JP2016164726A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来のパターンロックの操作感を維持しつつも、予め定められた機能のロックを解除する際のパターンの秘匿性を向上させることが可能な携帯型電話機を提供する。
【解決手段】携帯型電話機は、予め定められた機能をロック可能である。携帯型電話機は、プロセッサと静電キーとを備える。静電キーは、複数の操作キーと、複数の操作キーに重ねて設けられた静電センサとを含む。プロセッサは、機能のロックがなされている場合に、静電キーへの指の接触が維持された状態で指によるスワイプ操作と複数の操作キーのうちの少なくとも1つの操作キーに対する押し下げ操作とを含む一連の入力操作を受け付けると、スワイプ操作が予め定められたジェスチャ操作に一致しており、かつ、各操作キーに対する押し下げ操作の回数が操作キー毎に定められた回数に一致していることを条件に、ロックを解除する。
【選択図】図5

Description

本発明は、ユーザ操作を受け付ける電子機器に関する。
従来、パターンロックあるいはジェスチャパターンロックと呼ばれる技術が知られている。「パターンロック」とは、スマートフォン等の端末装置のスクリーンロックを解除する際に設定可能な、スワイプ操作を使用したロック解除方法のことである。パターンロックは、タッチパネルを複数の領域に区分(区画に分割)し、そのうちの複数の箇所をユーザが任意の順序でなぞっていくことにより認証を行う技術である。
なお、「スクリーンロック」とは、主に、スマートフォン等の端末装置において、ディスプレイの表示およびユーザ操作を制限するように設定する機能のことである。また、「スワイプ操作」とは、マルチタッチインターフェースにおける操作のうち、画面に触れた状態で指を滑らせる操作のことである。
たとえば、特許文献1には、上記パターンロックの一つとして、機器のユーザがアンロック画像上でジャスチャ操作を行なうことにより、当該機器がアンロッキングする技術が開示されている。
特表2009−521753号公報 特開2013−16115号公報 米国特許公報第2012/0060128A1
パターンロックに用いるパターンは、第三者によって、指紋跡から比較的容易に推測されてしまう。
また、たとえばAndroid(登録商標)OS(Operating System)のパターンでは、画面に表示されている9個のドットのうちの4個以上のドットを連続して結ばなくてはならないというルール、および一つのドットは1回しか結べない(ただし、上を通過することは可能)というルールがある。それゆえ、パターン数は、14万704通りしかない。したがって、セキュリティのレベルは、大文字と小文字との区別をしたアルファベット3文字を組み合せたパスワードと略同等である。
本願発明は、上記の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、従来のパターンロックの操作感を維持しつつも、予め定められた機能のロックを解除する際のパターンの秘匿性を向上させることが可能な電子機器を提供することにある。
本発明のある局面に従うと、電子機器は、予め定められた機能をロック可能である。電子機器は、プロセッサと、入力部とを備える。入力部は、複数の操作キーと、複数の操作キーに重ねて設けられたタッチセンサとを含む。プロセッサは、機能のロックがなされている場合に、入力部への物体の接触が維持された状態で物体によるスワイプ操作と複数の操作キーのうちの少なくとも1つの操作キーに対する押し下げ操作とを含む一連の入力操作を受け付けると、スワイプ操作が予め定められたジェスチャ操作に一致しており、かつ、各操作キーに対する押し下げ操作の回数が操作キー毎に定められた回数に一致していることを条件に、ロックを解除する。
本発明によれば、従来のパターンロックの操作感を維持しつつも、スクリーンロックを解除する際のパターンの秘匿性を向上させることが可能となる。
携帯型電話機の外観を表した斜視図である。 スクリーンロックを解除するためのユーザ操作を説明するための図である。 携帯型電話機1のハードウェア構成を説明するための図である。 メモリ120に格納されている情報を説明するための図である。 携帯型電話機1における処理の流れの典型例を説明するためのフローチャートである。 時間情報Dcの典型例の一つを表した図である。
以下、図面を参照しつつ、タッチスクリーンを有する電子機器の一例としてフィーチャーフォン型の携帯型電話機を例に挙げて説明する。
[実施の形態1]
<A.外観>
図1は、携帯型電話機の外観を表した斜視図である。図1を参照して、携帯型電話機1は、上部筐体101と、下部筐体102と、ヒンジ部103とを備える。上部筐体101と下部筐体102とは、ヒンジ部103により接続されている。
上部筐体101は、表示部としてのディスプレイ160を備える。下部筐体102は、入力部としての静電キー130を備える。
静電キー130は、テンキー300と、静電センサ350と、十字キー等の他の操作キーとを備える。静電センサ350は、テンキー300および他のキーに重ねて設けられている。典型的には、テンキー300および他のキーの露出面側(表面側)に静電センサ350が設置されている。換言すれば、テンキー300および他のキーは、静電センサ350に覆われておる。なお、テンキー300および他のキーの裏面側に静電センサ350が設置された構成であってもよい。
静電キー130は、指およびスタイラスペン等の物体によるテンキー300および他のキーの押し下げ操作を検知する。以下では、テンキー300を構成する複数のキーの少なくとも一部のキー(たとえば、1〜9の9つのキー)の各々に対する押し下げ操作に着目して説明する。
携帯型電話機1は、スクリーンロック機能を有する。詳細については後述するが、携帯型電話機1では、パターンロックを解除する際に用いられるスワイプ操作と、テンキー300を構成するキーへの押し下げ操作(クリック操作)とをユーザが行なうことにより、スクリーンロックを解除する。なお、スワイプ操作は、静電キー130の表面(詳しくは、静電センサ350の表面)における領域910において行われる。
<B.処理の概要>
図2は、スクリーンロックを解除するためのユーザ操作を説明するための図である。図2(A)は、スクリーンロックがなされた状態を表した図である。図2(B)は、スクリーンロックを解除するためのユーザ操作が完了した状態を表した図である。
図2(A)を参照して、携帯型電話機1は、ディスプレイ160に、9つのドットからなる画像610を表示する。各ドットは、テンキー300を構成する1つのキーに対応付けられている。たとえば、左の列の一番上のドットは、キー301と対応付けられている。真ん中の列の一番上のドットは、キー302と対応付けられている。右の列の一番上のドットは、キー303と対応付けられている。真ん中の列の一番下のドットは、キー308と対応付けられている。
図2(B)を参照して、ユーザは、スワイプ操作が予め定められたジェスチャ操作に一致するように、指を静電キー130(正確には、静電センサ350)上で移動させる。一例として、ユーザは、矢印915,952,953で示す方向にこの順にスワイプ操作を行なう。具体的には、ユーザは、指を静電キー130から離すことなく、キー301、キー305、キー309、キー308、キー307、キー305、キー303の順に、これらのキー上の静電センサ350の表面領域(キーに対応する領域)を指でなぞる。
実際にはキーに直に接触することはできないが、以下では説明の便宜上、キー上の静電センサ350の表面領域をなぞることを、単に、「キーをなぞる」と称する。また、同様に、キー上の静電センサ350の表面領域に指が到達する場合を、単に、「キーに指が到達する」と称する。さらに、同様にキー上の静電センサ350の表面領域に指を触れることを、「指をキーに接触させる」と称し、当該指が表面領域から離されることを、「キーから指が離れる」とも称する。
さらに、スワイプ操作の途中で、ユーザは、予め定められたキーに対して、予め定められた回数の押し下げ操作を行なう。たとえば、キー303,307,309に対して、それぞれ、3回、2回、1回といった回数が予め登録されている場合、スワイプ操作によって“9”のキー309に指が到達した後、ユーザは、1回だけキー309をクリックする。なお、ユーザがキー309に対応する静電センサ350の領域を押すことにより、キー309がクリックされる。次いで、スワイプ操作によって“7”のキー307に指が到達した後に、ユーザは2回だけキー307をクリックする。最後に、スワイプ操作によって“3”のキー303に指が到達した後に、ユーザは、3回だけキー309をクリックする。
携帯型電話機1は、このようなスワイプ処理と予め定められたキーへの予め定められた回数の押し下げ操作とをユーザから受け付けたことを条件に、スクリーンロックを解除する。すなわち、携帯型電話機1は、スクリーンロックがなされている場合に、静電キー130への指の接触が維持された状態で指によるスワイプ操作とキーの押し下げ操作とを含む一連の入力操作を受け付けると、当該スワイプ操作が予め定められたジェスチャ操作に一致しており、かつ、各キーに対する押し下げ操作の回数がキー毎に定められた回数に一致していることを条件に、スクリーンロックを解除する。
このように、テンキー300を構成するキーへの押し下げ回数をロックの解除の条件に加えることにより、設定可能なパターン数を、たとえばAndroid OSにおける設定可能なパターン数(14万704通り)よりも極めて多くすることができる。特に、携帯型電話機1においては、ユーザは、スワイプ操作の途中で、キーへの押し下げ操作を行なえばよい。それゆえ、携帯型電話機1によれば、従来のパターンロックの操作感を維持しつつも、スクリーンロックを解除する際のパターンの秘匿性を向上させることが可能となる。
また、携帯型電話機1は、ユーザから受け付けたスワイプ操作に基づく軌跡620をディスプレイ160に表示させる。それゆえ、ユーザは、スワイプ操作の状況を画面で確認することができる。
<C.ハードウェア構成>
図3は、携帯型電話機1のハードウェア構成を説明するための図である。図3を参照して、携帯型電話機1は、CPU(Central Processing Unit)110と、メモリ120と、静電キー130と、静電キードライバ140と、ディスプレイドライバ150と、ディスプレイ160とを備える。
静電キー130は、上述したように、少なくとも、複数のキー301,302,303,…から構成されるテンキー300と、静電センサ350とを含む。メモリ120は、典型的には、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリである。メモリ120は、ロックパターン情報Daと、回数情報Dbとを記憶している。詳細については後述するが、ロックパターン情報Daは、ジェスチャ操作を規定した情報である(図4(A)参照)。
静電キードライバ140は、静電キー130用のドライバである。静電キードライバ140は、静電センサ350からタッチ情報を受け付ける。ユーザがスワイプ操作を行なった場合には、静電センサ350は、タッチ情報としてパターン情報(正確には、複数の座標値の情報)を、静電センサ350から受け付ける。
また、静電キードライバ140は、ユーザによる押し下げ操作に基づいて、テンキー300を構成する各キー301,302,303,…から、ユーザによるキー操作情報を習得する。具体的には、静電キードライバ140は、押し下げられたキーを特定するための情報を当該キーから受信する。静電キードライバ140は、上記タッチ情報と上記キー操作情報とを、CPU110に送る。
CPU110は、スクリーンロックがなされている場合に、静電キー130への指の接触が維持された状態で当該指によるスワイプ操作とキーの押し下げ操作とを含む一連の入力操作を受け付けると、以下の処理を行なう。すなわち、CPU110は、当該スワイプ操作が予め定められたジェスチャ操作に一致しており、かつ、各キーに対する押し下げ操作の回数が操作キー毎に定められた回数に一致していることを条件に、スクリーンロックを解除する。
詳しくは、CPU110は、静電キードライバ140からタッチ情報とキー操作情報とを受け付けると、メモリ120からロックパターン情報Daと回数情報Dbとを読み出す。CPU110は、静電キードライバ140から受け付けたタッチ情報が、ロックパターン情報と一致するか否かを判断する。つまり、CPU110は、スワイプ操作が予め定められたジェスチャ操作と一致するか否かを判断する。さらに、CPU110は、静電キードライバ140から受け付けたキー操作情報が、回数情報Dbに規定された情報と一致するか否かを判断する。
また、CPU110は、静電キードライバ140から受け付けたタッチ情報に基づき、ディスプレイ160にスワイプ操作に基づく軌跡(つまり、ユーザによって入力されたパターン情報)を表示させるための指令を、ディスプレイドライバ150に対して送信する。この場合、ディスプレイドライバ150は、入力されたパターン情報をディスプレイ160に表示させる処理を行なう。
また、携帯型電話機1は、スクリーンロックが解除された状態で、ユーザから、ロックパターン情報Daおよび回数情報Dbの更新および新規作成等の登録操作を受け付ける。つまり、携帯型電話機1は、ジェスチャ操作の登録要求とキーに対する押し下げ回数の登録要求とを受け付け、当該受け付けたジェスチャ操作と回数とを、メモリ120に格納する、詳しくは、CPU110が、受け付けた登録操作に基づき、メモリ120に記憶されているロックパターン情報Daおよび回数情報Dbのデータを更新する。なお、当該登録処理は、静電キー130を用いて行われる。
このように、ユーザは、ジェスチャの登録操作とキーに対する押し下げ回数の登録が可能となるため、適宜、これらの登録操作を行なうことにより、セキュリティを向上させることができる。
<D.データ>
図4は、メモリ120に格納されている情報を説明するための図である。図4(A)は、ロックパターン情報Daの典型例の一つを表した図である。図4(B)は、回数情報Dbの典型例の一つを表した図である。
図4(A)を参照して、ロックパターン情報Daは、キーの登録順序(つまり、ジェスチャ操作)を規定している。たとえば、図4(A)に具体的に示した数字列“159873”は、図2(B)の例に対応している。すなわち、Andoroid OSのように、一つのドットは1回しか結べない(ただし、上を通過することは可能)というルールに従う場合、“5”のキー305の重複を無視して、“1”のキー301、“5”のキー305、“9”のキー309、“8”のキー308、“7”のキー307、“3”のキー303のキーをこの順になぞるスワイプ操作をユーザが行なうと、当該スワイプ操作が、ロックパターン情報Daに規定されたジェスチャ操作と一致することになる。
図4(B)を参照して、回数情報Dbでは、テンキーのうちの1〜9のキーに対して、押し下げ回数が対応付けられている。図4(B)に具体的に示した押し下げ回数は、図2(B)に基づいて説明した場合の回数を表している。
ロックパターン情報Daにキー302,304,306の各々に対応する数字“2”,“4”,“6”がないため、回数情報Dbにおいては、“2”,“4”,“6”に対しては、0または1以上の回数を示す値が対応付けられていない。しかしながら、これに限定されず、ロックパターン情報Daにない数字(1文字の数字)に対して、回数が対応付けられていてもよい。この場合には、CPU110は、これらの回数を無視すればよい。
なお、ロックパターン情報Daおよび回数情報Dbは、上述したように、ユーザ操作により更新等が可能である。
<E.制御構造>
図5は、携帯型電話機1における処理の流れの典型例を説明するためのフローチャートである。図5を参照して、ステップS2において、CPU110は、ディスプレイ160にロック画面を表示させる。つまり、CPU110は、スクリーンロックを行なう。
ステップS4において、ユーザがスワイプ操作を行なったことに基づき、ユーザがCPU110は、静電キー130(詳しくは、静電センサ350)からスワイプ操作に基づく座標値を取得する。ステップS6において、CPU110は、スワイプ操作中における各キー301〜309の押し下げ回数をカウントする。
ステップS8において、CPU110は、スワイプ操作が終了したか否かを判断する。すなわち、CPU110は、指またはスタイラスペン等の物体が静電キー130から離れたか否かを判断する。
離れていないと判断された場合(ステップS8においてNO)、CPU110は、処理をステップS4に戻す。離れたと判断された場合(ステップS8においてYES)、CPU110は、ステップS10において、スワイプ操作が予め定められたジェスチャ操作に一致しているか否かを判断する。具体的には、CPU110は、ロックパターン情報Da(図4(A))を参照して、スワイプ操作によるキーの選択順序がロックパターン情報Daに登録されている順序に一致しているか否かを判断する。なお、本実施の形態では、上述したように、同じキーが重複して選択された場合、2回目以降の選択は上記の判定に用いていない。
上記ジェスチャ操作に一致していないと判断された場合(ステップS10においてNO)、CPU110は、ステップS16において、ディスプレイ160にエラー表示を行なわせる。上記ジェスチャ操作に一致していると判定された場合(ステップS10においてYES)、CPU110は、ステップS12において、回数情報Db(図4(B))を参照して、各キーの押し下げ回数がキー毎に定められた回数に一致するか否かを判断する。
上記回数に一致していないと判断された場合(ステップS12においてNO)、CPU110は、処理をステップS16に進める。上記回数に一致していると判断された場合(ステップS12においてYES)、CPU110は、ステップS14において、スクリーンロックの解除を行なう。
<F.補足>
携帯型電話機1における処理は、各ハードウェアおよびCPU110により実行されるソフトウェアによって実現される。このようなソフトウェアは、典型的には、不揮発性メモリであるメモリ120に予め記憶されている場合がある。また、ソフトウェアは、その他の記憶媒体に格納されて、プログラムプロダクトとして流通している場合もある。あるいは、ソフトウェアは、いわゆるインターネットに接続されている情報提供事業者によってダウンロード可能なプログラムプロダクトとして提供される場合もある。
携帯型電話機1を構成するハードウェアは、一般的なものである。したがって、本発明の本質的な部分は、携帯型電話機1に搭載されたメモリ120に格納されたソフトウェア、メモリカード等の外部記憶媒体に格納されたソフトウェア、あるいはネットワークを介してダウンロード可能なソフトウェアであるともいえる。
<G.変形例>
(1)タッチスクリーンを有する電子機器は、上述したように、フィーチャーフォン型の携帯型電話機に限定されるものではない。たとえば、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、デジタルカメラ、オーディオプレイヤ、スマートフォン、ウェアラブル端末であってもよい。
(2)上記においては、上述したロックの解除方法は、スクリーンロック機能に着目して説明したが、スクリーンロック機能に限定されるものではない。各種のプログラムによって実現される様々なロックに対して、上述したロックの解除方法を適用可能である。つまり、予め定められた機能をロック可能な各種の電子機器に対して、適用可能である。
(3)上記においては、携帯型電話機1が、入力部として、複数の操作キーと当該複数の操作キーに重ねて設けられた静電センサ350とを含む静電キー130を備えた構成を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。静電キー130の代わりに、複数の操作キーと、当該複数の操作キーに重ねて設けられたタッチセンサ(指等の物体の接触を検出するためのセンサ)とを含む構成であれば、入力部の構成は特に限定されるものではない。この点は、後述する各実施の形態でも同様である。
[実施の形態2]
実施の形態1においては、静電キー130が、指およびスタイラスペン等の物体による各領域における押し下げ操作を検知する構成について説明した。しかしながら、これに限定されるものではない。押し下げを検知する代わりに、指等による各領域における接触時間を検知するように、静電キー130を構成してもよい。
このような構成の場合には、携帯型電話機1は、回数情報Db(図4(B))の代わりに、時間情報Dcを予めメモリ120に格納している。以下、時間情報Dcの概要および時間情報Dcを用いた携帯型電話機1によるロック解除方法について説明する。
図6は、時間情報Dcの典型例の一つを表した図である。図6を参照して、時間情報Dcでは、テンキーのうちの1〜9のキーに対して、指等の接触時間Tに関する条件(範囲)が対応付けられている。
なお、ロックパターン情報Daにキー302,304,306の各々に対応する数字“2”,“4”,“6”がないため、時間情報Dcにおいては、“2”,“4”,“6”に対しては、接触時間Tに関する条件が設定されていない。しかしながら、これに限定されず、ロックパターン情報Daにない数字(1文字の数字)に対して、接触時間Tに関する条件が対応付けられていてもよい。この場合には、CPU110は、これらの条件を無視すればよい。また、時間情報Dcは、ユーザ操作により更新等が可能である。
以下、このような時間情報Dcを利用したスクリーンのロック解除方法について、図2(B)を再び参照して説明する。図2(B)を参照して、ユーザは、スワイプ操作が予め定められたジェスチャ操作に一致するように、指を静電キー130上で移動させる。具体的には、ユーザは、指を静電キー130から離すことなく、キー301、キー305、キー309、キー308、キー307、キー305、キー303の順に、これらのキーを指でなぞる。
さらに、スワイプ操作の途中で、ユーザは、予め定められたキーに対して、予め定められた時間接触状態を保つ。たとえば、キー303,307,309に対して、それぞれ、図6に示した接触時間Tの条件が予め登録されている場合、スワイプ操作によって“9”のキー309に指が到達した後、ユーザは、指の移動を停止させて、1秒よりも長くキー309に指を接触させる。次いで、スワイプ操作によって“7”のキー307に指が到達した後に、ユーザは、指の移動を停止させて、2秒よりも長くキー307に指を接触させる。最後に、スワイプ操作によって“3”のキー303に指が到達した後に、ユーザは、指の移動を停止させて、3秒よりも長くキー303に指を接触させる。
携帯型電話機1は、このようなスワイプ処理と予め定められたキーへの予め定められた時間条件を満たす接触状態を維持する操作とをユーザから受け付けたことを条件に、スクリーンロックを解除する。
すなわち、携帯型電話機1は、スクリーンロックがなされている場合に、静電キー130への指の接触が維持された状態で指によるスワイプ操作を受け付けると、スワイプ操作が予め定められたジェスチャ操作に一致しており、かつ、スワイプ操作により指が接触した各領域における接触時間が当該領域に対応するキー毎に定められた条件を満たしている場合に、スクリーンロックを解除する。
このように、テンキー300を構成するキーへの接触時間をロックの解除の条件に加えることにより、設定可能なパターン数を、たとえばAndroid OSにおける設定可能なパターン数(14万704通り)よりも極めて多くすることができる。特に、携帯型電話機1においては、ユーザは、スワイプ操作の途中で、キーへの接触を一定時間保つ操作を行なえばよい。それゆえ、携帯型電話機1によれば、従来のパターンロックの操作感を維持しつつも、スクリーンロックを解除する際のパターンの秘匿性を向上させることが可能となる。
なお、図6に示した時間情報Dcでは、時間の上限が規定されていないが、これに限定されるものではなく、時間の上限が規定されていてもよい。一例を挙げると、3を表すキー303に関する接触時間Tの条件を、「5秒>T>3秒」といったように上限および下限を用いて規定してもよい。
また、静電キー130が、指等の物体による各領域における押し下げ操作を検知するとともに、指等による各領域における接触時間を検知する構成としてもよい。つまり、回数情報Dbおよび時間情報Dcの一方を利用して、スクリーンロックの解除を行なうように、携帯型電話機1を構成してもよい。回数情報Dbを利用したロック解除を行なうようにするか、時間情報Dcを利用したロック解除を行なうようにするかは、ユーザ操作に基づき決定されるように、携帯型電話機1を構成すればよい。
また、回数情報Dbおよび時間情報Dcの両方を利用するように、携帯型電話機1を構成してもよい。すなわち、予め定められたキーに対して予め定められた回数の押し下げ操作と、当該キーに対して予め定められた時間条件を満たす接触状態を維持する操作とを受け付けことを条件に、スクリーンロックを解除するように、携帯型電話機1を構成してもよい。
なお、実施の形態1の「<G.変形例>」で説明した各種の変形(1)〜(3)は、本実施の形態でも適用可能である。
[実施の形態3]
実施の形態1の携帯型電話機1は、上述したように、スクリーンロックがなされている場合に、静電キー130への指の接触が維持された状態で指によるスワイプ操作とキーの押し下げ操作とを含む一連の入力操作を受け付けると、当該スワイプ操作が予め定められたジェスチャ操作に一致しており、かつ、各キーに対する押し下げ操作の回数がキー毎に定められた回数に一致していることを条件に、スクリーンロックを解除する。つまり、実施の形態1の携帯型電話機1では、スクリーンロックを解除するための操作に関し、ユーザは、指を静電キー130(換言すれば各キー)から離すことはない。
本実施の形態では、スクリーンロックを解除するための操作の途中において指を静電キー130から一旦離しても、スクリーンロックの解除が可能な構成について説明する。
本実施の形態に係る携帯型電話機1は、スクリーン機能のロックがなされている場合に、複数回の指によるスワイプ操作と、当該複数回のスワイプ操作のうちの少なくとも1回のスワイプ操作中における押し下げ操作とを受け付けると、当該複数回のスワイプ操作による一連の操作が予め定められたジェスチャ操作に一致しているか否かを判断する。さらに、携帯型電話機1は、各キーに対する押し下げ操作の回数がキー毎に定められた回数に一致しているか否かを判断する。
携帯型電話機1は、複数回のスワイプ操作による一連の操作が予め定められたジェスチャ操作に一致しており、かつ、各キーに対する押し下げ操作の回数がキー毎に定められた回数に一致していることを条件に、スクリーンロックを解除する。
以下、このようなスクリーンのロック解除方法の複数の具体例について、図2(B)等を再び参照して説明する。
(1)第1の具体例
図2(B)を参照して、ユーザは、指を静電キー130上で移動させる。具体的には、ユーザは、指を静電キー130から離すことなく、キー301、キー305、キー309の順に、これらのキーを指でなぞる。キー309に到達すると、ユーザは、静電キー130から指を一旦離す。次に、ユーザは、指をキー309に再度接触させ、指を静電キー130から離すことなく、キー309、キー308、キー307の順に、これらのキーを指でなぞる。キー307に到達すると、ユーザは、静電キー130から指を一旦離す。次に、ユーザは、指をキー307に再度接触させ、指を静電キー130から離すことなく、キー307、キー305、キー303の順に、これらのキーを指でなぞる。
さらに、上記連続する3回のスワイプ操作における少なくとも1回のスワイプ操作の途中で、ユーザは、予め定められたキーに対して、予め定められた回数の押し下げ操作を行なう。たとえば、実施の形態1で説明した図4(B)のとおり、キー303,307,309に対して、それぞれ、3回、2回、1回といった回数が予め登録されている場合、スワイプ操作によって“9”のキー309に指が到達した後、ユーザは、1回だけキー309をクリックする。次いで、2回目のスワイプ操作によって“7”のキー307に指が到達した後に、ユーザは2回だけキー307をクリックする。最後に、3回目のスワイプ操作によって“3”のキー303に指が到達した後に、ユーザは、3回だけキー309をクリックする。
(2)第2の具体例
上記のスワイプ操作を行なう場合において、他の例として、キー307に対して2回といった回数が登録されており、かつ、他のキー301〜306、308,309に対して0回といった回数が登録あるいは回数の登録がないときには、スクリーンロックを解除するために、ユーザは、押し下げ操作に関して、以下の操作を行なう必要がある。すなわち、ユーザは、1回目のスワイプ操作中には、いずれのキー301,305,309に対しても押し下げ操作を行なわない。ユーザは、2回目のスワイプ操作中に、“7”のキー307に指が到達した後に、ユーザは2回だけキー307をクリックする。ユーザは、3回目のスワイプ操作中には、いずれのキー307,305,303に対しても押し下げ操作を行なわない。以上の操作により、スクリーンロックの解除が可能となる。
(3)第3の具体例
上記第1の具体例および第2の具体例においては、指を離したキーと、再び指を接触させるキーとが同じである構成を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。
上記第1の具体例および第2の具体例のように、キー301、キー305、キー309、キー308、キー307、キー305、キー303をこの順になぞる場合を例に挙げると、以下のとおりである。
ユーザは、指を静電キー130から離すことなく、キー301、キー305、キー309の順に、これらのキーを指でなぞる。キー309に到達すると、ユーザは、静電キー130から指を一旦離す。次に、ユーザは、指をキー308に接触させ、指を静電キー130から離すことなく、キー308、キー307の順に、これらのキーを指でなぞる。キー307に到達すると、ユーザは、静電キー130から指を一旦離す。次に、ユーザは、指をキー305に再度接触させ、指を静電キー130から離すことなく、キー305、キー303の順に、これらのキーを指でなぞる。
このような例の場合、連続して行われるスワイプ操作に関し、前回のスワイプ操作を終了させたキーと、次のスワイプ操作を開始させるキーとが隣り合っていればよい。このような構成であれば、指を離したキーと同じキーから次のスワイプ操作を行なう必要はなくなる。
(4)第4の具体例
上記第1の具体例および第2の具体例では、前回のスワイプ操作の終了時のキーと、次回のスワイプ操作を開始するキーとが同じである場合を挙げて説明した。また、上記第3の具体例では、前回のスワイプ操作の終了時のキーと、次回のスワイプ操作を開始するキーが隣り合っている場合を挙げて説明した。しかしながら、これらに限定されるものではない。
たとえば、予め定められたジェスチャ操作が、キー301とキー305とキー309とをこの順になぞる第1の操作と、キー307とキー305とキー303とをこの順でなぞる第2の操作とをこの順に組み合わせたものである場合(すなわち、ロックパターン情報Da(図4(A))が数字列“15973”である場合)等においては、スクリーンロックの解除の際には、前回のスワイプ操作の終了時のキーと、次回のスワイプ操作を開始するキーが隣り合っている必要はない。
以上のように、携帯型電話機1は、このような複数回のスワイプ処理と予め定められたキーへの予め定められた回数の押し下げ操作とをユーザから受け付けたことを条件に、スクリーンロックを解除する。詳しくは、携帯型電話機1は、スクリーンロックがなされている場合に、複数回の指によるスワイプ操作と、当該複数回のスワイプ操作のうちの少なくとも1回のスワイプ操作中における押し下げ操作とを受け付けると、当該複数回のスワイプ操作による一連の操作が予め定められたジェスチャ操作に一致しており、かつ、上記スワイプ操作により指が接触した各領域(各キー)における押し下げ操作の回数が領域毎に定められた回数に一致していることを条件に、スクリーンロックを解除する。このような構成であっても、携帯型電話機1は、実施の形態1に記載の携帯型電話機1と同様の効果を得ることができる。なお、スクリーンロックの解除の際の指を離す回数は、スワイプ操作の回数から1を引いた回数となる。
なお、実施の形態1の「<G.変形例>」で説明した各種の変形(1)〜(3)は、本実施の形態でも適用可能である。
[実施の形態4]
実施の形態3においては、静電キー130が、指およびスタイラスペン等の物体による各領域における押し下げ操作を検知する構成について説明した。しかしながら、これに限定されるものではない。実施の形態2で説明したのと同様に、押し下げを検知する代わりに、指等による各領域における接触時間を検知するように、静電キー130を構成してもよい。
すなわち、本実施の形態に係る携帯型電話機1は、スクリーンロックがなされている場合に、複数回のスワイプ操作を受け付けると、前記複数回のスワイプ操作による一連の操作が予め定められたジェスチャ操作に一致しており、かつ、スワイプ操作により指が接触した各領域における接触時間が当該領域に対応するキー毎に定められた条件を満たしている場合に、スクリーンロックを解除する。このような構成であっても、携帯型電話機1は、実施の形態2に記載の携帯型電話機1と同様の効果を得ることができる。
また、実施の形態2でも述べたように、静電キー130が、指等の物体による各領域における押し下げ操作を検知するとともに、指等による各領域における接触時間を検知する構成としてもよい。つまり、回数情報Db(図4(B))および時間情報Dc(図6)の一方を利用して、スクリーンロックの解除を行なうように、携帯型電話機1を構成してもよい。さらに、実施の形態2でも述べたように、回数情報Dbおよび時間情報Dcの両方を利用するように、携帯型電話機1を構成してもよい。すなわち、予め定められたキーに対して予め定められた回数の押し下げ操作と、当該キーに対して予め定められた時間条件を満たす接触状態を維持する操作とを受け付けことを条件に、スクリーンロックを解除するように、携帯型電話機1を構成してもよい。
なお、実施の形態1の「<G.変形例>」で説明した各種の変形(1)〜(3)は、本実施の形態でも適用可能である。
[実施の形態5]
実施の形態1,3の携帯型電話機1は、上述したように、各キーに対する押し下げ操作の回数がキー毎に定められた回数に一致しているか否かを判断する。つまり、実施の形態1,3では、キーの押し下げ操作の回数の情報をスクリーンロック解除に用いる。
本実施の形態では、キーの押し下げ操作の回数の代わりに、実施の形態3,4で述べた複数回のスワイプ操作による一連の操作において、指がキーから離れた回数の情報を、スクリーンロックの解除に用いる。詳しく説明すると以下のとおりである。
携帯型電話機1は、スクリーンロックがなされている場合に、複数回の指によるスワイプ操作を含むタッチ操作を受け付けると、当該複数回のスワイプ操作による一連の操作が予め定められたジェスチャ操作に一致しており、かつ、当該タッチ操作によって指が接触した各領域から指が離れた回数が当該領域に対応する操作キー毎に定められた回数に一致していることを条件に、スクリーンロックを解除する。
このような構成を実現するために、携帯型電話機1は、回数情報Db(図4(B))の代わりに、テンキーのうちの1〜9のキーに対して指を離した回数(非接触状態にした回数)が対応付けられている回数情報を用いて、上記の判定を行なえばよい。
上記タッチ操作の一例を挙げると以下のとおりである。一例として、9のキー309に対して1回が、7のキーに対して2回が対応付けられているとする。また、ユーザが図2(B)に示したように指を移動させ、かつ携帯型電話機1がロックパターン情報Da(図4(A))を有している場合を説明する。
このような場合、ユーザは、ユーザは、指を静電キー130から離すことなく、キー301、キー305、キー309の順に、これらのキーを指でなぞる。キー309に到達すると、ユーザは、キー309から指を一旦離す。次に、ユーザは、指をキー309に再度接触させ、指を静電キー130から離すことなく、キー309、キー308、キー307の順に、これらのキーを指でなぞる。キー307に到達すると、ユーザは、キー307から指を一旦離す。さらに、ユーザは、キー307に指を再度接触させた後、キー307から指を一旦離す。次に、ユーザは、指をキー307に再度接触させ、指を静電キー130から離すことなく、キー307、キー305、キー303の順に、これらのキーを指でなぞる。このように、ユーザは、キー309から1回指を離し、キー307から2回指を離す。
このような構成であっても、スクリーンロックに関する設定可能なパターン数を、たとえばAndroid OSにおける設定可能なパターン数(14万704通り)よりも極めて多くすることができる。
なお、上記一連の操作に関し、実施の形態3でも説明したように、指を離したキーと、再び指を接触させるキーとが、同じであっても良いし、異なっていてもよい。また、実施の形態1の「<G.変形例>」で説明した各種の変形(1)〜(3)は、本実施の形態でも適用可能である。
[実施の形態6]
実施の形態2,4の携帯型電話機1は、上述したように、指が接触した各領域における接触時間が当該領域に対応するキー毎に定められた回数に一致しているか否かを判断する。つまり、実施の形態2,4では、キーの接触時間の情報をスクリーンロック解除に用いる。
本実施の形態では、キーの接触時間の代わりに、実施の形態3,4で述べた複数回のスワイプ操作による一連の操作において、指がキーから離れている時間の情報を、スクリーンロックの解除に用いる。詳しく説明すると以下のとおりである。
携帯型電話機1は、スクリーンロックがなされている場合に、複数回の指によるスワイプ操作を含むタッチ操作を受け付けると、当該複数回のスワイプ操作による一連の操作が予め定められたジェスチャ操作に一致しており、かつ、当該タッチ操作が行われることによって指が接触した各領域から指が離れている時間が当該領域に対応するキー毎に定められた条件を満たしている場合に、スクリーンロックを解除する。
このような構成を実現するために、携帯型電話機1は、時間情報Dc(図6)の代わりに、テンキーのうちの1〜9のキーに対して指が離れている時間に関する条件(範囲)が対応付けられた時間情報を用いて、上記の判定を行なう。
このような構成であっても、スクリーンロックに関する設定可能なパターン数を、たとえばAndroid OSにおける設定可能なパターン数(14万704通り)よりも極めて多くすることができる。
なお、上記一連の操作に関し、実施の形態3でも説明したように、指を離したキーと、再び指を接触させるキーとが、同じであっても良いし、異なっていてもよい。また、1つのキーに接触する回数は、特に限定されるものではない。スクリーンロックを解除する際に、同じキーに複数回接触してもよい。さらに、実施の形態1の「<G.変形例>」で説明した各種の変形(1)〜(3)は、本実施の形態でも適用可能である。
[実施の形態7]
実施の形態5の構成に対して、実施の形態6の構成を組み合わせてもよい。すなわち、携帯型電話機1を以下のように構成してもよい。
すなわち、本実施の形態に係る携帯型電話機1は、複数回の指によるスワイプ操作を含むタッチ操作を受け付けると、(i)複数回のスワイプ操作による一連の操作が予め定められたジェスチャ操作に一致しており、(ii)タッチ操作によって指が接触した各領域から指が離れた回数が領域に対応するキー毎に定められた回数に一致しており、かつ、(iii)当該タッチ操作が行われることによって指が接触した各領域から指が離れている時間が当該領域に対応するキー毎に定められた条件を満たしている場合に、スクリーンロックを解除する。
このような構成によれば、実施の形態5の携帯型電話機1よりも、スクリーンロックに関する設定可能なパターン数を増やすことが可能となる。また、実施の形態5の携帯型電話機1よりも、他人に、スクリーンロックを破られる可能性が低減する。
[実施の形態8]
上記実施の形態1〜7のうち、キーに対する押し下げ操作をロックの解除に用いない構成(実施の形態2,4〜7)においては、静電キー130の代わりに、タッチスクリーンを用いることができる。なお、タッチスクリーンは、ディスプレイ機能とタッチパネル機能とを有する構成であれば、ディスプレイ部とタッチパネル部とが別体で構成されている必要なない。すなわち、タッチスクリーンは、ディスプレイ上にタッチパネルが配置された構成であってもよいし、光センサ液晶のようにディスプレイ部とタッチパネル部とが分離できないものであってもよい。
たとえば、実施の形態2において、静電キー130の代わりに、タッチスクリーンを用いた場合、携帯型電話機1は以下のような構成を有すると言える。
携帯型電話機1は、予め定められた機能をロック可能である。携帯型電話機1は、プロセッサと、複数の操作キーを表示するとともに、前記複数の操作キーの各々を選択可能なタッチスクリーンとを備える。プロセッサは、機能のロックがなされている場合に、タッチスクリーンへの指の接触が維持された状態で指によるスワイプ操作を受け付けると、当該スワイプ操作が予め定められたジェスチャ操作に一致しており、かつ、当該スワイプ操作により指が接触した各領域における接触時間が当該領域に対応するキー毎に定められた条件を満たしている場合に、上記ロックを解除する。
このように、実施の形態2,4〜7において、静電キー130の代わりに、タッチスクリーンを用いた場合であっても、各々の実施の形態2,4〜7で説明した効果と同様の効果を得ることができる。
今回開示された実施の形態は例示であって、上記内容のみに制限されるものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 携帯型電話機、101 上部筐体、102 下部筐体、103 ヒンジ部、120 メモリ、130 タッチパネル、140 静電キードライバ、150 ディスプレイドライバ、160 ディスプレイ、300 テンキー、301,302,303,304,305,306,307,308,309 キー、350 静電センサ、610 画像、620 軌跡、910 領域、951,952,953 矢印、Da ロックパターン情報、Db 回数情報、Dc 時間情報。

Claims (13)

  1. 予め定められた機能をロック可能な電子機器であって、
    プロセッサと、
    入力部とを備え、
    前記入力部は、複数の操作キーと、前記複数の操作キーに重ねて設けられたタッチセンサとを含み、
    前記プロセッサは、前記機能のロックがなされている場合に、前記入力部への物体の接触が維持された状態で前記物体によるスワイプ操作と前記複数の操作キーのうちの少なくとも1つの操作キーに対する押し下げ操作とを含む一連の入力操作を受け付けると、前記スワイプ操作が予め定められたジェスチャ操作に一致しており、かつ、各前記操作キーに対する前記押し下げ操作の回数が前記操作キー毎に定められた回数に一致していることを条件に、前記ロックを解除する、電子機器。
  2. 予め定められた機能をロック可能な電子機器であって、
    プロセッサと、
    入力部とを備え、
    前記入力部は、複数の操作キーと、前記複数の操作キーに重ねて設けられたタッチセンサとを含み、
    前記プロセッサは、前記機能のロックがなされている場合に、前記入力部への複数回の物体によるスワイプ操作と、前記複数回のスワイプ操作のうちの少なくとも1回のスワイプ操作中における前記複数の操作キーのうちの少なくとも1つの操作キーに対する押し下げ操作とを受け付けると、前記複数回のスワイプ操作による一連の操作が予め定められたジェスチャ操作に一致しており、かつ、各前記操作キーに対する前記押し下げ操作の回数が前記操作キー毎に定められた回数に一致していることを条件に、前記ロックを解除する、電子機器。
  3. 予め定められた機能をロック可能な電子機器であって、
    プロセッサと、
    入力部とを備え、
    前記入力部は、複数の操作キーと、前記複数の操作キーに重ねて設けられたタッチセンサとを含み、
    前記プロセッサは、前記機能のロックがなされている場合に、前記入力部への物体の接触が維持された状態で前記物体によるスワイプ操作を受け付けると、前記スワイプ操作が予め定められたジェスチャ操作に一致しており、かつ、前記スワイプ操作により前記物体が接触した各領域における前記接触時間が前記領域に対応する前記操作キー毎に定められた条件を満たしている場合に、前記ロックを解除する、電子機器。
  4. 予め定められた機能をロック可能な電子機器であって、
    プロセッサと、
    複数の操作キーを表示するとともに、前記複数の操作キーの各々を選択可能なタッチスクリーンとを備え、
    前記プロセッサは、前記機能のロックがなされている場合に、前記タッチスクリーンへの物体の接触が維持された状態で前記物体によるスワイプ操作を受け付けると、前記スワイプ操作が予め定められたジェスチャ操作に一致しており、かつ、前記スワイプ操作により前記物体が接触した各領域における前記接触時間が前記領域に対応する前記操作キー毎に定められた条件を満たしている場合に、前記ロックを解除する、電子機器。
  5. 予め定められた機能をロック可能な電子機器であって、
    プロセッサと、
    入力部とを備え、
    前記入力部は、複数の操作キーと、前記複数の操作キーに重ねて設けられたタッチセンサとを含み、
    前記プロセッサは、前記機能のロックがなされている場合に、前記入力部への複数回の物体によるスワイプ操作を受け付けると、前記複数回のスワイプ操作による一連の操作が予め定められたジェスチャ操作に一致しており、かつ、前記スワイプ操作により前記物体が接触した各領域における前記接触時間が前記領域に対応する前記操作キー毎に定められた条件を満たしている場合に、前記ロックを解除する、電子機器。
  6. 予め定められた機能をロック可能な電子機器であって、
    プロセッサと、
    複数の操作キーを表示するとともに、前記複数の操作キーの各々を選択可能なタッチスクリーンとを備え、
    前記プロセッサは、前記機能のロックがなされている場合に、前記タッチスクリーンへの複数回の物体によるスワイプ操作を受け付けると、前記複数回のスワイプ操作による一連の操作が予め定められたジェスチャ操作に一致しており、かつ、前記スワイプ操作により前記物体が接触した各領域における前記接触時間が前記領域に対応する前記操作キー毎に定められた条件を満たしている場合に、前記ロックを解除する、電子機器。
  7. 予め定められた機能をロック可能な電子機器であって、
    プロセッサと、
    入力部とを備え、
    前記入力部は、複数の操作キーと、前記複数の操作キーに重ねて設けられたタッチセンサとを含み、
    前記プロセッサは、前記機能のロックがなされている場合に、前記入力部への複数回の前記物体によるスワイプ操作を含むタッチ操作を受け付けると、前記複数回のスワイプ操作による一連の操作が予め定められたジェスチャ操作に一致しており、かつ、前記タッチ操作によって前記物体が接触した各領域から前記物体が離れた回数が前記領域に対応する前記操作キー毎に定められた回数に一致していることを条件に、前記ロックを解除する、電子機器。
  8. 前記タッチパネルは、前記物体による各前記領域における接触時間を検知可能であって、
    前記プロセッサは、前記複数回のスワイプ操作による一連の操作が予め定められたジェスチャ操作に一致しており、前記タッチ操作によって前記物体が接触した各領域から前記物体が離れた回数が前記領域に対応する前記操作キー毎に定められた回数に一致しており、かつ前記タッチ操作が行われることによって前記物体が接触した各領域から前記物体が離れている時間が前記領域に対応する前記操作キー毎に定められた条件を満たしている場合に、前記ロックを解除する、請求項7に記載の電子機器。
  9. 予め定められた機能をロック可能な電子機器であって、
    プロセッサと、
    複数の操作キーを表示するとともに、前記複数の操作キーの各々を選択可能なタッチスクリーンとを備え、
    前記プロセッサは、前記機能のロックがなされている場合に、前記タッチスクリーンへの複数回の前記物体によるスワイプ操作を含むタッチ操作を受け付けると、前記複数回のスワイプ操作による一連の操作が予め定められたジェスチャ操作に一致しており、かつ、前記タッチ操作によって前記物体が接触した各領域から前記物体が離れた回数が前記領域に対応する前記操作キー毎に定められた回数に一致していることを条件に、前記ロックを解除する、電子機器。
  10. 予め定められた機能をロック可能な電子機器であって、
    プロセッサと、
    入力部とを備え、
    前記入力部は、複数の操作キーと、前記複数の操作キーに重ねて設けられたタッチセンサとを含み、
    前記プロセッサは、前記機能のロックがなされている場合に、前記入力部への複数回の前記物体によるスワイプ操作をを含むタッチ操作を受け付けると、前記複数回のスワイプ操作による一連の操作が予め定められたジェスチャ操作に一致しており、かつ、前記タッチ操作が行われることによって前記物体が接触した各領域から前記物体が離れている時間が前記領域に対応する前記操作キー毎に定められた条件を満たしている場合に、前記ロックを解除する、電子機器。
  11. 予め定められた機能をロック可能な電子機器であって、
    プロセッサと、
    複数の操作キーを表示するとともに、前記複数の操作キーの各々を選択可能なタッチスクリーンとを備え、
    前記プロセッサは、前記機能のロックがなされている場合に、前記タッチスクリーンへの複数回の前記物体によるスワイプ操作をを含むタッチ操作を受け付けると、前記複数回のスワイプ操作による一連の操作が予め定められたジェスチャ操作に一致しており、かつ、前記タッチ操作が行われることによって前記物体が接触した各領域から前記物体が離れている時間が前記領域に対応する前記操作キー毎に定められた条件を満たしている場合に、前記ロックを解除する、電子機器。
  12. 前記入力部は、静電キーであって、
    前記タッチセンサは、静電センサである、請求項1,2,3,5,7,10のいずれか1項に記載の電子機器。
  13. 前記予め定められた機能は、スクリーンロック機能である、請求項1から12のいずれか1項に記載の電子機器。
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