JP2016143622A - Led照明装置、投光器及びヘッドライト - Google Patents

Led照明装置、投光器及びヘッドライト Download PDF

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青木 和夫
Kazuo Aoki
和夫 青木
広明 佐野
Hiroaki Sano
広明 佐野
幹彦 上荷
Mikihiko Ueni
幹彦 上荷
倉又 朗人
Akito Kuramata
朗人 倉又
飯塚 和幸
Kazuyuki Iizuka
和幸 飯塚
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Abstract

【課題】小型で、大光量の超狭角の光で遠方を照明することができるLED照明装置、投光器及びヘッドライトを提供する。
【解決手段】LED照明装置100は、基板上に発光層を含む半導体積層体を形成して構成された半導体発光素子と、半導体発光素子から出射された光を整形して狭角光を出射する光学部材130とを備え、狭角光の全放射束が0.12W以上、かつ、全放射束を半導体発光素子の平面視の面積で除した放射束密度が0.6W/mm以上の光学特性を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、超狭角の光で遠方を照明するLED照明装置、投光器及びヘッドライトに関する。
近年、LED(発光ダイオード)のコスト低減により、各種の照明用光源としてLEDが普及してきている。ゲイン塔を照明する投光器として、近隣生活者への影響が出ないようにするため、超狭角の光でゲイン塔を照明するものが実用化されている(非特許文献1参照)。
この投光器は、投光器の光軸に対して傾けて配置された2つのLEDと、2つのLEDから出射された光を反射するパラボラ曲面による反射板とを備え、直径65cm、高さ35cmのサイズを有し、140m先で照度42ルクス、消費電力50W、1/2ビーム角2度を実現している。
一方、車載ヘッドライトとしては、通行人に眩しい思いをさせないようにするため、
消費電力が少なく、小型で、1/2ビーム角が3度以下の超狭角のヘッドライトが検討されている。
「配光設計技術」、[online]、パナソニック株式会社、[平成27年2月2検索]、インターネット(URL:http://www2.panasonic.biz/es/lighting/led/special/st/technology.html)
しかし、従来の投光器は、遠方で高い照度が得られているが、大型なものであり、消費電力も大きいという問題がある。また、従来の車載ヘッドライトは、レーザで実用化されているが、レーザは取扱い難いという欠点があり、LEDではまだ要求を満足するものは実現できていない。
したがって、本発明の目的は、小型で、大光量の超狭角の光で遠方を照明することができるLED照明装置、投光器及びヘッドライトを提供することにある。
[1]基板上に発光層を含む半導体積層体を形成して構成された半導体発光素子と、
前記半導体発光素子から出射された光を整形して狭角光を出射する光学部材とを備え、
前記狭角光の全放射束が0.12W以上、かつ、前記全放射束を前記半導体発光素子の平面視の面積で除した放射束密度が0.6W/mm以上である、LED照明装置。
[2]基板上に発光層を含む半導体積層体を形成して構成された半導体発光素子と、
前記半導体発光素子から出射された光を整形して狭角光を出射する光学部材と、
前記半導体発光素子の前記光を出射する側と反対側に設けられた放熱部材とを備え、
前記狭角光の全放射束が0.12W以上、かつ、前記全放射束を前記半導体発光素子の平面視の面積で除した放射束密度が0.6W/mm以上である、LED照明装置。
[3]基板上に発光層を含む半導体積層体を形成して構成され、青色系の光を発する半導体発光素子と、
前記半導体発光素子からの光を励起光として黄色系の光を発する蛍光体と、
前記半導体発光素子が発した前記青色系の光と前記蛍光体が発した前記黄色系の光の混合光を整形して狭角光を出射する光学部材と、
前記半導体発光素子の前記光を出射する側と反対側に設けられた放熱部材とを備え、
前記狭角光の全光束が24(lm)以上、かつ、前記全光束を前記半導体発光素子の平面視の面積で除した光束密度が120(lm)/mm以上である、LED照明装置。
[4]前記狭角光は、1/2ビーム角が1.5度以下である、前記[1]から[3]のいずれかに記載のLED照明装置。
[5]前記光学部材から出射された光の光束を前記光学部材に入射された前記光の光束で除した光利用効率が、1/10ビーム角において40%以上である、前記[1]から[4]のいずれかに記載のLED照明装置。
[6]前記狭角光は、150m先の面において照度2ルクス以上である、前記[1]から[5]のいずれかに記載のLED照明装置。
[7]前記光学部材は、前記半導体発光素子の中心部から出射される中心光束を平行光に整形する第1の整形部と、前記半導体発光素子から出射される前記中心光束の周辺部の周辺光束が入射される入射面が円柱状を有し、前記入射面に入射した前記周辺光束を平行光に整形する第2の整形部と、を備えた前記[1]から[6]のいずれかに記載のLED照明装置。
[8]前記半導体発光素子は、
n型半導体基板と、
前記半導体基板の表面を部分的に分散して覆うように形成され、前記n型半導体基板との屈折率の差が0.15以下である誘電体層と、
前記n型半導体基板上に前記誘電体層を介して形成され、前記誘電体層、及び前記n型半導体基板の表面の前記誘電体層に覆われていない部分に接触するn型半導体層と、
前記n型半導体層上に形成された発光層と、
前記発光層上に形成されたp型半導体層と、
前記n型半導体基板の前記誘電体層が形成された面と反対側に形成されたn型電極と、
前記p型半導体層上に形成されたp型電極とを備えた、前記[1]から[7]のいずれかに記載のLED照明装置。
[9]前記[1]から[8]のいずれかに記載のLED照明装置を備えた投光器。
[10]前記[1]から[8]のいずれかに記載のLED照明装置を備えたヘッドライト。
本発明によれば、小型で、大光量の超狭角の光で遠方を照明することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るLED照明装置の概略の構成例を示す縦断面図である。 図2は、第1の実施の形態に係るLED光源の構成を示す正面図である。 図3は、第2の整形レンズの反射面の設計方法の一例を説明するための図である。 図4(a)、(b)は、それぞれLED素子の周囲に蛍光体を配置した一例を示す断面図である。 図5(a)は、実施例1のLED素子の縦断面図、図5(b)は、図5(a)に示すLED素子のn型電極とn側パッド電極の拡大断面図、図5(c)は、LED素子の電流密度分布を模式的に示す図である。 図6は、n側電極のTi層の厚さと、n側電極とn型半導体基板の接触抵抗との関係を示すグラフである。 図7は、n側電極のTi層の厚さと、n側電極のTi層側から入射する光の反射率との関係を示すグラフである。 図8は、本発明の第2の実施の形態に係るLED素子の縦断面図である。 図9は、本発明の第3の実施の形態に係るLED素子の縦断面図である。 図10は、本発明の第4の実施の形態に係るLED照明装置の概略の構成例を示す縦断面図である。 図11は、実施例1のLED素子の電圧−電流の関係を示すグラフである。 図12は、実施例1のLED素子の電流−光出力の関係を示すグラフである。 図13は、実施例2のLED光源の電流−光束の関係を示すグラフである。 図14は、実施例2のLED照明装置の照度分布を示すグラフである。 図15は、実施例2のLED照明装置の照度分布(正規化後)を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態及び実施例について図面を参照して説明する。なお、各図中、実質的に同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付してその重複した説明を省略する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るLED照明装置の概略の構成例を示す縦断面図である。このLED照明装置100は、通電方向が縦方向のLED素子を用いたLED光源110と、LED光源110から出射された光を例えば平行光に整形して大光量の超狭角の光を出射する光学部材130とを備える。なお、LED素子は、半導体発光素子の一例である。光学部材130は、光学系の一例である。
(光学特性)
次に、LED照明装置100の光学特性について説明する。このLED照明装置100は、例えば、100〜150m離れた遠方を、1/2ビーム角が1.5度以下、1/10ビーム角が4度以下の超狭角ビームで照明する超狭角ビームライトである。ここで、「1/2ビーム角」とは、光度が中心光度の1/2となる光の広がり角度をいう。「1/10ビーム角」とは、光度が中心光度の1/10となる光の広がり角度をいう。なお、100mよりも短い距離離れた所を照明してもよい。
また、LED照明装置100は、照明光が単色の場合は、全放射束が0.12W以上、かつ、放射束密度(全放射束/LED素子の平面視の面積)が0.12W/0.2mm(0.6W/mm)以上が好ましく、全放射束が0.3W以上、かつ、放射束密度(全放射束/LED素子の平面視の面積)が0.3W/0.2mm(1.5W/mm)以上がより好ましい。
また、LED照明装置100は、照明光が白色の場合は、全光束が24(lm)以上、かつ、光束密度(全光束/LED素子の平面視の面積)が24(lm)/0.2mm(120(lm)/mm)以上が好ましく、全光束が60(lm)以上、かつ、光束密度(全光束/LED素子の平面視の面積)が60(lm)/0.2mm(300(lm)/mm)以上がより好ましい。
また、LED照明装置100は、光利用効率(光学部材130から出射された光の光束/LED光源110から出射された光の光束)が1/2ビーム角において20%以上、かつ、1/10ビーム角において40%以上の光学特性を有する。
すなわち、本LED照明装置100を例えば車載ヘッドライトに適用する場合、障害物を発見できる照度は2ルクスとされており、障害物を発見してから自動車が停止するまでの距離を考えると、150m先で照度が2ルクス以上あるのが好ましい。その性能を1つのLED素子1で実現するためには、出射光はできるだけ狭角にする必要があり、LED素子1及び光学部材130の性能を考慮すると、1/2ビーム角は1.5度以下が好ましい。また、150m先の照度を2ルクス以上とするため、1/2ビーム角1.5度が150m先で照射される面積は11.9mとなり、照度を全光束に換算すると、23.9ルーメンとなる。したがって、全光束は24ルーメン以上が好ましい。
(LED光源の構成)
LED光源110は、LED素子1と、後述する銅ブロック111及び放熱器117を含む放熱構造とを有する。なお、LED光源110は、LED素子が発する第1の色の光で励起して第2の色の光を発する蛍光体をさらに備えてもよい。蛍光体は、LED素子1の表面に樹脂を介して粉末状のものを付着させてもよく、樹脂に蛍光体を含有させたものをLED素子1の表面に形成してもよい。例えば、LED素子1として、青色系の色の光を発するLED素子を用い、蛍光体として、青色系の色の光を黄色系の色の光に変換するYAG系蛍光体、BOS系蛍光体等を用いることにより、LED光源110は、LED素子が発する青色系の色の光と蛍光体が変換して出力する黄色系の色の光とが混合されて白色光を出射する。なお、蛍光体の構成の詳細については後述する。また、LED光源110から出射する光の色は、青色系の色に限定されず、また混合色も白色に限定されない。
LED素子1は、n型半導体基板と、n型半導体基板の表面を部分的に分散して覆うように形成され、n型半導体基板との屈折率の差が0.15以下である誘電体層と、n型半導体基板上に誘電体層を介して形成され、誘電体層、及びn型半導体基板の表面の誘電体層に覆われていない部分に接触するn型半導体層と、n型半導体層上に形成された発光層と、発光層上に形成されたp型半導体層と、n型半導体基板の誘電体層が形成された面と反対側に形成されたn型電極と、p型半導体層上に形成されたp型電極とを備える。なお、LED素子の詳細な構成は後述する。
(光学部材の構成)
光学部材130は、LED光源110の中心部から出射される中心光束を例えば平行光に整形する第1の整形レンズ131と、LED光源110から出射される中心光束の周辺部の周辺光束が入射される入射面132bが円柱状を有し、入射面132bに入射した周辺光束を平行光に整形する第2の整形レンズ132とを備える。第1及び第2の整形レンズ131、132は、例えば、アクリル樹脂等の透明樹脂から形成される。ここで、第1の整形レンズ131は、第1の整形部の一例であり、第2の整形レンズ132は、第2の整形部の一例である。図1中、Pは点光源の位置を示す。
第1の整形レンズ131は、凸レンズにより構成され、平坦な入射面131aと、球面状の出射面131bとを有する。
第2の整形レンズ132は、LED光源110の光軸110aに垂直に配置される基準面132aと、基準面132aに対してLED光源110の光軸110aに平行に形成され、LED光源110から出射された光(水平方向の光も含む。)が入射する円柱状の入射面132bと、入射面132bに入射した光を反射させる反射面132cと、反射面132cで反射した光が出射する出射面132dと、第1の整形レンズ131を収容する凹部132eと、入射面132bを形成する円柱状の空間と凹部132eの底面とを連通させる連通部132fとを備える。なお、図1中、符号132gは連通部132fを形成する傾斜面である。
第2の整形レンズ132の入射面132bを円柱状とせずにLED素子1を中心としたドーム状にした場合、LED素子1から入射面に入射した光線は直進するため、それを平行光となるように反射面132cで反射させると、第2の整形レンズ132は光軸方向及び径方向に大きくなる。本実施の形態によれば、入射面132bを円柱状としているため、光軸方向及び径方向の小型化が図れる。
第2の整形レンズ132の反射面132cは、放物線を回転して得られる回転放物面に近似した面となっている。反射面132cの設計方法については後述する。
なお、第2の整形レンズ132の出射面は、リング状に2つ以上有し、光軸方向とは直交する方向に形成された環状の平面部と、平面部とは直交する環状の壁面部とからなる階段形状を有するものでもよい。これにより、厚さが均等に近くなり、高精度な成形品が得られる。なお、第1及び第2の整形レンズ131、132は、透明樹脂を削り出し加工して形成してもよく、ガラスから形成してもよい。また、第2の整形レンズ132の代わりに回転放物面による金属板等を用いた反射鏡でもよい。
(LED光源の構成)
図2は、LED光源110の構成を示す正面図である。このLED光源110は、銅ブロック111と、銅ブロック111の上面に絶縁層112を介して形成され、表面が金メッキされたn側電極113Aと、n側電極113Aに電気的に接続されたn側リード113Bと、銅ブロック111の上面の一部に形成されたp側電極銀メッキ層114Aと、p側電極銀メッキ層114Aに電気的に接続されたp側リード114Bと、p側電極銀メッキ層114A上に後述するp側パッド電極18が接続されて実装されたLED素子1と、LED素子1の後述するn側パッド電極16を表面が金メッキされたn側電極113Aに電気的に接続する金ワイヤ115とを備える。
また、LED光源110は、LED素子1が実装された銅ブロック111に放熱性絶縁シート116を介して放熱器117を取り付けている。ここで、銅ブロック111及び放熱器117は、それぞれ放熱部材の一例である。
銅ブロック111は、表面が研磨されて銀メッキされている。LED素子1は、p側電極銀メッキ層114A上に金錫ハンダ付けされる。
放熱器117は、放熱面積を増加させるため、多数のフィンを有しており、例えば、アルミニウム又はアルミニウム合金等の金属から形成されている。
LED素子1の発熱を放熱器117全体に伝えるため、LED素子1と放熱器117との間に銅ブロック111を配置している。
図3は、第2の整形レンズ132の反射面132cの設計方法の一例を説明するための図である。LED素子1の光源は厳密には点光源でないが、例えばLED素子1の厚さの中心に点光源Pが存在するものとして以下説明する。LED素子1の点光源Pから入射面132bに入射する光線は、出射角度に応じて異なる方向に屈折するため、出射角度に応じて図3中焦点1〜焦点6で示すように点光源Pの位置を移動させ、各焦点1〜焦点6それぞれに対応して異なる微小放物面1〜放物面6を作成して反射面132cが形成される。この作成したデータに基づいて、例えば金型を形成し、金型にアクリル樹脂の溶融材を注入することで第2の整形レンズ132が形成される。反射面132cを構成する微小放物面の数を増やすことにより、より滑らかな反射面132cを形成することができる。
以上のように反射面132cを仮想の焦点に対応した複数の微小放物面から構成し、微小化したLED素子1の位置決めを正確に行うことにより、光学部材130を小型化でき、超狭角の光を出射することができる。
図4(a)、(b)は、それぞれLED素子1の周囲に蛍光体を配置した一例を示す断面図である。図4(a)に示す例は、LED素子1の表面(上面、側面)に蛍光体5を含有した樹脂6を薄く均一に塗布したものである。図4(b)に示す例は、内面が反射面となる金属からなるリング7の内側に蛍光体5を含有した樹脂6を充填したものである。図4(b)の構成によれば、LED素子1の側面から出射した光がリング7の内面で反射し、蛍光体5等によって散乱して上方に出射するため、図4(a)のものと比較して光利用効率が向上し、照度の向上が図れる。
(LED素子の詳細な構成)
図5(a)は、第1の実施の形態に係るLED素子1の縦断面図である。LED素子1は、n型半導体基板10と、n型半導体基板10の一方の表面に誘電体層11を介して形成されたn型半導体層12と、n型半導体層12のn型半導体基板10の反対側に形成されたp型半導体層14と、n型半導体層12とp型半導体層14に挟まれた発光層13と、n型半導体基板10のn型半導体層12と反対側の面上に接続されたn側電極15と、n側電極15のn型半導体基板10と反対側の面上のn側パッド電極16と、p型半導体層14の発光層13と反対側の面上に接続されたp側電極17と、p側電極17のp型半導体層14と反対側の面上のp側パッド電極18とを有する。ここで、n型半導体層12、発光層13及びp型半導体層14は、発光層を含む半導体積層体4の一例である。
また、誘電体層11、n型半導体層12、発光層13、p型半導体層14から構成される積層体の側面は、SiO等の絶縁材料からなる絶縁膜19に覆われる。
図5(b)は、LED素子1のn型電極15とn側パッド電極16の拡大断面図である。n側電極15は、n側電極15がn型半導体基板10にオーミック接触するための、n型半導体基板10に接触するTi層15aと、Ti層15aを透過する光を反射するためのAg層15bとを含む積層構造を有する。なお、Ag層15bの代わりにAu層でもよい。図5(b)の矢印は、発光層13から発せられてn側電極15により反射される光の経路を概略的に表すものである。
Ti層15aは、Tiからなる。Tiは、n型の(AlGaIn(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z=1)結晶と低抵抗でオーミック接触するが、光反射率が低いという性質を有する。
Ag層15bは、Agを主成分とする材料、すなわち、Ag又はAg合金からなる。Ag層15bのAg濃度は、反射率を高めるために、95%以上であることが好ましい。
Ti層15aの厚さは、発光層13から発せられる光のTi層15aによる吸収を抑えて、n側電極15の反射率の低下を抑えるために、4.5nm以下であることが好ましく、2nm以下であることがより好ましい。また、n側電極15をn型半導体基板10に低抵抗で接触させるために0.5nm以上であることが好ましい。
Ag層15bの厚さは、発光層13から発せられる光を透過せずに反射できる厚さであればよく、例えば、270nmである。
n側パッド電極16は、密着層16a、バリアメタル16b、パッド層16cを含む積層構造を有する。パッド層16cは、ワイヤーボンディング等により外部電極が接続される低抵抗の層であり、Auからなる。バリアメタル16bは、Ag層15bに含まれるAgのAg層15bからパッド層16cへの拡散を防ぎ、Ag層15bに含まれるAgとn側パッド電極16に含まれるAuとの反応を防ぐ。密着層16aは、n側パッド電極16をn側電極15に密着させるための層である。
密着層16aは、例えば、厚さ10nmのNi膜からなる。バリアメタル16bは、例えば、厚さ50nmのTi膜と、厚さ20nmのPt膜とから構成される積層構造を有する。パッド層16cは、例えば、厚さ4000nmのAu膜からなる。
p側電極17は、p型半導体層14にオーミック接合する電極であり、例えば、厚さ270nmのAg濃度99%のAg合金膜と、厚さ10nmのNi膜と、厚さ10nmのAu膜とを積層した積層構造を有する。
p側パッド電極18は、例えば、厚さ100nmのTi膜、厚さ50nmのPt膜、厚さ500nmのAu膜を積層した積層構造を有する。
n型半導体基板10は、(AlGaIn(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z=1)結晶を母結晶として有し、Si等のn型ドーパントを含む。
n型半導体基板10のn型ドーパントの濃度は、高いほど電気抵抗が下がるが、光吸収が大きくなるという問題がある。そのため、n型半導体基板10のn型ドーパントの濃度は、光吸収を抑えるため、1×1019/cm−3以下であることが好ましく、5×1018/cm−3以下であることがより好ましい。また、導電性を確保するために、5×1017/cm−3以上であることが好ましい。
n型半導体基板10は、n側電極15が形成される側の面に凹凸を有することが好ましい。この凹凸の形成により、LED素子1の光取出効率が向上する。
n型半導体層12は、AlGaInN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z=1)結晶を母結晶として有し、Si等のn型ドーパントを含む。n型半導体層12は、n型クラッド層から構成される単層構造、又はn型クラッド層を含む多層構造を有し、例えば、厚さ5μmのn型クラッド層からなる単層構造を有する。
発光層13は、例えば、5層の厚さ2nmのアンドープ(InGa1−x)N(0≦x≦1)結晶膜と5層の厚さ6nmのアンドープ(InGa1−y)N(0≦y≦1、y≦x)結晶膜が1層ずつ交互に積層された多重量子井戸構造を有する。発光層13の発光波長は、例えば、450nm(青色)である。
p型半導体層14は、AlGaInN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z=1)結晶を母結晶として有し、Mg等のp型ドーパントを含む。p型半導体層14は、p型クラッド層から構成される単層構造、又はp型クラッド層を含む多層構造を有し、例えば、発光層13に接する厚さ50nmのp型クラッド層と、p側電極17に接する厚さ10nmのp型コンタクト層とからなる多層構造を有する。
誘電体層11は、SiNを主成分とするSiN層やHfOを主成分とするHfO層等の、n型半導体基板10との屈折率の差が0.15以下である誘電体層である。例えば、n型半導体基板10の屈折率が1.9である場合は、誘電体層11の屈折率は1.75以上かつ2.05以下である。
誘電体層11は、n型半導体基板10上に、n型半導体基板10の表面を部分的に分散して覆うように形成される。誘電体層11のパターン形状は限定されず、例えば、メサパターン、リセスパターン、ラインアンドスペースパターンである。
誘電体層11の屈折率はn型半導体基板10の屈折率に近い方が、n型半導体基板10と誘電体層11の界面での全反射を抑制し、発光した光を効率的に取り出すことができる。誘電体層11がSiN層である場合は、O等のSi、N以外の元素を含んでもよい。
誘電体層11の成膜温度等の形成条件を制御することにより、誘電体層11の屈折率を調整して、誘電体層11の屈折率とn型半導体基板10の屈折率の差をより小さくすることができる。
なお、例えば、誘電体層11の代わりにn型半導体基板10との屈折率の差が大きいSiO層を形成した場合、SiO層とn型半導体基板10の界面の反射率が大きく、n型半導体基板10とn型半導体層12の間の光透過率が低くなる。SiO層の屈折率はおよそ1.4〜1.55であり、n型半導体基板10の屈折率との差が0.35以上である。
n型半導体層12は、n型半導体基板10表面を下地とするエピタキシャル結晶成長により形成されるため、誘電体層11がn型半導体基板10の表面を完全に覆うことはない。n型半導体層12は、誘電体層11、及びn型半導体基板10の表面の誘電体層11に覆われていない部分に接触する。
n型半導体層12を構成する窒化物半導体結晶は、n型半導体基板10の上面の誘電体層11に覆われていない領域から成長し、誘電体層11からは成長しない。このように、窒化物半導体結晶が選択的に成長し、更に横方向へ成長することで、誘電体層11を覆いこむ。この際に、n型半導体層12中の転位密度が低減され、結晶品質が向上する。なお、このような選択横方向成長を用いた結晶成長方法はELO(Epitaxial Lateral Overgrowth)などと呼ばれる。
LED素子1においては、n型半導体層12と誘電体層11の間では、誘電体層11がパターン加工されているため光が散乱しやすく、n型半導体層などにおける多重全反射を抑制することで、損失を抑えることができる。また、誘電体層11とn型半導体基板10との間では、誘電体層11とn型半導体基板10の屈折率の差が小さいため光が透過しやすい。このため、LED素子1におけるn型半導体層12とn型半導体基板10の間の光の取り出し効率が高い。
(LED素子の製造方法)
以下に、本実施の形態のLED素子の製造方法の一例について説明する。
まず、CMP(Chemical Mechanical Polishing)処理されたn型半導体基板10に有機洗浄、SPM(Sulfuric acid/ hydrogen peroxide mixture)洗浄を施す。
次に、n型半導体基板10上に誘電体層11を形成する。具体的には、プラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法等により300〜350℃の成長温度でn型半導体基板10上に形成した、厚さ1μm程度のSiN膜を、フォトリソグラフィーとドライエッチングにより加工して、誘電体層11を形成する。
次に、MOCVD法等により、n型半導体基板10上に、n型半導体層12、発光層13、p型半導体層14を順次エピタキシャル成長させる。ここで、n型半導体層12は、例えば、1000〜1100℃の成長温度で形成される。発光層13は、例えば、700〜800℃の成長温度で形成される。p型半導体層14は、例えば、900〜1050℃の成長温度で形成される。
次に、n側電極15及びp側電極17を形成する。具体的には、n側電極15及びp側電極17は、例えば、フォトリソグラフィーと蒸着により各々の上記の積層構造を形成した後、窒素雰囲気中、500℃、5分間の条件で熱処理を施すことにより得られる。なお、n側電極15を形成する前に、フォトリソグラフィーとドライエッチングにより、n型半導体基板10のn側電極15が形成される側の面に凹凸を形成することが好ましい。その後、n側電極15上にn側パッド電極16を形成する。
次に、フォトリソグラフィーとドライエッチングにより、誘電体層11、n型半導体層12、発光層13、p型半導体層14から構成される積層体にメサ加工を施した後、その積層体の側面を覆うようにスパッタ等により絶縁膜19を形成する。p側電極17上の絶縁膜19は、フォトリソグラフィーとエッチング等により、選択的に除去される。その後、p側電極17上にp側パッド電極18を形成する。
次に、ウエハ状態のn型半導体基板10をダイシングにより分割することによりチップ化されたLED素子1を得る。チップ化されたLED素子1の平面形状は、例えば、一片の長さが1mmの正方形である。
(電流密度分布)
図5(c)は、LED素子1の電流密度分布を模式的に示す図である。n型半導体基板10は、導電性であるので、p側パッド電極18からn側パッド電極16に向かう電流は、図5(c)に示すように、中央から端に渡ってほぼ均等に流れる。中央を流れる電流をic、端側を流れる電流をipとすると、ip/ic≦1/2である。
(n側電極とn型半導体基板の接触抵抗の評価)
図6は、n側電極15のTi層15aの厚さと、n側電極15とn型半導体基板10の接触抵抗との関係を示すグラフである。ここで、本評価においては、n型半導体基板10としてGa基板を用い、n側電極15のAg層15bとしてAg濃度99%、Pd濃度1%のAg合金を用いた。
図6のプロットマーク◇は、n型半導体基板10のキャリア濃度が3.0×1018/cmであるときの測定値である。プロットマーク○は、n型半導体基板10のキャリア濃度が7.0×1018/cmであるときの測定値である。プロットマーク□は、n型半導体基板10のキャリア濃度が1.3×1019/cmであるときの測定値である。
また、図6の3本の点線は、厚さ50nmのTi膜と厚さ500nmのAu膜を積層した積層構造を有する従来のTi/Au電極とn型半導体基板10の接触抵抗を表す。これら3本の点線は、それぞれn型半導体基板10のキャリア濃度が3.0×1018/cm、7.0×1018/cm、1.3×1019/cmであるときの測定値を表す。
図6は、Ti層15aの厚さが少なくとも0.5nm以上のときに、n型半導体基板10との接触抵抗が十分に小さくなることを示している(従来のTi/Au電極の接触抵抗には及ばなくても十分に小さい)。なお、Ti層15aの厚さが0、すなわちTi層15aが設けられない場合は、n側電極15とn型半導体基板10はオーミック接触せず、電流が流れにくい。
本評価の結果から、n側電極15をGa基板に接続する場合には、Ti層15aの厚さが0.5nm以上であることが好ましいことがわかった。
また、Ga結晶と(AlGaIn結晶がほぼ同じ特性を有することから、n側電極15をn型半導体基板10に接続する場合には、Ti層15aの厚さが0.5nm以上であることが好ましいといえる。
(n側電極の光反射率の評価)
図7は、n側電極15のTi層15aの厚さと、n側電極15のTi層15a側から入射する光の反射率との関係を示すグラフである。図7の縦軸は、Ag濃度100%のAgミラーの反射率を基準(100%)とした相対反射率である。ここで、本評価においては、n側電極15のAg層15bとしてAg濃度99%、Pd濃度1%のAg合金を用いた。
図7のプロットマーク◆は、成膜後にアニール処理を施していないn側電極15の測定値であり、プロットマーク□は、成膜後にアニール処理を施したn側電極15の測定値である。図7は、アニール処理の前後でn側電極15の反射率がほとんど変化しないことを示している。
図7の点線は、厚さ50nmのTi膜と厚さ500nmのAu膜を積層した積層構造を有する従来のTi/Au電極の相対反射率(53.5%)を示す。図7によれば、n側電極15のTi層15aの厚さがおよそ4.5nm以下のときに従来のTi/Au電極よりも反射率が大きくなる。そして、およそ2.0nm以下のときに相対反射率が80%よりも大きくなる。
以下の表1に、図7に示される各測定点の数値を表す。
Figure 2016143622
本評価の結果から、n側電極15のTi層15aの厚さは4.5nm以下であることが好ましく、2.0nm以下であることがより好ましいことがわかった。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態は、第1の実施の形態のLED素子1と異なる構造を有するLED素子についての形態である。LED素子の構成部材等、第1の実施の形態と同様の点については、説明を省略又は簡略化する。
図8は、第2の実施の形態に係るLED素子2の縦断面図である。LED素子2は、n型半導体基板10と、n型半導体基板10の一方の表面に誘電体層11を介して形成されたn型半導体層12と、n型半導体層12のn型半導体基板10の反対側に形成されたp型半導体層14と、n型半導体層12とp型半導体層14に挟まれた発光層13と、n型半導体基板10のn型半導体層12が形成されている側の面上に接続されたn側電極15と、n側電極15のn型半導体基板10と反対側の面上のn側パッド電極16と、p型半導体層14の発光層13と反対側の面上のp側電極17と、p側電極17のp型半導体層14と反対側の面上のp側パッド電極18とを有する。
また、誘電体層11、n型半導体層12、発光層13、p型半導体層14から構成される半導体積層体4の側面は、SiO等の絶縁材料からなる絶縁膜19に覆われる。
LED素子2は、横型のLED素子であり、n側電極15がn型半導体基板10のn型半導体層12が形成されている側の面上に接続される点で、第1の実施の形態のLED素子1と異なる。
LED素子2のn側電極15は、第1の実施の形態のLED素子1のn側電極15と同様の積層構造を有するため、発光層13から発せられてn型半導体基板10内をn側電極15に向かって進む光を効率よく反射することができる。このため、第1の実施の形態に係るLED素子1と同様に、LED素子2は高い光取出効率を有する。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態は、第1の実施の形態のLED素子1と異なる構造を有するLED素子についての形態である。LED素子の構成部材等、第1の実施の形態と同様の点については、説明を省略又は簡略化する。
図9は、第3の実施の形態に係るLED素子3の縦断面図である。LED素子3は、n型半導体基板10と、n型半導体基板10の一方の表面に誘電体層11を介して形成されたn型半導体層12と、n型半導体層12のn型半導体基板10の反対側に形成されたp型半導体層14と、n型半導体層12とp型半導体層14に挟まれた発光層13と、p型半導体層14の発光層13と反対側の面上に形成されたp側電極22と、誘電体層11、n型半導体層12、発光層13、p型半導体層14、及びp側電極22を貫通するn側電極20と、p側電極22のp型半導体層14と反対側の面上に絶縁膜19を介して形成され、n側電極20に接続されるパッド電極21とp側電極22のp型半導体層14と反対側の面上のパッド電極23とを有する。
また、誘電体層11、n型半導体層12、発光層13、p型半導体層14から構成される積層体の側面は、SiO等の絶縁材料からなる絶縁膜19に覆われる。この積層体は、絶縁膜19により、n側電極20及びパッド電極21と直接接触しない。
n側電極20は、n側電極20がn型半導体基板10にオーミック接触するための、n型半導体基板10に接触するTi層20aと、Ti層20aを透過する光を反射するためのAg層20bとを含む積層構造を有する貫通電極である。LED素子3は、図7に示されるように、電流分散のために複数のn側電極20を有することが好ましい。
Ti層20a、Ag層20bは、それぞれ第1の実施の形態のn側電極15のTi層15a、Ag層15bと同様の材料からなる。
また、Ti層20aの厚さは、第1の実施の形態のn側電極15のTi層15aと同様に、4.5nm以下であることが好ましく、2nm以下であることがより好ましい。また、n側電極20をn型半導体基板10に低抵抗で接触させるために0.5nm以上であることが好ましい。
パッド電極21は、第1の実施の形態のn側パッド電極16と同様に、密着層21a、バリアメタル21b、パッド層21cを含む積層構造を有する。密着層21a、バリアメタル21b、パッド層21cは、それぞれ第1の実施の形態に係る密着層16a、バリアメタル16b、パッド層16cと同様の材料からなり、同様の厚さを有する。
p側電極22は、p型半導体層14にオーミック接合する電極であり、例えば、厚さ270nmのAg濃度99%のAg合金膜と、厚さ10nmのNi膜と、厚さ10nmのAu膜とを積層した積層構造を有する。
パッド電極23は、例えば、厚さ100nmのTi膜、厚さ50nmのPt膜、厚さ500nmのAu膜を積層した積層構造を有する。
LED素子3は、横型のLED素子であり、主にn側電極20が貫通電極である点において、第1の実施の形態に係るLED素子1と異なる。
LED素子3のn側電極20は、第1の実施の形態に係るLED素子1のn側電極15と同様の積層構造を有するため、発光層13から発せられてn型半導体基板10内をn側電極20に向かって進む光を効率よく反射することができる。このため、第1の実施の形態に係るLED素子1と同様に、LED素子3は高い光取出効率を有する。
(第1乃至第3の実施の形態の効果)
上記第1乃至第3の実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)n側電極が発光層から発せられた光を効率的に反射することができるため、n側電極の光吸収に起因するLED素子の光取出効率の低下を抑えることができる。
(2)n型半導体基板10とn型半導体層12との間に部分的に分散して誘電体層11を設けたことで、結晶品質が良好なn型半導体層12が得られ、このn型半導体層12上に形成された発光層13及びp型半導体層14も結晶品質が良好となる。この結果、効率が向上する。
(3)n型半導体基板10として、光透過性を有するSiC基板よりも固有抵抗の小さい導電性酸化ガリウム基板を用い、導電性酸化ガリウム基板を比較的厚くすることで電流が十分拡散するようにした。その結果、電流の面内の均一性が増してLED素子の破壊を回避でき、LED素子に供給する電流を大きくできる。
(4)LED光源110は、さらに放熱構造を有しているため、小型なLED素子1でありながら、LED素子1に大電流を供給することができる。
(5)LED光源110を小型にして点光源に近似したものとし、光学部材130の焦点にLED光源110の点光源を正確に配置することにより、超狭角の光を実現することができる。
(6)光学部材130をLED素子1の中心部から出射される中心光束を平行光に整形する第1の整形レンズ131と、入射面132bが円柱状で、LED素子1から出射される中心光束の周辺の周辺光束を平行光に整形する第2の整形レンズ132とによる光学系を採用したので、光学系を小型にできる。
(7)したがって、小型なLED素子1でありながら、大光量の超狭角の光で遠方を照明することができる。
[第4の実施の形態]
図10は、本発明の第4の実施の形態に係るLED照明装置の概略の構成例を示す縦断面図である。第1の実施の形態は、光を出射する側に光学部材130を配置したが、本実施の形態は、光を出射する側と反対側に光学部材230を配置したものである。以下、第4の実施の形態について、第1の実施の形態と異なる点を中心に説明する。
本実施の形態に係るLED光源110のLED素子は、表面の出射面の中心が光学部材230の後述する基準面231と一致するように配置される。
光学部材230は、基準面231と、基準面231に形成された回転放物面による反射面232と、基準面231と反対側に設けられた対向面233と、円柱状の側面234とを備える。光学部材230の側面234の直径は、例えば80mm、反射面232の直径は、例えば60mm、反射面232の光軸110a方向の長さ(高さ)は、例えば15mm、側面234の長さは、例えば24mmである。光学部材230は、例えば、アクリル樹脂の表面を銀メッキされたもので形成される。LED素子1は、サファイア基板等の透明基板118上に形成された配線パターン上にダイボンディングされ、金ワイヤで接続される。
なお、第4の実施の形態について、実施例1、2と同様に光学特性を測定したところ、実施例1、2と同様の結果が得られている。
実施例1のLED素子1は、第1の実施の形態に対応するものであり、平面視で440μm×440μmのサイズを有し、全体の高さを300μmとした、青色系の光を発する青色LED素子である。
LED素子1を取り付けにあたってLED素子1の位置と光学部材130の焦点との位置合わせは、とても重要である。それぞれx軸y軸z軸方向にずれた場合には、平行光のビーム角度が大きくなるという問題が起きる。
光学部材130の第1の整形レンズ131は、以下の寸法のものを用いた。
(a)出射面131bの半径R=11.8mm
(b)入射面131aの外径D=22mm
光学部材130の第2の整形レンズ132は、以下の寸法のものを用いた。
(a)入射面132bを構成する円柱空間の直径D=12mm
(b)基準面132aの外径D=23.94mm
(c)出射面132dの外径D=60mm
(d)光軸110aに沿う方向の長さ(高さ)L=27.5mm
(e)凹部132eの深さL=10.2mm
(f)連通部132fの光軸110aに沿う方向の長さL=7.0mm
(g)入射面132bの光軸110aに沿う方向の長さL=10.4mm
(h)傾斜面132gの角度θ=60度
光学部材130の直径60mmに対してLED素子1のサイズ440μm×440μmは、十分に小さいといえる。
(LED素子の特性)
図11は、実施例1のLED素子1の電圧−電流の関係を示すグラフである。図11において、比較例1は、下地基板としてサファイア基板を用いたLED素子である。図12は、実施例1のLED素子1の電流−光出力(全放射束)の関係を示すグラフである。
図示しない定電流回路のマイナス電極をn側リード113B、n側電極113A、金ワイヤ115を介してLED素子1のn側パッド電極16に接続し、定電流回路のプラス電極から、p側リード114Bを介して、銅ブロック111のp側電極銀メッキ層114Aを通じてLED素子1のp側パッド電極18に通電する。図11、図12は、このときのLED素子1から出射された青色系の光の出力特性を示す。
比較例1のLED素子は、図12に示すように、0.2A程度で光出力(全放射束)が落ちて直ぐに破壊に至っている。
これに対して、実施例1のLED素子の最大電流は、図11、図12に示すように、1.3Aであり、そのときの光出力の全放射束は、0.661Wであった。
実施例1のLED素子1の平面視のサイズが440μm×440μmなので、面積としては0.194mmとなり、放射束密度0.661/0.194=3.41W/mmと計算できる。この値は、一般的なLED素子の0.08W/mmと比較すると、放射束密度が大変に大きく取れることが分かる。
このLED素子は、導電性酸化ガリウム基板上にバッファ層を介して窒化ガリウムエピタキシャル膜により発光する縦型構造のLED素子である。これにより、発光層の電流拡散が良いので、大電流を流したときのいわゆるドループが起き難く、更に直列抵抗が小さいため、順方向電圧Vfが小さく、効率が落ないためである。その上にLEDからの放熱をよくするため、pダウン構造(p電極が出射面とは反対側に設けられた構造)とし、発光層からの熱を効率よく銅ブロックに放熱できる構造としている。
本発明の実施例2に係るLED照明装置100は、実施例1とはLED光源110のみが異なる。実施例2のLED光源110は、実施例1の同様の構成のLED素子1と、LED素子1の表面全体に蛍光体を塗布したものである。実施例2のLED素子1は、青色系の光を出射する青色LED素子である。蛍光体は、例えば、青色系の光を黄色系の光に変換するYAG系蛍光体、BOS系蛍光体等である。LED光源110は、LED素子1が変換されずに透過した青色系の光と蛍光体によって変換された黄色系の光とが混合されて白色光を出射する。
蛍光体は、予めシリコン系の樹脂に粉末状蛍光体を均一に練りこんだものを、LEDチップ表面に均一に塗布した後、塗膜を周囲温度150℃、1時間で硬化して形成される。
このようにして蛍光体を塗布し白色化した光源の出力特性を図13に示す。蛍光体をLED素子1に塗布すると、蛍光体から発生する熱によりジャンクション温度が若干上昇するため、LED素子1の電流の上限1.3Aが0.7Aと少し低くなっているが、それでも107ルーメンと十分な光量が得られている。
実施例2のLED素子1から10m離れた面における照度分布を図14、図15に示す。図14は、実施例2のLED照明装置の照度分布の実測を示すグラフである。図15は、実施例2のLED照明装置の照度分布の最大値を100%として正規化したグラフである。この実施例2は、直径60mmの光学部材130を用いて1/2ビーム角1.3度、1/10ビーム角3度を達成した。また、ビーム光利用効率は、非常に高く、1/2ビーム角の時21%以上、1/10ビーム角では42%以上であった。ビーム角の鋭さとチップの(外形寸法/照明装置のレンズ径)は比例関係になるが、この場合、440μm/60mm=0.0073であった。
(実施例1、2の効果)
本実施例1、2によれば、以下の効果を奏する。
(1)LEDのサイズを小さくしても効率の低下が少ない構造を採用したので、電流を増加した際、発熱量が小さく、大光量の光を出射することができる。
(2)LEDのサイズを440μm×440μmと小さくしたので、狭角の光を出射することができる。
(3)上記(1)、(2)よりサイズの小さいLED照明装置で、大光量の超狭角の光で遠方を照明することができる。
(4)小型で軽量なサーチライトやヘッドランプに適用が容易である。
(5)ヘッドランプのハイビームの車検基準は、4灯式では12000カンデラ以上、2灯式では15000カンデラ以上であるが、ビーム角3度のときそれぞれ26ルーメン、32ルーメンとなる。一方、本実施例の酸化ガリウム基板を用いた縦型LEDチップは、440μm×440μmという小さい光源でありながら110ルーメン以上の光量が得られるので、車載に適用することができる。
(6)0.5Aのとき、消費電力1.9W、86ルーメンが得られ、100m先の照度は7.4ルクスであった。また、150m先の照度は実測値で3ルクスであり、遠方視認性が向上した。また、第2乃至第3の実施の形態においても、実施例1、2と同様の光学特性が期待できる。
(他の課題)
従来のLED素子の定格電流は、通常20〜50mA程度である。窒化ガリウムを発光層とする青色LED素子の順方向電圧Vfは、3V程度である。この青色LED素子の電力は0.06W〜0.15W程度となり、130ルーメン/Wの発光効率とすれば、全光量は7.8〜19.5ルーメンとなる。1/2ビーム角3度で全光量7.8ルーメンの100m先の照度は0.4ルクス、同じく19.5ルーメンの照度は0.9ルクスである。これでは、サーチライトとしては暗い。
一方、光源の発光効率を落とさずに照度を上げるためには、LEDチップの大きさを大きくする必要があるが、光源の面積が増えることによりビーム角が大きくなってしまうので100m先の照度が上がらないばかりか不要な場所を照射してしまうという不具合が発生する。
したがって、出射面の直径60mmを大きくせずに光源の大きさだけを大きくすると、100m先の光の利用効率はかなり低下してしまう。この場合に、ビーム角を変えなければ100m先の照度が上がり、光の利用効率も落ちないのだが、光源の面積を大きくしてビーム角を同じにするためには、出射面を大きくする必要があり、同時に光学系の高さも同じく大きくする必要がある。このため小型で安価という目的から大きく外れてしまう。
以上のことから、我々は光源の発光効率が多少低下しても、大きさを大きくせずに電流を増加させて光量を増やすことで、光の利用効率を維持したまま100m先の照度を上げかつ小型・安価な製品化を目指した。その結果、酸化ガリウム基板を使った縦型LEDチップは440μm×440μmという小さい光源でありながら100m先で7.4ルクス以上の照度が得られ、150m先で3ルクスの照度が得られた。
なお、本発明は、上記実施の形態及び上記実施例に限定されず、発明の要旨を変更しない範囲内で種々に変形可能である。例えば、基板として、導電性酸化ガリウム基板について説明したが、基板は窒化ガリウム基板でもよい。また、複数のLED照明装置100をマトリクス状又は一列に並べて用いてもよい。また、1つのLED照明装置が複数のLED素子を用いてもよい。これにより照射面の照度を上げることができる。また、LED光源は、紫外LEDを用いてもよく、紫外LEDと蛍光体を用いてもよい。
また、本発明の要旨を変更しない範囲内で、上記実施の形態の構成要素の一部を省くことが可能である。例えば、使用条件が厳しくない場合には、銅ブロック111及び放熱器117を備えた放熱構造の代わりに通常のプリント基板でもよい。すなわち、銅ブロック111又は銅ブロック111と放熱器117の代わりに通常のプリント基板でもよい。
1〜3…LED素子、4…半導体積層体、5…蛍光体、6…樹脂、7…リング、
10…n型半導体基板、11…誘電体層、12…n型半導体層、13…発光層、
14…p型半導体層、15…n側電極、15a…Ti層、15b…Ag層、
16…n側パッド電極、16a…密着層、16b…バリアメタル、16c…パッド層、
17…p側電極、18…p側パッド電極、19…絶縁膜、20…n側電極、
20a…Ti層、20b…Ag層、21…パッド電極、21a…密着層、
21b…バリアメタル、21c…パッド層、22…p側電極、
100…LED照明装置、110…LED光源、110a…光軸、111…銅ブロック、
112…絶縁層、113A…n側電極、113B…n側リード、
114A…p側電極銀メッキ層、114B…p側リード、115…ボンディングワイヤ、
116…放熱性絶縁シート、117…放熱器、118…透明基板、130…光学部材、
131…第1の整形レンズ、131a…入射面、131b…出射面、
132…第2の整形レンズ、132a…基準面、132b…入射面、132c…反射面、
132d…出射面、132e…凹部、132f…連通部、132g…傾斜面、
230…光学部材、231…基準面、232…反射面、233…対向面、234…側面


Claims (10)

  1. 基板上に発光層を含む半導体積層体を形成して構成された半導体発光素子と、
    前記半導体発光素子から出射された光を整形して狭角光を出射する光学部材とを備え、
    前記狭角光の全放射束が0.12W以上、かつ、前記全放射束を前記半導体発光素子の平面視の面積で除した放射束密度が0.6W/mm以上である、LED照明装置。
  2. 基板上に発光層を含む半導体積層体を形成して構成された半導体発光素子と、
    前記半導体発光素子から出射された光を整形して狭角光を出射する光学部材と、
    前記半導体発光素子の前記光を出射する側と反対側に設けられた放熱部材とを備え、
    前記狭角光の全放射束が0.12W以上、かつ、前記全放射束を前記半導体発光素子の平面視の面積で除した放射束密度が0.6W/mm以上である、LED照明装置。
  3. 基板上に発光層を含む半導体積層体を形成して構成され、青色系の光を発する半導体発光素子と、
    前記半導体発光素子からの光を励起光として黄色系の光を発する蛍光体と、
    前記半導体発光素子が発した前記青色系の光と前記蛍光体が発した前記黄色系の光の混合光を整形して狭角光を出射する光学部材と、
    前記半導体発光素子の前記光を出射する側と反対側に設けられた放熱部材とを備え、
    前記狭角光の全光束が24(lm)以上、かつ、前記全光束を前記半導体発光素子の平面視の面積で除した光束密度が120(lm)/mm以上である、LED照明装置。
  4. 前記狭角光は、1/2ビーム角が1.5度以下である、請求項1から3のいずれか1項に記載のLED照明装置。
  5. 前記光学部材から出射された光の光束を前記光学部材に入射された前記光の光束で除した光利用効率が、1/10ビーム角において40%以上である、請求項1から4のいずれか1項に記載のLED照明装置。
  6. 前記狭角光は、150m先の面において照度2ルクス以上である、請求項1から5のいずれか1項に記載のLED照明装置。
  7. 前記光学部材は、前記半導体発光素子の中心部から出射される中心光束を平行光に整形する第1の整形部と、前記半導体発光素子から出射される前記中心光束の周辺部の周辺光束が入射される入射面が円柱状を有し、前記入射面に入射した前記周辺光束を平行光に整形する第2の整形部と、を備えた請求項1から6のいずれか1項に記載のLED照明装置。
  8. 前記半導体発光素子は、
    n型半導体基板と、
    前記半導体基板の表面を部分的に分散して覆うように形成され、前記n型半導体基板との屈折率の差が0.15以下である誘電体層と、
    前記n型半導体基板上に前記誘電体層を介して形成され、前記誘電体層、及び前記n型半導体基板の表面の前記誘電体層に覆われていない部分に接触するn型半導体層と、
    前記n型半導体層上に形成された発光層と、
    前記発光層上に形成されたp型半導体層と、
    前記n型半導体基板の前記誘電体層が形成された面と反対側に形成されたn型電極と、
    前記p型半導体層上に形成されたp型電極とを備えた、請求項1から7のいずれか1項に記載のLED照明装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載のLED照明装置を備えた投光器。
  10. 請求項1から8のいずれか1項に記載のLED照明装置を備えたヘッドライト。
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