JP2016208565A - モータ制御システムの制御装置 - Google Patents

モータ制御システムの制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016208565A
JP2016208565A JP2015083264A JP2015083264A JP2016208565A JP 2016208565 A JP2016208565 A JP 2016208565A JP 2015083264 A JP2015083264 A JP 2015083264A JP 2015083264 A JP2015083264 A JP 2015083264A JP 2016208565 A JP2016208565 A JP 2016208565A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
change amount
motor
output voltage
inverter
converter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015083264A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6406108B2 (ja
Inventor
秋由 森井
Akiyoshi Morii
秋由 森井
野村 哲也
Tetsuya Nomura
哲也 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2015083264A priority Critical patent/JP6406108B2/ja
Priority to US15/097,753 priority patent/US9806653B2/en
Publication of JP2016208565A publication Critical patent/JP2016208565A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6406108B2 publication Critical patent/JP6406108B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P21/00Arrangements or methods for the control of electric machines by vector control, e.g. by control of field orientation
    • H02P21/02Arrangements or methods for the control of electric machines by vector control, e.g. by control of field orientation specially adapted for optimising the efficiency at low load
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P27/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of supply voltage
    • H02P27/04Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of supply voltage using variable-frequency supply voltage, e.g. inverter or converter supply voltage
    • H02P27/06Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of supply voltage using variable-frequency supply voltage, e.g. inverter or converter supply voltage using dc to ac converters or inverters
    • H02P27/08Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of supply voltage using variable-frequency supply voltage, e.g. inverter or converter supply voltage using dc to ac converters or inverters with pulse width modulation
    • H02P27/085Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of supply voltage using variable-frequency supply voltage, e.g. inverter or converter supply voltage using dc to ac converters or inverters with pulse width modulation wherein the PWM mode is adapted on the running conditions of the motor, e.g. the switching frequency

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
  • Control Of Multiple Motors (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

【課題】モータ制御システムの個体差や使用環境の温度変化がある場合であっても、精度よくモータ制御システムの総電力損失の低減を図ることができるモータ制御システムの制御装置を提供する。【解決手段】制御装置は、各モータジェネレータのうち少なくとも一方が矩形波制御で駆動されていると判断した場合、昇圧コンバータ、各インバータ及び各モータジェネレータのそれぞれの電力損失変化量の合計値である総損失変化量ΔPallを算出する。制御装置は、矩形波制御が行われている補正許可期間において、総損失変化量ΔPallが負の値であると判断した場合、現在の電圧指令値VH*を減少補正し、総損失変化量ΔPallが正の値である第1閾値Phisを超えていると判断した場合、現在の電圧指令値VH*を増加補正する。【選択図】 図5

Description

本発明は、直流電源の出力電圧を昇圧して出力可能に構成されたコンバータと、前記コンバータの出力電圧を交流電圧に変換して出力可能に構成されたインバータと、前記インバータから出力された交流電圧によって駆動可能に構成されたモータと、を備えるモータ制御システムに適用される制御装置に関する。
この種の制御装置としては、下記特許文献1に見られるように、モータ制御システムの総電力損失が低減されるようなコンバータの出力電圧指令値を設定するものが知られている。詳しくは、この制御装置は、モータ制御システムの総電力損失が最小となる変調率であって、モータの線間電圧振幅及びトルク指令値と関係付けられた変調率の目標値を予めマップデータとして保持している。制御装置は、マップデータから算出した変調率の目標値に実際の変調率を制御するためのコンバータの出力電圧指令値を設定する。これにより、モータ制御システムの総電力損失の低減を図っている。
特許第4635703号公報
ここで、モータ制御システムの総電力損失の最小値は、変調率のみから定まらないことが本願発明者によって見出された。このため、総電力損失が最小となるモータ制御システムの動作点を把握するためには、モータ制御システムの動作状態に関する複数のパラメータが必要となる。したがって、出力電圧指令値の設定手法として、例えば、上述した複数のパラメータとコンバータの出力電圧指令値とを関係付けたマップデータを用いる手法を採用すると、マップデータの作成工数が増加し、制御装置を設計する場合の工数が増加する懸念がある。
さらに、量産されるモータ制御システムの個体差や、モータ制御システムの使用環境の温度によっても、総電力損失が最小となるモータ制御システムの動作点が変化し得る。このため、総電力損失が最小となる動作点の把握精度を向上させるために、個体差や使用環境の温度の影響を考慮した上記マップデータを作成すると、制御装置を設計する場合の工数が増加する懸念がある。
このように、モータ制御システムの総電力損失を低減させるためのコンバータの出力電圧指令値を設定する技術については、未だ改善の余地を残すものとなっている。
本発明は、モータ制御システムの個体差や使用環境の温度変化がある場合であっても、精度よくモータ制御システムの総電力損失の低減を図ることができるモータ制御システムの制御装置を提供することを主たる目的とする。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について記載する。
本発明は、直流電源(33)の出力電圧を昇圧して出力可能に構成されたコンバータ(30)と、上アームスイッチ(Sup,Svp,Swp)及び下アームスイッチ(Sun,Svn,Swn)の直列接続体を有し、前記コンバータの出力電圧を交流電圧に変換して出力可能に構成されたインバータ(20a,20b)と、前記インバータから出力された交流電圧によって駆動可能に構成されたモータ(10a,10b)と、を備えるモータ制御システムに適用され、前記コンバータの出力電圧指令値を設定する指令値設定部と、前記コンバータの出力電圧が、前記指令値設定部によって設定された前記出力電圧指令値となるように前記コンバータを制御するコンバータ制御部と、前記インバータから前記モータに印加される各相電圧が、前記コンバータの出力電圧に応じたPWM波形電圧となるように前記インバータを制御するPWM制御、及び前記上アームスイッチがオンされてかつ前記下アームスイッチがオフされる状態と、前記上アームスイッチがオフされてかつ前記下アームスイッチがオンされる状態とのそれぞれが、前記モータの電気角1周期において1回ずつ実現されるように前記インバータを制御する矩形波制御の中から、前記インバータの出力電圧の変調率が規定値未満の場合に前記PWM制御を選択して実行し、前記変調率が前記規定値以上の場合に前記矩形波制御を選択して実行するインバータ制御部と、前記コンバータ、前記インバータ及び前記モータのそれぞれの電力損失変化量を含む前記モータ制御システムの電力損失変化量を総損失変化量とし、現在の前記出力電圧指令値を所定値変化させたと仮定した場合における前記総損失変化量を都度算出する変化量算出部と、前記矩形波制御が行われている期間である補正許可期間において、前記変化量算出部によって算出された前記総損失変化量に基づいて、現在の前記出力電圧指令値が、実際の前記総損失変化量が最小となる前記コンバータの出力電圧よりも高いと判断した場合、現在の前記出力電圧指令値を減少補正する処理と、前記補正許可期間において、前記変化量算出部によって算出された前記総損失変化量に基づいて、現在の前記出力電圧指令値が、実際の前記総損失変化量が最小となる前記コンバータの出力電圧よりも低いと判断した場合、現在の前記出力電圧指令値を増加補正する処理とを都度行う補正部と、を備えることを特徴とする。
変調率が高いほど、モータの駆動に要求される印加電圧に対するコンバータの出力電圧が低い。コンバータの出力電圧が低い場合、上記出力電圧が高い場合よりもコンバータ及びインバータのそれぞれの電力損失が小さくなる。このため、変調率が高い場合、変調率が低い場合よりもコンバータ及びインバータのそれぞれの電力損失が小さくなる。したがって、変調率が規定値以上となって矩形波制御が行われている場合、PWM制御が行われている場合よりもインバータの電力損失が小さくなる。
また、変調率が規定値以上となって矩形波制御が行われている場合、モータに弱め界磁電流が流れる。このため、矩形波制御が行われている場合、変調率が規定値未満となってPWM制御が行われている場合よりもモータの電力損失が大きくなる。
ここで、コンバータ、インバータ及びモータのそれぞれの電力損失と変調率との上述した関係から、コンバータ、インバータ及びモータのそれぞれの電力損失を含むモータ制御システムの総電力損失が最小となるのは、矩形波制御が行われている場合であることが見出された。このため、矩形波制御が行われている場合において、モータ制御システムの総電力損失をその最小値に近づけるようなコンバータの出力電圧指令値を探索することにより、総電力損失を低減させることができる。
そこで本発明では、変化量算出部により、コンバータの現在の出力電圧指令値を所定値変化させたと仮定した場合におけるモータ制御システムの総損失変化量が都度算出される。総損失変化量とは、コンバータ、インバータ及びモータのそれぞれの電力損失変化量を含むモータ制御システムの電力損失変化量のことである。
そして本発明では、矩形波制御が行われている期間を補正許可期間とする。そして、補正許可期間において、変化量算出部によって算出された総損失変化量に基づいて、コンバータの現在の出力電圧指令値が、実際の総損失変化量が最小となるコンバータの出力電圧よりも高いと判断された場合、現在の出力電圧指令値が減少補正される。一方、補正許可期間において、変化量算出部によって算出された総損失変化量に基づいて、現在の出力電圧指令値が、実際の総損失変化量が最小となるコンバータの出力電圧よりも低いと判断された場合、現在の出力電圧指令値が増加補正される。
上記減少補正又は増加補正により、補正許可期間において、モータ制御システムの総電力損失をその最小値に近づけるように現在の出力電圧指令値が更新される。ここで本発明では、上記減少補正又は増加補正による出力電圧指令値の補正手法を用いるため、モータ制御システムの総電力損失が最小となるモータ制御システムの動作点を予め把握する必要がない。このため、モータ制御システムの個体差や使用環境の温度変化がある場合であっても、精度よくモータ制御システムの総電力損失を低減させることができる。
また、本発明によれば、量産されるモータ制御システムに個体差がある場合であっても、出力電圧指令値を所定値変化させたと仮定した場合の電力損失変化量に着目して出力電圧指令値を補正する。このため、個体差が出力電圧指令値の補正に及ぼす影響を抑制できる。
ここで本発明は、例えば以下のように具体化することができる。詳しくは、前記モータ制御システムは、前記インバータ及び前記モータを複数組備え、前記コンバータは、複数の前記インバータのそれぞれに対して電圧を出力し、前記変化量算出部は、前記総損失変化量の算出に用いる前記インバータ及び前記モータのそれぞれの電力損失変化量として、複数の前記インバータ及び前記モータのそれぞれの電力損失変化量の合計値を算出し、前記補正許可期間は、複数の前記インバータのうち少なくとも1つについて前記矩形波制御が行われている期間である。
モータ制御システムにインバータ及びモータが複数組備えられる場合、各組のそれぞれで、インバータ及びモータのそれぞれの電力損失の合計値を最小とするコンバータの出力電圧指令値が相違し得る。これは、例えば、量産されるモータ制御システムに個体差があったり、各モータの温度が互いに相違したりすることに起因する。このため、インバータ及びモータが複数組備えられるモータ制御システムにおいては、このシステムの総電力損失が最小となる動作点を予め把握するための工数が膨大になる懸念がある。
そこで、変化量算出部により、コンバータの現在の出力電圧指令値を所定値変化させたと仮定した場合におけるモータ制御システムの総損失変化量が都度算出される。そして、補正許可期間を、複数のインバータのうち少なくとも1つについて矩形波制御が行われている期間とする。そして、上記減少補正又は増加補正により、補正許可期間において、各インバータ及び各モータの電力損失を含むモータ制御システムの総電力損失をその最小値に近づけるように現在の出力電圧指令値が都度補正される。総電力損失が最小となるモータ制御システムの動作点を予め把握しようとすると、その工数が膨大なものとなるシステムであって、インバータ及びモータを複数組備えるモータ制御システムにおいては、出力電圧指令値の上述した補正手法を用いるメリットが大きい。
モータ制御システムの全体構成図。 モータ制御処理のブロック図。 正弦波PWM制御、過変調制御及び矩形波制御の概要を示す図。 コンバータ出力電圧、制御モード及び各電力損失の関係を示す図。 電圧指令値設定処理の手順を示すフローチャート。 総損失変化量の算出処理の手順を示すフローチャート。 矩形波制御時のモータ及びインバータの合計損失変化量の算出処理の手順を示すフローチャート。 現在の処理周期の電流振幅、トルク指令値、及び次回の処理周期の電流振幅が関係付けられた特性情報を示す図。 正弦波制御時及び過変調制御時のモータ及びインバータの合計損失変化量の算出処理の手順を示すフローチャート。 トルク指令値、モータ回転速度、電圧指令値、並びにモータ及びインバータの合計損失変化量が関係付けられた特性情報を示す図。 コンバータ損失変化量の算出処理の手順を示すフローチャート。 バッテリ電流、電圧指令値及びコンバータ損失変化量が関係付けられた特性情報を示す図。 リアクトル損失変化量の算出処理の手順を示すフローチャート。 バッテリ電流、電圧指令値、及びリアクトル損失変化量が関係付けられた特性情報を示す図。 電圧指令値の補正手法の概要を示す図。 電圧指令値の補正手法の一例を示すタイムチャート。
以下、本発明にかかる制御装置を、車載主機として3相モータを備える車両(例えば、電気自動車やハイブリッド車)に適用した一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、モータ制御システムは、第1モータジェネレータ10a、第1インバータ20a、第2モータジェネレータ10b、第2インバータ20b、昇圧コンバータ30、及び制御装置40を備えている。本実施形態では、各モータジェネレータ10a,10bとして、永久磁石同期機を用いており、より具体的には、突極機であるIPMSMを用いている。第1モータジェネレータ10aは、発電機、及び図示しない車載主機エンジンのクランク軸に初期回転を付与するスタータとしての役割を果たす。また、第2モータジェネレータ10bは、車載主機等の役割を果たす。
第1モータジェネレータ10aには、第1インバータ20aが電気的に接続されている。第1インバータ20aは、上アームスイッチSup,Svp,Swpと下アームスイッチSun,Svn,Swnとの直列接続体を3組備えている。U相上,下アームスイッチSup,Sunの接続点には、第1モータジェネレータ10aのU相が接続されている。V相上,下アームスイッチSvp,Svnの接続点には、第1モータジェネレータ10aのV相が接続されている。W相上,下アームスイッチSwp,Swnの接続点には、第1モータジェネレータ10aのW相が接続されている。ちなみに本実施形態では、各スイッチSup〜Swnとして、電圧制御形の半導体スイッチング素子を用いており、より具体的には、IGBTを用いている。そして、各スイッチSup,Svp,Swp,Sun,Svn,Swnには、各フリーホイールダイオードDup,Dvp,Dwp,Dun,Dvn,Dwnが逆並列に接続されている。
第2モータジェネレータ10bには、第2インバータ20bが電気的に接続されている。本実施形態において、第2インバータ20bの構成は、第1インバータ20aの構成と同様である。このため、本実施形態では、第2インバータ20bの詳細な説明を省略する。また、第2インバータ20bを構成する各スイッチ及び各フリーホイールダイオードには、便宜上、第1インバータ20aを構成する各スイッチ及び各フリーホイールダイオードと同じ符号を付している。
第1インバータ20a及び第2インバータ20bのそれぞれを構成する上アームスイッチ及び下アームスイッチの直列接続体には、共通の第1コンデンサ31が並列接続されている。第1コンデンサ31には、昇圧コンバータ30を介して第2コンデンサ32が接続されている。第2コンデンサ32には、直流電源であるバッテリ33が接続されている。
昇圧コンバータ30は、リアクトル34、及び上,下アーム昇圧スイッチScp,Scnの直列接続体を備えている。昇圧コンバータ30は、各昇圧スイッチScp,Scnのオンオフによって、バッテリ33の端子間電圧を所定の電圧(例えば「650V」)を上限として昇圧する機能を有する。ちなみに本実施形態では、各昇圧スイッチScp,Scnして、電圧制御形の半導体スイッチング素子を用いており、具体的にはIGBTを用いている。各昇圧スイッチScp,Scnには、各フリーホイールダイオードDcp,Dcnが逆並列に接続されている。
制御システムは、第1電圧センサ50、第2電圧センサ51、バッテリ電流センサ52、第1相電流センサ53a、第2相電流センサ53b、第1角度センサ54a及び第2角度センサ54bを備えている。第1電圧センサ50は、第1コンデンサ31の端子間電圧をシステム電圧VHrとして検出する第1電圧検出手段であり、第2電圧センサ51は、第2コンデンサ32の端子間電圧をバッテリ電圧VLrとして検出する第2電圧検出手段である。バッテリ電流センサ52は、バッテリ33に流れる電流を検出するバッテリ電流検出手段である。
第1相電流センサ53aは、第1モータジェネレータ10aに流れる各相電流(3相固定座標系における電流)のうち、少なくとも2相の電流を検出する第1相電流検出手段である。本実施形態において、第1相電流センサ53aは、V,W相電流を検出する。第2相電流センサ53bは、第2モータジェネレータ10bに流れる各相電流のうち、少なくとも2相の電流を検出する第2相電流検出手段である。本実施形態において、第2相電流センサ53bは、V,W相電流を検出する。
第1角度センサ54aは、第1モータジェネレータ10aの回転角(電気角)を検出する第1角度検出手段である。第2角度センサ54bは、第2モータジェネレータ10bの回転角(電気角)を検出する第2角度検出手段である。
各センサの検出値は、制御装置40に入力される。制御装置40は、第1,第2モータジェネレータ10a,10bの制御量(本実施形態ではトルク)をその指令値(以下、第1,第2トルク指令値Trq1*,Trq2*)に制御すべく、昇圧コンバータ30及び第1,第2インバータ20a,20bを制御する。なお本実施形態において、制御装置40が「コンバータ制御部」及び「インバータ制御部」を含む。
昇圧コンバータ30の制御手法について説明すると、制御装置40は、昇圧コンバータ30の出力電圧指令値(以下、電圧指令値VH*)を設定する。制御装置40は、第1電圧センサ50によって検出されたシステム電圧VHr、第2電圧センサ51によって検出されたバッテリ電圧VLr、及び電圧指令値VH*に基づいて、システム電圧VHrを電圧指令値VH*に制御すべく、各昇圧スイッチScp,Scnを交互にオンする。ここで、1スイッチング周期Tswに対する下アーム昇圧スイッチScnのオン時間Tonの比率であるデューティ比「Ton/Tsw」は、昇圧比「VHr/VLr」が高いほど大きくなる。ここで、昇圧比が1とされる場合、下アーム昇圧スイッチScnが常時オフされる。
続いて、図2を用いて、第1,第2インバータ20bの制御手法について説明する。本実施形態では、第1,第2インバータ20a,20bの制御手法は同様である。このため、図2では、第1インバータ20aを例にして説明する。
2相変換部40aは、第1相電流センサ53aによって検出されたV,W相電流Iv1,Iw1と、第1角度センサ54aによって検出された電気角θ1とに基づいて、3相固定座標系におけるU相電流Iu1,V相電流Iv1,W相電流Iw1を、2相回転座標系(d−q座標系)におけるd軸電流Idr及びq軸電流Iqrに変換する。
指令電流設定部40bは、第1トルク指令値Trq1*に基づいて、d,q軸指令電流Id*,Iq*を設定する。本実施形態では、最小電流最大トルク制御を実現するための電流をd,q軸指令電流Id*,Iq*として設定する。
d軸偏差算出部40cは、指令電流設定部40bによって設定されたd軸指令電流Id*からd軸電流Idrを減算した値として、d軸電流偏差ΔIdを算出する。q軸偏差算出部40dは、指令電流設定部40bによって設定されたq軸指令電流Iq*からq軸電流Iqrを減算した値として、q軸電流偏差ΔIqを算出する。
d軸指令電圧算出部40eは、d軸電流偏差ΔIdに基づいて、d軸電流Idrをd軸指令電流Id*にフィードバック制御するための操作量として、d軸指令電圧Vd*を算出する。詳しくは、d軸電流偏差ΔIdを入力とする比例積分制御によってd軸指令電圧Vd*を算出する。q軸指令電圧算出部40fは、q軸電流偏差ΔIqに基づいて、q軸電流Iqrをq軸指令電流Iq*にフィードバック制御するための操作量として、q軸指令電圧Vq*を算出する。詳しくは、q軸電流偏差ΔIqを入力とする比例積分制御によってq軸指令電圧Vq*を算出する。
3相変換部40gは、d,q軸指令電圧Vd*,Vq*、システム電圧VHr、及び電気角θ1に基づいて、d−q座標系におけるd,q軸指令電圧Vd*,Vq*を、3相固定座標系におけるU,V,W相指令電圧Vu*,Vv*,Vw*に変換する。本実施形態において、U,V,W相指令電圧Vu*,Vv*,Vw*は、電気角で位相が互いに120°ずつずれた波形となる。
変調率算出部40hは、d,q軸指令電圧Vd*,Vq*及びシステム電圧VHrに基づいて、変調率Mrを算出する。本実施形態では、下式(eq1)に基づいて、変調率Mrを算出する。
Figure 2016208565
上式(eq1)において、右辺の分子は、第1インバータ20aの電圧ベクトルの振幅を示す。
操作部40iは、変調率Mrに基づいて、正弦波PWM制御、過変調制御、及び矩形波制御のうち、いずれかの制御を選択して実行する。本実施形態において、操作部40iは、変調率Mrが0以上であってかつ第1規定値(本実施形態では、0.61)未満であると判断した場合、図3に示すように、正弦波PWM制御を実行し、変調率Mrが第1規定値よりも大きくてかつ第2規定値(本実施形態では、0.78)未満であると判断した場合、過変調制御を実行する。
正弦波PWM制御は、キャリア信号(例えば、三角波信号)と、3相変換部40gから出力された各相指令電圧Vu*,Vv*,Vw*との大小比較に基づいて、各スイッチSup,Sun,Svp,Svn,Swp,Swnをオンオフするための各操作信号gup,gun,gvp,gvn,gwp,gwnを生成する制御である。正弦波PWM制御における各相指令電圧Vu*,Vv*,Vw*の振幅は、キャリア信号の振幅以下である。
過変調制御は、キャリア信号の振幅よりも大きい振幅を有する各相指令電圧Vu*,Vv*,Vw*と、キャリア信号との大小比較に基づいて、各操作信号gup,gun,gvp,gvn,gwp,gwnを生成する制御である。
一方、操作部40iは、変調率Mrが第2規定値であると判断した場合、矩形波制御を実行する。矩形波制御は、上アームスイッチSup,Svp,Swpがオンされてかつ下アームスイッチSun,Svn,Swnがオフされる状態と、上アームスイッチSup,Svp,Swpがオフされてかつ下アームスイッチSun,Svn,Swnがオンされる状態とのそれぞれが、第1モータジェネレータ10aの電気角1周期において1回ずつ実現される制御である。矩形波制御では、第1インバータ20aの出力電圧の基本波成分の振幅を固定した上で、電圧ベクトルの位相を制御することにより、第1モータジェネレータ10aのトルクが第1トルク指令値Trq1*に制御される。ここで、電圧ベクトルの位相は、第1モータジェネレータ10aのトルク推定値を第1トルク指令値Trq1にフィードバック制御するための操作量として算出すればよい。トルク推定値は、d,q軸電流Idr,Iqrに基づいて算出すればよい。
操作部40iによって生成された操作信号は、第1インバータ20aに対して出力される。このように、変調率Mrが第2規定値未満の場合には、電流フィードバック制御に従った正弦波PWM制御又は過変調制御が実行される。一方、変調率Mrが第2規定値に到達する場合には、矩形波制御が実行される。
図4に、モータジェネレータの回転速度及びトルクを一定とした場合における昇圧コンバータ30の出力電圧VHと各パラメータとの関係を示す。図4において、モータ電流とは、例えばd−q座標系におけるモータジェネレータに流れる電流ベクトルの振幅のことである。
図4(a)に示すように、昇圧コンバータ30の出力電圧VHが低いほど変調率Mrが高くなり、出力電圧VHがある電圧まで低下すると、変調率Mrは第2規定値(0.78)に固定される。また、図4(c)に示すように、変調率Mrが第2規定値未満の場合、昇圧コンバータ30の出力電圧VHにかかわらずモータ電流が一定であるものの、変調率Mrが第2規定値となる場合、出力電圧VHが低くなるほどモータ電流が増加する。これは、矩形波制御においては、モータジェネレータのトルクを増大させるべく、電圧ベクトルの位相を進角させて弱め界磁電流を流すためである。その結果、矩形波制御が行われる場合のモータジェネレータの電力損失は、正弦波PWM制御又は過変調制御が行われる場合のモータジェネレータの電力損失よりも大きい。また、矩形波制御が行われる場合、モータ電流が大きくなるほど、モータジェネレータの電力損失が大きくなる。
インバータの電力損失は、インバータを構成する各スイッチのスイッチング損失が支配的であるため、各スイッチのスイッチング回数に依存する。このため、インバータの電力損失は、図4(e)に示すように、矩形波制御、過変調制御及び正弦波PWM制御のうち、矩形波制御において最も小さくなり、正弦波PWM制御において最も大きくなる。
上述したインバータ及びモータジェネレータのそれぞれの電力損失の合計値は、図4(f)に示すように、過変調制御から矩形波制御に切り替えられる昇圧コンバータ30の出力電圧VHにおいて最小となる。ここで、モータ制御システムの総電力損失を最小とするには、インバータ及びモータジェネレータのそれぞれの電力損失に加えて、昇圧コンバータ30の電力損失も考慮する必要がある。本実施形態では、モータ制御システムの総電力損失を最小とするような昇圧コンバータ30の電圧指令値VH*を設定する。
続いて、昇圧コンバータの電圧指令値VH*の算出処理について説明する。電圧指令値VH*は、モータ制御システムの総電力損失が最小となるように設定される。本実施形態において、総電力損失とは、第1,第2インバータ20bの電力損失、第1,第2モータジェネレータ10a,10bの電力損失、及び昇圧コンバータ30の電力損失の合計値のことである。総電力損失が最小となるような電圧指令値VH*を設定するために、本実施形態では、第1,第2インバータ20a,20bのうち少なくとも一方について矩形波制御が行われている補正許可期間において、電圧指令値VH*を都度補正する処理を行う。
図5に、電圧指令値VH*の補正処理を含む電圧指令値設定処理の手順を示す。この処理は、制御装置40によって例えば所定の処理周期で繰り返し実行される。なお本実施形態において、図5〜図14に示した処理で用いられる電圧指令値VH*は、前回の処理周期において設定された最新の電圧指令値VH*のこととする。
この一連の処理では、まずステップS10において、第1,第2モータジェネレータ10a,10bのうち少なくとも一方が矩形波制御で駆動されているか否かを判断する。ステップS10において第1,第2モータジェネレータ10a,10bの双方が矩形波制御で駆動されていないと判断した場合には、電圧指令値VH*の補正を禁止し、ステップS11に進む。ステップS11では、電圧指令値VH*の仮設定値である損失最小電圧Vlossをバッテリ電圧VLrとする。
ステップS10において肯定判断した場合には、電圧指令値VH*の補正を許可し、ステップS12に進む。ステップS12では、モータ制御システムの総電力損失の変化量である総損失変化量ΔPallを算出する処理を行う。
図6に、総損失変化量ΔPallの算出処理の手順を示す。なお本実施形態において、この処理は「変化量算出部」に相当する。
ステップS100では、第1モータジェネレータ10aが矩形波制御で駆動されているか否かを判断する。ステップS100において肯定判断した場合には、ステップS101に進み、矩形波制御が行われている場合における第1モータジェネレータ10a及び第1インバータ20aのそれぞれの電力損失変化量の合計値(以下、第1損失変化量ΔPmg1)を算出する。一方、ステップS100において否定判断した場合には、ステップS102に進み、正弦波PWM制御又は過変調制御が行われている場合における第1損失変化量ΔPmg1を算出する。以下、図7を用いて矩形波制御が行われている場合における第1損失変化量ΔPmg1の算出手法を説明し、図9を用いて正弦波PWM制御又は過変調制御が行われている場合における第1損失変化量ΔPmg1の算出手法を説明する。
まず、図7に、矩形波制御が行われている場合における第1損失変化量ΔPmg1の算出処理の手順を示す。本実施形態では、矩形波制御が行われている場合の第1損失変化量ΔPmg1として、第1モータジェネレータ10aの銅損に起因する変化量のみに着目する。これは、矩形波制御が行われている場合においては、スイッチング周波数が低く、スイッチング周波数に依存する第1モータジェネレータ10aの鉄損及び第1インバータ20aの電力損失のそれぞれの変化量が微小であり、無視できるためである。
ステップS110では、2相変換部40aから出力されたd,q軸電流Idr,Iqrに基づいて、現在の処理周期において第1モータジェネレータ10aに流れる電流ベクトルの振幅In1(t)を算出する。
続くステップS111では、現在の処理周期における電流ベクトルの振幅In1(t)と、第1トルク指令値Trq1*とに基づいて、電圧指令値VH*を、現在の電圧指令値VH*から第1補正量Vdown(>0)減算した値に設定したと仮定した場合における次回の処理周期における電流ベクトルの振幅In(t+1)を算出する。本実施形態では、図8に示すように、現在の処理周期における電流ベクトルの振幅In(t)、第1トルク指令値Trq1*及び次回の処理周期における電流ベクトルの振幅In(t+1)が関係付けられた特性情報(マップデータ)に基づいて、次回の処理周期における電流ベクトルの振幅In(t+1)を算出する。ここでは、現在の処理周期における電流ベクトルの振幅In(t)が大きかったり、第1トルク指令値Trq1*が大きかったりするほど、次回の処理周期における電流ベクトルの振幅In(t+1)を大きく算出する。
続くステップS112では、現在の処理周期における電流ベクトルの振幅In(t)と、次回の処理周期における電流ベクトルの振幅In(t+1)とに基づいて、第1損失変化量ΔPmg1を算出する。本実施形態では、下式(eq2)に基づいて、第1損失変化量ΔPmg1を算出する。
Figure 2016208565
上式(eq2)において、R1は第1モータジェネレータ10aの3相分の抵抗を示す。
続いて、図9に、正弦波PWM制御又は過変調制御が行われている場合における第1損失変化量ΔPmg1の算出処理の手順を示す。本実施形態では、正弦波PWM制御又は過変調制御が行われている場合の第1損失変化量ΔPmg1として、第1モータジェネレータ10aの鉄損及び第1インバータ20aの電力損失に起因する変化量のみに着目する。これは、正弦波PWM制御又は過変調制御が行われる場合においては、電流フィードバック制御により、昇圧コンバータ30の出力電圧VHが変化しても、先の図4(c)に示したようにモータ電流が変化せず、銅損が無視できるためである。
ステップS120では、電圧指令値VH*、第1トルク指令値Trq1*、及び第1モータジェネレータ10aの回転速度N1に基づいて、第1損失変化量ΔPmg1を算出する。本実施形態では、図10に示すように、第1トルク指令値Trq1*、回転速度N1、電圧指令値VH*、及び第1損失変化量ΔPmg1が関係付けられた特性情報(マップデータ)に基づいて、第1損失変化量ΔPmg1を算出する。ここでは、第1トルク指令値Trq1*が高かったり、回転速度N1が高かったり、電圧指令値VH*が高かったりするほど、第1損失変化量ΔPmg1を大きく算出する。なお、回転速度N1は、第1角度センサ54aによって検出された電気角θ1に基づいて算出すればよい。
先の図6の説明に戻り、続くステップS103では、第2モータジェネレータ10bが矩形波制御で駆動されているか否かを判断する。ステップS103において肯定判断した場合には、ステップS104に進み、矩形波制御が行われている場合における第2モータジェネレータ10b及び第2インバータ20bのそれぞれの電力損失変化量の合計値(以下、第2損失変化量ΔPmg2)を算出する。ここで、矩形波制御が行われている場合の第2損失変化量ΔPmg2は、ステップS101の処理と同様な処理によって算出すればよい。
一方、ステップS103において否定判断した場合には、ステップS105に進み、正弦波PWM制御又は過変調制御が行われている場合における第2損失変化量ΔPmg2を算出する。ここで、正弦波PWM制御又は過変調制御が行われている場合の第2損失変化量ΔPmg2は、ステップS102の処理と同様な処理によって算出すればよい。
続くステップS106、S107では、昇圧コンバータ30の電力損失変化量を算出する。本実施形態では、昇圧コンバータ30の電力損失変化量を、コンバータ損失変化量ΔPcnvと、リアクトル損失変化量ΔPrとの合計値とする。コンバータ損失変化量ΔPcnvとは、各昇圧スイッチScp,Scnのスイッチング損失や導通損失に起因する電力損失変化量のことである。リアクトル損失変化量ΔPrとは、リアクトル34に電流が流れることに起因する電力損失変化量のことである。以下、図11を用いてコンバータ損失変化量ΔPcnvの算出手法について説明し、図13を用いてリアクトル損失変化量ΔPrの算出手法について説明する。
まず、図11に、コンバータ損失変化量ΔPcnvを算出する処理の手順を示す。
ステップS130では、電圧指令値VH*から第1補正量Vdown減算した値を探索電圧Vsrcとして算出する。
続くステップS131では、昇圧コンバータ30の動作状態である昇圧要求状態が、昇圧モードであるか否かを判断する。ステップS131において肯定判断した場合には、ステップS132に進み、電圧指令値VH*と、バッテリ電流センサ52によって検出されたバッテリ電流Ibとに基づいて、現在の処理周期におけるコンバータ損失Pcnv(t)を算出する。また、ステップS133では、探索電圧Vsrcと、バッテリ電流Ibとに基づいて、次回の処理周期におけるコンバータ損失Pcnv(t+1)を算出する。ここで、ステップS132、S133のコンバータ損失Pcnvは、各昇圧スイッチScp,Scnのスイッチング損失及び導通損失の合計値である。本実施形態では、図12に示すように、バッテリ電流Ibと、電圧指令値VH*又は探索電圧Vsrcと、コンバータ損失Pcnvとが関係付けられた特性情報(マップデータ)に基づいて、コンバータ損失Pcnvを算出する。ここでは、バッテリ電流Ibが大きかったり、電圧指令値VH*又は探索電圧Vsrcが高かったりするほど、コンバータ損失Pcnvを大きく算出する。
一方、ステップS131において否定判断した場合には、非昇圧モードであると判断し、ステップS135に進む。ステップS135では、電圧指令値VH*と、バッテリ電流Ibとに基づいて、現在の処理周期におけるコンバータ損失Pcnv(t)を算出する。また、ステップS136では、探索電圧Vsrcと、バッテリ電流Ibとに基づいて、次回の処理周期におけるコンバータ損失Pcnv(t+1)を算出する。ここで、ステップS135、S136のコンバータ損失Pcnvは、各昇圧スイッチScp,Scnの導通損失である。本実施形態では、先の図12に示した特性情報に基づいて、コンバータ損失Pcnvを算出する。なお本実施形態において、ステップS132,S133で用いるマップデータと、ステップS135,S136で用いるマップデータとは異なる。
続くステップS134では、次回の処理周期におけるコンバータ損失Pcnv(t)から現在の処理周期におけるコンバータ損失Pcnv(t)を減算した値として、コンバータ損失変化量ΔPcnvを算出する。
続いて図13に、リアクトル損失変化量ΔPrを算出する処理の手順を示す。
ステップS140では、電圧指令値VH*から第1補正量Vdown減算した値を探索電圧Vsrcとして算出する。
続くステップS141では、電圧指令値VH*と、バッテリ電流Ibとに基づいて、現在の処理周期におけるリアクトル34の電力損失Pr(t)を算出する。また、ステップS142では、探索電圧Vsrcと、バッテリ電流Ibとに基づいて、次回の処理周期におけるリアクトル34の電力損失Pr(t+1)を算出する。本実施形態では、図14に示すように、バッテリ電流Ibと、電圧指令値VH*又は探索電圧Vsrcと、リアクトル34の電力損失Prとが関係付けられた特性情報(マップデータ)に基づいて、リアクトル34の電力損失Prを算出する。ここでは、バッテリ電流Ibが大きかったり、電圧指令値VH*又は探索電圧Vsrcが高かったりするほど、リアクトル34の電力損失Prを大きく算出する。
続くステップS144では、次回の処理周期におけるリアクトル34の電力損失Pr(t)から現在の処理周期におけるリアクトル34の電力損失Pr(t)を減算した値として、リアクトル損失変化量ΔPrを算出する。
先の図6の説明に戻り、続くステップS108では、第1損失変化量ΔPmg1、第2損失変化量ΔPmg2、コンバータ損失変化量ΔPcnv及びリアクトル損失変化量ΔPrの加算値として、総損失変化量ΔPallを算出する。
先の図5の説明に戻り、続くステップS13では、ステップS12で算出した総損失変化量ΔPallが負の値であるか否かを判断する。この処理は、現在の電圧指令値VH*が、実際の総損失変化量が最小となる電圧指令値VH*よりも高圧側にあるか否かを判断するための処理である。ステップS13において負の値であると判断した場合には、ステップS14に進み、損失最小電圧Vlossを、電圧指令値VH*から第1補正量Vdown減算した値とする。
一方、ステップS13において否定判断した場合には、ステップS15に進み、総損失変化量ΔPallが第1閾値Phis(>0)よりも大きいか否かを判断する。この処理は、現在の電圧指令値VH*が、実際の総損失変化量が最小となる電圧指令値VH*よりも低圧側にあるか否かを判断するための処理である。ここで、第1閾値Phisは、総損失変化量ΔPallが頻繁にゼロクロスすることに起因して、ステップS14の増加補正と、ステップS16の減少補正とが交互に繰り返されることを回避するための値である。ステップS15において肯定判断した場合には、ステップS16に進み、損失最小電圧Vlossを、電圧指令値VH*に第2補正量Vup(>0)加算した値とする。ステップS15において否定判断した場合には、ステップS17に進み、損失最小電圧Vlossを、前回の処理周期で設定した電圧指令値VH*に維持する。
続くステップS18では、第1モータジェネレータ10aの回転速度N1及び第1トルク指令値Trq1*に基づいて、第1モータジェネレータ10aの駆動に要求される第1インバータ20aの最小入力電圧である第1最小電圧Vmin1を算出する。
続くステップS19では、第2モータジェネレータ10bの回転速度N2及び第2トルク指令値Trq2*に基づいて、第2モータジェネレータ10bの駆動に要求される第2インバータ20bの最小入力電圧である第2最小電圧Vmin2を算出する。なお、回転速度N2は、第2角度センサ54bによって検出された電気角θ2に基づいて算出すればよい。
続くステップS20では、損失最小電圧Vloss、第1最小電圧Vmin1及び第2最小電圧Vmin2のうち最大値を要求電圧Vreqに設定する。続くステップS21では、要求電圧Vreqが、バッテリ電圧VLr及び第2閾値Vhis(>0)の加算値よりも高いか否かを判断する。
ステップS21において肯定判断した場合には、ステップS22に進み、昇圧要求状態を昇圧モードに設定する。一方、ステップS21において否定判断した場合には、ステップS23に進み、要求電圧Vreqがバッテリ電圧VLr未満であるか否かを判断する。ステップS23において肯定判断した場合には、ステップS24に進み、昇圧要求状態を非昇圧モードに設定する。一方、ステップS23において否定判断した場合には、ステップS25に進み、昇圧要求状態を、前回の処理周期で設定された昇圧要求状態に維持する。
続くステップS26では、昇圧要求状態が昇圧モードであるか否かを判断する。ステップS26において昇圧モードであると判断した場合には、ステップS27に進み、電圧指令値VH*を要求電圧Vreqに設定する。一方、ステップS26において非昇圧モードであると判断した場合には、ステップS28に進み、電圧指令値VH*をバッテリ電圧VLrに設定する。すなわち、昇圧比が1とされる。ステップS27,S28の処理により、電圧指令値VH*が更新される。なお本実施形態において、ステップS27,S28の処理が「指令値設定部」に相当する。
図15に、電圧指令値VH*の補正処理の一例を示す。図15において、Pallはモータ制御システムの総電力損失を示し、Pmg1は、第1インバータ20a及び第1モータジェネレータ10aの電力損失の合計値を示し、Pmg2は、第2インバータ20b及び第2モータジェネレータ10bの電力損失の合計値を示し、Pcは昇圧コンバータ30の電力損失を示す。本実施形態のモータ制御システムは、モータジェネレータ及びインバータを2組備えるシステムであり、Pmg1が最小となる電圧指令値VH*と、Pmg2が最小となる電圧指令値VH*とが異なる。このため、総電力損失Pallが最小となる電圧指令値VH*は、Pmg1が最小となる電圧指令値VH*と、Pmg2が最小となる電圧指令値VH*との中間に存在する。
図15(a)は、図5のステップS12で算出された総損失変化量ΔPallが負の値である場合の補正処理の一例である。より具体的には、図15(a)は、前回の処理周期においてステップS10で否定判断された後、現在の処理周期においてステップS10で肯定判断された場合の補正処理の一例である。
図15(a)では、前回の処理周期においてステップS11で設定された損失最小電圧Vlossを基準電圧(VLr)として示している。総損失変化量ΔPallが負の値であるため、現在の処理周期においてステップS13で肯定判断される。このため、基準電圧(VLr)から第1補正量Vdown減算した値が、新たな損失最小電圧Vlossとされる。
図15(b)は、ステップS12で算出された総損失変化量ΔPallが正の第1閾値Phisを超えている場合の補正処理の一例である。図15(b)に示すように、総損失変化量ΔPallが正の第1閾値Phisを超えているため、現在の処理周期における損失最小電圧Vlossに第2補正量Vup加算した値が、新たな損失最小電圧Vlossとされる。
図16に、本実施形態にかかる電圧指令値VH*の設定処理の一例を示す。
図示される例では、時刻t1において、第1モータジェネレータ10aが矩形波制御に切り替えられ、図5のステップS10で肯定判断される。これにより、電圧指令値VH*の補正処理が許可される。その後、総損失変化量ΔPallが負の値であると判断されるため、電圧指令値VH*を低下すべく損失最小電圧Vlossが減少補正されるものの、非昇圧モードであるため、電圧指令値VH*がバッテリ電圧VLrで制限される。
その後時刻t2において、要求電圧Vreqが、バッテリ電圧VLr及び第2閾値Vhisの加算値を超えると判断されるため、昇圧モードに切り替えられる。したがって、電圧指令値VH*が上昇し始める。
その後時刻t3において、総損失変化量ΔPallが負の値となり、損失最小電圧Vlossが下降し始めることにより、要求電圧Vreqが下降し始める。その後時刻t4において、要求電圧Vreqがバッテリ電圧VLr未満となるため、非昇圧モードに切り替えられる。そして時刻t5において、第1モータジェネレータ10aの駆動制御が過変調制御に切り替えられ、電圧指令値VH*の補正が禁止される。
以上説明した本実施形態によれば、第1,第2モータジェネレータ10a,10bのうち少なくとも一方が矩形波制御で駆動されている期間において、電圧指令値VH*が都度補正される。この補正手法によれば、モータ制御システムの総電力損失Pallが最小となるモータ制御システムの動作点を予め把握する必要がない。このため、量産されるモータ制御システムの個体差や、モータ制御システムの使用環境の温度により、上記動作点が変化するといったことを考慮する必要もない。このため、制御装置40を設計する場合の工数の増加を抑制しつつ、モータ制御システムの個体差や使用環境の温度変化がある場合であっても、精度よくモータ制御システムの総電力損失Pallを低減させることができる。
本実施形態では、モータ制御システムとして、インバータ及びモータジェネレータが2組備えられるシステムを採用した。この場合、総電力損失Pallが最小となるモータ制御システムの動作点を予め把握しようとすると、その工数が膨大なものとなる懸念がある。このため、電圧指令値VH*の上述した補正手法を、インバータ及びモータジェネレータが2組備えられるシステムに適用するメリットが大きい。
各電流センサの検出値には検出誤差が含まれ得る。この検出誤差は、量産されるモータ制御システムの個体差によって相違し得る。また、上記個体差により、モータジェネレータの各特性値が設計時に想定した特性値からずれ得る。この場合、各電力損失変化量を算出するためのマップデータと、設計時に想定したマップデータとがずれ得る。ここで本実施形態では、矩形波制御が行われている場合、第1,第2損失変化量ΔPmg1,ΔPmg2として、銅損に起因する電力損失のみに着目した。また、現在の電圧指令値VH*に対応する銅損に起因する電力損失と、現在の電圧指令値VH*から第1補正量Vdown減算した値に対応する銅損に起因する電力損失との差分として、第1,第2損失変化量ΔPmg1,ΔPmg2を算出した。銅損に起因する電力損失は、電流に依存し、電圧に依存しない。このため、上記差分として第1,第2損失変化量ΔPmg1,ΔPmg2を算出することにより、各電流センサの検出誤差がばらついたり、モータジェネレータの特性値が相違したりする場合であっても、検出誤差や特性値ずれが第1,第2損失変化量ΔPmg1,ΔPmgの算出精度に及ぼす影響を抑制できる。
(その他の実施形態)
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・上記実施形態では、現在の電圧指令値VH*を第1補正量Vdown低下させたと仮定した場合におけるモータ制御システムの総電力損失Pallから、現在の総電力損失Pallを減算した値を総損失変化量ΔPallとして算出したがこれに限らない。現在の電圧指令値VH*を第2補正量Vup上昇させたと仮定した場合におけるモータ制御システムの総電力損失Pallから、現在の総電力損失Pallを減算した値を総損失変化量ΔPallとして算出してもよい。この場合、例えば、図5のステップS13の処理を、総損失変化量が正の値であるか否かを判断する処理に置き換えればよい。また、図5のステップS15の処理を、総損失変化量ΔPallが、負の所定閾値未満であるか否かを判断する処理に置き換えればよい。
・総損失変化量ΔPallに、昇圧コンバータ30、各インバータ20a,20b及び各モータジェネレータ10a,10bのそれぞれの電力損失変化量以外の電力損失変化量を含んでもよい。この電力損失変化量としては、例えば、バッテリ33に電流が流れる場合におけるバッテリ33の電力損失変化量が挙げられる。
・上記実施形態では、インバータ及びモータジェネレータが2組備えられるモータ制御システムとしたこれに限らず、インバータ及びモータジェネレータが3組以上備えられるモータ制御システムとしてもよい。また、モータ制御システムとしては、インバータ及びモータジェネレータが複数組備えられるものに限らず、インバータ及びモータジェネレータのそれぞれが1つずつ備えられるモータ制御システムであってもよい。
10a,10b…第1,第2モータジェネレータ、20a,20b…第1,第2インバータ、30…昇圧コンバータ、40…制御装置。

Claims (7)

  1. 直流電源(33)の出力電圧を昇圧して出力可能に構成されたコンバータ(30)と、
    上アームスイッチ(Sup,Svp,Swp)及び下アームスイッチ(Sun,Svn,Swn)の直列接続体を有し、前記コンバータの出力電圧を交流電圧に変換して出力可能に構成されたインバータ(20a,20b)と、
    前記インバータから出力された交流電圧によって駆動可能に構成されたモータ(10a,10b)と、を備えるモータ制御システムに適用され、
    前記コンバータの出力電圧指令値を設定する指令値設定部と、
    前記コンバータの出力電圧が、前記指令値設定部によって設定された前記出力電圧指令値となるように前記コンバータを制御するコンバータ制御部と、
    前記インバータから前記モータに印加される各相電圧が、前記コンバータの出力電圧に応じたPWM波形電圧となるように前記インバータを制御するPWM制御、及び前記上アームスイッチがオンされてかつ前記下アームスイッチがオフされる状態と、前記上アームスイッチがオフされてかつ前記下アームスイッチがオンされる状態とのそれぞれが、前記モータの電気角1周期において1回ずつ実現されるように前記インバータを制御する矩形波制御の中から、前記インバータの出力電圧の変調率が規定値未満の場合に前記PWM制御を選択して実行し、前記変調率が前記規定値以上の場合に前記矩形波制御を選択して実行するインバータ制御部と、
    前記コンバータ、前記インバータ及び前記モータのそれぞれの電力損失変化量を含む前記モータ制御システムの電力損失変化量を総損失変化量とし、現在の前記出力電圧指令値を所定値変化させたと仮定した場合における前記総損失変化量を都度算出する変化量算出部と、
    前記矩形波制御が行われている期間である補正許可期間において、前記変化量算出部によって算出された前記総損失変化量に基づいて、現在の前記出力電圧指令値が、実際の前記総損失変化量が最小となる前記コンバータの出力電圧よりも高いと判断した場合、現在の前記出力電圧指令値を減少補正する処理と、前記補正許可期間において、前記変化量算出部によって算出された前記総損失変化量に基づいて、現在の前記出力電圧指令値が、実際の前記総損失変化量が最小となる前記コンバータの出力電圧よりも低いと判断した場合、現在の前記出力電圧指令値を増加補正する処理とを都度行う補正部と、を備えることを特徴とするモータ制御システムの制御装置。
  2. 前記モータ制御システムは、前記インバータ及び前記モータを複数組備え、
    前記コンバータは、複数の前記インバータのそれぞれに対して電圧を出力し、
    前記変化量算出部は、前記総損失変化量の算出に用いる前記インバータ及び前記モータのそれぞれの電力損失変化量として、複数の前記インバータ及び前記モータのそれぞれの電力損失変化量の合計値を算出し、
    前記補正許可期間は、複数の前記インバータのうち少なくとも1つについて前記矩形波制御が行われている期間である請求項1に記載のモータ制御システムの制御装置。
  3. 前記変化量算出部は、現在の前記出力電圧指令値を、現在の前記出力電圧指令値から前記所定値減算した値にしたと仮定した場合における前記コンバータ、前記インバータ及び前記モータのそれぞれの電力損失を含む前記モータ制御システムの総電力損失から、現在の前記総電力損失を減算した値を前記総損失変化量として都度算出し、
    前記補正部は、前記変化量算出部によって算出された前記総損失変化量が負の値であると判断したことをもって、現在の前記出力電圧指令値が、実際の前記総損失変化量が最小となる前記コンバータの出力電圧よりも高いと判断し、前記総損失変化量が正の値であると判断したことをもって、現在の前記出力電圧指令値が、実際の前記総損失変化量が最小となる前記コンバータの出力電圧よりも低いと判断する請求項1又は2に記載のモータ制御システムの制御装置。
  4. 前記変化量算出部は、前記矩形波制御が行われている場合、前記インバータの電力損失変化量を0として算出し、また、前記モータの電力損失変化量として前記モータの銅損に起因した電力損失変化量を算出する請求項1〜3のいずれか1項に記載のモータ制御システムの制御装置。
  5. 前記変化量算出部は、前記PWM制御が行われている場合、前記モータの電力損失変化量として前記モータの鉄損に起因した電力損失変化量を算出する請求項1〜4のいずれか1項に記載のモータ制御システムの制御装置。
  6. 前記変化量算出部は、現在の前記出力電圧指令値を前記所定値変化させたと仮定した場合における前記コンバータ、前記インバータ及び前記モータのそれぞれの電力損失変化量の合計値を、前記総損失変化量として算出する請求項1〜5のいずれか1項に記載のモータ制御システムの制御装置。
  7. 前記PWM制御は、前記インバータから前記モータに印加される各相電圧が、前記コンバータの出力電圧に応じたPWM波形電圧となるように前記インバータを制御する正弦波PWM制御と、前記インバータから前記モータに印加される各相電圧が、前記正弦波PWM制御におけるPWM波形電圧よりも前記変調率の高いPWM電圧波形となるように前記インバータを制御する過変調制御と、を含み、
    前記規定値を第2規定値とし、
    前記インバータ制御部は、前記変調率が前記第2規定値よりも小さい第1規定値未満の場合に前記正弦波PWM制御を選択して実行し、前記変調率が前記第1規定値以上であってかつ前記第2規定値未満の場合に前記過変調制御を選択して実行し、前記変調率が前記第2規定値以上の場合に前記矩形波制御を選択して実行する請求項1〜6のいずれか1項に記載のモータ制御システムの制御装置。
JP2015083264A 2015-04-15 2015-04-15 モータ制御システムの制御装置 Active JP6406108B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015083264A JP6406108B2 (ja) 2015-04-15 2015-04-15 モータ制御システムの制御装置
US15/097,753 US9806653B2 (en) 2015-04-15 2016-04-13 Control apparatus for motor control system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015083264A JP6406108B2 (ja) 2015-04-15 2015-04-15 モータ制御システムの制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016208565A true JP2016208565A (ja) 2016-12-08
JP6406108B2 JP6406108B2 (ja) 2018-10-17

Family

ID=57129066

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015083264A Active JP6406108B2 (ja) 2015-04-15 2015-04-15 モータ制御システムの制御装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9806653B2 (ja)
JP (1) JP6406108B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019140815A (ja) * 2018-02-13 2019-08-22 株式会社デンソー モータ制御装置

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6445937B2 (ja) * 2015-07-03 2018-12-26 日立オートモティブシステムズ株式会社 電動パワーステアリング装置
JP6143905B1 (ja) * 2016-03-08 2017-06-07 三菱電機株式会社 回転電機駆動装置の制御装置
JP6477578B2 (ja) * 2016-04-20 2019-03-06 トヨタ自動車株式会社 モータ温度推定装置
JP6741904B2 (ja) * 2016-12-09 2020-08-19 株式会社デンソー 駆動装置および自動車
JP2018107996A (ja) * 2016-12-28 2018-07-05 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置および電力変換装置
JP6712096B2 (ja) * 2017-08-21 2020-06-17 三菱電機株式会社 電力変換装置および電動パワーステアリング装置
US10454395B2 (en) * 2017-11-06 2019-10-22 Steering Solutions Ip Holding Corporation Power management in permanent magnet synchronous motor drives
CN110504891B (zh) * 2018-05-16 2021-09-03 台达电子工业股份有限公司 马达驱动电路及其控制方法
DE112019004409T5 (de) * 2018-09-03 2021-05-20 Mitsubishi Electric Corporation Energie-umwandlungseinrichtung
CN110380667B (zh) * 2019-07-03 2020-12-25 清华大学 基于在线电流优化的多相电机最优容错控制方法及***
JP6858893B1 (ja) * 2020-01-07 2021-04-14 三菱電機株式会社 回転電機装置の制御装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007325351A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Toyota Motor Corp 電動機駆動制御システム
JP2014003746A (ja) * 2012-06-15 2014-01-09 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp ドライブシステムの制御装置
JP2014117117A (ja) * 2012-12-12 2014-06-26 Toyota Motor Corp 交流電動機の制御システム

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5585709A (en) * 1993-12-22 1996-12-17 Wisconsin Alumni Research Foundation Method and apparatus for transducerless position and velocity estimation in drives for AC machines
JP4635703B2 (ja) 2005-05-02 2011-02-23 トヨタ自動車株式会社 モータ駆動システムの制御装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007325351A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Toyota Motor Corp 電動機駆動制御システム
JP2014003746A (ja) * 2012-06-15 2014-01-09 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp ドライブシステムの制御装置
JP2014117117A (ja) * 2012-12-12 2014-06-26 Toyota Motor Corp 交流電動機の制御システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019140815A (ja) * 2018-02-13 2019-08-22 株式会社デンソー モータ制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20160308475A1 (en) 2016-10-20
JP6406108B2 (ja) 2018-10-17
US9806653B2 (en) 2017-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6406108B2 (ja) モータ制御システムの制御装置
US8264181B2 (en) Controller for motor drive control system
JP4582168B2 (ja) 回転機の制御装置、及び回転機の制御システム
JP5133834B2 (ja) 交流電動機の制御装置
JP4729526B2 (ja) 電動機の駆動制御装置
JP4329855B2 (ja) 交流モータの制御装置および交流モータの制御方法
US8278865B2 (en) Control device
EP2733844B1 (en) Vehicle and method for controlling vehicle
JP4635703B2 (ja) モータ駆動システムの制御装置
US9543868B2 (en) Apparatus for controlling rotary electric machine
JP2009291019A (ja) 交流モータ用インバータの制御装置
JP2006311770A (ja) モータ駆動システムの制御装置
JP4775168B2 (ja) 3相回転機の制御装置
JP2010119268A (ja) インバータの異常検出装置および異常検出方法
JP2014128052A (ja) 車両の制御装置
JP2013055852A (ja) 交流電動機の駆動装置およびそれを搭載する車両、ならびに交流電動機の制御方法
JP5955761B2 (ja) 車両の制御装置
JP5281370B2 (ja) 交流電動機の制御装置
JP2011109803A (ja) 電動機の制御装置
JP2011067010A (ja) 車両のモータ駆動装置
JP5958400B2 (ja) モータ駆動制御装置
JP5577714B2 (ja) 交流モータの制御装置
JP5290048B2 (ja) 車両のモータ制御システム
US8975839B2 (en) Vehicle, and control method for vehicle
US20220278621A1 (en) Power conversion apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170721

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180508

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180821

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180903

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6406108

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250