JP2016221428A - ガスの処理装置及びガスの処理カートリッジ - Google Patents

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静雄 徳浦
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Kazuhiko Hotta
和彦 堀田
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英嗣 百合園
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Abstract

【課題】ハロゲン系ガスを含むガスの処理装置の小型化を図る。
【解決手段】処理装置1は、容器21を備える。容器21は、導入口22と、排出口23と、処理室24とを有する。処理室24は、導入口22と排出口23とに接続されている。処理室24は、第1の処理部24aと、第2の処理部24bとを有する。第2の処理部24bは、第1の処理部24aよりも排出口23側に位置している。第1の処理部24aには、SiO/Alモル比が2.3より大きく、Na,K,Rb,Mg,Ca,Sr及びFeからなる群から選ばれた少なくとも一種を含有するフォージャサイト型ゼオライトを含む第1の処理剤が配されている。第2の処理部24bには、金属の酸化物、金属の水酸化物及び金属の炭酸塩から選ばれた少なくとも一種の無機化合物を含む第2の処理剤が配されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガスの処理装置及びガスの処理カートリッジに関する。
近年、排気ガスによる環境負荷を低減するために、排気ガスに対する規制が厳しくなってきている。これに伴い、排気ガスの処理方法が種々提案されている。例えば、特許文献1では、半導体装置においてエッチングが行われたときに排出される排気ガスを処理する方法が提案されている。具体的には、排気ガスを、充填塔内に充填された除害剤及び吸着剤としての活性炭を通過させることにより処理する方法が提案されている。
具体的には、特許文献1に記載の処理装置では、充填塔の上流側に、鉄化合物とマンガン化合物とを含む除害剤が配されており、下流側に、活性炭が配されている。
また、特許文献2には、ハロゲン系ガスの処理剤として、SiO/Alモル比が2.0〜2.3のフォージャサイト型ゼオライトが記載されている。
特開平6−319947号公報 特開2008−229610号公報
ハロゲン系ガスを含むガスの処理装置を軽量化したいという要望がある。
本発明の主な目的は、ハロゲン系ガスを含むガスの処理装置の小型化を図ることにある。
本発明に係るガスの処理装置は、容器を備える。容器は、導入口と、排出口と、処理室とを有する。導入口からは、被処理ガスが導入される。排出口からは、処理済みのガスが排出される。処理室は、導入口と排出口とに接続されている。処理室は、第1の処理部と、第2の処理部とを有する。第2の処理部は、第1の処理部よりも排出口側に位置している。第1の処理部には、SiO/Alモル比が2.3より大きく、Na,K,Rb,Mg,Ca,Sr及びFeからなる群から選ばれた少なくとも一種を含有するフォージャサイト型ゼオライトを含む第1の処理剤が配されている。第2の処理部には、金属の酸化物、金属の水酸化物及び金属の炭酸塩から選ばれた少なくとも一種の無機化合物を含む第2の処理剤が配されている。
本発明に係るガスの処理カートリッジは、容器を備える。容器は、導入口と、排出口と、処理室とを有する。導入口からは、被処理ガスが導入される。排出口からは、処理済みのガスが排出される。処理室は、導入口と排出口とに接続されている。処理室は、第1の処理部と、第2の処理部とを有する。第2の処理部は、第1の処理部よりも排出口側に位置している。第1の処理部には、SiO/Alモル比が2.3より大きく、Na,K,Rb,Mg,Ca,Sr及びFeからなる群から選ばれた少なくとも一種を含有するフォージャサイト型ゼオライトを含む第1の処理剤が配されている。第2の処理部には、金属の酸化物、金属の水酸化物及び金属の炭酸塩から選ばれた少なくとも一種の無機化合物を含む第2の処理剤が配されている。
本発明によれば、ハロゲン系ガスを含むガスの処理装置の小型化を図ることができる。
本発明の一実施形態に係るガスの処理装置の模式的断面図である。
以下、本発明を実施した好ましい形態の一例について説明する。但し、下記の実施形態は、単なる例示である。本発明は、下記の実施形態に何ら限定されない。
図1は、本実施形態に係るガスの処理装置の模式的断面図である。
図1に示される処理装置1は、より具体的には、例えば、アルミニウム膜等のドライエッチング装置から排出される、三塩化ホウ素などのハロゲン化合物と、塩素ガスなどのハロゲンガスとの両方を含むガスを処理するために好適に用いられる。
図1に示されるように、処理装置1は、筐体10を備えている。筐体10内には、処理カートリッジ20が配されている。この処理カートリッジ20によりガスの処理が行われる。
処理カートリッジ20は、容器21を有する。容器21は、導入口22と、排出口23と、処理室24とを有する。導入口22及び排出口23は、それぞれ、処理室24に接続されている。処理対象である被処理ガスは、導入口22から処理室24に導入される。被処理ガスは、処理室24において処理される。処理済みのガスは、排出口23から排出される。本実施形態では、導入口22は、容器21の下部に設けられている。排出口23は、容器21の上部に設けられている。もっとも、本発明は、この構成に限定されない。容器の上部に導入口が設けられており、下部に排出口が設けられていてもよい。
処理室24は、第1の処理部24aと、第2の処理部24bとを有する。第1の処理部24aは、導入口22に接続されている。第2の処理部24bは、第1の処理部24aよりも排出口23側に配されている。このため、導入口22から導入されたガスは、第1の処理部24aと、第2の処理部24bとをこの順番で経由して排出口23に到る。
第1の処理部24aには、第1の処理剤31が配されている。第1の処理剤31は、第1の処理部24aに充填されている。第1の処理剤31は、ハロゲン系ガスを吸着する機能を有する。
第1の処理剤31は、SiO/Alモル比が2.3より大きく、Na,K,Rb,Mg,Ca,Sr及びFeからなる群から選ばれた少なくとも一種を含有するフォージャサイト型ゼオライトを含む。第1の処理剤31に含まれるゼオライトのSiO/Alモル比が2.3より大きいため、第1の処理剤31の比重が小さい。従って、処理カートリッジ20及び処理装置1は、軽量である。 第1の処理剤31の比重をより小さくする観点からは、第1の処理剤31に含まれるゼオライトのSiO/Alモル比が2.35以上であることが好ましい。第1の処理剤31に含まれるゼオライトのSiO/Alモル比は、3.0以下であることが好ましく、2.5以下であることがより好ましい。第1の処理剤31に含まれるゼオライトのSiO/Alモル比が大きすぎると、疎水性が高くなりすぎる場合がある。
また、第1の処理剤31が、Na,K,Rb,Mg,Ca,Sr及びFeからなる群から選ばれた少なくとも一種を含有する場合、表面の塩基性度が高まるためハロゲン成分に含まれるハロゲン化水素を十分に処理しうる可能性がある。
ゼオライトにおけるAlの含有量が34質量%以下であることが好ましい。ゼオライトにおけるAlの含有量が多すぎると、ゼオライトの重量が大きくなりすぎる場合がある。ゼオライトにおけるAlの含有量は、より好ましくは、33質量%以下である。ゼオライトにおけるAlの含有量は、好ましくは、25質量%以上であり、より好ましくは、30質量%以上である。ゼオライトにおけるAlの含有量が少なすぎると、相対的にSiOの含有量が多くなってしまいゼオライトがもろくなる場合がある。
ゼオライトにおけるSiOの含有量が43質量%以上であることが好ましい。ゼオライトにおけるSiOの含有量は、より好ましくは、44質量%以上である。ゼオライトにおけるSiOの含有量は、好ましくは、46質量%以下であり、より好ましくは、45質量%以下である。ゼオライトにおけるSiOの含有量が多すぎると、ゼオライトがもろくなってしまう場合がある。
ゼオライトにおけるアルカリ金属酸化物の含有量は、好ましくは、21質量%以下であり、より好ましくは、20質量%以下であり、さらに好ましくは、19質量%以下である。ゼオライトにおけるアルカリ金属酸化物の含有量が多すぎると、表面で金属酸化物の凝集が起こりゼオライト表面の比表面積が小さくなる、またはゼオライトが細穴が塞がれてしまうという蓋然性がある場合がある。ゼオライトにおけるアルカリ金属酸化物の含有量は、好ましくは、17質量%以上であり、より好ましくは、18質量%以上である。ゼオライトにおけるアルカリ金属酸化物の含有量が少なすぎると、ゼオライトの酸性度が高くなり装置内壁が腐食される場合がある。
ゼオライトにおけるNaOの含有量は、好ましくは、19質量%以下であり、より好ましくは、18.5質量%以下である。ゼオライトにおけるNaOの含有量が多すぎると、表面でNaOの凝集が起こりゼオライト表面の比表面積が小さくなる、またはゼオライトが細穴が塞がれてしまうという蓋然性がある場合がある。ゼオライトにおけるNaOの含有量は、好ましくは、8質量%以上であり、より好ましくは、18質量%以上である。ゼオライトにおけるNaOの含有量が少なすぎると、ゼオライトの酸性度が高くなり装置内壁が腐食される場合がある。
ゼオライトにおけるKOの含有量は、好ましくは、2質量%以下であり、より好ましくは、1質量%以下であり、さらに好ましくは、0.5質量%以下である。ゼオライトにおけるKOの含有量が多すぎると、KOの凝集が起こり、ゼオライト表面の比表面積が小さくなる、またはゼオライトが細穴が塞がれてしまうという蓋然性がある場合がある。ゼオライトにおけるKOの含有量は、好ましくは、0.1質量%以上であり、より好ましくは、0.3質量%以上である。ゼオライトにおけるKOの含有量が少なすぎると、ゼオライトの酸性度が高くなり装置内壁が腐食される場合がある。
ゼオライトにおけるRbOの含有量は、好ましくは、0.005質量%以下であり、より好ましくは、0.004質量%以下であり、さらに好ましくは、0.003質量%以下である。ゼオライトにおけるRbOの含有量が多すぎると、凝集が起こりゼオライト表面の比表面積が小さくなる、またはゼオライトが細穴が塞がれてしまうという蓋然性がある場合がある。ゼオライトにおけるRbOの含有量は、好ましくは、0.002質量%以上である。ゼオライトにおけるRbOの含有量が少なすぎると、ゼオライトの酸性度が高くなり装置内壁が腐食される場合がある。
ゼオライトにおけるアルカリ土類金属酸化物の含有量は、好ましくは、0.5質量%以上であり、より好ましくは、1.0質量%以上であり、さらに好ましくは、1.5質量%以上であり、なお好ましくは、2.0質量%以上である。ゼオライトにおけるアルカリ土類金属酸化物の含有量が少なすぎると、凝集が起こりゼオライト表面の比表面積が小さくなる、またはゼオライトが細穴が塞がれてしまうという蓋然性がある場合がある。ゼオライトにおけるアルカリ土類金属酸化物の含有量は、好ましくは、4.0質量%以下であり、より好ましくは、3.5質量%以下であり、さらに好ましくは、3.0質量%以下である。ゼオライトにおけるアルカリ土類金属酸化物の含有量が多すぎると、ゼオライトの酸性度が高くなり装置内壁が腐食される場合がある。
ゼオライトにおけるMgOの含有量は、好ましくは、0.5質量%以上であり、より好ましくは、1.0質量%以上であり、さらに好ましくは、1.5質量%以上である。ゼオライトにおけるMgOの含有量が少なすぎると、凝集が起こりゼオライト表面の比表面積が小さくなる、またはゼオライトが細穴が塞がれてしまうという蓋然性がある場合がある。ゼオライトにおけるMgOの含有量は、好ましくは、4.0質量%以下であり、より好ましくは、3.5質量%以下であり、さらに好ましくは、3.0質量%以下である。ゼオライトにおけるMgOの含有量が多すぎると、ゼオライトの酸性度が高くなり装置内壁が腐食される場合がある。
ゼオライトにおけるCaOの含有量は、好ましくは、0.2質量%以上であり、より好ましくは、0.3質量%以上であり、さらに好ましくは、0.4質量%以上である。ゼオライトにおけるCaOの含有量が少なすぎると、凝集が起こりゼオライト表面の比表面積が小さくなる、またはゼオライトが細穴が塞がれてしまうという蓋然性がある場合がある。ゼオライトにおけるCaOの含有量は、好ましくは、1.0質量%以下であり、より好ましくは、0.8質量%以下であり、さらに好ましくは、0.5質量%以下である。ゼオライトにおけるCaOの含有量が多すぎると、ゼオライトの酸性度が高くなり装置内壁が腐食される場合がある。
ゼオライトにおけるSrOの含有量は、好ましくは、0.003質量%以下である。ゼオライトにおけるSrOの含有量が多すぎると、凝集が起こりゼオライト表面の比表面積が小さくなる、またはゼオライトが細穴が塞がれてしまうという蓋然性がある場合がある。ゼオライトにおけるSrOの含有量は、好ましくは、0.002質量%以上であり、より好ましくは、0.001質量%以上である。ゼオライトにおけるSrOの含有量が少なすぎると、ゼオライトの酸性度が高くなり装置内壁が腐食される場合がある。
ゼオライトにおけるFeの含有量は、好ましくは、0.5質量%以上であり、より好ましくは、1.0質量%以上である。ゼオライトにおけるFeの含有量が少なすぎると、塩素との反応により完全に消費されてしまう場合がある。ゼオライトにおけるFeの含有量は、好ましくは、3質量%以下であり、より好ましくは、2質量%以下である。ゼオライトにおけるFeの含有量が多すぎると、凝集が起こりゼオライト表面の比表面積が小さくなる、またはゼオライトが細穴が塞がれてしまうという蓋然性がある場合がある。
ゼオライトは、上記成分の他に、例えば、P,S,Cl,Ti,Cr,Mn,Ni,Cu,Zn,Y,Zr等をさらに含んでいてもよい。
ゼオライトにおけるPの含有量は、好ましくは、0.01質量%〜0.03質量%であり、より好ましくは、0.015質量%〜0.025質量%である。
ゼオライトにおけるSOの含有量は、好ましくは、0.05質量%〜0.25質量%であり、より好ましくは、0.1質量%〜0.2質量%である。
ゼオライトにおけるClの含有量は、好ましくは、0.005質量%〜0.05質量%であり、より好ましくは、0.008質量%〜0.02質量%である。
ゼオライトにおけるTiOの含有量は、好ましくは、0.05質量%〜0.30質量%であり、より好ましくは、0.10質量%〜0.25質量%である。
ゼオライトにおけるCrの含有量は、好ましくは、0.0001質量%〜0.01質量%であり、より好ましくは、0.005質量%〜0.008質量%である。
ゼオライトにおけるMnOの含有量は、好ましくは、0.01質量%〜0.05質量%であり、より好ましくは、0.02質量%〜0.04質量%である。
ゼオライトにおけるNiOの含有量は、好ましくは、0.001質量%〜0.01質量%であり、より好ましくは、0.005質量%〜0.008質量%である。
ゼオライトにおけるCuOの含有量は、好ましくは、0.001質量%〜0.01質量%であり、より好ましくは、0.002質量%〜0.005質量%である。
ゼオライトにおけるZnOの含有量は、好ましくは、0.001質量%〜0.01質量%であり、より好ましくは、0.003質量%〜0.008質量%である。
ゼオライトにおけるYの含有量は、好ましくは、0.0005質量%〜0.002質量%であり、より好ましくは、0.0008質量%〜0.0015質量%である。
ゼオライトにおけるZrOの含有量は、好ましくは、0.001質量%〜0.02質量%であり、より好ましくは、0.005質量%〜0.01質量%である。
第1の処理剤31の形状寸法は、特に限定されない。第1の処理剤31は、例えば、粒子状であってもよい。その場合、第1の処理剤31の平均粒子径は、好ましくは、0.1mm以上5mm以下であり、より好ましくは、1mm以上3mm以下である。
第1の処理剤31は、上記ゼオライトに加え、バインダー(カオリン、アタパルジャイト、モンモリロナイトなど)をさらに含んでいてもよい。
第2の処理部24bには、第2の処理剤32が配されている。第2の処理部24bには、第2の処理剤32が充填されている。第2の処理剤32は、金属の酸化物、金属の水酸化物及び金属の炭酸塩から選ばれた少なくとも一種の無機化合物を含む。第2の処理部24bに含まれる、金属の酸化物、金属の水酸化物及び金属の炭酸塩から選ばれた少なくとも一種の無機化合物は、例えばハロゲン化合物等の、被処理ガスに含まれる処理しようとする成分、又は処理しようとする成分から生成した成分と反応する。
金属の酸化物、金属の水酸化物及び金属の炭酸塩から選ばれた少なくとも一種の無機化合物の具体例としては、例えば、鉄、亜鉛、銅及びマンガンからなる群から選ばれた少なくとも一種の金属の酸化物、水酸化物又は炭酸塩等が挙げられる。これらのうちの1種のみを用いてもよいし、複数種類を混合して用いてもよい。なかでも、金属の酸化物、金属の水酸化物及び金属の炭酸塩から選ばれた少なくとも一種の無機化合物としては、鉄及び亜鉛の少なくとも一方を含む酸化物が好ましく用いられる。
以下、本発明について、具体的な実験例に基づいて、さらに詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に何ら限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施することが可能である。
(実験例1,2)
下記の表1に示す成分を含むゼオライトA及びゼオライトBを用意した。上記実施形態に係る処理装置1と同様の構成を有する処理装置において、第1の処理剤としてゼオライトA(実験例1)またはゼオライトB(実験例2)を用いた。第2の処理剤は、実験例1と実験例2とにおいて共通の処理剤を用いた。処理装置に塩素ガスを含むガスを導入し、処理装置からの排気ガス中に含まれる塩素ガス濃度を測定した。その結果、ゼオライトAを用いた実験例1と、ゼオライトBを用いた実験例2とで、排気ガス中の塩素ガス濃度が同等であることを確認した。
なお、表1に示す含有量は、試料を炭酸ナトリウムとホウ酸で溶解分解した後に、塩酸で加熱溶解し、ICP−AESにより定量分析することにより得た値である。
表1において、「N.A.」とは、検出量が検出装置の検出限界以下であったことを示している。
1,2:処理装置
10:筐体
20:処理カートリッジ
21:容器
22:導入口
23:排出口
24:処理室
24a:第1の処理部
24b:第2の処理部
24c:第3の処理部
31:第1の処理剤
32:第2の処理剤

Claims (13)

  1. 被処理ガスが導入される導入口と、処理済みのガスが排出される排出口と、前記導入口と前記排出口とに接続された処理室とを有する容器を備え、
    前記処理室は、
    第1の処理部と、
    前記第1の処理部よりも前記排出口側に位置する第2の処理部と、
    を有し、
    前記第1の処理室には、SiO/Alモル比が2.3より大きく、Na,K,Rb,Mg,Ca,Sr及びFeからなる群から選ばれた少なくとも一種を含有するフォージャサイト型ゼオライトを含む第1の処理剤が配されており、
    前記第2の処理部には、金属の酸化物、金属の水酸化物及び金属の炭酸塩から選ばれた少なくとも一種の無機化合物を含む第2の処理剤が配されている、ガスの処理装置。
  2. 前記ゼオライトにおけるAlの含有量が34質量%以下である、請求項1に記載のガスの処理装置。
  3. 前記ゼオライトにおけるSiOの含有量が43質量%以上である、請求項1又は2に記載のガスの処理装置。
  4. 前記ゼオライトにおけるNaOの含有量が19質量%以下である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のガスの処理装置。
  5. 前記ゼオライトにおけるKOの含有量が2質量%以下である、請求項1〜4のいずれか一項に記載のガスの処理装置。
  6. 前記ゼオライトにおけるRbOの含有量が0.005質量%以下である、請求項1〜5のいずれか一項に記載のガスの処理装置。
  7. 前記ゼオライトにおけるMgOの含有量が0.5質量%以上である、請求項1〜6のいずれか一項に記載のガスの処理装置。
  8. 前記ゼオライトにおけるCaOの含有量が0.2質量%以上である、請求項1〜7のいずれか一項に記載のガスの処理装置。
  9. 前記ゼオライトにおけるSrOの含有量が0.003質量%以下である、請求項1〜8のいずれか一項に記載のガスの処理装置。
  10. 前記ゼオライトにおけるFeの含有量が0.5質量%以上である、請求項1〜9のいずれか一項に記載のガスの処理装置。
  11. 前記無機化合物が、鉄及び亜鉛の少なくとも一方を含む酸化物である、請求項1〜10のいずれか一項に記載のガスの処理装置。
  12. ハロゲン化物と、ハロゲンガスとを含む被処理ガスが導入される、請求項1〜11のいずれか一項に記載のガスの処理装置。
  13. 被処理ガスが導入される導入口と、処理済みのガスが排出される排出口と、前記導入口と前記排出口とに接続された処理室とを有する容器を備え、
    前記処理室は、
    第1の処理部と、
    前記第1の処理部よりも前記排出口側に位置する第2の処理部と、
    を有し、
    前記第1の処理室には、SiO/Alモル比が2.3より大きく、Na,K,Rb,Mg,Ca,Sr及びFeからなる群から選ばれた少なくとも一種を含有するフォージャサイト型ゼオライトを含む第1の処理剤が配されており、
    前記第2の処理部には、金属の酸化物、金属の水酸化物及び金属の炭酸塩から選ばれた少なくとも一種の無機化合物を含む第2の処理剤が配されている、ガスの処理カートリッジ。
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