JP2016167788A - 動画像記録装置 - Google Patents

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俊雄 簑島
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Abstract

【課題】内蔵の記録媒体への記録と外部記録装置の記録との対応を付けやすくする。【解決手段】カメラ信号処理部103は撮像素子102による撮影画像データをDRAM111に逐次書き込み、圧縮伸長部104はDRAM111の画像データを動画圧縮する。ファイル名生成部120は記録媒体119に記録すべき動画像のファイル名を生成氏、ファイル名はクリップ番号を含む。記録再生部118は、生成されたファイル名で圧縮符号化部104による圧縮画像データを記録媒体119に記録する。出力部105は、DRAM111の画像データにクリップ番号を含む識別情報を重畳し、所定の映像信号形式で外部記録装置150に供給する。記録再生部118による記録動作と出力部105の出力動作は、カウンタ回路115の出力するカウント値により同期して実行される。【選択図】 図1

Description

本発明は、動画像を記録媒体に記録する動画像記録装置に関し、より具体的には、動画像を記録媒体に記録しつつ外部装置に出力する動画像記録装置に関する。
従来、動画を撮影し、記録媒体に記録する動画像記録装置が知られている。撮影した動画像を記録媒体に記録しながら、外部の記録装置に出力して記録する撮像装置も知られている(特許文献1参照)。
近年では、記録媒体として大容量のメモリカードなどが用いられる。メモリカードに動画像を記録する場合、動画像は、FAT等のファイルシステム上でファイルとして管理される。
特開2006−262194号公報
特許文献1に記載の構成では、動画像を内蔵の記録媒体に記録しながら、外部記録装置に出力して記録する場合に、同時記録される動画ファイルを対応づけていない。そのため、外部記録装置により記録された動画像のうち、動画像供給元の記録媒体に記録された動画ファイルに対応するファイルがどれかをユーザが判別するのは容易ではない。
本発明は、このような問題を解決する動画像記録装置を提示することを目的とする。
本発明に係る動画像記録装置は、動画像をそのクリップを単位に記録媒体に記録する動画像記録装置であって、前記動画像を圧縮し、圧縮画像データを出力する圧縮手段と、前記クリップを示すクリップ番号を含むファイル名を生成するファイル名生成手段と、前記圧縮画像データを前記クリップごとに前記ファイル名生成手段により生成される前記ファイル名で前記記録媒体に記録する記録手段と、前記動画像の画像データを、対応する前記クリップ番号を含む識別情報を重畳して外部に出力する出力手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、動画像記録装置で記録される動画像と外部で記録される動画像とを、クリップ番号を含む識別情報により対応付けやすくなる。
本発明の実施例1の概略構成ブロック図である。 動画像記録装置におけるクリップブレイク前後のフォルダ・ファイル構成例を示す模式図である。 外部記録装置におけるクリップブレイク前後のフォルダ・ファイル構成例を示す模式図である。 動画像記録装置における記録処理と画像・ショット番号出力処理のシーケンス図である。 動画像記録装置でクリップブレイク発生時の記録処理と画像・ショット番号出力処理のシーケンス図である。 動画像記録装置の記録処理のフローチャートである。 動画像記録装置の出力処理のフローチャートである。 外部記録装置の記録動作のフローチャートである。 モード設定画面例と情報表示画面例の模式図である。 図9に示す情報表示画面に表示される情報の変遷例である。 動画像記録装置の実施例2の概略構成ブロック図である。 リレー記録における2つの記録媒体のフォルダ・ファイル構成例を示す模式図である。 実施例2におけるリレー記録モードでの記録処理のシーケンス図である。 リレー記録モードでの記録動作のフローチャートである。 リレー記録モードでの画像・ショット番号出力処理のフローチャートである。 実施例2におけるリレー記録モード設定画面例と情報表示画面例の模式図である。 図16に示す情報表示画面に表示される情報の変遷例である。
以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明に係る動画像記録装置と外部記録装置の概略構成ブロック図を示す。本実施例の動画像記録装置100は、具体的には撮像装置からなり、撮影による動画像を内蔵の記録媒体119に記録すると同時に、外部記録装置150に供給する。外部記録装置150は動画像記録装置100からの動画像を記録媒体161に記録する。
動画像記録装置100の基本的な構成と機能を説明する。101はレンズユニットであり、集光のための固定レンズ群、変倍レンズ群、絞り、及び、変倍レンズ群の動きで移動した結像位置を補正する機能と焦点調節を行う機能とを兼ね備えた補正レンズ群により構成されている。レンズユニット101は、撮像素子102の結像面上に被写体像を入射する。
撮像素子102はCCD(charge coupled device)撮像素子等からなり、レンズユニット101による被写体の光学像を画像信号に変換する。103はカメラ信号処理部であり、撮像素子102からの画像信号に所定の処理を施してデジタル画像データを出力する。
圧縮伸長部104はカメラ信号処理部103により処理された画像データをMPEG4方式で圧縮符号化し、圧縮画像データを生成する。圧縮伸長部104はまた、圧縮画像データを伸長する機能も具備する。MPEG4の圧縮は、GOP(Group of Pitures)という符号化単位で行われるか、または画面内符号化のIピクチャのみ(ALL−I)で行われる。
105は、デジタルデータを外部に出力する出力部であり、本実施例では、カメラ信号処理部103による画像データを所定の映像信号形式(例えば、HDMI(登録商標)信号又はSDI信号)で外部に出力する。出力部105は、カメラ信号処理部103から出力される、動画像を構成する各画像データを非圧縮のRAWデータとして出力できる。出力部105はまた、出力される映像信号と関連付けてタイムコード等のアンシラリー情報を重畳して出力できる。出力部105はさらに、動画像記録装置100と連動して、動画像の記録を指示するSTART/STOP情報及び動画像の識別情報(ファイル名の一部等)をアンシラリー情報として重畳できる。アンシラリー情報とは、映像信号のフレーム毎に存在するアンシラリー領域に重畳されるデータ群のことである。
106は、動画像記録装置100の各ブロック間でデータ及び制御信号を伝送するバスである。操作部107はユーザが操作入力するためのものである。操作部107は、動画像の記録を指示するためのSTART/STOPボタン、設定を変更するためのメニューボタン、及びステータスを表示するためのステータスボタンなどを有する。
マイコン(マイクロコンピュータ)108は、動画像記録装置100の全体を制御する。109はフラッシュROMなどのROMであり、マイコン108が実行するプログラムなどが格納されている。110はRAMであり、マイコン108がワークメモリとして使用する揮発性メモリである。DRAM111は動画像記録装置100の各ブロックが使用するRAMである。DRAM111には、カメラ信号処理部103が現像した画像データ、並びに、圧縮伸長部104による圧縮で得られた圧縮画像データ及び圧縮画像データの伸長で得られた画像データが格納される。
カウンタ回路115は、動画像記録装置100の動作基準となるカウント値を生成するシステムカウンタであり、出力部105が1フレーム出力する毎に、カウント値を1だけインクリメントするように調整されている。カウンタ回路115の出力カウント値は、出力部105が出力する映像データのフレーム番号と対応する。カウンタ回路115は例えば、所定範囲、例えば0〜119を循環的にカウントする循環カウンタである。
116はオンスクリーンディスプレイ(OSD)機能を有し、表示部117の表示を制御する表示制御部であり、各種設定メニュー、タイトル及び時間などの情報を画像データに重畳できる。表示部117は液晶パネル等を有し、表示制御部116からの制御を受け、表示制御部116からの画像データを画像表示する。
記録再生部118は、DRAM111から圧縮画像データを読みだして記録媒体119に書き込む。記録媒体119は、メモリカードなどのランダムアクセス可能な記録媒体であり、動画像記録装置100に着脱可能である。ファイル名生成部120は、記録媒体119に記録されるファイルのファイル名を生成する。マイコン108は、ファイル名生成部120で生成されたファイル名を出力部105から外部(ここでは外部記録装置150)にアンシラリーデータとして出力することも可能である。
動画像記録装置100は、図示しないマイクにより入力された音声を撮像素子102により撮像された動画像に重畳して記録媒体119に記録でき、外部記録装置150での記録用に出力部105から外部記録装置150に供給する。
外部記録装置150の基本的な構成と機能を説明する。151は外部から種々の形式のデジタルデータを入力する入力部である。入力部151は、本実施例では、動画像記録装置100から所定の形式の信号(例えば、HDMI信号又はSDI信号)を取り込む、出力部105と対応する手段である。入力部151は入力する映像データがRAWデータか否かを判別でき、RAWデータの場合にはその旨をマイコン156に通知する。入力部151は、入力データにおいて映像データと音声データが重畳されている場合には映像データと音声データに分離できる。
現像部152は、非圧縮のRAW画像データからなる映像データを現像処理し、DPX(Digital Picture Exchange)ファイルフォーマットに変換して出力することができる。入力部151により入力される映像データが非圧縮のRAWデータの場合、現像部152は、現像処理された動画像データをDPX(Digital Picture Exchange)ファイルフォーマットに変換して出力する。現像処理後のファイルフォーマットはDPXに限定されるものではなく、あくまで一例である。外部記録装置150の操作者は、入力部151により入力するデータがRAWデータではない場合に、記録媒体161にどのような形式で記録するかを操作部155により選択できる。例えば、入力映像データを非圧縮のまま記録媒体161に記録するか、圧縮伸長部163により伸長した上で指定の形式に圧縮して記録媒体161に記録するかを、選択できる。
153はオンスクリーンディスプレイ(OSD)機能を有し、表示部154の表示を制御する表示制御部であり、各種設定メニュー、タイトル及び時間などの情報を画像データに重畳できる。表示部154は液晶パネル等を有し、表示制御部153からの制御を受け、表示制御部153からの画像データを画像表示する。
操作部155はユーザが操作入力するためのものである。操作部155は、外部から入力される映像信号の記録を指示するためのSTART/STOPボタン、設定を変更するためのメニューボタン、及びステータスを表示するためのステータスボタンなどを有する。
マイコン(マイクロコンピュータ)156は、外部記録装置150の全体を制御する。157はフラッシュROMなどのROMであり、マイコン156が実行するプログラムなどが格納されている。158はRAMであり、マイコン156がワークメモリとして使用する揮発性メモリである。DRAM159は外部記録装置150の各ブロックが使用するRAMである。DRAM159には、入力部151により入力する映像信号、現像部152によりRAWデータから現像された映像信号、並びに圧縮伸長部163による圧縮で得られた圧縮画像データ及び圧縮画像データの伸長で得られた画像データが格納される。
マイコン156は、入力部151からの入力信号のアンシラリー情報を解析し、ファイル名が重畳されている場合はその情報を記録媒体161に記録するファイル名の一部として使用する。タイムコード等がアンシラリー情報として重畳されている場合、マイコン156は、そのタイムコード等も、記録媒体161に記録するファイルに付加して記録する。
記録再生部160は、DRAM159から圧縮画像データを読みだして記録媒体161に書き込む。記録媒体161は、メモリカードなどのランダムアクセス可能な記録媒体であり、外部記録装置150に着脱可能である。
162は、デジタルデータを外部に出力する出力部であり、本実施例では、映像データを所定のデジタル映像信号形式(例えば、HDMI(登録商標)信号又はSDI信号)で外部に出力できる。出力部162は、入力部151による入力映像信号をそのまま外部に出力することもできる。
圧縮伸長部104は、動画像を構成する画像データをMPEG4方式で圧縮符号化し、圧縮画像データを生成する。圧縮伸長部104はまた、圧縮画像データを伸長する機能も具備する。MPEG4の圧縮は、GOP(Group of Pictures)という符号化単位で行われるか、または画面内符号化のIピクチャのみ(ALL−I)で行われる。圧縮伸長部104は、入力部151により入力される音声信号をBWF(Broadcast Wave Format)フォーマットに変換することもできる。
164は、外部記録装置150の各ブロック間でデータ及び制御信号を伝送するバスである。
外部記録装置150は、動画像記録装置100から供給される画像・音声を以下に説明する方法で記録媒体161に記録できるが、音声に関する処理の説明は、実施例の特徴的な動作とは関係しないので、そのほとんどを省略してある。
動画像記録装置100における記録動作を説明する。動画像記録装置100は、操作部107による操作者の記録開始指示に従い、映像信号(音声を含む)の記録媒体119への記録を開始すると共に、映像信号(音声を含む)とアンシラリー情報の、出力部105から外部記録装置150への出力を開始する。動画像記録装置100はまた、操作部107による操作者の記録停止指示に従い、記録媒体119への記録を終了すると共に、映像信号とアンシラリー情報の、出力部105から外部記録装置150への出力を停止する。
撮像素子102はレンズユニット101による光学像を画像信号に変換し、カメラ信号処理部103が撮像素子102からの画像信号を所定形式の画像データに変換してDRAM111に書き込む。
ユーザが操作部107により記録開始指示をマイコン108に入力したとする。マイコン108は、この記録開始指示に従い、圧縮伸長部104にDRAM111の画像データのMPEG4形式での圧縮を指示する。この指示に従い、圧縮伸長部104は、DRAM111の画像データを逐次、MPEG4方式で圧縮符号化し、得られた圧縮画像データをDRAM111に書き込む。記録再生部118が、DRAM111のMPEG4の圧縮画像データを、ファイル名生成部120で生成されたファイル名で記録媒体119に書き込む。記録再生部118による記録媒体119への映像データの記録には、業務用ビデオカメラで一般的に使用されているコンテナフォーマットであるMXF(Material Exchange Format)を採用する。
一方、マイコン108は、記録開始指示に従い、出力部105にDRAM111の画像データを読み込ませ、SDIまたはHDMI規格に準拠した非圧縮の映像信号フォーマットに変換させる。マイコン108は、ファイル名生成部120により生成されたファイル名の一部であるショット番号(Shot Number)を出力部105に適時に供給する。出力部105は、マイコン108からのショット番号を外部記録装置150に出力する映像データにそのアンシラリー情報として重畳する。出力部105は、このようにアンシラリー情報を重畳した映像データを外部記録装置150に出力する。出力部105はまた、図示しない音声入力手段により入力された音声データも映像データと共に外部記録装置150に出力する。
この後、ユーザが操作部107により記録終了指示をマイコン108に入力したとする。マイコン108は、この記録終了指示に従い、圧縮伸長部104に画像データの圧縮の終了を指示し、圧縮伸長部104は、符号化単位であるGOPの単位で(IピクチャのみのALL−Iの場合には、圧縮終了指示のフレームで)圧縮符号化を終了する。記録再生部118は、DRAM111の圧縮画像データをすべて記録媒体119に書き込んで、記録動作を終了する。
記録終了指示に関わらず、マイコン108は、出力部105にDRAM111の画像データの、SDIまたはHDMI規格に準拠した非圧縮の映像信号フォーマットでの出力を継続させる。ただし、記録媒体119への記録は行っていないので、出力部105は、ファイル名生成部120により生成されたファイル名の代わりに無効値をアンシラリー情報として映像データに重畳して、出力する。
ファイル名生成部120により生成されるファイル名は、記録媒体119に採用されるファイルシステムに依存する。例えば、ファイルシステム"exFAT"の場合、
A001C001_141120XX_ABCD.MTF
のようになる。ここで、最初の1文字(バイト。以下、同様)(ここでは"A")がカメラIDを示す。続く3文字(ここでは"001")がリール番号を示す。続く4文字(ここでは"C001")がクリップ番号を示す。分離子であるアンダーバーを挟んで続く6文字(ここでは"141120")が記録年月日を示す。続く2文字(ここでは"XX")がランダムIDを示す。分離子であるアンダーバーを挟んで続く4文字(ここでは"ABCD")がユーザ定義コード(一般的には、カメラメーカを表示する社名)を示す。MTFは拡張子である。6時間連続で記録を行った場合、クリップブレイクというファイル分割を行い、クリップ番号をインクリメントする。
また、ファイルシステム"FAT32"の場合、
A001C001_141120XX_ABCD_01.MTF
のようになる。ユーザ定義コードの後ろに分離子(アンダーバー)を挟んで2文字のストリーム番号が付くことがあるのが、exFATのケースとの相違である。FAT32ではファイルサイズが4GBに制限されているので、長時間記録の場合、4GB毎にファイルが分割される。この分割の都度、ストリーム番号がカウントアップされる。これら分割されたファイルを、ストリーム番号により一体に認識できるようにしている。
カメラIDはROM109に記憶されている。実際に記録されるカメラIDとリール番号は、操作者が操作部107を使って変更可能である。
クリップ番号は、記録媒体119に記録される動画像の個々のクリップを示す番号である。マイコン108(またはファイル名生成部120)が、記録媒体119に記録される動画像に対し、クリップごとにクリップ番号をその初期値からカウントアップする。クリップ番号の初期値はROM109に記憶されているが、操作者は、操作部107によりクリップ番号の初期値を変更できる。クリップブレイクが発生すると、クリップ番号がカウントアップされ、新しいファイルで動画像のクリップが記録媒体119に記録される。クリップの長さは時間により規定される場合や、ファイルシステム上の制限により規定される場合がある。クリップブレイクは、シーンチェンジ、一定時間の経過、またはファイルシステムによる制約により、起こりうる。
マイコン108は、現在の日時情報を出力するタイマを具備し、この日時情報を参照して、記録日時データを生成し、ファイル名生成部120に供給する。もちろん、操作者は、操作部107により任意の日時を使用するようにマイコン108に指示できる。
ランダムIDは、他の撮像装置による動画ファイルとファイル名が可能な限り異なることになるようにするためにファイル名に組み入れられている。これにより、同じPC(パーソナルコンピュータ)上で異なる撮像装置による動画像を監理または編集する場合にファイル名が衝突する可能性を低減でき、動画ファイルの上書き等の誤処理を軽減できる。
ユーザ定義コードの内容もまた、ROM109に格納されているが、操作者が操作部107により任意の文字列を設定できる。
カメラID、リール番号及びクリップ番号からなる部分をショット番号とし、マイコン108は、このショット番号をアンシラリー情報として出力部105において映像データに重畳させる。
記録媒体119のファイルシステムとしてexFATが使用されている場合、マイコン108は、連続して所定時間、例えば6時間の動画像を記録媒体119に記録する毎に、記録中のファイルを分割する。exFATでは、ファイルサイズの上限が記録媒体119の記録容量よりも遙かに大きいので、通常の使用状態では、ファイルサイズの上限に達する前に記録媒体119の残量が無くなる。しかし、一つの動画ファイルのサイズがあまりに大きくなると、その取り扱いが不便になることも考えられる。これらを勘案して、本実施例では、所定の記録時間に達する毎にファイルを分割する。
図2は、記録媒体119に動画像を記録するフォルダとファイルの配置例を示す。図2(a)は、フォルダ/ファイルの基本構成を示し、図2(b)は、クリップブレイク発生後のフォルダ/ファイル構成を示す。
図2(a)に示すように、記録媒体119のルートの下にCONTENTSフォルダが作成され、その下にCLIPS001フォルダが作成される。CLIPS001フォルダには先ず、動画像記録装置100のメニュー設定に関連する情報を管理するファイルINDEX.MIFが格納される。そして、1つのクリップに対して、MXFファイル、XML(Extensible Markup Language)ファイル、及びCPF(Custom Picture File)ファイルが収容される。MXFファイルは、動画像データ及び音声データを収容するファイルである。XMLファイルは、クリップに関する情報をXML形式で収容するファイルである。CPFファイルは、動画像記録装置100のカメラ信号処理に関係する設定値を収容するファイルである。
動画像の記録の継続によりクリップブレイクが発生すると、図2(b)に示すように、最初のクリップに関するファイルがクローズされ、新たなクリップに対するファイルがオープンされる。新たなクリップに対するファイルのファイル名は、そのクリップ番号のみがインクリメントされている。クリップブレイクの前後でマイコン108の指示によりファイル名生成部120が、クリップ番号のみをインクリメントしたファイル名を生成する。出力部105は、インクリメントされたクリップ番号を含むショット番号を映像データに重畳して外部記録装置150に出力する。重畳のタイミングは、後述する。
外部記録装置150における記録動作を説明する。ここでは、動画像記録装置100は出力部105から外部記録装置150にRAW画像データからなる映像信号と、操作部107による記録開始指示と記録終了指示の通知を含むアンシラリー情報が供給されているとする。
入力部151は、動画像記録装置100の出力部105からの映像信号の各RAW画像データをDRAM159に書き込み、アンシラリー情報をマイコン156に供給する。マイコン156は、入力部151からのアンシラリー情報中に記録開始指示通知を検出すると、これ以後、入力部151により入力されるDRAM159のRAW画像データを現像部152により現像処理させる。現像部152は、現像処理された画像データをDPXファイルに変換して出力する。マイコン156は、入力部151からのアンシラリー情報中のショット番号に、DPXファイルごとにインクリメントされるシリアル番号を付加してDPXファイルに対するファイル名を生成し、記録再生部160に通知する。記録再生部160は、現像部152からのDPXファイルを、マイコン156から通知されるファイル名で記録媒体161に書き込む。
マイコン156は、入力部151からのアンシラリー情報中に記録終了指示通知を検出すると、現像部152に現像処理を終了させる。ただし、現像部152は、現像していた画像データを現像終了に適したタイミングで現像処理を実際に終了する。記録再生部160は、現像部152からのDPXファイルを記録媒体161に記録し終えると、記録媒体161の関係するファイルをクローズする。
外部記録装置150における記録開始を、操作部155を使った操作者による記録開始指示に従ってもよい。同様に、外部記録装置150における記録終了を、操作部155を使った操作者による記録終了指示に従ってもよい。例えば、動画像記録装置100からのアンシラリー情報に含まれる記録開始指示通知により記録を開始し、操作部155を使った操作者による記録終了指示により記録を終了しても良い。
図3は、記録媒体161におけるフォルダとファイルの配置例を示す。図3(a)は、フォルダ/ファイルの基本構成を示し、図3(b)は、クリップブレイク発生後のフォルダ/ファイル構成を示す。
図3(a)に示すように、マイコン156は、記録媒体161のルートの下に、記録日時を示すフォルダ(図示例では、20141120_1フォルダ)を生成する。記録再生部160は、この20141120_1フォルダの中に、図3(a)に示すように、外部記録装置150のフォルダ・ファイル構成に関連する情報を終了するファイルINDEX.MIFが格納される。そして、動画像データが記録されている1以上のDPXファイルと、音声データが記録されているBWF(Broadcast Wave Format)ファイルが格納される。なお、音声の記録については、本発明の用紙とは関係しないので、詳細な説明は省略している。なお、本実施形態では、所定フレーム数の動画データを一つのDPXファイルに格納する構成とするが、1フレームを一つのDPXファイルとして記録する構成としてもよい。
クリップブレイクが発生すると、動画像記録装置100の出力部105から入力部151に供給されるアンシラリー情報のショット番号のクリップ番号が、クリップブレイク前の値からインクリメントされている。図3に示す例では、ショット番号は、A001C001からA001C002に切り替わる。マイコン156は、インクリメントされたクリップ番号のショット番号を使ってDPXファイルに対するファイル名を生成し、記録再生部160に通知する。記録再生部160は、図3(b)に示すように、現像部152からのDPXファイルを、マイコン156から通知される新たなショット番号のファイル名で記録媒体161に書き込む。
動画像記録装置100及び外部記録装置150の上述した記録動作は、カウンタ回路115で生成されるカウンタに基づき、互いに同期して実行される。図4は、動画像記録装置100及び外部記録装置150の記録動作のタイミング例を示す。図4(1)はカウンタ回路115のカウント値を示す。図4(2)は、カメラ信号処理部103から出力されDRAM111に書き込まれるフレーム画像を示す。図4(3)は、圧縮伸長部104が圧縮のためにDRAM111から読み込むフレーム画像を示す。図4(4)は、記録媒体119に記録されるファイルのファイル名を示す。図4(5)は、出力部105から出力されるフレーム画像を示す。図4(6)は、出力部105から出力されるショット番号を示す。
カウンタ回路115は、例えば、0〜119の範囲を循環的にカウントする。カメラ信号処理部103は、図4(2)に示すように、カウンタ回路115の出力カウント値に応じて、撮像素子102から出力される画像信号を所定形式の画像データに変換し、DRAM111に書き込む。
カウンタ回路115がカウントアップすると、図4(3)に示すように、圧縮伸長部104が、DRAM111からフレーム画像データを読み込み、圧縮符号化する。マイコン108は、圧縮伸長部104による圧縮を開始するフレームを任意に指定できる。例えば、フレーム3から圧縮を開始したい場合、マイコン108は、カウンタ回路115のカウント値が2の期間に圧縮伸長部104に圧縮開始を指示する。圧縮伸長部104は、この圧縮開始の指示に応じて、カウンタ回路115の出力カウント値がカウントアップしたタイミング(カウント値が3になるタイミング)で圧縮処理を開始する。これにより、圧縮伸長部104は、図4(3)に示すように、フレーム3から圧縮を開始する。ファイル名生成部120は圧縮処理の開始前にファイル名を確定し、図4(4)に示すように、フレーム3以降の動画像が、確定されたファイル名で記録媒体119に記録される。ファイル名生成部120は、確定したファイル名(又はそのショット番号)を出力部105に通知する。
圧縮伸長部104の圧縮処理と並行に、出力部105が、図4(5)に示すように、カウンタ回路115のカウント値に同期して、フレーム画像データを外部に出力する。出力部105はまた、図4(6)に示すように、ファイル名生成部120により確定したファイル名のショット番号を、記録媒体119へのファイル記録と同期して外部に出力する。ショット番号は、記録媒体119へのファイル記録開始の直前のタイミング(図4では、カウント値が2のタイミング)で出力部105に設定される。これにより、出力部105は、フレーム3以降のフレームの画像データにショット番号を重畳できる。
記録終了時には、次のように動作する。図4に示す例では、圧縮伸長部104がフレーム1242を圧縮処理している間に、操作者が操作部107により記録終了指示をマイコン108に入力している。マイコン108は、この記録終了指示に従い、圧縮伸長部104に圧縮処理の終了を指示する。圧縮伸長部104は、図4(3)に示すように、マイコン108からの圧縮終了の指示に従い、適切なフレーム(図4ではフレーム1244)で、カウンタ回路115のカウント値の更新に同期して圧縮処理を終了する。なお、圧縮伸長部104は15フレームを一つのGOPとして符号化することが可能であり、このときには、圧縮伸長部104は、圧縮終了の指示に対して15の整数倍のフレームを単位として圧縮処理を終了する。全てIピクチャであるALL−Iで動画像を圧縮する場合には、このような制約は無く、圧縮伸長部104は、圧縮終了の指示に対してフレームの単位で圧縮処理を終了する。
記録再生部118は、図4(4)に示すように、圧縮伸長部104で圧縮された最後のフレーム(フレーム1244)を記録媒体119に記録して記録を終了し、関係するファイルをクローズする。記録再生部118による記録の終了は実質的に、カウンタ回路115のカウント値の更新に同期している。
マイコン108は、圧縮伸長部104の圧縮停止(又は記録媒体119への記録の終了)のタイミングでショット番号の出力を停止するように出力部105に指示する。出力部105は、図4(5)に示すように、操作者の記録終了指示とは無関係に画像データを出力し続ける。しかし、出力部105は、図4(6)に示すように、マイコン108からの指示に従い、記録媒体119への記録終了に対するカウンタ回路115のカウントアップのタイミングで、ショット番号の出力を終了する。
記録媒体119に記録すべき動画像でクリップブレイクが発生したときの動作を説明する。図5は、その動作タイミング例を示す。図5に示す例では、カウンタ回路115のカウント値が103から104に変化するタイミングで、クリックブレイクにより記録媒体119に記録されるファイルが更新される。図5(1)はカウンタ回路115のカウント値を示す。図5(2)は、カメラ信号処理部103から出力されDRAM111に書き込まれるフレーム画像を示す。図5(3)は、圧縮伸長部104が圧縮のためにDRAM111から読み込むフレーム画像を示す。図5(4)は、記録媒体119に記録されるファイルのファイル名を示す。図5(5)は、出力部105から出力されるフレーム画像を示す。図5(6)は、出力部105から出力されるショット番号を示す。
カメラ信号処理部103は、図5(2)に示すように、カウンタ回路115の出力カウント値に応じて、撮像素子102から出力される画像信号を所定形式の画像データに変換し、DRAM111に書き込む。
カウンタ回路115がカウントアップすると、図5(3)に示すように、圧縮伸長部104が、DRAM111からフレーム画像データを読み込み、圧縮符号化する。クリックブレイクに対して、圧縮伸長部104は、クリックブレイク直後のフレームに対して圧縮処理をリスタートする。図5に示す例では、フレーム103とフレーム104の間でクリックブレイクが発生しているので、マイコン108は、カウンタ回路115のカウント値が103の期間に、圧縮伸長部104に圧縮処理のリスタートを指示する。圧縮伸長部104は、この圧縮リスタートの指示に応じて、カウンタ回路115の出力カウント値がカウントアップしたタイミング(カウント値が104になるタイミング)で圧縮処理をリスタートする。クリックブレイクの発生前に、マイコン108はファイル名生成部120に指示して、クリックブレイク後のファイル名を生成させる。フレーム103までのファイルがクローズされ、フレーム104以降の動画像が、図5(4)に示すように、記録媒体119に新たなファイル名で記録される。ファイル名生成部120は、更新したファイル名(又はそのショット番号)を出力部105に通知する。
圧縮伸長部104の圧縮処理と並行に、出力部105が、図5(5)に示すように、カウンタ回路115のカウント値に同期して、フレーム画像データを外部に出力する。出力部105はまた、図5(6)に示すように、ファイル名生成部120により確定したファイル名のショット番号を、記録媒体119へのファイル記録と同期して外部に出力する。出力部105から出力されるショット番号は、記録媒体119に記録されるファイルの、クリックブレイクによる更新に対応して、更新される。
このような処理により、記録媒体119に記録されるフレーム画像のショット番号と、出力部105から外部に出力される動画像のアンシラリー情報に重畳されるショット番号との位相を合わせることができる。
図6、図7及び図8を参照して、記録媒体119への記録動作、出力部105の出力処理及び外部記録装置150の記録処理の動作を説明する。なお、記録モードは4K記録であり、出力部105は、記録開始/記録停止指示情報とショット番号を含むアンシラリー情報を4K画像のRAWデータに重畳してSDI端子から出力するとする。この設定の情報はRAM110に保持されており、マイコン108が各部に事前に設定している。
図6は、記録媒体119への記録動作の処理シーケンス例を示すフローチャートである。図6を参照して、動画像記録装置100が、カウンタ回路115に合わせて記録媒体119への記録を開始し、記録中にクリップブレイクし、記録を終了するまでの本実施例の処理例を説明する。
ステップS601では、マイコン108は、操作部107により記録開始指示が入力されたかどうかを判断する。記録開始要求があったら、マイコン108は、ステップS602に進む。
ステップS602で、マイコン108は、記録媒体119への記録を開始するフレームのカウント値を決定し、そのカウント値を出力部105に通知する。ステップS603で、記録開始カウント値の決定方法は、10の倍数など特定の値から開始する方法でも、操作部107から記録開始指示を受けたタイミングにより決定する方法でも、どちらでもよい。
ステップS603で、マイコン108は、記録媒体119に記録されるファイル名をファイル名生成部120に生成させ、ステップS604に進む。先に説明したように、ファイル名はショット番号を含む。
ステップS604で、マイコン108は、カウンタ回路115により生成されたカウント値が記録開始カウント値になったかどうかを判断する。記録開始カウント値になったら、マイコン108は、ステップS605に進む。
ステップS605で、マイコン108は、記録再生部118に指示して、圧縮伸長部104により圧縮された圧縮画像データを収容するためのファイルをファイル名生成部120により生成されたファイル名で記録媒体119に生成させる。その後、ステップS606で、マイコン108は、圧縮伸長部104に1フレームを圧縮させ、得られた圧縮画像データを記録再生部118により記録媒体119に記録させる。
ステップS607で、マイコン108が、クリックブレイクの必要性、例えば、記録開始から6時間経過したかどうかを判断する。マイコン108は、クリップブレイクが必要になければ、ステップS607を繰り返し、クリップブレイクが必要なら、ステップS608に進む。
ステップS608で、マイコン108は、クリップブレイクするフレームのカウント値を決定し、出力部105に通知する。ステップS609で、マイコン108は、ファイル名生成部120によりクリップブレイク後のファイルに付けるファイル名を決定させ、出力部105にファイル名に含まれるショット番号を通知する。出力部105は、先に説明したように、クリップブレイクするフレーム画像と同じフレーム画像が出力部105から出力されるタイミングに合わせてショット番号をアンシラリー情報として重畳して出力する。
ステップS610で、マイコン108は、カウンタ回路115により生成されたカウント値がクリップブレイクのカウント値になったか否かを判断する。クリップブレイクのカウント値になったら、マイコン108は、ステップS612へ進む。クリップブレイクするカウント値になっていない場合、マイコン108は、ステップS611に進む。ステップS611で、マイコン108は、圧縮伸長部104に圧縮を指示して1フレームを圧縮処理させ、ステップS610に進む。
ステップS612で、マイコン108は、クリップブレイク前のファイルに対してファイルをクローズするように記録再生部118に指示し、記録再生部118は、記録媒体119への書き込み処理を行い、ファイルをクローズする。その後、マイコン108は、ステップS613に進む。
ステップS613では、マイコン108は、ステップS609で決定したファイル名を使用してファイルを作成するように記録再生部118に指示し、記録再生部118は、記録媒体119にファイルをオープンする。その後、マイコン108は、ステップS614へ進む。
ステップS614で、マイコン108は、圧縮伸長部104に圧縮を指示して1フレーを圧縮処理させ、ステップS615に進む。
ステップS615で、マイコン108は、操作部107により記録停止指令が入力されたか否かを判断する。記録停止指令が入力した場合、マイコン108はステップS616に進み、記録停止指令が入力していない場合、マイコン108はステップS614に進む。
ステップS616で、マイコン108は、記録開始から現在までに圧縮された画像データのフレーム数を圧縮伸長部104から取得し、GOPの長さの倍数になっているか否かを判断し、記録を終了すべきフレームのカウント値を決定する。ALL−I記録の場合、マイコン108は、GOPの長さの倍数になっているかは気にせずに記録を終了すべきカウント値を決定できる。マイコン108は、決定したカウント値(記録終了カウント値)を出力部105に通知し、ステップS617に進む。
ステップS617で、マイコン108は、カウンタ回路115により生成されたカウント値が記録終了カウント値に到達したかどうかを判断する。記録終了カウント値に到達した場合、マイコン108はステップS619に進み、記録終了カウント値に到達していない場合、マイコン108はステップS618に進む。ステップS618で、マイコン108は、圧縮伸長部104に圧縮を指示して1フレーを圧縮処理させ、ステップS617に進む。
ステップS619で、マイコン108は、記録を終えたファイルのクローズを記録再生部118に指示し、記録再生部118は、この指示に従い記録媒体119への書き込み処理を終了しファイルをクローズする。マイコン108は、圧縮伸長部104を記録待機状態に遷移させる。
図7は、図6に対応する、出力部105の出力動作の処理シーケンス例のフローチャートを示す。図7を参照して、出力部105の、記録媒体119への記録動作に同期する、画像データとアンシラリー情報の出力処理を説明する。
ステップS701で、マイコン108は、DRAM111から画像データを読み出して出力部105に供給し、出力部105は、そのSDI端子から4K画像のRAWデータをディベイヤー処理無しで、即ちベイヤー配列に対応した画素配置の状態で出力する。ここでは、SDI端子から4K出力を行う場合、SMPTE ST 425の3G−SDIとSMPTE ST 372のDualLinkという規格に準拠して4K画像のRAWデータをベイヤー出力する場合を例に動作を説明する。
ステップS702で、マイコン108は、動画像記録装置100に記録媒体119が装填されているかどうか、そして、装填されている記録媒体が記録可能かどうかの情報を記録再生部118から取得する。記録媒体119が装填されていないか、装填されている記録媒体が記録可能でない場合、マイコン108はステップS701に戻る。
ステップS703で、マイコン108は、ステップS602で決定される記録開始カウント値を取得し、ステップS704に進む。
ステップS704で、マイコン108は、カウンタ回路115のカウント値が記録開始カウント値に到達したかどうかを判別する。記録開始カウント値に到達した場合、マイコン108はステップS705に進み、記録開始カウント値に到達していない場合、マイコン108はステップS701に戻る。
ステップS705で、マイコン108は、記録媒体119に記録されるべきファイルのファイル名からショット番号を取得し、ステップS706に進む。ステップS706で、マイコン108は、ステップS705で取得したショット番号を出力部105に供給し、ステップS707に進む。
ステップS707で、マイコン108は、DRAM111から画像データを読み出して出力部105に供給し、出力部105は、そのSDI端子から4K画像のRAWデータにショット番号を重畳してベイヤー出力し、ステップS708に進む。ステップS708で、マイコン108は、ステップS608で決定したクリップブレイクのカウント値を取得し、ステップS709に進む。
ステップS709で、マイコン108は、カウンタ回路115のカウント値がステップS708で取得したクリックブレイクのカウント値に到達したかどうかを判別する。クリックブレイクのカウント値に到達した場合、マイコン108はステップS710に進み、到達しない場合、マイコン108はステップS707に戻る。
ステップS710で、マイコン108は、クリップブレイク後に使用するファイル名(ステップS609)からショット番号を取得し、ステップS711に進む。ステップS711で、マイコン108は、ステップS710で取得したクリップブレイク後のショット番号を出力部105に供給し、出力部105にアンシラリー情報を更新させ、ステップS712に進む。
ステップS712で、ステップS707と同様に、マイコン108は、DRAM111から画像データ(4K画像のRAWデータ)を読み出して出力部105に供給し、出力部105は画像データにショット番号を重畳してベイヤー出力する。この後、マイコン108は、ステップS713に進む。出力部105は、図示しない音声入力手段により入力された音声データも、画像データ及びショット番号と同様に外部に出力する。ステップS713で、マイコン108は、ステップS706で決定された記録媒体119への記録を停止するフレームのカウント値(記録停止カウント値)を取得し、ステップS714に進む。
ステップS714で、マイコン108は、カウンタ回路115のカウント値が記録停止カウント値に到達したかどうかを判別する。記録停止カウント値に到達した場合、マイコン108はステップS715に進み、到達しない場合、マイコン108はステップS712に戻る。
ステップS715で、マイコン108は、記録再生部118に問い合わせて記録媒体119への記録終了を確認した上でショット番号を未確定とし、ステップS716に進む。ステップS716で、マイコン108は、ショット番号(未確定:No Information)を出力部105に供給し、出力部105はこのショット番号と記録停止を通知する情報とを含むアンシラリー情報を画像データに重畳して出力する。ステップS716の後、マイコン108は、図7に示す処理を終了する。
図8は、外部記録装置150における記録動作例のフローチャートを示す。外部記録装置150は予め、外部からの入力信号を記録できるモードに設定され、入力部151は、アンシラリー情報に含まれる記録開始/記録停止指示情報とショット番号を判別するように設定されているとする。このための設定情報は、RAM158に保持されている。外部記録装置150の記録開始又は記録停止を操作者が操作部155によりマイコン156に指示してもよいが、以下では、動画像記録装置100の記録開始と記録終了にそれぞれ同期させる例を説明する。
ステップS801で、マイコン156は、入力部151に映像信号の同期信号が入力しているか否かを判別する。外部からの映像同期信号が検出された場合、マイコン156はステップS802に進み、そうでない場合、ステップS801を繰り返す。すなわち、外部記録装置150は、映像信号入力を待機する。
ステップS802で、マイコン156は、入力部151の入力信号からアンシラリー情報を取得し、ステップS803に進む。ここでは、アンシラリー情報は、ショット番号、記録開始/記録停止通知情報及びタイムコード等を含む。
ステップS803で、マイコン156は、入力部151からのアンシラリー情報に記録開始通知を示す情報が重畳されているかを判別する。記録開始通知の情報が重畳されている場合、マイコン156は、ステップS804に進み、そうでない場合、マイコン156はステップS803に戻り、記録開始通知の情報の入力を待つ。
ステップS804で、マイコン156は、入力部151からのアンシラリー情報の中にショット番号が含まれているか否かを判別する。ショット番号が含まれる場合、マイコン156はステップS805に進み、含まれない場合、マイコン156はステップS806に進む。
ステップS805で、マイコン156は、入力部151の入力信号からショット番号を取得し、記録再生部160にショット番号を含んだファイル名を通知する。
ステップS806で、マイコン156は、入力部151の入力信号から映像信号と音声信号を分離し、映像信号を現像部152に、音声信号を圧縮伸長部163にそれぞれ供給し、ステップS807に進む。ステップS807で、現像部152は、ステップS806で入力された映像信号のRAWデータにディベイヤー処理を行ってRGB画像データに変換し、DPXファイル等の一般的なファイルフォーマットでDRAM159に書き込む。
ステップS807に続くステップS808で、マイコン156は、DRAM159のDPXファイルを記録媒体161に書きむように記録再生部160に指示する。ステップS805でショット番号が取得できている場合、記録再生部160は、図3(b)のクリックブレイク前の例のように、ショット番号(A001C001)を含むファイル名でDPXファイルを記録媒体161に書き込む。クリックブレイクが起きた後では、記録再生部160は、図3(b)のクリックブレイク後の例のように、更新されたショット番号(A001C002)を含むファイル名のDPXファイルを記録媒体161に書き込む。音声データもWAVファイルとしてDPXファイルと同様、記録媒体161に書き込まれる。
ステップS809で、マイコン156は、ステップS808で書き込まれたDPXファイルをクローズするように記録再生部160に指示し、記録再生部160はクローズ処理を実行する。本実施例では、フレーム毎に4K画像のDPXファイルが生成されるので、1フレーム毎にDPXファイルのクローズ処理が必要となる。
ステップS810で、マイコン156は、入力部151のアンシラリー情報に記録停止通知が含まれるかどうかを判断する。記録停止通知が含まれない場合、マイコン156は、ステップS804に戻る。記録停止通知が含まれる場合、ステップS811で、マイコン156は、DPXファイル、WAVファイル及び管理ファイル等の関連するファイルをクローズするように記録再生部160に指示し、記録再生部160は指示されたクローズ処理を実行する。これにより、マイコン156は、図8に示す処理を終了する。
図9(a)は、動画像記録装置100の記録モードの設定画面例を示す。図9(b)は、動画像記録装置100の外部出力モードの設定画面例を示す。図9(c)は、外部記録装置150への出力中の情報表示画面例を示す。図10は、図9(c)に示す情報表示画面において各段階で表示される情報例を示す。
図9(a)に示す設定画面902では、4K画像を30p(秒30フレームのプログレッシブ)、全フレームをIピクチャで記録する記録モードが選択されている。30pの代わりに、24pを選択可能である。図9(b)に示す設定画面904では、4KのRAW画像を30pで出力する外部出力モードが選択されている。外部出力モードでも、30pの代わりに24pが選択可能であり、オフ(出力なし)も選択可能である。
図9及び図10を参照して、動画像記録装置100の記録モードと外部出力モードの設定、並びに、記録開始からクリックブレイクを介して記録停止に至るまでの動作での表示情報の変遷を説明する。操作者は操作部107を使ってマイコン108に図9(a)、(b)に示す設定画面902,904を表示部117に表示させ、それぞれ所望の記録モード及び外部出力モードを設定する。
図9(c)に例示する情報表示画面は動画像記録装置100の動作中に表示部117に表示される。表示欄906には、記録媒体119の残記録時間が表示される。表示欄908には、記録媒体119への記録待機(「スタンバイ」(STANBY)または「記録中」(● REC))が表示される。表示欄910には、記録媒体119に記録された動画のタイムコードが表示される。表示欄912には、記録スタンバイまたは記録中の動画のショット番号、または出力モードが表示される。表示欄914には、出力部105から出力されている映像信号のショット番号(SN)が表示される。
スタンバイ状態で、表示欄906〜914は、例えば、図10の例1に示す表示内容または状態になっているとする。表示欄914の「非表示」は、表示欄914自体が画面に表示されないことを示す。
図10の例1に示す状態から記録開始し、1分経過したときには、例えば、図10の例2に示す表示内容になる。残記録時間(表示欄906)が1分、減少し、表示欄908は記録中を示す「● REC」」となる。タイムコードを示す表示欄910は、1分の経過を示している。
図10の例3は、記録時間が6時間10分経過した状態の表示例になっている。残記録時間(表示欄906)が例1の値から6時間10分、減少している。表示欄908は、記録中を示す「● REC」」のままである。表示欄910のタイムコードは、6時間10分の経過を示している。先に説明したように、6時間相当の記録でクリップブレイクが発生するので、ショット番号を示す表示欄912は、当初の「A001C001」から「A001C002」に切り替わっている。
図10の例4は、図10の例3の状態から20分、記録を行った後に記録停止した結果を示す。残記録時間(表示欄906)が、例3の値からさらに20分、減少している。表示欄908は、記録待機を示す「STANBY」に変わる。表示欄910のタイムコードは、例3のときより20分、経過している。記録停止によりクリップ番号がインクリメントされ、その結果、表示欄912は、「A001C003」になる。
図10の例5〜例8は、動画像記録装置100での記録と外部記録装置150への出力が行われる場合の表示例を示す。ここでは、外部記録装置150への出力モードは、「4K 30p RAW」モードに設定されている。
図10の例5は、例1に対応する状態であり、表示欄906には、残記録時間31100分が表示され、表示欄908には記録待機を示す「STANBY」が表示されている。表示欄910には、記録を開始していないのでタイムコード「00:00:00:00」が表示され、表示欄912には、出力モード「4K 30p RAW」が表示されている。動画像記録装置100での記録が開始されていないので、ショット番号は、検知できないか、出力部105から出力されていない状態にある。この時、表示欄914には、このような状態を示すバー表示「SN:-------」になる。
図10の例6は、例5に示す状態で記録開始して、1分、経過したときの表示内容を示す。残記録時間(表示欄906)が1分、減少し、表示欄908は記録中を示す「● REC」」となる。タイムコードを示す表示欄910は、1分の経過を示し、表示欄912には、出力モード「4K 30p RAW」が表示されている。表示欄914には、出力部105から出力されるアンシラリー情報に含まれるショット番号「SN:A001C001」が表示される。
図10の例7は、記録時間が6時間10分経過した状態の表示例になっている。残記録時間(表示欄906)が例5の値から6時間10分、減少している。表示欄910のタイムコードは、6時間10分の経過を示している。先に説明したように、6時間相当の記録でクリップブレイクが発生するので、ショット番号を示す表示欄914は、例6における「SN:A001C001」から「SN:A001C002」に切り替わっている。
図10の例8は、図10の例7の状態から20分、記録を行った後に記録停止した結果を示す。残記録時間(表示欄906)が、例7の値からさらに20分、減少している。表示欄908は、記録待機を示す「STANBY」に変わる。表示欄910のタイムコードは、例3のときより20分、経過している。記録停止によりクリップ番号がインクリメントされるが、出力部105は記録停止によりアンシラリー情報の出力を停止しているので、表示欄914の表示は、「SN:-------」になる。
以上のように、本実施例によれば、動画像記録装置100と外部記録装置150が、同じ動画像を記録する際に、互いに関連付けることができる。これにより、例えば、記録された動画像をさらに別の装置、たとえばコンピュータに転送死して編集等を行う場合にも、所望の動画像を容易に発見することができる。
図11は、本発明に係る動画像記録装置の実施例2の概略構成ブロック図を示す。図1に示す実施例と同じ構成要素には同じ符号を付してある。
図11に示す動画像記録装置1100は、動画像記録装置100に対して記録再生部1118と記録媒体1119が追加されている。記録再生部1118は、DRAM111の圧縮画像データを記録媒体1119に書き込むことができる。記録媒体1119は、動画像記録装置1100に着脱可能である。
マイコン1108は、マイコン108の機能に加えて、記録媒体119、1119間でのリレー記録を制御する機能を具備する。リレー記録は記録中に記録先の記録媒体を変更して記録動作を継続する動作をいう。これにより、単体の記録媒体の容量に制限されずに、より長時間の記録が可能になる。
記録媒体119から記録媒体1119に記録をリレーするリレー記録の例を、図12に示す。図12(a)は記録媒体119のフォルダ/ファイル構成例(リレー前)を示し、図12(b)は、記録媒体1119のフォルダ/ファイル構成例(リレー後)を示す。マイコン1108は、図12(a)に示すように、あるクリップのファイルを記録媒体119に記録する。記録媒体119に空きが無くなるか記録継続のための余裕が無くなると、マイコン1108は、記録先を記録媒体1119に切り替え、記録媒体119のファイルをクローズし、クリップ番号をインクリメントして、記録先を1119に切り替える。これにより、記録媒体119に直前に記録されたクリップに続くクリップのファイルが、図12(b)に示すように、インクリメントされたクリップ番号を含むファイル名で記録媒体1119に記録される。
記録媒体119、1119への記録と、インクリメントされたクリップ番号を含むショット番号の出力部105による出力との同期は、実施例1と同様である。この動作を図13に示すタイミング図を参照して、説明する。
図13に示す例では、カウンタ回路115のカウント値が103から104に変化するタイミングで、リレー記録による記録先の変更が行われる。図13(1)はカウンタ回路115のカウント値を示す。図13(2)は、カメラ信号処理部103から出力されDRAM111に書き込まれるフレーム画像を示す。図13(3)は、圧縮伸長部104が圧縮のためにDRAM111から読み込むフレーム画像を示す。図13(4)は、記録媒体119に記録されるファイルのファイル名を示す。図13(5)は、記録媒体1119に記録されるファイルのファイル名を示す。図13(6)は、出力部105から出力されるフレーム画像を示す。図13(7)は、出力部105から出力されるショット番号を示す。
記録先の変更はファイルの切り替えでもあるので、圧縮伸長部104による圧縮の単位(例えば、GOPの単位)に合わせる必要がある。マイコン1108は、このタイミングを考慮して、圧縮伸長部104の圧縮動作及び記録再生部118、1119による記録ファイルの切り替えを制御する。
カメラ信号処理部103は、図13(2)に示すように、カウンタ回路115の出力カウント値に応じて、撮像素子102から出力される画像信号を所定形式の画像データに変換し、DRAM111に書き込む。
カウンタ回路115がカウントアップすると、図13(3)に示すように、圧縮伸長部104が、DRAM111からフレーム画像データを読み込み、圧縮符号化する。リレー記録に対して、圧縮伸長部104は、記録先の切り替え後のフレームに対して圧縮処理をリスタートする。図13に示す例では、フレーム103とフレーム104の間でリレー記録(記録先の切り替え)が発生しているので、マイコン108は、カウンタ回路115のカウント値が103の期間に、圧縮伸長部104に圧縮処理のリスタートを指示する。圧縮伸長部104は、この圧縮リスタートの指示に応じて、カウンタ回路115の出力カウント値がカウントアップしたタイミング(カウント値が104になるタイミング)で圧縮処理をリスタートする。記録先の切り替え直前に、マイコン108はファイル名生成部120に指示して、記録先の切り替え後のファイル名を生成させる。フレーム103までの記録媒体119へのファイルが図13(4)に示すようにクローズされ、フレーム104以降の動画像が、図13(5)に示すように、記録媒体1119に新たなファイル名で記録される。ファイル名生成部120は、更新したファイル名(又はそのショット番号)を出力部105に通知する。
圧縮伸長部104の圧縮処理と並行に、出力部105が、図13(6)に示すように、カウンタ回路115のカウント値に同期して、フレーム画像データを外部に出力する。出力部105はまた、図13(7)に示すように、ファイル名生成部120により確定したファイル名のショット番号を、記録媒体119,1119へのファイル記録と同期して外部に出力する。出力部105から出力されるショット番号は、記録先(記録媒体119,1119)の切り替えに応じて更新される。
図14及び図15を参照して、記録媒体119,1119への記録動作及び出力部105の出力処理の動作を説明する。なお、記録モードは4K記録であり、出力部105は、記録開始/記録停止指示情報とショット番号を含むアンシラリー情報を4K画像のRAWデータに重畳してSDI端子から出力するとする。この設定及びリレー記録有効の設定の情報はRAM110に保持されており、マイコン1108が各部に事前に設定している。
図14は、記録媒体119、1119へのリレー記録動作の処理シーケンス例を示すフローチャートである。図14を参照して、動画像記録装置1100が、カウンタ回路115に合わせて記録媒体119への記録からリレー記録により記録媒体1119への記録に切り替える動作を説明する。
リレー記録は必然的にクリップの切り替え、すなわちファイルの切り替えを伴うことから、基本的には、図6に示す処理と類似している。
図14のステップS1401〜ステップS1406の処理は、図6のステップS601〜ステップS606の処理と同じであるので、説明を省略する。
ステップS1407で、マイコン1108は、クリックブレイク(ステップS607)に代えて、リレー記録の要否を判定する。ステップS1408で、マイコン1108は、リレー記録による記録媒体の切り替えを行なうべきフレームに対応するカウンタ回路115のカウント値(リレー記録カウント値)を決定し、出力部105に通知する。
ステップS1410で、マイコン1108は、カウンタ回路115のカウント値がリレー記録カウント値に到達したかどうかを判別し、到達するまでステップS1411で1フレーム記録を繰り返す。ステップS1410でカウンタ回路115のカウント値がリレー記録カウント値に到達すると、ステップS1412で、マイコン1108は、記録先を記録媒体119から記録媒体1119に切り替える。
以後のステップS1413〜S1420の処理は、図6のステップS612〜S619の処理と同じであるので、説明を省略する。
図15は、図14に対応する、出力部105の出力動作の処理シーケンス例のフローチャートを示す。図15を参照して、リレー記録動作に同期する、出力部105の画像データとアンシラリー情報の出力処理を説明する。クリックブレイクをリレー記録に対応させることを除いては、図7に示すフロート同様である。
ステップS1508で、マイコン1108は、ステップS1408で決定したリレー記録カウント値をクリックブレイクカウント値の代わりに取得する。ステップS1509で、マイコン1108は、カウンタ回路115のカウント値がステップS1508で取得したリレー記録カウント値に到達したかどうかを判別する。これら以外の、ステップS1501〜S1507,S1510〜S1516の処理は、図7のステップS701〜S707,S710〜S716の処理と同じである。
図16(a)はリレー記録の設定画面例を示し、図16(b)は、リレー記録で表示される情報表示画面例を示す。マイコン1108は、表示部117に撮影画像に重ねて、図16(a)に示すような設定画面1602を表示する。操作者は操作部107を使って、リレー記録のオン/オフを設定する。
マイコン1108は、図16(b)に例示する情報表示画面を動画像記録装置100の動作中に表示部117に表示する。表示欄1604には、記録媒体ごと残記録時間、すなわち記録媒体119,1119の残記録時間が表示される。表示欄1606には、記録媒体119,1119のうちの記録先に指定されている方への記録待機(「スタンバイ」(STANBY)または「記録中」(● REC))が表示される。表示欄1608には、記録された動画のタイムコードが表示される。表示欄1610には、記録スタンバイまたは記録中の動画のショット番号が表示される。
図17は、動画像記録装置1100の各段階で表示欄1604〜1610に表示される情報例を示す。スタンバイ状態で、表示欄1604〜1610は、例えば、図17の例1に示す表示内容または状態になっているとする。ここでは、記録媒体119(媒体1)の残記録時間が60分で、記録媒体1119(媒体2)の残記録時間が3600分であるとしている。記録媒体119,1119のうち、記録先に指定されている方の左側に、記録先を示す三角マークが表示される。
図17の例1に示す状態から記録開始し、1分経過したときには、例えば、図17の例2に示す表示内容になる。記録媒体119(媒体1)の残記録時間が1分、減少して59分になるが、記録媒体1119(媒体2)の残記録時間はそのままの3600分である(表示欄1604)。媒体1の左側には記録先を示す三角マークが表示される。表示欄1606は、記録中を示す「● REC」」となり、タイムコードを示す表示欄1608は、1分の経過を示している。ショット番号を示す表示欄1610は、例1のそれと変わらず、「A001C001」のままである。
図17の例3は、記録時間が1時間10分経過した状態の表示例になっている。表示欄1604で、記録媒体119(媒体1)の残記録時間が無いこと(「END」)が表示され、記録媒体1119(媒体2)の残記録時間が例1、2から10分、減少している。媒体2の左側には記録先を示す三角マークが表示される。表示欄1606は、記録中を示す「● REC」」のままである。表示欄1608のタイムコードは、1時間10分の経過を示している。記録先の切り替えによりクリップ番号がインクリメントされるので、ショット番号を示す表示欄1610は、当初の「A001C001」から「A001C002」に切り替わっている。
図17の例4は、図17の例3の状態から20分、記録を行った後に記録停止した結果を示す。表示欄1604で、記録媒体119(媒体1)の残記録時間が無いこと(「END」)が表示され、記録媒体1119(媒体2)の残記録時間が例3から20分、減少している。表示欄1608のタイムコードは、1時間30分の経過を示している。記録停止によりクリップ番号がインクリメントされ、その結果、表示欄1610は、「A001C003」になる。
このように、リレー記録の場合もクリップブレイクの場合と同様に、動画像記録装置1100での動画記録と、外部記録装置150での動画記録をショット番号により関連付けることができる。これにより、他装置上での編集などのために所望の動画を発見しやすくなり、編集などを迅速に実行できるようになる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
また、上述の実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、記録媒体から直接、或いは有線/無線通信を用いてプログラムを実行可能なコンピュータを有するシステム又は装置に供給し、そのプログラムを実行する場合も本発明に含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータに供給、インストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も本発明に含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、ハードディスク、磁気テープ等の磁気記録媒体、光/光磁気記憶媒体、不揮発性の半導体メモリでもよい。
また、プログラムの供給方法としては、コンピュータネットワーク上のサーバに本発明を形成するコンピュータプログラムを記憶し、接続のあったクライアントコンピュータはがコンピュータプログラムをダウンロードしてプログラムするような方法も考えられる。

Claims (6)

  1. 動画像をそのクリップを単位に記録媒体に記録する動画像記録装置であって、
    前記動画像を圧縮し、圧縮画像データを出力する圧縮手段と、
    前記クリップを示すクリップ番号を含むファイル名を生成するファイル名生成手段と、
    前記圧縮画像データを前記クリップごとに前記ファイル名生成手段により生成される前記ファイル名で前記記録媒体に記録する記録手段と、
    前記動画像の画像データを、対応する前記クリップ番号を含む識別情報を重畳して外部に出力する出力手段
    とを有することを特徴とする動画像記録装置。
  2. さらに、前記動画像のフレームに対応するカウント値を生成するカウンタ手段を有し、前記出力手段は、前記カウント値に従って、前記動画像の画像データを、対応する前記クリップ番号を含む情報を重畳して外部に出力することを特徴とする請求項1に記載の動画像記録装置。
  3. 前記クリップの長さが時間で規定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の動画像記録装置。
  4. 前記クリップのサイズが、前記記録媒体のファイルシステム上の制限により規定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の動画像記録装置。
  5. 前記記録手段は、前記記録媒体とは異なる記録媒体に前記圧縮画像データをリレー記録することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の動画像記録装置。
  6. 前記出力手段が、前記記録手段による記録開始及び記録終了に同期して、それぞれを示す記録開始指示及び記録終了指示を出力することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の動画像記録装置。
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