JP2016148709A - 光ファイバユニットおよび光ケーブル - Google Patents

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Abstract

【課題】細径化された光ケーブルに収容可能な光ファイバユニットを提供する。【解決手段】光ファイバユニット1は、並列された複数本の光ファイバ心線10と、複数本の光ファイバ心線10を連結する連結材20と、を備えている。この光ファイバユニット1において、複数本の光ファイバ心線10は、連結材20により、光ファイバ心線10同士が一定の間隔をあけて固定され、複数本の光ファイバ心線10の並列方向にたたむことが可能である。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、複数本の光ファイバ心線を備える光ファイバユニットおよび当該光ファイバユニットが収容される光ケーブルに関する。
例えば、特許文献1は、複数本の光ファイバの収容からなる被結束体をバンドル材で束ねて構成された光ファイバユニット、および当該光ファイバユニットを収容した光ファイバケーブルを開示している。
特開2011−221198号公報
特許文献1に記載のような光ファイバユニットをチューブ状の外被に収容して光ファイバケーブルを作製する場合に、当該外被の径を小さくしたいという要求がある。また、このような光ファイバケーブルを180度折り曲げる(いわゆる、ケーブルピンチする)と、光ファイバケーブル内に収容された光ファイバが折れたり亀裂が生じたりすることがある。
本発明は、複数本の光ファイバ心線が一括して端末処理可能であり、細径化された光ケーブルに収容可能な光ファイバユニットおよび当該光ファイバユニットが収容される光ケーブルの提供を目的とする。
本発明による光ファイバユニットは、
並列された複数本の光ファイバ心線と、
前記複数本の光ファイバ心線を連結する連結材と、を備え、
前記複数本の光ファイバ心線は、前記連結材により、光ファイバ心線同士が一定の間隔をあけて固定され、前記複数本の光ファイバ心線の並列方向にたたむことが可能である。
また、本発明による光ケーブルは、
上記の光ファイバユニットと、
前記光ファイバユニットが前記並列方向にたたまれて収容されるチューブ状の外被と、を備えている。
本発明によれば、複数本の光ファイバ心線が一括して端末処理可能であり、細径化された光ケーブルに収容可能な光ファイバユニットおよび当該光ファイバユニットが収容される光ケーブルを提供することができる。
本実施形態に係る光ファイバユニットの一例を示す斜視図である。 (a)は、図1に示す光ファイバユニットを構成する光ファイバ心線を示す断面図であり、(b)は、(a)に示す光ファイバ心線の屈折率分布を示す図である。 図1に示す光ファイバユニットを収容する光ケーブルの一例を示す断面図である。 光ケーブルに収容された光ファイバ心線が挿入されるフェルールの例を示す平面図である。 本実施形態の変形例に係る光ファイバユニットを示す図である。
[本願発明の実施形態の説明]
最初に本願発明の実施形態の内容を列記して説明する。
本願発明の実施形態に係る光ファイバユニットは、
(1)並列された複数本の光ファイバ心線と、
前記複数本の光ファイバ心線を連結する連結材と、を備え、
前記複数本の光ファイバ心線は、前記連結材により、光ファイバ心線同士が一定の間隔をあけて固定され、前記複数本の光ファイバ心線の並列方向にたたむことが可能である。
この構成によれば、複数本の光ファイバ心線が一括して端末処理可能であり、細径化された光ケーブルに収容可能な光ファイバユニットを提供することができる。
(2)前記連結材が前記光ファイバ心線の長さ方向に対して傾斜した方向に延びることが好ましい。
この構成によれば、光ファイバユニットをたたんだ状態で連結材の重なりがないため、たたまれた(すなわち、丸められた)光ファイバユニットの径を小さくすることができる。
(3)各前記光ファイバ心線の直径は125μm以下であり、
各前記光ファイバ心線のガラス部分の直径は50μm以下であることが好ましい。
(4)各前記光ファイバ心線のコアのクラッドに対する比屈折率差が1.2%以上であることが好ましい。
これらの構成によれば、曲げ耐性および取扱い性に優れた光ファイバユニットを提供することができる。
(5)隣り合う光ファイバ心線同士の中心線間の距離が前記光ファイバ心線の前記直径の1.5倍以上5倍以下であることが好ましい。
中心線間の距離がこの範囲であれば、たたんだ状態での光ファイバユニットの径を小さくすることができるとともに、光ファイバユニットの取り扱い性を維持することができる。
(6)前記コアがGI型であることが好ましい。
この構成によれば、機器間接続に用いられる光ファイバユニットとして好適である。
(7)前記クラッドがプラスチック材料から構成されていることが好ましい。
この構成によれば、光ファイバ心線をその長手方向に折り曲げた場合に光ファイバ心線が破断しにくい光ファイバユニットを提供することができる。
(8)前記連結材は紐であり、前記複数本の光ファイバ心線が前記紐で編まれることにより固定されることが好ましい。
(9)前記連結材は、前記複数本の光ファイバ心線に接着される樹脂薄膜から構成されることが好ましい。
これらの構成によれば、容易な構成でたたんだ状態での光ファイバユニットの細径化を実現することができる。
(10)前記光ファイバ心線の側圧耐性は、50μm径の金属線を150μmの中心間隔で格子状に組んだ物体の上に0.98Nの荷重で押し付けたときの伝送損失増加が0.5dB以下であることが好ましい。
この構成によれば、側圧耐性に優れた光ファイバユニットを提供することができる。
また、本願発明の実施形態に係る光ケーブルは、
(11)上記(1)から(10)のいずれかに記載の光ファイバユニットと、
前記光ファイバユニットがたたまれて収容されるチューブ状の外被と、を備えていることが好ましい。
この構成によれば、細径化された光ケーブルを提供することができる。
(12)さらに、前記外被内に収容される抗張力繊維を備えることが好ましい。
この構成によれば、光ケーブルの敷設時にかかる張力から光ファイバ心線を保護することができる。
(13)前記外被内に収容された前記複数の光ファイバユニットの間に前記抗張力繊維が配置されることが好ましい。
この構成によれば、細径化された光ケーブル内の隙間を有効利用して抗張力繊維を配置することができる。
(14)両端にコネクタが接続され、
前記コネクタにおいて、一つの光ファイバユニットの前記複数本の光ファイバ心線が一列に並べられてフェルールの孔に挿通されることが好ましい。
この構成によれば、複数本の光ファイバ心線をフェルールの孔に全心同時に挿入することができ、コネクタへの接続作業性に優れている。
[本願発明の実施形態の詳細]
以下、本発明に係る光ファイバユニットおよび光ケーブルの例を、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る光ファイバユニット1の一例を示す斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係る光ファイバユニット1は、一列に並べられた複数本(ここでは、例えば16本)の光ファイバ心線10(光ファイバの一例)と、並列されたこれらの光ファイバ心線10を連結するテープ材20(連結材の一例)と、を備えている。光ファイバ心線10を連結するテープ材20は、光ファイバ心線10の長さ方向に対して傾斜した方向に延びている。テープ材20は、例えば接着性樹脂材料から構成され、光ファイバ心線10に接着する樹脂薄膜である。テープ材20として、樹脂膜に接着剤が塗られたもの(いわゆる接着テープや粘着テープ)であってもよい。
並列された複数本の光ファイバ心線10は、テープ材20により、光ファイバ心線10同士が一定の間隔をあけて固定されている。隣り合う光ファイバ心線10同士の中心線間の距離(ピッチ)は、光ファイバ心線10の直径の1.5倍以上5倍以下であるように複数本の光ファイバ心線10が配置されて固定されている。ピッチが1.5倍より小さい場合は、光ファイバユニット1を光ファイバ心線10の並列方向にたたむ場合の自由度が制限され、たたまれた状態での光ファイバユニット1の径を十分に小さくすることができない。一方、ピッチが5倍よりも大きい場合は、テープ材20同士の不用意な貼り付き等が生じる可能性が高くなり、光ファイバユニット1の取扱い性が劣る。なお、ピッチの下限値としては、例えば、光ファイバ心線10の直径が80μmである場合にピッチ125μmを想定している。また、ピッチの上限値としては、例えば、光ファイバ心線10の直径が50μmである場合にピッチ250μmを想定している。
図2(a)は、図1に示す光ファイバユニット1を構成する光ファイバ心線10の一例を示す断面図であり、図2(b)は、当該光ファイバ心線10の屈折率分布を示す図である。
図2(a)に示すように、光ファイバ心線10は、コア11と、クラッド12とを有している。コア11は、例えば石英ガラスから構成され、その直径D1は例えば50μm以下である。クラッド12は、プラスチック、例えば屈折率の低いシリコーンから構成されている。クラッド12の直径D2は、例えば125μm以下であり、好ましくは80μmまたは125μmである。本実施形態においては、クラッド12は、シリコーンから構成されているが、フッ素を添加したアクリレート樹脂を用いることもできる。このように、コア11がガラスから構成され、クラッド12がシリコーン等のプラスチックから構成される光ファイバ心線10は、HPCF(Hard Plastic Clad Fiber)と呼ばれる。一方、コアとクラッドがガラスからなる光ファイバ心線は、AGF(All Glass Fiber)と呼ばれる。本実施形態で用いられるHPCFは、光ファイバ心線10のガラス部分がAGFよりも細径化されているため、同クラッド径のAGFに比べて破断耐性に優れている。すなわち、本実施形態の光ファイバ心線10の構成によれば、その長手方向に例えば180度折り曲げた場合に、破断や亀裂の発生を抑えることができる。
図2(b)に示されるように、光ファイバ心線10のコア11は、いわゆるGI(Graded Index)型であって、屈折率がコア11の中心からクラッド12へ向けてなだらかに減少する中心軸対称の分布形状を有している。GI型の光ファイバは、例えばLANケーブルなどの近距離情報通信用の機器間接続ケーブルに広く用いられている。GI型の光ファイバは、シングルモード光ファイバと比べてコア径が大きいため、機器間接続のために光ファイバ心線と機器とを接続する際に、信号光の通り道であるコアと接続先との位置合わせが容易となる。そのため、本実施形態の光ファイバユニット1は、機器間接続に用いられる場合に特に好適である。
プラスチックから構成されるクラッド12はコア11よりも屈折率が低い部分である。なお、クラッド12がプラスチックから構成されていると、クラッド12の屈折率を下げやすいため、クラッドがガラスから構成されている場合に比べてコア11とクラッド12との比屈折率差は大きくなる。コア11のクラッド12に対する比屈折率差Δ1は、例えば1.2%以上であることが好ましい。比屈折率差Δ1が、1.2%以上であれば、光ファイバ心線10の伝送損失増加を十分に抑えることができる。
このように構成された光ファイバ心線10は、伝送損失増加が0.5dB以下に抑えられる。この伝送損失増加は、例えば、50μm径の金属線を150μmの中心間隔で格子状に組んだ物体の上に、100g(0.98N)の荷重で押し付けたときのロス増である。本実施形態においては、実際には、ボビンの胴部にメッシュ材を巻き付け、その周囲に100g(0.98N)の巻き取り張力で光ファイバ心線10を巻き付けた状態での伝送損失と、光ファイバ心線10をボビンに巻き付けずに平面上に円を描くようにゆるく巻いた状態(側圧なしと仮定)での伝送損失との差を測定したところ、伝送損失の増加が0.5dB以下に抑えられることが確認された。
図3は、本実施形態の光ケーブル30の一例を示す断面図である。
図3に示すように、光ケーブル30は、複数(ここでは、2つ)の光ファイバユニット1と、抗張力繊維31と、光ファイバユニット1および抗張力繊維31の周囲を被覆するチューブ状の外被32と、を備えている。本実施形態に係る光ケーブル30は、例えばデータセンター内の機器間接続に用いられる。そのため、光ケーブル30は、10〜100mの長さ、好ましくは10〜20mの長さで用いられることが多い。
光ファイバユニット1は、光ファイバ心線10の並列方向にたたまれた状態で外被32内に収容されている。光ファイバユニット1は、例えば、一端の光ファイバ心線10から順に巻かれるようにたたまれてもよく、蛇腹状にたたまれてもよい。本実施形態においては、16心の光ファイバユニット1が外被32内に2つ収納されているため、32心の光ケーブル30となっている。
抗張力繊維31は、光ケーブル30の敷設時にかかる張力から光ファイバ心線10を保護するためのものであり、多数本のアラミド繊維等から構成されている。抗張力繊維31は、外被32内に収容された光ファイバユニット1の間に配置されている。すなわち、抗張力繊維31は、光ケーブル30の外被32内の隙間に収納されている。
チューブ状の外被32は、例えば、外径が2.0mmであり、その厚さは0.3mmである。外被32は、ポリビニルアルコール(PVA)、あるいはポリエチレン等から構成されている。外被32の樹脂材料としては、焼却時の環境汚染を低減すべく、ハロゲンを含まない材料であることが好ましい。また、外被32は、難燃性の樹脂材料から構成されていることが好ましい。このような材料を構成するため、外被32としては、上記PVAやポリエチレン系の樹脂に、各種難燃剤(窒素系難燃剤、リン系難燃剤など)を加えたものが用いられる。
本実施形態の光ケーブル30は、例えば機器間接続に用いられるため、光ケーブル30の両端には不図示のコネクタが接続される。このコネクタは、図4に示すフェルール40を備えている。フェルール40は、光ケーブル30に収容される光ファイバ心線10を保持するための複数の孔(開口部)41を有している。具体的には、図4に示すように、フェルール40には、一列に並べられた16個の孔41が二列設けられている。孔41の直径は通常125μmである。これにより、一つの光ファイバユニット1が備える16本の光ファイバ心線10が一列に並べられてフェルール40の孔41に挿通される。すなわち、32心の光ケーブル30の光ファイバ心線10が一列16心として2列並んで各孔41に保持される。本実施形態においては、並列された複数本の光ファイバ心線10間の幅が一定となるように当該光ファイバ心線10がテープ材20により固定されている。これにより、一定幅で連結された複数本の光ファイバ心線10をフェルール40の孔41に全心一括して挿入することができる。そのため、光ケーブル30のコネクタへの接続作業性を向上させることができる。なお、フェルール40の寸法や、孔41の径および配置等に合わせて、光ファイバ心線10の数、径、および隣り合う光ファイバ心線10のピッチ等を適宜変更することができる。
以上のように、本実施形態に係る光ファイバユニット1は、並列された複数本の光ファイバ心線10と、複数本の光ファイバ心線10を連結するテープ材20と、を備えている。複数本の光ファイバ心線10は、テープ材20により、光ファイバ心線10同士が一定の間隔をあけて固定され、光ファイバユニット1は、光ファイバ心線10の並列方向にたたむことが可能である。このような光ファイバユニット1は、複数本の光ファイバ心線10が並列方向における光ファイバ心線10の相対位置がずれないようにテープ材20により固定されている。そのため、複数の光ファイバ心線10を一括して端末処理が可能であり、多芯用のフェルール40に全心一括して挿入可能となる。
複数本の光ファイバ心線の周囲を樹脂等で固めていわゆるテープ心線(リボン)とすると、テープ心線の外形は固定される。このような平型のテープ心線をチューブ状の外被に収納すると、断面円形の外被の内部空間において平型のテープ心線の周囲に大きな隙間ができてしまう。一方、本実施形態に係る光ファイバユニット1は、光ファイバ心線10の並列方向にたたまれた状態での径が小さくなるように自由にたたむ(丸める)ことができるため、平型のテープ心線に比べて細径化された光ケーブル30に収容可能である。
さらに、本実施形態においては、光ファイバユニット1が収納された光ケーブル30を180度折り曲げると、折り曲げ箇所において光ファイバ心線10が何列にも重なることとなる。折り曲げ箇所で光ファイバ心線10が重なり合うと破断確率が増すが、本実施形態においては、光ファイバ心線10のガラス部分が50μm以下と細径化されているとともにコア11のクラッド12に対する比屈折率差Δ1が1.2%以上に設定されている。そのため、光ケーブル30を180度曲げて1分間保持した場合でも、光ケーブル30内の光ファイバ心線10が破断することがなく、曲げ耐性にも非常に優れている。
また、本実施形態に係る光ファイバユニット1は、直径125μm以下の光ファイバ心線10から構成されている。光ファイバ心線10が挿入されるフェルール40の孔41の径は通常125μmであるため、光ファイバ心線10の外層(例えば、プラスチッククラッド12)を除去せずに光ファイバ心線10をフェルール40の孔41に挿入することができる。
また、本実施形態においては、テープ材20が光ファイバ心線10の長さ方向に対して傾斜した方向に延びる。これにより、光ファイバユニット1をたたむ際にテープ材20が光ファイバ心線10の並列方向において重なることがない。そのため、光ファイバ心線10の長手方向に直交する面において、たたまれた(すなわち、丸められた)状態での光ファイバユニット1の径を小さくできるため、光ファイバユニット1を収容するチューブ状の外被32の径をさらに小さくすることができる。
また、本実施形態においては、隣り合う光ファイバ心線10同士の中心線間の距離(ピッチ)が光ファイバ心線10の直径の1.5倍以上5倍以下である。光ファイバ心線10の並列ピッチがこの範囲であれば、光ファイバユニット1が収容される光ケーブル30の径を小さくすることができるとともに、光ファイバユニット1の取り扱い性を維持することができる。
また、本実施形態においては、クラッド12がプラスチック材料から構成されている。これにより、光ファイバ心線10のガラス部分が細径化されているため、曲げに強く光ファイバ心線10が破断しにくい。また、クラッドがガラスから構成されている場合に比べて、コア11のクラッド12に対する比屈折率差が大きくなるため、光ファイバ心線10を折り曲げても伝送損失の増加を抑えることができる。
本実施形態においては、上記記載の光ファイバユニット1がたたまれて、チューブ状の外被32に収容されることで光ケーブル30が形成される。これにより、外被32内の隙間を少なくすることができ、光ケーブル30を細径化することができる。
さらに、本実施形態においては、外被32内に収容される複数の光ファイバユニット1の間に抗張力繊維31が配置されている。光ケーブル30の外被32内の隙間を有効利用して抗張力繊維31を収容することができる。
以上、本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。また、上記説明した構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等に変更することができる。
上記実施形態においては、連結材としてテープ材20を用いているが、この例に限られない。例えば、図5(a)に示すように、連結材として紐20Aを用いて、紐20Aにより複数本の光ファイバ心線10を固定して光ファイバユニット1Aを作製する構成としてもよい。紐20Aを用いる場合も、並列された複数本の光ファイバ心線10が紐20Aで編まれることにより光ファイバ心線10間の相対位置がずれないように固定されることが好ましい。図5(b)に示すように、紐20Aにより固定された光ファイバユニット1Aを抗張力繊維31とともに外被32に収納することで、光ケーブル30Aが作製される。
なお、並列された複数本の光ファイバ心線10上のテープ材20に相当する箇所に、例えば紫外線硬化型樹脂を薄く塗って硬化させ、光ファイバ心線10同士を連結する構成としてもよい。
これらの構成によっても、光ケーブルの細径化を容易に実現することができる。
また、上記実施形態においては、コア11がガラスから構成され、クラッド12がシリコーン等のプラスチックから構成されるHPCFの光ファイバ心線10を用いる例を挙げているがこの例に限られない。光ファイバ心線としては、コアだけでなくクラッドがガラスから構成されたAGFであって、当該光ファイバ心線のガラス部分(クラッド径)が50μm以下であるものを採用することもできる。光ファイバ心線のガラス部分(クラッド径)が50μm以下であれば、光ファイバ心線を180度折り曲げた場合であっても十分な曲げ耐性を備えている。
1:光ファイバユニット
10:光ファイバ心線
11:コア
12:クラッド
20:テープ材(連結材の一例)
30:光ケーブル
31:抗張力繊維
32:外被
40:フェルール

Claims (14)

  1. 並列された複数本の光ファイバ心線と、
    前記複数本の光ファイバ心線を連結する連結材と、を備え、
    前記複数本の光ファイバ心線は、前記連結材により、光ファイバ心線同士が一定の間隔をあけて固定され、前記複数本の光ファイバ心線の並列方向にたたむことが可能である、光ファイバユニット。
  2. 前記連結材が前記光ファイバ心線の長さ方向に対して傾斜した方向に延びる、請求項1に記載の光ファイバユニット。
  3. 各前記光ファイバ心線の直径は125μm以下であり、
    各前記光ファイバ心線のガラス部分の直径は50μm以下である、請求項1または請求項2に記載の光ファイバユニット。
  4. 各前記光ファイバ心線のコアのクラッドに対する比屈折率差が1.2%以上である、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の光ファイバユニット。
  5. 隣り合う光ファイバ心線同士の中心線間の距離が前記光ファイバ心線の前記直径の1.5倍以上5倍以下である、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の光ファイバユニット。
  6. 前記コアがGI型である、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の光ファイバユニット。
  7. 前記クラッドがプラスチック材料から構成されている、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の光ファイバユニット。
  8. 前記連結材は紐であり、前記複数本の光ファイバ心線が前記紐で編まれることにより固定される、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の光ファイバユニット。
  9. 前記連結材は、前記複数本の光ファイバ心線に接着される樹脂薄膜から構成される、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の光ファイバユニット。
  10. 前記光ファイバ心線の側圧耐性は、50μm径の金属線を150μmの中心間隔で格子状に組んだ物体の上に0.98Nの荷重で押し付けたときの伝送損失増加が0.5dB以下である、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の光ファイバユニット。
  11. 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の光ファイバユニットと、
    前記光ファイバユニットがたたまれて収容されるチューブ状の外被と、を備える、光ケーブル。
  12. さらに、前記外被内に収容される抗張力繊維を備える、請求項11に記載の光ケーブル。
  13. 前記外被内に収容された前記複数の光ファイバユニットの間に前記抗張力繊維が配置される、請求項12に記載の光ケーブル。
  14. 両端にコネクタが接続され、
    前記コネクタにおいて、一つの前記光ファイバユニットの前記複数本の光ファイバ心線が一列に並べられてフェルールの孔に挿通される、請求項11から請求項13のいずれか一項に記載の光ケーブル。
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