JP2016143721A - 光電変換素子および光電変換素子の製造方法 - Google Patents

光電変換素子および光電変換素子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電流収集量を向上することが可能となる構成を提供する。【解決手段】光電変換素子は、第1導電型の半導体基板1と、半導体基板1上の第1導電型非晶質半導体膜3と第2導電型非晶質半導体膜5とを備えている。第2導電型非晶質半導体膜5に互いに間隔を空けて設けられた複数の開口部9において、第1導電型非晶質半導体膜3が半導体基板1と電気的に接続されている。【選択図】図1

Description

本発明は、光電変換素子および光電変換素子の製造方法に関する。
太陽光エネルギを電気エネルギに直接変換する太陽電池は、近年、特に、地球環境問題の観点から、次世代のエネルギ源としての期待が急激に高まっている。なかでも、現在、最も多く製造および販売されている太陽電池は、太陽光が入射する側の面である受光面と受光面の反対側である裏面とにそれぞれ電極が形成された構造のものである。
しかしながら、受光面に電極を形成した場合には、電極における太陽光の反射および吸収があることから、電極の面積分だけ入射する太陽光の量が減少する。そのため、裏面のみに電極を形成した裏面接合型太陽電池の開発が進められている(たとえば特許文献1参照)。
図19に、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池の模式的な断面図を示す。図19に示される裏面接合型太陽電池は、n型の単結晶シリコンウェハーからなる基板111の受光面上に、実質的に真性な非晶質半導体119、n型非晶質シリコン120、および窒化シリコンなどの保護膜124が順次積層された構成を有する。
基板111の裏面のn型電極116に対応するn領域122においては、基板111上に、実質的に真性な非晶質半導体層112、n型非晶質半導体層114、窒化シリコン層121、およびn型電極116が順次積層されている。また、窒化シリコン層121を貫通する穴を介して、n型非晶質半導体層114とn型電極116とが接続されている。
基板111の裏面のp型電極117に対応するp領域123においては、基板111上に、実質的に真性な非晶質半導体層113、p型非晶質半導体層115、およびp型電極117が順次積層されている。
n型電極116およびp型電極117は、それぞれ、スパッタなどにより形成した下地電極116a,117a上にめっきにより銅層116b,117bを設けて形成されている。
図20に、図19に示される裏面接合型太陽電池の裏面の模式的な平面図を示す。図20に示されるように、n型電極116およびp型電極117は、それぞれ、基板111の裏面全体を略覆うように、互いに所定の間隔を隔てて櫛型形状に形成されている。
国際公開第2013/027591号
しかしながら、従来においては、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池の電流収集量をさらに多くすることが要望されていた。
ここで開示された実施形態は、第1導電型の半導体基板と、半導体基板上の第1導電型非晶質半導体膜と第2導電型非晶質半導体膜とを備え、第2導電型非晶質半導体膜に互いに間隔を空けて設けられた複数の開口部において、第1導電型非晶質半導体膜が半導体基板と電気的に接続されている光電変換素子である。
また、ここで開示された実施形態は、第1導電型の半導体基板上に第2導電型非晶質半導体膜を形成する工程と、第2導電型非晶質半導体膜に互いに間隔を空けて複数の開口部を形成する工程と、第2導電型非晶質半導体膜および複数の開口部に第1導電型非晶質半導体膜を形成する工程と、を含み、第1導電型非晶質半導体膜を形成する工程において、第1導電型非晶質半導体膜は半導体基板と電気的に接続される光電変換素子の製造方法である。
ここで開示された実施形態によれば、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる構成を提供することができる。
実施形態1のヘテロ接合型バックコンタクトセルの裏面の端部の模式的な拡大平面図である。 図1のII−IIに沿った模式的な断面図である。 図1のIII−IIIに沿った模式的な断面図である。 実施形態1のヘテロ接合型バックコンタクトセルの製造方法の一例の製造工程の一部について図解する模式的な断面図である。 実施形態1のヘテロ接合型バックコンタクトセルの製造方法の一例の製造工程の一部について図解する模式的な断面図である。 実施形態1のヘテロ接合型バックコンタクトセルの製造方法の一例の製造工程の一部について図解する模式的な断面図である。 実施形態1のヘテロ接合型バックコンタクトセルの製造方法の一例の製造工程の一部について図解する模式的な断面図である。 実施形態1のヘテロ接合型バックコンタクトセルの製造方法の一例の製造工程の一部について図解する模式的な断面図である。 実施形態1のヘテロ接合型バックコンタクトセルの製造方法の一例の製造工程の一部について図解する模式的な断面図である。 実施形態2のヘテロ接合型バックコンタクトセルの裏面の模式的な拡大平面図である。 図10のXI−XIに沿った模式的な断面図である。 図10のXII−XIIに沿った模式的な断面図である。 実施形態3のヘテロ接合型バックコンタクトセルの裏面の模式的な拡大平面図である。 図13のXIV−XIVに沿った模式的な断面図である。 図13のXV−XVに沿った模式的な断面図である。 実施形態4のヘテロ接合型バックコンタクトセルの裏面の模式的な拡大平面図である。 図16のXVII−XVIIに沿った模式的な断面図である。 図16のXVIII−XVIIIに沿った模式的な断面図である。 特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池の模式的な断面図である。 図19に示される裏面接合型太陽電池の裏面の模式的な平面図である。
以下、ここで開示される実施形態の光電変換素子の一例としての実施形態1〜4のヘテロ接合型バックコンタクトセルについて説明する。なお、実施形態の説明に用いられる図面において、同一の参照符号は、同一部分または相当部分を表わすものとする。
[実施形態1]
<ヘテロ接合型バックコンタクトセルの構造>
図1に、実施形態1のヘテロ接合型バックコンタクトセルの裏面の端部の模式的な拡大平面図を示す。図1に示す平面視においては、第1方向31に延在するライン状の第1導電型非晶質半導体膜5と、第1方向31に延在するライン状の第2導電型非晶質半導体膜3とが第2方向32に交互に配置されている。
本実施形態において、第1導電型の半導体基板1はn型単結晶シリコン基板であり、第1導電型非晶質半導体膜5はn型非晶質シリコン膜であり、第2導電型非晶質半導体膜3はp型非晶質シリコン膜である。また、本実施形態において、第1方向31と第2方向32とは90°の角度を為しているが、第1方向31と第2方向32とが為す角度は90°には限定されない。
第1導電型非晶質半導体膜5上には第1電極8が位置しており、第2導電型非晶質半導体膜3上には第2電極7が位置している。第1電極8は第1導電型非晶質半導体膜5の延在方向(第1方向31)に延在するライン状に設けられており、第2電極7も第2導電型非晶質半導体膜3の延在方向(第1方向31)に延在するライン状に設けられている。
第2導電型非晶質半導体膜3には第1方向31に間隔を空けて複数のドット状の開口部9が並んでおり、第1方向31に並んでいる複数のドット状の開口部9の列9aが第2方向32に間隔を空けて並んでいる。
本実施形態において、複数のドット状の開口部9のそれぞれの形状は平面視において円形状であり、それぞれの開口部9の第2方向32における長さDは、電流収集量を多くする観点からは、200μm以上1000μm以下とすることが好ましい。また、第1方向31において隣り合う2つの開口部9の間の第1方向31における間隔Gは、電流収集量を多くする観点からは、50μm以上2000μm以下とすることが好ましい。
図2に、図1のII−IIに沿った断面を模式的に示す。図2は、実施形態1のヘテロ接合型バックコンタクトセルの開口部9を含む箇所の断面である。図2に示されるように、半導体基板1は、受光面となる第1の面1aと、受光面とは反対側の裏面となる第2の面1bとを備えている。半導体基板1の第2の面1b上には、第1導電型領域51と、第2導電型領域52とが交互に配置されている。第1導電型領域51は、第1のi型非晶質半導体膜4と第1導電型非晶質半導体膜5との積層体である。また、第2導電型領域52は、第2のi型非晶質半導体膜2と第2導電型非晶質半導体膜3との積層体である。本実施形態において、第1のi型非晶質半導体膜4および第2のi型非晶質半導体膜2は、それぞれ、i型非晶質シリコン膜である。
図2に示されるように、開口部9に位置する第1導電型領域51においては、第1のi型非晶質半導体膜4が半導体基板1の第2の面1b上に位置しており、第1導電型非晶質半導体膜5が第1のi型非晶質半導体膜4上に位置している。これにより、第1導電型非晶質半導体膜5は、開口部9において、第1のi型非晶質半導体膜4を介して、半導体基板1と電気的に接続されている。
また、図2に示されるように、開口部9を取り囲む第2導電型領域52においては、第2のi型非晶質半導体膜2が半導体基板1の第2の面1b上に位置しており、第2導電型非晶質半導体膜3が第2のi型非晶質半導体膜2上に位置している。また、開口部9の周囲に位置する第2導電型非晶質半導体膜3の部分である周縁部3a上には第1導電型領域51(第1のi型非晶質半導体膜4と第1導電型非晶質半導体膜5との積層体)が位置している。
第1電極8は、第1導電型非晶質半導体膜5上に位置している。また、第2電極7は、第2導電型非晶質半導体膜3上に位置している。第1電極8と第2電極7とは間隔を空けて位置している。
図3に、図1のIII−IIIに沿った断面を模式的に示す。図3は、実施形態1のヘテロ接合型バックコンタクトセルの開口部9を含まない箇所の断面である。図3に示される箇所においては、第2方向32に隣り合う2つの第2電極7の間の第2導電型領域52上に第1導電型領域51が位置している。なお、図3に示される箇所においては、第2導電型非晶質半導体膜3と第1導電型非晶質半導体膜5との間に第1のi型非晶質半導体膜4が位置しているため、第2導電型非晶質半導体膜3と第1導電型非晶質半導体膜5とを電気的に絶縁することができる。
なお、本実施形態において「i型」とは、完全な真性の状態だけでなく、十分に低濃度(n型不純物濃度が1×1015個/cm3未満、かつp型不純物濃度が1×1015個/cm3未満)であればn型またはp型の不純物が混入された状態のものも含む意味である。また、本実施形態において「n型」はn型不純物濃度が1×1015個/cm3以上の状態を意味し、「p型」はp型不純物濃度が1×1015個/cm3以上の状態を意味する。n型不純物濃度およびp型不純物濃度は、たとえば二次イオン質量分析法によって測定することができる。
また、本実施形態において「非晶質シリコン」には、シリコン原子の未結合手が水素で終端されていない非晶質シリコンだけでなく、水素化非晶質シリコンなどのシリコン原子の未結合手が水素で終端されたものも含まれるものとする。
<ヘテロ接合型バックコンタクトセルの製造方法>
以下、図4〜図9の模式的断面図を参照して、実施形態1のヘテロ接合型バックコンタクトセルの製造方法の一例について説明する。
まず、図4に示すように、第1導電型の半導体基板1を準備する。第1導電型の半導体基板1としては、n型単結晶シリコン基板を好適に用いることができるが、n型単結晶シリコン基板に限定されず、たとえば従来から公知のn型半導体基板を用いることもできる。
次に、図5に示すように、半導体基板1の第2の面1bの全面に第2導電型領域52を形成する。第2導電型領域52の形成方法は特に限定されないが、たとえば、プラズマCVD法により、半導体基板1の第2の面1bに接して第2のi型非晶質半導体膜2を形成し、その後、第2のi型非晶質半導体膜2に接して第2導電型非晶質半導体膜3を形成する方法等を用いることができる。
第2のi型非晶質半導体膜2としては、i型非晶質シリコン膜を好適に用いることができるが、i型非晶質シリコン膜に限定されず、たとえば従来から公知のi型非晶質半導体膜を用いることもできる。
第2導電型非晶質半導体膜3としては、p型非晶質シリコン膜を好適に用いることができるが、p型非晶質シリコン膜に限定されず、たとえば従来から公知のp型非晶質半導体膜を用いることもできる。p型不純物としては、たとえばボロンを用いることができる。
次に、図6に示すように、第2のi型非晶質半導体膜2と第2導電型非晶質半導体膜3との積層体である第2導電型領域52の一部を厚さ方向に除去することによって、複数のドット状の開口部9を形成する。なお、図6においては、説明の便宜のため、開口部9を1つのみ図示している。
ドット状の開口部9の形成方法は特に限定されないが、たとえば、ドット状の開口部9の形成箇所に対応する位置に開口を有するフォトレジストを第2導電型非晶質半導体膜3上に形成した後に、当該フォトレジストをマスクとして、第2導電型領域52を厚さ方向にエッチングするフォトエッチング等の方法を用いることができる。
次に、図7に示すように、複数のドット状の開口部9の形成後の第2導電型領域52を覆うように第1導電型領域51を形成する。第1導電型領域51の形成方法は特に限定されないが、たとえば、プラズマCVD法により、複数のドット状の開口部9から露出した半導体基板1の第2の面1bおよび第2導電型領域52に接して第1のi型非晶質半導体膜4を形成し、その後、第1のi型非晶質半導体膜4に接して第1導電型非晶質半導体膜5を形成すること等により行うことができる。
第1のi型非晶質半導体膜4としては、i型非晶質シリコン膜を好適に用いることができるが、i型非晶質シリコン膜に限定されず、たとえば従来から公知のi型非晶質半導体膜を用いることもできる。
第1導電型非晶質半導体膜5としては、n型非晶質シリコン膜を好適に用いることができるが、n型非晶質シリコン膜に限定されず、たとえば従来から公知のn型非晶質半導体膜を用いることもできる。n型不純物としては、たとえばリンを用いることができる。
次に、図8に示すように、第1導電型領域51の一部を厚さ方向に除去することによって第2導電型非晶質半導体膜3を露出させる。第1導電型領域51の除去方法は、特に限定されないが、たとえばフォトエッチング等の方法を用いることができる。
次に、図9に示すように、第2導電型非晶質半導体膜3上に第2電極7を形成するとともに、第1導電型非晶質半導体膜5上に第1電極8を形成する。第1電極7および第2電極8の形成方法は特に限定されないが、たとえば蒸着法等により形成することができる。
以上の方法により、実施形態1のヘテロ接合型バックコンタクトセルを製造することができる。
<課題解決のメカニズム>
実施形態1のヘテロ接合型バックコンタクトセルにおいては、第2導電型領域52に設けられた複数のドット状の開口部9において、第1導電型領域51の第1導電型非晶質半導体膜5と第1導電型の半導体基板1とを電気的に接続している。これにより、実施形態1においては、半導体基板1の第2の面1b上に設けられる第2導電型領域52の形成面積を特許文献1と比べて大きくすることができる。これにより、実施形態1のヘテロ接合型バックコンタクトセルにおいては、特許文献1と比べて、第2導電型領域52上の第2電極7の形成面積を大きくすることができ、ひいては特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
すなわち、実施形態1のヘテロ接合型バックコンタクトセルおよび特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池においては、半導体基板1および基板111とは逆の導電型の領域(本実施形態においてはp型領域)上に設けられた電極(第2電極7およびp型電極117)から電流が取り出されるため、当該電極の形成可能面積が大きい方が電流収集量を多くすることが可能となる。そして、電流が取り出される電極の形成面積を大きくすることによって、電極から取り出される電流の収集量を多くすることができる。
なお、上記においては、第1導電型をn型とし、第2導電型をp型とした場合について説明したが、第1導電型をp型とし、第2導電型をn型とした場合でも上記と同様の効果を得ることができる。
[実施形態2]
図10に、実施形態2のヘテロ接合型バックコンタクトセルの裏面の模式的な拡大平面図を示す。実施形態2のヘテロ接合型バックコンタクトセルは、複数のドット状の開口部9のそれぞれの内側にアイランド状の第1導電型非晶質半導体膜5が設けられており、第1導電型非晶質半導体膜5のそれぞれの表面の内側にアイランド状の第1電極8が設けられていることを特徴としている。
図11に、図10のXI−XIに沿った断面を模式的に示す。図11は、実施形態2のヘテロ接合型バックコンタクトセルの開口部9を含む箇所の断面である。図11に示されるように、開口部9の内側には、第1のi型非晶質半導体膜4と第1導電型非晶質半導体膜5との積層体である第1導電型領域51と、第1導電型領域51上の第1電極8とが配置されている。また、開口部9の外側には、第2のi型非晶質半導体膜2と第2導電型非晶質半導体膜3との積層体である第2導電型領域52と、第2導電型領域52上の第2電極7とが配置されている。また、アイランド状の第1電極8は、第1導電型非晶質半導体膜5の表面の内側に配置されている。
図12に、図10のXII−XIIに沿った断面を模式的に示す。図12は、実施形態2のヘテロ接合型バックコンタクトセルの開口部9を含まない箇所の断面である。図12に示される箇所においては、第2方向32に隣り合う2つの第2電極7の間の第2導電型領域52の第2導電型非晶質半導体膜3上には何も形成されていない。
実施形態2における上記以外の説明は実施形態1と同様であるため、その説明については繰り返さない。
[実施形態3]
図13に、実施形態3のヘテロ接合型バックコンタクトセルの裏面の模式的な拡大平面図を示す。実施形態3のヘテロ接合型バックコンタクトセルは、複数のドット状の開口部9のそれぞれの内側にアイランド状の第1導電型非晶質半導体膜5が設けられており、アイランド状の第1導電型非晶質半導体膜5の複数を電気的に接続するように、第1方向31に延在するライン状の第1電極8が設けられていることを特徴としている。また、実施形態3のヘテロ接合型バックコンタクトセルは、第1方向31に延在する第2電極7の側面が、複数の開口部9のそれぞれの周縁の一部を取り囲む形状の凹部7aと、隣り合う2つの開口部9の間の間隙に向かって突出する凸部7bとを交互に備えることも特徴としている。
図14に、図13のXIV−XIVに沿った断面を模式的に示す。図14は、実施形態3のヘテロ接合型バックコンタクトセルの開口部9を含む箇所の断面である。図14に示されるように、開口部9の内側には、第1のi型非晶質半導体膜4と第1導電型非晶質半導体膜5との積層体である第1導電型領域51と、第1導電型領域51上の第1電極8とが配置されている。また、開口部9の外側には、第2のi型非晶質半導体膜2と第2導電型非晶質半導体膜3との積層体である第2導電型領域52と、第2導電型領域52上の第2電極7とが配置されている。
図15に、図13のXV−XVに沿った断面を模式的に示す。図15は、実施形態3のヘテロ接合型バックコンタクトセルの開口部9を含まない箇所の断面である。図15に示される箇所においては、第2方向32に隣り合う2つの第2電極7の間の第2導電型領域52の第2導電型非晶質半導体膜3上に絶縁層10が配置されており、絶縁層10上に第1電極8が配置されている。なお、絶縁層10は、第2導電型非晶質半導体膜3と第1電極8とを電気的に絶縁できる材質であれば特に限定されない。
実施形態3においては、実施形態1および実施形態2と比べて、第2導電型非晶質半導体膜3上における第2電極7の形成面積を大きくすることができる。そのため、実施形態3においては、実施形態1および実施形態2よりも電流収集量をさらに多くすることができる。
実施形態3における上記以外の説明は実施形態1〜実施形態2と同様であるため、その説明については繰り返さない。
[実施形態4]
図16に、実施形態4のヘテロ接合型バックコンタクトセルの裏面の模式的な拡大平面図を示す。実施形態4のヘテロ接合型バックコンタクトセルは、複数のドット状の開口部9のそれぞれの内側にアイランド状の第1導電型非晶質半導体膜5が設けられており、第1導電型非晶質半導体膜5のそれぞれの表面の内側にアイランド状の第1電極8が設けられていることを特徴としている。また、実施形態4のヘテロ接合型バックコンタクトセルは、第1方向31に延在する第2電極7の側面が、複数の開口部9のそれぞれの周縁の一部を取り囲む形状の凹部7aと、隣り合う2つの開口部9の間の間隙に向かって突出する凸部7bとを交互に備えることも特徴としている。
図17に、図16のXVII−XVIIに沿った断面を模式的に示す。図17は、実施形態4のヘテロ接合型バックコンタクトセルの開口部9を含む箇所の断面である。図17に示されるように、半導体基板1の第2の面1b上の開口部9の内側には、第1のi型非晶質半導体膜4と第1導電型非晶質半導体膜5との積層体である第1導電型領域51と、第1導電型領域51上の第1電極8とが配置されている。また、開口部9の外側には、第2のi型非晶質半導体膜2と第2導電型非晶質半導体膜3との積層体である第2導電型領域52と、第2導電型領域52上の第2電極7とが配置されている。
図18に、図16のXVIII−XVIIIに沿った断面を模式的に示す。図18は、開口部9を含まない箇所の断面である。図18に示される箇所においては、第2方向32に隣り合う2つの第2電極7の間の間隔が実施形態1〜実施形態3と比べてさらに狭くなっている。
実施形態4においては、実施形態1〜実施形態3と比べて、第2導電型非晶質半導体膜3上における第2電極7の形成面積をさらに大きくすることができる。そのため、実施形態4においては、実施形態1〜実施形態3よりも電流収集量をさらに多くすることができる。
実施形態4における上記以外の説明は実施形態1〜実施形態3と同様であるため、その説明については繰り返さない。
[付記]
(1)ここで開示された実施形態は、第1導電型の半導体基板と、半導体基板上の第1導電型非晶質半導体膜と第2導電型非晶質半導体膜とを備え、第2導電型非晶質半導体膜に互いに間隔を空けて設けられた複数の開口部において、第1導電型非晶質半導体膜が半導体基板と電気的に接続されている光電変換素子である。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(2)ここで開示された実施形態の光電変換素子において、複数の開口部はそれぞれドット状であることが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(3)ここで開示された実施形態の光電変換素子において、複数の開口部はそれぞれ平面視において円形状であることが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(4)ここで開示された実施形態の光電変換素子において、複数の開口部は第1方向に並んでいることが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(5)ここで開示された実施形態の光電変換素子においては、第1方向に並んでいる複数の開口部の列が第1方向とは異なる第2方向に並んでいることが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(6)ここで開示された実施形態の光電変換素子において、複数の開口部のそれぞれの第2方向における長さは、200μm以上1000μm以下であることが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(7)ここで開示された実施形態の光電変換素子において、第1方向に隣り合う2つの開口部の間の第1方向における間隔は、50μm以上であることが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(8)ここで開示された実施形態の光電変換素子においては、第2導電型非晶質半導体膜の複数の開口部以外の領域の少なくとも一部に第1導電型非晶質半導体膜が位置することが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(9)ここで開示された実施形態の光電変換素子は、半導体基板と第1導電型非晶質半導体膜との間に第1のi型非晶質半導体膜をさらに備えることが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(10)ここで開示された実施形態の光電変換素子において、第1のi型非晶質半導体膜は、半導体基板および第1導電型非晶質半導体膜のそれぞれと接することが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(11)ここで開示された実施形態の光電変換素子において、第1のi型非晶質半導体膜は、i型非晶質シリコンを含むことが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(12)ここで開示された実施形態の光電変換素子においては、第1のi型非晶質半導体膜の一部が第1導電型非晶質半導体膜と第2導電型非晶質半導体膜との間に位置していることが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(13)ここで開示された実施形態の光電変換素子は、半導体基板と第2導電型非晶質半導体膜との間に第2のi型非晶質半導体膜をさらに備えることが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(14)ここで開示された実施形態の光電変換素子において、第2のi型非晶質半導体膜は、半導体基板および第2導電型非晶質半導体膜のそれぞれと接することが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(15)ここで開示された実施形態の光電変換素子において、第2のi型非晶質半導体膜は、i型非晶質シリコンを含むことが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(16)ここで開示された実施形態の光電変換素子においては、第1のi型非晶質半導体膜の一部が第1導電型非晶質半導体膜および第2導電型非晶質半導体膜のそれぞれと接していることが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(17)ここで開示された実施形態の光電変換素子は、第1導電型非晶質半導体膜上の第1電極をさらに備えることが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(18)ここで開示された実施形態の光電変換素子において、第1電極はライン状であることが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(19)ここで開示された実施形態の光電変換素子において、第1電極はアイランド状であることが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(20)ここで開示された実施形態の光電変換素子において、第1電極は平面視において円形状であることが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(21)ここで開示された実施形態の光電変換素子は、第2導電型非晶質半導体膜上の第2電極をさらに備えることが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(22)ここで開示された実施形態の光電変換素子において、第2電極はライン状であることが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(23)ここで開示された実施形態の光電変換素子において、複数の開口部のそれぞれの周縁の一部を取り囲む凹部と、隣り合う2つの開口部の間の間隙に向かって突出する凸部とを交互に備えることが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(24)ここで開示された実施形態の光電変換素子において、第2電極は、第1電極と間隔を空けて配置されていることが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(25)ここで開示された実施形態の光電変換素子において、第1導電型非晶質半導体膜は、第1導電型非晶質シリコンを含むことが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(26)ここで開示された実施形態の光電変換素子において、第2導電型非晶質半導体膜は、第2導電型非晶質シリコンを含むことが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(27)ここで開示された実施形態の光電変換素子において、半導体基板は、第1導電型の結晶シリコンを含むことが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(28)ここで開示された実施形態の光電変換素子において、第1導電型はn型であり、第2導電型はp型であることが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(29)ここで開示された実施形態は、第1導電型の半導体基板上に第2導電型非晶質半導体膜を形成する工程と、第2導電型非晶質半導体膜に互いに間隔を空けて複数の開口部を形成する工程と、第2導電型非晶質半導体膜および複数の開口部に第1導電型非晶質半導体膜を形成する工程と、を含み、第1導電型非晶質半導体膜を形成する工程において、第1導電型非晶質半導体膜は半導体基板と電気的に接続される光電変換素子の製造方法である。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(30)ここで開示された実施形態の光電変換素子の製造方法において、第2導電型非晶質半導体膜を形成する工程は、半導体基板上に第2のi型非晶質半導体膜を形成する工程と、第2のi型非晶質半導体膜上に第2導電型非晶質半導体膜を形成する工程とを含むことが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(31)ここで開示された実施形態の光電変換素子の製造方法において、第2のi型非晶質半導体膜は半導体基板に接して形成され、第2導電型非晶質半導体膜は第2のi型非晶質半導体膜に接して形成されることが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(32)ここで開示された実施形態の光電変換素子の製造方法において、第2のi型非晶質半導体膜は、i型非晶質シリコンを含むことが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(33)ここで開示された実施形態の光電変換素子の製造方法において、複数の開口部を形成する工程は、複数の開口部をそれぞれドット状に形成する工程を含むことが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(34)ここで開示された実施形態の光電変換素子の製造方法において、複数の開口部を形成する工程は、複数の開口部をそれぞれ平面視において円形状に形成する工程を含むことが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(35)ここで開示された実施形態の光電変換素子の製造方法において、複数の開口部を形成する工程は、複数の開口部が第1方向に並べて複数の開口部を形成する工程を含むことが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(36)ここで開示された実施形態の光電変換素子の製造方法において、複数の開口部を形成する工程は、第1方向に並んでいる複数の開口部の列が第1方向とは異なる第2方向に並ぶように複数の開口部を形成する工程を含むことが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(37)ここで開示された実施形態の光電変換素子の製造方法において、複数の開口部を形成する工程は、複数の開口部のそれぞれの第2方向における長さが200μm以上1000μm以下となるように複数の開口部を形成する工程を含むことが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(38)ここで開示された実施形態の光電変換素子の製造方法において、第1方向に隣り合う2つの開口部の間の第1方向における間隔は、50μm以上であることが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(39)ここで開示された実施形態の光電変換素子の製造方法において、複数の開口部を形成する工程は、第2導電型非晶質半導体膜の一部をフォトエッチングする工程を含むことが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(40)ここで開示された実施形態の光電変換素子の製造方法において、第1導電型非晶質半導体膜を形成する工程は、複数の開口部を形成した後の第2導電型非晶質半導体膜を覆うように第1のi型非晶質半導体膜を形成する工程と、第1のi型非晶質半導体膜上に第1導電型非晶質半導体膜を形成する工程とを含むことが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(41)ここで開示された実施形態の光電変換素子の製造方法において、第1のi型非晶質半導体膜は、第2導電型非晶質半導体膜および複数の開口部における半導体基板に接して形成され、第1導電型非晶質半導体膜は第1のi型非晶質半導体膜に接して形成されることが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(42)ここで開示された実施形態の光電変換素子の製造方法において、第1のi型非晶質半導体膜は、i型非晶質シリコンを含むことが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(43)ここで開示された実施形態の光電変換素子の製造方法は、第1のi型非晶質半導体膜および第1導電型非晶質半導体膜のそれぞれの一部を除去する工程と、除去する工程後の第2導電型非晶質半導体膜上に第2電極を形成する工程とをさらに含むことが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(44)ここで開示された実施形態の光電変換素子の製造方法において、第2電極を形成する工程は、第2電極をライン状に形成する工程を含むことが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(45)ここで開示された実施形態の光電変換素子の製造方法において、第2電極を形成する工程は、第2電極の側面が複数の開口部のそれぞれの周縁の一部を取り囲む形状の凹部と隣り合う2つの開口部の間の間隙に向かって突出する凸部とを交互に備えるように第2電極を形成する工程を含むことが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(46)ここで開示された実施形態の光電変換素子の製造方法は、第1導電型非晶質半導体膜上に第1電極を形成する工程をさらに含むことが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(47)ここで開示された実施形態の光電変換素子の製造方法において、第1電極を形成する工程は、第1電極をライン状に形成する工程を含むことが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(48)ここで開示された実施形態の光電変換素子の製造方法において、第1電極を形成する工程は、第1電極をアイランド状に形成する工程を含むことが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(49)ここで開示された実施形態の光電変換素子の製造方法において、第2電極を形成する工程は、第2電極を平面視において円形状に形成する工程を含むことが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(50)ここで開示された実施形態の光電変換素子の製造方法において、第1導電型非晶質半導体膜は、第1導電型非晶質シリコンを含むことが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(51)ここで開示された実施形態の光電変換素子の製造方法において、第2導電型非晶質半導体膜は、第2導電型非晶質シリコンを含むことが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(52)ここで開示された実施形態の光電変換素子の製造方法において、半導体基板は、第1導電型の結晶シリコンを含むことが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
(53)ここで開示された実施形態の光電変換素子の製造方法において、第1導電型はn型であり、第2導電型はp型であることが好ましい。この場合には、特許文献1に記載の裏面接合型太陽電池と比べて電流収集量を多くすることが可能となる。
以上のように本発明の実施形態について説明を行なったが、上述の各実施形態の構成を適宜組み合わせることも当初から予定している。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
ここで開示された実施形態は、光電変換素子および光電変換素子の製造方法に利用することができ、好適には太陽電池及び太陽電池の製造方法に利用できる可能性があり、特に好適にはヘテロ接合型バックコンタクトセルおよびヘテロ接合型バックコンタクトセルの製造方法に利用できる可能性がある。
1 半導体基板、1a 第1の面、1b 第2の面、2 第2のi型非晶質半導体膜、3 第2導電型非晶質半導体膜、3a 周縁部、4 第1のi型非晶質半導体膜、5 第1導電型非晶質半導体膜、7 第2電極、7a 凹部、7b 凸部、8 第1電極、9 開口部、9a 列、10 絶縁層、31 第1方向、32 第2方向、51 第1導電型領域、52 第2導電型領域、 111 基板、112 n領域、113 p領域、114 n型非晶質半導体層、115 p型非晶質半導体層、116 n型電極、116a 下地電極、116b 銅層、117 p型電極、117a 下地電極、117b 銅層、119 実質的に真性な非晶質半導体、120 n型非晶質シリコン、121 窒化シリコン層、122 n領域、123 p領域、124 保護膜。

Claims (5)

  1. 第1導電型の半導体基板と、
    前記半導体基板上の第1導電型非晶質半導体膜と第2導電型非晶質半導体膜とを備え、
    前記第2導電型非晶質半導体膜に互いに間隔を空けて設けられた複数の開口部において、前記第1導電型非晶質半導体膜が前記半導体基板と電気的に接続されている、光電変換素子。
  2. 前記複数の開口部はそれぞれドット状である、請求項1に記載の光電変換素子。
  3. 前記複数の開口部は第1方向に並んでいる、請求項1または請求項2に記載の光電変換素子。
  4. 前記第2導電型非晶質半導体膜の前記複数の開口部以外の領域の少なくとも一部に前記第1導電型非晶質半導体膜が位置する、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の光電変換素子。
  5. 第1導電型の半導体基板上に第2導電型非晶質半導体膜を形成する工程と、
    前記第2導電型非晶質半導体膜に互いに間隔を空けて複数の開口部を形成する工程と、
    前記第2導電型非晶質半導体膜および前記複数の開口部に第1導電型非晶質半導体膜を形成する工程と、を含み、
    前記第1導電型非晶質半導体膜を形成する工程において、前記第1導電型非晶質半導体膜は前記半導体基板と電気的に接続される、光電変換素子の製造方法。
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