JP2016149637A - デューティ比調整装置及びデューティ比調整方法 - Google Patents

デューティ比調整装置及びデューティ比調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構成でデューティ比を調整することができるデューティ比調整装置及びデューティ比調整方法を提供する。【解決手段】デューティ比調整装置20は、ハイレベル信号101及びローレベル信号102を出力するデータ出力部21と、選択信号106に基づいてハイレベル信号及びローレベル信号のいずれか一方を交互に選択してハイレベル信号成分及びローレベル信号成分を含む所定周波数の非反転出力信号103及び反転出力信号104を出力するマルチプレクサ22と、非反転出力信号103及び反転出力信号104の直流電圧をそれぞれ検出するコイル31及び32と、各直流電圧の差分を算出する差分算出部35と、各直流電圧の差分を反転入力した信号と1/2クロック信号100との差分を増幅する差動増幅器37を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、パルス信号のデューティ比を調整するデューティ比調整装置及びデューティ比調整方法に関する。
パルスパターン発生器や、通信用デバイスのデータ信号発生部では、マルチプレクサを用いて入力データ信号を多重し、所望のビットレート信号を生成する構成が一般的に知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のデータ信号発生装置は、並列データを出力するデータ出力部と、並列データのうちの1つのデータを選択する選択用クロック信号に基づいて並列データをシリアルデータに変換して出力するマルチプレクサと、データ出力部とマルチプレクサとを同期させる同期手段と、を備えた構成を有している。
WO2007/116695号公報
ところで、特許文献1に記載の構成において、選択用クロック信号のデューティ比によっては、マルチプレクサの出力データ信号の偶数ビットと奇数ビットとで1ビットの時間幅が異なってしまい、シリアルデータに基づいて行う試験の試験結果に影響を与えてしまう場合があった。偶数ビットと奇数ビットとが異なっていることを示す性能は、HPJ(Half Period Jitter)と呼ばれる。なお、HPJは、DCD(Duty Cycle Distortion)、ハーフレートジッタ(Half Rate Jitter)などと呼ばれることがある。
HPJを抑制するためには、例えば、図7や図8に示す構成が考えられる。図7は、デューティ比の悪化原因である選択用クロック信号の高調波成分を除去するローバスフィルタ(LPF)5を介してマルチプレクサ6を1/2クロックで駆動する構成を示している。図8は、1/1クロック信号を1/2分周する分周器7で1/2クロックを生成してマルチプレクサ8を駆動し、マルチプレクサ8の後段にDFF(D型フリップフロップ)9を追加して1/1クロックでリタイミングする構成を示している。
しかしながら、図7に示した構成では、広範囲なデータレートに対応させるためには、相当の広帯域フィルタ回路が必要となり、その設計規模が大きくなるという課題があった。また、図7に示した構成では、選択用クロック信号のデューティ比を周波数毎に調整しなければならず、煩雑な調整工程が必要であった。特に、広帯域化を図ろうとするほど、また、クロック信号の入力源とマルチプレクサとがそれぞれ別体のモジュールで構成されている場合には顕著であった。
次に、図8に示した構成では、10Gbit/s程度のデータレートでは問題なく動作したが、例えば32Gbit/s程度以上のデータレートではクロック信号線の引き回しだけでクロックロスが発生するという問題が発生し、その対策を盛り込むには設計難易度が高く、製造コストも増大するという課題があった。
本発明は、前述の事情に鑑みてなされたものであり、簡易な構成でデューティ比を調整することができるデューティ比調整装置及びデューティ比調整方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係るデューティ比調整装置は、ハイレベル信号(101)及びローレベル信号(102)と、所定の基準電圧に基づいて生成された選択信号(106)と、を入力し、前記選択信号に基づいて前記ハイレベル信号及び前記ローレベル信号のいずれか一方を交互に選択してハイレベル信号成分及びローレベル信号成分を含む所定周波数の多重化信号(103、104)を出力する多重化信号出力手段(22)と、前記基準電圧に対する前記ハイレベル信号成分及び前記ローレベル信号成分の各レベル差の差分(105)を検出する差分検出手段(31、32、35)と、前記所定周波数の1/2周波数のクロック信号(100)を入力するとともに、前記差分検出手段が検出した前記差分を反転入力した信号を前記基準電圧として入力し、この基準電圧と前記クロック信号との差分を前記選択信号として前記多重化信号出力手段に出力することにより前記多重化信号のデューティ比を調整するデューティ比調整手段(37)と、を備えた構成を有している。
この構成により、本発明の請求項1に係るデューティ比調整装置は、差分検出手段が検出した差分をフィードバックし、この差分を反転入力した信号を基準電圧として入力し、この基準電圧とクロック信号との差分を選択信号として多重化信号出力手段に出力することにより多重化信号のデューティ比を調整するので、簡易な構成でデューティ比を調整することができる。
本発明の請求項2に係るデューティ比調整装置は、前記多重化信号出力手段は、非反転出力信号(103)及び反転出力信号(104)を出力するものであって、前記差分検出手段は、前記非反転出力信号の積分値と前記反転出力信号の積分値との積分値差分を前記各レベル差の差分として検出するものであり、前記デューティ比調整手段は、前記積分値差分を反転入力した信号と前記クロック信号との差分を前記選択信号として前記多重化信号出力手段に出力するものである構成を有している。
この構成により、本発明の請求項2に係るデューティ比調整装置は、非反転出力信号及び反転出力信号の積分値差分を反転入力した信号とクロック信号との差分を選択信号として多重化信号出力手段に出力することにより多重化信号のデューティ比を調整することができる。
本発明の請求項3に係るデューティ比調整装置は、前記差分検出手段は、前記非反転出力信号を入力する第1のコイル(31)と、前記反転出力信号を入力する第2のコイル(32)と、前記第1のコイルの出力電圧と前記第2のコイルの出力電圧との差分を算出する差分算出部(35)と、を備えた構成を有している。
この構成により、本発明の請求項3に係るデューティ比調整装置は、第1のコイルの出力電圧と第2のコイルの出力電圧との差分に基づいて非反転出力信号及び反転出力信号の積分値差分を算出することができる。
本発明の請求項4に係るデューティ比調整装置は、前記クロック信号の周波数を検出する周波数検出手段(13)と、前記差分検出手段が検出した前記各レベル差の差分を周波数毎に補正するための補正値テーブル(51)と、前記周波数検出手段が検出した周波数及び前記補正値テーブルに基づいて前記差分検出手段が検出した前記各レベル差の差分を補正する補正手段(52)と、を備えた構成を有している。
この構成により、本発明の請求項4に係るデューティ比調整装置は、多重化信号のデータレートが比較的高く、多重化信号に強いリンギングが現れて波形歪みが発生する場合でも、ハイレベル信号成分及び前記ローレベル信号成分の各レベル差を補正手段により補正することができる。
本発明の請求項5に係るデューティ比調整方法は、請求項1に記載のデューティ比調整装置(1)を用いてパルス信号のデューティ比を調整するデューティ比調整方法であって、ハイレベル信号(101)及びローレベル信号(102)と、所定の基準電圧に基づいて生成された選択信号(106)と、を入力し、前記選択信号に基づいて前記ハイレベル信号及び前記ローレベル信号のいずれか一方を交互に選択してハイレベル信号成分及びローレベル信号成分を含む所定周波数の多重化信号(103、104)を出力する多重化信号出力ステップ(S14)と、前記基準電圧に対する前記ハイレベル信号成分及び前記ローレベル信号成分の各レベル差の差分(105)を検出する差分検出ステップ(S17)と、前記所定周波数の1/2周波数のクロック信号(100)を入力するとともに、前記差分検出ステップにおいて検出した前記差分を反転入力した信号を前記基準電圧として入力し、この基準電圧と前記クロック信号との差分を前記選択信号とすることにより前記多重化信号のデューティ比を調整するデューティ比調整ステップ(S19)と、を含む構成を有している。
この構成により、本発明の請求項1に係るデューティ比調整方法は、差分検出ステップで検出した差分をフィードバックし、この差分を反転入力した信号を基準電圧として入力し、この基準電圧とクロック信号との差分を選択信号とすることにより多重化信号のデューティ比を調整するので、簡易な構成でデューティ比を調整することができる。
本発明は、簡易な構成でデューティ比を調整することができるという効果を有するデューティ比調整装置及びデューティ比調整方法を提供することができるものである。
本発明に係るパルスパターン発生器の第1実施形態におけるブロック構成図である。 本発明に係るパルスパターン発生器の第1実施形態におけるマルチプレクサの出力波形の説明図である。 本発明に係るパルスパターン発生器の第1実施形態の調整モードにおけるフローチャートである。 本発明に係るパルスパターン発生器の第1実施形態の他の態様のブロック構成図である。 本発明に係るパルスパターン発生器の第2実施形態におけるブロック構成図である。 多重化信号のデータレートを高くした場合に発生するリンギング及び補正値の説明図である。 HPJを抑制するための従来のマルチプレクサの駆動回路図である。 HPJを抑制するための従来のマルチプレクサの駆動回路図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明のデューティ比調整装置をパルスパターン発生器に適用した例を挙げて説明する。
(第1実施形態)
まず、本発明に係るパルスパターン発生器の第1実施形態における構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態におけるパルスパターン発生器1は、操作部11、クロック生成部12、デューティ比調整装置20を備えている。このパルスパターン発生器1は、デューティ比調整装置20が、デューティ比を調整する調整モードと、調整モードの後に所定の被試験デバイスを試験する試験モードと、を有する。デューティ比調整装置20の出力信号は、調整モードでは例えばオシロスコープに出力され、試験モードでは被試験デバイスを試験する試験信号として被試験デバイスに出力される。
操作部11は、試験者が操作するもので、例えば、キーボード、ダイヤル又はマウスのような入力デバイス、試験条件等を表示するディスプレイ、これらを制御する制御回路やソフトウェア等で構成されている。操作部11に入力される試験条件としては、例えば、調整モード又は試験モードの指示、試験モードにおいて被試験デバイスに出力する試験信号のクロック周波数やパルスパターンの情報等である。
クロック生成部12は、操作部11から試験者が設定した設定情報を入力し、後述する多重化信号である非反転出力信号103又は反転出力信号104の周波数の1/2の周波数を有する1/2クロック信号100を生成するようになっている。1/2クロック信号100は、後述する差動増幅器37に出力される。
デューティ比調整装置20は、データ出力部21、マルチプレクサ22、選択信号生成部30を備えている。選択信号生成部30は、コイル31及び32、アナログデジタル変換器(ADC)33及び34、差分算出部35、デジタルアナログ変換器(DAC)36、差動増幅器37を備えている。
データ出力部21は、操作部11から試験者が設定した調整モード又は試験モードの指示情報や、試験モードにおけるパルスパターンの情報を入力し、調整モード又は試験モードに応じたパルス信号をマルチプレクサ22に出力するようになっている。
具体的には、データ出力部21は、調整モードにおいて、ハイレベル信号101とローレベル信号102とをマルチプレクサ22に出力するようになっている。換言すれば、データ出力部21は、調整モードにおいては、「1」レベルの信号と「0」レベルの信号とを継続してマルチプレクサ22に出し続けている。
一方、試験モードにおいては、例えばビットエラー試験を行うために、データ出力部21は、試験者が設定したパルスパターンを有するパルス信号201及び202をマルチプレクサ22に出力するようになっている。
マルチプレクサ22は、例えば、2つの入力端子、非反転出力端子及び反転出力端子を有するICで構成されている。このマルチプレクサ22は、調整モードにおいては、データ出力部21からハイレベル信号101及びローレベル信号102と、差動増幅器37から後述する選択信号106と、を入力するようになっている。選択信号106は、マルチプレクサ22がハイレベル信号101とローレベル信号102とを交互に選択するための信号である。マルチプレクサ22は、選択信号106に基づいてハイレベル信号101又はローレベル信号102を入力し、入力した信号の非反転出力信号103及び反転出力信号104を例えばオシロスコープに出力するようになっている。なお、マルチプレクサ22は、多重化信号出力手段の一例である。
非反転出力信号103及び反転出力信号104は、ハイレベル信号101の信号成分と、ローレベル信号102の信号成分と、を含む。例えば、非反転出力信号103が「1010・・・」のパターンであれば、反転出力信号104は、「0101・・・」のパターンである。これらのパターンのハイレベル、ローレベルの時間の差がHPJとして現れる。
一方、マルチプレクサ22は、試験モードにおいては、データ出力部21からパルス信号201及び202と、選択信号106と、を入力するようになっている。また、マルチプレクサ22は、入力した信号の非反転出力信号203及び反転出力信号204を被試験デバイスに出力するようになっている。なお、非反転出力信号203及び反転出力信号204は、多重化信号の一例である。
コイル31は、非反転出力信号103を入力し、非反転出力信号103のレベルに応じた直流成分をADC33に出力するようになっている。このコイル31は、第1のコイル、差分検出手段の一例である。
コイル32は、反転出力信号104を入力し、反転出力信号104のレベルに応じた直流成分をADC34に出力するようになっている。このコイル32は、第2のコイル、差分検出手段の一例である。
ADC33は、コイル31から入力したアナログ値の直流成分をデジタル値に変換して差分算出部35に出力するようになっている。
ADC34は、コイル32から入力したアナログ値の直流成分をデジタル値に変換して差分算出部35に出力するようになっている。
差分算出部35は、ADC33の出力値とADC34の出力値との差分を算出し、DAC36に出力するようになっている。この差分算出部35は、差分検出手段の一例である。
DAC36は、差分算出部35が算出したデジタル値の差分をアナログ値に変換し、アナログ値の差分105を差動増幅器37に出力するようになっている。
差動増幅器37は、クロック生成部12から入力した1/2クロック信号100と、DAC36から入力した差分105を反転入力した信号との差分を選択信号106として出力するようになっている。DAC36から入力した差分105を反転入力した信号は、コイル31及び32の出力電圧の差分をフィードバックした電圧であって、差動増幅の基準電圧である。差動増幅器37は、この基準電圧と1/2クロック信号100とを入力して差動増幅し、選択信号106を生成してマルチプレクサ22に出力するようになっている。なお、差動増幅器37は、デューティ比調整手段の一例である。
次に、マルチプレクサ22の出力波形を図2に基づき説明する。図2はマルチプレクサ22の出力波形を模式的に示した図であって、図2(a)は非反転出力信号103を示し、図2(b)は反転出力信号104を示している。
図2(a)に示すように、非反転出力信号103は、ハイレベル信号101に基づいたハイレベルの信号成分と、ローレベル信号102に基づいたローレベルの信号成分と、を含む。この出力波形を反転したものが図2(b)に示す反転出力信号104である。
図2に示した中間電圧は、ハイレベルとローレベルとの中間電圧を示している。この中間電圧を中心としてハイレベル及びローレベルの各信号成分がマルチプレクサ22から交互に出力される。
図2に示した基準電圧は、差動増幅器37の反転入力側のレベルに応じて変動する電圧である。図2(a)に示した例では、t1≠t2であるのでデューティ比は50%ではないが、基準電圧を下げて中間電圧に一致させることによって50%のデューティ比が得られることがわかる。
図1に示したように、コイル31及びコイル32は、それぞれ、非反転出力信号103及び反転出力信号104を入力して直流成分を出力し、差分算出部35は、コイル31及びコイル32の各直流成分の差分を算出する構成となっている。これは、図2に示した面積S1とS2との差分を差分算出部35が算出していることと等価である。
すなわち、コイル31及びコイル32は、マルチプレクサ22の出力信号の積分値を求め、差分算出部35は、コイル31及びコイル32が求めた各積分値の差分である積分値差分を算出するものであると言える。
また、図2に示した基準電圧を調整することは、差動増幅器37の出力信号である選択信号106のデューティ比を調整することに等しく、選択信号106のデューティ比が50%になればマルチプレクサ22の出力信号である非反転出力信号103及び反転出力信号104のデューティ比も50%となる。すなわち、基準電圧は、マルチプレクサ22の出力信号のデューティ比を調整するための電圧である。
次に、本実施形態におけるパルスパターン発生器1の調整モードにおける動作について図3を用いて説明する。
クロック生成部12は、操作部11から試験者が設定した設定情報を入力し、マルチプレクサ22が出力する多重化信号の周波数の1/2の周波数を有する1/2クロック信号100を生成し、差動増幅器37に出力する(ステップS11)。
差動増幅器37は、選択信号106を生成し、マルチプレクサ22に出力する(ステップS12)。
データ出力部21は、操作部11から試験者が設定した調整モードの指示情報を受け、ハイレベル信号101及びローレベル信号102をマルチプレクサ22に出力する(ステップS13)。
マルチプレクサ22は、データ出力部21からハイレベル信号101及びローレベル信号102と、差動増幅器37から選択信号106と、を入力し、多重化信号である非反転出力信号203及び反転出力信号204を出力する(ステップS14)。
コイル31及び32は、それぞれ、非反転出力信号103及び反転出力信号104を入力し、各直流成分をADC33及び34に出力する(ステップS15)。
ADC33及び34は、それぞれ、コイル31及び32から入力したアナログ値の直流成分をデジタル値に変換して差分算出部35に出力する(ステップS16)。
差分算出部35は、ADC33の出力値とADC34の出力値との差分を算出し、DAC36に出力する(ステップS17)。
DAC36は、差分算出部35が算出したデジタル値の差分をアナログ値に変換し、差動増幅器37に出力する(ステップS18)。
差動増幅器37は、クロック生成部12から入力した1/2クロック信号100と、DAC36から入力した差分を反転入力した信号(差動増幅の基準電圧)との差分を求めて差動増幅し、選択信号106を生成してマルチプレクサ22に出力する(ステップS19)。
以上のように、本実施形態におけるパルスパターン発生器1は、差動増幅器37が、差分算出部35が検出した差分をフィードバックし、この差分を反転入力した信号を基準電圧として入力し、この基準電圧と1/2クロック信号100との差分を選択信号106としてマルチプレクサ22に出力することにより多重化信号のデューティ比を調整するので、簡易な構成でデューティ比を調整することができる。
なお、前述の実施形態では、マルチプレクサ22が非反転出力信号103及び反転出力信号104を出力する構成例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、マルチプレクサ22が非反転出力信号103のみを出力する構成では、基準電圧に対するハイレベル及びローレベルの各信号成分の積分値の差を求め、その値を差動増幅器37にフィードバックすることにより基準電圧を中間電圧に一致させ、非反転出力信号103のデューティ比を50%とすることもできる。
また、前述の実施形態では、マルチプレクサ22の出力信号である多重化信号の1ビット時間幅を均等に揃えた例を挙げて説明したが、コイル31及び32の検出電圧と多重化信号の1ビットの時間幅の関係とをビットレート毎に予め調べておけば、多重化信号の1ビットの時間幅を任意に変更することもでき、例えば、信号発生器を使ったデバイスやモジュールの耐力試験を定量的に行うことができる。
また、前述の実施形態では、2つの入力信号を入力して1つの多重化信号である非反転出力信号103を出力する構成を例に挙げて説明したが、2つ以上の入力信号を入力する構成とすることもできる。その一例を図4に示す。
図4は、4つの入力信号を入力する構成のパルスパターン発生器1aを示している。パルスパターン発生器1aは、3つのデューティ比調整装置20a〜20cを備えている。
デューティ比調整装置20a〜20cは、以下に示す構成を除いて、前述のデューティ比調整装置20と同様の構成である。
デューティ比調整装置20aは、選択信号生成部30が、最終的な多重化信号である非反転出力信号111及び反転出力信号112の周波数の1/4の周波数を有する1/4クロック信号を入力し、非反転出力信号107及び反転出力信号108を出力するようになっている。
デューティ比調整装置20bは、選択信号生成部30が、最終的な多重化信号である非反転出力信号111及び反転出力信号112の周波数の1/4の周波数を有する1/4クロック信号を入力し、非反転出力信号109及び反転出力信号110を出力するようになっている。
デューティ比調整装置20cは、マルチプレクサ22が、デューティ比調整装置20aからの非反転出力信号107と、デューティ比調整装置20bからの非反転出力信号109と、を入力し、非反転出力信号111及び反転出力信号112を出力するようになっている。
また、デューティ比調整装置20cは、選択信号生成部30が、最終的な多重化信号である非反転出力信号111及び反転出力信号112の周波数の1/2の周波数を有する1/2クロック信号を入力するようになっている。
前述の構成により、パルスパターン発生器1aは、調整モードにおいて、4つの入力信号に対し、多重化信号のデューティ比を50%に設定することができる。したがって、パルスパターン発生器1aは、試験モードにおいて、4つのデータパターンのパルス信号を多重化した多重化信号によって多様化したデータパターンで被試験デバイスを試験することができる。
(第2実施形態)
前述の第1実施形態では、ハイレベルとローレベルとの中間電圧に基準電圧を一致させることにより多重化信号のデューティ比が50%となるよう構成したが、多重化信号のデータレートが高くなるに従ってマルチプレクサの高周波特性や、多重化信号の立ち上がり、立ち下がりの遷移時間の違いなどにより、多重化信号のデューティ比が50%とならない場合がある。
具体的には、多重化信号のデータレートを高くすると、例えば図6に示す波形のように、多重化信号にリンギングが現れ、多重化信号波形に歪みが発生する。第1実施形態のようにコイルを用いて直流成分を取り出す構成のみでは、基準電圧を中間電圧に一致させても多重化信号のデューティ比が50%とならない場合がある。
そこで、第2実施形態では、多重化信号にリンギングが発生した場合でも多重化信号のデューティ比が50%となるよう構成されている。
図5に示すように、本実施形態におけるパルスパターン発生器2は、第1実施形態(図1参照)におけるパルスパターン発生器1の一部を変更したものである。したがって、第1実施形態と同様な構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
パルスパターン発生器2は、操作部11、クロック生成部12、周波数検出部13、デューティ比調整装置40を備えている。デューティ比調整装置40は、データ出力部21、マルチプレクサ22、選択信号生成部50を備えている。選択信号生成部50は、コイル31及び32、ADC33及び34、差分算出部35、DAC36、差動増幅器37、補正値テーブル51、補正部52を備えている。
周波数検出部13は、クロック生成部12が生成したクロック信号の周波数を検出するようになっている。この周波数検出部13は、周波数検出手段の一例である。
補正値テーブル51は、第1実施形態で説明した中間電圧に対する補正値を周波数毎に記憶したものである。この補正値について図6を用いて説明する。
図6において、最適電圧は多重化信号のデューティ比が50%となる電圧を示している。中間電圧は、ハイレベルとローレベルとの中間の電圧であり、差分算出部35の算出結果が0になる電圧である。この中間電圧では、多重化信号にリンギングが発生すると、t1≠t2となってデューティ比が50%にならない場合がある。そこで、例えば実験により予め周波数毎に最適電圧を求めておき、中間電圧を最適電圧と一致させるための補正値を求め、補正値テーブル51に記憶させておく。
補正部52は、周波数検出部13が検出した周波数の情報及び補正値テーブル51の補正値に基づいて、差分算出部35が算出した差分を補正値によって補正し、補正結果のデータをDAC36に出力するようになっている。この補正部52は、補正手段の一例である。
本実施形態におけるパルスパターン発生器2は、前述のように構成されているので、多重化信号のデータレートが比較的高く、多重化信号にリンギングが発生した場合でも、補正部52が、周波数検出部13が検出した周波数の情報に基づいて差分算出部35が算出した差分を補正値によって補正するため、広範囲の周波数にわたって補正多重化信号のデューティ比を50%とすることができる。
以上のように、本発明に係るデューティ比調整装置及びデューティ比調整方法は、簡易な構成でデューティ比を調整することができるという効果を有し、デューティ比調整装置及びデューティ比調整方法として有用である。
1、1a、2 パルスパターン発生器
11 操作部
12 クロック生成部
13 周波数検出部(周波数検出手段)
20(20a〜20c)、40 デューティ比調整装置
21 データ出力部
22 マルチプレクサ(多重化信号出力手段)
30、50 選択信号生成部
31 コイル(第1のコイル、差分検出手段)
32 コイル(第2のコイル、差分検出手段)
35 差分算出部(差分検出手段)
37 差動増幅器(デューティ比調整手段)
51 補正値テーブル
52 補正部(補正手段)
100 1/2クロック信号
101 ハイレベル信号
102 ローレベル信号
103、107、109、111、203 非反転出力信号(多重化信号)
104、108、110、112、204 反転出力信号(多重化信号)
105 差分
106 選択信号

Claims (5)

  1. ハイレベル信号(101)及びローレベル信号(102)と、所定の基準電圧に基づいて生成された選択信号(106)と、を入力し、前記選択信号に基づいて前記ハイレベル信号及び前記ローレベル信号のいずれか一方を交互に選択してハイレベル信号成分及びローレベル信号成分を含む所定周波数の多重化信号(103、104)を出力する多重化信号出力手段(22)と、
    前記基準電圧に対する前記ハイレベル信号成分及び前記ローレベル信号成分の各レベル差の差分(105)を検出する差分検出手段(31、32、35)と、
    前記所定周波数の1/2周波数のクロック信号(100)を入力するとともに、前記差分検出手段が検出した前記差分を反転入力した信号を前記基準電圧として入力し、この基準電圧と前記クロック信号との差分を前記選択信号として前記多重化信号出力手段に出力することにより前記多重化信号のデューティ比を調整するデューティ比調整手段(37)と、
    を備えたことを特徴とするデューティ比調整装置(20)。
  2. 前記多重化信号出力手段は、非反転出力信号(103)及び反転出力信号(104)を出力するものであって、
    前記差分検出手段は、前記非反転出力信号の積分値と前記反転出力信号の積分値との積分値差分を前記各レベル差の差分として検出するものであり、
    前記デューティ比調整手段は、前記積分値差分を反転入力した信号と前記クロック信号との差分を前記選択信号として前記多重化信号出力手段に出力するものであることを特徴とする請求項1に記載のデューティ比調整装置。
  3. 前記差分検出手段は、
    前記非反転出力信号を入力する第1のコイル(31)と、
    前記反転出力信号を入力する第2のコイル(32)と、
    前記第1のコイルの出力電圧と前記第2のコイルの出力電圧との差分を算出する差分算出部(35)と、
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載のデューティ比調整装置。
  4. 前記クロック信号の周波数を検出する周波数検出手段(13)と、
    前記差分検出手段が検出した前記各レベル差の差分を周波数毎に補正するための補正値テーブル(51)と、
    前記周波数検出手段が検出した周波数及び前記補正値テーブルに基づいて前記差分検出手段が検出した前記各レベル差の差分を補正する補正手段(52)と、
    を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のデューティ比調整装置(40)。
  5. 請求項1に記載のデューティ比調整装置(20)を用いてパルス信号のデューティ比を調整するデューティ比調整方法であって、
    ハイレベル信号(101)及びローレベル信号(102)と、所定の基準電圧に基づいて生成された選択信号(106)と、を入力し、前記選択信号に基づいて前記ハイレベル信号及び前記ローレベル信号のいずれか一方を交互に選択してハイレベル信号成分及びローレベル信号成分を含む所定周波数の多重化信号(103、104)を出力する多重化信号出力ステップ(S14)と、
    前記基準電圧に対する前記ハイレベル信号成分及び前記ローレベル信号成分の各レベル差の差分(105)を検出する差分検出ステップ(S17)と、
    前記所定周波数の1/2周波数のクロック信号(100)を入力するとともに、前記差分検出ステップにおいて検出した前記差分を反転入力した信号を前記基準電圧として入力し、この基準電圧と前記クロック信号との差分を前記選択信号とすることにより前記多重化信号のデューティ比を調整するデューティ比調整ステップ(S19)と、
    を含むことを特徴とするデューティ比調整方法。
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