JP2016181864A - 表示装置、及び、表示装置の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像する機能を備えた頭部装着型の表示装置において、撮像範囲を変更できるようにする。【解決手段】頭部装着型表示装置100は、使用者の頭部に装着されるフレーム2を有し、フレーム2に設けられ、外景を透過する画像表示部20と、フレーム2に設けられるカメラ61とを備える。また、画像表示部20を透過して視認可能な視界領域における、カメラ61の撮像範囲に含まれない領域の有無を判定する制御部を備える。そして、カメラ61と画像表示部20との少なくとも一方は、フレーム2に対して変位可能に設けられる。【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置、及び、表示装置の制御方法に関する。
従来、頭部に装着する表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1記載のディスプレイは、眼鏡型のフレームにシースルーの導光手段を設けたディスプレイであり、フレームに撮像装置が取り付けられる。このディスプレイは、撮像装置によって撮像した画像と、導光手段を通してユーザーが視認する対象物の像とを一致させることで、補正データを生成し、その補正データに基づいて撮像データをユーザーの視野と一致させる。これにより、対象物の像に対して対象物に関する各種のデータを重ねて表示するAR(Augmented Reality)技術を実現する。
特開2011−2753号公報
特許文献1記載のディスプレイが備える撮像装置は、フレームに固定的に設けられるため、撮像装置の撮像範囲を変化させるためには、ユーザーが頭部を動かす必要があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、撮像する機能を備えた頭部装着型の表示装置において、撮像範囲を変更できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、使用者の頭部に装着される本体を有し、前記本体に設けられ、外景を透過する表示部と、前記本体に設けられる撮像部と、前記表示部を透過して視認可能な視界領域における、前記撮像部の撮像範囲に含まれない領域の有無を判定する制御部と、を備え、前記撮像部と前記表示部との少なくとも一方は、前記本体に対して変位可能に設けられること、を特徴とする。
本発明によれば、表示部と撮像部とが相対的に変位可能な構成で、変位に伴う視界領域と撮像範囲との位置関係の変化に対応できる。これにより、撮像範囲の変更による不具合を防止し、撮像範囲を変更できる構成を容易に実現できる。
また、本発明は、上記表示装置において、前記撮像部は前記本体に対し変位可能に連結され、前記制御部は、前記本体に対する前記撮像部の相対位置を検出する検出部に接続され、前記検出部による検出結果に基づき、前記表示部を透過して視認可能な視界領域における前記撮像部の撮像範囲に含まれない領域の有無を判定すること、を特徴とする。
本発明によれば、撮像部を可動とし、視界領域と撮像範囲との対応を検出可能な構成を、容易に実現できる。
また、本発明は、上記表示装置において、前記制御部は、前記視界領域で前記撮像部の撮像範囲に含まれない領域があると判定した場合に、前記撮像部が変位可能な範囲を求めること、を特徴とする。
本発明によれば、撮像部の変位について適切な範囲を求めることができる。
また、本発明は、上記表示装置において、前記制御部は、前記視界領域で前記撮像部の撮像範囲に含まれない領域があると判定した場合に、前記表示部に、前記撮像部の撮像範囲を示す表示をさせること、を特徴とする。
本発明によれば、撮像範囲を表示により使用者に知らせることができ、操作性の向上が期待できる。
また、本発明は、上記表示装置において、前記制御部は、前記撮像部の撮像画像に基づき前記表示部にコンテンツを表示させ、前記コンテンツの表示位置を、前記視界領域で前記撮像部の撮像範囲に含まれない領域に関する判定結果に基づいて調整すること、を特徴とする。
本発明によれば、コンテンツの表示位置を視界領域と撮像範囲の対応に基づき調整できる。これにより、例えば、撮像部と表示部の相対位置の変化に対応してコンテンツの表示位置を調整できるので、表示部を透過する外景に対応する位置にコンテンツを表示する場合など、適切な位置に表示することができる。
また、本発明は、上記表示装置において、前記制御部は、前記表示部に仮想オブジェクトを表示させ、前記仮想オブジェクトの表示中に前記撮像部により撮像された撮像画像に基づき、前記表示部の表示領域と前記撮像部の撮像範囲との対応を求めること、を特徴とする。
本発明によれば、仮想オブジェクトを表示することにより使用者に的確に操作を行わせて、表示領域と撮像範囲との対応を正確に求めることができる。
また、本発明は、上記表示装置において、前記制御部は、前記表示部に表示される仮想オブジェクトの表示位置に対応して操作された指示体を含む外景を前記撮像部により撮像した撮像画像に基づき、前記表示部の表示領域と前記撮像部の撮像範囲との対応を求めること、を特徴とする。
本発明によれば、仮想オブジェクトを表示した場合に操作される指示体を撮像した撮像画像を用いることにより、表示領域と撮像範囲との対応を正確に求めることができる。
また、本発明は、上記表示装置において、前記制御部は、前記表示部の表示領域と前記撮像部の撮像範囲との対応を求めることで、予め設定された前記表示部の表示領域と前記撮像部の撮像範囲との相対位置に対するズレ量を求めること、を特徴とする。
本発明によれば、撮像部の変位により表示領域と撮像範囲との相対位置にズレが発生した場合に、ズレ量を正確に求めることができる。
また、本発明は、上記表示装置において、前記制御部は、前記撮像部の撮像画像における前記表示部の表示領域の中心軸の位置を推定し、推定した前記表示部の表示領域の中心軸と前記撮像部の撮像範囲の中心軸とのズレ量から、前記表示部の表示領域と前記撮像部の撮像範囲との対応を求めること、を特徴とする。
本発明によれば、撮像画像を利用して、表示領域と撮像範囲との対応を正確に求めることができる。
また、上記課題を解決するため、本発明は、使用者の頭部に装着される本体に、外景を透過する表示部と撮像部とを備え、前記撮像部と前記表示部との少なくとも一方は、前記本体に対して変位可能に設けられる表示装置において、前記表示部を透過して視認可能な視界領域における、前記撮像部の撮像範囲に含まれない領域の有無を判定すること、を特徴とする。
本発明によれば、表示部と撮像部とが相対的に変位可能な構成で、変位に伴う視界領域と撮像範囲との位置関係の変化に対応できる。これにより、撮像範囲の変更による不具合を防止し、撮像範囲を変更できる構成を容易に実現できる。
頭部装着型表示装置の外観構成を示す説明図。 画像表示部の光学系の構成を示す図。 第1実施形態の頭部装着型表示装置を構成する各部の機能ブロック図。 頭部装着型表示装置の装着状態を示す側面図。 第1実施形態の頭部装着型表示装置の動作を示すフローチャート。 第1実施形態の頭部装着型表示装置の動作を示すフローチャート。 第1実施形態の頭部装着型表示装置の動作を示すフローチャート。 第2実施形態の頭部装着型表示装置の装着状態を示す図。
[第1実施形態]
図1は、本発明を適用した実施形態に係る頭部装着型表示装置100(表示装置)の外観構成を示す説明図である。
頭部装着型表示装置100は、使用者の頭部に装着された状態で使用者に虚像を視認させる画像表示部20(表示部)と、画像表示部20を制御する制御装置10と、を備えている。制御装置10は、使用者が頭部装着型表示装置100を操作するコントローラーとしても機能する。
画像表示部20は、使用者の頭部に装着される装着体であり、本実施形態では眼鏡形状のフレーム2(本体)を有する。フレーム2は、右保持部21及び左保持部23を有する。右保持部21は、右光学像表示部26の他端である端部ERから、使用者が画像表示部20を装着した際の使用者の側頭部に対応する位置にかけて、延伸して設けられた部材である。同様に、左保持部23は、左光学像表示部28の他端である端部ELから、使用者が画像表示部20を装着した際の使用者の側頭部に対応する位置にかけて、延伸して設けられた部材である。右保持部21は使用者の頭部において右耳またはその近傍に当接し、左保持部23は使用者の左耳またはその近傍に当接して、使用者の頭部に画像表示部20を保持する。
フレーム2には、右表示駆動部22と、左表示駆動部24と、右光学像表示部26と、左光学像表示部28と、マイク63とが設けられる。
眼鏡型のフレーム2は、使用者の右眼の前に位置する右部2A、及び、左眼の前に位置する左部2Bを有し、右部2Aと左部2Bとがブリッジ部2Cで連結された形状である。ブリッジ部2Cは、使用者が画像表示部20を装着した際の使用者の眉間に対応する位置で、右部2Aと左部2Bとを互いに連結する。
右部2A及び左部2Bは、それぞれテンプル部2D、2Eに連結される。テンプル部2D、2Eは眼鏡のテンプルのようにして、フレーム2を使用者の頭部に支持する。本実施形態のテンプル部2Dは右保持部21で構成され、テンプル部2Eは左保持部23で構成される。
右光学像表示部26は右部2Aに配置され、左光学像表示部28は左部2Bに配置される、それぞれ、使用者が画像表示部20を装着した際に使用者の右及び左の眼前に位置する。
右表示駆動部22と左表示駆動部24とは、使用者が画像表示部20を装着した際の使用者の頭部に対向する側に配置されている。なお、右表示駆動部22及び左表示駆動部24を総称して単に「表示駆動部」とも呼び、右光学像表示部26及び左光学像表示部28を総称して単に「光学像表示部」とも呼ぶ。
表示駆動部22,24は、液晶ディスプレイ241,242(Liquid Crystal Display、以下「LCD241,242」と呼ぶ)、図3を参照して後述する投写光学系251,252等を含む。
右光学像表示部26及び左光学像表示部28は、導光板261,262(図2)と、調光板20Aとを備える。導光板261,262は、光透過性の樹脂等によって形成され、表示駆動部22,24が出力する画像光を、使用者の眼に導く。調光板20Aは、薄板状の光学素子であり、使用者の眼の側とは反対の側である画像表示部20の表側を覆うように配置される。調光板20Aは、光透過性がほぼ無いもの、透明に近いもの、光量を減衰させて光を透過するもの、特定の波長の光を減衰又は反射するもの等、種々のものを用いることができる。調光板20Aの光学特性(光透過率など)を適宜選択することにより、外部から右光学像表示部26及び左光学像表示部28に入射する外光量を調整して、虚像の視認のしやすさを調整できる。本実施形態では、少なくとも、画像表示部20を装着した使用者が外の景色を視認できる程度の光透過性を有する調光板20Aを用いる場合について説明する。調光板20Aは、光学素子である右導光板261及び左導光板262を保護し、右導光板261及び左導光板262の損傷や汚れの付着等を抑制する。
調光板20Aは、右光学像表示部26及び左光学像表示部28に対し着脱可能としてもよく、複数種類の調光板20Aを交換して装着可能としてもよいし、省略してもよい。
また、フレーム2には、カメラユニット3が設けられる。カメラユニット3は、カメラ61が配置されるカメラ台座部3Cと、カメラ台座部3Cを支持するアーム部3A、2Bとを有する。アーム部3Aは、右保持部21の先端部APに設けられたヒンジ21A(連結部)により、回動可能に右保持部21に連結される。アーム部3Bは、左保持部23の先端部APに設けられたヒンジ23A(連結部)により、回動可能に左保持部23に連結される。このため、カメラユニット3は全体として、図中矢印Kで示す方向、すなわち装着状態において上下に回動可能である。カメラユニット3は、回動範囲の下端でフレーム2に接する。また、カメラユニット3の回動範囲の上端はヒンジ21A、23Aの仕様等で決定される。
カメラ台座部3Cは、右部2A、左部2B及びブリッジ部2Cの上部に跨がって位置する板状または棒状部材であり、ブリッジ部2Cの上に相当する位置に、カメラ61が埋込設置される。カメラ61(撮像部)は、CCDやCMOS等の撮像素子及び撮像レンズ等を備えるデジタルカメラであり、単眼カメラであってもステレオカメラであってもよい。
カメラ61は、頭部装着型表示装置100の表側方向、換言すれば、画像表示部20を装着した状態における使用者の視界方向の少なくとも一部の外景を撮像する。カメラ61の撮像範囲(画角)の広さは適宜設定可能であるが、例えばカメラユニット3の回動範囲の下端において、カメラ61の撮像範囲が、使用者が右光学像表示部26、左光学像表示部28を通して視認できる外界の範囲(視界)を含むことが好ましい。さらに、調光板20Aを通した使用者の視界の全体を撮像できるようにカメラ61の撮像範囲が設定されているとより好ましい。
カメラ61は、制御部140が備える撮像処理部181(図3)の制御に従って撮像を実行し、撮像画像データを撮像処理部181に出力する。
画像表示部20は、カメラユニット3とフレーム2との相対位置を検出する検出部を有する。検出部の具体的構成は任意であり、例えば、ヒンジ21A、23Aの少なくともいずれか、或いは両方に、回動角を検出するセンサーを設けてもよい。この場合、センサーにより、テンプル部2Dに対するアーム部3Aの角度、及び/又はテンプル部2Eに対するアーム部3Bの角度を検出できる。この場合、各センサーはヒンジ21A、23Aに装着されるロータリーエンコーダーであってもよい。また、例えば、フレーム2のテンプル部2Dと、アーム部3Aとの間の距離を検出する光波測距儀等の距離センサーを設け、この距離センサーの検出値に基づき回動角を検出してもよい。
本実施形態では、画像表示部20のフレーム2にフレーム側センサー76を設け、カメラユニット3にカメラユニットセンサー78を設けた構成である。フレーム側センサー76及びカメラユニットセンサー78は、動きセンサー(モーションセンサー)であり、例えば、加速度センサーや角速度(ジャイロ)センサーである。また、フレーム側センサー76及びカメラユニットセンサー78は、3軸の加速度センサーと、3軸のジャイロセンサーとを有する構成など、複合的なセンサーとしてもよい。また、磁気センサー等を合わせて備えてもよい。
フレーム側センサー76は、フレーム2に設けられ、フレーム2の動きを検出して検出値を出力する。フレーム側センサー76はフレーム2に固定されればよく、フレーム2におけるフレーム側センサー76の位置は制限されない。フレーム側センサー76は、フレーム2に対する位置が固定されていればよい。図1には、フレーム側センサー76を右光学像表示部26の端部ERに内蔵する例を示す。
カメラユニットセンサー78は、カメラユニット3に設けられ、カメラユニット3の動きを検出して検出値を出力する。カメラユニットセンサー78は、後述するようにカメラ61の撮像範囲の変化等を検出する目的で使用されるので、カメラユニットセンサー78はカメラ61に対する位置が固定されていればよい。図1には、カメラユニットセンサー78を、アーム部3Aの前端部すなわちカメラ台座部3Cとの連結部の近傍に配置した例を示す。
画像表示部20は、制御装置10に接続部40を介して接続する。接続部40は、制御装置10に接続される本体コード48、右コード42、左コード44、及び、連結部材46を備える。右コード42及び左コード44は、本体コード48が2本に分岐したコードである。右コード42は、右保持部21の延伸方向の先端部APから右保持部21の筐体内に挿入され、右表示駆動部22に接続される。同様に、左コード44は、左保持部23の延伸方向の先端部APから左保持部23の筐体内に挿入され、左表示駆動部24に接続される。
連結部材46は、本体コード48と、右コード42及び左コード44との分岐点に設けられ、イヤホンプラグ30を接続するためのジャックを有する。イヤホンプラグ30からは、右イヤホン32及び左イヤホン34が延伸する。イヤホンプラグ30の近傍にはマイク63が設けられる。イヤホンプラグ30からマイク63までは一本のコードにまとめられ、マイク63からコードが分岐して、右イヤホン32と左イヤホン34のそれぞれに繋がる。
マイク63は、例えば図1に示すように、マイク63の集音部が使用者の視線方向を向くように配置され、音声を集音して、音声信号を音声処理部187(図3)に出力する。マイク63は、例えばモノラルマイクであってもステレオマイクであってもよく、指向性を有するマイクであってもよいし、無指向性のマイクであってもよい。
右コード42、左コード44、及び、本体コード48は、デジタルデータを伝送可能なものであればよく、例えば金属ケーブルや光ファイバーで構成できる。また、右コード42と左コード44とを一本のコードにまとめた構成としてもよい。
画像表示部20と制御装置10とは、接続部40を介して各種信号を伝送する。本体コード48の連結部材46とは反対側の端部、及び、制御装置10には、互いに嵌合するコネクター(図示略)が設けられる。本体コード48のコネクターと制御装置10のコネクターとを嵌合し、或いは、この嵌合を外すことで、制御装置10と画像表示部20とを接離できる。
制御装置10は、頭部装着型表示装置100を制御する。制御装置10は、決定キー11、点灯部12、表示切替キー13、輝度切替キー15、方向キー16、メニューキー17、及び電源スイッチ18を含むスイッチ類を備える。また、制御装置10は、使用者が手指で操作するトラックパッド14を備える。
決定キー11は、押下操作を検出して、制御装置10で操作された内容を決定する信号を出力する。点灯部12は、LED(Light Emitting Diode)等の光源を備え、光源の点灯状態により、頭部装着型表示装置100の動作状態(例えば、電源のON/OFF)を通知する。表示切替キー13は、押下操作に応じて、例えば、画像の表示モードの切り替えを指示する信号を出力する。
トラックパッド14は、接触操作を検出する操作面を有し、操作面に対する操作に応じて操作信号を出力する。操作面における検出方式は限定されず、静電式、圧力検出式、光学式等を採用できる。輝度切替キー15は、押下操作に応じて画像表示部20の輝度の増減を指示する信号を出力する。方向キー16は、上下左右方向に対応するキーへの押下操作に応じて操作信号を出力する。電源スイッチ18は、頭部装着型表示装置100の電源オン/オフを切り替えるスイッチである。
図2は、画像表示部20が備える光学系の構成を示す要部平面図である。図2には説明のため使用者の左眼LE及び右眼REを図示する。
左表示駆動部24は、左バックライト222、左LCD242、及び左投写光学系252を備える。左バックライト222はLED等の光源と拡散板とを有する。左LCD242は、左バックライト222の拡散板から発せられる光の光路上に配置され、複数の画素をマトリクス状に配置した透過型液晶パネルである。左投写光学系252は、左LCD242を透過した画像光Lを導くレンズ群等を備える。
左投写光学系252は、左LCD242から射出された画像光Lを平行状態の光束にするコリメートレンズを有する。コリメートレンズにより平行状態の光束にされた画像光Lは、左導光板262(光学素子)に入射される。左導光板262は、画像光Lを反射する複数の反射面が形成されたプリズムであり、画像光Lは、左導光板262の内部において複数回の反射を経て左眼LE側に導かれる。左導光板262には、左眼LEの眼前に位置するハーフミラー262A(反射面)が形成される。
ハーフミラー262Aで反射した画像光Lは左眼LEに向けて左光学像表示部28から射出され、この画像光Lが左眼LEの網膜に像を結び、使用者に画像を視認させる。
右表示駆動部22は、左表示駆動部24と左右対称に構成される。右表示駆動部22は、右バックライト221、右LCD241、及び右投写光学系251を備える。右バックライト221はLED等の光源と拡散板とを有する。右LCD241は、右バックライト221の拡散板から発せられる光の光路上に配置され、複数の画素をマトリクス状に配置した透過型液晶パネルである。右投写光学系251は、右LCD241を透過した画像光Lを導くレンズ群等を備える。
右投写光学系251は、右LCD241から射出された画像光Lを平行状態の光束にするコリメートレンズを有する。コリメートレンズにより平行状態の光束にされた画像光Lは、右導光板261(光学素子)に入射される。右導光板261は、画像光Lを反射する複数の反射面が形成されたプリズムであり、画像光Lは、右導光板261の内部において複数回の反射を経て右眼RE側に導かれる。右導光板261には、右眼REの眼前に位置するハーフミラー261A(反射面)が形成される。
ハーフミラー261Aで反射した画像光Lは右眼REに向けて右光学像表示部26から射出され、この画像光Lが右眼REの網膜に像を結び、使用者に画像を視認させる。
使用者の右眼REには、ハーフミラー261Aで反射した画像光Lと、調光板20Aを透過した外光OLとが入射する。左眼LEには、ハーフミラー262Aで反射した画像光Lと、調光板20Aを透過した外光OLとが入射する。このように、頭部装着型表示装置100は、内部で処理した画像の画像光Lと外光OLとを重ねて使用者の眼に入射させ、使用者にとっては、調光板20Aを透かして外景が見え、この外景に重ねて、画像光Lによる画像が視認される。このように、頭部装着型表示装置100は、シースルー型の表示装置として機能する。
なお、左投写光学系252と左導光板262とを総称して「左導光部」とも呼び、右投写光学系251と右導光板261とを総称して「右導光部」と呼ぶ。右導光部及び左導光部の構成は上記の例に限定されず、画像光を用いて使用者の眼前に虚像を形成する限りにおいて任意の方式を用いることができ、例えば、回折格子を用いても良いし、半透過反射膜を用いても良い。
図3は、頭部装着型表示装置100を構成する各部の機能ブロック図である。
頭部装着型表示装置100は、コンテンツの供給元となる種々の外部機器OAを接続するインターフェイス125を備える。インターフェイス125は、例えば、USBインターフェイス、マイクロUSBインターフェイス、メモリーカード用インターフェイス等の有線接続に対応したインターフェイスを用いることができ、無線通信インターフェイスで構成してもよい。外部機器OAは、頭部装着型表示装置100に画像を供給する画像供給装置であり、パーソナルコンピューター(PC)、携帯電話端末、携帯型ゲーム機等が用いられる。
制御装置10は、制御部140、入力情報取得部110、記憶部120、送信部(Tx)51及び送信部(Tx)52を有する。
入力情報取得部110は、操作部111に接続される。操作部111は、上記のトラックパッド14、方向キー16、電源スイッチ18等を含み、入力情報取得部110は、操作部111から入力される信号に基づき、入力内容を取得する。また、制御装置10は、電源部(図示略)を備え、制御装置10及び画像表示部20の各部に電源を供給する。
記憶部120は、不揮発性の記憶装置であって、種々のコンピュータープログラム、および、これらのプログラムに係るデータを記憶する。また、記憶部120は、画像表示部20に表示する静止画像や動画像のデータを記憶しても良い。
記憶部120は、設定データ121を記憶する。設定データ121は、制御部140が実行する各種処理に係る設定値を含む。例えば、画像処理部160及び表示制御部170が画像信号を処理する場合の解像度等の設定値を含む。設定データ121が含む設定値は、予め操作部111の操作で入力された値であってもよいし、通信部117またはインターフェイス125を介して外部機器OAまたは他の装置(図示略)から設定値を受信して記憶してもよい。
記憶部120は、コンテンツデータ123を記憶する。コンテンツデータ123は、AR表示制御部186がAR表示するコンテンツの画像(静止画像、或いは動画像)データ、及び/又は音声データを含む。
制御部140には、センサー113、GPS115、通信部117及び音声認識部114が接続される。センサー113は、加速度センサーや角速度センサー等の慣性センサーを有し、制御部140はセンサー113の検出値を取得する。センサー113は、例えば3軸の加速度センサーや、3軸の加速度センサーと3軸の角速度センサーと3軸の磁気センサーとを有する9軸センサーとして構成してもよい。
GPS115は、アンテナ(図示略)を備え、GPS(Global Positioning System)信号を受信し、制御装置10の現在位置を算出する。GPS115は、GPS信号に基づいて求めた現在位置や現在時刻を制御部140に出力する。また、GPS115はGPS信号に含まれる情報に基づいて現在時刻を取得し、制御部140が計時する時刻を修正させる機能を備えていてもよい。
通信部117は、無線LAN(WiFi(登録商標))、Miracast(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等の規格に準じた無線データ通信を実行する。
外部機器OAが、通信部117に無線接続された場合、制御部140は、コンテンツデータを通信部117より取得して、画像表示部20に画像を表示させる。一方、外部機器OAが、インターフェイス125に有線接続された場合、制御部140は、コンテンツデータをインターフェイス125より取得して、画像表示部20に画像を表示させる。通信部117及びインターフェイス125は、外部機器OAからコンテンツデータを取得するデータ取得部DAとして機能する。
制御部140は、プログラムを実行するCPU(図示略)、CPUが実行するプログラムやデータを一時的に格納するRAM(図示略)、及び、CPUが実行する基本制御プログラムやデータを不揮発的に記憶するROM(図示略)を有する。制御部140は、CPUにより制御プログラムを実行することで、頭部装着型表示装置100の各部を制御する。また、制御部140は、記憶部120が記憶するコンピュータープログラムを読み出して実行し、制御部140の各種機能を実現する。すなわち、オペレーティングシステム(OS)150、画像処理部160、表示制御部170、撮像処理部181、位置検出部184、AR表示制御部186(表示処理部)、及び、音声処理部187として機能する。
画像処理部160は、コンテンツに含まれる画像信号を取得する。画像処理部160は、取得した画像信号から、垂直同期信号VSyncや水平同期信号HSync等の同期信号を分離する。また、画像処理部160は、分離した垂直同期信号VSyncや水平同期信号HSyncの周期に応じて、PLL(Phase Locked Loop)回路等(図示略)を利用してクロック信号PCLKを生成する。画像処理部160は、同期信号が分離されたアナログ画像信号を、A/D変換回路等(図示略)を用いてディジタル画像信号に変換する。画像処理部160は、変換後のディジタル画像信号を、対象画像の画像データ(図中、Data)として、1フレームごとに、制御部140のRAMに格納する。この画像データは、例えばRGBデータである。
なお、画像処理部160は、必要に応じて、画像データの解像度を右表示駆動部22及び左表示駆動部24に適した解像度に変換する解像度変換処理を行ってもよい。また、画像処理部160は、画像データの輝度や彩度を調整する画像調整処理、3D画像データから2D画像データを作成し、或いは2D画像データから3D画像データを生成する2D/3D変換処理等を実行してもよい。
画像処理部160は、クロック信号PCLK、垂直同期信号VSync、水平同期信号HSync、RAMに格納された画像データDataのそれぞれを、送信部51、52を介して送信する。送信部51、52は、トランシーバーとして機能し、制御装置10と画像表示部20との間におけるシリアル伝送を実行する。なお、送信部51を介して送信される画像データDataを「右眼用画像データ」と呼び、送信部52を介して送信される画像データDataを「左眼用画像データ」と呼ぶ。
表示制御部170は、右表示駆動部22及び左表示駆動部24を制御する制御信号を生成し、この制御信号により、右表示駆動部22及び左表示駆動部24のそれぞれによる画像光の生成及び射出を制御する。具体的には、右LCD制御部211による右LCD241の駆動ON/OFF、右バックライト制御部201による右バックライト221の駆動ON/OFFを制御する。また、表示制御部170は、左LCD制御部212による左LCD242の駆動ON/OFF、左バックライト制御部202による左バックライト222の駆動ON/OFFを制御する。
撮像処理部181は、カメラ61を制御して撮像を実行させ、撮像画像データを取得する。
位置検出部184は、フレーム側センサー76及びカメラユニットセンサー78に接続して、フレーム2の動きの検出値、及び、カメラユニット3の動きの検出値を取得する。位置検出部184は、フレーム側センサー76及びカメラユニットセンサー78の検出値に基づき、フレーム2に対するカメラユニット3の相対位置を算出する。例えば、位置検出部184は、ヒンジ21Aにおけるテンプル部2Dとアーム部3Aとの角度、及び、ヒンジ23Aにおけるテンプル部2Eとアーム部3Bとの角度を算出する。
AR表示制御部186は、記憶部120が記憶するコンテンツデータ123を読み出し、画像処理部160及び表示制御部170を制御して、AR表示用の画像を画像表示部20により表示させる。また、AR表示制御部186は、コンテンツデータ123が音声データを含む場合、音声処理部187を制御して、右イヤホン32、左イヤホン34からコンテンツの音声を出力させる。
AR表示制御部186は、位置検出部184が算出するフレーム2とカメラユニット3の相対位置に基づき、ARコンテンツの表示を制御する。
AR表示制御部186は、使用者が画像表示部20越しに対象物を見ている状態でARコンテンツを表示する。AR表示制御部186は、対象物に対応する位置に画像や文字等を表示するAR表示を行うことで、対象物に関する情報を提供し、或いは、画像表示部20越しに見える対象物の姿の見え方を変える。ARコンテンツは、対象物に対応する位置に表示される画像や文字のデータを含む。また、ARコンテンツに、対象物を特定するデータ、及び、画像や文字の表示位置に関するデータ等を含んでもよい。ARコンテンツの表示位置は対象物に重なる位置であっても対象物の周囲であってもよい。対象物は物体であればよく、建物等の不動産であってもよいし、自動車や電車などの移動体であってもよく、人間や動物などの生物であってもよい。AR表示制御部186は、撮像処理部181が取得する撮像画像データから、使用者の視界に位置する対象物を検出する。そして、AR表示制御部186は、検出した対象物に対応するARコンテンツの表示位置を決定し、ARコンテンツを表示する。
ARコンテンツは、使用者が対象物を視認する位置に重なるように、或いは、対象物を視認する位置に合わせて、表示することが望ましい。このため、AR表示制御部186は、撮像処理部181の撮像画像データから対象物の画像を検出し、検出した対象物の画像と撮像画像全体との位置関係に基づき、カメラ61の撮像範囲における対象物の位置を特定する。AR表示制御部186は、カメラ61の撮像範囲と、画像表示部20の表示領域との位置関係に基づき、対象物の位置に対応するARコンテンツの表示位置を決定する。
図4は、頭部装着型表示装置100の装着状態を示す側面図であり、(A)はカメラユニット3を回動させない状態を示し、(B)はカメラユニット3をフレーム2に対して上向きに回動させた状態を示す。
図4(A)において、一点鎖線L1は使用者がハーフミラー261A、262Aの中心を通して見る視線方向を示す。この場合の使用者の視野を符号W1で示す。また、破線L2はカメラ61の撮像方向、すなわち、カメラ61が備える撮像光学系(図示略)の光軸を示す。また、図ではカメラ61の撮像範囲を符号W2で示す。
図4(A)に示すように、カメラ61の撮像範囲W2は、視界W1を含む範囲となっており、より具体的には、撮像範囲W2の中に視界W1が収まる。従って、使用者が画像表示部20越しに見ることができる範囲(視界W1)の全体を、カメラ61で撮像できる。頭部装着型表示装置100は、AR表示の対象物をカメラ61の撮像画像から検出する。図4(A)に示す構成とすることで、使用者の視界W1にある対象物が、カメラ61の撮像画像に確実に写る。このため、使用者が見ることが可能な対象物についてAR表示を行うことができる。
図4(A)の構成は、画像表示部20が有する右光学像表示部26、及び左光学像表示部28のサイズ等に合わせて、カメラ61の撮像光学系の画角を調整することで実現できる。視界W1の大きさは、厳密には、ハーフミラー261A、262Aと使用者の眼の視線方向における距離の影響を受ける。この距離は画像表示部20の形状によりおよそ定まるので、ハーフミラー261A、262Aと使用者の眼の視線方向における距離は、標準的な値を初期値(デフォルト値)として定めることができる。
カメラユニット3をフレーム2に対して変位させる場合、カメラ61の撮像範囲W2は、使用者の視界W1に対して変位する。図4(B)には、撮像範囲W2が変位した状態を示し、カメラユニット3を上方に回動した例を示す。
図4(B)の状態では撮像範囲W2の下端が視界W1の下端に達している。撮像範囲W2が視界W1を含むことから、視界W1内の対象物に対するAR表示が可能である。図4(B)の状態よりも、さらにカメラユニット3を上方に回動すると、視界W1が撮像範囲W2に収まらなくなる。その結果、視界W1の下端にある対象物を、カメラ61が撮像できなくなる。つまり、図4(B)に示す位置が、AR表示を行う場合のカメラユニット3の限界位置に相当する。
また、図4(B)では視線方向L1とカメラ61の撮像方向L2との間にズレが生じている。従って、使用者の正面、すなわち視線方向L1にある対象物は、カメラ61の撮像画像の中央からずれた位置に写る。コンテンツをAR表示するためには、コンテンツの表示位置を、使用者に対象物が見える位置に合わせる必要がある。このため、図4(B)の状態では、視線方向L1とカメラ61の撮像方向L2のズレに合わせて、コンテンツの表示位置を調整する必要がある。
そこで、頭部装着型表示装置100は、位置検出部184及びAR表示制御部186の制御により、カメラユニット3の位置に関するキャリブレーションを行う。このキャリブレーションは、図4(B)に符号Hで示すように、使用者が、手指等の目標物を視線方向L1上に位置させる操作を行う。頭部装着型表示装置100が使用者の視界W1を直接測定することは容易ではない。これに対し、使用者が目標物を視線方向L1に合わせる操作と、この操作時に目標物をカメラ61の撮像画像で検出する処理は容易に実行できる。撮像画像から検出される目標物の位置は、視線方向L1に対応する位置と見なすことができるので、撮像画像と視線方向L1とを対応付けることができ、カメラ61の光軸L2と視線方向L1とを対応付けることができる。
カメラ61の光軸L2と視線方向L1との相対位置は、フレーム2とカメラユニット3との相対位置を反映し、フレーム側センサー76及びカメラユニットセンサー78の検出値に対応する。キャリブレーションにより、カメラ61の光軸L2と視線方向L1との相対位置と、フレーム側センサー76及びカメラユニットセンサー78の検出値とを対応付けることができれば、その後は逆の演算が可能になる。すなわち、フレーム側センサー76及びカメラユニットセンサー78の検出値から、カメラ61の光軸L2と視線方向L1との相対位置を求めることができる。
これにより、使用者の視界W1にある対象物に対し、コンテンツをAR表示することができ、フレーム2とカメラユニット3の相対位置が変化した場合に、コンテンツの表示位置を適宜調整できる。
カメラユニット3とフレーム2の相対位置の変化は、カメラユニット3をフレーム2に対し上向きに動かす場合だけでなく、フレーム2を下向きに動かす場合も同様に生じる。この場合は、使用者の視界W1が下方に移動するが、上述したキャリブレーションでカメラ61の光軸L2と視線方向L1との相対位置と、フレーム側センサー76及びカメラユニットセンサー78の検出値とを対応付けることで、同様の処理が可能となる。
また、カメラ61がズーム機能を有する場合、図4(A)及び(B)に示す撮像範囲W2は、カメラ61のズーム倍率により変化する。この場合、位置検出部184は、カメラ61のズーム倍率に対応して撮像範囲W2の大きさに関するデータを変更すればよい。すなわち、位置検出部184は、カメラ61の光軸L1の位置に対する撮像範囲W2の大きさに関するデータを、ズーム倍率に対応して変更する。この変更後のデータに基づき後述する図5〜図7の処理を行うことで、ズーム倍率を加味した処理を実行できる。
音声処理部187は、AR表示制御部186の制御によりコンテンツの音声信号を取得し、取得した音声信号を増幅して、右イヤホン32および左イヤホン34に出力する。また、音声処理部187は、マイク63により集音される音声を取得してディジタル音声データに変換する。音声処理部187は、ディジタル音声データに対して予め設定された処理を行ってもよい。
画像表示部20は、インターフェイス25と、右表示駆動部22と、左表示駆動部24と、右光学像表示部26としての右導光板261と、左光学像表示部28としての左導光板262とを備える。また、画像表示部20は、上述したカメラ61、フレーム側センサー76、及びカメラユニットセンサー78を備える。カメラ61はフレーム2(図1)とは別体のカメラユニット3に設けられるが、インターフェイス25に接続される。
インターフェイス25は、右コード42と左コード44とが接続されるコネクターを備える。インターフェイス25は、送信部51から送信されるクロック信号PCLK、垂直同期信号VSync、水平同期信号HSync、画像データDataを、対応する受信部(Rx)53、54に出力する。また、インターフェイス25は、表示制御部170から送信される制御信号を、対応する受信部53、54、右バックライト制御部201又は左バックライト制御部202に出力する。
インターフェイス25は、カメラ61、フレーム側センサー76、及びカメラユニットセンサー78を接続するインターフェイスである。カメラ61の撮像画像データや撮像信号、フレーム側センサー76及びカメラユニットセンサー78の検出結果等は、インターフェイス25を介して制御部140に送られる。
右表示駆動部22は、上述した右バックライト221、右LCD241、及び右投写光学系251を備える。また、右表示駆動部22は、受信部53、右バックライト(BL)221を制御する右バックライト(BL)制御部201、及び、右LCD241を駆動する右LCD制御部211を備える。
受信部53は、送信部51に対応するレシーバーとして動作し、制御装置10と画像表示部20との間におけるシリアル伝送を実行する。右バックライト制御部201は、入力された制御信号に基づいて、右バックライト221を駆動する。右LCD制御部211は、受信部53を介して入力されたクロック信号PCLKと、垂直同期信号VSyncと、水平同期信号HSyncと、右眼用画像データDataと、に基づいて、右LCD241を駆動する。
左表示駆動部24は、右表示駆動部22と同様の構成を有する。左表示駆動部24は、上述した左バックライト222、左LCD242、及び左投写光学系252を備える。また、左表示駆動部24は、受信部54、左バックライト222を駆動する左バックライト制御部202、及び、左LCD242を駆動する左LCD制御部212を備える。
受信部54は、送信部52に対応するレシーバーとして動作し、制御装置10と画像表示部20との間におけるシリアル伝送を実行する。左バックライト制御部202は、入力された制御信号に基づいて、左バックライト222を駆動する。左LCD制御部212は、受信部54を介して入力されたクロック信号PCLKと、垂直同期信号VSyncと、水平同期信号HSyncと、右眼用画像データDataと、に基づいて、左LCD242を駆動する。
なお、右バックライト制御部201と、右LCD制御部211と、右バックライト221と、右LCD241とを総称して、右の「画像光生成部」とも呼ぶ。同様に、左バックライト制御部202と、左LCD制御部212と、左バックライト222と、左LCD242とを総称して、左の「画像光生成部」とも呼ぶ。
図5は、頭部装着型表示装置100の動作を示すフローチャートであり、特に、制御部140の制御により実行されるキャリブレーションを示す。
位置検出部184は、フレーム側センサー76及びカメラユニットセンサー78の検出値を取得し(ステップS11)、取得した検出値が、いずれも正常範囲内の値であるか否かを判定する(ステップS12)。ここで、位置検出部184は、フレーム側センサー76及びカメラユニットセンサー78の検出値を、設定データ121に含まれるしきい値と比較して判定する。また、位置検出部184は、フレーム側センサー76及びカメラユニットセンサー78の検出値から比較用の値を算出し、算出した値を、設定データ121に含まれるしきい値と比較して判定してもよい。ステップS12で、位置検出部184は、カメラユニット3またはフレーム2が、ヒンジ21A、23Aの可動範囲を超えて回動した状態でないかを判定する。ヒンジ21A、23Aが可動範囲を逸脱した状態であれば、故障を防止するため、速やかに動作を停止させるためである。
位置検出部184は、ステップS11で取得した検出値が正常範囲から外れている場合(ステップS12;NO)、異常を報知する動作を行い(ステップS13)、動作を終了する。ステップS13の異常の報知は、例えば、画像表示部20によりメッセージを表示させる、点灯部12を点灯、または点滅させる、右イヤホン32、左イヤホン34から警報音や報知メッセージの音声を出力する等の方法で行えばよい。
ステップS11で取得した検出値が正常範囲の値である場合(ステップS12;YES)、位置検出部184は、キャリブレーションを開始する(ステップS14)。
キャリブレーションを開始すると、AR表示制御部186が、画像処理部160及び表示制御部170を制御して、キャリブレーション用の画像を、画像表示部20により表示させる(ステップS15)。キャリブレーション用の画像は、使用者が目安とする画像や文字、或いは記号であり、ここでは仮想のオブジェクトとする。AR表示制御部186は、仮想のオブジェクトを画像表示部20の表示領域の中心に表示する。なお、画像表示部20の表示領域の中心とは、ハーフミラー261A、262Aの中心を指すが、本実施形態では右LCD241及び左LCD242の中心が、ハーフミラー261A、262Aの中心に対応する。また、仮想オブジェクトは、ハーフミラー261A、262Aのいずれか一方に表示してもよい。
続いて、AR表示制御部186は、仮想オブジェクトに指を重ねるように、使用者への案内を行う(ステップS16)。この案内は、例えば、右LCD241及び/又は左LCD242に画像や文字を表示する方法、音声処理部187が右イヤホン32及び/又は左イヤホン34で音声を出力する方法で行われる。この場合、使用者には、図4(B)に示す視線方向L1上に仮想オブジェクトが見えるので、案内に従って、手指を仮想オブジェクトに重なって見える位置にする。
ここで、撮像処理部181がカメラ61を制御して撮像を実行させ、位置検出部184が撮像画像データを取得する(ステップS17)。
位置検出部184は、撮像画像データに対する画像処理を実行し、撮像画像から手指の画像を検出して、撮像画像における指先の座標を算出する(ステップS18)。位置検出部184が撮像画像から手指の画像を検出する処理は、例えば、予め記憶部120に記憶した画像の特徴量等を利用すればよい。位置検出部184は、例えば、手指の画像の中心の座標を算出する。なお、このステップS16〜S18の処理では、手指の代わりにペン型や棒状の指示体等を用いることができる。この場合、指示体の画像を検出するための特徴量等、必要なデータが、予め、記憶部120に記憶されていればよく、位置検出部184は、撮像画像における、指示体の先端または指示体の中心の座標を算出する。
位置検出部184は、フレーム側センサー76及びカメラユニットセンサー78の検出値を取得する(ステップS19)。位置検出部184は、取得した各センサーの値に基づいて、フレーム2に対するカメラユニット3の相対位置を算出する(ステップS20)。
さらに、位置検出部184は、各センサーの値から求めた相対位置に基づき、カメラ61の撮像空間における画像表示部20(フレーム2)の中心の位置を推定する(ステップS21)。ここで、カメラ61の撮像空間とは、カメラ61で撮像される範囲の空間を指し、例えば図4に示した撮像範囲W2に相当する。撮像空間における位置は、カメラ61に対して固定的な箇所を原点または基準点とする座標で表すことができる。この場合の原点または基準点は、例えば、撮像範囲W2の始点すなわちカメラ61の撮像面またはレンズ面とすることができる。ステップS21で、位置検出部184は、フレーム2とカメラユニット3との相対位置から、撮像空間(撮像空間の原点または基準点)に対するフレーム2の中心の位置および方向を推定する。例えば、カメラ61の撮像面またはレンズ面に対するフレーム2の中心の空間的な座標を推定する。
位置検出部184は、ステップS18で求めた指先の画像の座標と、ステップS21で推定した画像表示部20の中心の位置とに基づいて、画像表示部20の中心から指先へのベクトルを推定する(ステップS22)。ここで、指先の位置は、使用者が表示領域の中心(図4の視線方向L1)に指を重ねているため、撮像空間における指先の位置は、表示領域の中心軸の位置と見なすことができる。また、カメラ61の原点または基準点とカメラ61の撮像画像における位置との関係は、カメラ61の仕様により予め定まっている。従って、撮像画像における指先の画像の座標を、カメラ61の原点または基準点に対する空間的な位置に変換し、ステップS21で推定したフレーム2の位置との間のベクトルを推定できる。
位置検出部184は、ステップS22で求めたベクトルと、ステップS20で求めた相対位置とに基づいて、表示領域の中心軸と、カメラ61の光軸とのズレ量を推定する(ステップS23)。
そして、位置検出部184は、カメラ61の光軸と表示領域の中心とのズレ量を補正するための補正用のデータを生成し、記憶部120に記憶し(ステップS24)、本処理を終了する。
なお、図4に示すように表示領域の中心軸に相当する視線方向L1と、カメラ61の光軸である撮像方向L2とが、ほぼ平行であると見なすことができる場合を想定する。この場合、撮像画像を、カメラ61の光軸に対して垂直な仮想面として見ることができ、この仮想面は表示領域の中心軸に対してもほぼ垂直である。
例えば後述する第2実施形態(図8)のようにフレキシブルアームを用いた構成や、より多くの可動部を有する構成など、カメラ61がフレーム2に対して、よりフレキシブルな可動域を有する構成では、カメラ61の光軸とフレーム2との相対的な位置や方向を求めてもよい。具体的には、ステップS20、または、その他のステップS23より前の処理において、ステップS19で取得したフレーム側センサー76及びカメラユニットセンサー78の検出値に基づき、カメラ61の光軸とフレーム2との相対的な位置や角度を推定または算出してもよい。そして、ステップS23では、カメラ61の光軸とフレーム2との相対的な位置や角度を加味して、表示領域の中心軸と、カメラ61の光軸とのズレ量を推定すればよい。この場合、カメラ61とフレーム2との相対位置、及び傾き等によらず、より高精度で、カメラ61の光軸と表示領域の中心とのズレ量を補正するための補正用のデータを得ることができる。
さらに、ステップS23の処理を実行する前に、カメラ61の光軸とフレーム2との相対的な位置、角度を加味した処理が必要か否かを判定してもよい。この判定は、例えば、カメラユニットセンサー78の検出値に基づいてカメラ61が閾値を超えて動いたか否かに基づき、行ってもよい。或いは、フレーム側センサー76の検出値とカメラユニットセンサー78の検出値との差を求め、この差が閾値を超えたか否かに基づき行ってもよい。
ステップS18で検出される撮像画像における指先の座標は、表示領域の中心に対応する位置である。従って、撮像画像における指先の座標と中心の座標との差は、カメラ61の光軸と、表示領域の中心を通る視線方向との差に相当するといえるので、この座標の差に基づいてカメラ61の光軸と表示領域の中心との相対位置を求めることができる。
ステップS20で、位置検出部184は、フレーム側センサー76及びカメラユニットセンサー78の検出値からフレーム2に対するカメラユニット3の相対位置を求める。さらに、ステップS21では、カメラ61とフレーム2との相対位置から、カメラ61の撮像空間における画像表示部20の中心を推定する。そして、ステップS22では、ステップS18でカメラ61の撮像画像から検出した座標と、ステップS21で求めた画像表示部20の中心とに基づく処理を行う。このように、図5のキャリブレーションでは、センサーと撮像画像のそれぞれに基づき相対位置を検出して、その対応付けを行うので、キャリブレーション実行後は、センサーの検出値から、ズレ量とズレ方向とを求めて補正を行うことができる。
ステップS23で記憶される補正用のデータは、フレーム側センサー76及びカメラユニットセンサー78の検出値から、カメラ61の光軸と表示領域の中心との相対位置を求める処理を可能とするデータである。言い換えれば、フレーム側センサー76及びカメラユニットセンサー78の検出値を、カメラ61の光軸と表示領域の中心との相対位置、または位置のズレに対応付けるデータである。具体的には、フレーム側センサー76及びカメラユニットセンサー78の検出値から、カメラ61の光軸と表示領域の中心との相対位置(位置のズレ)を求めるための演算式、テーブル、パラメーター等である。
図6は、頭部装着型表示装置100の動作を示すフローチャートであり、カメラユニット3の撮像範囲を、使用者の視界に対して適切な位置に調整する動作を示す。
位置検出部184は、フレーム側センサー76及びカメラユニットセンサー78の検出値を取得し(ステップS31)、図5のステップS21で生成されるデータを利用して、カメラ61の光軸と表示領域の中心との相対位置、すなわちズレ量を算出する(ステップS32)。位置検出部184は、使用者が画像表示部20越しに見る視界と、カメラ61の撮像範囲との対応を推定する(ステップS33)。そして、位置検出部184は、使用者の視界がカメラ61の撮像範囲内であるか否かを判定する(ステップS34)。
ステップS33、S34で、位置検出部184は、ステップS32で算出した距離またはズレ量をもとに、使用者の視界の一部がカメラ61の撮像範囲から出ていないか否かを判定する。
使用者の視界がカメラ61の撮像範囲内である場合(ステップS34;YES)、位置検出部184は本処理を終了する。また、使用者の視界一部でもカメラ61の撮像範囲の外にある場合(ステップS34;NO)、AR表示制御部186が、撮像範囲の移動を案内する表示を行い(ステップS35)、ステップS31に戻る。
ステップS35では、AR表示制御部186が画像処理部160及び表示制御部170を制御して、カメラ61を動かす方向を示す画像、記号、テキスト等を表示させる。また、画像表示部20の表示領域でカメラ61の光軸に対応する位置を示す表示を、合わせて行ってもよい。さらに、カメラ61の撮像範囲の外縁が、画像表示部20の表示領域に重なって見える場合、カメラ61の撮像範囲の外縁を示す表示を行ってもよい。
図7は、頭部装着型表示装置100の動作を示すフローチャートであり、特に、制御部140が、ARコンテンツOB´を表示する動作を示す。
制御部140は、操作部135等により入力される指示に従ってARコンテンツの表示を開始し(ステップS41)、位置検出部184がフレーム側センサー76及びカメラユニットセンサー78の検出値を取得する(ステップS11)。位置検出部184は、取得した検出値が正常範囲内の値であるか否かを判定し(ステップS12)、検出値が正常範囲から外れている場合(ステップS12;NO)、異常を報知する動作を行い(ステップS13)、動作を終了する。
位置検出部184が、フレーム側センサー76及びカメラユニットセンサー78の検出値が正常範囲内の値であると判定した場合(ステップS12;YES)、AR表示制御部186は、記憶部120からコンテンツデータ123を取得する(ステップS42)。次いで、撮像処理部181がカメラ61に撮像を実行させ、位置検出部184が撮像画像データから対象物を検出する(ステップS43)。位置検出部184は、対象物の位置に基づいてARコンテンツの表示位置を決定し(ステップS44)、ARコンテンツの表示を開始する(ステップS45)。
ARコンテンツの表示開始後、位置検出部184がフレーム側センサー76及びカメラユニットセンサー78の検出値を取得し(ステップS46)、取得した検出値に基づいて表示位置のズレ量を算出する(ステップS47)。ステップS47で、位置検出部184は、カメラ61の光軸と表示領域の中心との差をもとに、AR表示の対象物の位置と、表示中のコンテンツの表示位置とのズレを算出する。位置検出部184は、ステップS44において、撮像画像における対象物の位置に対応するように、コンテンツの表示位置を決定する。ステップS44で決定される表示位置は、カメラ61の光軸L2と表示領域の中心を通る視線方向L1とが一致し、或いは、規定の位置(デフォルト位置)であることを前提とした位置である。ステップS47で、位置検出部184は、カメラ61の光軸L2と表示領域の中心を通る視線方向L1の相対位置が規定の位置からずれている場合に、ズレ量を求める。
AR表示制御部186は、位置検出部184が検出したズレ量に基づき、ARコンテンツの表示位置の補正が必要か否かを判定する(ステップS48)。例えば、位置検出部184が検出したズレ量が、設定データ121に含まれるしきい値を超える場合に、表示位置の補正が必要と判定する。
表示位置の補正が必要と判定した場合(ステップS48;YES)、AR表示制御部186は、表示位置の補正を行う旨の報知を行う(ステップS49)。ステップS49では、例えば、画像表示部20により報知用のメッセージや画像を表示する。このメッセージや画像は、ARコンテンツと同様に対象物の位置に合わせて表示してもよく、補正後のARコンテンツの表示位置に、報知用のメッセージや画像を表示してもよい。
AR表示制御部186は、ステップS47で算出したズレ量、または、このズレ量から算出される補正量に従って、ARコンテンツの表示位置を補正し(ステップS50)、終了条件の正否を判定する(ステップS51)。また、表示位置を補正しないと判定した場合(ステップS48;NO)、制御部140はステップS51に移行して終了条件の正否を判定する。
制御部140は、終了条件が成立している場合(ステップS51;YES)、本処理を終了する。また、終了条件が成立していない場合は(ステップS51;NO)、ステップS19に戻る。終了条件は、例えば、ARコンテンツを最後まで表示し、表示が完了すること、操作部135の操作によりARコンテンツの表示の終了が指示されたこと、インターフェイス125を介して外部機器より動作終了が指示されたこと、等である。
以上説明したように、使用者の頭部に装着される頭部装着型の頭部装着型表示装置100は、使用者の頭部に装着されるフレーム2を有し、フレーム2に設けられ、外景を透過する画像表示部20と、フレーム2に設けられるカメラ61とを備える。また、画像表示部20を透過して視認可能な視界領域における、カメラ61の撮像範囲に含まれない領域の有無を判定する制御部140を備える。例えば、制御部140は、画像表示部20を透過して視認可能な視界領域にカメラ61の撮像範囲に含まれない領域があることを検出または判定する。或いは、制御部140は、視界領域におけるカメラ61の撮像範囲の境界を検出してもよい。そして、カメラ61と画像表示部20との少なくとも一方は、フレーム2に対して変位可能に設けられる。これにより、画像表示部20とカメラ61とが相対的に変位可能な構成で、変位に伴う視界と撮像範囲との位置関係の変化に対応できる。これにより、撮像範囲の変更による不具合を防止し、撮像範囲を変更できる構成を容易に実現できる。
また、カメラ61は、フレーム2に対し変位可能に連結されたカメラユニット3に設けられる。制御部140は、フレーム2に対するカメラ61の相対位置を検出するフレーム側センサー76及びカメラユニットセンサー78に接続される。制御部140は、フレーム側センサー76及びカメラユニットセンサー78の検出結果に基づき、使用者の視界におけるカメラ61の撮像範囲に含まれない領域を検出する。このため、カメラ61をフレーム2に対して可動とした構成を、容易に実現できる。また、使用者の視界のうち、カメラ61の撮像範囲に含まれない領域がある場合には、使用者に案内を行うことで、例えばコンテンツをAR表示する場合に、AR表示の対象物を確実に撮像し検出できる。
また、制御部140は、視界領域でカメラ61の撮像範囲に含まれない領域の判定(検出)結果に基づいて、カメラ61の適切な変位の範囲を求めることができる。
また、制御部140は、上記検出結果に基づいて、画像表示部20に、カメラ61の撮像範囲を示す表示をさせるので、撮像範囲を表示により使用者に知らせることができ、操作性の向上が期待できる。
また、制御部140は、カメラ61の撮像画像に基づき画像表示部20にコンテンツを表示させ、コンテンツの表示位置を、視界領域でカメラ61の撮像範囲に含まれない領域の検出結果に基づいて調整する。このため、コンテンツの表示位置を視界領域と撮像範囲の対応に基づき調整できる。これにより、例えば、カメラ61と画像表示部20の相対位置の変化に対応してコンテンツの表示位置を調整できる。従って、画像表示部20を透過する外景に対応する位置にコンテンツを表示する場合など、適切な位置に表示することができる。
また、制御部140は、画像表示部20に仮想オブジェクトを表示させ、仮想オブジェクトの表示中にカメラ61により撮像された撮像画像に基づき、画像表示部20の表示領域とカメラ61の撮像範囲との対応を求める。このため、仮想オブジェクトを表示することにより使用者に的確に操作を行わせて、表示領域と撮像範囲との対応を正確に求めることができる。ここで、制御部140は、仮想オブジェクトの表示位置に対応して操作される指等の指示体を含む撮像画像に基づき、画像表示部20の表示領域とカメラ61の撮像範囲との対応を、より正確に求めることができる。
また、制御部140は、画像表示部20の表示領域とカメラ61の撮像範囲との対応を求めることで、予め設定された画像表示部20の表示領域とカメラ61の撮像範囲との相対位置に対するズレ量を求める。このため、カメラ61の変位により表示領域と撮像範囲との相対位置にズレが発生した場合に、ズレ量を正確に求めることができる。
すなわち、制御部140は、撮像画像における画像表示部20の表示領域の中心軸の位置を推定し、推定した表示領域の中心軸と撮像範囲の中心とのズレ量から、画像表示部20の表示領域とカメラ61の撮像範囲との対応を求める。これにより、撮像画像を利用して、表示領域と撮像範囲との対応をより正確に求めることができる。
[第2実施形態]
図8は、第3実施形態の頭部装着型表示装置100Bの装着状態を示す図であり、(A)、(C)は側面図、(B)及び(D)は平面図である。頭部装着型表示装置100Bは、上記第1実施形態の画像表示部20に代えて、画像表示部20Bを備える他は、頭部装着型表示装置100と共通の構成を有する。
画像表示部20Bは、フレーム2を有する画像表示部20に対し、カメラ62を、フレキシブルアーム36(連結部)により連結した構成である。フレキシブルアーム36は、自在に屈曲させることが可能な、金属製または合成樹脂製のアームであり、フレキシブルアーム36の基端部はテンプル部2Eに固定される。また、フレキシブルアーム36の先端部には、カメラ62を収容したカメラケース35が取り付けられる。
例えば図8(A)及び(B)に示すように、カメラ62を、フレーム2に近い位置に配置し、カメラ62の撮像範囲と画像表示部20Bを装着した使用者の視界とが近い範囲となるように使用できる。また、図8(C)に示すように、画像表示部20Bは、カメラケース35を上方に移動させて使用することもできる。この場合、例えば図8(D)に示すように、カメラケース35を、使用者に対し左右方向に移動させてもよい。図8(D)の例では、カメラケース35がテンプル部2D及びテンプル部2Eの内側にある。この位置では、カメラ62の撮像範囲は、使用者の右眼の視野及び左眼の視野の両方に跨がるようになる。
この頭部装着型表示装置100Bは、画像表示部20Bにおいてフレーム側センサー76、及びカメラユニットセンサー78を備える。フレーム側センサー76及びカメラユニットセンサー78の構成は上記第1実施形態と同様である。従って、頭部装着型表示装置100Bの構成は、図3に示したブロック図と同様である。
フレーム側センサー76は、フレーム2に設けられる。また、カメラユニットセンサー78は、カメラケース35に設けられ、カメラ62の動きに関して検出値を出力する。カメラユニットセンサー78は、カメラ62に対して相対位置が固定されるように、カメラケース35に配置される。
この第2実施形態の頭部装着型表示装置100Bは、上記第1実施形態の頭部装着型表示装置100と同様に、図5〜図7で説明した動作を実行する。
また、第2実施形態では、位置検出部184は、フレーム側センサー76及びカメラユニットセンサー78の検出値を常時取得してもよい。位置検出部184が検出値の取得を開始する時点で、カメラケース35は、図8(A)及び(B)に示す基準位置、またはその他の基準位置にあることが望ましい。このため、頭部装着型表示装置100Bは、位置検出部184が検出値の取得を開始する前に、カメラケース35を基準位置に配置させるように、報知や案内を行ってもよい。
位置検出部184は、位置検出部184はフレーム側センサー76及びカメラユニットセンサー78の検出値を常時取得し、フレーム2に対するカメラケース35の位置を求める。位置検出部184は、フレーム2に対するカメラケース35の位置は正常範囲を逸脱したか否かを、常時判定できる。そして、正常範囲を逸脱した場合は、図5のステップS13と同様に報知を行うことができる。
このように、カメラ61を、フレーム2に対してフレキシブルアーム36により自在に変位可能に連結した構成としても、フレーム2に対するカメラ62の相対的な変位を検出し、検出した変位量や変位の方向に合わせて表示位置の補正等を行える。
なお、本発明は上記各実施形態の構成に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能である。
例えば、上記各実施形態においては、位置検出部184が、画像表示部20の表示空間における表示領域の中心軸とカメラ61の光軸とのズレ量を推定する構成(図5のステップS23)を例に挙げて説明した。そして、位置検出部184が推定したズレ量を補正するための補正データの生成(図5のステップS24)、視界と撮像範囲との対応の推定(図6のステップS33)、コンテンツの表示位置の補正(図7のステップS50)等が実行される例を説明した。これらの処理において、例えば、一般的な使用者が頭部装着型表示装置100、100Bを装着した場合のズレ量を「標準ズレ量」として記憶部120に記憶して利用してもよい。具体的には、位置検出部184がステップS23で推定したズレ量と、記憶部120に記憶した標準ズレ量とを比較して、標準ズレ量との差異(差分)を個人データとして生成してもよい。この場合、標準ズレ量に基づく補正を行うためのデータを記憶部120に記憶し、標準ズレ量に基づくコンテンツの表示位置の補正が可能な構成としてもよく、必要に応じて、個人データを加味して補正等を行うようにしてもよい。
また、位置検出部184は、ズレ量を推定あるいは算出する処理(例えば、図6のステップS32、図7のステップS50)において、複数回の処理で求めたズレ量の差異(差分)を用いて処理を行ってもよい。
また、上記各実施形態では、眼鏡型の外形を有するフレーム2を備えた画像表示部20、20Bについて説明したが、フレーム2を、帽子やヘルメット等の身体防護具に組み込んだ構成とすることも可能である。すなわち、右表示駆動部22及び左表示駆動部24を含む光学系及びフレーム側センサー76を支持する部分が眼鏡型であれば、外形は制限されない。また、カメラユニット3を、フレーム2に一体に設ける構成としてもよい。また、カメラユニット3は、フレーム2に対して、ヒンジ21A、23A以外の部材で連結して、より高い自由度で可動な構成にしてもよい。
また、例えば、上記第1、第2実施形態では、検出部として、2つの動きセンサーであるフレーム側センサー76及びカメラユニットセンサー78を用いて撮像部の相対位置、或いは、相対位置の変化を検出する例を示した。本発明はこれに限定されず、3以上のセンサーを用いることも勿論可能である。また、撮像部として一つのカメラ61を備えた構成を例示したが、複数の撮像部を設けてもよい。この場合、複数の撮像部は互いの相対位置が固定されていてもよいし、それぞれの撮像部が、フレーム2に対して独立して変位可能な構成であってもよい。この場合、位置検出部184は、事前の設定に従って、いずれか一方、または両方の撮像部について変位または変位量を検出すればよい。AR表示制御部186は、事前に選択された一方の撮像部の位置に対応して表示位置を補正してもよく、両方の撮像部の位置を平均或いは合成した結果に基づき、表示位置を補正しても良い。
さらに、上記実施形態では、頭部装着型表示装置100、100Bは、画像表示部20、20Bと制御装置10とが分離され、接続部40を介して接続された構成として説明した。本発明はこれに限定されず、制御装置10を、画像表示部20、20Bと一体に構成してもよい。また、頭部装着型表示装置100、100Bは、少なくとも、表示を行う画像表示部20、20Bが、使用者(作業者、指令者、ユーザー)の頭部に装着される装置であればよい。制御装置10の装着状態は限定されない。このため、制御装置10として、ノート型コンピューター、タブレット型コンピューター又はデスクトップ型コンピューターを用いてもよい。また、制御装置10として、ゲーム機や携帯型電話機やスマートフォンや携帯型メディアプレーヤーを含む携帯型電子機器、その他の専用機器等を用いてもよい。また、制御装置10が画像表示部20、20Bと分離して構成され、制御装置10と画像表示部20、20Bとの間で無線通信により各種信号を送受信する構成としてもよい。
また、例えば、画像表示部20が画像光を生成する構成として、有機EL(有機エレクトロルミネッセンス、Organic Electro-Luminescence)のディスプレイと、有機EL制御部とを備える構成としてもよい。また、画像光を生成する構成として、LCOS(Liquid crystal on silicon, LCoSは登録商標)や、デジタル・マイクロミラー・デバイス等を用いることもできる。
また、画像光を使用者の眼に導く光学素子は、右導光板261、左導光板262に限定されない。すなわち、外部から装置に向けて入射する外光を透過し、画像光とともに使用者の眼に入射させる光学素子であればよい。例えば、使用者の眼の前方に位置して使用者の視界の一部または全部に重なる光学素子を用いてもよい。さらに、レーザー光等を走査させて画像光とする走査方式の光学素子を採用してもよい。また、光学素子の内部で画像光を導光させるものに限らず、使用者の眼に向けて画像光を屈折及び/または反射させて導く機能のみを有する光学素子としてもよい。さらに、本発明の光学素子は、回折格子、プリズム、ホログラフィー表示部を用いてもよい。
例えば、レーザー網膜投影型のヘッドマウントディスプレイに対して本発明を適用することも可能である。すなわち、光射出部が、レーザー光源と、レーザー光源を使用者の眼に導く光学系とを備え、レーザー光を使用者の眼に入射させて網膜上を走査し、網膜に結像させることにより、使用者に画像を視認させる構成を採用してもよい。
また、本発明を、MEMSミラーを用いた走査光学系を採用し、MEMSディスプレイ技術を利用した表示装置に適用することも可能である。すなわち、信号光形成部と、信号光形成部が射出する光を走査するMEMSミラーを有する走査光学系と、走査光学系により走査される光によって虚像が形成される光学部材とを光射出部として備えてもよい。この構成では、信号光形成部が射出した光がMEMSミラーにより反射され、光学部材に入射し、光学部材の中を導かれて、虚像形成面に達する。MEMSミラーが光を走査することにより、虚像形成面に虚像が形成され、この虚像を使用者が眼で捉えることで、画像が認識される。この場合の光学部品は、例えば上記実施形態の右導光板261及び左導光板262のように、複数回の反射を経て光を導く部品であってもよく、ハーフミラー面を利用してもよい。
また、図3に示した機能ブロックのうち少なくとも一部は、ハードウェアで実現してもよいし、ハードウェアとソフトウェアの協働により実現される構成としてもよく、ハードウェア資源の配置はブロック図の構成に限定されない。また、制御部140が実行するプログラムは、記憶部120または制御装置10内の記憶装置に記憶されてもよい。また、外部の装置に記憶されたプログラムを通信部117又はインターフェイス125を介して取得して実行する構成としてもよい。また、制御装置10に形成された構成が重複して画像表示部20、20Bに形成されていてもよい。例えば、図4、図6に示す制御部140が、画像表示部20、20Bに設けられた構成としてもよく、この場合、制御部140と画像表示部20、20Bの制御部とが機能を分担してもよい。
2…フレーム(本体)、2D…テンプル部、2E…テンプル部、3…カメラユニット、3A…アーム部、3B…アーム部、3C…カメラ台座部、10…制御装置、20、20B…画像表示部(表示部)、21…右保持部、21A、23A…ヒンジ、23…左保持部、35…カメラケース、36…フレキシブルアーム、40…接続部、61…カメラ(撮像部)、63…マイク、76…フレーム側センサー(検出部)、78…カメラユニットセンサー(検出部)、100、100B…頭部装着型表示装置(表示装置)、120…記憶部、121…設定データ、123…コンテンツデータ、135…操作部、140…制御部、160…画像処理部、170…表示制御部、181…撮像処理部、184…位置検出部、186…AR表示制御部、187…音声処理部。

Claims (10)

  1. 使用者の頭部に装着される本体を有し、
    前記本体に設けられ、外景を透過する表示部と、
    前記本体に設けられる撮像部と、
    前記表示部を透過して視認可能な視界領域における、前記撮像部の撮像範囲に含まれない領域の有無を判定する制御部と、を備え、
    前記撮像部と前記表示部との少なくとも一方は、前記本体に対して変位可能に設けられること、
    を特徴とする表示装置。
  2. 前記撮像部は前記本体に対し変位可能に連結され、
    前記制御部は、前記本体に対する前記撮像部の相対位置を検出する検出部に接続され、前記検出部による検出結果に基づき、前記表示部を透過して視認可能な視界領域における前記撮像部の撮像範囲に含まれない領域の有無を判定すること、
    を特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 前記制御部は、前記視界領域で前記撮像部の撮像範囲に含まれない領域があると判定した場合に、前記撮像部が変位可能な範囲を求めること、
    を特徴とする請求項2記載の表示装置。
  4. 前記制御部は、前記視界領域で前記撮像部の撮像範囲に含まれない領域があると判定した場合に、前記表示部に、前記撮像部の撮像範囲を示す表示をさせること、
    を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の表示装置。
  5. 前記制御部は、前記撮像部の撮像画像に基づき前記表示部にコンテンツを表示させ、前記コンテンツの表示位置を、前記視界領域で前記撮像部の撮像範囲に含まれない領域に関する判定結果に基づいて調整すること、
    を特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の表示装置。
  6. 前記制御部は、前記表示部に仮想オブジェクトを表示させ、前記仮想オブジェクトの表示中に前記撮像部により撮像された撮像画像に基づき、前記表示部の表示領域と前記撮像部の撮像範囲との対応を求めること、
    を特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の表示装置。
  7. 前記制御部は、前記表示部に表示される仮想オブジェクトの表示位置に対応して操作された指示体を含む外景を前記撮像部により撮像した撮像画像に基づき、前記表示部の表示領域と前記撮像部の撮像範囲との対応を求めること、
    を特徴とする請求項6記載の表示装置。
  8. 前記制御部は、前記表示部の表示領域と前記撮像部の撮像範囲との対応を求めることで、予め設定された前記表示部の表示領域と前記撮像部の撮像範囲との相対位置に対するズレ量を求めること、
    を特徴とする請求項6または7記載の表示装置。
  9. 前記制御部は、前記撮像部の撮像画像における前記表示部の表示領域の中心軸の位置を推定し、推定した前記表示部の表示領域の中心軸と前記撮像部の撮像範囲の中心とのズレ量から、前記表示部の表示領域と前記撮像部の撮像範囲との対応を求めること、
    を特徴とする請求項6から8のいずれかに記載の表示装置。
  10. 使用者の頭部に装着される本体に、外景を透過する表示部と撮像部とを備え、前記撮像部と前記表示部との少なくとも一方は、前記本体に対して変位可能に設けられる表示装置において、
    前記表示部を透過して視認可能な視界領域における、前記撮像部の撮像範囲に含まれない領域の有無を判定すること、
    を特徴とする表示装置の制御方法。
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