JP2016166967A - カメラシステム - Google Patents

Abstract

【課題】カメラに付属品を取り付ける際に、カメラの小型化を阻害せずに、取り外されるアクセサリシューカバーおよびコネクタシューカバーを紛失しないようにするための保持構造を有するカメラシステムを提供する。【解決手段】カメラ１のアクセサリシュー１００と、付属品と電気接続するためのアクセサリシュー接点部と、アクセサリシュー１００およびアクセサリシュー接点部を保護するためのアクセサリシューカバー１２０とを有するカメラ１、および、アクセサリシュー１００に取り付けるためのコネクタシュー２００と、カメラ１と電気接続するためのコネクタシュー接点部と、コネクタシュー２００および前記コネクタシュー接点部を保護するためのコネクタシューカバー２２０とを有する付属品において、コネクタシューカバー２２０に、アクセサリシューカバー１２０を組み付け保持する為の保持部材がカメラ１の付属品に設けられている。【選択図】図１

Description

本発明は、アクセサリシューを備えるカメラに関し、特にアクセサリシューの非使用時に接点部を覆うアクセサリシューカバーを有するカメラおよびカメラの付属品を含むカメラシステムに関する。

カメラの付属品取付座であるアクセサリシューは、ストロボやＥＶＦ（電子ビューファインダー）などの付属品を装着する際に利用される。このアクセサリシューの内側には、様々な接点が設けられており、装着された付属品とカメラとの間を相互に電気接続する際に利用される。アクセサリシューの接点を保護するために、アクセサリシューカバーを設けることがある。

アクセサリシューカバーは、取り外し可能な構造となっている。付属品をカメラに装着する際は、アクセサリシューカバーを取り外し、カメラとは別に保管しなければならない。アクセサリシューカバーは、小片であるために紛失し易いという問題がある。

これを解決するための手段として、付属品を装着する際に、アクセサリシューカバーを取り外すことなく、アクセサリシューをカメラ内の収納室に収納される構成が知られている（特許文献１参照）。

特開平９−４３６９０号公報

しかしながら、小型化が進んでいる近年のカメラにおいては、アクセサリシューカバーをカメラ本体に収納できるような空間を設けることは非常に困難である。また、付属品側の取付座であるコネクタシューには、コネクタシューカバーが設けられていないことが前提となっている。

しかし、付属品のＥＶＦなど、信号線が多数存在するものには、付属品の取付座であるコネクタシュー側にも接点が多数する。コネクタシューの接点部を保護するために、コネクタシューカバーを設けることがある。コネクタシューカバーも取り外し可能な構造となっている。付属品をカメラに装着する際は、アクセサリシューカバーおよびコネクタシューカバーを取り外し、カメラとは別に、それぞれ保管しなければならない。アクセサリシューカバーおよびコネクタシューカバーは、小片であるために紛失し易いという問題がある。

本発明は、このような問題を鑑みて、カメラの小型化を阻害せずに、カメラに付属品を取り付ける際に、取り外されるアクセサリシューカバーおよびコネクタシューカバーを紛失しないようにするための保持構造を有するカメラシステムを提供することを目的とする。

上記の目的を達成するために、本発明のカメラシステムは、
カメラの付属品を取り付けるためのアクセサリシューと、アクセサリシュー内部に配置され付属品と電気接続するためのアクセサリシュー接点部と、アクセサリシューおよびアクセサリシュー接点部を保護するためのアクセサリシューカバーと、を有するカメラ、および、アクセサリシューに取り付けるためのコネクタシューと、コネクタシューに配置されカメラと電気接続するためのコネクタシュー接点部と、コネクタシューおよび前記コネクタシュー接点部を保護するためのコネクタシューカバーと、を有するカメラの付属品において、コネクタシューカバーに、アクセサリシューカバーを組み付け、一体となったアクセサリシューカバーとコネクタシューカバーを保持する為の保持部材がカメラの付属品に設けられていることを特徴とする。

本発明によれば、カメラの小型化を阻害せずに、カメラに付属品を取り付ける際に、取り外されるアクセサリシューカバーおよびコネクタシューカバーを紛失しないようにするための保持構造を有するカメラシステムの提供を実現できる。

本発明の第１の実施形態であるデジタルカメラおよびＥＶＦの背面斜視図 本発明の第１の実施形態であるカメラシステムの背面斜視図 本発明の第１の実施形態であるデジタルカメラの背面斜視図 本発明の第１の実施形態であるＥＶＦの底面斜視図 本発明の第１の実施形態である保持部材の保持構造を示す上面図および断面図

以下、本発明に関する実施形態について図面を参照して詳細に説明する。

＜第１の実施形態＞
図１は本発明の実施形態であるデジタルカメラ１およびカメラの付属品である電子ビューファインダー２（ＥＶＦ）の背面斜視図である。図１（ａ）はアクセサリシューカバー１２０およびコネクタシューカバー２２０が、カメラおよび付属品に装着された状態を示す。デジタルカメラ１の上面には、付属品の取付座であるアクセサリシュー１００が設けられている。アクセサリシュー１００の内側には、付属品と電気接続するための接点部が設けられており、それを保護するためにアクセサリシューカバー１２０が装着されている。電子ビューファインダー２（ＥＶＦ）の底面には、カメラのアクセサリシューに装着するためのコネクタシュー２００が設けられている。コネクタシュー２００には、カメラと電気接続するための接点部が設けられており、それを保護するためにコネクタシューカバー２２０が装着されている。また、電子ビューファインダー２（ＥＶＦ）の上面には保持部材２５０が配置されている。図１（ｂ）はアクセサリシューカバー１２０およびコネクタシューカバー２２０が、カメラおよび付属品から取り外された状態を示す。

図２は本発明の実施形態であるデジタルカメラ１に電子ビューファインダー２（ＥＶＦ）を装着し、アクセサリシューカバー１２０およびコネクタシューカバー２２０が付属品に保持されている状態の背面斜視図である。アクセサリシュー１００にコネクタシュー２００を合わせて、デジタルカメラ１の背面側より電子ビューファインダー２（ＥＶＦ）を装着する。また、コネクタシューカバー２２０にアクセサリシューカバー１２０を挿入する。一体となったアクセサリシューカバー１２０とコネクタシューカバー２２０を電子ビューファインダー２（ＥＶＦ）の上面に配置されている保持部材２５０にカメラ正面側から背面側へ向けて装着する。

図３は本発明の実施形態であるデジタルカメラ１の背面からの斜視図である。図３（ａ）はデジタルカメラ１の全体を示す。図３（ｂ）は、アクセサリシュー１００部分の拡大図である。アクセサリシュー１００の内側には、付属品と電気接続するための接点が設けられている。接点１１０は、２１箇所の接点部が設けられている。接点１１０は、本実施例における電子ビューファインダー２（ＥＶＦ）との接続時に使用される接点である。電子ビューファインダーは多くの信号線を必要とするので、接点１１０を使用する。接点の数については、付属品に応じた数が必要となる。接点１１０以外に、接点１１１ａ〜ｅが設けられている。これらは、本実施例においては使用されない接点であるが、ストロボなどと電気接続する際に使用される。アクセサリーシュー１００の内側には、多くの接点が狭ピッチで設けられているので、ほこり等の異物が付着しショートすることを防ぐためにアクセサリシューカバー１２０を使用して保護する必要がある。また、アクセサリシュー１００の内側には、係止凹部１０１が設けられている。

図４は本発明の実施形態である電子ビューファインダー２（ＥＶＦ）の底面斜視図のコネクタシュー２００周辺の拡大図である。コネクタシュー２００には、カメラと電気接続するための接点が設けられている。接点２１０は、２１箇所の接点部が設けられている。接点２１０がカメラ本体のアクセサリシューの接点１１０と接触し、デジタルカメラ１と電子ビューファインダー２（ＥＶＦ）の電気接続されることとなる。カメラ側の接点１１０と付属品側の接点２１０の間に異物が入り込んだり、接点が変形したりすると、デジタルカメラ１と電子ビューファインダー２（ＥＶＦ）の電気接続に問題が発生することも考えられる。特に、付属品である電子ビューファインダー２（ＥＶＦ）側の接点２１０は、コネクタシューカバー２２０がないと外観に露出しているので、注意が必要である。したがって、付属品を非装着時には、接点を保護するために、アクセサリシューカバー１２０、コネクタシューカバー２２０をカメラおよび付属品にそれぞれ装着する必要がある。

図５は本発明の実施形態である保持部材の保持構造を示す図である。図５（ａ）は電子ビューファインダー２（ＥＶＦ）の上面に配置された保持部材２５０に、アクセサリシューカバー１２０およびコネクタシューカバー２２０が保持された状態の上面図である。図５（ｂ）、図５（ｃ）、図５（ｄ）は各断面図である。

図５（ｄ）において、コネクタシューカバー２２０にアクセサリシューカバー１２０を組み付ける際、圧入部１５１にて圧入されている。コネクタシューカバー２２０は、弾性部材でできているため、圧入し易く、アクセサリシューカバー１２０とコネクタシューカバー２２０を一体にすることが可能である。

図５（ｂ）および図５（ｄ）において、アクセサリシューカバー１２０とコネクタシューカバー２２０の間にできる隙間１５０に、保持部材２５０の係止部２５１が挿通されることによって、保持部材２５０がアクセサリシューカバー１２０とコネクタシューカバー２２０を保持することが可能となる。

図５（ｃ）において、アクセサリシューカバー１２０には、弾性変形可能な腕部１２１が設けられている。腕部１２１には、凸部１２２が設けられている。アクセサリシューカバー１２０の凸部１２２が、保持部材２５０に設けられている係止凹部２５２と係止することによって、保持部材２５０がアクセサリシューカバー１２０とコネクタシューカバー２２０を保持することが可能となる。アクセサリシューカバー１２０の腕部１２１は弾性変形可能であることから、取り付けについても容易である。また、同様にアクセサリシューカバー１２０の凸部１２２は、カメラ本体に取り付けられる際に、図３（ｂ）において説明したアクセサリシュー１００の係止凹部１０１と係止することによって、アクセサリシューカバー１２０がカメラ本体に保持される構造にもなっている。

本実施例によれば、カメラの小型化を阻害せずに、カメラに付属品を取り付ける際に、取り外されるアクセサリシューカバーおよびコネクタシューカバーを紛失しないようにするための保持構造を有するカメラシステムを提供することが可能である。

１００ アクセサリシュー、１０１ アクセサリシューの係止凹部、
１１０ アクセサリシューの接点部、１２０ アクセサリシューカバー、
１２１ アクセサリシューカバーの腕部、
１２２ アクセサリシューカバーの腕部の係止凸部、
１５０ アクセサリシューカバーとコネクタシューカバーの隙間部、
１５１ アクセサリシューカバーとコネクタシューカバーの圧入部、
２００ コネクタシュー、２１０ コネクタシューの接点部、
２２０ コネクタシューカバー、２５０ 保持部材、２５１ 保持部材の係止部、
２５２ 保持部材の係止凹部

Claims (6)

1. カメラの付属品を取り付けるためのアクセサリシュー１００と、
   前記アクセサリシュー１００内部に配置され付属品と電気接続するためのアクセサリシュー接点部１１０と、
   前記アクセサリシュー１００および前記アクセサリシュー接点部１１０を保護するためのアクセサリシューカバー１２０と、
   を有するカメラ、および、
   前記アクセサリシュー１００に取り付けるためのコネクタシュー２００と、
   前記コネクタシュー２００に配置されカメラと電気接続するためのコネクタシュー接点部２１０と、
   前記コネクタシュー２００および前記コネクタシュー接点部２１０を保護するためのコネクタシューカバー２２０と、
   を有するカメラの付属品において、
   前記コネクタシューカバー２２０に、前記アクセサリシューカバー１２０を組み付け、一体となった前記アクセサリシューカバー１２０と前記コネクタシューカバー２２０を保持する為の保持部材２５０がカメラの付属品に設けられていることを特徴とするカメラシステム。
2. 前記保持部材２５０は係止部２５１を有し、前記係止部２５１は前記アクセサリシューカバー１２０と前記コネクタシューカバー２２０の間に設けられた隙間部１５０に挿通されることによって、前記アクセサリシューカバー１２０と前記コネクタシューカバー２２０が前記保持部材２５０に保持されることを特徴とする請求項１に記載のカメラシステム。
3. 前記アクセサリシューカバー１２０は弾性変形可能な腕部１２１と、前記腕部１２１に係止凸部１２２を有し、前記保持部材２５０は係止凹部２５２を有し、前記係止凸部１２２が前記保持部材２５０の係止凹部２５２に係止されることによって、前記アクセサリシューカバー１２０と前記コネクタシューカバー１２０が前記保持部材２５０に保持されることを特徴とする請求項１又は請求項２に記載のカメラシステム。
4. 前記アクセサリシューカバー１２０は前記コネクタシューカバー２２０に圧入されることを特徴とする請求項１乃至請求項３の何れか一項に記載のカメラシステム。
5. 前記コネクタシューカバー２２０は弾性部材であることを特徴とする請求項１乃至請求項４の何れか一項に記載のカメラシステム。
6. 前記アクセサリシュー１００は、係止凹部１０１を有し、前記アクセサリシューカバー１２０の係止凸部１２２がアクセサリシューの係止凹部１０１に係止されることによって、前記アクセサリシューカバー１２０がカメラ本体に保持されることを特徴とする請求項１乃至請求項５の何れか一項に記載のカメラシステム。