことができる。
本発明の画像形成装置をMFPに適用した場合の一実施形態を示す図である。 図1のMFPの内部構成を説明するための図である。 図1のMFPによる裏紙印刷処理を説明するための図である。 図1のMFPによる裏紙印刷処理を説明するための図である。 図1の画像形成装置による裏紙印刷処理を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の画像形成装置の一実施形態を、図1〜図5を参照しながら説明する。なお、以下の説明においての画像形成装置の一例としては、コピー、印刷、スキャナー、FAX(Facsimile)などの複数の機能を搭載した複合的な周辺機器であるMFP(Multifunction Peripheral)であるものとする。
まず、図1に示すように、MFP100のMFP本体101の上部には、排紙トレイ102、手差しトレイ103、パネル部104が設けられている。手差しトレイ103にセットされた用紙200は、搬送路109d上に配置された搬送ローラー108c後述の印刷機構部105側に搬送される。
MFP本体101の内部には、感光ドラムなどを有する印刷機構部105が配置されている。印刷機構部105の下方には、複数の裏紙200a又は用紙200を収容する複数の給紙カセット300が上下に重ねて配置されている。また、これらの給紙カセット300は、MFP本体101に対して着脱自在とされている。また、それぞれの給紙カセット300には、下段の給紙カセット300から給紙される裏紙200a又は用紙200の共有搬送路300aが設けられている。
また、MFP本体101の内部には、繰り出しローラー106、搬送ローラー107が設けられている。なお、これらの繰り出しローラー106、搬送ローラー107は、それぞれの給紙カセット300の装着位置に対応させて配置されている。
また、MFP本体101の内部には、それぞれの給紙カセット300の共有搬送路300aから印刷機構部105まで延びる搬送路109aが設けられている。また、給紙カセット300と印刷機構部105との間の搬送路109a上には、裏紙印刷用スキャナー110が配置されている。この裏紙印刷用スキャナー110は、後述の裏紙印刷の設定が行われた際、給紙カセット300から搬送される裏紙200aの一面側の画像を読み取るものである。なお、裏紙印刷用スキャナー110については、裏紙200aの一面側の画像を読み取るものに限らず、裏紙200aの両面を同時に読み取るものであってもよい。また、給紙カセット300と印刷機構部105との間の搬送路109a上には、搬送ローラー108aが配置されている。
また、印刷機構部105と後述の反転機構部120との間の搬送路109b上には、搬送ローラー108bが配置されている。なお、搬送路109bは、搬送路109aに連続している。これにより、裏紙印刷用スキャナー110は、反転機構部120によって反転された裏紙200aの他面側の画像を読み取ることができる。
給紙カセット300には、MFP本体101の内部に設けられているリフト部材111により、繰り出しローラー106に対向する箇所が押し上げられるリフト板301が設けられている。そして、リフト板301がリフト部材111により押し上げられると、リフト板301上の用紙200の先端部分が繰り出しローラー106に押し付けられる。これにより、給紙カセット300内の用紙200が繰り出しローラー106により、1枚ずつ繰り出される。なお、図1では、最上段の給紙カセット300に裏紙200aが収容され、他の給紙カセット300には未使用の用紙200が収容されている場合を示している。
MFP本体101の側面には、反転機構部120及びトレイホルダー121が設けられている。反転機構部120は、裏紙200a又は用紙200の印刷面(印刷済みの面)を反転させ、搬送路109cに送り出す。この反転機構部120により、印刷面が反転することで、用紙200の両面印刷が可能となる。また、この反転機構部120により、印刷面が反転することで、詳細は後述するが、裏紙200aの未使用面への印刷が可能となる。
トレイホルダー121には、複数の排紙トレイ122a〜122fが取り付けられている。そして、印刷機構部105により印刷された裏紙200a又は用紙200は、トレイホルダー121により、いずれかの排紙トレイ122a〜122fに振り分けられる。
次に、図2を参照し、MFP100の制御系の構成について説明する。MFP100は、制御部130、スキャナー部150、プリンター部151、FAX(Facsimile)部152、裏紙印刷用スキャナー110、パネル部104、反転機構部120、HDD(Hard disk drive)154を備えている。
スキャナー部150は、イメージセンサー(図示省略)が読み取った原稿(図示省略)の画像データを制御部130に入力する。すなわち、スキャナー部150は、イメージセンサー(図示省略)からの原稿(図示省略)の画像信号をデジタルの画像データに変換し、順次、制御部130に入力する。
プリンター部151は、上述した印刷機構部105を有し、制御部130から出力される画像データに基づき、裏紙200a又は用紙200上に画像を印刷する。FAX部152は、制御部130から出力される画像データを、電話回線を通じ相手方となるファクシミリへと送信し、また、相手方ファクシミリからの画像データを受信して制御部130に入力する。
裏紙印刷用スキャナー110は、上述したように、後述の裏紙印刷の設定が行われた際、最上段の給紙カセット300から搬送される裏紙200aの画像を読み取る。パネル部104は、MFP100のプリンター機能、FAX機能、スキャン機能のいずれかの選択や、各種設定を行うための操作ボタンなどを表示する。また、パネル部104は、両面印刷の設定や、裏紙印刷の設定を行うための操作ボタンなどを表示する。
反転機構部120は、上述したように、裏紙200a又は用紙200の印刷面を反転させ、搬送路109cに送り出す。この反転機構部120により、印刷面が反転することで、用紙200の両面印刷が可能となる。また、この反転機構部120により、印刷面が反転することで、裏紙200aの未使用面への印刷が可能となる。HDD154には、MFP100の種々の機能を提供するためのアプリケーションプログラムなどが記憶されている。また、HDD154には、ユーザーボックスなどが設けられている。
制御部130は、MFP100全体の動作を制御するプロセッサーであり、スキャナー制御部131、プリンター制御部132、FAX制御部133、RAM(Random Access Memory)134、ROM(Read Only Memory)135、裏紙印刷用スキャナー制御部136、画像認識処理部137、パネル操作制御部138、反転機構制御部139、HDD制御部140、システム制御部141を備えている。また、これらは、データバス142に接続されている。
スキャナー制御部131は、スキャナー部150の読み取り動作を制御する。プリンター制御部132は、プリンター部151の印刷動作を制御する。FAX制御部133は、FAX部152による画像データの送受信動作を制御する。
RAM134は、プログラムを実行するためのワークメモリである。ROM135には、各部の動作チェックなどを行う制御プログラムなどが記憶されている裏紙印刷用スキャナー制御部136は、給紙カセット300から搬送される裏紙200aの画像を読み取る。
裏紙印刷用スキャナー制御部136は、パネル部104によって裏紙印刷が設定された際、裏紙印刷用スキャナー110により、裏紙200aの画像を読み取らせる。画像認識処理部137は、スキャナー部150によって読み取られた裏紙200aの画像データに対する画像処理を行う。また、画像認識処理部137は、裏紙印刷用スキャナー110が読み取った画像データから画像の有無を認識する。また、画像認識処理部137は、詳細は後述するが、裏紙印刷用スキャナー110が読み取った画像データから画像が有ると認識すると、その画像の文字認識及び画像認識を行い、後述の黒ベタパターン203(不可視化パターンの一例)の形成処理や、ウォーターマーク204の形成処理を行う。
パネル操作制御部138は、パネル部104の表示動作を制御する。反転機構制御部139は、パネル部104によって両面印刷又は裏紙印刷の設定が行われると、反転機構部120を制御し、裏紙200a又は用紙200を反転させて印刷機構部105側に送り出す。なお、反転機構制御部139は、裏紙印刷の設定が行われた際、印刷開始前に裏紙印刷用スキャナー110が読み取った画像データに画像が無ければ、反転機構部120を制御し、印刷機構部105によって印刷された裏紙200aをトレイホルダー121側に送り出す。
HDD制御部140は、HDD154に対するデータの書き込みや読み出しなどを制御する。システム制御部141は、各部の連係動作を制御する。
次に、図3及び図4を参照し、画像認識処理部137による、黒ベタパターン203の形成処理や、ウォーターマーク204の形成処理について説明する。
まず、図3(a)は、裏紙印刷用スキャナー110が読み取った裏紙200aの画像を示している。ここで、画像認識処理部137は、画像が有ると認識すると、その画像の文字認識を行う。画像認識処理部137は、文字認識の結果、個人情報の文字列201や機密情報の文字列202が有ることを認識すると、図3(b)に示すように、個人情報の文字列201及び機密情報の文字列202に対し、黒ベタパターン203の形成処理を行う。これにより、個人情報の文字列201及び機密情報の文字列202が判別不能とされる。
また、画像認識処理部137は、図3(c)に示すように、文字認識を行っても個人情報の文字列201や機密情報の文字列202を認識しなければ、図3(d)に示すように、裏紙200aの右上などに対し、ウォーターマーク204の形成処理を行う。これにより、
印刷後の裏紙200aを確認するとき、どちらの面に印刷が行われたのかが容易に分かる。なお、ウォーターマーク204については、図3(d)に示すように、裏紙200aの右上に限るものではなく、裏紙200aの中央などのように任意の箇所であってもよい。
また、画像認識処理部137は、図4(a)に示すように、画像が有ると認識すると、その画像の画像認識を行う。画像認識処理部137は、画像認識の結果、個人の顔画像205などが有ることを認識すると、図4(b)に示すように、個人の顔画像205に対し、黒ベタパターン203の形成処理を行う。これにより、個人の顔画像205が判別不能とされる。
なお、画像認識処理部137は、図4(a)に示すように、個人の顔画像205の周囲に文字列206が有ると認識した場合、図4(c)に示すように、その文字列206に対し、黒ベタパターン203の形成処理を行うようにしてもよい。これにより、さらに、個人に関わる情報が判別不能となる。また、画像認識処理部137は、個人の顔画像205などを認識しない場合、図3(d)のように、ウォーターマーク204の形成処理を行う。
次に、図5を参照し、裏紙印刷処理の動作について説明する。なお、以下の説明においては、上段の給紙カセット300に裏紙200aが収容されているものとする。
(ステップS101)
まず、システム制御部141は、パネル部104を介し、裏紙印刷の設定が行われたかどうかを判断する。システム制御部141は、裏紙印刷の設定が行われるまで待ち(ステップS101:No)、裏紙印刷の設定が行われたと判断すると(ステップS101:Yes)、ステップS102に移る。
(ステップS102)
次に、システム制御部141は、図示しない駆動機構を制御し、裏紙200aが収容されている給紙カセット300から裏紙200aを搬送させる。このとき、給紙カセット300内の裏紙200aが繰り出しローラー106により1枚ずつ繰り出され、共有搬送路300aから搬送路109aへと搬送される。
(ステップS103)
次に、システム制御部141は、裏紙印刷用スキャナー制御部136に対して裏紙印刷用スキャナー110による読み取りを制御し、裏紙印刷用スキャナー110による読み取りが行われたかどうかを判断する。システム制御部141は、裏紙印刷用スキャナー110による読み取りが行われるまで待ち(ステップS103:No)、裏紙印刷用スキャナー110による読み取りが行われたと判断すると(ステップS103:Yes)、ステップS104に移る。
(ステップS104)。
次に、システム制御部141は、画像が有るかどうかを判断する。この場合、画像認識処理部137は、裏紙印刷用スキャナー110が読み取った画像データから画像の有無を認識する。システム制御部141は、画像認識処理部137が画像有りと認識すると、画像が有ると判断し(ステップS104:Yes)、ステップS105に移る。これに対し、システム制御部141は、画像認識処理部137が画像無しと認識すると、画像が無いと判断し(ステップS104:No)、ステップS112に移る。
(ステップS105)
次に、システム制御部141は、画像認識処理部137に対し、文字認識を行わせる。この場合、画像認識処理部137は、裏紙印刷用スキャナー110が読み取った画像データの画像の文字認識を行う。
(ステップS106)
画像認識処理部137は、個人情報の文字列が有るかどうかを判断する。画像認識処理部137は、個人情報の文字列が有ると判断すると(ステップS106:Yes)、ステップS107に移る。これに対し、画像認識処理部137は、個人情報の文字列が無いと判断すると(ステップS106:No)、ステップS108に移る。
(ステップS107)
画像認識処理部137は、図3(b)に示したように、個人情報の文字列に黒ベタパターン203を形成する。
(ステップS108)
画像認識処理部137は、機密情報の文字列が有るかどうかを判断する。画像認識処理部137は、機密情報の文字列が有ると判断すると(ステップS108:Yes)、ステップS109に移る。これに対し、画像認識処理部137は、個人情報の文字列が無いと判断すると(ステップS108:No)、ステップS113に移る。
(ステップS109)
画像認識処理部137は、図3(b)に示したように、機密情報の文字列に黒ベタパターン203を形成する。
(ステップS110)
システム制御部141は、画像認識処理部137による黒ベタパターン203の形成処理が終了すると、プリンター制御部132に対して印刷を指示する。この場合、プリンター制御部132は、画像認識処理部137からの画像処理された印刷データに基づき、印刷機構部105を有するプリンター部151による印刷済み面への黒ベタパターン203の印刷処理を行う。
(ステップS111)
システム制御部141は、プリンター制御部132による黒ベタパターン203の印刷処理が終了すると、反転機構部120を制御し、裏紙200aの印刷済み面を反転させる。そして、印刷済み面が反転した裏紙200aは、搬送路109cに沿って印刷機構部105を有するプリンター部151へと搬送される。
(ステップS112)
搬送路109cに沿って裏紙200aが搬送されると、印刷機構部105を有するプリンター部151が用紙200の未使用面への印刷処理を行う。ここで印刷される画像データは、HDD154のユーザーボックスに記憶されているデータであってもよいし、携帯端末からMFP100に送信したデータであってもよい。いずれも、パネル部104からの設定により、印刷されるデータを選択することができる。
(ステップS113)
システム制御部141は、ステップS108において、機密情報が無いと判断すると、顔画像が有るかどうかを判断する。この場合、システム制御部141は、画像認識処理部137が裏紙印刷用スキャナー110が読み取った画像データから顔画像が有ると認識すると、顔画像が有ると判断し(ステップS113:Yes)、ステップS114に移る。これに対し、システム制御部141は、画像認識処理部137が裏紙印刷用スキャナー110が読み取った画像データから顔画像が有ると認識しなければ、顔画像が無いと判断し(ステップS113:No)、ステップS115に移る。
(ステップS114)
画像認識処理部137は、図4(a)(b)に示したように、個人の顔画像205に対し、黒ベタパターン203を形成する。この場合、画像認識処理部137は、上述したように、個人の顔画像205の周囲に文字列206(例えば、顔画像205に隣接する段落、特に顔画像205の上部又は下部に隣接する段落)が有ると認識した場合、図4(c)に示すように、その文字列206に対し、黒ベタパターン203を形成してもよい。なお、個人の顔画像205に対し、黒ベタパターン203を形成した後は、ステップS110〜ステップS112の処理に移る。
(ステップS115)
画像認識処理部137は、個人の顔画像205を認識しない場合、図3(d)に示したように、裏紙200aの右上などに対し、ウォーターマーク204を形成する。これにより、印刷後の裏紙200aを確認するとき、どちらの面に印刷が行われたのかが容易に分かる。なお、ウォーターマーク204については、図3(d)に示したように、裏紙200aの右上に限るものではなく、裏紙200aの中央などのように任意の箇所であってもよい。なお、ウォーターマーク204を形成した後は、ステップS110〜ステップS112の処理に移る。
このように、本実施形態では、裏紙印刷の設定が行われると、給紙カセット300からプリンター部151の印刷機構部105までの用紙(裏紙200a又は用紙200)の搬送路109a上に配置された裏紙印刷用スキャナー110が裏紙200aの画像を読み取る。画像認識処理部137は、裏紙印刷用スキャナー110が読み取った画像データから画像の有無を認識し、画像有りの場合は画像の内容に応じて黒ベタパターン203又はウォーターマーク204の形成処理を行う。そして、システム制御部141は、画像認識処理部137による黒ベタパターン203又はウォーターマーク204の形成処理が終了すると、プリンター部151に対し、裏紙200aの印刷済み面に対する黒ベタパターン203又はウォーターマーク204の印刷を指示する。
このように、画像認識処理部137が画像の内容に応じて黒ベタパターン203の形成処理を行うと、裏紙200aの印刷済み面に黒ベタパターン203が印刷されることで、画像の内容が判別不能となる。
すなわち、画像認識処理部137が文字認識により、個人情報の文字列201及び/又は機密情報の文字列202を認識すると、個人情報の文字列201及び/又は機密情報202の文字列に対し、黒ベタパターン203の形成処理を行うので、個人情報の文字列201及び/又は機密情報202の文字列を判別不能とすることができる。
また、画像認識処理部137が画像認識により、個人の顔画像205を認識すると、個人の顔画像205に対し、黒ベタパターン203の形成処理を行うので、個人の顔画像205を判別不能とすることができる。
また、画像認識処理部137が画像認識により、個人の顔画像205の周囲に文字列206が有ると認識すると、認識した文字列206に対し、黒ベタパターンの形成処理を行うので、個人の特定をさらに判別不能とすることができる。
また、画像認識処理部137が個人情報の文字列201及び機密情報の文字列202と、個人の顔画像205とを認識しないとき、裏紙200aの印刷済み面に対し、ウォーターマーク204の形成処理を行うので、印刷後の裏紙200aを確認するとき、印刷済み面の判別を容易に行うことができる。
なお、画像認識処理部137が個人情報の文字列201及び機密情報の文字列202と、個人の顔画像205とを認識したとき、黒ベタパターンとウォーターマーク204の形成処理を行ってもよい。
また、上記の実施形態では、不可視化パターンとして黒ベタパターンを用いたが、個人情報の文字列201及び/又は機密情報202、個人の顔画像205、個人の顔画像の周囲等の不可視化が必要な印刷部分を判別不能とすることができれば、他の不可視化パターンを用いてもよい。例えば、不可視化が必要な印刷部分を判別不能にできる程度の模様を不可視化パターンとして用いてもよい。また、不可視化が必要な印刷部分と同じ色のベタパターンを不可視化パターンとして用いてもよい。
また、機密情報の文字列202は、単語、文章、または段落とすることができる。例えば、画像認識処理部137は、データベースに登録されている機密情報を示すキーワード、そのキーワードを含む文章又は段落を機密情報の文字列202として認識してもよい。
100 MFP
101 本体
102 排紙トレイ
103 手差しトレイ
104 パネル部
105 印刷機構部
106 繰り出しローラー
107 搬送ローラー
108a〜108c 搬送ローラー
109a〜109d 搬送路
110 裏紙印刷用スキャナー
111 リフト部材
120 反転機構部
121 トレイホルダー
122a〜122f 排紙トレイ
130 制御部
131 スキャナー制御部
132 プリンター制御部
133 FAX制御部
134 RAM
135 ROM
136 裏紙印刷用スキャナー制御部
137 画像認識処理部
138 パネル操作制御部
139 反転機構制御部
140 HDD制御部
141 システム制御部
142 データバス
150 スキャナー部
151 プリンター部
152 FAX部
154 HDD
200 用紙
200a 裏紙
201、202、206 文字列
203 黒ベタパターン
204 ウォーターマーク
205 顔画像
206 文字列
300 給紙カセット
300a 共有搬送路
301 リフト板

Claims (5)

  1. 用紙に対して印刷を行う印刷機構部を有するプリンター部と、
    給紙カセットから前記印刷機構部までの用紙の搬送路上に配置され、裏紙印刷の設定が行われた際、裏紙の画像を読み取る裏紙印刷用スキャナーと、
    前記裏紙印刷用スキャナーが読み取った画像データから画像の有無を認識し、画像有りの場合は画像の内容に応じて不可視化パターン又はウォーターマークの形成処理を行う画像認識処理部と、
    前記画像認識処理部による不可視化パターン又はウォーターマークの形成処理が終了すると、前記プリンター部に対し、前記裏紙の印刷済み面に対する前記不可視化パターン又はウォーターマークの印刷を指示するシステム制御部とを備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像認識処理部は、文字認識により、個人情報の文字列及び/又は機密情報の文字列を認識すると、前記個人情報の文字列及び/又は機密情報の文字列に対し、前記不可視化パターンの形成処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像認識処理部は、画像認識により、個人の顔画像を認識すると、前記個人の顔画像に対し、不可視化パターンの形成処理を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像認識処理部は、画像認識により、前記個人の顔画像の周囲に文字列が有ると認識すると、認識した前記文字列に対し、不可視化パターンの形成処理を行うことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像認識処理部は、前記個人情報の文字列及び前記機密情報の文字列と、前記個人の顔画像とを認識しないとき、前記裏紙の印刷済み面に対し、前記ウォーターマークの形成処理を行うことを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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