JP2016143214A - 通信装置、通信プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】送信先の装置とのコネクションが確立できない場合に、リトライとは別の代替案を提供することができる通信装置を提供する。【解決手段】ネットワークと接続する第1の通信部と、送信先のIPアドレスの指定を受けて、前記第1の通信部を用いて送信データーを前記送信先の装置に送信するダイレクトSMTPを行う通信制御部と、前記通信制御部が実施するダイレクトSMTPにおいて、指定された第1の送信先の装置との間でコネクションが確立できない場合、前記第1の送信先の装置の近隣のネットワークエリアに属する第2の送信先の装置の宛先を検索する代替宛先検索部と、検索された第2の送信先の装置の宛先を通知する通知部と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、インターネットファクシミリ機能を備える通信装置に関する。
ファクシミリ画像を電子メールに添付して送信先の装置に送信するインターネットファクシミリがITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector) により規格化されている。インターネットファクシリミでは、電子メールにファクシミリ画像を添付することで、ファクシミリ画像を、ネットワークを経由させて送信先の装置に送信することができる。インターネットファクシミリでの電子メールの送信方法として、メールサーバーを経由させて相手先の装置に送信するモード(シンプルモード、フルモード)と、電子メールをメールサーバーを経由することなく直接送信先の装置に送信するモード(ダイレクトSMTP)とがある(例えば、特許文献1参照)。
ダイレクトSMTPでは、送信元の装置は、送信先の装置との間でコネクションを確立させた後、電子メールの送信を行う。コネクションを確立するためには、送信元の装置と送信先の装置との間で周知のTCP(Transmission Control Protocol)を用いた一連の処理(コネクション確立要求、コネクション確立応答)が行われる。
特開2011−203912号公報
ダイレクトSMTPを利用してデーターを送信する場合、送信先の装置との間でコネクションが確立できなければ、送信元の装置はデーターを送信できない。送信先の装置側で電源の遮断や他の装置との通信が行われていると、送信元の装置からのコネクション確立要求に対してコネクション確立応答がされず、コネクションが確立されない。
コネクションが確立されない場合、送信元の装置は、一定の時間をおいて、再度、コネクションの確立を試みるリトライを行う場合がある。リトライの開始には、ある程度の時間を要するため、送信遅延を生じさせる。また、送信先の装置が電源遮断または故障であれば、結局、リトライを繰り返してもコネクションが確立されない。
本発明は上記課題に鑑みたもので、送信先の装置とのコネクションが確立できない場合に、リトライとは別の代替案を提供することができる通信装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するために本発明の一態様では、ネットワークと接続する第1の通信部と、送信先の宛先の指定を受けて、前記第1の通信部を用いて送信データーを前記送信先の装置に送信するダイレクトSMTPを行う通信制御部と、前記通信制御部が実施するダイレクトSMTPにおいて、指定された第1の送信先の装置との間でコネクションが確立できない場合、前記第1の送信先の装置の近隣のネットワークエリアに属する第2の送信先の装置の宛先を検索する代替宛先検索部と、検索された第2の送信先の装置の宛先を通知する通知部と、を有する。
「ネットワーク」は、インターネットやLAN(Local Area Network)といった通信装置がインターネットファクシミリにより電子メールを送信するための回路網の総称を意味している。
「第1の送信先の装置の近隣のネットワークエリア」とは、客観的にこの第1の送信先の装置が属するLANを意味するのみならず、通信装置の利用者が主観的に第1の送信先の装置が属するLAN等と近い場所であると判断する場所も含む概念である。例えば、利用者が使用する宛先帳に登録された宛先や、この宛先帳において第1の送信先の装置と同じグループとして管理されている宛先等を意味している。
「第2の送信先の装置の宛先」は、IPアドレスに限定されず、電子メールを通信できる送信方法に対応するものであれば、メールアドレスであってもよい。
上記のように構成された発明では、通信制御部が第1の通信部を用いて実施するダイレクトSMTPにおいて、指定された第1の送信先の装置との間でコネクションが確立できない場合、代替宛先検索部は、第1の送信先の装置の近隣のネットワークエリアに属する第2の送信先の装置の宛先を検索する。そして、通知部は、検索された第2の送信先の装置の宛先を通知する。そのため、コネクションが確立できない場合に一定時間をおいてリトライを行うのではなく、第2の送信先の装置を代替宛先として表示することで、この代替宛先に送信を行う代替案を提供できるようにしている。また、代替宛先として検索された第2の送信先の装置は、第1の送信先の装置の近隣のネットワークエリアに属しているため、送信する電子メールが第1の送信先の装置を利用する他の利用者に確認される可能性を高めることができる。
ネットワークを介して接続される各装置を説明する図。 複合機10の構成を示すブロック構成図。 制御メモリーに記憶された宛先帳を説明する図。 複合機10により行われるインターネットFAXを説明するフローチャート。 表示部111に表示される代替宛先表示画面AImを示す図。 第2の実施形態において、代替宛先検索部202が実施する代替宛先の検索を説明するフローチャート。 第2の実施形態において表示部111に表示される代替宛先表示画面AImを示す図。 第3の実施形態において、代替宛先検索部202が実施する代替宛先の検索を説明するフローチャート。 第3の実施形態において表示部111に表示される代替宛先表示画面AImを示す図。 第4の実施形態において、代替宛先検索部202が実施する処理を示すフローチャート。 一例としての設定画面SImを示す図。
以下、下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
1.第1の実施形態:
(1)通信装置の構成
(2)インターネットFAXの送信方法
(3)本発明の作用・効果
2.第2の実施形態:
3.第3の実施形態:
4.第4の実施形態:
5.その他の実施形態:
1.第1の実施形態:
(1)通信装置の構成
通信装置の一例として、ファクシミリ機能、印刷機能、画像読み取り機能を備える複合機をもとに説明を行う。複合機が備えるファクシミリ機能では、ファクシミリ画像を電子メールに添付してネットワークを介して送信する機能(インターネットファクシミリ、以下インターネットFAXとも記載する。)や、電話回線を介してファクシミリ画像を送信する機能を備えている。複合機は、インターネットFAXのうち、メールサーバーを経由するフルモードおよびシンプルモード(以下、メール方式とも記載する)の送信方法と、メールサーバーを経由しないダイレクトSMTPの送信方法とを使用することができる。
図1は、ネットワークを介して接続される各装置を説明する図である。図1では、送信元の装置として機能する複合機10と送信先の装置として機能する複合機50とは、ネットワーク1に接続されている。ネットワーク1は、インターネット等の大規模ネットワーク網2と、この大規模ネットワーク網2にルーター81、82を介して接続されるLAN3、4とを備えている。ルーター81、82は、例えば、DDNS(Dynamic Domain Name System)に対応しており、動的に割り当てられるIPアドレスに対してもIPアドレスの特定を行うことができる。以下、同一のネットワークと記載するときは、LANを意味するものとする。同一のネットワーク内では、IPアドレスのネットワーク部が同じ値となる。
LAN3には、複合機10の他、メールサーバー30が接続されている。メールサーバー30は、周知のSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)やPOP(Post Office Protocol)をもとに、複合機10を宛先とする電子メール、又は複合機10から送信される電子メールを処理する。
LAN4には、複合機50に加え、メールサーバー40、パーソナルコンピューター(以下、PCとも記載する)60、70が接続されている。メールサーバー40は、周知のSMTPやPOPをもとに、LAN4に接続された各装置を宛先とする電子メール又は各装置から送信される電子メールを処理する。
なお、メールサーバー30と複合機10、およびメールサーバー40と複合機50とは、同一のLANに接続された構成としているが、メールサーバー30、40が複合機10、50とは異なるLANに接続されるものであってもよい。また、メールサーバー30、40は、複合機から送信される電子メールを受信するSMTPサーバーと、蓄積された複合機を宛先とする電子メールを複合機からの要求に応じて転送するPOPサーバーとのいずれの機能も備えているものとするが、SMTPサーバーとPOPサーバーの別々のサーバーにより構成されるものであってもよい。
図2は、複合機10の構成を示すブロック構成図である。なお、複合機50の構成は、複合機10と同様であるため、その構成の説明を省略する。複合機10は、操作パネル11、ネットワークIF12、イメージ・スキャナー13、FAXユニット14、プリンターユニット15、画像用バッファメモリー16、制御用メモリー17、メイン制御部20、を備えている。
操作パネル11は、ユーザーの操作を受け付ける不図示の操作キーや、所定の文字や画像を表示する表示部111を備えている。表示部は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)により構成される。また、表示部111は、ユーザーの操作を受け付けるタッチパネルとして機能するものであってもよい。
ネットワークIF12は、複合機10をLAN2に接続する機能を備えている。ネットワークIF12は、例えば、周知のNIC(Network Interface Card)や、ネットワークカード、LANカードにより実現される。ネットワークIF12が複合機10をLAN3に接続することで、本発明の第1の通信部として機能する。
イメージ・スキャナー13は、原稿をセットする原稿台や、セットされた原稿を読み取ることでデジタルデータである原稿画像を生成する読み取りユニットを備えている。イメージ・スキャナー13により読み取られた原稿画像は、画像用バッファメモリー16に記憶(蓄積)される。イメージ・スキャナー13は、原稿台を備えるフラットベット式のもの以外にも、シートフィード式のものや、利用者が読み取りユニットを操作するハンディ式のものであってもよい。
FAXユニット14は、画像を変換するコントローラーや、モデムを備えている。FAXユニット14は、イメージ・スキャナー13により読み取られた原稿画像をコントローラーにより異なる形式の画像に変換して、ファクシミリ画像を生成する。ファクシミリ画像を電子メールに添付する場合(すなわち、インターネットFAX)、原稿画像は、例えばTIFF(Tagged Image File Format)形式のファイルに変換される。一方、ファクシミリ画像を電話回線網を通じて送信する場合(すなわち、通常のファクシミリ通信)は、ファクシミリ画像は、モデムによりアナログ変換されて、電話回線網に出力される。
プリンターユニット15は、例えば、色材としてのインクを用紙に噴射するインクジェットプリンターや、色材としてのトナーを感光体に転写するレーザープリンターにより構成されている。
制御用メモリー17には、複合機10のFAX機能により、データーを送信するための宛先を登録した宛先帳171が記憶されている。宛先帳171には、複合機10がインターネットFAXで電子メールを送信する場合の、送信先の装置の宛先(メールアドレス、IPアドレス)や、グループ、送信先の装置の名称、送信属性がHTML(Hyper Text Markup Language)により記憶されている。メイン制御部20は、この宛先帳171に登録された情報を読み出すことで、表示部111にこの宛先帳171の内容を表示させたり、送信先の装置の宛先として設定することができる。本実施形態では、制御用メモリー17が記憶部に該当する。なお、宛先帳171をHTMLにより構成することは一例に過ぎない。
図3は、制御メモリーに記憶された宛先帳を説明する図である。図3に示す宛先帳171には、「グループ」、「送信種別」、「宛先」、「宛先名」、「送信属性」がそれぞれ記憶されている。各情報はタグ形式で管理されており、メイン制御部20は、各情報を個別に参照することができる。なお、宛先帳171に記録されている宛先は、複合機10の利用者により登録、変更、削除が管理されている。
「グループ」は、同じフロアーの同僚、同じ会社、取引先といったように、該当する装置の利用者がどのような集団に属しているかを示す情報である。図3では、同じ属性であるものは同じグループ番号1、2、3…により区別されている。
「送信種別」は、該当する装置が対応している送信方法(インターネットFAX、FTP等)を示す情報である。
「宛先」は、「送信種別」で示される送信方法でデーターを送信する場合に、送信先の装置のアドレスを示す情報である。送信種別が「インターネットFAX」であれば、「宛先」はメールアドレス、またはIPアドレスのいずれかとなる。
「宛先名」は、複合機10の利用者が該当する装置を識別するために用いる名称等の情報である。
「送信属性」は、「送信種別」がインターネットFAXである場合の送信方法である「メール方式」、「ダイレクトSMTP」を示す情報である。無論、該当する装置がどちらにも対応している場合は、「メール方式」、「ダイレクトSMTP」のいずれも表示される場合がある。
メイン制御部20は、不図示のCPU、ROM、RAMを備えるコンピューターであり、複合機10の駆動を統合的に制御する。ROMには、CPUに所定の機能を実現させるためのプログラム群200が記憶されている。プログラム群200は、複合機10の駆動を統合するためのOS(Operating System)の機能や、電子メールを作成及び表示するためのメーラーとしての機能、メールサーバーとの通信、さらには、インターネットFAXでの電子メールの送信機能をCPUに実現されるためのプログラムを含んでいる。また、この実施形態では、メイン制御部20のCPUがROMに記憶されたプログラム群200を実行することで、メイン制御部20は、通信制御部201、代替宛先検索部202、宛先受付部203の各機能を備えることになる。
ここでは、通信制御部201、代替宛先検索部202、宛先受付部203の概要のみを示し、具体的な機能の概要は、後述する記載により明らかにしていく。
通信制御部201は、インターネットFAXで送信される電子メールの作成、およびこの電子メールを送信する制御を行う。通信制御部201は、MIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)に準じたプロトコルに従い電子メールを作成する。MIMEでは、電子メールにテキスト形式を含む様々な形式の添付データ(この実施形態では、ファクシミリ画像)を添付することができる。通信制御部201により作成される電子メールのフォーマットは周知技術であるため、説明は省略する。また、通信制御部201は、作成した電子メールをメール方式またはダイレクトSMTPのいずれかの方法で送信することができる。
代替宛先検索部202は、通信制御部201がダイレクトSMTPで電子メールを送信する際、送信先の装置との間でコネクションが確立されない場合に、代替宛先(第2の送信先の装置)をコネクションが確立できなかった送信先の装置の近隣のネットワークから検索する。近隣のネットワークに属するか否かは、宛先帳171に記憶された宛先や、送信先の装置が属するネットワーク、さらには、宛先帳171で管理される同一グループ等をもとに判断される。検索された代替宛先は、通知部として機能する表示部111により表示される。
宛先受付部203は、表示部111で表示される代替宛先の中から利用者が選択した宛先を新たな宛先として設定する。ここで、宛先受付部203が受け付けた新たな宛先がダイレクトSMTPに対応していない場合、通信制御部201は、電子メールの送信方法を選択された宛先に対応する送信方法に変更することもできる。
(2)インターネットFAXの送信方法
次に、複合機10により行われるインターネットFAXの送信方法を説明する。
図4は、複合機10により行われるインターネットFAXを説明するフローチャートである。図4では、複合機10から複合機50へインターネットFAXによる電子メールの送信が行われる場合を例に説明を行う。
ステップS1では、メイン制御部20は、ユーザーがイメージ・スキャナー13にセットした原稿を検出する。例えば、イメージ・スキャナー13の原稿台には、不図示のセンサーが取り付けられており、メイン制御部20は、このセンサーからの出力により、原稿が原稿台にセットされたことを検出する。
ステップS2では、メイン制御部20は、送信先の装置の宛先の指定を受け付ける。例えば、利用者が、操作パネル11に表示された宛先帳171で所定の宛先を選択することで、通信制御部201は送信先の装置の宛先を受け付ける。また、このステップS2において、送信方法(メール方式、ダイレクトSMTP)の設定も入力される。
ステップS3では、通信制御部201は、利用者からのインターネットFAXを開始する指示を受け付ける。例えば、利用者が、操作パネル11の送信開始キーを操作することで、インターネットFAXが開始される。
ステップS4では、通信制御部201は、指定されている送信方法がダイレクトSMTPでなければ(ステップS4:NO)、ステップS5に進み、通信制御部201はメールサーバー30とのコネクションを確立する。メールサーバー30とのコネクションは周知技術であるため、説明は省略する。
ステップS6では、通信制御部201は、原稿画像の蓄積を開始する。具体的には、イメージ・スキャナー13は、原稿台にセットされた原稿を読み取る。イメージ・スキャナー13で読み取られた原稿画像は、画像用バッファメモリー16に蓄積されていく。
ステップS7では、通信制御部201は、メール方式による送信処理を行う。まず、通信制御部201は、FAXユニット14に画像用バッファメモリー16に蓄積した原稿画像をTIFF形式のファクシミリ画像に変換させる。次に、通信制御部201は、利用者が指定したメールアドレスを宛先情報に含む電子メールのヘッダー部を作成する。次に、通信制御部201は、ヘッダー部にファクシミリ画像を添付し、ネットワークIF12を用いてメールサーバー30に送信する。
一方、送信方法がダイレクトSMTPである場合(ステップS4:YES)、ステップS11では、通信制御部201は、送信先の装置(この実施形態では、複合機50)との間のコネクションの確立を開始する。
送信先の装置とのコネクションが確立すると(ステップS12:YES)、ステップS17では、通信制御部201は、原稿画像を蓄積していく。そのため、原稿台にセットされた原稿は、イメージ・スキャナー13で読み取られ、画像用バッファメモリー16に蓄積されていく。
ステップS18では、通信制御部201は、ダイレクトSMTPでの送信処理を行う。まず、通信制御部201は、FAXユニット14に、画像用バッファメモリー16に蓄積した原稿画像をTIFF形式に変換してファクシミリ画像を生成させる。次に、通信制御部201は、利用者により指定されたIPアドレスを宛先情報に含む電子メールのヘッダー部を作成する。通信制御部201は、ファクシミリ画像をヘッダー部に添付し、ネットワークIF12を用いて送信先の装置に、直接、送信する。
一方、送信先の装置とのコネクションが確立できなかった場合(ステップS12:NO)、ステップS13に進む。メイン制御部20の設定により、代替宛先の表示が選択されている場合(ステップS13:YES)、ステップS14に進む。なお、代替宛先の表示が選択されていなければ(ステップS13:NO)、通信制御部201は処理を終了する。
ステップS14では、代替宛先検索部202は、代替宛先を検索する。この第1の実施形態では、宛先帳171に登録されている全ての宛先を送信先の装置の近接するグループに属する宛先として検索している。
ステップS15では、代替宛先検索部202は、ステップS14で読み込んだ宛先を代替宛先として表示部111の画面に表示させる。図5は、表示部111に表示される代替宛先表示画面AImを示す図である。代替宛先表示画面AImには、代替宛先検索部202により検索された代替宛先Adの一覧と、この代替宛先表示画面AImで選択される代替宛先Adの決定またはキャンセルを入力するアイコンOP1、OP2が表示されている。
この第1の実施形態では、代替宛先検索部202は宛先帳171に登録されている全ての宛先を表示させるため、メール方式のみに対応した宛先と、ダイレクトSMTPに対応した宛先とが表示されている。これ以外にも、電話回線を用いたファクシミリ送信の宛先(電話番号)を表示させるものであってもよい。
ステップS16では、宛先受付部203は、利用者が操作パネル11を操作して選択した代替宛先Adを新たな送信先の装置の宛先に設定する。例えば、利用者が表示部111に表示された宛先を選択して、アイコンOP1を操作することで宛先受付部203は新たな宛先を受け付ける。
ステップS4に戻り、ステップS16で選択された新たな宛先がダイレクトSMTPに対応する場合(ステップS4:YES)、通信制御部201は、ステップS11に進む。通信制御部201は、送信先の装置とのセッションを行い(ステップS11)、セッションが確立すると(ステップS12:YES)、ステップS17に進む。
一方、ステップS15で選択された新たな宛先がメール方式に対応する場合(ステップS4:NO)、通信制御部201は、ステップS5に進み、メールサーバー30とのセッションを確立させる。
その後、ステップS6又はステップS17において、原稿画像の蓄積が開示される。そのため、ステップS6又はステップS17での原稿画像の蓄積は、送信先の装置とのセッションの確立が確実に行われた後となる。そして、通信制御部201は、選択された宛先および送信方法に応じてファクシミリ画像を添付した電子メールを作成し、送信を行う(ステップS7、ステップS18)。
(3)本発明の作用・効果
以上説明したように本実施形態に係る通信装置では、ダイレクトSMTPにより電子メールを送信するに際し、送信先の装置とのコネクションが確立できない場合に一定時間をおいてリトライを行うのではなく、第2の送信先の装置を代替宛先として表示することで、利用者がこの代替宛先に電子メールを送信するという代替案を提供できるようにしている。また、代替宛先として検索された第2の送信先の装置は、第1の送信先の装置の近隣のネットワークエリアに属するため、送信した電子メールが第1の送信先の装置を利用する他の利用者に確認される可能性を高めることができる。
宛先帳に登録された宛先を代替宛先として表示することで、通信装置の利用者が過去に送信先に指定したことのある装置の中から、代替宛先を選択することが可能となる。
イメージ・スキャナー13による原稿画像の蓄積に先だって代替宛先の検索を行うことで、送信先の装置とのコネクションが確立できないことによる無駄な原稿の読み取りを抑制することが可能となる。
2.第2の実施形態:
代替宛先検索部202は、宛先帳171に記憶された宛先の中から、送信先の装置のネットワーク部と同じネットワーク部を備えるIPアドレスを近接ネットワークに属する宛先として判断してもよい。
図6は、第2の実施形態において、代替宛先検索部202が実施する代替宛先の検索を説明するフローチャートである。図6に示すフローチャートは、第1の実施形態において、図4のステップS14で示す処理に換えて実施される処理である。以下では、図4に示す各ステップを流用しつつ説明を行う。
また、図1に示す複合機50と、メールサーバー40(管理者:名古屋支店)、PC60(管理者:佐々木太郎)、PC70(管理者:山田花子)とは、同じネットワーク部を備えるIPアドレスが指定されている。
図4のステップS4において、送信方法がダイレクトSMTPである場合(ステップS4:YES)、ステップS11では、通信制御部201は、送信先の装置(この実施形態では、複合機50)との間のコネクションの確立を開始する。送信先の装置とのコネクションが確立すると(ステップS12:YES)、ステップS17では、通信制御部201は、原稿画像を蓄積していく。ステップS18では、通信制御部201は、ダイレクトSMTPでのファクシミリ画像の送信処理を行う。
一方、送信先の装置とのコネクションが確立できなかった場合(ステップS12:NO)、ステップS13に進む。メイン制御部20の設定により、代替宛先の表示が選択されている場合(ステップS13:YES)、ステップS14に進む。
図6のステップS141では、代替宛先検索部202は、送信元の装置(この実施形態では複合機10)のIPアドレスからネットワーク部を取得する。代替宛先検索部202は、IPアドレスに含まれるサブネットマスクからネットワーク部の値を判断し、このネットワーク部を取得する。
ステップS142では、代替宛先検索部202は、宛先帳171に登録された宛先から、ステップS141で取得したネットワーク部と同じネットワーク部を有する宛先を検索する。IPアドレスのネットワーク部が同じ装置は、ルーターを共通とする同一LANに属するに装置である。例えば、図1の例では、LAN3に属する複合機50とPC60、70とはネットワーク部を共通するIPアドレスを備えている。
ステップS142での検索で該当する宛先が存在しない場合(ステップS143:NO)、処理を終了する。すなわち、宛先帳171には、ネットワーク部を共通とする宛先が存在しなかったこととなる。
一方、検索に該当する宛先が存在する場合(ステップS143:YES)、ステップS144では、ステップS142で検索に該当したネットワーク部を備える宛先を代替宛先として記録する。以下、図4のステップS15に戻り、このステップS143で記録された宛先が表示部111に表示される。
図7は、第2の実施形態において表示部111に表示される代替宛先表示画面AImを示す図である。例えば、複合機50のIPアドレスがネットワーク部を「192.166.」とするものである場合、ネットワーク部が「192.166.」とする代替宛先Ad(名古屋支店:メールサーバー40の管理者、佐々木太郎;PC60の管理者、山田花子;PC60の管理者)が、代替宛先表示画面AImに表示される。なお、図7に示した代替宛先のIPアドレスは一例に過ぎず、サブネットマスクを用いて同じネットワーク部として特定されるものであれば、どのような構成であってもよい。また、宛先帳171に登録されている宛先がメール方式とダイレクトSMTPの両方に対応している場合、いずれも表示させるものであってもよい。
図4のステップS16において、宛先受付部203は、代替宛先表示画面AImを用いて利用者が選択した代替宛先Adを新たな宛先に設定する。例えば、表示部111に表示された宛先を選択して、アイコンOP1を操作することで宛先受付部203は新たな宛先を受け付ける。
ステップS4に戻り、ステップS16で選択された新たな宛先がダイレクトSMTPに対応する場合(ステップS4:YES)、通信制御部201は、ステップS11に進む。この第2の実施形態では、IPアドレス(ネットワーク部)が登録されている宛先が代替宛先Adとして表示されるため、通信制御部201は、代替宛先Adを選択しなかった場合を除き、必ずステップS11に進むことになる。通信制御部201は、送信先の装置とのセッションを行い(ステップS11)、セッションが確立すると(ステップS12:YES)、ステップS17に進む。ステップS17において、原稿画像の蓄積が開示される。そして、通信制御部201は、選択された宛先および送信方法に応じてファクシミリ画像を添付した電子メールを作成し、送信が行われる(ステップS18)。
以上説明したようにこの第2の実施形態では、第1の実施形態で奏する効果に加えて以下の効果を奏する。宛先帳に登録されている宛先の中から、ネットワーク部が共通するIPアドレスを代替宛先として表示することで、利用者が当初に意図した他の利用者に電子メールが確認される可能性を高めることができる。ネットワーク部が共通する装置は、コネクションが確立できなかった送信先の装置と同じ建屋や室内に位置する可能性が高くなる。そのため、このような代替宛先に該当する装置に、電子メールが配送されることで、コネクションが確立できなかった送信先の装置(例えば、複合機50)の近隣に属する装置に電子メールが配送され、この装置を介して当初意図した他の利用者に確認される可能性を高めることができる。
3.第3の実施形態:
代替宛先検索部202は、宛先帳171に記憶された宛先の中から、送信先の宛先と同じグループとして登録されている宛先を近接ネットワークに属する宛先として判断してもよい。
図8は、第3の実施形態において、代替宛先検索部202が実施する代替宛先の検索を説明するフローチャートである。図8に示すフローチャートは、第1の実施形態において、図4のステップS14で示す処理に換えて実施される処理である。以下では、図4に示す各ステップを流用しつつ説明を行う。
例えば、図3において、複合機50とPC60(管理者:佐々木太郎)とは、同じグループ(グループ4)として宛先帳171に登録されている。
図4のステップS4において、送信方法がダイレクトSMTPである場合(ステップS4:YES)、ステップS11では、通信制御部201は、送信先の装置(この実施形態では、複合機50)との間のコネクションの確立を開始する。送信先の装置とのコネクションが確立すると(ステップS12:YES)、ステップS17では、通信制御部201は、原稿画像を蓄積していく。ステップS18では、通信制御部201は、ダイレクトSMTPでのファクシミリ画像の送信処理を行う。
一方、送信先の装置とのコネクションが確立できなかった場合(ステップS12:NO)、ステップS13に進む。メイン制御部20の設定により、代替宛先の表示が選択されている場合(ステップS13:YES)、ステップS14に進む。
図8のステップS241では、代替宛先検索部202は、宛先帳171から送信元の装置(この実施形態では複合機10)のグループ番号を取得する。
ステップS242では、代替宛先検索部202は、宛先帳171に登録された宛先から、ステップS241で取得したグループ番号と同じグループ番号が付与された宛先を検索する。この実施形態では、宛先帳171には、同じグループに属する宛先には同じグループ番号1、2、3…が付与されている。そのため、代替宛先検索部202は、宛先帳171に登録された送信先の装置と同じグループ番号を有する宛先を、近隣グループに属する宛先として検索する。
ステップS242での検索で該当する宛先が存在しない場合(ステップS243:NO)、処理を終了する。すなわち、宛先帳171には、グループを共通とする宛先が存在しなかったこととなる。
一方、検索に該当する宛先が存在する場合(ステップS243:YES)、ステップS244では、ステップS242で検索に該当した宛先を代替宛先として記録する。以下、図4のステップS15に戻り、このステップS143で記録された宛先が表示部111に表示される。
図9は、第3の実施形態において表示部111に表示される代替宛先表示画面AImを示す図である。例えば、送信元の装置の宛先帳171内でのグループ番号が「4」である場合、このグループ番号「4」が宛先帳171に登録されている代替宛先Adが、代替宛先表示画面AImに表示される。図9では、グループ番号「4」を付与されているPC60(管理者:佐々木太郎)の宛先が代替宛先として表示されている。
図4のステップS16において、宛先受付部203は、代替宛先表示画面AImを用いて利用者が選択した代替宛先Adを新たな宛先に設定する。例えば、表示部111に表示された宛先を選択して、アイコンOP1を操作することで宛先受付部203は新たな宛先を受け付ける。
ステップS4に戻り、ステップS16で選択された新たな宛先がダイレクトSMTPに対応する場合(ステップS4:YES)、通信制御部201は、ステップS11に進む。この第2の実施形態では、IPアドレス(ネットワーク部)が登録されている宛先が代替宛先Adとして表示されるため、通信制御部201は、代替宛先Adを選択しなかった場合を除き、必ずステップS11に進むことになる。通信制御部201は、送信先の装置とのセッションを行い(ステップS11)、セッションが確立すると(ステップS12:YES)、ステップS17に進む。ステップS17において、原稿画像の蓄積が開示される。そして、通信制御部201は、選択された宛先および送信方法に応じてファクシミリ画像を添付した電子メールを作成し、送信が行われる(ステップS18)。
以上説明したようにこの第3の実施形態では、第1の実施形態で奏する効果に加えて以下の効果を奏する。宛先帳に登録されている宛先の中から、グループが共通する宛先を代替宛先とすることで、利用者が当初から意図する他の利用者に電子メールが確認される可能性を高めることができる。
4.第4の実施形態:
代替宛先検索部202は、利用者からの操作入力に応じて近隣のネットワークエリアに属する代替宛先を検索する検索条件を選択する構成としてもよい。
図10は、第4の実施形態において、代替宛先検索部202が実施する処理を示すフローチャートである。例えば、図10に示す処理は、利用者が複合機10のメイン電源を投入し、この複合機10に管理権限を示すアカウントを入力する場面で行われる処理である。
ステップS61では、代替宛先検索部202は、利用者からの複合機10を使用するためのアカウントの入力を受け付ける。アカウントは、複合機10の利用者毎にユニークな値が設定されている。また、アカウントの値は、事前に、複合機10に登録されているものとする。
利用者からの代替宛先の検索条件を変更する操作入力を受け付けると(ステップS62:YES)、ステップS63では、代替宛先検索部202は、表示部111に設定変更画面を表示する。図11は、一例としての設定画面SImを示す図である。図11に示す設定画面SImには、代替宛先の検索条件として、「宛先帳内検索」、「同一LAN内検索」、「同一属性検索」、のチェックボックスCH1〜CH3がそれぞれ表示される。
「宛先帳内検索」は、第1の実施形態で示したように、宛先帳171に登録された全ての宛先を代替宛先の検索対象とするものである。
「同一LAN内検索」は、第2の実施形態で示したように、宛先帳171に登録された宛先のうち、送信元の装置の宛先と同じネットワーク部を備えるIPアドレスを検索対象とするものである。
「同一属性検索」は、第3の実施形態で示したように、宛先帳171に登録された宛先のうち、送信元の宛先と同じグループに属する宛先を検索対象とするものである。
利用者は、この設定画面SImにおいて、各チェックボックスCH1〜CH3をチェックすることで、代替宛先を検索するための検索条件の組み合わせを設定することができる。なお、図11では、「同一LAN内検索」のチェックボックスCH2と「同一属性検索」のチェックボックスCH3とは、「宛先帳内検索」のチェックボックスCH1がチェックされた場合にのみ選択することができるものとしているが、これに限定されるものではない。
利用者が設定画面SImにおいて、設定を確定するアイコンOP3を操作すると、選択された検索条件が利用者の固有の検索条件として確定する。一方、利用者が設定画面SImにおいて、キャンセルを示すアイコンOP4を操作すると、設定が変更されること無くステップS63での処理が終了する。
ステップS64では、代替宛先検索部202は、ステップS63で行われた検索条件の設定を、利用者の新たな検索条件として登録する。例えば、登録された検索条件は、利用者を識別するためのアカウントに関連づけて登録される。
一方、利用者からの代替宛先の検索条件を変更する操作入力を受け付けない場合(ステップS62:NO)、ステップS63、S64の処理は省略される。すなわち、代替宛先を検索するための条件は変更されないこととなる。
設定画面SImにおいて選択された代替宛先の検索条件は、代替宛先検索部202において、以下のように利用される。図4のステップS14において、代替宛先検索部202は、複合機10の利用者に対応する検索条件をアカウントから判断し、この検索条件を用いて代替宛先の検索を行う。例えば、アカウントに対応づけられた検索条件が、「宛先帳内検索」、「同一LAN内検索」、「同一属性検索」を全て組み合わせるものであれば、代替宛先検索部202は、代替宛先として、宛先帳171に含まれる宛先のうち、送信先の装置と同じアドレス部を有するIPアドレスであって、同じグループに属するものを、代替宛先として検索することになる。
以上説明したようにこの第4の実施形態では、利用者ごとに、代替宛先を検索するための条件を登録しておき、複合機10を使用する際、複合機10を利用する利用者に応じて、代替宛先を検索する条件を変化させることができる。言い換えれば、複合機10のアドレス(IPアドレス、メールアドレス)が同じでも、この複合機10を使用する利用者の嗜好に適合する代替宛先を表示させることが可能となる。
5.その他の実施形態:
本発明は様々な実施形態が存在する。
通信装置として複合機を用いたことは一例に過ぎず、イメージ・スキャナー13を備えてない、プリンター、PC、携帯端末等どのような装置であってもよい。
通知部を表示部111により実現したことは一例に過ぎず、通知部を通信装置と通信可能な機能を備える携帯端末により実現させるものであってもよい。
代替宛先を検索する条件として、「宛先帳内検索」、「同一LAN内検索」、「同一属性検索」を用いたことは一例に過ぎず、これ以外の条件を検索条件として用いるものであってもよい。
なお、本発明は上記実施例に限られるものでないことは言うまでもない。当業者であれば言うまでもないことであるが、
・上記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって上記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が上記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
は本発明の一実施例として開示されるものである。
1…ネットワーク、10…複合機、11…操作パネル、12…ネットワークIF、13…イメージ・スキャナー、14…FAXユニット、15…プリンターユニット、16…画像用バッファメモリー、17…制御用メモリー、20…メイン制御部、30、40…メールサーバー、50…複合機、60、70…PC、81、82…ルーター、111…表示部、171…宛先帳、200…プログラム群、201…通信制御部、202…代替宛先検索部、203…宛先受付部

Claims (8)

  1. ネットワークと接続する第1の通信部と、
    送信先の宛先の指定を受けて、前記第1の通信部を用いて送信データーを前記送信先の装置に送信するダイレクトSMTPを行う通信制御部と、
    前記通信制御部が実施するダイレクトSMTPにおいて、指定された第1の送信先の装置との間でコネクションが確立できない場合、前記第1の送信先の装置の近隣のネットワークエリアに属する第2の送信先の装置の宛先を検索する代替宛先検索部と、
    検索された第2の送信先の装置の宛先を通知する通知部と、を有することを特徴とする通信装置。
  2. 送信先の装置の宛先情報を記憶する記憶部を有し、
    代替宛先検索部は、前記宛先情報に記録された宛先を、前記近隣のネットワークエリアに属する第2の送信先の装置の宛先として検索する、ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 代替宛先検索部は、前記宛先情報に記録されている宛先の内、前記第1の送信先の装置のIPアドレスと同一のネットワーク部を備えるIPアドレスを、前記近隣のネットワークエリアに属する第2の送信先の装置の宛先として検索する、ことを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 代替宛先検索部は、前記宛先情報において、前記第1の送信先の装置と同じグループであることを示す情報を備える宛先を、前記近隣のネットワークエリアに属する第2の送信先の装置の宛先として検索する、ことを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  5. 前記代替宛先検索部は、利用者からの操作入力に応じて前記近隣のネットワークエリアに属する第2の送信先の装置の宛先を検索する検索条件を選択する、ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の通信装置。
  6. 前記通知部で通知された第2の送信先の装置の宛先に対する利用者の選択操作を受け付けて、選択された第2の送信先の装置の宛先を前記通信制御部に指定する宛先受付部を有する、ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の通信装置。
  7. 原稿画像を読み取るイメージ・スキャナーと、
    前記イメージ・スキャナーで読み取られた原稿画像を蓄積するバッファメモリーと、を有し、
    前記代替宛先検索部は、前記イメージ・スキャナーによる原稿画像の読み取りの前に、前記代替宛先の検索を行う、ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の通信装置。
  8. 送信先の宛先の指定を受けて、第1の通信部を用いて送信データーを前記送信先の装置に送信するダイレクトSMTPを行う通信制御機能と、
    前記通信制御機能により実施されるダイレクトSMTPにおいて、指定された第1の送信先の装置との間でコネクションが確立できない場合、前記第1の送信先の装置の近隣のネットワークエリアに属する第2の送信先の装置の宛先を検索する代替宛先検索機能と、
    検索された第2の送信先の装置の宛先を通知する通知機能と、コンピューターに実現させることを特徴とする通信プログラム。
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