JP2016209488A - 清掃シートおよび清掃用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】清掃シートおよび清掃用具に関する一層合理的な構築技術を提供する
【解決手段】保持具に取り付けることにより使用される清掃シートであって、起毛要素は、切断部141により切断された繊維体により形成される複数の起毛部151により構成され、第1方向起毛部列領域において、端部領域101eの起毛部151は、中央領域101cの起毛部151と比して繊維体の数が多く形成された多数繊維起毛部152を構成する。
【選択図】図11

Description

本発明は、清掃対象を清掃するための清掃シートおよび清掃用具に関する。
特開2000−245670号公報には、保持具に保持されるとともに、主に床を清掃するための清掃シートが開示されている。当該清掃シートは、複数の繊維を起毛させて構成された刷毛部により塵芥を捕捉するよう構成されていた。当該刷毛部は、一対の接合線の間に亘って配置される繊維体を切断することにより、複数個構成されていた。さらに、複数個の当該刷毛部は、異なる繊維延在長さを有するよう構成されていた。
上述した清掃シートにおいては、異なる繊維延在長さを有する刷毛部を構成することにより、塵芥を良好に捕捉することが可能であった。一方,この種の清掃シートにおいては、塵芥の捕捉効率をさらに向上させる工夫が要望されていた。
特開2000−245670号公報
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、清掃シートおよび清掃用具に関する一層合理的な構築技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る清掃シートの好ましい形態によれば、保持具に取り付けることにより使用される清掃シートであって、所定の第1方向と、当該第1方向と交差する方向である第2方向とに亘り延在するとともに、基部と、繊維要素と、基部と繊維要素とを接続する接続要素と、繊維要素を切断する切断要素と、切断要素により切断された繊維要素により形成される起毛要素とを有する。所定の第1方向は、使用者が清掃時に保持具を介して移動させる方向により規定される。この場合、清掃具が清掃シートを回転可能に保持する構成を有する場合は、使用者の操作によって清掃シートを移動させる方向が一定しないことがある。このような状況においては、使用者が清掃シートを操作する個々の方向を第1方向と規定することが可能となる。また、例えば清掃シートが長手方向と、当該長手方向と交差する方向である交差方向に延在する場合は、より広範囲の清掃対象に対し清掃作業を行う必要性から、使用者が清掃シートを交差方向に移動させることを想定して設計を行う場合がある。この場合は、当該交差方向が第1方向を規定することが可能となる。この意味において、所定の第1方向は、使用者が清掃作業を行うと想定して設計した方向により規定することができる。
なお、基部は好適にはシート状部材により構成することができる。
繊維要素は、第2方向に延在する複数の繊維体により構成される。より具体的には、繊維要素は、第2方向に繊維配向性を有するトウ繊維により構成することができる。
接続要素は、第1方向に延在するとともに第2方向に所定の間隔を空けて形成された複数の接続部により構成される。より具体的には、接続要素は、基部と繊維要素の双方を熱溶着性繊維により構成した場合には、両者を熱溶着することにより接続部を構成することができる。また、基部と繊維要素とを接着剤により接着することにより接続部を構成することもできる。
切断要素は、第1方向に延在するよう所定の間隔を空けて形成された複数の切断部により構成される。この場合、清掃シートにおいて、切断要素が形成される領域は切断要素形成領域を構成し、切断要素が形成されない領域は切断要素非形成領域を構成するということができる。この場合、切断要素非形成領域は非切断繊維要素を構成するということができる。非切断繊維要素は、複数の非切断繊維部により構成されるとともに、第2方向に延在する複数の非切断繊維部により第2方向非切断繊維部列領域を構成する。
起毛要素は、切断部により切断された繊維体によって形成される複数の起毛部により構成される。すなわち起毛部は、切断された繊維体の端部が接続部から離間することにより構成される。さらに起毛要素は、第1方向において隣接する切断部が連続することにより形成される第1方向起毛部列領域を構成する。典型的には、第1方向起毛部列領域は接続部を共通とする起毛領域により構成される。また、第1方向起毛部列領域は第1方向において隣接する起毛部と非切断繊維部とが交互に連続する領域により規定することもできる。
清掃シートはさらに、第1方向上の端部を含むとともに第2方向に延在する端部領域と、第2方向に延在する中央領域とを有する。清掃シートを取り付ける清掃ヘッドを有する保持具に清掃シートを装着する場合、清掃シートにおける第1方向上の端部は、清掃ヘッドの清掃面に対して折り返され、清掃ヘッドの清掃面と反対側の面に位置される場合がある。このような場合、端部領域は、清掃シートにおける第1方向上の端部から、少なくとも清掃シートにおける第1方向上の端部に最も近接した起毛部を含む範囲により規定される。また、中央領域は、第2方向に延在するとともに清掃シートの中心点を通過する範囲により規定される。
第1方向起毛部列領域において、端部領域における起毛部は、中央領域における起毛部と比して繊維体の数が多く形成された多数繊維起毛部を構成する。なお、多数繊維起毛部は、中央領域の起毛部と比して第2方向の延在長が長く構成される。よって、多数繊維起毛部は中央領域の起毛部と比して第2方向長距離起毛部を構成するということができる。
清掃対象が床である場合、当該床に存在する塵芥として、髪の毛や糸くずなどのような比較的長い延在長を有するものや、綿ホコリ、パン粉のような比較的大きな体積を有するものや、珪砂のような比較的小さい体積を有するものが存在する。
清掃作業においては、端部領域における起毛部が最初に塵芥と接触する。この場合、当該端部領域の起毛部は多数繊維起毛部を構成しているため、上述した比較的長い延在長を有する塵芥や、比較的大きな体積を有する塵芥を捕捉することができる。この場合、当該多数繊維起毛部に捕捉されなかった塵芥は、中央領域に形成された起毛部により捕捉される。
上述した通り、本発明に係る清掃シートによれば、清掃シートの清掃面に対し効率的に塵芥を捕捉させることが可能となる。
本発明に係る清掃シートのさらなる形態によれば、中央領域における起毛部は、端部領域における起毛部と比して繊維体の数が少なく形成された少数繊維起毛部を構成することができる。なお、少数繊維起毛部は、中央領域の起毛部と比して第2方向の延在長が短く構成される。よって、少数繊維起毛部は第2方向短距離起毛部を構成するということができる。
本発明に係る形態の清掃シートによれば、多数繊維起毛部により捕捉さなかった塵芥を、少数繊維起毛部により捕捉することが可能となる。
本発明に係る清掃シートのさらなる形態によれば、端部領域における切断部は、中央領域における切断部と比して第1方向の長さが長く形成された長距離切断部を構成することができる。
本発明に係る形態の清掃シートによれば、長距離切断部が繊維体を切断することにより、多数繊維起毛部を形成することが可能となる。
本発明に係る清掃シートのさらなる形態によれば、中央領域における切断部は、端部領域における切断部と比して第1方向の長さが短く形成された短距離切断部を構成することができる。
本発明に係る形態の清掃シートによれば、短距離切断部が繊維体を切断することにより、少数繊維起毛部を形成することが可能となる。
本発明に係る清掃シートのさらなる形態によれば、起毛部は、接続部に接続される接続端部と、開放端部とを有するとともに、開放端部が基部から離間することにより構成することができる。
本発明に係る形態の清掃シートによれば、使用者が清掃シートを清掃対象に当接させた状態で清掃シートを移動させた場合、開放端部が当該移動方向とは逆方向に向くよう起毛部の繊維体が移動する。当該起毛部の挙動により、清掃対象を効率的に清掃することが可能となる。
本発明に係る清掃シートのさらなる形態によれば、起毛要素が形成される起毛要素形成領域と、起毛領域非形成領域とを有することができる。なお、起毛領域非形成領域は、上述した非切断繊維部により構成されるということができる。
本発明に係る形態の清掃シートによれば、起毛領域非形成領域を清掃対象に当接させることにより、起毛領域非形成領域においても塵芥を捕捉することが可能である。
本発明に係る清掃シートのさらなる形態によれば、起毛要素形成領域は、第2方向に延在する複数の起毛部により形成される第2方向起毛部列領域を有することができる。また、起毛要素非形成領域は、第2方向に延在する第2方向非起毛部列領域を有することができる。この第2方向非起毛部列領域は、上述した第2方向非切断繊維部列領域により構成されるということができる。
第1方向において、第2方向起毛部列領域と第2方向非起毛部列領域とを交互に配置することが可能である。この場合、多数繊維起毛部により構成される第2方向起毛部列領域は、少数繊維起毛部により構成される第2方向起毛部列領域よりも第1方向における長さが長く構成される。
本発明に係る清掃シートのさらなる形態によれば、複数の第2方向非起毛部列領域は、第1方向の長さが同一であるよう構成することができる。この場合、第1方向の長さが同一であるとは、清掃シートの設計において「同一」であれば足りるものである。また、「完全に同一」ではなく、「実質的に同一」であれば足りるものである。
本発明に係る形態の清掃シートによれば、清掃シートの中央領域においては、単位面積あたりの第2方向非起毛部列領域の配置割合が端部領域よりも多くなる。上述した通り、清掃作業時においては起毛部の繊維体が接続端部を支点として移動する。この際、起毛部の繊維体が第2方向非起毛部列領域と清掃対象との間に入り込む場合がある。当該状況にあっては、清掃シートの中央領域における第2方向非起毛部列領域と清掃対象との間には、端部領域と比してより多くの繊維体が入り込む。よって、使用者が清掃作業を行っている場合において、中央領域は、当該中央領域の厚み方向の長さが端部領域の厚み方向の長さよりも長く構成された長距離厚み領域を形成することができる。一方、端部領域は、当該端部領域の厚み方向の長さが中央領域の厚み方向の長さよりも短く構成された短距離厚み領域を形成することができる。当該構成によって、端部領域から中央領域への塵芥の移動を容易化することができるため、清掃シートの清掃面をより効率的に活用することが可能となる。
本発明に係る清掃シートのさらなる形態によれば、起毛部と基部との間に形成される空間によりポケット要素を構成することができる。なお、ポケット要素は、一対の接続部と、一対の第2方向非起毛部列領域とにより囲まれた領域により構成するということが可能である。
本発明に係る清掃シートのさらなる形態によれば、ポケット要素は、複数のポケット部により構成することができる。
本発明に係る形態の清掃シートによれば、複数のポケット部に対し塵芥を捕捉させることができるため、清掃効率を向上させることが可能となる。
本発明に係る清掃シートのさらなる形態によれば、端部領域におけるポケット部は、中央領域におけるポケット部と比して第1方向の長さが長く形成された長距離ポケット部を構成することができる。
本発明に係る形態の清掃シートによれば、多数繊維起毛部により集められた塵芥を効率的に長距離ポケット部に収容することが可能となる。
本発明に係る清掃シートのさらなる形態によれば、中央領域におけるポケット部は、端部領域におけるポケット部と比して第1方向の長さが短く形成された短距離ポケット部を構成することができる。
本発明に係る形態の清掃シートによれば、少数繊維起毛部により集められた塵芥を効率的に短距離ポケット部に収容することが可能となる。
本発明に係る清掃シートのさらなる形態によれば、繊維要素は、トウ繊維により構成することができる。この場合、トウ繊維を構成する繊維が、繊維体を構成する。
本発明に係る形態の清掃シートによれば、トウ繊維を使用することにより清掃シートの製造容易化を図ることが可能となる。
本発明に係る清掃シートのさらなる形態によれば、接続要素は、基部と繊維要素とを熱溶着することにより構成することができる。
本発明に係る形態の清掃シートによれば、複数の接続部を確実かつ迅速に構成することができるため、清掃シートの製造効率化を図ることが可能となる。
本発明に係る清掃シートのさらなる形態によれば、繊維要素を基部の両面に配置することができる。
本発明に係る形態の清掃シートによれば、一方の面により清掃作業を終了した場合、使用者は他方の面により清掃作業を行うことができる。よって、使用者にとってコスト効果の優れた清掃シートを構築することが可能となる。
また、上記した課題を解決するため、上記した清掃シートと、保持具とにより清掃用具を構成することが可能である。この場合、保持具は、清掃シートが当接されるヘッド部とヘッド部に設けられるとともに清掃シートを保持する保持部と、使用者に把持される把持部と、を有することができる。
本発明によれば、清掃シートおよび清掃用具に関する一層合理的な構築技術を提供することが可能となる。
本発明の実施形態に係る清掃用具の全体構成を示す斜視図である。 清掃体の概要を示す平面図である。 清掃シートの構成を示す分解図である。 図2の領域Iの構成を示す説明図である。 ポケット要素の構成を示す説明図である。 交差方向起毛部列領域の構成を示す説明図である。 長手方向起毛部列領域の構成を示す説明図である。 図2のII−II線における断面図である。 図2のIII−III線における断面図である。 端部領域および中央領域の構成を示す説明図である。 起毛部の構成を示す説明図である。 長手方向繊維連続領域の構成を示す説明図である。 清掃具の動作を示す説明図である。 清掃具の動作を示す説明図である。 清掃具の動作を示す説明図である。
(清掃用具の概略)
本発明の実施形態に係る清掃シートおよび清掃用具ついて、図1〜図15に基づき説明する。まず、本発明における「清掃用具」の一実施の形態である清掃用具Aの構成につき説明する。この清掃用具Aを用いて清掃される清掃対象としては、一戸建て、マンション、ビル、工場、車両などの室内、室外、屋外における被清掃面(床面、壁面、窓、天井面、外壁面、家具面、衣類、カーテン、寝具、照明、家電品など)が挙げられる。これら各種の被清掃面は、平面として構成されてもよいし、或いは曲面、凹凸面、段差面として構成されてもよい。
なお、本発明における清掃用具Aは、保持具200と、保持具200に取り付けられて使用される清掃体100とを有する。この内、特に保持具にあっては、被清掃面によりその構成が異なる。本発明に係る実施形態においては、特に床面の清掃に適した保持具200につき説明を行う。清掃体100は、使い捨ての清掃体であってもよく、洗濯等により繰り返し使用される清掃体であっても良い。以下においては、使い捨ての清掃体として説明する。
この清掃用具Aが本発明に係る「清掃用具」の一例であり、保持具200が本発明に係る「保持具」の一例であり、清掃体100が本発明に係る「清掃シート」の一例である。
(保持具の構成)
図1に示す通り、清掃用具Aは、保持具200と清掃体100で構成されている。保持具200は、清掃体100を着脱可能に保持するように構成されている。本発明の実施形態に係る保持具200は、床面を清掃するために提案された様々な保持具を適宜使用することができる。
図1に示す通り、保持具200は、使用者に把持される把持部210と、把持部210から延在するパイプ部250と、ヘッド部220と、パイプ部250とヘッド部220とを連結する連結部260を有する。パイプ部250は、複数のパイプ部材を連結することにより長尺状に形成される。連結部260は、パイプ部250(把持部210)に対して、ヘッド部220が回動自在となるように形成されている。
この把持部210が本発明に係る「把持部」の一例であり、ヘッド部220が本発明に係る「ヘッド部」の一例である。
図1に示す通り、ヘッド部220は、使用者が床面を清掃する際に、使用者側に向けられる第1ヘッド面220Z1を有する。ヘッド部220は、第1ヘッド面220Z1と対向する面である第2ヘッド面220Z2を有する。第2ヘッド面220Z2は、使用者が床面を清掃する際に、床側に向けられる面である。
図1に示す通り、第1ヘッド面220Z1は、清掃体100を保持するための保持部230を有する。上述の通り、保持部230の構成は、この種の保持部における種々の構成を適宜選択することができる。例えば、保持部230は、弾性を有する合成樹脂による板状部材と、当該板状部材に設けたスリットとにより形成することができる。この場合、使用者は、スリットに清掃体100を押し込むことにより、清掃体100と保持具200とを固定することができる。保持部230は、着脱自在に清掃体100を保持する。
この保持部230が本発明に係る「保持部」の一例である。
図1に示す通り、第2ヘッド面220Z2は、保持部230に取り付けられた清掃体100が当接される当接部240を形成する。当接部240の構成は、この種の当接部における種々の構成を適宜選択することができる。例えば、当接部240は、弾性を有する合成樹脂性の発泡体により形成することができる。また、当接部240の表面として、凹凸を形成することができる。
この当接部240が、本発明に係る「当接部」の一例である。
(清掃体の構成)
清掃体100の構成を、図2〜図12に基づき説明する。図2は、清掃体100の概要を示す平面図である。
図2に示す通り、清掃体100は、シート状であり、長手方向Yと、長手方向Yと交差する方向である交差方向Xと、長手方向Yと交差方向Xの双方に交差する方向である厚み方向Zとに延在する。清掃体100は、使用者が清掃体100を交差方向Xに往復移動をすることを想定して設計されている。清掃体100は、交差方向X上の端部100Xと、長手方向Y上の端部100Yとを有する。
この交差方向Xが本発明に係る「第1方向」の一例であり、長手方向Yが本発明に係る「第2方向」の一例であり、端部100Xが本発明に係る「第1方向上の端部」の一例である。
清掃体100は、第1面100Z1と、当該第1面100Z1と対向する面である第2面100Z2とを有する。
図3は、清掃体100の構成を示す分解図である。図3に示す通り、清掃体100は、基部110と、繊維要素120と、側方シート部180とを有する。この基部110が本発明に係る「基部」の一例であり、繊維要素120が本発明に係る「繊維要素」の一例である。繊維要素120と側方シート部180は、第1面100Z1側と、第2面100Z2側とにそれぞれ設けられる。側方シート部180は、繊維要素120と基部110における交差方向X上の端部100Xを含む領域において、繊維要素120と基部110に接合される。すなわち、基部110と繊維要素120の交差方向X上の端部100Xは、第1面100Z1側の側方シート部180と、第2面100Z2側の側方シート部180とによりそれぞれ挟まれる。基部110と側方シート部180は所定の領域を熱融着することにより接合される。
図1に示すように、清掃体100を、保持具200のヘッド部220に取り付けた場合には、側方シート部180を有する領域が第1ヘッド面220Z1側に折り返される。この清掃体100における「折り返された領域」は、ヘッド部220の当接部240に当接しない領域となる。第1ヘッド面220Z1に折り返された側方シート部180の一部は、保持具200の保持部230に固定される。
なお、図2に示す通り、基部110と繊維要素120とは、交差方向Xに延在する接続要素130により接続される。接続要素130は、複数の接続部131により構成される。接続要素130は、基部110と繊維要素120の所定領域を熱溶着することにより形成される。この接続要素130が本発明に係る「接続要素」の一例であり、接続部131が本発明に係る「接続部」の一例である。なお、接続部131は、清掃体100の長手方向Yに延在する中心線100yc(図10参照)に対し、所定の傾斜角度を有する領域を有している。
なお、本実施形態において「構成要素などが交差方向X(長手方向Y)に延在する」とは、当該構成要素などが交差方向X(長手方向Y)と平行である場合や、当該構成要素などの延在方向が交差方向X成分を有する場合を示すものである。特に、図2に示す通り、本実施形態においては、接続要素130(起毛部131)、切断要素140(切断部141)、起毛要素150(起毛部151)およびポケット要素160(ポケット部161)は、交差方向Xと長手方向Yの双方に対し、所定の角度を有して延在して配置されている。このような場合であっても、これらの構成要素は交差方向X(長手方向Y)に延在するということができる。なお、接続要素130(起毛部131)、切断要素140(切断部141)、起毛要素150(起毛部151)およびポケット要素160(ポケット部161)は、交差方向Xと長手方向Yの双方に対し、所定の角度を有して延在しているため、これらの構成要素は、交差方向Xにおける長さと、長手方向Yにおける長さの双方を有することができる。
繊維要素120は、長手方向Yに繊維配向性を有する繊維体121の集合体により形成される。この繊維体121が本発明に係る「繊維体」の一例である。この繊維体121は熱可塑性繊維であり、本発明においては、芯部がポリエステル(PET)、鞘部がポリエチレン(PE)による芯鞘複合繊維が使用される。繊維要素120は、典型的にはトウ繊維を開繊することにより得られる。
なお、基部110および繊維要素120には、着塵油剤(図示せず)が付与される。着塵油剤としては、種々のものを採用することができる。本発明の実施形態に係る清掃体100において、着塵油剤は流動パラフィンが使用される。
図2に示す通り、一対の接続部131間には交差方向Xに延在する切断要素140が形成される。切断要素140により切断された繊維要素120は起毛要素150とポケット要素160を形成する。この切断要素140が本発明に係る「切断要素」の一例であり、起毛要素150が本発明に係る「起毛要素」の一例であり、ポケット要素160が本発明に係る「ポケット要素」の一例である。
切断要素140は、複数の切断部141が所定の間隔を空けて交差方向Xに延在するように連続して配置されることにより構成される。この切断部141が本発明に係る「切断部」の一例である。
図4は、図2に示す領域Iの拡大図であり、切断部141、起毛部151およびポケット部161を示す説明図である。
図4に示す通り、切断部141により、起毛部151およびポケット部161が形成される。この起毛部151が本発明に係る「起毛部」の一例であり、ポケット部161が本発明に係る「ポケット部」の一例である。起毛要素150は複数の起毛部151により構成され、ポケット要素160は複数のポケット部161により構成される。
なお、切断要素140が形成されている繊維要素120の領域は、切断要素形成領域を形成する。切断要素形成領域によって起毛要素形成領域およびポケット要素形成領域が構成される。
また、切断要素140が形成されていない繊維要素120の領域は、非切断繊維要素170を構成する。非切断繊維要素170は、切断要素非形成領域146ということや、起毛要素非形成領域156ということや、ポケット要素非形成領域166ということができる。なお、非切断繊維要素170は、複数の非切断繊維部171により構成される。非切断繊維部171は、一対の接続部131間にわたって繊維体121が延在する領域であるということもできる。この起毛要素非形成領域156が本発明に係る「起毛要素非形成領域」の一例である。
図5に示す通り、起毛部151は、切断部141により切断された繊維体121により形成される。起毛部151は、接続部131に接続される接続端部151aと、開放端部151bとを有するとともに、開放端部151bが基部110から離間することにより構成される。この接続端部151aが本発明に係る「接続端部」の一例であり、開放端部151bが本発明に係る「開放端部」の一例である。
また、図5に示す通り、起毛部151と基部110との間に形成される空間によりポケット部161が形成される。なお、起毛部151は複数の繊維体121の開放端部151bがそれぞれ基部110から離間することにより構成される。この場合、起毛部151は、少なくとも一部の繊維体121における開放端部151bが基部110から離間すれば構成される。すなわち、起毛部151を形成するにあっては、全ての繊維体121の開放端部151bが基部110から離間することを必要としない。この意味において、ポケット部161は、起毛部151と基部110との間に形成される空間により形成されるが、当該「空間」に起毛部151を構成し得る繊維体121が存在していても、当該ポケット部161を構成し得る「空間」であると規定することが可能である。この意味において、ポケット部161は、一対の接続部131と、一対の非切断繊維部171とにより囲まれた領域により形成されるということが可能である。
図6に示す通り、交差方向Xに延在して隣接する切断部141が連続することにより、交差方向切断部列領域141xが構成される。交差方向切断部列領域141xが構成されることに伴い、交差方向起毛部列領域151xと交差方向ポケット部列領域161xが構成される。なお、交差方向切断部列領域141xは、一対の接続部131の間における中心線を通過するよう構成される。一対の接続部131間には二つの起毛部151が形成されるが、当該二つの起毛部151における、長手方向Yの繊維体121は実質的に同一の長さを有する。また、交差方向Xに延在して隣接する非切断繊維部171が連続することにより、交差方向非切断繊維部列領域171xが構成される。
図7に示す通り、長手方向Yに延在して隣接する切断部141が連続することにより、長手方向切断部列領域141yが構成される。長手方向切断部列領域141yが構成されることに伴い、長手方向起毛部列領域151yと長手方向ポケット部列領域161yが構成される。なお、交差方向Xにおける一対の長手方向切断部列領域141y(長手方向起毛部列領域151y、長手方向ポケット部列領域161y)の間には、長手方向非切断繊維部列領域171yが形成される。この長手方向起毛部列領域151yが本発明に係る「第2方向起毛部列領域」の一例であり、長手方向非切断繊維部列領域171yが本発明に係る「第2方向非起毛部列領域」の一例である。
図8は、図2におけるII−II線断面図であり、長手方向切断部列領域141yの構成を示す説明図である。なお、図8においては説明の便宜上、第2面100Z2の構成を省略している。図8に示す通り、長手方向切断部列領域141yには長手方向Yに連続して複数の切断部141が配置される。また、当該長手方向切断部列領域141yを長手方向起毛部列領域151yとした考察した場合、当該長手方向起毛部列領域151yには長手方向Yに連続して複数の起毛部151が配置されるということができる。また、当該長手方向切断部列領域141yを長手方向ポケット部列領域161yとした考察した場合、当該長手方向ポケット部列領域161yには長手方向Yに連続して複数のポケット部161が配置されるということができる。
図9は、図2におけるIII−III線断面図であり、長手方向非切断繊維部列領域171yの構成を示す説明図である。なお、図9においては説明の便宜上、第2面100Z2の構成を省略している。図9に示す通り、長手方向非切断繊維部列領域171yには、長手方向Yに連続して複数の非切断繊維部171が配置される。
図10に示す通り、清掃体100は、交差方向X上の端部100Xを含むとともに長手方向Yに延在する端部領域101eを有する。端部領域101eは、端部100Xと、当該端部100Xに最も近接した切断部141とを含む範囲により規定される。この意味において、端部領域101eは、端部100Xと、当該端部100Xに最も近接した起毛部151とを含む範囲により規定されるということができる。また、端部領域101eは、端部100Xと、当該端部100Xに最も近接したポケット部161とを含む範囲により規定されるということができる。この端部領域101eが本発明に係る「端部領域」の一例である。
また、図10に示す通り、清掃体100は長手方向Yに延在する中心線100ycを有する。さらに、清掃体100は、中心線100ycを含むとともに長手方向Yに延在する中央領域101cを有する。中央領域101cは、中心線100ycと、当該中心線100ycに最も近接した切断部141とを含む範囲により規定される。この意味において、中央領域101cは、中心線100ycと、当該中心線100ycに最も近接した起毛部151とを含む範囲により規定されるということができる。また、中央領域101cは、中心線100ycと、当該中心線100ycに最も近接したポケット部161とを含む範囲により規定されるということができる。この中央領域101cが本発明に係る「中央領域」の一例である。
なお、端部領域101eと中央領域101cとの間には、長手方向Yに延在する中間領域101mが形成される。
図11に示す通り、端部領域101eの切断部141における交差方向Xの長さD1は、中央領域101cの切断部141における交差方向Xの長さD3よりも長く形成されている。なお、中間領域101mの切断部141における交差方向Xの長さD2は、長さD1よりも短く、長さD3よりも長く形成されている。
当該構成により、端部領域101eの切断部141は、長距離切断部142を形成する。長距離切断部142により、端部領域101eの起毛部151は、中央領域101cの起毛部151と比して繊維体121の数が多く形成されることとなる。当該構成により、端部領域101eの起毛部151は、多数繊維起毛部152を形成する。また、長距離切断部142により、端部領域101eのポケット部161は、中央領域101cのポケット部161と比して交差方向Xの長さが長く形成されることとなる。当該構成により、端部領域101eのポケット部161は、長距離ポケット部162を形成する。
この長距離切断部142が本発明に係る「長距離切断部」の一例であり、多数繊維起毛部152が本発明に係る「多数繊維起毛部」の一例であり、長距離ポケット部162が本発明に係る「長距離ポケット部」の一例である。
端部領域101eの切断部141が長距離切断部142を形成し、起毛部151が多数繊維起毛部152を形成し、ポケット部161が長距離ポケット部162を形成することに伴い、中央領域101cの切断部141は短距離切断部144を形成し、起毛部151は少数繊維起毛部154を形成し、ポケット部161は短距離ポケット部164を形成する。さらに、中間領域101mの切断部141は中距離切断部143を形成し、起毛部151は中間数繊維起毛部153を形成し、ポケット部161は中距離ポケット部163を形成する。この短距離切断部144が本発明に係る「短距離切断部」の一例であり、少数繊維起毛部154が本発明に係る「少数繊維起毛部」の一例であり、短距離ポケット部164が本発明に係る「短距離ポケット部」の一例である。
当該構成によって、交差方向切断部列領域141x(図6参照)においては、端部領域101eから中央領域101cに向かって、切断部141における交差方向Xの距離が段階的に短くなるよう構成されているということができる。また、交差方向起毛部列領域151xにおいては、端部領域101eから中央領域101cに向かって、起毛部151における繊維体121の数が段階的に少なくなるよう構成されているということができる。また、交差方向ポケット部列領域161xにおいては、端部領域101eから中央領域101cに向かって、ポケット部161における交差方向Xの距離が段階的に短くなるよう構成されているということができる。
図12に示す通り、非切断繊維部171における交差方向Xの長さD4は、端部領域101e、中間領域101mおよび中央領域101cのいずれにおいても同一とされている。従って、非切断繊維部171が占める単位面積当たりの割合は、端部領域101eの方が中央領域101cよりも少なくなる。
次に、図13〜図15に基づき本発明に係る清掃用具Aの動作を説明する。図13は、交差方向Xに延在する起毛部151、ポケット部161および非切断繊維部171の動作を示す説明図である。なお、図13においては便宜上、接続部131が省略される。また、図14は多数繊維起毛部152、中間数繊維起毛部153および少数繊維起毛部154の長手方向Yにおけるそれぞれの長さを示す説明図である。
図13に示す通り、使用者は、ヘッド部220に清掃体100を装着した状態で、把持部210を把持し、清掃体100を交差方向Xに移動させる。
図14に示す通り、長手方向Yにおいて、多数繊維起毛部152の長さ152yは、中間数繊維起毛部153の長さ153yおよび少数繊維起毛部154の長さ154yよりも長くなるよう構成されている。この意味において、起毛部151は、端部領域101eの起毛部151における長手方向Yの長さ152yが、中央領域101cの起毛部151における長手方向Yの長さ154yよりも長く形成された長手方向長距離起毛部を構成するということができ、さらに、中央領域101cの起毛部151は、長手方向短距離起毛部を構成するということができる。
また、切断部141は、端部領域101eの切断部141における長手方向Yの長さ142yが、中央領域101cの切断部141における長手方向Yの長さ144yよりも長く形成された長手方向長距離切断部を構成するということができ、さらに、中央領域101cの切断部141は、長手方向短距離切断部を構成するということができる。なお、中間領域101mの切断部141における長手方向Yの長さ143yは、長さ142yよりも短く、長さ144yよりも長く構成されているということができる。
また、ポケット部161は、端部領域101eのポケット部161における長手方向Yの長さ162yが、中央領域101cのポケット部161における長手方向Yの長さ164yよりも長く形成された長手方向長距離ポケット部を構成するということができ、さらに、中央領域101cのポケット部161は、長手方向短距離ポケット部を構成するということができる。なお、中間領域101mのポケット部161における長手方向Yの長さ163yは、長さ162yよりも短く、長さ164yよりも長く構成されているということができる。
清掃対象が床である場合、当該床に存在する塵芥として、髪の毛や糸くずなどのような比較的長い延在長を有するものや、綿ホコリ、パン粉のような比較的大きな体積を有するものや、珪砂のような比較的小さい体積を有するものが存在する。
清掃作業においては、多数繊維起毛部152が最初に塵芥と接触するため、多数繊維起毛部152は、上述した比較的長い延在長を有する塵芥や、比較的大きな体積を有する塵芥を捕捉することができる。多数繊維起毛部152に捕捉されなかった塵芥は、中間数繊維起毛部153により捕捉され、中間数繊維起毛部153に捕捉されなかった塵芥は、少数繊維起毛部154により捕捉される。このような清掃過程を経ることによって、少数繊維起毛部154は比較的小さい体積を有する塵芥を捕捉することが可能となる。
ここで、ポケット部161の動作につき説明する。長距離ポケット部162が最初に塵芥と接触するため、長距離ポケット部162は、上述した比較的長い延在長を有する塵芥や、比較的大きな体積を有する塵芥を収容することができる。長距離ポケット部162に捕捉されなかった塵芥は、中距離ポケット部163に収容され、中距離ポケット部163に収容されなかった塵芥は、短距離ポケット部164に収容される。
上述した通り、本実施形態に係る清掃用具Aによれば、異なる延在長さや体積を有する塵芥を効率的に清掃することが可能となる。
また、清掃体100は、上述した通り、中央領域101cにおける単位面積あたりの長手方向非切断繊維部列領域171yの配置割合が、端部領域101eよりも多くなる。清掃作業時においては起毛部151の繊維体121が接続端部151aを支点として移動する。この際、起毛部151の繊維体121が長手方向非切断繊維部列領域171yと清掃対象との間に入り込む場合がある。当該状況にあっては、中央領域101cにおける長手方向非切断繊維部列領域171yと清掃対象との間には、端部領域101eと比してより多くの繊維体121が入り込む。よって、使用者が清掃作業を行っている場合において、中央領域101cは厚み方向Zにおいて端部領域101eよりも長い距離を有する長距離厚み領域102z3を形成することができる。一方、端部領域101eは、厚み方向Zにおいて中央領域101cよりも短い距離を有する短距離厚み領域102z1を形成することができる。なお、中間領域101mは、厚み方向Zにおいて中距離厚み領域102z2を形成することができる。
当該構成によって、端部領域101eから中央領域101cへの塵芥の移動を容易化することができるため、清掃体100の清掃面をより効率的に活用することが可能となる。
なお本発明に係る清掃体100および清掃用具Aにあっては、上述した実施形態に記載した構成にのみ限定されるものではなく、さらに他の構成を使用することも可能である。
(実施の形態ないし実施例本発明の各構成要素の対応について)
清掃用具Aは本発明に係る「清掃用具」の一例である。保持具200は本発明に係る「保持具」の一例である。清掃体100は本発明に係る「清掃シート」の一例である。把持部210は本発明に係る「把持部」の一例である。ヘッド部220は本発明に係る「ヘッド部」の一例である。保持部230は本発明に係る「保持部」の一例である。交差方向Xは本発明に係る「第1方向」の一例である。長手方向Yは本発明に係る「第2方向」の一例である。端部100Xは本発明に係る「第1方向上の端部」の一例である。基部110は本発明に係る「基部」の一例である。繊維要素120は本発明に係る「繊維要素」の一例である。接続要素130は本発明に係る「接続要素」の一例である。接続部131は本発明に係る「接続部」の一例である。繊維体121は本発明に係る「繊維体」の一例である。切断部141は本発明に係る「切断部」の一例である。起毛部151は本発明に係る「起毛部」の一例である。ポケット部161は本発明に係る「ポケット部」の一例である。起毛要素非形成領域156は本発明に係る「起毛要素非形成領域」の一例である。接続端部151aは本発明に係る「接続端部」の一例である。開放端部151bは本発明に係る「開放端部」の一例である。長手方向起毛部列領域151yは本発明に係る「第2方向起毛部列領域」の一例である。長手方向非切断部列領域171yは本発明に係る「第2方向非起毛部列領域」の一例である。端部領域101eは本発明に係る「端部領域」の一例である。中央領域101cは本発明に係る「中央領域」の一例である。長距離切断部142は本発明に係る「長距離切断部」の一例である。多数繊維起毛部152は本発明に係る「多数繊維起毛部」の一例である。長距離ポケット部162は本発明に係る「長距離ポケット部」の一例である。短距離切断部144は本発明に係る「短距離切断部」の一例である。少数繊維起毛部154は本発明に係る「少数繊維起毛部」の一例である。短距離ポケット部164は本発明に係る「短距離ポケット部」の一例である。
以上の発明の趣旨に鑑み、本発明に係る清掃シートおよび清掃用具は、下記の態様が構成可能である。
(態様A1)
保持具に取り付けることにより使用される清掃シートであって、
所定の第1方向と、当該第1方向と交差する方向である第2方向とに亘り延在するとともに、
基部と、
繊維要素と、
前記基部と前記繊維要素とを接続する接続要素と、
前記繊維要素を切断する切断要素と、
前記切断要素により切断された繊維要素により形成される起毛要素と、
ポケット要素と、
を有し、
前記繊維要素は、前記第2方向に延在する複数の繊維体により構成され、
前記接続要素は、前記第1方向に延在するとともに前記第2方向に所定の間隔を空けて形成された複数の接続部により構成され、
前記切断要素は、前記第1方向に延在するよう所定の間隔を空けて形成された複数の切断部により構成され、
前記起毛要素は、前記切断部により切断された前記繊維体によって形成される複数の起毛部により構成され、
前記起毛部は、前記接続部に接続される接続端部と、開放端部とを有するとともに、前記開放端部が前記基部から離間することにより構成され、
前記ポケット要素は、前記起毛部と前記基部との間に形成される空間により構成される複数のポケット部により構成されるとともに、前記第1方向において隣接する前記ポケット部が連続することにより形成される第1方向ポケット部列領域を構成し、
前記清掃シートはさらに、前記第1方向上の端部を含むとともに前記第2方向に延在する端部領域と、前記第2方向に延在する中央領域とを有し、
前記第1方向ポケット部列領域において、前記端部領域の前記ポケット部は、前記中央領域の前記ポケット部と比して前記第1方向の長さが長く形成された長距離ポケット部を構成することを特徴とする清掃シート。
(態様A2)
態様A1に記載された清掃シートであって、
前記中央領域における前記ポケット部は、前記端部領域における前記ポケット部と比して前記第1方向の長さが短く形成された短距離ポケット部を構成することを特徴とする清掃シート。
(態様A3)
態様A1または2に記載された清掃シートであって、
前記端部領域における前記起毛部は、前記中央領域における前記起毛部と比して前記繊維体の数が多く形成された多数繊維起毛部を構成することを特徴とする清掃シート。
(態様A4)
態様A1〜3のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
前記中央領域における前記起毛部は、前記端部領域における前記起毛部と比して前記繊維体の数が少なく形成された少数繊維起毛部を構成することを特徴とする清掃シート。
(態様A5)
態様A1〜4のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
前記端部領域における前記切断部は、前記中央領域における前記切断部と比して前記第1方向の長さが長く形成された長距離切断部を構成することを特徴とする清掃シート。
(態様A6)
態様A1〜5のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
前記中央領域における前記切断部は、前記端部領域における前記切断部と比して前記第1方向の長さが短く形成された短距離切断部を構成することを特徴とする清掃シート。
(態様A7)
態様A1〜6のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
ポケット要素が形成されるポケット要素形成領域と、ポケット要素非形成領域とを有することを特徴とする清掃シート。
(態様A8)
態様A7に記載された清掃シートであって、
前記ポケット要素形成領域は、前記第2方向に延在する複数の前記ポケット部により形成される複数の第2方向ポケット部列領域を有し、
前記ポケット要素非形成領域は、前記第2方向に延在する複数の第2方向非ポケット部列領域を有することを特徴とする清掃シート。
(態様A9)
態様A8に記載された清掃シートであって、
複数の前記第2方向非ポケット部列領域は、前記第1方向の長さが同一であるよう構成されることを特徴とする清掃シート。
(態様A10)
態様A1〜9のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
前記繊維要素は、トウ繊維により構成されることを特徴とする清掃シート。
(態様A11)
態様A1〜10のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
前記接続要素は、前記基部と前記繊維要素とが熱溶着することにより構成されることを特徴とする清掃シート。
(態様A12)
態様A1〜11のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
前記繊維要素は、前記基部の両面に配置されることを特徴とする清掃シート。
(態様A13)
保持具と、前記保持具に装着される清掃シートとにより構成される清掃用具であって、
前記保持具は、
前記清掃シートが当接されるヘッド部と、
前記ヘッド部に設けられるとともに前記清掃シートを保持する保持部と、
使用者に把持される把持部と、を有し、
前記清掃シートは、
所定の第1方向と、当該第1方向と交差する方向である第2方向とに亘り延在するとともに、
基部と、
繊維要素と、
前記基部と前記繊維要素とを接続する接続要素と、
前記繊維要素を切断する切断要素と、
前記切断要素により切断された繊維要素により形成される起毛要素と、
ポケット要素と、
を有し、
前記繊維要素は、前記第2方向に延在する複数の繊維体により構成され、
前記接続要素は、前記第1方向に延在するとともに前記第2方向に所定の間隔を空けて形成された複数の接続部により構成され、
前記切断要素は、前記第1方向に延在するよう所定の間隔を空けて形成された複数の切断部により構成され、
前記起毛要素は、前記切断部により切断された前記繊維体によって形成される複数の起毛部により構成され、
前記起毛部は、前記接続部に接続される接続端部と、開放端部とを有するとともに、前記開放端部が前記基部から離間することにより構成され、
前記ポケット要素は、前記起毛部と前記基部との間に形成される空間により構成される複数のポケット部により構成されるとともに、前記第1方向において隣接する前記ポケット部が連続することにより形成される第1方向ポケット部列領域を構成し、
前記清掃シートはさらに、前記第1方向上の端部を含むとともに前記第2方向に延在する端部領域と、前記第2方向に延在する中央領域とを有し、
前記第1方向ポケット部列領域において、前記端部領域の前記ポケット部は、前記中央領域の前記ポケット部と比して前記第1方向の長さが長く形成された長距離ポケット部を構成することを特徴とする清掃用具。
(態様B1)
保持具に取り付けることにより使用される清掃シートであって、
所定の第1方向と、当該第1方向と交差する方向である第2方向とに亘り延在するとともに、
基部と、
繊維要素と、
前記基部と前記繊維要素とを接続する接続要素と、
前記繊維要素を切断する切断要素と、
前記切断要素により切断された繊維要素により形成される起毛要素と、を有し、
前記繊維要素は、前記第2方向に延在する複数の繊維体により構成され、
前記接続要素は、前記第1方向に延在するとともに前記第2方向に所定の間隔を空けて形成された複数の接続部により構成され、
前記切断要素は、前記第1方向に延在するよう所定の間隔を空けて形成された複数の切断部により構成されるとともに、前記第1方向において隣接する前記切断部が連続することにより形成される第1方向切断部列領域を構成し、
前記起毛要素は、前記切断部により切断された前記繊維体により形成される複数の起毛部により構成され、
前記清掃シートはさらに、前記第1方向上の端部を含むとともに前記第2方向に延在する端部領域と、前記第2方向に延在する中央領域とを有し、
前記第1方向切断部列領域において、前記端部領域における前記切断部は、前記中央領域における前記切断部と比して前記第1方向の長さが長く形成された長距離切断部を構成することを特徴とする清掃シート。
(態様B2)
態様B1に記載された清掃シートであって、
前記中央領域における前記切断部は、前記端部領域における前記切断部と比して前記第1方向の長さが短く形成された短距離切断部を構成することを特徴とする清掃シート。
(態様B3)
態様B1または2に記載された清掃シートであって、
前記端部領域における前記起毛部は、前記中央領域における前記起毛部と比して前記繊維体の数が多く形成された多数繊維起毛部を構成することを特徴とする清掃シート。
(態様B4)
態様B1〜3のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
前記中央領域における前記起毛部は、前記端部領域における前記起毛部と比して前記繊維体の数が少なく形成された少数繊維起毛部を構成することを特徴とする清掃シート。
(態様B5)
態様B1〜4のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
切断要素が形成される切断要素形成領域と、切断要素非形成領域とを有することを特徴とする清掃シート。
(態様B6)
態様B5に記載された清掃シートであって、
前記切断要素形成領域は、前記第2方向に延在する複数の前記切断部により形成される複数の第2方向切断部列領域を有し、
前記切断要素非形成領域は、前記第2方向に延在する複数の第2方向非切断部列領域を有することを特徴とする清掃シート。
(態様B7)
態様B6に記載された清掃シートであって、
複数の前記第2方向非切断部列領域は、前記第1方向の長さが同一であるよう構成されることを特徴とする清掃シート。
(態様B8)
態様B1〜7のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
前記起毛部は、前記接続部に接続される接続端部と、開放端部とを有するとともに、
前記開放端部が前記基部から離間することにより構成されることを特徴とする清掃シート。
(態様B9)
態様B1〜8のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
前記起毛部と前記基部との間に形成される空間によりポケット要素が構成されることを特徴とする清掃シート。
(態様B10)
態様B9に記載された清掃シートであって、
前記ポケット要素は、複数のポケット部により構成されることを特徴とする清掃シート。
(態様B11)
態様B10に記載された清掃シートであって、
前記端部領域における前記ポケット部は、前記中央領域における前記ポケット部と比して前記第1方向の長さが長く形成された長距離ポケット部を構成することを特徴とする清掃シート。
(態様B12)
態様B1〜11のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
前記中央領域における前記ポケット部は、前記端部領域における前記ポケット部と比して前記第1方向の長さが短く形成された短距離ポケット部を構成することを特徴とする清掃シート。
(態様B13)
態様B1〜12のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
前記繊維要素は、トウ繊維により構成されることを特徴とする清掃シート。
(態様B14)
態様B1〜13のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
前記接続要素は、前記基部と前記繊維要素とが熱溶着することにより構成されることを特徴とする清掃シート。
(態様B15)
態様B1〜14のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
前記繊維要素は、前記基部の両面に配置されることを特徴とする清掃シート。
(態様B16)
保持具と、前記保持具に装着される清掃シートとにより構成される清掃用具であって、
前記保持具は、
前記清掃シートが当接されるヘッド部と、
前記ヘッド部に設けられるとともに前記清掃シートを保持する保持部と、
使用者に把持される把持部と、を有し、
前記清掃シートは、
所定の第1方向と、当該第1方向と交差する方向である第2方向とに亘り延在するとともに、
基部と、
繊維要素と、
前記基部と前記繊維要素とを接続する接続要素と、
前記繊維要素を切断する切断要素と、
前記切断要素により切断された繊維要素により形成される起毛要素と、を有し、
前記繊維要素は、前記第2方向に延在する複数の繊維体により構成され、
前記接続要素は、前記第1方向に延在するとともに前記第2方向に所定の間隔を空けて形成された複数の接続部により構成され、
前記切断要素は、前記第1方向に延在するよう所定の間隔を空けて形成された複数の切断部により構成されるとともに、前記第1方向において隣接する前記切断部が連続することにより形成される第1方向切断部列領域を構成し、
前記起毛要素は、前記切断部により切断された前記繊維体により形成される複数の起毛部により構成され、
前記清掃シートはさらに、前記第1方向上の端部を含むとともに前記第2方向に延在する端部領域と、前記第2方向に延在する中央領域とを有し、
前記第1方向切断部列領域において、前記端部領域における前記切断部は、前記中央領域における前記切断部と比して前記第1方向の長さが長く形成された長距離切断部を構成することを特徴とする清掃用具。
(態様C1)
保持具に取り付けることにより使用される清掃シートであって、
所定の第1方向と、当該第1方向と交差する方向である第2方向とに亘り延在するとともに、
基部と、
繊維要素と、
前記基部と前記繊維要素とを接続する接続要素と、
前記繊維要素を切断する切断要素と、
前記切断要素により切断された繊維要素により形成される起毛要素と、を有し、
前記繊維要素は、前記第2方向に延在する複数の繊維体により構成され、
前記接続要素は、前記第1方向に延在するとともに前記第2方向に所定の間隔を空けて形成された複数の接続部により構成され、
前記切断要素は、前記第1方向に延在するよう所定の間隔を空けて形成された複数の切断部により構成され、
前記起毛要素は、前記切断部に切断された前記繊維体によって形成される複数の起毛部により構成されるとともに、前記第1方向において隣接する前記起毛部が連続することにより形成される第1方向起毛部列領域を構成し、
前記清掃シートはさらに、前記第1方向上の端部を含むとともに前記第2方向に延在する端部領域と、前記第2方向に延在する中央領域とを有し、
前記第1方向起毛部列領域において、前記端部領域の前記起毛部は、前記中央領域の前記起毛部と比して前記第2方向の長さが長く形成された長距離起毛部を構成することを特徴とする清掃シート。
(態様C2)
態様C1に記載された清掃シートであって、
前記中央領域における前記起毛部は、前記端部領域における前記起毛部と比して前記第2方向の長さが短く形成された短距離起毛部を構成することを特徴とする清掃シート。
(態様D1)
保持具に取り付けることにより使用される清掃シートであって、
所定の第1方向と、当該第1方向と交差する方向である第2方向と、前記第1方向および前記第2方向の双方と交差する第3方向とに亘り延在するとともに、
基部と、
繊維要素と、
前記基部と前記繊維要素とを接続する接続要素と、
前記繊維要素を切断する切断要素と、
前記切断要素により切断された繊維要素により形成される起毛要素と、を有し、
前記繊維要素は、前記第2方向に延在する複数の繊維体により構成され、
前記接続要素は、前記第1方向に延在するとともに前記第2方向に所定の間隔を空けて形成された複数の接続部により構成され、
前記切断要素は、前記第1方向に延在するよう所定の間隔を空けて形成された複数の切断部により構成され、
前記起毛要素は、前記切断部に切断された前記繊維体によって形成される複数の起毛部により構成され、
前記清掃シートはさらに、前記第1方向上の端部を含むとともに前記第2方向に延在する端部領域と、前記第2方向に延在する中央領域とを有し、
使用者によって清掃シートが使用された場合に、前記中央領域は、前記第3方向の長さが前記端部領域よりも長く形成された長距離厚み領域を構成することを特徴とする清掃シート。
(態様D2)
態様D1に記載された清掃シートであって、
使用者によって清掃シートが使用された場合に、前記端部領域は、前記第3方向の長さが前記中央領域よりも短く形成された短距離厚み領域を構成することを特徴とする清掃シート。
A 清掃用具
D1 長さ
D2 長さ
D3 長さ
D4 長さ
X 交差方向(第1方向)
Y 長手方向(第2方向)
Z 厚み方向
100 清掃体(清掃シート)
100X 端部(第1方向上の端部)
100Y 端部(第2方向上の端部)
100yc 中心線
100Z1 第1面
100Z2 第2面
101e 端部領域
101c 中央領域
101m 中間領域
102z1 短距離厚み領域
102z2 中距離厚み領域
102z3 長距離厚み領域
110 基部
120 繊維要素
121 繊維体
130 接続要素
131 接続部
140 切断要素
141 切断部
141x 交差方向切断部列領域
141y 長手方向切断部列領域
142 長距離切断部
142y 長さ
143 中距離切断部
143y 長さ
144 短距離切断部
144y 長さ
146 切断要素非形成領域
150 起毛要素
151 起毛部
151a 接続端部
151b 開放端部
151x 交差方向起毛部列領域(第1方向起毛部列領域)
151y 長手方向起毛部列領域
152 多数繊維起毛部
152y 長さ
153 中間数繊維起毛部
153y 長さ
154 少数繊維起毛部
154y 長さ
156 起毛要素非形成領域
160 ポケット要素
161 ポケット部
161x 交差方向ポケット部列領域
161y 長手方向ポケット部列領域
162 長距離ポケット部
162y 長さ
163 中距離ポケット部
163y 長さ
164 短距離ポケット部
164y 長さ
166 ポケット要素非形成領域
170 非切断繊維要素
171 非切断繊維部
171x 交差方向非切断繊維部列領域
171y 長手方向非切断繊維部列領域
180 側方シート部
200 保持具
210 把持部
220 ヘッド部
220Z1 第1ヘッド面
220Z2 第2ヘッド面
230 保持部
240 当接部
250 パイプ部
260 連結部
本発明は、清掃対象を清掃するための清掃シートおよび清掃用具に関する。
特開2000−245670号公報には、保持具に保持されるとともに、主に床を清掃するための清掃シートが開示されている。当該清掃シートは、複数の繊維を起毛させて構成された刷毛部により塵芥を捕捉するよう構成されていた。当該刷毛部は、一対の接合線の間に亘って配置される繊維体を切断することにより、複数個構成されていた。さらに、複数個の当該刷毛部は、異なる繊維延在長さを有するよう構成されていた。
上述した清掃シートにおいては、異なる繊維延在長さを有する刷毛部を構成することにより、塵芥を良好に捕捉することが可能であった。一方,この種の清掃シートにおいては、塵芥の捕捉効率をさらに向上させる工夫が要望されていた。
特開2000−245670号公報
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、清掃シートおよび清掃用具に関する一層合理的な構築技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る清掃シートの好ましい形態によれば、保持具に取り付けることにより使用される清掃シートであって、所定の第1方向と、当該第1方向と交差する方向である第2方向とに亘り延在するとともに、基部と、繊維要素と、基部と繊維要素とを接続する接続要素と、繊維要素を切断する切断要素と、切断要素により切断された繊維要素により形成される起毛要素と、ポケット要素とを有する。所定の第1方向は、使用者が清掃時に保持具を介して移動させる方向により規定される。この場合、清掃具が清掃シートを回転可能に保持する構成を有する場合は、使用者の操作によって清掃シートを移動させる方向が一定しないことがある。このような状況においては、使用者が清掃シートを操作する個々の方向を第1方向と規定することが可能となる。また、例えば清掃シートが長手方向と、当該長手方向と交差する方向である交差方向に延在する場合は、より広範囲の清掃対象に対し清掃作業を行う必要性から、使用者が清掃シートを交差方向に移動させることを想定して設計を行う場合がある。この場合は、当該交差方向が第1方向を規定することが可能となる。この意味において、所定の第1方向は、使用者が清掃作業を行うと想定して設計した方向により規定することができる。
なお、基部は好適にはシート状部材により構成することができる。
繊維要素は、第2方向に延在する複数の繊維体により構成される。より具体的には、繊維要素は、第2方向に繊維配向性を有するトウ繊維により構成することができる。
接続要素は、第1方向に延在するとともに第2方向に所定の間隔を空けて形成された複数の接続部により構成される。より具体的には、接続要素は、基部と繊維要素の双方を熱溶着性繊維により構成した場合には、両者を熱溶着することにより接続部を構成することができる。また、基部と繊維要素とを接着剤により接着することにより接続部を構成することもできる。
切断要素は、第1方向に延在するよう所定の間隔を空けて形成された複数の切断部により構成される。この場合、清掃シートにおいて、切断要素が形成される領域は切断要素形成領域を構成し、切断要素が形成されない領域は切断要素非形成領域を構成するということができる。この場合、切断要素非形成領域は非切断繊維要素を構成するということができる。非切断繊維要素は、複数の非切断繊維部により構成されるとともに、第2方向に延在する複数の非切断繊維部により第2方向非切断繊維部列領域を構成する。
起毛要素は、切断部により切断された繊維体によって形成される複数の起毛部により構成される。起毛部は、切断された繊維体の端部が接続部から離間することにより構成される。すなわち、起毛部は、接続部に接続される接続端部と、開放端部とを有するとともに、開放端部が基部から離間することにより構成される。これによって、使用者が清掃シートを清掃対象に当接させた状態で清掃シートを移動させた場合、開放端部が当該移動方向とは逆方向に向くよう起毛部の繊維体が移動する。当該起毛部の挙動により、清掃対象を効率的に清掃することが可能となる。
ポケット要素は、起毛部と基部との間に形成される空間により構成される複数のポケット部により構成されるとともに、第1方向において隣接するポケット部が連続することにより形成される第1方向ポケット部列領域を構成する。なお、ポケット要素は、一対の接続部と、後述する一対の第2方向非起毛部列領域とにより囲まれた領域により構成するということが可能である。なお、複数のポケット部に対し塵芥を捕捉させることができるため、清掃効率を向上させることが可能となる。
清掃シートはさらに、第1方向上の端部を含むとともに第2方向に延在する端部領域と、第2方向に延在する中央領域とを有する。清掃シートを取り付ける清掃ヘッドを有する保持具に清掃シートを装着する場合、清掃シートにおける第1方向上の端部は、清掃ヘッドの清掃面に対して折り返され、清掃ヘッドの清掃面と反対側の面に位置される場合がある。このような場合、端部領域は、清掃シートにおける第1方向上の端部から、少なくとも清掃シートにおける第1方向上の端部に最も近接した起毛部を含む範囲により規定される。また、中央領域は、第2方向に延在するとともに清掃シートの中心点を通過する範囲により規定される。
第1方向ポケット部列領域において、端部領域のポケット部は、中央領域のポケット部と比して第1方向の長さが長く形成された長距離ポケット部を構成する。上述した通り、本発明に係る清掃シートによれば、塵芥を効率的に長距離ポケット部に収容することが可能となる。
本発明に係る清掃シートのさらなる形態によれば、中央領域におけるポケット部は、端部領域におけるポケット部と比して第1方向の長さが短く形成された短距離ポケット部を構成することができる。
本発明に係る清掃シートのさらなる形態によれば、端部領域における起毛部は、中央領域における起毛部と比して繊維体の数が多く形成された多数繊維起毛部を構成する。なお、多数繊維起毛部は、中央領域の起毛部と比して第2方向の延在長が長く構成される。よって、多数繊維起毛部は中央領域の起毛部と比して第2方向長距離起毛部を構成するということができる。
清掃対象が床である場合、当該床に存在する塵芥として、髪の毛や糸くずなどのような比較的長い延在長を有するものや、綿ホコリ、パン粉のような比較的大きな体積を有するものや、珪砂のような比較的小さい体積を有するものが存在する。
清掃作業においては、端部領域における起毛部が最初に塵芥と接触する。この場合、当該端部領域の起毛部は多数繊維起毛部を構成しているため、上述した比較的長い延在長を有する塵芥や、比較的大きな体積を有する塵芥を捕捉することができる。この場合、当該多数繊維起毛部に捕捉されなかった塵芥は、中央領域に形成された起毛部により捕捉される。
上述した通り、本発明に係る形態の清掃シートによれば、清掃シートの清掃面に対し効率的に塵芥を捕捉させることが可能となる。
本発明に係る清掃シートのさらなる形態によれば、中央領域における起毛部は、端部領域における起毛部と比して繊維体の数が少なく形成された少数繊維起毛部を構成することができる。なお、少数繊維起毛部は、中央領域の起毛部と比して第2方向の延在長が短く構成される。よって、少数繊維起毛部は第2方向短距離起毛部を構成するということができる。
本発明に係る形態の清掃シートによれば、多数繊維起毛部により捕捉さなかった塵芥を、少数繊維起毛部により捕捉することが可能となる。
本発明に係る清掃シートのさらなる形態によれば、端部領域における切断部は、中央領域における切断部と比して第1方向の長さが長く形成された長距離切断部を構成することができる。
本発明に係る形態の清掃シートによれば、長距離切断部が繊維体を切断することにより、長距離ポケット部を形成することが可能となる。
本発明に係る清掃シートのさらなる形態によれば、中央領域における切断部は、端部領域における切断部と比して第1方向の長さが短く形成された短距離切断部を構成することができる。
本発明に係る形態の清掃シートによれば、短距離切断部が繊維体を切断することにより、短距離ポケット部を形成することが可能となる。
本発明に係る清掃シートのさらなる形態によれば、ポケット要素が形成されるポケット要素形成領域と、ポケット要素非形成領域とを有することができる。なお、ポケット要素非形成領域は、非切断繊維部により構成されるということができる。
本発明に係る形態の清掃シートによれば、ポケット要素非形成領域を清掃対象に当接させることにより、ポケット要素非形成領域においても塵芥を捕捉することが可能である。
本発明に係る清掃シートのさらなる形態によれば、ポケット要素形成領域は、第2方向に延在する複数のポケット部により形成される第2方向ポケット部列領域を有することができる。また、ポケット要素非形成領域は、第2方向に延在する第2方向非ポケット部列領域を有することができる。この第2方向非ポケット部列領域は、第2方向非切断繊維部列領域により構成されるということができる。
第1方向において、第2方向ポケット部列領域と第2方向非ポケット部列領域とを交互に配置することが可能である。この場合、長距離ポケット部により構成される第2方向ポケット部列領域は、短距離ポケット部により構成される第2方向ポケット部列領域よりも第1方向における長さが長く構成される。
本発明に係る清掃シートのさらなる形態によれば、複数の第2方向非ポケット部列領域は、第1方向の長さが同一であるよう構成することができる。この場合、第1方向の長さが同一であるとは、清掃シートの設計において「同一」であれば足りるものである。また、「完全に同一」ではなく、「実質的に同一」であれば足りるものである。
本発明に係る形態の清掃シートによれば、清掃シートの中央領域においては、単位面積あたりの第2方向非ポケット部列領域の配置割合が端部領域よりも多くなる。上述した通り、清掃作業時においては起毛部の繊維体が接続端部を支点として移動する。この際、起毛部の繊維体が第2方向非起毛部列領域と清掃対象との間に入り込む場合がある。当該状況にあっては、清掃シートの中央領域における第2方向非ポケット部列領域と清掃対象との間には、端部領域と比してより多くの繊維体が入り込む。よって、使用者が清掃作業を行っている場合において、中央領域は、当該中央領域の厚み方向の長さが端部領域の厚み方向の長さよりも長く構成された長距離厚み領域を形成することができる。一方、端部領域は、当該端部領域の厚み方向の長さが中央領域の厚み方向の長さよりも短く構成された短距離厚み領域を形成することができる。当該構成によって、端部領域から中央領域への塵芥の移動を容易化することができるため、清掃シートの清掃面をより効率的に活用することが可能となる。
本発明に係る清掃シートのさらなる形態によれば、繊維要素は、トウ繊維により構成することができる。この場合、トウ繊維を構成する繊維が、繊維体を構成する。
本発明に係る形態の清掃シートによれば、トウ繊維を使用することにより清掃シートの製造容易化を図ることが可能となる。
本発明に係る清掃シートのさらなる形態によれば、接続要素は、基部と繊維要素とを熱溶着することにより構成することができる。
本発明に係る形態の清掃シートによれば、複数の接続部を確実かつ迅速に構成することができるため、清掃シートの製造効率化を図ることが可能となる。
本発明に係る清掃シートのさらなる形態によれば、繊維要素を基部の両面に配置することができる。
本発明に係る形態の清掃シートによれば、一方の面により清掃作業を終了した場合、使用者は他方の面により清掃作業を行うことができる。よって、使用者にとってコスト効果の優れた清掃シートを構築することが可能となる。
また、上記した課題を解決するため、上記した清掃シートと、保持具とにより清掃用具を構成することが可能である。この場合、保持具は、清掃シートが当接されるヘッド部とヘッド部に設けられるとともに清掃シートを保持する保持部と、使用者に把持される把持部と、を有することができる。
本発明によれば、清掃シートおよび清掃用具に関する一層合理的な構築技術を提供することが可能となる。
本発明の実施形態に係る清掃用具の全体構成を示す斜視図である。 清掃体の概要を示す平面図である。 清掃シートの構成を示す分解図である。 図2の領域Iの構成を示す説明図である。 ポケット要素の構成を示す説明図である。 交差方向起毛部列領域の構成を示す説明図である。 長手方向起毛部列領域の構成を示す説明図である。 図2のII−II線における断面図である。 図2のIII−III線における断面図である。 端部領域および中央領域の構成を示す説明図である。 起毛部の構成を示す説明図である。 長手方向繊維連続領域の構成を示す説明図である。 清掃具の動作を示す説明図である。 清掃具の動作を示す説明図である。 清掃具の動作を示す説明図である。
(清掃用具の概略)
本発明の実施形態に係る清掃シートおよび清掃用具ついて、図1〜図15に基づき説明する。まず、本発明における「清掃用具」の一実施の形態である清掃用具Aの構成につき説明する。この清掃用具Aを用いて清掃される清掃対象としては、一戸建て、マンション、ビル、工場、車両などの室内、室外、屋外における被清掃面(床面、壁面、窓、天井面、外壁面、家具面、衣類、カーテン、寝具、照明、家電品など)が挙げられる。これら各種の被清掃面は、平面として構成されてもよいし、或いは曲面、凹凸面、段差面として構成されてもよい。
なお、本発明における清掃用具Aは、保持具200と、保持具200に取り付けられて使用される清掃体100とを有する。この内、特に保持具にあっては、被清掃面によりその構成が異なる。本発明に係る実施形態においては、特に床面の清掃に適した保持具200につき説明を行う。清掃体100は、使い捨ての清掃体であってもよく、洗濯等により繰り返し使用される清掃体であっても良い。以下においては、使い捨ての清掃体として説明する。
この清掃用具Aが本発明に係る「清掃用具」の一例であり、保持具200が本発明に係る「保持具」の一例であり、清掃体100が本発明に係る「清掃シート」の一例である。
(保持具の構成)
図1に示す通り、清掃用具Aは、保持具200と清掃体100で構成されている。保持具200は、清掃体100を着脱可能に保持するように構成されている。本発明の実施形態に係る保持具200は、床面を清掃するために提案された様々な保持具を適宜使用することができる。
図1に示す通り、保持具200は、使用者に把持される把持部210と、把持部210から延在するパイプ部250と、ヘッド部220と、パイプ部250とヘッド部220とを連結する連結部260を有する。パイプ部250は、複数のパイプ部材を連結することにより長尺状に形成される。連結部260は、パイプ部250(把持部210)に対して、ヘッド部220が回動自在となるように形成されている。
この把持部210が本発明に係る「把持部」の一例であり、ヘッド部220が本発明に係る「ヘッド部」の一例である。
図1に示す通り、ヘッド部220は、使用者が床面を清掃する際に、使用者側に向けられる第1ヘッド面220Z1を有する。ヘッド部220は、第1ヘッド面220Z1と対向する面である第2ヘッド面220Z2を有する。第2ヘッド面220Z2は、使用者が床面を清掃する際に、床側に向けられる面である。
図1に示す通り、第1ヘッド面220Z1は、清掃体100を保持するための保持部230を有する。上述の通り、保持部230の構成は、この種の保持部における種々の構成を適宜選択することができる。例えば、保持部230は、弾性を有する合成樹脂による板状部材と、当該板状部材に設けたスリットとにより形成することができる。この場合、使用者は、スリットに清掃体100を押し込むことにより、清掃体100と保持具200とを固定することができる。保持部230は、着脱自在に清掃体100を保持する。
この保持部230が本発明に係る「保持部」の一例である。
図1に示す通り、第2ヘッド面220Z2は、保持部230に取り付けられた清掃体100が当接される当接部240を形成する。当接部240の構成は、この種の当接部における種々の構成を適宜選択することができる。例えば、当接部240は、弾性を有する合成樹脂性の発泡体により形成することができる。また、当接部240の表面として、凹凸を形成することができる。
この当接部240が、本発明に係る「当接部」の一例である。
(清掃体の構成)
清掃体100の構成を、図2〜図12に基づき説明する。図2は、清掃体100の概要を示す平面図である。
図2に示す通り、清掃体100は、シート状であり、長手方向Yと、長手方向Yと交差する方向である交差方向Xと、長手方向Yと交差方向Xの双方に交差する方向である厚み方向Zとに延在する。清掃体100は、使用者が清掃体100を交差方向Xに往復移動をすることを想定して設計されている。清掃体100は、交差方向X上の端部100Xと、長手方向Y上の端部100Yとを有する。
この交差方向Xが本発明に係る「第1方向」の一例であり、長手方向Yが本発明に係る「第2方向」の一例であり、端部100Xが本発明に係る「第1方向上の端部」の一例である。
清掃体100は、第1面100Z1と、当該第1面100Z1と対向する面である第2面100Z2とを有する。
図3は、清掃体100の構成を示す分解図である。図3に示す通り、清掃体100は、基部110と、繊維要素120と、側方シート部180とを有する。この基部110が本発明に係る「基部」の一例であり、繊維要素120が本発明に係る「繊維要素」の一例である。繊維要素120と側方シート部180は、第1面100Z1側と、第2面100Z2側とにそれぞれ設けられる。側方シート部180は、繊維要素120と基部110における交差方向X上の端部100Xを含む領域において、繊維要素120と基部110に接合される。すなわち、基部110と繊維要素120の交差方向X上の端部100Xは、第1面100Z1側の側方シート部180と、第2面100Z2側の側方シート部180とによりそれぞれ挟まれる。基部110と側方シート部180は所定の領域を熱融着することにより接合される。
図1に示すように、清掃体100を、保持具200のヘッド部220に取り付けた場合には、側方シート部180を有する領域が第1ヘッド面220Z1側に折り返される。この清掃体100における「折り返された領域」は、ヘッド部220の当接部240に当接しない領域となる。第1ヘッド面220Z1に折り返された側方シート部180の一部は、保持具200の保持部230に固定される。
なお、図2に示す通り、基部110と繊維要素120とは、交差方向Xに延在する接続要素130により接続される。接続要素130は、複数の接続部131により構成される。接続要素130は、基部110と繊維要素120の所定領域を熱溶着することにより形成される。この接続要素130が本発明に係る「接続要素」の一例であり、接続部131が本発明に係る「接続部」の一例である。なお、接続部131は、清掃体100の長手方向Yに延在する中心線100yc(図10参照)に対し、所定の傾斜角度を有する領域を有している。
なお、本実施形態において「構成要素などが交差方向X(長手方向Y)に延在する」とは、当該構成要素などが交差方向X(長手方向Y)と平行である場合や、当該構成要素などの延在方向が交差方向X成分を有する場合を示すものである。特に、図2に示す通り、本実施形態においては、接続要素130(起毛部131)、切断要素140(切断部141)、起毛要素150(起毛部151)およびポケット要素160(ポケット部161)は、交差方向Xと長手方向Yの双方に対し、所定の角度を有して延在して配置されている。このような場合であっても、これらの構成要素は交差方向X(長手方向Y)に延在するということができる。なお、接続要素130(起毛部131)、切断要素140(切断部141)、起毛要素150(起毛部151)およびポケット要素160(ポケット部161)は、交差方向Xと長手方向Yの双方に対し、所定の角度を有して延在しているため、これらの構成要素は、交差方向Xにおける長さと、長手方向Yにおける長さの双方を有することができる。
繊維要素120は、長手方向Yに繊維配向性を有する繊維体121の集合体により形成される。この繊維体121が本発明に係る「繊維体」の一例である。この繊維体121は熱可塑性繊維であり、本発明においては、芯部がポリエステル(PET)、鞘部がポリエチレン(PE)による芯鞘複合繊維が使用される。繊維要素120は、典型的にはトウ繊維を開繊することにより得られる。
なお、基部110および繊維要素120には、着塵油剤(図示せず)が付与される。着塵油剤としては、種々のものを採用することができる。本発明の実施形態に係る清掃体100において、着塵油剤は流動パラフィンが使用される。
図2に示す通り、一対の接続部131間には交差方向Xに延在する切断要素140が形成される。切断要素140により切断された繊維要素120は起毛要素150とポケット要素160を形成する。この切断要素140が本発明に係る「切断要素」の一例であり、起毛要素150が本発明に係る「起毛要素」の一例であり、ポケット要素160が本発明に係る「ポケット要素」の一例である。
切断要素140は、複数の切断部141が所定の間隔を空けて交差方向Xに延在するように連続して配置されることにより構成される。この切断部141が本発明に係る「切断部」の一例である。
図4は、図2に示す領域Iの拡大図であり、切断部141、起毛部151およびポケット部161を示す説明図である。
図4に示す通り、切断部141により、起毛部151およびポケット部161が形成される。この起毛部151が本発明に係る「起毛部」の一例であり、ポケット部161が本発明に係る「ポケット部」の一例である。起毛要素150は複数の起毛部151により構成され、ポケット要素160は複数のポケット部161により構成される。
なお、切断要素140が形成されている繊維要素120の領域は、切断要素形成領域を形成する。切断要素形成領域によって起毛要素形成領域およびポケット要素形成領域が構成される。
また、切断要素140が形成されていない繊維要素120の領域は、非切断繊維要素170を構成する。非切断繊維要素170は、切断要素非形成領域146ということや、起毛要素非形成領域156ということや、ポケット要素非形成領域166ということができる。なお、非切断繊維要素170は、複数の非切断繊維部171により構成される。非切断繊維部171は、一対の接続部131間にわたって繊維体121が延在する領域であるということもできる。この起毛要素非形成領域156が本発明に係る「起毛要素非形成領域」の一例である。
図5に示す通り、起毛部151は、切断部141により切断された繊維体121により形成される。起毛部151は、接続部131に接続される接続端部151aと、開放端部151bとを有するとともに、開放端部151bが基部110から離間することにより構成される。この接続端部151aが本発明に係る「接続端部」の一例であり、開放端部151bが本発明に係る「開放端部」の一例である。
また、図5に示す通り、起毛部151と基部110との間に形成される空間によりポケット部161が形成される。なお、起毛部151は複数の繊維体121の開放端部151bがそれぞれ基部110から離間することにより構成される。この場合、起毛部151は、少なくとも一部の繊維体121における開放端部151bが基部110から離間すれば構成される。すなわち、起毛部151を形成するにあっては、全ての繊維体121の開放端部151bが基部110から離間することを必要としない。この意味において、ポケット部161は、起毛部151と基部110との間に形成される空間により形成されるが、当該「空間」に起毛部151を構成し得る繊維体121が存在していても、当該ポケット部161を構成し得る「空間」であると規定することが可能である。この意味において、ポケット部161は、一対の接続部131と、一対の非切断繊維部171とにより囲まれた領域により形成されるということが可能である。
図6に示す通り、交差方向Xに延在して隣接する切断部141が連続することにより、交差方向切断部列領域141xが構成される。交差方向切断部列領域141xが構成されることに伴い、交差方向起毛部列領域151xと交差方向ポケット部列領域161xが構成される。なお、交差方向切断部列領域141xは、一対の接続部131の間における中心線を通過するよう構成される。一対の接続部131間には二つの起毛部151が形成されるが、当該二つの起毛部151における、長手方向Yの繊維体121は実質的に同一の長さを有する。また、交差方向Xに延在して隣接する非切断繊維部171が連続することにより、交差方向非切断繊維部列領域171xが構成される。
図7に示す通り、長手方向Yに延在して隣接する切断部141が連続することにより、長手方向切断部列領域141yが構成される。長手方向切断部列領域141yが構成されることに伴い、長手方向起毛部列領域151yと長手方向ポケット部列領域161yが構成される。なお、交差方向Xにおける一対の長手方向切断部列領域141y(長手方向起毛部列領域151y、長手方向ポケット部列領域161y)の間には、長手方向非切断繊維部列領域171yが形成される。この長手方向起毛部列領域151yが本発明に係る「第2方向起毛部列領域」の一例であり、長手方向非切断繊維部列領域171yが本発明に係る「第2方向非起毛部列領域」の一例である。
図8は、図2におけるII−II線断面図であり、長手方向切断部列領域141yの構成を示す説明図である。なお、図8においては説明の便宜上、第2面100Z2の構成を省略している。図8に示す通り、長手方向切断部列領域141yには長手方向Yに連続して複数の切断部141が配置される。また、当該長手方向切断部列領域141yを長手方向起毛部列領域151yとした考察した場合、当該長手方向起毛部列領域151yには長手方向Yに連続して複数の起毛部151が配置されるということができる。また、当該長手方向切断部列領域141yを長手方向ポケット部列領域161yとした考察した場合、当該長手方向ポケット部列領域161yには長手方向Yに連続して複数のポケット部161が配置されるということができる。
図9は、図2におけるIII−III線断面図であり、長手方向非切断繊維部列領域171yの構成を示す説明図である。なお、図9においては説明の便宜上、第2面100Z2の構成を省略している。図9に示す通り、長手方向非切断繊維部列領域171yには、長手方向Yに連続して複数の非切断繊維部171が配置される。
図10に示す通り、清掃体100は、交差方向X上の端部100Xを含むとともに長手方向Yに延在する端部領域101eを有する。端部領域101eは、端部100Xと、当該端部100Xに最も近接した切断部141とを含む範囲により規定される。この意味において、端部領域101eは、端部100Xと、当該端部100Xに最も近接した起毛部151とを含む範囲により規定されるということができる。また、端部領域101eは、端部100Xと、当該端部100Xに最も近接したポケット部161とを含む範囲により規定されるということができる。この端部領域101eが本発明に係る「端部領域」の一例である。
また、図10に示す通り、清掃体100は長手方向Yに延在する中心線100ycを有する。さらに、清掃体100は、中心線100ycを含むとともに長手方向Yに延在する中央領域101cを有する。中央領域101cは、中心線100ycと、当該中心線100ycに最も近接した切断部141とを含む範囲により規定される。この意味において、中央領域101cは、中心線100ycと、当該中心線100ycに最も近接した起毛部151とを含む範囲により規定されるということができる。また、中央領域101cは、中心線100ycと、当該中心線100ycに最も近接したポケット部161とを含む範囲により規定されるということができる。この中央領域101cが本発明に係る「中央領域」の一例である。
なお、端部領域101eと中央領域101cとの間には、長手方向Yに延在する中間領域101mが形成される。
図11に示す通り、端部領域101eの切断部141における交差方向Xの長さD1は、中央領域101cの切断部141における交差方向Xの長さD3よりも長く形成されている。なお、中間領域101mの切断部141における交差方向Xの長さD2は、長さD1よりも短く、長さD3よりも長く形成されている。
当該構成により、端部領域101eの切断部141は、長距離切断部142を形成する。長距離切断部142により、端部領域101eの起毛部151は、中央領域101cの起毛部151と比して繊維体121の数が多く形成されることとなる。当該構成により、端部領域101eの起毛部151は、多数繊維起毛部152を形成する。また、長距離切断部142により、端部領域101eのポケット部161は、中央領域101cのポケット部161と比して交差方向Xの長さが長く形成されることとなる。当該構成により、端部領域101eのポケット部161は、長距離ポケット部162を形成する。
この長距離切断部142が本発明に係る「長距離切断部」の一例であり、多数繊維起毛部152が本発明に係る「多数繊維起毛部」の一例であり、長距離ポケット部162が本発明に係る「長距離ポケット部」の一例である。
端部領域101eの切断部141が長距離切断部142を形成し、起毛部151が多数繊維起毛部152を形成し、ポケット部161が長距離ポケット部162を形成することに伴い、中央領域101cの切断部141は短距離切断部144を形成し、起毛部151は少数繊維起毛部154を形成し、ポケット部161は短距離ポケット部164を形成する。さらに、中間領域101mの切断部141は中距離切断部143を形成し、起毛部151は中間数繊維起毛部153を形成し、ポケット部161は中距離ポケット部163を形成する。この短距離切断部144が本発明に係る「短距離切断部」の一例であり、少数繊維起毛部154が本発明に係る「少数繊維起毛部」の一例であり、短距離ポケット部164が本発明に係る「短距離ポケット部」の一例である。
当該構成によって、交差方向切断部列領域141x(図6参照)においては、端部領域101eから中央領域101cに向かって、切断部141における交差方向Xの距離が段階的に短くなるよう構成されているということができる。また、交差方向起毛部列領域151xにおいては、端部領域101eから中央領域101cに向かって、起毛部151における繊維体121の数が段階的に少なくなるよう構成されているということができる。また、交差方向ポケット部列領域161xにおいては、端部領域101eから中央領域101cに向かって、ポケット部161における交差方向Xの距離が段階的に短くなるよう構成されているということができる。
図12に示す通り、非切断繊維部171における交差方向Xの長さD4は、端部領域101e、中間領域101mおよび中央領域101cのいずれにおいても同一とされている。従って、非切断繊維部171が占める単位面積当たりの割合は、端部領域101eの方が中央領域101cよりも少なくなる。
次に、図13〜図15に基づき本発明に係る清掃用具Aの動作を説明する。図13は、交差方向Xに延在する起毛部151、ポケット部161および非切断繊維部171の動作を示す説明図である。なお、図13においては便宜上、接続部131が省略される。また、図14は多数繊維起毛部152、中間数繊維起毛部153および少数繊維起毛部154の長手方向Yにおけるそれぞれの長さを示す説明図である。
図13に示す通り、使用者は、ヘッド部220に清掃体100を装着した状態で、把持部210を把持し、清掃体100を交差方向Xに移動させる。
図14に示す通り、長手方向Yにおいて、多数繊維起毛部152の長さ152yは、中間数繊維起毛部153の長さ153yおよび少数繊維起毛部154の長さ154yよりも長くなるよう構成されている。この意味において、起毛部151は、端部領域101eの起毛部151における長手方向Yの長さ152yが、中央領域101cの起毛部151における長手方向Yの長さ154yよりも長く形成された長手方向長距離起毛部を構成するということができ、さらに、中央領域101cの起毛部151は、長手方向短距離起毛部を構成するということができる。
また、切断部141は、端部領域101eの切断部141における長手方向Yの長さ142yが、中央領域101cの切断部141における長手方向Yの長さ144yよりも長く形成された長手方向長距離切断部を構成するということができ、さらに、中央領域101cの切断部141は、長手方向短距離切断部を構成するということができる。なお、中間領域101mの切断部141における長手方向Yの長さ143yは、長さ142yよりも短く、長さ144yよりも長く構成されているということができる。
また、ポケット部161は、端部領域101eのポケット部161における長手方向Yの長さ162yが、中央領域101cのポケット部161における長手方向Yの長さ164yよりも長く形成された長手方向長距離ポケット部を構成するということができ、さらに、中央領域101cのポケット部161は、長手方向短距離ポケット部を構成するということができる。なお、中間領域101mのポケット部161における長手方向Yの長さ163yは、長さ162yよりも短く、長さ164yよりも長く構成されているということができる。
清掃対象が床である場合、当該床に存在する塵芥として、髪の毛や糸くずなどのような比較的長い延在長を有するものや、綿ホコリ、パン粉のような比較的大きな体積を有するものや、珪砂のような比較的小さい体積を有するものが存在する。
清掃作業においては、多数繊維起毛部152が最初に塵芥と接触するため、多数繊維起毛部152は、上述した比較的長い延在長を有する塵芥や、比較的大きな体積を有する塵芥を捕捉することができる。多数繊維起毛部152に捕捉されなかった塵芥は、中間数繊維起毛部153により捕捉され、中間数繊維起毛部153に捕捉されなかった塵芥は、少数繊維起毛部154により捕捉される。このような清掃過程を経ることによって、少数繊維起毛部154は比較的小さい体積を有する塵芥を捕捉することが可能となる。
ここで、ポケット部161の動作につき説明する。長距離ポケット部162が最初に塵芥と接触するため、長距離ポケット部162は、上述した比較的長い延在長を有する塵芥や、比較的大きな体積を有する塵芥を収容することができる。長距離ポケット部162に捕捉されなかった塵芥は、中距離ポケット部163に収容され、中距離ポケット部163に収容されなかった塵芥は、短距離ポケット部164に収容される。
上述した通り、本実施形態に係る清掃用具Aによれば、異なる延在長さや体積を有する塵芥を効率的に清掃することが可能となる。
また、清掃体100は、上述した通り、中央領域101cにおける単位面積あたりの長手方向非切断繊維部列領域171yの配置割合が、端部領域101eよりも多くなる。清掃作業時においては起毛部151の繊維体121が接続端部151aを支点として移動する。この際、起毛部151の繊維体121が長手方向非切断繊維部列領域171yと清掃対象との間に入り込む場合がある。当該状況にあっては、中央領域101cにおける長手方向非切断繊維部列領域171yと清掃対象との間には、端部領域101eと比してより多くの繊維体121が入り込む。よって、使用者が清掃作業を行っている場合において、中央領域101cは厚み方向Zにおいて端部領域101eよりも長い距離を有する長距離厚み領域102z3を形成することができる。一方、端部領域101eは、厚み方向Zにおいて中央領域101cよりも短い距離を有する短距離厚み領域102z1を形成することができる。なお、中間領域101mは、厚み方向Zにおいて中距離厚み領域102z2を形成することができる。
当該構成によって、端部領域101eから中央領域101cへの塵芥の移動を容易化することができるため、清掃体100の清掃面をより効率的に活用することが可能となる。
なお本発明に係る清掃体100および清掃用具Aにあっては、上述した実施形態に記載した構成にのみ限定されるものではなく、さらに他の構成を使用することも可能である。
(実施の形態ないし実施例本発明の各構成要素の対応について)
清掃用具Aは本発明に係る「清掃用具」の一例である。保持具200は本発明に係る「保持具」の一例である。清掃体100は本発明に係る「清掃シート」の一例である。把持部210は本発明に係る「把持部」の一例である。ヘッド部220は本発明に係る「ヘッド部」の一例である。保持部230は本発明に係る「保持部」の一例である。交差方向Xは本発明に係る「第1方向」の一例である。長手方向Yは本発明に係る「第2方向」の一例である。端部100Xは本発明に係る「第1方向上の端部」の一例である。基部110は本発明に係る「基部」の一例である。繊維要素120は本発明に係る「繊維要素」の一例である。接続要素130は本発明に係る「接続要素」の一例である。接続部131は本発明に係る「接続部」の一例である。繊維体121は本発明に係る「繊維体」の一例である。切断部141は本発明に係る「切断部」の一例である。起毛部151は本発明に係る「起毛部」の一例である。ポケット部161は本発明に係る「ポケット部」の一例である。起毛要素非形成領域156は本発明に係る「起毛要素非形成領域」の一例である。接続端部151aは本発明に係る「接続端部」の一例である。開放端部151bは本発明に係る「開放端部」の一例である。長手方向起毛部列領域151yは本発明に係る「第2方向起毛部列領域」の一例である。長手方向非切断部列領域171yは本発明に係る「第2方向非起毛部列領域」の一例である。端部領域101eは本発明に係る「端部領域」の一例である。中央領域101cは本発明に係る「中央領域」の一例である。長距離切断部142は本発明に係る「長距離切断部」の一例である。多数繊維起毛部152は本発明に係る「多数繊維起毛部」の一例である。長距離ポケット部162は本発明に係る「長距離ポケット部」の一例である。短距離切断部144は本発明に係る「短距離切断部」の一例である。少数繊維起毛部154は本発明に係る「少数繊維起毛部」の一例である。短距離ポケット部164は本発明に係る「短距離ポケット部」の一例である。
以上の発明の趣旨に鑑み、本発明に係る清掃シートおよび清掃用具は、下記の態様が構成可能である。
(態様A1)
保持具に取り付けることにより使用される清掃シートであって、
所定の第1方向と、当該第1方向と交差する方向である第2方向とに亘り延在するとともに、
基部と、
繊維要素と、
前記基部と前記繊維要素とを接続する接続要素と、
前記繊維要素を切断する切断要素と、
前記切断要素により切断された繊維要素により形成される起毛要素と、
ポケット要素と、
を有し、
前記繊維要素は、前記第2方向に延在する複数の繊維体により構成され、
前記接続要素は、前記第1方向に延在するとともに前記第2方向に所定の間隔を空けて形成された複数の接続部により構成され、
前記切断要素は、前記第1方向に延在するよう所定の間隔を空けて形成された複数の切断部により構成され、
前記起毛要素は、前記切断部により切断された前記繊維体によって形成される複数の起毛部により構成され、
前記起毛部は、前記接続部に接続される接続端部と、開放端部とを有するとともに、前記開放端部が前記基部から離間することにより構成され、
前記ポケット要素は、前記起毛部と前記基部との間に形成される空間により構成される複数のポケット部により構成されるとともに、前記第1方向において隣接する前記ポケット部が連続することにより形成される第1方向ポケット部列領域を構成し、
前記清掃シートはさらに、前記第1方向上の端部を含むとともに前記第2方向に延在する端部領域と、前記第2方向に延在する中央領域とを有し、
前記第1方向ポケット部列領域において、前記端部領域の前記ポケット部は、前記中央領域の前記ポケット部と比して前記第1方向の長さが長く形成された長距離ポケット部を構成することを特徴とする清掃シート。
(態様A2)
態様A1に記載された清掃シートであって、
前記中央領域における前記ポケット部は、前記端部領域における前記ポケット部と比して前記第1方向の長さが短く形成された短距離ポケット部を構成することを特徴とする清掃シート。
(態様A3)
態様A1または2に記載された清掃シートであって、
前記端部領域における前記起毛部は、前記中央領域における前記起毛部と比して前記繊維体の数が多く形成された多数繊維起毛部を構成することを特徴とする清掃シート。
(態様A4)
態様A1〜3のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
前記中央領域における前記起毛部は、前記端部領域における前記起毛部と比して前記繊維体の数が少なく形成された少数繊維起毛部を構成することを特徴とする清掃シート。
(態様A5)
態様A1〜4のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
前記端部領域における前記切断部は、前記中央領域における前記切断部と比して前記第1方向の長さが長く形成された長距離切断部を構成することを特徴とする清掃シート。
(態様A6)
態様A1〜5のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
前記中央領域における前記切断部は、前記端部領域における前記切断部と比して前記第1方向の長さが短く形成された短距離切断部を構成することを特徴とする清掃シート。
(態様A7)
態様A1〜6のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
ポケット要素が形成されるポケット要素形成領域と、ポケット要素非形成領域とを有することを特徴とする清掃シート。
(態様A8)
態様A7に記載された清掃シートであって、
前記ポケット要素形成領域は、前記第2方向に延在する複数の前記ポケット部により形成される複数の第2方向ポケット部列領域を有し、
前記ポケット要素非形成領域は、前記第2方向に延在する複数の第2方向非ポケット部列領域を有することを特徴とする清掃シート。
(態様A9)
態様A8に記載された清掃シートであって、
複数の前記第2方向非ポケット部列領域は、前記第1方向の長さが同一であるよう構成されることを特徴とする清掃シート。
(態様A10)
態様A1〜9のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
前記繊維要素は、トウ繊維により構成されることを特徴とする清掃シート。
(態様A11)
態様A1〜10のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
前記接続要素は、前記基部と前記繊維要素とが熱溶着することにより構成されることを特徴とする清掃シート。
(態様A12)
態様A1〜11のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
前記繊維要素は、前記基部の両面に配置されることを特徴とする清掃シート。
(態様A13)
保持具と、前記保持具に装着される清掃シートとにより構成される清掃用具であって、
前記保持具は、
前記清掃シートが当接されるヘッド部と、
前記ヘッド部に設けられるとともに前記清掃シートを保持する保持部と、
使用者に把持される把持部と、を有し、
前記清掃シートは、
所定の第1方向と、当該第1方向と交差する方向である第2方向とに亘り延在するとともに、
基部と、
繊維要素と、
前記基部と前記繊維要素とを接続する接続要素と、
前記繊維要素を切断する切断要素と、
前記切断要素により切断された繊維要素により形成される起毛要素と、
ポケット要素と、
を有し、
前記繊維要素は、前記第2方向に延在する複数の繊維体により構成され、
前記接続要素は、前記第1方向に延在するとともに前記第2方向に所定の間隔を空けて形成された複数の接続部により構成され、
前記切断要素は、前記第1方向に延在するよう所定の間隔を空けて形成された複数の切断部により構成され、
前記起毛要素は、前記切断部により切断された前記繊維体によって形成される複数の起毛部により構成され、
前記起毛部は、前記接続部に接続される接続端部と、開放端部とを有するとともに、前記開放端部が前記基部から離間することにより構成され、
前記ポケット要素は、前記起毛部と前記基部との間に形成される空間により構成される複数のポケット部により構成されるとともに、前記第1方向において隣接する前記ポケット部が連続することにより形成される第1方向ポケット部列領域を構成し、
前記清掃シートはさらに、前記第1方向上の端部を含むとともに前記第2方向に延在する端部領域と、前記第2方向に延在する中央領域とを有し、
前記第1方向ポケット部列領域において、前記端部領域の前記ポケット部は、前記中央領域の前記ポケット部と比して前記第1方向の長さが長く形成された長距離ポケット部を構成することを特徴とする清掃用具。
(態様B1)
保持具に取り付けることにより使用される清掃シートであって、
所定の第1方向と、当該第1方向と交差する方向である第2方向とに亘り延在するとともに、
基部と、
繊維要素と、
前記基部と前記繊維要素とを接続する接続要素と、
前記繊維要素を切断する切断要素と、
前記切断要素により切断された繊維要素により形成される起毛要素と、を有し、
前記繊維要素は、前記第2方向に延在する複数の繊維体により構成され、
前記接続要素は、前記第1方向に延在するとともに前記第2方向に所定の間隔を空けて形成された複数の接続部により構成され、
前記切断要素は、前記第1方向に延在するよう所定の間隔を空けて形成された複数の切断部により構成されるとともに、前記第1方向において隣接する前記切断部が連続することにより形成される第1方向切断部列領域を構成し、
前記起毛要素は、前記切断部により切断された前記繊維体により形成される複数の起毛部により構成され、
前記清掃シートはさらに、前記第1方向上の端部を含むとともに前記第2方向に延在する端部領域と、前記第2方向に延在する中央領域とを有し、
前記第1方向切断部列領域において、前記端部領域における前記切断部は、前記中央領域における前記切断部と比して前記第1方向の長さが長く形成された長距離切断部を構成することを特徴とする清掃シート。
(態様B2)
態様B1に記載された清掃シートであって、
前記中央領域における前記切断部は、前記端部領域における前記切断部と比して前記第1方向の長さが短く形成された短距離切断部を構成することを特徴とする清掃シート。
(態様B3)
態様B1または2に記載された清掃シートであって、
前記端部領域における前記起毛部は、前記中央領域における前記起毛部と比して前記繊維体の数が多く形成された多数繊維起毛部を構成することを特徴とする清掃シート。
(態様B4)
態様B1〜3のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
前記中央領域における前記起毛部は、前記端部領域における前記起毛部と比して前記繊維体の数が少なく形成された少数繊維起毛部を構成することを特徴とする清掃シート。
(態様B5)
態様B1〜4のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
切断要素が形成される切断要素形成領域と、切断要素非形成領域とを有することを特徴とする清掃シート。
(態様B6)
態様B5に記載された清掃シートであって、
前記切断要素形成領域は、前記第2方向に延在する複数の前記切断部により形成される複数の第2方向切断部列領域を有し、
前記切断要素非形成領域は、前記第2方向に延在する複数の第2方向非切断部列領域を有することを特徴とする清掃シート。
(態様B7)
態様B6に記載された清掃シートであって、
複数の前記第2方向非切断部列領域は、前記第1方向の長さが同一であるよう構成されることを特徴とする清掃シート。
(態様B8)
態様B1〜7のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
前記起毛部は、前記接続部に接続される接続端部と、開放端部とを有するとともに、
前記開放端部が前記基部から離間することにより構成されることを特徴とする清掃シート。
(態様B9)
態様B1〜8のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
前記起毛部と前記基部との間に形成される空間によりポケット要素が構成されることを特徴とする清掃シート。
(態様B10)
態様B9に記載された清掃シートであって、
前記ポケット要素は、複数のポケット部により構成されることを特徴とする清掃シート。
(態様B11)
態様B10に記載された清掃シートであって、
前記端部領域における前記ポケット部は、前記中央領域における前記ポケット部と比して前記第1方向の長さが長く形成された長距離ポケット部を構成することを特徴とする清掃シート。
(態様B12)
態様B1〜11のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
前記中央領域における前記ポケット部は、前記端部領域における前記ポケット部と比して前記第1方向の長さが短く形成された短距離ポケット部を構成することを特徴とする清掃シート。
(態様B13)
態様B1〜12のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
前記繊維要素は、トウ繊維により構成されることを特徴とする清掃シート。
(態様B14)
態様B1〜13のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
前記接続要素は、前記基部と前記繊維要素とが熱溶着することにより構成されることを特徴とする清掃シート。
(態様B15)
態様B1〜14のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
前記繊維要素は、前記基部の両面に配置されることを特徴とする清掃シート。
(態様B16)
保持具と、前記保持具に装着される清掃シートとにより構成される清掃用具であって、
前記保持具は、
前記清掃シートが当接されるヘッド部と、
前記ヘッド部に設けられるとともに前記清掃シートを保持する保持部と、
使用者に把持される把持部と、を有し、
前記清掃シートは、
所定の第1方向と、当該第1方向と交差する方向である第2方向とに亘り延在するとともに、
基部と、
繊維要素と、
前記基部と前記繊維要素とを接続する接続要素と、
前記繊維要素を切断する切断要素と、
前記切断要素により切断された繊維要素により形成される起毛要素と、を有し、
前記繊維要素は、前記第2方向に延在する複数の繊維体により構成され、
前記接続要素は、前記第1方向に延在するとともに前記第2方向に所定の間隔を空けて形成された複数の接続部により構成され、
前記切断要素は、前記第1方向に延在するよう所定の間隔を空けて形成された複数の切断部により構成されるとともに、前記第1方向において隣接する前記切断部が連続することにより形成される第1方向切断部列領域を構成し、
前記起毛要素は、前記切断部により切断された前記繊維体により形成される複数の起毛部により構成され、
前記清掃シートはさらに、前記第1方向上の端部を含むとともに前記第2方向に延在する端部領域と、前記第2方向に延在する中央領域とを有し、
前記第1方向切断部列領域において、前記端部領域における前記切断部は、前記中央領域における前記切断部と比して前記第1方向の長さが長く形成された長距離切断部を構成することを特徴とする清掃用具。
(態様C1)
保持具に取り付けることにより使用される清掃シートであって、
所定の第1方向と、当該第1方向と交差する方向である第2方向とに亘り延在するとともに、
基部と、
繊維要素と、
前記基部と前記繊維要素とを接続する接続要素と、
前記繊維要素を切断する切断要素と、
前記切断要素により切断された繊維要素により形成される起毛要素と、を有し、
前記繊維要素は、前記第2方向に延在する複数の繊維体により構成され、
前記接続要素は、前記第1方向に延在するとともに前記第2方向に所定の間隔を空けて形成された複数の接続部により構成され、
前記切断要素は、前記第1方向に延在するよう所定の間隔を空けて形成された複数の切断部により構成され、
前記起毛要素は、前記切断部に切断された前記繊維体によって形成される複数の起毛部により構成されるとともに、前記第1方向において隣接する前記起毛部が連続することにより形成される第1方向起毛部列領域を構成し、
前記清掃シートはさらに、前記第1方向上の端部を含むとともに前記第2方向に延在する端部領域と、前記第2方向に延在する中央領域とを有し、
前記第1方向起毛部列領域において、前記端部領域の前記起毛部は、前記中央領域の前記起毛部と比して前記第2方向の長さが長く形成された長距離起毛部を構成することを特徴とする清掃シート。
(態様C2)
態様C1に記載された清掃シートであって、
前記中央領域における前記起毛部は、前記端部領域における前記起毛部と比して前記第2方向の長さが短く形成された短距離起毛部を構成することを特徴とする清掃シート。
(態様D1)
保持具に取り付けることにより使用される清掃シートであって、
所定の第1方向と、当該第1方向と交差する方向である第2方向と、前記第1方向および前記第2方向の双方と交差する第3方向とに亘り延在するとともに、
基部と、
繊維要素と、
前記基部と前記繊維要素とを接続する接続要素と、
前記繊維要素を切断する切断要素と、
前記切断要素により切断された繊維要素により形成される起毛要素と、を有し、
前記繊維要素は、前記第2方向に延在する複数の繊維体により構成され、
前記接続要素は、前記第1方向に延在するとともに前記第2方向に所定の間隔を空けて形成された複数の接続部により構成され、
前記切断要素は、前記第1方向に延在するよう所定の間隔を空けて形成された複数の切断部により構成され、
前記起毛要素は、前記切断部に切断された前記繊維体によって形成される複数の起毛部により構成され、
前記清掃シートはさらに、前記第1方向上の端部を含むとともに前記第2方向に延在する端部領域と、前記第2方向に延在する中央領域とを有し、
使用者によって清掃シートが使用された場合に、前記中央領域は、前記第3方向の長さが前記端部領域よりも長く形成された長距離厚み領域を構成することを特徴とする清掃シート。
(態様D2)
態様D1に記載された清掃シートであって、
使用者によって清掃シートが使用された場合に、前記端部領域は、前記第3方向の長さが前記中央領域よりも短く形成された短距離厚み領域を構成することを特徴とする清掃シート。
A 清掃用具
D1 長さ
D2 長さ
D3 長さ
D4 長さ
X 交差方向(第1方向)
Y 長手方向(第2方向)
Z 厚み方向
100 清掃体(清掃シート)
100X 端部(第1方向上の端部)
100Y 端部(第2方向上の端部)
100yc 中心線
100Z1 第1面
100Z2 第2面
101e 端部領域
101c 中央領域
101m 中間領域
102z1 短距離厚み領域
102z2 中距離厚み領域
102z3 長距離厚み領域
110 基部
120 繊維要素
121 繊維体
130 接続要素
131 接続部
140 切断要素
141 切断部
141x 交差方向切断部列領域
141y 長手方向切断部列領域
142 長距離切断部
142y 長さ
143 中距離切断部
143y 長さ
144 短距離切断部
144y 長さ
146 切断要素非形成領域
150 起毛要素
151 起毛部
151a 接続端部
151b 開放端部
151x 交差方向起毛部列領域(第1方向起毛部列領域)
151y 長手方向起毛部列領域
152 多数繊維起毛部
152y 長さ
153 中間数繊維起毛部
153y 長さ
154 少数繊維起毛部
154y 長さ
156 起毛要素非形成領域
160 ポケット要素
161 ポケット部
161x 交差方向ポケット部列領域
161y 長手方向ポケット部列領域
162 長距離ポケット部
162y 長さ
163 中距離ポケット部
163y 長さ
164 短距離ポケット部
164y 長さ
166 ポケット要素非形成領域
170 非切断繊維要素
171 非切断繊維部
171x 交差方向非切断繊維部列領域
171y 長手方向非切断繊維部列領域
180 側方シート部
200 保持具
210 把持部
220 ヘッド部
220Z1 第1ヘッド面
220Z2 第2ヘッド面
230 保持部
240 当接部
250 パイプ部
260 連結部

Claims (16)

  1. 保持具に取り付けることにより使用される清掃シートであって、
    所定の第1方向と、当該第1方向と交差する方向である第2方向とに亘り延在するとともに、
    基部と、
    繊維要素と、
    前記基部と前記繊維要素とを接続する接続要素と、
    前記繊維要素を切断する切断要素と、
    前記切断要素により切断された繊維要素により形成される起毛要素と、を有し、
    前記繊維要素は、前記第2方向に延在する複数の繊維体により構成され、
    前記接続要素は、前記第1方向に延在するとともに前記第2方向に所定の間隔を空けて形成された複数の接続部により構成され、
    前記切断要素は、前記第1方向に延在するよう所定の間隔を空けて形成された複数の切断部により構成され、
    前記起毛要素は、前記切断部に切断された前記繊維体によって形成される複数の起毛部により構成されるとともに、前記第1方向において隣接する前記起毛部が連続することにより形成される第1方向起毛部列領域を構成し、
    前記清掃シートはさらに、前記第1方向上の端部を含むとともに前記第2方向に延在する端部領域と、前記第2方向に延在する中央領域とを有し、
    前記第1方向起毛部列領域において、前記端部領域の前記起毛部は、前記中央領域の前記起毛部と比して前記繊維体の数が多く形成された多数繊維起毛部を構成することを特徴とする清掃シート。
  2. 請求項1に記載された清掃シートであって、
    前記中央領域における前記起毛部は、前記端部領域における前記起毛部と比して前記繊維体の数が少なく形成された少数繊維起毛部を構成することを特徴とする清掃シート。
  3. 請求項1または2に記載された清掃シートであって、
    前記端部領域における前記切断部は、前記中央領域における前記切断部と比して前記第1方向の長さが長く形成された長距離切断部を構成することを特徴とする清掃シート。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
    前記中央領域における前記切断部は、前記端部領域における前記切断部と比して前記第1方向の長さが短く形成された短距離切断部を構成することを特徴とする清掃シート。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
    前記起毛部は、前記接続部に接続される接続端部と、開放端部とを有するとともに、
    前記開放端部が前記基部から離間することにより構成されることを特徴とする清掃シート。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
    前記起毛要素が形成される起毛要素形成領域と、起毛要素非形成領域とを有することを特徴とする清掃シート。
  7. 請求項6に記載された清掃シートであって、
    前記起毛要素形成領域は、前記第2方向に延在する複数の前記起毛部により形成される第2方向起毛部列領域を有し、
    前記起毛要素非形成領域は、前記第2方向に延在する第2方向非起毛部列領域を有することを特徴とする清掃シート。
  8. 請求項7に記載された清掃シートであって、
    複数の前記第2方向非起毛部列領域は、前記第1方向の長さが同一であるよう構成されることを特徴とする清掃シート。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
    前記起毛部と前記基部との間に形成される空間によりポケット要素が構成されることを特徴とする清掃シート。
  10. 請求項9に記載された清掃シートであって、
    前記ポケット要素は、複数のポケット部により構成されることを特徴とする清掃シート。
  11. 請求項10に記載された清掃シートであって、
    前記端部領域における前記ポケット部は、前記中央領域における前記ポケット部と比して前記第1方向の長さが長く形成された長距離ポケット部を構成することを特徴とする清掃シート。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
    前記中央領域における前記ポケット部は、前記端部領域における前記ポケット部と比して前記第1方向の長さが短く形成された短距離ポケット部を構成することを特徴とする清掃シート。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
    前記繊維要素は、トウ繊維により構成されることを特徴とする清掃シート。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
    前記接続要素は、前記基部と前記繊維要素とが熱溶着することにより構成されることを特徴とする清掃シート。
  15. 請求項1〜14のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
    前記繊維要素は、前記基部の両面に配置されることを特徴とする清掃シート。
  16. 保持具と、前記保持具に装着される清掃シートとにより構成される清掃用具であって、
    前記保持具は、
    前記清掃シートが当接されるヘッド部と、
    前記ヘッド部に設けられるとともに前記清掃シートを保持する保持部と、
    使用者に把持される把持部と、を有し、
    前記清掃シートは、
    所定の第1方向と、当該第1方向と交差する方向である第2方向とに亘り延在するとともに、
    基部と、
    繊維要素と、
    前記基部と前記繊維要素とを接続する接続要素と、
    前記繊維要素を切断する切断要素と、
    前記切断要素により切断された繊維要素により形成される起毛要素と、を有し、
    前記繊維要素は、前記第2方向に延在する複数の繊維体により構成され、
    前記接続要素は、前記第1方向に延在するとともに前記第2方向に所定の間隔を空けて形成された複数の接続部により構成され、
    前記切断要素は、前記第1方向に延在するよう所定の間隔を空けて形成された複数の切断部により構成され、
    前記起毛要素は、前記切断部に切断された前記繊維体によって形成される複数の起毛部により構成されるとともに、前記第1方向において隣接する前記起毛部が連続することにより形成される第1方向起毛部列領域を構成し、
    前記清掃シートはさらに、前記第1方向上の端部を含むとともに前記第2方向に延在する端部領域と、前記第2方向に延在する中央領域とを有し、
    前記第1方向起毛部列領域において、前記端部領域の前記起毛部は、前記中央領域の前記起毛部と比して前記繊維体の数が多く形成された多数繊維起毛部を構成することを特徴とする清掃用具。
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