JP2016169527A - 携帯機 - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯機の電力消費を低減する
【解決手段】エントリーシステム1の携帯機2は、受信アンテナ11と、送信アンテナ12と、制御部13と、機械式振動センサ14と、電池15と、スイッチ16とを備える。
受信アンテナ11は、車両に搭載された車載機3から送信される送信要求信号を受信する。送信アンテナ12は、車載機3に対してデータを送信する。制御部13は、受信アンテナ11が送信要求信号を受信すると、携帯機2に予め記憶されている携帯機2のIDコードを、車載機3に対して、送信アンテナ12に送信させる。機械式振動センサ14と電池15とスイッチ16は、送信要求信号による電磁誘導で受信アンテナ11に起電力が発生し、且つ、携帯機2に振動が与えられている場合に、制御部13に電源を供給する。
【選択図】図1
【解決手段】エントリーシステム1の携帯機2は、受信アンテナ11と、送信アンテナ12と、制御部13と、機械式振動センサ14と、電池15と、スイッチ16とを備える。
受信アンテナ11は、車両に搭載された車載機3から送信される送信要求信号を受信する。送信アンテナ12は、車載機3に対してデータを送信する。制御部13は、受信アンテナ11が送信要求信号を受信すると、携帯機2に予め記憶されている携帯機2のIDコードを、車載機3に対して、送信アンテナ12に送信させる。機械式振動センサ14と電池15とスイッチ16は、送信要求信号による電磁誘導で受信アンテナ11に起電力が発生し、且つ、携帯機2に振動が与えられている場合に、制御部13に電源を供給する。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両の乗員により所持される携帯機に関する。
近年、車載機から無線送信される送信要求信号に対して、携帯機(電子キー)が車載機に対して識別情報を送信することで、車載機が携帯機の認証を行い、認証に成功した場合に、車載機が、ドアロックの解除を行ったりするスマートエントリーシステムが普及している。
このようなシステムにおいて、従来、携帯機の振動を検知した場合に、携帯機の受信回路を起動させるように構成された携帯機が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
しかし、車両の所有者が服のポケットなどに携帯機を入れて動いている場合には、車両の所有者が動くことにより携帯機に与えられる振動で、携帯機の受信回路が常時起動することになり、携帯機に内蔵された電池の寿命が短くなってしまうという問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みてなされたものであり、携帯機の電力消費を低減する技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明は、車両の乗員により所持される携帯機であって、受信アンテナと、送信アンテナと、制御部と、電源供給部とを備える。
受信アンテナは、車両に搭載された車載機から送信される送信要求信号を受信する。送信アンテナは、車載機に対してデータを送信する。
受信アンテナは、車両に搭載された車載機から送信される送信要求信号を受信する。送信アンテナは、車載機に対してデータを送信する。
制御部は、受信アンテナが送信要求信号を受信すると、携帯機に予め記憶されている携帯機の識別情報を、車載機に対して、送信アンテナに送信させる。
電源供給部は、送信要求信号による電磁誘導で受信アンテナに起電力が発生し、且つ、携帯機に振動が与えられている場合に、制御部に電源を供給する。
電源供給部は、送信要求信号による電磁誘導で受信アンテナに起電力が発生し、且つ、携帯機に振動が与えられている場合に、制御部に電源を供給する。
このように構成された携帯機では、携帯機に振動が与えられるだけでは、制御部に電源が供給されず、携帯機に振動が与えられている状態において受信アンテナに起電力が発生している場合に、制御部に電源が供給される。
すなわち、車両の乗員が携帯機を所持して動いているだけでは、制御部に電源が供給されない。そして、車両の乗員が携帯機を所持して移動して、車載機からの送信要求信号が到達する要求信号到達範囲外から要求信号到達範囲内に進入したときに、制御部に電源が供給される。このため、本発明の携帯機は、携帯機の電力消費を低減することができる。
(第1実施形態)
以下に本発明の第1実施形態を図面とともに説明する。
本実施形態のエントリーシステム1は、車両の使用者が所持する特定の携帯機が車両周囲の無線通信領域(図2の要求信号到達範囲Raを参照)内に入ったときにドアのアンロック等の制御を実行する機能(いわゆるスマートエントリー機能)を備えたものである。
以下に本発明の第1実施形態を図面とともに説明する。
本実施形態のエントリーシステム1は、車両の使用者が所持する特定の携帯機が車両周囲の無線通信領域(図2の要求信号到達範囲Raを参照)内に入ったときにドアのアンロック等の制御を実行する機能(いわゆるスマートエントリー機能)を備えたものである。
エントリーシステム1は、図1に示すように、車両の使用者に携帯される携帯機2と、車両に搭載される車載機3とを備える。
携帯機2は、受信アンテナ11と、送信アンテナ12と、制御部13と、機械式振動センサ14と、電池15と、スイッチ16とを備える。
携帯機2は、受信アンテナ11と、送信アンテナ12と、制御部13と、機械式振動センサ14と、電池15と、スイッチ16とを備える。
受信アンテナ11は、コイルアンテナであり、制御部13に接続され、車載機3から送信されるデータを送受信する。送信アンテナ12は、制御部13に接続され、車載機3へデータを送信する。
制御部13は、各種データを記憶するメモリ19を備えている。メモリ19は、不揮発性メモリであり、携帯機2に付与された識別情報であるIDコードを記憶する。
制御部13は、車載機3からの送信要求信号(図2(a)の送信要求信号Srを参照)を受信アンテナ11で受信すると、メモリ19に記憶されているIDコードを送信アンテナ12に送信させる。
制御部13は、車載機3からの送信要求信号(図2(a)の送信要求信号Srを参照)を受信アンテナ11で受信すると、メモリ19に記憶されているIDコードを送信アンテナ12に送信させる。
機械式振動センサ14は、例えば傾斜センサであり、筐体21、球体22、入力端子23および出力端子24を備える。筐体21は、機械式振動センサ14の構成要素を収容する。球体22は、筐体21内を移動可能に設置される。入力端子23は、受信アンテナ11に接続される。出力端子24は、スイッチ16に接続される。
機械式振動センサ14は、振動が発生すると筐体21内の球体22の変位により入力端子23と出力端子24との間が導通し、振動を検出することができる。
電池15は、制御部13に接続され、制御部13に電源を供給する。
電池15は、制御部13に接続され、制御部13に電源を供給する。
スイッチ16は、制御部13と電池15との間の通電経路上に配置され、制御部13と電池15との間の通電経路を連通するオン状態と、その通電経路を遮断するオフ状態との何れかの状態になるように駆動される。
スイッチ16は、制御端子161を備える。そしてスイッチ16は、この制御端子161に機械式振動センサ14から予め設定されたスイッチ駆動電圧以上の電圧が印加されるとオン状態となり、スイッチ駆動電圧未満の電圧が印加されるとオフ状態となる。
車載機3は、受信アンテナ31と、送信アンテナ32と、制御部33とを備える。
受信アンテナ31と送信アンテナ32は、制御部33に接続され、携帯機2との間でデータを送受信する。
受信アンテナ31と送信アンテナ32は、制御部33に接続され、携帯機2との間でデータを送受信する。
制御部33は、各種データを記憶するメモリ39を備えている。メモリ39は、車載機3が搭載されている車両用の携帯機2に割り当てられたIDコードを記憶する。
制御部33は、送信要求信号を定期的に送信アンテナ32に送信させる。制御部33は、受信アンテナ31がIDコードを受信すると、メモリ39からIDコードを抽出し、認証を実行する。そして認証に成功すると、制御部33は、各種機能を制御するために必要となる処理を実行する。なお、各種機能を制御する処理としては、ドアロックの制御に関する処理と、エンジンの始動制御に関する処理等を挙げることができる。これらは、この種のエントリーシステムにおける周知の制御であり、本発明の要部とは直接関連しない事項であるため、具体的な説明は省略する。
制御部33は、送信要求信号を定期的に送信アンテナ32に送信させる。制御部33は、受信アンテナ31がIDコードを受信すると、メモリ39からIDコードを抽出し、認証を実行する。そして認証に成功すると、制御部33は、各種機能を制御するために必要となる処理を実行する。なお、各種機能を制御する処理としては、ドアロックの制御に関する処理と、エンジンの始動制御に関する処理等を挙げることができる。これらは、この種のエントリーシステムにおける周知の制御であり、本発明の要部とは直接関連しない事項であるため、具体的な説明は省略する。
図2(a)に示すように、車両に搭載された車載機3から送信される送信要求信号Srが到達する要求信号到達範囲Raは、車両のドアの付近である。
携帯機2を所持する運転者が要求信号到達範囲Raの外に位置している場合には(図2(a)の運転者D1を参照)、図2(b)に示すように、スイッチ16へ印加される電圧がスイッチ駆動電圧Vd未満となる(時刻t0〜時刻t1の範囲外時間T1を参照)。
携帯機2を所持する運転者が要求信号到達範囲Raの外に位置している場合には(図2(a)の運転者D1を参照)、図2(b)に示すように、スイッチ16へ印加される電圧がスイッチ駆動電圧Vd未満となる(時刻t0〜時刻t1の範囲外時間T1を参照)。
そして、携帯機2を所持する運転者が要求信号到達範囲Raの中に進入すると(図2(a)の運転者D2を参照)、携帯機2の機械式振動センサ14が振動を検出する度に、スイッチ16へ印加される電圧がスイッチ駆動電圧Vd以上となる(時刻t1〜時刻t2の範囲内時間T2を参照)。携帯機2が要求信号到達範囲Ra内に位置することにより受信アンテナ11が送信要求信号を受信し、送信要求信号による電磁誘導で受信アンテナ11に起電力が発生するためである。
このように構成されたエントリーシステム1の携帯機2は、受信アンテナ11と、送信アンテナ12と、制御部13と、機械式振動センサ14と、電池15と、スイッチ16とを備える。
受信アンテナ11は、車両に搭載された車載機3から送信される送信要求信号を受信する。送信アンテナ12は、車載機3に対してデータを送信する。
制御部13は、受信アンテナ11が送信要求信号を受信すると、携帯機2に予め記憶されている携帯機2のIDコードを、車載機3に対して、送信アンテナ12に送信させる。
制御部13は、受信アンテナ11が送信要求信号を受信すると、携帯機2に予め記憶されている携帯機2のIDコードを、車載機3に対して、送信アンテナ12に送信させる。
機械式振動センサ14と電池15とスイッチ16は、送信要求信号による電磁誘導で受信アンテナ11に起電力が発生し、且つ、携帯機2に振動が与えられている場合に、制御部13に電源を供給する。
このように携帯機2では、携帯機2に振動が与えられるだけでは、制御部13に電源が供給されず、携帯機2に振動が与えられている状態において受信アンテナ11に起電力が発生している場合に、制御部13に電源が供給される。
すなわち、車両の乗員が携帯機2を所持して動いているだけでは、制御部13に電源が供給されない。そして、車両の乗員が携帯機2を所持して移動して、車載機3からの送信要求信号が到達する要求信号到達範囲Ra外から要求信号到達範囲Ra内に進入したときに、制御部13に電源が供給される。このため、携帯機2は、携帯機2の電力消費を低減することができる。
具体的には、電池15は、制御部13を動作させるための電圧を供給する。スイッチ16は、制御部13と電池15との間の電源供給経路に設けられ、制御端子161に予め設定されたスイッチ駆動電圧Vd以上の電圧が印加されると、電源供給経路を連通するオン状態となり、制御端子161にスイッチ駆動電圧Vd未満の電圧が印加されると、電源供給経路を遮断するオフ状態となる。
機械式振動センサ14は、受信アンテナ11に接続される入力端子23と、スイッチ16の制御端子161に接続される出力端子24とを有し、携帯機2に与えられた振動を検出している場合には、入力端子23と出力端子24との間を導通し、振動を検出していない場合には、入力端子23と出力端子24との間を遮断する。
これにより、携帯機2は、振動を検出するための電源を別途用意したり、電池15から機械式振動センサ14へ電源を供給したりする必要がなく、携帯機2の電力消費の増加を抑制することができる。
なお、携帯機2がパーソナルコンピュータおよびテレビなどの付近に置かれた場合に、パーソナルコンピュータおよびテレビなどから発生するノイズによる電磁誘導で受信アンテナ11に起電力が発生する可能性がある。しかし、携帯機2が置かれている場合には、携帯機2に振動が与えられていないため、制御部13に電源が供給されない。
以上説明した実施形態において、機械式振動センサ14と電池15とスイッチ16は本発明における電源供給部、機械式振動センサ14は本発明における第1振動センサ、入力端子23は本発明における第1入力端子、出力端子24は本発明における第1出力端子である。
(第2実施形態)
以下に本発明の第2実施形態を図面とともに説明する。なお第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分を説明する。
以下に本発明の第2実施形態を図面とともに説明する。なお第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分を説明する。
第2実施形態のエントリーシステム1は、図3に示すように、機械式振動センサ14の代わりに通電式振動センサ50を備える点以外は第1実施形態と同じである。
通電式振動センサ50は、例えば加速度センサであり、電源端子51と出力端子52を備える。通電式振動センサ50は、電源端子51から電源が供給されることにより動作し、振動の大きさに応じた電圧を出力端子52から出力する。そして、電源端子51は受信アンテナ11に接続され、出力端子52はスイッチ16の制御端子161に接続される。
通電式振動センサ50は、例えば加速度センサであり、電源端子51と出力端子52を備える。通電式振動センサ50は、電源端子51から電源が供給されることにより動作し、振動の大きさに応じた電圧を出力端子52から出力する。そして、電源端子51は受信アンテナ11に接続され、出力端子52はスイッチ16の制御端子161に接続される。
携帯機2を所持する運転者が要求信号到達範囲Raの外に位置している場合には(図2(a)の運転者D1を参照)、スイッチ16へ印加される電圧がスイッチ駆動電圧Vd未満となる。要求信号到達範囲Raの外では受信アンテナ11が送信要求信号を受信しないために受信アンテナ11に起電力が発生せず、通電式振動センサ50が動作しないためである。
そして、携帯機2を所持する運転者が要求信号到達範囲Raの中に進入すると(図2(a)の運転者D2を参照)、受信アンテナ11に起電力が発生することにより通電式振動センサ50が動作し、通電式振動センサ50は、検出した振動の大きさに応じた電圧をスイッチ16へ出力する。通電式振動センサ50から出力される電圧がスイッチ駆動電圧Vd以上になると、スイッチ16がオン状態となり、電池15から制御部13へ電源が供給される。
このように構成されたエントリーシステム1の携帯機2は、受信アンテナ11と、送信アンテナ12と、制御部13と、通電式振動センサ50と、電池15と、スイッチ16とを備える。
通電式振動センサ50と電池15とスイッチ16は、送信要求信号による電磁誘導で受信アンテナ11に起電力が発生し、且つ、携帯機2に振動が与えられている場合に、制御部13に電源を供給する。
これにより、第2実施形態の携帯機2は、第1実施形態と同様に、携帯機2の電力消費を低減することができる。
具体的には、電池15は、制御部13を動作させるための電圧を供給する。スイッチ16は、制御部13と電池15との間の電源供給経路に設けられ、制御端子161に予め設定されたスイッチ駆動電圧Vd以上の電圧が印加されると、電源供給経路を連通するオン状態となり、制御端子161にスイッチ駆動電圧Vd未満の電圧が印加されると、電源供給経路を遮断するオフ状態となる。
具体的には、電池15は、制御部13を動作させるための電圧を供給する。スイッチ16は、制御部13と電池15との間の電源供給経路に設けられ、制御端子161に予め設定されたスイッチ駆動電圧Vd以上の電圧が印加されると、電源供給経路を連通するオン状態となり、制御端子161にスイッチ駆動電圧Vd未満の電圧が印加されると、電源供給経路を遮断するオフ状態となる。
通電式振動センサ50は、受信アンテナ11に接続される電源端子51と、スイッチ16の制御端子161に接続される出力端子52とを有し、送信要求信号による電磁誘導で受信アンテナ11において発生した起電力により動作して、携帯機2に与えられた振動を検出し、この検出結果を示す検出信号を出力端子52から出力する。
これにより、携帯機2は、振動を検出するための電源を別途用意したり、電池15から通電式振動センサ50へ電源を供給したりする必要がなく、携帯機2の電力消費の増加を抑制することができる。
以上説明した実施形態において、通電式振動センサ50と電池15とスイッチ16は本発明における電源供給部、通電式振動センサ50は本発明における第2振動センサ、電源端子51は本発明における電源端子、出力端子52は本発明における第2出力端子である。
(第3実施形態)
以下に本発明の第3実施形態を図面とともに説明する。なお第3実施形態では、第1実施形態と異なる部分を説明する。
以下に本発明の第3実施形態を図面とともに説明する。なお第3実施形態では、第1実施形態と異なる部分を説明する。
第3実施形態のエントリーシステム1は、図4に示すように、機械式振動センサ14の代わりに振動センサ60とAND回路70を備える点以外は第1実施形態と同じである。
振動センサ60は、検出した振動の大きさに応じた電圧を出力する。
振動センサ60は、検出した振動の大きさに応じた電圧を出力する。
AND回路70は、ダイオード71,72、抵抗73、電源端子74、入力端子75,76および出力端子77を備える。
ダイオード71は、カソードが入力端子75に接続されるとともに、アノードが出力端子77に接続される。ダイオード72は、カソードが入力端子76に接続されるとともに、アノードが出力端子77に接続される。抵抗73は、一端が電源端子74に接続されるとともに、他端が出力端子77に接続される。
ダイオード71は、カソードが入力端子75に接続されるとともに、アノードが出力端子77に接続される。ダイオード72は、カソードが入力端子76に接続されるとともに、アノードが出力端子77に接続される。抵抗73は、一端が電源端子74に接続されるとともに、他端が出力端子77に接続される。
電源端子74は電池15に接続される。入力端子75は受信アンテナ11に接続される。入力端子76は振動センサ60に接続される。出力端子77はスイッチ16の制御端子161に接続される。
このように構成されたAND回路70では、電源端子74に5Vが印加されており且つ入力端子75と入力端子76の両方が5Vである場合には、ダイオード71,72に電流が流れないため、抵抗73にも電流が流れない。このため、出力端子77が5Vとなる。一方、入力端子75と入力端子76の少なくとも一方が0Vである場合には、ダイオード71,72の少なくとも一方に電流が流れるため、抵抗73にも電流が流れる。このため、抵抗73に流れる電流量に応じて、出力端子77の電圧が5Vより低くなる。
すなわち、AND回路70は、受信アンテナ11に起電力が発生しており且つ振動センサ60が振動を検出している場合に、スイッチ16がオン状態となる電圧を出力し、それ以外の場合には、スイッチ16がオフ状態となる電圧を出力する。
したがって、携帯機2を所持する運転者が要求信号到達範囲Raの外に位置している場合には(図2(a)の運転者D1を参照)、受信アンテナ11が送信要求信号を受信できないため、スイッチ16がオフ状態となり、制御部13に電源が供給されない。
そして、携帯機2を所持する運転者が要求信号到達範囲Raの中に進入すると(図2(a)の運転者D2を参照)、送信要求信号による電磁誘導で受信アンテナ11に起電力が発生する。さらに、振動センサ60で振動を検出すると、スイッチ16がオン状態となり、電池15から制御部13へ電源が供給される。
このように構成されたエントリーシステム1の携帯機2は、受信アンテナ11と、送信アンテナ12と、制御部13と、電池15と、スイッチ16と、振動センサ60と、AND回路70を備える。
電池15とスイッチ16と振動センサ60とAND回路70は、送信要求信号による電磁誘導で受信アンテナ11に起電力が発生し、且つ、携帯機2に振動が与えられている場合に、制御部13に電源を供給する。
これにより、第3実施形態の携帯機2は、第1実施形態と同様に、携帯機2の電力消費を低減することができる。
具体的には、電池15は、制御部13を動作させるための電圧を供給する。スイッチ16は、制御部13と電池15との間の電源供給経路に設けられ、制御端子161に予め設定されたスイッチ駆動電圧Vd以上の電圧が印加されると、電源供給経路を連通するオン状態となり、制御端子161にスイッチ駆動電圧Vd未満の電圧が印加されると、電源供給経路を遮断するオフ状態となる。
具体的には、電池15は、制御部13を動作させるための電圧を供給する。スイッチ16は、制御部13と電池15との間の電源供給経路に設けられ、制御端子161に予め設定されたスイッチ駆動電圧Vd以上の電圧が印加されると、電源供給経路を連通するオン状態となり、制御端子161にスイッチ駆動電圧Vd未満の電圧が印加されると、電源供給経路を遮断するオフ状態となる。
振動センサ60は、携帯機2に与えられた振動を検出し、この検出結果を示す検出信号を出力する。
AND回路70は、受信アンテナ11に接続される入力端子75と、振動センサ60に接続される入力端子76と、スイッチ16の制御端子161に接続される出力端子77とを有し、入力端子75に入力した信号と、入力端子76に入力した信号との論理積を示す信号を出力端子77から出力する。
AND回路70は、受信アンテナ11に接続される入力端子75と、振動センサ60に接続される入力端子76と、スイッチ16の制御端子161に接続される出力端子77とを有し、入力端子75に入力した信号と、入力端子76に入力した信号との論理積を示す信号を出力端子77から出力する。
以上説明した実施形態において、電池15とスイッチ16と振動センサ60とAND回路70は本発明における電源供給部、振動センサ60は本発明における第3振動センサ、AND回路70は本発明における論理積演算部、入力端子75は本発明における第1論理入力端子、入力端子76は本発明における第2論理入力端子、出力端子77は本発明における論理出力端子である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採ることができる。
また、上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合させたりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加または置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
また、上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合させたりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加または置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
1…エントリーシステム、2…携帯機、3…車載機、11…受信アンテナ、12…送信アンテナ、13…制御部、14…機械式振動センサ、15…電池、16…スイッチ、50…通電式振動センサ、60…振動センサ、70…AND回路
Claims (4)
- 車両の乗員により所持される携帯機(2)であって、
前記車両に搭載された車載機(3)から送信される送信要求信号を受信する受信アンテナ(11)と、
前記車載機に対してデータを送信する送信アンテナ(12)と、
前記受信アンテナが前記送信要求信号を受信すると、前記携帯機に予め記憶されている前記携帯機の識別情報を、前記車載機に対して、前記送信アンテナに送信させる制御部(13)と、
前記送信要求信号による電磁誘導で前記受信アンテナに起電力が発生し、且つ、前記携帯機に振動が与えられている場合に、前記制御部に電源を供給する電源供給部(14,15,16,50,60,70)とを備える
ことを特徴とする携帯機。 - 前記電源供給部(14,15,16)は、
前記制御部を動作させるための電圧を供給する電池(15)と、
前記制御部と前記電池との間の電源供給経路に設けられ、制御端子に予め設定されたスイッチ駆動電圧以上の電圧が印加されると、前記電源供給経路を連通するオン状態となり、前記制御端子に前記スイッチ駆動電圧未満の電圧が印加されると、前記電源供給経路を遮断するオフ状態となるスイッチ(16)と、
前記受信アンテナに接続される第1入力端子と、前記スイッチの前記制御端子に接続される第1出力端子とを有し、前記携帯機に与えられた振動を検出している場合には、前記第1入力端子と前記第1出力端子との間を導通し、前記振動を検出していない場合には、前記第1入力端子と前記第1出力端子との間を遮断する第1振動センサ(14)とを備える
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯機。 - 前記電源供給部(14,15,50)は、
前記制御部を動作させるための電圧を供給する電池と、
前記制御部と前記電池との間の電源供給経路に設けられ、制御端子に予め設定されたスイッチ駆動電圧以上の電圧が印加されると、前記電源供給経路を連通するオン状態となり、前記制御端子に前記スイッチ駆動電圧未満の電圧が印加されると、前記電源供給経路を遮断するオフ状態となるスイッチと、
前記受信アンテナに接続される電源端子と、前記スイッチの前記制御端子に接続される第2出力端子とを有し、前記送信要求信号による電磁誘導で前記受信アンテナにおいて発生した起電力により動作して、前記携帯機に与えられた振動を検出し、この検出結果を示す検出信号を前記第2出力端子から出力する第2振動センサ(50)とを備える
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯機。 - 前記電源供給部(14,15,60,70)は、
前記制御部を動作させるための電圧を供給する電池と、
前記制御部と前記電池との間の電源供給経路に設けられ、制御端子に予め設定されたスイッチ駆動電圧以上の電圧が印加されると、前記電源供給経路を連通するオン状態となり、前記制御端子に前記スイッチ駆動電圧未満の電圧が印加されると、前記電源供給経路を遮断するオフ状態となるスイッチと、
前記携帯機に与えられた振動を検出し、この検出結果を示す検出信号を出力する第3振動センサ(60)と、
前記受信アンテナに接続される第1論理入力端子と、前記第3振動センサに接続される第2論理入力端子と、前記スイッチの前記制御端子に接続される論理出力端子とを有し、前記第1論理入力端子に入力した信号と、前記第2論理入力端子に入力した信号との論理積を示す信号を前記論理出力端子から出力する論理積演算部(70)とを備える
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015049670A JP2016169527A (ja) | 2015-03-12 | 2015-03-12 | 携帯機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015049670A JP2016169527A (ja) | 2015-03-12 | 2015-03-12 | 携帯機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=56983241
Family Applications (1)
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JP2015049670A Pending JP2016169527A (ja) | 2015-03-12 | 2015-03-12 | 携帯機 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2016169527A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018221475A1 (ja) * | 2017-05-31 | 2018-12-06 | 株式会社東海理化電機製作所 | 携帯機 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20090224876A1 (en) * | 2008-03-06 | 2009-09-10 | Gm Global Technology Operations, Inc. | Multiple transceiver synchronous communication system |
JP2010053632A (ja) * | 2008-08-29 | 2010-03-11 | Denso Corp | 携帯型無線通信機 |
-
2015
- 2015-03-12 JP JP2015049670A patent/JP2016169527A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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JP2018204201A (ja) * | 2017-05-31 | 2018-12-27 | 株式会社東海理化電機製作所 | 携帯機 |
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