JP2016158144A - 携帯端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】近接する人体の部分が毛髪であっても、近接を正しく検出することができる携帯端末を提供する。
【解決手段】第1の近接センサ40は、赤外線を出射し、物体によって反射された赤外線を検出するように構成される。第2の近接センサ41は、赤外線と異なる波長の光を出射し、物体によって反射された波長の光を検出するように構成される。制御部2は、第1の近接センサ40および第2の近接センサ41からの光の出力を制御するように構成される。近接判定部4は、第1の近接センサ40で検出された反射光量と、第2の近接センサ42で検出された反射光量とに基づいて、人体の携帯端末への近接を判定するように構成される。
【選択図】図6

Description

本開示の実施形態は、携帯端末に関する。
従来から、近接サンサを備えた携帯端末が知られている。たとえば、特許文献1の携帯端末は、近接センサにより人が近接していると判定され、かつ携帯端末装置が通話状態の場合に、使用者がスピーカに耳に近づけると通話中であると判断する。
特開2010−50943号公報
しかしながら、携帯端末に近接する人体の部分が肌ではなく、毛髪の場合に、近接をうまく検出できないという問題がある。これは、肌に光を照射した場合には、光は肌の内部で反射されうるが、毛髪に光を照射した場合に、光は毛髪表面でしか反射しないためである。
それゆえに、本開示の目的は、近接する人体の部分が毛髪であっても、近接を正しく検出することができる携帯端末を提供することである。
一実施の形態の携帯端末は、赤外線を出射し、物体によって反射された赤外線を検出するように構成された第1の近接センサと、赤外線と異なる波長の光を出射し、物体によって反射された波長の光を検出するように構成された第2の近接センサと、第1の近接センサおよび第2の近接センサからの光の出力を制御するように構成された制御部と、第1の近接センサで検出された反射光量と、第2の近接センサで検出された反射光量とに基づいて、人体の携帯端末への近接を判定するように構成された近接判定部とを備える。
一実施の形態の携帯端末によれば、近接する人体の部分が毛髪であっても、近接を正しく検出することができる。
近接センサによる検知対象物の近接を検出する仕組みを説明するための図である。 近接センサによる人の肌の近接の検出を説明するための図である。 近接センサによる人の毛髪の近接の検出を説明するための図である。 近接センサとフロントガラスとの距離を大きくしたときの人の毛髪の近接の検出を説明するための図である。 接センサとフロントガラスとの距離を大きくしたときに、人の毛髪が近接していない状態を表わす図である。 実施の形態の携帯端末の構成を表わす図である。 図6の携帯端末の正面(表面)側からの外観を表わす図である。 実施の形態における、第1の近接センサおよび第2の近接センサの配置、および人体の携帯端末への近接を表わす図である。 照射する光の波長と、フロントガラス、肌、毛髪の反射率との関係を表わす図である。 (a)は、赤外線を照射したときの肌、毛髪、フロントガラス、肌およびフロントガラスの混合、毛髪およびフロントガラスの混合の反射光量を表わす図である。(b)は、紫外線を照射したときの肌、毛髪、フロントガラス、肌およびフロントガラスの混合、毛髪およびフロントガラスの混合の反射光量を表わす図である。 第1の実施形態の近接判定手順を表わすフローチャートである。 毛髪または肌と第1の近接センサとの距離と赤外線反射量との関係を表わす図である。 毛髪と第1の近接センサ,第2の近接センサとの距離と、赤外線反射量および紫外線反射量との関係を表わす図である。 第2の実施形態の近接判定手順を表わすフローチャートである。 変形例における、第1の近接センサおよび第2の近接センサの配置、および人体の携帯端末への近接を表わす図である。
以下、実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1は、近接センサ24による検知対象物の近接を検出する仕組みを説明するための図である。
近接センサ24は、発光素子26と受光素子28とを有する。発光素子26から出力された光は、近接窓22およびフロントガラス20を通過して、検知対象物に照射される。検知対象物で反射された光は、フロントガラス20および近接窓22を通過して、受光素子28に入力される。
図2は、近接センサ24による人の肌の近接の検出を説明するための図である。
図2に示すように、発光素子26から出力された光は、近接窓22およびフロントガラス20を通過して、肌に照射される。照射された光の一部は、肌の内部で反射され、フロントガラス20および近接窓22を通過して、受光素子28に入力される。
図3は、近接センサ24による人の毛髪の近接の検出を説明するための図である。
図3に示すように、発光素子26から出力された光は、近接窓22およびフロントガラス20を通過して、毛髪に照射される。照射された光は、毛髪の表面で反射される。毛髪の表面と受光素子28との距離が短いので、反射された光は、受光素子28に入力されない。この問題を解決するためには、フロントガラス20と近接センサ24との距離を長くすることが考えられる。
図4は、近接センサ24とフロントガラス20との距離を大きくしたときの人の毛髪の近接の検出を説明するための図である。
図4に示すように、毛髪の表面と受光素子28との距離が長いので、反射された光は、受光素子28に入力される。
図5は、近接センサ24とフロントガラス20との距離を大きくしたときに、人の毛髪が近接していない状態を表わす図である。
毛髪の近接を検出するために、近接センサとフロントガラス20との距離を大きくしたことにより、毛髪が近接していないときには、フロントガラス20で反射された光は、受光素子28に入力される。
このように近接センサとフロントガラス20との距離を大きくすると、毛髪が近接しているか否かにかかわらず、受光素子28に反射光が入力されるので、毛髪の近接を検出できない。
[第1の実施形態]
図6は、実施の形態の携帯端末1の構成を表わす図である。図7は、図6の携帯端末1の正面(表面)側からの外観を表わす図である。
携帯端末1は、アンテナ58と、無線通信部60と、制御部2と、第1の近接センサ40と、第2の近接センサ41と、スピーカ50と、マイク52と、ディスプレイ54と、タッチパネル56と、カメラ62と、近接判定部4とを備える。
無線通信部60は、アンテナ58を通じて基地局と通信することができる。
スピーカ50は、制御部2から出力される通話相手の音声などを出力することができる。
マイク52は、通話相手の音声などを受けて、制御部2へ出力することができる。
ディスプレイ54は、制御部2から出力される画面を表示することができる。
タッチパネル56は、ユーザからの入力を受け付けることができる。
カメラ62は、被写体を撮影することができる。
第1の近接センサ40は、赤外線発光素子42と、赤外線受光素子44とを備える。
赤外線発光素子42は、赤外線を出射することができる。赤外線受光素子44は、物体によって反射された赤外線を受光することができる。
第2の近接センサ41は、紫外線発光素子46と、紫外線受光素子48とを備える。
紫外線発光素子46は、紫外線を出射することができる。紫外線受光素子48は、物体によって反射された紫外線を受光することができる。
近接判定部4は、第1の近接センサ40で検出される反射光量と、第2の近接センサ41で検出される反射光と基づいて、人体などの物体が携帯端末1に近接しているか否かを判定することができる。
制御部2は、携帯端末1の全体を制御することができる。
図7に示すように、スピーカ50、カメラ62、第1の近接センサ40、および第2の近接センサ41は、携帯端末1の筐体3の正面の上部に配置されることができる。第1の近接センサ40および第2の近接センサ41は、通話時に耳などの人体のスピーカ50への近接を検出するために、スピーカ50の近辺に設けられることができる。ディスプレイ54およびタッチパネル56は、携帯端末1の筐体3の正面の中央に配置されることができる。ディスプレイ54上にタッチパネル56が配置されることができる。マイク52は、携帯端末1の筐体3の正面の下部に配置されることができる。
図8は、実施の形態における、第1の近接センサ40および第2の近接センサ41の配置、および人体の携帯端末1への近接を表わす図である。
フロントガラス20と、第1の近接センサ40および第2の近接センサ41との距離をLとする。
第1の近接センサ40を構成する赤外線発光素子42から出力された赤外線は、毛髪または肌などの対象物で反射して、反射した赤外線は、第1の近接センサ40を構成する赤外線受光素子44で受光される。
第2の近接センサ41を構成する紫外線発光素子46から出力された紫外線は、毛髪または肌などの対象物で反射して、反射した紫外線は、第2の近接センサ41を構成する紫外線受光素子48で受光される。
図9は、照射する光の波長と、フロントガラス20、肌、毛髪の反射率との関係を表わす図である。
肌の反射率は、入射する光の波長によって変化しない。肌の反射率は、フロントガラス20および毛髪の反射率よりも大きい。
フロントガラス20の反射率は、入射する光の波長によって変化しない。フロントガラス20の反射率は、肌の反射率よりも小さく、毛髪の反射率よりも大きい。
毛髪の反射率は、入射する光の波長によって変化する。毛髪の反射率は、入射する光が赤外線のときには、入射する光が紫外線および可視光のときよりも大きい。入射する光が赤外線のときには、毛髪の反射率は、フロントガラス20の反射率に近い。
図10(a)は、赤外線を照射したときの肌、毛髪、フロントガラス20、肌およびフロントガラス20の混合、毛髪およびフロントガラス20の混合の反射光量を表わす図である。
肌の反射光量がSである。毛髪の反射光量がH1である。フロントガラス20の反射光量がX1以上、X2以下である。このようにフロントガラス20の反射光量が一定でないのは、フロントガラス20と近接センサ40,41との距離が、製造上の理由によって、携帯端末ごとに異なるからである。フロントガラス20に毛髪が近接したときの毛髪の反射光量とフロントガラス20の反射光量の和(毛髪+フロントガラス)は、Y1以上、Y2以下である。Y2=Y1+BUである。フロントガラス20に肌が近接したときの肌の反射光量とフロントガラス20の反射光量との和(肌+フロントガラス)は、Z1以上、Z2以下である。
図10(b)は、紫外線を照射したときの肌、毛髪、フロントガラス20、肌およびフロントガラス20の混合、毛髪およびフロントガラス20の混合の反射光量を表わす図である。
肌の反射光量は、赤外線の場合と同じでSである。毛髪の反射光量は、赤外線の場合よりも小さいH2である。フロントガラス20の反射光量は、赤外線の場合と同じでX1以上、X2以下である。フロントガラス20に毛髪が近接したときの毛髪の反射光量とフロントガラス20の反射光量の和(毛髪+フロントガラス)は、Y3以上、Y4以下である。Y3<Y1、Y4<Y2である。Y4=Y3+BUである。フロントガラス20に肌が近接したときの肌の反射光量とフロントガラス20の反射光量との和(肌+フロントガラス)は、赤外線の場合と同じでZ1以上、Z2以下である。
ユーザが、携帯端末1に耳を近づけたかどうかを判定するためには、フロントガラス20のみの反射光量と、毛髪+フロントガラスの反射光量または肌+フロントガラスの反射光量との相違を識別できることが必要となる。
肌+フロントガラスの反射光量であるか、またはフロントガラスの反射光量であるかは、入射する光の波長に係らず、図10(a)、(b)に示すような閾値THAによって判別することができる。
入射される光が赤外線の場合に、毛髪+フロントガラスの反射光量か、またはフロントガラスの反射光量かを判別することができない。なぜなら、たとえば、図10(a)に示すように、反射光量Aが、X1≦A≦X2、かつY1≦A≦Y2のときには、反射光量Aが、毛髪+フロントガラスの反射光量か、またはフロントガラスの反射光量かを判別することが難しいからである。
入射される光が赤外線の場合でも、毛髪+フロントガラスの反射光量か、またはフロントガラスの反射光量かを判別することができない。なぜなら、たとえば、図10(b)に示すように、反射光量Bが、X3≦B≦X4、かつY3≦B≦Y4のときには、反射光量Bが、毛髪+フロントガラスの反射光量か、またはフロントガラスの反射光量かを判別することができないからである。
フロントガラス20の赤外線の反射光量と、フロントガラス20の紫外線の反射光量との差は、ノイズ成分を除ければ「0」である。一方、毛髪+フロントガラスの赤外線の反射光量と、毛髪+フロントガラスの紫外線の反射光量との差は、ノイズ成分と(Y3−Y1)の和である。よって、適当な閾値THBを設けて、赤外線を照射したときに反射光量と、紫外線を照射したときの反射光量との差が閾値THB以上であれば、反射光は、フロントガラス+毛髪の反射光であると判定することができる。
第1の実施形態では、近接判定部4は、第1の近接センサ40で検出された反射光量が、閾値THA以上の場合には、肌が携帯端末1へ近接したと判定するように構成される。
近接判定部4は、第1の近接センサ40で検出された反射光量が、閾値THA未満であり、かつ第1の近接センサ40で検出された反射光量と第2の近接センサ41で検出された反射光量との差が、閾値THB以上の場合に、毛髪が携帯端末1へ近接したと判定するように構成される。
図11は、第1の実施形態の近接判定手順を表わすフローチャートである。
ステップS100において、制御部2によって、通話が開始されると、処理がステップS101に進む。
ステップS101において、制御部2は、赤外線発光素子42から赤外線を照射させることができる。
ステップS102において、赤外線受光素子44が、対象物からの赤外線の反射光量RIを検出することができる。
ステップS103において、制御部2は、紫外線発光素子46から赤外線を照射させることができる。
ステップS104において、紫外線受光素子48が、対象物からの紫外線の反射光量RUを検出することができる。
ステップS105において、赤外線の反射光量RIが閾値THA以上の場合には(S105:YES)、処理がステップS107に進む。
ステップS106において、赤外線の反射光量RIが閾値THA未満であり、かつ赤外線の反射光量RIから紫外線の反射光量RUを減算した値が閾値THB以上の場合には(S105:NO、S106:YES)、処理がステップS108に進む。
ステップS107において、赤外線の反射光量RIが閾値THA未満であり、かつ赤外線の反射光量RIから紫外線の反射光量RUを減算した値が閾値THB以下の場合には(S105:NO、S106:NO、S107:YES)、処理がステップS109に進む。
ステップS107において、近接判定部4は、人体の一部である肌が携帯端末1に近接していると判定することができる。その後、処理がステップS110に進む。
ステップS108において、近接判定部4は、人体の一部である毛髪が携帯端末1に近接していると判定することができる。その後、処理がステップS110に進む。
ステップS109において、近接判定部4は、物体が携帯端末1に近接していないと判定することができる。
ステップS110において、制御部2は、ディスプレイ54の画面を消灯することができる。さらに、人体が携帯端末1に近接したことによって、人体が誤ってタッチパネル56へ触れる可能性が高まる。タッチパネル56の誤作動を防止するために、制御部2は、タッチパネル56への入力を無視する、またはタッチパネル56への電力供給を停止することによって、タッチパネル56への入力を無効にすることができる。
以上のように、第1の実施形態によれば、赤外線センサである第1の近接センサで検出される反射光量と紫外線センサである第2の近接センサで検出される反射光量との差を用いることによって、毛髪の携帯端末への近接を正しく検出することができる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、肌または毛髪が携帯端末1のフロントガラス20に触れるところまで近づいた段階での近接を検出した。これに対して、第2の実施形態では、肌または毛髪がフロントガラスに20に次第に近づいていく過程で近接の検出を開始する。
図12は、毛髪または肌と第1の近接センサ40との距離と赤外線反射量との関係を表わす図である。横軸の原点Lは、フロントガラス20と第1の近接センサ40との距離Lである。なぜなら、毛髪または肌が第1の近接センサ40に最も近づいたときの、毛髪または肌と第1の近接センサ40との距離は、Lとなるからである。
特性曲線L1は、毛髪と第1の近接センサ40との距離に対する毛髪+フロントガラスの赤外線反射量を表わす曲線である。特性曲線L2は、肌と第1の近接センサ40との距離に対する毛髪+フロントガラスの赤外線反射量を表わす曲線である。
特性曲線L2が示すように、赤外線が肌およびフロントガラス20で反射する場合には、肌が第1の近接センサ40に近づくほど、赤外線の反射光量は大きくなる。
一方、特性曲線L1が示すように、赤外線が毛髪およびフロントガラス20で反射する場合には、毛髪と第1の近接センサ40との距離がM以上の範囲では、毛髪が第1の近接センサ40に近づくほど、赤外線の反射光量は大きくなる。毛髪と第1の近接センサ40との距離がM未満の範囲では、毛髪が第1の近接センサ40に近づくほど、赤外線の反射光量は小さくなる。
図13は、毛髪と第1の近接センサ40,第2の近接センサ41との距離と、赤外線反射量および紫外線反射量との関係を表わす図である。
図13における特性曲線L1は、図12におけるL1と同じである。
特性曲線L3は、毛髪と第2の近接センサ41との距離に対する毛髪+フロントガラスの紫外線反射量を表わす曲線である。
特性曲線L3が示すように、紫外線が毛髪およびフロントガラス20で反射する場合には、毛髪と第2の近接センサ41との距離がM以上の範囲では、毛髪が第2の近接センサ41に近づくほど、紫外線の反射光量は大きくなる。毛髪と第2の近接センサ41との距離がM未満の範囲では、毛髪が第2の近接センサ41に近づくほど、紫外線の反射光量は小さくなる。
特性曲線L1と特性曲線L3とを比較すると、毛髪と第1の近接センサ40,第2の近接センサ41との距離がMよりも大きいときには、赤外線の反射光量と紫外線の反射光量の差は小さいが、毛髪と第1の近接センサ40,第2の近接センサ41との距離がMよりも小さいときには、赤外線の反射光量と紫外線の反射光量の差は大きい。たとえば、毛髪と第1の近接センサ40、第2の近接センサ41との距離がLの場合には、赤外線の反射光量と紫外線の反射光量の差がDである。毛髪と第1の近接センサ40、第2の近接センサ41との距離が十分に大きく、検出される反射光が、フロントガラス20からの反射光のみとみなせる場合には、赤外線の反射光量と紫外線の反射光量の差は0である。
第2の実施形態では、制御部2は、まず、第1の近接センサ40から赤外線を出射させ、近接判定部4は、第1の近接センサ40で検出された反射光量が閾値THS以上となり、所定時間経過しても閾値THS以上を維持する場合には、肌が携帯端末1へ近接したと判定するように構成される。
制御部2は、第1の近接センサ40で検出された反射光量が閾値THS以上となり、所定時間経過後、閾値THS以下に変化する場合には、第2の近接センサ41から紫外線を出射させるように構成される。近接判定部4は、第1の近接センサ40で検出された反射光量と第2の近接センサ41で検出された反射光量との差が、閾値THX以上の場合に、毛髪が携帯端末1へ近接したと判定するように構成される。閾値THXは、Dよりも小さい値である。
図14は、第2の実施形態の近接判定手順を表わすフローチャートである。
ステップS201において、制御部2によって、通話が開始されると、処理がステップS201に進む。
ステップS202において、制御部2は、赤外線発光素子42から赤外線を照射させることができる。
ステップS203において、赤外線受光素子44が、赤外線の反射光量RIを検出することができる。
ステップS204において、赤外線の反射光量RIが閾値THS以上となった場合には、図12で示したように毛髪または肌が近接途中にあるので、処理がステップS205に進む。
ステップS205において、所定時間後に赤外線の反射光量RIが閾値THS未満に変化した場合には(S205:YES)、図12の特性曲線L1で示すように、毛髪がさらに近接したか、あるいは毛髪が遠ざかったかのいずれであるので、処理がステップS207に進む。
ステップS205において、所定時間後に赤外線の反射光量RIが閾値THS未満に変化しない場合には(S205:NO)、図12の特性曲線L2で示したように、毛髪ではなく肌が近接している可能性があるとして、処理がステップS206に進む。
ステップS207において、制御部2は、紫外線発光素子46から赤外線を出射させることができる。
ステップS208において、紫外線受光素子48が、紫外線の反射光量RUを検出することができる。
ステップS209において、赤外線の反射光量RIから紫外線の反射光量RUを減算した値が閾値THX以上の場合には(S209:YES)、処理がステップS210に進む。
ステップS209において、赤外線の反射光量RIから紫外線の反射光量RUを減算した値が閾値THX未満の場合には(S209:NO)、処理がステップS211に進む。
ステップS206において、近接判定部4は、人体の一部である肌が携帯端末1に近接していると判定することができる。その後、処理がステップS212に進む。
ステップS210において、近接判定部4は、人体の一部である毛髪が携帯端末1に近接していると判定することができる。その後、処理がステップS212に進む。
ステップS211において、近接判定部4は、物体が携帯端末1に近接していないと判定することができる。
ステップS212において、制御部2は、ディスプレイ54の画面を消灯することができる。さらに、人体が携帯端末1に近接したことによって、人体が誤ってタッチパネル56へ触れる可能性が高まる。タッチパネル56の誤作動を防止するために、制御部2は、タッチパネル56への入力を無視する、またはタッチパネル56への電力供給を停止することによって、タッチパネル56への入力を無効にすることができる。
以上のように、第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、毛髪の携帯端末への近接を正しく検出することができる。
(変形例)
本開示は、上記に限定されるものではなく、たとえば以下のような変形例も含む。
(1)可視光
第1および第2の実施形態では、赤外線と異なる波長の光として紫外線を用いたが、これに限定するものではなく、可視光であってもよい。
図15は、変形例における第1の近接センサ40および第2の近接センサ80の配置、および人体の携帯端末1への近接を表わす図である。
フロントガラス20と、第1の近接センサ40および第2の近接センサ41との距離をLとする。
第1の近接センサ40を構成する赤外線発光素子42から出力された赤外線は、毛髪または肌などの対象物で反射して、反射した赤外線は、第1の近接センサ40を構成する赤外線受光素子44で受光される。
第2の近接センサ80を構成する可視光発光素子86から出力された可視光は、毛髪または肌などの対象物で反射して、反射した可視光は、第2の近接センサ80を構成する可視光受光素子88で受光される。
可視光発光素子86は、着信時に着信があったことを知らせる着信ランプとしても用いることができるようにしてもよい。可視光発光素子86は、通話開始時に人体の携帯端末1の近接を検出するために可視光を出射するだけでなく、着信時に、着信を知らせるために可視光を出射するものとしてもよい。
可視光受光素子88は、照度センサとして用いることができるようにしてもよい。可視光受光素子88は、通話開始時に人体の携帯端末1の近接を検出するために反射された可視光を検出するだけでなく、可視光発光素子86から可視光が出射されていないときには、周囲の明るさに応じてディスプレイの輝度を制御するために、可視光を検出するものとしてもよい。
(2)赤外線センサと紫外線センサの同時動作
図11のフローチャートでは、制御部2は、第1の近接センサ40によって赤外線の反射光量を検出させた後、第2の近接センサ41によって紫外線の反射光量を検出させたが、これに限定するものではない。たとえば、制御部2は、第1の近接センサ40による赤外線の反射光量の検出と、第2の近接センサ41による紫外線の反射光量の検出とを同時に行わせるものとしてもよい。
また、第2の近接センサ41によって紫外線の反射光量が検出される前に、近接判定部4は、第1の近接センサ40によって検出された赤外線の反射光量RIが閾値THA以上か否かを判定して、反射光量RIが閾値THA未満であると判定された場合には、制御部2は、第2の近接センサ41による紫外線の反射光量の検出を実行しないようにしてもよい。
(3)近接の検出
第1および第2の実施形態では、制御部2は、携帯端末1の通話開始をトリガとして、制御部2は、第1の近接センサ40および第2の近接センサ41を制御して、物体の近接の検出をさせたが、これに限定するものではない。
たとえば、制御部2は、一定の周期で第1の近接センサ40および第2の近接センサ41を制御して、物体の近接の検出をさせるものとしてもよい。これにより、ユーザが、胸ポケットの中に携帯端末1を入れた場合に、近接が検出されるので、タッチパネル56の誤作動を防止することができる。胸ポケットの布は、毛髪とほぼ同様の特性を有する。
(4)近接
本開示において、対象物との「近接」という用語を使用したが、「近接」には、対象物と「接触」しない状態で対象物との距離が短いことを意味するだけでなく、対象物と直接的に「接触」することも含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 携帯端末、2 制御部、3 筐体、4 近接判定部、20 フロントガラス、22 近接窓、24 近接センサ、26 発光素子、28 受光素子、40 第1の近接センサ、41,80 第2の近接センサ、42 赤外線発光素子、44 赤外線受光素子、46 紫外線発光素子、48 紫外線受光素子、50 スピーカ、52 マイク、54 ディスプレイ、56 タッチパネル、58 アンテナ、60 無線通信部、62 カメラ、65 黒印刷部、86 可視光発光素子、88 可視光受光素子。

Claims (9)

  1. 携帯端末であって、
    赤外線を出射し、物体によって反射された赤外線を検出するように構成された第1の近接センサと、
    前記赤外線と異なる波長の光を出射し、物体によって反射された前記波長の光を検出するように構成された第2の近接センサと、
    前記第1の近接センサおよび前記第2の近接センサからの光の出力を制御するように構成された制御部と、
    前記第1の近接センサで検出された反射光量と、前記第2の近接センサで検出された反射光量とに基づいて、人体の前記携帯端末への近接を判定するように構成された近接判定部とを備えた、携帯端末。
  2. 前記近接判定部は、前記第1の近接センサで検出された反射光量が、第1の閾値以上の場合には、肌が前記携帯端末へ近接したと判定するように構成される、請求項1記載の携帯端末。
  3. 前記近接判定部は、前記第1の近接センサで検出された反射光量が、前記第1の閾値未満であり、かつ前記第1の近接センサで検出された反射光量と前記第2の近接センサで検出された反射光量との差が、第2の閾値以上の場合に、毛髪が前記携帯端末へ近接したと判定するように構成される、請求項2記載の携帯端末。
  4. 前記制御部は、前記第1の近接センサから赤外線を出射させるように構成され、
    前記近接判定部は、前記第1の近接センサで検出された反射光量が第3の閾値以上となり、所定時間経過しても前記第3の閾値以上を維持する場合には、肌が前記携帯端末へ近接したと判定するように構成される、請求項1記載の携帯端末。
  5. 前記制御部は、前記第1の近接センサで検出された反射光量が第3の閾値以上となり、所定時間経過後、前記第3の閾値以下に変化する場合には、前記第2の近接センサから前記波長の光を出射させるように構成され、
    前記近接判定部は、前記第1の近接センサで検出された反射光量と前記第2の近接センサで検出された反射光量との差が、第4の閾値以上の場合に、毛髪が前記携帯端末へ近接したと判定するように構成される、請求項4記載の携帯端末。
  6. 前記波長の光は、紫外線である、請求項1記載の携帯端末。
  7. 前記波長の光は、可視光である。請求項1記載の携帯端末。
  8. 前記第2の近接センサは、可視光を出力する発光素子と、反射された可視光を検出するように構成される受光素子とを備え、
    前記発光素子は、着信時に可視光を出力するように構成される、請求項7記載の携帯端末。
  9. 前記携帯端末は、ディスプレイを備え、
    前記第2の近接センサは、可視光を出射するように構成される発光素子と、反射された可視光を検出するように構成される受光素子とを備え、
    前記受光素子は、前記発光素子から可視光が出射されていない間には、周囲の明るさに応じたディスプレイの輝度の調整のために、可視光を検出するように構成される、請求項7記載の携帯端末。
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