JP2016166695A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】個別に操作可能な複数の風向板を備えた空気調和機の室内機とリモコンにおいて、室内機の各風向板とこの風向板の動作を指示するリモコンの操作対象風向板との関連付けを容易に行なえるようにする。
【解決手段】吸込グリルは、複数の室内機で同一方向となる基準方向に向けて装着され、基準方向を起点として風向板と対応する位置に風向板を論理的に識別する論理風向板番号が割り当てられており、風向板には風向板を識別する風向板識別番号が割り当てられている。空気調和機は、吸込グリルの装着方向を検出するグリル装着方向検出手段71と、検出された込グリルの装着方向に基づいて論理風向板番号に風向板識別番号を割り当てる番号割当手段72と、グループリモコン2から入力された論理風向板番号を割り当てられた風向板識別番号に変換して出力する番号変換手段73とを備えている。
【選択図】図5

Description

本発明は、独立した複数の風向板を個別に制御可能な空気調和機に係わり、より詳細には、リモコンで指定する風向板と室内機の風向板との関連付けに関する。
従来、天井埋込型の室内機を備えた空気調和機は、例えば、特許文献1に示すものが開示されている。この室内機は、独立して制御可能な4つの風向板を備えており、各風向板を識別するマークが室内機に設けられている。また、この室内機を制御するリモコンにも識別マークに対応するマークが表示される構成になっている。このためユーザーは室内機の風向板と対応する識別マークを目視し、リモコンの画面上でこれと同じマークの風向板を選択することにより、意図する風向板をリモコンで操作できるように構成されている。
しかしながら、室内機に設けられた識別マークとリモコンに設けられた識別マークとの関連付けは使用するユーザーが目視により行なうため、ユーザーは室内機の識別マークを風向操作するたびに目視する必要があり、操作性が悪かった。このため、この識別マークとリモコンのマークとの関連付けをユーザーが目視によらず関連付けする技術が望まれていた。例えば、4方向に風向板を備えた室内機がどのような向きに配置されていても、何か方向の基準となる目印(入口のドアや窓など)を基準として室内機の風向板を識別する識別番号を1〜4で予め設定できれば、目視によらずに関連付けができる。
一方、従来の室内機を複数設置する場合、室内機に設けられている複数の風向板の配置を全ての室内機において同じ配置になるように同一方向に取付できない場合がある。例えば、天井埋込型の室内機は天井内に埋め込まれるため、室内機の冷媒配管と天井内のダクトや設置機器、建物の柱や梁などが干渉し、室内機の設置方向に制限が発生する場合がある。このような場合、各室内機と、これに対応するリモコンとの間で前述した関連付けの問題が発生すると共に、これら複数の室内機を1つのグループとしてリモコンから風向板のマークを指定して各室内機の風向板を一括して制御しようとする場合、個々の室内機の設置方向により、すべて同じ方向の風向板が動作せずに、異なる方向の意図しない風向板が動作する問題が有った。
図8はこのような場合を説明する説明図であり、室内機を天井の下方から目視した場合を示している。
室内機85と室内機86は全く同じ機種であり、同じ部屋に設置されて同じグループとして制御される。本来は室内機85と室内機86は、前述した室内機の風向板とこれを指定するリモコンとの関連付けを考えた場合、同一方向に取り付けるべきであるが、室内機86の右方向は天井内に障害物があるため冷媒管を右側に取り付けることができず、やむなく室内機86を室内機85に対して180度回転して配置している。
一方、各室内機の風向板には4つの風向板を識別するための風向板識別番号1〜4が付与されており、図示しないリモコンからこの風向板識別番号で動作対象の風向板を制御するようになっている。
室内機85は風向板識別番号(1)が風向板85a、風向板識別番号(2)が風向板85b、風向板識別番号(3)が風向板85c、風向板識別番号(4)が風向板85dと、風向板85aを基準として時計回り方向に風向板識別番号が割り当てられている。
室内機86も同様に風向板識別番号(1)が風向板86a、風向板識別番号(2)が風向板86b、風向板識別番号(3)が風向板86c、風向板識別番号(4)が風向板86dに割り当てられている。このように取付方向が異なる複数の室内機が1つのグループ内に混在する場合であっても、グループ内の各室内機の風向板を全て同じように制御、例えば全風向板をスイング動作させたり、全風向板を水平にする操作については全く問題ない。
しかしながら、ユーザーが例えば図8の複数の室内機において図示しない窓側など同一方向にある各々の風向板を1つのグループとして一括操作しようとした場合、室内機85と室内機86に対してリモコンから風向板識別番号(1)を制御する指示を出すと、風向板85aと風向板86aが制御対象となり、ユーザーの意図とは異なる風向板が動作してしまうという問題が発生する。
このような場合は一旦グループとして風向板を制御した後、個別の室内機に対して再度、意図する風向板を指定して操作をやりなおす必要があり操作性が悪かった。
特開2011−94924号公報(第10−14頁、図4)
本発明は以上述べた問題点を解決し、個別に操作可能な複数の風向板を備えた空気調和機の室内機とリモコン(指示装置)において、室内機の各風向板とこの風向板の動作を指示するリモコンの操作対象風向板との関連付けを容易に行なえるようにする。また、複数の室内機の取付方向が異なっても同じ方向の風向板を一括して操作可能にする。
本発明は上述の課題を解決するため、本発明の請求項1に記載の発明は、吸込グリルが中央部に装着された化粧パネルが固定される外郭筐体を有する室内機と、同室内機の動作を指示する指示装置とを備えた空気調和機であって、
前記化粧パネルは、
前記吸込グリルの周囲に吹き出し空気の風向を調整する風向板を備えた複数の吹出口が前記化粧パネルの中央を中心として所定角度間隔に配置されており、
前記吸込グリルは、
1つの前記風向板を指し示す基準マークが備えられると共に、前記基準マークがいずれか1の前記風向板を指し示すように着脱自在に前記化粧パネルに装着され、前記指示装置から指示される前記風向板を識別する論理風向板番号が前記基準マークを起点としてそれぞれの前記風向板に対応して割り当てられており、
前記風向板は、同風向板を識別する風向板識別番号が割り当てられており、
前記空気調和機は、
前記吸込グリルの装着方向を検出するグリル装着方向検出手段と、
検出された前記込グリルの装着方向に基づいて前記論理風向板番号に前記風向板識別番号を割り当てる番号割当手段と、
前記指示装置から入力された前記論理風向板番号を割り当てられた前記風向板識別番号に変換して出力する番号変換手段とを備えた。
以上の手段を用いることにより、本発明による空気調和機によれば、
請求項1に係わる発明は、検出された吸込グリルの装着方向に基づいて論理風向板番号に風向板識別番号を割り当てる番号割当手段と、入力された論理風向板番号を風向板識別番号に変換して出力する番号変換手段を備えたため、室内機の各風向板とこの風向板の動作を指示するリモコンの操作対象風向板との関連付けを容易に行うことができる。また、複数の室内機の取付方向が異なっても同じ方向の風向板を一括して操作することができる。
(A)は本発明による空気調和機の実施例を示すブロック図である。(B)はこの空気調和機を制御するグループリモコンの正面図である。 (A)は本発明による室内機を斜め下方から見上げた斜視図である。(B)は4つの位置識別板の正面図である。 室内機の細部を示す要部断面図である。 室内機の制御ブロック図である。 風向板番号変換手段を説明する空気調和機の機能ブロック図である。 本発明の原理を説明する説明図である。 風向板識別番号変換テーブルを説明する説明図である。 従来の室内機の設置を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1(A)は本発明による空気調和機1の実施例を示すブロック図である。この空気調和機1は、複数の天井埋込型の室内機5と室内機6と室内機7と、これらを同一グループとして操作するグループリモコン2(指示装置)が通信接続されている。なお、各室内機は同一機種である。
室内機5は中央部に吸込グリル5fが装着された化粧パネル5rが下面に固定される外郭筐体56を備えている。
化粧パネル5rは、吸込グリル5fの周囲に吹き出し空気の風向を調整する風向板を備えた複数の吹出口が化粧パネル5rの中央を中心として所定角度間隔、ここでは4つの吹き出し口であるため、各風向板は風向板5aを起点として時計回りに、風向板5b、風向板5c、風向板5dが90度間隔で配置されている。
室内機5は各風向板の回動角度を独立して制御できるため、風向板5a〜風向板5dに対応して1〜4の各風向板を識別する風向板識別番号が割り当てられている。そして室内機5はグループリモコン2で指示された風向板の番号で対応する風向板を制御する構成になっている。なお、室内機7は室内機5と同じ向き、つまり、同じ風向板識別番号で制御される風向板が2つの室内機で同じ位置に配置された風向板となるように設置されているため説明を省略する。
一方、室内機6は室内機5に対して180度回転した方向に設置されており、室内機5の風向板5cと対応する位置の風向板6aを起点として時計回りに、風向板6b、風向板6c、風向板6dが90度(所定角度)間隔に備えられている。なお、化粧パネル5r〜7rのそれぞれの中央部には矩形状の吸込グリル5f〜7fがそれぞれ装着されている。また、吸込グリル5f〜7fの周辺部の1点には、各々の室内機の風向板のうち1つの風向板を指し示す三角形の基準マーク5x〜7xがそれぞれ印刷されている。そして、各吸込グリルは各基準マークが各々の室内機のいずれか1の風向板を指し示すように着脱自在に各化粧パネルに装着されるようになっている。また、各吸込グリルはグループリモコン2から指示される風向板を識別する論理風向板番号が基準マークを起点として、それぞれの風向板に対応して割り当てられている。なお、論理風向板番号については後で詳細に説明する。
そして、各基準マークが同一の基準方向、図1では右上方となるように、各吸込グリルが各化粧パネルに装着されている。
図1(B)は空気調和機1を制御するグループリモコン2の正面図である。
横長のグループリモコン2は上部に液晶表示からなる表示エリアと下部には操作ボタンが配置された操作ボタンエリアがそれぞれ配置されている。
表示エリアには設定温度、風向板の角度、風量の大きさ、運転モード、現在選択されているグループの番号が表示され、操作ボタンエリアには、時計回りに90度間隔で配置された室内機の4つの風向板を模した風向板ボタン2a、風向板ボタン2b、風向板ボタン2c、風向板ボタン2dが備えられ、風向板ボタン2aの下には基準マーク2xが印刷されている。
そして、基準マーク2xを起点として時計回りに#1〜#4の前述した論理風向板番号が各風向板ボタンに印刷されている。この基準マーク2xは各室内機に装着された各吸込グリルの基準マークと対応しており、後述するように例えばグループリモコン2の基準マーク2xがある位置の風向板ボタン2aを操作した場合、対応する室内機6の基準マーク6xがある位置の風向板6cを制御することができる。これは他の室内機も同じであり、室内機5なら基準マーク5xがある風向板5aが同様に制御対象となる。なお、他の風向板ボタンも対応する室内機の風向板を制御することができる。この動作については後で詳細に説明する。
なお、操作ボタンとしては上記の他に、温度を上下させる上下ボタンやグループを選択するグループボタン、運転モードを選択する運転モードボタン、風量を選択する風量ボタン、運転の開始/停止を指示する運転ボタンが備えられている。
図2(A)は外郭筐体66の下方に化粧パネル6rを備えた室内機6を斜め下方から見上げた斜視図である。また、吸込グリル6fが化粧パネル6rから引き出されてつり下げられた状態を示している。室内機6は中央部に設けられたベルマウス62の中央付近の吸込口65から吸い込んだ空気を各風向板と対応する吹出口64から吹き出すように構成されている。なお、前述したように風向板6aを起点として時計回りに風向板6b、風向板6c、風向板6dが90度間隔で備えられている。
なお、ベルマウス62は化粧パネル6rの表面から吸込グリル6fの厚みだけ室内機6の内部に1段下げて設けられており、この化粧パネル6rの中心部側の各内面(側面)には矩形状の孔6pが2個1組で設けられている。また、風向板6a側のベルマウス62上には透過型のフォトインタラプタ6sが設けられている。
一方、吸込グリル6fの端部には図示しない2つのフックが備えられており、このフックが風向板6c側の孔6pに挿入されて回動自在に吊り下げられている。なお、この構造については後で詳細に説明する。
吸込グリル6fの裏面中央にはエアフィルター6gが装着されている。そして風向板6cと対応する吸込グリル6fの端部中央には後述する位置識別板6jが吸込グリル6fの内面側から垂直に設けられている。同様に位置識別板6jを起点としてエアフィルター6g側から見て反時計回り方向に位置識別板6n、位置識別板6m、位置識別板6kが備えている。これらは吸込グリル6fの表面側から見た場合、時計回り方向になる。
一方、フックと反対方向の吸込グリル6fの端部には、2つの孔6pに対応した位置に2つのスライドノブ6hが設けられている。
なお、位置識別板6jが配置された位置と対応する吸込グリル6fの表側には前述した基準マーク6xが印刷されている。そして基準マーク6xを基準として、吸込グリル6fの表面側から見て時計回り方向の位置識別板6j、位置識別板6n、位置識別板6m、位置識別板6kに対して、論理風向板番号#1〜#4が取り決めとして予め割り当てられている。前述したようにグループリモコン2からは、この論理風向板番号で意図する風向板を指定する。動作原理については後で詳細に説明する。
図2(B)は吸込グリル6fの装着方向を認識するための4種類の位置識別板6j、位置識別板6n、位置識別板6m、位置識別板6kをそれぞれ示している。位置識別板6kを除く各位置識別板には大きさが異なる孔6j1、孔6n1、孔6m1がそれぞれ1つずつ設けられている。なお、各孔の直径は孔6j1>孔6n1>孔6m1の関係になっている。
各位置識別板は透過型フォトインタラプタ6sの図示しない発光部から出力される検出用の光を遮るためのものである。各位置識別板のうちの1つがフォトインタラプタ6sの検出用の光を一部、又は全部を遮ることにより、フォトインタラプタ6sから出力される電圧が変化する。つまり、孔の直径が大きいほどフォトインタラプタ6sから出力される電圧が高くなる。
この位置識別板6j、位置識別板6n、位置識別板6m、位置識別板6kでフォトインタラプタ6sの検出用の光をそれぞれ遮ると、フォトインタラプタ6sから出力される検出電圧はそれぞれ、3.5ボルト、2.5ボルト、1.5ボルト、0ボルトになる。なお、吸込グリル6fが装着されていない場合は、フォトインタラプタ6sの検出用の光が全く遮られることがないため5ボルトが出力される。
図3は室内機6を側面から見た要部断面図である。図3(A)は吸込グリル6fに備えられた断面J字状のフック6tと化粧パネル6rの関係を示す図である。
仕切板63には風向板6cが回動自在に軸支されている。一方、吸込グリル6fの端部から突出して設けられたフック6tは化粧パネル6rの内周側の側面に設けられた孔6pに挿通されている。
図3(B)は吸込グリル6fが化粧パネル6rから吊り下げられた状態を示している。フック6tは断面がJ字状であるため、孔6pを形成する化粧パネル6rの端部6vが吸込グリル6fの落下を防止する。また、吸込グリル6fを吊り下げ状態から少し上に移動させ、孔6pからフック6tを引き抜くことで吸込グリル6fを化粧パネル6rから取り外すことが可能である。なお、取付時は逆の手順となる。
図3(C)は吸込グリル6fを化粧パネル6rに係止する方法を示した図である。吸込グリル6fのフック6tと反対方向の端部には、断面H字状のスライドノブ6hが設けられており、フック6tと反対方向の端部に向かってスライドノブ6hをスライドさせ、このスライドノブ6hの先端6wが孔6pに挿入されることで吸込グリル6fが化粧パネル6rに係止される構造になっている。
図6は本発明の原理を説明する説明図であり、室内機を下方から見た図である。それぞれの風向板に記載された番号は風向板識別番号を示し、各吸込グリルに記載された番号は論理風向板番号を示している。
図6(A)は室内機5を示しており、基準マーク5xが風向板5a(風向板識別番号が1)の位置になるように吸込グリル5fが装着されている。従って図示しないフォトインタラプタ6sは前述したように3.5ボルトを出力する。これは風向板識別番号(1)が論理風向板番号(#1)となることを意味する。これらの番号はそれぞれ時計回りに番号が割り当てられているため、風向板識別番号と論理風向板番号とは全て同じ番号になる。
図6(B)は室内機6を示しており、基準マーク6xが風向板6c(風向板識別番号が3)の位置になるように吸込グリル6fが装着されている。つまり、室内機5と室内機6の各吸込グリルは同じ方向を向いて装着されているが、室内機本体は互いに180度反対方向に設置されている。
前述したように、風向板6a〜風向板6dは風向板6aから時計回りに風向板識別番号1〜4が割り当てられ、また、吸込グリル6fの基準マーク6xを起点として時計回りに論理風向板番号#1〜#4が各風向板に対応して割り当てられている。一方、風向板6aと対応する方向にフォトインタラプタ6sが設けられている。また、位置識別板6j、位置識別板6n、位置識別板6m、位置識別板6kの位置に対応して論理風向板番号#1〜#4が割り当てられており、フォトインタラプタ6sは位置識別板6mと対応する1.5ボルトの検出電圧を出力する。
この1.5ボルトの検出電圧は位置識別板6mの孔6m1を検出した電圧であるため、位置識別板6mと、基準マーク6xの位置と対応する位置識別板6jの位置関係(180度反対方向)から、吸込グリル6fは化粧パネル6rに対して180度回転して装着されていることになる。つまり、グループリモコン2から指示された論理風向板番号に対して番号を2つずらして風向板識別番号に変換すればいいことになる。なお、本実施例では90度間隔で風向板が配置されているため、番号をずらすための値は、吸込グリル6fが回転して装着された角度の180度/90度=2となる。
例えばグループリモコン2から指示された風向板の識別番号が論理風向板番号(#2)の場合、この論理風向板番号(#2)に2を加算し、加算された風向板識別番号(4)と対応する風向板を6dを制御する。一方、室内機5で論理風向板番号(#2)を指定した場合は室内機6と同じ位置の風向板5bが動作することになる。
このように、室内機がどのような方向に設置されていても、装着された吸込グリルの基準マークの方向を論理風向板番号(#1)としてユ−ザーは風向板を指定することができる。
一方、この2つの室内機をグループとして管理する場合、グループリモコン2から指示された論理風向板番号(#2)は室内機5と室内機6にも同時に指示されており、室内機5は論理風向板番号(#2)に対応する風向板5bを制御し、室内機6は風向板6dを制御することになる。
このように、論理風向板番号(#2)の指示により、室内機5の風向板5bと室内機6の風向板を6d、つまり、異なる方向に設置された室内機であっても、同じ位置の風向板を同一の風向板の識別番号で一括して制御することができる。
図4は室内機6の制御ブロック図である。本願に関連しないファンモータや電子膨張弁などの記載は省略している。なお、全ての室内機は同じ構成である。
室内機6は、各位置識別板に設けられた孔の大きさを電圧として検出する透過型のフォトインタラプタ6sと、フォトインタラプタ6sで検出された検出電圧をA/D変換して検出電圧値として出力するA/D変換部11と、他の機器と通信する通信部13と、後述する風向板識別番号変換テーブルを記憶する記憶部12と、風向板6a〜6dと対応するステッピングモータ15a〜15dと、これらを制御する制御部14を備えている。
なお、前述したように、各風向板6a〜6dには風向板識別番号1〜4が割り当てられており、各風向板に対応するステッピングモータ15a〜15dにも同じ風向板識別番号が割り当てられる。制御部14はグループリモコン2から指示された論理風向板番号を風向板識別番号に変換し、その風向板識別番号に基づいてステッピングモータ15a〜15dを制御する。この変換方法については後で詳細に説明する。
図5は本発明の機能を説明するためのブロック図である。
空気調和機1には室内機6とグループリモコン2が備えられ、室内機6はグループリモコン2で指示された論理風向板番号が入力される風向板番号変換手段70と、風向板番号変換手段70から出力される風向板識別番号に基づいて対応する風向板を制御する室内機制御手段74を備えている。そして、風向番号変換手段70は、グリル装着方向検出手段71と、番号割当手段72と、番号変換手段73を備えている。
次にこの各手段と図4で説明したブロック図との関係を説明する。
グリル装着方向検出手段71は、位置識別板6j、位置識別板6n、位置識別板6m、位置識別板6kと、これらに備えられている穴の大きさを電圧として検出するフォトインタラプタ6sと、検出した電圧をA/D変換するA/D変換部11を使用する。番号割当手段72は記憶部12を使用し、番号変換手段73は他の機器と通信する通信部13と記憶部12を使用する。室内機制御手段74はステッピングモータ15a〜15dを使用している。なお各手段は制御部14で制御される。
グリル装着方向検出手段71は、フォトインタラプタ6sで検出した各位置識別板の孔の大きさに対応した検出電圧をA/D変換部11でデジタル値に変換し、検出電圧値として番号割当手段72へ出力する。
番号割当手段72は、グリル装着方向検出手段71から検出電圧値が入力されると、この電圧を後述する予め指定された電圧範囲に応じて処理を行なう。番号割当手段72はまず最初に、この検出電圧値が4ボルト以上か確認し検出電圧値が4ボルト以上の場合、吸込グリル6fは装着されていないと判断し何もしない。番号割当手段72は、検出電圧値が4ボルト未満の場合、吸込グリル6fが装着されたと判断し、記憶部12に記憶されている風向板識別番号変換テ−ブルを更新する。次にこの風向板識別番号変換テ−ブルと更新方法について説明する。
図7はこの風向板識別番号変換テ−ブルの内容を説明する説明図である。
風向板識別番号変換テ−ブルは横方向の項目として、風向板識別番号、論理風向板番号、割り当てられる論理風向板番号が#1となるグリル装着方向検出手段71の検出電圧の項がある。
風向板識別番号はテーブルの縦方向に1、2、3、4と規定されており、論理風向板番号はこの風向板識別番号に対応して#1〜#4が割り当てられて格納される。
割り当てられる論理風向板番号が#1となるグリル装着方向検出手段71の検出電圧の項は、風向板識別番号1〜4に対応して、3ボルト以上4ボルト未満、1ボルト未満、1ボルト以上2ボルト未満、2ボルト以上3ボルト未満がそれぞれ指定されている。
次に論理風向板番号が#1となるグリル装着方向検出手段71の検出電圧について説明する。図2で説明したように、吸込グリル6fの基準マーク6xがある端部には位置識別板6jが備えられている。従って吸込グリル6fが図2(A)に示す吊り下げられた状態から装着された状態になると、フォトインタラプタ6sが設けられている位置に対応する吸込グリル6fの端部の位置識別板6mの孔6m1の大きさと対応する電圧がフォトインタラプタ6sから出力される。このフォトインタラプタ6sで検出された検出電圧は前述の通り1.5ボルトになる。このため、基準マーク6xはフォトインタラプタ6sと反対方向、つまり、風向板6c(風向板識別番号が3)の対応する位置にあることになり、この風向板6c、つまり、風向板識別番号(3)が論理風向板番号(#1)となる。
このような関係にあるため番号割当手段72は、入力された検出電圧が3ボルト以上4ボルト未満、1ボルト未満、1ボルト以上2ボルト未満、2ボルト以上3ボルト未満ならば、該当する電圧範囲が格納された風向板識別番号変換テ−ブルのセルと対応する論理風向板番号の項、つまり、室内機6は風向板識別番号(3)と対応する論理風向板番号の項を#1とする。
それぞれの風向板番号と吸込グリル6fの論理風向板番号は時計回りに順次割り当てられているため番号割当手段72は、論理風向板番号(#1)〜(#4)に対応して風向板識別番号(3)、風向板識別番号(4)、風向板識別番号(1)、風向板識別番号(2)をそれぞれ割り当てる。なお、この風向板識別番号変換テーブルは記憶部12に記憶されており、番号変換手段73はこの風向板識別番号変換テーブルを参照できるようになっている。
このように作成された図7に示す風向板識別番号変換テーブルが記憶部12に記憶されている場合、図5においてグループリモコン2から論理風向板番号(#2)が風向板番号変換手段70に送信された時、論理風向板番号(#2)が入力された番号変換手段73は、風向板識別番号変換テーブルから論理風向板番号(#2)と対応する風向板識別番号(4)を室内機制御手段74へ出力し、室内機制御手段74は番号変換手段73から入力された風向板識別番号(4)と対応する風向板6dを制御する。
以上説明したように、吸込グリル6fの装着方向に基づいて論理風向板番号に風向板識別番号を割り当てる番号割当手段72と、入力された論理風向板番号を風向板識別番号に変換して出力する番号変換手段73を備えたため、室内機6の各風向板の識別と、この風向板の動作を指示するグループリモコン2(指示装置)の風向板識別番号との関連付けをユーザーが認識し易いように簡単に関連付けすると共に、複数の室内機の取付方向が異なっても同じ方向の風向板を同一の論理風向板番号で一括操作することができる。
なお、本実施例では吸込グリルに基準マークを備えた例で説明しているが、これに限るものでなく、吸込グリルに例えば論理風向板番号を印刷するなどしてもよく、吸込グリルの装着方向や論理風向板番号が認識できるものならどのような番号や記号、文字であってもよい。なお、風向板識別番号も同様にどのような番号や記号、文字であってもよい。
また、本実施例ではグリル装着方向検出手段をフォトインタラプタと位置識別板で構成しているが、これに限るものでなく、風向板と対応する位置にそれぞれ1つずつ設けられたスイッチと、吸込グリルの基準マークと対応する位置に設けられた突起とで構成し、この突起が押したスイッチで基準方向を認識するなど、他の方法であってもよい。
1 空気調和機
2 グループリモコン(指示装置)
5 室内機
5a、5b、5c、5d 風向板
5f 吸込グリル
5r 化粧パネル
5x 基準マーク
6 室内機
6a、6b、6c、6d 風向板
6f 吸込グリル
6g エアフィルター
6h スライドノブ
6j 位置識別板
6j1 孔
6k 位置識別板
6m 位置識別板
6m1 孔
6n 位置識別板
6n1 孔
6p 孔
6r 化粧パネル
6s フォトインタラプタ
6t フック
6v 端部
6w 先端
6x 基準マーク
7 室内機
11 A/D変換部
12 記憶部
13 通信部
14 制御部
15a、15b、15c、15d ステッピングモータ
56 外郭筐体
62 ベルマウス
63 仕切板
64 吹出口
65 吸込口
66 外郭筐体
70 風向番号変換手段
71 グリル装着方向検出手段
72 番号割当手段
73 番号変換手段
74 室内機制御手段

Claims (1)

  1. 吸込グリルが中央部に装着された化粧パネルが固定される外郭筐体を有する室内機と、同室内機の動作を指示する指示装置とを備えた空気調和機であって、
    前記化粧パネルは、
    前記吸込グリルの周囲に吹き出し空気の風向を調整する風向板を備えた複数の吹出口が前記化粧パネルの中央を中心として所定角度間隔に配置されており、
    前記吸込グリルは、
    1つの前記風向板を指し示す基準マークが備えられると共に、前記基準マークがいずれか1の前記風向板を指し示すように着脱自在に前記化粧パネルに装着され、前記指示装置から指示される前記風向板を識別する論理風向板番号が前記基準マークを起点としてそれぞれの前記風向板に対応して割り当てられており、
    前記風向板は、同風向板を識別する風向板識別番号が割り当てられており、
    前記空気調和機は、
    前記吸込グリルの装着方向を検出するグリル装着方向検出手段と、
    検出された前記込グリルの装着方向に基づいて前記論理風向板番号に前記風向板識別番号を割り当てる番号割当手段と、
    前記指示装置から入力された前記論理風向板番号を割り当てられた前記風向板識別番号に変換して出力する番号変換手段とを備えたことを特徴とする空気調和機。
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