JP2016203684A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量性および耐カット性を高度に両立でき、かつ、製造時の作業性および製造コストに優れた空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】撚り合わされることなく引き揃えられた複数本のスチールモノフィラメントがゴム中に埋設されてなるベルト層5a、5bが、層間で互いに交差するように少なくとも2層配置されてなる交差ベルト5を備える空気入りタイヤ10であり、交差ベルト5の層間に補強素子がゴム中に埋設されてなる少なくとも1層のベルト補強層6を備え、交差ベルト5のスチールモノフィラメントのタイヤ周方向に対する角度が35°以上であり、かつ、ベルト補強層6の補強素子が有機繊維コードからなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」とも称する)に関し、詳しくは、軽量性および耐カット性を高度に両立でき、かつ、製造時の作業性および製造コストに優れた空気入りタイヤに関する。
近年、自動車の燃費を向上させるために、タイヤの軽量化に対する要求はますます高まってきている。従来、タイヤの軽量化を目的して、ベルトコードとして複数本のスチールフィラメントを撚り合わせた撚りコードではなく、スチールモノフィラメントを撚り合わせずにベルトコードとして用いる技術が知られており、このスチールモノフィラメントからなるベルト層を少なくとも2層、互いに交差するように配置した交差ベルトの開発がなされている。このようにベルトコードをモノフィラメント化した場合、ベルト層の薄肉化が可能になるため、タイヤの軽量化が可能になる。
しかしながら、スチールモノフィラメントからなるベルト層を用いた場合、ベルト面内における曲げ剛性(面内曲げ剛性)の低下をもたらしてしまうという問題を有している。そこで、特許文献1では、不足した面内曲げ剛性を補うため、タイヤ周方向に対して、80〜90°の角度で埋設されたスチールコードからなるベルト補助層を設けた乗用車用空気入りラジアルタイヤが提案されている。特許文献1によれば、ベルト補助層を設けることで、ベルトコードの座屈を抑制して、モノフィラメント化により低下する曲げに対する疲労性を補うことができる。
特開2012−254668号公報
しかしながら、スチールコードからなるベルト補強層を設けると、スチールの使用量が増加し、タイヤの重量増加につながる。したがって、特許文献1に記載のタイヤでは、交差ベルトをスチールモノフィラメントからなるベルト層で構成することによるタイヤ軽量化の利点を十分に生かすことができず、タイヤの軽量化については必ずしも満足のいくものではないというのが現状である。また、スチールモノフィラメントからなるベルト層においては、面内曲げ剛性を付与するためにベルト角度を周方向に対して35°以上にすると、タイヤ周方向における剛性が低下してしまうため、耐カット性が低下してしまう場合がある。さらに、タイヤの製造時における作業性や製造コストのについても改善が望まれている。
そこで、本発明の目的は、軽量性および耐カット性を高度に両立でき、かつ、製造時の作業性および製造コストに優れた空気入りタイヤを提供することにある。
本発明者は、上記課題を解消するために鋭意検討した結果、ベルト層、およびベルト補助層の配置および材質を所定のものとすることで、上記課題を解消することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の空気入りタイヤは、撚り合わされることなく引き揃えられた複数本のスチールモノフィラメントがゴム中に埋設されてなるベルト層が、層間で互いに交差するように少なくとも2層配置されてなる交差ベルトを備える空気入りタイヤにおいて、
前記交差ベルトの層間に補強素子がゴム中に埋設されてなる少なくとも1層のベルト補強層を備え、
前記交差ベルトのスチールモノフィラメントのタイヤ周方向に対する角度が35°以上であり、かつ、前記ベルト補強層の補強素子が有機繊維コードからなることを特徴とするものである。
本発明のタイヤにおいては、前記有機繊維コードは、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、ポリケトン、およびレーヨンからなる群から選ばれる少なくとも一種からなるコードであることが好ましい。また、本発明のタイヤにおいては、前記ベルト層の厚さをS(mm)、前記スチールモノフィラメントの径をs(mm)、前記ベルト補強層の厚さをT(mm)、前記有機繊維コードの径をt(mm)としたとき、下記式(1)、
1.24<(T+S)/(t+s)<3.63 (1)
で表される関係を満足することが好ましい。
本発明によれば、軽量性および耐カット性を高度に両立でき、かつ、製造時の作業性および製造コストに優れた空気入りタイヤを提供することができる。
本発明に一好適な実施の形態に係る空気入りタイヤの幅方向断面図である。 本発明の一好適な実施の形態に係る空気入りタイヤのベルト層およびベルト補強層の関係を示す概略平面図である。 本発明の一好適な実施の形態に係る空気入りタイヤの交差ベルトおよびベルト補強層のタイヤ幅方向断面図である。
以下、本発明の空気入りタイヤについて、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明に一好適な実施の形態に係る空気入りタイヤの幅方向断面図である。本発明のタイヤ10は、図示するように、接地部を形成するトレッド部1と、このトレッド部1の両側部に連続してタイヤ半径方向内方へ延びる一対のサイドウォール部2と、各サイドウォール部2の内周側に連続するビード部3と、を備えている。トレッド部1、サイドウォール部2およびビード部3は、一方のビード部3から他方のビード部3にわたってトロイド状に延びる一枚のカーカスプライからなるカーカス4により補強されている。
本発明のタイヤ10においては、カーカス4のクラウン領域のタイヤ径方向外側に、少なくとも2層(図示例では2層)、好ましくは2層の第1ベルト層5aと第2ベルト層5bとからなるベルトが配設されている。この第1ベルト層5aと第2ベルト層5bは、撚り合わされることなくタイヤ幅方向に並列に引き揃えられた複数本のスチールモノフィラメントがゴム中に埋設されてなり、第1ベルト層5aと第2ベルト層5bは、層間で互いに交差するように配置されて、交差ベルト5を形成している。
本発明のタイヤにおいては、交差ベルト5のスチールモノフィラメントのタイヤ周方向に対する角度は35°以上である。タイヤ周方向に対してスチールモノフィラメントを高角度で配置することで、交差ベルト5に面内曲げ剛性を付与しており、タイヤ10の耐久性、耐摩耗性を確保している。好ましくは、スチールモノフィラメントのタイヤ周方向に対する角度は、45°以上である。
さらに、本発明のタイヤ10は、交差ベルト5の層間に補強素子がゴム中に埋設されてなる少なくとも1層のベルト補強層6が埋設されている。図2に、本発明の一好適な実施の形態に係る空気入りタイヤのベルト層およびベルト補強層の関係を示す概略平面図を示す。本発明のタイヤのベルト層(図示例では第1ベルト層5a、第2ベルト層5b)は、タイヤ周方向に対して35°以上の角度を有しているため、タイヤ周方向の引張剛性が十分ではない。そこで、ベルト補強層6を交差ベルト5の層間に配置することで、不足するタイヤ周方向の引張剛性を補っている。また、交差ベルト5の層間にベルト補強層6を挿入することで、スチールモノフィラメントからなる交差ベルト層(図示例では、第2ベルト層5b)が保護層の役割を担い、耐カット性を向上させることができる。なお、ベルト補強層6の有機繊維コードの角度は、その目的が不足するタイヤ周方向の引張剛性を補うことであるため、タイヤ周方向に対して0°〜10°であることが好ましい。
さらにまた、本発明のタイヤ10は、ベルト補強層6の補強素子は有機繊維コードからなる。補強素子として有機繊維からなるコードを用いることで、スチールを用いた場合を比較してタイヤの軽量化を図ることができる。本発明のタイヤ10においては、ベルト補強層6を構成する補強素子は、タイヤ周方向における引張剛性の確保が目的であるので、高弾性の有機繊維からなるコードを用いることが好ましい。有機繊維コードとしては、芳香族ポリアミド(アラミド)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、レーヨン、ザイロン(登録商標)(ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール(PBO)繊維)、脂肪族ポリアミド(ナイロン)等の有機繊維コード等を用いることができる。
図3に、本発明の一好適な実施の形態に係る空気入りタイヤの交差ベルトおよびベルト補強層のタイヤ幅方向断面図を示す。本発明のタイヤ10においては、ベルト層(図示例では第1ベルト層5a、第2ベルト層5b)の厚さをS(mm)、スチールモノフィラメント7の径をs(mm)、ベルト補強層6の厚さをT(mm)、有機繊維コード8の径をt(mm)としたとき(図2参照)、下記式(1)、
1.24<(T+S)/(t+s)<3.63 (1)
で表される関係を満足することが好ましい。ここで、T=0.5〜2.0、t=0.2m〜1.8、S=0.66〜1.2、s=0.12〜0.45である。(T+S)/(t+s)を1.25以上とすることで、層間ゲージを保ち、ベルト幅方向端部のコード端を起点としたゴム剥離が容易に隣接コード間に伝播するベルトエッジセパレーション(BES)を良好に防止することができる。一方、3.63未満とすることでゴムの使用量を低減し、耐ベルトエッジセパレーション性(以下、「耐BES性」と称する)と軽量性を両立させることができる。
さらに、本発明のタイヤ10においては、ベルト補強層6の幅は、トレッド幅の60%以上であることが好ましい。ベルト補強層6の幅をトレッド幅の60%以上とすることで、タイヤ周方向の引張剛性を効果的に向上させることができる。好ましくは、ベルト補強層6をトレッド幅の全幅に配置する。なお、トレッド幅とは、タイヤを正規リムに装着し、正規内圧を充填し、静止した状態で平板に対し垂直に置き、正規荷重を加えたときのタイヤ接地面のタイヤ軸方向の最大幅をいう。
さらにまた、本発明のタイヤ10においては、ベルト補強層6中の有機繊維コード8の打込み本数は20〜80本/50mmであることが好ましい。打込み本数を20本/50mm以上とすることで、タイヤ周方向の引張剛性を十分に確保することができる。一方、打込み本数を80本/50mm以下とすることで、タイヤ周方向の引張剛性と耐BES性を両立させることができる。
また、本発明のタイヤ10においては、ベルト補強層6中の有機繊維コード8の総繊度は、500〜8000dtexとするのが好ましい。有機繊維コードの総繊度を500dtex以上とすることで、ベルト補強層6の周方向引張剛性を十分に確保することができる。一方、有機繊維コード8の総繊度は8000dtex以下が好ましく、総繊度を8000dtex以下とすることでベルト補強層6の薄肉化を図り、周方向引張剛性と軽量化とを両立させることができる。
さらに、本発明のタイヤ10においては、交差ベルト5を構成するスチールモノフィラメント7の線径は0.12〜0.45mmであることが好ましい。スチールモノフィラメント7の線径を0.12mm以上とすることで、交差ベルト5の面内曲げ剛性を十分に確保することがでる。一方、スチールモノフィラメント7の線径を0.45mm以下とすることで、ベルト層の厚みの増加を防止することができ、ベルト層の面内曲げ剛性と軽量化とを両立させることができる。より好ましくは、0.25〜0.35mmである。
さらに、交差ベルト5を構成するスチールモノフィラメント7、およびベルト補強層6を構成する有機繊維コード8は、型付けをされていない真直性を有するものが好ましい。真直性のコードは初期伸びがないため、外部からの入力直後から十分な剛性を得ることができるためである。
さらにまた、本発明のタイヤ10においては、スチールモノフィラメント7同士の間隔は均等であることが好ましい。スチールフィラメント7同士の間隔を均等とすることで、ベルトトリートの製造が容易になり生産性が向上する。また、スチールフィラメント7同士の間隔に極端に狭い箇所が存在しないため、耐BES性に優れている。
また、図示する本発明のタイヤ10においては、第1ベルト層5aと第2ベルト層5bを構成するスチールモノフィラメントは、タイヤ周方向に対して対称の角度であることが好ましい。かかる構成とすることで、タイヤの生産性が向上し、また、応力を均等に分担することができるため、タイヤの耐久性の観点からも好ましい。
本発明のタイヤ10は、カーカス4のタイヤ径方向外側に、撚り合わされることなく引き揃えられた複数本のスチールモノフィラメントがゴム中に埋設されてなるベルト層が、層間で互いに交差するように少なくとも2層配置されてなる交差ベルト5を備え、この交差ベルト5の層間に補強素子がゴム中に埋設されてなる少なくとも1層のベルト補強層6を有し、交差ベルト5のスチールモノフィラメントのタイヤ周方向に対する角度を35°以上とし、かつ、補強素子として有機繊維コードを用いることのみが重要であり、その他の構造については、既知の構造を採用することができる。
例えば、図示するように、本発明のタイヤの一対のビード部3にはそれぞれビードコア9が埋設され、カーカス4は、このビードコア9の周りにタイヤ内側から外側に折り返して係止されている。カーカスは、通常、タイヤ赤道面に対して70°〜90°のコード角度で配列した複数本の有機繊維コードからなる少なくとも1層(図示例においては1層)のカーカスプライからなる。カーカスに用いる有機繊維コードは、片撚りコード、双撚りコード、または3本以上の複数本撚りコードとすることができる。また、カーカスに用いる有機繊維コードは、1種類の有機繊維のフィラメントを撚り合わせたものでも、2種類以上の有機繊維のフィラメントを撚り合わせたものでもよい。さらに、カーカスに用いる有機繊維コードの打込み数は、50mm当たり40〜70本であることが好ましい。
また、本発明のタイヤにおいては、トレッド部1の表面には適宜トレッドパターンが形成されており、最内層にはインナーライナー(図示せず)が形成されている。さらに、本発明のタイヤ10において、タイヤ内に充填する気体としては、通常のまたは酸素分圧を変えた空気、もしくは窒素等の不活性ガスを用いることができる。本発明のタイヤは、乗用車用空気入りタイヤに好適である。
以下、本発明を、実施例を用いてより詳細に説明する。
<実施例1〜5>
図1に示すタイプのタイヤを、タイヤサイズ:145/65R15にて作製した。第1層(第1ベルト層)および第3層(第2ベルト層)で交差ベルトを構成し、第2層をベルト補強層とした。第1層および第3層を構成するスチールフィラメントの線径は0.3mm、打込み本数は45本/50mm、タイヤ周方向に対する角度は、第1ベルト層は+45°、第2ベルト層は−45°とした。第2層はベルト補強層であり、トレッド幅方向の全幅にわたって、補強素子がタイヤ周方向に対して略平行となるように配置した。第2層(ベルト補強層)の補強素子および構造は表1および2に示すとおりである。なお、第2層(ベルト補強層)の補強素子の打込み本数は、50本/50mmとした。
<従来例>
タイヤサイズ:145/65R15にて、第1層および第2層からなる交差ベルトを有する空気入りタイヤを作製した。交差ベルトの補強素子は、線径0.30mmのスチールフィラメントからなる1×3構造のスチールコードであり、打込み本数は45本/50mm、タイヤ周方向に対する角度は±45°とした。なお、従来例のタイヤは、ベルト補強層を備えていない。
<比較例1>
比較例1のタイヤは、タイヤサイズ:145/65R15であり、第1層(第1ベルト層)および第2層(第2ベルト層)で交差ベルトを構成し、これらベルト層を構成するスチールフィラメントの線径は0.3mm、打込み本数は45本/50mm、タイヤ周方向に対する角度は、第1ベルト層は+45°、第2ベルト層は−45°とした。第3層は、ベルト補強層であり、トレッド幅方向の全幅にわたって、補強素子がタイヤ周方向に対して略平行となるように配置した。第3層(ベルト補強層)の補強素子および構造は表2に示すとおりであり、打込み本数は50本/50mmとした。
<比較例2>
比較例2のタイヤは、タイヤサイズ:145/65R15であり、第1層(第1ベルト層)および第2層(第2ベルト層)で交差ベルトを構成し、これらベルト層を構成するスチールフィラメントの線径は0.3mm、打込み本数は45本/50mm、タイヤ周方向に対する角度は、第1ベルト層は+45°、第2ベルト層は−45°とした。第3層および第4層は、ベルト補強層であり、トレッド幅方向の全幅にわたって、補強素子がタイヤ周方向に対して略平行となるように配置した。第3層および第4層(ベルト補強層)の補強素子および構造は表2に示すとおりであり、打込み本数は50本/50mmとした。
得られた各タイヤにつき、タイヤ重量、の評価を、下記の手順に従って行った。
<タイヤ重量>
タイヤ1本当たりの重量を測定し、従来例のタイヤと同等の場合を△、従来例よりも50g未満軽量化できた場合を○、50g以上軽量化できた場合を◎とした。結果を表1および2に併記する。
<耐カット性>
JATMAで規定するリムに組み付け、正規荷重の2倍の荷重、かつ、ドラムの表面に突起をつけた室内ドラム試験をおこない、タイヤ破壊までの距離にて評価を行った。従来例のタイヤを基準(指数:100)とした場合、100未満の場合を△、100〜110の場合を○、110超の場合を◎とした。結果を表1および2に併記する。
<才断作業性>
従来例のタイヤの製造における才断刃の交換頻度を基準(指数:100)として、100未満の場合を△、100〜120の場合を○、120超の場合を◎とした。結果を表1および2に併記する。
<コスト>
従来例のタイヤのコストを基準(指数:100)とし、101以上を△、100の場合を○、100未満の場合を◎とした。結果を表1および2に併記する。
Figure 2016203684
Figure 2016203684
上記表1および2より、本発明のタイヤは、軽量性および耐カット性を高度に両立できていることがわかる。また、ベルト補強層の有機繊維コードとして、PEN、PET、ナイロン、ポリケトン、およびレーヨンからなるコードを用いることで、作業性およびコストの面でも優れていることもわかる。
1 トレッド部
2 サイドウォール部
3 ビード部
4 カーカス
5 交差ベルト
5a 第1ベルト層
5b 第2ベルト層
6 ベルト補強層
10 空気入りタイヤ(タイヤ)

Claims (3)

  1. 撚り合わされることなく引き揃えられた複数本のスチールモノフィラメントがゴム中に埋設されてなるベルト層が、層間で互いに交差するように少なくとも2層配置されてなる交差ベルトを備える空気入りタイヤにおいて、
    前記交差ベルトの層間に補強素子がゴム中に埋設されてなる少なくとも1層のベルト補強層を備え、
    前記交差ベルトのスチールモノフィラメントのタイヤ周方向に対する角度が35°以上であり、かつ、前記ベルト補強層の補強素子が有機繊維コードからなることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記有機繊維コードが、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、ポリケトン、およびレーヨンからなる群から選ばれる少なくとも一種からなるコードである請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記ベルト層の厚さをS(mm)、前記スチールモノフィラメントの径をs(mm)、前記ベルト補強層の厚さをT(mm)、前記有機繊維コードの径をt(mm)としたとき、下記式(1)、
    1.24<(T+S)/(t+s)<3.63 (1)
    で表される関係を満足する請求項1または2記載の空気入りタイヤ。
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