JP6078303B2 - 遠心式流体機械 - Google Patents

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Description

本発明は、遠心式のポンプや遠心圧縮機等の遠心式流体機械に関する。
遠心式流体機械として流体の圧送を行う遠心ポンプは、ケーシングの内部にケーシングとの間で相対回転可能に設けられた羽根車を備えており、ケーシングの外部から取り込んだ流体を羽根車を回転させて羽根車内の流路の径方向外側へ圧送する。
ここで、このような遠心ポンプ等の遠心式流体機械においては、流量Qと揚程Hとの関係を示す特性曲線は、基本的には流量Qが増加するにつれて揚程Hが減少する右下がりの曲線(以下Q−H曲線とする)となる。
このQ−H曲線における100%流量となる設計点では、羽根車内を流通する流体の主流はスムーズに流通する。しかしながら、100%流量点よりも小流量状態で運転すると、図8に示すように羽根車100の入口付近において、羽根車100のカバー101の内側と主流F0との間に主流F0の流れとは逆を向かう逆流F1、即ち、上流側に向かう渦状の逆流F1が生じる。さらにこのような逆流F1は羽根車100とともに回転するため回転方向への旋回成分を有することとなり、旋回成分を有したまま主流F0に合流することで主流F0に旋回成分を付与してしまう。また逆流F1は流量が小さくなればなるほど上流側に延びるように大きく成長する(図8の破線矢印参照)ことから、小流量であればあるほど揚程Hが低くなってしまい、小流量域でのQ−H曲線が右上がりの曲線を描き(右上がり特性;図4の破線を参照)、サージングの発生の要因となる。このため、非常に不安定な状態となってしまう。
これに対して特許文献1には、このような小流量域での揚程Hの低下を防止し、サージング発生を抑制して性能向上を図った遠心ポンプが開示されている。この遠心ポンプでは、羽根車の入口で発生した逆流を羽根車入口対向して配置された返し羽根に導いて、この返し羽根に衝突させることで逆流の旋回成分を取り除いている。
特開2001−73993号公報
しかしながら、特許文献1に開示された遠心ポンプにおいては、発生した逆流の旋回成分を取り除くことができるものの、場合によっては逆流が返し羽根に衝突した後に拡散し主流の流れを妨げることで、流体の羽根車への吸込み性能を低下させてしまうおそれがある。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、羽根車への吸込み性能の低下を抑制可能な遠心式流体機械を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下の手段を採用している。
即ち、本発明に係る遠心式流体機械は、回転軸と、前記回転軸に固定され、該回転軸の軸線方向に向かって流入する流体を流路を流通させて径方向外側に向かって流出させる羽根車と、前記回転軸及び前記羽根車を覆って、前記羽根車に流入する前記流体が流通する吸込流路を画成するケーシングと、前記吸込流路において前記ケーシングの径方向内側を向く面側から径方向内側に突出して前記流路に向かって延びる偏流板と、を備え、前記偏流板の前記ケーシングの径方向内側を向く面側から前記径方向内側に向かっての突出寸法が、前記吸込流路の上流側に向かうに従って大きくなるとともに、前記偏流板は前記軸線に平行となるように設けられ、前記偏流板の前記径方向内側を向く面が、前記径方向外側に凹となるように、前記上流側に向かうに従って前記径方向に沿うように湾曲する曲面に形成されていることを特徴とする。


このような遠心式流体機械によると、羽根車への流体の入口付近での吸込流路において上流側に向かう逆流の渦が生じるとともに、この渦が羽根車の回転にともなって回転方向の旋回成分を有することとなる。ここでこの逆流の渦は偏流板に衝突するため、旋回成分を取り除くことができ、この状態で羽根車の径方向外側に向かって流通する主流に合流させることができる。さらにこの際、偏流板は上流側に向かって徐々に径方向への突出寸法が大きくなっているため、流量が比較的大きく、より羽根車の入口に近い位置に小さな逆流の渦が形成されている場合には、偏流板に逆流が衝突する面積を小さくできる。一方で流量が比較的小さく、より羽根車の入口から上流に向かって延びるように大きな逆流の渦が形成されている場合には、偏流板に逆流が衝突する面積を大きくできる。即ち、逆流の渦の成長に合わせて旋回成分を逆流から取り除くことができるため、必要以上に逆流の衝突を抑制でき、逆流の偏流板への衝突によって拡散した流れが主流に及ぼす影響を抑えながら、主流に旋回成分を付与してしまうことを防止できる。
また、本発明に係る遠心式流体機械は、前記吸込流路に、上流側から流通する前記流体の旋回成分を除去するリターンベーンが設けられ、前記偏流板が前記リターンベーンに一体に設けられていてもよい。
このようなリターンベーンに偏流板を付加することでコストを抑え、また偏流板の設置の手間を低減しながら逆流の旋回成分を除去して、羽根車の吸込み性能低下を抑制することができる。
さらに、本発明に係る遠心式流体機械は、前記軸線を中心とする環状をなして、前記ケーシングの径方向内側を向く面に設けられたライナリングを備え、前記偏流板が前記ライナリングに一体に設けられていてもよい。
偏流板をライナリングに予め設けた状態でこのライナリングをケーシングに取り付けることで、容易に偏流板の設置が可能である。
本発明の遠心式流体機械によると、上流側に向かうに従って径方向内側への突出寸法が大きくなる偏流板を設けたことで、羽根車入口で発生する逆流の大きさに応じてこの逆流の旋回成分を除去することができるため、羽根車への吸込み性能の低下を抑制可能となる。
本発明の第一実施形態に係る遠心ポンプ全体断面図である。 本発明の第一実施形態に係る遠心ポンプを示す要部断面図である。 本発明の第一実施形態に係る遠心ポンプに関し、インペラを軸線方向の上流側から見た図であって、逆流が偏流板に衝突する様子を示す。 本発明の第一実施形態に係る遠心ポンプに関し、流量Qと揚程Hとの関係を示すQ−H曲線である。 本発明の第一実施形態の変形例に係る遠心ポンプを示す要部断面図であって、(a)は第一変形例を示し、(b)は第二変形例を示す。 本発明の第二実施形態に係る遠心ポンプを示す要部断面図である。 本発明の遠心ポンプに関し、(a)はライナリングに偏流板を設けた場合を示す要部断面図であって、(b)は、ライナリングを軸線方向から見た図である。 内部ケーシングの流路における渦状の逆流の発生の様子を示す図である。
〔第一実施形態〕
以下、本発明の実施形態に係る遠心ポンプ(遠心式流体機械)1について説明する。
図1に示すように、遠心ポンプ1は、例えば給水ポンプであり、本実施形態では多段ポンプとなっている。そしてこの遠心ポンプ1は、外部ケーシング2と、外部ケーシング2の内部に配置されている内部ケーシング(ケーシング)3と、内部ケーシング3を貫通するように配置された軸線Oを中心に延在する回転軸4と、キーを介して回転軸4に一体回転可能に固定された両吸込インペラ5及び複数のインペラ(羽根車)6とを主に備えている。
外部ケーシング2は、中空形状をなし、径方向内側に向かって流体を吸い込む吸込口8と、径方向外側に向かって流体を吐き出す吐出口9が形成されている。
また、外部ケーシング2の一端部(図1の左端部)にケーシングカバー11が装着されているとともに、外部ケーシング2の他端部にケーシングカバー12が装着され、ケーシングカバー11、12がそれぞれ複数の締結ボルト13、14により固定されることで、外部ケーシング2、内部ケーシング3、及びケーシングカバー11、12が一体化されている。また、吸込口8には、不図示の復水回収ラインが連結され、吐出口9には不図示の給水ラインが接続されている。
内部ケーシング3は、外部ケーシング2の内部に配置されており、複数のリング部材10を回転軸4の軸線O方向に配列した構成をなしている。またこの内部ケーシング3には、吸込口8及び吐出口9にそれぞれ連通して、縮径及び拡径を繰り返す内部空間が設けられている。この内部空間にはインペラ6が収容される。そして、インペラ6を収容した際にインペラ6同士の間となる位置にインペラ6を流通する流体Fを上流側から下流側に流通させるケーシング流路7が形成されており、吸込口8と吐出口9とはインペラ6及びケーシング流路7を介して連通している。
回転軸4は、内部ケーシング3に収容されたインペラ6及び両吸込インペラ5が外嵌されて、これらと共に軸線Oを中心に回転する。またこの回転軸4は図示しない軸受によって外部ケーシング2及び内部ケーシング3に対して回転自在に支持されており、また図示しない原動機によって回転駆動される。
両吸込インペラ5は、外部ケーシング2の内部に収容されており、吸込口8から流体Fを吸込むように構成されている。
複数のインペラ6は、両吸込インペラ5よりも軸線O方向の下流側となる一方側(図1における紙面に向かって右側)で、内部ケーシング3における各々のリング部材10の内部に、回転軸4の軸線O方向に間隔を空けて収容されている。
また各々のインペラ6は、図1及び図2に示すように、吐出口9側に進むにつれて漸次拡径した略円盤状のディスク18と、ディスク18の表面から回転軸4の外部ケーシング2の一端部となる軸線Oの他方側に立ち上がるように、ディスク18に放射状に取り付けられて周方向に並んだ複数のブレード19とを有している。さらにこのインペラ6は、軸線O方向の他方側からこれら複数のブレード19を周方向に覆うように取り付けられたカバー20を有している。さらにこのカバー20と内部ケーシング3との間は、インペラ6と内部ケーシング3とが接触しないように間隙Sが画成されている。
さらに、インペラ6においては、ディスク18のブレード19の取付面とカバー20の内壁面とで囲まれた空間が、上流側から送られてきた流体Fを圧縮する圧縮流路(流路)23となっている。
ここで、各々のインペラ6間を繋ぐように、流体Fが段階的に圧縮されるように上記ケーシング流路7は形成されている。そして、両吸込インペラ5の吐出側が図示しない給水経路を介して軸線O方向の他方側の端部に設けられた最前段のインペラ6の吸入側に接続され、各々のインペラ6の吐出側は隣接するインペラ6の吸入側にケーシング流路7を介して接続されている。また、軸線O方向の一方側の端部に設けられた最後段のインペラ6の吐出側は吐出口9に接続されている。
そして、ケーシング流路7について詳細に説明すると、このケーシング流路7は、インペラ6の圧縮流路23へ流体Fを導入する吸込流路22と、圧縮流路23から流体Fが導入されるディフューザ流路24と、ディフューザ流路24から流体Fが導入されるリターン流路25とを有している。
吸込流路22は、径方向外方から径方向内方に向かって流体Fを流した後、流体Fの向きをインペラ6の直前で回転軸4の軸線O方向に変換させる流路である。
ディフューザ流路24は、径方向内方側が圧縮流路23に連通しており、インペラ6によって圧縮された流体Fを径方向外側に向かって流通させる。このディフューザ流路24には回転軸4の軸線Oを中心として周方向に等間隔に配置された複数のディフューザベーン16が設けられている。
リターン流路25は、一端側がディフューザ流路24に連通し、他端側が吸込流路22に連通するようになっている。このリターン流路25は、ディフューザ流路24を通って径方向外側に向かって流れてきた流体Fの向きを径方向内側に向くように反転させるコーナ部26と、径方向外方から径方向内方に向かって延出するストレート部27とを有している。
ストレート部27は、内部ケーシング3に一体的に取り付けられた隔壁部材3aの下流側側壁26aと、内部ケーシング3に一体的に取り付けられて径方向内方に延伸した延伸部3bの上流側側壁26bとで囲まれた流路である。また、ストレート部27には、回転軸4の軸線Oを中心として周方向に等間隔に配置された複数のリターンベーン17が設けられている。
次に、内部ケーシング3の吸込流路22が形成された位置での構成について説明する。
図2に示すように、遠心ポンプ1は、上記吸込流路22において内部ケーシング3の径方向内側を向く面側から径方向内側に向かって突出する偏流板30をさらに備えている。
偏流板30は、各々のインペラ6における圧縮流路23の入口、即ち圧縮流路23の上流側となる吸込流路22内に配されるように、内部ケーシング3の径方向内側を向く面側から径方向内側に突出し、かつ軸線O方向に圧縮流路23に向かって延出する板状の部材である。また、この偏流板30は、周方向に間隔をあけて複数が軸線Oに平行となるように設けられている。なお、この偏流板30は少なくとも一つが設けられていればよく、必ずしも複数である必要はない。
そして、各々の偏流板30は、吸込流路22内において、径方向内側への突出寸法が、下流側から上流側に向かうに従って大きくなっていく。このようにして偏流板30は、周方向視で、径方向外側を底辺とした直角三角形状をなしている。
このような遠心ポンプ1においては、各々のインペラ6へ流体Fの入口付近となる吸込流路22において、主流F0の流れとは逆方向となる上流側に向かう逆流F1の渦が生じる(図8参照)とともに、この渦がインペラ6の回転にともなって回転方向Rへの旋回成分を有することとなる。
ここで、内部ケーシング3に偏流板30が設けられて、インペラ6の圧縮流路23の上流側となる吸込流路22に配されているため、図3に示すように、逆流F1の渦はこの偏流板30に衝突することとなる。よって、逆流F1の渦から旋回成分を取り除くことができ、この状態で圧縮流路23を流通する主流F0に逆流F1の渦を形成していた流体Fを合流させることができる。
即ち、図4の破線に示すような小流量域での流量Qと揚程Hとが右上がり特性を示してしまうことを回避でき、図4の実線に示すようにQ−H曲線が滑らかに右下がりの曲線を描くこととなる。
さらにこの際、偏流板30は上流側に向かって徐々に径方向への突出寸法が大きくなっているため、流量が比較的大きく、よりインペラ6の圧縮流路23の入口に近い位置に小さな逆流F1の渦が形成されている場合(図8の実線矢印)には、偏流板30に逆流F1が衝突する面積を小さくできる。
一方で流量が比較的小さく、よりインペラ6の入口から上流に向かって延びるように大きな逆流F1の渦が形成されている場合(図8の破線矢印)には、偏流板30に逆流F1が衝突する面積を大きくできる。
即ち、流体Fの主流F0の流量の低下にともなう逆流F1の渦の成長に合わせ、逆流F1の渦の旋回成分を逆流F1から取り除くことができるため、必要以上の偏流板30への逆流F1の衝突を抑制でき、逆流F1の衝突によって拡散した流れが主流F0に及ぼす影響を抑えながら、主流F0に旋回成分を付与してしまうことを防止できる。
本実施形態の遠心ポンプ1によると、上流側に向かうに従って径方向内側への突出寸法が大きくなる偏流板30をインペラ6の圧縮流路23の入口側に設けたことで、この位置で発生する逆流F1の大きさに応じて、この逆流F1の旋回成分を除去することができるため、インペラ6の吸込み性能低下を抑制できる。
ここで、図5(a)に示すように、偏流板30Aは、径方向内側に凸となるように、径方向内側を向く面が、上流側に向かうに従って軸線O方向に沿うように湾曲する曲面に形成されていてもよい。また、図5(b)に示すように偏流板30Bは、径方向外側に凹となるように、径方向内側を向く面が、上流側に向かうに従って径方向に沿うように湾曲する曲面に形成されていてもよい。即ち、偏流板は、偏流板30のように直角三角形状である必要はなく、少なくとも上流側に向かうに従って径方向への突出寸法が大きくなる形状であればよい。
〔第二実施形態〕
次に、本発明の第二実施形態に係る遠心ポンプ50について説明する。
なお、第一実施形態と共通の構成要素には同一の符号を付して詳細説明を省略する。
本実施形態では、偏流板60が第一実施形態とは異なっている。
図6に示すように、偏流板60は、リターン流路25に設けられたリターンベーン17に一体に設けられて、吸込流路22内に軸線Oに平行となるように配され、内部ケーシング3の径方向内側を向く面側から径方向内側に突出している板状の部材であり、第一実施形態の偏流板30と同様に、径方向内側への突出寸法が、下流側から上流側に向かうに従って大きくなっていく直角三角形状をなしている。
このような遠心ポンプ50によると、上流側に設けられた前段側のインペラ6を通過した後の流体Fは旋回成分を有している。そしてこの旋回成分をリターンベーン17によって取り除いた状態で、流体Fが下流側に隣接するインペラ6に流入する必要があるため、多段ポンプにおいては二段目以降のインペラ6の上流側にリターンベーン17が設けられている。
従って、既に設けられたリターンベーン17に偏流板60を付加することで、コストを抑えて、偏流板60の設置の手間を低減しながら逆流F1の旋回成分を除去し、インペラ6の吸込み性能低下を抑制することが可能となる。
なお、偏流板60の形状は、第一実施形態で説明した偏流板30A、30Bと同様であってもよく、直角三角形状に限定されない。
以上、本発明の実施形態について詳細を説明したが、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内において、多少の設計変更も可能である。
上述の実施形態では、内部ケーシング3に偏流板30(30A、30B)を直接設置したり、リターンベーン17に偏流板60を一体で設けたりしているが、例えば図7に示すように、軸線Oを中心とする環状をなして、内部ケーシング3の径方向内側を向く面にライナリング70を設け、このライナリング70に偏流板30(30A、30B)を設けることも可能である。このようにすることで、偏流板30(30A、30B)の設置の手間を削減できる。
また、偏流板30(30A、30B、60)は必ずしも内部ケーシング3の径方向内側を向く面と接した状態で設けられていなくともよく、内部ケーシング3と径方向に離間して設けられていてもよい。
1…遠心ポンプ(遠心式流体機械) 2…外部ケーシング 3…内部ケーシング(ケーシング) 4…回転軸 5…両吸込インペラ 6…インペラ(羽根車) 7…流路 8…吸込口 9…吐出口 10…リング部材 11…ケーシングカバー 12…ケーシングカバー 13…締結ボルト 14…締結ボルト 16…ディフューザベーン 17…リターンベーン 18…ディスク 19…ブレード 20…カバー 22…吸込流路 23…圧縮流路(流路) 24…ディフューザ流路 25…リターン流路 26…コーナ部 27…ストレート部 F…流体 S…間隙 O…軸線 F0…主流 F1…逆流 30…偏流板 30A…偏流板 31B…偏流板 50…遠心ポンプ 60…偏流板 ライナリング

Claims (3)

  1. 回転軸と、
    前記回転軸に固定され、該回転軸の軸線方向に向かって流入する流体を流路を流通させて径方向外側に向かって流出させる羽根車と、
    前記回転軸及び前記羽根車を覆って、前記羽根車に流入する前記流体が流通する吸込流路を画成するケーシングと、
    前記吸込流路において前記ケーシングの径方向内側を向く面側から径方向内側に突出して前記流路に向かって延びる偏流板と、
    を備え、
    前記偏流板の前記ケーシングの径方向内側を向く面側から前記径方向内側に向かっての突出寸法が、前記吸込流路の上流側に向かうに従って大きくなるとともに、前記偏流板は前記軸線に平行となるように設けられ、前記偏流板の前記径方向内側を向く面が、前記径方向外側に凹となるように、前記上流側に向かうに従って前記径方向に沿うように湾曲する曲面に形成されていることを特徴とする遠心式流体機械。
  2. 前記吸込流路に、上流側から流通する前記流体の旋回成分を除去するリターンベーンが設けられ、
    前記偏流板が前記リターンベーンに一体に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の遠心式流体機械。
  3. 前記軸線を中心とする環状をなして、前記ケーシングの径方向内側を向く面に設けられたライナリングを備え、
    前記偏流板が前記ライナリングに一体に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の遠心式流体機械。
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