JP2016191229A - 建屋外装材改修用金具とこれを用いた建屋外装材改修方法 - Google Patents

建屋外装材改修用金具とこれを用いた建屋外装材改修方法 Download PDF

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Abstract

【課題】建屋における既存の外装材を解体することなく、断熱材を装着すると共に新たな外装材の装着を容易に行うこと。
【解決手段】既設の外装材として凹面と凸面を有する波形板が用いられた建屋において、波形板に新たな外装材を取り付けするための建屋外装材改修用金具であり、波形板の凸面から突出して組み付けられているボルトBの径寸法よりも幅狭なスリット部12Aと、スリット部12Aの中途部にボルトBを収容可能なボルト用スリット部12Bを有する切欠き溝12が形成され、凸面に重ねて組み付けられる固定部10と、切欠き溝12の溝幅方向における固定部10の対向端縁に形成された起立部20と、起立部20の上端部を連結し新たな外装材90が固定可能な外装材固定部30を有し、外装材固定部30には外装材固定部30の一部が切り欠かれた開口部40が形成されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は建屋外装材改修用金具とこれを用いた建屋外装材改修方法に関する。
工場等の建屋における屋根材や外壁材に代表される外装材としては、軽量で安価なスレート材が多く用いられていた。このようなスレート材が外装材として用いられている建屋のうち、改修時期を迎えた古い建屋のスレート材は、石綿が含まれているものが多く、むやみに解体をすることができない。このような不具合を解消するため、既存のスレート材を除去することなく新しい外装材を古いスレート材の表面に装着することで、解体作業をせずに建屋の改修を行う施工方法が採用されている。このような施工方法においては、特許文献1に開示されているような構成を有する改修金具が好適に用いられている。
実用新案登録第3155066号公報
特許文献1において開示されている建屋スレート葺き構造の改修金具(以下、単に改修金具という)は、スレート材を建屋の構造部材に固定するためのボルトの一部がスレート材の表面から突出していることを利用して、ボルトおよび平ワッシャとスレート材に改修金具を固定して用いる構成である。このような構成を採用することにより、石綿を含むスレート材を解体することなく新しい外装材を建屋の外装材として装着することができる。
特許文献1で開示されている改修金具は、既存のスレート材の表面に直接取り付けた改修金具に垂木材を配設し、垂木材を介して新たな外装材を改修金具に取り付けする構成になっている。このため、特許文献1に開示されている改修金具の適用範囲は、既存の外装材の表面に垂木材を介して新しい外装材を装着するといった建屋の外装材改修方法に制約されてしまう。このように既存の外装材の表面に新しい外装材を装着した構造によれば、風雨に対する古い外装材の劣化対策には有効であるが、熱による劣化に対してはほとんど効果がなく、既存の外装材の劣化を確実に止めるには不十分である場合が多い。
また、建屋の改修を行う際には、既存の外装材の表面に新たな外装材を装着するだけでなく、改修後の建屋における断熱性能を向上させる改修を望む声も多いが、既存の外装材に断熱材を重ねて組み付けするための改修金具の提供はなされていないというのが実情である。仮に、断熱材を改修金具に重ねて組み付けたとしても、改修金具の位置が断熱材表面から目視により確認することができないため、組み立て作業性が悪いという課題があった。
そこで本発明は上記課題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは以下のとおりである。
すなわち、第1の目的は、建屋における既存の外装材を解体することなく、波形板上に容易に組み付けることができ、断熱材を装着した後に断熱材の表面側に新たな外装材を装着することが可能な建屋外装材改修用金具を提供することである。
また、第2の目的は、上記建屋外装材改修用金具を用いて既存の外装材の上に建屋外装材改修用金具を取り付け、断熱材を重ねて装着した後に新たな外装材を装着することで、改修工事の作業性を改善し既存の外装材の熱による劣化を抑えると共に、改修後の建屋の断熱性能を大幅に向上させることが簡単、かつ、容易に行うことが可能な建屋改修方法を提供することにある。
上記課題を解決するために本願発明者が鋭意研究した結果、以下の構成に想到した。
すなわち本発明は、既設の外装材として凹面と凸面とが交互に連続する波形板が用いられている建屋において、前記波形板の表面に新たな外装材を取り付けするための建屋外装材改修用金具であって、前記凸面に重ね合わさる面に形成され、前記波形板の前記凸面から突出して組み付けられているボルトの径寸法よりも幅狭なスリット部と、前記スリット部の中途部に前記ボルトを収容可能なボルト用スリット部と、を有する切欠き溝が形成され、前記凸面に重ねて組み付けられる固定部と、前記固定部における前記切欠き溝の溝幅方向における対向端縁のそれぞれに起立形成された複数の起立部と、前記起立部の上端部どうしを連結すると共に前記新たな外装材が固定可能な外装材固定部と、を有し、前記外装材固定部には、前記外装材固定部の一部が切り欠かれた開口部が形成されていることを特徴とする建屋外装材改修用金具である。
このように外装材固定部の一部に開口部を設けることにより、既存の外装材の表面に建屋外装材改修用金具を配設した後、建屋外装材改修用金具の上側から板状断熱材を押圧することで、開口部に板状断熱材をくい込ませることができる。これにより建屋外装材改修用金具は板状断熱材に埋設された状態になるから、既存の外装材の表面を板状断熱材で被覆した状態で新たな外装材を建屋外装材改修用金具の外装材固定部に固定することができる。また、外装材固定部の開口部以外の部位は断熱材の表面(上面)から見て上方に盛り上がった状態になるため、外装材固定部の位置は目視により確認することができる。よって、新たな外装材を位置精度よく取り付けすることができる。
また、前記外装材固定部には、前記新たな外装材を前記外装材固定部に固定するための外装材装着部の固定位置の目安となる固定ガイド部が設けられていることが好ましい。
これにより、建屋外装材改修用金具が板状断熱材に埋設されると、固定ガイド部により固定ガイド部の直上位置における板状断熱材の表面を他の表面よりも盛り上がった状態にすることができる。このような盛り上がり部を形成することにより外装材固定部が埋設されている平面位置を断熱材の表面側から把握することができるため、新たな外装材を装着するための外装材装着部を外装材固定部に位置精度よく固定することができる。
また、前記固定ガイド部は、前記外装材固定部の一部を曲折することにより前記開口部を形成する起立片であることが好ましい。
これにより、起立片が断熱材の表面をライン状に盛りあがった盛り上げ部に形成するので、断熱材の表面から外装材固定部の平面位置を目視により確認しやすくなる。また、起立片からなる固定ガイド部を建屋外装材改修用金具と一体に形成することができるため、建屋外装材改修用金具を板状断熱材に埋設させる際における固定ガイド部の破損を防止することができ、固定ガイド部としての機能を確実に発揮することができる。また固定ガイド部を安価に形成することができる。
また、前記起立部のそれぞれには板厚方向に貫通する貫通孔が形成されており、当該貫通孔には前記切欠き溝の溝幅を調整する溝幅調整部材が組み付けられていることが好ましい。
これにより、建屋外装材改修用金具が既存の外装材表面に組み付けられたボルトに対して強固に抜け止めされた状態になるため、信頼性の高い建屋外装材改修用金具の固定が可能になる。これにより新たに装着する外装材が太陽光発電パネルのようないわゆる重量物と称される製品であっても十分対応することができる。
また、上記のいずれかに記載されている建屋外装材改修用金具を用いた建屋外装材改修方法であって、前記波形板の前記凸面から突出している前記ボルトを前記波形板に締結する締結具と前記波形板の前記凸面との間に、前記スリット部から前記固定部を差し込んで前記ボルト用スリット部に前記ボルトを収容して前記建屋外装材改修用金具を前記建屋における既存の外装材に取り付ける工程と、前記建屋外装材改修用金具の上面に位置する前記外装材固定部に板状断熱材を重ね合わせて当該板状断熱材を押圧することにより、前記建屋外装材改修用金具を前記板状断熱材に埋設させる工程と、前記建屋外装材改修用金具を前記板状断熱材に埋設させた際に、前記開口部に前記板状断熱材がくい込むと共に、前記外装材固定部に受け止められた前記板状断熱材により前記板状断熱材の表面に形成された盛り上がり部を目安として、前記板状断熱材の表面における前記外装材固定部に対応する位置に外装材装着部を固定する工程と、前記外装材装着部に前記新たな外装材を装着する工程と、を有することを特徴とする。
これにより、既存の外装材の表面に建屋外装材改修用金具を配設した後、建屋外装材改修用金具の上側から板状断熱材を押圧させることで、外装材固定部の一部に形成した開口部を板状断熱材にくい込ませることができ、建屋外装材改修用金具は板状断熱材に埋設させた状態にすることができる。また、開口部以外の外装材固定部が断熱材の表面を上方に盛り上げる盛り上げ部を形成するので、断熱材の表面側から外装材固定部の平面位置を目視することができる。これにより既存の外装材の表面を板状断熱材により被覆した状態であっても新たな外装材を建屋外装材改修用金具の外装材固定部に位置精度よく固定することができる。
また、前記建屋外装材改修用金具を前記建屋における既存の外装材に取り付ける工程の後、対向する前記起立部のそれぞれに溝幅調整部材を挿通させると共に前記溝幅調整部材を締め付けすることで前記切欠き溝の幅寸法を調整する工程をさらに有していることが好ましい。
これにより、建屋外装材改修用金具を既存の外装材の表面に組み付けられたボルトに対して確実に固定することができる。
また、前記外装材装着部は誘導加熱が可能な材料により形成されていると共に、前記新たな外装材と前記外装材装着部との間には熱溶着接着剤層が形成されており、前記外装材装着部を誘導加熱することにより、前記新たな外装材と前記外装材装着部とを前記熱溶着接着剤層を介して接着固定する工程をさらに有していることが好ましい。
これにより、新たな外装材は釘などを用いることなく外装材装着部に接着させることができ、新たな外装材の外表面に欠損を生じさせることがない。
本発明にかかる建屋外装材改修用金具およびこれを用いた建屋外装材改修方法を採用することにより、建屋における既存の外装材を解体することなく、波形板上に容易に組み付けることができ、断熱材を装着した後に断熱材の表面側に新たな外装材を装着することが可能になる。
また、既存の外装材の上に建屋外装材改修用金具を取り付け、断熱材を重ねて装着した後に新たな外装材を位置精度よく装着することができる。
これらにより建屋外装材の改修工事の作業性が大幅に改善され、既存の外装材を熱による劣化から保護することができる共に、改修後における建屋の断熱性能を大幅に向上させることが簡単、かつ、容易に行うことが可能になる。
本実施形態における建屋外装材改修用金具の斜視図である。 本実施形態における建屋外装材改修用金具の正面図と平面図である。 本実施形態における建屋外装材改修用金具の背面図と底面図である。 本実施形態における建屋外装材改修用金具の左側面図と右側面図である。 本実施形態における建屋外装材改修用金具を用いた建屋外装材の改修の各工程時における状態を示す模式図である。 本実施形態における建屋外装材改修用金具を用いた建屋外装材の改修の各工程時における状態を示す模式図である。 本実施形態における建屋外装材改修用金具を用いた建屋外装材の改修の各工程時における状態を示す模式図である。 本実施形態における建屋外装材改修用金具を用いた建屋外装材の改修の各工程時における状態を示す模式図である。 建屋外装材改修用金具の変形例を示す斜視図である。 図9に示されている建屋外装材改修用金具を用いた建屋外装材の改修工程における状態を示す模式図である。
以下、本発明にかかる建屋外装材改修用金具の実施形態について、図1〜図4に基づいて具体的に説明する。図1は本実施形態における建屋外装材改修用金具の斜視図であり、本実施形態における建屋外装材改修用金具の基本六面図は、図2〜図4に示されている。
なお、本明細書中における新たな外装材とは、既存の外装材の表面側に配設される板状断熱材および新しく装着される外装材を含む概念である。本実施形態においては、凸面と凹面が連続してなる波板に形成されたスレート屋根材Yを有する建屋Tの屋根材改修に用いて好適な建屋外装材改修用金具100について説明を行うものとするが、建屋Tの外装材は屋根材に限定されるものではなく、壁材等他の外装材にも本発明を適用することができる。
本実施形態における建屋外装材改修用金具100は、図1〜図4のそれぞれに示すように、底面部分である固定部10と、固定部10における一方の対向端縁から立設する起立部20と、起立部20の上端部どうしを連結してなる外装材固定部30と、外装材固定部30の一部が切り起されて起立部20の上端部において開口する開口部40とを有している。本実施形態における建屋外装材改修用金具100は、金属板を板金加工することにより形成されている。
固定部10は、スレート屋根材Yとの当接面がスレート屋根材Yの波形形状に倣った形状に形成されているので、スレート屋根材Yの表面に密着させた状態で取り付けすることができる。また、固定部10を平面視した際において固定部10の幅方向における中間部分には、スレート屋根材Yを建屋Tの構造材に固定し、スレート屋根材Yの表面から突出しているボルトBを挿通させるための切欠き溝12が形成されている。本実施形態の切欠き溝12は、ボルトBの径寸法よりも幅狭寸法に形成されたスリット部12Aと、スリット部12Aの延設方向における中途部に配設され、ボルトBを収容可能な円形孔に形成されたボルト用スリット部12Bと、スリット部12Aの長手方向における少なくとも一方の端部に形成されたテーパ部12Cとを有している。固定部10においてテーパ部12Cが形成されている端縁10Aは、固定部10の板厚寸法が端縁10Aに近付くにつれて徐々に薄肉(先細り)になる形状(テーパ形状)に形成されている。取り扱い上の安全のため、先細り形状に形成された端縁10Aのエッジ部分はアール加工を施しておくことが好ましい。
また、固定部10において、切欠き溝12の溝幅方向における対向端縁のそれぞれには、固定部10から離反する方向に起立形成された一対の起立部20が形成されている。本実施形態における起立部20は、固定部10を所要位置で曲折することにより形成されており、互いに対向した状態となるように起立形成されている。起立部20の高さ方向における中途高さ位置には、板厚方向に貫通する貫通孔22A,22Bが穿設されている。ぞれぞれの起立部20に形成された貫通孔22A,22Bは、それぞれの中心軸が同一直線上となるように配設されている。本実施形態においては、一方の起立部20における貫通孔22Aの径寸法と他方の起立部20における貫通孔22Bの径寸法がそれぞれ異なる径寸法に形成されている。
起立部20の上端部には互いの起立部20の上端部どうしを連結する平坦面に形成された外装材固定部30が設けられている。この外装材固定部30は、起立部20の起立面と正対した際において、起立部20の幅方向における端縁部のうち一方の端縁部から他方の端縁部に向う所要幅範囲を切り欠く(ここでは後述のように、外装材固定部30の一部分を上側に向けて曲折した)ことにより開口部40が形成されている。また、外装材固定部30が分離されて開口部40に形成された起立部20の上端部は先細りとなる形状(テーパ形状)に形成されていることが好ましい。取り扱い上の安全のため、先細り形状に形成された起立部20の上端部はアール加工を施しておくことが好ましい。
本実施形態における開口部40を形成するための外装材固定部30の切り欠き部分は、外装材固定部30の一部範囲を起立部20の上端部と分離させ、分離させた部分を上側に向けて曲折することにより形成している。ここでは、外装材固定部30の一部範囲を上側に向けて曲折させた起立片を固定ガイド部24としている。固定ガイド部24の起立高さは、後述する板状断熱材50の板厚に応じて適宜設定される。固定ガイド部24の上端部は先細りとなる形状(テーパ形状)に形成されていることが好ましい。取り扱い上の安全のため固定ガイド部24の上端部はアール加工を施しておくことが好ましい。
本実施形態においては、開口部40が形成された側の端部とは反対側の端部についても、外装材固定部30の一部を起立部20の上端部から切り欠くことにより第2開口部42を形成している。第2開口部42は外装材固定部30の一部を起立部20の上端から切除することにより形成した。第2開口部42における起立部20の上端部も先細りとなる形状(テーパ形状)に形成されていることが好ましいのは同様である。なお、第2開口部42の配設は省略することもできる。
本実施形態における建屋外装材改修用金具100は、以上のような形態に形成されている。
次に本実施形態における建屋外装材改修用金具100を用いた建屋の外装材改修方法について説明を行う。
図5〜図8は、本実施形態における建屋外装材改修用金具100を建屋Tのスレート屋根材Yに取り付けする際における状態を示した説明図である。
まず作業者は、図5(A)に示すように固定部10に形成された切欠き溝12のテーパ部12Cをスレート屋根材Yの外表面から突出しているボルトBおよびナットNの位置に位置合わせし、固定部10をボルトBに装着された平ワッシャWとスレート屋根材Yの外表面(上面)との間に固定部10の端縁10Aを進入させるように図5中の矢印Z方向にスライド移動させる。このとき建屋外装材改修用金具100のテーパ部12Cとは反対側端縁部分をハンマ等で矢印Z方向に叩くようにすればよい。
作業者がボルトBと当接している側とは反対側における起立部20の端縁をハンマ等で叩くことにより、固定部10の切欠き溝12にボルトBを進入させ、スリット部12Aの幅寸法を拡げる方向に切欠き溝12を弾性変形させながらボルトBをボルト用スリット部12Bまでスライド移動させる。ボルトBがボルト用スリット部12Bに収容されると、スリット部12Aは弾性変形が復元することにより当初の幅寸法に戻り、ボルト用スリット部12Bに収容されたボルトBが抜け止めされることになる。
また、ボルト用スリット部12Bの内径寸法がボルトBの外径寸法よりも大径であり、かつ、平ワッシャWの外径寸法よりも小径寸法であれば、固定部10をスレート屋根材Yと平ワッシャWとの間に挟持させた状態にすることができ、建屋外装材改修用金具100のスレート屋根材Yへの固定をより確実にすることができる点において好都合である。また、建屋外装材改修用金具100を装着したことにより露出したボルトBをスレート屋根材Yと固定部10と平ワッシャWとにより形成された閉塞空間に収めておくことができる。
次に作業者は、図6に示すように対向する起立部20のそれぞれに穿設された貫通孔22A,22Bに溝幅調整部材であるタッピングネジTNを挿通させて起立部20どうしを締結する。タッピングネジTNは径寸法が大きい貫通孔22Aから径寸法の小さい貫通孔22Bに挿通させれば、容易にタッピングネジTNの取り付けを行うことができる。貫通孔22A,22Bは起立部20に対面した際の幅方向(横方向)において、外装材固定部30の配設幅の範囲内(外装材固定部30の下側となる位置)に穿設しておけば、後述する板状断熱材50の取り付け作業を行う際において好都合である。
このようにしてタッピングネジTNを用いて対向する起立部20を互いに接近させるように締結することで、起立部20に一体に形成されている固定部10に形成されている切欠き溝12の溝幅の調整(切欠き溝12の溝幅を狭くする)が可能になり、切欠き溝12からのボルトBの抜け止め効果をさらに高めることができる。また、ボルト用スリット部12Bの内径寸法も縮小されるため、ボルト用スリット部12BがボルトBを直接挟持させることにもなり、スレート屋根材Yに対する固定部10(建屋外装材改修用金具100)を強固に固定することができる。このような手順を繰り返し行い、スレート屋根材Yに対して複数の建屋外装材改修用金具100を所定間隔で配設する。
次に作業者は、図6内のA矢視図(図6内の正面図内における矢印A方向から臨んだ図である)に示すように、新しい外装材の一部としての板状断熱材50を建屋外装材改修用金具100の上面側からスレート屋根材Yおよび建屋外装材改修用金具100を被覆するようにして敷設する。板状断熱材50としては、ウレタンフォームが好適に用いられる。作業者は、図6内のA矢視図に示した状態の板状断熱材50を足等で踏み付けて押圧することにより、起立部20および固定ガイド部24と、開口部40および第2開口部42と、を板状断熱材50に進入させ(くい込ませ)、図7(A)に示すように建屋外装材改修用金具100の全体を板状断熱材50に埋設させる。このときタッピングネジTNが外装材固定部30の下側空間に挿通されていれば、板状断熱材50への建屋外装材改修用金具100を埋設させる際において、板状断熱材50を下方にむけて押圧する力を軽減させることができる。
図7(A)に示すように、外装材固定部30に対する固定ガイド部24の起立高さは、板状断熱材50の板厚寸法に合わせた寸法に設定されている。このような固定ガイド部24を有する建屋外装材改修用金具100を板状断熱材50に埋設させた状態にすると、板状断熱材50が固定ガイド部24により押し上げられることになる。具体的には、図7(A)に示すように、板状断熱材50の表面(上面)には、板状断熱材50を建屋外装材改修用金具100に食い込ませる際に固定ガイド部24(外装材固定部30の一部である)により受け止められた部分により他の表面よりも盛り上がった盛り上がり部52が形成された状態になる。このような盛り上がり部52が板状断熱材50の表面に形成されることにより、建屋外装材改修用金具100に建屋外装材改修用金具100が完全に埋設された状態であっても、板状断熱材50の表側から外装材固定部30の平面位置を目視で確認することができる点において好都合である。
次に作業者は、図7(B)に示すように、固定ガイド部24に沿って板状断熱材50が盛り上がっている部分を目安にして外装材装着部60を配設し、外装材固定部30に固定手段62を用いて固定させることで外装材装着部60を外装材固定部30に固定する。本実施形態においては、外装材装着部60としていわゆるIHディスクと称される誘導加熱可能な材料により形成された板状体を用い、固定手段62としてタッピングネジを採用している。このようにして建屋外装材改修用金具100のそれぞれの配設位置に対応させて外装材装着部60を板状断熱材50の上面に配設することができる。
次に作業者は、図7(C)に示すように、外装材装着部60と板状断熱材50の上面をそれぞれ被覆させるようにして新たな外装材としての防水シート70を敷設する。防水シート70の下面のうち少なくとも外装材装着部60と当接する部分(防水シート70と外装材装着部60との間)には熱溶着接着剤層80が形成されている。熱溶着接着剤層80は外装材装着部60の上面に直接配設(塗布)してもよい。防水シート70の敷設が完了した後、作業者は、外装材装着部60に誘導電流を生じさせて外装材装着部60を加熱することで、熱溶着接着剤層80を介して外装材装着部60と防水シート70とを接着させる。このようにして防水シート70を散点的に外装材装着部60に接着させることにより、外装材装着部60が防水シート70に被覆された状態であっても、図8に示すように防水シート70の上から外装材装着部60の平面位置を把握することができる。
また、作業者は、新たな外装材としての防水シート70の上に、図示しない別の外装材を配設することもできる。別の外装材は、外装材装着部60を介して建屋外装材改修用金具100に固定することができる。
以上に説明した建屋外装材改修方法を採用することで、既存の外装材であるスレート屋根材Yを撤去することなく、スレート屋根材Yの上に配設した板状断熱材50の上に、新たな外装材としての防水シート70を作業性良く取り付けすることができる。このような建屋外装材の構成にすることで、既存の外装材の風雨雪や日射および熱による材料劣化を大幅に抑えることができ、撤去が困難な外装材の改修工事においてきわめて有用である。
以上に好適な実施形態に基づいて本発明の説明を行ったが、本発明は以上に説明した実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態では、板状断熱材50をくい込ませる部分である開口部40を形成する際に、外装材固定部30の一部を起立部20から離反させるように曲折することで、開口部40と共に固定ガイド部24を形成した構成について説明したが、図9に示すように固定ガイド部24を外装材固定部30とは別体に形成した構成を採用することもできる。
図9に示す建屋外装材改修用金具100は、上記相違点に加えて、テーパ部12Cが形成されている側の固定部10の端縁がテーパ形状に形成されていない点、起立部20の上端部20Aが先細り形状(テーパ形状)に形成されている点、外装材固定部30が起立部20の一方の起立端縁部側にオフセット配置されていて、開口部40が一つのみである点も先の実施形態における建屋外装材改修用金具100の構成と相違している。このように、図9に示す建屋外装材改修用金具100は、いくつかの相違点を有しているものの本発明の技術的範囲に属する構成である。
図9における建屋外装材改修用金具100を使用した場合における板状断熱材50の配設方法としては、図10に示すような方法を採用することができる。すなわち、外装材固定部30に貫通孔32を穿設し、この貫通孔32に固定ガイド部24としてのネジ(ボルトでもよい)を立設させた状態にして板状断熱材50を固定ガイド部24および建屋外装材改修用金具100の上から踏み付けるようにすればよいのである。このようにすることで、図10(A)に示すように貫通孔32に立設させた固定ガイド部24が板状断熱材50を押し上げ、固定ガイド部24の立設位置を他の板状断熱材50の表面高さよりも高くなる盛り上がり部に形成することができる。このようにして、外装材固定部30とは別体に形成した固定ガイド部24であっても上記実施形態における固定ガイド部24と同様の機能を発揮することができる。
また、固定ガイド部24としてのネジの長さ寸法によっては、板状断熱材50を固定ガイド部24が貫通し、板状断熱材50の表面から固定ガイド部24を突出(露出)させることもできる。このようにして板状断熱材50に建屋外装材改修用金具100を埋設させた後、固定ガイド部24を引き抜けば、外装材装着部60の取り付け位置を発見することができるため好都合である。固定ガイド部24が立設されていた位置には貫通孔32が穿設されているので、図10(B)に示すように外装材固定部30に形成した貫通孔32に外装材装着部60の取り付けを容易に行うことができる。このとき、起立部20に穿設した貫通孔22A,22Bに挿通させた溝幅調整部材であるタッピングネジTNと外装材装着部60の固定手段62とが干渉しないようにしておくことが重要である。図10(C)に示すように、固定手段62の上端部分は外装材装着部60の板厚内に埋設しておくことが好ましい。図10に示す以外の工程については、先の実施形態で説明した工程と同様に工程を行うことで変形例における建屋外装材改修用金具100を用いることができる。
また、以上の実施形態においては、起立部20の板厚方向に貫通させた貫通孔22A,22Bが穿設された建屋外装材改修用金具100の構成について説明したが、起立部20への貫通孔22A,22Bの穿設は省略しても、溝幅調整部材としてタッピングネジを用いれば切欠き溝12の幅寸法の調整は可能である。さらには、建屋外装材改修用金具100の材料が十分な弾性変形量を有する場合には、切欠き溝12の溝幅を既設のスレート屋根材Yから突出しているボルトBの径寸法に対して十分幅狭寸法に形成しておけば、溝幅調整部材による切欠き溝12の幅寸法の調整自体が不要になることもある。
さらにまた、開口部40の一部を構成する起立部20の上端部と固定ガイド部24の上端部が先細りになる形状の実施形態について説明したが、建屋外装材改修用金具100の材料である板材がいわゆる薄肉板材であれば、起立部20の上端部と固定ガイド部24の上端部を先細りとなる形状に形成しなくてもよい。特に固定ガイド部24の上端部については、盛り上がり部52を形成する際には先細り形状にしない方がよいこともある。
また、以上の実施形態においては、板状断熱材50の上面に敷設した新たな外装材としての防水シート70を、外装材装着部60に散点的に接着させる形態について説明したが、防水シート70の全面を板状断熱材50と外装材装着部60に接着させるようにしてもよい。
また、以上の実施形態においては、建屋外装材改修用金具100は板材を板金加工により形成している形態について説明しているが、板材の板金加工以外の加工方法により形成することもできる。
さらに、以上の変形例の他、上記各実施形態および変形例の各構成を適宜組み合わせた形態を採用することもできる。
10 固定部,10A 端縁,
12 切欠き溝,
12A スリット部,12B ボルト用スリット部,12C テーパ部,
20 起立部,22A,22B 貫通孔,24 固定ガイド部,
30 外装材固定部,32 貫通孔
40 開口部,42 第2開口部,
50 板状断熱材,
60 外装材装着部,62 固定手段,
70 防水シート(新たな外装材),80 熱溶着接着剤層,
100 建屋外装材改修用金具,
B,B1 ボルト,N,N1 ナット,W,W1 平ワッシャ,TN タッピングネジ,
T 建屋,Y スレート屋根材

Claims (7)

  1. 既設の外装材として凹面と凸面とが交互に連続する波形板が用いられている建屋において、前記波形板の表面に新たな外装材を取り付けするための建屋外装材改修用金具であって、
    前記凸面に重ね合わさる面に形成され、前記波形板の前記凸面から突出して組み付けられているボルトの径寸法よりも幅狭なスリット部と、前記スリット部の中途部に前記ボルトを収容可能なボルト用スリット部と、を有する切欠き溝が形成され、前記凸面に重ねて組み付けられる固定部と、
    前記固定部における前記切欠き溝の溝幅方向における対向端縁のそれぞれに起立形成された複数の起立部と、
    前記起立部の上端部どうしを連結すると共に前記新たな外装材が固定可能な外装材固定部と、を有し、
    前記外装材固定部には、前記外装材固定部の一部が切り欠かれた開口部が形成されていることを特徴とする建屋外装材改修用金具。
  2. 前記外装材固定部には、前記新たな外装材を前記外装材固定部に固定するための外装材装着部の固定位置の目安となる固定ガイド部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の建屋外装材改修用金具。
  3. 前記固定ガイド部は、前記外装材固定部の一部を曲折することにより前記開口部を形成する起立片であることを特徴とする請求項2記載の建屋外装材改修用金具。
  4. 前記起立部のそれぞれには板厚方向に貫通する貫通孔が形成されており、当該貫通孔には前記切欠き溝の溝幅を調整する溝幅調整部材が組み付けられていることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の建屋外装材改修用金具。
  5. 請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の建屋外装材改修用金具を用いた建屋外装材改修方法であって、
    前記波形板の前記凸面から突出している前記ボルトを前記波形板に締結する締結具と前記波形板の前記凸面との間に、前記スリット部から前記固定部を差し込んで前記ボルト用スリット部に前記ボルトを収容して前記建屋外装材改修用金具を前記建屋における既存の外装材に取り付ける工程と、
    前記建屋外装材改修用金具の上面に位置する前記外装材固定部に板状断熱材を重ね合わせて当該板状断熱材を押圧することにより、前記建屋外装材改修用金具を前記板状断熱材に埋設させる工程と、
    前記建屋外装材改修用金具を前記板状断熱材に埋設させた際に、前記開口部に前記板状断熱材がくい込むと共に、前記外装材固定部に受け止められた前記板状断熱材により前記板状断熱材の表面に形成された盛り上がり部を目安として、前記板状断熱材の表面における前記外装材固定部に対応する位置に外装材装着部を固定する工程と、
    前記外装材装着部に前記新たな外装材を装着する工程と、
    を有することを特徴とする建屋外装材改修方法。
  6. 前記建屋外装材改修用金具を前記建屋における既存の外装材に取り付ける工程の後、
    対向する前記起立部のそれぞれに溝幅調整部材を挿通させると共に前記溝幅調整部材を締め付けすることで前記切欠き溝の幅寸法を調整する工程をさらに有していることを特徴とする請求項5記載の建屋外装材改修方法。
  7. 前記外装材装着部は誘導加熱が可能な材料により形成されていると共に、前記新たな外装材と前記外装材装着部との間には熱溶着接着剤層が形成されており、
    前記外装材装着部を誘導加熱することにより、前記新たな外装材と前記外装材装着部とを前記熱溶着接着剤層を介して接着固定する工程をさらに有していることを特徴とする請求項5または6記載の建屋外装材改修方法。
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