JP2016157650A - プラズマジェットプラグ - Google Patents

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Abstract

【課題】沿面放電を発生し難くして安定して気中放電を行わせることができ、チャンネリングの発生を抑制できる技術を提供する。
【解決手段】プラズマジェットプラグは、軸線方向に沿って延びる軸孔を有する筒状の絶縁体と、前記軸孔の内部に配置された中心電極と、前記絶縁体の外周に配置された主体金具と、前記主体金具に電気的に接続され前記絶縁体の先端側に配置されたオリフィス電極と、を備え、前記中心電極の表面と前記絶縁体の内面と前記オリフィス電極の内面とによってプラズマ生成用のキャビティが形成されている。このプラズマジェットプラグは、前記中心電極と前記オリフィス電極の間の最短距離である気中ギャップGと、前記中心電極の先端縁と前記絶縁体の内面との間の最短距離Dcとの関係が、1.5×G≦Dcを満たす。
【選択図】図4

Description

本発明は、プラズマを噴射することによって燃料混合気を着火させるプラズマジェットプラグに関する。
プラズマジェットプラグは、キャビティと呼ばれるプラズマを生成するための空間を有する点火プラグである(特許文献1)。キャビティの出口には開口を有するオリフィス電極(「接地電極」とも呼ばれる)が設けられており、キャビティの内部にはオリフィス電極とギャップを介して中心電極が設けられている。キャビティ内の壁面は、オリフィス電極と中心電極以外の部分は絶縁体で構成されている。このキャビティに大電流を投入し、大量のプラズマでキャビティ空間を満たして噴出させることによって、燃料混合気を着火させる。キャビティに大電流を投入する際には、先ず、オリフィス電極と中心電極との間に高電圧を印加することによって絶縁破壊を生じさせてキャビティ内に放電経路を形成し、その後に低電圧で大電流を重ね合わせる。
特開2008−045449号公報
キャビティ内の放電経路としては、キャビティの壁面から離れた空間中の経路である気中経路と、キャビティの壁面(特に絶縁体の表面)に沿った沿面経路とが形成され得る。通常は、気中経路よりも沿面経路が形成され易い。沿面経路が形成されると、絶縁破壊時の電流によって、沿面経路と接する絶縁体の表面が溝状に溶融する「チャンネリング」と呼ばれる現象が発生する。チャンネリングが発生するとキャビティ形状が大きく変化し、プラズマ噴出性能が悪化する。さらには、チャンネリングで形成された溝に放電が集中して、より深い溝が形成されるという問題が生じる。そこで、沿面放電を発生し難くして安定して気中放電を行わせることができ、チャンネリングの発生を抑制できる技術が望まれている。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、プラズマジェットプラグが提供される。このプラズマジェットプラグは、軸線方向に沿って延びる軸孔を有する筒状の絶縁体と、前記軸孔の内部に配置された中心電極と、前記絶縁体の外周に配置された主体金具と、前記主体金具に電気的に接続され前記絶縁体の先端側に配置されたオリフィス電極と、を備え、前記中心電極の表面と前記絶縁体の内面と前記オリフィス電極の内面とによってプラズマ生成用のキャビティが形成されている。このプラズマジェットプラグは、前記中心電極と前記オリフィス電極の間の最短距離である気中ギャップGと、前記中心電極の先端縁と前記絶縁体の内面との間の最短距離Dcとの関係が、1.5×G≦Dcを満たすことを特徴とする。
このプラズマジェットプラグによれば、中心電極の先端縁と絶縁体の内面との間の最短距離Dcが、気中ギャップGに比べて十分に大きいので、沿面放電が発生し難くなり、安定して気中放電を行わせることができるので、チャンネリングの発生を抑制できる。
(2)上記プラズマジェットプラグにおいて、前記キャビティに面する前記絶縁体の内面は、前記絶縁体の後端側に向かって前記絶縁体の内面が縮径するように設けられた縮径部を有し、前記キャビティは、前記絶縁体の前記縮径部の後端よりも先端側の第1キャビティ部と、前記縮径部の後端よりも後端側の第2キャビティ部とを有するものとしてもよい。
この構成によれば、小さな容積の第2キャビティ部によって、中心電極の先端縁と絶縁体の内面との間の最短距離Dcを大きくできるので、沿面放電が発生を抑制しつつ、キャビティ全体の容積を小さく抑えてプラズマを噴出し易くすることができる。
(3)上記プラズマジェットプラグにおいて、前記第2キャビティ部において前記中心電極の表面と前記絶縁体の内面との間を前記軸線方向に垂直な径方向に測った距離である径方向空間距離Daが、0.1mm以上であるものとしてもよい。
この構成によれば、第2キャビティ部における沿面放電の発生を抑制して安定して気中放電を行わせることができるので、チャンネリングの発生を抑制できる。
(4)上記プラズマジェットプラグにおいて、前記軸線方向に沿って測った前記第2キャビティ部の深さDbが、0<Db≦3×Daを満たすものとしてもよい。
この構成によれば、第2キャビティ部の深さDbをこの範囲に設定することにより、沿面放電よりも気中放電が発生し易くなる傾向を高めることができ、また、第2キャビティ部の容積が過度に大きくなることを防止してプラズマを噴出し易くすることができる。
(5)上記プラズマジェットプラグにおいて、前記第2キャビティ部の前記径方向空間距離Daと、前記中心電極の先端縁と前記絶縁体の内面との間の前記最短距離Dcとの関係が、Da/Dc≦0.5を満たすものとしてもよい。
この構成によれば、Da/Dcをこの範囲内に設定することにより、プラズマをより噴出し易くすることができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、プラズマジェットプラグやプラズマジェットプラグを用いた点火装置、そのプラズマジェットプラグを搭載する内燃機関や、そのプラズマジェットプラグを用いた点火装置を搭載する内燃機関等の態様で実現することができる。
一実施形態としてのプラズマジェットプラグの部分断面図。 プラズマジェットプラグの先端部分を拡大した断面図。 点火装置のブロック図。 プラズマジェットプラグの先端部分の断面の拡大図。 他の実施形態におけるプラズマジェットプラグの先端部分の断面の拡大図。 Dc/Gに関する試験結果を示す説明図。 第2キャビティ部の径方向空間距離Daに関する試験結果を示す説明図。 Db/Daに関する試験結果(その1)を示す説明図。 Db/Daに関する試験結果(その2)を示す説明図。 Da/Dcに関する試験結果を示す説明図。
図1は、本発明の一実施形態としてのプラズマジェットプラグ100の部分断面図である。また、図2は、プラズマジェットプラグ100の先端部分を拡大した断面図である。図1,2において、プラズマジェットプラグ100の軸線Oの方向に沿って下側をプラズマジェットプラグ100の先端側と呼び、上側を後端側と呼ぶ。また、軸線Oと交差し、軸線Oに垂直な方向を「径方向」と呼ぶ。
図1において、軸線Oより右側はプラズマジェットプラグ100の外観を示し、軸線Oの左側は断面図を示している。プラズマジェットプラグ100は、絶縁体10と、絶縁体10を保持する主体金具50と、絶縁体10の内部に保持された中心電極20と、主体金具50の先端部57に配置されたオリフィス電極30と、絶縁体10の後端部に配置された端子金具40とを備えている。
絶縁体10は、アルミナ等のセラミックス材料を焼成して形成されており、軸線O方向に延びる軸孔12を有する筒状の絶縁部材である。軸線O方向の略中央には外径が最も大きな鍔部19が形成されており、これより後端側には後端側胴部18が形成されている。また、鍔部19より先端側には後端側胴部18より外径の小さな先端側胴部17と、その先端側胴部17よりも先端側で先端側胴部17よりも更に外径の小さな脚長部13とが形成されている。この脚長部13と先端側胴部17との間は段状に形成されている。軸孔12のうち脚長部13の内周にあたる部分は、電極収容部15として形成されている。この電極収容部15は、先端側胴部17と鍔部19と後端側胴部18のいずれの内周部分よりも縮径されている。この電極収容部15の内部には中心電極20が保持される。絶縁体10の脚長部13の先端側には、脚長部13よりも内径が大きな拡大内径部16が形成されている。
中心電極20は、軸線Oに沿って延びる棒状の導電性部材であり、絶縁体10の軸孔12の内部に配置されている。本実施形態では、中心電極20は、タングステン等の高融点材料で形成された一体成形品である。ただし、中心電極20の構成としては、他の種々の構成を採用可能である。例えば、母材と、母材内に埋設された芯材と、の2重構造を有する構成を採用してもよい。
図2に示すように、中心電極20は、最も後端側の頭部21と、頭部21よりも先端側に位置し頭部21より外径が小さい脚部22と、最も先端側に位置し最も外径が小さい先端小径部27とを有している。中心電極20の脚部22は、電極収容部15に収容され、中心電極20の頭部21は、軸孔12の縮内径部10zから後端側の部分に収容されている。頭部21の先端側の面と縮内径部10zの後端側の面とが密着しており、その周方向の全周に亘って封止されている。
図1に示すように、中心電極20は、軸孔12の内部に設けられた金属とガラスの混合物からなる導電性のシール体4を経由して、後端側の端子金具40に電気的に接続されている。このシール体4により、中心電極20および端子金具40が、軸孔12内で固定されると共に、相互に導通する。端子金具40にはプラグキャップ(図示外)を介して高圧ケーブル(図示外)が接続される。
主体金具50は、内燃機関のエンジンヘッドにプラズマジェットプラグ100を固定するための円筒状の金具であり、絶縁体10を取り囲むようにして保持している。主体金具50は、プラグレンチが嵌合する工具係合部51と、エンジンヘッドに螺合するねじ部52とを備えている。主体金具50の工具係合部51より後端側には加締部53が設けられている。工具係合部51から加締部53にかけての主体金具50と、絶縁体10の後端側胴部18との間には円環状のリング部材6,7が介在されており、2つのリング部材6,7の間にタルク9(滑石)の粉末が充填されている。そして、加締部53を加締めることにより、リング部材6,7およびタルク9を介して絶縁体10が主体金具50内で先端側に向け押圧される。これにより、絶縁体10の脚長部13と先端側胴部17との間の段状の部位が、主体金具50の内周面に段状に形成された係止部56に環状のパッキン80を介して支持されて、主体金具50と絶縁体10とが一体にされる。このパッキン80によって、主体金具50と絶縁体10との間の気密は保持され、燃焼ガスの流出が防止される。また、工具係合部51とねじ部52との間には鍔部54が形成されており、ねじ部52の後端側近傍、すなわち鍔部54の座面55にはガスケット5が嵌挿されている。
オリフィス電極30は、主体金具50の先端部57に設けられている。図2に示すように、主体金具50の先端部57の内周側には凹部57Aが形成されており、この凹部57A内にオリフィス電極30が嵌め込まれている。オリフィス電極30は、中央に貫通孔31を有する円環状の板状部材である。この貫通孔31は、プラズマを噴出する噴出孔として機能する。オリフィス電極30の周縁は、全周に亘ってレーザー溶接などによって主体金具50に接合されており、オリフィス電極30の内面30inは絶縁体10の先端面10tと接した状態にある。主体金具50とオリフィス電極30は電気的に導通している。主体金具50はエンジンヘッドに螺合されて接地されるので、オリフィス電極30も接地される。また、オリフィス電極30は、主体金具50の先端方向の開口を覆っている。
プラズマを生成するためのキャビティCVは、図2に示すように、絶縁体10の先端部分の内面と、中心電極20の先端部分の表面と、オリフィス電極30の内面との間に形成されている。中心電極20とオリフィス電極30との間に電圧を印加することによって、プラズマが生成される。
図3は、プラズマジェットプラグ100を点火させる点火装置120の構成を示すブロック図である。この点火装置120は、火花放電回路部140と、プラズマ放電回路部160と、これらを制御する2つの制御回路部130,150とを有している。制御回路部130,150は、自動車のECUに接続される。
火花放電回路部140は、プラズマジェットプラグ100の中心電極20とオリフィス電極30の間のギャップに高電圧を印加することによって絶縁破壊を生じさせて火花放電を開始させる、いわゆるトリガー放電を行うための電源回路である。プラズマ放電回路部160は、トリガー放電により絶縁破壊が生じたギャップに大電流を供給するための電源回路である。プラズマ放電回路部160は、電気エネルギーを蓄えておくコンデンサ162と、コンデンサ162を充電するための高電圧発生回路161と、を有している。コンデンサ162の一端は接地され、他端は中心電極20に接続されている。中心電極20とオリフィス電極30との間のギャップで放電が生じると、点火装置120から供給される大電流によってキャビティCV内の気体が励起されてプラズマが形成される。キャビティCV内に形成されたプラズマが膨張し、キャビティCV内の圧力が高まると、キャビティCV内のプラズマは、オリフィス電極30の貫通孔31から噴出される。噴出されたプラズマによって、内燃機関の燃焼室内の混合気が着火する。
図4は、プラズマジェットプラグ100の先端部分の断面の拡大図である。なお、図4では、図1及び図2とは上下が逆であり、図4の上側がプラズマジェットプラグ100の先端側であり、図4の下側がプラズマジェットプラグ100の後端側である。
中心電極20の先端近傍には、前述したように、脚部22と先端小径部27とが形成されている。脚部22と先端小径部27はそれぞれ円柱形状を有する。脚部22と先端小径部27との間には、縮径部28が設けられている。縮径部28は、図4の例ではテーパ状に形成されているが、テーパ状ではなく軸線0に垂直な面を構成するようにしてもよい。
絶縁体10の先端近傍の脚長部13には、脚長部13よりも内径が大きな拡大内径部16が形成されている。なお、脚長部13を「小内径部13」とも呼ぶ。脚長部13と拡大内径部16との間には縮径部14が形成されている。この例では、縮径部14はテーパ状に形成されているが、テーパ状ではなく軸線0に垂直な面を構成するようにしてもよい。絶縁体10の縮径部14は、中心電極20の縮径部28よりも先端側に設けられている。中心電極20の先端小径部27の外周と、絶縁体10の脚長部13の内面との間は、距離Daだけ離間している。この距離Daの幅の円環状の溝部は、以下で説明する第2キャビティ部CV2に相当する。
キャビティCVは、中心電極20の表面20sと、絶縁体10の内面10inと、オリフィス電極30の内面30inとによって囲まれる空間である。但し、キャビティCVは、オリフィス電極30の貫通孔31の部分を含んでおらず、貫通孔31が無いと仮定したときのオリフィス電極30の内面30inの内側の空間を意味している。なお、中心電極20の脚部22の外周面と絶縁体10の内面との間には、両者の組み付けのために微少な隙間(0.06mm未満)が形成されている。隙間が0.06mm未満の空間は微少であり、プラズマが発生しないので、キャビティCVの一部として機能しない。本明細書において、「キャビティ」とは、プラズマが生成される空間を意味し、隙間が0.06mm以上の空間を意味する。より具体的に言えば、図4の実施形態における「キャビティ」は、絶縁体10の先端部分の内面10inと、中心電極20の先端部分の表面と、オリフィス電極30の内面30inとの間に形成される空間のうち、隙間が0.06mm以上の空間を意味し、隙間が0.06mm未満の空間を含まない。なお、キャビティCVは、以下の2つに区分できる。
(a)第1キャビティ部CV1:絶縁体10の縮径部14の後端14eよりも先端側に存在するキャビティ部分。
(b)第2キャビティ部CV2:絶縁体10の縮径部14の後端14eよりも後端側に存在するキャビティ部分。
図4では、更に、以下の寸法を示している。
(1)Da:中心電極20の先端小径部27の外周と、絶縁体10の脚長部13との間の距離(「径方向空間距離Da」と呼ぶ)。径方向空間距離Daは、第2キャビティ部CV2の幅に相当する。
(2)Db:中心電極20の縮径部28の後端28eと、絶縁体10の縮径部14の後端14eとの間の距離。この距離Dbは、第2キャビティ部CV2の軸線方向の深さに相当する。
(3)Dc:中心電極20の先端縁20cと、絶縁体10の内面10inとの間の最短距離。なお、「最短距離」は、中心電極20の先端縁20cから任意の方向に向けて絶縁体10の内面10inまでの距離を測ったときの最小値を意味する。
(4)Dd:絶縁体10の拡大内径部16の内半径と脚長部13の内半径との差分。この差分Ddは、絶縁体10の拡大内径部16の内半径と、中心電極20の脚部22の外半径との差分に相当する。
(5)D27:中心電極20の先端小径部27の外径。
(6)D22:中心電極20の脚部22の外径。
(7)E:オリフィス電極30の貫通孔31の内径。
(8)G:オリフィス電極30の内面30inと、中心電極20の先端面20tとの間の軸線方向の距離。この距離Gを「気中ギャップG」とも呼ぶ。
(9)L:オリフィス電極30の内面30inと、絶縁体10の縮径部14の後端14eとの間の距離。この距離Lは、第1キャビティ部CV1の軸線方向の深さに相当する。
なお、オリフィス電極30の貫通孔31の内径Eは、中心電極20の先端小径部27の外径D27よりも小さいことが好ましい。これは、気中ギャップGにおいて気中放電を生じ易くするためである。
図5は、他の実施形態におけるプラズマジェットプラグ100aの先端部分の断面の拡大図である。このプラズマジェットプラグ100aの中心電極20aは、図4のプラズマジェットプラグ100の中心電極20が有していた先端小径部27を有しておらず、脚部22がそのまま先端まで延長された形状を有している。従って、図4のプラズマジェットプラグ100に存在する第2キャビティ部CV2は、図5のプラズマジェットプラグ100aでは存在しない。
図5のような第2キャビティ部CV2を有さないプラズマジェットプラグ100aにおいても、中心電極20の先端縁20cと絶縁体10の内面10inとの間の最短距離Dcを十分に大きくとることによって、沿面放電が発生し難くし、安定して気中放電を行わせることができる。但し、図4のように第2キャビティ部CV2を設けるようにすれば、中心電極20の先端縁20cと絶縁体10の内面10inとの間の最短距離Dcを大きくできるので、沿面放電が発生を抑制することが可能であり、また、キャビティCV全体の容積を小さく抑えてプラズマを噴出し易くすることができる。
以下では、図4及び図5に示したプラズマジェットプラグに関する寸法をパラメータとして行ったいくつかの試験結果について順次説明する。
図6は、中心電極20の先端縁20cと絶縁体10の内面10inとの間の最短距離Dcと、気中ギャップGとの関係についての放電経路確認試験の結果を示している。ここでは、図6(A)は、放電経路確認試験用のプラズマジェットプラグ100bの縦断面図を示し、図6(B)はその平面図を示している。このプラズマジェットプラグ100bは、図5に示した第2キャビティ部CV2の無いプラズマジェットプラグ100aのオリフィス電極30を、棒状の電極30barに置き換えた構成を有している。この理由は、オリフィス電極30の貫通孔31(図5)からキャビティCVの内部を撮影するのが困難だからである。放電経路確認試験では、圧力チャンバ内にプラズマジェットプラグ100bを取り付け、圧力チャンバ内を1.0MPa(大気)に加圧した状態で100回の放電を行った。この際、高速度カメラを用いてキャビティCV内の放電経路を撮影し、100回の放電のうちで沿面放電が生じた回数の割合を測定した。
図6(C)は、中心電極20の先端縁20cと絶縁体10の内面10inとの間の最短距離Dcと、気中ギャップGとの比Dc/Gの値をパラメータとしたサンプルS101〜S104の各種の寸法を示している。これらのサンプルS101〜S104は、第2キャビティ部CV2が無いので、第2キャビティ部CV2に関連する寸法Da,Dbはゼロであり、また、Dc=Ddである。また、この試験では、気中ギャップGは0.5mmで一定とし、最短距離Dcの値を0.25mm〜1.00mmの範囲で変更した4つのサンプルS101〜S104を用いた。
図6(D)は、放電経路確認試験で得られた沿面放電割合を示している。この試験結果によれば、Dc/Gの値が増加するに従って沿面放電割合が減少し、Dc/Gが1.5以上になると沿面放電が発生せずにすべて気中放電となった。この結果を考慮すれば、気中ギャップGに対する最短距離Dcの比の値Dc/Gは大きいほど好ましく、特に、以下の関係を満たすことが好ましい。
1.5×G≦Dc …(1)
この(1)式を満足すれば、中心電極20の先端縁20cと絶縁体10の内面10inとの間の最短距離Dcが、気中ギャップGに比べて十分に大きいので、沿面放電が発生し難くなり、安定して気中放電を行わせることができる。この結果、チャンネリングの発生を抑制できる。
なお、上記(1)式の関係は、図5に示したような第2キャビティ部CV2の無いプラズマジェットプラグ100aに限らず、図4に示したような第2キャビティ部CV2の有るプラズマジェットプラグ100にも同様に適用できると推定される。この理由は、第2キャビティ部CV2が有る場合にも、上記(1)式を満足すれば最短距離Dcが気中ギャップGに比べて十分に大きくなるので沿面放電が発生し難くなり、安定して気中放電が発生すると期待されるからである。
ところで、沿面放電よりも気中放電を発生し易くするという意味からは、上記(1)式を満たすようにDcの値を設定することが好ましいが、一方で、Dcの値は、キャビティCVの容積が過度に大きくならない程度の範囲に収めることが好ましい。この理由は、キャビティCVの容積が過度に大きくなると、プラズマの噴出性能が悪化する可能性があるからである。この意味では、Dcの値として、例えば2mm以下とすることが好ましく、1.5mm以下とすることが更に好ましく、1mm以下とすることが最も好ましい。
図7は、第2キャビティ部CV2の径方向空間距離Daについての放電試験結果を示す説明図である。図7(A)は試験装置の模式的な平面図であり、図7(B)はそのB−B断面図である。この試験では、圧力チャンバ300内に第1電極210を設置し、第1電極210の上表面の凹部に直方形状の絶縁体220を嵌め込み、絶縁体220の上に円柱状の第2電極230を設置した。第1電極210の一端には、鉛直上方に立ち上がる壁部212を形成し、この壁部212と絶縁体220の間に空間距離Daを設定した。また、第2電極230の側面から第1電極210の壁部212に向かう沿面経路のうち、絶縁体220上の沿面距離を0.5mmに設定した。更に、絶縁体220の厚みをいくつかの値に変えることによって、第1電極210の上表面と絶縁体220の上表面との間の距離Dbを変更した。また、この距離Dbと空間距離Daとが等しくなるように空間距離Daを調節した。第1電極210の壁部212は、図4における中心電極20を模擬しており、第1電極210の壁部212と絶縁体220との間の溝部GVは図4における第2キャビティ部CV2を模擬している。すなわち、図7(B)の空間距離Daは、第2キャビティ部CV2(図4)の径方向空間距離Daを模擬しており、図7(B)の距離Dbは、第2キャビティ部CV2の深さDbを模擬している。
この放電試験では、圧力チャンバ内を0.2MPa,0.6MPa,1.0MPa(いずれも大気)に加圧した状態でそれぞれ100回の放電を行った。そして、高速度カメラを用いて放電経路を撮影し、100回の放電のうちで気中放電が生じた回数の割合を測定した。ここで、「気中放電」とは絶縁体220の表面に沿った沿面経路を通らない放電を意味し、「沿面放電」とは絶縁体220の表面に沿った沿面経路を通る放電を意味する。
図7(C)は、空間距離Daと気中放電割合との関係を示している。この試験結果によれば、空間距離Daの値が増加するに従って気中放電割合が減少し、空間距離Daが0.1mm以上になると気中放電が発生せず、すべて沿面放電となった。この結果は、次のように理解することができる。すなわち、図7(B)の空間距離Daが大きくなると、第1電極210の壁部212の表面から気中を介して横方向に第2電極230に到達する気中放電が発生し難くなる。これを図4のプラズマジェットプラグ100に当てはめて考えると、第2キャビティ部CV2の径方向空間距離Daが大きくなると、中心電極20の側面から気中を介して第2キャビティ部CV2の溝部を飛び越した後に絶縁体10の内面の沿面経路に沿って放電が発生し難くなるものと推定できる。従って、図4のように第2キャビティ部CV2を有するプラズマジェットプラグ100において沿面放電を抑制するためには、第2キャビティ部CV2の径方向空間距離Daを大きくすることが好ましく、特に0.1mm以上とすることが好ましい。こうすれば、沿面放電の発生を抑制して、安定して気中放電を行わせることができる。
ところで、沿面放電よりも気中放電を発生し易くするという意味からは、第2キャビティ部CV2の径方向空間距離Daを0.1mm以上とすることが好ましいが、一方で、Daの値は、第2キャビティ部CV2の容積が過度に大きくならない程度の範囲に収めることが好ましい。この意味では、Daの値として、例えば1mm以下とすることが好ましく、0.7mm以下とすることが更に好ましく、0.5mm以下とすることが最も好ましい。
図8は、第2キャビティ部CV2の深さDbと径方向空間距離Daの比Db/Daについての試験結果を示している。この試験では、圧力チャンバ内にプラズマジェットプラグ100を取り付け、圧力チャンバ内を1.0MPa(大気)に加圧した状態で100回の放電を行い、放電電圧を測定した。ここで、「放電電圧」とは、高電圧を印加して絶縁破壊が生じた際の電圧を意味する。
図8(A)には、サンプルS201〜S216の寸法を示している。サンプルS201は、第2キャビティ部CV2の無い図5の形状のプラグである。サンプルS202〜S206は、第2キャビティ部CV2の径方向空間距離Daを0.1mmの一定値とし、第2キャビティ部CV2の深さDbを変えたサンプルである。サンプルS207〜S211は、第2キャビティ部CV2の径方向空間距離Daを0.3mmの一定値とし、第2キャビティ部CV2の深さDbを変えたサンプルである。サンプルS212〜S215は、第2キャビティ部CV2の径方向空間距離Daを0.5mmの一定値とし、第2キャビティ部CV2の深さDbを変えたサンプルである。なお、3つのサンプル群S202〜S206,S207〜S211,S212〜S216における径方向空間距離Daの違いは、中心電極20の先端小径部27の外径D27を変更することによって調整した。この試験では、すべてのサンプルS201〜S216において、オリフィス電極30の貫通孔31の内径Eを2.5mmと、通常の値(約1.0mm)に比べて過大な値に設定した。この理由は、中心電極20からオリフィス電極30への気中放電が発生せずに、必ず沿面放電が生じるようにするためである。
図8(B)は、Db/Daの値と放電電圧との関係を示している。この結果から理解できるように、Db/Daの値が大きくなるほど放電電圧が高くなる傾向にある。なお、上述したように、この試験のサンプルは、中心電極20からオリフィス電極30への気中放電が発生せずに必ず沿面放電が生じる形状としているので、図8(B)の放電電圧が高いほど、実際のプラズマジェットプラグ100では中心電極20からオリフィス電極30への気中放電が発生し易くなる。従って、この試験による放電電圧が高い方が、気中放電が発生し易く沿面放電が発生し難くなる点で好ましい。具体的には、第2キャビティ部CV2の深さDbと径方向空間距離Daの比Db/Daの値が0を超えること(すなわち、第2キャビティ部CV2が存在すること)が好ましい。また、Db/Daの値が3以上となっても放電電圧はそれ以上増大しないので、Db/Daの値は3以下で十分である。
図9は、第2キャビティ部CV2の深さDbと径方向空間距離Daの比Db/Daについてのプラズマ噴出試験の結果を示している。この試験では、圧力チャンバ内を0.6MPa(大気)に加圧した状態でプラズマジェットプラグ100を放電させ、オリフィス電極30の貫通孔31から噴出されたプラズマを側方から撮影してシュリーレン画像を取得した。そして、シュリーレン画像を二値化して、高密度部分を表す画素と低密度部分を表す画素とに分類し、高密度部分を表す画素の個数を、噴出されたプラズマのサイズとして算出した。なお、サンプルごとに10回のシュリーレン撮影を実行し、10回の撮影により算出されたプラズマの画素数の平均値を噴出面積とした。
図9(A)には、サンプルS302〜S316の寸法を示している。サンプルS302〜S316の寸法は、オリフィス電極30の貫通孔31の内径Eを1.0mm(通常値)とした点以外は図8(A)に示したサンプルS202〜S216と同じである。図9(A)のサンプルS302〜S316でオリフィス電極30の貫通孔31の内径Eを1.0mmとした理由は、中心電極20とオリフィス電極30との間の気中ギャップGで気中放電を発生させるためでる。
図9(B)は、Db/Daの値とプラズマの噴出面積との関係を示している。この試験結果から理解できるように、Db/Daの値が大きくなるほどプラズマの噴出面積が小さくなる傾向にある。従って、図9(B)の結果からは、第2キャビティ部CV2の深さDbと径方向空間距離Daの比Db/Daの値は小さいことが好ましい。但し、Db/Daの値が3より小さくなってもプラズマの噴出面積はそれほど増大しないので、Db/Daの値は3以下とすれば十分である。
上述した図8及び図9の結果を考慮すると、第2キャビティ部CV2の径方向空間距離Daと深さDbは、以下の関係を満たすことが好ましい。
0<Db≦3×Da …(2)
第2キャビティ部CV2の深さDbを(2)式の範囲に設定すれば、沿面放電よりも気中放電が発生し易くなる傾向を高めることができる(図8(B))。また、第2キャビティ部の容積が過度に大きくなることを防止して、プラズマを噴出し易くすることができる(図9(B))。
図10は、第2キャビティ部CV2の径方向空間距離Daと、中心電極20の先端縁20cと絶縁体10の内面10inとの間の最短距離Dcとの比Da/Dcについてのプラズマ噴出試験の結果を示している。このプラズマ噴出試験は、サンプルの形状以外は図9と同じ条件で行った。
図10(A)には、サンプルS401〜S405の寸法を示している。これらのサンプルS401〜S405では、中心電極20の脚部22の外径D22を変えることによって、第2キャビティ部CV2の径方向空間距離Daを変更した。但し、中心電極20の先端縁20cと絶縁体10の内面10inとの間の最短距離Dcが一定値(1.0mm)となるように、絶縁体10の拡大内径部16の内半径と脚長部13の内半径との差分Ddを調整した。
図10(B)は、Da/Dcの値とプラズマの噴出面積との関係を示している。この結果から理解できるように、Da/Dcの値が大きくなるほどプラズマの噴出面積が小さくなる傾向にある。従って、図10(B)の結果からは、Da/Dcの値は小さいことが好ましい。但し、Db/Daの値が0.5より小さくなってもプラズマの噴出面積はそれ以上増大しないので、Db/Daの値は0.5以下とすれば十分である。なお、図4の構造において、Daは、中心電極20の側面(外周面)から第2キャビティ部CV2の外周を構成する絶縁体10の壁面までの距離である。また、Dcは、中心電極20の先端縁20cから第1キャビティ部CV1の外周を構成する絶縁体10の内面10inまでの最短距離である。図10(B)の結果は、これらの距離の比Da/Dcの値が0.5を超えると、プラズマが第2キャビティ部CV2の奥まで広がりやすくなるため、オリフィス電極30の貫通孔31から外部にプラズマが噴出する噴出力が低下するものと理解することが可能である。
図10(B)の試験結果を考慮すると、第2キャビティ部CV2の径方向空間距離Daと、中心電極20の先端縁20cと絶縁体10の内面10inとの間の最短距離Dcとの関係が、以下の関係を満たすことが好ましい。
(Da/Dc)≦0.5 …(3)
この(3)式を満足するようにDa/Dcを設定すれば、プラズマをより噴出し易くすることが可能である。
・変形例
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能である。
・変形例1:
プラズマジェットプラグの構成としては、図4や図5に示した構成以外の種々の構成を採用可能である。例えば、中心電極20の先端付近の形状が単純な円柱形でなく、表面に凹凸を設けてもよい。
4…シール体
5…ガスケット
6…リング部材
7…リング部材
9…タルク
10…絶縁体
10in…絶縁体の内面
10t…絶縁体の先端面
10z…縮内径部
12…絶縁体の軸孔
13…絶縁体の脚長部
14…絶縁体の縮径部
14e…縮径部の後端
15…絶縁体の電極収容部
16…絶縁体の拡大内径部
17…絶縁体の先端側胴部
18…絶縁体の後端側胴部
19…絶縁体の鍔部
20…中心電極
20c…中心電極の先端縁
20s…中心電極の表面
20t…中心電極の先端面
21…中心電極の頭部
22…中心電極の脚部
27…中心電極の先端小径部
28…中心電極の縮径部
28e…縮径部の後端
30…オリフィス電極(接地電極)
30in…オリフィス電極の内面
30bar…棒状の電極
31…オリフィス電極の貫通孔
40…端子金具
50…主体金具
51…主体金具の工具係合部
52…主体金具のねじ部
53…主体金具の加締部
54…主体金具の鍔部
55…主体金具の座面
56…主体金具の係止部
57…主体金具の先端部
57A…主体金具の先端部の凹部
80…パッキン
100…プラズマジェットプラグ
120…点火装置
130…制御回路部
140…火花放電回路部
160…プラズマ放電回路部
161…高電圧発生回路
162…コンデンサ
210…第1電極
212…第1電極の壁部
220…絶縁体
230…第2電極

Claims (5)

  1. 軸線方向に沿って延びる軸孔を有する筒状の絶縁体と、前記軸孔の内部に配置された中心電極と、前記絶縁体の外周に配置された主体金具と、前記主体金具に電気的に接続され前記絶縁体の先端側に配置されたオリフィス電極と、を備え、前記中心電極の表面と前記絶縁体の内面と前記オリフィス電極の内面とによってプラズマ生成用のキャビティが形成されたプラズマジェットプラグにおいて、
    前記中心電極と前記オリフィス電極の間の最短距離である気中ギャップGと、前記中心電極の先端縁と前記絶縁体の内面との間の最短距離Dcとの関係が、1.5×G≦Dcを満たすことを特徴とするプラズマジェットプラグ。
  2. 請求項1に記載のプラズマジェットプラグであって、
    前記キャビティに面する前記絶縁体の内面は、前記絶縁体の後端側に向かって前記絶縁体の内面が縮径するように設けられた縮径部を有し、
    前記キャビティは、前記絶縁体の前記縮径部の後端よりも先端側の第1キャビティ部と、前記縮径部の後端よりも後端側の第2キャビティ部とを有することを特徴とするプラズマジェットプラグ。
  3. 請求項2に記載のプラズマジェットプラグであって、
    前記第2キャビティ部において前記中心電極の表面と前記絶縁体の内面との間を前記軸線方向に垂直な径方向に測った距離である径方向空間距離Daが、0.1mm以上であることを特徴とするプラズマジェットプラグ。
  4. 請求項3に記載のプラズマジェットプラグであって、
    前記軸線方向に沿って測った前記第2キャビティ部の深さDbが、0<Db≦3×Daを満たすことを特徴とするプラズマジェットプラグ。
  5. 請求項4に記載のプラズマジェットプラグであって、
    前記第2キャビティ部の前記径方向空間距離Daと、前記中心電極の先端縁と前記絶縁体の内面との間の前記最短距離Dcとの関係が、Da/Dc≦0.5を満たすことを特徴とするプラズマジェットプラグ。
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