JP2016215803A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】後進走行時の駆動力性能を向上させる。【解決手段】第1モータに連結された第1サンギヤと、第2モータおよび駆動軸に連結された第1リングギヤと、切替クラッチ機構を介してエンジンに連結される第1キャリアとを有する第1遊星歯車機構、ならびに、前記第1サンギヤに連結された第2サンギヤと、ブレーキ機構により回転がロックされる第2リングギヤと、前記エンジンに連結されかつ前記切替クラッチ機構を介して前記第1キャリアに連結される第2キャリアとを有する第2遊星歯車機構を備えたハイブリッド車両の制御装置において、前記切替クラッチ機構をキャリア固定状態にして前記第1,第2モータの両駆動で後進走行を開始し、所定車速以上で、前記切替クラッチ機構をフリー状態にしかつ前記ブレーキ機構により前記第2リングギヤをロックし、前記第1モータで発電した電力で前記第2モータを力行制御する。【選択図】図5
Description
この発明は、エンジンおよびモータを駆動力源とするハイブリッド車両の制御装置に関するものである。
特許文献1には、装置の大型化や重量増を抑えつつ、広範な車速域で十分な駆動力を得ること、および、エネルギ効率を高めることを目的としたハイブリッド駆動装置が記載されている。この特許文献1に記載されたハイブリッド駆動装置は、エンジンおよび入力部材に連結されたキャリア、第1モータに連結されたサンギヤ、ならびに、出力部材および第2モータに連結されたリングギヤの3つの回転要素を有する遊星歯車装置と、エンジンを動力伝達経路から切り離すクラッチと、遊星歯車装置のキャリアの回転を止めて固定するブレーキとを備えている。そして、入力部材の回転を無段階に変速して出力部材側に伝達する無段変速モードと、第1モータの回転駆動力を出力部材に伝達するモードであって2つの変速段で変速が可能な第1モータ駆動モードとを切り替えて走行することが可能なように構成されている。
また、この特許文献1には、ブレーキを係合してエンジンおよびキャリアの回転を止めた状態で、第1モータおよび第2モータの両方の出力トルクによるモータ走行が可能なこと、および、クラッチを解放して動力伝達経路からエンジンを切り離した状態で、モータ走行が可能なことが記載されている。
上記の特許文献1に記載されているような構成のハイブリッド車両では、通常、後進走行は第2モータの出力トルクにより行われる。その後進走行の際の最大駆動力は、バッテリから第2モータへ供給される電力量に依存して決まる。バッテリ電力の残量が不足すると、第1モータが回生制御され、その第1モータで発電した電力が第2モータへ供給される。したがって、バッテリ電力の残量が少なくなり、第1モータが回生制御される場合には、走行抵抗に加え、第1モータが発電する際の充電反力が走行抵抗側に掛かる。そのため、第2モータの出力による後進走行時に、上記のような反力に対抗するために第2モータの出力トルクが使われてしまい、その分だけ後進走行時の駆動力性能が低下してしまう。
この発明は上記の技術的課題に着目して考え出されたものであり、後進走行時の駆動力性能を向上させることができるハイブリッド車両の制御装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、この発明は、エンジンと、第1モータおよび第2モータとを駆動力源とし、前記第1モータに連結された第1サンギヤと、出力部材を介して前記第2モータおよび駆動軸に連結された第1リングギヤと、切替クラッチ機構を介して前記エンジンに選択的に連結される第1キャリアとを有するシングルピニオン型の第1遊星歯車機構、ならびに、前記第1サンギヤに連結された第2サンギヤと、ブレーキ機構により選択的に回転が止められて固定される第2リングギヤと、前記エンジンに連結されかつ前記切替クラッチ機構を介して前記第1キャリアに選択的に連結される第2キャリアとを有するダブルピニオン型の第2遊星歯車機構を備え、前記切替クラッチ機構により、前記エンジンと前記第1キャリアとを連結したエンジン連結状態と、前記第1キャリアをいずれの部材にも係合させないフリー状態と、前記第1キャリアの回転を止めて固定したキャリア固定状態とを切り替えることが可能なハイブリッド車両の制御装置において、前記各駆動力源の運転状態ならびに前記切替クラッチ機構および前記ブレーキ機構の動作をそれぞれ制御するコントローラを備え、前記コントローラは、前記ハイブリッド車両を後進走行させる場合に、前記ハイブリッド車両の停止時に前記切替クラッチ機構を前記エンジン連結状態にして前記エンジンを始動させた後に、前記切替クラッチ機構を前記キャリア固定状態にして前記第1モータおよび前記第2モータの両方の出力トルクで前記後進走行を開始し、前記後進走行中に車速が予め定めた所定車速以上になった場合には、前記切替クラッチ機構を前記フリー状態にすると共に、前記ブレーキ機構を係合して前記第2リングギヤの回転を止めて固定した状態で、前記第1モータを回生制御して発電した電力を前記第2モータに供給して前記第2モータを力行制御することにより前記後進走行を継続するように構成されていることを特徴とするものである。
この発明で対象とするハイブリッド車両の構成では、第2遊星歯車機構およびブレーキ機構を設け、第2モータの出力によるモータ走行中にブレーキ機構を係合して第2リングギヤの回転をロックすることにより、エンジンの出力によって第1モータを駆動して発電させることができる。したがって、その第1モータで発電した電力で第2モータを力行させて走行するいわゆるシリーズハイブリッド走行が可能になる。さらに、この発明によれば、後進走行する際には、大きな駆動力が要求される停車状態からの発進時に、第1モータおよび第2モータの両方の出力による高出力のモータ走行(両駆動)でハイブリッド車両を発進させることができる。そして、第1モータおよび第2モータの両駆動によるモータ走行中にブレーキ機構を係合して第2リングギヤの回転をロックすることにより、上記のようなシリーズハイブリッド走行が可能になる。そのため、バッテリ電力の残量によらず、第2モータへ供給する電力を確保することができる。したがって、第1モータの充電反力によって第2モータによる駆動トルクが減少してしまうこと防止することができ、常時、第2モータによる最大駆動トルクでハイブリッド車両を後進走行させることができる。
この発明を、図を参照して具体的に説明する。先ず、図1に、この発明で制御対象とすることのできるハイブリッド車両の一例を示してある。図1に示す車両Veは、エンジン(ENG)1、ならびに、第1モータ(MG1)2および第2モータ(MG2)3を駆動力源とするハイブリッド車両である。車両Veは、エンジン1が出力する動力を、動力分割機構として機能する第1遊星歯車機構4によって第1モータ2側と駆動軸5側とに分割して伝達するように構成されている。また、第1モータ2で発生した電力を第2モータ3に供給し、その第2モータ3が出力する動力を駆動軸5に付加することができるように構成されている。
更に、エンジン1と第1遊星歯車機構4との間に、それらの間の動力伝達状態や回転状態を切り替えて設定する切替クラッチ機構6が設けられている。また、エンジン1と第1モータ2および第1遊星歯車機構4との間で変速機構として機能する第2遊星歯車機構7が設けられている。
第1遊星歯車機構4は、サンギヤS1、リングギヤR1、および、キャリアC1の3つの回転要素を有する遊星歯車機構によって構成されている。図1に示す例では、シングルピニオン型の遊星歯車機構が用いられている。
第1遊星歯車機構4は、エンジン1の出力軸1aと同一の回転軸線上に配置されている。そして、第1遊星歯車機構4のサンギヤS1に第1モータ2が連結されている。具体的には、第1モータ2は、第1遊星歯車機構4に隣接してエンジン1とは反対側に配置されていて、その第1モータ2のロータ2aに一体となって回転するロータ軸2bがサンギヤS1に連結されている。
第1遊星歯車機構4のサンギヤS1に対して同心円上に、内歯歯車のリングギヤR1が配置されている。これらサンギヤS1とリングギヤR1とに噛み合っているピニオンギヤP1がキャリアC1によって自転および公転できるように保持されている。キャリアC1は、切替クラッチ機構6を介して、出力軸1aと選択的に連結されるように構成されている。具体的には、出力軸1aに、ダンパ機構を備えたフライホイール8を介して、第1遊星歯車機構4の入力軸4aが連結されている。入力軸4aとキャリアC1との間に、切替クラッチ機構6が設けられている。
切替クラッチ機構6は、図2,図3,図4に示すように、キャリアC1と入力軸4a(すなわち、エンジン1の出力軸1a)とを連結する「エンジン連結状態」(図2)と、キャリアC1をいずれの部材にも係合させない「フリー状態」(図3)と、例えばハウジングなどの固定部材9とキャリアC1とを連結し、キャリアC1の回転を止めて固定する(ロックする)「キャリア固定状態」(図4)とを切り替えて設定することが可能なように構成されている。この切替クラッチ機構6は、例えば、ドグクラッチによって構成されている。
第2遊星歯車機構7は、サンギヤS2、リングギヤR2、および、キャリアC2の3つの回転要素を有する遊星歯車機構によって構成されている。図1に示す例では、ダブルピニオン型の遊星歯車機構が用いられている。
第2遊星歯車機構7は、エンジン1の出力軸1aおよび第1遊星歯車機構4の入力軸4aと同一の回転軸線上に配置されている。そして、第2遊星歯車機構7のサンギヤS2に第1遊星歯車機構4のサンギヤS1および第1モータ2が連結されている。具体的には、第1モータ2のロータ軸2bが、サンギヤS1と共に、サンギヤS2に連結されている。
第2遊星歯車機構7のサンギヤS2に対して同心円上に、内歯歯車のリングギヤR2が配置されている。これらサンギヤS2とリングギヤR2とに噛み合っている一対のピニオンギヤP2がキャリアC2によって自転および公転できるように保持されている。キャリアC2は、入力軸4aおよびフライホイール8を介して、出力軸1aに連結されている。具体的には、ロータ軸2bおよびサンギヤS1の回転軸は中空軸になっていて、その中空部を通って入力軸4aがキャリアC2に連結されている。したがって、キャリアC2は、エンジン1の出力軸1aに連結されると共に、切替クラッチ機構6によって選択的にキャリアC1と連結されるように構成されている。すなわち、上述の図2に示すように、切替クラッチ機構6を「エンジン連結状態」にすることにより、出力軸1aとキャリアC1とキャリアC2とが、全て互いに連結された状態になる。
第2遊星歯車機構7のリングギヤR2と固定部材9との間に、ブレーキ機構10が設けられている。ブレーキ機構10は、係合することによってリングギヤR2の回転を選択的に止めて固定する(ロックする)ように構成されている。
第1遊星歯車機構4のリングギヤR1の外周部分に、外歯歯車の第1ドライブギヤ11がリングギヤR1と一体に形成されている。また、第1遊星歯車機構4および第1モータ2の回転軸線と平行に、カウンタシャフト12が配置されている。このカウンタシャフト12の一方(図1での左側)の端部に、上記の第1ドライブギヤ11と噛み合うカウンタドリブンギヤ13が一体となって回転するように取り付けられている。カウンタシャフト12の他方(図1での右側)の端部には、カウンタドライブギヤ14がカウンタシャフト12に一体となって回転するように取り付けられている。カウンタドライブギヤ14は、終減速機であるデファレンシャルギヤ15のリングギヤ16と噛み合っている。したがって、リングギヤR1は、出力部材を介して、すなわち、上記の第1ドライブギヤ11、カウンタシャフト12、カウンタドリブンギヤ13、およびカウンタドライブギヤ14からなるギヤ列、ならびに、デファレンシャルギヤ15のリングギヤ16を介して、駆動軸5に動力伝達可能に連結されている。
上記の第1遊星歯車機構4から駆動軸5に伝達されるトルクに、第2モータ3が出力するトルクを付加できるように構成されている。すなわち、第2モータ3のロータ3aに一体となって回転するロータ軸3bが、上記のカウンタシャフト12と平行に配置されている。ロータ軸3bには、上記のカウンタドリブンギヤ13と噛み合う第2ドライブギヤ17が一体となって回転するように取り付けられている。したがって、リングギヤR1には、出力部材を介して、すなわち、上記のようなギヤ列および第2ドライブギヤ17を介して、第2モータ3が動力伝達可能に連結されている。
そして、上記のようなエンジン1、第1モータ2および第2モータ3、ならびに、図示しないバッテリやインバータなどを制御するためのコントローラ(ECU)18が設けられている。コントローラ18は、例えばマイクロコンピュータを主体にして構成される電子制御装置である。このコントローラ18には、例えば、アクセル開度センサ、シフトポジションセンサ、車速センサ、エンジン回転数センサ、第1モータおよび第2モータの回転数センサもしくはレゾルバなどの計測値あるいは検出値が入力されるように構成されている。そして、それら入力されたデータおよび予め記憶させられているデータ等を使用して演算を行い、その演算結果を基に制御指令信号を出力するように構成されている。
前述したように、従来のハイブリッド車両では、後進走行時にバッテリ電力の残量が不足すると、一方のモータで発電する際の充電反力が走行抵抗に加わるため、後進走行時の駆動力性能が低下してしまう場合があった。そこで、この発明におけるコントローラ18は、後進走行時、常時、良好な駆動力性能を得るために、以下の例に示す制御を実行するように構成されている。
図5は、この発明におけるコントローラ18で実行される制御の概要を示すフローチャートである。この図5のフローチャートに示すルーチンは、車両Veを後進走行させる場合に実行される。先ず、車両Veが、「HVモード」もしくは「シリーズモード」の走行モードで停止している際に、シフトポジションがリバース(Rev)の位置に操作されることにより、エンジン1が始動される(ステップStp1)。
「HVモード」は、前述の図2に示すように切替クラッチ機構6を「エンジン連結状態」にし、かつ、ブレーキ機構10を解放することにより設定される走行モードである。この「HVモード」では、少なくともエンジン1の出力によって車両Veを走行させることが可能である。「シリーズモード」は、前述の図3に示すように切替クラッチ機構6を「フリー状態」にし、かつ、ブレーキ機構10を係合して第2遊星歯車機構7のリングギヤR2をロックすることにより設定される走行モードである。この「シリーズモード」では、第1モータ2で発電した電力で第2モータ3を力行させることにより車両Veを走行させる、いわゆるシリーズハイブリッド走行が可能である。
車両Veの走行モードが「HVモード」である場合は、図6の共線図に示すように、第1モータ2を正回転方向に力行制御し、その第1モータ2の出力トルクでエンジン1をモータリングして回転数を上昇させることにより、エンジン1を始動する。車両Veの走行モードが「シリーズモード」である場合には、第1モータ2の回転数を制御してキャリアC1およびキャリアC2の回転数を0に同期させた状態で、切替クラッチ機構6を「エンジン連結状態」にする。また、ブレーキ機構10を解放する。それにより、車両Veの走行モードを「シリーズモード」から「HVモード」に移行させる。その後、上記のように、第1モータ2によってエンジン1の回転数を上昇させて、エンジン1を始動する。なお、この説明で、正回転方向は、エンジン1の出力軸1aが回転する方向であり、逆回転方向は、エンジン1の出力軸1aが回転する方向と逆の回転方向である。
エンジン1を始動した後に、切替クラッチ機構6が操作されて、車両Veの走行モードが「両駆動モード」に移行される(ステップStp2)。「両駆動モード」は、前述の図4に示すように切替クラッチ機構6を「キャリア固定状態」にし、かつ、ブレーキ機構10を解放することにより設定される走行モードである。この「両駆動モード」では、第1モータ2および第2モータの両方の出力トルクによる高出力で効率のよいモータ走行が可能である。
車両Veの走行モードが「両駆動モード」に移行されると、第1モータ2および第2モータの両駆動による後進走行が開始される(ステップStp3)。この「両駆動モード」の後進走行では、図7の共線図に示すように、第1モータ2が正回転方向に力行制御されると共に、第2モータ3が逆回転方向に力行制御される。この場合、エンジン1はアイドリング状態に制御される。
ステップStp3で「両駆動モード」の後進走行が開始された後に、その後進走行中に車速が予め定めた所定車速以上になると、切替クラッチ機構6およびブレーキ機構が操作されて、車両Veの走行モードが「シリーズモード」に移行される(ステップStp4)。そして、「シリーズモード」で第2モータ3の最大トルクによる後進走行の継続が可能になる(ステップStp5)。
この「シリーズモード」の後進走行では、図8の共線図に示すように、エンジン1の出力トルクにより、第1モータ2が逆回転方向に回生制御される。その際に第1モータ2で発電した電力が第2モータ3へ供給され、第2モータ3が逆回転方向に力行制御される。そして、その第2モータ3が出力する逆回転のトルクにより車両Veが後進走行させられる。
上記のように、この発明に係るハイブリッド車両の制御装置では、第1モータ1および第2モータ3の両駆動のモータ走行で、後進走行の発進を行うことができる。そして、その両駆動による後進走行中に、切替クラッチ機構6を「フリー状態」にし、かつ、ブレーキ機構10を係合してリングギヤR2の回転をロックすることにより、「シリーズモード」での後進走行が可能になる。すなわち、エンジン1の出力によって第1モータ2を駆動し、第1モータ2で発電させながら第2モータ3の出力トルクによる後進走行が可能になる。そのため、仮にバッテリ電力の残量が不足する場合であっても、第1モータ2で発電することにより、第2モータへ供給する電力を確保することができる。したがって、常時、第2モータ3による最大駆動トルクで車両Veを後進走行させることができる。
1…エンジン(Eng)、 2…第1モータ(MG1)、 2b…ロータ軸、 3…第2モータ(MG2)、 3b…ロータ軸、 4…第1遊星歯車機構(動力分割機構)、 4a…入力軸、 5…駆動軸、 6…切替クラッチ機構、 7…第2遊星歯車機構、 10…ブレーキ機構、 11…第1ドライブギヤ、 12…カウンタシャフト、 13…カウンタドリブンギヤ、 14…カウンタドライブギヤ、 15…デファレンシャルギヤ、 16…リングギヤ、 17…第2ドライブギヤ、 18…コントローラ(ECU)、 C1…キャリア(第1キャリア)、 R1…リングギヤ(第1リングギヤ)、 S1…サンギヤ(第1サンギヤ)、 C2…キャリア(第2キャリア)、 R2…リングギヤ(第2リングギヤ)、 S2…サンギヤ(第2サンギヤ)、 Ve…車両(ハイブリッド車両)。
Claims (1)
- エンジンと、第1モータおよび第2モータとを駆動力源とし、前記第1モータに連結された第1サンギヤと、出力部材を介して前記第2モータおよび駆動軸に連結された第1リングギヤと、切替クラッチ機構を介して前記エンジンに選択的に連結される第1キャリアとを有するシングルピニオン型の第1遊星歯車機構、ならびに、前記第1サンギヤに連結された第2サンギヤと、ブレーキ機構により選択的に回転が止められて固定される第2リングギヤと、前記エンジンに連結されかつ前記切替クラッチ機構を介して前記第1キャリアに選択的に連結される第2キャリアとを有するダブルピニオン型の第2遊星歯車機構を備え、前記切替クラッチ機構により、前記エンジンと前記第1キャリアとを連結したエンジン連結状態と、前記第1キャリアをいずれの部材にも係合させないフリー状態と、前記第1キャリアの回転を止めて固定したキャリア固定状態とを切り替えることが可能なハイブリッド車両の制御装置において、
前記各駆動力源の運転状態ならびに前記切替クラッチ機構および前記ブレーキ機構の動作をそれぞれ制御するコントローラを備え、
前記コントローラは、
前記ハイブリッド車両を後進走行させる場合に、
前記ハイブリッド車両の停止時に前記切替クラッチ機構を前記エンジン連結状態にして前記エンジンを始動させた後に、前記切替クラッチ機構を前記キャリア固定状態にして前記第1モータおよび前記第2モータの両方の出力トルクで前記後進走行を開始し、
前記後進走行中に車速が予め定めた所定車速以上になった場合には、前記切替クラッチ機構を前記フリー状態にすると共に、前記ブレーキ機構を係合して前記第2リングギヤの回転を止めて固定した状態で、前記第1モータを回生制御して発電した電力を前記第2モータに供給して前記第2モータを力行制御することにより前記後進走行を継続する
ように構成されていることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015102450A JP2016215803A (ja) | 2015-05-20 | 2015-05-20 | ハイブリッド車両の制御装置 |
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018177380A1 (zh) * | 2017-03-30 | 2018-10-04 | 苏州凯博易控驱动技术有限公司 | 动力***用混合动力、纯电动传动装置及操作方法 |
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-
2015
- 2015-05-20 JP JP2015102450A patent/JP2016215803A/ja active Pending
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