JP2016205683A - 熱交換器、給湯システム、及び熱交換器の製造方法 - Google Patents

熱交換器、給湯システム、及び熱交換器の製造方法 Download PDF

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【課題】 低廉かつ十分な耐食性を有する熱交換器、給湯システム、及び熱交換器の製造方法を提供する。
【解決手段】内部を水が流れる第一チューブ31と、第一チューブ31の入口から出口にわたって該第一チューブ31に沿って延びて、内部を流れる冷媒と前記水とを熱交換させることで該水を下流側ほど高温となるように加熱する第二チューブ32と、を備え、第一チューブ31は、水の入口側を含む領域が、相対的に耐食性の高い材料から形成された高耐食性領域311とされ、高耐食性領域311の下流側に接続されるとともに前記水の出口側を含む領域が、相対的に耐食性の低い材料から形成された低耐食性領域312とされた熱交換器3。
【選択図】図2

Description

本発明は、熱交換器、給湯システム、及び熱交換器の製造方法に関する。
外気温の熱エネルギーを利用して湯を沸かす装置として、ヒートポンプ方式の給湯器が知られている。ヒートポンプは、冷媒流路上にそれぞれ配置された圧縮機、蒸発器、熱交換器を有する熱源機と、水(湯)が流れる給水流路を介して上記熱交換器と接続された貯湯タンクと、を備えている。給水流路を経て熱交換器に到達した水は、該熱交換器中で冷媒流路中の冷媒との間における熱交換によって昇温される。
以上のような給湯器では、給水流路中の水の特性(水質)に応じて、スケールの析出や部材の腐食が生じることがある。このような腐食を抑制するための技術として、例えば下記特許文献1に記載された構成が知られている。特許文献1に係る給湯器は、銅製のヘッダ、及び中間ヘッダと、これらヘッダ、及び中間ヘッダの間に延びる水管と、水管の内部に挿通された冷媒管と、を備えている。特に、上記の水管のうち、ヘッダ、及び中間ヘッダに接するわずかな領域はそれぞれ銅管で構成される。一方で、銅管同士の間の領域はステンレス管によって構成される。
特開2014−9873号公報
しかしながら、上記のような水管(給水流路)中では、入口側から出口側にかけて水の温度が変化することから、スケール析出量、腐食深さ、及び腐食の進行速度は、水管中における位置によって変化する。すなわち、水管中では相対的に高い耐食性が要求される領域と、相対的に低い耐食性が要求される領域とが混在している。したがって、上記特許文献1のように、水管の主要部を全てステンレスで構成した場合、コストの上昇を招く可能性がある。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、低廉かつ十分な耐食性を有する熱交換器、給湯システム、及び熱交換器の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下の手段を採用している。
本発明の一態様によれば、熱交換器は、内部を水が流れる第一チューブと、前記第一チューブの入口から出口にわたって該第一チューブに沿って延びて、内部を流れる冷媒と前記水とを熱交換させることで該水を下流側ほど高温となるように加熱する第二チューブと、を備え、前記第一チューブは、前記水の入口側を含む領域が、相対的に耐食性の高い材料から形成された高耐食性領域とされ、前記高耐食性領域の下流側に接続されるとともに前記水の出口側を含む領域が、相対的に耐食性の低い材料から形成された低耐食性領域とされている。
上述のような構成によれば、第一チューブにおける腐食が進行しやすい領域は耐食性の高い材料によって形成される一方で、スケール析出に伴う被膜形成によって腐食が進行しにくい領域は耐食性の低い材料によって形成される。これにより、高耐食性領域では腐食の進行を抑制することができることに加えて、低耐食性領域を設けることで、第一チューブ全体を高耐食性の材料によって形成した場合に比べて製造コストを低廉化することができる。
本発明の一態様によれば、前記高耐食性領域は、前記入口から前記第一チューブの全長の1/2以上3/4以下の位置まで延びるように構成されてもよい。
上述のような構成によれば、入口側の領域は高耐食性領域とされる一方で、スケール析出量が大きくなる領域(すなわち、スケール析出に伴う被膜形成によって腐食の進行が緩和される領域)を低耐食性領域とすることができる。すなわち、高耐食性領域と低耐食性領域との境界を正確に決定することができる。
本発明の一態様によれば、前記高耐食性領域の下流側端部は、前記第一チューブ内における前記水の温度が55〜65℃となる位置に設定されてもよい。
上述のような構成によれば、水の温度に基づいて高耐食性領域の寸法を決定することができる。これにより、長期にわたるスケール析出量の直接的な測定等を経ることなく、第一チューブを構成することができる。
本発明の他の態様によれば、給湯システムは、前記第一チューブ上に接続され、水を貯留するタンクと、前記タンク中の水を圧送するポンプと、前記第二チューブ上に接続され、前記冷媒を圧縮する圧縮機と、請求項1から3のいずれか一項に記載の熱交換器と、前記熱交換器から排出された冷媒を減圧する膨張弁と、を備える。
上述のような構成によれば、十分な耐食性を有する熱交換器、及びこれを備える給湯システムを低廉に実現することができる。
本発明のさらに他の態様によれば、熱交換器の製造方法は、内部を水が流れる第一チューブと、前記第一チューブの入口から出口にわたって該第一チューブに沿って延びて、内部を流れる冷媒と前記水とを熱交換させることで該水を下流側ほど高温となるように加熱する第二チューブと、を備える熱交換器の製造方法であって、予め定められた水の温度、及びスケール析出量の関係に基づいて、前記第一チューブ内でスケール析出量が大きくなり始める位置としての境界位置を特定するステップと、前記第一チューブにおける前記入口から前記境界位置までの領域を相対的に耐食性の高い材料によって形成するステップと、前記境界位置から前記出口までの領域を、相対的に耐食性の低い材料によって形成するステップと、を含む。
上述のような構成によれば、水の温度、及びスケール析出量の関係に基づいて、高耐食性領域と低耐食性領域との境界位置を正確に決定することができる。
本発明によれば、低廉かつ十分な耐食性を有する熱交換器、及び熱交換器の製造方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係る給湯システムの全体図である。 本発明の実施形態に係る熱交換器の平面図である。 本発明の実施形態に係る第一チューブにおける材料ごとの構成比率を示すグラフである。 本発明の実施形態に係る熱交換器における水温、スケール析出量、腐食深さの関係を示すグラフである。 本発明の実施形態に係る熱交換器の製造方法の各ステップを示す工程図である。
本発明の実施形態に係る給湯システム100について、図面を参照して説明する。図1に示すように、給湯システム100は、タンク部1と、冷媒を圧縮、昇温する熱源部2と、これら水と冷媒とを熱交換させる熱交換器3と、を備えている。
タンク部1は、水を貯留するタンク本体10と、このタンク本体10と熱交換器3との間で水を循環させる第一チューブ31と、を有している。詳しくは後述するが、第一チューブ31の延在長における一部の領域は、冷媒が流通する第二チューブ32と接触することで熱交換器3の一部を構成する。さらに、第一チューブ31上には、ポンプ11が設けられている。このポンプ11によって、タンク本体10中の水が下流側に圧送される。
熱源部2は、内部にCO2等の冷媒が充填された第二チューブ32と、この第二チューブ32上に設けられた圧縮機21と、複数の膨張弁22と、気液分離器23と、蒸発器24と、を有している。圧縮機21は、第二チューブ32の内部を流通する冷媒を圧縮・昇温する。これにより、圧縮機21からは高温高圧の気体冷媒が生成される。
圧縮機21の下流側(すなわち、第二チューブ32中において、高温高圧の気体冷媒が流れ去る側)には、熱交換器3が設けられている。この熱交換器3では、上記の第一チューブ31と第二チューブ32とが互いに熱的に接続されることで、水と冷媒との間で熱交換が行われる。すなわち、高温高圧の気体冷媒は、水に対して熱を放出することで凝縮し、低温高圧の液体冷媒として排出される。
第二チューブ32上における熱交換器3の下流側には、上記冷媒液体の圧力を開放する(減圧する)ための第一膨張弁221が設けられている。第一膨張弁221の下流側には、気液分離器23が設けられている。気液分離器23では、上記の低温低圧の液体冷媒に含まれる液相成分と気相成分とが分離される。
気液分離器23と圧縮機21とは、バイパス流路25によって接続されている。低温低圧の液体冷媒から分離された気相成分はこのバイパス流路25を通じて圧縮機21中に供給される。
気液分離器23の下流側には、蒸発器24が設けられている。さらに、これら気液分離器23と蒸発器24との間には、第二膨張弁222が設けられている。すなわち、上記液体冷媒のうち、気相成分を除く液相成分は、第二膨張弁222を経て蒸発器24に流入する。第二膨張弁222では、液体冷媒がさらに減圧される。
蒸発器24では、第二膨張弁222を経て供給された低温低圧の液体冷媒が気化して、低温低圧の気体冷媒となる。低温低圧の気体は、再び圧縮機21に供給されて高温高圧の気体冷媒となる。第二チューブ32中の冷媒に対して、以上の各サイクルが連続的に繰り返される。
続いて、本実施形態に係る熱交換器3の詳細な構成について、図2を参照して説明する。同図に示すように、熱交換器3は、上記のタンク部1から延びる第一チューブ31と、この第一チューブ31の外周に沿って螺旋状に巻回された第二チューブ32と、を備えている。さらに、第一チューブ31は平面視で渦巻状に巻回されている。すなわち、この熱交換器3中では、第一チューブ31と第二チューブ32とが熱的に接続されている。これにより、上述のように、第二チューブ32中の冷媒(高温高圧の気体冷媒)の熱は、第一チューブ31中の水に伝播し、水が昇温される。
ここで、第一チューブ31中を流れる水の特性(水質)によっては、第一チューブ31の内壁面上で腐食やスケール析出が進行する可能性がある。加えて、このような腐食やスケール析出は、水の温度に依存する。例えば、第一チューブ31全体を銅管によって一体に構成した場合、第一チューブ31内における入口31A側からの位置と、スケール付着量、及び腐食の進行速さとの関係は、図4に示すような変化を示すことが知られている。
同図に示すように、入口31A側(圧縮機21側)における水温が5℃で、出口側(第一膨張弁221側)における水温が90℃である場合、スケール付着量は、水温が60℃となる位置よりも下流側(出口側)の領域で顕著に大きくなる。その一方で、腐食の進行速さは、水温が60℃となる位置よりも上流側(入口31A側)の領域で相対的に高く、下流側の領域では相対的に低くなる。すなわち、スケール付着量が大きい下流側の領域では、スケールによって第一チューブ31の内壁がコーティングされた状態となるため、さらなる腐食の進行が緩和される。
このような腐食の低減を目的として、第一チューブ31を銅よりも腐食性の高いステンレス等の材料で構成することも考えられる。しかしながら、製造コストを低減する上で、第一チューブ31全体をステンレス等の比較的に高価な材料で構成することは不利となる。
そこで、本実施形態に係る熱交換器3では、入口31Aから出口31Cにかけての水温分布に応じて、第一チューブ31が2つの異なる材料によって構成される。より詳細には図2、図3に示すように、本実施形態に係る第一チューブ31は、相対的に高い耐腐食性を有する材料で形成された高耐食性チューブ311(高耐食性領域311)と、相対的に低い耐腐食性を有する材料で形成された低耐食性チューブ312(低耐食性領域312)と、これら高耐食性チューブ311、及び低耐食性チューブ312を互いに接続する接続配管4と、を有している。
高耐食性チューブ311としては、例えばステンレス管や、内壁に錫メッキを施した銅管が好適に用いられる。後者の具体例としては、特にSTC銅管(スーパーティンコート銅管)や、ピコレス(登録商標)が特に好適に用いられる。第一チューブ31における水の入口31Aを含む領域は、上記のような高耐食性の材料で形成される。
特に、第一チューブ31の全長Lにおける高耐食性チューブ311が占める割合は、該第一チューブ31の入口31Aから、全長Lの1/2以上3/4以下であることが望ましい。さらに望ましくは、入口31Aから全長Lの1/2以上3/5以下の領域が高耐食性領域311とされる。最も望ましくは、入口31Aから全量の1/2の領域が高耐食性領域311とされる。
一方で、第一チューブ31における水の出口側を含む領域は、高耐食性チューブ311に比べて相対的に低い低耐食性チューブ312によって形成される。
高耐食性チューブ311の出口側端部31Bと、低耐食性チューブ312の入口側端部32Aとは、接続配管4によって互いに接続される。接続配管4としては例えば樹脂性のチューブ等が用いられる。また、接続配管4と高耐食性チューブ311の接続部、及び接続配管4と低耐食性チューブ312の接続部は、それぞれ公知の管継手等によって適宜構成される。
なお、以下の説明では、高耐食性チューブ311の出口側端部31Bを、低耐食性チューブ312との境界位置Pと定義する。すなわち、上記の低耐食性領域312には、接続配管4と、低耐食性チューブ312とが含まれる。
続いて、本実施形態に係る熱交換器3の製造方法について、図5を参照して説明する。同図に示すように、上記の熱交換器3を製造するに当たっては、まず所期の第一チューブ31、第二チューブ32と同等の寸法体格を有する試験用チューブを形成する(試験用チューブ準備ステップS1)。この試験用チューブにおける第一チューブ31に相当する配管は、試験用第一チューブ31とされる。この試験用第一チューブ31は、例えば銅管によって一体に形成される。
次に、上述の圧縮機21、蒸発器24、膨張弁22をそれぞれ接続した状態で、試験用チューブ内部の水を加熱昇温する。この状態で、試験用チューブの外部、又は内部から、水温を測定する(水温測定ステップS2)。さらに、第一チューブ31中における水温が55〜60℃となる位置(境界位置P)を特定する(境界位置特定ステップS3)。換言すれば、本ステップでは、予め定められた水の温度、及びスケール析出量の関係に基づいて、第一チューブ31内でスケール析出量が大きくなり始める位置が特定される。
続いて、上記のように特定された境界位置Pまでの入口31A側から長さに基づいて、第一チューブ31における高耐食性チューブ311を得る(高耐食性領域形成ステップS4)。最後に、この高耐食性チューブ311の出口側端部に、上記した接続配管4、及び低耐食性チューブ312を順次接続した後、外周側から第二チューブ32を螺旋状に巻回して、熱交換器3が完成する(仕上げステップS5)。
なお、上述したように、5℃の水を入口31Aから通水し、90℃まで昇温する場合、第一チューブ31中で水温が55〜60℃となる位置は、第一チューブ31の全長Lにおける入口31Aから1/2〜3/4までの位置に相当する。したがって、同等の熱交換器3を量産する場合には、境界位置特定ステップS3によって得られた境界位置Pに基づいて、高耐食性領域形成ステップS4以降の各ステップを順次実行することが望ましい。
以上説明したように、本実施形態に係る熱交換器3では、第一チューブ31における腐食が進行しやすい入口側領域は高耐食性チューブ311によって形成される一方で、スケール析出に伴う被膜形成によって腐食が進行しにくい出口側領域は低耐食性チューブ312によって形成される。これにより、入口側領域における腐食の進行を抑制することができることに加えて、出口側領域(低耐食性領域312)を、相対的に耐食性の低い材料で構成することができる。したがって、例えば上記のステンレスやSTC銅管、ピコレス等の比較的に高価な配管材料で第一チューブ31全体を構成した場合に比して、製造コストを大幅に低廉化することができる。
さらに、本実施形態では、高耐食性チューブ311の出口の位置(境界位置P)は、スケール付着量が大きくなり始める位置(すなわち、水温が55〜60℃を呈する位置)に対応している。特に、上記の製造方法では、熱交換器3の量産に先立って試験用チューブを用いた境界位置Pの特定が行われる。これにより、高耐食性チューブ311の必要寸法をより的確に設定することができるため、製造コストの管理をさらに緻密化することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して説明した。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいては、上記構成に種々の変更を加えることが可能である。例えば、上記の実施形態では第一チューブ31を渦巻状に巻回した例について説明した。しかしながら、熱交換器3を構成するに当たって、第一チューブ31は必ずしも巻回されている必要はなく、設計や仕様に応じて形状や寸法を適宜変更することが可能である。
さらに、図4及び同図に基づく上記の説明は、あくまで特定の構成における各種の測定結果に基づくものである。すなわち、第一チューブ31中に充填される水の特性(水質)に応じて、上記の各値(境界位置P等)は適宜変更されてよい。特に、上記のスケール析出量や腐食の進行速さは、主として水の硬度に依存することが考えられる。したがって、給湯システム100、及び熱交換器3の運用される環境に併せて、上記の境界位置P等を決定することが望ましい。
1…タンク部 2…熱源部 3…熱交換器 10…タンク本体 21…圧縮機 22…膨張弁 23…気液分離器 24…蒸発器 25…バイパス流路 31…第一チューブ 32…第二チューブ 100…給湯システム 221…第一膨張弁 222…第二膨張弁 311…高耐食性チューブ 311…高耐食性領域 312…低耐食性チューブ 312…低耐食性領域 31A…高耐食性チューブの入口側端部 31B…高耐食性チューブの出口側端部 31C…第一チューブの出口側端部 32A…低耐食性チューブの入口側端部 P…境界位置 S1…試験用チューブ準備ステップ S2…水温測定ステップ S3…境界位置特定ステップ S4…高耐食性領域形成ステップ S5…仕上げステップ

Claims (5)

  1. 内部を水が流れる第一チューブと、
    前記第一チューブの入口から出口にわたって該第一チューブに沿って延びて、内部を流れる冷媒と前記水とを熱交換させることで該水を下流側ほど高温となるように加熱する第二チューブと、を備え、
    前記第一チューブは、
    前記水の入口側を含む領域が、相対的に耐食性の高い材料から形成された高耐食性領域とされ、
    前記高耐食性領域の下流側に接続されるとともに、前記水の出口側を含む領域が、相対的に耐食性の低い材料から形成された低耐食性領域とされている熱交換器。
  2. 前記高耐食性領域は、前記入口から前記第一チューブの全長の1/2以上3/4以下の位置まで延びる請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記高耐食性領域の出口の位置は、前記第一チューブ内における前記水の温度が55〜65℃となる位置に設定される請求項1に記載の熱交換器。
  4. 前記第一チューブ上に接続され、前記水を貯留するタンクと、
    前記タンク中の前記水を圧送するポンプと、
    前記第二チューブ上に接続され、前記冷媒を圧縮する圧縮機と、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の熱交換器と、
    前記熱交換器から排出された前記冷媒を減圧する膨張弁と、
    を備える給湯システム。
  5. 内部を水が流れる第一チューブと、
    前記第一チューブの入口から出口にわたって該第一チューブに沿って延びて、内部を流れる冷媒と前記水とを熱交換させることで該水を下流側ほど高温となるように加熱する第二チューブと、を備える熱交換器の製造方法であって、
    予め定められた前記水の温度、及びスケール析出量の関係に基づいて、前記第一チューブ内でスケール析出量が大きくなり始める位置としての境界位置を特定するステップと、
    前記第一チューブにおける前記入口から前記境界位置までの領域を、相対的に耐食性の高い材料によって形成するステップと、
    前記境界位置から前記出口までの領域を、相対的に耐食性の低い材料によって形成するステップと、
    を含む熱交換器の製造方法。
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