JP2016134992A - 回転電機のロータ及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】生産効率を維持しながら、板厚偏差の蓄積、ロータのアンバランス及び応力の集中を防止することが可能な回転電機のロータ及びその製造方法を提供する。
【解決手段】ロータコア5を構成する鋼板1は、第一の円周方向間隔毎に形成され、複数の鋼板1が積層されることによって複数の磁石挿入孔3を構成する複数の磁石挿入孔片3aと、第一の円周方向間隔とは異なる、第二の円周方向間隔毎に鋼板1を軸方向に貫通する複数の貫通孔片9aと、を有する。ロータコア5は、複数の鋼板1が、第一の円周方向間隔と第二の円周方向間隔との公倍数となる角度で転積して構成された第一コアブロックB1と、複数の鋼板1が、第一コアブロックB1に対して第一の円周方向間隔だけ回転した角度を基準として、前記公倍数となる角度で転積して構成された第二コアブロックB2と、を備える。
【選択図】図8

Description

本発明は、回転電機のロータ及びその製造方法に関する。
従来から、回転電機に使用されるロータとしては、複数の電磁鋼板を積層してなるロータコアを使用したものが知られている(例えば、図13及び図14や特許文献1参照)。
図13に示すような従来の回転電機のロータ100は、積層された複数の鋼板101によって構成され、第一の円周方向間隔(例えば、45°間隔)毎に形成された複数の磁石挿入孔103を有するロータコア105と、磁石挿入孔103に挿入される不図示の永久磁石と、ロータコア105の中央部に形成されたシャフト孔107に挿入される不図示のロータシャフトと、を備えている。
図14に示すように、ロータコア105を構成する鋼板101は、円周方向に第一の円周方向間隔毎に形成された磁石挿入孔片103aと、磁石挿入孔片103aの内周側において、第二の円周方向間隔(例えば、45°間隔)毎に鋼板101を軸方向に貫通する複数の貫通孔片109aと、を有する。
鋼板101において、貫通孔片109aの内周側に形成された内周側円環部111aと、貫通孔片109aの外周側に形成された外周側円環部113aとは、複数の貫通孔片109a同士の間に形成された複数のリブ115によって連結される。
ロータコア105は、このような複数の同一形状の鋼板101を軸方向に積層することによって構成されており、複数の鋼板101の磁石挿入孔片103aによって形成される磁石挿入孔103と、複数の鋼板101の貫通孔片109aによって形成される貫通孔109と、複数の鋼板101の内周側円環部111a及び外周側円環部113aによって形成される内周側ロータコア111及び外周側ロータコア113と、を有する。すなわち、ロータコア105は、鋼板101を積層方向(軸方向)に延長した形状となる。
また、鋼板101の積層時における板厚偏差の累積を抑制するために、複数の鋼板101を所定の枚数(例えば、10枚)おきに第一の円周方向間隔で回転させて積層することによって、ロータコア105を構成することがある。この場合であっても、第一及び第二の円周方向間隔が同一とされているので、軸方向に隣接する鋼板101の貫通孔片109aが軸方向から見たときに重なり、ロータコア105は鋼板101を積層方向(軸方向)に延長した形状となる。
しかしながら、このようなロータコア105においては、積層された鋼板101のリブ115が軸方向から見たときに重なるので、リブ115と内周側円環部111a(内周側ロータコア111)との内周側接続部117に応力が集中する。したがって、ロータコア105の強度を維持するために、内周側接続部117と円周方向にオーバーラップする部分において、内周側円環部111a(内周側ロータコア111)の肉厚を局所的に増加させ、且つシャフト孔107に挿入されるロータシャフトの肉厚を局所的に増加させる必要がある。現実的には、内周側円環部111a(内周側ロータコア111)全体の肉厚を増加させ、ロータシャフト全体の肉厚を増加させることが必要となる。
また、貫通孔109は、貫通孔片109aを軸方向に延長した形状となるので、油中(液冷)環境下において、積層された鋼板101同士の隙間等から貫通孔109に油が浸入した場合、複数の貫通孔109の内の特定の貫通孔109に油が集中して溜まってしまう虞がある。このような特定の貫通孔109への油の集中は、ロータ100の偏心(アンバランス)の原因となり、回転時の振動や音が増加し、商品性が低下してしまう。
そこで、これらの問題を解決するために、特許文献1に記載の回転電機のロータを用いることが考えられる。特許文献1に記載の回転電機のロータは、ロータシャフトに固設され、冷媒通路を有するロータコアを備える。ロータコアは、第1及び第2板状部材を軸方向に積層して構成される。
第1板状部材は、冷媒通路を構成する第1孔部と、ロータシャフトに嵌合し、該ロータシャフトに対する第1板状部材の回転を抑制する第1回転抑制部と、を有する。第2板状部材は、第1孔部に対して円周方向にずれた位置に形成されるとともに、冷媒通路を構成する第2孔部と、ロータシャフトに嵌合し該ロータシャフトに対する第2板状部材の回転を抑制する第2回転抑制部と、を有する。
そして、第1及び第2板状部材を軸方向に積層することで、円周方向にずれた位置に形成された第1及び第2孔部が連通するとともに、第1及び第2孔部を重ねると、全体としてロータシャフトを全周にわたって取り囲むように孔部が形成される。このように構成することにより、ロータコアの円周方向に満遍なく冷却媒体が供給される。また、円周方向に隣り合う第1孔部同士の間のリブと、円周方向に隣り合う第2孔部同士の間のリブと、が円周方向にずれた位置に形成されるので、リブの根元に応力が集中することを抑制できる。
特許第5118920号公報
しかしながら、特許文献1において、第1及び第2板状部材は、互いに裏返して積層されたものであるので、生産効率が低下してしまう虞がある。また、第1及び第2孔部は、第1及び第2板状部材の積層により軸方向に連通し、且つ円周方向に並ぶ複数の冷媒通路を構成するが、円周方向に隣接する冷媒通路間では、第1又は第2板状部材の板厚程度(特許文献1では2枚分の板厚)の隙間(第1又は第2孔部)を介して冷却媒体が流通するので、冷却媒体が必ずしも円周方向に満遍なく供給されるとは限らなかった。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、生産効率を維持しながら、板厚偏差の蓄積、ロータのアンバランス及び応力の集中を防止することが可能な回転電機のロータ及びその製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
積層された複数の鋼板(例えば、後述の実施形態の鋼板1)によって構成され、且つ第一の円周方向間隔毎(例えば、後述の実施形態の第一の円周方向間隔45°毎)に形成された複数の磁石挿入孔(例えば、後述の実施形態の磁石挿入孔3)を有するロータコア(例えば、後述の実施形態のロータコア5)と、
前記磁石挿入孔に挿入される永久磁石と、を備えた回転電機のロータ(例えば、後述の実施形態のロータ10)であって、
前記ロータコアを構成する前記鋼板は、
前記第一の円周方向間隔毎に形成され、複数の前記鋼板が積層されることによって複数の前記磁石挿入孔を構成する複数の磁石挿入孔片(例えば、後述の実施形態の磁石挿入孔片3a)と、
前記第一の円周方向間隔とは異なる、第二の円周方向間隔毎(例えば、後述の実施形態の第二の円周方向間隔60°毎)に前記鋼板を軸方向に貫通する複数の貫通孔片(例えば、後述の実施形態の貫通孔片9a)と、を有し、
前記ロータコアは、
複数の前記鋼板が、前記第一の円周方向間隔と前記第二の円周方向間隔との公倍数(例えば、後述の実施形態の公倍数180°)となる角度で転積して構成された第一のコアブロック(例えば、後述の実施形態の第一コアブロックB1)と、
複数の前記鋼板が、前記第一のコアブロックに対して前記第一の円周方向間隔だけ回転した角度を基準として、前記公倍数となる角度で転積して構成された第二のコアブロック(例えば、後述の実施形態の第二コアブロックB2)と、を備える。
請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載の回転電機のロータであって、
前記公倍数となる角度は、前記第一の円周方向間隔と前記第二の円周方向間隔との最小公倍数(例えば、後述の実施形態の最小公倍数180°)である。
請求項3に記載の発明は、
積層された複数の鋼板(例えば、後述の実施形態の鋼板1)によって構成され、且つ第一の円周方向間隔毎(例えば、後述の実施形態の第一の円周方向間隔45°毎)に形成された複数の磁石挿入孔(例えば、後述の実施形態の磁石挿入孔3)を有するロータコア(例えば、後述の実施形態のロータコア5)と、
前記磁石挿入孔に挿入される永久磁石と、を備えた回転電機のロータ(例えば、後述の実施形態のロータ10)の製造方法であって、
前記ロータコアを構成する前記鋼板は、
前記第一の円周方向間隔毎に形成され、複数の前記鋼板が積層されることによって複数の前記磁石挿入孔を構成する複数の磁石挿入孔片(例えば、後述の実施形態の磁石挿入孔片3a)と、
前記第一の円周方向間隔とは異なる、第二の円周方向間隔毎(例えば、後述の実施形態の第二の円周方向間隔60°毎)に前記鋼板を軸方向に貫通する複数の貫通孔片(例えば、後述の実施形態の貫通孔片9a)と、を有し、
前記ロータコアの製造工程には、
複数の前記鋼板を、前記第一の円周方向間隔と前記第二の円周方向間隔との公倍数(例えば、後述の実施形態の公倍数180°)となる角度で転積する第1転積工程と、
複数の前記鋼板を、前記第1転積工程に対して前記第一の円周方向間隔だけ回転した角度を基準として、前記公倍数となる角度で転積する第2転積工程と、が含まれる。
請求項4に記載の発明は、
積層された複数の鋼板(例えば、後述の実施形態の鋼板1)によって構成され、且つ第一の円周方向間隔毎(例えば、後述の実施形態の第一の円周方向間隔45°毎)に形成された複数の磁石挿入孔(例えば、後述の実施形態の磁石挿入孔3)を有するロータコア(例えば、後述の実施形態のロータコア5)と、
前記磁石挿入孔に挿入される永久磁石と、を備えた回転電機のロータ(例えば、後述の実施形態のロータ10)の製造方法であって、
前記ロータコアを構成する前記鋼板は、
前記第一の円周方向間隔毎に形成され、複数の前記鋼板が積層されることによって複数の前記磁石挿入孔を構成する複数の磁石挿入孔片(例えば、後述の実施形態の磁石挿入孔片3a)と、
前記第一の円周方向間隔とは異なる、第二の円周方向間隔毎(例えば、後述の実施形態の第二の円周方向間隔60°毎)に前記鋼板を軸方向に貫通する複数の貫通孔片(例えば、後述の実施形態の貫通孔片9a)と、を有し、
前記ロータコアの製造工程には、
複数の前記鋼板を、前記第一の円周方向間隔と前記第二の円周方向間隔との公倍数(例えば、後述の実施形態の公倍数180°)となる角度で転積して第一のコアブロック(例えば、後述の実施形態の第一コアブロックB1)を構成する工程(例えば、後述の実施形態の工程S1〜S7)と、
複数の前記鋼板を、前記第一のコアブロックに対して前記第一の円周方向間隔だけ回転した角度を基準として、前記公倍数となる角度で転積して第二のコアブロック(例えば、後述の実施形態の第二コアブロックB2)を構成する工程(例えば、後述の実施形態の工程S8〜S13)と、が含まれる。
請求項1及び4の発明によれば、複数の鋼板を転積してコアブロックを構成するので、生産効率を維持しながら、コアブロック内における板厚偏差の累積を抑制し、ロータの寸法精度を向上させることができる。
また、複数の鋼板は、第一の円周方向間隔と第二の円周方向間隔との公倍数となる角度で転積されるので、転積されても、磁石挿入孔片及び貫通孔片がそれぞれ軸方向に直線的に連通したコアブロックを構成することができる。
また、コアブロック同士は、第一の円周方向間隔で転積されることになるので、コアブロック間における貫通孔の円周方向の位置をずらし、応力を分散させることができる。
また、コアブロックにおいて円周方向に並ぶ複数の貫通孔を、同一コアブロック内で連通させることなく、隣接するコアブロックの貫通孔を介して連通させることができるので、貫通孔内を流れる冷却媒体の円周方向の流動を促進し、冷却媒体の偏りによるロータのアンバランスも抑制することができる。
請求項2の発明によれば、複数の鋼板を、第一の円周方向間隔と第二の円周方向間隔との最小公倍数となる角度で転積してコアブロックを構成するので、鋼板の転積角度を可及的に小さくし、コアブロック内における板厚偏差の累積をさらに抑制することができる。
請求項3の発明によれば、複数の鋼板を転積してロータコアを構成するので、生産効率を維持しながら、ロータコア内における板厚偏差の累積を抑制し、ロータの寸法精度を向上させることができる。
また、第1積層工程で積層された鋼板及び第2積層工程で積層された鋼板は、第一の円周方向間隔と第二の円周方向間隔との公倍数となる角度で転積されるので、転積されても、それぞれ磁石挿入孔片及び貫通孔片がそれぞれ軸方向に直線的に連通する。
また、第1積層工程で積層された鋼板と第2積層工程で積層された鋼板は、第一の円周方向だけ回転して積層されるので、第1積層工程で積層された鋼板の貫通孔と第2積層工程で積層された鋼板の貫通孔もこれに伴って第一及び第二円周方向間隔の差だけずれるため、応力を分散させることができる。
また、第1積層工程で積層された鋼板の隣接する貫通孔同士を、第2積層工程で積層された鋼板の貫通孔を介して連通させることができるので、貫通孔内を流れる冷却媒体の円周方向の流動を促進し、冷却媒体の偏りによるロータのアンバランスも抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係るロータ(ロータコア)の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るロータ(ロータコア)の正面図である。 本発明の第1実施形態に係るロータコアを構成する鋼板の正面図である。 本発明の第1実施形態に係るロータコアを構成するコアブロックの斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るロータコアの製造工程を示す説明図であり、第一コアブロックの製造工程における鋼板の転積ルールを示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係るロータコアの製造工程を示す説明図であり、第二コアブロックの製造工程における鋼板の転積ルールを示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係るロータコアの製造工程を示す説明図であり、第nコアブロックの製造工程における鋼板の転積ルールを示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係るロータコアの製造工程を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るロータコアを構成する鋼板の正面図である。 本発明の第2実施形態に係るロータコアの製造工程を示す説明図であり、第一コアブロックの製造工程における鋼板の転積ルールを示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係るロータコアの製造工程を示す説明図であり、第二コアブロックの製造工程における鋼板の転積ルールを示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係るロータコアの製造工程を示す説明図であり、第nコアブロックの製造工程における鋼板の転積ルールを示す説明図である。 従来例に係るロータ(ロータコア)の斜視図である。 従来例に係るロータコアを構成する鋼板の正面図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の回転電機のロータ及びその製造方法の一実施形態を、添付図面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るロータ10(ロータコア5)の斜視図であり、図2は、本発明の第1実施形態に係るロータ10(ロータコア5)の正面図であり、図3は、本発明の第1実施形態に係るロータコア5を構成する鋼板1の正面図であり、図4は、本発明の第1実施形態に係るロータコア5を構成するコアブロックB1〜B4の斜視図である。
図1及び図2に示すように、本発明の第1実施形態に係る回転電機のロータ10は、積層された複数の鋼板1によって構成され、且つ第一の円周方向間隔(45°間隔)毎に形成された複数(8個)の磁石挿入孔3を有するロータコア5と、磁石挿入孔3に挿入される不図示の永久磁石と、ロータコア5の中央部に形成されたシャフト孔7に挿入される不図示のロータシャフトと、を備えている。
図3に示すように、ロータコア5を構成する鋼板1は、円周方向に第一の円周方向間隔(45°間隔)毎に形成された複数(8個)の磁石挿入孔片3aと、磁石挿入孔片3aの内周側において、第二の円周方向間隔(60°間隔)毎に鋼板1を軸方向に貫通する複数(6個)の貫通孔片9aと、を有する。
鋼板1において、貫通孔片9aの内周側に形成された内周側円環部11aと、貫通孔片9aの外周側に形成された外周側円環部13aとは、複数の貫通孔片9a同士の間に形成された複数(6個)のリブ15によって連結される。ここで、複数のリブ15は、外周側に向かうに従って円周方向の一方(反時計回り)に向かって延びるように形成される。したがって、隣り合うリブ15の間に形成される貫通孔片9aは、断面形状が略翼型形状となり、それぞれの磁石挿入孔3の周方向中央を半径方向に沿って延びる仮想線Mに対して非対称形状となる。
図4に示すように、鋼板1は、磁石挿入孔片3a及び貫通孔片9aの位置が一致するように所定の枚数(例えば、10枚)が積層されてコアブロックB1〜B4を構成する。そして、ロータコア5は、上記のように構成される複数のコアブロックB1〜B4を、1ブロック毎に第一の円周方向間隔(45°)で円周方向に回転させて積層することによって構成される。複数の鋼板1を円周方向に回転させて積層する方法としては、鋼板1の打ち抜きを行う工程で、打ち抜いた鋼板1を回転させながら積層していく、いわゆる転積と呼ばれる方法が用いられる。
このように構成されたロータコア5は、図1及び図2に示すように、複数のコアブロックB1〜B4の磁石挿入孔片3aによって形成される磁石挿入孔3と、複数のコアブロックB1〜B4の貫通孔片9aによって形成される貫通孔9と、複数のコアブロックB1〜B4の内周側円環部11a及び外周側円環部13aによって形成される内周側ロータコア11及び外周側ロータコア13と、を有する。
ここで、軸方向に転積されたコアブロックB1〜B4の貫通孔9は、互いに円周方向に第一及び第二円周方向間隔の差(15°)だけずれながら互いに軸方向に連通する。これにより、一つのコアブロックB1〜B4において円周方向に隣接する貫通孔9同士を、軸方向に転積された他のコアブロックB1〜B4の貫通孔9を介して連通させることができる。その結果、全てのコアブロックB1〜B4の全ての貫通孔9が、互いに連通する構成となるので、油中(液冷)環境下において、特定の貫通孔9に油が集中して溜まってしまうことを抑制でき、ロータ10のアンバランスを抑制することができる。なお、この場合、コアブロックB1〜B4はそれぞれ所定の枚数が積層されて構成されているため、コアブロックB1〜B4の貫通孔9が互いに連通する連通部分の厚みが確保しやすくなり、効果的に油を連通させることができる。
また、ロータコア5を軸方向から見たとき(図2参照)、内周側ロータコア11と外周側ロータコア13とを連結するリブ15の本数は、{一つのコアブロックB1〜B4において内周側円環部11aと外周側円環部13aとを連結するリブ15の本数(6本)×コアブロックB1〜B4のリブ15が同じ位置に配置されるための転積の回数(4回)=24本}となり、一つのコアブロックB1〜B4におけるリブ15の本数(6本)に比べて多くなる。したがって、リブ15を介してロータシャフトや内周側ロータコア11に働く応力が分散されやすくなるため、ロータコア105の強度を維持するためにロータシャフトや内周側ロータコア11を大型化することを抑制することが可能である。
また、本実施形態のロータコア5を製造する場合においては、特許文献1のように、鋼板1を裏返して積層していく工程が必要ないので、生産効率の低下を抑制することができる。
このように構成された本実施形態のロータコア5では、特許文献1に比べ、生産効率を維持しながら、ロータ10のアンバランス及び応力の集中を防止することが可能であるが、所定枚数の鋼板1を積層して構成される各コアブロックB1〜B4内においては、鋼板1の板厚偏差が累積され、ロータコア5の寸法精度が低下する虞がある。
そこで、本実施形態のコアブロックB1〜B4は、複数の鋼板1を、第一の円周方向間隔と第二の円周方向間隔との公倍数となる角度で一枚毎に転積して構成される。また、上側に積層されるコアブロックB2〜B4は、上述したコアブロック間の転積角度45°(第一の円周方向間隔)を実現するために、複数の鋼板1を、下側に隣接するコアブロックB1〜B3に対して第一の円周方向間隔だけ回転した角度を基準として、前記公倍数となる角度で一枚毎に転積して構成される。このような転積を繰り返すことにより、所定数のコアブロックB1〜B4が積層されたロータコア5が構成される。
このように構成されたコアブロックB1〜B4は、複数の鋼板1を一枚毎に転積して構成されることにより、生産効率を維持しながら、各コアブロックB1〜B4内における板厚偏差の累積を抑制し、ロータコア5の寸法精度を向上させることが可能である。また、複数の鋼板1は、第一の円周方向間隔と第二の円周方向間隔との公倍数となる角度で転積されることにより、一枚毎に転積されても、磁石挿入孔片3a及び貫通孔片9aがそれぞれ軸方向に直線的に連通したコアブロックB1〜B4を構成することができる。
本実施形態において、前記公倍数となる角度は、第一の円周方向間隔と第二の円周方向間隔との最小公倍数である。具体的には、第一の円周方向間隔が45°、第二の円周方向間隔が60°である本実施形態においては、その最小公倍数である180°で一枚毎に鋼板1を転積させる。
次に、本発明の第1実施形態に係るロータコア5の製造方法について、図5〜図8を参照して説明する。ただし、以下の説明においては、磁石挿入孔片3aの数を8、貫通孔片9aの数を6、第一の円周方向間隔を45°、第二の円周方向間隔を60°、その公倍数(最小公倍数)を180°、各コアブロックB1〜B4における鋼板1の転積枚数をγ、鋼板1の転積角度をθ、転積済みの鋼板1の枚数をmとし、コアブロックB1〜B4の数は未定とする。
図5〜図7は、本発明の第1実施形態に係るロータコア5の製造工程を示す説明図であって、図5は、第一コアブロックB1の製造工程における鋼板1の転積ルールを示す説明図であり、図6は、第二コアブロックB2の製造工程における鋼板1の転積ルールを示す説明図であり、図7は、第nコアブロックBnの製造工程における鋼板1の転積ルールを示す説明図であり、図8は、本発明の第1実施形態に係るロータコア5の製造工程を示すフローチャートである。
本実施形態のロータコア5を製造する場合は、帯状鋼板から所定形状の鋼板1(図3参照)を打ち抜くとともに、打ち抜いた鋼板1を1枚毎に任意の設定角度で転積することが可能な製造装置が用いられる。
図5及び図8に示すように、第一コアブロックB1の製造工程(図8のS1〜S7)では、γ枚の鋼板1を、0°を基準として、第一の円周方向間隔と第二の円周方向間隔との最小公倍数となる角度180°で一枚毎に転積して第一コアブロックB1を構成する。具体的には、1枚目の鋼板1を0°で転積し、2枚目の鋼板1を180°で転積し、3枚目の鋼板1を0°で転積し、4枚目の鋼板1を180°で転積する。このような転積をγ枚目まで繰り返すことにより、第一コアブロックB1が構成される。
図6及び図8に示すように、第二コアブロックB2の製造工程(図8のS8〜S13)では、γ枚の鋼板1を、第一コアブロックB1に対して第一の円周方向間隔だけ回転した角度である45°を基準として、前記最小公倍数となる角度180°で一枚毎に転積して第二コアブロックB2を構成する。具体的には、γ+1枚目の鋼板1を45°で転積し、γ+2枚目の鋼板1を225°で転積し、γ+3枚目の鋼板1を45°で転積し、γ+4枚目の鋼板1を225°で転積する。このような転積を2×γ枚目まで繰り返すことにより、第二コアブロックB2が構成される。
図7及び図8に示すように、第nコアブロックBnの製造工程(図8のS14〜S19)では、γ枚の鋼板1を、第(n−1)コアブロックB(n−1)に対して第一の円周方向間隔だけ回転した角度である(n−1)×45°を基準として、前記最小公倍数となる角度180°で一枚毎に転積して第nコアブロックBnを構成する。具体的には、(n−1)×γ+1枚目の鋼板1を(n−1)×45°で転積し、(n−1)×γ+2枚目の鋼板1を(n−1)×45°+180°で転積し、(n−1)×γ+3枚目の鋼板1を(n−1)×45°で転積し、(n−1)×γ+4枚目の鋼板1を(n−1)×45°+180°で転積する。このような転積をn×γ枚目まで繰り返すことにより、第nコアブロックBnが構成される。
以上説明したように、本実施形態の回転電機のロータ10及びその製造方法によれば、複数の鋼板1を一枚毎に転積してコアブロックB1〜B4を構成するので、生産効率を維持しながら、コアブロックB1〜B4内における板厚偏差の累積を抑制し、ロータ10の寸法精度を向上させることができる。コアブロックB1〜B4は、それぞれのコアブロックを製造後に型から取り出した後に、1ブロック毎に第一の円周方向間隔(45°)で円周方向に回転させて積層することによってロータコア5を構成し、ロータシャフトに組付けてもよい。この場合、ロータコア5の製造に用いる型を小さくできる。一方、複数の鋼板1を型内で転積することでロータコア5全体を構成してもよい。この場合、コアブロックB1〜B4をそれぞれ構成して取り出した後に、コアブロック同士を第1の円周方向間隔だけずらしてロータシャフトに組付ける場合に比べて、組付け工程の増加を抑制することができるとともに、型内で十分な枚数の鋼板を積層することができ、型内からのコア排出が容易となる。
また、複数の鋼板1は、第一の円周方向間隔と第二の円周方向間隔との公倍数となる角度で転積されるので、一枚毎に転積されても、磁石挿入孔片3a及び貫通孔片9aがそれぞれ軸方向に直線的に連通したコアブロックB1〜B4を構成することができる。
また、コアブロックB1〜B4同士は、第一の円周方向間隔で転積されることになるので、コアブロックB1〜B4間における貫通孔9の円周方向の位置をずらし、応力を分散させることができる。
また、コアブロックB1〜B4において円周方向に並ぶ複数の貫通孔9を、同一コアブロックB1〜B4内で連通させることなく、隣接するコアブロックB1〜B4の貫通孔9を介して連通させることができるので、貫通孔9内を流れる冷却媒体の円周方向の流動を促進し、冷却媒体の偏りによるロータ10のアンバランスも抑制することができる。
また、前記公倍数を、第一の円周方向間隔と第二の円周方向間隔との最小公倍数とした場合には、鋼板1の転積角度を可及的に小さくし、コアブロックB1〜B4内における板厚偏差の累積をさらに抑制することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係るロータコア5及びその製造方法について、図9〜図12を参照して説明する。ただし、前記実施形態と共通の構成については、前記実施形態と同じ符号を付与し、その説明を省略する。
図9は、本発明の第2実施形態に係るロータコア5を構成する鋼板1Bの正面図であり、図10〜図12は、本発明の第2実施形態に係るロータコア5の製造工程を示す説明図であって、図10は、第一コアブロックB1の製造工程における鋼板1Bの転積ルールを示す説明図であり、図11は、第二コアブロックB2の製造工程における鋼板1Bの転積ルールを示す説明図であり、図12は、第nコアブロックBnの製造工程における鋼板1Bの転積ルールを示す説明図である。
図9に示すように、本発明の第2実施形態に係るロータコア5を構成する鋼板1Bは、貫通孔片9aの数が12である点が前記実施形態と相違している。以下、本発明の第2実施形態に係るロータコア5の製造方法について、図10〜図12を参照して説明する。ただし、以下の説明においては、磁石挿入孔片3aの数を8、貫通孔片9aの数を12、第一の円周方向間隔を45°、第二の円周方向間隔を30°、その公倍数(最小公倍数)を90°、各コアブロックB1〜B4における鋼板1Bの転積枚数をγ、鋼板1Bの転積角度をθ、転積済みの鋼板1Bの枚数をmとし、コアブロックB1〜B4の数は未定とする。
図10に示すように、第一コアブロックB1の製造工程では、γ枚の鋼板1Bを、0°を基準として、第一の円周方向間隔と第二の円周方向間隔との最小公倍数となる角度90°で一枚毎に転積して第一コアブロックB1を構成する。具体的には、1枚目の鋼板1Bを0°で転積し、2枚目の鋼板1Bを90°で転積し、3枚目の鋼板1Bを180°で転積し、4枚目の鋼板1Bを270°で転積し、5枚目の鋼板1Bを0°で転積する。このような転積をγ枚目まで繰り返すことにより、第一コアブロックB1が構成される。
図11に示すように、第二コアブロックB2の製造工程では、γ枚の鋼板1Bを、第一コアブロックB1に対して第一の円周方向間隔だけ回転した角度である45°を基準として、前記最小公倍数となる角度90°で一枚毎に転積して第二コアブロックB2を構成する。具体的には、γ+1枚目の鋼板1Bを45°で転積し、γ+2枚目の鋼板1Bを135°で転積し、γ+3枚目の鋼板1Bを225°で転積し、γ+4枚目の鋼板1Bを315°で転積し、γ+5枚目の鋼板1Bを45°で転積する。このような転積を2×γ枚目まで繰り返すことにより、第二コアブロックB2が構成される。
図12に示すように、第nコアブロックBnの製造工程では、γ枚の鋼板1Bを、第(n−1)コアブロックB(n−1)に対して第一の円周方向間隔だけ回転した角度である(n−1)×45°を基準として、前記最小公倍数となる角度90°で一枚毎に転積して第nコアブロックBnを構成する。具体的には、(n−1)×γ+1枚目の鋼板1Bを(n−1)×45°で転積し、(n−1)×γ+2枚目の鋼板1Bを(n−1)×45°+90°で転積し、(n−1)×γ+3枚目の鋼板1Bを(n−1)×45°+180°で転積し、(n−1)×γ+4枚目の鋼板1Bを(n−1)×45°+270°で転積し、(n−1)×γ+5枚目の鋼板1Bを(n−1)×45°で転積する。このような転積をn×γ枚目まで繰り返すことにより、第nコアブロックBnが構成される。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、鋼板1、1Bの磁石挿入孔片3aの数、貫通孔片9aの数(≠磁石挿入孔片3aの数)、第一の円周方向間隔、第二の円周方向間隔(≠第一の円周方向間隔)、その公倍数、各コアブロックB1〜B4における鋼板1、1Bの転積枚数、コアブロックB1〜B4の数などは適宜変更することができる。
また、上記実施形態では、一枚毎に転積する場合を例示したが、二枚毎等所定の枚数毎に転積してもよい。
1、1B 鋼板
3 磁石挿入孔
3a 磁石挿入孔片
5 ロータコア
9 貫通孔
9a 貫通孔片
10 ロータ
B1〜B4 コアブロック

Claims (4)

  1. 積層された複数の鋼板によって構成され、且つ第一の円周方向間隔毎に形成された複数の磁石挿入孔を有するロータコアと、
    前記磁石挿入孔に挿入される永久磁石と、を備えた回転電機のロータであって、
    前記ロータコアを構成する前記鋼板は、
    前記第一の円周方向間隔毎に形成され、複数の前記鋼板が積層されることによって複数の前記磁石挿入孔を構成する複数の磁石挿入孔片と、
    前記第一の円周方向間隔とは異なる、第二の円周方向間隔毎に前記鋼板を軸方向に貫通する複数の貫通孔片と、を有し、
    前記ロータコアは、
    複数の前記鋼板が、前記第一の円周方向間隔と前記第二の円周方向間隔との公倍数となる角度で転積して構成された第一のコアブロックと、
    複数の前記鋼板が、前記第一のコアブロックに対して前記第一の円周方向間隔だけ回転した角度を基準として、前記公倍数となる角度で転積して構成された第二のコアブロックと、を備える、回転電機のロータ。
  2. 請求項1に記載の回転電機のロータであって、
    前記公倍数となる角度は、前記第一の円周方向間隔と前記第二の円周方向間隔との最小公倍数である、回転電機のロータ。
  3. 積層された複数の鋼板によって構成され、且つ第一の円周方向間隔毎に形成された複数の磁石挿入孔を有するロータコアと、
    前記磁石挿入孔に挿入される永久磁石と、を備えた回転電機のロータの製造方法であって、
    前記ロータコアを構成する前記鋼板は、
    前記第一の円周方向間隔毎に形成され、複数の前記鋼板が積層されることによって複数の前記磁石挿入孔を構成する複数の磁石挿入孔片と、
    前記第一の円周方向間隔とは異なる、第二の円周方向間隔毎に前記鋼板を軸方向に貫通する複数の貫通孔片と、を有し、
    前記ロータコアの製造工程には、
    複数の前記鋼板を、前記第一の円周方向間隔と前記第二の円周方向間隔との公倍数となる角度で転積する第1転積工程と、
    複数の前記鋼板を、前記第1転積工程に対して前記第一の円周方向間隔だけ回転した角度を基準として、前記公倍数となる角度で転積する第2転積工程と、が含まれる、回転電機のロータの製造方法。
  4. 積層された複数の鋼板によって構成され、且つ第一の円周方向間隔毎に形成された複数の磁石挿入孔を有するロータコアと、
    前記磁石挿入孔に挿入される永久磁石と、を備えた回転電機のロータの製造方法であって、
    前記ロータコアを構成する前記鋼板は、
    前記第一の円周方向間隔毎に形成され、複数の前記鋼板が積層されることによって複数の前記磁石挿入孔を構成する複数の磁石挿入孔片と、
    前記第一の円周方向間隔とは異なる、第二の円周方向間隔毎に前記鋼板を軸方向に貫通する複数の貫通孔片と、を有し、
    前記ロータコアの製造工程には、
    複数の前記鋼板を、前記第一の円周方向間隔と前記第二の円周方向間隔との公倍数となる角度で転積して第一のコアブロックを構成する工程と、
    複数の前記鋼板を、前記第一のコアブロックに対して前記第一の円周方向間隔だけ回転した角度を基準として、前記公倍数となる角度で転積して第二のコアブロックを構成する工程と、が含まれる、回転電機のロータの製造方法。
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