JP2016191630A - 光波距離計 - Google Patents

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Abstract

【課題】外乱光の影響を受けずに、発光部のパワーコントロールを行える光波距離計を提供する。
【解決手段】測距光および参照光を送光する発光部12と、測距用の受光部と、を有する光波距離計であって、前記測距光に入射される外乱光の影響を受けない光路に配置され発光部12の光を受光する第2の受光部201と、前記第2の受光部からの出力を監視する受光出力監視部80と、前記出力監視部での監視に基づき前記第2の受光部からの出力が所定値となるように前記発光部の発光量を調整する発光出力調整部90と、を備え、外乱光を遮断した状態で発光量を調整する。
【選択図】図2

Description

本発明は、位相差方式の光波距離計の発光部のパワーコントロールに関する。
位相差方式の光波距離計では、レーザダイオード(LD)等の発光部から、ターゲットに向かう測距光と内部光路へ向かう参照光を発光し、アンバランシェフォトダイオード(APD)等の受光部にて受光して、測距光と参照光との位相差から測距値を得る。
高精度な測距値を得るために、従来の光波距離計には、上記受光部の信号の乱れを補正するため、ターゲットから反射した測距光の受光レベルをみて、発光部の出力を調整するものがある(特許文献1、2等)。
この他に、一般的に、発光部にも利用されているレーザダイオード等の半導体レーザは、温度の上昇に伴い閾値電流が大きくなるため、定電流駆動では光出力が温度変化し不安定になる。このため、半導体レーザの駆動回路には、APC(Automatic Power Control)が用いられる。APCの手法としては、フォトダイオードとオペアンプを用いた電流帰還制御(特許文献3等)と、この他にはペルチェ素子やサーミスタ等の感温素子を用いた補正が知られている。
特開2004−317259号公報 特開2006−214850号公報 特開2007−305920号公報
光波距離計においては、視準望遠鏡からターゲットに向けて送出され受光されるに至るまでの測距光の光路には、太陽光やターゲットからの反射光などの外乱光が入射される。これに対し、電流帰還制御型のAPCは、レーザダイオードの温度上昇による光出力は精度良く補正できるが、このような外乱因子が入ると帰還電流を乱してしまい、制御が機能しなくなるという問題がある。感温素子を用いたAPCは、レーザダイオードの温度特性と素子の特性を合わせる必要があり、使用できるレーザダイオードまたは感温素子に制限が生じるという不都合がある。測距光の受光レベルでレーザダイオードの出力を補正する手法では、測距する距離やターゲットが高反射か低反射かにも左右され、調整が複雑となる。
本発明は、かかる問題点に鑑みて為されたものであり、外乱光の影響を受けずに、発光部のパワーコントロールを行える光波距離計を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明のある態様に係る光波距離計は、測距光および参照光を送光する発光部と、前記測距光および参照光を受光する測距用の受光部と、を有する光波距離計であって、前記測距光に入射される外乱光の影響を受けない光路に配置され、前記発光部の光を受光する第2の受光部と、前記第2の受光部からの出力を監視する受光出力監視部と、前記出力監視部での監視に基づき前記第2の受光部からの出力が所定値となるように前記発光部の発光量を調整する発光出力調整部と、を備える。
本発明のある態様に係る光波距離計は、測距光および参照光を送光する発光部と、前記測距光と前記参照光とを切り換えるシャッターと、前記測距光および参照光を受光する測距用の受光部と、を有する光波距離計であって、前記発光部の送光光路において前記シャッターの前方に配置された第2の受光部と、前記第2の受光部の出力を監視する受光出力監視部と、前記出力監視部の監視に基づき前記第2の受光部の出力が所定値となるように前記発光部の発光量を調整する発光出力調整部と、を備える。
本発明のある態様に係る光波距離計は、測距光および参照光を送光する発光部と、前記測距光と前記参照光とを切り換えるシャッターと、前記測距光および参照光を受光する測距用の受光部と、を有する光波距離計であって、前記参照光の参照光路に配置された第2の受光部と、前記第2の受光部の出力を監視する受光出力監視部と、前記出力監視部の監視に基づき前記第2の受光部の出力が所定値となるように前記発光部の発光量を調整する発光出力調整部と、を備える。
本発明のある態様に係る光波距離計は、測距光および参照光を送光する発光部と、前記測距光と前記参照光とを切り換えるシャッターと、前記測距光および参照光を受光する測距用の受光部と、を有する光波距離計であって、前記発光部の送光光路において前記シャッターの前方に配置された光路絞りと、前記光路絞り上に配置された第2の受光部と、前記第2の受光部の出力を監視する受光出力監視部と、前記出力監視部の監視に基づき前記第2の受光部の出力が所定値となるように前記発光部の発光量を調整する発光出力調整部と、を備える。
本発明のある態様に係る光波距離計は、測距光および参照光を送光する発光部と、前記測距光と前記参照光とを切り換えるシャッターと、前記測距光および参照光を受光する測距用の受光部と、を有する光波距離計であって、前記発光部の送光光路において前記シャッターの前方に配置された光路絞りと、前記光路絞りに対し光路前方に配置された第2の受光部と、前記第2の受光部の出力を監視する受光出力監視部と、前記出力監視部の監視に基づき前記第2の受光部の出力が所定値となるように前記発光部の発光量を調整する発光出力調整部と、を備える。
本発明のある態様に係る光波距離計は、測距光および参照光を送光する発光部と、前記測距光と前記参照光とを切り換えるシャッターと、前記測距光および参照光を受光する測距用の受光部と、を有する光波距離計であって、前記発光部の送光光路において前記シャッターの前方に配置された半透過部材と、前記半透過部材に対し光路前方に配置された第2の受光部と、前記第2の受光部の出力を監視する受光出力監視部と、前記出力監視部の監視に基づき前記第2の受光部の出力が所定値となるように前記発光部の発光量を調整する発光出力調整部と、を備える。
本発明によれば、外乱光の影響を遮断した状態で発光部の出力を制御することで、発光部の光出力を高精度に維持することができる。
第1の実施形態に係る光波距離計の概略構成図である。 第1の実施形態における要部概略構成図である。 第1の実施形態における制御を示すフロー図である。 第2の実施形態に係る光波距離計の概略構成図である。 第2の実施形態を示す要部概略構成図である。 第2の実施形態における制御を示すフロー図である。 本発明の第3の実施形態を示す要部概略構成図である。 本発明の第4の実施形態を示す要部概略構成図である。
次に、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態を説明する。
(第1の実施形態)
まず、図1に基づき、第1の実施形態に係る光波距離計の構成を説明する。但し、第1の実施形態における光波距離計の構成は、従来と同様でよく、下記は一例であり、特に光学系については当業者の知識に基づく変更が行われてよい。
光波距離計は、三脚上に整準台を介して固設される基盤と、基盤に対し水平および鉛直方向に回転可能に支承された視準望遠鏡2を有する。視準望遠鏡2は、その筐体内に、測距系3と、視準光学系4と、制御部5を有する。
図1に示すように、測距系3は、発光光学系と受光光学系を有する。一例として、発光光学系は順に、レーザダイオード(LD)からなる発光部12、発光レンズ14、ビームスプリッタ16、シャッター17、凹レンズ18、凸レンズ22、光路絞り23、ダイクロイックミラー24、送光プリズム26、平行ガラス28を有する。受光光学系は、対物レンズ30、ダイクロイックプリズム32、受光レンズ34、ダイクロイックプリズム36、バンドパスフィルタ38、受光絞り40、アンバランシェフォトダイオード(APD)からなる測距用の受光部42を有する。発光部12から送出された光は、ビームスプリッタ16で測距光と参照光に分けられ、シャッター17によって択一的に出射される。参照光は、符号100で示す参照光路を経て測距用の受光部42に受光される。測距光は、符号102で示す送光光路を経て、ターゲット64で反射され、符号104で示す受光光路を経て測距用の受光部42に受光される。なお、本明細書では、発光部12から送出され視準望遠鏡2から外部に送出される前の光路を送光光路102、送光光路102においてビームスプリッタ16を経て参照用に分割された内部光路を参照光路100、視準望遠鏡2からターゲット64に向けて外部に送出され視準望遠鏡2内に戻る光路を受光光路104と定義している。
視準光学系4は、対物レンズ30、ダイクロイックプリズム32、合焦レンズ44、正立正像プリズム46、焦点板48、接眼レンズ50を有する。発光部12からの光は、ダイクロイックミラー24、送光プリズム26等により、視準光学系4の視準光軸と同軸で出射されるよう偏向される。
上記の他に、自動追尾/自動視準光学系として、自動追尾/自動視準用発光部52、凸レンズ54、反射ミラー56、送光プリズム26、対物レンズ30、ダイクロイックプリズム32、ダイクロイックプリズム36、受光レンズ58、自動追尾/自動視準用受光部60を有していてもよい。
制御部5は、CPU71、ROM(図示略)、RAM(図示略)等を有するマイクロコンピュータである。ROMには各種制御プログラムが記録され、CPU71は、ROMに記録された各種制御プログラムをRAMにおいて実行し、各種制御信号を生成する。なお、制御部5は、ハードウェア的には半導体素子や電気回路で実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラムで実現されるが、これらの様々な組み合わせによって他のかたちでも実現可能であることは当業者には容易に想到される事項である。測距用の受光部42の出力および自動追尾/自動視準用受光部60の出力は、増幅器(図示略)、ローパスフィルタ(図示略)、ADコンバータ(図示略)などを経て、制御部5に入力される。制御部5は、測距光と参照光の位相差から測距値を算出する。
以上の光波距離計を基本構成とし、第1の実施形態は、以下の改変を備えている点を特徴とする。
図2は本発明の第1の実施形態を示す要部概略構成図である。本形態では、図1の光波距離計の構成において、発光部12に対し、第2の受光部201を含む受光出力監視部80と、発光出力調整部90が追加される。第2の受光部201は、新規に追加されたフォトダイオード(PD)であり、参照光路100上に配置され、キャンパッケージにより発光部12と一体に構成されている。第2の受光部201は、本形態のように発光部12と一体部品として配置し小型化を図ってもよいし、これに限らず発光部12とは別部品として配置されてもよい。
受光出力監視部80は、第2の受光部201と、第2の受光部201の定電圧源81と、ローパスフィルタ82と、積分回路83と、CPU71を有する。ローパスフィルタ82および積分回路83は、第2の受光部201により電圧値に変換された受光信号の、発光部12の温度変化により生じたドリフトを平滑化した上で基準電圧との差分をとる。CPU71は、この電圧値をA/D変換して読み取る。なお、CPU71にA/Dコンバータが内蔵されていない場合は、オペアンプ、コンパレータを追加して構成されてよい。または、D/Aコンバータを利用して上記フィードバック制御を行い、制御時以外はフィードバック時の電圧/電流を保持する構成としてもよい。
発光出力調整部90は、CPU71と、可変電流源91を有する。可変電流源91は、例えば、デジタルポテンショメータを使用し、CPU71からの制御信号に基づき、固定抵抗と可変抵抗の合成抵抗値による発光部12への負荷の増減を行い、発光部12の発光量を微細に調整する。可変電流源91は、この他に、低ドロップアウト電圧レギュレータ(LDO)や、異なる抵抗値を持つ複数の固定抵抗をスイッチングする構成等としてもよい。
第1の実施形態では、受光出力監視部80および発光出力調整部90による制御を、参照光路100において実行する。
図3は第1の実施形態における制御を示すフロー図である。まず、測距を行う前に、ステップS1で、発光部12が目的とする好ましい発光量のA/D変換値を、初期値(所定値)として制御部5で記憶する。初期値の値は、製造時において、その光波距離計に求められる適正光量と下限光量の仕様に応じて設定される。次に、ステップS2で、シャッター17で光路を参照光路100に切り換える。次に、ステップS3で、発光部12からレーザ光を送光する。次に、ステップS4で、第2の受光部201からの出力をA/D変換して、現在値としてCPU71で読み取る。次に、ステップS5で、CPU71において現在値と初期値の差分を演算し、現在値の電圧値が予め設定された初期値からずれている場合は、可変電流源91に制御信号を送る。現在値の電圧値が初期値よりも大きい場合は、抵抗値を上げて発光部12の発光量を減少させ、現在値の電圧値が初期値よりも小さい場合は、抵抗値を下げて発光量を増加させる。次に、ステップS6で、初期値との差分がなくなれば、測距用の受光部42のゲインを設定する。次に、ステップS7で、シャッター17で光路を測距光路102に切り換える。次に、ステップS8で、ステップS6で設定したゲインにて、測距光の受光光路104に可変濃度フィルタ等の受光絞り40が設けられていれば、受光絞り40を調整する。この調整手法は従来と同様でよい。次に、ステップS9以降から、従来通りの測距シーケンスに移り、発光部12のパワーコントロールは終了する。
(第2の実施形態)
次に、図4に基づき、第2の実施形態に係る光波距離計の構成を説明する。第1の実施形態と同様の要素については同一の符号を引用する。第2の実施形態では、測距系3の発光光学系は順に、発光部12、発光レンズ14、凸レンズ22、光路絞り23、ビームスプリッタ16、シャッター17、凹レンズ18、ダイクロイックミラー24、送光プリズム26、平行ガラス28を有する。すなわち本形態に好適な光波距離計は、送光光路102上、シャッター17より前に光路絞り23が配置される。この条件以外の光学系については当業者の知識に基づく変更が行われてよい。
図5は、第2の実施形態を示す要部概略構成図である。本形態では、図4の光波距離計の構成において、発光部12に対し発光出力調整部90が追加されている点は第1の実施形態と同様であるが、送光光路102に配置された光路絞り23上に新規にフォトダイオード(第2の受光部)202が追加され、受光出力監視部80はこの第2の受光部202を含んで構成されている。
本形態では、発光部12から送出された光は、送光光路102に沿って、発光レンズ14、凸レンズ22、光路絞り23、を通過したのち、ビームスプリッタ16で測距光と参照光に分けられ、シャッター17によって択一的に出射される。参照光は、参照光路100を経て測距用の受光部42に受光される。測距光は、送光光路102を経て、ターゲット64で反射され、受光光路104を経て測距用の受光部42に受光される。
光路絞り23は、従来周知の構成のものでよいが、例えば図5に示すように、遮光性の板材の中央に孔231を空け、通過した測距光を細くし、発光部12からの送光が送光光路102の光軸から拡散しないように構成されている。図5において、網掛け部は発光部12により発されたレーザスポットである。第2の受光部202は、このような光路絞り23の板材に、孔231とは異なる任意の位置に他の孔232を形成し、そこに接着等の周知の固定手段により配置されている。
第2の実施形態では、受光出力監視部80および発光出力調整部90による制御を、送光光路102で必然的に生じる漏れ光に対して実行する。
図6は第2の実施形態における制御を示すフロー図である。第2の実施形態では、第1の実施形態(図3)と同じフローにより制御を行うことも可能であるが、以下が好適である。まず、ステップS11で、第1の実施形態(S1)と同様に、発光部12の初期値(所定値)を制御部5で記憶する。次に、ステップS12で、第1の実施形態(S2)と同様に、発光部12からレーザ光を送光する。次に、ステップS13〜S14で、第1の実施形態(S4〜S5)と同様に、第2の受光部202からの出力をA/D変換して現在値とし、初期値の差分を演算し、発光部12をパワーコントロールする。そしてステップS12に戻り、これを繰り返す。
(第3の実施形態)
図7は本発明の第3の実施形態を示す要部概略構成図である。本形態も、第2の実施形態と同様に、図4の光波距離計の構成が好適である。本形態では、図4の構成に対し、発光部12に対し発光出力調整部90が追加されている点は第1および第2の実施形態と同様であるが、送光光路102に配置されている光路絞り23に対し光路前方に新規にフォトダイオード(第2の受光部)203が追加され、受光出力監視部80はこの第2の受光部203を含んで構成されている。
第2の受光部203は、送光光路102上、光路絞り23の前方に、孔231からの光出射を阻害しない位置に、所要の固定手段により配置されている。
第3の実施形態も、受光出力監視部80および発光出力調整部90による制御を、送光光路102で必然的に生じる漏れ光に対して実行する。
第3の実施形態も、第1の実施形態(図3)と同じフローにより制御を行うことも可能であるが、第2の実施形態(図6)と同じフローで行うのが好適である。ステップS13において、第2の受光部203からの出力を読み取ればよい。
(第4の実施形態)
図8は本発明の第4の実施形態を示す要部概略構成図である。本形態では、発光部12に対し発光出力調整部90が追加されている点は第1〜第3の実施形態と同様であるが、受光出力監視部80は、送光光路102に追加された半透過ミラー(半透過部材)441に対し光路前方に新規にフォトダイオード(第2の受光部)204が追加され、受光出力監視部80はこの第2の受光部204を含んで構成されている。
半透過ミラー441は、ガラスなど、一部を測距光として透過でき、その他を漏れ光として反射させることのできる構成であれば、使用されてよい。半透過ミラー441は、所要の固定手段により送光光路102の光軸上に配置され、好ましくは発光部12への反射を避けるため光軸に直交する配置から傾けて配置される。半透過ミラー441は、送光光路102において、シャッター17の前であればどの位置に配置されてもよい。図4に示す位置は一例である。
第4の実施形態では、受光出力監視部80および発光出力調整部90による制御を、送光光路102から新規に作成した第3の光路において実行する。
第4の実施形態も、第1の実施形態(図3)と同じフローにより制御を行うことも可能であるが、第2の実施形態(図6)と同じフローで行うのが好適である。ステップS13において、第2の受光部204からの出力を読み取ればよい。
以上のように、第1〜第4の実施形態の光波距離計によれば、受光光路104を経ることで入射される外乱光を遮断した光路を選択または作成し、これらの光路に対し、受光出力監視部80および発光出力調整部90によるオープンループ制御が実行される。
すなわち、外乱の影響を受けるとき(測距時)は制御を行わず、外乱光を除去した状態にて制御が行われるため、太陽光の影響による温度変化の問題は勿論、測距する距離やターゲットの種類が高反射であるか低反射であるかによる受光レベルの問題も生じない状態で、発光量の制御が行える。このため、発光部12の温度上昇による出力変化のみ制御すればよく、これには受光出力監視部80および発光出力調整部90による制御により高精度に対処することができる。このため、発光部12の光出力が安定し、結果として測距時(図3のステップS9)における測距用の受光部42の受光レベルが安定し、高精度な測距値が得られる。
また、いずれの実施形態も、感温素子を用いないため、発光部12に採用する部品の選択肢を狭めることもない。
また、第1の実施形態であれば、参照光を利用するため、既存の光波距離計の構成に対し、制御部5のプログラム変更と、フォトダイオード(第2の受光部201)を1つ追加するだけでよいから、容易に実施可能である。
第2および第3の実施形態であれば、視準望遠鏡2内の測距系3に従来一般に備えられている光路絞り23における漏れ光を利用するため、既存の光波距離計の構成に対し、制御部5のプログラム変更と、フォトダイオード(第2の受光部202または203)を1つ追加するだけで、容易に実施可能である。
第4の実施形態であれば、既存の光波距離計の構成に対し、制御部5のプログラム変更と、視準望遠鏡2内の測距系3に半透過ミラーとフォトダイオード(第2の受光部204)を1つ追加するだけで、容易に実施可能である。
また、第2〜第4の実施形態であれば、必ずしも参照光を選択して制御を行う必要がない。第1の実施形態のように(図3のS2およびS7の動作)シャッター17の切り換えが必要なく、図6に示すように常時フィードバックをかけることが可能となる。
なお、このようにシャッターの移動に関わらずフィードバックを実行する場合、発光部12の端面からの外乱光の反射や受光光路104を介して送光光路102に戻ってくる測距光の反射等が第2の受光部202、203または204に入射することが考えられるため、送光光路102に低反射塗装を施す、第2の受光部202、203、204に光学バンドパスフィルタを追加する等し、第2の受光部に外乱が入るおそれを排除または低減する構成とすると、より好適である。
また、第2の受光部に、PINフォトダイオードなどフォトダイオードより周波数特性の優れる他のフォトセンサーを使用することも可能である。
以上、本発明について、好ましい実施の形態を述べたが、これらは本発明の一例であり、当業者の知識に基づいて変更または組み合わせることが可能であり、そのような形態も本発明の範囲に含まれる。
12 発光部
23 光路絞り
42 測距用の受光部
71 CPU
80 受光出力監視部
90 発光出力調整部
100 参照光路
102 送光光路
104 受光光路
201、202、203、204 第2の受光部
441 半透過ミラー(半透過部材)

Claims (6)

  1. 測距光および参照光を送光する発光部と、前記測距光および参照光を受光する測距用の受光部と、を有する光波距離計であって、
    前記測距光に入射される外乱光の影響を受けない光路に配置され、前記発光部の光を受光する第2の受光部と、
    前記第2の受光部の出力を監視する受光出力監視部と、
    前記出力監視部の監視に基づき前記第2の受光部の出力が所定値となるように前記発光部の発光量を調整する発光出力調整部と、を備えることを特徴とする光波距離計。
  2. 測距光および参照光を送光する発光部と、前記測距光と前記参照光とを切り換えるシャッターと、前記測距光および参照光を受光する測距用の受光部と、を有する光波距離計であって、
    前記発光部の送光光路において前記シャッターの前方に配置された第2の受光部と、
    前記第2の受光部の出力を監視する受光出力監視部と、
    前記出力監視部の監視に基づき前記第2の受光部の出力が所定値となるように前記発光部の発光量を調整する発光出力調整部と、を備えることを特徴とする光波距離計。
  3. 測距光および参照光を送光する発光部と、前記測距光と前記参照光とを切り換えるシャッターと、前記測距光および参照光を受光する測距用の受光部と、を有する光波距離計であって、
    前記参照光の参照光路に配置された第2の受光部と、
    前記第2の受光部の出力を監視する受光出力監視部と、
    前記出力監視部の監視に基づき前記第2の受光部の出力が所定値となるように前記発光部の発光量を調整する発光出力調整部と、を備えることを特徴とする光波距離計。
  4. 測距光および参照光を送光する発光部と、前記測距光と前記参照光とを切り換えるシャッターと、前記測距光および参照光を受光する測距用の受光部と、を有する光波距離計であって、
    前記発光部の送光光路において前記シャッターの前方に配置された光路絞りと、
    前記光路絞り上に配置された第2の受光部と、
    前記第2の受光部の出力を監視する受光出力監視部と、
    前記出力監視部の監視に基づき前記第2の受光部の出力が所定値となるように前記発光部の発光量を調整する発光出力調整部と、を備えることを特徴とする光波距離計。
  5. 測距光および参照光を送光する発光部と、前記測距光と前記参照光とを切り換えるシャッターと、前記測距光および参照光を受光する測距用の受光部と、を有する光波距離計であって、
    前記発光部の送光光路において前記シャッターの前方に配置された光路絞りと、
    前記光路絞りに対し光路前方に配置された第2の受光部と、
    前記第2の受光部の出力を監視する受光出力監視部と、
    前記出力監視部の監視に基づき前記第2の受光部の出力が所定値となるように前記発光部の発光量を調整する発光出力調整部と、を備えることを特徴とする光波距離計。
  6. 測距光および参照光を送光する発光部と、前記測距光と前記参照光とを切り換えるシャッターと、前記測距光および参照光を受光する測距用の受光部と、を有する光波距離計であって、
    前記発光部の送光光路において前記シャッターの前方に配置された半透過部材と、
    前記半透過部材に対し光路前方に配置された第2の受光部と、
    前記第2の受光部の出力を監視する受光出力監視部と、
    前記出力監視部の監視に基づき前記第2の受光部の出力が所定値となるように前記発光部の発光量を調整する発光出力調整部と、を備えることを特徴とする光波距離計。
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