JP2016173651A - ドライバ状態改善支援装置及びドライバ状態改善支援方法 - Google Patents

ドライバ状態改善支援装置及びドライバ状態改善支援方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ドライバの状態(眠気、緊張、疲労など)が安全運転に支障を来す状態となった場合に、会話相手の状況や判断を考慮しながらドライバに会話を行わせてドライバの状態を改善させる。
【解決手段】ドライバ状態改善支援装置20は、ドライバの状態が安全運転に支障を来す状態であるかどうかを判定するドライバ状態判定部21と、所定の通知相手に対してドライバの状態を通知するドライバ状態通知部22と、ドライバが所定の通知相手と音声による会話を行うための処理を実行する会話処理部24とを有する。ドライバ状態通知部は、ドライバの状態が安全運転に支障を来す状態になった旨を所定の通知相手に対して通知して、通知相手にドライバとの会話を始動させる。また、ドライバと通知相手との会話中にドライバの状態を通知相手に対して通知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両を運転しているドライバ(車両の運転者)の状態の改善を支援するドライバ状態改善支援装置及びドライバ状態改善支援方法に関する。
従来、車両の安全運転を実現するための様々な技術が存在する。例えば、ドライバの覚醒度が低下した場合に、音声案内や警報音(アラーム)を報知したり、エアコンの風や化学物質、電気的な刺激などによってドライバを刺激したりする技術が存在する。また、例えば下記の特許文献1には、ドライバに会話動作を行わせることによって、ドライバの覚醒度の低下を防止する技術が開示されている。
また、運転者の状態を監視し、運転者が安全運転を行える状態にあるかどうかを判断する方法として、様々な技術が存在する。例えば、下記の特許文献2には、ドライバの顔画像からドライバの眠気を判定する技術が開示されている。また、下記の特許文献2には、ドライバの運転操作量を用いてドライバの運転能力の劣化を判定する技術が開示されている。
特開2003−312306号公報 特開2011−128966号公報 特開2011−227883号公報
しかしながら、ドライバの覚醒度の低下を防止する生体への刺激や警報音は一定の効果は望めるものの、ドライバはこうした刺激に慣れてしまい、徐々に効果が薄れてしまうという課題がある。一方、上述した特許文献1の開示技術のように、ドライバに会話を行わせることによってドライバの覚醒度の低下を防止する方法は、単調な刺激に比べてより効果が見込まれる。しかしながら、特許文献1の開示技術によれば、ドライバ側の車載機が会話相手を選定し、会話相手の都合を考慮せずに一方的に電話してしまうため、選定された会話相手にとっては迷惑な場合がある。さらに、ドライバの状態は、会話を行えばすぐに回復するものではなく、ドライバの状態が十分に改善されたかどうかを会話相手が判断することは不可能である。
本発明は、上記の問題を考慮して、ドライバの状態が安全運転に支障を来す状態となった場合に、ドライバに会話を行わせることによってドライバの状態を改善させるための技術において、会話相手の状況や判断を考慮したドライバ状態改善支援装置及びドライバ状態改善支援方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明によれば、車両を運転しているドライバの状態の改善を支援するドライバ状態改善支援装置であって、
前記ドライバの状態が安全運転に支障を来す状態であるかどうかを判定するドライバ状態判定部と、
所定の通知相手に対して、前記ドライバの状態を通知するドライバ状態通知部と、
前記ドライバが前記所定の通知相手と音声による会話を行うための処理を実行する会話処理部とを有し、
前記ドライバ状態通知部は、前記ドライバ状態判定部で前記ドライバの状態が安全運転に支障を来す状態になったと判定された場合に、前記ドライバの状態が安全運転に支障を来す状態になった旨を前記所定の通知相手に対して通知し、前記ドライバと前記所定の通知相手との会話中に前記ドライバの状態を前記所定の通知相手に対して通知するよう構成されているドライバ状態改善支援装置が提供される。
また、上記目的を達成するため、本発明によれば、車両を運転しているドライバの状態の改善を支援するドライバ状態改善支援方法であって、
前記ドライバの状態が安全運転に支障を来す状態であるかどうかを判定するドライバ状態判定ステップと、
所定の通知相手に対して、前記ドライバの状態を通知するドライバ状態通知ステップと、
前記ドライバが前記所定の通知相手と音声による会話を行うための処理を実行する会話処理ステップとを有し、
前記ドライバ状態通知ステップにおいて、前記ドライバ状態判定ステップで前記ドライバの状態が安全運転に支障を来す状態になったと判定された場合に、前記ドライバの状態が安全運転に支障を来す状態になった旨を前記所定の通知相手に対して通知し、前記ドライバと前記所定の通知相手との会話中に前記ドライバの状態を前記所定の通知相手に対して通知するドライバ状態改善支援方法が提供される。
本発明は、ドライバの状態が安全運転に支障を来す状態となった場合には、通知相手に対してドライバの状態が低下している旨を通知することで、通知相手が自分の都合を考慮してドライバとの会話を始動できるようになるという効果を奏する。また、本発明は、会話中においてもドライバの状態を通知相手に対して通知することで、通知相手はドライバの状態を確認することができるようになるという効果を奏する。
本発明の実施の形態におけるドライバ状態改善支援装置を含むシステム構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態における動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるドライバ状態の改善処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態におけるドライバ状態改善支援装置を含むシステム構成の一例を示すブロック図である。図1には、ドライバ状態監視装置10、ドライバ状態改善支援装置20が図示されている。
図1のドライバ状態監視装置10は、ドライバ状態監視部11、ドライバ状態出力部12を有している。
ドライバ状態監視部11は、ドライバ状態(ドライバの眠気状態、疲労状態、緊張状態など)を監視する機能を有している。ドライバ状態の監視は、既存の技術を用いて行うことが可能であり、本発明の実施の形態において用いられるドライバ状態の監視に係る技術は特に限定されない。例えば、ドライバの顔画像を撮像し、その撮像画像からドライバ状態を推定してもよく、ドライバの生体情報(脈拍や体温など)を計測し、その計測結果からドライバ状態を推定してもよい。あるいは、ドライバによる車両操作(例えば、アクセルやブレーキの踏み方など)に係る情報に基づいて、ドライバ状態を推定してもよい。
なお、上記のように、ドライバ状態としてドライバの眠気状態、疲労状態、緊張状態などを想定しており、いずれの状態も安全運転の妨げになる。ドライバの眠気状態は、ドライバの眠気の程度を表しており、ドライバの眠気が大きいほど居眠り運転となる可能性がある。ドライバの眠気を改善するためには、ドライバに適度な刺激を与えて覚醒させる必要がある。また、ドライバの疲労状態は、ドライバの疲労の程度を表しており、ドライバの疲労が大きいほど漫然運転となる可能性がある。ドライバの疲労を改善するためには、ドライバに適度な刺激を与えて覚醒させる必要がある。また、ドライバの緊張状態は、ドライバの緊張の程度を表しており、ドライバの緊張が大きいほどドライバは通常の運転操作を行えなくなる可能性がある。ドライバの緊張を改善するためには、ドライバをリラックスさせる必要がある。本発明の実施の形態では、ドライバ状態監視部11は、これらのうちのいずれか1つの状態又は複数の状態を監視して、ドライバが安全運転を行える状態にあるかどうかを監視する。
ドライバ状態出力部12は、ドライバ状態監視部11による監視結果をドライバ状態情報として出力する機能を有している。ドライバ状態情報は、基本的には、ドライバが安全運転を行える状態にあるか否かを示す情報を含む。例えば、ドライバ状態を複数段階のレベル(例えば、レベル0〜5の6段階)で表すよう設定されており、ドライバ状態情報が、ドライバ状態監視部11による監視結果(現在のドライバ状態)を表すレベル値を含むようにしてもよい。
また、図1のドライバ状態改善支援装置20は、ドライバ状態判定部21、ドライバ状態通知部22、通知相手情報格納部23、会話処理部24を有している。
ドライバ状態判定部21は、ドライバ状態監視装置10のドライバ状態出力部12から出力されるドライバ状態情報を参照して、ドライバ状態が改善処理を必要とするかどうかを判定し、改善処理を必要とすると判定された場合には、当該改善処理を始動する機能を有している。例えば、ドライバ状態情報はドライバ状態を表すレベル値を含んでおり、所定のレベル以上(ドライバ状態が安全運転に支障を来すレベル以上)であると判定した場合に、ドライバ状態の改善処理を始動するよう構成されていてもよい。ドライバ状態判定部21が、ドライバ状態の改善処理を始動することを決定した場合、ドライバ状態通知部22に対して処理を行うよう指示する。
ドライバ状態通知部22は、ドライバ状態を改善する必要があると判断された場合に、通知相手情報格納部23に格納されている通知相手情報を参照及び選択し、選択された通知相手情報に対してドライバ状態を通知する機能を有している。なお、ドライバ状態判定部21によってドライバ状態の改善処理が始動した段階では、ドライバ状態通知部22は、選択された通知相手情報に対して、ドライバ状態が安全運転に支障を来す状態である旨を通知する。なお、この通知によって、安全運転に支障を来す状態となっている原因(眠気、疲労、緊張など)を通知することも可能である。
通知相手情報は、例えば下記の4タイプ(1)〜(4)に分けられ、通知相手情報格納部23には、下記のうちのいずれか1つのタイプ又は複数のタイプの通知相手情報(各タイプの情報に優先度が設定されていてもよい)が格納されている。
(1)メールを利用した通知
通知相手情報格納部23には、通知相手情報として、例えばドライバの知人(家族や友人など)への連絡先であるメールアドレスが格納されている。ドライバ状態通知部22は、知人に対して送信されるメールによってドライバ状態を通知する。
(2)SNSを利用した通知
通知相手情報格納部23には、通知相手情報として、例えばSNS(Social Networking Service:ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に登録してある知人(家族や友人など)のアカウントが格納されている。ドライバ状態通知部22は、家族や友人のSNSアカウントに対して送信されるメッセージによってドライバ状態を通知する。なお、複数のアカウントが関連付けられているグループを通知相手情報としてもよい。また、SNSを利用して送信されるメッセージは、複数のユーザが閲覧可能な公開メッセージであってもよく、特定のユーザのみ閲覧可能なダイレクトメッセージであってもよい。
(3)センタへの通知
通知相手情報格納部23には、通知相手情報として、例えばドライバ状態の改善処理サービスを提供するセンタの識別情報が格納されている。ドライバ状態通知部22は、センタの識別情報に対して送信されるメールやメッセージによってドライバ状態を通知する。
(4)対話ロボットへ通知
通知相手情報格納部23には、例えば対話ロボットへの通知が設定されている。ドライバ状態通知部22は、この設定に係る情報を参照して対話ロボットに対してドライバ状態を通知するとともに、対話ロボットに対してドライバとの会話を行うよう指示する。なお、この場合、後述の会話処理部24は、ドライバとの会話を行うことが可能な人工知能エージェントであり、必ずしも外部との通信機能を必要とするものではない。
また、会話処理部24は、ドライバ状態通知部22によってドライバ状態が通知された通知相手との間で、ドライバが音声による会話を行うための機能を有している。会話処理部24は、マイクロホン(集音部)25やスピーカ(音声出力部)26と接続されており、ドライバが通知相手と会話を行えるよう構成されている。なお、会話処理部24は、携帯電話ネットワークなどを通じて相手と通話を行うことを可能とする通話機能を備えていてもよく、あるいは、インターネットを通じて利用可能なSNSなどを通じて受信したテキストメッセージを音声に変換したり(音声合成処理)、マイクロホンによって集音されたドライバの発話音声をテキストメッセージに変換してテキストメッセージを作成し(音声認識処理)、当該テキストメッセージをSNSなどを通じて送信したりする機能(音声/テキスト変換機能)を備えていてもよい。また、上述のように、会話処理部24が人工知能エージェントによって実現されてもよい。
なお、図1では機能ブロックを用いてシステム構成を表しているが、ドライバ状態監視装置10やドライバ状態改善支援装置20の各機能ブロックは、各機能を記述したプログラムを作成してコンピュータのCPU(中央集積部:Central Processing Unit)に実行させることで実現されてもよく、各機能ブロックを集積回路によって構成してもよい。また、ドライバ状態監視装置10やドライバ状態改善支援装置20は、車載装置(例えば、ナビゲーション装置)や携帯端末の一機能として実現されてもよい。
次に、本発明の実施の形態における動作について説明する。図2は、本発明の実施の形態における動作の一例を示すフローチャートである。
本発明の実施の形態では、図2に示すように、車両走行中にドライバ状態の監視を行い(ステップS101)、その監視結果に基づいてドライバ状態が低下しているか否かを判定し(ステップS102)、ドライバ状態が低下していると判定した場合には、ドライバ状態の改善処理を行う(ステップS103)。また、ドライバ状態の改善処理が完了しても、ドライバによる運転が継続している間は、再びドライバ状態の監視を行う処理に戻ることが望ましい(ステップS104)。すなわち、車両が走行している間は、ドライバ状態を常に監視し、ドライバ状態が低下するとその改善処理を行うようにすることが望ましい。
以下、図3を参照しながら、図2のステップS103におけるドライバ状態の改善処理について説明する。図3は、本発明の実施の形態におけるドライバ状態の改善処理の一例を示すフローチャートである。
本発明の実施の形態におけるドライバ状態の改善処理は、ドライバ状態が低下していると判定した場合に行われる。ドライバ状態の改善処理では、図3に示すように、まずドライバ状態が低下している旨を通知相手へ通知する(ステップS1041)。なお、このときの通知相手に対する通知の態様として、上述のように、メールを利用した通知、SNSを利用した通知、センタへの通知、対話ロボットへの通知などが可能である。
ここで、ドライバ状態が低下している旨を通知した通知相手から連絡が来るまで待機状態となる(ステップS1042)。なお、対話ロボットを通知相手とした場合には、対話ロボットに対して、ドライバとの会話を行うようすぐに指示することが可能であり、ドライバは、ほとんど待機せずにすぐに対話ロボットとの会話が可能となる。一方、通知相手が知人やセンタ(センタのオペレータ)などの場合には、ドライバは、通知相手から連絡が来るまで少なからず待機する必要がある。また、本発明の実施の形態では、通知相手の迷惑にならないよう通知相手側の事情を考慮し、通知相手の都合が良い場合にドライバへの連絡を行ってもらうことを前提としている。したがって、特に通知相手が知人の場合には連絡が来ない可能性もある。このような場合を想定して、通知相手情報に優先度を設定しておき、優先度の高い通知相手にドライバ状態が低下している旨を通知し、通知相手から所定の時間(例えば、数分程度)を待っても連絡が来ない場合には、次に優先度の高い通知相手へ切り替えて通知を行うようにしてもよい。
そして、通知相手から連絡が来た場合には、ドライバと通知相手との間の会話を開始する(ステップS1043)。この会話処理は、ドライバが運転中であることを考慮して、ドライバが音声による会話を行えるようにすることが望ましい。通知相手から携帯電話ネットワークなどを通じた通話や音声通話が可能なSNSを利用した音声メッセージを受けた場合には、ドライバと通知相手との間で音声通話が開始される。一方、例えば、通知相手からの連絡がSNSを利用したテキストメッセージである場合には、通知相手から受信したテキストメッセージを音声に変換してドライバに報知し、また、ドライバによる発語は音声からテキストメッセージに変換して通知相手に送信することが望ましい。
図2のステップS101の処理と同様に、通知相手との会話が継続している間においても、常にドライバ状態の監視を行って、ドライバ状態情報を取得する(ステップS1044)。そして、ドライバ状態(少なくとも、ドライバ状態が改善されたかどうかを示す情報を含む)を会話中の通知相手へ通知する(ステップS1045)。このときのドライバ状態の通知は、ステップS1041で行った通知態様を用いてもよいが、例えばドライバ状態を表す音声メッセージやテキストメッセージを作成して通知相手に送信することで、通知相手がドライバとの会話中にドライバ状態を把握できるようにしてもよい。
通知相手に対してドライバ状態を提供することで、通知相手は、ドライバ状態の改善度を確認しながらドライバとの会話を行うことが可能となる。これにより、通知相手はドライバ状態を改善することを意識しながら会話を行うことが可能となる。また、ドライバ状態が改善される前に会話が終了してしまうと、会話が行われている当初の目的は果たされないが、通知相手に対してドライバ状態を提供することで、通知相手は、ドライバ状態の改善が十分に行われたことを確認してから会話を終了することができるようになる。そして、ドライバと通知相手との会話が終了すると、ドライバ状態の改善処理は終了となる(ステップS1045)。
なお、車両が自動運転機能を有している場合、ドライバ状態の改善が見られないときには、車両を自動運転モードに切り替えて、車両及びドライバの安全を確保するよう構成されていてもよい。例えば、ドライバの状態改善が見られない場合には、通知相手が自動運転モードに切り替えて、走行中の車両の減速や緊急停止などを行えるようにしてもよい。なお、この場合、通知相手には事前に自動運転モードに切り替えて車両の緊急停止などを行う権限が与えられていることを前提とする。また、会話が所定の秒数(例えば、6秒)以上途絶えた場合(会話がなく無音状態となった場合)に、車両の安全装置が自律的に自動運転モードに移行して、車両の減速や緊急停止などを行うよう構成されていてもよい。
以上、説明したように、本発明の実施の形態によれば、ドライバが眠気、疲労、緊張などによって、安全運転に支障を来す状態となった場合には、通知相手に対してドライバ状態が低下している旨を通知することで、通知相手は自分の都合(自分がドライバに対して連絡が取れる状態)を考慮して、ドライバ状態を改善するためのドライバとの会話を始動することが可能となる。また、会話中においてもドライバ状態を通知相手(会話相手)に対して通知することで、通知相手はドライバ状態を確認することができ、ドライバ状態を改善することを意識して会話を行えるようになるとともに、ドライバ状態が改善されたことを確認して会話を終了することができるようになる。
本発明は、車両を運転しているドライバの状態の改善を支援するドライバ状態の改善技術に適用可能である。
10 ドライバ状態監視装置
11 ドライバ状態監視部
12 ドライバ状態出力部
20 ドライバ状態改善支援装置
21 ドライバ状態判定部
22 ドライバ状態通知部
23 通知相手情報格納部
24 会話処理部
25 マイクロホン
26 スピーカ

Claims (16)

  1. 車両を運転しているドライバの状態の改善を支援するドライバ状態改善支援装置であって、
    前記ドライバの状態が安全運転に支障を来す状態であるかどうかを判定するドライバ状態判定部と、
    所定の通知相手に対して、前記ドライバの状態を通知するドライバ状態通知部と、
    前記ドライバが前記所定の通知相手と音声による会話を行うための処理を実行する会話処理部とを有し、
    前記ドライバ状態通知部は、前記ドライバ状態判定部で前記ドライバの状態が安全運転に支障を来す状態になったと判定された場合に、前記ドライバの状態が安全運転に支障を来す状態になった旨を前記所定の通知相手に対して通知し、前記ドライバと前記所定の通知相手との会話中に前記ドライバの状態を前記所定の通知相手に対して通知するよう構成されているドライバ状態改善支援装置。
  2. 前記ドライバの状態が、前記ドライバの眠気状態、疲労状態、緊張状態のいずれかである請求項1に記載のドライバ状態改善支援装置。
  3. 前記ドライバ状態通知部は、メール又はソーシャルネットワーキングサービスのメッセージを用いて、前記ドライバの状態を前記所定の通知相手に対して通知するよう構成されている請求項1又は2に記載のドライバ状態改善支援装置。
  4. 前記会話処理部は、前記所定の通知相手から受信したテキストメッセージに対して音声合成処理を行って音声に変換し、前記ドライバに対して音声出力するとともに、前記ドライバの発語した音声に対して音声認識処理を行ってテキストメッセージに変換し、前記所定の通知相手に対して前記テキストメッセージを送信するよう構成されている請求項1から3のいずれか1つに記載のドライバ状態改善支援装置。
  5. それぞれに優先度が設定された複数の通知相手に係る情報を格納する通知相手情報格納部を更に有し、
    前記ドライバ状態通知部は、前記優先度に応じて、前記複数の通知相手に係る情報の中から前記所定の通知相手を選択するよう構成されている請求項1から4のいずれか1つに記載のドライバ状態改善支援装置。
  6. 前記ドライバ状態通知部は、前記ドライバとの会話が行われるまで、前記優先度の高い通知相手から順番に選択するよう構成されている請求項1から5のいずれか1つに記載のドライバ状態改善支援装置。
  7. 前記車両が自動運転機能を有する場合、前記会話中のドライバの状態が見られないときには、前記通知相手が前記車両を自動運転モードに切り替えて、前記車両の減速又は停止を可能とするよう構成されている請求項1から6のいずれか1つに記載のドライバ状態改善支援装置。
  8. 前記ドライバと前記所定の通知相手との前記会話を監視し、前記会話が所定の秒数以上途絶えた場合に、前記車両の自動運転機能が自律的に自動運転モードへ移行させるよう構成されている請求項7に記載のドライバ状態改善支援装置。
  9. 車両を運転しているドライバの状態の改善を支援するドライバ状態改善支援方法であって、
    前記ドライバの状態が安全運転に支障を来す状態であるかどうかを判定するドライバ状態判定ステップと、
    所定の通知相手に対して、前記ドライバの状態を通知するドライバ状態通知ステップと、
    前記ドライバが前記所定の通知相手と音声による会話を行うための処理を実行する会話処理ステップとを有し、
    前記ドライバ状態通知ステップにおいて、前記ドライバ状態判定ステップで前記ドライバの状態が安全運転に支障を来す状態になったと判定された場合に、前記ドライバの状態が安全運転に支障を来す状態になった旨を前記所定の通知相手に対して通知し、前記ドライバと前記所定の通知相手との会話中に前記ドライバの状態を前記所定の通知相手に対して通知するドライバ状態改善支援方法。
  10. 前記ドライバの状態が、前記ドライバの眠気状態、疲労状態、緊張状態のいずれかである請求項9に記載のドライバ状態改善支援方法。
  11. 前記ドライバ状態通知ステップにおいて、メール又はソーシャルネットワーキングサービスのメッセージを用いて、前記ドライバの状態を前記所定の通知相手に対して通知する請求項9又は10に記載のドライバ状態改善支援方法。
  12. 前記会話処理ステップにおいて、前記所定の通知相手から受信したテキストメッセージに対して音声合成処理を行って音声に変換し、前記ドライバに対して音声出力するとともに、前記ドライバの発語した音声に対して音声認識処理を行ってテキストメッセージに変換し、前記所定の通知相手に対して前記テキストメッセージを送信する請求項9から11のいずれか1つに記載のドライバ状態改善支援方法。
  13. 複数の通知相手に係る情報のそれぞれに優先度が設定されており、
    前記ドライバ状態通知ステップにおいて、前記優先度に応じて、前記複数の通知相手に係る情報の中から前記所定の通知相手を選択する請求項9から12のいずれか1つに記載のドライバ状態改善支援方法。
  14. 前記ドライバ状態通知ステップにおいて、前記ドライバとの会話が行われるまで、前記優先度の高い通知相手から順番に選択する請求項9から13のいずれか1つに記載のドライバ状態改善支援方法。
  15. 前記車両が自動運転機能を有する場合、前記会話中のドライバの状態が見られないときには、前記通知相手が前記車両を自動運転モードに切り替えて、前記車両を減速又は停止させるステップを有する請求項9から14のいずれか1つに記載のドライバ状態改善支援方法。
  16. 前記ドライバと前記所定の通知相手との前記会話を監視し、前記会話が所定の秒数以上途絶えた場合に、前記車両の自動運転機能が自律的に自動運転モードへ移行させるステップを有する請求項15に記載のドライバ状態改善支援方法。
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