JP2016204022A - 無菌充填用口栓 - Google Patents
無菌充填用口栓 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016204022A JP2016204022A JP2015087526A JP2015087526A JP2016204022A JP 2016204022 A JP2016204022 A JP 2016204022A JP 2015087526 A JP2015087526 A JP 2015087526A JP 2015087526 A JP2015087526 A JP 2015087526A JP 2016204022 A JP2016204022 A JP 2016204022A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- fitting
- plug
- aseptic filling
- bottom plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Bag Frames (AREA)
Abstract
内容物に制約が無く、加熱・冷却が繰り返されても嵌合力の変化が少なく、内部の圧力変化があっても、容易にキャップが抜け出ないで、衛生性にも優れた無菌充填用口栓を得る。
【解決手段】
一体に成形された口栓本体(1)とキャップ(2)とからなり、口栓本体は内部を注入口とし内部に嵌合段差を有する円筒状の胴部(11)と容器本体に溶着するための取付用フランジ(12)とを有し、キャップは、封止板(21)と上方に封止板から垂下した垂直部(221)と下方に内側に傾斜する傾斜部(222)と外周に嵌合突起(223)とを有する嵌合側壁(22)と嵌合側壁内側に設けた底板とを有し、前記胴部上端と前記嵌合側壁が、接合部を介して全周に亘って繋がっていることを特徴とする無菌充填用口栓。
【選択図】図1
Description
ておき、容器全体を無菌状態としておく。充填に当たっては、無菌環境において一旦キャップ20を外して充填した後、図6−2のように、キャップを完全に押し込んで密封する。
一体に成形された口栓本体とキャップとからなり、口栓本体は、円柱状の胴部と、容器本体に溶着するための取付用フランジ部と、キャップを溶着するためのフランジ部を備えた注入口とを有し、キャップは封止板と封止板から垂下する嵌合リングとを有し、前記注入口内周と前記嵌合リング先端とが、薄肉接合部を介して全周に亘って繋がっていることを特徴とする無菌充填用口栓を提案している。
一体に成形された口栓本体とキャップとからなり、
口栓本体は、内部を注入口とし、内部に嵌合段差を有する円筒状の胴部と、
容器本体に溶着するための取付用フランジと、を有し、
キャップは、封止板と、
上方に封止板から垂下した垂直部と、下方に内側に傾斜する傾斜部と、外周に嵌合突起と、を有する嵌合側壁と、
嵌合側壁内側に設けた底板と、を有し、
前記胴部上端と前記嵌合側壁が、接合部を介して全周に亘って繋がっていることを特徴とする無菌充填用口栓である。
低価格である。
また、接着樹脂などの使用する必要も無いので、溶出する成分が出難い材料を使用することが出来る。
さらに、底板があり、かつ、嵌合突起で嵌合しているので、加熱・冷却が繰り返されても嵌合力の変化が少なく、内部の圧力変化があっても、容易にキャップが抜け出ないなどの効果がある。
図1は、本発明の実施形態における口栓で、図1−1の左に正面図、右に縦断面図とし、口栓本体1とキャップ2が繋がって一体となった成形直後の状態を示した図である。
口栓本体1は、内部を注入口とする円筒状の胴部11と、容器本体に溶着するための取付用フランジ12と、を有している。
円筒状の胴部11外周には、注出、充填に口栓を保持する為の鍔111を設けても良い。円筒状の胴部11内周には、嵌合段差110が設けられている。
キャップ2は、封止板21と、嵌合側壁22と、底板23とからなる。
嵌合側壁22には、封止板から垂下した垂直部221と、垂直部下端から内側に傾斜する傾斜部222と嵌合突起223からなり、底板23が嵌合側壁22内側に設けられている。
そして、胴部上端内縁112と、嵌合側壁22とが、接合部1120を介して全周に亘って繋がって一体になっている。
接合部1120は口栓本体1の胴部上端内縁112に接合しているので、その胴部上端内縁112の内径は、垂直部221外径よりも小さく、強く挿嵌するようになる。
キャップ2には、底板23が設けられている。
底板がない場合、長期に嵌合していると、クリープ現象から、キャップが変形し、口栓本体1に馴染んだ形状になって、嵌合による封止力がなくなってしまい、容易に漏れる恐れが発生する。
底板23があると、キャップ2は圧縮になるので、抵抗も大きく、かつ、変形し難くなる。キャップの底板23の厚みCは、底板23の下端から嵌合突起の高さBよりも、充分に厚くしている。
この為、嵌合突起223の内側は、樹脂が詰まっていて、完全な圧縮になるので、引き伸
ばされるようなクリープ現象による変形は起きない。その為、嵌合突起は長期間圧縮されても、径の変化は起こりにくく、挿嵌の嵌合強度は変化しない。
また、嵌合突起223は、接合部1120の位置から充分離れた高さに設ける。嵌合突起223と接合部1120との高さAを大きく設けているので、接合部を切り取ったカスなどが発生しにくく、樹脂カスを噛み込み嵌合による液漏れや無菌破壊のリスクが少ない。
キャップ2は、単に封止板21端部を引き上げ、接合部1120を引き剥がしても良いし、キャップ2全体を口栓本体1に対し、回転させて引き裂いても良い。
引き裂いた時に、接合部1120が伸びてしまったり、切りカスが発生したり、しないように、接合部1120から嵌合突起223までの高さBを充分取っている。
すなわち、キャップ2は、口栓本体1に挿嵌されている。
挿嵌する時、まず、キャップ2は接合部1120に達した口栓本体1の胴部上端内縁112から、嵌合が始まる。
その後、キャップ2は嵌合側壁22の嵌合突起223が無理に口栓本体1の円筒状胴部11を押し広げながら通過し、嵌合突起223が胴嵌合部113を通過し終わると、嵌合突起223が嵌合段差110に係合する。
また、同時に、キャップ2の封止板21が、口栓本体1の胴部上端1121に達する。
本発明の無菌充填用口栓を装着したプラスチック製容器は、無菌充填用口栓を開封し、内容物を充填した後、挿嵌させた後は、無菌充填用口栓部分を開封することはない。本容器から内容物を取り出す時は、フィルム容器本体を切開して内容物を取り出す。
例えば、無菌充填用口栓に使用する成形樹脂として、高圧法低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・プロピレン共重合体や、エチレン・酢酸ビニル共重合体などが使用できる。
通常、これらの樹脂を融着するフィルムの融着層や、内容物に対する耐環境応力亀裂性、口栓本体との相性などに合わせて選択し、射出成形機や圧縮成形機で製造する。
特に、本発明の無菌充填用口栓は、口栓本体とキャップが一体で成形できるので、金型もひとつで成形可能で、かつ、生産性も高く、かつ、価格を大幅に抑えることが出来る。
また、厚くした底板を設けたので、経時的に嵌合強度が変化しにくく、長期保存が可能になった。
また、キャップと口栓本体の嵌合は、径の違いから圧入状態になって液止めしている上に、嵌合突起と嵌合段差との嵌合が二重に設けられ、液漏れを確実に防ぐ仕組みになっている。
しかも、熱帯地方を経由した輸出においても、嵌合がゆるくなるなどの支障が生じ難いなど、本発明の無菌充填用口栓はメリットが大きい。
11・・・・・・・・・胴部
110・・・・・・・・嵌合段差
111・・・・・・・・鍔
112・・・・・・・・胴部上端内縁
1120・・・・・・・接合部
1121・・・・・・・胴部上端
113・・・・・・・・胴嵌合部
114・・・・・・・・口鍔
12・・・・・・・・・フランジ
15・・・・・・・・・嵌合凸縁
2、20・・・・・・・キャップ
200・・・・・・・・メンブラン(先行文献)
21・・・・・・・・・封止板
22・・・・・・・・・嵌合側壁
221・・・・・・・・垂直部
222・・・・・・・・傾斜部
223・・・・・・・・嵌合突起
23・・・・・・・・・底板
25・・・・・・・・・嵌合凹縁
3・・・・・・・・・・薄膜
4・・・・・・・・・・ダイアフラム
Claims (4)
- 一体に成形された口栓本体とキャップとからなり、
口栓本体は、内部を注入口とし、内部に嵌合段差を有する円筒状の胴部と、
容器本体に溶着するための取付用フランジと、を有し、
キャップは、封止板と、
上方に封止板から垂下した垂直部と、下方に内側に傾斜する傾斜部と、外周に嵌合突起と、を有する嵌合側壁と、
嵌合側壁内側に設けた底板と、を有し、
前記胴部上端と前記嵌合側壁が、接合部を介して全周に亘って繋がっていることを特徴とする無菌充填用口栓。 - キャップの嵌合突起は、接合部よりも上方に設けたことを特徴とする請求項1に記載の無菌充填用口栓。
- キャップ底板下端からの嵌合突起高さが、底板厚みよりも低いことを特徴とする請求項2に記載の無菌充填用口栓。
- 胴部先端に口鍔を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の無菌充填用口栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015087526A JP6572606B2 (ja) | 2015-04-22 | 2015-04-22 | 無菌充填用口栓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015087526A JP6572606B2 (ja) | 2015-04-22 | 2015-04-22 | 無菌充填用口栓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016204022A true JP2016204022A (ja) | 2016-12-08 |
JP6572606B2 JP6572606B2 (ja) | 2019-09-11 |
Family
ID=57488831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015087526A Active JP6572606B2 (ja) | 2015-04-22 | 2015-04-22 | 無菌充填用口栓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6572606B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108275352A (zh) * | 2018-01-24 | 2018-07-13 | 上海唐科新型包装材料有限公司 | 一种防泄漏液体灌装袋 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54146646U (ja) * | 1978-04-03 | 1979-10-12 | ||
JPH07291276A (ja) * | 1994-04-19 | 1995-11-07 | Dainippon Printing Co Ltd | 注出口 |
JPH11227808A (ja) * | 1998-02-12 | 1999-08-24 | Nippon Kimu Kk | 開封栓 |
JPH11310262A (ja) * | 1998-04-30 | 1999-11-09 | Nippon Kimu Kk | 開封栓 |
KR20030091932A (ko) * | 2003-11-17 | 2003-12-03 | 이정민 | 개폐용 측면유출공을 갖고 있는 원터치방식의 스파우트 |
JP2012254813A (ja) * | 2011-06-09 | 2012-12-27 | Nippon Kimu Kk | 開封栓付き収容体 |
JP2014172620A (ja) * | 2013-03-07 | 2014-09-22 | Toppan Printing Co Ltd | 無菌充填用口栓 |
-
2015
- 2015-04-22 JP JP2015087526A patent/JP6572606B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54146646U (ja) * | 1978-04-03 | 1979-10-12 | ||
JPH07291276A (ja) * | 1994-04-19 | 1995-11-07 | Dainippon Printing Co Ltd | 注出口 |
JPH11227808A (ja) * | 1998-02-12 | 1999-08-24 | Nippon Kimu Kk | 開封栓 |
JPH11310262A (ja) * | 1998-04-30 | 1999-11-09 | Nippon Kimu Kk | 開封栓 |
KR20030091932A (ko) * | 2003-11-17 | 2003-12-03 | 이정민 | 개폐용 측면유출공을 갖고 있는 원터치방식의 스파우트 |
JP2012254813A (ja) * | 2011-06-09 | 2012-12-27 | Nippon Kimu Kk | 開封栓付き収容体 |
JP2014172620A (ja) * | 2013-03-07 | 2014-09-22 | Toppan Printing Co Ltd | 無菌充填用口栓 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108275352A (zh) * | 2018-01-24 | 2018-07-13 | 上海唐科新型包装材料有限公司 | 一种防泄漏液体灌装袋 |
CN108275352B (zh) * | 2018-01-24 | 2019-06-04 | 上海唐科新型包装材料有限公司 | 一种防泄漏液体灌装袋 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6572606B2 (ja) | 2019-09-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6572606B2 (ja) | 無菌充填用口栓 | |
JP2016222301A (ja) | 二重容器 | |
JP4612487B2 (ja) | 容器のキャップ | |
US20200339312A1 (en) | Plastic closure part with severable membrane | |
JP6468010B2 (ja) | キャップ一体型口栓 | |
JP6779533B2 (ja) | 軟質容器の製造装置及び製造方法 | |
WO2017022736A1 (ja) | 容器注出口の封止構造 | |
CN109715510A (zh) | 用于食品包装的盖 | |
JP2014172620A (ja) | 無菌充填用口栓 | |
JP2558057B2 (ja) | 輸液用合成樹脂製容器口部閉塞方法 | |
JP6619680B2 (ja) | 液体ブロー成形用のプリフォーム及び液体ブロー成形方法 | |
JP5723506B2 (ja) | 容器 | |
JP5421653B2 (ja) | 注出具 | |
JP2018016317A (ja) | チューブ容器 | |
JP6458544B2 (ja) | 口栓 | |
JP2016043989A (ja) | 注出口栓及び包装容器 | |
JP2017047936A (ja) | 誤投入防止機能付き口栓、及びその誤投入防止機能付き口栓を備えた容器 | |
JP4743853B2 (ja) | 容器 | |
JP2000016451A (ja) | 中空容器の液体注出キャップ | |
CN204016865U (zh) | 一种输液袋接口包装装置 | |
JP6468799B2 (ja) | スパウト付パウチ | |
JP4449458B2 (ja) | 螺合方式密封機構を有する容器 | |
WO2020085269A1 (ja) | 容器及び蓋装置 | |
JP4736542B2 (ja) | プルリング型注出口具 | |
JP7208848B2 (ja) | プラスチックキャップの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180323 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181220 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190108 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190227 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190716 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190729 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6572606 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |