JP2016135758A - ヒアルロン酸合成促進剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は 本発明の目的はヒアルロン酸の産生を促進し、肌表面のキメを整え、肌表面の立体的な構造を支え肌にハリや艶を保ち、老化に伴う皮膚の保水力の減少を防ぎ、さらには関節リウマチ、化膿性関節炎や通風性関節炎、熱傷の初期の治療薬に有効な製剤を得ることである。【解決手段】ウスベニアオイの抽出物、アマチャの葉の抽出物、クチナシの果実の抽出物、イラクサ属植物の抽出物より選ばれる1種又は2種以上の抽出物を有効成分とするヒアルロン酸合成促進剤が本課題を解決することがわかった。【選択図】図1

Description

本発明は、ヒアルロン酸の産生を促進し、皮膚を健全に保つ製剤に関する。
ヒアルロン酸は、N-アセチルグルコサミンとグルクロン酸の二糖単位が連結した構造をした高分子であり、皮膚細胞には広く分布し、皮膚の水分保持や粘弾性に深く関与し、肌表面のキメを整え、肌表面の立体的な構造を支え肌にハリや艶を保っている、皮膚の重要な成分の1つである。
ヒアルロン酸は高分子化合物であるため、皮膚の外側から表皮に供給することは困難であり、生体内で低分子の原料物質からヒアルロン酸合成酵素によって産生されているから、表皮細胞間にヒアルロン酸を供給するためにはヒアルロン酸合成酵素の発現が重要である。
表皮でヒアルロン酸の合成促進に関与するヒアルロン酸合成酵素3(HAS3)の発現を促進することで、肌表面のキメを整え、肌表面の立体的な構造を支え肌にハリや艶を保つことが可能となる。
また、このヒアルロン酸は加齢と共に減少する事が報告されており、これにより老化に伴う皮膚の保水力の減少を引き起こし、乾燥肌などの原因となると考えられている。また関節リウマチ患者の場合、関節中のヒアルロン酸が減少することが明らかとなっている。
リウマチ以外にも化膿性関節炎や通風性関節炎などでも関節リウマチ同様ヒアルロン酸含量の低下が起こることが知られている。(非特許文献1〜3)
さらには熱傷の初期の治療薬としても利用できる。(非特許文献4)
関節炎の治療法としては、例えば患部にヒアルロン酸を注入する方法もとられているが、医療行為のため病院で処置が必要となるうえに、ヒアルロン酸の代謝と共に改善効果が薄れ、また一回あたりの費用がかかるため、患者に対して多くの心身的、経済的な負担となっている。(非特許文献5)
ヒアルロン酸合成酵素の発現を促進する化合物としては、ホスフェート誘導体、N−アセチル−D−グルコサミン含有糖ベンジル誘導体が知られている。(特許文献1〜2)
ウスベニアオイ(学名: Malva sylvestris、又はMalva mauritiana L.)は、アオイ科ゼニアオイ属の多年草で、マロウとも呼ばれている。
若葉と花はサラダやハーブティに、葉と根は茹でて、野菜としても利用できる。民間薬として、咳や胃炎に効果があるとされている。
また、保湿性化粧料、抗男性ホルモン剤、bFGFmRNA発現上昇抑制剤、メイラード反応阻害剤、及び該メイラード反応阻害剤等の用途が知られ、(特許文献3〜6参照)化粧料の原料として抽出物が市販されている。
アマチャ(学名 Hydrangea macrophylla var. thunbergii)は、ユキノシタ科の落葉低木ガクアジサイの変種である。
その若い葉を蒸して揉み、乾燥させたものを煎じたものを飲料とし、広く飲まれている。
また、抗アレルギー剤、メラニン取込抑制剤、リパーゼ活性賦活剤、痩身用皮膚外用剤、セラミド産生促進剤としても知られている。(特許文献7〜10)
クチナシ(Gardenia jasminoides)はアカネ科クチナシ属の常緑低木である。果実は山梔子或いは梔子と称され生薬として、消炎、止血、解熱、鎮静薬として利用されている。
また、セラミド産生促進剤、マトリックスメタロプロテアーゼ阻害剤、髪質改善剤、トリプシン阻害剤等の用途も知られている。(特許文献11〜14)
イラクサ属の植物は、イラクサ(Urtica thunbergiana)、セイヨウイラクサ (Urtica dioica)がよく知られ、食用や入浴に用いられるがされるが、疼痛等にも用いられる。
ヨーロッパでは、薬草として用いられていて、血糖値降下作用があり、糖尿病に健康茶として広く親しまれています。
さらにメラニン取込抑制、 SCFmRNA発現促進剤、IV型コラーゲン産生促進、クローディン産生促剤、及びオクルディン産生促進、セラミド合成促進等の用途が知られている。(特許文献15〜19)
特開2002−363081号公報 特開2004−51579号公報 特開昭60−258104号公報 特開平05−070360号公報 特開2011−001328号公報 特開2012−067061号公報 特開平06−135844号公報 特開2011−105644号公報 特開2002−356434号公報 特開2002−370998号公報 特開2000−169359号公報 特開2000−319155号公報 特開2001−270811号公報 特開2006−182732号公報 特開2011−1056447号公報 特開2011−074022号公報 特開2009−298723号公報 特開2009−256244号公報 特開2009−107965号公報 Longas MO etal., Carbohydr Res. 159(1) 127−36 1987 「Arhritis Rheumatism」、1967年、第10巻、p357. 「結合組織」、1984年、金原出版、p481 「結合組織と疾患」、講談社、153頁、1980年 「炎症」、1991年、第11巻、p16
本発明の目的はヒアルロン酸の産生を促進し、肌表面のキメを整え、肌表面の立体的な構造を支え肌にハリや艶を保ち、老化に伴う皮膚の保水力の減少を防ぎ、さらには関節リウマチ、化膿性関節炎や通風性関節炎、熱傷の初期の治療薬に有効な製剤を得ることである。
本発明者らが鋭意検討した結果、 ウスベニアオイの抽出物、アマチャの葉の抽出物、クチナシの果実の抽出物、イラクサ属植物の抽出物が上記目的を達することがわかった。
ここで利用するウスベニアオイの抽出物、アマチャの葉の抽出物、クチナシの果実の抽出物、イラクサ属植物の抽出物について説明する。
ウスベニアオイの抽出物、アマチャの葉の抽出物、クチナシの果実の抽出物、イラクサ属植物の抽出物は、乾燥した後、抽出効率を考えると、細切,乾燥,粉砕等の処理を行った後に抽出を行うことが好ましい。
乾燥は天日で行ってもよいし、通常使用される乾燥機を用いて行ってもよい。
前記抽出に用いる溶媒としては、水若しくは親水性有機溶媒又はこれらの混合液を用いる。
前記抽出溶媒として使用し得る水としては、例えば、純水、水道水、井戸水、鉱泉水、鉱水、温泉水、湧水、淡水等の他、これらに各種処理を施したものが含まれる。水に施す処理としては、例えば、精製、加熱、殺菌、ろ過、イオン交換、浸透圧の調整、緩衝化等が含まれる。従って、本発明において抽出溶媒として使用し得る水には、精製水、熱水、イオン交換水、生理食塩水、リン酸緩衝液、リン酸緩衝生理食塩水等も含まれる。
前記親水性有機溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の炭素数1〜5の低級アルコール;アセトン、メチルエチルケトン等の低級脂肪族ケトン;1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の炭素数2〜5の多価アルコールなどが挙げられ、これら親水性有機溶媒と水との混合溶媒などを用いることができる。
なお、前記水と親水性有機溶媒との混合溶媒を使用する場合には、低級アルコールの場合は水10質量部に対して1〜20質量部、低級脂肪族ケトンの場合は水10質量部に対して1〜15質量部添加することが好ましい。多価アルコールの場合は水10質量部に対して1〜20質量部添加することが好ましい。
抽出に使用する有機溶媒の量は、原料となる植物に対して望ましくは5〜100倍量程度、さらに望ましくは10〜50倍量程度が良い。さらに抽出効率を上げるため、抽出溶媒中で撹拌やホモジナイズしてもよい。抽出温度としては、5℃程度から抽出溶媒の沸点以下の温度とするのが適切である。抽出時間は抽出溶媒の種類や抽出温度によっても異なるが、1時間〜14日間程度とするのが適切である。
尚、抽出操作は1回のみの操作に限定されるものではない。抽出後の残渣に再度新鮮な溶媒を添加し、抽出操作を施すこともできるし、抽出溶媒を複数回抽出原料に接触させることも可能である。
必要ならば、その効果に影響のない範囲で更に脱臭、脱色等の精製処理を加えても良く、エバポレーターのような減圧濃縮装置や加熱による溶媒除去などにより、濃縮することができる。
また、この抽出物を合成吸着剤(ダイアイオンHP20やセファビースSP825、アンバーライトXAD4、MCIgelCHP20P等)やデキストラン樹脂(セファデックスLH−20など)、限外濾過等を用いてさらに精製することも可能である。
本発明の製剤は、経口、注射、外用のいずれでも薬効を発現するが、皮膚外用剤として用いるのが好ましい。皮膚外用剤には、皮膚化粧料、外用医薬部外品、医療用皮膚外用剤が含まれる。
また、本発明の製剤には、上記成分の他に医薬品や化粧品の各種製剤において使用されている界面活性剤、油性成分、保湿剤、高分子化合物、紫外線吸収剤、抗炎症剤、殺菌剤、酸化防止剤、金属イオン封鎖剤、防腐剤、ビタミン類、色素、香料、水等を配合することができる。
上記界面活性剤としては、アニオン性、カチオン性、非イオン性、天然、合成のいずれの界面活性剤も使用できるが、皮膚に対する刺激性を考慮すると非イオン性のものを使用することが好ましい。非イオン性界面活性剤としては、例えばグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、アルキルグリコシド等が挙げられる。
油性成分としては、油脂類、ロウ類、炭化水素類、高級脂肪酸類、高級アルコール類、エステル類、精油類、シリコーン油類などを挙げることができる。油脂類としては、例えば大豆油、ヌカ油、ホホバ油、アボガド油、アーモンド油、オリーブ油、カカオ油、ゴマ油、パーシック油、ヒマシ油、ヤシ油、ミンク油、牛脂、豚脂等の天然油脂、これらの天然油脂を水素添加して得られる硬化油及びミリスチン酸グリセリド、2−エチルヘキサン酸トリグリセリド等の合成トリグリセリド等が;ロウ類としては、例えばカルナバロウ、鯨ロウ、ミツロウ、ラノリン等が;炭化水素類としては、例えば流動パラフィン、ワセリン、パラフィンマイクロクリスタリンワックス、セレシン、スクワラン、ブリスタン等が;高級脂肪酸類としては、例えばラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、ラノリン酸、イソステアリン酸等が;高級アルコール類としては、例えばラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ラノリンアルコール、コレステロール、2−ヘキシルデカノール等が;エステル類としては、例えばオクタン酸セチル、オクタン酸トリグリセライド、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、アジピン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、オレイン酸デシル、イソステアリン酸コレステロール、POEソルビット脂肪酸エステル等が;精油類としては、例えばハッカ油、ジャスミン油、ショウ脳油、ヒノキ油、トウヒ油、リュウ油、テレピン油、ケイ皮油、ベルガモット油、ミカン油、ショウブ油、パイン油、ラベンダー油、ベイ油、クローブ油、ヒバ油、バラ油、ユーカリ油、レモン油、タイム油、ペパーミント油、ローズ油、セージ油、メントール、シネオール、オイゲノール、シトラール、シトロネラール、ボルネオール、リナロール、ゲラニオール、カンファー、チモール、スピラントール、ピネン、リモネン、テルペン系化合物等が;シリコーン油類としては、例えばジメチルポリシロキサン等が挙げられる。これら上述の油性成分は一種又は二種以上を組み合わせて使用することができる。本発明においては、このうち特にミリスチン酸グリセリド、2−エチルヘキサン酸トリグリセリド、ラノリン、流動パラフィン、ワセリン、パラフィンマイクロクリスタリンワックス、スクワラン、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、リノール酸、リノレン酸、イソステアリン酸、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、コレステロール、オクタン酸セチル、オクタン酸トリグリセライド、ミリスチレン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸コレステロール、POEソルビット脂肪酸エステル、ハッカ油、トウヒ油、ケイ皮油、ローズ油、メントール、シネオール、オイゲノール、シトラール、シトロネラール、ゲラニオール、ピネン、リモネン、ジメチルポリシロキサンを使用することが好ましい。
本発明の製剤には、さらに下記のような成分を配合することができるが、その成分もこれらに限定されるものではない。
色素類;黄色4号、青色1号、黄色202号等の厚生省令に定められたタール色素別表I及びIIの色素、クロロフィル、リボフラビン、クロシン、紅花、アントラキノン等の食品添加物として認められている天然色素等。
ビタミン類;ビタミンA、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE等。
その他;殺菌剤、防腐剤、その他製剤上必要な成分等。
本発明の製剤は、前記必須成分に必要に応じて前記任意成分を加え、常法に従って製造することができる。
これらの抽出物の製剤への配合量は固形分として、0.000001〜10.0重量%、好ましくは0.00001〜3.0重量%、さらに好ましくは0.00005〜1.0重量%である。
次に実施例を挙げて本発明を詳細に説明するがこれに限定されることはない。
実施例1(ウスベニアオイ抽出物)
ウスベニアオイ(部位=花、ルーマニア産、乾燥品)10gに、30%(V/V)エタノール水溶液2リッターを加え、撹拌しつつ5日間抽出した。
これをエバポレートしたのち、凍結乾燥した。
実施例2
アマチャの葉(乾燥物、細断品)を50gに50%(V/V)エタノール水溶液2リッターを加え、ときどき撹拌しながら、24時間抽出後、濾過(No5C)し、エバポレートしたのち、これを凍結乾燥した。
実施例3
クチナシの果実(乾燥物、細断品)を50gに50%(V/V)エタノール水溶液2リッターを加え、ときどき撹拌しながら、24時間抽出後、濾過(No5C)し、エバポレートしたのち、これを凍結乾燥した。
実施例4
セイヨウイラクサ (Urtica dioica)の葉(乾燥物、細断品)を50gに50%(V/V)エタノール水溶液1リッターを加え、ときどき撹拌しながら、24時間抽出後、濾過(No5C)し、エバポレートしたのち、これを凍結乾燥した。
確認試験
2継代目のヒト***由来表皮細胞(クラボウ)を50−70%コンフルエントとなるようHuMedia−KG2培地(フェノールレッド不含)で培養後、前日にカルシウム濃度を1.8mMに変更したHuMedia−KG2培地に、実施例を添加し、37℃、5%CO2インキュベータ中で2日間培養した。
<RNAの抽出>
細胞からの Total RNAの抽出は、トリプシン/EDTAで剥離後、SV Total RNA Isolation System(プロメガ社)を用い、プロメガ社の添付マニュアル(日本語プロトコールNoTM048J2001年6月作成)に従い調製した。RNA濃度は、NanoDrop1000(Thermo SCIENTIFIC)を用い算出した。
<RT反応およびリアルタイムPCR>
2.5μgのTotal RNAを使い、MMLV Reverse Transcriptase RNaseH−(東洋紡社)を用い、東洋紡社推奨プロトコール(TOYOBO BIOCHEMICALS FOR LIFE SCIENCE 2008/2009のページ1−42)に従いRT反応を行なった。
リアルタイムPCRはAppliedBiosystems 7500 リアルタイムPCR Systemを用い、以下のように実施した。SYBR Green法を用い(THUNDERBIRD SYBR qPCR Mix,東洋紡社)、7500 リアルタイムPCR Systemの操作マニュアル(AppliedBiosystems)を用いて、Comparative CT(△△CT)法(n=3)により遺伝子発現比較を実施した。内部標準としてGAPDHを使用した。
<使用プライマー>
HAS3:フォワードプライマーがTGTTTTCCCTCTGCTGCTTT(配列番号1)の塩基配列と、リバースプライマーがTGCTGTCCACCTTAGTGCTG(配列番号2)の塩基配列とのセット
GAPDH:フォワードプライマーがGAGTCAACGGATTTGGTCGT(配列番号3)の塩基配列と、リバースプライマーがTTGATTTTGGAGGGATCTCG(配列番号4)の塩基配列とのセット
確認試験の結果を図1に示す。
実施例1〜4いずれもHAS3の遺伝子の発現量をコントロールに比較して大幅に促進することがわかった。
また、実施例を配合した外用剤を作成し、実際に使用してみた結果、ヒアルロン酸合成を促進する結果、肌のハリが増し、シワが減少することがわかった。
また、関節リウマチ、化膿性関節炎や通風性関節炎にも有効であった。
実施例1(作用濃度0.2%)、実施例2(作用濃度0.05%)、実施例3(作用濃度0.1%)、実施例4(作用濃度0.1%)はコントロールに比較して2〜3倍HAS3の遺伝子の発現量が増加した。

Claims (1)

  1. ウスベニアオイの抽出物、アマチャの葉の抽出物、クチナシの果実の抽出物、イラクサ属植物の抽出物より選ばれる1種又は2種以上の抽出物を有効成分として含有するヒアルロン酸合成促進剤。
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