JP2016145073A - 注出キャップ及びそれを備える容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器本体にねじ付けた後はねじが緩む向きに回動させても取り外せない注出キャップを提供する。【解決手段】本発明の注出キャップ1は、容器本体7の口部8aを間隔をあけて取り囲む筒壁2aを有するベース2と、口部8aの開口を覆う中栓3と、貫通孔3hを開閉する逆止弁5とを備え、中栓3は、天壁3gに連結するとともに口部8aと筒壁2aの相互間に位置する内周壁3aと、内周壁3aの内面に設けられ口部8aに設けた雄ねじ部8bに連係する雌ねじ部3fと、内周壁3aの外面に設けられる第1爪部3bとを備え、ベース2は、筒壁2aの内面に設けられ、中心軸線C周りの一方向の回動によって第1爪部3bに係合して雌ねじ部3fを雄ねじ部8bに締め付ける一方、中心軸線C周りの他方向の回動では内周壁3aに対して空転する第2爪部2bを備える注出キャップ。【選択図】図1

Description

本発明は、容器本体に収容された内容物を注出する注出キャップ、及びこの注出キャップを容器本体に装着した容器に関するものである。
容器本体に装着して内容物を注出する注出キャップにおいては、内部に逆止弁を組み込んだものが知られている(例えば特許文献1参照)。このような注出キャップによれば、容器本体内への外気導入を阻止できることから、内容物と空気との接触を抑制して内容物の鮮度を保つことができる。
特開2011−31921号公報
ところでこのような注出キャップは、容器本体の口部に対してねじ付けられており、ねじが緩む向きに回動させると容器本体から取り外すことができるため、内容物の再充填が行われるおそれがある。この場合、予定されていない内容物が充填されたり、繰り返し使用されたりすると、注出する際に内容物が飛び散ったり、保存性能が低下したりする等の不具合が生じる懸念がある。
本発明は、このような問題点を解決することを課題とするものであり、容器本体にねじ付けた後はねじが緩む向きに回動させても取り外せないようにすることで、内容物の再充填ができないようにした、新たな注出キャップを提供することを目的とする。
本発明は、容器本体の口部を間隔をあけて取り囲む筒壁を有し、該筒壁に連結する頂壁に、該容器本体に収容される内容物の取出口が形成されたベースと、該口部の開口を覆うとともに貫通孔を備える天壁を有し、該ベースの内側において該筒壁の中心軸線周りに回動可能に配置される中栓と、該頂壁と該天壁との間に配置されて該貫通孔を開閉する逆止弁とを備え、
前記中栓は、前記天壁に連結するとともに前記口部と前記筒壁の相互間に位置する内周壁と、該内周壁の内面に設けられ該口部に設けた雄ねじ部に連係する雌ねじ部と、該内周壁の外面に設けられる第1爪部とを備え、
前記ベースは、前記筒壁の内面に設けられ、該中心軸線周りの一方向の回動によって該第1爪部に係合して該雌ねじ部を該雄ねじ部に締め付ける一方、該中心軸線周りの他方向の回動では該内周壁に対して空転する第2爪部を備える注出キャップである。
なお、前記中栓の前記天壁と前記内周壁とは、互いに一体に設けてもよいし、別体に設けてもよい。
前記第1爪部と前記第2爪部のうちの一方は、弾性変形可能な片持ち梁状をなすベンド部として形成されることが好ましい。
容器本体の口部を間隔をあけて取り囲む筒壁を有し、該筒壁に連結する頂壁に、該容器本体に収容される内容物の取出口が形成されたベースと、該口部の開口を覆うとともに貫通孔を備える天壁を有し、該ベースの内側において該筒壁の中心軸線周りに回動可能に配置される中栓と、該頂壁と該天壁との間に配置されて該貫通孔を開閉する逆止弁とを備え、
前記中栓は、前記天壁に連結するとともに前記口部と前記筒壁の相互間に位置する内周壁と、該内周壁の内面に設けられ該口部に設けた雄ねじ部に連係する雌ねじ部と、該内周壁の上面に設けられる第3爪部とを備え、
前記ベースは、前記頂壁の下面に設けられ、該中心軸線周りの一方向の回動によって該第3爪部に係合して該雌ねじ部を該雄ねじ部に締め付ける一方、該中心軸線周りの他方向の回動では該内周壁に対して空転する第4爪部を備えることが好ましい。
なお、前記中栓の前記天壁と前記内周壁とは、互いに一体に設けてもよいし、別体に設けてもよい。
前記第3爪部と前記第4爪部のうちの一方は、弾性変形可能な片持ち梁状をなすベンド部として形成されることが好ましい。
前記逆止弁は、前記中栓に対して回り止め保持されることが好ましい。
前記逆止弁は、前記貫通孔を覆う弁体に対し弾性片を介して支持する基部と、該基部に設けられる基部凹部又は基部凸部とを有し、前記中栓は、該基部凹部又は該基部凸部に係合して該逆止弁を回り止め保持する中栓凸部又は中栓凹部を有することが好ましい。
容器本体の口部を取り囲む筒壁を有し、該筒壁に連結する頂壁に、該容器本体に収容される内容物の取出口が形成されたベースと、該口部の開口を覆うとともに貫通孔を備える天壁を有し、該ベースの内側に配置される中栓と、該頂壁と該天壁との間に配置されて該貫通孔を開閉する逆止弁と、該筒壁を取り囲むとともに該筒壁の中心軸線周りに回動可能に配置されるリング体とを備え、
前記ベースは、前記筒壁の内面に設けられ該口部に設けた雄ねじ部に連係する雌ねじ部と、該筒壁の外面に設けられる第5爪部とを備え、
前記リング体は、該リング体の内面に設けられ、該中心軸線周りの一方向の回動によって該第3爪部に係合して該雌ねじ部を該雄ねじ部に締め付ける一方、該中心軸線周りの他方向の回動では該筒壁に対して空転する第6爪部を備えることが好ましい。
このような注出キャップを容器本体に装着した容器にあっては、容器本体は、外気導入孔を有する外層体と、該外層体の内側に設けられ収容した内容物の注出に伴って該外気導入孔から該外層体との間に空気を取り込んで減容変形する内層体とからなることが好ましい。
本発明の注出キャップは、ベースと、中栓と、逆止弁を備えるものにおいて、中栓に設けた内周壁に対し、その内面に、口部に設けた雄ねじ部に連係する雌ねじ部を設けるとともに、その外面に第1爪部を設け、更に、ベースに設けた筒壁に対し、その内面に第2爪部を設けている。この第2爪部は、ベースを中心軸線周りの一方向に回動させることによって、第1爪部に係合して雌ねじ部を雄ねじ部に締め付けることができるので、注出キャップを容器本体に装着することができる。一方、中心軸線周りの他方向(一方向と反対の方向)の回動では、ベースが内周壁に対して空転するようにしており、注出キャップを取り外すことはできないので、内容物の再充填が防止できる。
第1爪部と第2爪部のうちの一方を、弾性変形可能な片持ち梁状をなすベンド部として形成することで、前記他方向の回動時にベースを内周壁に対してより確実に空転させることができるため、内容物の再充填をより確実に防止できる。
また、本発明の注出キャップは、ベースと、中栓と、逆止弁を備えるものにおいて、中栓に設けた内周壁に対し、その内面に、口部に設けた雄ねじ部に連係する雌ねじ部を設けるとともに、その上面に第3爪部を設け、更に、ベースに設けた頂壁に対し、その下面に第4爪部を設けるものでもよい。この場合も、ベースを中心軸線周りの一方向に回動させることによって、第4爪部が第3爪部に係合して雌ねじ部を雄ねじ部に締め付けることができる一方、中心軸線周りの他方向の回動では、ベースが内周壁に対して空転する。従ってこのような構成によっても、注出キャップの取り外しが阻止されるため、内容物の再充填が防止できる。
第3爪部と第4爪部のうちの一方を、弾性変形可能な片持ち梁状をなすベンド部として形成することで、前記他方向の回動時にベースを内周壁に対してより確実に空転させることができるため、内容物の再充填をより確実に防止できる。
ベースが中栓の内周壁に対して空転する場合、ベースとともに逆止弁が回転してしまうと、逆止弁の機能が損なわれるおそれがある。このため、逆止弁に中栓に対する回り止めを設けておくことで、逆止弁の機能を維持することができる。
逆止弁を、貫通孔を覆う弁体に対し弾性片を介して支持する基部と、基部に設けられる基部凹部又は基部凸部とを有するものとし、中栓に、基部凹部又は基部凸部に係合する中栓凸部又は中栓凹部を設けることで、回り止めの機構が簡単な構成で実現できる。
また、本発明の注出キャップは、ベースと、中栓と、逆止弁と、リング体を備えるものにおいて、ベースに設けた筒壁に対し、その内面に、口部に設けた雄ねじ部に連係する雌ねじ部を設けるとともに、その外面に第5爪部を設け、更に、リング体の内面に、第6爪部を設けるものでもよい。この場合は、リング体を中心軸線周りの一方向に回動させることによって、第6爪部が第5爪部に係合して雌ねじ部を雄ねじ部に締め付けることができる一方、中心軸線周りの他方向の回動では、リング体が筒壁に対して空転する。従ってこのような構成によっても、注出キャップの取り外しが阻止されるため、内容物の再充填が防止できる。更にこのような構成によれば、リング体を空転させてもベースと中栓とは回動していないため、逆止弁の機能が損なわれることはない。
このような注出キャップを装着する容器本体として、外気導入孔を有する外層体と、外層体の内側に設けられ収容した内容物の注出に伴って外気導入孔から外層体との間に空気を取り込んで減容変形する内層体とからなるものを採用することで、内容物と外気との接触がより確実に防止できる。
本発明に従う注出キャップの一実施形態を容器本体に装着した状態で示す側面視の断面図である。 図1に示すA−Aに沿う断面図である。 図1に示す逆止弁の基部周辺における拡大図である。 図1に示す注出キャップの変形例を容器本体に装着した状態で示す側面視の断面図である。 図4に示すB−Bに沿う断面図である。 図1に示す注出キャップの他の変形例を容器本体に装着した状態で示す側面視の断面図である。 図6のC−Cに沿う断面図であり、(a)はベースを時計回りに回動させる場合の状態を示し、(b)はベースを反時計回りに回動させる場合の状態を示す。 本発明に従う注出キャップの他の実施形態を容器本体に装着した状態で示す側面視での断面図である。 図8に示すD−Dに沿う断面図である。
以下、図面を参照して、本発明をより具体的に説明する。図1において、符号1は、本発明に従う注出キャップの一実施形態を示す。本実施形態の注出キャップ1は、ベース2と、中栓3と、移動弁体4と、逆止弁5と、蓋体6とを備えている。
ベース2は、円筒状をなし、後述する容器本体の口部を間隔をあけて取り囲む筒壁2aを備えている。筒壁2aの内面には、図1、図2に示すように、後述する第1爪部に係合する第2爪部2bを設けている。第2爪部2bは、図2に示すように時計回り端2cが、筒壁2aの中心軸線Cを中心とする半径方向に延在していて、反時計回り端2dは、中心軸線Cを中心とする円の接線に近づく向きに傾斜している。図2に示すように、第2爪部2bは周方向に間隔をあけて複数(本実施形態では対向位置に2つ)設けられていて、第2爪部2bの相互間には、第1爪部に対して下方で係合する段部2eが形成されている。また、図1に示すように第2爪部2bの下方には、下に向かって径方向外側に傾斜する傾斜面2fを設けている。
筒壁2aの上部には、頂壁2gを一体に連結している。頂壁2gの中央部には、上下方向に貫通する孔(内容物の取出口)2hが設けられ、この取出口2hを取り囲んで注出筒2iが設けられている。注出筒2iの頂部は径方向外側に拡径していてリップを形成している。また頂壁2gの外周部には、孔(通気口)2jが設けられている。また頂壁2gの下面には、下方に向かって突出する環状のリブ2kを設けている。
ベース2の内側には中栓3が取付けられる。中栓3は、筒壁2aの内面に沿って延在する内周壁3aを備えている。内周壁3aの外面には、第1爪部3bを設けている。第1爪部3bは、反時計回り端3cが、中心軸線Cを中心とする半径方向に延在していて、時計回り端3dは、中心軸線Cを中心とする円の接線に近づく向きに傾斜している。第1爪部3bは、図2に示すように周方向に間隔をあけて複数(本実施形態では対向位置に2つ)設けられている。なお、第1爪部3bは、対向する筒壁2aの内面に近接或いは当接しており、また第2爪部2bは、対向する内周壁3aの外面に近接或いは当接しているので、ベース2は、中心軸線Cを中心として中栓3に対して回動することができる。また第1爪部3bは、図1に示すように段部2eによって下方で係合しており、ベース2を抜け止め保持している。そして、第1爪部3bの上端には、図1に示すように上に向かって径方向内側に傾斜する傾斜面3eを設けている。また内周壁3aの内面には、雌ねじ部3fを設けている。
内周壁3aの上部には、天壁3gを設けている。天壁3gの中央部には、貫通孔3hを設けている。また貫通孔3hの径方向外側には、上下を貫通させた筒状壁3iを設けていて、筒状壁3iの下部には、下方に向かって縮径する傾斜部3jを設けている。更に、筒状壁3iの径方向外側には、上方に向けて開放させた円環状になる凹部3kを設けている。ここで凹部3kの径方向内側を向く内側面には、図3に示すように凸部(中栓凸部)3mを設けている。更に凹部3kの径方向外側には、上方に向けて立ち上がる環状壁3nを備えていて、環状壁3nの上部には、部分的に環状壁3nを切り欠く溝部3pを設けている。また、環状壁3nの径方向外側には、天壁3gを貫く孔(連通口)3qを設けている。
筒状壁3iの内側には、筒状壁3iの軸線方向に移動可能な移動弁体4を配置している。本実施形態の移動弁体4は球状体であるが、筒状壁3iの内周面形状に適合するものであれば種々の形状のものが適用可能である。本実施形態では球状体の他、円柱体や楕円体であってもよい。
頂壁2gと天壁3gとの間には、逆止弁5を設けている。逆止弁5は、円環状になる基部5aを有し、基部5aの内側に設けた単数或いは複数の弾性片5bを介して円板状の弁体5cを一体に設けている。また図3に示すように基部5aの下部外側面には、中栓凸部3mを嵌め込む凹部(基部凹部)5dを設けている。本実施形態の逆止弁5は、3つの弾性片5bによって弁体5cを保持する、所謂3点弁の形態をなすものである。なお3点弁の他、1点弁、2点弁等の形態も取り得る。なお、基部凹部5d、中栓凸部3mの形成位置は適宜変更することができる。
ベース2に対して中栓3、移動弁体4、逆止弁5を組み込んだ際、逆止弁5は、基部5aの下部を凹部3kに嵌め込むとともに、基部5aの上部をリブ2kの径方向外側に位置させる(外嵌させる)ことで位置決めされる。またこの状態において、取出口2hと通気口2jとは、基部5aによって遮断されている。そして貫通孔3hは、これを覆う弁体5cが天壁3gに着座することで閉鎖される一方、筒状壁3iは、弾性片5bと弁体5cとの間に形成される隙間によって、その一部が開放した状態になっている。なお、ベース2に対する中栓3、移動弁体4、逆止弁5の組み込みは、先に中栓3に対して移動弁体4、逆止弁5を組み付けておき、これをベース2の下方から挿入する。この際、中栓3は第1爪部3bの上部に傾斜面3eを有し、ベース2は傾斜面2fを有しているため、これらの傾斜面に案内されて容易に嵌め込むことができる。
ベース2の上方には、蓋体6を設けている。蓋体6は、板状の上壁6aと、上壁6aに一体に連結するとともに筒壁2aに連なる外周壁6bとを備えている。また外周壁6bには、筒壁2aに一体に連結するヒンジ6cを設けている。ヒンジ6cに対向する位置には、径方向外側に突出する指掛け部6dを設けている。また上壁6aの下面には、注出筒2iに入り込む円筒状(円柱状でもよい)のシール部6eを設けている。またシール部6eの径方向外側には、頂壁2gに向けて延在するストッパー6fを設けている。ストッパー6fは、上壁6aの上面に過剰な押圧力が付与された場合に頂壁2gに当接することによって上壁6aの変形を防止する機能を有する。
このような構成になる注出キャップ1は、例えば図1に示す容器本体7に装着することができる。本実施形態の容器本体7は、外層体8と内層体9によって構成された二重容器である。
外層体8は、円筒状の口部8aに、図示を省略する胴部及び底部を順に連結したものであり、復元自在な可撓性を有している。口部8aの外周面には、中栓3の雌ねじ部3fに適合する雄ねじ部8bを設けている。なお本実施形態では、中栓3を時計回りに回動させると、雌ねじ部3fが雄ねじ部8bに締め付けられるようにしている。また、口部8aには、孔(外気導入孔)8cを設けていて、更に、外気導入孔8cを設けた外周面には、上下方向に雄ねじ部8bを切り欠く縦溝8dを設けている。
内層体9は、薄肉の袋状に形成されていて、その内側に内容物を充填可能とする充填空間Sを備えている。
注出キャップ1を容器本体7に装着するには、本実施形態では、容器本体7に対してベース2を時計回りに回動させる。これにより、図2に示すように、ベース2の第2爪部2bが中栓3の第1爪部3bに係合して、中栓3を時計回りに回動させるため、雌ねじ部3fが雄ねじ部8bに締め付けられて注出キャップ1を装着することができる。
充填空間Sの内容物を注出するにあたっては、蓋体6を開き、正立姿勢の容器本体7を傾倒姿勢に変位させて外層体8の胴部を押圧する。これによって充填空間Sが加圧され、天壁3gに着座していた弁体5cが天壁3gから離反し、充填空間S内の内容物は、貫通孔3h、弁体5cと天壁3gとの隙間、弾性片5bと弁体5cとの隙間を通り、取出口2hを経て注出筒2iから注出される。この時、移動弁体4は注出筒2i側に移動する。
所定量の内容物を注出した後は、外層体8への押圧を解除して容器本体7を元の正立姿勢に戻す。これによって充填空間S内の圧力が下がり、弁体5cが貫通孔3hを閉鎖するので、充填空間S内への外気導入が有効に防止できる。また、外層体8は、それ自身の復元力により元の形状に戻ろうとするため、外層体8と内層体9との相互間は負圧状態となり、これによって、通気口2jから溝部3p、連通口3q、縦溝8dを経て、外気導入孔8cより外層体8と内層体9との間に空気が導入され、内層体9を減容させたまま外層体8が復元する。この時、移動弁体4は傾斜部3j側に移動し、これに伴って注出筒2i内の内容物を、弾性片5bと弁体5cとの隙間を通して筒状壁3i側に引き込むことができる(サックバック)。これにより、注出筒2iからの液だれを防止することができる。
なお、注出キャップ1を容器本体7から取り外そうとしてベース2を反時計回りに回動させると、図2に示すように、第2爪部2bの反時計回り端2dが第1爪部3bの時計回り端3dに当たることになるものの、反時計回り端2d及び時計回り端3dは、ともに中心軸線Cを中心とする円の接線に近づく向きに傾斜しているので、第2爪部2bは第1爪部3bを乗り越える。すなわち、ベース2は中栓3に対して空転することになるため、雌ねじ部3fと雄ねじ部8bとが緩むことはない。また、逆止弁5は、基部凹部5dが中栓凸部3mに嵌まり込み、中栓3に対して回り止め保持されているので、弾性片5bや弁体5cの機能が阻害されることはない。
なお、本実施形態においては、内周壁3aの外面における下部に第1爪部3bを設けると共に、ベース2の筒壁2aの内面における下部に第2爪部2b、段部2e及び傾斜面2fを設けたが、第1爪部3b、第2爪部2b、段部2e及び傾斜面2fの配置は適宜変更することができる。すなわち、このような構成に替えて、例えば、内周壁3a’の外面における上部に第1爪部3bを設けると共に、ベース2の筒壁2aの内面における上部に第2爪部2b、段部2e及び傾斜面2fを設ける構成としてもよい。
次に、前述した実施形態の変形例について、図4、5を参照しながら説明する。なお、上述した実施形態と基本的な機能が同一である部分は、図中、同一の符号を付して説明を省略する。
本変形例の注出キャップ1’は、先に述べたベース2、中栓3、逆止弁5に替えて、ベース2’、中栓3’、逆止弁15を備えている。
ベース2’は、円筒状をなし、外層体8の口部8aを取り囲む筒壁2a’を備えている。筒壁2a’の内面における上部には、図4、図5に示すように、後述する第1爪部3b’に係合する第2爪部2b’を設けている。第2爪部2b’は、図5に示すように時計回り端2c’が、筒壁2a’の中心軸線Cを中心とする半径方向に延在していて、反時計回り端2d’は、中心軸線Cを中心とする円の接線に近づく向きに傾斜している。図5に示すように、第2爪部2b’は周方向に間隔をあけて複数(本実施形態では周方向に均等間隔で4つ)設けられている。また、図4に示すように筒壁2a’の内面における下部には、内周壁3a’の外面における下部に設けられた環状突起3rと係合してベース2’を抜け止め保持する環状突起2lが設けられている。
ベース2’の内側には中栓3’が取付けられる。前述した実施形態では中栓3の内周壁3aは天壁3gに一体に連結していたが、本変形例の注出キャップ1’では、中栓3’の内周壁3a’は、天壁3gとは別体に設けられ天壁3gに連結するように構成されている。また、本変形例の天壁3gは、先に述べた天壁3gにおいて、外気を導入する機能を果たしていた溝部3p及び連通口3qに替えて、環状壁3nの根元に孔(連通口)3sを設けたものである。なお、本変形例では、先に述べた逆止弁5を回り止め保持する中栓凸部3mを省略しているが、中栓凸部3mを設ける構成としてもよい。
中栓3’の内周壁3a’の外面における上部には、第1爪部3b’を設けている。図5に示すように、第1爪部3b’は、時計回り端3d’が内周壁3a’に一体連結した弾性変形可能な片持ち梁状をなすベンド部として形成されている。第1爪部3b’の反時計回り端3c’は、中心軸線Cを中心とする半径方向に延在していて、時計回り端3d’は、中心軸線Cを中心とする円の接線に近づく向きに傾斜している。第1爪部3b’は、周方向に間隔をあけて複数(本実施形態では周方向に均等間隔で4つ)設けられている。なお、第1爪部3b’は、対向する筒壁2a’の内面に近接或いは当接しているので、ベース2’は、中心軸線Cを中心として中栓3’に対して回動することができる。また内周壁3a’の内面には、雌ねじ部3f’を設けている。
逆止弁15は、先に述べた逆止弁5に対して、基部5aの外面に薄肉環状の外側弁体15aを設けたものである。外側弁体15aは、通常、頂壁2gの下面に着座して通気口2jを閉鎖している。
ベース2’に対する中栓3’、移動弁体4、逆止弁15の組み込みは、先にベース2’に対して中栓3’の内周壁3a’を組み付けると共に、中栓3’の天壁3gに対して移動弁体4、逆止弁15を組み付けておき、これをベース2’の下方から挿入する。この際、中栓3’の天壁3gの外周面に設けられた環状突起3tが、中栓3内周壁3a’の内面における上部に設けられた環状突起3uと嵌合することで、天壁3gが内周壁3a’に抜け止め保持される。
そして注出キャップ1’を容器本体7に装着するには、口部8aに対してベース2’を時計回りに回動させる。これによって、図5に示すように、ベース2’の第2爪部2b’が内周壁3a’の第1爪部3b’に係合して内周壁3a’を時計回りに回動させるため、雌ねじ部3f’が雄ねじ部8bに締め付けられ、容器本体7へ装着することができる。なお、ベース2’を反時計回りに回転させても、先の実施形態と同様に、第2爪部2b’が第1爪部3b’を乗り越えて、ベース2’は空転するため、雌ねじ部3f’と雄ねじ部8bとが緩むことはない。その際、本変形例では、第1爪部3b’が弾性変形可能な片持ち梁状をなすベンド部として形成されているため、第2爪部2b’が第1爪部3b’を容易に弾性変形させて乗り越えることができる。
充填空間Sの内容物を注出するにあたっては、先の実施形態と同様に、容器本体7を傾倒姿勢に変位させて外層体8の胴部を押圧する。これによって充填空間Sが加圧されて内容物を注出筒2iから注出させることができる。また外層体8への押圧を解除すれば、外層体8の復元に伴って外層体8と内層体9との相互間が負圧になることによって、外側弁体15aが頂壁2gから離反して、通気口2j、外側弁体15aと頂壁2gとの隙間、連通口3s、縦溝8dを経て、外気導入孔8cより外層体8と内層体9との相互間に空気が導入されるため、内層体9を減容させたまま外層体8を復元させることができる。
なお、本変形例においては、内周壁3a’の外面における上部に、弾性変形可能な片持ち梁状をなすベンド部として形成された第1爪部3b’を設けると共に、ベース2’の筒壁2a’の内面における上部に第2爪部2b’を設けたが、第1爪部3b’及び第2爪部2b’の上下方向の位置は変更することが可能である。すなわち、このような構成に替えて、例えば、内周壁3a’の外面における下部に第1爪部3b’を設けると共に、ベース2’の筒壁2a’の内面における下部に第2爪部2b’を設ける構成としてもよい。
また、本変形例においては、第1爪部3b’を弾性変形可能な片持ち梁状をなすベンド部として形成したが、これに替え、第2爪部2b’を弾性変形可能な片持ち梁状をなすベンド部として形成してもよい。
さらに、本変形例においては、中栓3’の内周壁3a’が天壁3gとは別体に設けられるものとして説明したが、このような構成に替えて、内周壁3a’と天壁3gとを一体に設ける構成としてもよい。
次に、図1〜3を用いて前述した実施形態の他の変形例について、図6、7を参照しながら説明する。なお、図4、5を用いて前述した変形例と基本的な機能が同一である部分は、図中、同一の符号を付して説明を省略する。
本変形例の注出キャップ1”は、先に述べたベース2’、中栓3’に替えて、ベース2”、中栓3”を備えている。また、図4、5を用いて前述した変形例では、内周壁3a’の外面に弾性変形可能な片持ち梁状をなすベンド部として形成された第1爪部3b’を設けると共にベース2’の筒壁2a’の内面に第2爪部2b’を設けていたが、本変形例では、そのような構成に替えて、図6、7に示すように、内周壁3a”の上面に弾性変形可能な片持ち梁状をなすベンド部として形成された第3爪部3b”設けると共に、ベース2”の頂壁2g”の下面に第4爪部2b”を設けている。
ベース2”の頂壁2g”の下面には、図6、7に示すように、筒壁2a”の中心軸線Cを中心とする円周軌道に沿って第4爪部2b”を設けている。第4爪部2b”は、図7に示すように時計回り端2c”が、中心軸線Cに沿う方向に延在していて、反時計回り端2d”は、中心軸線Cに垂直な方向に近づく向きに傾斜している。第4爪部2b”は周方向に間隔をあけて複数(本実施形態では周方向に均等間隔で4つ)設けられている。また、図6に示すように筒壁2a”の内面における上部には、内周壁3a”の外面における上部に設けられた環状突起3r”と係合してベース2”を抜け止め保持する環状突起2l”が設けられている。
中栓3”の内周壁3a”の上面には、図6、7に示すように、中心軸線Cを中心とする円周軌道に沿って第3爪部3b”を設けている。図7に示すように、第3爪部3b”は、時計回り端3d”が内周壁3a”に一体連結した弾性変形可能な片持ち梁状をなすベンド部として形成されている。第3爪部3b”の反時計回り端3c”は、中心軸線Cに沿う方向に延在していて、時計回り端3d”は、中心軸線Cに垂直な方向に近づく向きに傾斜している。第3爪部3b”は、周方向に間隔をあけて複数(本実施形態では周方向に均等間隔で4つ)設けられている。なお、内周壁3a”の内面には、雌ねじ部3f”を設けている。
ベース2”に対する中栓3”、移動弁体4、逆止弁15の組み込みは、前述した変形例の場合と同様の要領により行うことができる。そして注出キャップ1”を容器本体7に装着するには、口部8aに対してベース2”を時計回りに回動させる。これによって、図7に示すように、ベース2”の第4爪部2b”が内周壁3a”の第3爪部3b”に係合して内周壁3a”を時計回りに回動させるため、雌ねじ部3f”が雄ねじ部8bに締め付けられ、容器本体7へ装着することができる。なお、ベース2”を反時計回りに回転させても、先の実施形態と同様に、第4爪部2b”が第3爪部3b”を乗り越えて、ベース2”は空転するため、雌ねじ部3f”と雄ねじ部8bとが緩むことはない。その際、本変形例では、第3爪部3b”が弾性変形可能な片持ち梁状をなすベンド部として形成されているため、第4爪部2b”が第3爪部3b”を容易に弾性変形させて乗り越えることができる。
なお、本変形例においては、第3爪部3b”を弾性変形可能な片持ち梁状をなすベンド部として形成したが、これに替え、第4爪部2b”を弾性変形可能な片持ち梁状をなすベンド部として形成してもよい。
さらに、本変形例においては、中栓3”の内周壁3a”が天壁3gとは別体に設けられているが、このような構成に替えて、内周壁3a”と天壁3gとを一体に設ける構成としてもよい。
次に、本発明に従う他の実施形態について、図8、9を参照しながら説明する。なお、図1〜3を用いて上述した実施形態と基本的な機能が同一である部分は、図中、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の注出キャップ11は、先に述べたベース2、中栓3、逆止弁5に替えて、ベース12、中栓13、逆止弁15を備えていて、更にリング体17を備えている。
ベース12は、円筒状をなし、外層体8の口部8aを取り囲む筒壁12aを備えている。筒壁12aの内面には、口部8aに設けた雄ねじ部8bに連係する雌ねじ部12bを設けている。また筒壁12aの外面には、第5爪部12cを設けている。図5に示すように第5爪部12cは、反時計回り端12dが筒壁12aの中心軸線Cを中心とする半径方向に延在していて、時計回り端12eは中心軸線Cを中心とする円の接線に近づく向きに傾斜している。第5爪部12cは、図9に示すように周方向に間隔をあけて複数(本実施形態では対向位置に2つ)設けられていて、第5爪部12cの相互間には、後述する第6爪部に対して下方で係合する段部12fを設けている。また筒壁12aの外面には、第5爪部12cよりも径方向外側に突出する位置合わせ用リブ12gが設けられている。また図8に示すように、第5爪部12c及び段部12fの下方には、下に向かって径方向内側に傾斜する傾斜面12hを設けている。
ベース12の内側には中栓13が取付けられる。中栓13は、先に述べた中栓3における内周壁3a、内周壁3aに設けていた第1爪部3b等、及び逆止弁5を回り止め保持する中栓凸部3mを省略したものである。また、外気を導入する機能を果たしていた溝部3p及び連通口3qに替えて、環状壁3nの根元に孔(連通口)13aを備えている。
逆止弁15は、先に述べた逆止弁5に対して、基部5aの外面に薄肉環状の外側弁体15aを設けたものである。外側弁体15aは、通常、頂壁2gの下面に着座して通気口2jを閉鎖している。
リング体17は、筒壁12aを取り囲む円筒状をなすものである。リング体17の内面には、第5爪部12cに係合する第6爪部17aを設けている。第6爪部17aは、時計回り端17bが、中心軸線Cを中心とする半径方向に延在していて、反時計回り端17cは、中心軸線Cを中心とする円の接線に近づく向きに傾斜している。図9に示すように、第6爪部17aは周方向に間隔をあけて複数(本実施形態では対向位置に2つ)設けられている。なお、第6爪部17aは、対向する筒壁12aの外面に近接或いは当接しており、また第5爪部12cは、対向するリング体17の内面に近接或いは当接しているので、リング体17は、中心軸線Cを中心としてベース12に対して回動することができる。また第6爪部17aは、図8に示すように段部12fによって下方で係合しており、これによってリング体17は、ベース12によって抜け止め保持されている。そして第6爪部17aの上端には、図8に示すように上に向かって径方向外側に傾斜する傾斜面17dを設けている。更に、リング体17の内面には、中心軸線Cに沿って延在する縦溝17eが設けられている。
ベース12にリング体17を組み込むに際しては、ベース12に対し、位置合わせ用リブ12gと縦溝17eとの位置を合わせた状態で、リング体17をその下方から挿入する。この際、リング体17の第6爪部17aをベース12の段部12fに嵌め込むにあたっては、傾斜面12hと傾斜面17dが案内として機能する。
そして注出キャップ11を容器本体7に装着するには、口部8aに対してリング体17を時計回りに回動させる。これによって、図9に示すように、リング体17の第6爪部17aがベース12の第5爪部12cに係合してベース12を時計回りに回動させるため、雌ねじ部12bが雄ねじ部8bに締め付けられ、容器本体7へ装着することができる。なお、リング体17を反時計回りに回転させても、先の実施形態と同様に、第6爪部17aが第5爪部12cを乗り越えて、リング体17は空転するため、雌ねじ部12bと雄ねじ部8bとが緩むことはない。
充填空間Sの内容物を注出するにあたっては、先の実施形態と同様に、容器本体7を傾倒姿勢に変位させて外層体8の胴部を押圧する。これによって充填空間Sが加圧されて内容物を注出筒2iから注出させることができる。また外層体8への押圧を解除すれば、外層体8の復元に伴って外層体8と内層体9との相互間が負圧になることによって、外側弁体15aが頂壁2gから離反して、通気口2j、外側弁体15aと頂壁2gとの隙間、連通口13a、縦溝8dを経て、外気導入孔8cより外層体8と内層体9との相互間に空気が導入されるため、内層体9を減容させたまま外層体8を復元させることができる。
本発明に従う注出キャップ及び容器は、本実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に従う範囲で種々の変更が可能である。例えば、第1〜6爪部の数や位置、形状は上述した実施形態に限定されず、一方向に回動させる場合は係合して他方向に回動させる場合は空転する種々の機構を適用することができる。また、外層体8に設けた外気導入孔8cは、口部8aに設ける場合に限られず、胴部や底部に設けてもよい。
1、1’:注出キャップ
2、2’、2”:ベース
2a、2a’、2a”:筒壁
2b、2b’:第2爪部
2b”:第4爪部
2c、2c’、2c”:時計回り端
2d、2d’、2d”:反時計回り端
2e:段部
2f:傾斜面
2g、2g”:頂壁
2h:取出口
2i:注出筒
2j:通気口
2k:リブ
2l、2l”:環状突起
3、3’、3”:中栓
3a、3a’、3a”:内周壁
3b、3b’:第1爪部
3b”:第3爪部
3c、3c’、3c”:反時計回り端
3d、3d’、3d”:時計回り端
3e:傾斜面
3f、3f’、3f”:雌ねじ部
3g:天壁
3h:貫通孔
3i:筒状壁
3j:傾斜部
3k:凹部
3m:中栓凸部
3n:環状壁
3p:溝部
3q:連通口
3r、3r”:環状突起
3s:連通口
3t:環状突起
3u:環状突起
4:移動弁体
5:逆止弁
5a:基部
5b:弾性片
5c:弁体
5d:基部凹部
6:蓋体
6a:上壁
6b:外周壁
6c:ヒンジ
6d:指掛け部
6e:シール部
6f:ストッパー
7:容器本体
8:外層体
8a:口部
8b:雄ねじ部
8c:外気導入孔
8d:縦溝
9:内層体
11:注出キャップ
12:ベース
12a:筒壁
12b:雌ねじ部
12c:第5爪部
12d:反時計回り端
12e:時計回り端
12f:段部
12g:位置合わせ用リブ
12h:傾斜面
13:中栓
13a:連通口
15:逆止弁
15a:外側弁体
17:リング体
17a:第6爪部
17b:時計回り端
17c:反時計回り端
17d:傾斜面
17e:縦溝
C:中心軸線
S:充填空間

Claims (8)

  1. 容器本体の口部を間隔をあけて取り囲む筒壁を有し、該筒壁に連結する頂壁に、該容器本体に収容される内容物の取出口が形成されたベースと、該口部の開口を覆うとともに貫通孔を備える天壁を有し、該ベースの内側において該筒壁の中心軸線周りに回動可能に配置される中栓と、該頂壁と該天壁との間に配置されて該貫通孔を開閉する逆止弁とを備え、
    前記中栓は、前記天壁に連結するとともに前記口部と前記筒壁の相互間に位置する内周壁と、該内周壁の内面に設けられ該口部に設けた雄ねじ部に連係する雌ねじ部と、該内周壁の外面に設けられる第1爪部とを備え、
    前記ベースは、前記筒壁の内面に設けられ、該中心軸線周りの一方向の回動によって該第1爪部に係合して該雌ねじ部を該雄ねじ部に締め付ける一方、該中心軸線周りの他方向の回動では該内周壁に対して空転する第2爪部を備える注出キャップ。
  2. 前記第1爪部と前記第2爪部のうちの一方は、弾性変形可能な片持ち梁状をなすベンド部として形成される、請求項1に記載の注出キャップ。
  3. 容器本体の口部を間隔をあけて取り囲む筒壁を有し、該筒壁に連結する頂壁に、該容器本体に収容される内容物の取出口が形成されたベースと、該口部の開口を覆うとともに貫通孔を備える天壁を有し、該ベースの内側において該筒壁の中心軸線周りに回動可能に配置される中栓と、該頂壁と該天壁との間に配置されて該貫通孔を開閉する逆止弁とを備え、
    前記中栓は、前記天壁に連結するとともに前記口部と前記筒壁の相互間に位置する内周壁と、該内周壁の内面に設けられ該口部に設けた雄ねじ部に連係する雌ねじ部と、該内周壁の上面に設けられる第3爪部とを備え、
    前記ベースは、前記頂壁の下面に設けられ、該中心軸線周りの一方向の回動によって該第3爪部に係合して該雌ねじ部を該雄ねじ部に締め付ける一方、該中心軸線周りの他方向の回動では該内周壁に対して空転する第4爪部を備える注出キャップ。
  4. 前記第3爪部と前記第4爪部のうちの一方は、弾性変形可能な片持ち梁状をなすベンド部として形成される、請求項3に記載の注出キャップ。
  5. 前記逆止弁は、前記中栓に対して回り止め保持される請求項1〜4のいずれか一項に記載の注出キャップ。
  6. 前記逆止弁は、前記貫通孔を覆う弁体に対し弾性片を介して支持する基部と、該基部に設けられる基部凹部又は基部凸部とを有し、前記中栓は、該基部凹部又は該基部凸部に係合して該逆止弁を回り止め保持する中栓凸部又は中栓凹部を有する請求項5に記載の注出キャップ。
  7. 容器本体の口部を取り囲む筒壁を有し、該筒壁に連結する頂壁に、該容器本体に収容される内容物の取出口が形成されたベースと、該口部の開口を覆うとともに貫通孔を備える天壁を有し、該ベースの内側に配置される中栓と、該頂壁と該天壁との間に配置されて該貫通孔を開閉する逆止弁と、該筒壁を取り囲むとともに該筒壁の中心軸線周りに回動可能に配置されるリング体とを備え、
    前記ベースは、前記筒壁の内面に設けられ該口部に設けた雄ねじ部に連係する雌ねじ部と、該筒壁の外面に設けられる第5爪部とを備え、
    前記リング体は、該リング体の内面に設けられ、該中心軸線周りの一方向の回動によって該第3爪部に係合して該雌ねじ部を該雄ねじ部に締め付ける一方、該中心軸線周りの他方向の回動では該筒壁に対して空転する第6爪部を備える注出キャップ。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の注出キャップを前記容器本体に装着した容器であって、該容器本体は、外気導入孔を有する外層体と、該外層体の内側に設けられ収容した内容物の注出に伴って該外気導入孔から該外層体との間に空気を取り込んで減容変形する内層体とからなる容器。
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