JP2016213999A - 風の周波数成分変換装置および振動発電装置 - Google Patents

風の周波数成分変換装置および振動発電装置 Download PDF

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Abstract

【課題】風の周波数成分を任意の周波数に変換可能な風の周波数成分変換装置およびその風の周波数成分変換装置を備えた振動発電装置を得る。
【解決手段】前段スリット(10)の前段流入口(14)に流入する風(W0)によって回転している前段羽根組(11)の位置に応じて、後段スリット(20)の後段流出口(25)から流出する風の量が周期的に変化するように、前段羽根組(11)および後段羽根組(21)のそれぞれを構成する羽根の枚数および形状を設定することで、前段流入口(14)に流入する風(W0)の周波数成分と、後段流出口(25)から流出する風(W1)の周波数成分とを互いに異ならせるように構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、風の周波数成分を変換する風の周波数成分変換装置およびその風の周波数成分変換装置を備えた振動発電装置に関するものである。
従来から、風力によって振動させた物体の振動エネルギーを取り出して発電する振動発電装置として、さまざまなものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の従来技術では、風等の流体の流れにさらされる位置に配されるとともに流体の流れによってはためき得る布製の可撓性平面体の揺れによる振動エネルギーを電気エネルギーに変換することで発電するように構成されている。
特許第4590641号公報
しかしながら、従来技術には以下のような課題がある。
一般的に風の周波数成分では、数Hz以下の低周波成分が多く、数十Hzの振動で動作する従来の振動発電装置では、風から十分にエネルギーを取り出すことができないので、風の周波数成分を任意の周波数に変換することが求められる。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、風の周波数成分を任意の周波数に変換可能な風の周波数成分変換装置およびその風の周波数成分変換装置を備えた振動発電装置を得ることを目的とする。
本発明における風の周波数成分変換装置は、風を周期的に標本化する手段を有し、風を通過させることにより、風の周波数成分を変換するものである。
また、本発明における振動発電装置は、風の周波数成分変換装置と、前記後段流出口から流出する前記風によって振動する物体と、前記物体の振動によって発生する振動エネルギーから発電する振動発電部と、を備えたものである。
本発明によれば、風を周期的に標本化する手段を有し、風を通過させることにより、風の周波数成分を変換するように構成することで、風の周波数成分を任意の周波数に変換可能な風の周波数成分変換装置およびその風の周波数成分変換装置を備えた振動発電装置を得ることができる。
本発明の実施の形態1における風の周波数成分変換装置を備えた振動発電装置を示す側面図である。 図1の前段スリットを正面からみたときの前段羽根組を示す平面図である。 図1の後段スリットを正面から見たときの後段羽根組を示す平面図である。 図2の前段羽根組がさらに回転した状態を示す平面図である。 図1の後段スリットを正面から見たときの後段羽根組の別例を示す平面図である。 図1の前段スリットを正面からみたときの前段羽根組の別例を示す平面図である。 図1の後段スリットを正面から見たときの後段羽根組の別例を示す平面図である。 図6の前段羽根組がさらに回転した状態を示す平面図である。 本発明の実施の形態1において、車両走行時に発生する風について説明するために想定する道路を上から見たときの平面図である。 図9のキロポストと、キロポストの裏面に取り付けられた振動発電部との間における振動モデルを示す説明図である。 図9のキロポストに、トラックの走行時に発生する風があたるときの、キロポストおよび振動発電部の振動の挙動のシミュレーション結果を示す波形図である。 図11の時間応答に対応する周波数応答を示す波形図である。 図11に示す風の入力波形を標本化することで周波数成分を変換する概念を説明するための波形図である。 図13(b)の時間応答に対応する周波数応答を示す波形図である。 図13(a)の風の入力波形のFFTスペクトラムである。 図13(c)の波形のFFTスペクトラムである。 本発明の実施の形態2における振動発電装置の振動発電部の構成例を示す概略断面図である。 図17の板バネの構成を示す平面図である。
本願発明においては、風から振動発電機を利用して効率よく発電する目的を、周期的に標本化を行う手段を用いることにより、風の周波数成分を変換して実現した。換言すると、本願発明では、風を周期的に標本化する手段を有し、風を通過させることにより、風の周波数成分を変換するという技術的特徴を有する。
また、風を周期的に標本化する手段の構成例として、風を周期的に標本化する手段は、重ね合わされた二つのスリットからなり、少なくとも一方のスリットが風により回転するように構成されている。
以下、上記の技術的特徴を有するように構成された本発明による風の周波数成分変換装置および振動発電装置の構成例を、好適な実施の形態にしたがって図面を用いて説明する。なお、図面の説明においては、同一部分または相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における風の周波数成分変換装置を備えた振動発電装置を示す側面図である。図2は、図1の前段スリット10を正面からみたときの前段羽根組11を示す平面図である。図3は、図1の後段スリット20を正面から見たときの後段羽根組21を示す平面図である。図4は、図2の前段羽根組11がさらに回転した状態を示す平面図である。
図1において、振動発電装置は、前段スリット10および後段スリット20を備えて構成された重ね合わされた二つのスリットを有する風の周波数成分変換装置と、振動板30と、振動発電部40とを備える。
前段スリット10は、前段羽根組11、前段支持軸12、前段スリット枠13、前段流入口14および前段流出口15を有する。
前段羽根組11は、図2に示すように、それぞれが周方向に等ピッチで配置された4枚の羽根で構成され、前段支持軸12によって支持されている。前段スリット枠13は、円筒形状の枠であり、内周面が前段羽根組11の各羽根の外側と近接するように前段羽根組11の外側に沿って前段羽根組11を囲っている。
前段スリット枠13の一方の開口は、風を流入する前段流入口14であり、他方の開口は、風を流出する前段流出口15である。前段羽根組11は、前段流入口14に流入する風の抗力によって、前段支持軸12に対して時計回りに回転する。なお、風の抗力によって回転する前段羽根組11の具体例として、形状がかざぐるま型となるように構成される羽根組が挙げられる。
後段スリット20は、後段羽根組21、後段支持軸22、後段スリット枠23、後段流入口24および後段流出口25を有する。
後段羽根組21は、図3に示すように、前段羽根組11と同様の形状であり、それぞれが周方向に等ピッチで配置された4枚の羽根で構成され、後段支持軸22によって支持されている。後段スリット枠23は、円筒形状の枠であり、内周面が後段羽根組21の各羽根の外側と近接するように後段羽根組21の外側に沿って後段羽根組21を囲っている。
後段スリット枠23の一方の開口は、風を流入する後段流入口24であり、他方の開口は、風を流出する後段流出口25である。後段羽根組21は、後段支持軸22に対して回転しないように位置が固定されている。
前段スリット枠13の前段流出口15側の端面と、後段スリット枠23の後段流入口24側の端面とが重ね合わされ、前段スリット10と後段スリット20とが連結されている。
このように前段スリット10と後段スリット20とを連結することで、前段流入口14に流入する風W0によって前段羽根組11が回転するとともに、風W0が前段流出口15から流出する。前段流出口15から流出する風W0は、後段流入口24に流入し、後段羽根組21を介して後段流出口25から、風W1として流出する。
図2および図3に示すように、風W0によって回転している前段羽根組11について、後段羽根組21を構成する羽根と、前段羽根組11を構成する羽根とが重なる位置にあるとき、前段流入口14に流入する風W0の量の概ね半分の量の風W1が後段流出口25から流出する。
また、図3および図4に示すように、風W0によって回転している前段羽根組11について、後段羽根組21を構成する羽根のうちの隣り合う羽根間に形成される隙間を、前段羽根組11を構成する羽根が塞ぐ位置にあるとき、風W0の流れが遮断されるので、風W1が後段流出口25から流出しない。
前段羽根組11の回転によって、風W0の量の概ね半分の量(最大)の風W1が後段流出口25から流出するタイミングと、後段流出口から流出する風の量が0(最小)となるタイミングとは交互に周期的に現れる。このように、回転している前段羽根組11の位置に応じて後段流出口25から流出する風の量を周期的に変化させることができる。なお、前段羽根組11の回転数を調整すれば、風の量の変化の周期を調整することができる。
また、回転している前段羽根組11の位置に応じて後段流出口25から流出する風の量を周期的に変化させることで、前段流入口14に流入する風W0の周波数成分と、後段流出口25から流出する風W1の周波数成分とを互いに異ならせることができる。すなわち、風W0を前段スリット10および後段スリット20に順次通過させることで、風W0に対して周波数成分が変換された風W1を得ることができる。
なお、後段羽根組21の別例として、図5に示すように、後段羽根組21を構成することもできる。図5は、図1の後段スリット20を正面から見たときの後段羽根組21の別例を示す平面図である。
すなわち、図5に示すように、後段支持軸22に対して、後段羽根組21が、反時計回り、すなわち、前段羽根組11の回転方向と逆方向に回転するように構成することもできる。この場合、前段羽根組11および後段羽根組21のそれぞれの回転数は、先の図2および図4に示す前段羽根組11の回転数の半分でよいので、より風量の弱い風にも対応することができることとなる。なお、回転方向については、例えば、前段羽根組11および後段羽根組21のそれぞれを構成する羽根の形状を適宜設定することで容易に調整することができる。
なお、前段羽根組11および後段羽根組21のさらなる別例として、図6〜図8に示すように、前段羽根組11および後段羽根組21を構成することもできる。図6は、図1の前段スリット10を正面からみたときの前段羽根組11の別例を示す平面図である。図7は、図1の後段スリット20を正面から見たときの後段羽根組21の別例を示す平面図である。図8は、図6の前段羽根組11がさらに回転した状態を示す平面図である。
すなわち、図6に示すように、前段羽根組11の別例として、前段流入口14に流入する風の揚力によって、前段支持軸12に対して時計回りに回転するように、前段羽根組11を構成することもできる。なお、風の揚力によって回転する前段羽根組11の具体例として、形状がプロペラ型となるように構成される羽根組が挙げられる。後段羽根組21は、図7に示すように、前段羽根組11を重ねた状態で正面から見たときに、円から前段羽根組11がくり抜かれたような形状となる。
図6および図7に示すように、風W0によって回転している前段羽根組11について、後段羽根組21を構成する羽根と、前段羽根組11を構成する羽根とが重なる位置にあるとき、前段流入口14に流入する風W0の量の概ね半分の量の風W1が後段流出口25から流出する。
また、図7および図8に示すように、風W0によって回転している前段羽根組11について、後段羽根組21を構成する羽根のうちの隣り合う羽根間に形成される隙間を、前段羽根組11を構成する羽根が塞ぐ位置にあるとき、風W0の流れが遮断されるので、風W1が後段流出口25から流出しない。
したがって、前段羽根組11および後段羽根組21の別例においても、先と同様に、回転している前段羽根組11の位置に応じて後段流出口25から流出する風の量を周期的に変化させることができることとなる。
このように、前段羽根組11および後段羽根組21のそれぞれを構成する羽根の枚数および形状を適宜設定することで、回転している前段羽根組11の位置に応じて後段流出口25から流出する風の量を周期的に変化させることができる。
図1の説明に戻り、振動板30は、後段流出口25から流出する風W1があたるように、後段スリット20と対向して配置される。振動板30は、風W1があたることで、振動し、振動エネルギーを発生させる。振動発電部40は、振動板30と接触するように配置され、振動板30の振動によって発生する振動エネルギーを電気エネルギーに変換することで発電する。なお、風があたることで振動エネルギーを発生させる物体であれば、このような物体を、振動板30の代わりに用いることもできる。
次に、前段スリット10および後段スリット20に風を順次通過させることで実現される風の周波数変換について、図9〜図16を参照しながら説明する。
図9は、本発明の実施の形態1において、車両走行時に発生する風について説明するために想定する道路を上から見たときの平面図である。なお、図9には、参考のために、キロポストPを正面から見たときの平面図も併せて図示している。
図9では、道路上に車両進行方向と平行に設けられた路肩白線と、ガードレールとの間の距離を約3mとし、このガードレールにはキロポストPが取り付けられているものとする。キロポストPとは、高速道路などでよく見かけられる標識の一つである。図9に示す状況において、車両が道路を一定の速度で走行する場合、車両走行に起因した風が発生し、この風がキロポストPの表面にあたることとなる。なお、キロポストPのガードレール側の面を表面とし、表面に対向する面を裏面とする。
続いて、キロポストPの裏面に振動発電部40を取り付ける場合を考える。この場合、キロポストPが振動板30に相当することとなる。また、車両走行時に発生する風がキロポストPの表面にあたることで、キロポストPが振動し、キロポストPの振動による振動エネルギーが振動発電部40に伝達される。図10は、図9のキロポストPと、キロポストPの裏面に取り付けられた振動発電部40との間における振動モデルを示す説明図である。
なお、キロポストPと振動発電部40との間における振動モデルとして、図10に示すように、キロポストPにおいて、質量をm1、ばね定数をk1、減衰係数をc1とし、振動発電部40において、質量をm2、ばね定数をk2、減衰係数をc2とする。また、キロポストPおよび振動発電部40の固有振動数は、数十Hz付近である。
続いて、車両としてトラックが時速80kmで走行し、トラックの走行時に発生する風がキロポストPの表面にあたるときの、キロポストPおよび振動発電部40の振動の挙動を、図10に示す振動モデルを用いて考える。
図11は、図9のキロポストPに、トラックの走行時に発生する風があたるときの、キロポストPおよび振動発電部40の振動の挙動のシミュレーション結果を示す波形図である。
図11では、風の入力波形、キロポストPの加速度波形および振動発電部40の加速度波形のそれぞれの時間に対する変化が図示されている。換言すると、図11では、トラックの走行によってキロポストPの表面にあたる風の挙動が入力波形のようになるときの、キロポストPおよび振動発電部40の加速度の変化が、キロポストPおよび振動発電部40の振動の挙動として図示されている。
また、図11に示す時間領域での応答波形を周波数領域での応答波形に変換すると、図12に示すようになる。図12は、図11の時間応答に対応する周波数応答を示す波形図である。
図11および図12から分かるように、キロポストPの表面にあたる風の周波数成分が数Hzの低い領域に存在し、このような周波数成分に対応するパワーが0.3Nである。また、キロポストPおよび振動発電部40の固有振動数、すなわち数十Hz付近での加速度が1/1000G程度と小さい。したがって、数十Hzの振動で動作する振動発電部40による発電効率が悪いといえる。
このような振動発電部40による発電効率が悪いという問題に対して、キロポストPの表面にあたる風の周波数成分を変換することを考える。図13は、図11に示す風の入力波形を標本化することで周波数成分を変換する概念を説明するための波形図である。
図13(a)では、図11の風の入力波形において、2.5秒から4秒までの時間領域の波形が拡大して示されている。
ここで、図13(a)の波形に対して、20Hzのインパルスで標本化すれば、図13(b)に示す理論的な波形が得られる。
また、トラックの走行時に発生する風を前段スリット10および後段スリット20に順次通過させ、通過後の風がキロポストPにあたる場合を考える。この場合、図13(a)の波形に対して、前段スリット10および後段スリット20によって標本化されことで、図13(c)に示す概略波形が得られる。
なお、図13(b)および図13(c)では、理解を容易にするために、エンベロープとして、標本化される前の元の波形、すなわち、図13(a)に示す波形も併せて図示している。ただし、図13(c)のエンベロープの振幅は、図13(a)の振幅より小さくなるが、図では波形が同一であることを示すために同じ大きさになるよう縦軸のスケールを変えて表示している。
図13(b)に示すように、図13(a)の波形に対して、インパルスで標本化した場合、標本化定理によって、図14に示す波形が得られる。図14は、図13(b)の時間応答に対応する周波数応答を示す波形図である。図14において、上のグラフが元の入力波形の周波数成分で、下のグラフが標本化した波形の周波数成分を示す。
図14から分かるように、図13(a)の波形に対してインパルスで標本化した場合の周波数応答では、20Hzの両側にスペクトラムが発生している。このような成分が存在する風をキロポストPにあてることで、振動発電部40の発電効率が向上するとも思われる。しかしながら、インパルスで標本化すれば、標本化に伴い風のパワーが下がってしまうので、実用的ではない。
これに対して、トラックの走行時に発生する風を前段スリット10および後段スリット20に順次通過させることで、図13(c)に示すように、パワーを有しつつ標本化されている波形が得られる。なお、前段スリット10の前段羽根組11の羽根の枚数が4枚であるので、回転数が毎秒5回転となるようにすれば、20Hzで標本化されることとなる。なお、回転数について、前段スリット10の前段流入口14に流入する風の風速および風量を考慮して、前段羽根組11の形状を適宜設定することで、回転数を調整することができる。
図15は、図13(a)の風の入力波形のFFT(Fast Fourier Transform)スペクトラムである。図16は、図13(c)の波形のFFTスペクトラムである。なお、FFTは、180Hzのサンプリングで行っているので、90Hz以上の周波数成分が存在しない。
図15および図16のFFTスペクトラムを比較すると、図15では、数Hzの周波数成分しか存在しないが、図16では20Hz付近の周波数成分が存在している。したがって、前段スリット10および後段スリット20に通過させた後の風は、20Hz付近の周波数成分を有しており、この風をキロポストPにあてることで、振動発電部40の発電効率が飛躍的に向上する。
このように、本願発明における風の周波数成分変換装置では、前段スリット10および後段スリット20に風を順次通過させることで、風の入力波形の標本化が行われ、周波数成分が変換される。また、周波数成分が変換された風には、振動板30の固有振動数が含まれるので、このような風を振動板30にあてることで、効率的に振動エネルギーを発生させることができる。さらに、振動板30の固有振動数と振動発電部40の固有振動数を同じにすることで、振動発電部40の発電効率が飛躍的に向上する。
なお、前述したように、前段羽根組11および後段羽根組21のそれぞれを構成する羽根の枚数および形状を適宜設定することで、回転している前段羽根組11の位置に応じて後段流出口25から流出する風の量を周期的に変化させることができる。したがって、前段羽根組11および後段羽根組21のそれぞれを構成する羽根の枚数および形状を適宜設定することで、前段スリット10および後段スリット20を通過した後の風に含まれる周波数成分に所望の周波数が含まれるように調整することができる。
以上、本実施の形態1によれば、前段スリットにおいて、前段羽根組は、前段支持軸に対して、前段流入口に流入する風によって回転するように構成される。また、後段スリットにおいて、後段羽根組は、後段支持軸に対して回転しないよう位置が固定されるように構成され、あるいは、後段流入口に流入する風によって、前段羽根組の回転方向と逆方向に回転するように構成される。
また、回転している前段羽根組の位置に応じて後段流出口から流出する風の量が周期的に変化するように、前段羽根組および後段羽根組のそれぞれを構成する羽根の枚数および形状を設定することで、前段流入口に流入する風の周波数成分と、後段流出口から流出する風の周波数成分とを互いに異ならせる。
これにより、前段羽根組および後段羽根組のそれぞれを構成する羽根の枚数および形状を調整するだけで、風の周波数成分を任意の周波数に変換することができる。また、数Hz以下が主要成分である風を、数十Hz成分を有する風へと変換することができる。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2では、風の周波数成分変換装置を振動発電装置に適用した場合の、振動発電部40の具体的な構成例について説明する。図17は、本発明の実施の形態2における振動発電装置の振動発電部40の構成例を示す概略断面図である。図18は、図17の板バネ43a,43bの構成を示す平面図である。
図17において、振動発電装置は、先の実施の形態1における風の周波数成分変換装置(図示せず)と、振動板30と、振動発電部40とを備える。なお、図17では、図面の簡略化のため、先の実施の形態1における風の周波数成分変換装置を図示せず、風の周波数成分変換装置によって周波数成分が変換された風W1を図示している。
また、振動発電部40は、永久磁石41a,41bと、コイル42、板バネ43a,43bと、ガイド棒44a,44bと、磁気バネ部45a,45bと、フレーム46と、天板47と、磁石取付け用上板48と、中板49と、磁石取付け用下板50と、底板51と、周波数調整機構部52とを有する。
円柱あるいは円筒形をした永久磁石41a,41bは、同極を対向して配置されている。さらに、永久磁石41a,41bの周りを、コイル42が囲む構成となっている。ここで、コイル42は、中板49に固定されており、コイル42の中に配置された永久磁石41a,41bが振動することで、電気エネルギーが発生することとなる。
さらに、永久磁石41aは、ガイド棒44aを介して磁気バネ部45aと接続され、ガイド棒44aの中間部分は、板バネ43aにより保持されている。同様に、永久磁石41bは、ガイド棒44bを介して磁気バネ部45bと接続され、ガイド棒44bの中間部分は、板バネ43bにより保持されている。なお、振動発電部40の固有振動数を変える手法の一例として、板バネ43a,43bの固有振動数を変える手法がある。
図18に示すように、板バネ43a,43bは、円形状のバネ部材に対して、渦巻き状の複数のスリットSと、中心部の穴H1と、外周部の複数の穴H2とが形成されている。
中心部の穴H1は、図17に示したガイド棒44a,44bとの接続部に相当し、外周部の複数の穴H2は、図17に示したフレーム46との接続部に相当する。
また、渦巻き状の複数のスリットSは、可動部であるガイド棒44a,44bの横揺れを抑制する働きを有している。すなわち、図17において、永久磁石41a,41bは、振動板30に風W1があてられたときに発生する振動エネルギーによって、図17の紙面上の上下方向には振動するが、上下方向と直交する横揺れに関しては、スリットSの働きにより抑制されることとなる。
磁気バネ部45a,45bは、永久磁石41a,41bの振動方向(図17の紙面上の上下方向)の両端に設けられている。より具体的には、磁気バネ部45a,45bのそれぞれは、同極が対向して配置された一対の磁石で構成されている。
磁気バネ部45aを構成する一対の磁石のうち、一方は、ガイド棒44aの端部に接続され、他方は、磁石取付け用上板48に固定されている。同様に、磁気バネ部45bを構成する一対の磁石のうち、一方は、ガイド棒44bの端部に接続され、他方は、磁石取付け用下板50に固定されている。
また、周波数調整機構部52は、回転可能な軸を有し、磁石取付け用上板48および磁石取付け用下板50に接続されるとともに、天板47と底板51の間で固定されている。そして、周波数調整機構部52に設けられた回転可能な軸は、回転に対して、上下に配置された磁石取付け用上板48と磁石取付け用下板50が反転動作を行うように、ねじを切る方向が逆となっている。
この結果、回転可能な軸を一方の方向に回すことで、磁気バネ部45a,45bのギャップ長をともに狭める方向に調整でき、逆に、回転可能な軸を逆の方向に回すことで、磁気バネ部45a,45bのギャップ長をともに広げる方向に調整できる。すなわち、周波数調整機構部52により、磁気バネ部45a,45bのギャップ長(磁石間距離)を同時に、同じ方向(狭める方向、あるいは広げる方向)に調整することができる。
周波数調整機構部52により、磁気バネ部45a,45bの磁石間距離を調整した際に、磁石間距離が狭くなった場合には、バネ定数が大きくなり、周波数が高くなる。一方、磁石間距離が広くなった場合には、バネ定数が小さくなり、周波数が低くなる。したがって、磁気バネ部45a,45bの磁極間距離を調整することで、振動発電部40の固有振動数を調整することが可能となる。
このように、図17で例示する振動発電部40の構成では、振動板30に風W1があてられたときに発生する振動エネルギーによって、板バネ43a,43bが振動することで、永久磁石41a,41bが上下に可動する。したがって、コイル42に起電力が発生し、発電が行われることとなる。
また、振動板30にあてられる風W1の周波数成分が、振動板30および振動発電部40の固有振動数付近に存在する場合、振動発電部40による発電が効率的に行われ、結果として、振動発電部40の発電効率を向上させることができる。
なお、本実施の形態2では、風の周波数成分変換装置を適用可能な振動発電部40の一例として、図17に示す構成を例示したが、これに限定されない。すなわち、振動エネルギーを取り出して発電可能な振動発電部であれば、どのような振動発電部に対しても、風の周波数成分変換装置を適用可能である。
以上、本実施の形態2によれば、風の周波数成分変換装置と、後段スリットの後段流出口から流出する風によって振動する物体と、物体の振動によって発生する振動エネルギーから発電する振動発電部を備えて振動発電装置を構成する。
また、物体の固有振動数に一致する周波数が、後段スリットの後段流出口から流出する風の周波数成分に含まれるように、前段スリットの前段羽根組を構成する羽根の枚数および形状と、後段スリットの後段羽根組を構成する羽根の枚数および形状とをそれぞれ設定する。
これにより、物体の固有振動数に一致する周波数成分が含まれるように変換された風がこの物体にあたることで、効率良く振動エネルギーを発生させることでき、その結果、この物体に取り付けられた振動発電部による発電も効率良く行うことができる。
なお、本実施の形態1では、風W0として車両通過時に一時的に発生する風を例示したが、これに限定されず、通常の自然の風を風W0とすることもできる。また、前段スリット10および後段スリット20の断面形状が円形状である場合を例示したが、これに限定されず、正方形等といった別の形状にすることもできる。さらに、振動板30について、形状の制限はなく、周波数成分が変換された風W1があたるのであれば、どのような形状であってもよい。
また、風が発生するあらゆる場所に本願発明の風の周波数成分変換装置を備えた振動発電装置を設置することで、振動発電装置を電源として利用することができる。例えば、橋または道路脇での温湿度または雨量などの計測データを無線送信する電源として、振動発電装置を利用することもできる。また、ビルの空調機器付近での無線用電源として、振動発電装置を利用することもできる。
また、一般の風力発電機装置に本願発明を適用することも可能である。具体的には、風力発電装置のプロペラを前段スリット10と考え、このプロペラの後方に後段スリット20を設置することで、振動発電が可能になるとともに、さらには、後方への乱流を減らすことができる。
10 前段スリット、11 前段羽根組、12 前段支持軸、13 前段スリット枠、14 前段流入口、15 前段流出口、20 後段スリット、21 後段羽根組、22 後段支持軸、23 後段スリット枠、24 後段流入口、25 後段流出口、30 振動板、40 振動発電部、41a,41b 永久磁石、42 コイル、43a,43b 板バネ、44a,44b ガイド棒、45a,45b 磁気バネ部、46 フレーム、47 天板、48 磁石取付け用上板、49 中板、50 磁石取付け用下板、51 底板、52 周波数調整機構部。
本発明における風の周波数成分変換装置は、風を周期的に所望の周波数で標本化する手段を有し、風を通過させることにより、通過させる風を、所望の周波数を含む周波数成分を持つ風に変換するものである。

Claims (7)

  1. 風を周期的に標本化する手段を有し、風を通過させることにより、風の周波数成分を変換する
    風の周波数成分変換装置。
  2. 前記風を周期的に標本化する手段は、重ね合わされた二つのスリットからなり、少なくとも一方のスリットが風により回転する
    請求項1に記載の風の周波数成分変換装置。
  3. 前記重ね合わされた二つのスリットは、前段スリットおよび後段スリットを備えて構成され、
    前記前段スリットは、
    それぞれが周方向に配置された複数枚の羽根で構成された前段羽根組と、
    前記前段羽根組を支持する前段支持軸と、
    前記前段羽根組の外側に沿って囲う前段スリット枠と、
    前記前段スリット枠の一方の開口であり、風を流入する前段流入口と、
    前記前段スリット枠の他方の開口であり、前記前段流入口に流入する前記風を、前記前段羽根組を介して流出する前段流出口と、
    を有し、
    前記後段スリットは、
    それぞれが周方向に配置された複数枚の羽根で構成された後段羽根組と、
    前記後段羽根組を支持する後段支持軸と、
    前記後段羽根組の外側に沿って囲う後段スリット枠と、
    前記後段スリット枠の一方の開口であり、前記前段流出口から流出する前記風を流入する後段流入口と、
    前記後段スリット枠の他方の開口であり、前記後段流入口に流入する前記風を、前記後段羽根組を介して流出する後段流出口と、
    を有し、
    前記前段羽根組は、
    前記前段支持軸に対して、前記前段流入口に流入する前記風によって回転するように構成され、
    前記後段羽根組は、
    前記後段支持軸に対して回転しないよう位置が固定されるように構成され、あるいは、前記後段流入口に流入する前記風によって、前記前段羽根組の回転方向と逆方向に回転するように構成され、
    回転している前記前段羽根組の位置に応じて前記後段流出口から流出する前記風の量が周期的に変化するように、前記前段羽根組および前記後段羽根組のそれぞれを構成する羽根の枚数および形状を設定することで、前記前段流入口に流入する前記風の周波数成分と、前記後段流出口から流出する前記風の周波数成分とを互いに異ならせる、
    請求項2に記載の風の周波数成分変換装置。
  4. 前記後段羽根組を構成する羽根のうちの隣り合う羽根間に形成される隙間を、前記前段羽根組を構成する羽根が塞ぐことで、前記後段流出口から流出する前記風の量が最小となるタイミングが、前記前段羽根組の回転中に周期的に現れる
    請求項3に記載の風の周波数成分変換装置。
  5. 前記前段羽根組は、前記風の抗力によって回転するかざぐるま型、または前記風の揚力によって回転するプロペラ型である
    請求項3または4に記載の風の周波数成分変換装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の風の周波数成分変換装置と、
    前記後段流出口から流出する前記風によって振動する物体と、
    前記物体の振動によって発生する振動エネルギーから発電する振動発電部と、
    を備えた振動発電装置。
  7. 前記物体の固有振動数が、前記後段流出口から流出する前記風の周波数成分に含まれるように、前記前段羽根組および前記後段羽根組のそれぞれを構成する羽根の枚数および形状を設定する
    請求項6に記載の振動発電装置。
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