JP2016143291A - キー入力装置及び超音波診断装置 - Google Patents

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慈浩 大森
Shigehiro Omori
慈浩 大森
後藤 英二
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英二 後藤
修 中嶋
Osamu Nakajima
修 中嶋
新一 橋本
Shinichi Hashimoto
新一 橋本
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Abstract

【課題】押し癖を増長させ難くすることが可能なキー入力装置を提供する。【解決手段】実施形態のキー入力装置は、設定手段と、認識手段と、再設定指示手段とを備え、設定手段は、画面におけるキーの所定領域に対する許容領域を設定する。認識手段は、所望のキーに対する指接触があったとき、指接触の位置が所望のキーに対応する許容領域内にあるかどうかを判定し、許容領域内にあると判定したとき、所望のキーによる入力があったことを表示制御手段に伝える。再設定指示手段は、認識手段が指接触の位置が許容領域内にあると判定したとき、設定手段に対し指接触の位置がより新たな許容領域の中心位置に近くなるように所望のキーの新たな許容領域を再設定させる。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、キー入力装置及び超音波診断装置に関する。
キー入力装置の一例としては、スクリーンキーボード(ソフトウェアキーボードとも呼ばれる)がある。スクリーンキーボードは、ディスプレイの画面に機能が割り付けられた複数のキーのそれぞれが所定領域に配置される。このような配置をキーレイアウトまたはキーボードレイアウトという場合がある。さらに、画面におけるキーの所定領域に対する許容領域が設定され、操作者による指接触(タッチ)の位置が許容領域内にあったとき、指接触されたキーに割り付けられた機能が実行されるものである。
スクリーンキーボードで、操作者により所望のキーが押されるときの位置が所定の位置からずれる傾向(押し癖)があるとき、押し癖に合わせてキーの許容領域を再設定すると共に、キーの所定領域を配置することで、操作者の負担を軽減するスクリーンキーボードがある(例えば特許文献1)。
特開2013−58081号公報
しかし、上記公報に記載された技術では、押し癖に合わせてキーの所定領域を再配置すると、再配置されたキーの所定領域を目印にして指接触をするため、再配置されたキーの所定領域に対してさらに指接触の位置がずれるようになり、押し癖を増長させてしまうという問題があった。なお、押し癖を増長させたまま、このスクリーンキーボートに慣れてしまうと他のキーボード(物理的なキーボードや他のシステムに搭載したスクリーンキーボードなど)の操作が難しくなるおそれがある。
さらに、物理的なキーボードでは、ホームポジションキー(例えばFキー/Jキー)に小さな突起が設けられる。操作者はその突起に触れることで、ホームポジションキーの位置に操作者自身の指が置かれていることを確認することができる。しかし、スクリーンキーボードの画面は平面であるため、キーに触れたという感覚がなく、所望のキーに指が置かれているかどうかを認識できない。特に、ブラインドタッチ(タッチメソッドやタッチタイピングとも呼ばれる)においては、操作者自身の指(例えば、人差し指)がホームポジションキーに正しく置かれないと、それ以外の指(例えば、親指、中指、薬指、小指)も所望のキーに正しく置かれない傾向がある。つまり、全体的に指の位置がずれた状態になる。この状態で入力を続けると、誤入力の頻度が増し、入力作業の効率が低下するという問題点があった。
この実施形態のキー入力装置は、上記の問題を解決するものであり、押し癖を増長させ難くすることが可能なキー入力装置を提供することを目的とする。
さらに、ブラインドタッチにおいて、位置がずれたまま入力を続けるのを防止することができるキー入力装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、実施形態のキー入力装置は、表示手段と、該表示手段の画面に機能が割り付けられた複数のキーのそれぞれを所定領域内に配置して表示するキー表示制御手段と、キーに対する操作者による指接触があったとき、指接触されたキーに割り付けられた機能を実行する表示制御手段とを備え、さらに、設定手段と、認識手段と、再設定指示手段とを備え、設定手段は、画面におけるキーの所定領域に対する許容領域設定する。認識手段は、所望のキーに対する指接触があったとき、指接触の位置が所望のキーに対応する許容領域内にあるかどうかを判定し、許容領域内にあると判定したとき、所望のキーによる入力があったことを表示制御手段に伝える。再設定指示手段は、認識手段が指接触の位置が許容領域内にあると判定したとき、設定手段に対し指接触の位置がより新たな許容領域の中心位置に近くなるように所望のキーの新たな許容領域を再設定させる。
第1の実施形態に係るキー入力装置のブロック図。 キー入力装置を備えた超音波診断装置のブロック図。 キー入力装置の動作を示すタイミングチャート。 スクリーンキーボートの全体図。 キーの所定領域に対する許容領域の説明図。 許容領域内にされた指接触の位置を示す図。 再設定された所望のキーの周辺領域が隣接するキーの周辺領域と混交しないとき、再設定された所望のキーの許容領域等を示す図。 許容領域内にされた指接触の位置を示す図。 再設定された所望のキーの周辺領域が隣接するキーの周辺領域と混交したとき、再設定された所望のキーの周辺領域を示す図。 再設定された所望のキーの許容領域において大きさが変更された周辺領域を示す図。 許容領域内にされた指接触の位置を示す図。 所望のキーの許容領域が隣接するキーの所定領域と混交しないように、指接触の位置から中心位置をずらしたときの図。 再設定された所望のキーの許容領域において、大きさが変更された周辺領域を示す図。 指接触の位置が中心位置になるように仮に再設定されたときの所望のキーの許容領域等を示す図。 許容領域内にされた指接触の位置を示す図。 所望のキーの許容領域が隣接するキーの許容領域と混交しないように、指接触の位置から中心位置をずらしたときの図。 再設定された所望のキーの許容領域において、大きさが変更された周辺領域を示す図。 指接触の位置が中心位置になるように仮に再設定されたときの所望のキーの許容領域等を示す図。 限界位置に再設定された所望のキーの許容領域を示す図。 再設定された所望のキーの許容領域を示す図。 標準(初期)の位置に設定されたキーの許容領域を示す図。 所定領域の大きさと許容領域の大きさとの関係を示す図。 所定領域の大きさと許容領域の大きさとの関係を示す図。 変形例2において、一ブロックとして設定された複数のキーの所定領域に対する許容領域を示す図。 変形例2に係るキー入力装置のタイミングチャート。 第3の実施形態に係るキー入力装置のブロック図。 変形例3に係る所定領域及び許容領域の図。 指接触の位置を中心位置として再設定された許容領域の図。 さらに指接触の位置を中心位置として再設定された許容領域の図。
この実施形態のキー入力装置の概要について説明する。
上記公報に記載された技術において、スクリーンキーボードでの入力の際に、操作者の押し癖を増長させてしまう原因は、押し癖に合わせてキーの所定領域を再配置させ、再配置されたキーの所定領域を目印にして指接触がされるためであった。
これに対し、実施形態のキー入力装置は、押し癖を増長させ難くするため、押し癖に合わせてキーの所定領域を再配置させず、標準(初期)の位置に配置されたままにする。標準位置に配置されたままの所定領域を常に目印にして指接触がされるため、押し癖を増長させ難くする。
所定領域に対し許容領域が大き過ぎると、押し癖を増長させるおそれがある。そこで、さらに、実施形態のキー入力装置は、キーの許容領域の周りに周辺領域を設け、指接触の位置が周辺領域内にあっても、許容領域内にないと判定したとき、キーによる入力がなかったこととし、さらに、キーの許容領域を再設定させないように構成する。
また、標準位置に配置された所定領域に対して、再設定された許容領域のずれた量が大きいと、例えば、キーの所定領域の中央部を押したのに、キーによる入力が認識されないおそれがある。そこで、許容領域の再設定を制限するため、さらに、実施形態のキー入力装置は、キーの許容領域の中心からの距離が近い近距離領域と、近距離領域より遠い遠距離領域とを設け、キーの所定領域から近距離領域がはみ出さない範囲で、キーの許容領域を再設定するように構成する。
さらに、実施形態のキー入力装置は、指接触の位置が近距離領域内にあるときと、遠距離領域内にあるときとでは、音や振動を異ならせるように構成する。
以上の各構成を第1の実施形態として以下に詳細に説明する。
さらに、第2の実施形態として、キー入力装置を超音波診断装置に適用したものを詳細に説明する。
さらに、第3の実施形態として、ホームポジションキー(例えばFキー/Jキー)の許容領域内に操作者自身の指が正しく置かれているかどうかを、音や振動などで報知するように構成したものを詳細に説明する。
<第1の実施形態>
次に、第1の実施形態に係るキー入力装置について各図を参照して説明する。
図1はキー入力装置のブロック図である。図1に示すように、キー入力装置10は、表示手段11、キー表示制御手段12、表示制御手段13、設定手段14、認識手段15、再設定指示手段16、及び、報知手段17を有する。
以下、キー入力装置10を備えた超音波診断装置を例に説明する。
図2は、キー入力装置を備えた超音波診断装置のブロック図である。超音波診断装置は、キー入力装置10により入力された撮影の条件に基づいて、超音波を被検体(患者)に送信し、被検体からの反射信号に基づいて超音波画像を取得する。図2に示すように、超音波診断装置100は、送受信手段101を備える。送受信手段101は、LAN(Local Area Network)を介してサーバー200に接続される。
撮影開始時に、患者登録画面にて、操作者(検査技師)名を選択または入力しておく。
図3は、キー入力装置の動作を示すタイミングチャート、図4はスクリーンキーボートの全体図である。
図1及び図3に示すように、キー表示制御手段12は、表示手段11の画面に機能が割り付けられた複数のキーを、それぞれの所定領域RKに対応して、かつ所定間隔を置いて隣接させて配置して表示する(図3に示す「キー配置」、「キー表示」)。それにより、図4に示すように、スクリーンキーボードが表示される。キー表示制御手段12は、所定領域RKの情報(その位置(座標)及び大きさ)を再設定指示手段16に送る。所定領域RKの情報を再設定指示手段16に送るのは、後に、再設定指示手段16が再設定された所望のキーの領域と隣接するキーの領域との混交を判断するためである。以下の説明で、キーの領域とは、許容領域RP(近距離領域RA、遠距離領域RB)、周辺領域RC、及び、所定領域RKのいずれか一つ以上の領域をいい(図5参照)、所望のキーの領域と隣接するキーの領域との混交とは、所望のキーのいずれか一つ以上の領域と隣接するキーのいずれか一つ以上の領域との混交をいう。ここで、混交とは、二つの領域が相互に入り交ることをいう。
次に、超音波診断装置100は、操作者名を条件とする検索要求をサーバー200に送信する。サーバー200は、検索要求を受けて、保管ファイルから操作者名に関連づけられたキーの許容領域の設定情報(再設定情報を含む)を検索し、検索結果を超音波診断装置100に送信する。それにより、キー入力開始時に、操作者のユーザ名で記憶されたキーの許容領域の設定情報がサーバー200から超音波診断装置100に呼び出される。
図5は、画面に配置されたキーの所定領域に対する許容領域の説明図である。
設定手段14は、キー配置後、サーバー200からのキーの許容領域RPの設定情報を受けて、図5に示すように、1つ1つのキーの所定領域RKに対し、許容領域RPと、その周りの周辺領域RCとを設定して記憶する(図3に示す「許容領域設定」)。なお、図5は許容領域を説明するための図であり、許容領域そのものは表示されてない。同様に、図6以降の許容領域を説明するための図においても、許容領域そのものは表示されない。許容領域RPは、許容領域RPの中心を含み中心からの距離が近い近距離領域RAと、その中心からの距離が近距離領域RAより遠い遠距離領域RBとを有する。周辺領域RCは、遠距離領域RBの周り、つまり、中心からの距離が遠距離領域RBより遠い領域となる。設定手段14は、許容領域RPを認識手段15及び再設定指示手段16に送る。許容領域RPを認識手段15に送るのは、後に、認識手段15が指接触の位置が許容領域RP内にあるかどうかを判定するためである。許容領域RPを再設定指示手段16に送るのは、再設定指示手段16が再設定された所望のキーの領域と隣接するキーの領域との混交を判断するためである。
なお、ここで、「再設定された所望のキーの領域」とは、許容領域RP(近距離領域RA、遠距離領域RB)及び周辺領域RCをいう。この実施形態では、キーの周辺領域RCがキーの許容領域RPと共に再設定されるが、キーの許容領域RPとして占められる領域以外の領域は、これを全部周辺領域RCとして、キーごとに周辺領域RCを設けず、再設定もしないようにしてもよい。
また、ここで、図5に示す近距離領域RA、遠距離領域RB、周辺領域RCの大きさや形状は、一例に過ぎず、これらに限定されるものではない。また、所定領域RKと周辺領域RCとは、同じ大きさのものであってもよく、いずれか一方の領域が他方の領域より大きいものであってもよい。
ただし、所定領域RKに対し許容領域RPが大き過ぎると、押し癖を増長させるおそれがあるため、所定領域RKに対する許容領域RPが大きい場合であっても、その大きさは、押し癖の増長を防止する大きさに制限される。
本実施形態では図5に示すように、許容領域RPの大きさが所定領域RKに対し小さく、所定領域RKの周りの周辺領域RCであっても、その大きさが所定領域RKに対しわずかに小さいものとして説明する。
表示手段(図1に示すタッチパネル)は、所望のキーに対する指接触があったとき、指接触の位置を認識手段15に送る。
次に、認識手段15は、所望のキーに対する指接触があったとき、指接触の位置が所望のキーに対応する許容領域RP内にあるかどうか(近距離領域RA内にあるかどうか、及び、遠距離領域RB内にあるかどうかを含む)を判定し(図3に示す「判定」)、指接触の位置が許容領域RP内にあると判定したとき、所望のキーによる入力があったこと(判定結果)を表示制御手段13に伝える。表示制御手段13は、所望のキーによる入力があったとき、そのキーに割り付けられた機能を実行する(図3に示す「機能の実行」)。
一方で、認識手段15は、指接触の位置が周辺領域RC内にあると判定したとき、キーによる入力を表示制御手段13に伝えず、周辺領域RCを無反応領域としてキー入力を無視する。また、複数のキーが所定領域RKに対応して、かつ所定間隔を置いて隣接させて配置されたとき、隣接するキーにおいて、周辺領域RC間の領域も無反応領域(図6Bにハッチングで示す領域)となる。
認識手段15は、指接触の位置及び判定結果を再設定指示手段16に送る。さらに、認識手段15は、近距離領域RA内にあるかどうか、及び、遠距離領域RB内にあるかどうかの判定結果を報知手段17に送る。指接触の位置及び判定結果を再設定指示手段16に送るのは、後で、再設定指示手段16が許容領域RPを再設定させるためである。また、判定結果を報知手段17に送るのは、後で、報知手段17が判定結果に応じて音や振動を出力するためである。
この実施形態では、キーの許容領域RPが一つの大きさを有し、指接触の位置が許容領域RPにあるとき、表示制御手段13によりキーに割り付けられた機能が実行され、さらに、再設定指示手段16により許容領域RPが再設定され、さらに、報知手段17により報知がされるものを説明するが、このような3つの処理に対し一つの大きさを有する許容領域RPではなく、3つの処理に対し、それぞれの大きさを有する許容領域RPであってもよい。
(混交判断、再設定指示、許容領域設定)
次に、再設定指示手段16は、認識手段15が指接触の位置が許容領域RP内にあると判定したとき、設定手段14に対し指接触の位置がより許容領域RPの中心位置に近くなるように所望のキーの許容領域RPを再設定し、記憶させる(図3に示す「再設定指示」)。つまり「再設定」とは、先に設定されている許容領域RPを指接触の位置P1に中心位置P2が近い新たな許容領域RPに置き換えることをいう。設定手段14は、再設定指示を受けて、所望のキーの許容領域RPを再設定し、記憶する(図3に示す「許容領域設定」)。これにより、操作者にあったキーボードレイアウトとなり、入力がしやすくなる。
ここで、「指接触の位置が許容領域RPの中心位置に近くなる」とは、「指接触の位置が許容領域RPの中心位置となる」、及び、「指接触の位置が許容領域RPの中心位置になるべく近くなる」の両方の態様を意味する。許容領域RPの再設定がいずれの態様になるかは、所望のキーの領域と隣接するキーの領域とが混交したときの態様による。なお、所望のキーの領域と隣接するキーの領域とが混交したときの態様によって、許容領域RPをどのように再設定するかについての詳細は後述する。
なお、仮に、指接触の位置に応じてキーの所定領域RKを再配置させた場合、再配置させた所定領域RKの位置に対して指接触の位置がさらにずれていき、押し癖を増長させるおそれがある。そこで、許容領域RPを再設定するとき、キー表示制御手段12は、キーの所定領域RKをデフォルトのレイアウト(標準の位置)のままとし、再配置させない。標準の位置のままの所定領域RKを目印にしてキーによる入力が行われるため、押し癖を増長し難くする。
次に、報知手段17は、認識手段15が指接触の位置がキーに対応する許容領域RPにおける近距離領域RA内にあると判定したとき、第1の音及び/又は第1の振動を出力し、認識手段15が指接触の位置がキーに対応する許容領域RPにおける遠距離領域RB内にあると判定したとき、第1の音とは異なる第2の音及び/又は第1の振動とは異なる第2の振動を出力する(図3に示す「報知」)。
例えば、第1の音と第2の音との間に音階の差が設けられる。また、第1の振動と第2の振動との間に、振動の回数の差や振動間隔の差が設けられる。
つまり、音や振動を出力するとき、所望のキーの中心にある場合と、所望のキーの隅にある場合で異ならせることで、操作者自身の指がどこに置かれているかを、所望のキーを見なくても確認することができる。これにより、押し癖を増長し難くする。
さらに、指接触の位置が周辺領域RCにあるとき、音や振動が出力されないため、操作者自身の指が正しく置かれていないことがキーを見なくても認識することができる。
なお、操作者自身の指が所望のキーに正しく置かれていることが音や振動で操作者に報知される構成は、ブラインドタッチにおいてさらに効果を発揮する。この構成をホームポジションキーに適用した実施形態については、後述する。
〔混交の態様と許容領域RPの再設定〕
次に、許容領域RPを再設定することにより、所望のキーの領域と隣接するキーの領域とが混交したときの態様によって、許容領域RPをどのように再設定するかについて詳細に説明する。
(いずれの領域も混交しないとき)
図6Aは、許容領域RP内にされた指接触の位置P1を示す図、図6Bは、再設定されたキーの周辺領域RCが隣接するキーの周辺領域RCと混交しないとき、再設定されたキーの許容領域RP等を示す図である。図6Aに指接触の位置P1を“×”で示す。
図6A及び図6Bに示すように、再設定指示手段16は、認識手段15が指接触の位置P1が許容領域RP内にあると判定したことを受けて、仮に、指接触の位置P1が許容領域RPの中心位置P2になるようにキーの許容領域RPを再設定し、再設定された所望のキーのいずれの領域も隣接するキーのいずれの領域とも混交しないと判断したとき、設定手段14に対し、指接触の位置P1が許容領域RPの中心位置P2になるようにキーの許容領域RPを再設定する。
(周辺領域RC同士が混交するとき)
図7Aは、許容領域RP内にされた指接触の位置P1を示す図、図7Bは、再設定された所望のキーの周辺領域RCが隣接するキーの周辺領域RCと混交したとき、再設定された所望のキーの周辺領域RCを示す図、図7Cは、再設定された所望のキーの許容領域RPにおいて大きさが変更された周辺領域RCを示す図である。図7Aに指接触の位置P1を“×”で示す。
図7A及び図7Bに示すように、再設定指示手段16は、認識手段15が指接触の位置P1が許容領域RP内にあると判定したことを受けて、仮に、指接触の位置P1が許容領域RPの中心位置P2になるようにキーの許容領域RPを再設定し、再設定された所望のキーの周辺領域RCと隣接するキーの周辺領域RCとが混交すると判断したとき、設定手段14に対し、指接触の位置P1が許容領域RPの中心位置P2になるように所望のキーの許容領域RPを再設定する。さらに、再設定指示手段16は、図7Bに示すように、所望のキーの許容領域RPと隣接するキーの許容領域RPとの間の幅を二等分し、二等分した幅を所望のキーの周辺領域RCの幅(狭められた側の幅)とし、また、隣接するキーの周辺領域RCの幅(狭められた側の幅)として割り当てる。これを図7Cで説明すると、所望のキーの許容領域RPと隣接するキーの許容領域RPとが同じ大きさのとき、キーの許容領域RPの中心位置P2から近距離領域RAの外縁までの距離a、中心位置P2から遠距離領域RBの外縁までの距離b、中心位置P2から周辺領域RCの外縁(狭められた側の外縁)までの距離cの比(a:b:c)は、所望のキーの許容領域RPと隣接するキーの許容領域RPとにおいて同じとなる。
(許容領域RPと所定領域RKとが混交するとき)
図8Aは許容領域RP内にされた指接触の位置P1を示す図、図8Bは所望のキーの許容領域が隣接するキーの所定領域と混交しないように、指接触の位置から中心位置をずらしたときの図、図8Cは、再設定された所望のキーの許容領域において、大きさが変更された周辺領域を示す図、図8Dは、指接触の位置P1が中心位置P2になるように仮に再設定されたときの所望のキーの許容領域RP等を示す図である。図8A〜図8Dに指接触の位置P1を“×”で示し、所定領域RKを破線の枠で示す。
図8Dに示すように、再設定指示手段16は、仮に、指接触の位置P1がその中心位置P2になるように再設定されたときの所望のキーの許容領域RPと隣接するキーの所定領域RKとが混交すると判断したとき、図8Bに示すように、隣接するキーの所定領域RKと混交しない位置まで、所望のキーの許容領域RPの中心位置P2を移動させた後、所望のキーの許容領域RPを再設定させる。これにより、「指接触の位置P1が許容領域RPの中心位置P2になるべく近くなる」態様となる。
さらに、再設定指示手段16は、図8Cに示すように、所望のキーの許容領域RPと隣接するキーの許容領域RPとの間の幅を二等分し、二等分した幅を所望のキーの周辺領域RCの幅(狭められた側の幅)とし、また、隣接するキーの周辺領域RCの幅(狭められた側の幅)として割り当てる。また、このとき、キー表示制御手段12は、所望のキーの所定領域RKと隣接するキーの所定領域RKとの重なり部の幅を二等分し、二等分した線を所望のキーの所定領域RKの重なり部側の外縁とし、また、隣接するキーの所定領域RKの重なり部側の外縁とする。
(許容領域RP同士が混交するとき)
図9Aは、許容領域RP内にされた指接触の位置P1を示す図、図9Bはキーの許容領域が隣接するキーの許容領域と混交しないように、指接触の位置から中心位置をずらしたときの図、図9Cは再設定された所望のキーの許容領域において、大きさが変更された周辺領域を示す図、図9Dは、指接触の位置P1が中心位置P2になるように仮に再設定されたときの所望のキーの許容領域RP等を示す図である。図9A〜図9Dに指接触の位置P1を“×”で示し、所定領域RKを破線の枠で示す。
図9A〜図9Dに示すように、許容領域RP同士が混交するときの処理は、上述する許容領域RPと所定領域RKとが混交するときの処理と基本的に同じである。ただし、仮に所望のキーの許容領域RPが再設定された後に、隣接するキーの許容領域RPと混交しない位置まで、所望のキーの許容領域RPの中心位置P2を移動させる点が異なる。これにより、「指接触の位置P1が許容領域RPの中心位置P2になるべく近くなる」態様となる。
また、図8Cにおいて、所望のキーの許容領域RPと隣接するキーの許容領域RPとの間の幅を二等分し、二等分した幅を所望キー及び隣接するキーの周辺領域RCの幅(狭められた側の幅)として割り当てたが、図9Cに示すように、所望のキーの許容領域RPと隣接するキーの許容領域RPとの間の幅がないため、所望キー及び隣接するキーの周辺領域RCの幅(狭められた側の幅)は無きに等しくなる。
(再設定された許容領域RPと所定領域RKとの関係)
次に、所望のキーの許容領域RPが再設定されるとき、所望のキーの所定領域RKがどのように処理されるかについて図10A〜図10Dを参照して説明する。
図10Aは限界位置に再設定されたキーの許容領域RPを示す図、図10Bは再設定されたキーの許容領域RPを示す図、図10Cは標準(初期)の位置に設定されたキーの許容領域RPを示す図である。図10A〜図10Cに指接触の位置P1を“×”で示し、所定領域RKを破線の枠で示す。
図10A〜図10Cに示すように、再設定指示手段16が指接触の位置P1が所望のキーの許容領域RPの中心位置P2になるように所望のキーの許容領域RPを再設定させる。一方で、キー表示制御手段12は所望のキーの所定領域RKを再配置しない。つまり、画面に表示しているスクリーンキーボードのキーレイアウトには反映させない。仮に、指接触の位置に合わせて所望のキーの所定領域RKを再配置させた場合、再配置された所定領域RKに対してさらに指接触の位置がずれるという循環が発生し、押し癖を増長することになる。そのため、指接触の位置に合わせて、所望のキーの所定領域RKを再配置させないことで、操作者の方で入力のキー位置を修正しようという意識が働き、結果的に標準のキーレイアウトに対し指接触の位置が大幅にずれるということを防ぐことができる。
(再設定の限界)
次に、所望のキーの許容領域RPの再設定の限界について図10Aを参照して説明する。
キー表示制御手段12が、指接触の位置に合わせてキーの所定領域RKを再配置させず、標準(初期)の位置に配置することで、押し癖を増長し難くさせるが、操作者によっては、標準位置に配置されたキーの所定領域RKを無視する結果、所定領域RKに対し許容領域RPが大幅にずれ、押し癖を増長させるおそれがある。そこで、所定領域RKに対し許容領域RPが大幅にずれないように、図10Aに示すように、再設定指示手段16は、許容領域RPの近距離領域RAをキーの所定領域RKからはみ出さない範囲で、キーの許容領域RPを再設定させる。なお、許容領域RPの近距離領域RA及び遠距離領域RBは、近距離領域RAがキーの所定領域RKからはみ出る限界のときであっても、遠距離領域RBが所定領域RKの中心を含むような大きさを有する。これにより、キーレイアウトを見ながらの入力時にキー認識がずれてしまうことを防ぐことができる。
図10Dは、矩形状を有する所定領域RKの大きさと矩形状を有する許容領域RPの大きさとの関係を示す図である。図10Dに示すように、近距離領域RAがキーの所定領域RKからはみ出る限界のときであっても、遠距離領域RBが所定領域RKの中心を含むような大きさを有するためには、次の式が成立すればよい。
LA+LB≧LK
LA´+LB´≧LK´
ここで、LA、LB、LKは、近距離領域RA、遠距離領域RB、所定領域RKのX軸方向(図10Dで横方向)のそれぞれの辺の長さ、LA´、LB´、LK´は、近距離領域RA、遠距離領域RB、所定領域RKのY軸方向(図10Dで縦方向)のそれぞれの辺の長さである。
図10Eは、円形状を有する所定領域RKの大きさと円形状を有する許容領域RPの大きさとの関係を示す図である。
所定領域RK、許容領域RPが円形状を有する場合であっても、次の式が成立すれば、近距離領域RAがキーの所定領域RKからはみ出る限界のときであっても、遠距離領域RBが所定領域RKの中心を含むようになる。
rA+rB≧rK
ここで、rA、rB、rKは、近距離領域RA、遠距離領域RB、所定領域RKの半径である。
<変形例1>
(指接触の位置の取得方法)
次に、指接触の位置P1の取得方法について説明する。
前記実施形態のキー入力装置10では、認識手段15が、指接触の位置が所望のキーの許容領域RP内にある判定したとき、その判定の度に、再設定指示手段16が設定手段14に対し所望のキーの許容領域RPの再設定を指示した。そして、入力終了時直前のキーごとの許容領域RPの再設定の情報を、許容領域RPの設定情報として操作者名と関連づけてサーバー200に送信した。
これに対し、変形例1に係るキー入力装置10では、認識手段15が、キーごとに指接触の位置P1の座標を操作者に関連づけて記憶装置(図示しない)に記録させておく。このとき、キーごとの指接触の位置P1の座標を随時記憶させてもよいし、入力終了時にまとめて記憶させてもよい。認識手段15は、記憶装置から指接触の位置P1の座標を読み出し、キーごとの指接触の位置P1がそのキーの許容領域RP内にあるどうかを判定し、許容領域RP内にあると判定した指接触の位置P1の座標を基に統計データ(補正データ)を求める。
統計データ(補正データ)が例えば、XY座標(xi、yi)であるとき、統計データとしての平均値は、次の式で表される。ここで、i=1、2、…、m、j=1、2、…、nで表される。また、m、nは正の整数である。
xa=(x1+x2+…+xm)/m
ya=(y1+y2+…+yn)/n
つまり、指接触の位置P1の平均値を求めるのは、求めた平均値が指接触の位置P1のバラツキの中心位置となるためである。平均値をキーの許容領域RPの中心位置P2にして、キー入力をすれば、指接触の位置P1が中心位置P2からずれた量が少なくなり、ずれた量が少なくなれば、再設定される許容領域RPの位置が安定する。
超音波診断装置100は、キー入力終了時(又は撮影終了時)に求められた統計データ(補正データ)を、操作者名と関連づけてキーの許容領域RPの設定情報(再設定情報を含む)として、サーバー200にアップロードする。それにより、その後のキー入力開始時(又は撮影開始時)に、操作者のユーザ名で記憶されたキーの許容領域RPの設定情報がサーバー200から超音波診断装置100にダウンロードされる。
<変形例2>
前記実施形態では、キー表示制御手段12は、複数のキーをそれぞれの所定領域RKに対応して、かつ所定間隔を置いて隣接させて配置して表示する。また、再設定指示手段16は、設定手段14に対し、指接触の位置P1が許容領域RPの中心位置に近くなるように所望のキーの許容領域RPを再設定させた。つまり、各キーの許容領域RPを独立して再設定させた。
図11は、変形例2において、一ブロックとして配置された複数のキーの所定領域に対する許容領域を示す図、図12は変形例2に係るキー入力装置のタイミングチャートである。
スクリーンキーボードにおいて、一般的なキーについては、各キーの許容領域RPを独立して再設定させるとよいが、図11に示すように、複数のキーが隣接して一つのブロックとして配置されて表示されるもの(例えば、方向キーやテンキー)などには、各キーの許容領域RPを独立して再設定させるよりは、ブロック全体を再設定させる方がよいときがある。
したがって、変形例2に係るキー入力装置10の構成として、キー表示制御手段12は、複数のキーを、それぞれの所定領域RKに対応して、かつ所定間隔を置いて隣接させて、一ブロックとして配置して表示する(図12に示す「ブロック表示」)。また、再設定指示手段16は、設定手段14に対し、指接触の位置P1が許容領域RPの中心位置P2に所望のキーの許容領域RPがなるようにブロック全体を再設定させる(図12に示す「再設定指示」)。
なお、このとき、上記の実施形態で述べたキーの許容領域RPの再設定の限界がブロックを構成する各キーについても適用されることはいうまでもない(図12に示す「限界判断」)。また、ブロックを構成する各キーについても、他のキーや他のブロックを構成するキーとの混交判断が適用されることはいうまでもない(図12に示す「混交判断」)。なお、再設定指示手段16が、一つのブロックを構成する複数のキーの選択を受けて、選択された複数のキーのいずれかのキーに対する指接触の位置P1が、そのキーの許容領域RPの中心位置P2にそのキーの許容領域RPがなるようにブロック全体を再設定させてもよい。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態として、キー入力装置10を備えた超音波診断装置100と、それがLANで接続されたサーバー200とにおいて、キーの許容領域RPの設定情報を何時、どのように処理するかについて説明する。
超音波診断装置100は、撮影終了時に、各キーの許容領域RPの設定情報(再設定情報を含む)をキーボード補正データとして、操作者(検査技師)名に関連づけて、サーバー200に自動的にアップロードする。このときの各キーの許容領域RPの設定情報は、前述するように、撮影終了直前の情報であってもよく、また、統計データ(例えば、指接触の位置P1の平均値)であってもよい。
超音波診断装置100は、撮影開始時に、操作者名に関連づけられた各キーの許容領域RPの設定情報をサーバー200から自動的にダウンロードする。大病院/健診センタなど、複数の超音波診断装置を使用しているサイトでは、複数の操作者で複数の超音波診断装置を使い分けている。この実施形態では、キーボード補正データをサーバー200等で集中管理することで、複数の超音波診断装置の操作感を統一できる。
<第3の実施形態>
次に、操作者自身の指が所望のキーに正しく置かれていることが音や振動で操作者に報知される構成をホームポジションキー(例えばFキー/Jキー)に適用した第3の実施形態について、図13を参照して説明する。図13は第3の実施形態に係るキー入力装置のブロック図である。なお、第3の実施形態の説明において、第1の実施形態と異なる構成について主に説明し、同じ構成についてはその説明を省略する。
図13に示すように、報知手段17は、Fキー/Jキーが押されたとき、近距離領域RAが押されたときは、遠距離領域RBのキー入力と比較して少し高い音を出力するようにする。
操作者が意図してFキー/Jキーを押したときに、少し高い音であるときは位置が正しいことを認識できる。一方、少し低い音であるときは位置がずれ始めていることに気付くことができ、指のホームポジション位置を修正することができる。これにより、入力中に指の位置(指接触の位置)のずれに気付かずに誤入力を続けてしまうのを防ぐことができる。
なお、報知手段17は、指接触の位置P1が近距離領域RA(ここでは中心位置P2)からずれた方向に応じて異なる音を出力するようにしてもよい。例えば、「ドレミファソラシド」のように1オクターブに7つの音が含まれる7音音階を用いて、許容領域RPの中心位置P2回りに0時の方向(0°の方向)から時計回りに45°間隔で「ドレミファソラシド」の順に割り振る。それにより、操作者はずれた方向も認識できる。「レ」の音が出力されたとき、指接触の位置P1が許容領域RPの中心位置P2から右上45°の方向にずれたことがわかるので、スクリーンキーボードを見なくても指のホームポジション位置を左下45°の方向に修正することができる。また、Fキー/Jキーを押す度に、報知手段17がずれた方向を報知するので、正しいホームポジション位置を保つことができる。
許容領域RPの中心位置P2のXY座標を(xp,yp)とし、指接触の位置のXY座標を(x,y)とすると、X軸に対する指接触の位置のずれた方向θは次の式から求められる。
tanθ=(y−yp)/(x−xp)
また、近距離領域RAが押されたときと遠距離領域RBが押されたときとの間に、音階の差を設けるのではなく、振動の回数の差や振動間隔の差を設けてもよい。
さらに、報知手段17は、指接触の位置が近距離領域RA(ここでは中心位置P2)からずれた方向に応じて異なる振動を出力するようにしてもよい。
さらに、報知手段17は、指接触の位置が近距離領域RA(ここでは中心位置P2)からずれた量に応じて異なる振動を出力するようにしてもよい。例えば、ずれた量が大きくなるに応じて、短めの振動を多数出力する。
許容領域RPの中心位置P2のXY座標を(xp,yp)とし、指接触の位置のXY座標を(x,y)とすると、中心位置P2から指接触の位置のずれた量Lは次の式から求められる。
L={(x−xp)+(y−yp)}1/2
<変形例3>
前記実施形態では、指接触の位置が許容領域RPの中心位置に近くなるように許容領域RPを再設定させるものを示した。つまり、指接触の位置の移動に応じて許容領域RPの位置が再設定されるものであった。
図14Aは、変形例3に係る所定領域及び許容領域の図、図14Bは、指接触の位置を中心位置に再設定された許容領域の図、図14Cは、さらに指接触の位置を中心位置に再設定された許容領域の図である。これに対し、変形例3においては、図14A〜図14Cに示すように、以前に設定された許容領域RPと新たに設定された許容領域RPの両方の領域を含み、さらに、両方の領域間の領域を含む領域を許容領域RPとする。つまり、複数の指接触の位置P1があったとき、これを指接触の位置P1の移動として、その移動軌跡にその中心位置P2が沿うように、許容領域RPが再設定される。これにより、指接触の位置P1が以前のいずれかの指接触の位置と同じ位置又は指接触の位置から近い位置であれば、それが現時点の許容領域RPに含まれることとなり、許容領域RPの再設定が不要となる。再設定が不要となる可能性は、キー入力が多くなればなるほど高くなる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これら実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
RA 近距離領域
RB 遠距離領域
RC 周辺領域
RK 所定領域
RP 許容領域
10 キー入力装置
11 表示手段
12 キー表示制御手段
13 表示制御手段
14 設定手段
15 認識手段
16 再設定指示手段
17 報知手段
100 超音波診断装置
200 サーバー

Claims (12)

  1. 表示手段と、該表示手段の画面に機能が割り付けられた複数のキーのそれぞれを所定領域内に配置して表示するキー表示制御手段と、前記キーに対する操作者による指接触があったとき、指接触されたキーに割り付けられた前記機能を実行する表示制御手段とを備えたキー入力装置において、
    前記画面における前記キーの所定領域に対する許容領域を設定する設定手段と、
    所望のキーに対する指接触があったとき、該指接触の位置が前記所望のキーに対応する前記許容領域内にあるかどうかを判定し、前記許容領域内にあると判定したとき、前記所望のキーによる入力があったことを前記表示制御手段に伝える認識手段と、
    前記認識手段が前記指接触の位置が前記許容領域内にあると判定したとき、前記設定手段に対し前記指接触の位置がより新たな許容領域の中心位置に近くなるように所望のキーの新たな許容領域を再設定させる再設定指示手段と、
    を備えたことを特徴とするキー入力装置。
  2. 前記キー表示制御手段は、複数のキーを、それぞれの所定領域に対応して、かつ所定間隔を置いて隣接させて配置して表示し、
    前記再設定指示手段は、前記指接触の位置が前記許容領域の中心位置となるようにキーの新たな許容領域を再設定し、該再設定した前記所望のキーの新たな許容領域が前記隣接するキーの許容領域又は所定領域と混交しない場合は、そのまま再設定された前記新たな許容領域を維持し、混交する場合は、混交しないように前記指接触の位置から前記中心位置をずらした新たな許容領域を再設定させることを特徴とする請求項1に記載のキー入力装置。
  3. 前記再設定指示手段は、前記許容領域内にあると判定した予め定められた複数の前記指接触の位置の平均値を求め、該求めた平均値を前記許容領域の中心位置とし、該中心位置に近くなるように前記所望のキーの新たな許容領域を再設定させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のキー入力装置。
  4. 前記許容領域は、その中心からの距離が近い近距離領域及び前記中心からの距離が前記近距離領域より遠い遠距離領域を含み、
    前記再設定指示手段は、前記所望のキーの所定領域から前記許容領域の近距離領域がはみ出ない範囲で前記所望のキーの新たな許容領域を再設定させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載のキー入力装置。
  5. 前記認識手段は、さらに、所望のキーに対する指接触があったとき、該指接触の位置が前記所望のキーに対応する前記許容領域における前記近距離領域及び前記遠距離領域のいずれの内にあるかを判定し、
    前記認識手段が前記指接触の位置が前記近距離領域内にあると判定したとき、第1の音及び/又は第1の振動を出力し、前記認識手段が前記指接触の位置が前記遠距離領域内にあると判断したとき、前記第1の音とは異なる第2の音及び/又は前記第1の振動とは異なる第2の振動を出力する報知手段をさらに備えたことを特徴とする請求項4に記載のキー入力装置。
  6. 前記キー表示制御手段は、複数のキーを、それぞれの所定領域に対応して、かつ所定間隔を置いて隣接させて、一ブロックとして配置して表示し、
    前記設定手段は、複数のキーの許容領域を前記一ブロックに関連づけて設定し、
    前記再設定指示手段は、前記指接触の位置が所望のキーの新たな許容領域の中心位置に近くなるように、前記一ブロックに関連づけられた複数のキーの新たな許容領域を再設定させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のキー入力装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一つに記載のキー入力装置を備え、送受信手段を有し、前記キー入力装置により入力された撮影の条件に基づいて、超音波を被検体に送信し、被検体からの反射信号に基づいて超音波画像を取得する超音波診断装置において、
    前記送受信手段は、前記撮影が終了したとき、前記キーの操作者の識別情報に関連づけた前記キーの所定領域に対する許容領域を外部のサーバーに送信し、その後の撮影時に、操作者の識別情報を前記サーバーに送信することで、操作者の識別情報に関連づけた前記キーの所定領域に対する許容領域を、前記サーバーから受信することを特徴とする超音波診断装置。
  8. 表示手段と、該表示手段の画面に機能が割り付けられ、操作者自身の指をキーに置くときに基準となるホームポジションキーを含む複数のキーのそれぞれを所定領域内に配置して表示するキー表示制御手段と、前記キーに対する操作者による指接触があったとき、指接触されたキーに割り付けられた前記機能を実行する表示制御手段とを備えたキー入力装置において、
    前記画面における前記キーの所定領域に対する許容領域を設定する設定手段と、
    所望のキーに対する指接触があったとき、該指接触の位置が前記所望のキーに対応する前記許容領域においてその中心からの距離が近い近距離領域及びその中心からの距離が前記近距離領域より遠い遠距離領域のいずれの内にあるかを判定し、前記許容領域内にあると判定したとき、前記所望のキーによる入力があったことを前記表示制御手段に伝える認識手段と、
    前記認識手段が前記指接触の位置が前記ホームポジションキーに対応する許容領域における前記近距離領域内にあると判定したとき、第1の音及び/又は第1の振動を出力し、前記認識手段が前記指接触の位置が前記ホームポジションキーに対応する許容領域における前記遠距離領域内にあると判断したとき、前記第1の音とは異なる第2の音及び/又は前記第1の振動とは異なる第2の振動を出力する報知手段と、
    を備えたことを特徴とするキー入力装置。
  9. 前記報知手段は、前記第2の音を出力するとき、前記指接触の位置が前記近距離領域からずれた方向に応じて音を異ならせることを特徴とする請求項8に記載のキー入力装置。
  10. 前記報知手段は、前記第2の振動を出力するとき、前記指接触の位置が前記近距離領域からずれた方向に応じて振動の回数を異ならせることを特徴とする請求項8に記載のキー入力装置。
  11. 前記報知手段は、前記第2の振動を出力するとき、前記指接触の位置が前記近距離領域からずれた量に応じて振動の回数を異ならせることを特徴とする請求項9に記載のキー入力装置。
  12. 請求項8から請求項11のいずれか一つに記載のキー入力装置を備え、該キー入力装置により入力された撮影の条件に基づいて、超音波を被検体に送信し、被検体からの反射信号に基づいて超音波画像を取得する超音波診断装置。
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