JP2016196175A - 熱溶融転写型インクリボン - Google Patents

熱溶融転写型インクリボン Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、印字画像の転写性が良好で、有色の被印字媒体などに印字を行った際に背景色の影響を抑制し印字画像の視認性と色再現性に優れた熱溶融転写型インクリボンに関する発明である。
【解決手段】 耐熱性基材フィルム1の一方の面に少なくともインク層2とオーバーコート層3が順次設けられ、該耐熱性基材フィルムの他方の面に耐熱滑性層4を設けた熱溶融転写型インクリボン6において、オーバーコート層3のバインダーの主成分が変性ポリオレフィン樹脂からなり、且つオーバーコート層が少なくともアルミナによって表面処理されているルチル型酸化チタンを50〜85質量%含有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、印字画像の転写性が良好で、有色の被印字媒体などに印字を行った際に背景色の影響を抑制し印字画像の視認性と色再現性に優れた熱溶融転写型インクリボンに関する発明である。
耐熱性基材フィルム上に少なくとも顔料等の着色剤及び樹脂・ワックス等のバインダー成分からなるインク層を設けた熱溶融転写型インクリボンは、取り扱いが簡単でメンテナンス性に優れたサーマルプリンタによって、各種情報や画像の印字を比較的簡便に行う事が出来る為、工場などでラベル等に文字情報やバーコード等を印字したものを製品に添付して製品管理を行ったり、小売業などで店舗のロゴや商品の値段や賞味期限や内容物表示などをラベルや商品の包装材に直接印字したりして商品の管理を行ったりするのに広く利用されている。
前述したような各種情報や画像の印字は、通常白色もしくは淡色のラベルに対して黒色の熱溶融転写型インクリボンを使用して印字を行う事が多いが、例えばアパレルブランドなどが使用する商品ラベルなどにおいては、意匠性が高く鮮やかな色彩を用いた有色ラベルや黒色や紺色などの濃色のラベルを使用したものを使用する事が多く、さらにそのラベルへの印字に用いる熱溶融転写型インクリボンもデザイン的な理由や視認性の面から黒色のリボンではなく、白色リボンやカラーリボンを使用する事が多く見られる。また食品などの賞味期限や内容物表示などは食品を包装している有色包装材や内容物が見える透明なフィルム素材の包装材に対して直接印字を行う事があるが、このような場合においても有色包装材の色使いや、内容物の食品の色などの背景色の影響を考慮して、白色のリボンやカラーリボンを使用する事がある。このような有色包装材や透明なフィルム素材の包装材に白色リボンやカラーリボンを用いて印字を行うと、有色包装材の色や透明なフィルム素材によって包装されている内容物の色が印字画像の色と混色してしまう為に印字画像の視認性が悪くなったり、本来表示しようとしていた印字画像の色合いが再現できなくなったりするなどの問題が発生する。
このような印字画像の視認性や色合いの再現性の問題を改良する為に、例えばインク層の顔料比率を高くしたり、インク層の塗布量を上げたりする事により対応が試みられたが、インク層の顔料比率を高くし過ぎると印字画像と被印字媒体との接着性が悪くなり、またインク層の塗布量を上げ過ぎると印字の際のエネルギーが多く必要となる為に印字感度が低下し、さらに印字の際に着色層の箔キレ性が悪くなるといった複合的な理由から印字画像の被印字媒体に対する転写が困難になるといった問題が発生した。
また特開昭62−90288(特許文献1)に示されるように、基材の上に少なくともインク層を設けインク層中に金属粉を含有させる方法やインク層の上にさらに金属粉を含有させたもう一つの層を設けるなどして、有色ラベルや有色包装材に印字した際の背景色の影響を抑える方法などが考案された。金属粉をインク層に添加したり、金属粉を含有させたもう一つの層をインク層の上に設けたりする事によって、インク層の顔料添加量やインク層の塗布量を極端に増やさなくても背景色の影響を効果的に抑制する事が出来るようになった為に転写性が改善されたが、その金属粉の持つメタリック調の色目が印字画像に影響したり、淡色のインク層を用いた場合には印字画像がややくすんだような色になる傾向がある事が判明した。
その他の方法として、インク層の上に金属蒸着層を設ける事によって背景色の抑制を効果的に行う方法なども考案されたが、製造コストが高い上に前述した特許文献1と同じように金属蒸着層の色目が印字画像に影響を及ぼす傾向があった。その為にインク層の上に白色顔料を添加したオーバーコート層を設ける事によって背景色の抑制を行う方法が試みられたが、金属粉や金属蒸着層の方法に比べ背景色の影響を抑制する能力が低く、背景色を抑制する為に白色顔料の添加量やオーバーコート層の塗布量を増やさなければならず、その結果として印字画像の転写性が低下してしまった。
特開昭62−90288号公報
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、印字画像の転写性が良好で、有色の被印字媒体などに印字を行った際に背景色の影響を抑制し印字画像の視認性と色再現性に優れた熱溶融転写型インクリボンを提供する事が主たる課題である。
これらの課題を解決する為に、本発明者は、耐熱性基材フィルム上に少なくともインク層とオーバーコート層を順次設け、該耐熱性基材フィルムの他方の面に耐熱滑性層を設けた熱溶融転写型インクリボンにおいて、オーバーコート層のバインダーの主成分として変性ポリオレフィン樹脂を選択し、且つオーバーコート層に少なくともアルミナによって表面処理されているルチル型酸化チタンを50〜85質量%含有させるに至った。オーバーコート層へ変性ポリオレフィン樹脂を添加する事により、被印字媒体への印字画像の転写性を向上する事が可能となり、さらにオーバーコート層に少なくともアルミナによって表面処理されているルチル型酸化チタンを50〜85質量%含有させる事により、オーバーコート層が有色の被印字媒体などに印字を行った際に背景色の影響を効果的に抑制し、印字画像の視認性と色再現性を向上させる事を可能とした。
オーバーコート層に添加するルチル型酸化チタンとして平均粒子径が0.20〜0.50μmの範囲の物を選択し使用する事によって、印字画像を透過する光や被印字媒体からの反射光をより効果的に抑制する事が可能となり、有色の被印字媒体などに印字を行った際に効果的に背景色の影響を抑制する事を可能とした。
オーバーコート層中に添加するルチル型酸化チタンとして吸油量(JIS K5101−13−2)が15.0〜30.0g/100gの範囲のものを選択して使用する事により、ルチル型酸化チタンのバインダー成分への分散性が良好になり、結果的に有色の被印字媒体などに印字を行った際により効果的に背景色の影響を抑制する事を可能とした。
オーバーコート層に添加するルチル型酸化チタンとしてTiO成分の含有量(JIS K5116)が80質量%以上97質量%未満の範囲のものを選択して使用する事により、有色の被印字媒体などに印字を行った際により効果的に背景色の影響を抑制する事を可能とした。
オーバーコート層のバインダーの主成分である変性ポリオレフィン樹脂の融点(JIS K7121)を60〜150℃の範囲に限定する事により、耐環境保存特性が良好で且つ印字の際の感度も良好にする事が可能となり、その結果として被印字媒体への印字画像の転写性をより向上する事を可能とした。
本発明によれば、耐熱性基材フィルムの一方の面に少なくともインク層とオーバーコート層が順次設けられ、該耐熱性基材フィルムの他方の面に耐熱滑性層を設けた熱溶融転写型インクリボンにおいて、印字画像の転写性が良好で、有色の被印字媒体などに印字を行った際に背景色の影響を抑制し印字画像の視認性と色再現性に優れた熱溶融転写型インクリボンを提供する事が可能となる。
本発明の実施形態に係る熱溶融転写型インクリボンの1例を示す模式的断面図である。 本発明の実施形態に係る熱溶融転写型インクリボンの1例を示す模式的断面図である。
本発明の熱溶融転写型インクリボン6は、図1に示すように耐熱性基材フィルム1の一方の面にインク層2とオーバーコート層3からなる熱溶融転写層5を設け、その他方の面に耐熱滑性層を設けた基本構造となっており、必要に応じて図2に示すように耐熱性基材フィルム1とインク層2の間に転写制御層7を設けても良い。
<耐熱性基材フィルム>
本発明に使用される耐熱性基材フィルムとしては、ある程度の耐熱性と強度を有するものであれば特に限定されることはなく、従来公知の材料を適宜選択して用いることができる。このような耐熱性基材フィルムとして、ポリエチレンテレフタレートフィルム(PET)、ポリプロピレンフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリイミドフィルム、アラミドフィルム、ポリアミドフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム等が挙げられる。これらの耐熱性基材フィルムの厚みは、その強度、耐熱性及び熱伝導性が適切になるように材料に応じて適宜考慮し、その範囲は2〜12μmであれば良いが、熱伝導性が良好であるという理由から2〜6μmの範囲がより好ましい。耐熱性基材フィルムの厚みが2μm未満であると耐熱性や強度に劣るため耐熱性基材フィルムが破断する危険性があり、逆に厚みが12μmを超えると強度は充分であるが熱伝導性に劣るため、プリンタヘッドの熱が充分に伝わらない事が原因で印字の転写不良が発生する。
本発明の熱溶融転写型インクリボンは、印字の際に耐熱性基材フィルムがプリンタのヘッド素子に融着して耐熱性基材フィルムにシワが発生するスティッキング現象や熱による耐熱性基材フィルムの破断を防止する為に、耐熱性基材フィルムのインク層が塗布されている面の反対側にシリコン樹脂、フッ素樹脂、ニトロセルロース樹脂、シリコン変性ウレタン樹脂、シリコン変性アクリル樹脂、ポリアミドイミド樹脂などの公知の各種耐熱性樹脂を主原料とし、その他副原料として接着性樹脂や硬化剤や滑剤を適宜混合したものなどからなる耐熱滑性層を設ける。耐熱滑性層の塗布量は、使用状況やプリンタの種類などに応じて0.05〜0.50g/mの範囲から任意に選択して良いが、コスト面や性能の安定性の理由から0.10〜0.20g/mの範囲がより好ましい。
<転写制御層>
本発明では、耐熱性基材フィルムとインク層の間に、耐熱性基材フィルムと熱溶融転写層の間の剥離力及び印字のキレ等を制御する為の転写制御層を必要に応じて設けてもよい。転写制御層は、各種公知のワックスおよび熱可塑性樹脂から形成されればよい。各種公知のワックス又は熱可塑性樹脂は、特に限定はされないが転写制御層の融点(JIS K7121)が50〜130℃、より好ましくは70〜120℃の範囲になるように適宜選択し構成されている事が好ましい。転写制御層の融点が50℃未満になると、印字画像の耐擦過性と高精細性が低下する傾向があり、逆に融点が130℃以上になると、印字の際に転写制御層が溶融する為に必要な熱量が多く必要となり、印字かすれや転写不良が発生する原因となる。
転写制御層は各種公知のワックスを主成分として使用するのが好ましい。ワックスは、加熱時には溶融して粘度が非常に低くなり、熱溶融転写層の離型性を高める効果がある。
前記ワックスの例として、カルナウバワックス、モンタン酸ワックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、フィッシャートロプシュスワックス、ポリエチレンワックス等が挙げられるがこれに限定されることはない。前記ワックスは単独もしくは複数を混合して使用しても良い。
転写制御層は、各種公知の熱可塑性樹脂を使用しても良い。熱可塑性樹脂の種類としては、柔軟で可撓性があり、耐熱性基材フィルムと熱溶融転写層の間に適度な接着性を持たせて熱溶融転写層の箔落ちを防止する効果や、印字の面状剥離現象などを防いで印字を鮮明にする効果が得られるような樹脂が好ましい。
前記熱可塑性樹脂の例としては、EVA樹脂、EEA樹脂、EMA樹脂、ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂などが挙げられるがこれに限定されることはない。前記熱可塑性樹脂は単独もしくは複数を混合して使用しても良い。
転写制御層の塗布量は、要求品質に応じて0.1〜3.0g/mの範囲から適宜選択すればよく、コスト面や性能安定性の面から0.3〜2.0g/mの範囲から選択する事がより好ましい。転写制御層の塗布量が0.1g/m未満だとインク層との界面で安定的な剥離が得られず転写不良が発生する原因となる。逆に転写制御層の塗布量が3.0g/mを超えると、印字の際に感度不足になったり、印字物に転移する転写制御層の成分が多くなることにより、印字画像の耐擦過性と高精細性が悪化したりする。
転写制御層の塗装方法に関しては特に制限はなく、各種公知の塗装方法、例えばバーコーティング、スプレーコーティング、スリットリバースコーティング、ダイレクトグラビアコーティング、リバースグラビアコーティング、オフセットグラビアコーティング等の方法を塗料の粘度や形成する塗膜の性状に合わせて適宜選択すればよい。
<インク層>
本発明では、耐熱性基材フィルムの上もしくは転写制御層とオーバーコート層の間に各種公知の顔料や染料等の着色剤とバインダー成分などからなるインク層を設ける。
本発明のインク層に使用される着色剤は、本発明の課題から基本的に各種カラー着色剤が主に使用される。また有色の被印字媒体の影響を抑えることを考慮し、顔料系着色剤を使用する事がより好ましい。またカラーリボンの一種として白色リボンを想定した場合には、着色剤として酸化チタンを使用してもよい
本発明のインク層に添加される着色剤の添加量は特に限定されないが、本発明の課題である有色の被印字媒体の色の影響を抑制する為にインク層全体の30〜90質量%、好ましくは50〜80質量%の範囲で着色剤を添加する事が好ましい。着色剤の添加量が30質量%未満だと有色の被印字媒体の色の影響の抑制力に乏しく、90質量%を超えると印字の転写性に悪影響する傾向がある。
本発明に使用されるインク層に使用されるバインダー成分は、各種公知のワックス及び熱可塑性樹脂から形成されればよい。各種公知のワックス又は熱可塑性樹脂は、特に限定はされないがインク層の融点(JIS K7121)もしくは軟化温度(JIS K5601−2−2(環球法))が60〜170℃、より好ましくは80〜150℃の範囲になるように適宜選択し構成されている事が好ましい。インク層の融点または軟化温度が60℃未満になると、印字画像の耐擦過性と高精細性が低下する傾向があり、逆に融点及び軟化温度が170℃以上になると、印字の際にインク層が溶融する為に必要な熱量が多く必要となるために印字感度が悪くなり、高速印字が困難になったり、印字かすれや転写不良が発生したりする。
インク層に使用する熱可塑性樹脂としては、適度な塗膜硬度を有し印字の際の箔切れに優れているような熱可塑性樹脂を用いることが好ましい。前記のような熱可塑性樹脂の例としては、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、アクリル系樹脂、フェノール系樹脂、クマロン樹脂、ケトン樹脂、スチレン系樹脂、テルペン系樹脂、脂肪族系炭化水素樹脂、芳香族系炭化水素樹脂及びこれらの変性樹脂等が挙げられるがこれらに限定されるわけではない。前記熱可塑性樹脂は単独もしくは複数を混合して使用しても良い。
インク層の箔切れ性や印字感度を向上させるために、インク層に各種ワックス類を添加しても良い。ワックスの例としては、カルナウバワックス、モンタン酸ワックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、フィッシャートロプシュスワックス、ポリエチレンワックス等が挙げられるが、特にこれに限定されるわけではない。また前記ワックスは単独もしくは複数を混合して使用しても良い。
インク層には、他に副原料として各種公知の界面活性剤や無機及び有機フィラーを適宜含有させて、着色剤の分散性、インクの箔切れ性、塗料粘度等の改良及び調整を行っても良い。
インク層の塗布量は、要求品質に応じて0.3〜3.0g/mより適宜に選択すれば良いが、コスト面や性能安定性の面から0.5〜2.0g/mの範囲から選択する事がより好ましい。塗布量が0.3g/m未満であると充分な印字濃度及び耐擦過性が得られない。逆に塗布量が3.0g/mを超えると印字感度とインク層の箔切れ性が急激に悪くなる。
インク層の塗料の作成方法に関しては特に制限はなく、バインダー成分を各種有機溶剤に溶解または分散したり、水に乳化または分散したり、熱によって溶融した物に、着色剤及びその他副原料を加えてディゾルバーで充分に撹拌混合した後、着色剤等を分散及び発色させる為に各種公知の分散機(例えばビーズミル・ピンミル等)で適宜分散して作成すればよい。
インク層の塗装方法に関しては特に制限はなく、各種公知の塗装方法を適宜選択して塗装し、乾燥機によって有機溶剤や水等を揮発乾燥すればよい。
<オーバーコート層>
本発明では、印字画像の転写性を向上させ、さらに有色の被印字媒体などに印字を行った際に背景色の影響を抑制して印字画像の視認性と色再現性を向上させるために、インク層の上にオーバーコート層を設ける。発明者は発明の課題を解決する為にオーバーコート層の開発研究を行った結果、下記の発明をするに至った。
本発明のオーバーコート層には、有色の被印字媒体などに印字を行った際に背景色の影響を効果的に抑制する為に、少なくともアルミナによって表面処理されたルチル型酸化チタンが添加されている事が必要である。アルミナによって表面処理されたルチル型酸化チタンは表面処理されていないルチル型酸化チタンに比べてバインダーに対しての分散性が良好で且つ光の散乱反射特性がより優れおり、さらにそれを用いて形成されたオーバーコート層は金属粉(例えばアルミペースト)を使用したオーバーコート層のような金属光沢を有する灰色がかった色調ではなく非常に白色度が高い事も特徴である。アルミナで表面処理されたルチル型酸化チタンの光の散乱反射特性が優れているために、印字画像を透過しようとする光を低減するだけでなく、有色の被印字媒体等からの反射光も低減する為に、印字画像に対する背景色の影響をより抑制する事が可能である。またアルミナで表面処理されたルチル型酸化チタンを添加したオーバーコート層の白色度が非常に高い為に、印字画像に対してオーバーコート層が与える色彩への影響は非常に少なく抑えることが可能となった。
オーバーコート層中の前記ルチル型酸化チタンの含有率は50〜85質量%の範囲である事が好ましく、さらには60〜80質量%の範囲である事がより好ましい。オーバーコート層中の前記ルチル型酸化チタンの含有率が前記範囲の下限を下回るとオーバーコート層の背景色の抑制効果が低下し、前記範囲の上限を上回ると印字画像の転写性が急激に低下する傾向がある。
オーバーコート層へ添加する前記ルチル型酸化チタンの平均粒子径は0.20〜0.50μmの範囲である事が好ましく、さらに0.20〜0.40μmの範囲である事がより好ましい。前記ルチル型酸化チタンの平均粒子径が前記範囲内であれば可視光を効果的に遮蔽し、印字画像に対する背景色の影響を抑制する事が可能である。一般的に粒状物質の平均粒子径が光の波長の1/2の大きさから同じ大きさである場合には、光が粒状物質を通過する際にレイリー散乱やミー散乱が発生する事が知られており、上記範囲のルチル型酸化チタンをオーバーコート層に用いることによって可視光を効果的に散乱反射させる事が可能となり、可視光の透過を遮蔽するだけでなく塗膜の白色度をさらに向上していると考えられる。なお本発明における平均粒子径とはレーザー回折散乱法によって測定されたものである。
オーバーコート層へ添加する前記ルチル型酸化チタンの吸油量(JIS K5101−13−2)は15.0〜30.0g/100gの範囲である事が好ましく、さらに18.0〜30.0g/100gである事がより好ましい。前記ルチル型酸化チタンの吸油量が前記範囲内であれば、バインダー中での分散性が良好で発色が良くなる傾向があり、その結果として効果的に背景色の影響を抑制するが可能となる。また前記範囲内であれば塗料が適度な塗料粘度を有する為に顔料の沈降防ぐ事が可能であり、塗工性も良好である。
オーバーコート層へ添加する前記ルチル型チタンのTiO成分含有量(JIS K5116)は80質量%以上97質量%未満の範囲である事が好ましく、さらには88質量%以上95質量%未満である事がより好ましい。オーバーコート層へ添加する前記ルチル型酸化チタンのTiO成分含有量が前記範囲内であれば、オーバーコート層中の前記ルチル型酸化チタンの分散性が良好で発色が良くなる傾向があり、その結果として効果的に背景色の影響を抑制する事が可能となる。前記ルチル型酸化チタンのTiO成分含有量が分散性などにどの様なメカニズムで影響を与えているのかについては不明であるが、可能性としてTiOの含有量がアルミナなどの表面処理剤の添加量と反比例している事が原因の一つではないかと考えられる。酸化チタンの表面処理剤としては、アルミナ以外に代表的なものとして酸化亜鉛、シリカ、酸化ジルコニアなどが挙げられ、それらは酸化チタンの触媒効果を抑制する為や、親水性や撥水性を付与して各種溶媒への分散性を高める機能を付加する為に用いられている。さらに酸化チタンの表面処理を行う事によって、吸油量も増加する傾向がみられる。それら2つの理由からルチル型酸化チタン中のTiOの含有量が減ると表面処理剤の添加量が増加し、その結果としてルチル型酸化チタンの分散性が向上するのではないかと考えられる。
本発明のオーバーコート層のバインター成分としては、熱を加えて溶融した際に紙や各種フィルム素材に対して優れた接着性を発現するような熱可塑性樹脂を主成分とする事が必要である。本発明ではオーバーコート層のバインダー成分の主成分として変性ポリオレフィン樹脂を用いることによって、紙や各種フィルム素材に対して優れた接着性を発現し、その結果として被印字媒体への印字画像の転写性を向上する事が可能となる。
本発明で使用する変性ポリオレフィン樹脂は、エチレンやポリプロピレンなどのオレフィン系炭化水素単量体を主原料とし、副原料であるコモノマー成分として極性基を有したモノマーを少なくとも1つ以上選択してそれらを共重合や3元共重合した共重合体であり、前記共重合体の重合方法及び重合体の構造は特に限定されず、重合体の構造に関しては、ランダム共重合、ブロック共重合やグラフト共重合のいずれでもよい。
前記オレフィン系炭化水素単量体としては、例えばエチレン、プロピレン、ブテン、ペンテン、ヘキセン等の炭素数2〜6のオレフィン系炭化水素単量体が挙げられ、これらの単体もしくは混合物を適宜選択して主原料に使用する事が好ましいが、エチレン、プロピレン、イソブチレン、n‐ブテン等の炭素数2〜4のオレフィン系炭化水素単量体を主原料に使用する事がさらに好ましく、エチレンを使用する事が最も好ましい。
変性ポリオレフィン樹脂の副原料のコモノマー成分である極性基を有したモノマーとしては、酢酸ビニル・各種アクリル酸誘導体(例えばアクリル酸エステル誘導体、メタクリル酸エステル誘導体、アクリル酸アミド誘導体、メタクリル酸アミド誘導体等)・各種カルボン酸・無水マレイン酸などの酸無水物などが代表的であるがこれらに限定されない。
オーバーコート層に添加する変性ポリオレフィン樹脂の融点(JIS K7121)は60〜150℃の範囲である事が好ましく、さらには65〜130℃の範囲である事がより好ましい。変性ポリオレフィン樹脂の融点が前記範囲内であれば、耐環境保存特性が良好で且つ印字の際の感度も良好となる為に印字画像の転写性がより向上する。
一般的に変性ポリオレフィン樹脂において、極性基を有したコモノマーの割合が増える事によって、フィルム素材への熱接着性が特に向上し、顔料分散性が向上し、融点及び軟化点が低下し、柔軟性が向上するなどの傾向がみられる。本発明のオーバーコート層で使用する変性ポリオレフィン樹脂としてはオレフィン系炭化水素単量体の割合が60〜85質量%であり且つ極性基を有したコモノマー成分の割合が15〜40質量%の範囲である事が好ましく、さらにはオレフィン系炭化水素単量体の割合が70〜80質量%であり且つ極性基を有したコモノマー成分の割合が20〜30質量%の範囲である事がより好ましい。オレフィン系炭化水素単量体及びコモノマー成分の割合が前記範囲内であれば、変性ポリオレフィン樹脂は被印字媒体へ対する優れた接着性と顔料分散性と環境保存性能を有する事が可能となり、その結果として印字画像の転写性を向上させると同時にオーバーコート層中の前記ルチル酸化チタンの分散性を向上させる事によって印字画像に対する背景色の影響を効果的に抑制すると同時に優れた環境保存性能も保有する事が可能となる。
オーバーコート層には、箔切れ性や印字感度を向上させるために、各種ワックス類を添加しても良い。ワックスの例としては、カルナウバワックス、モンタン酸ワックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、フィッシャートロプシュスワックス、ポリエチレンワックス等が挙げられるが、特にこれに限定されるわけではない。また前記ワックスは単独もしくは複数を混合して使用しても良い。その他に副原料として各種公知の界面活性剤や無機及び有機フィラーを適宜含有させて、着色剤の分散性、オーバーコート層の箔切れ性、塗料粘度、耐環境法損特性等の改良及び調整を行っても良い。
本発明におけるオーバーコート層の塗布量は、0.3〜1.5g/mである事が好ましく、さらに0.5〜1.2g/mの範囲から選択する事がより好ましい。オーバーコート層の塗布量が0.3g/m未満であると期待される転写性や可視光線の散乱反射の効果が不充分になる。逆にオーバーコート層の塗布量が1.5g/mを超えると印字感度が悪くなり転写性が徐々に悪化する傾向がある。
オーバーコート層の塗料は、バインター成分を各種公知の有機溶剤に溶解もしくは分散、または水に乳化もしくは分散した溶液にフィラーや分散剤等の原料をティゾルバーやホモミキサー等の各種公知の撹拌装置を用いて充分に撹拌混合して作成する。
オーバーコート層の塗装方法に関しては特に制限はなく、各種公知の塗装方法を適宜選択して基材に塗装し、乾燥機によって有機溶剤や水を揮発乾燥すればよい。
次に実施例を挙げて本発明について具体的に説明する。
(耐熱性基材フィルム及び耐熱滑性層)
グラビア塗装機にて、厚み4.5μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(PETフィルム)の片面にシリコン変性ウレタン樹脂を塗布し、乾燥して塗布量0.2g/mの耐熱滑性層を形成した。本発明の以後の実施例及び比較例は前記耐熱性基材フィルム及び耐熱滑性層を用いる。
(転写制御層)
前記耐熱滑性層を塗布したPETフィルムの反対側の面に下記に示す転写制御層用塗料をグラビア塗装機にて塗布し、乾燥して塗布量1.0g/mの転写制御層を形成した。
(転写制御層用塗料配合)
成分 質量%
・パラフィンワックス(融点70℃) 8.0
・EVA樹脂(融点72℃、VA=28%) 2.0
・トルエン 70.0
・MEK 20.0
(インク層)
前記転写制御層の上に下記に示すインク層塗料をグラビア塗装機にて塗布し、乾燥して塗布量0.6g/mのインク層を形成した。
(インク層用塗料配合)
成分 質量%
・スチレン樹脂(軟化点120℃) 4.9
・分散剤 0.2
・青色顔料 4.9
・トルエン 20.0
・MEK 70.0
(オーバーコート層)
実施例及び比較例でオーバーコート層に使用する酸化チタンの詳細を表1に示す。
Figure 2016196175
実施例及び比較例でオーバーコート層に使用するバインダー樹脂の詳細を表2に示す。
Figure 2016196175
表1の酸化チタンと表2のバインダー樹脂を用いて表3及び表4に示すオーバーコート層用塗料配合を作成した。作成した塗料を前記インク層の上にグラビア塗装機にて塗布し、乾燥して各種オーバーコート層を形成した。
<印字条件>
表3及び表4の実施例及び比較例に示す熱溶融転写型インクリボンを用いて下記の条件により各種ラベルに対して印字を行った。
プリンタ: ZEBRA140Xi II (ゼブラ社製)
印字解像度: 300dpi
印字速度: 6inch/sec
印字濃度: 14/20
被印字媒体: コート紙ラベル,PPラベル(白、赤、濃紺)
<転写性の評価>
上記印字条件において作成したコート紙ラベル及びPPラベルに対する印字サンプル(印字速度:6inch/sec、印字濃度:14/20)を下記に示す条件で評価した。A・・・ボイドや印字欠けなどの転写不良又は印字カスレが全く見られない、B・・・転写不良及び印字カスレが細部に少しある、C・・・部分的な転写不良及び印字カスレがみられる、D・・・全面に転写不良及び印字カスレが見られる、または転写を全くしない
<視認性能>
濃紺色のPPラベルに対して実施例及び比較例の青色リボンを用いて印字を行い、その視認性について以下に示す条件で評価した。
A・・・印字した文字の視認性良好、B・・・印字した文字がやや読み取りにくい、C・・・印字した文字の読み取りが困難、D・・・印字した文字の読み取りが不可能
<色再現性能>
Figure 2016196175
Figure 2016196175
ンを用いてベタ印字し、白ラベルと赤ラベルに印字したベタ印字部分の色を測定してその色差(ΔE)を用いて以下に示す条件で評価した。
A・・・ΔE≦30.0、B・・・30.0<ΔE≦40.0、C・・・40.0<ΔE≦50.0、D・・・50.0<ΔE
<環境保存性能>
環境保存性能の試験の評価には、熱溶融転写型インクリボンの原反を所定のサイズにスリットした物を紙コアに巻付けてロール状に加工したサンプルを作成し、気温40℃湿度80%RHの雰囲気中に72時間保存した後のサンプルのブロッキング(熱溶融転写層成分が巻きの状態で接触している耐熱性基材フィルムへ移行する事)の程度について以下に示す条件で評価した。
A・・・ブロッキング全くなし、B・・・巻芯部で僅かにブロッキングが見られる、C・・・巻芯部から5mでブロッキングが部分的に見られる、D・・・巻芯部から10mでブロッキングが明確に見られる
なお評価用のロール状サンプルは巾60mm、長さ300mの物を使用した。
表3及び表4に示す実施例及び比較例の熱溶融転写型インクリボンを用いて前述した印字条件でラベルに印字したサンプルを作成し、前述した評価方法に基づいて、転写性、環境保存性能、視認性能、色再現性能について評価を行った結果を表3及び表4に示す。
下記表3に実施例1〜9及び比較例1〜4のオーバーコート層の配合詳細と各種評価結果を示す。表3は主にオーバーコート層の付着量と酸化チタンの添加量と添加する酸化チタンの種類に関して比較検討した結果である。
Figure 2016196175
下記表4に実施例1と実施例10〜13と比較例5のオーバーコート層の配合詳細と各種評価結果を示す。表4は主にオーバーコート層に使用するバインダー成分である熱可塑性樹脂の種類に関して比較検討した結果である。
Figure 2016196175
表3及び表4の結果より、実施例1〜13は印字画像の転写性が良好で、視認性能に優れ、背景色の影響を抑えて色の再現性能に優れ、さらに環境保存性能に関しても優れていた。一方比較例1のように、アルミナで表面されていないルチル型酸化チタンをオーバーコート層に使用すると背景色の影響を抑える効果が弱い為に色の再現性能が悪化した。比較例2のようにアナタース型酸化チタンをオーバーコート層に使用すると背景色の影響を抑える効果が弱い為に色の再現性能が悪化した。比較例3のように酸化チタンの代わりにアルミペーストをオーバーコート層に使用すると、視認性能や色再現性能は良好であるものの、アルミペーストの影響で色がメタリック調になってしまうという問題が発生した。比較例4のようにインク層の上にオーバーコート層を設けなかった場合は、視認性能や色再現性能が大幅に悪化した。比較例5のようにバインダー成分の主成分として変性ポリオレフィン樹脂ではなくポリエステル系樹脂を使用したところ、印字画像の転写性と環境保存性能が悪化した。
実施例1〜3より、オーバーコート層の塗布量が0.3〜1.5g/mの範囲であれば満足する評価結果が得られる事が分かる。また実施例1及び実施例4及び実施例5より、アルミナで表面されたルチル型酸化チタンのオーバーコート層への添加量が50〜85質量%の範囲であれば満足する評価結果が得られる事が分かる。実施例1及び実施例6〜9と比較例1及び比較例2を比較すると、アルミナによって表面処理されたルチル型酸化チタンで平均粒子径が0.20〜0.40μmの範囲であれば満足する評価結果が得られ、さらに給油量が18.0〜30.0g/100gの範囲であったり、酸化チタンのTiO成分含有量が88質量%以上95質量%未満であったりすれば色再現性の面でより優れた性能が得られることが分かる。実施例1及び実施例10〜13と比較例5を比較すると、バインダー樹脂に変性ポリオレフィン樹脂を使用し、その融点が60〜150℃の範囲であれば満足する評価結果が得られる事が分かる。
本発明の熱転写シートは、一般的な物流管理用ラベルに対する印字用途として使用できるだけでなく、各種包装用フィルムに対して印字が出来る上に、包装用フィルムに対する転写性に優れている事から、各種食品包装材に対する賞味期限表示や内容物表示の印字用途等にも使用できる。
1;耐熱性基材フィルム
2;インク層
3;オーバーコート層
4;耐熱滑性層
5;熱溶融転写層
6;熱溶融転写型インクリボン
7;転写制御層

Claims (5)

  1. 耐熱性基材フィルムの一方の面に少なくともインク層とオーバーコート層が順次設けられ、該耐熱性基材フィルムの他方の面に耐熱滑性層を設けた熱溶融転写型インクリボンにおいて、オーバーコート層のバインダーの主成分が変性ポリオレフィン樹脂からなり、且つオーバーコート層が少なくともアルミナによって表面処理されているルチル型酸化チタンを50〜85質量%含有する熱溶融転写型インクリボン。
  2. ルチル型酸化チタンの平均粒子径が0.20〜0.50μmである請求項1に記載の熱溶融転写型インクリボン。
  3. ルチル型酸化チタンの吸油量(JIS K5101−13−2)が15.0〜30.0g/100gの範囲である請求項1及び2に記載の熱溶融転写型インクリボン。
  4. ルチル型酸化チタンのTiO成分含有量(JIS K5116)が80質量%以上97質量%未満の範囲である請求項1〜3に記載の熱溶融転写型インクリボン。
  5. 変性ポリオレフィン樹脂の融点(JIS K7121)が60〜150℃の範囲である請求項1〜4に記載の熱溶融転写型インクリボン。
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