JP2016187489A - 家庭用薄葉紙及び家庭用薄葉紙の製造方法 - Google Patents

家庭用薄葉紙及び家庭用薄葉紙の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コンタクトエンボスの付与時に皺が発生し難く見栄えに優れ、しかも加工速度を高めることができる家庭用薄葉紙を提供する。【解決手段】CD方向(幅方向)に平行で長さの異なる二つのCD方向辺と各CD方向辺の両端を結ぶ二つのMD(回転方向)方向辺とを有する四角形の単位エンボス11a,11bがMD方向に沿って並ぶエンボス列12,13をCD方向に間隔を開けて一対二列有し、一方のエンボス列12が、各単位エンボス11a,11bにおける二つのMD方向辺のうち対となる他方のエンボス列13に対して遠い側のMD方向辺がCD方向に対して55°以上85°以下の角度とされ、他方のエンボス列13が、各単位エンボス11a,11bにおける二つのMD方向辺のうち対となる一方のエンボス列12に対して遠い側のMD方向辺がCD方向に対して95°以上125°以下の角度とされる家庭用薄葉紙。【選択図】図4

Description

本発明は、ティシュペーパーやトイレットペーパー等の家庭用薄葉紙及びその製造方法に関し、特に、複数枚の紙シートが積層された状態でエンボスによりプライ接合された複数プライの家庭用薄葉紙及びその家庭用薄葉紙の製造方法に関する。
複数プライの家庭用薄葉紙では、プライ剥離を防止するためにエンボスが付与されているものがある。このエンボスは、エッジエンボス、ナーリング、コンタクトエンボスなどとも呼ばれ(本発明及び本明細書では「コンタクトエンボス」という)、家庭用薄葉紙の原紙となる紙シートを複数枚積層した状態で、周面に多数の凸部が形成された凸エンボスロールと受けロールの間を通し、前記家庭用薄葉紙の両側縁部に対応する部分に前記多数の凸部によって形成される凸エンボスパターンに対応するパターンのエンボスを付与することで形成される。
従来、このコンタクトエンボスのパターンは、例えば、綾目ローレット加工の凸エンボスロールにより付与される、図8(A)に示すような、菱形の単位エンボス200がMD方向及びこれに直行するCD方向に各頂点200E,200Eが位置するようにして格子状に並ぶアヤメ(綾目)パターンのコンタクトエンボス600がある。
しかし、図8(B)に図8(A)の一点斜線で囲まれる部分を付与する凸エンボスロールの一部拡大図を示すように、このようなパターンは、凸エンボスロールを回転させてエンボス付与の際に、前記単位エンボス200の形状に対応する各凸部201が原紙の紙面に対して頂点201Eから接するようにして付与されるため、付与の際に一点に力が加わって、その一点に穴あきが発生しやすく、さらに、その菱形の各辺201Xに沿って原紙が伸ばされて(図中伸ばされる方向を符号Zで示す)、その一点からの裂けや皺も発生しやすいという問題がある。また、菱形のエンボスを付与する綾目ローレット加工の凸エンボスロールは、凸部間の溝202に紙粉が詰まりやすく、その詰まりによって紙シート同士が圧着されない部分が形成されるおそれもある。そして、これらの問題は、特に、製造時の加工速度を高めると顕著となる。
特許第4450421号 特許第5331530号 特許第5331503号 特許第5175625号 特許第5005085号
そこで、本発明の主たる課題は、このようなエンボス付与時における皺の発生が防止され、加工速度を高めることができ、しかもコンタクトエンボス部分に皺がなく見栄えのよい家庭用薄葉紙、さらに、そのような家庭用薄葉紙の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
〔請求項1記載の発明〕
クレープが形成された複数枚の紙シートが重ね合わされてコンタクトエンボスによってプライ接合された家庭用薄葉紙であって、
前記コンタクトエンボスは、CD方向に平行で長さの異なる二つのCD方向辺と各CD方向辺の両端を結ぶ二つのMD方向辺とを有する四角形の単位エンボスがMD方向に沿って並ぶエンボス列をCD方向に間隔を開けて一対二列有し、
その一方のエンボス列は、各単位エンボスにおける二つのMD方向辺のうち対となる他方のエンボス列に対して遠い側のMD方向辺がCD方向に対して55°以上85°以下の角度とされ、前記他方のエンボス列は、各単位エンボスにおける二つのMD方向辺のうち対となる前記一方のエンボス列に対して遠い側のMD方向辺がCD方向に対して95°以上125°以下の角度とされ、
両エンボス列は、各単位エンボスにおける二つのMD方向辺のうち対となるエンボス列に対して近い側のMD方向辺がMD方向に対して±1°未満の角度とされている、
ことを特徴とする家庭用薄葉紙。
〔請求項2記載の発明〕
各エンボス列において、MD方向で隣に位置する一つ又は二つの単位エンボスが、対となるエンボス列に対して遠い側のMD方向辺を、同一の直線上に位置するようにして配されている、請求項1記載の家庭用薄葉紙。
〔請求項3記載の発明〕
クレープが形成された複数枚の紙シートが重ね合わされてコンタクトエンボスによってプライ接合された家庭用薄葉紙の製造方法であって、
周面に複数の凸部を有する凸エンボスロールを回転させつつ、搬送される複数の連続する紙シートが積層された積層連続シートに押接して、前記積層連続シートに対して前記複数の凸部で形成される凸エンボスパターンに対応するパターンのコンタクトエンボスを形成することで、前記複数枚の連続する紙シートを積層した状態で接合するプライ接合工程を有し、
その凸エンボスロールとして、周面に、回転軸方向に平行で長さの異なる二つの軸方向辺と各軸方向辺の両端を結ぶ二つの回転方向辺とを有する四角形の単位凸エンボスが回転方向に沿って並ぶ凸エンボス列を回転軸方向に間隔を開けて一対二列有し、その一方の凸エンボス列における各単位凸エンボスの他方の凸エンボス列に対して遠い側の回転方向辺が回転軸方向に対して55°以上85°以下の角度とされ、前記他方の凸エンボス列における各単位凸エンボスの前記一方の凸エンボス列に対して遠い側の回転方向辺が回転軸方向に対して95°以上125°以下の角度とされ、かつ、両凸エンボス列における各単位エンボスが、対となる凸エンボス列に対して近い側の回転方向辺が回転方向に対して±1°未満の角度とされているものを用い、
その凸エンボスロールを、長さの異なる二つの軸方向辺のうち長さの短い軸方向辺が先に積層連続シートの紙面に接する方向で回転させつつ、コンタクトエンボスを付与する、
ことを特徴とする家庭用薄葉紙の製造方法。
〔請求項4記載の発明〕
前記凸エンボスロールとして、各凸エンボス列において、回転方向で隣に位置する一つ又は二つの単位凸エンボスが、対となる凸エンボス列に対して遠い側の回転方向辺を、同一の直線上に位置するようにして配されているものを用いる、請求項3記載の家庭用薄葉紙の製造方法。
以上の本発明によれば、エンボス付与時における皺の発生が防止され、加工速度を高めることができ、しかもコンタクトエンボス部分に皺がなく見栄えのよい家庭用薄葉紙、さらに、そのような家庭用薄葉紙の製造方法が提供される。
本発明に係るコンタクトエンボスの付与態様を説明するための概略図である。 本発明に係るコンタクトエンボスの付与態様を説明するための他の概略図である。 本発明に係る凸エンボスロールを説明するための図である。 本発明に係る凸エンボスロールの凸エンボスパターンを説明するための図である。 本発明に係る凸エンボスロールの単位凸エンボスを説明するための図である。 本発明に係る凸エンボスロールの他の凸エンボスパターンを説明するための図である。 本発明に係るコンタクトエンボスが付与された家庭用薄葉紙の平面図である。 従来の凸エンボスロールの凸エンボスパターンの例を説明するための図である。 比較例1及び2の凸エンボスロールの凸エンボスパターンを説明するための図である。 プライ剥離防止性の試験方法を説明するための図である。
本発明の実施の形態を図1〜7を参照しながら詳述する。まず、家庭用薄葉紙の製造方法について説明し、次いで、その家庭用薄葉紙について説明する。
本実施形態に係る家庭用薄葉紙の製造方法は、図1及び図2に示すように、周面にコンタクトエンボスに対応する所定のパターンで配された複数の凸部を有する凸エンボスロール10と受けロール20とを回転させつつ、それらのロール10,20の間に、搬送される複数の連続する紙シート1,1が積層された積層連続シート2を挟み通して、前記凸エンボスロール10の周面を積層連続シート2における家庭用薄葉紙の側部相当部2Aに押接させ、前記積層連続シート2に対して前記複数の凸部で形成される凸エンボスパターンに対応するパターンのコンタクトエンボスを形成することで、前記複数枚の連続する紙シート1,1を積層した状態で接合するプライ接合工程を有する。
図1に示す例は、複数の原反ロール1A,1Aから単層の連続する紙シート1,1を繰り出し、各紙シート1,1を重ねて積層状態として、その積層状態の積層連続シート2を再度巻き取って二次原反ロール1Bを製造するプライ設備内で、プライ接合工程を行なう形態を示している。但し、プライ接合工程は、必ずしもこのようなプライ設備内で行なう必要はなく、製造する家庭用薄葉紙の種類、例えば、ティシュペーパーであるか、トイレットペーパーであるか等に応じて、適宜の製造設備・製造工程内で行なうことができる。すなわち、家庭用薄葉紙がティシュペーパーである場合には、その製造方法は、所謂マルチスタンド式インターフォルダを用いる形態と、ロータリー式インターフォルダを用いる形態とに大別され、マルチスタンド式インターフォルダを用いる製造方法では、プライ接合工程は、上記のプライ設備内で行なわれるのが一般的であり、ロータリー式インターフォルダを用いる製造方法では、プライ接合工程は、そのロータリー式インターフォルダ内で行なうが一般的である。また、家庭用薄葉紙が、トイレットペーパーである場合には、プライ接合工程は、製品となるトイレットロールと同径で幅がトイレットロールの複数倍幅であるログと称される中間製品を製造するログ形成工程でプライ接合が行なわれるのが一般的である。本発明に係るプライ接合工程は、家庭用薄葉紙の種類に応じた製造工程・製造設備内の一般的箇所において行なうことができる。
他方、本実施形態に係る家庭用薄葉紙の製造方法においては、図3〜図6に示すように上記プライ接合に用いる凸エンボスロール10が特徴的なものとなっている。すなわち、この凸エンボスロール10は、回転方向に沿って単位凸エンボスが並んで形成される凸エンボス列12,13を、回転軸方向に間隔を開けて一対二列有し、その単位凸エンボス11a,11bが、回転軸方向に平行で長さの異なる二つの軸方向辺E1,E2と各軸方向辺の両端を結ぶ二つの回転方向辺E3(E3’)、E4、とを有する四角形となっている。ここで、回転方向とは、凸エンボスロール10の周面を正面から見た際に凸エンボスロール10が回転する方向であり、周面移動方向である。
さらに、本実施形態の凸エンボスロール10では、特に前記単位凸エンボス11a,11bの二つの軸方向辺E1,E2が、凸エンボスロール10の回転時に積層連続シート2の紙面に早く接する側の軸方向辺E1が積層連続シート2の紙面に遅く接する側の軸方向辺E2よりも短いものとなっている(以下、回転時に紙面に早く接する側の短い軸方向辺を軸方向短辺E1、紙面に遅く接する側の長い軸方向辺を軸方向長辺E2ともいう)。
本実施形態に係る凸エンボスロール10は、上記構成とすることにより、付与時に積層連続シート2が破れがたく、また、各単位凸エンボス11a,11bの耐摩耗性に優れ、その加工速度を速めることが可能となる。すなわち、図8に示す従来例のように単位凸エンボスの形状のように菱形であったり、その他、四角形或いは三角形であってその頂点から紙面に接する形状であったり、円形であったりすると、単位凸エンボスが紙面に接し始めた際に、その接し始めの頂点や一点に力が加わるため、単位凸エンボスの摩耗が特にその頂点等において進行しやすく、紙面への安定的な接触が確保し難くなるとともに、その一点に過度の力が加わり積層連続シートに破れが生じやすくなる。対して、本実施形態の凸エンボスロール10では、単位凸エンボス11a,11bにおける両軸方向辺E1,E2が、回転軸方向に平行となっているため、凸エンボスロール10が回転して積層連続シート2に接する際には、各単位凸エンボス11a,11bが積層連続シート2の紙面に対して、辺E1で接触しはじめ辺E2で抜けていくようになり、紙面に対して一点で接触するということがなく、紙面への接触安定性が高く、単位凸エンボス11,11…が摩耗し難い。そして、これにより積層連続シート2の破れも生じがたい。このため、操業速度を速めることが可能となる。
さらに、従来から凸エンボスロールにおいては、単位凸エンボスの摩耗が、回転方向で紙面に早く接する側の部位(以下、先行側部位ともいう)よりも紙面に遅く接する側の部位(以下、遅行側部位ともいう)において早く進行し、この先行側部位と遅行側部位における摩耗差によってがたつきが発生することが知られる。遅行側部位の摩耗が進行しやすい原因は定かではないが、先行側部位がエンボス未付与の厚みのある部分を押圧するのに対して、遅行側部位は先行側部位において押された後に、積層連続シートに接するため、その際に凸エンボスロールが受けロール側へ若干近づいており、それによって受けロール側への圧がやや高まることが原因ではないかと推測される。そして、本実施形態に係る凸エンボスロール10では、各単位凸エンボス11a,11bが、凸エンボスロール10の回転時に積層連続シートの紙面に遅く接する側の軸方向長辺E2が、早く接する側の軸方向短辺E1よりも長いため遅行側部位が幅広となっており、先行側部位に比して遅行側部位の摩耗が形状上し難くなっている。このため、先行側部位と遅行側部位との摩耗差が発生しがたく、紙面への接触安定性が継続的になされ、積層連続シート2の破れも生じがたく、操業速度を速めることができる。
また、本実施形態に係る凸エンボスロール10は、特に好適な形態として、一方の凸エンボス列12の単位凸エンボス11aの軸方向辺E1、E2と、他方の凸エンボス列13の単位凸エンボス11bの軸方向辺E1,E2とが、回転方向において一致しておらず、一方の凸エンボス列12の単位凸エンボス11aと他方の凸エンボス列13の単位凸エンボス11bとが回転方向において一部重なる部分を有している。換言すると、一方の凸エンボス列12の単位凸エンボス11aの軸方向辺E1,E2の回転方向の位置が、他方の凸エンボス列13の単位凸エンボス11bの二つの軸方向辺E1,E2の間に位置するようになっている。また、逆に、他方の凸エンボス列13の単位凸エンボス11bの軸方向辺E1,E2の回転方向の位置が、一方の凸エンボス列12の単位凸エンボス11aの二つの軸方向辺E1,E2の間に位置するようになっている。したがって、本実施形態の凸エンボスロール10では、積層連続シート2の紙面に対して常に、各凸エンボス列12,13の何れかの単位凸エンボスが接する。このため、紙面に対してがたつくことなく安定的に接触することができる。さらに、その単位凸エンボス11a,11bの斜辺E3,E3’の何れかが、紙面に常に接するようになるため皺の発生がより効果的に防止される。
一方、本実施形態に係る凸エンボスロール10は、上記構成に加え、さらに二つの凸エンボス列12,13のうちの一方の凸エンボス列12における各単位凸エンボス11a,11a…が、他方の凸エンボス列13に対して遠い側の回転方向辺E3(以下、一方列斜辺ともいう)が回転軸方向に対して55°以上85°以下の角度とされ、その他方の凸エンボス列13における各単位凸エンボス11b,11b…の前記一方の凸エンボス列12に対して遠い側の回転方向辺E3’(以下、他方列斜辺ともいう)が回転軸方向に対して95°以上125°以下の角度とされている(図中、一方列斜辺と回転軸方向と間の角度として規定する位置を符号∠A、他方列斜辺と回転軸方向と間の角度として規定する位置を符号∠Bで示す)。また、両凸エンボス列12,13における各単位エンボス11a,11bは、対となる凸エンボス列に対して近い側の回転方向辺E4(以下、近位置辺ともいう)が、回転方向に対して±1°未満の誤差程度の角度となっている。
本実施形態に係る凸エンボスロール10は、このような構成であることにより、コンタクトエンボス付与時に、付与部分に皺が発生し難い。これについて説明すると、家庭用薄葉紙を構成することになる連続する紙シート1,1は、抄紙設備においてドクターブレードなどで掻き取られることによって、連続方向(MD方向)に山谷が連続するクレープが形成されているため、そのMD方向に伸びやすく、前記連続方向に直行する方向(CD方向)には、伸びにくいという性質を有している。したがって、本実施形態の家庭用薄葉紙の製造方法に係るプライ接合工程により、凸エンボスロール10を回転させつつ積層連続シート2に対して押接させると、単位凸エンボス11a,11bが先行側部位から遅行側部位へと接触する過程で、紙シート1が、MD方向に沿っている各回転方向辺E3(E3’),E4に沿って伸ばされる。そして、本実施形態の凸エンボスロール10では、各列12,13の単位凸エンボス11a,11bの近位置辺E4が、MD方向にほぼ平行であるため、紙シート1をCD方向へ伸ばすように作用せずに、MD方向のみに向かって伸ばすように作用する。このため、各エンボス列12,13の間においては、CD方向への伸び及び歪みが発生せず皺が発生しない。なお、近位置辺E4の角度が±1°を超えると、各列12,13の間においてCD方向への歪みが発生して皺が発生するおそれが高まる。その一方で、一方列斜辺E3が回転軸方向に対して55以下85°の角度、他方列斜辺E3’が回転軸方向に対して95°以上125°以下の角度とされていることから、紙シート1は、これらの斜辺によっては、MD方向のみならず、CD方向にも伸ばされる。そして、上記一方列斜辺E3と他方列斜辺E3’とは、両者が積層連続シート2の上流側から下流側に向かって遠ざかっていく位置関係で配されているため、紙シート1は、それらの斜辺E3,E3’に沿って各エンボス列12,13から離れるCD方向に伸ばされる。そして上記の近位置辺E4がCD方向に紙シート1を伸ばすように作用しないことと相まって、凸エンボスロール10が回転して接触する際に、その接触部分、すなわちコンタクトエンボス付与位置から離れるCD方向に紙シート1が伸ばされるため、皺が発生し難くなる。なお、CD方向に伸ばされることによって、紙シート1に若干の歪みが発生しても、例えば、その歪みは、裁断によって形成される家庭用薄葉紙の切り離し縁2e、或いは、家庭用薄葉紙の広範な幅方向(CD方向)中央範囲となる中央部相当部2Bによって吸収されて解消される。
ここで、本実施形態に係る前記一方列斜辺E3及び他方列斜辺E3’においては、一方列斜辺E3における回転軸方向に対する角度が55°未満、他方列斜辺E3’における回転軸方向に対する角度が125°超となると、紙シート1を元来伸びがたいCD方向に伸ばす力が過度となり、紙シート1が破れるおそれが高まる。また、一方列斜辺E3における回転軸方向に対する角度が85°超、他方列斜辺E3’における95°未満となると、紙シート1をCD方向側に伸ばす作用が充分ではなくなり、皺発生の防止性が発現し難くなる。特に、これら一方列斜辺E3及び他方列斜辺E3’における、より好ましい角度範囲は、一方列斜辺E3における回転軸方向に対する角度が60以上80°以下、他方列斜辺E3’における回転軸方向に対する角度が100以上120°以下であり、特に好ましい角度範囲は、一方列斜辺E3における回転軸方向に対する角度が60以上75°以下、他方列斜辺E3’における回転軸方向に対する角度が105以上120°以下である。また、近位置辺E4の角度は、回転方向に対して0°であるのが特に好ましい。なお、一方列斜辺E3と他方列斜辺E3’とは、各々、回転方向に対して対称となる角度とするのが望ましい。
ここで、本実施形態に係る凸エンボスロール10は、特に、図5に示す例では、各凸エンボス列12,13において回転方向に隣あう一つ又は二つの単位凸エンボスを一組として、その斜辺E3,E3’が、同一の直線上に位置するようにして配している。特に、この図5に示す形態は、各凸エンボス列12,13において回転方向に隣り合う単位凸エンボス11a,11a(11b,11b)の複数の一方列斜辺E3,E3(又は他方列斜辺E3’,E3’)によって、CD方向に紙が効率的に伸ばされるようになり、上記各回転方向辺E3,E3’による効果が顕著となり、より皺が発生し難い。
ここで、本実施形態に係る凸エンボスロール10における単位凸エンボス11a,11bの大きさや間隔は、必ずしも限定されないが、特に、数値範囲を示せば、凸エンボス列12,13が配列される範囲(軸方向幅)L1は、2.50〜8.50mmであり、各凸エンボス列12,13における単位凸エンボス11a(11b)の間隔(ピッチ)L2は、0.25〜1.5mmであり、凸エンボス列間の間隔L3としては、0.25〜3.0mmである。また、各単位凸エンボス12,13における軸方向短辺E1の長さL4は0.3〜1.0mm、軸方向長辺E2の長さL5は、0.36〜2.5mmであり、軸方向短辺E1と軸方向長辺E2との間隔L6は、0.3〜3.1mmである。これらの範囲であれば、上記効果が十分に発揮される。なお、単位凸エンボス11a,11bの高さは、特に限定されないが、0.4〜1.2mm程度である。これらの範囲で、家庭用薄葉紙の組成や物性に応じて適宜に設計できる。
次いで、本実施形態の家庭用薄葉紙について説明する。この家庭用薄葉紙100は、例えば、図7に示すように、クレープが形成された複数枚の紙シート50,50が重ね合わされ、そのCD方向側縁部51においてMD方向の一方縁から他方縁に延在するコンタクトエンボス60によってプライ接合されたティシュペーパー等である。
そして、本実施形態の家庭用薄葉紙100は、その特徴として、コンタクトエンボス60が、CD方向に平行で長さの異なる二つのCD方向辺と各CD方向辺の両端を結ぶ二つのMD方向辺とを有する四角形の単位エンボスがMD方向に沿って並ぶエンボス列をCD方向に間隔を開けて一対二列有している。
また、その一方のエンボス列は、各単位エンボスにおける二つのMD方向辺のうち対となる他方のエンボス列に対して遠い側のMD方向辺がCD方向に対して55°以上85°以下の角度とされ、前記他方のエンボス列は、各単位エンボスにおける二つのMD方向辺のうち対となる前記一方のエンボス列に対して遠い側のMD方向辺がCD方向に対して95°以上125°以下の角度とされている。
さらに、両エンボス列が、各単位エンボスにおける二つのMD方向辺のうち対となるエンボス列に対して近い側のMD方向辺がMD方向に対して±1°未満の角度とされている。
この家庭用薄葉紙は、上記説明の家庭用薄葉紙の製造方法によって製造することができる。つまり、上記説明の凸エンボスロール10の周面に形成された凸部のパターンが転写されたパターンのコンタクトエンボス60を有している。したがって、コンタクトエンボスのパターンは、平面視において、図3〜図5に示す凸エンボスロールの周面における凸部の配列パターンと一致する。各部の対応関係は、凸エンボスロール10の軸方向辺E1,E2がCD方向辺、回転方向辺E3(E3’),E4がMD方向辺に対応する。よって、単位凸エンボス11a,11bが単位エンボス、凸エンボス列12,13がエンボス列に対応する。
この家庭用薄葉紙100は、上記家庭用薄葉紙の製造方法によって製造できることから、その製造方法上の多くの利点を有している。つまり、本実施形態に係るコンタクトエンボス60のパターンを有する家庭用薄葉紙100は、製造時に凸エンボスロール10の単位凸エンボス11a,11bが摩耗がし難く、積層連続シート2の破れも生じがたく、操業速度を速めることが可能な家庭用薄葉紙100である。そして、製造時に皺が発生しがたいため、意匠性にも優れるものである。
ここで、本実施形態に係る家庭用薄葉紙100は、ティシュペーパー、トイレットペーパー等であり、その具体的な米坪としては、1プライ当たり11.0〜25.0g/m2、積層状態での紙厚が100〜350μmである。なお、ここでの米坪とは、JIS P 8124(1998)の米坪測定方法によるものであり、紙厚は、JIS P 8111(1998)の条件下で十分に調湿した後、同条件下でダイヤルシックネスゲージ(厚み測定器)「PEACOCK G型」(尾崎製作所製)を用いて異なる任意の五箇所を測定し、この五箇所の測定値の平均値をいう。
以下、さらに本発明に係る実施例1〜4に係る凸エンボスロール、比較例1及び2の凸エンボスロール、従来例の凸エンボスロールを用いて家庭用薄葉紙を製造し、プライ剥離の防止性、製造時における凸エンボスロールの耐摩耗性、積層連続シートの皺の発生、積層連続シートの避け・穴あきの発生について評価を行なった。特に、本実施例においては、プライ接合工程の際の操業速度を、従来例1で行なわれていた速度よりも150%速めた速度で行い、主に操業速度を高速過した際の評価となっている。結果は、下記の表1に示す。
用いた積層連続シートは、米坪が10.7g/m2のティシュペーパー原紙である紙シートを2枚重ねにした2プライ構造のものを用いた。紙厚は2プライで110μmである。
実施例1は、図4に示される凸部の配列パターンであり、特にその一方列斜辺が回転軸方向に対して70°、他方列斜辺が回転軸方向に対して110°のものとした。
実施例2は、図4に示される凸部の配列パターンであり、特にその一方列斜辺が回転軸方向に対して60°、他方列斜辺が回転軸方向に対して120°のものとした。
実施例3は、図3に示される凸部の配列パターンであり、特にその一方列斜辺が回転軸方向に対して70°、他方列斜辺が回転軸方向に対して110°のものとした。
実施例4は、図3に示される凸部の配列パターンであり、特にその一方列斜辺が回転軸方向に対して60°、他方列斜辺が回転軸方向に対して120°のものとした。
比較例1は、図9(D)に示す凸部の配列パターンであり、凸部Tの頂面の形状は、一辺1.1mmの正方形であり、各辺はそれぞれ回転軸方向、回転方向に沿っている。
比較例2は、図9(C)に示す凸部Tの配列パターンであり、凸部列を5列有している。凸部の頂面の形状は、直径0.5mmの真円である。
従来例1は、図8に示す凸部のパターンであり、菱形の各頂点が、回転軸方向、回転方向にそれぞれ向いているものである。その凸エンボスロールが、所謂綾目ローレット加工が施されたものである。
なお、皺の発生の評価は、プライ接合工程を経た積層連続シートを目視にて確認し、皺が殆ど発生していないものを◎、従来例よりも発生が減少しているものを○、従来と同等かそれ以下のものを△と評価した。
穴あき・避けの発生の評価は、プライ接合工程を経た積層連続シートを目視にて確認し、従来例よりも穴あき・避けが減少しているものを○、従来と同等かそれ以下のものを△と評価した。
凸エンボスロールの耐摩耗性については、約18,000,000mの積層連続シートに対してコンタクトエンボスの付与をおこなった後、凸エンボスロールの摩耗の具合を目視にて確認し、摩耗の進行や偏摩耗の発生具合が従来例以下又は従来例と同等であったものを△、摩耗の進行や偏摩耗の発生具合が従来例よりもやや改善が看られるものを○、摩耗の進行や偏摩耗の発生具合よりも明らかに改善されているものを◎と評価することとした。
プライ剥離の防止性については、図10に(1)正面視、(2)側面視を示したように、積層連続シートのコンタクトエンボスが付与された部分を含むようにして幅方向(CD方向)に20mm、連続方向(MD方向)に100mm裁断した試料を用意し、その試料を連続方向の一方端から30mm剥離してその分離端25mmを引張り試験機の各チャックに固定してセットして、一方のチャックを100mm/minの速度で、50mm引っ張った際の、プライ剥離の強度を測定し、その測定値から評価した。評価は、この試験において4.5cN以上の測定値であれば、プライ剥離のおそれがほとんどないと判断できるため、測定値が4.5cN以上であるものを○と評価した。
Figure 2016187489
表1に示す結果のとおり、プライ剥離の防止性については各例とも十分であったが、特に、製造時における凸エンボスロールの耐摩耗性、積層連続シートの皺の発生、積層連続シートの避け・穴あきの発生について顕著な改善が見られている。特に、本実施例は試験的に、操業速度(加工速度)を速めて試験を行なっており、本発明に係る凸エンボスロールを採用した家庭用薄葉紙の製造方法とすることで、加工速度を速めることが可能であることも知見された。
また、特に、図3に示す形態よりも、図4に示す形態のほうが、特に、皺の発生において良好な結果が得られた。つまり、各凸エンボス列において、回転方向に隣あう単位凸エンボスの各斜辺を、同一直線状に位置させるように配したほうが、皺の発生の防止性が高まる。
以上の各試験の結果からして、本発明に係るコンタクトエンボスのパターンとすることにより、プライ剥離の防止性、製造時における凸エンボスロールの耐摩耗性、積層連続シートの皺の発生の防止性、積層連続シートの避け・穴あきの防止性が改善され、特に操業速度を速めることができるといえる。
10…凸エンボスロール、20…受けロール、1…連続する紙シート、2…積層連続シート、2A…積層連続シートにおける家庭用薄葉紙の側部相当部、2B…積層連続シートにおける家庭用薄葉紙の中央部相当部、1A…原反ロール、1B…二次原反ロール、
12,13…凸エンボス列、E1,E2…回転軸方向辺、E3,E3’,E4…回転方向辺、L1…凸エンボス列の幅方向範囲、L2…凸エンボス列における単位凸エンボス間の間隔(ピッチ)、L3…凸エンボス列間の間隔、L4…軸方向短辺の長さ、L5…軸方向長辺の長さ、L6…軸方向短辺と軸方向長辺との間隔、T…比較例の凸部、50…紙シート、51…家庭用薄葉紙のCD方向側縁部、60…コンタクトエンボス、100…家庭用薄葉紙、200…従来の単位エンボス、200E…従来の単位エンボスの頂点、201…従来の単位エンボスを付与する凸部、201E…従来の単位エンボスを付与する凸部の頂点、201X…従来の単位エンボスを付与する凸部の辺、202…従来の単位エンボスを付与する凸部間の溝、600…従来のコンタクトエンボスの例。

Claims (4)

  1. クレープが形成された複数枚の紙シートが重ね合わされてコンタクトエンボスによってプライ接合された家庭用薄葉紙であって、
    前記コンタクトエンボスは、CD方向に平行で長さの異なる二つのCD方向辺と各CD方向辺の両端を結ぶ二つのMD方向辺とを有する四角形の単位エンボスがMD方向に沿って並ぶエンボス列をCD方向に間隔を開けて一対二列有し、
    その一方のエンボス列は、各単位エンボスにおける二つのMD方向辺のうち対となる他方のエンボス列に対して遠い側のMD方向辺がCD方向に対して55°以上85°以下の角度とされ、前記他方のエンボス列は、各単位エンボスにおける二つのMD方向辺のうち対となる前記一方のエンボス列に対して遠い側のMD方向辺がCD方向に対して95°以上125°以下の角度とされ、
    両エンボス列は、各単位エンボスにおける二つのMD方向辺のうち対となるエンボス列に対して近い側のMD方向辺がMD方向に対して±1°未満の角度とされている、
    ことを特徴とする家庭用薄葉紙。
  2. 各エンボス列において、MD方向で隣に位置する一つ又は二つの単位エンボスが、対となるエンボス列に対して遠い側のMD方向辺を、同一の直線上に位置するようにして配されている、請求項1記載の家庭用薄葉紙。
  3. クレープが形成された複数枚の紙シートが重ね合わされてコンタクトエンボスによってプライ接合された家庭用薄葉紙の製造方法であって、
    周面に複数の凸部を有する凸エンボスロールを回転させつつ、搬送される複数の連続する紙シートが積層された積層連続シートに押接して、前記積層連続シートに対して前記複数の凸部で形成される凸エンボスパターンに対応するパターンのコンタクトエンボスを形成することで、前記複数枚の連続する紙シートを積層した状態で接合するプライ接合工程を有し、
    その凸エンボスロールとして、周面に、回転軸方向に平行で長さの異なる二つの軸方向辺と各軸方向辺の両端を結ぶ二つの回転方向辺とを有する四角形の単位凸エンボスが回転方向に沿って並ぶ凸エンボス列を回転軸方向に間隔を開けて一対二列有し、その一方の凸エンボス列における各単位凸エンボスの他方の凸エンボス列に対して遠い側の回転方向辺が回転軸方向に対して55°以上85°以下の角度とされ、前記他方の凸エンボス列における各単位凸エンボスの前記一方の凸エンボス列に対して遠い側の回転方向辺が回転軸方向に対して95°以上125°以下の角度とされ、かつ、両凸エンボス列における各単位エンボスが、対となる凸エンボス列に対して近い側の回転方向辺が回転方向に対して±1°未満の角度とされているものを用い、
    その凸エンボスロールを、長さの異なる二つの軸方向辺のうち長さの短い軸方向辺が先に積層連続シートの紙面に接する方向で回転させつつ、コンタクトエンボスを付与する、
    ことを特徴とする家庭用薄葉紙の製造方法。
  4. 前記凸エンボスロールとして、各凸エンボス列において、回転方向で隣に位置する一つ又は二つの単位凸エンボスが、対となる凸エンボス列に対して遠い側の回転方向辺を、同一の直線上に位置するようにして配されているものを用いる、請求項3記載の家庭用薄葉紙の製造方法。
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