JP2016167494A - 熱電変換デバイス - Google Patents
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Abstract
【課題】 パッケージからペルチェ素子に熱が伝わることによる冷却効率の低下が抑えられた熱電変換デバイスを提供する。
【解決手段】 放熱基板13の給電側端面を除く他の3端面に対面するパッケージ20の3側面のうち、それらにそれぞれ対面する冷却基板12の端面との間の距離が最も短い側面を近接側面と定義したとき、近接側面とそれに対面する放熱基板13の端面との間の距離よりも、近接側面とそれに対面する冷却基板12の端面との間の距離が長くなるように、冷却基板12が形成されている、熱電変換デバイス1Aとすること。
【選択図】 図1
【解決手段】 放熱基板13の給電側端面を除く他の3端面に対面するパッケージ20の3側面のうち、それらにそれぞれ対面する冷却基板12の端面との間の距離が最も短い側面を近接側面と定義したとき、近接側面とそれに対面する放熱基板13の端面との間の距離よりも、近接側面とそれに対面する冷却基板12の端面との間の距離が長くなるように、冷却基板12が形成されている、熱電変換デバイス1Aとすること。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ペルチェ素子を用いた熱電変換デバイスに関する。
n型半導体とp型半導体が金属電極を介して交互に接続されてなるペルチェ素子は、吸熱面及びその反対側の発熱面を有し、通電されることによって、電気エネルギーを熱エネルギーに変換する。そして、吸熱面にて冷熱を発生し発熱面にて温熱を発生する。このようなペルチェ素子を利用して、様々な部材の冷却、加熱、或いは温調を行うことができる。例えば、ペルチェ素子を用いた熱電変換デバイスによって、発振周波数の温度依存性が大きいレーザーダイオードが一定の温度に温調される。
ペルチェ素子を用いた熱電変換デバイスは、一般的に、上記のように構成されたペルチェ素子と、ペルチェ素子の吸熱面に対面接触する冷却基板と、ペルチェ素子の発熱面に対面接触する放熱基板と、を有するペルチェモジュールと、このペルチェモジュールを内部に収容するパッケージとを備える。
特許文献1は、パッケージ内に位置規定体を設け、この位置規定体にペルチェモジュールの基板(放熱基板及び冷却基板)及びサブキャリアを突き当てることにより、パッケージ内でのペルチェモジュールの位置決めがなされた熱電変換デバイス(光電子装置)を開示する。
(発明が解決しようとする課題)
特許文献1によれば、位置規定体に冷却基板が接触しているため、位置規定体を介して、パッケージの熱が冷却基板に伝達される。また、位置規定体に放熱基板及び冷却基板が接触しているため、放熱基板の熱が位置規定体を介して冷却基板に伝達される。こうした熱伝達が過度に発生する場合、冷却基板の冷却効率が低下し、その結果、冷却基板に搭載される部材(以下、被温調体)の温度調整が十分に行われないという問題を発生する虞がある。
特許文献1によれば、位置規定体に冷却基板が接触しているため、位置規定体を介して、パッケージの熱が冷却基板に伝達される。また、位置規定体に放熱基板及び冷却基板が接触しているため、放熱基板の熱が位置規定体を介して冷却基板に伝達される。こうした熱伝達が過度に発生する場合、冷却基板の冷却効率が低下し、その結果、冷却基板に搭載される部材(以下、被温調体)の温度調整が十分に行われないという問題を発生する虞がある。
本発明は、冷却基板又は放熱基板のいずれかに搭載される被温調体の温度調整が十分に行われるように構成された熱電変換デバイスを提供することを、目的とする
(課題を解決するための手段)
本発明は、n型半導体(111)とp型半導体(112)が金属電極(113,114)を介して交互に接続されてなるとともに、吸熱面(11a)及びその反対側の発熱面(11b)を有し、通電されることにより吸熱面にて冷熱を発生し発熱面にて温熱を発生するペルチェ素子(11)と、4端面(121,122,123,124)に囲まれることによって矩形状に形成された表面(12a)及びその反対側の裏面(12b)を有し、その表面にてペルチェ素子の吸熱面に対面接触する冷却基板(12)と、4端面(131,132,133,134)に囲まれることによって矩形状に形成された表面(13a)及びその反対側の裏面(13b)を有し、その表面にてペルチェ素子の発熱面に対面接触する放熱基板(13)と、を有するペルチェモジュール(10)と、矩形状の底面(21)及び底面の4辺から立設した4側面(221,222,223,224)を有するパッケージ(20)と、を備える熱電変換デバイスであって、ペルチェモジュールは、冷却基板と放熱基板のいずれか一方を第一基板とし、いずれか他方を第二基板とした場合、第一基板がパッケージの底面に接触し、且つ、第一基板の4端面及び第二基板の4端面がパッケージのそれぞれの側面に対して対面配置するように、パッケージ内に配設され、第一基板の表面であって第一基板の4端面のうちの1端面である給電側端面に近い位置にて、ペルチェ素子に通電する電力を供給するための給電用電極部材(115,116,14,15)が取り付けられており、第一基板の給電側端面を除く他の3端面に対面するパッケージの3側面のうち、それらにそれぞれ対面する第一基板の端面との間の距離が最も短い側面を近接側面と定義したとき、近接側面とそれに対面する第一基板の端面との間の距離よりも、近接側面とそれに対面する第二基板の端面との間の距離が長くなるように、第二基板が形成されている、熱電変換デバイスを提供する。
本発明は、n型半導体(111)とp型半導体(112)が金属電極(113,114)を介して交互に接続されてなるとともに、吸熱面(11a)及びその反対側の発熱面(11b)を有し、通電されることにより吸熱面にて冷熱を発生し発熱面にて温熱を発生するペルチェ素子(11)と、4端面(121,122,123,124)に囲まれることによって矩形状に形成された表面(12a)及びその反対側の裏面(12b)を有し、その表面にてペルチェ素子の吸熱面に対面接触する冷却基板(12)と、4端面(131,132,133,134)に囲まれることによって矩形状に形成された表面(13a)及びその反対側の裏面(13b)を有し、その表面にてペルチェ素子の発熱面に対面接触する放熱基板(13)と、を有するペルチェモジュール(10)と、矩形状の底面(21)及び底面の4辺から立設した4側面(221,222,223,224)を有するパッケージ(20)と、を備える熱電変換デバイスであって、ペルチェモジュールは、冷却基板と放熱基板のいずれか一方を第一基板とし、いずれか他方を第二基板とした場合、第一基板がパッケージの底面に接触し、且つ、第一基板の4端面及び第二基板の4端面がパッケージのそれぞれの側面に対して対面配置するように、パッケージ内に配設され、第一基板の表面であって第一基板の4端面のうちの1端面である給電側端面に近い位置にて、ペルチェ素子に通電する電力を供給するための給電用電極部材(115,116,14,15)が取り付けられており、第一基板の給電側端面を除く他の3端面に対面するパッケージの3側面のうち、それらにそれぞれ対面する第一基板の端面との間の距離が最も短い側面を近接側面と定義したとき、近接側面とそれに対面する第一基板の端面との間の距離よりも、近接側面とそれに対面する第二基板の端面との間の距離が長くなるように、第二基板が形成されている、熱電変換デバイスを提供する。
本発明によれば、ペルチェモジュールに備えられる放熱基板と冷却基板のうちのいずれか一方の基板である第一基板が、パッケージの底面に接触する。一方、いずれか他方の基板である第二基板には被温調体が搭載される。また、第一基板の端面に最も近接しているパッケージの側面、すなわち、ペルチェモジュールに最も近接しているパッケージの側面を近接側面と定義したとき、近接側面と第二基板との間の距離が、近接側面と第一基板との間の距離よりも長くされる。つまり、第一基板に最も近いパッケージの側面から第二基板までの距離が、その側面から第一基板までの距離よりも、大きくされる。このため、パッケージの近接側面から第二基板に熱がより伝わり難い。よって、パッケージから第二基板に熱が伝わることによる第二基板の温調効率の低下を抑えることができる。これにより、第二基板に搭載される被温調体の温度調整を十分に行うことができる。
また、本発明において、パッケージの近接側面に対面する第一基板の端面は、近接側面に接触していてもよい。これによれば、第一基板の端面をパッケージの近接側面に接触させることによって、パッケージ内でペルチェモジュールを位置決めすることができる。また、こうして第一基板の端面がパッケージの近接側面に接触している場合においても、第二基板はパッケージの近接側面と一定の距離を隔ててパッケージ内に配設される。このため、パッケージの近接側面から第二基板に熱が伝わり難い。よって、パッケージから第二基板に熱が伝わることによる温調効率の低下を抑えることができる。
この場合、パッケージの近接側面に接触している第一基板の端面には、それが近接側面と底面との境界部分に接触しないように、切欠き(135)が形成されていてもよい。パッケージの底面を形成する底板とパッケージの近接側面を形成する側板が、はんだ等の接合部材で接合されている場合、底面と近接側面との境界に接合部材のフィレットが形成される場合がある。このとき、第一基板の端面に切欠きが形成されていれば、上記したフィレットに干渉することなく、第一基板の端面をパッケージの近接側面に対面接触させることができる。
また、本発明は、n型半導体(111)とp型半導体(112)が金属電極(113,114)を介して交互に接続されてなるとともに、吸熱面(11a)及びその反対側の発熱面(11b)を有し、通電されることにより吸熱面にて冷熱を発生し発熱面にて温熱を発生するペルチェ素子(11)と、4端面(121,122,123,124)に囲まれることによって矩形状に形成された表面(12a)及びその反対側の裏面(12b)を有し、その表面にてペルチェ素子の吸熱面に対面接触する冷却基板(12)と、4端面(131,132,133,134)に囲まれることにより矩形状に形成された表面(13a)及びその反対側の裏面(13b)を有し、その表面にてペルチェ素子の発熱面に対面接触する放熱基板(13)と、を有するペルチェモジュール(10)と、矩形状の底面(21)及び底面の4辺から立設した4側面(221,222,223,224)を有するパッケージ(20)と、を備える熱電変換デバイスであって、ペルチェモジュールは、冷却基板と放熱基板のいずれか一方を第一基板とし、いずれか他方を第二基板とした場合、第一基板がパッケージの底面に接触し、且つ、第一基板の4端面及び第二基板の4端面がパッケージのそれぞれの側面に対して対面配置するように、パッケージ内に配設され、第一基板の表面であって第一基板の4端面のうちの1端面である給電側端面に近い位置にて、ペルチェ素子に通電する電力を供給するための給電用電極部材(115,116,14,15)が取り付けられており、第一基板の給電側端面を除く他の3端面の少なくとも1端面が、その端面に対面するパッケージの側面に接触しており、第一基板の端面が接触しているパッケージの側面に対面する第二基板の端面が、それに対面するパッケージの側面に接触しないように、第二基板が形成されている、熱電変換デバイスを提供する。この場合、パッケージの側面に接触している第一基板の端面には、それがパッケージの側面と底面との境界部分に接触しないように、切欠き(135)が形成されていてもよい。
これによれば、第一基板の少なくとも1つの端面がパッケージの側面に接触しているため、パッケージ内にてペルチェモジュールを位置決めすることができる。また、第一基板の端面がパッケージの側面に接触している場合であっても、その第一基板の端面が接触しているパッケージの側面には、第二基板の端面が接触していない。このため、パッケージの側面から第二基板に熱が伝わり難い。よって、パッケージから冷却基板に熱が伝わることによる冷却効率の低下を抑えることができる。これにより、第二基板に搭載される被温調体の温度調整を十分に行うことができる。
(第一実施形態)
以下、本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の第一実施形態に係る熱電変換デバイスを示す図であり、図1(a)が平面図、図1(b)が図1(a)のA−A断面図である。図1に示すように、本実施形態に係る熱電変換デバイス1Aは、ペルチェモジュール10と、パッケージ20とを備える。
以下、本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の第一実施形態に係る熱電変換デバイスを示す図であり、図1(a)が平面図、図1(b)が図1(a)のA−A断面図である。図1に示すように、本実施形態に係る熱電変換デバイス1Aは、ペルチェモジュール10と、パッケージ20とを備える。
図1(b)に示すように、ペルチェモジュール10は、ペルチェ素子11と、冷却基板12(第二基板)と、放熱基板13(第一基板)とを備える。ペルチェ素子11は、複数のn型半導体チップ111と複数のp型半導体チップ112が、複数の平板状の金属電極113及び複数の平板状の金属電極114を介して交互に接続されることによって構成される。金属電極113は、図1(b)においてn型半導体チップ111の上面とp型半導体チップ112の上面とを接続し、金属電極114は、図1(b)においてn型半導体チップ111の下面とp型半導体チップ112の下面とを接続する。n型半導体チップ111及びp型半導体チップ112の構成材料として、例えばビスマス−テルル系の熱電素子材料が例示できる。金属電極113,114として、例えば銅電極が例示できる。
ペルチェ素子11は、吸熱面11a及び発熱面11bを有し、通電されることによって、吸熱面11aにて吸熱して冷熱を発生し、発熱面11bにて発熱して温熱を発生する。吸熱面11aは、n型半導体チップ111側からp型半導体チップ112側に電流が流れるように両半導体チップを接続する金属電極により構成される。発熱面11bは、p型半導体チップ112側からn型半導体チップ111側に電流が流れるように両半導体を接続する金属電極により構成される。図1(b)においては、n型半導体チップ111の上面とp型半導体チップ112の上面とを接続する金属電極113が吸熱面11aを構成し、n型半導体チップ111の下面とp型半導体チップ112の下面とを接続する金属電極114が発熱面11bを構成する。
冷却基板12は、平板状に構成されており、平面視にて矩形状を呈する。この冷却基板12は、4端面に囲まれることによって矩形状に形成された表面12a及びその反対側の裏面12bを有する。同様に、放熱基板13も、平板状に構成されており、平面視にて矩形状を呈する。この放熱基板13は、4端面に囲まれることによって矩形状に形成された表面13a及びその反対側の裏面13bを有する。冷却基板12及び放熱基板13は、熱伝導性の良好な絶縁材料(例えばアルミナ、窒化アルミ等のセラミックス材料)により構成される。
冷却基板12及び放熱基板13は、それぞれの表面12aと表面13aが所定の間隔を隔てて対面配置するように、配設されている。そして、両基板12,13間に、ペルチェ素子11が配設される。このとき、ペルチェ素子11の吸熱面11a(金属電極113)に冷却基板12の表面12aが対面接触し、ペルチェ素子11の発熱面11b(金属電極114)に放熱基板13の表面13aが対面接触する。なお、実際の作製においては、冷却基板12の表面12a及び放熱基板13の表面13aに予め金属電極のパターンを形成しておき、形成したパターン上にn型半導体チップ111及びp型半導体チップを載せ、はんだ等の接合剤によって、n型半導体チップ111及びp型半導体チップ112を金属電極113,114に接合する。
冷却基板12の裏面12bには、熱電変換デバイス1Aによって、冷却、或いは、温調される部品(被温調体)OBが搭載される。被温調体として、レーザーダイオードが例示できるが、この限りでない。
パッケージ20は、内部空間が設けられた箱状部材である。パッケージ20の内部空間は、矩形状の底面21と、底面21の4辺から立設した4側面(第一側面221,第二側面222,第三側面223,第四側面224)とにより囲まれた空間により形成される。このパッケージ20の内部空間にペルチェモジュール10が収容される。なお、図1に示すパッケージ20の上部は開口しているが、この開口が塞がれて、パッケージ20の内部空間が密閉されていてもよい。パッケージ20は、例えばコバール(Fe−Ni−Co合金)により構成される。
ペルチェモジュール10は、その放熱基板13の裏面13bがパッケージ20の底面21に対面接触するように、パッケージ20の内部に配設される。このとき、ペルチェモジュール10の冷却基板12の4端面(第一端面121,第二端面122,第三端面123,第四端面124)、及び、放熱基板13の4端面(第一端面131,第二端面132,第三端面133,第四端面134)が、パッケージ20の4側面221,222,223,224に対して対面配置する。具体的には、冷却基板12の第一端面121及び放熱基板13の第一端面131が、パッケージ20の第一側面221に対面配置し、冷却基板12の第二端面122及び放熱基板13の第二端面132が、パッケージ20の第二側面222に対面配置し、冷却基板12の第三端面123及び放熱基板13の第三端面133が、パッケージ20の第三側面223に対面配置し、冷却基板12の第四端面124及び放熱基板13の第四端面134が、パッケージ20の第四側面224に対面配置する。ここで、2つの面が対面配置するとは、2つの面が向かい合い且つ互いに平行であるような配置を言う。従って、本実施形態においては、冷却基板12及び放熱基板13の全ての端面が、パッケージ20の側面に平行配置している。また、冷却基板12の第一端面121と放熱基板13の第一端面131が平行配置し、冷却基板12の第二端面122と放熱基板13の第二端面132が平行配置し、冷却基板12の第三端面123と放熱基板13の第三端面133が平行配置し、冷却基板12の第四端面124と放熱基板13の第四端面134が平行配置する。
上記したような配置状態が維持されるように、ペルチェモジュール10の放熱基板13の裏面13bがパッケージ20の底面21に固定される。なお、図1(a)に示す平面視において、冷却基板12の第三端面123と放熱基板13の第三端面133は重なっており、冷却基板12の第四端面124と放熱基板13の第四端面134は重なっている。
上述したように、ペルチェ素子11は、n型半導体チップ111とp型半導体チップ112が金属電極113,114を介して直列接続されてなるが、このようなペルチェ素子11の両端には、引出電極115,116が設けられる。引出電極115,116は、放熱基板13の表面13aに取り付けられる。引出電極115には、陽極側給電ポスト14(陽極部材)が取り付けられ、引出電極116には、陰極側給電ポスト15(陰極部材)が取り付けられる。陽極側給電ポスト14は、図示しない電力供給装置のプラス端子に接続され、陰極側給電ポスト15は、図示しない電力供給装置のマイナス端子に接続される。引出電極115,116、陽極側給電ポスト14及び陰極側給電ポスト15は、ペルチェ素子に通電する電力を供給するための給電用電極部材である。
また、図1(a)からわかるように、陽極側給電ポスト14及び陰極側給電ポスト15は、放熱基板13の4端面のうちの第一端面131に近い位置にて、第一端面131に沿って平行な方向に沿って間隔を開けて、放熱基板13の表面13a上の引出電極115,116に取り付けられている。放熱基板13の第一端面131が、本発明の給電側端面に相当する。
また、図1に示すように、ペルチェモジュール10の冷却基板12は、パッケージ20の4側面221,222,223,224に接触していない。つまり、冷却基板12の第一端面121とパッケージ20の第一側面221との間、冷却基板12の第二端面122とパッケージ20の第二側面222との間、冷却基板12の第三端面123とパッケージ20の第三側面223との間、及び、冷却基板12の第四端面124とパッケージ20の第四側面224との間、には、それぞれ所定の隙間が形成されている。冷却基板12がパッケージ20のいずれの側面にも接触していないため、パッケージ20の熱が、直接、被温調体OBが搭載される冷却基板12に伝達されることを防止することができる。
同様に、本実施形態においては、図1に示すように、ペルチェモジュール10の放熱基板13は、パッケージ20の4側面221,22,223,224に接触していない。つまり、放熱基板13の第一端面131とパッケージ20の第一側面221との間、放熱基板13の第二端面132とパッケージ20の第二側面222との間、放熱基板13の第三端面133とパッケージ20の第三側面223との間、及び、放熱基板13の第四端面134とパッケージ20の第四側面224との間、には、それぞれ所定の隙間が形成されている。
ここで、放熱基板13の第一端面131(給電側端面)を除く他の3端面(第二端面132、第三端面133、第四端面134)に対面するパッケージ20の3側面(第二側面222、第三側面223、第四側面224)のうち、それらにそれぞれ対面する放熱基板13の3端面(第二端面132、第三端面133、第四端面134)との間の距離が最も短い側面を、近接側面と定義する。本実施形態によれば、図1(a)に示すように、ペルチェモジュール10は、放熱基板13の給電側端面(第一端面131)とは反対側の端面(第二端面132)に対面するパッケージ20の第二側面222に近づくように、パッケージ20内に配設されている。従って、放熱基板13の第二端面132とパッケージ20の第二側面222との間の距離G2が、放熱基板13の第三端面133とパッケージ20の第三側面223との間の距離G3よりも短く、且つ、放熱基板13の第四端面134とパッケージ20の第四側面224との間の距離G4よりも短い。従って、パッケージ20の第二側面222が、近接側面と定義される。
こうして近接側面を定義した場合、冷却基板12は、近接側面(第二側面222)とそれに対面する放熱基板13の端面(第二端面132)との間の距離G2よりも、近接側面(第二側面222)とそれに対面する冷却基板12の端面(第二端面122)との間の距離H2が長くなるように、形成される。換言すれば、近接側面(第二側面222)に対面する冷却基板12の端面(第二端面122)は、近接側面(第二側面222)に対面する放熱基板13の端面(第二端面132)よりも、内側に形成される。さらに言い換えれば、冷却基板12は、放熱基板13よりも、予め所定の距離だけ、パッケージ20の側面から遠ざけられるように、形成される。ここで、パッケージ20の底面21に接触している基板(本実施形態では放熱基板13)を第一基板と定義し、被温調体OBが搭載される基板(本実施形態では冷却基板12)を第二基板と定義すると、本実施形態においては、近接側面とそれに対面する第二基板の端面との間の距離が、近接側面とそれに対面する第一基板の端面との間の距離よりも長くなるように、すなわち、第二基板の端面が第一基板の端面よりも、内側に位置するように(パッケージ20の側面から離されるように)、第二基板が形成される。
また、冷却基板12の第一端面121とパッケージ20の第一側面221との間の距離が、放熱基板13の第一端面131(給電側端面)とパッケージ20の第一側面221との間の距離よりも長くされている。従って、図1(a)に示すように平面視において給電ポスト14,15が視認できる。このため給電ポスト14,15と電力供給装置のプラス端子及びマイナス端子との接続作業が容易である。
また、冷却基板12の第三端面123とパッケージ20の第三側面223との間の距離は、放熱基板13の第三端面133とパッケージ20の第三側面223との間の距離G3に等しく、冷却基板12の第四端面124とパッケージ20の第四側面224との間の距離は、放熱基板13の第四端面134とパッケージ20の第四側面224との間の距離G4に等しい。すなわち、パッケージ20の4側面のうち、近接側面(第二側面222)及び放熱基板13の給電側端面(第一端面131)に対面する側面(第一側面221)以外の2側面と、冷却基板12との間の距離は、上記2側面と放熱基板13との間の距離に等しい。
このような構成の熱電変換デバイス1Aにおいて、図示しない電力供給装置のプラス端子とマイナス端子との間に所定の電圧を印加すると、陽極側給電ポスト14から陰極側給電ポスト15に向かって電流が流れる。これにより、ペルチェ素子11の一方の端部から他方の端部に電流が流れる。すると、ペルチェ素子11の吸熱面11aにて冷熱が発生し、発熱面11bにて温熱が発生する。
上述したように、ペルチェ素子11の発熱面11bには、放熱基板13が対面接触している。従って、放熱基板13に発熱面11bの温熱が伝達されることにより、放熱基板13が加熱される。また、放熱基板13はパッケージ20の底面21に対面接触している。従って、放熱基板13の熱はパッケージ20に伝達される。このためパッケージ20が加熱される。
また、ペルチェ素子11の吸熱面11aには、冷却基板12が対面接触している。従って、冷却基板12に吸熱面11aの冷熱が伝達されることにより、冷却基板12が冷却される。これにより、冷却基板12上の被温調体OBが冷却、或いは、温調される。
ここで、ペルチェモジュール10がパッケージ20の側面に近い位置に配設されている場合には、放熱基板13の熱によって加熱されたパッケージ20の熱が、ペルチェモジュール10の冷却基板12及び冷却基板12上の被温調体OBに伝達される虞がある。この場合、冷却基板12及び被温調体OBが加熱されて、冷却効率(温調効率)が低下してしまう。これに対し、本実施形態においては、ペルチェモジュール10の放熱基板13に最も近いパッケージ20の近接側面(第二側面222)に対面する冷却基板12の端面(第二端面122)が、その近接側面に対面する放熱基板13の端面(第二端面132)よりも、その近接側面から離されている。このようにして予め、被温調体OBが搭載される基板(第二基板)である冷却基板12がパッケージ20の近接側面から離されるように形成されているので、冷却基板12とパッケージ20の近接側面との間の距離を一定以上に保つことができる。このため、冷却基板12及びその上の被温調体OBにパッケージ20の近接側面から流入する熱量を低減することができる。その結果、冷却効率(温調効率)の低下を抑えることができ、被温調体OBの温度調整を十分に行うことができる。
また、上述したように、冷却基板12の裏面12bには、熱電変換デバイス1Aによって冷却或いは温調される部品(被温調体)OBが搭載され、この被温調体OBは、はんだ等の接合剤によって冷却基板12に接合されている。このとき、接合剤がはみ出すことがある。接合剤がはみだした場合、はみ出した部分がパッケージ20の近接側面に触れることがある。この点に関し、本実施形態によれば、冷却基板12がパッケージ20の近接側面から離れるように形成されているため、接合剤のはみだし部分、特に、冷却基板12と被温調体OBとを接合する接合剤のはみだし部分が、パッケージ20の近接側面に触れることを防止することができる。その結果、はみ出した接合剤を介してパッケージ20の熱が冷却基板12に伝達されることをも防止することができる。加えて、接合剤のはみ出し量を管理する必要もないので、はんだ付けの作業効率を向上させることができる。
(変形例1)
図2は、変形例1に係る熱電変換デバイスを示す図であり、図2(a)が平面図、図2(b)が図2(a)のB−B断面図である。本変形例に係る熱電変換デバイス1Bの構成は、上記第一実施形態に係る熱電変換デバイス1Aに備えられる給電ポスト14,15に代えて、陽極側リード線16及び陰極側リード線17が、それぞれ引出電極115,116に取り付けられていることを除き、上記第一実施形態に係る熱電変換デバイス1Aの構成と同一である。本変形例に係る熱電変換デバイス1Bの構成のうち、上記第一実施形態に係る熱電変換デバイス1Aの構成と同一の構成については、同一の符号で示すことによって、その具体的な説明を省略する。図2に示すような熱電変換デバイス1Bにおいても、本発明を適用することができる。
図2は、変形例1に係る熱電変換デバイスを示す図であり、図2(a)が平面図、図2(b)が図2(a)のB−B断面図である。本変形例に係る熱電変換デバイス1Bの構成は、上記第一実施形態に係る熱電変換デバイス1Aに備えられる給電ポスト14,15に代えて、陽極側リード線16及び陰極側リード線17が、それぞれ引出電極115,116に取り付けられていることを除き、上記第一実施形態に係る熱電変換デバイス1Aの構成と同一である。本変形例に係る熱電変換デバイス1Bの構成のうち、上記第一実施形態に係る熱電変換デバイス1Aの構成と同一の構成については、同一の符号で示すことによって、その具体的な説明を省略する。図2に示すような熱電変換デバイス1Bにおいても、本発明を適用することができる。
(変形例2)
図3は、変形例2に係る熱電変換デバイスを示す図であり、図3(a)が平面図、図3(b)が図3(a)のC−C断面図である。上記変形例1に係る熱電変換デバイス1Bにおいては、図2に示すように、冷却基板12の第一端面121とそれに対面するパッケージ20の第一側面221との間の距離が、放熱基板13の給電側端面である第一端面131とそれに対面するパッケージ20の第一側面221との間の距離よりも長くなるように、冷却基板12が形成されている。これに対し、変形例2に係る熱電変換デバイス1Cにおいては、放熱基板13の給電側端面である第一端面131とそれに対面するパッケージ20の第一側面221との間の距離と、冷却基板12の第一端面121とそれに対面するパッケージ20の第一側面221との間の距離が等しくされている。それ以外の構成は、上記変形例1に係る熱電変換デバイス1Bの構成と同一である。本変形例に係る熱電変換デバイス1Cの構成のうち、上記変形例1に係る熱電変換デバイス1Bの構成と同一の構成については、同一の符号で示すことによって、その具体的な説明を省略する。図3に示すような熱電変換デバイスにおいても、本発明を適用することができる。
図3は、変形例2に係る熱電変換デバイスを示す図であり、図3(a)が平面図、図3(b)が図3(a)のC−C断面図である。上記変形例1に係る熱電変換デバイス1Bにおいては、図2に示すように、冷却基板12の第一端面121とそれに対面するパッケージ20の第一側面221との間の距離が、放熱基板13の給電側端面である第一端面131とそれに対面するパッケージ20の第一側面221との間の距離よりも長くなるように、冷却基板12が形成されている。これに対し、変形例2に係る熱電変換デバイス1Cにおいては、放熱基板13の給電側端面である第一端面131とそれに対面するパッケージ20の第一側面221との間の距離と、冷却基板12の第一端面121とそれに対面するパッケージ20の第一側面221との間の距離が等しくされている。それ以外の構成は、上記変形例1に係る熱電変換デバイス1Bの構成と同一である。本変形例に係る熱電変換デバイス1Cの構成のうち、上記変形例1に係る熱電変換デバイス1Bの構成と同一の構成については、同一の符号で示すことによって、その具体的な説明を省略する。図3に示すような熱電変換デバイスにおいても、本発明を適用することができる。
(第二実施形態)
図4は、第二実施形態に係る熱電変換デバイスの平面図である。本実施形態に係る熱電変換デバイス1Dの構成は、上記第一実施形態に係る熱電変換デバイス1Aの構成と基本的には同一であり、異なるところは、パッケージ20内におけるペルチェモジュール10の配設位置、及び冷却基板12の構成である。以下、第一実施形態に係る熱電変換デバイス1Aとの相違点を中心に説明し、第一実施形態に係る熱電変換デバイス1Aと同一の構成については同一の符号で示すことによって、その説明を省略する。
図4は、第二実施形態に係る熱電変換デバイスの平面図である。本実施形態に係る熱電変換デバイス1Dの構成は、上記第一実施形態に係る熱電変換デバイス1Aの構成と基本的には同一であり、異なるところは、パッケージ20内におけるペルチェモジュール10の配設位置、及び冷却基板12の構成である。以下、第一実施形態に係る熱電変換デバイス1Aとの相違点を中心に説明し、第一実施形態に係る熱電変換デバイス1Aと同一の構成については同一の符号で示すことによって、その説明を省略する。
本実施形態に係る熱電変換デバイス1Dも、ペルチェモジュール10及びパッケージ20を備える。ペルチェモジュール10のペルチェ素子11及び放熱基板13の構造、並びにパッケージ20の構造は、上記第一実施形態に係る熱電変換デバイス1Aに備えられるペルチェモジュール10のペルチェ素子11及び放熱基板13の構造、並びにパッケージ20の構造と同一である。
また、本実施形態においても、上記第一実施形態と同様に、放熱基板13の第一端面131が、給電側端面である。
また、図4に示すように、本実施形態において、ペルチェモジュール10は、放熱電極13の給電側端面(第一端面131)に直交する第四端面134に対面するパッケージ20の第四側面224に近い位置に配設されている。つまり、冷却基板12の第四端面124及び放熱基板13の第四端面134が、パッケージ20の第四側面224に近づくように、ペルチェモジュール10がパッケージ20内に配設されている。従って、放熱基板13の第四端面134とパッケージ20の第四側面224との間の距離G4が、放熱基板13の第二端面132とパッケージ20の第二側面222との間の距離G2よりも短く、且つ、放熱基板13の第三端面133とパッケージ20の第三側面223との間の距離G3よりも短い。よって、パッケージ20の第四側面224が、近接側面と定義される。
そして、冷却基板12は、近接側面(第四側面224)とそれに対面する放熱基板13の端面(第四端面134)との間の距離G4よりも、近接側面(第四側面224)とそれに対面する冷却基板12の端面(第四端面124)との間の距離H4が長くなるように、形成される。また、冷却基板12の第二端面122とパッケージ20の第二側面222との間の距離が、放熱基板13の第二端面132とパッケージ20の第二側面222との間の距離G2と等しく、且つ、冷却基板12の第三端面123とパッケージ20の第三側面223との間の距離が、放熱基板13の第三端面133とパッケージ20の第三側面223との間の距離G3と等しくなるように、冷却基板12が形成される。
このように、本実施形態においても、ペルチェモジュール10が近づけられているパッケージ20の近接側面(第四側面224)に対面する冷却基板12の端面(第四端面124)が、その近接側面に対面する放熱基板13の端面(第四端面134)よりも、その近接側面から遠ざけられている。よって、冷却基板12とパッケージ20の近接側面との間の距離を一定以上に保つことができ、それにより、冷却基板12及びその上の被温調体OBにパッケージ20の近接側面から流入する熱量を低減することができる。その結果、冷却効率(温調効率)の低下を抑えることができ、被温調体OBの温度調整を十分に行うことができる。
(第三実施形態)
図5は、第三実施形態に係る熱電変換デバイスの平面図である。本実施形態に係る熱電変換デバイス1Eの構成は、上記第二実施形態に係る熱電変換デバイス1Dの構成と基本的には同一であり、異なるところは、パッケージ20内におけるペルチェモジュール10の配設位置である。以下、第二実施形態に係る熱電変換デバイス1Dとの相違点を中心に説明し、第二実施形態に係る熱電変換デバイス1Dと同一の構成については同一の符号で示すことによって、その説明を省略する。
図5は、第三実施形態に係る熱電変換デバイスの平面図である。本実施形態に係る熱電変換デバイス1Eの構成は、上記第二実施形態に係る熱電変換デバイス1Dの構成と基本的には同一であり、異なるところは、パッケージ20内におけるペルチェモジュール10の配設位置である。以下、第二実施形態に係る熱電変換デバイス1Dとの相違点を中心に説明し、第二実施形態に係る熱電変換デバイス1Dと同一の構成については同一の符号で示すことによって、その説明を省略する。
本実施形態に係る熱電変換デバイス1Eも、ペルチェモジュール10及びパッケージ20を備える。ペルチェモジュール10及びパッケージ20の構造は、上記第二実施形態に係る熱電変換デバイス1Bに備えられるペルチェモジュール10及びパッケージ20の構造と同一である。
また、本実施形態においても、上記第二実施形態と同様に、放熱基板13の第一端面131が、給電側端面である。また、本実施形態においても、上記第二実施形態と同様に、パッケージ20の第四側面224が、近接側面と定義される。そして、冷却基板12は、近接側面(第四側面224)とそれに対面する放熱基板13の端面(第四端面134)との間の距離G4よりも、近接側面(第四側面224)とそれに対面する冷却基板12の端面(第四端面124)との間の距離H4が長くなるように、形成される。
このように、本実施形態においても、ペルチェモジュール10が近づけられているパッケージ20の近接側面(第四側面224)に対面する冷却基板12の端面(第四端面124)が、その近接側面に対面する放熱基板13の端面(第四端面134)よりも、その近接側面から遠ざけられている。よって、冷却基板12とパッケージ20の近接側面との間の距離を一定以上に保つことができ、それにより冷却基板12及びその上の被温調体OBにパッケージ20の側面から流入する熱量を低減することができる。その結果、冷却効率(温調効率)の低下を抑えることができ、被温調体OBの温度調整を十分に行うことができる。
また、本実施形態においては、図5に示すように、放熱基板13の第一端面131が、パッケージ20の第一側面221に対面接触している。このため、上記特許文献1に示すような位置規制体を用いることなく、ペルチェモジュール10をパッケージ20内の所定位置に位置決めすることができる。
(第四実施形態)
図6は、本発明の第四実施形態に係る熱電変換デバイスの平面図である。本実施形態に係る熱電変換デバイス1Fの構成は、上記第一実施形態に係る熱電変換デバイス1Aの構成と基本的には同一であり、異なるところは、パッケージ20内におけるペルチェモジュール10の配設位置、及び冷却基板12の構成である。以下、第一実施形態に係る熱電変換デバイス1Aとの相違点を中心に説明し、第一実施形態に係る熱電変換デバイス1Aと同一の構成については同一の符号で示すことによって、その説明を省略する。
図6は、本発明の第四実施形態に係る熱電変換デバイスの平面図である。本実施形態に係る熱電変換デバイス1Fの構成は、上記第一実施形態に係る熱電変換デバイス1Aの構成と基本的には同一であり、異なるところは、パッケージ20内におけるペルチェモジュール10の配設位置、及び冷却基板12の構成である。以下、第一実施形態に係る熱電変換デバイス1Aとの相違点を中心に説明し、第一実施形態に係る熱電変換デバイス1Aと同一の構成については同一の符号で示すことによって、その説明を省略する。
本実施形態に係る熱電変換デバイス1Dも、ペルチェモジュール10及びパッケージ20を備える。ペルチェモジュール10は、ペルチェ素子11、冷却基板12、及び放熱基板13を備える。ペルチェ素子11、放熱基板13、及びパッケージ20の構造は、上記第一実施形態に係る熱電変換デバイス1Aに備えられるペルチェ素子11、放熱基板13及びパッケージ20の構造と同一である。
また、本実施形態においても、上記第一実施形態と同様に、放熱基板13の第一端面131が、給電側端面である。
また、図6に示すように、ペルチェモジュール10は、パッケージ20の第二側面222及び第四側面224に近づくように、パッケージ20内に配設されている。つまり、冷却基板12の第二端面122及び放熱基板13の第二端面132がパッケージ20の第二側面222に近づき、且つ、冷却基板12の第四端面124及び放熱基板13の第四端面134が、パッケージ20の第四側面224に近づくように、ペルチェモジュール10がパッケージ20内に配設されている。従って、放熱基板13の第二端面132とパッケージ20の第二側面222との間の距離G2、及び、放熱基板13の第四端面134とパッケージ20の第四側面224との間の距離G4が、放熱基板13の第三端面133とパッケージ20の第三側面223との間の距離G3よりも短い。また、距離G2と距離G4は等しい。よって、パッケージ20の第二側面222及び第四側面224が、近接側面と定義される。
そして、冷却基板12は、近接側面(第二側面222、第四側面224)とそれに対面する放熱基板13の端面(第二端面132、第四端面134)との間の距離G2,G4よりも、近接側面(第二側面222、第四側面224)とそれに対面する冷却基板12の端面(第二端面122、第四端面124)との間の距離H2,H4が長くなるように、形成される。つまり、H2>G2であり、且つH4>G4であるように、冷却基板12が形成される。また、冷却基板12の第三端面123とパッケージ20の第三側面223との間の距離が、放熱基板13の第三端面133とパッケージ20の第三側面223との間の距離G3と等しくなるように、冷却基板12が形成される。
このように、本実施形態においては、ペルチェモジュール10に近いパッケージ20の2側面(第二側面222、第四側面224)に対面する冷却基板12の2端面(第二端面122、第四端面124)が、その2側面に対面する放熱基板13の2端面(第二端面132、第四端面134)よりも、その2側面から遠ざけられている。よって、冷却基板12とパッケージ20の近接側面との間の距離を一定以上に保つことができ、それにより冷却基板12及びその上の被温調体OBにパッケージ20の側面から流入する熱量を低減することができる。その結果、冷却効率(温調効率)の低下を抑えることができ、被温調体OBの温度調整を十分に行うことができる。
(第五実施形態)
図7は、本発明の第五実施形態に係る熱電変換デバイスの平面図である。本実施形態に係る熱電変換デバイス1Gの構成は、上記第一実施形態に係る熱電変換デバイス1Aの構成と基本的には同一であり、異なるところは、パッケージ20内におけるペルチェモジュール10の配設位置、及び冷却基板12の構成である。以下、第一実施形態に係る熱電変換デバイス1Aとの相違点を中心に説明し、第一実施形態に係る熱電変換デバイス1Aと同一の構成については同一の符号で示すことによって、その説明を省略する。
図7は、本発明の第五実施形態に係る熱電変換デバイスの平面図である。本実施形態に係る熱電変換デバイス1Gの構成は、上記第一実施形態に係る熱電変換デバイス1Aの構成と基本的には同一であり、異なるところは、パッケージ20内におけるペルチェモジュール10の配設位置、及び冷却基板12の構成である。以下、第一実施形態に係る熱電変換デバイス1Aとの相違点を中心に説明し、第一実施形態に係る熱電変換デバイス1Aと同一の構成については同一の符号で示すことによって、その説明を省略する。
本実施形態に係る熱電変換デバイス1Gも、ペルチェモジュール10及びパッケージ20を備える。ペルチェモジュール10は、ペルチェ素子11、冷却基板12、及び放熱基板13を備える。ペルチェ素子11の構造は、上記第一実施形態に係る熱電変換デバイス1Aに備えられるペルチェ素子11の構造と同一である。また、本実施形態において、冷却基板12及び放熱基板13は、図7に示すように、上記第一実施形態に係る冷却基板12及び放熱基板13よりも、大きい。
また、本実施形態においても、上記第一実施形態と同様に、放熱基板13の第一端面131が、給電側端面である。
また、図7に示すように、ペルチェモジュール10は、パッケージ20の第二側面222、第三側面223、及び第四側面224のいずれにも近づくように、パッケージ20内に配設されている。具体的には、放熱基板13の第二端面132とパッケージ20の第二側面222との間の距離G2、放熱基板13の第三端面133とパッケージ20の第三側面223との間の距離G3、及び、放熱基板13の第四端面134とパッケージ20の第四側面224との間の距離G4、が、全て等しくなるように、ペルチェモジュール10がパッケージ20内に配設されている。従って、本実施形態においては、近接側面は、パッケージ20の第二側面222、第三側面223、及び、第四側面224と定義される。
そして、冷却基板12は、近接側面(第二側面222、第三側面223、第四側面224)とそれに対面する放熱基板13の端面(第二端面132、第三端面133、第四端面134)との間の距離G2,G3,G4よりも、近接側面(第二側面222、第三側面223、第四側面224)とそれに対面する冷却基板12の端面(第二端面122、第三端面123、第四端面124)との間の距離H2,H3,H4が長くなるように、形成される。つまり、H2>G2であり、H3>G3であり、且つH4>G4であるように、冷却基板12が形成される。
このように、本実施形態においては、ペルチェモジュール10に近いパッケージ20の3側面に対面する冷却基板12の3端面が、その3側面に対面する放熱基板13の3端面よりも、その3側面から遠ざけられている。よって、冷却基板12とパッケージ20の側面との間の距離を一定以上に保つことができ、それにより、冷却基板12及びその上の被温調体OBにパッケージ20の側面から流入する熱量を低減することができる。その結果、冷却効率(温調効率)の低下を抑えることができ、被温調体OBの温度調整を十分に行うことができる。
(第六実施形態)
図8は、本発明の第六実施形態に係る熱電変換デバイスを示す図であり、図8(a)が平面図、図8(b)が図8(a)のD−D断面図、図8(c)が図8(b)のE部詳細図である。本実施形態に係る熱電変換デバイス1Hの構成は、上記第一実施形態に係る熱電変換デバイス1Aの構成と基本的には同一であり、異なるところは、パッケージ20内におけるペルチェモジュール10の配設位置、及び放熱基板13の構成である。以下、第一実施形態に係る熱電変換デバイス1Aとの相違点を中心に説明し、第一実施形態に係る熱電変換デバイス1Aと同一の構成については同一の符号で示すことによって、その説明を省略する。
図8は、本発明の第六実施形態に係る熱電変換デバイスを示す図であり、図8(a)が平面図、図8(b)が図8(a)のD−D断面図、図8(c)が図8(b)のE部詳細図である。本実施形態に係る熱電変換デバイス1Hの構成は、上記第一実施形態に係る熱電変換デバイス1Aの構成と基本的には同一であり、異なるところは、パッケージ20内におけるペルチェモジュール10の配設位置、及び放熱基板13の構成である。以下、第一実施形態に係る熱電変換デバイス1Aとの相違点を中心に説明し、第一実施形態に係る熱電変換デバイス1Aと同一の構成については同一の符号で示すことによって、その説明を省略する。
本実施形態に係る熱電変換デバイス1Hも、ペルチェモジュール10及びパッケージ20を備える。ペルチェモジュール10は、ペルチェ素子11、冷却基板12、及び放熱基板13を備える。ペルチェ素子11及び冷却基板12の構造は、上記第一実施形態に係る熱電変換デバイス1Aに備えられるペルチェ素子11及び冷却基板12の構造と同一である。
また、本実施形態においては、パッケージ20は、底面21を形成するための底板BPと、4側面(221,222,223,224)を形成するための側板SPを備える。底板BPは、平面視にて矩形状に形成された平板状の部材である。側板SPは、四角筒形状の部材である。底板BPと側板SPが接続されることによって、パッケージ20が作製される。このとき、底板BPの縁部分に、側板SPの端面がはんだにより接合される。このため、底板BPと側板SPの接合部分、すなわちパッケージ20の底面21と側面(221,222,223,224)の境界部分に、はんだのフィレットが形成される虞がある。
また、本実施形態においても、上記第一実施形態と同様に、放熱基板13の第一端面131が、給電側端面である。さらに、本実施形態においても、上記第一実施形態と同様に、近接側面が、パッケージ20の第二側面222と定義される。
そして、冷却基板12は、近接側面(第二側面222)とそれに対面する放熱基板13の端面(第二端面132)との間の距離G2よりも、近接側面(第二側面222)とそれに対面する冷却基板12の端面(第二端面122)との間の距離H2が長くなるように、形成される。つまり、H2>G2であるように、冷却基板12が形成される。ここで、本実施形態においては、放熱基板13の第二端面132が、パッケージ20の第二側面222に対面接触している。従って、放熱基板13の第二端面132とパッケージ20の第二側面222との間の距離G2は、0である。
このように、本実施形態においても、ペルチェモジュール10が近づけられているパッケージ20の近接側面(第二側面222)に対面する冷却基板12の端面(第二端面122)が、その近接側面に対面する放熱基板13の端面(第二端面132)よりも、その近接側面から遠ざけられている。よって、冷却基板12とパッケージ20の近接側面との間の距離を一定以上に保つことができ、それにより冷却基板12及びその上の被温調体OBにパッケージ20の近接側面から流入する熱量を低減することができる。その結果、冷却効率(温調効率)の低下を抑えることができ、被温調体OBの温度調整を十分に行うことができる。
また、本実施形態においては、パッケージ20の近接側面(第二側面222)に放熱基板13の端面(第二端面132)が対面接触している。このため、特許文献1に示すような位置規制体を用いることなくペルチェモジュール10を位置決めすることができる。このとき、冷却基板12(第二端面122)が近接側面に接触しないように、冷却基板12の第二端面122と近接側面(第二側面222)との間に一定の隙間が確保される。従って、ペルチェモジュール10を位置決めした場合であっても、パッケージ20の側面から冷却基板12に熱が伝わり難い。よって、パッケージ20の熱が冷却基板12に過度に伝達されることを効果的に防止することができる。
また、本実施形態において、パッケージ20の近接側面(第二側面222)に対面する放熱基板13の端面(第二端面132)には、図8(c)に示すように面取り状の切欠部135が形成されている。この切欠部135は、放熱基板13の裏面13bから第二端面132にかけて切り欠かれており、第二端面132の長手方向に沿って連続的に形成されている。
このような切欠部135の形成によって、放熱基板13の第二端面132がパッケージ20の第二側面222に対面接触したとき、切欠部135と、底面21と、第二側面222とに囲まれた空間が形成される。こうして形成された空間に、底面21と第二側面222との境界部に形成されたはんだのフィレットFが収められることによって、放熱基板13とフィレットFの干渉が防止される。これにより、フィレットFに干渉することなく、放熱基板13をパッケージ20の側面に接触させることができる。このため、パッケージ20内でのペルチェモジュール10の位置決め性がより向上する。
(第七実施形態)
図9は、本発明の第七実施形態に係る熱電変換デバイスの平面図である。本実施形態に係る熱電変換デバイス1Iの構成は、基本的には上記第二実施形態に係る熱電変換デバイス1Dの構成と同一であり、異なるところは、近接側面として定義されたパッケージ20の第四側面224に、放熱基板13の第四端面134が対面接触している点である。以下、第二実施形態に係る熱電変換デバイス1Dとの相違点を中心に説明し、第二実施形態に係る熱電変換デバイス1Dと同一の構成については同一の符号で示すことによって、その説明を省略する。
図9は、本発明の第七実施形態に係る熱電変換デバイスの平面図である。本実施形態に係る熱電変換デバイス1Iの構成は、基本的には上記第二実施形態に係る熱電変換デバイス1Dの構成と同一であり、異なるところは、近接側面として定義されたパッケージ20の第四側面224に、放熱基板13の第四端面134が対面接触している点である。以下、第二実施形態に係る熱電変換デバイス1Dとの相違点を中心に説明し、第二実施形態に係る熱電変換デバイス1Dと同一の構成については同一の符号で示すことによって、その説明を省略する。
本実施形態に係る熱電変換デバイス1Iも、ペルチェモジュール10及びパッケージ20を備える。ペルチェモジュール10及びパッケージ20の構造は、上記第二実施形態に係る熱電変換デバイス1Dに備えられるペルチェモジュール10及びパッケージ20の構造と同一である。
また、本実施形態においても、上記第二実施形態と同様に、放熱基板13の第一端面131が、給電側端面である。さらに、本実施形態においても、上記第二実施形態と同様に、近接側面が、パッケージ20の第四側面224と定義される。
そして、冷却基板12は、近接側面(第四側面224)とそれに対面する放熱基板13の端面(第四端面134)との間の距離G4よりも、近接側面(第四側面224)とそれに対面する冷却基板12の端面(第四端面124)との間の距離H4が長くなるように、形成される。なお、本実施形態においては、放熱基板13の第四端面134が、パッケージ20の第四側面224に対面接触している。従って、距離G4は、0である。
このように、本実施形態においても、ペルチェモジュール10に近いパッケージ20の近接側面(第四側面224)に対面する冷却基板12の端面(第四端面124)が、その近接側面に対面する放熱基板13の端面(第四端面134)よりも、その近接側面から遠ざけられている。よって、冷却基板12とパッケージ20の近接側面との間の距離を一定以上に保つことができ、それにより、冷却基板12及びその上の被温調体OBにパッケージ20の近接側面から流入する熱量を低減することができる。その結果、冷却効率(温調効率)の低下を抑えることができ、被温調体OBの温度調整を十分に行うことができる。
また、本実施形態においては、放熱基板13の第四端面134が、パッケージ20の第四側面224(近接側面)に対面接触している。このため、上記特許文献1に示すような位置規制体を用いることなく、ペルチェモジュール10をパッケージ20内の所定位置に位置決めすることができる。また、パッケージ20の近接側面に放熱基板13を接触させた場合においても、近接側面と冷却基板12の間には一定の長さの隙間が確保される。よって、パッケージ20の熱が冷却基板12に過度に伝達されることを、効果的に防止することができる。
(第八実施形態)
図10は、本発明の第八実施形態に係る熱電変換デバイスの平面図である。本実施形態に係る熱電変換デバイス1Jの構成は、基本的には上記第七実施形態に係る熱電変換デバイス1Iの構成と同一であり、異なるところは、放熱基板13の給電側端面である第一端面131が、パッケージ20の第一側面221に対面接触している点である。以下、第七実施形態に係る熱電変換デバイス1Iとの相違点を中心に説明し、第七実施形態に係る熱電変換デバイス1Iと同一の構成については同一の符号で示すことによって、その説明を省略する。
図10は、本発明の第八実施形態に係る熱電変換デバイスの平面図である。本実施形態に係る熱電変換デバイス1Jの構成は、基本的には上記第七実施形態に係る熱電変換デバイス1Iの構成と同一であり、異なるところは、放熱基板13の給電側端面である第一端面131が、パッケージ20の第一側面221に対面接触している点である。以下、第七実施形態に係る熱電変換デバイス1Iとの相違点を中心に説明し、第七実施形態に係る熱電変換デバイス1Iと同一の構成については同一の符号で示すことによって、その説明を省略する。
本実施形態においては、放熱基板13の第一端面131及び第四端面134が、パッケージ20の第一側面221及び第四側面224にそれぞれ対面接触している。このため、上記特許文献1に示すような位置規制体を用いることなく、ペルチェモジュール10をパッケージ20内の所定位置に精度よく位置決めすることができる。
(第九実施形態)
図11は、本発明の第九実施形態に係る熱電変換デバイスの平面図である。本実施形態に係る熱電変換デバイス1Kの構成は、基本的には上記第七実施形態に係る熱電変換デバイス1Iの構成と同一であり、異なるところは、パッケージ20内でのペルチェモジュール10の配設状態である。以下、第七実施形態に係る熱電変換デバイス1Iとの相違点を中心に説明し、第七実施形態に係る熱電変換デバイス1Iと同一の構成については同一の符号で示すことによって、その説明を省略する。
図11は、本発明の第九実施形態に係る熱電変換デバイスの平面図である。本実施形態に係る熱電変換デバイス1Kの構成は、基本的には上記第七実施形態に係る熱電変換デバイス1Iの構成と同一であり、異なるところは、パッケージ20内でのペルチェモジュール10の配設状態である。以下、第七実施形態に係る熱電変換デバイス1Iとの相違点を中心に説明し、第七実施形態に係る熱電変換デバイス1Iと同一の構成については同一の符号で示すことによって、その説明を省略する。
本実施形態においても、第七実施形態と同様に、パッケージ20の第四側面224が近接側面と定義される。また、本実施形態においては、ペルチェモジュール10は、パッケージ20の第二側面222にも近づけられている。
また、本実施形態においても、第七実施形態と同様に、パッケージ20の近接側面(第四側面224)に、放熱基板13の端面(第四端面134)が対面接触している。また、本実施形態においては、パッケージ20の近接側面と冷却基板12の第四端面124との間の距離H4が、パッケージ20の近接側面と放熱基板13の第四端面134との間の距離G4(=0)よりも大きく、且つ、パッケージ20の第二側面222と冷却基板12の第二端面122との間の距離H2が、パッケージ20の第二側面222と放熱基板13の第二端面132との間の距離G2よりも大きくされている。つまり、冷却基板12の第二端面122と第四端面124が、放熱基板13の第二端面132及び第四端面134よりも、パッケージ20の側面から遠ざけられている。
このように、ペルチェモジュール10に近いパッケージ20の2側面に対面する冷却基板12の2端面(第二端面122及び第四端面124)が、その2側面に対面する放熱基板13の端面(第二端面132及び第四端面134)よりも、パッケージ20の側面から遠ざけられていることによって、冷却基板12とパッケージ20の側面との間の距離を一定以上に保つことができる。そして、それにより、冷却基板12及びその上の被温調体OBにパッケージ20の側面から流入する熱量を低減することができる。その結果、冷却効率(温調効率)の低下を抑えることができ、被温調体OBの温度調整を十分に行うことができる。
また、パッケージ20の近接側面(第四側面224)に対面する放熱基板13の端面(第四端面134)が、近接側面(第四側面224)に対面接触している。このため、上記特許文献1に示すような位置規制体を用いることなく、ペルチェモジュール10をパッケージ20内の所定位置に位置決めすることができる。
(第十実施形態)
図12は、本発明の第十実施形態に係る熱電変換デバイスの平面図である。本実施形態に係る熱電変換デバイス1Lの構成は、基本的には上記第四実施形態に係る熱電変換デバイス1Fの構成と同一であり、異なるところは、パッケージ20内でのペルチェモジュール10の配設状態である。以下、第四実施形態に係る熱電変換デバイス1Fとの相違点を中心に説明し、第四実施形態に係る熱電変換デバイス1Fと同一の構成については同一の符号で示すことによって、その説明を省略する。
図12は、本発明の第十実施形態に係る熱電変換デバイスの平面図である。本実施形態に係る熱電変換デバイス1Lの構成は、基本的には上記第四実施形態に係る熱電変換デバイス1Fの構成と同一であり、異なるところは、パッケージ20内でのペルチェモジュール10の配設状態である。以下、第四実施形態に係る熱電変換デバイス1Fとの相違点を中心に説明し、第四実施形態に係る熱電変換デバイス1Fと同一の構成については同一の符号で示すことによって、その説明を省略する。
本実施形態においても第四実施形態と同様に、パッケージ20の第二側面222及び第四側面224が近接側面と定義される。また、本実施形態においては、近接側面と定義されたパッケージ20の第二側面222及び第四側面224に、放熱基板13の第二端面132及び第四端面134が、それぞれ、対面接触している。このため、上記特許文献1に示すような位置規制体を用いることなく、ペルチェモジュール10をパッケージ20内の所定位置に精度良く位置決めすることができる。
(第十一実施形態)
図13は、本実施形態の第十一実施形態に係る熱電変換デバイス平面図である。本実施形態に係る熱電変換デバイス1Mの構成は、上記第五実施形態に係る熱電変換デバイス1Gの構成と基本的には同一であり、ことなるところは、パッケージ20内におけるペルチェモジュール10の配設位置、及び冷却基板12の構成である。以下、第五実施形態に係る熱電変換デバイス1Gとの相違点を中心に説明し、第五実施形態に係る熱電変換デバイス1Gと同一の構成については同一の符号で示すことによって、その説明を省略する。
図13は、本実施形態の第十一実施形態に係る熱電変換デバイス平面図である。本実施形態に係る熱電変換デバイス1Mの構成は、上記第五実施形態に係る熱電変換デバイス1Gの構成と基本的には同一であり、ことなるところは、パッケージ20内におけるペルチェモジュール10の配設位置、及び冷却基板12の構成である。以下、第五実施形態に係る熱電変換デバイス1Gとの相違点を中心に説明し、第五実施形態に係る熱電変換デバイス1Gと同一の構成については同一の符号で示すことによって、その説明を省略する。
本実施形態においては、図13に示すように、ペルチェモジュール10が、パッケージ20の第二側面222及び第四側面224に近づくように、パッケージ20内に配設されている。具体的には、冷却基板12の第二端面122及び放熱基板13の第二端面132が、パッケージ20の第二側面222に近づき、且つ、冷却基板12の第四端面124及び放熱基板13の第四端面134が、パッケージ20の第四側面224に近づくように、ペルチェモジュール10がパッケージ20内に配設されている。従って、放熱基板13の第二端面132とパッケージ20の第二側面222との間の距離G2、及び、放熱基板13の第四端面134とパッケージ20の第四側面224との間の距離G4が、放熱基板13の第三端面133とパッケージ20の第三側面223との間の距離G3よりも短い。また、距離G2と距離G4は等しい。よって、パッケージ20の第二側面222及び第四側面224が、近接側面と定義される。
そして、冷却基板12は、近接側面(第二側面222、第四側面224)とそれに対面する放熱基板13の端面(第二端面132、第四端面134)との間の距離G2,G4よりも、近接側面(第二側面222、第四側面224)とそれに対面する冷却基板12の端面(第二端面122、第四端面124)との間の距離H2,H4が長くなるように、形成される。つまり、H2>G2であり、且つH4>G4であるように、冷却基板12が形成される。なお、本実施形態においては、放熱基板13の第二端面132がパッケージ20の第二側面222に対面接触し、放熱基板13の第四端面134がパッケージ20の第四側面224に対面接触している。よって、G2、G4は、共に、0である。
このように、本実施形態においては、ペルチェモジュール10が近づけられているパッケージ20の2側面に対面する冷却基板12の2端面が、その2側面に対面する放熱基板13の2端面よりも、その2側面から遠ざけられている。加えて本実施形態によれば、近接側面ではないパッケージ20の側面(第三側面223)と冷却基板12の第三端面123との間の距離H3も、第三側面223と放熱基板13の第三端面133との間の距離G3よりも大きくされている。このため、冷却基板12とパッケージ20の側面との間の距離を一定以上に保つことができ、それにより冷却基板12及びその上の被温調体OBにパッケージ20の側面から流入する熱量を低減することができる。その結果、冷却効率(温調効率)の低下を抑えることができ、被温調体OBの温度調整を十分に行うことができる。
また、上記したように、パッケージ20の2つの近接側面(第二側面222及び第四側面224)に対面する放熱基板13の端面(第二端面132及び第四端面134)が、近接側面(第二側面222及び第四側面224)にそれぞれ対面接触している。このため、上記特許文献1に示すような位置規制体を用いることなく、ペルチェモジュール10をパッケージ20内の所定位置に精度良く位置決めすることができる。
以上、本発明の様々な実施形態について説明した。上記全ての実施形態においては、放熱基板13の給電側端面(第一端面131)を除く他の3端面に対面するパッケージ20の3側面のうち、それらにそれぞれ対面する放熱基板13の端面との間の距離が最も短い側面が近接側面と定義される。そして、近接側面とそれに対面する放熱基板13の端面との間の距離よりも、近接側面とそれに対面する冷却基板の端面との間の距離が長くなるように、すなわち、パッケージ20の近接側面から遠ざけられるように、冷却基板12が形成される。また、上記第六実施形態、第七実施形態、第八実施形態、第九実施形態、第十実施形態、第十一実施形態においては、放熱基板13の給電側端面(第一端面131)を除く他の3端面の少なくとも1端面が、その端面に対面するパッケージ20の側面に接触している。そして、放熱基板13の端面が接触しているパッケージ20の側面に対面する冷却基板12の端面が、それに対面するパッケージ20の側面に接触しないように、すなわちパッケージ20の側面から遠ざけられるように、冷却基板12が形成されている。このように熱電変換デバイスを構成することにより、パッケージ20の側面から冷却基板12に熱が伝わり難くされる。よって、パッケージ20から冷却基板12に熱が伝わることによる冷却効率の低下を抑えることができる。その結果、冷却基板12に搭載された被温調体OBの温度調整を十分に行うことができる。
また、上記全ての実施形態において、冷却基板12の冷却効率の低下が抑えられることから、ペルチェモジュール10の消費電力を低減させることができる。なお、パッケージ20の近接側面と冷却基板12との間隔が0.05mm未満である場合、ペールチェモジュール10の消費電力が急激に増大する。従って、パッケージ20の近接側面と、被温調体OBが搭載される基板(例えば冷却基板12)との間の距離は、0.05mm以上であるのが好ましい。
本発明は、上記実施形態に限定されるべきものではない。例えば、上記全ての実施形態においては、ペルチェモジュール10が冷却モードで使用される例を示している。このため、パッケージ20の底面21に放熱基板13が接触し、且つ、冷却基板12に被温調体OBが搭載される。しかしながら、ペルチェモジュール10は、加熱モードで使用される場合もある。この場合、パッケージ20の底面21に冷却基板12が接触し、放熱基板13に被温調体OBが搭載される。このような加熱モードにおいても、本発明を適用することができる。つまり、本発明においては、ペルチェモジュール10の冷却基板12及び放熱基板13のうち、パッケージ20に接触する側の基板を第一基板と定義し、被温調体OBが搭載される基板を第二基板と定義したときに、被温調体OBが搭載される第二基板の端面と近接側面との距離が、パッケージ20に接触する第一基板の端面と近接側面との距離よりも長くなるように、第二基板が形成されていればよい。また、上記第四実施形態、上記第五実施形態、上記第十実施形態、上記第十一実施形態において、距離G2と距離G4は等しくされているが、これらの距離が異なるように構成されていてもよい。このように、本発明は、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、変形可能である。
1A,1B,1C,1D,1E,1F,1G,1H,1I,1J,1K,1L,1M…熱電変換デバイス、10…ペルチェモジュール、11…ペルチェ素子、11a…吸熱面、11b…発熱面、111…n型半導体チップ(n型半導体)、112…p型半導体チップ(p型半導体)、113,114…金属電極、115,116…引出電極(給電用電極部材)、135…切欠部(切欠き)、12…冷却基板(第二基板)、12a…表面、12b…裏面、121…第一端面、122…第二端面、123…第三端面、124…第四端面、13…放熱基板(第一基板)、13a…表面、13b…裏面、131…第一端面(給電側端面)、132…第二端面、133…第三端面、134…第四端面、14…陽極側給電ポスト(陽極部材、給電用電極部材)、15…陰極側給電ポスト(陰極部材、給電用電極部材)、16…陽極側リード線(陽極部材)、17…陰極側リード線(陰極部材)、20…パッケージ、21…底面、221…第一側面、222…第二側面、223…第三側面、224…第四側面、BP…底板、SP…側板、F…フィレット、OB…被温調体
Claims (5)
- n型半導体とp型半導体が金属電極を介して交互に接続されてなるとともに、吸熱面及びその反対側の発熱面を有し、通電されることにより前記吸熱面にて冷熱を発生し前記発熱面にて温熱を発生するペルチェ素子と、4端面に囲まれることによって矩形状に形成された表面及びその反対側の裏面を有し、その表面にて前記ペルチェ素子の前記吸熱面に対面接触する冷却基板と、4端面に囲まれることによって矩形状に形成された表面及びその反対側の裏面を有し、その表面にて前記ペルチェ素子の前記発熱面に対面接触する放熱基板と、を有するペルチェモジュールと、
矩形状の底面及び前記底面の4辺から立設した4側面を有するパッケージと、
を備える熱電変換デバイスであって、
前記ペルチェモジュールは、前記冷却基板と前記放熱基板のいずれか一方を第一基板とし、いずれか他方を第二基板とした場合、前記第一基板が前記パッケージの前記底面に接触し、且つ、前記第一基板の4端面及び前記第二基板の4端面が前記パッケージのそれぞれの前記側面に対して対面配置するように、前記パッケージ内に配設され、
前記第一基板の表面であって前記第一基板の4端面のうちの1端面である給電側端面に近い位置にて、前記ペルチェ素子に通電する電力を供給するための給電用電極部材が取り付けられており、
前記第一基板の前記給電側端面を除く他の3端面に対面する前記パッケージの3側面のうち、それらにそれぞれ対面する前記第一基板の端面との間の距離が最も短い側面を近接側面と定義したとき、前記近接側面とそれに対面する前記第一基板の端面との間の距離よりも、前記近接側面とそれに対面する前記第二基板の端面との間の距離が長くなるように、前記第二基板が形成されている、熱電変換デバイス。 - 請求項1に記載の熱電変換デバイスにおいて、
前記近接側面に対面する前記第一基板の端面が、前記近接側面に接触している、熱電変換デバイス。 - 請求項2に記載の熱電変換デバイスにおいて、
前記近接側面に接触している前記第一基板の端面には、それが前記近接側面と前記底面との境界部分に接触しないように、切欠きが形成されている、熱電変換デバイス。 - n型半導体とp型半導体が金属電極を介して交互に接続されてなるとともに、吸熱面及びその反対側の発熱面を有し、通電されることにより前記吸熱面にて冷熱を発生し前記発熱面にて温熱を発生するペルチェ素子と、4端面に囲まれることによって矩形状に形成された表面及びその反対側の裏面を有し、その表面にて前記ペルチェ素子の前記吸熱面に対面接触する冷却基板と、4端面に囲まれることにより矩形状に形成された表面及びその反対側の裏面を有し、その表面にて前記ペルチェ素子の前記発熱面に対面接触する放熱基板と、を有するペルチェモジュールと、
矩形状の底面及び前記底面の4辺から立設した4側面を有するパッケージと、
を備える熱電変換デバイスであって、
前記ペルチェモジュールは、前記冷却基板と前記放熱基板のいずれか一方を第一基板とし、いずれか他方を第二基板とした場合、前記第一基板が前記パッケージの前記底面に接触し、且つ、前記第一基板の4端面及び前記第二基板の4端面が前記パッケージのそれぞれの前記側面に対して対面配置するように、前記パッケージ内に配設され、
前記第一基板の表面であって前記第一基板の4端面のうちの1端面である給電側端面に近い位置にて、前記ペルチェ素子に通電する電力を供給するための給電用電極部材が取り付けられており、
前記第一基板の前記給電側端面を除く他の3端面の少なくとも1端面が、その端面に対面する前記パッケージの側面に接触しており、
前記第一基板の端面が接触している前記パッケージの側面に対面する前記第二基板の端面が、それに対面する前記パッケージの側面に接触しないように、前記第二基板が形成されている、熱電変換デバイス。 - 請求項4に記載の熱電変換デバイスにおいて、
前記パッケージの側面に接触している前記第一基板の端面には、それが前記パッケージの側面と前記底面との境界部分に接触しないように、切欠きが形成されている、熱電変換デバイス。
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