JP2016169808A - 接続用ストラップバンド装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】螺子棒9の回転操作時に、螺子棒9に許容トルク以上の締付けトルクを加えてしまっても、ハウジング4が捩じれ力Kに耐えられる強度を有し、ハウジング4の耐久性が向上する接続用ストラップバンド装置1を提供する。【解決手段】ストッパ8を設けて接続ホース2に対するストラップバンド3による締付け力を一定に保つ品質管理を可能する。ハウジング4の剛性が高く、螺子棒9の回転操作時に、許容トルク以上の締付けトルクを加えてしまっても、ハウジング4が捩じれ力に耐えられる強度となり、ハウジング4の堅牢化を図る。しかも、ハウジング4はストッパ8に面接触状態で均等に当接し、ストッパ8によるハウジング4の位置規制の安定化を図ることができる。【選択図】図1
Description
本発明は、管状部材と金属管などとの接続部に、ストラップバンドを巻いて一定の締付け力で巻締める接続用ストラップバンド装置に係り、とりわけ螺子棒を回転操作可能に配設するハウジングを有する接続用ストラップバンド装置に関する。
ストラップバンドの被締結物である接続用のホースは、近年では液冷媒を圧送する車両の冷暖房用や特に高温・高圧に晒されるターボ系配管に使われるため、ホースには格段に高い耐久性が要求されている。
ホースの機械的強度を上げるため、ホースのゴム硬度を高くしたり、ホースに埋設された補強糸を増やしたり、ストラップバンドを樹脂ホースと一体化させた接着複合化構造にするなどの対策を施している。接着複合化構造のホースは、通常のゴム製ホースと異なり、ホースに高い締付け力が必要となり、安定した締付け状態を確保する方策が模索されている。
ホースの機械的強度を上げるため、ホースのゴム硬度を高くしたり、ホースに埋設された補強糸を増やしたり、ストラップバンドを樹脂ホースと一体化させた接着複合化構造にするなどの対策を施している。接着複合化構造のホースは、通常のゴム製ホースと異なり、ホースに高い締付け力が必要となり、安定した締付け状態を確保する方策が模索されている。
この種のストラップバンドの一般的な構造は、バンドの他端部に多数のスリット歯からなる歯列部を設け、ハウジングを有する一端部と摺接可能に重ね合わせるものである。ホースへの取付け時には、ハウジング内の螺子を歯列部のスリット歯に係合させ、回転操作することで、バンドの他端部が一端部を摺動してホースを巻き締める。
ストラップバンド装置の具体例として、特許文献1〜3にそれぞれホースクランプ、ホースクリップおよび接続用クランプ装置が開示されている。
特許文献1〜3では、いずれも格納部としてのハウジング内にウォーム螺子を歯列部に噛合させて回転操作可能に配設し、歯列部に対するウォーム螺子の締付けトルクにより被締結物を巻き締める構造である。
特許文献1〜3では、いずれも格納部としてのハウジング内にウォーム螺子を歯列部に噛合させて回転操作可能に配設し、歯列部に対するウォーム螺子の締付けトルクにより被締結物を巻き締める構造である。
また、特許文献4では、ストラップバンドの他端部側に、ストッパを取付け、螺子によるストラップバンドの締付け終了時に、ハウジングの一端部をストッパに当接させて、一端部側に対する他端部側の摺動量を規制している。
特許文献5では、ハウジングを金属板の絞り加工により加工硬化させた有底枠体として形成し、底部を他端部側にかしめなどの取付手段で固定している。
特許文献5では、ハウジングを金属板の絞り加工により加工硬化させた有底枠体として形成し、底部を他端部側にかしめなどの取付手段で固定している。
接続用クランプ装置では、品質維持の観点からストラップバンドによる締付け力の管理を行う必要があるが、特許文献1〜3のいずれも締付け力を一定に保つ品質管理を行う手段を備えていないため、被締結部に対する締付け力の点で製品にばらつきが生じ易く、製品の品質を保証するうえでの支障となる虞がある。
また、ウォーム螺子に大きな締付けトルクを適用した場合、特許文献1〜3のいずれでも、バンドが巻締め力により縮径する過程で、ウォーム螺子が歯列部を強く摺接し、ハウジングが大きく捻られることにより捩じれ変形が生じ、梁辺部と螺旋歯との噛合状態が悪化し、バンドの締付けが弛み、被締結物に対するバンドの締付け力が損なわれる虞がある。
また、ウォーム螺子に大きな締付けトルクを適用した場合、特許文献1〜3のいずれでも、バンドが巻締め力により縮径する過程で、ウォーム螺子が歯列部を強く摺接し、ハウジングが大きく捻られることにより捩じれ変形が生じ、梁辺部と螺旋歯との噛合状態が悪化し、バンドの締付けが弛み、被締結物に対するバンドの締付け力が損なわれる虞がある。
特許文献4では、ストッパを設けてストラップバンドの他端部側の摺動量を一定に規制することにより、被締結部に対するストラップバンドによる締付け力を一定に保つ品質管理を可能にしている。
特許文献5では、ハウジングとしての有底枠体は加工硬化を受けて剛性が高いので、螺子棒の回転操作時に、螺子棒に許容トルク以上の締付けトルクを加えてしまっても、ハウジングが捩じれ力に耐えられる強度を付与してハウジングの堅牢化を図っている。
特許文献5では、ハウジングとしての有底枠体は加工硬化を受けて剛性が高いので、螺子棒の回転操作時に、螺子棒に許容トルク以上の締付けトルクを加えてしまっても、ハウジングが捩じれ力に耐えられる強度を付与してハウジングの堅牢化を図っている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、ストッパを設けて被締結部に対するストラップバンドによる締付け力を一定に保つ品質管理を可能するとともに、ハウジングの剛性が高く、螺子棒の回転操作時に、許容トルク以上の締付けトルクを加えてしまっても、ハウジングが捩じれ力に耐えられる強度となり、しかも、ストラップバンドの締付け終了時にハウジングはストッパに面接触状態で均等に当接し、ストッパによるハウジングの位置規制の安定化を図る接続用ストラップバンド装置を提供することにある。
(請求項1について)
ストラップバンドは、一端部側と該一端部側の外側に重なるように曲げられた他端部側とから成る。ハウジングは、ストラップバンドの一端部側に取り付けられている。螺子棒は、ハウジング内に回転操作可能に配設されている。複数列に形成されたスリットは、ストラップバンドの他端部側に設けられている。螺子棒の回転操作に伴い、螺子棒が螺旋歯をスリットに噛み合わせることにより、ストラップバンドの他端部側が一端部側に対して相対的に摺動して、ストラップバンドが縮径方向に変形して被締結物を締付ける。
ハウジングは、それぞれ平坦な辺面部を有する底部と枠部とから成り、底部をストラップバンドの一端部側に固定した上面開口型の有底枠体として構成されている。
ストラップバンドの締付け時、枠部を成す辺面部の一つが面接触状態で当接して、一端部側に対する他端部側の摺動変位を規制する当接辺部を有するストッパを備えている。ストッパは、当接辺部に形成されて他端部側の内面に位置する板辺部を有し、ストラップバンドの締付け過程で、一端部側が板辺部を常に覆った状態で摺動変位する寸法関係を有する。
ストラップバンドは、一端部側と該一端部側の外側に重なるように曲げられた他端部側とから成る。ハウジングは、ストラップバンドの一端部側に取り付けられている。螺子棒は、ハウジング内に回転操作可能に配設されている。複数列に形成されたスリットは、ストラップバンドの他端部側に設けられている。螺子棒の回転操作に伴い、螺子棒が螺旋歯をスリットに噛み合わせることにより、ストラップバンドの他端部側が一端部側に対して相対的に摺動して、ストラップバンドが縮径方向に変形して被締結物を締付ける。
ハウジングは、それぞれ平坦な辺面部を有する底部と枠部とから成り、底部をストラップバンドの一端部側に固定した上面開口型の有底枠体として構成されている。
ストラップバンドの締付け時、枠部を成す辺面部の一つが面接触状態で当接して、一端部側に対する他端部側の摺動変位を規制する当接辺部を有するストッパを備えている。ストッパは、当接辺部に形成されて他端部側の内面に位置する板辺部を有し、ストラップバンドの締付け過程で、一端部側が板辺部を常に覆った状態で摺動変位する寸法関係を有する。
請求項1では、ストッパを設けてストラップバンドの他端部側の摺動変位を一定に規制することにより、被締結部に対するストラップバンドによる締付け力を一定に保つ品質管理を可能にする。この際、ハウジングの平坦な辺部をストッパの当接辺部に面接触状態で当接させているので、ハウジングのストッパに対する当接状態が偏りのない均等分布となり、ストッパによるハウジングの位置規制を安定化することができる。
また、被締結部への締結後、使用などに伴ってストッパとハウジングとの間に隙間を目視した場合、螺子棒の回転操作によりハウジングをストッパに当接するまで螺進させて品質管理の完璧化を図ることができる。
また、ストッパについては、ストラップバンドの締付け過程で、一端部側が板辺部を常に覆った状態で摺動変位する寸法関係になっている。このため、ストラップバンドの締付け過程で、板辺部が直に被締結物に押し当たることがなくなり、被締結物に対する板辺部の食い込みを防ぐことができる。
また、被締結部への締結後、使用などに伴ってストッパとハウジングとの間に隙間を目視した場合、螺子棒の回転操作によりハウジングをストッパに当接するまで螺進させて品質管理の完璧化を図ることができる。
また、ストッパについては、ストラップバンドの締付け過程で、一端部側が板辺部を常に覆った状態で摺動変位する寸法関係になっている。このため、ストラップバンドの締付け過程で、板辺部が直に被締結物に押し当たることがなくなり、被締結物に対する板辺部の食い込みを防ぐことができる。
(請求項2について)
請求項2が請求項1と異なるところは、ストッパのストラップバンドの摺動方向の左右側部には、他端部側の内側に重なる一端部側の左右側端部に当接しながら摺動可能で、一端部側を他端部側に揃わせるように位置規制する案内辺部を設けたことである。
これにより、他端部側が一端部側と上下に対応する状態で重なり合って揃うように位置規制され、螺子棒によるストラップバンドの締付け時などに他端部側が一端部側に対して左側や右側にはみ出ず、両者の間で位置ずれを生じることがない。
請求項2が請求項1と異なるところは、ストッパのストラップバンドの摺動方向の左右側部には、他端部側の内側に重なる一端部側の左右側端部に当接しながら摺動可能で、一端部側を他端部側に揃わせるように位置規制する案内辺部を設けたことである。
これにより、他端部側が一端部側と上下に対応する状態で重なり合って揃うように位置規制され、螺子棒によるストラップバンドの締付け時などに他端部側が一端部側に対して左側や右側にはみ出ず、両者の間で位置ずれを生じることがない。
(請求項3について)
請求項3が請求項1と異なるところは、当接辺部が、ストラップバンドの他端部側の摺動方向に直交する左右側部から一体的に延出成形して他端部側に重なるように折り曲げることによりストッパを構成したことである。
このため、ストッパを別部材として加工や組付けをする必要がなくなり、とりわけ自動車などの部品として多量生産する場合にコスト的に有利である。
請求項3が請求項1と異なるところは、当接辺部が、ストラップバンドの他端部側の摺動方向に直交する左右側部から一体的に延出成形して他端部側に重なるように折り曲げることによりストッパを構成したことである。
このため、ストッパを別部材として加工や組付けをする必要がなくなり、とりわけ自動車などの部品として多量生産する場合にコスト的に有利である。
(請求項4について)
請求項4が請求項1と異なるところは、他端部側に、スリット(梁辺部)と螺子棒の螺旋歯とが係合する領域に相当する大きさの制止穴部を形成するとともに、制止穴部の外周縁部に凸状に突出するリブ部を設けたことである。
螺子棒によるストラップバンドの締付け終了時に、螺旋歯がスリットと係合する部分だけ制止穴部に嵌合することで、制止穴部がハウジングに対するストッパとして一端部側に対する他端部側の摺動変位を規制する。
請求項4が請求項1と異なるところは、他端部側に、スリット(梁辺部)と螺子棒の螺旋歯とが係合する領域に相当する大きさの制止穴部を形成するとともに、制止穴部の外周縁部に凸状に突出するリブ部を設けたことである。
螺子棒によるストラップバンドの締付け終了時に、螺旋歯がスリットと係合する部分だけ制止穴部に嵌合することで、制止穴部がハウジングに対するストッパとして一端部側に対する他端部側の摺動変位を規制する。
請求項4では、螺旋歯がスリットと係合する部分だけ制止穴部に嵌合することで、スリットに対する螺旋歯の係合が失われる。これにより、螺子棒が操作時に制止穴部で空回りして螺子棒の回転操作を無効化し、ハウジングに対するストッパとして一端部側に対する他端部側の摺動変位を規制する。このため、他端部側に制止穴部を形成するといった簡素な構造でストッパとしての機能を実現できてコスト的に有利である。
また、制止穴部の外周縁部に設けたリブ部により、制止穴部の外周縁部が補強されるため、螺旋歯が制止穴部に嵌合した際、制止穴部に対する螺旋歯の嵌合状態が強固になる。
また、制止穴部の外周縁部に設けたリブ部により、制止穴部の外周縁部が補強されるため、螺旋歯が制止穴部に嵌合した際、制止穴部に対する螺旋歯の嵌合状態が強固になる。
(請求項5について)
ストラップバンドの締め付けに伴い、ストッパの当接辺部が支軸の先端のテーパに沿って摺接移動して先端と他端部側の表面との間に挟持される。このため、当接辺部、支軸の先端および他端部側とが強固に結合し、ハウジング、ストッパおよび他端部側が一体化して安定した堅牢な構造体となる。
ストラップバンドの締め付けに伴い、ストッパの当接辺部が支軸の先端のテーパに沿って摺接移動して先端と他端部側の表面との間に挟持される。このため、当接辺部、支軸の先端および他端部側とが強固に結合し、ハウジング、ストッパおよび他端部側が一体化して安定した堅牢な構造体となる。
(請求項6について)
ハウジングとしての有底枠体の枠部の左右には、ストラップバンドの幅方向に沿って形成され、ストラップバンドの一端部側を挿通させて底部の内面に当接させるための第1差込孔部および第2差込孔部が設けられ、底部を一端部側にかしめることにより固定している。
ハウジングとしての有底枠体の枠部の左右には、ストラップバンドの幅方向に沿って形成され、ストラップバンドの一端部側を挿通させて底部の内面に当接させるための第1差込孔部および第2差込孔部が設けられ、底部を一端部側にかしめることにより固定している。
請求項6では、ストラップバンドをハウジングに組み付ける時、ストラップバンドの一端部側を第1差込孔部および第2差込孔部に挿通させるという簡単な操作で、かつ迅速にストラップバンドをハウジングに組み付けることができて組付性が改善し、ひいては生産性の向上に寄与する。
とりわけ、かしめにより有底枠体の底部をストラップバンドの一端部側に固定しているので、コスト的に有利であるとともに、溶接や締付けボルトなどを用いて固定する場合と異なり、ハウジングの迅速な組付けに資する。
この場合、一端部側を底部の内面に当接させているので、一端部側と底部との接触面積が大きくなり、一端部側に対する底部の固定状態が強固になる。
この場合、一端部側を底部の内面に当接させているので、一端部側と底部との接触面積が大きくなり、一端部側に対する底部の固定状態が強固になる。
(請求項7について)
ストラップバンドにおける一端部側で底部の内側に重なる部分は、径方向に沿って外側に膨出して底部を収容する張出部を形成し、底部の外側面がストラップバンドの内側面と面一となるようにしている。
ストラップバンドにおける一端部側で底部の内側に重なる部分は、径方向に沿って外側に膨出して底部を収容する張出部を形成し、底部の外側面がストラップバンドの内側面と面一となるようにしている。
請求項7では、一端部側で底部に対応する部分に張出部を形成しながらも、底部の外側面がストラップバンドの内側面と面一のため、被締結物に対するストラップバンドの締付け力が張出部で低下せず、一方側に偏ることなく被締結物の全面に均等に作用する利点がある。
(請求項8について)
螺子棒は、螺旋歯のねじ山が断面台形状のプロフィールを有する台形螺子である。
請求項8では、螺子棒の螺旋歯は歯厚が大きくて強度の高い歯底近傍で歯列部のスリットに噛み合う。
螺子棒は、螺旋歯のねじ山が断面台形状のプロフィールを有する台形螺子である。
請求項8では、螺子棒の螺旋歯は歯厚が大きくて強度の高い歯底近傍で歯列部のスリットに噛み合う。
すなわち、請求項8では、スリットに対して螺旋歯が大きな面積で噛み合い、スリットに対する螺旋歯の噛み合いが安定する。これと同時に、スリットに対する螺旋歯の噛合い箇所が増加し、螺子棒の回転操作時に、スリットに対する螺旋歯の摺接力が大きくなり、螺子棒の回転操作に伴い、ストラップバンドの他端部側に対する引張力を強化することができる。
(請求項9について)
ストラップバンドの幅方向に沿う横断面は、外方に向けて弓状に湾曲する形状で、中央の凸曲条部と左右端の跳ね部から成り、被締結物の締付け時、凸曲条部が被締結物に圧接するように構成されている。
ストラップバンドの幅方向に沿う横断面は、外方に向けて弓状に湾曲する形状で、中央の凸曲条部と左右端の跳ね部から成り、被締結物の締付け時、凸曲条部が被締結物に圧接するように構成されている。
請求項9では、中央部の凸曲条部が被締結物に圧接するので、ストラップバンドが被締結物に対して摺動変位し易い。このため、ストラップバンドが位置変位しないまま被締結物に持続的に締め付けられる構造と異なり、被締結物に対するストラップバンドの食い込みを軽減させることができる。
本発明の接続用ストラップバンド装置では、ストッパを設け、被締結部に対するストラップバンドによる締付け力を一定に保つ品質管理を可能するとともに、絞り加工により加工硬化させた有底枠体をハウジングとして設け、剛性が高くなったハウジングが堅牢化して捩じれ変形への耐久性を向上させた点を技術的特徴とする。
〔実施例1の構成〕
本発明の実施例1に係る接続用ストラップバンド装置1を図1ないし図6を参照しながら説明する。
図1における接続用ストラップバンド装置1は、被締結物としての接続ホース2に高耐久性が要求される近年の事情に鑑み、例えば接続ホース2のゴム硬度を高くし、かつ機械的強度を上げるため、補強糸を増やすなどしている。このため、接続ホース2に大きな面圧の巻締め力を締付け力として必要とする場合に好適であり、例えば、過給機付きエンジン(図示せず)であって、空気の充填率を高めるため、圧搾空気を冷却するインタークーラーと吸気管(いずれも図示せず)とを接続する場合に適用される。
本発明の実施例1に係る接続用ストラップバンド装置1を図1ないし図6を参照しながら説明する。
図1における接続用ストラップバンド装置1は、被締結物としての接続ホース2に高耐久性が要求される近年の事情に鑑み、例えば接続ホース2のゴム硬度を高くし、かつ機械的強度を上げるため、補強糸を増やすなどしている。このため、接続ホース2に大きな面圧の巻締め力を締付け力として必要とする場合に好適であり、例えば、過給機付きエンジン(図示せず)であって、空気の充填率を高めるため、圧搾空気を冷却するインタークーラーと吸気管(いずれも図示せず)とを接続する場合に適用される。
接続用クランプ装置1は、全体的が有端環状を成すように曲成されたストラップバンド3を備え、後述するように接続ホース2に巻き締めるようにしている。ストラップバンド3は、例えばSUS304系のステンレス鋼板などの弾性材により、所望の幅寸法と長さ寸法とを有する帯状に形成されている。
ストラップバンド3の一端部側3Aには、筒状のハウジング4が一端部側3Aの接線方向に沿うように取付けられている。ハウジング4は、後述する図2および図3に示すように、一枚の金属シート4A(SUS304)を絞り加工により加工硬化して一体に形成した矩形の底部4aと矩形の枠部4bとから成る浅底の有底枠体4cとして構成されている。底部4aおよび枠部4bはそれぞれ平坦な辺面部を有するため、有底枠体4cは複数の平坦な辺面部を形成した上面開口型の浅底箱状を成す。有底枠体4cの厚み(t)は、1.0mm〜2.0mmの寸法範囲内で設定され、一例として1.5mmの厚み(t)を採用している。
有底枠体4cの製作にあたっては、図2(a)に示すように、矩形の開口部6aおよび小円穴6e付きの開口部6bを左右に有する金属シート4Aを用意し、キャビティ4Bを備えた矩形の金型5に設置する。この状態で、金属スライダー7を打ち下ろして金属シート4Aに絞り加工を行い、図2(b)に示すように、成形された金属シート4Aをキャビティ4Bから取り出し、図3(a)に示すように、上周辺部の耳だれ部6cを研削除去することにより有底枠体4cを形成している。
この絞り加工過程で、枠部4bの開口部6a、6bは、その切込み領域が拡開する塑性変形を受けて枠部4bの下部に形成され、ストラップバンド3の一端部側3Aを挿通させる細長な第1差込孔部6Aおよび第2差込孔部6Bを構成する。これに伴い、小円穴6eは、後述する螺子棒9の軸部9eを当接させる差込穴6Cを構成する。
すなわち、有底枠体4cの一辺部には、図3(b)に示すように、第1差込孔部6Aの上部に位置する支軸孔4dが設けられ、有底枠体4cの他辺部には、第2差込孔部6Bの上部に位置する差込穴6Cを設けている。
開口部6aおよび小円穴6e付きの開口部6bを左右に有する金属シート4Aを用いたが、金属シート4Aは無孔状にしておき、絞り加工後に、切削などの機械加工手段により第1差込孔部6A、第2差込孔部6Bおよび差込穴6Cを形成してもよい。
開口部6aおよび小円穴6e付きの開口部6bを左右に有する金属シート4Aを用いたが、金属シート4Aは無孔状にしておき、絞り加工後に、切削などの機械加工手段により第1差込孔部6A、第2差込孔部6Bおよび差込穴6Cを形成してもよい。
ストラップバンド3の一端部側3Aは、図3(b)の二点鎖線で示すように、枠部4bの第1差込孔部6Aおよび第2差込孔部6Bを挿通し、この状態で、底部4aを一端部側3Aにかしめることにより強固に固定している(図1および図3(b)の符号G参照)。ストラップバンド3の一端部側3Aの外側には、これに重なるように弧状に曲げられた他端部側3Bが位置している。
ストラップバンド3の他端部側3Bには、図4(a)に示すように、ストラップバンド3を幅方向Wに横切り、周方向Rに対して所定角θだけ傾斜する状態で周方向Rに沿って等間隔に並列する多数のスリット8aが設けられている。
ストラップバンド3の幅方向Wに沿う横断面は、図4(c)に示すように、外方に向けて弓状に湾曲する形状で、中央の凸曲条部3pと左右端の跳ね部3qから成り、接続ホース2の締付け時、凸曲条部3pが接続ホース2に圧接するように構成されている。
ストラップバンド3の幅方向Wに沿う横断面は、図4(c)に示すように、外方に向けて弓状に湾曲する形状で、中央の凸曲条部3pと左右端の跳ね部3qから成り、接続ホース2の締付け時、凸曲条部3pが接続ホース2に圧接するように構成されている。
螺子棒9は、螺旋軸9sに所定のピッチ幅で形成された螺旋歯9aを有するウォームギアの一種であり、螺旋歯9aは、ねじ山が断面台形状のプロフィールを有する台形螺子を構成している。螺子棒9の一端部は支軸9bを有し、他端部は径大な鍔部9cおよび鍔部9cに隣接する角形頭部9dを形成している。
螺子棒9は、差込穴6Cを介してハウジング4の内部に回転操作可能に配設されている。螺子棒9の支軸9bを枠部4bの辺面部4sに形成した支軸孔4dに差込み、他端部を差込穴6Cの開口上縁部6dに係止させるとともに、鍔部9cを枠部4bの外側面に当接させている(図4(b)参照)。支軸9bは、支軸孔4dから突き出た先細りテーパ状の先端9hを有している。
螺子棒9をハウジング4の有底枠体4c内に配設して、その底部4aを一端部側3Aにかしめることにより、螺子棒9の螺旋歯9aがスリット8aに噛合い係合する。この状態で、隣接するスリット8a間に螺旋歯9aが噛み合う架橋状の梁辺部10が並列して成る歯列部8Aを形成する。
螺子棒9をハウジング4の有底枠体4c内に配設して、その底部4aを一端部側3Aにかしめることにより、螺子棒9の螺旋歯9aがスリット8aに噛合い係合する。この状態で、隣接するスリット8a間に螺旋歯9aが噛み合う架橋状の梁辺部10が並列して成る歯列部8Aを形成する。
ストラップバンド3における一端部側3Aで底部4aの内側に重なる部分は、図4(b)に示すように、径方向Sに沿って外側に膨出して底部4aを収容する張出部3mを形成している。張出部3mの膨出量Eは、底部4aの厚みTに等し、底部4aの外側面4wがストラップバンド3の内側面3uと面一となるように設定している。
ストラップバンド3の他端部側3Bには、ハウジング4における枠部4bの辺面部のうち一つの辺面部4sと対向するように位置するストッパ8が設けられている(図1参照)。ストッパ8は、金属製の矩形板90を曲成したもので、中央の本体部90dと本体部90dの両端部に形成した折曲部90a、90bと本体部90dの一側端面部に立設した突辺部90cとを備えている。
矩形板90をストッパ8として他端部側3Bに取付ける際、突辺部90cをストラップバンド3の下方からスリット8aを通して梁辺部10に係合させながら折曲部90a、90bを当接辺部90eとして他端部側3Bにかしめている。この場合、折曲部90a、90bは、かしめに加えて溶接により他端部側3Bに固定してもよい。
ストラップバンド3の締付け工程で螺子棒9を回転操作する際、一例として図5に示すエアインパクト・ドライバー100を締付け専用工具として用いる。
エアインパクト・ドライバー100には、一定の締付けトルクが設定されており、ドライバー本体100a内に圧搾空気を供給することにより、引き金100cを介して羽根付き伝達軸(図示せず)を回転駆動し、螺子棒9の角形頭部9dが嵌め込まれたレンチヘッド100bを一定の締付けトルクで回転操作する。
エアインパクト・ドライバー100には、一定の締付けトルクが設定されており、ドライバー本体100a内に圧搾空気を供給することにより、引き金100cを介して羽根付き伝達軸(図示せず)を回転駆動し、螺子棒9の角形頭部9dが嵌め込まれたレンチヘッド100bを一定の締付けトルクで回転操作する。
この操作に伴い、螺子棒9が螺旋歯9aをスリット8aに噛み合わせることで、梁辺部10に摺接させることにより、ストラップバンド3の他端部側3Bが一端部側3Aに対して巻締まり方向に沿って相対的に摺動し、ストラップバンド3が縮径方向に変形して接続ホース2に締め付ける。
螺子棒9によるストラップバンド3の締付け(終了)時に、図6に示すように、ハウジング4における枠体の辺面部のうち一つの辺面部4sをストッパ8の当接辺部90eの先端に面接触状態で当接させて、一端部側3Aに対する他端部側3Bの摺動変位(摺動量)を規制して螺子棒9の回転操作を阻止する。
この過程で、図4(b)に二点鎖線で示すように、ストッパ8の当接辺部90eが支軸9bの先端9hのテーパに沿って締付け方向に摺接移動し、その先端9hと他端部側3Bの表面との間に挟持される。これにより、当接辺部90e、先端9hおよび他端部側3Bとが強固に結合し、ハウジング4、ストッパ8および他端部側3Bの三者が一体化して安定した堅牢な構造体となる。なお、図4(b)では、当接辺部90eの挟持状態を示すため、ストッパ8および支軸9bの先端9hを誇張して描いている。
また、ストッパ8は、当接辺部90eに形成されて他端部側3Bの内面に位置する矩形板90を板辺部として有している。ストラップバンド3の締付け過程で、一端部側3Aが矩形板90を常に覆った状態で摺動変位する寸法関係を有している。このため、図1および図6に示すように、ストラップバンド3の締付け開始から終了まで、矩形板90が接続ホース2に直接押し当たることがなくなり、接続ホース2に対する矩形板90の食い込みを防ぐことができる。
摺動変位の規制により、螺子棒9の回転が阻止されるので、レンチヘッド100bは、エアインパクト・ドライバー100による駆動力を受けるものの、回転付勢したまま螺子棒9を一定の締付けトルクで締付ける。この締付け時点で、操作者は、レンチヘッド100bをエアインパクト・ドライバー100と一緒に角形頭部9dから抜き取って螺子棒9の締付け工程を終える。
〔実施例1の効果〕
実施例1では、ストッパ8を設けてストラップバンド3の他端部側3Bの摺動変位を一定に規制することにより、接続ホース2に対するストラップバンド3による締付け力を一定に保つ品質管理を可能にする。この際、ハウジング4における枠部4bの辺面部4sをストッパ8の当接辺部90eに面接触状態で当接させているので、ハウジング4のストッパ8に対する当接状態が偏りのない均等分布となり、ストッパ8によるハウジング4の位置規制を安定化することができる。
また、接続ホース2への締結後、使用などに伴い、ストッパ8とハウジング4との間に生じた隙間を目視した場合、螺子棒9の回転操作により、ハウジング4をストッパ8に当接するまで螺進させて品質管理の完璧化を図ることができる。
実施例1では、ストッパ8を設けてストラップバンド3の他端部側3Bの摺動変位を一定に規制することにより、接続ホース2に対するストラップバンド3による締付け力を一定に保つ品質管理を可能にする。この際、ハウジング4における枠部4bの辺面部4sをストッパ8の当接辺部90eに面接触状態で当接させているので、ハウジング4のストッパ8に対する当接状態が偏りのない均等分布となり、ストッパ8によるハウジング4の位置規制を安定化することができる。
また、接続ホース2への締結後、使用などに伴い、ストッパ8とハウジング4との間に生じた隙間を目視した場合、螺子棒9の回転操作により、ハウジング4をストッパ8に当接するまで螺進させて品質管理の完璧化を図ることができる。
ハウジング4としての有底枠体4cの枠部4bの左右には、ストラップバンド4の幅方向Wに沿って形成され、ストラップバンド3の一端部側3Aを挿通させて底部4aの内面に当接させるための第1差込孔部6Aおよび第2差込孔部6Bが設けられ、底部4aを一端部側3Aにかしめることにより固定している。
これにより、ストラップバンド3をハウジング4に組み付ける時、ストラップバンド3の一端部側3Aを第1差込孔部6Aおよび第2差込孔部6Bに挿通させるという簡単な操作で、かつ迅速にストラップバンド3をハウジング4に組み付けることができて組付性が改善し、ひいては生産性の向上に寄与する。
かしめにより有底枠体4cの底部4aをストラップバンド3の一端部側3Aに固定しているので、コスト的に有利であるとともに、溶接や締付けボルト(図示せず)などを用いて固定する場合と異なり、ハウジング4の迅速な組付けに資する。
この場合、一端部側3Aを底部4aの内面に当接させているので、一端部側3Aと底部4aとの接触面積が大きくなり、一端部側3Aに対する底部4aの固定状態が強固になる。
この場合、一端部側3Aを底部4aの内面に当接させているので、一端部側3Aと底部4aとの接触面積が大きくなり、一端部側3Aに対する底部4aの固定状態が強固になる。
ここで、通常の取付構造として、ハウジングの底部が左辺部と右辺部との二つの部分に分かれており、左辺部と右辺部とを一端部側3Aに折り曲げてかしめて固定する構造に言及する。
この取付構造では、螺子棒9の回転操作時に、螺子棒9に許容トルク以上の締付けトルクを加えてしまった場合、ハウジングの捩じれ力Kが底部4aに伝わり、底部4aに大きな捩じれ力Kが作用するため、左辺部の先端縁と右辺部の先端縁との突合せ部が捩じれて左辺部と右辺部とが歪み、一端部側3Aに対する底部4aの固定状態が劣化する虞がある。
この取付構造では、螺子棒9の回転操作時に、螺子棒9に許容トルク以上の締付けトルクを加えてしまった場合、ハウジングの捩じれ力Kが底部4aに伝わり、底部4aに大きな捩じれ力Kが作用するため、左辺部の先端縁と右辺部の先端縁との突合せ部が捩じれて左辺部と右辺部とが歪み、一端部側3Aに対する底部4aの固定状態が劣化する虞がある。
これに対して、実施例1では、一端部側3Aに当接する底部4aが加工硬化を受けて強度が向上した一体物で有るので、底部4aに大きな捩じれ力Kが作用しても、底部4aが左辺部と右辺部との突合せ部を有する取付構造と異なり、底部4aが捩じれ変形せず、一端部側3Aに対する底部4aの固定状態を良好に保つことができる。
ストラップバンド3における一端部側3Aで底部4aの内側に重なる部分は、径方向Sに沿って外側に膨出して底部4aを収容する張出部3mを形成し、底部4aの外側面4wがストラップバンド3の内側面3uと面一となるように設定している。
このため、一端部側3Aで底部4aに対応する部分に張出部3mを形成しながらも、底部4aの外側面4wがストラップバンド3の内側面3uと面一のため、接続ホース2に対するストラップバンド3の締付け力が張出部3mで低下せず、一方側に偏ることなく接続ホース2の全面に均等に作用する利点がある。
このため、一端部側3Aで底部4aに対応する部分に張出部3mを形成しながらも、底部4aの外側面4wがストラップバンド3の内側面3uと面一のため、接続ホース2に対するストラップバンド3の締付け力が張出部3mで低下せず、一方側に偏ることなく接続ホース2の全面に均等に作用する利点がある。
螺子棒9は、螺旋歯9aのねじ山が断面台形状のプロフィールを有する台形螺子であるので、螺子棒9の螺旋歯9aは歯厚が大きくて強度の高い歯底近傍で歯列部8Aの梁辺部10(スリット8a)に噛み合う。
すなわち、梁辺部10(スリット8a)に対して螺旋歯9aが大きな面積で噛み合い、梁辺部10(スリット8a)に対する螺旋歯9aの噛み合いが安定する。これと同時に、梁辺部10(スリット8a)に対する螺旋歯9aの噛合い箇所が増加し、螺子棒9の回転操作時に、梁辺部10(スリット8a)に対する螺旋歯9aの摺接力が大きくなり、螺子棒9の回転操作に伴い、ストラップバンド3の他端部側3Bに対する引張力を強化することができる。
すなわち、梁辺部10(スリット8a)に対して螺旋歯9aが大きな面積で噛み合い、梁辺部10(スリット8a)に対する螺旋歯9aの噛み合いが安定する。これと同時に、梁辺部10(スリット8a)に対する螺旋歯9aの噛合い箇所が増加し、螺子棒9の回転操作時に、梁辺部10(スリット8a)に対する螺旋歯9aの摺接力が大きくなり、螺子棒9の回転操作に伴い、ストラップバンド3の他端部側3Bに対する引張力を強化することができる。
金属シート4Aはステンレス鋼系の金属であり、ハウジング4としての有底枠体4cは厚み(t)を1.0mm〜2.0mmの寸法範囲内に設定しているため、ハウジング4としての有底枠体4cは、金属シート4Aの絞り加工により加工硬化を受け、必要な強度を保持しながらも、厚み(t)が小さくて軽量になり、管理が容易で取り扱い易くなる。
中央部の凸曲条部3pが接続ホース2に圧接するので、ストラップバンド3が接続ホース2に対して摺動変位し易い。このため、ストラップバンド3が位置変位しないまま接続ホース2に持続的に締め付けられる構造と異なり、接続ホース2に対するストラップバンド3の食い込みを軽減させることができる。
〔実施例2の構成〕
図7(a)は本発明の実施例2を示す。実施例2が実施例1と異なるところは、ハウジング4としての有底枠体4cを楕円環状の枠部4fと長円盤状の底部4gとから成る有底枠体4hにより構成したことである。
有底枠体4hとして実施例2のように構成しても実施例1と同様な効果が得られる。
図7(a)は本発明の実施例2を示す。実施例2が実施例1と異なるところは、ハウジング4としての有底枠体4cを楕円環状の枠部4fと長円盤状の底部4gとから成る有底枠体4hにより構成したことである。
有底枠体4hとして実施例2のように構成しても実施例1と同様な効果が得られる。
実施例2の変形例として、図7(b)に示すように、ハウジング4としての有底枠体4iをストラップバンド3の周方向に偏平な八角形の枠部4jと偏平八角形の底部4kとにより構成してもよいし、図7(c)に示すように、ハウジング4としての有底枠体4mをストラップバンド3の周方向に偏平な菱形の枠部4nと偏平菱形の底部4pとにより構成してもよいし、図7(d)に示すように、ハウジング4としての有底枠体4sをストラップバンド3の周方向に偏平な六角形の枠部4uと偏平六角形の底部4vとにより構成してもよい。
〔実施例3の構成〕
図8(a)、(b)は本発明の実施例3を示す。実施例3が実施例1と異なるところは、矩形板90をストッパ8として他端部側3Bに取付ける際、突辺部90cを梁辺部10にストラップバンド3の上方から係合させながら、折曲部90a、90bを筒状に湾曲させて他端部側3Bにかしめたことである。
この場合、折曲部90a、90bは、左右両側に上方に膨らむ筒状の膨出部90hを形成し、膨出部90hの先端を当接辺部90eとしている。これにより、ハウジング4の辺部4sに対する当接辺部90eの先端の当接面積を大きくし、ハウジング4に対するストッパ8としての阻止力を効果的に発揮させることができる。
図8(a)、(b)は本発明の実施例3を示す。実施例3が実施例1と異なるところは、矩形板90をストッパ8として他端部側3Bに取付ける際、突辺部90cを梁辺部10にストラップバンド3の上方から係合させながら、折曲部90a、90bを筒状に湾曲させて他端部側3Bにかしめたことである。
この場合、折曲部90a、90bは、左右両側に上方に膨らむ筒状の膨出部90hを形成し、膨出部90hの先端を当接辺部90eとしている。これにより、ハウジング4の辺部4sに対する当接辺部90eの先端の当接面積を大きくし、ハウジング4に対するストッパ8としての阻止力を効果的に発揮させることができる。
〔実施例4の構成〕
図9(a)−(c)は本発明の実施例4を示す。実施例4が実施例1と異なるところは、ストッパ8をストラップバンド3の他端部側3Bに一体的に形成したことである(図9(a)参照)。
この場合、ストッパ8を設けるにあたっては、ストラップバンド3の摺動方向に直交する左右側部から折曲部90a、90bを当接辺部90eとして一体的に延出成形し、図9(b)に矢印Fで示す方向に折り曲げ、他端部側3Bの上面に重なるように当接させる(図9(c)の二点鎖線参照)。
実施例4では、ストッパを別部材として加工や組付けをする必要がなくなり、とりわけ自動車などの部品として大量生産する場合にコスト的に有利となる。
図9(a)−(c)は本発明の実施例4を示す。実施例4が実施例1と異なるところは、ストッパ8をストラップバンド3の他端部側3Bに一体的に形成したことである(図9(a)参照)。
この場合、ストッパ8を設けるにあたっては、ストラップバンド3の摺動方向に直交する左右側部から折曲部90a、90bを当接辺部90eとして一体的に延出成形し、図9(b)に矢印Fで示す方向に折り曲げ、他端部側3Bの上面に重なるように当接させる(図9(c)の二点鎖線参照)。
実施例4では、ストッパを別部材として加工や組付けをする必要がなくなり、とりわけ自動車などの部品として大量生産する場合にコスト的に有利となる。
〔実施例5の構成〕
図10は本発明の実施例5を示す。実施例5が実施例1と異なるところは、ストッパ8としての矩形板9を他端部側3Bの上面に溶接(例えば、スポット溶接)により固定したことである。ストッパ8に案内辺部90gを形成するにあたっては、矩形板90のストラップバンド3の摺動方向の左右側部から下方に延出する延出辺90fの下端部を案内辺部90gとして全体で偏平な断面門型を成すようにする。すなわち、案内辺部90gは、延出辺90fを一端部側3Aの厚みに相当する長さMsだけ一体的に延出することで形成されている。
図10は本発明の実施例5を示す。実施例5が実施例1と異なるところは、ストッパ8としての矩形板9を他端部側3Bの上面に溶接(例えば、スポット溶接)により固定したことである。ストッパ8に案内辺部90gを形成するにあたっては、矩形板90のストラップバンド3の摺動方向の左右側部から下方に延出する延出辺90fの下端部を案内辺部90gとして全体で偏平な断面門型を成すようにする。すなわち、案内辺部90gは、延出辺90fを一端部側3Aの厚みに相当する長さMsだけ一体的に延出することで形成されている。
実施例5では、案内辺部90gを設けたので、他端部側3Bが一端部側3Aと上下に対応する状態で重なり合って揃うように位置規制され、螺子棒9によるストラップバンド3の締付け時などに他端部側3Bが一端部側3Aに対して左側や右側にはみ出さず、両者3B、3Aの間で位置ずれが生じることがない。
〔実施例6の構成〕
図11および図12(a)、(b)は本発明の実施例6を示す。実施例6が実施例1と異なるところは、他端部側3Bに、スリット8aと螺子棒9の螺旋歯9aとが係合する領域に相当する大きさの制止穴部3kを形成したことである(図11参照)。螺子棒9によるストラップバンド3の締付け終了時に、螺旋歯9aがスリット8aと係合する部分だけ制止穴部3kに嵌合することで、制止穴部3kがハウジング4に対するストッパ8として一端部側3Aに対する他端部側3Bの摺動変位を規制する(図12(a)、(b)参照)。
図11および図12(a)、(b)は本発明の実施例6を示す。実施例6が実施例1と異なるところは、他端部側3Bに、スリット8aと螺子棒9の螺旋歯9aとが係合する領域に相当する大きさの制止穴部3kを形成したことである(図11参照)。螺子棒9によるストラップバンド3の締付け終了時に、螺旋歯9aがスリット8aと係合する部分だけ制止穴部3kに嵌合することで、制止穴部3kがハウジング4に対するストッパ8として一端部側3Aに対する他端部側3Bの摺動変位を規制する(図12(a)、(b)参照)。
実施例6では、螺旋歯9aがスリット8aと係合する部分だけ制止穴部3kに嵌合することで、スリット8aに対する螺旋歯9aの係合が失われる。これにより、螺子棒9が操作時に制止穴部3kで空回りして螺子棒9の回転操作を無効化し、ハウジング4に対するストッパ8として一端部側3Aに対する他端部側3Bの摺動変位を規制する。
このため、他端部側3Bに制止穴部3kを形成するといった簡素な構造でストッパとしての機能を実現できてコスト的に有利である。
このため、他端部側3Bに制止穴部3kを形成するといった簡素な構造でストッパとしての機能を実現できてコスト的に有利である。
実施例6の変形例として、図13(a)、(b)に示すように、制止穴部3kの外周縁部10mに凸状に突出するリブ部10nを設けてもよい。この場合、制止穴部3kの外周縁部10mに設けたリブ部10nにより、制止穴部3kの外周縁部10mが補強されるため、螺旋歯9aが制止穴部3kに嵌合した際、制止穴部3kに対する螺旋歯9aの嵌合状態が強固になる。
〔変形例〕
(a)上記実施例1〜6において、ハウジング4をストラップバンド3の一端部側3Aの接線方向に沿うように取付けたが、幾何学的な正確さは必要でなく、接線方向に対する多少のずれは許容範囲であり、実用上の観点から接線方向であればよい。
(b)ハウジング4の底部4aへのかしめに代わって、各種の溶接(抵抗溶接、プロジェクション溶接、アーク溶接、TIG溶接、プラズマ溶接)などの取付手段を用いてハウジング4の底部4aをストラップバンド3の一端部側3Aに固定してもよい。
(c)螺子棒9については、螺旋状の軸長部を鼓状に形成し、この軸長部をストラップバンド3の周方向に沿い易くして、梁辺部10に対して螺旋歯9aが噛み合う歯数を増やしてもよい。
(a)上記実施例1〜6において、ハウジング4をストラップバンド3の一端部側3Aの接線方向に沿うように取付けたが、幾何学的な正確さは必要でなく、接線方向に対する多少のずれは許容範囲であり、実用上の観点から接線方向であればよい。
(b)ハウジング4の底部4aへのかしめに代わって、各種の溶接(抵抗溶接、プロジェクション溶接、アーク溶接、TIG溶接、プラズマ溶接)などの取付手段を用いてハウジング4の底部4aをストラップバンド3の一端部側3Aに固定してもよい。
(c)螺子棒9については、螺旋状の軸長部を鼓状に形成し、この軸長部をストラップバンド3の周方向に沿い易くして、梁辺部10に対して螺旋歯9aが噛み合う歯数を増やしてもよい。
1 接続用ストラップバンド装置
2 接続ホース(被締結物)
3 ストラップバンド
3k 制止穴部
3p 凸曲条部
3q 跳ね部
3A ストラップバンドの一端部側
3B ストラップバンドの他端部側
4 ハウジング
4A 金属シート
4a、4g、4k、4p、4v 底部
4b、4f、4j、4n、4u 枠部
4c、4h、4i、4m、4t 有底枠体
6A 第1差込孔
6B 第2差込孔
6C 差込穴
8A 歯列部
8a スリット
9 螺子棒
9a 螺旋歯
9b 支軸
9h 支軸の先端
10m 外周縁部
10n リブ部
90 矩形辺
90d 本体部
90a、90b 折曲部
90e 当接辺部
90g 案内辺部
K ストラップバンドの径方向の回りに作用する捩じれ力
R ストラップバンドの周方向
W ストラップバンドの幅方向
S ストラップバンドの径方向
2 接続ホース(被締結物)
3 ストラップバンド
3k 制止穴部
3p 凸曲条部
3q 跳ね部
3A ストラップバンドの一端部側
3B ストラップバンドの他端部側
4 ハウジング
4A 金属シート
4a、4g、4k、4p、4v 底部
4b、4f、4j、4n、4u 枠部
4c、4h、4i、4m、4t 有底枠体
6A 第1差込孔
6B 第2差込孔
6C 差込穴
8A 歯列部
8a スリット
9 螺子棒
9a 螺旋歯
9b 支軸
9h 支軸の先端
10m 外周縁部
10n リブ部
90 矩形辺
90d 本体部
90a、90b 折曲部
90e 当接辺部
90g 案内辺部
K ストラップバンドの径方向の回りに作用する捩じれ力
R ストラップバンドの周方向
W ストラップバンドの幅方向
S ストラップバンドの径方向
Claims (9)
- 一端部側と該一端部側の外側に重なるように曲げられた他端部側とから成るストラップバンドと、
前記ストラップバンドの前記一端部側に取り付けられたハウジングと、
前記ハウジング内に回転操作可能に配設されて、螺旋歯を有する螺子棒と、
前記ストラップバンドの前記他端部側に設けられた複数のスリットとを具備し、
前記螺子棒の回転操作に伴い、前記螺子棒が前記螺旋歯を前記スリットに噛み合わせることにより、前記ストラップバンドの前記他端部側が前記一端部側に対して相対的に摺動して、前記ストラップバンドが縮径方向に変形して被締結物を締付ける接続用ストラップバンド装置において、
前記ハウジングは、それぞれ平坦な辺面部を有する底部と枠部とから成り、前記底部を前記ストラップバンドの前記一端部側に固定した上面開口型の有底枠体として構成されており、
前記ストラップバンドの締付け時、前記枠部を成す前記辺面部の一つが面接触状態で当接して、前記一端部側に対する前記他端部側の摺動変位を規制する当接辺部を有するストッパを備え、
前記ストッパは、前記当接辺部に形成されて前記他端部側の内面に位置する板辺部を有し、前記ストラップバンドの締付け過程で、前記一端部側が前記板辺部を常に覆った状態で摺動変位する寸法関係を有することを特徴とする接続用ストラップバンド装置。 - 一端部側と該一端部側の外側に重なるように曲げられた他端部側とから成るストラップバンドと、
前記ストラップバンドの前記一端部側に取り付けられたハウジングと、
前記ハウジング内に回転操作可能に配設されて、螺旋歯を有する螺子棒と、
前記ストラップバンドの前記他端部側に設けられた複数のスリットとを具備し、
前記螺子棒の回転操作に伴い、前記螺子棒が前記螺旋歯を前記スリットに噛み合わせることにより、前記ストラップバンドの前記他端部側が前記一端部側に対して相対的に摺動して、前記ストラップバンドが縮径方向に変形して被締結物を締付ける接続用ストラップバンド装置において、
前記ハウジングは、それぞれ平坦な辺面部を有する底部と枠部とから成り、前記底部を前記ストラップバンドの前記一端部側に固定した上面開口型の有底枠体として構成されており、
前記ストラップバンドの締付け時、前記枠部の前記辺面部の一つが面接触状態で当接して、前記一端部側に対する前記他端部側の摺動変位を規制する当接辺部を有するストッパを備え、
前記ストッパの前記ストラップバンドの摺動方向の左右側部には、前記他端部側の内側に重なる前記一端部側の左右側端部に当接しながら摺動可能で、前記一端部側を前記他端部側に揃わせるように位置規制する案内辺部を設けたことを特徴とする接続用ストラップバンド装置。 - 一端部側と該一端部側の外側に重なるように曲げられた他端部側とから成るストラップバンドと、
前記ストラップバンドの前記一端部側に取り付けられたハウジングと、
前記ハウジング内に回転操作可能に配設されて、螺旋歯を有する螺子棒と、
前記ストラップバンドの前記他端部側に設けられた複数のスリットとを具備し、
前記螺子棒の回転操作に伴い、前記螺子棒が前記螺旋歯を前記スリットに噛み合わせることにより、前記ストラップバンドの前記他端部側が前記一端部側に対して相対的に摺動して、前記ストラップバンドが縮径方向に変形して被締結物を締付ける接続用ストラップバンド装置において、
前記ハウジングは、それぞれ平坦な辺面部を有する底部と枠部とから成り、前記底部を前記ストラップバンドの前記一端部側に固定した上面開口型の有底枠体として構成されており、
前記ストラップバンドの締付け時、前記枠部の前記辺面部の一つが面接触状態で当接して、前記一端部側に対する前記他端部側の摺動変位を規制する当接辺部を有するストッパを備え、
前記当接辺部は、前記ストラップバンドの前記他端部側の摺動方向に直交する左右側部から一体的に延出成形して前記他端部側に重なるように折り曲げることにより前記ストッパを構成していることを特徴とする接続用ストラップバンド装置。 - 一端部側と該一端部側の外側に重なるように曲げられた他端部側とから成るストラップバンドと、
前記ストラップバンドの前記一端部側に取り付けられたハウジングと、
前記ハウジング内に回転操作可能に配設されて、螺旋歯を有する螺子棒と、
前記ストラップバンドの前記他端部側に設けられた複数のスリットとを具備し、
前記螺子棒の回転操作に伴い、前記螺子棒が前記螺旋歯を前記スリットに噛み合わせることにより、前記ストラップバンドの前記他端部側が前記一端部側に対して相対的に摺動して、前記ストラップバンドが縮径方向に変形して被締結物を締付ける接続用ストラップバンド装置において、
前記ハウジングは、それぞれ平坦な辺面部を有する底部と枠部とから成り、前記底部を前記ストラップバンドの前記一端部側に固定した上面開口型の有底枠体として構成されており、
前記他端部側には、前記スリットと前記螺子棒の前記螺旋歯とが係合する領域に相当する大きさの制止穴部を形成するとともに、前記制止穴部の外周縁部に凸状に突出するリブ部を設け、
前記螺子棒による前記ストラップバンドの締付け終了時に、前記螺旋歯が前記スリットと係合する部分だけ前記制止穴部に嵌合することで、前記制止穴部が前記ハウジングに対するストッパとして前記一端部側に対する前記他端部側の摺動変位を規制することを特徴とする接続用ストラップバンド装置。 - 前記枠部の前記辺面部の一つに形成された支軸孔からは、前記螺子棒の先細りテーパ状の先端部が突き出ており、前記ストラップバンドの締付け時、前記ストッパの前記当接辺部が前記テーパ状の先端に摺接移動して前記先端と前記他端部側の表面との間に挟持されるように構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちいずれか一つに記載の接続用ストラップバンド装置。
- 前記ハウジングとしての前記有底枠体の前記枠部の左右には、前記ストラップバンドの幅方向に沿って形成され、前記ストラップバンドの前記一端部側を挿通させて前記底部の内面に当接させるための第1差込孔部および第2差込孔部が設けられ、前記底部を前記一端部側にかしめて固定したことを特徴とする請求項1ないし請求項4のうちいずれか一つに記載の接続用ストラップバンド装置。
- 前記ストラップバンドにおける前記一端部側で前記底部の内側に重なる部分は、径方向に沿って外側に膨出して前記底部を収容する張出部を形成し、前記底部の外側面を前記ストラップバンドの内側面と面一にしたことを特徴とする請求項6に記載の接続用ストラップバンド装置。
- 前記螺子棒は、前記螺旋歯のねじ山が断面台形状のプロフィールを有する台形螺子であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のうちいずれか一つに記載の接続用ストラップバンド装置。
- 前記ストラップバンドの幅方向に沿う横断面は、外方に向けて弓状に湾曲する形状で、中央の凸曲条部と左右端の跳ね部から成り、前記被締結物の締付け時、前記凸曲条部が被締結物に圧接することを特徴とする請求項1ないし請求項4のうちいずれか一つに記載の接続用ストラップバンド装置。
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2015
- 2015-03-13 JP JP2015050249A patent/JP2016169808A/ja active Pending
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JP2022521389A (ja) * | 2019-02-22 | 2022-04-07 | オエティカ シュヴァイツ アーゲー | ホースクランプ |
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