JP2016179903A - エレベータ用カウンタクリアランス測定装置 - Google Patents

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Shigeru Nishimura
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Abstract

【課題】光電センサの光透過面を機能維持に必要十分な頻度で清掃できる清掃装置を備えたエレベータ用カウンタクリアランス測定装置を提供する。
【解決手段】この測定装置は、建物に設備されたエレベータの昇降路をガイドレール2に沿って鉛直方向に昇降する釣合い錘1とこの錘1の鉛直方向下方の昇降路の底部床面となるピット床面3に設置された緩衝器4との間隔寸法(カウンタクリアランス)Y1の測定に供される光電センサ6と、センサ6の近傍に設置された清掃装置7と、錘1とワイヤロープにより連結された乗りかごの昇降動作を制御すると共に、乗りかごの昇降動作に伴う錘1の釣瓶式動作を検出したセンサ6からの検出信号に応じて間隔寸法Y1を算出可能なエレベータ制御部10と、を備え、制御部10によるセンサ6の動作監視の結果で異常が確認されたときに清掃装置7が制御部10からの動作指令を受けてセンサ6の光透過面を清掃する。
【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータの乗りかごとワイヤロープにより連結された釣合い錘(カウンタウェイト)と昇降路の底部(ピット)床面に設置される緩衝器との間隔寸法を測定するエレベータ用カウンタクリアランス測定装置に関する。
一般にエレベータでは、乗りかごと釣合い錘とがワイヤロープにより連結され、両者が建物に設備された昇降路内を釣瓶式に昇降する仕組みになっているが、ワイヤロープには経年に伴って伸びが発生するため、乗りかごが昇降路の各階床における最上階床に着床した際、釣合い錘とその鉛直方向下方の昇降路の底部床面に設置された緩衝器との間隔寸法であるカウンタクリアランスが小さくなる傾向にある。このカウンタクリアランスを或る程度の値に確保しておくことがエレベータを円滑に走行させる上で重要視されている。
そこで、保守点検を行う作業者は保守点検作業として、カウンタクリアランスを定期的に測定しているが、その手法としては、まず乗りかごを最上階床に着床させた状態でエレベータ(乗りかご)の運転を休止状態とし、その後に保守点検作業者が最下階床の乗場ドアを開けて昇降路の底部に入り、メジャー等の寸法測定器を使用してカウンタクリアランスを測定するのが一般的である。
ところが、こうしたカウンタクリアランスの測定手法では、作業者が昇降路の底部に出入りする必要がある上、エレベータの運転休止時間も或る程度長くなってしまうという不都合がある。このため、作業者が昇降路の底部に出入りする必要がなく、昇降路内に設けた光電センサを使用することで効率良くカウンタクリアランスを測定するための技術が提案されている。但し、こうした場合、光電センサは光を入射、或いは出射させる光透過面を有しており、通常光透過面は外部に露出しているため、この光透過面に塵埃等の異物が付着して汚れると、その汚れによって光の透過性が低下して光電センサが誤動作を起こす虞がある。そこで、こうした問題を解決するための周知技術として、エレベータの乗りかごが昇降路を昇降動作することに応じて光電装置の光透過面と接触して清掃する清掃具としてのブラシを用い、光電装置の光透過面を常時清掃する「エレベータ光電装置の清掃装置」(特許文献1参照)が挙げられる。
特開2005−320120号公報
上述した特許文献1記載の技術は、昇降路内に乗りかごの昇降移動に応じて乗りかごに設けられた光電装置の光透過面と接触することが可能なブラシを設けることにより、光電装置の光透過面を特別な動力を要することなく、頻繁に繰り返して自動的に清掃することができるものである。
しかしながら、係る機能によれば、見方を変えれば乗りかごが昇降路を昇降する都度、ブラシが光電装置の光透過面と接触することになるため、過度に清掃具のブラシが光電装置の光透過面と接触されて摩耗し、早期劣化される事態を回避できず、保守点検作業時に作業者が清掃具のブラシの摩耗状態を確認して定期的に交換しなければならないという手間を要するという問題がある。
本発明は、このような問題点を解決すべくなされたもので、その技術的課題は、光電センサの光透過面を機能維持に必要十分な頻度で清掃できる清掃装置を備えたエレベータ用カウンタクリアランス測定装置を提供することにある。
上記技術的課題を解決するため、本発明のエレベータ用カウンタクリアランス測定装置の基本構成は、建物に設備されたエレベータの昇降路を鉛直方向に昇降する釣合い錘と当該釣合い錘の鉛直方向下方の当該昇降路の底部床面に設置された緩衝器との間隔寸法であるカウンタクリアランスの測定に供される光電センサと、光電センサの近傍の釣合い錘の昇降による影響を受けない位置に設置された清掃装置と、釣合い錘とワイヤロープにより連結された乗りかごの昇降動作を制御すると共に、当該乗りかごの昇降動作に伴う当該釣合い錘の釣瓶式動作を検出した光電センサからの検出信号に応じてカウンタクリアランスを算出可能なエレベータ制御部と、を備えたエレベータ用カウンタクリアランス測定装置において、光電センサは、エレベータ制御部によって動作状態が監視され、清掃装置は、エレベータ制御部による光電センサの動作監視の結果で異常が確認されたときに当該エレベータ制御部からの動作指令を受けて当該光電センサの光透過面を清掃することを特徴とする。
本発明によれば、上記構成により、光電センサの光透過面を機能維持に必要十分な頻度で清掃できる清掃装置を備えることができるようになる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施例1に係るエレベータ用カウンタクリアランス測定装置を含むエレベータの要部構成を示したブロック図である。 図1に示すエレベータ用カウンタクリアランス測定装置の細部構成を示した図であり、(a)は側面方向から一部破断して示した図、(b)は上面方向から示した図である。 図1に示すエレベータ用カウンタクリアランス測定装置におけるエレベータ制御部による光電センサの動作確認結果に応じて清掃及び点検作業計画を行う処理動作を示したフローチャートである。 本発明の実施例2に係るエレベータ用カウンタクリアランス測定装置の細部構成を示した図であり、(a)は側面方向から一部破断して示した図、(b)は上面方向から示した図である。 本発明の実施例3に係るエレベータ用カウンタクリアランス測定装置の細部構成を示した図であり、(a)は側面方向から一部破断して示した図、(b)は上面方向から示した図である。
以下に、本発明のエレベータ用カウンタクリアランス測定装置について、幾つかの実施例を挙げ、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係るエレベータ用カウンタクリアランス測定装置を含むエレベータの要部構成を示したブロック図である。
図1を参照すれば、ここでのエレベータの要部構成では、建物に設備されたエレベータの昇降路における各階床間を昇降移動する乗りかご(何れも各部を略図している)と釣合い錘1とが巻上機14の図示されない綱車に架け渡されて駆動される図示されないワイヤロープによって連結され、乗りかごと釣合い錘1とが昇降路内を釣瓶式に昇降するとき、釣合い錘1が昇降路の底部床面となるピット床面3から鉛直に立設されたガイドレール2に沿って案内されて昇降路を鉛直方向に昇降する他、巻上機14の軸に直結されたロータリエンコーダ15が巻上機14の回転に従ってパルスを発生して乗りかごの昇降動作を制御するエレベータ制御部10へ伝送し、エレベータ制御部10がパルスに基づいて乗りかご及び釣合い錘1の昇降位置を演算可能となっている。
また、ガイドレール2の所定箇所には、釣合い錘1の滑走面と対向するように後述するブラケットに光電センサ6及び清掃装置7を取り付けて構成されるカウンタクリアランス測定器5が設けられている。カウンタクリアランス測定器5の光電センサ6は、エレベータ制御部10によって動作状態が監視され、釣合い錘1とピット床面3に設置された緩衝器4との間隔寸法であるカウンタクリアランスY1の測定に供される。この光電センサ6の近傍の釣合い錘1の昇降による影響を受けない位置に設置されたカウンタクリアランス測定器5の清掃装置7は、エレベータ制御部10による光電センサ6の動作監視の結果で異常が確認されたときにエレベータ制御部10からの動作指令を受けて光電センサ6の光透過面を清掃する。因みに、カウンタクリアランスY1は、乗りかごが最上階床に停止している際の釣合い錘1と緩衝器4との隙間寸法を示すものである。
カウンタクリアランスY1の測定は、エレベータ制御部10において、乗りかごの昇降動作を制御したときの乗りかごの昇降動作に伴う釣合い錘1の釣瓶式動作を検出した光電センサ6からの検出信号を受けてロータリエンコーダ15からのパルスに基づいて算出されるものである。具体的に云えば、乗りかごを昇降路の最上階床へ向けて上昇させ、このときに釣合い錘1はガイドレール2に沿って案内されて釣瓶式に下降し、ガイドレール2に設けられた光電センサ6に対向する位置まで釣合い錘1が下降すると、光電センサ6が釣合い錘1を検出する。また、その後に乗りかごが反転走行して昇降路を下降すると、ガイドレール2に沿って案内されて釣合い錘1が上昇し、ガイドレール2に設けられた光電センサ6に対向する位置よりも上方に上昇すると、釣合い錘1は光電センサ6の検出領域から外れる。そこで、エレベータ制御部10は、釣合い錘1が下降して光電センサ6が釣合い錘を検出してから釣合い錘1が停止(乗りかごが最上階床に停止)するまでの距離となるカウンタクリアランスY1をロータリエンコーダ15から出力されるパルスから演算した値に基づいて算出する。
その他、エレベータ制御部10は、光電センサ6の動作監視の結果で清掃装置7による光電センサ6の光透過面の清掃後にも異常が継続して確認された場合に発報装置11を介して遠隔地に設置される監視センタ12に発報すると共に、監視センタ12と連係して構築される作業計画システム13で光電センサ6の点検作業計画を自動登録させる機能を持つ。即ち、エレベータ制御部10は、光電センサ6を動作監視した結果、清掃装置7による光電センサ6の光透過面の清掃後にも異常が改善されなければ、発報装置11に指令して監視センタ12へ向けて発報を行わせ、光電センサ6の異常を通報し、監視センタ12と連係して構築される作業計画システム13による次回の点検作業計画に光電センサ6の異常対策を反映させる。
図2は、実施例1に係るエレベータ用カウンタクリアランス測定装置の細部構成を示した図であり、同図(a)は側面方向から一部破断して示した図、同図(b)は上面方向から示した図である。
図2(a)及び図2(b)を参照すれば、実施例1に係るエレベータ用カウンタクリアランス測定装置は、昇降路(ガイドレール2)の所定箇所に起立した局部が取り付けられるブラケット8の局部から折り曲げられた平坦部に光電センサ6と清掃装置7とが取り付けられた構成のカウンタクリアランス測定器と、上述したエレベータ制御部10による光電センサ6の動作監視機能、並びに清掃装置7に対する光電センサ6の動作監視結果に応じた動作指令機能と、によって構築される。但し、ここでの清掃装置7は、エレベータ制御部10からの動作指令を受けて本体部から光電センサ6側に位置されてスライドするスライド軸7bに取り付けられた清掃具としてのブラシ7aが往復移動して光電センサ6の光を入射、或いは出射させる光透過面6aに当接して清掃を行うスライド式清掃装置となっている。
このうち、光電センサ6はガイドレール2に固定されるブラケット8の平坦部における釣合い錘1に対向する位置に取り付けられると共に、光透過面6aが釣合い錘1と鉛直方向で平行に形成されている。ブラケット8の平坦部における光電センサ6と隣接する位置に取り付けられた清掃装置7は、図示されないソレノイドにより光電センサ6に向けて進退可能に変位するスライド軸7bの光電センサ6側の先端にブラシ7aが設けられ、スライド軸7bの進退時にブラシ7aが光電センサ6の光透過面6aに当接して光透過面6aの清掃を行うように構成されている。即ち、ここでの清掃装置7は、エレベータ制御部10からの動作指令を受けてブラシ7aによって光透過面6aを清掃する。
ところで、光電センサ6の異常には2種類のパターンがあり、1つは光電センサ6の光透過面6aが汚れて光を入射、或いは出射させることができなくなり、光電センサ6が釣合い錘1の検出範囲外であるのに釣合い錘1を検出してしまう動作異常であり、もう1つは光電センサ6が釣合い錘1の検出範囲内であるのに釣合い錘1を検出せずに不動作となる不動作異常である。上述したエレベータ制御部10は光電センサ6の動作状態を監視する際、これらの2種類のパターンの異常を確認する必要がある。
図3は、実施例1に係るエレベータ用カウンタクリアランス測定装置におけるエレベータ制御部10による光電センサ6の動作確認結果に応じて清掃及び点検作業計画を行う処理動作を示したフローチャートである。
図3を参照すれば、エレベータ制御部10は、まず釣合い錘1が光電センサ6の検出範囲内に位置しているのに釣合い錘1を検出しないか否かについて、光電センサ6の不動作異常を判定するセンサ動作状態の確認判定(ステップS1)を行う。この判定の結果、不動作異常であれば発報装置11に指示して監視センタ12へ発報し、光電センサ6の不動作異常を通報し、監視センタ12と連係して構築される作業計画システム13による次回の点検作業計画(ステップS4)に光電センサ6の不動作異常対策を反映させるが、動作継続で釣合い錘1が光電センサ6の検出範囲外に位置しているのに釣合い錘1を検出する動作異常であれば清掃装置7に動作指令して光電センサ6の光透過面6aを清掃させるセンサ光透過面清掃(ステップS2)の処理を行う。
この後、エレベータ制御部10は、清掃装置7による清掃後に光電センサ6の動作異常が継続しているか否かについて、センサ異常継続の確認判定(ステップS3)を行う。この判定の結果、動作異常が改善されていれば異常クリア(ステップS5)としてから最初のセンサ動作状態の確認判定(ステップS1)の前に戻ってそれ以降の処理を繰り返すが、動作異常が改善されずに継続していれば発報装置11に指示して監視センタ12へ発報し、光電センサ6の動作異常を通報し、監視センタ12と連係して構築される作業計画システム13による次回の点検作業計画(ステップS4)に光電センサ6の動作異常対策を反映させてから動作処理を終了する。因みに、ここではカウンタクリアランスY1の測定機能が異常となっていても、通常のエレベータ(乗りかご)の運転には支障がないため、エレベータを休止させて保守点検作業者を緊急に出動指示する必要はない。
実施例1に係るエレベータ用カウンタクリアランス測定装置によれば、カウンタクリアランスY1の測定に供される光電センサ6、光電センサ6の近傍に設置された清掃装置7、並びに乗りかごの昇降動作に伴う釣合い錘1の釣瓶式動作を検出した光電センサ6からの検出信号に応じてカウンタクリアランスY1を算出可能なエレベータ制御部10による協働機能として、エレベータ制御部10による光電センサ6の動作監視の結果で異常が確認されたときに清掃装置7がエレベータ制御部10からの動作指令を受けて光電センサ6の光透過面6aを清掃するため、光電センサ6の光透過面6aの汚れが懸念される動作異常に対応し、光電センサ6の光透過面6aを機能維持に必要十分な頻度で清掃することが可能になり、清掃装置7の長寿命化を図ることができる。また、清掃装置7による清掃後にもエレベータ制御部10が光電センサ6の動作状態を継続して監視し、動作異常が継続すれば発報装置11に指示して監視センタ12へ発報し、光電センサ6の異常を通報し、監視センタ12と連係して構築される作業計画システム13による次回の点検作業計画に光電センサ6の異常対策を反映させるため、保守点検作業者による保守点検時に光電センサ6を直に確認しなくてもその状態を予め把握することができ、故障復旧の時間短縮にも大きく貢献できるようになる。
図4は、本発明の実施例2に係るエレベータ用カウンタクリアランス測定装置の細部構成を示した図であり、同図(a)は側面方向から一部破断して示した図、同図(b)は上面方向から示した図である。
図4(a)及び図4(b)を参照すれば、実施例2に係るエレベータ用カウンタクリアランス測定装置は、昇降路(ガイドレール2)の所定箇所に起立した局部が取り付けられるブラケット8の局部から折り曲げられた平坦部に光電センサ6とエアジェット式清掃装置とが取り付けられた構成のカウンタクリアランス測定器と、実施例1の場合と同様なエレベータ制御部10による光電センサ6の動作監視機能、並びにエアジェット式清掃装置に対する光電センサ6の動作監視結果に応じた動作指令機能と、によって構築される。エアジェット式清掃装置は、エレベータ制御部10からの動作指令を受けて本体エアポンプ9から延在して光電センサ6側に位置される清掃具としてのエアノズル9aから空気を吹き付けて光電センサ6の光透過面6aの清掃を行う構成となっている。
このうち、エアノズル9aは先端が先細り形状になっており、光電センサ6の光透過面6aへの空気の吹き付けの指向性を高めると共に、噴出される空気圧を大きくできるという特色がある。実施例2に係るエレベータ用カウンタクリアランス測定装置では、エレベータ制御部10がエアジェット式清掃装置に動作指令するタイミングを光電センサ6と釣合い錘1とが所定の距離以上離れた状態とすれば良く、その状態でエアポンプ9を動作させてエアノズル9aから光電センサ6の光透過面6aに空気を吹き付けて清掃を行えば、光電センサ6の周囲の気流を抑制して清掃効果を高めることができる。因みに、実施例2の場合も図3に示したエレベータ制御部10による光電センサ6の動作確認結果に応じて清掃及び点検作業計画を行う処理動作が同様に適用される。
図5は、本発明の実施例3に係るエレベータ用カウンタクリアランス測定装置の細部構成を示した図であり、同図(a)は側面方向から一部破断して示した図、同図(b)は上面方向から示した図である。
図5(a)及び図5(b)を参照すれば、実施例3に係るエレベータ用カウンタクリアランス測定装置は、昇降路(ガイドレール2)の所定箇所に起立した局部が取り付けられるブラケット8の局部から折り曲げられた平坦部に光電センサ6と実施例1で用いたスライド式清掃装置及び実施例2で用いたエアジェット式清掃装置とが取り付けられた構成のカウンタクリアランス測定器と、実施例1の場合と同様なエレベータ制御部10による光電センサ6の動作監視機能、並びにスライド式清掃装置、エアジェット式清掃装置に対する光電センサ6の動作監視結果に応じた動作指令機能と、によって構築される。
実施例3に係るエレベータ用カウンタクリアランス測定装置においても、エレベータ制御部10が各種清掃装置に動作指令するタイミングを光電センサ6と釣合い錘1とが所定の距離以上離れた状態とすれば良く、この場合にはエアジェット式清掃とスライド式清掃とが併用されるため、実施例1や実施例2の場合よりも光電センサ6の光透過面6aへの清掃効果は十分に高められることになる。因みに、実施例3の場合も図3に示したエレベータ制御部10による光電センサ6の動作確認結果に応じて清掃及び点検作業計画を行う処理動作が同様に適用される。
尚、以上に説明した各実施例に係るエレベータ用カウンタクリアランス測定装置では、エレベータ制御部10によって光電センサ6の動作状態を監視して異常検出時に清掃装置や各種清掃装置へ動作指令して光電センサ6の光透過面6aの清掃を行わせる機能構成を説明したが、異常確認時だけでなく、予めエレベータ制御部10に記憶させた周期で清掃を行わせるようにしたり、或いは保守点検作業者による保守点検時に図示されない保全用端末で操作して出された動作指令をエレベータ制御部10を経由して動作させたり、監視センタ12側から遠隔操作してエレベータ制御部10経由で清掃装置や各種清掃装置へ動作指令して清掃を行わせることもでき、何れの場合も各実施例の場合と同様に各種清掃装置の長寿命化を図ることができる。また、各実施例では、乗りかごが1台の場合の1系統エレベータについて例示したが、乗りかごが複数並設される複数系エレベータの場合にも同様にエレベータ制御部10による清掃装置や各種清掃装置への動作指令による光電センサ6の光透過面6aの清掃を行わせる機能を適用できるため、本発明のエレベータ用カウンタクリアランス測定装置は各実施例で開示した形態に限定されない。
1 釣合い錘
2 ガイドレール
3 ピット床面
4 緩衝器
5 カウンタクリアランス測定器
6 光電センサ
6a 光透過面
7 清掃装置
7a ブラシ
7b スライド軸
8 ブラケット
9 エアポンプ
9a エアノズル
10 エレベータ制御部
11 発報装置
12 監視センタ
13 作業計画システム
14 巻上機
15 ロータリエンコーダ

Claims (6)

  1. 建物に設備されたエレベータの昇降路を鉛直方向に昇降する釣合い錘と当該釣合い錘の鉛直方向下方の当該昇降路の底部床面に設置された緩衝器との間隔寸法であるカウンタクリアランスの測定に供される光電センサと、前記光電センサの近傍の前記釣合い錘の昇降による影響を受けない位置に設置された清掃装置と、前記釣合い錘とワイヤロープにより連結された乗りかごの昇降動作を制御すると共に、当該乗りかごの昇降動作に伴う当該釣合い錘の釣瓶式動作を検出した光電センサからの検出信号に応じて前記カウンタクリアランスを算出可能なエレベータ制御部と、を備えたエレベータ用カウンタクリアランス測定装置において、
    前記光電センサは、前記エレベータ制御部によって動作状態が監視され、
    前記清掃装置は、前記エレベータ制御部による前記光電センサの動作監視の結果で異常が確認されたときに当該エレベータ制御部からの動作指令を受けて当該光電センサの光透過面を清掃することを特徴とするエレベータ用カウンタクリアランス測定装置。
  2. 請求項1記載のエレベータ用カウンタクリアランス測定装置において、
    前記光電センサは、前記昇降路の所定箇所に局部が取り付けられるブラケットの平坦部における前記釣合い錘に対向する位置に取り付けられると共に、前記光透過面が当該釣合い錘と鉛直方向で平行に形成され、
    前記清掃装置は、前記ブラケットの前記平坦部における前記光電センサと隣接する位置に取り付けられたことを特徴とするエレベータ用カウンタクリアランス測定装置。
  3. 請求項1記載のエレベータ用カウンタクリアランス測定装置において、
    前記清掃装置は、前記エレベータ制御部からの前記動作指令を受けて本体部から前記光電センサ側に位置されてスライドするスライド軸に取り付けられた清掃具としてのブラシが往復移動して前記光電センサの前記光透過面に当接して清掃を行うスライド式清掃装置であることを特徴とするエレベータ用カウンタクリアランス測定装置。
  4. 請求項1記載のエレベータ用カウンタクリアランス測定装置において、
    前記清掃装置は、前記エレベータ制御部からの前記動作指令を受けて本体エアポンプから延在して前記光電センサ側に位置される清掃具としてのエアノズルから空気を吹き付けて前記光電センサの前記光透過面の清掃を行うエアジェット式清掃装置であることを特徴とするエレベータ用カウンタクリアランス測定装置。
  5. 請求項1記載のエレベータ用カウンタクリアランス測定装置において、
    前記清掃装置として、前記エレベータ制御部からの前記動作指令を受けて本体部から前記光電センサ側に位置されてスライドするスライド軸に取り付けられた清掃具としてのブラシが往復移動して前記光電センサの前記光透過面に当接して清掃を行うスライド式清掃装置と、前記エレベータ制御部からの前記動作指令を受けて本体エアポンプから延在して前記光電センサ側に位置される清掃具としてのエアノズルから空気を吹き付けて前記光電センサの前記光透過面の清掃を行うエアジェット式清掃装置と、が備えられたことを特徴とするエレベータ用カウンタクリアランス測定装置。
  6. 請求項1記載のエレベータ用カウンタクリアランス測定装置において、
    前記エレベータ制御部は、前記光電センサの動作監視の結果で前記清掃装置による前記光透過面の清掃後にも異常が継続して確認された場合に発報装置を介して遠隔地に設置される監視センタに発報すると共に、当該監視センタと連係して当該光電センサの点検作業計画を自動登録させることを特徴とするエレベータ用カウンタクリアランス測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106677582A (zh) * 2017-02-28 2017-05-17 合肥市春华起重机械有限公司 一种立体车库专用起重装置
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