JP2016160791A - ポンプ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高いポンプ効率を得られるポンプ装置を提供する。
【解決手段】
本発明の一形態に係るポンプ装置は、回転可能なインペラ23を収容する収容空間を構成するシリンダ部31と、前記収容空間に連通し流体が通過可能な吐出路を構成する吐出部34と、前記シリンダ部31の内周面の、前記吐出部34に連通する開口の側部に設けられ、前記シリンダ部31の内周面から前記インペラ23の外周に形成される流出部に向けて内方に突出する案内壁36と、を備えるポンプケーシング22を備える。
【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、ポンプ装置に関する。
ポンプ装置として、例えば、吸込口及び吐出口が形成されるポンプケーシング内に、複数のインペラが配される多段のポンプ装置が知られている。ポンプ装置は、例えば、モータにより回転駆動されるインペラと、各インペラの周りに設けられインペラからの流体を下流に案内するガイド部材であるインペラケーシングと、を備える。インペラの中央部には流入口が設けられ、インペラの外周には流出口が形成されている。インペラの回転軸に接続されたモータによって、インペラが回転させられることにより、流体は、インペラの外周部の流出口から排出され、インペラケーシングによって下流に案内される。最も下流側のインペラから排出された流体は、インペラの外周部にある流出部から径方向外方及び周方向に向けて排出され、ポンプケーシングの吐出口から外部に排出される。
特開2015−28314号公報
このようなポンプ装置において、インペラから外方及び周方向に向けて排出される流体が、ポンプケーシングの吐出口に案内されずに、ポンプケーシングの内面とインペラケーシングとの間の隙間で旋回して流れるため、ポンプ効率を低下する原因となる。
本発明の一態様に係るポンプ装置は、回転可能なインペラを収容する収容空間を構成するシリンダ部と、前記収容空間に連通し流体が通過可能な吐出路を構成する吐出部と、前記シリンダ部の内周面の、前記吐出部に連通する開口の側部に設けられ、前記シリンダ部の内周面から前記インペラの外周に形成される流出部に向けて内方に突出する案内壁と、を備えるポンプケーシングを備える。
本発明の他の一態様に係るポンプ装置は、回転軸に沿って複数配される回転可能なインペラと、複数の前記インペラを収容する収容空間を構成するシリンダ部と、前記シリンダ部の周壁から外方に延びるとともに、前記収容空間に連通し流体が通過可能な吐出路を構成する吐出部と、を備えるポンプケーシングと、を備え、前記吐出路は基端側が最も下流側の前記インペラの外周に形成される流出部に向けて、少なくとも前記回転軸の方向に拡がることを特徴とする。
本発明の実施形態によれば、高いポンプ効率を得られるポンプ装置を提供できる。
第1実施形態にかかるポンプ装置の構成を示す断面図。 同ポンプ装置の流出部付近の構成を一部断面で示す説明図。 同ポンプ装置のポンプケーシングを示す平面図。 同ポンプケーシングの斜視図。 同ポンプ装置のガイドベーンを軸方向一方側から見た平面図。 同ガイドベーンを軸方向他方側から見た平面図。 第1実施形態にかかるポンプ装置の流体の流れを示す説明図。 各実施形態にかかるポンプ装置のポンプ効率を示す説明図。 第2実施形態にかかるポンプ装置の構成を一部断面で示す側面図。 第3実施形態にかかるポンプ装置の構成を一部断面で示す側面図。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態にかかるポンプ装置10について、図1乃至図5を参照して説明する。図1は、第1実施形態にかかるポンプ装置10を一部断面で示す側面図である。図2は最終段のインペラ23及び第3ガイド羽根27cの構成を軸方向一方側から見た説明図であり、ポンプケーシング22を断面で示す。図3ポンプケーシング22の平面図であり、図4はポンプケーシング22の斜視図である。図5、6はインペラケーシング24のガイド板26の構造を示す平面図である。図7はポンプ装置10の流体の流れを示す説明図である。図8は、ポンプ装置10及び比較例のポンプ効率を示す説明図である。
図1に示すポンプ装置10は、例えば自動給水装置に適用され、水を増圧して二次側に供給する多段の遠心ポンプである。ポンプ装置10は、モータ11と、モータ11の軸に接続されたポンプ部12と、を備える。ポンプ部12は、モータ11から突出する回転軸21と、外郭を構成するポンプケーシング22と、ポンプケーシング22内において回転軸21に設けられた複数のインペラ23と、ポンプケーシング22内においてインペラ23の周りに配されたガイド部材としてのインペラケーシング24と、回転軸21の周りに装着されたシール部材25と、を備える。
なお、本実施形態では一例としてポンプケーシング22内に3つのインペラ23を備える3段構造のポンプ装置10を示す。
ポンプケーシング22は、軸方向一端に側部32を備える有底円筒状のシリンダ部31と、シリンダ部31の側部32に形成された吸込部33と、シリンダ部31の周壁の一部に連通して設けられた吐出部34と、シリンダ部31の開口を塞ぐケーシングカバー35と、を一体に備えている。ポンプケーシング22とケーシングカバー35で囲まれた収容空間A1内に、回転軸21の一部が配置されるとともに複数段のインペラ23及びインペラケーシング24が設けられる。
シリンダ部31の内周面には吐出部34に連通する開口31aが形成されている。
吸込部33はシリンダ部31の側部32の中心部から軸方向一端側に延びる円管状であり、収容空間A1に連通するとともに流体が流通可能な吸込路33aを形成する。吸込部33の先端は円形状の吸込口33bを形成する。吸込部33の先端には、取付用のフランジが一体に形成されている。吸込口33bはポンプ装置10の一次側に配置される配管等に接続可能に形成される。
吐出部34はシリンダ部31の周面の一部から外方に延びる管であり、収容空間A1に連通するとともに流体が通過可能な吐出路34aを形成する。吐出部34の先端は円形状の吐出口34bを形成する。吐出部34の先端には、取付用のフランジが一体に形成されている。吐出口34bはポンプ装置10の二次側に配置される配管等に接続可能に形成される。
吐出部34の先端にある吐出口34bの中心は、ポンプケーシング22の軸方向中心よりも一端側に配置されている。すなわち、吐出口34bの位置は、最下流のインペラ23の流出口23bと、インペラ23の回転の軸方向において離間している。
吐出部34は、円弧状の断面を有する湾曲壁34eと、吐出部34の基端側が軸方向一方側に下流側のインペラ23に対応する位置に向けて広がるように傾斜する拡張壁34fと、湾曲壁34e及び拡張壁34fの両端縁を結ぶ一対の接続壁34gと、を一体に備えている。すなわち、吐出部34の内側は拡張壁34fにより一部が基端側に広がる傾斜面を構成するように面取りされた形状となる。吐出部34の内部には、略円柱状であって一部が軸方向に拡大される吐出路34aが形成される。吐出路34aはシリンダ部31とインペラケーシング24との間の隙間の流路から曲がる流路であり、その一部に、最下流のインペラ23の外周の流出部に対向する位置から90度よりも小さい角度で傾斜して吐出口34bに至るガイド流路を有している。吐出路34aの断面は吐出口34bに向かって縮小する。
拡張壁34fは、軸方向において最下流のポンプ部12の流出口23bに対向する位置であって、周方向において吐出口34bに対応する位置から、吐出口34bに向けて先端側が軸方向一端側に向けて斜めに延びる。拡張壁34fは吐出部34の基端側がシリンダ部31の軸方向他端に位置している。図1に示すように、吐出路34aは吐出部34の先端から基端に向かって軸方向他端側に広がり、横断面が台形状に形成される。拡張壁34fによって、最下段のインペラ23の流出口23b付近から、シリンダ部31の中心軸及び吐出口34aの中心軸に対して傾斜して吐出口34bに流体を案内する緩やかなガイド流路が形成される。
ポンプケーシング22の内側には、内方に突出する案内壁36が設けられている。案内壁36は、所定厚さを有し、径方向内側に所定高さ突出し、軸方向全長に渡って形成される突起である。案内壁36は、吐出部34の基端部分の開口31aの周方向下流側の側部設けられている。この案内壁36はポンプケーシング22とガイドカバー27との間で周方向に流れる流体の流れを吐出部34に向けて案内する整流板としての機能を有する。案内壁36の高さは、例えば案内壁36の先端がインペラケーシング24の外周部近傍に至る寸法に、設定される。
案内壁36は、例えばポンプケーシング22の内面の一部が***した一体構造であり、シリンダ部31の製造時に鋳造により形成される。
ケーシングカバー35には回転軸21が貫通する開口が形成されている。
ポンプケーシング22内に延びる回転軸21の周りにおいて、吸込口33b側から、順に第1、第2、及び第3のインペラ23が配置されている。
複数のインペラ23外周にはインペラケーシング24が設けられている。
各インペラ23は、クローズドタイプの羽根車であって、一対の円板状のシュラウドと、一対のシュラウド間に形成された少なくとも一枚の羽根と、を備える。各インペラ23の一方のシュラウドの中央には流入口23aが形成されている。各インペラ23の一対のシュラウドと羽根の外周側に形成される間隙は流体を排出する流出口23bを構成する。羽根は、シュラウドの中心、すなわちインペラ23の回転中心からの径が各位置で異なる形状、例えば渦巻形状やインボリュート形状に形成されている。各インペラ23は、モータ11の駆動により回転すると、流入口23aから流体を吸込み、外周の流出口23bから外方かつ周方向に向けて、流体を排出する。
図1、図2、図5及び図6に示すように、インペラケーシング24は、複数のガイドベーン26と複数のガイドカバー27とが、対向して組付けられて構成されている。インペラケーシング24は、複数のインペラ23を収容するポンプ室を構成する。
図5はインペラケーシング24のガイドベーン26を軸方向一方側から見た図であり、図6はガイドベーン26を他方側から見た平面図である。
ガイドベーン26は回転軸21が貫通する軸孔26aを有する円板形状である。ガイドベーン26の一方の主面の外周部分には、軸方向一方に立設された複数の第1ガイド羽根26bが形成されている。またガイドベーン26の他方の主面には軸方向他方に立設された複数の第2ガイド羽根26cが形成されている。ガイドベーン26の外周部分には、軸方向に貫通する流通孔26eが形成されている。
ガイドカバー27は、インペラ23の流入口23aの周りに液密に固定される開口縁27aを有する円形状であって、外周に立設する周壁部を一体に備える。最も下流側のガイドカバー27の軸方向他方側の面には、最も下流側のインペラ23の外周部分に配される第3ガイド羽根27cが、軸方向他方側に立設して設けられている。
インペラケーシング24内において、各インペラ23の流出口23bから、ガイドベーン26の一方の主面及び第1ガイド羽根26bに沿って外周部分に至り、流通孔26eを通り、他方の主面及び第2ガイド羽根26cに沿って下流側のインペラ23の流入口23aに至る、流路が形成される。
シール部材25は、例えばメカニカルシールである。シール部材25は、回転軸21の外周面とケーシングカバー35の開口の間を密封可能に構成されている。
以上のように構成されたポンプ部12において、流体は、吸込口31aからインペラケーシング24内の複数のインペラ23を順に通って増圧され、ポンプケーシング22とガイドカバー27との間に形成される流路を通って吐出口34bに至る。
次に、ポンプ装置10の動作について、図7を参照して説明する。ポンプ装置10において、モータ11に接続された制御盤の制御により、モータ11の回転子が回転すると、回転軸21が所定の回転速度で回転する。これに伴い、回転軸21に取付けられた複数のインペラ23が、所定の回転速度で回転する。
各インペラ23の回転によって、ポンプケーシング22の吸込口33bから、流体が吸い込まれる。第1のインペラ23の回転により、流体は、第1のインペラ23の流入口23aから吸い込まれ、外周の流出口23bから排出される。このとき流体は、流出口23bから外方及び周方向に向かって排出される。
流出口23bから排出された流体は、インペラケーシング24によって、下流側のインペラ23の流入口23aへ案内される。具体的には、インペラ23の流出口23bから排出された流体は、ガイドベーン26の一方の主面において第1ガイド羽根26bによってガイドベーン26外周側に案内され、流通孔26eを通って他方の主面に至り、他方の主面の第2ガイド羽根26cによって内周側に案内され、下流に配置されたインペラ23の流入口23aへ案内される。
同様に、第2のインペラ23の回転によって第2のインペラ23の流入口23aから吸い込まれた流体は外周の流出口23bから排出され第3のインペラ23の流入口23aへ向けて案内される。
第3のインペラ23の流入口23aからの流体は、第3のインペラ23の回転によって第3のインペラ23の外周にある流出口23bから排出される。このとき、図1及び図2に矢印で示されるように、インペラ23の回転により、流出口23bから外方及び周方向に向かって流体が排出される。
第3のインペラ23の流出口23bから排出された流体は、外周に配された第3ガイド羽根27cによって外方に案内され、吐出部34を通って、外部に排出される。すなわち、本実施形態においてはインペラ23の外周に配されるガイドベーン24の第3のガイド羽根27cの間の外周部分に、流体が流出する流出部27dが形成される。このとき、流出部からの流体は、流出部27dから外方及び周方向に向かって排出される。そして、流体は、ポンプケーシング22の内周面とガイドカバー27の外周面との間に形成される隙間に沿って周方向に流れるが、吐出部34基端の開口の周方向下流側に配置された案内壁36によって、吐出部34に案内される。
また、吐出部34の基端は傾斜する拡張壁34fによって第3のインペラ23の外周部分に対向する位置にまで延び、吐出部34内に流出口23bに対応する位置から吐出口34bに向かって滑らかに傾斜するガイド流路が形成されているため、第3のインペラ23からの流体が吐出口34bに案内されやすい。したがって、高いポンプ効率を確保できる。
このため、例えば設計上の制約などによりインペラ23の流出口23bと吐出口34bとが離間している場合であっても、流体を吐出口34bに効果的に導くことができ、高いポンプ効率を確保することができる。
図8は、各実施形態に係るポンプ装置10と比較例とのポンプ効率を示す表である。本実施形態にかかるポンプ装置10と、案内壁36を有するとともに、拡張壁34fの無い円筒状の吐出部34を備える第2実施形態に係るポンプ装置102と、案内壁が無く、拡張壁34fのある吐出部34を備える第3実施形態に係るポンプ装置103と、比較例1として、案内壁が無く、拡張壁34fの無い円筒状の吐出部34形状であるポンプ装置100Aと、のポンプ効率をそれぞれ示す。図8において、吐出量がそれぞれ0.2,0.28,0.35,0.43,0.5,0.6[m/min]である場合の、ポンプ効率[%]を示す。
本実施形態にかかるポンプ装置10によれば、以下の様な効果が得られる。すなわち、インペラ23の外周部に形成された流出口23bからの流体が、ポンプケーシング22とインペラ23及びガイドカバー27の外周部との間において旋回する流体を、案内壁36によって吐出口34bに向けて案内することで、ポンプ効率を向上することができる。
また、一般的に、ポンプケーシング22内において軸方向に複数のインペラ23が配置される場合、ポンプケーシング22に形成された吐出口34bと、内部のポンプ部12の流出口23bとの、軸方向における距離が大きくなる。この場合、インペラ23の流出口23bからケーシングの吐出口34bに流体を効率的に導くことが困難となり損失が増大するため、ポンプ効率の低下を招く原因となる。本実施形態に係るポンプ装置10は流出口23b付近から傾斜する流路を構成する拡張壁34fを備える吐出部34としたことにより、インペラ23の流出口23bからの流体を吐出口34bに効率的に案内することが可能となる。したがって、損失を抑え、ポンプ効率をさらに高めることができる。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態に係るポンプ装置102について図9を参照して説明する。図9は第2実施形態に係るポンプ装置102を一部断面で示す側面図である。
第2実施形態に係るポンプ装置102は、ポンプケーシング22の吐出部34の構造以外は第1実施形態と同様である。したがって、重複する説明は省略する。
図9に示すように、ポンプ装置102において、ポンプケーシング22の周壁に一体に形成された吐出部34Aは、先端から基端まで断面形状が一定の円管状である。この他の構成は上記第1実施形態に係るポンプ装置10と同様である。
ポンプ装置102は、上記第1実施形態と同様に、ポンプケーシング22のシリンダ部31の内周面に、案内壁36を備えている。この案内壁36によって、ポンプケーシング22とガイドカバー27の外周部との間において周方向に流れる流体を、吐出口34bに向けて案内することで、ポンプ装置102の損失を抑え、ポンプ効率を向上することができる。
[第3実施形態]
以下、本発明の第3実施形態に係るポンプ装置103について図10を参照して説明する。図10は第3実施形態に係るポンプ装置103を一部断面で示す側面図である。
第2実施形態に係るポンプ装置102は、ポンプケーシング22のシリンダ部31の内周の構造以外は第1実施形態と同様である。したがって、重複する説明は省略する。
図10に示すように、ポンプ装置103において、ポンプケーシング22は円筒形状のシリンダ部31を備えている。このポンプケーシング22には第1実施形態のような案内壁36は設けられていない。この他の構成は上記第1実施形態に係るポンプ装置10と同様である。
ポンプ装置103は、上記第1実施形態と同様に、拡張壁34fを備え基端側が他方側に拡張された吐出部34を備えている。したがって、基端側が軸方向他端に至る拡張壁34fを備える吐出部34としたことにより、流出部からの流体を傾斜するガイド流路に沿って吐出口34bに効率的に案内することが可能となる。したがって、ポンプ装置103の損失を抑え、ポンプ効率をさらに高めることができる。
なお、本発明は上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。例えば案内壁36はポンプケーシング22の内面の一部が***した一体構造を例示したが、これに限られない。例えば円筒系状のシリンダ部31の内周面において、吐出部34の基端の開口の周方向下流側の位置に、別体で構成されたプレート状の壁部材をねじ等の取り付け具により設置してもよい。この場合も上記各実施形態と同様の効果が得られる。また、この場合、既存のポンプケーシングに案内壁36を取付けることで、ポンプ効率を向上させることが可能であり、汎用性が高い。
この他、上記実施形態に例示された各構成要素を削除してもよく、各構成要素の形状、構造、材質等を変更してもよい。上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。
10…ポンプ装置、11…モータ、12…ポンプ部、21…回転軸、22…ポンプケーシング、23…インペラ、23a…流入口、23b…流出口、24…インペラケーシング、25…シール部材、26…ガイドベーン、27…ガイドカバー、31…シリンダ部、31a…開口、33…吸込部、33a…吸込路、33b…吸込口、34…吐出部、34a…吐出路、34b…吐出口、34f…拡張壁、36…案内壁、102…ポンプ装置、103…ポンプ装置、A1…収容空間。

Claims (7)

  1. 回転可能なインペラを収容する収容空間を構成するシリンダ部と、前記収容空間に連通し流体が通過可能な吐出路を構成する吐出部と、前記シリンダ部の内周面の、前記吐出部に連通する開口の側部に設けられ、前記シリンダ部の内周面から前記インペラの外周に形成される流出部に向けて内方に突出する案内壁と、を備えるポンプケーシングを備える、ポンプ装置。
  2. 前記ポンプケーシング内であって、前記インペラの外周に配され、前記インペラから流出する流体を2次側に案内するとともに、その外周部に前記流出部を構成する、ガイド部材を備えることを特徴とする請求項1記載のポンプ装置。
  3. 前記ポンプケーシング内において、回転の軸方向に沿って複数段の前記インペラを備え、
    前記吐出部の先端部は、前記流出部に対向する位置よりも、前記シリンダ部の軸方向一方側に配置され、
    前記案内壁は、前記回転の周方向において前記開口に隣接する位置において、前記シリンダ部の内周面において少なくとも最も下流側の前記インペラの外周に形成される前記流出部に対向する位置から、前記開口に至って形成される、請求項1記載のポンプ装置。
  4. 回転軸に沿って複数配される回転可能なインペラと、
    複数の前記インペラを収容する収容空間を構成するシリンダ部と、前記シリンダ部の周壁から外方に延びるとともに、前記収容空間に連通し流体が通過可能な吐出路を構成する吐出部と、を備えるポンプケーシングと、を備え、
    前記吐出路は基端側が最も下流側の前記インペラの外周に形成される流出部に向けて、少なくとも前記回転軸の方向に拡がることを特徴とするポンプ装置。
  5. 前記シリンダ部の軸方向一端側に、前記収容空間に連通し流体が通過可能な吸込路を構成する吸込部が設けられ、
    前記収容空間内において一端側から他端側に複数の前記インペラが順に配置され、
    前記吐出部の先端部は、前記流出部に対向する位置よりも、前記シリンダ部の軸方向一方側に配置され、
    前記吐出部の周壁は、前記流出部に対向する位置から、先端側に向けて前記シリンダ部の前記一端側に向けて斜めに延びるガイド面を備える、請求項4記載のポンプ装置。
  6. 前記シリンダ部の内周面において前記吐出部に連通する開口の側部に設けられ、前記シリンダ部の内面から前記インペラの外周部に向けて内方に突出する案内壁を備える、請求項4記載のポンプ装置。
  7. 前記ポンプケーシング内であって、前記インペラの外周に配され、前記インペラから流出する流体を2次側に案内するとともに、その外周部に前記流出部を構成する、ガイド部材を備えることを特徴とする請求項4記載のポンプ装置。
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