JP2016190345A - 積層体シート - Google Patents

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Abstract

【課題】 端部で指を切傷しにくい積層体シートを提供する。
【解決手段】 シート端部2には凸部分13と凹部分14が交互に存在する。シート端部の変位の中間線となる一点鎖線15を境界として上部が凸部分13であり、下部が凹部分14である。Lは凸部分の線15に平行な直線長さであり、Lは凹部分の長さである。シート端面3の部分13が凸部分13の端面であり、指と接触し得る部分となっている。その縦幅はシートの厚みTであり横幅は凸部分の長さLである。又、部分14が凹部分14の端面であり、指と接触し得ない部分となっている。このように、シート端部が凹凸形状であれば、接触面が不連続であり、シート端面が平行移動したとき指と接触する区間と指と接触しない区間とが交互に存在する。L<α・Tに形成すると、引張力が指の対抗力を超える前に少なくとも最初の指との接触機会が終了するため、指を切傷しにくい。
【選択図】 図5

Description

この発明は積層体シートに関し、特に、アルミニウム箔と紙素材とを積層した積層体シートに関するものである。
従来、キッチンのガスレンジの汚れを防止するために、ガスレンジのトッププレート表面を覆って調理時の油汚れ等の付着を防ぐガスレンジ用トッププレート覆いが用いられている。一般的に、このようなガスレンジ用トッププレート覆いは、不燃紙の両面にアルミニウム箔のような金属箔を積層し、ガスバーナーの位置に対応する箇所に開口が形成されたものが用いられている。
図12は特許文献1で開示されたこのような従来の積層体シートの概略構成を示す概略平面図である。
図を参照して、シート51は、ガスレンジのトッププレート表面を覆うように敷設され、キッチンで調理時の油汚れ等が付着するのを防ぐ。シート51が汚れた際には取り替えるため、直線状となっているシート端部52を手に持ってシート51を着脱する。
次に、積層体シートの構造を説明する。
図13は図12で示したXII−XIIラインの拡大断面図である。
図を参照して、シート51は、不燃紙又は難燃紙である紙55の両面に、第1アルミニウム箔54と第2アルミニウム箔56とを貼り合わせてなる積層体構造となっている。
特開2000−257879号公報
上記のような従来の積層体シートでは、アルミニウム箔と紙素材との積層体からなるため、その厚みが非常に薄いものであり、且つ、そのシート端部が直線状であるため、積層体シートをガスレンジのトッププレートに敷設する際に当該端部に指で触れた際に指を切傷するおそれがあった。
又、この問題を避けるために積層体シートの端部を縁巻加工しようとしても、その構造上容易ではなかった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、端部で指を切傷しにくい積層体シートを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、シート状の紙素材と、その両面に貼り付けられたアルミニウム箔とからなるシートで構成される積層体シートであって、そのシートの全体厚さTが、0.086〜0.445mmであり、そのシートのシート端部と指とが所定の接触面で接触した際に、そのシート端部がその指に対して押し込まれる力をP[N]とし、その指の変形時に生じる単位面積あたりの対抗力をβ[N/mm]とし、その接触面であって、そのシートの周縁方向に沿った幅をW[mm]とし、シート端部と指との摩擦係数をμとし、
(β・W)/(μ・P)=α
として、そのシートの素材及び指の特性から定まる定数をαとし、そのシート端部の周縁部分であって、取扱い時に指が連続的に接触し得る長さをL[mm]とすると、
<α・T
に形成されているものである。
このように構成すると、少なくとも最初の指との接触機会において引張力が対抗力を超えない。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、その周縁部分は平面視において凹凸形状を有し、その凹凸形状の凸部分の縁に沿った長さがLであり、その凹凸形状の凹部分の存在による凸部分の不連続箇所の直線長さをLmmとすると、
>L/5
に形成されているものである。
このように構成すると、複数の凸部分への連続的な接触機会があっても引張力が対抗力を超えない。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、その積層体シートは、ガスレンジトッププレート覆いであり、その周縁部分は平面視において山谷が繰り返される波型形状を有し、その波型形状の繰り返しピッチをL[mm]とし、その波型形状の最大変位をH[mm]とすると、
={H+(L/4)}1/2
に形成されているものである。
このように構成すると、Lを定めればH及びLを具体的に決定することができる。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明の構成において、ピッチLが1〜10mmに、最大変位Hが0.2〜5.0mmに設定されているものである。
以上説明したように、請求項1記載の発明は、少なくとも最初の指との接触機会において引張力が対抗力を超えないため、指を切傷しにくい。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、複数の凸部分への連続的な接触機会があっても引張力が対抗力を超えないため、極めて指を切傷しにくい。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、Lを定めればH及びLを具体的に決定することができるため、当該積層体シートの素材及び構成を定めれば、指を切傷しにくいシート端部の形状を設計することができる。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明の効果に加えて、より効率的な設計が可能となる。
この発明の第1の実施の形態による積層体シートの概略構成を示す概略平面図である。 図1で示したII−IIラインの拡大断面図である。 図1においてシート端部と指とが接触している時の指の状態を示す概略断面図であって、(1)はシートが移動する前の状態を示すものであり、(2)はシートが一定距離を移動した後の状態を示すものである。 図1においてシート端面と指との接触面を示す概略断面図であって、(1)は指側の接触面を示すものであり、(2)はシート側の接触面を示すものである。 図1で示した“X”部分のシート端部を示す拡大概略図であり、(1)はシート端部を平面視したものであり、(2)はシート端面をシート本体平面の延長線上の上部から見たものである。 図4において総接触距離の増加に伴い引張力が増加していく様子を示すグラフである。 この発明の第2の実施の形態による積層体シートの概略構成を示す概略平面図であり、図1に対応するものである。 図7で示した“Y”部分のシート端部を示す拡大概略図であり、図5(1)に対応するものである。 図8に対応する積層体シートのシート端部を示す拡大概略図であって、(1)はその繰り返しピッチ及び最大変位を示すものであり、(2)はその最上点から隣接する最下点までの縁に沿った長さを示すものであり、(3)はその最上点から隣接する最下点までの直線長さを示すものである。 この発明の第2の実施の形態による積層体シートの製造工程を示す概略工程図である。 この発明の他の実施の形態による積層体シートのシート端部の形状を示す拡大概略図であり、図5(1)に対応するものである。 従来の積層体シートの概略構成を示す概略平面図である。 図12で示したXII−XIIラインの拡大断面図である。
図1はこの発明の第1の実施の形態による積層体シートの概略構成を示す概略平面図である。
図を参照して、シート1は、ガスレンジトッププレート覆いであり、本体平面がガスレンジ(図示せず)のトッププレート表面を覆うことができるような形状に成型されている。又、シート端部2は平面視において凹凸形状となっている。
次に、この発明の第1の実施の形態による積層体シートの断面構造について説明する。
図2は図1で示したII−IIラインの拡大断面図である。
図を参照して、シート1の断面は、不燃紙である紙5の両面に、上面側となる第1アルミニウム箔4及び下面側となる第2アルミニウム箔6が貼り付けられている。
第1アルミニウム箔4及び第2アルミニウム箔6の厚みはそれぞれ0.006〜0.050mmで選定されており、又、紙5の厚みは0.080〜0.345mmで選定されている。そのため、積層体シートの厚みをT[mm]とおくと、Tの上限は、第1アルミニウム箔、紙及び第2アルミニウム箔のそれぞれが一番厚い場合の構成である0.445mmとなる。又、Tの下限は、第2アルミニウム箔無しの構成の積層体シートも想定されるため、0.086mmとなる。以上より、積層体シートの厚みTの範囲は、0.086〜0.445mmとなる。
尚、意匠的な観点からは、第1アルミニウム箔4の上面に印刷を施してあっても良い。
この実施の形態による積層体シートの端部は、以下に示すように、シート端部と指とが接触しても指を切傷しにくいように、凹凸形状となっている。
そこで、当該凹凸形状のシート端部と指とが接触しても指を切傷しにくい理由を説明する。
まず、あるシート状の物体と指とが接触し、シート端面を一定の力で指に押し込んだまま、一定速度で接触面と平行方向に滑るように移動させたとき、指側は一定の面積に接触し続け、紙側は接触距離に比例して大きくなる総面積で接触する。そして摩擦力によって発生し徐々に蓄積する蓄積摩擦力(引張力)が指の接触面の対抗力を超えたとき、指を切傷すると考えられる。その際、次のような式が成り立ったものと考えられる。
F=μ・N・A >C ・・・(i)
Fは蓄積摩擦力[N(ニュートン)]である。本件では、「引張力」とする。
μは摩擦係数である。本件では、常にシート端面と指との関係であるため、一定である。
Nは押圧力[N/mm]である。本件では、シート端面が指に対して垂直方向にかける単位面積あたりの押圧力である。
Aは総接触面積[mm]である。本件では、シート端面と指との接触におけるシート端面側が接触した総面積である。
Cは対抗力[N]である。本件では、指の接触面の「対抗力」とする。
μは一定のため、押圧力N又は面積Aが大きいほど引張力Fは大きくなる。
そして、引張力Fが対抗力Cを超えた瞬間に、指は切傷する。
ここで、Cについて説明する。
図3は図1においてシート端部と指とが接触している時の指の状態を示す概略断面図であって、(1)はシートが移動する前の状態を示すものであり、(2)はシートが一定距離を移動した後の状態を示すものである。
まず(1)を参照して、シート端部2と指8は接触している。シートを矢印の方向に平行移動させたとき、シート端部2と指8の接触面に摩擦を生じて指の皮膚を引っ張る力が発生して変形が始まる。指は一定の弾性を有するため、紙の移動後には(2)に示す状態となる。
次に(2)を参照して、指8はシート端部2の移動方向に応じて摩擦により引っ張られ、ひずみを生ずる。一定の力までは指は変形により対抗できるが、対抗力の限界(変形の限界)を超えたとき、指は切傷すると考えられる。この指が引張力に対抗できる限界の力が対抗力Cである。
そして、本件の指の対抗力Cは指側の接触面積Bに比例すると考えられる。
C=β・B ・・・(ii)
βは対抗力定数[N/mm]である。本件では、指の単位面積あたりの対抗力とし、一定である。
Bは接触面積[mm]である。本件では、シート端面と指との接触における指側の接触面積である。
つまり、指に大きくシート端面が接触している時ほど対抗力は大きくなり、指は切傷しにくくなる。
図4は図1においてシート端面と指との接触面を示す概略断面図であって、(1)は指側の接触面を示すものであり、(2)はシート側の接触面を示すものである。
まず(1)を参照して、シート端面3は指8と接触面9を介して接触している。そして、シートを矢印の方向に平行移動させるとき、指8と接触面9を介して接触を続けながらシートは移動する。接触面9の縦幅はシートの厚みT[mm]である。接触面9の横幅をW[mm]とし、接触面9の面積をBとする。シート端面と指との接触開始からシートの移動後まで、指側は常に接触面9を介してシート端面と接触し続ける。
次に(2)を参照して、シートが(1)の矢印の方向に平行移動したとき、シート端面の指との接触面9は(2)の矢印の方向に平行移動し、距離D´[mm]を移動した後はシート端面と指とは点線で描いた接触面10を介して接触している状態となる。移動の間に指と接触したシート端面側の全ての接触面が総接触面11である。総接触面11の縦幅はシートの厚みTであり、横幅は移動距離D´と移動前の接触面9の横幅Wとの合計である距離Dとなる。又、総接触面11の面積が総接触面積Aとなる。
ここで、Bについて説明する。
Bはシート端面と指との接触における指側の接触面積であり、次のような式が成り立つと考えられる。
B=T・W ・・・(iii)
Tはシートの厚み[mm]である。本件では、指の接触面の縦幅となり、又、シート端面の接触面の縦幅となる。
Wは接触面の幅[mm]である。本件では、指の接触面の横幅である。
あるシート端面と指との接触を考えるとき、その関係においてはT、Wともに一定であるため、Bは一定となる。
次に、Nについて説明する。
Nはシート端面が指に対して垂直方向にかける単位面積あたりの押圧力であり、次のような式が成り立つと考えられる。
N=P/B ・・・(iv)
Pは押し込む力[N]である。本件では、シートが指に対して押し込む力であり、一定とする。
つまり、接触面積Bが小さいほどNは大きくなる。
次に、Aについて説明する。
Aはシート端面と指との接触におけるシート端面側が接触した総面積であり、次のような式が成り立つと考えられる。
A=T・D ・・・(v)
Dは総接触距離[mm]である。本件では、シートの移動距離D´と接触開始時点での接触面の幅Wとの合計である。
ここでD´及びDは、次の式のようになる。
D´=V・S
D=V・S+W ・・・(vi)
Vは速さ[mm/s]である。本件では、シートが上下に変動することなく接触面と平行方向に移動する速さであり、一定とする。
Sは時間[s]である。本件では、シートが移動を開始した後のシート端面と指との接触時間である。
シートの移動速度Vが増加するほど、又はシート端面と指との接触時間Sが増加するほど、総接触距離Dは増加する。
上記式(ii)〜(vi)を上記式(i)に挿入すると、次のようになる。
F=μ・P・D/W >β・T・W =C ・・・(vii)
尚、D=V・S+W
この式から言えることは次の通りである。
まず、シートが指に押し込む力Pが大きいほど引張力Fが増加し、指は切傷しやすくなる。
又、総接触距離Dが長いほど引張力Fが増加し、指は切傷しやすくなる。
更に、指の接触面の幅Wが短いほど引張力Fが増加し、又、対抗力Cが減少し、指は切傷しやすくなる。
更に、接触面の厚みTが薄いほど対抗力Cが減少し、指は切傷しやすくなる。
そして、μ及びβは定数であり、P、V、W及びTは本件においては一定であるため、上記式(vii)より、引張力Fは総接触距離Dに比例する。つまり、シート端面と指との接触距離が短くなれば、引張力は増加しづらくなり、指は切傷しにくくなる。
ここで、シートの端部が平面視において凹凸形状であれば、シート端面と指との一度の接触距離が短くなる。その結果、一度の接触機会において引張力Fは対抗力Cを超えづらくなり、指は切傷しにくくなる。
その様子を説明したのが図5である。図5は図1で示した“X”部分のシート端部を示す拡大概略図であって、(1)はシート端部を平面視したものであり、(2)はシート端面をシート本体平面の延長線上の上部から見たものである。
まず(1)を参照して、シート端部2には凸部分13と凹部分14が交互に存在する。シート端部の変位の中間線が一点鎖線15であり、線15を境界として上部が凸部分13であり、下部が凹部分14である。Lは凸部分の線15に平行な直線長さであり、Lは凹部分の長さである。
次に(2)を参照して、シート端面3の部分13が凸部分13の端面であり、指と接触し得る部分となっている。その縦幅はシートの厚みTであり横幅は凸部分の長さLである。又、部分14が凹部分14の端面であり、指と接触し得ない部分となっている。
シート端部が従来例のような直線状であれば接触面が連続しており、シート端面は平行移動しながら指と接触し続ける。それに対して、シート端部が凹凸形状であれば接触面が不連続であり、シート端面が平行移動したとき指と接触する区間(接触区間)と指と接触しない区間(非接触区間)とが交互に存在する。
図6はこのような総接触距離Dの増加に伴い引張力Fが増加していく様子を示すグラフである。横軸は総接触距離Dを表し、縦軸は対抗力Cに対する引張力Fの割合[%]を表している。即ち、引張力Fが対抗力C(100%)を超えたとき、指は切傷する。
一点鎖線で示した線25は対抗力C(100%)を表し、総接触距離Dに関わらず一定である。破線で示した線26は、従来例のような直線状のシート端部と指とが接触した場合を表している。この場合、総接触距離Dの増加に伴い引張力Fが増加し、総接触距離Dが一定の長さを超えた時点で引張力Fが対抗力Cを超え、指が切傷する。折れ線27はこの実施の形態による凹凸形状のシート端部と指とが接触した場合を表し、凸部分よりなる一度の接触区間では直線状の場合と同様に引張力Fが増加していくが、引張力Fが対抗力Cを超える前に接触区間が終了し、その後の凹部分よりなる非接触区間に入る。
即ち、この実施の形態による凹凸形状のシート端部においては、接触区間の長さが一定の長さより短いので、引張力Fが対抗力Cを超える前に一度の接触機会が終了し、指を切傷しにくい。
ここで、シート端部と指との一度の接触機会が終了した後もシートを平行移動させ続けた場合について説明する。
一度の接触機会が終了したとき、指の皮膚は引張力によりひずんだ状態から急速に元に戻ろうとし、引張力Fは軽減される。又、その後の接触機会における接触面は前回の接触面とは微細に異なる位置となるため、引張力Fはより軽減された状態となる。これらの結果、非接触区間において、引張力Fは急激に減少する。
上記の理由により、非接触区間における引張力Fの減少速度は、接触区間における引張力Fの増加速度より非常に速く、5倍程度と考えられる。
即ち、この実施の形態による凹凸形状のシート端部においては、接触区間の後に非接触区間が存在することにより、接触区間において蓄積した引張力Fは非接触区間において急激に減少し、引張力Fが対抗力Cを超えにくく、指を切傷しにくい。
又、接触区間の後に存在する非接触区間が十分に長ければ、接触区間において蓄積した引張力Fは非接触区間において0にまで減少し、更にその後に同様の比率の長さである接触区間と非接触区間が交互に存在していても、指を切傷しにくい。
次に、指を切傷しないための接触区間の長さの上限及び非接触区間の下限について説明する。
シート端部の凸部分の長さLは、シート端面と指との一度の接触機会における接触区間の長さにあたる。又、シート端部の凹部分の長さLは、その一度の接触機会が終了し次の接触が開始するまでの非接触区間の長さである。
まず、あるシート端面と指とが接触し、シートが一定の力及び一定速度で平行移動し、指が切傷しなかった時、上記式(i)において引張力F<対抗力Cが成り立っている。
即ち、シート端部が凹凸形状の場合、一度の接触機会において指が切傷しないためには、指と接触し得る凸部分の長さLが、上記式(vii)において引張力F<対抗力Cが成り立つ範囲の総接触距離Dであることが必要となる。
又、複数の凸部分への連続的な接触機会があっても指を切傷しないためには、一度の接触機会が終了した時点で蓄積していた引張力Fが、長さがLである非接触区間において急激に減少していき、次の接触機会までにほぼ0にまで減少している必要がある。
ここで、以上説明したように、引張力Fの非接触区間における減少速度は、接触区間における増加速度の5倍程度と考えられるため、非接触時に引張力Fを0まで減少させるとき、LとLの間に次のような関係が成り立つ。
>L/5 ・・・(viii)
即ち、非接触区間においてFを0まで減少させるためには、シート端部の凹凸形状の凹部分の長さLは同凸部分の長さLの1/5以上の距離であれば良い。
尚、Lが余りにも長い場合、凹部分に指が触れてしまう可能性があるため、Lは一定の距離M[mm]未満である必要がある。Mは、非接触である凹部分の上限の距離であり、指等の大きさから10mm程度と考えられる。
ここで、シートの厚みを変化させる場合について説明する。
シートを薄くすると、シートの厚みTが減少する。このとき、上記式(vii)より、
F=μ・P・D/W
C=β・T・W ・・・(ix)
となり、式にTが含まれないFの増加速度は変わらず、CはTの減少に比例して減少する。
又、上記式(i)においてF<CとなるときのDをLとすると、Tを減少させたときにF<Cの状態を維持するためには、LはTの減少に比例して減少する必要がある。よって、LをTの関数とし、F<Cにおいて上記式(ix)を変形すると、以下のような式となる。
<{(β・W)/(μ・P)}T
β及びμは定数であり、本件においてW、Pは一定であるので、(β・W)/(μ・P)=定数αとおくと、
<α・T ・・・(x)
が成り立つ。
即ち、シート端部と指との一度の接触機会において指を切傷しないためには、接触区間の長さである、シート端部の凹凸形状の凸部分の長さLをα・T以下にする必要がある。
又、シートの厚みTを薄くしたとき、シート端部と指との一度の接触機会において指を切傷しないためには、凸部分の長さLもそれに伴い短くする必要がある。
次に、この発明の第2の実施の形態による積層体シートについて説明する。
図7はこの発明の第2の実施の形態による積層体シートの概略構成を示す概略平面図であって、図1に対応するものである。
図を参照して、シート1の本体平面は、この発明の第1の実施の形態と同様の形状に成型されている。又、この実施の形態による積層体シートの断面構造は、この発明の第1の実施の形態と同様の積層構造である。したがって、この発明の第1の実施の形態と同一部分については説明を繰り返さずに、相違点を中心に説明する。
この実施の形態による積層体シートのシート端部2に、この発明の第1の実施の形態との相違点が存在するため、次に、この実施の形態によるシート端部について説明する。
図8は図7で示した“Y”部分のシート端部を示す拡大概略図であって、図5(1)に対応するものである。
図を参照して、シート端部2は平面視において山谷が繰り返される波型形状であり、シート端部の変位の中間線である一点鎖線15より上部である凸部分13と、下部である凹部分14とが交互に存在する。
このシート端部の凸部分13の縁に沿った長さであって取扱い時に指が連続的に接触し得る長さをLとし、このシート端部の凹部分14の存在による凸部分の不連続箇所の直線長さ、即ち、指の非接触区間の直線長さをLとする。
次に、この実施の形態における積層体シートのシート端部の繰り返しピッチ及び最大変位について説明する。
図9はこの発明の第2の実施の形態による積層体シートのシート端部を示す拡大概略図であって、(1)はその繰り返しピッチ及び最大変位を示すものであり、(2)はその最上点から隣接する最下点までの縁に沿った長さを示すものであり、(3)はその最上点から隣接する最下点までの直線長さを示すものである。
まず(1)を参照して、この実施の形態による積層体シートのシート端部2は平面視において山谷が繰り返される波型形状を有する。この波型形状の凸部分から次の凸部分までの間隔が繰り返しピッチLであり、この波型形状の最大変位がHである。
次に(2)を参照して、シート端部の指と連続的に接触し得る凸部分の縁に沿った長さLは、一点鎖線15を境界とした凸部分13と凹部分14とが合同な形状であるため、シート端部の平面視における最上点16と隣接する最下点17までの縁に沿った長さLと等しい。
次に(3)を参照して、一点鎖線で示した線部が上記Lに相当する部分であり、(3)はその周辺を拡大したものである。
ここで、最上点16から最下点17までの縁に沿った長さLは、最上点16から最下点17までの直線長さLと近似できる。尚、波型形状においては厳密にはLはLよりも短い。
は縦の長さH且つ横の長さL/2の直角三角形の斜辺の長さに相当するため、次のような式が成り立つ。
={H+(L/4)}1/2
以上説明したように、LはLと等しく、LはLと近似できるため、LはLと近似できる。又、波型形状においては厳密にはLはLよりも短く、即ち厳密にはLはLよりも短いため、当該積層体シートのLをLと等しくなるように設計しても安全側となり、Lは取扱い時に指を切傷しない長さの範囲を逸脱しない。
ここで、Lは、指を切傷しないようにL<α・Tが成り立つ範囲の数値である。αは積層体シートの素材及び指の特性から定まり、Tは積層体シートの全体厚さであるため、積層体シートの素材及び構成を定めることによってまずLが定まる。次に、以上説明したように、L={H+(L/4)}1/2が成り立つようにLに基づき繰り返しピッチL及び最大変位Hの関係を求めることができる。そして、繰り返しピッチL及び最大変位Hが定まることでシート端部の具体的な形状を定めることができる。
次に、H及びLの上限及び下限について説明する。
まず、繰り返しピッチLの長さを10mm超にすると、シート端部の長さに対する凸部分の個数が減り、シート端部の凹凸形状が直線状に近くなり、指を切傷しやすくなるため、上限を10mmとする。また、繰り返しピッチLの長さを1mm未満にすると、シート端部の凹凸形状が細かくなり、シート端部の凹凸形状が実質的に直線状に近くなり、指を切傷しやすくなるため、下限を1mmとする。以上より繰り返しピッチLの範囲は、1〜10mmであれば良い。
次に、最大変位Hを5.0mm超にすると、シート端部が直線状の場合と比較して意匠性が大きく変わるため、上限を5.0mmとする。また、最大変位Hを0.2mm未満にすると、シート端部の凹凸形状が実質的に直線状に近くなり、指を切傷しやすくなるため、下限を0.2mmとする。以上より最大変位Hの範囲は、0.2〜5.0mmであれば良い。
次に、この発明の実施の形態による積層体シートの製造工程について説明する。
図10はこの発明の第2の実施の形態による積層体シートの製造工程を示す概略工程図である。
図を参照して、まず、第1のアルミニウム箔4の片面に所望のデザインの印刷面20を付すためにその表面全体を耐熱インキにて印刷する印刷工程を行う。そして、この印刷工程とは別に不燃紙である紙5と第2のアルミニウム箔6を貼り合わせる、第1の貼り合わせ工程を行う。
尚、この実施の形態にあっては、第1の貼り合わせ工程での貼り合わせは接着剤にて行ったが、他の手段にて貼り合わせを行っても良い。
又、この実施の形態にあっては、第1アルミニウム箔4の外面が全面耐熱インキによって印刷されているが、印刷は必ずしも必要なものでは無い。
このようにして得られた印刷後の第1アルミニウム箔4と不燃紙5と貼り合わせされた第2アルミニウム箔6とを貼り合わせる第2の貼り合わせ工程を行う。このようにして得られた不燃紙の両面にアルミニウム箔が貼り合わせされてなる積層体シートの原反21から所定分のシートを引き出し、トムソン刃により図7で示したような形状に打ち抜く打抜工程を行う。
尚、この実施の形態にあっては、不燃紙は坪量100g/mのものが使用されているが、坪量は70〜300g/mの範囲であれば良い。即ち、不燃紙の厚みは0.080〜0.345mm以下であれば良い。
又、この実施の形態にあっては、第1アルミニウム箔及び第2アルミニウム箔の厚みは0.012mmのものが使用されているが、厚みは0.006〜0.050mmの範囲であれば良い。
上記の打抜工程において、積層体シート本体の端部の切断に用いる切断刃として従来用いられている直線状のトムソン刃ではなく平面視波型形状のトムソン刃を用いることで、シート端部が平面視において凹凸形状である積層体シートを一度で打ち抜くことができる。
尚、この実施の形態にあっては、各工程は別個に行ったが、同時に行っても良いし、第1及び第2の貼り合わせ工程後に印刷工程を行っても良い。又、印刷工程は打抜工程後に行っても良い。
次に、実施例におけるT及びLの関係について説明する。
シート端部と指とが連続的に接触しても指を切傷しないLの長さの上限を測定するため、この発明による積層体シートを用いて、市販のソーセージを指とみなし、積層体シートとソーセージとを所定の押圧力で接触させ、これらを所定の速度で相対的に移動させ、ソーセージ表面が切傷するまでの総接触距離を測定した。切傷した時点の総接触距離がLの上限である。TとL上限との関係は、以下に示す表1の通りとなった。
Figure 2016190345
表1のデータから、上記式(x)より、α=22.5である。
尚、αは実際はシートの素材及び指の特性により定まるものである。
以上説明したように、シートの全体厚さTが0.086〜0.445mmを前提とし、シートの素材及び指の特性から定まる定数αを上記の実験で求めると、シート端部の周縁部分であって取扱い時に指が連続的に接触し得る長さをLとすると、上記式(x)よりL<α・Tであれば一度の接触機会において引張力F<対抗力Cが成り立つため、少なくとも最初の指との接触機会において指を接触しにくいシートを設計することが可能となる。
尚、この発明の第2の実施の形態にあっては、シート端部の形状が波型に形成加工されているが、以下の図11に示すような形状であっても良い。
図11はこの発明の他の実施の形態による積層体シートのシート端部の形状を示す拡大概略図であり、図5(1)に対応するものである。
図を参照して、(1)〜(5)までの各実施の形態において、シート本体の他の部分は、この発明の第1の実施の形態と同様の形状に成型されている。又、(1)〜(5)までの各実施の形態において、積層体シートの断面構造は、この発明の第1の実施の形態と同様の積層構造である。したがって、この発明の第1の実施の形態と同一部分については説明を繰り返さずに、相違点のあるシート端部の形状及び凸部分の長さLを中心に説明する。
尚、(1)〜(5)までの各実施の形態において、シート端部の凹凸形状の変位の中間線が一点鎖線15であり、線15を境界として上部が凸部分13であり、下部が凹部分14である。このシート端部の凸部分13の縁に沿った長さであって取扱い時に指が連続的に接触し得る長さをLとし、このシート端部の凹部分14の存在による凸部分の不連続箇所の直線長さ、即ち、指の非接触区間の直線長さをLとする。
まず(1)を参照して、この実施の形態にあっては、シート端部の凹凸形状はこの発明の第1の実施の形態におけるシート端部の凸形状の四角形の角を丸めたものである。
次に(2)を参照して、この実施の形態にあっては、シート端部の凹凸形状は台形形状よりなるものである。
次に(3)を参照して、この実施の形態にあっては、シート端部の凹凸形状は直線部分に円を付加したものである。
次に(4)を参照して、この実施の形態にあっては、シート端部の凹凸形状は三角形形状よりなるものである。
次に(5)を参照して、この実施の形態にあっては、(4)のシート端部の凹凸形状において、凹部分14に平坦部を加えたものである。
以上の(1)〜(5)までの各実施の形態において、L<α・Tとなるようにシート端部の凹凸形状が形成されているため、指を切傷しにくい。
尚、シート端部の凹凸形状が上記の各実施の形態に示されていない他の凹凸形状であっても、L<α・Tであれば良い。
又、上記の各実施の形態では、シートに紙とその両面にアルミニウム箔を貼り合わせてなる積層体シートが用いられているが、シートは積層体でなくても良い。
更に、上記の各実施の形態では、積層体シートがガスレンジトッププレート覆いとして用いられているが、積層体シートはガスレンジトッププレート覆い以外の用途でも良い。
更に、上記の各実施の形態では、シート体にアルミニウム箔が使用されているが、これに代えて他の金属箔を用いても良い。
更に、上記の各実施の形態では、シート体に不燃紙が使用されているが、これに代えて用途に応じて難燃紙などを用いても良い。
更に、上記の各実施の形態では、トムソン刃によって端縁(外周縁)を形成しているが、トムソン刃以外の刃又は方法で端縁(外周縁)を形成しても良い。
更に、上記の各実施の形態では、第1アルミニウム箔の外面は全面耐熱インキによって印刷されているが、これに代えて、又はこれの外面にシリコンコートを施しても良い。この場合、第1アルミニウム箔の外面の平滑度が向上するため、拭き取りによる汚れの除去がより容易となる。
1…シート
2…シート端部
3…シート端面
4…第1アルミニウム箔
5…紙
6…第2アルミニウム箔
8…指
9〜10…接触面
13…凸部分
14…凹部分
51…シート
52…シート端部
53…シート端面
54…第1アルミニウム箔
55…紙
56…第2アルミニウム箔
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (4)

  1. シート状の紙素材と、その両面に貼り付けられたアルミニウム箔とからなるシートで構成される積層体シートであって、
    前記シートの全体厚さTが、0.086〜0.445mmであり、
    前記シートのシート端部と指とが所定の接触面で接触した際に、前記シート端部が前記指に対して押し込まれる力をP[N]とし、
    前記指の変形時に生じる単位面積あたりの対抗力をβ[N/mm]とし、
    前記接触面であって、前記シートの周縁方向に沿った幅をW[mm]とし、
    前記シート端部と指との摩擦係数をμとし、
    (β・W)/(μ・P)=α
    として、前記シートの素材及び指の特性から定まる定数をαとし、
    前記シート端部の周縁部分であって、取扱い時に指が連続的に接触し得る長さをL[mm]とすると、
    <α・T
    に形成されている、積層体シート。
  2. 前記周縁部分は平面視において凹凸形状を有し、
    前記凹凸形状の凸部分の縁に沿った長さが前記Lであり、
    前記凹凸形状の凹部分の存在による前記凸部分の不連続箇所の直線長さをL[mm]とすると、
    >L/5
    に形成されている、請求項1記載の積層体シート。
  3. 前記積層体シートは、ガスレンジトッププレート覆いであり、
    前記周縁部分は平面視において山谷が繰り返される波型形状を有し、
    前記波型形状の繰り返しピッチをL[mm]とし、
    前記波型形状の最大変位をH[mm]とすると、
    ={H+(L/4)}1/2
    に形成されている、請求項1記載の積層体シート。
  4. 前記ピッチLを1〜10mmに、
    前記最大変位Hを0.2〜5.0mmに、
    設定されている、請求項3記載の積層体シート。
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