JP2016208696A - モータ制御装置 - Google Patents

モータ制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016208696A
JP2016208696A JP2015088593A JP2015088593A JP2016208696A JP 2016208696 A JP2016208696 A JP 2016208696A JP 2015088593 A JP2015088593 A JP 2015088593A JP 2015088593 A JP2015088593 A JP 2015088593A JP 2016208696 A JP2016208696 A JP 2016208696A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pwm
value
motor
pwm frequency
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015088593A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6468461B2 (ja
Inventor
寛 須増
Hiroshi Sumasu
寛 須増
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JTEKT Corp
Original Assignee
JTEKT Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JTEKT Corp filed Critical JTEKT Corp
Priority to JP2015088593A priority Critical patent/JP6468461B2/ja
Publication of JP2016208696A publication Critical patent/JP2016208696A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6468461B2 publication Critical patent/JP6468461B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

【課題】モータ電流が高い場合に比べてモータ電流が小さいときのPWM周波数を低くすることができるモータ制御装置を提供する【解決手段】PWM周波数変更部は、電流指令値設定部によって設定されたq軸電流指令値Iq*を取得する(ステップS1)。PWM周波数変更部は、取得したq軸電流指令値Iq*をモータ電流とみなして、モータ電流−PWM周波数マップからモータ電流に対応したPWM周波数fPWMIを取得する(ステップS2)。PWM周波数変更部は、ステップS2で取得したPWM周波数fPWMIに対応した電圧分解能VrIを演算する(ステップS3)。PWM周波数変更部は、dq/UVW変換部から与えられたU相電圧のデューティカウント数CDUTYOを、ステップS3で演算した電圧分解能VrIに適合したデューティカウント数CDUTYIに変換する(ステップS4)。【選択図】図7

Description

この発明は、電動モータをPWM駆動するためのモータ制御装置に関する。
電動モータをPWM(Pulse Width Modulation)で駆動する場合、電動モータへの印加電圧の制御性は、PWM信号の1周期に相当するPWMクロック数(以下、「PWMカウント数」という。)と電源電圧とによって決まる。PWMクロックとは、PWM信号を生成するために用いられる基準クロックである。
あるマイクロコンピュータのPWMクロックの周波数が、例えば、10[MHz]であるとする。PWM信号の周波数を10[kHz]に設定した場合、PWMカウント数は、10,000,000×(1/10,000)=1000となる。電動モータへの印加電圧の分解能(印可電圧の刻み幅。以下、「電圧分解能Vr」という。)は、PWMカウント数をCntとし、電源電圧をVbとすると、Vr=Vb÷Cntで表される。したがって、PWM信号の周波数が10[kHz]である場合の電圧分解能Vrは、Vb/1000[V/LSB]となる。電圧分解能Vrの値が小さい程、印加電圧の刻み幅が細かくなり、電圧分解能が高くなる。言い換えれば、電圧分解能Vrの値が大きい程、印加電圧の刻み幅が粗くなり、電圧分解能が低くなる。デューティ比の分解能(デューティ比の刻み幅)は、(1/Cnt)×100[%]であるので、0.1[%]となる。したがって、PWM信号の周波数が10[kHz]である場合には、電動モータへの印加電圧を、例えば、電源電圧の72.5[%]に設定することができる。
このマイクロコンピュータを用いて、PWM信号の周波数を100[kHz]に設定した場合、PWMカウント数は、10,000,000×(1/100,000)=100となる。このため、電圧分解能はVb/100[V/LSB]となり、デューティ比の分解能は1[%]となる。この場合には、電動モータへの印加電圧を72.5[%]に設定することはできない。
特開2013−192429号公報 特開平10−225132号公報
電動モータに電力を供給するインバータ回路(モータ駆動回路)は、平滑コンデンサを含んでいる。PWM周波数が高いほど平滑コンデンサの容量を小さくできるので、PWM周波数を高く設定することにより、平滑コンデンサを小型化することができる。つまり、モータ駆動回路を小型化できる。しかしながら、前述したように、PWM信号の周波数を高くすると、PWMカウント数は減少し、電圧分解能も低く(粗く)なる。このため、PWM信号の周波数を高くすると、電流の制御性も低下し、電流リプル等の発生によりノイズ・バイブレーション(NV: Noise Vibration)が悪化する。
この発明の目的は、モータ駆動回路内の平滑コンデンサの容量から許容される範囲内においてPWM周波数をモータ電流に応じて変更することができ、モータ電流が大きい場合に比べてモータ電流が小さいときのPWM周波数を低くすることができるモータ制御装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、平滑コンデンサ(62)および複数のスイッチング素子(71〜76)を含むモータ駆動回路(32)を介して、電動モータ(18)をPWM制御するモータ制御装置(12)であって、前記平滑コンデンサの容量から許容される、前記電動モータのモータ電流値とPWM信号の周波数または周期に対応した値であるPWM周波数対応値と関係を記憶した記憶手段(40)と、PWM周波数が所定のPWM周波数であると仮定した場合に適合した第1デューティカウント数を演算する演算手段(43〜45)と、前記記憶手段に記憶されている前記関係に基づいて、モータ電流に対応したPWM周波数対応値を取得する取得手段(46)と、前記演算手段によって演算された第1デューティカウント数を、前記取得手段によって取得されたPWM周波数対応値に適合した第2デューティカウント数に変換する変換手段(46)と、前記取得手段によって取得されたPWM周波数対応値および前記変換手段によって得られた第2デューティカウント数に応じたPWM信号を生成するPWM信号生成手段(47)とを含むモータ制御装置である。なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表すが、むろん、この発明の範囲は当該実施形態に限定されない。以下、この項において同じ。
この構成では、モータ駆動回路内の平滑コンデンサの容量から許容される範囲内において、PWM周波数をモータ電流に応じて変更することができる。これにより、モータ電流が大きい場合に比べてモータ電流が小さいときのPWM周波数を低くすることができる。
請求項2記載の発明は、前記PWM周波数対応値が、PWM信号の周波数であるPWM周波数またはPWM信号の1周期に相当するPWMクロック数であるPWMカウント数である、請求項1に記載のモータ制御装置である。
請求項3記載の発明は、前記電動モータに流れているモータ電流を検出する電流検出手段(33)と、前記電動モータに流すべきモータ電流の目標値であるモータ電流指令値を設定する電流指令値設定手段(42)とをさらに含み、前記演算手段は、PWM周波数が前記所定のPWM周波数であると仮定した場合に適合し、かつ前記電流検出手段によって検出されるモータ電流検出値を前記電流指令値設定手段によって設定されるモータ電流指令値に等しくさせるための第1デューティカウント数を演算するように構成されている請求項1または2に記載のモータ制御装置である。
請求項4記載の発明は、前記取得手段は、前記電流指令値設定手段によって設定されるモータ電流指令値をモータ電流とみなして、モータ電流に対応したPWM周波数対応値を取得するように構成されている、請求項3に記載のモータ制御装置である。
請求項5記載の発明は、前記取得手段は、前記電流指令値設定手段によって設定されるモータ電流指令値および前記電流検出手段によって検出されるモータ電流検出値のうち、絶対値が大きい方の電流値をモータ電流とみなして、モータ電流に対応したPWM周波数対応値を取得するように構成されている、請求項3に記載のモータ制御装置である。
図1は、本発明の一実施形態に係る電動パワーステアリング装置の概略構成を示す模式図である。 図2は、ECUの電気的構成を示すブロック図である。 図3は、電動モータの構成を図解的に示す模式図である。 図4は、駆動回路の構成を図解的に示す電気回路図である。 図5は、検出操舵トルクTに対するアシスト電流値Iaの設定例を示すグラフである。 図6は、平滑コンデンサの容量から許容される、モータ電流とPWM周波数との関係を表すグラフである。 図7は、PWM周波数変更部の動作例を説明するためのフローチャートである。 図8は、PWM周波数変更部の他の動作例を説明するためのフローチャートである。 図9は、平滑コンデンサの容量から許容される、モータ電流とPWMカウント数との関係を表すグラフである。
以下では、この発明の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電動パワーステアリング装置の概略構成を示す模式図である。
電動パワーステアリング装置(EPS:electric power steering)1は、車両を操向するための操舵部材としてのステアリングホイール2と、このステアリングホイール2の回転に連動して転舵輪3を転舵する転舵機構4と、運転者の操舵を補助するための操舵補助機構5とを備えている。ステアリングホイール2と転舵機構4とは、ステアリングシャフト6および中間軸7を介して機械的に連結されている。
ステアリングシャフト6は、ステアリングホイール2に連結された入力軸8と、中間軸7に連結された出力軸9とを含む。入力軸8と出力軸9とは、トーションバー10を介して相対回転可能に連結されている。
トーションバー10の近傍には、トルクセンサ11が配置されている。トルクセンサ11は、入力軸8および出力軸9の相対回転変位量に基づいて、ステアリングホイール2に与えられた操舵トルクTを検出する。この実施形態では、トルクセンサ11によって検出される操舵トルクTは、たとえば、右方向への操舵のためのトルクが正の値として検出され、左方向への操舵のためのトルクが負の値として検出され、その絶対値が大きいほど操舵トルクの大きさが大きくなるものとする。
転舵機構4は、ピニオン軸13と、転舵軸としてのラック軸14とを含むラックアンドピニオン機構からなる。ラック軸14の各端部には、タイロッド15およびナックルアーム(図示略)を介して転舵輪3が連結されている。ピニオン軸13は、中間軸7に連結されている。ピニオン軸13は、ステアリングホイール2の操舵に連動して回転するようになっている。ピニオン軸13の先端(図1では下端)には、ピニオン16が連結されている。
ラック軸14は、自動車の左右方向に沿って直線状に延びている。ラック軸14の軸方向の中間部には、ピニオン16に噛み合うラック17が形成されている。このピニオン16およびラック17によって、ピニオン軸13の回転がラック軸14の軸方向移動に変換される。ラック軸14を軸方向に移動させることによって、転舵輪3を転舵することができる。
ステアリングホイール2が操舵(回転)されると、この回転が、ステアリングシャフト6および中間軸7を介して、ピニオン軸13に伝達される。そして、ピニオン軸13の回転は、ピニオン16およびラック17によって、ラック軸14の軸方向移動に変換される。これにより、転舵輪3が転舵される。
操舵補助機構5は、操舵補助用の電動モータ18と、電動モータ18の出力トルクを転舵機構4に伝達するための減速機構19とを含む。電動モータ18には、電動モータ18のロータの回転角を検出するための、例えばレゾルバからなる回転角センサ23が配置されている。減速機構19は、ウォーム軸20と、このウォーム軸20と噛み合うウォームホイール21とを含むウォームギヤ機構からなる。
ウォーム軸20は、電動モータ18によって回転駆動される。また、ウォームホイール21は、ステアリングシャフト6とは一体的に回転可能に連結されている。ウォームホイール21は、ウォーム軸20によって回転駆動される。
電動モータ18によってウォーム軸20が回転駆動されると、ウォームホイール21が回転駆動され、ステアリングシャフト6が回転する。そして、ステアリングシャフト6の回転は、中間軸7を介してピニオン軸13に伝達される。ピニオン軸13の回転は、ラック軸14の軸方向移動に変換される。これにより、転舵輪3が転舵される。すなわち、電動モータ18によってウォーム軸20を回転駆動することによって、転舵輪3が転舵されるようになっている。
車両には、車速Vを検出するための車速センサ24が設けられている。トルクセンサ11によって検出される操舵トルクT、車速センサ24によって検出される車速V、回転角センサ23の出力信号等は、ECU(電子制御ユニット:Electronic Control Unit)12に入力される。ECU12は、これらの入力信号に基いて、電動モータ18を制御する。
図2は、ECU12の電気的構成を示すブロック図である。
ECU12は、マイクロコンピュータ31と、マイクロコンピュータ31によって制御され、電動モータ18に電力を供給するモータ駆動回路32と、電動モータ18に流れるモータ電流を検出する電流検出部33とを含んでいる。
電動モータ18は、例えば三相ブラシレスモータであり、図3に図解的に示すように、界磁としてのロータ100と、U相、V相およびW相のステータ巻線101,102,103を含むステータ105とを備えている。
各相のステータ巻線101,102,103の方向にU軸、V軸およびW軸をとった三相固定座標(UVW座標系)が定義される。また、ロータ100の磁極方向にd軸(磁極軸)をとり、ロータ100の回転平面内においてd軸と直角な方向にq軸(トルク軸)をとった二相回転座標系(dq座標系。実回転座標系)が定義される。dq座標系では、q軸電流のみがロータ100のトルク発生に寄与するので、d軸電流を零とし、q軸電流を所望のトルクに応じて制御すればよい。ロータ100の回転角(電気角)θeは、U軸に対するd軸の回転角である。dq座標系は、ロータ回転角θeに従う実回転座標系である。このロータ回転角θeを用いることによって、UVW座標系とdq座標系との間での座標変換を行うことができる。
図4は、モータ駆動回路32の構成を示している。
このモータ駆動回路32は、三相インバータ回路である。モータ駆動回路32は、電源61と、平滑コンデンサ62と、複数のスイッチング素子71〜76と、複数のダイオード素子81〜86とを含む。平滑コンデンサ62は、電源61の両端子間に接続されている。
複数のスイッチング素子71〜76は、U相用のハイサイドの第1のスイッチング素子71と、それに直列に接続されたU相用のローサイドの第2のスイッチング素子72と、V相用のハイサイドの第3のスイッチング素子73と、それに直列に接続されたV相用のローサイドの第4のスイッチング素子74と、W相用のハイサイドの第5のスイッチング素子75と、それに直列に接続されたW相用のローサイドの第6のスイッチング素子76とを含む。この実施形態では、各スイッチング素子71〜76は、nチャネル型のMOSFETである。第1〜第6のスイッチング素子71〜76には、第1〜第6のダイオード81〜86が逆並列接続されている。
第1、第3および第5のスイッチング素子71,73,75のドレインは、電源61の正極側端子に接続されている。第1、第3および第5のスイッチング素子71,73,75のソースは、それぞれ第2、第4および第6のスイッチング素子72,74,76のドレインに接続されている。第2、第4および第6のスイッチング素子72,74,76のソースは、電源61の負極側端子に接続されている。
第1のスイッチング素子71と第2のスイッチング素子72との接続点は、電動モータ18のU相ステータ巻線101に接続されている。第3のスイッチング素子73と第4のスイッチング素子74との接続点は、電動モータ18のV相ステータ巻線102に接続されている。第5のスイッチング素子75と第6のスイッチング素子76との接続点は、電動モータ18のW相ステータ巻線103に接続されている。各スイッチング素子71〜76のゲートは、後述するPWM制御部47に接続されている。
図2に戻り、マイクロコンピュータ31は、CPUおよびメモリ(ROM、RAM、不揮発性メモリ40等)を備えており、所定のプログラムを実行することによって、複数の機能処理部として機能するようになっている。この複数の機能処理部には、アシスト電流値設定部41と、電流指令値設定部42と、電流偏差演算部43と、PI(比例積分)制御部44と、dq/UVW変換部45と、PWM周波数変更部46と、PWM(Pulse Width Modulation)制御部47と、UVW/dq変換部48と、回転角演算部49とが含まれる。
回転角演算部49は、回転角センサ23の出力信号に基づいて、電動モータ18のロータの回転角θe(電気角)を演算する。回転角演算部49によって演算されるロータ回転角θeは、dq/UVW変換部45およびUVW/dq変換部48に与えられる。
アシスト電流値設定部41は、トルクセンサ11によって検出される検出操舵トルクTと車速センサ24によって検出される車速Vとに基づいて、アシスト電流値Iaを設定する。検出操舵トルクTに対するアシスト電流値Iaの設定例は、図5に示されている。検出操舵トルクTは、例えば右方向への操舵のためのトルクが正の値にとられ、左方向への操舵のためのトルクが負の値にとられている。また、アシスト電流値Iaは、電動モータ18から右方向操舵のための操舵補助力を発生させるべきときには正の値とされ、電動モータ18から左方向操舵のための操舵補助力を発生させるべきときには負の値とされる。アシスト電流値Iaは、検出操舵トルクTの正の値に対しては正をとり、検出操舵トルクTの負の値に対しては負をとる。
検出操舵トルクTが−T1〜T1(たとえば、T1=0.4N・m)の範囲(トルク不感帯)の微小な値のときには、アシスト電流値Iaは零とされる。そして、検出操舵トルクTが−T1〜T1の範囲外の値である場合には、アシスト電流値Iaは、検出操舵トルクTの絶対値が大きくなるほど、その絶対値が大きくなるように設定される。また、アシスト電流値Iaは、車速センサ24によって検出される車速Vが大きいほど、その絶対値が小さくなるように設定されるようになっている。これにより、低速走行時には操舵補助力が大きくされ、高速走行時には操舵補助力が小さくされる。
電流指令値設定部42は、アシスト電流値設定部41によって設定されたアシスト電流値Iaに基いて、dq座標系の座標軸に流すべき電流値を電流指令値として設定する。具体的には、電流指令値設定部42は、d軸電流指令値I およびq軸電流指令値I (以下、これらを総称するときには「二相電流指令値Idq 」という。)を設定する。さらに具体的には、電流指令値設定部42は、q軸電流指令値I をアシスト電流値設定部41によって設定されたアシスト電流値Iaとする一方で、d軸電流指令値I を零とする。電流指令値設定部42によって設定された二相電流指令値Idq は、電流偏差演算部43およびPWM周波数変更部46に与えられる。
電流検出部33は、電動モータ18のU相電流I、V相電流IおよびW相電流I(以下、これらを総称するときは、「三相検出電流IUVW」という。)を検出する。電流検出部33によって検出された三相検出電流IUVWは、UVW/dq変換部48に与えられる。
UVW/dq変換部48は、電流検出部33によって検出されるUVW座標系の三相検出電流IUVWを、dq座標系の二相検出電流IおよびI(以下総称するときには「二相検出電流Idq」という。)に座標変換する。この座標変換には、回転角演算部49によって演算されるロータ回転角θeが用いられる。
電流偏差演算部43は、d軸電流指令値I に対するd軸検出電流Iの偏差およびq軸電流指令値I に対するq軸検出電流Iの偏差を演算する。これらの偏差は、PI制御部44に与えられる。
PI制御部44は、電流偏差演算部43によって演算された電流偏差に対するPI演算を行なうことにより、電動モータ18に印加すべき二相電圧指令値Vdq (d軸電圧指令値V およびq軸電圧指令値V )を生成する。この二相電圧指令値Vdq は、dq/UVW変換部45に与えられる。
dq/UVW変換部45は、二相電圧指令値Vdq を三相電圧指令値に対応したデューティカウント数(三相電圧別のデューティカウント数)に変換する。この変換には、回転角演算部49によって演算されるロータ回転角θeが用いられる。PWM用の基準クロックをPWMクロックとすると、デューティカウント数とは、PWM信号の1周期内のパルス幅に相当するPWMクロック数である。三相電圧別のデューティカウント数は、U相電圧指令値に対応したデューティカウント数、V相電圧指令値に対応したデューティカウント数およびW相電圧指令値に対応したデューティカウント数からなる。
この実施形態では、dq/UVW変換部45によって得られる三相電圧別のデューティカウント数は、PWM周波数が予め設定された最低PWM周波数であると仮定した場合(電圧分解能が予め設定された最高電圧分解能であると仮定した場合)に適合したデューティカウント数である。言い換えれば、dq/UVW変換部45によって得られる三相電圧別のデューティカウント数は、対応する三相電圧指令値を最高電圧分解能で除算した値となる。三相電圧別のデューティカウント数は、PWM周波数変更部46に与えられる。
PWM周波数変更部46は、モータ電流(この実施形態ではq軸電流指令値I )に応じてPWM周波数を変更するとともに、dq/UVW変換部45によって得られた三相電圧別のデューティカウント数を変更後のPWM周波数に適合したデューティカウント数に変換する。変更後のPWM周波数および変換後の三相電圧別デューティカウント数は、変換後のPWM制御部47に与えられる。PWM周波数変更部46の動作の詳細については、後述する。
PWM制御部47は、PWM周波数変更部46から与えられたPWM周波数および三相電圧別デューティカウント数に基づいて、U相PWM信号、V相PWM信号およびW相PWM信号を生成する。具体的には、PWM制御部47は、PWM周波数がPWM周波数変更部46から与えられたPWM周波数であり、かつPWM周波数変更部46から与えられたU相電圧のデューティカウント数、V相電圧のデューティカウント数およびW相電圧のデューティカウント数にそれぞれ対応したデューティ比を有するU相PWM信号、V相PWM信号およびW相PWM信号を生成する。そして、PWM制御部47は、これらのU相PWM信号、V相PWM信号およびW相PWM信号をモータ駆動回路32に供給する。
モータ駆動回路32内のスイッチング素子71〜76がPWM制御部47から与えられるPWM信号によって制御されることにより、二相電圧指令値Vdq に応じた三相電圧が電動モータ18の各相のステータ巻線101,102,103に印加されることになる。
電流偏差演算部43およびPI制御部44は、電流フィードバック制御手段を構成している。この電流フィードバック制御手段の働きによって、電動モータ18に流れるモータ電流が、電流指令値設定部42によって設定された二相電流指令値Idq に近づくように制御される。
以下、周波数変更部46の動作について、詳しく説明する。
PWM信号に応じた適正な電圧をモータ駆動回路32から出力させるためには、PWM信号の周波数(以下、「PWM周波数fPWM」という)が低い程、またモータ電流が大きい程、モータ駆動回路32の平滑コンデンサ62としては大きな容量が必要となる。したがって、平滑コンデンサ62の容量が決まると、各モータ電流値において許容されるPWM周波数fPWMの最低値を求めることができる。
平滑コンデンサ62の容量から許容される、電動モータ18のモータ電流値(q軸電流値)の絶対値とPWM周波数との関係を記憶したマップ(以下、「モータ電流−PWM周波数マップ」という)が予め作成されて、不揮発性メモリ40に記憶されている。モータ電流−PWM周波数マップは、例えば、平滑コンデンサ62の容量から許容される、電動モータ18のモータ電流値の絶対値とPWM周波数の最低値との関係に基づいて作成される。図6にモータ電流−PWM周波数マップの一例を示す。図6に示すように、各モータ電流値に対して許容されるPWM周波数(最小値)は、モータ電流が大きくなるほど大きくなる。
説明の便宜上、この実施形態では、マイクロコンピュータ31のPWMクロックの周波数fCLは4[MHz]であるとする。また、PWM周波数fPWMの最低値(PWM信号の最低周波数fPWMO)を1[kHz]とする。また、電源電圧Vbを40[V]とする。この例では、PWM周波数が最低値fPWMOである場合のPWM信号の1周期に相当するPWMクロック数(PWMカウント数)CPWMOは、CPWMO=fCL/fPWMO=4,000,000/1000=4,000となる。また、PWM周波数が最低値fPWMOである場合の電圧分解能Vrは、Vr=Vb/CPWMO=40/4,000=0.01[V/LSB]となる。PWM周波数が最低値fPWMOである場合の電圧分解能Vrが、最高電圧分解能(印加電圧の刻み幅が最も細かい電圧分解能)となる。PWMクロックの周波数fCL、PWM信号の最低周波数fPWMO、電源電圧Vb、PWM周波数が最低値fPWMOである場合のPWMカウント数CPWMO、最高電圧分解能Vrの値は、予め不揮発性メモリ40に記憶されている。
前述したように、dq/UVW変換部45は、PWM周波数fPWMが最低PWM周波数fPWMOであると仮定した場合(電圧分解能Vrが予め設定された最高電圧分解能Vrであると仮定した場合)に適合した、三相電圧別のデューティカウント数を演算する。dq/UVW変換部45によって演算される各相電圧のデューティカウント数に対するPWM周波数変更部46の動作は同様なので、以下、U相電圧のデューティカウント数に対するPWM周波数変更部46の動作について説明する。
dq/UVW変換部45によって演算されるU相電圧のデューティカウント数CDUTYOは、PI制御部44によって演算される二相電圧指令値Vdq に対応するU相電圧指令値をV とすると、CDUTYO=V /Vrで表される。例えば、二相電圧指令値Vdq に対応するU相電圧指令値V が20[V]である場合には、dq/UVW変換部45によって演算されるU相電圧のデューティカウント数CDUTYOは、CDUTYO=20/0.01=2,000となる。電圧分解能が最高電圧分解能Vrである場合のPWMカウント数CPWMOは4,000であるので、デューティカウント数CDUTYOが2,000である場合のデューティ比は、(2,000/4,000)×100=50[%]となる。
図7は、PWM周波数変更部46の動作例を説明するためのフローチャートである。図7の処理は、所定の演算周期毎に繰り返し実行される。
PWM周波数変更部46は、まず、電流指令値設定部42によって設定されたq軸電流指令値I を取得する(ステップS1)。そして、PWM周波数変更部46は、取得したq軸電流指令値I をモータ電流とみなして、モータ電流−PWM周波数マップ(図6参照)からモータ電流(q軸電流指令値I )に対応したPWM周波数fPWMIを取得する(ステップS2)。
次に、PWM周波数変更部46は、次式(1)に基づいて、ステップS2で取得したPWM周波数fPWMIに対応した電圧分解能Vrを演算する(ステップS3)。
Vr=Vb÷(fCL/fPWMI) …(1)
CL/fPWMIは、PWM周波数がfPWMIである場合の、PWMカウント数CPWMIである。
例えば、ステップS2で取得したPWM周波数fPWMIが5[kHz]である場合には、当該PWM周波数fPWMIに対応した電圧分解能Vrは、
Vr=40÷(4,000,000/5,000)
=40÷800
=0.05
となる。
そして、PWM周波数変更部46は、dq/UVW変換部45から与えられたU相電圧のデューティカウント数CDUTYOを、次式(2)を用いて、ステップS3で演算した電圧分解能Vrに適合したデューティカウント数CDUTYIに変換する(ステップS4)。なお、CDUTYOは、電圧分解能が最高電圧分解能Vrであると仮定した場合に適合したU相電圧のデューティカウント数CDUTYOである。また、CDUTYIは、ステップS2で取得したPWM周波数fPWMIに適合したデューティカウント数でもある。
DUTYI=CDUTYO÷(Vr÷Vr) …(2)
例えば、U相電圧のデューティカウント数CDUTYOが2,000であり、ステップS3で演算した電圧分解能Vrが0.05である場合には、変換後のデューティカウント数CDUTYIは、
DUTYI=2,000÷(0.05÷0.01)
=400
となる。
ステップS1で取得したPWM周波数fPWMIが5[kHz]である場合には、PWMカウント数CPWMIは800である。したがって、デューティカウント数CDUTYIが400である場合のデューティ比は、(400/800)×100=50[%]となり、PWM周波数が変更されても、デューティ比は変化していないことがわかる。
最後に、PWM周波数変更部46は、ステップS2で取得したPWM周波数fPWMIと、ステップS4で得られた変換後のデューティカウント数CDUTYIとを、PWM制御部47に与える(ステップS5)。そして、PWM周波数変更部46は、今演算周期での処理を終了する。PWM制御部47は、PWM周波数がPWM周波数変更部46から与えられたPWM周波数fPWMIであり、かつPWM周波数変更部46から与えられたデューティカウント数CDUTYIに対応したデューティ比を有するU相PWM信号を生成する。
この実施形態では、モータ駆動回路32内の平滑コンデンサ62の容量から許容される範囲内において、PWM周波数をモータ電流(q軸電流指令値I )に応じて変更することができる。これにより、モータ電流が高い場合に比べモータ電流が小さいときのPWM周波数を低くすることができる。これにより、モータ電流が小さいときの電流リプルを低減できる。これにより、モータ電流が小さいときのノイズ・バイブレーションを低減できる。
図7の動作例では、PWM周波数変更部46は、ステップS2において、モータ電流−PWM周波数マップからq軸電流指令値I に対応したPWM周波数fPWMIを取得している。しかし、PWM周波数変更部46は、ステップS2において、電流指令値設定部42によって設定されたq軸電流指令値I およびUVW/dq変換部48によって演算されたq軸検出電流Iのうち絶対値の大きい方の電流値を選択し、モータ電流−PWM周波数マップから、選択された電流値に対応したPWM周波数fPWMIを取得してもよい。つまり、q軸電流指令値I およびq軸検出電流Iのうち絶対値の大きい方の電流値をモータ電流とみなして、PWM周波数fPWMIを取得してもよい。
図8は、PWM周波数変更部46の他の動作例を説明するためのフローチャートである。図8の処理は、所定の演算周期毎に繰り返し実行される。U相電圧のデューティカウント数に対するPWM周波数変更部46の動作についてのみ説明する。
平滑コンデンサ62の容量から許容される、電動モータ18のモータ電流値(q軸電流値)の絶対値とPWMカウント数との関係を記憶したマップ(以下、「モータ電流−PWMカウント数マップ」という)が予め作成されて、不揮発性メモリ40に記憶される。モータ電流−PWMカウント数マップは、例えば、平滑コンデンサ62の容量から許容される、電動モータ18のモータ電流値の絶対値とPWMカウント数の最大値との関係に基づいて作成される。PWMカウント数CPWMは、PWMクロックの周波数をfCLとし、PWM周波数をfPWMとすると、CPWM=fCL/fPWMとなるので、モータ電流−PWMカウント数マップは、図6のモータ電流−PWM周波数マップから作成することが可能である。図9にモータ電流−PWMカウント数マップの一例を示す。図9に示すように、各モータ電流値に対して許容されるPWMカウント数(最大値)は、モータ電流が大きくなるほど小さくなる。
説明の便宜上、この実施形態では、マイクロコンピュータ31のPWMクロックの周波数fCLは4[MHz]であるとする。また、PWM信号の最低周波数fPWMOを1[kHz]とする。また、電源電圧Vbを40[V]とする。この例では、PWM周波数が最低値fPWMOである場合のPWMカウント数(PWMカウント数の最大値)CPWMOは、fCL/fPWMO=4,000,000/1,000=4,000となる。また、PWM周波数が最低値fPWMOである場合の電圧分解能Vrは、Vb/Vr=40/4,000=0.01[V/LSB]となる。PWM周波数が最低値fPWMOである場合の電圧分解能Vrが、最高電圧分解能となる。PWMクロックの周波数fCL、電源電圧Vb、PWM周波数が最低値fPWMOである場合のPWMカウント数CPWMO、最高電圧分解能とVrの値は、不揮発性メモリ40に記憶されている。
図8を参照して、PWM周波数変更部46は、まず、電流指令値設定部42によって設定されたq軸電流指令値I を取得する(ステップS11)。そして、PWM周波数変更部46は、取得したq軸電流指令値I をモータ電流とみなして、モータ電流−PWMカウント数マップ(図9参照)からモータ電流(q軸電流指令値I )に対応したPWMカウント数CPWMIを取得する(ステップS12)。
次に、PWM周波数変更部46は、dq/UVW変換部45から与えられたU相電圧のデューティカウント数CDUTYOを、次式(3)を用いて、ステップS12で取得したPWMカウント数CPWMIに適合したデューティカウント数CDUTYIに変換する(ステップS13)。なお、CDUTYOは、電圧分解能が最高電圧分解能Vrであると仮定した場合に適合したU相電圧のデューティカウント数CDUTYOである。また、CDUTYIは、ステップS12で取得したPWMカウント数CPWMIに対応するPWM周波数に適合したデューティカウント数でもある。
DUTYI=CDUTYO÷(CPWMO÷CPWMI) …(3)
例えば、U相電圧のデューティカウント数CDUTYOが2,000であり、ステップS12で取得したPWMカウント数CPWMIが800である場合には、変換後のデューティカウント数CDUTYIは、
DUTYI=2,000÷(4000÷800)
=400
となる。
最後に、PWM周波数変更部46は、ステップS12で取得したPWMカウント数CPWMIと、ステップS13で得られた変換後のデューティカウント数CDUTYIとを、PWM制御部47に与える(ステップS14)。そして、PWM周波数変更部46は、今演算周期での処理を終了する。PWM制御部47は、PWM周波数がPWM周波数変更部46から与えられたPWMカウント数CPWMIに対応したPWM周波数fPWMI(=fCL/CPWMI)であり、かつPWM周波数変更部46から与えられたデューティカウント数CDUTYIに対応したデューティ比を有するU相PWM信号を生成する。
ステップS14において、PWM周波数変更部46は、ステップS12で取得したPWMカウント数CPWMIに対応するPWM周波数fPWMI(=fCL/CPWMI)と、ステップS13で得られた変換後のデューティカウント数CDUTYIとを、PWM制御部47に与えるようにしてもよい。
図8の動作例では、PWM周波数変更部46は、ステップS12において、モータ電流−PWMカウント数マップからq軸電流指令値I に対応したPWMカウント数CPWMIを取得している。しかし、PWM周波数変更部46は、ステップS12において、電流指令値設定部42によって設定されたq軸電流指令値I およびUVW/dq変換部48によって演算されたq軸検出電流Iのうち絶対値の大きい方の電流値を選択し、モータ電流−PWMカウント数マップから、選択された電流値に対応したPWMカウント数CPWMIを取得してもよい。つまり、q軸電流指令値I およびq軸検出電流Iのうち絶対値の大きい方の電流値をモータ電流とみなして、PWMカウント数CPWMIを取得してもよい。
モータ駆動回路32内の平滑コンデンサ62が、並列接続された複数の平滑コンデンサから構成されていてもよい。このような場合において、複数の平滑コンデンサのうちの一部の平滑コンデンサの故障により、コンデンサ容量が減少した場合には、モータ電流−PWM周波数マップデータ(またはモータ電流−PWMカウント数マップデータ)を、減少後のコンデンサ容量に適合したデータに変換すればよい。
また、電動モータ18に印加したい電圧を演算する際に使用する電圧分解能を、モータ電流に基いて随時変更するようにしてもよい。
前記実施形態では、この発明を電動パワーステアリング装置のモータ制御装置に適用した場合について説明したが、この発明は、電動パワーステアリング装置以外に用いられるモータ制御装置にも適用することができる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
12…ECU、18…電動パワーステアリング装置、32…モータ駆動回路、46…PWM周波数変更部、47…PWM制御部、62…平滑コンデンサ

Claims (5)

  1. 平滑コンデンサおよび複数のスイッチング素子を含むモータ駆動回路を介して、電動モータをPWM制御するモータ制御装置であって、
    前記平滑コンデンサの容量から許容される、前記電動モータのモータ電流値とPWM信号の周波数または周期に対応した値であるPWM周波数対応値と関係を記憶した記憶手段と、
    PWM周波数が所定のPWM周波数であると仮定した場合に適合した第1デューティカウント数を演算する演算手段と、
    前記記憶手段に記憶されている前記関係に基づいて、モータ電流に対応したPWM周波数対応値を取得する取得手段と、
    前記演算手段によって演算された第1デューティカウント数を、前記取得手段によって取得されたPWM周波数対応値に適合した第2デューティカウント数に変換する変換手段と、
    前記取得手段によって取得されたPWM周波数対応値および前記変換手段によって得られた第2デューティカウント数に応じたPWM信号を生成するPWM信号生成手段とを含む、モータ制御装置。
  2. 前記PWM周波数対応値が、PWM信号の周波数であるPWM周波数またはPWM信号の1周期に相当するPWMクロック数であるPWMカウント数である、請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 前記電動モータに流れているモータ電流を検出する電流検出手段と、
    前記電動モータに流すべきモータ電流の目標値であるモータ電流指令値を設定する電流指令値設定手段とをさらに含み、
    前記演算手段は、PWM周波数が前記所定のPWM周波数であると仮定した場合に適合し、かつ前記電流検出手段によって検出されるモータ電流検出値を前記電流指令値設定手段によって設定されるモータ電流指令値に等しくさせるための第1デューティカウント数を演算するように構成されている請求項1または2に記載のモータ制御装置。
  4. 前記取得手段は、前記電流指令値設定手段によって設定されるモータ電流指令値をモータ電流とみなして、モータ電流に対応したPWM周波数対応値を取得するように構成されている、請求項3に記載のモータ制御装置。
  5. 前記取得手段は、前記電流指令値設定手段によって設定されるモータ電流指令値および前記電流検出手段によって検出されるモータ電流検出値のうち、絶対値が大きい方の電流値をモータ電流とみなして、モータ電流に対応したPWM周波数対応値を取得するように構成されている、請求項3に記載のモータ制御装置。
JP2015088593A 2015-04-23 2015-04-23 モータ制御装置 Active JP6468461B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015088593A JP6468461B2 (ja) 2015-04-23 2015-04-23 モータ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015088593A JP6468461B2 (ja) 2015-04-23 2015-04-23 モータ制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016208696A true JP2016208696A (ja) 2016-12-08
JP6468461B2 JP6468461B2 (ja) 2019-02-13

Family

ID=57490812

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015088593A Active JP6468461B2 (ja) 2015-04-23 2015-04-23 モータ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6468461B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI639904B (zh) * 2017-06-03 2018-11-01 東元電機股份有限公司 控制命令之解析度調整方法及命令產生裝置
JP2019092345A (ja) * 2017-11-16 2019-06-13 株式会社ジェイテクト モータ制御装置
CN109981024A (zh) * 2017-11-16 2019-07-05 株式会社捷太格特 马达控制装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008301670A (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Jtekt Corp モータ制御装置及び電気式動力舵取装置
JP2009213325A (ja) * 2008-03-06 2009-09-17 Yazaki Corp フューエルポンプ制御装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008301670A (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Jtekt Corp モータ制御装置及び電気式動力舵取装置
JP2009213325A (ja) * 2008-03-06 2009-09-17 Yazaki Corp フューエルポンプ制御装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI639904B (zh) * 2017-06-03 2018-11-01 東元電機股份有限公司 控制命令之解析度調整方法及命令產生裝置
JP2019092345A (ja) * 2017-11-16 2019-06-13 株式会社ジェイテクト モータ制御装置
CN109889127A (zh) * 2017-11-16 2019-06-14 株式会社捷太格特 马达控制装置
CN109981024A (zh) * 2017-11-16 2019-07-05 株式会社捷太格特 马达控制装置
JP7054435B2 (ja) 2017-11-16 2022-04-14 株式会社ジェイテクト モータ制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6468461B2 (ja) 2019-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9991839B2 (en) Motor controller
CN107872181B (zh) 马达控制装置
JP2013086586A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP6468461B2 (ja) モータ制御装置
US10498282B2 (en) Motor control device
CN109889127B (zh) 马达控制装置
JP2016192882A (ja) モータ制御装置
JP2017229216A (ja) モータ制御装置
JP7075587B2 (ja) モータ制御装置
CN110190790B (zh) 马达控制装置
US10644636B2 (en) Motor control device
JP6757494B2 (ja) モータ制御装置
JP6944646B2 (ja) モータ制御装置
JP2019156110A (ja) 車両用操舵装置
CN109936325B (zh) 马达控制装置
US10348235B2 (en) Motor control unit
JP2016013755A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2014141211A (ja) 操舵角センサの信頼性判定装置
JP2013086587A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2015077841A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2013162620A (ja) 電動パワーステアリング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180308

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190102

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6468461

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150