JP2016132453A - 折畳式紙器及び紙シート - Google Patents

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Abstract

【課題】折畳式紙器にホットメルト接着剤等を充填する際における糸引き状体の付着や、紙シートの表裏の取り違えによるトラブルを防止する。
【解決手段】折畳式紙器30は、1枚の紙シート40を折り畳むことで形成され、上面開放の箱状になっている。紙シート40は、紙製のシート本体41と、シート本体41の第1面41aに被膜された第1剥離層51と、シート本体41の第2面41bに被膜された第2剥離層52とを備えている。
【選択図】図5

Description

本発明は、1枚の紙シートを箱状に折ってなる折畳式紙器及び前記紙シートに関し、例えばホットメルト接着剤等の粘性物を収容するのに適した折畳式紙器及び紙シートに関する。
例えば特許文献1には折畳式紙器が開示されている。折畳式紙器は、1枚の長方形の紙シートを折り畳むことによって形成されたものであり、上面が開放された箱状になっている。紙シートの一側面には、シリコーンからなる剥離層が形成されている。紙シートを折り畳む際は、剥離層が折畳式紙器の内面側に来るようにする。そして、複数の折畳式紙器を段ボール紙製の箱本体の内部に並べてセットすることで、収容箱が構成される。
収容箱は、例えばホットメルト接着剤を収容するのに用いられる。加熱溶融されたホットメルト接着剤をノズルから収容箱内の各折畳式紙器の内部に充填する。折畳式紙器の内面を剥離層によって形成しておくことで、ホットメルト接着剤の使用時には、折畳式紙器を簡単に剥がすことができる。
特許第5547978号公報
前記充填が終了したときは、ノズルからのホットメルト接着剤の吐出を停止したうえで、収容箱をノズルの真下から退避させる。又はノズルを収容箱の真上から退避させる。しかし、加熱溶融されたホットメルト接着剤は、粘度が高いために、吐出を止めても切れにくく、ノズルから糸状に垂れた状態の糸引き状体になりやすい。この糸引き状体が、折畳式紙器の外面や段ボール紙製の箱本体に付着することで、折畳式紙器と箱本体とが部分的に接着するおそれがある。
特許文献1においては、折畳式紙器の一対の側壁の上部から外面側へ折り返す折り返し部(翼片部)を設けることで、糸引き状体による接着を防止しているが、折畳式紙器における前記側壁と直交する端壁には折り返し部が無く、この端壁の外面に糸引き状体が付いた場合には箱本体と接着してしまう。
このような糸引き状体による接着が起きると、その後、ホットメルト接着剤を使用するために、折畳式紙器を収容箱から取り出す際、前記接着部分を破らなくてはならなくなり、作業性が損なわれる。加えて、破った際の紙粉がホットメルト接着剤に付着することで、ホットメルト接着剤の品質が低下するおそれがある。
また、紙シートを折り畳んで折畳式紙器を作製する際、紙シートの剥離層が有る面と無い面とを取り違えることも想定される。そうすると、剥離層の無い面が折畳式紙器の内面に来るために、ホットメルト接着剤を充填すると、折畳式紙器の内面にホットメルト接着剤がくっ付いて剥離不能になってしまう。
本発明は、このような事情に鑑み、ホットメルト接着剤等の充填物の糸引き状体の付着や、紙シートの表裏の取り違えによるトラブルを防止することを目的とする。
前記問題点を解決するために、本発明に係る折畳式紙器は、 1枚の紙シートからなり、該紙シートを折ることで上面開放の箱状に形成された折畳式紙器であって、
前記紙シートが、
紙製のシート本体と、
前記シート本体の第1面に被膜された第1剥離層と、
前記シート本体の前記第1面の裏側の第2面に被膜された第2剥離層と、
を備えたことを特徴とする。
この折畳式紙器によれば、紙シートの第1面と第2面を取り違えて折り畳んだとしても、第1剥離層及び第2剥離層のうち何れか一方によって折畳式紙器の内面が被覆された状態にすることができる。したがって、折畳式紙器内にホットメルト接着剤等の充填物を充填したとき、剥離不能になるのを防止でき、紙シートの表裏の取り違えによるトラブルを回避することができる。言い換えると、紙シートを折り畳んで折畳式紙器を作製する際、紙シートの表裏を気にする必要がない。したがって、折畳式紙器の作製を容易化できる。
また、折畳式紙器の外面は、第1剥離層及び第2剥離層のうち他方によって被覆された状態になるため、充填物の糸引き状体が折畳式紙器の外面から箱本体等の周辺部材へ跨るように付着したとしても、糸引き状体を簡単に剥離できる。ひいては、折畳式紙器と周辺部材とを確実に分離できる。これによって、糸引き状体の付着によるトラブルを防止することができる。
また、本発明に係る折畳式紙器用紙シートは、上面開放の箱状の折畳式紙器となる紙シートであって、
紙製のシート本体と、
前記シート本体の第1面に被膜された第1剥離層と、
前記シート本体の前記第1面の裏側の第2面に被膜された第2剥離層と、
を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ホットメルト接着剤等の充填物の糸引き状体の付着や、紙シートの表裏の取り違えによるトラブルを確実に防止することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る折畳式紙器を含む収容箱を、ホットメルト接着剤の充填前の状態で示す平面図である。 図2は、前記収容箱の折畳式紙器及び箱本体の分解斜視図である。 図3は、前記折畳式紙器の斜視図である。 図4は、前記折畳式紙器となる紙シートを展開して示す平面図である。 図5は、図4のV−V線に沿って前記紙シートの一部分を拡大して示す断面図である。 図6(a)〜(k)は、前記紙シートから前記折畳式紙器を作製する手順を示す解説図である。 図7(a)は、同図(b)のVIIa−VIIa線に沿う、ホットメルト接着剤充填装置の平面図である。同図(b)は、前記ホットメルト接着剤充填装置の正面図である。 図8(a)は、前記ホットメルト接着剤充填装置の充填位置周辺を、ホットメルト接着剤の充填を停止した状態で示す正面断面図である。同図(b)は、同図(a)の後、搬送を開始した状態を示す正面断面図である。 図9は、ホットメルト接着剤の糸引き状体が折畳式紙器の端壁と箱本体との間に跨って付着した状態を拡大して示す断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面にしたがって説明する。
図1及び図2は、収容箱2を示したものである。収容箱2は、箱本体20と、複数の折畳式紙器30を含む。箱本体20は、紙製の段ボールにて構成されている。箱本体20内に厚紙製の仕切り22が設けられている。仕切り22によって箱本体20の内部が複数(例えば8つ)の収容室21に仕切られている。これら収容室21は、箱本体20の短手方向(図1において左右)に2列(複数列)をなしている。各列において4つ(複数)の収容室21が箱本体20の長手方向(図1において上下)に並べられている。
なお、収容室21の数や配列は適宜改変できる。
図1に示すように、各収容室21に折畳式紙器30が収容されている。図3に示すように、折畳式紙器30は、底部31と、一対の側壁32と、一対の端壁33を有し、上面が開放された箱形状(立方体形状ないしは直方体形状)になっている。図1及び図2に示すように、側壁32は、収容箱2の長手方向に沿うように向けられ、かつ端壁33は、収容箱2の短手方向に沿うように向けられている。側壁32の上端部には、折り返し部34が形成されている。折り返し部34は、側壁32の外面側へ折り返されている。折り返し部34によって、側壁32のコシを強くでき、折畳式紙器30の保形性を高めることができる。
図4に示すように、折畳式紙器30は、1枚の紙シート40を箱形状に折ることによって構成されている。図5に示すように、紙シート40は、シート本体41と、剥離層51,52を有している。シート本体41の形状ひいては紙シート40の形状は、長方形(四角形)であるが、これに限定されるものではなく、特許文献1の図16のような変形多角形状であってもよい。シート本体41の材質は、例えばパルプ製の紙であり、ここではグラシン紙が用いられているが、これに限られず合成紙や樹脂紙等を用いてもよい。
シート本体41の表側(図5において上側)の第1面41aの全域に第1剥離層51が被膜されている。シート本体41の裏側(図5において下側)の第2面41bの全域に第2剥離層52が被膜されている。剥離層51,52の材質は、シリコーン樹脂であるが、これに限られず、フッ素系樹脂等であってもよい。剥離層51,52をシリコーン樹脂にて構成することによって、耐熱性を確保できるとともに、材料コストを安価にすることができる。
なお、図5において、シート本体41及び剥離層51,52の厚みは誇張されている。
更に、図2に示すように、各折畳式紙器30には、それとは別体の蓋紙35が付加されている。蓋紙35は、紙シート40と同じ材質にて構成され、四角形になっている。蓋紙35の両面には剥離層が設けられている。蓋紙35の一側縁は、上方へ折り返されることで、つまみ片35fを形成している。
紙シート40は、例えば特許文献1(特許第5547978号公報)と同様の手順で折り畳まれることで、折畳式紙器30となる。
詳しくは、図4に示すように、紙シート40に予め主要な折線X2,X3,Y1,Y2等に沿う折り目を付けておく。
そして、先ず図6(a)に示すように、紙シート40を上側の横折線X2に沿って折る。このとき、好ましくは表側の第1面41aが谷折りされるようにする。
次に、左側の縦折線Y1に沿って一旦折った後、図6(b)に示すように、縦折線Y1よりも左辺40d側の部分を外側へ開きながら、上部を山形に折って山形部V1を形成する。同様にして、右側の縦折線Y2に沿って一旦折った後、図6(c)に示すように、縦折線Y2よりも右辺40c側の部分を外側へ開きながら、上部を山形に折って山形部V2を形成する。
次に、図6(d)に示すように、中央部に出来た片H2を横折線X1に沿って折ることで、1つの折り返し部34とする。
次に、図6(e)に示すように、横折線X3に沿って2つに折る。
次に、図6(f)に示すように、縦折線Y1に沿って折り、更に図6(g)に示すように、山形部V1をクサビ型の三角形状になるように左側へ引き出す。同様に、図6(h)に示すように、縦折線Y2に沿って折り、更に図6(i)に示すように、山形部V2をクサビ型の三角形状になるように右側へ引き出す。
次に、図6(j)に示すように、上部に突出した片H1を横折線X4に沿って折ることで、もう1つの折り返し部34とする。
これによって、折畳状態の折畳式紙器30が出来上がる。折畳状態の折畳式紙器30は、扁平であるから、保管及び運搬に便利である。
図6(k)に示すように、この折畳状態の折畳式紙器30を拡げることによって、図3に示すように、折畳式紙器30が箱形状になる。
前述したように、折り畳み作業の最初の段階(図6(a))で、第1面41aを谷折りすることで、第1面41aが折畳式紙器30の内面を構成し、第2面41bが折畳式紙器30の外面を構成するようにできる。したがって、折畳式紙器30の内面は、第1剥離層51によって被膜されている。
これに対して、誤って最初に第1面41aを山折り(第2面41bを谷折り)することも考えられる。その場合、第2面41bが折畳式紙器30の内面を構成し、第1面41aが折畳式紙器30の外面を構成することになる。そのため、折畳式紙器30の内面は、第2剥離層52によって被膜される。要するに、紙シート40の第1面41aと第2面41bを取り違えようが取り違えまいが、折畳式紙器30の内面は何れかの剥離層51又は52で被膜されていることになる。
したがって、後述するように、ホットメルト接着剤A(図7)等を折畳式紙器30内に充填した場合、折畳式紙器30がホットメルト接着剤Aに接着して剥離不能になるのを回避できる。これによって、紙シート40の表裏の取り違えによるトラブルを防止することができる。言い換えると、紙シート40を折り畳んで折畳式紙器30を作製する際、紙シート40の表裏を気にする必要がない。したがって、折畳式紙器30の作製を容易化できる。
図1に示すように、折畳式紙器30を複数作製し、これら折畳式紙器30を箱本体20の各収容室21に入れる。このとき、好ましくは、各折畳式紙器30の側壁32を箱本体20の長手方向(図1において上下)に沿わせ、かつ端壁33を箱本体20の短手方向(図1において左右)に沿わせる。したがって、折り返し部34が、箱本体20の長手方向に沿う。このようにして、収容箱2が出来上がる。
図7に示すように、収容箱2は、例えばホットメルト接着剤A(充填物)の収容器として用いられる。ホットメルト接着剤Aの収容(充填)操作は、例えばホットメルト接着剤充填装置1を用いて行われる。ホットメルト接着剤充填装置1は、コンベア10と、ノズル12を有している。コンベア10の中間の充填操作位置11の上方に例えば8つ(複数)のノズル12が設置されている。各ノズル12の吐出口14は下方へ向けられている。図7(a)に示すように、8つのノズル12は、コンベア10の搬送方向(同図において左右)に2列(複数列)をなしている。かつ各列において4つ(複数)のノズル12がコンベア10の幅方向(同図において上下)に並べられている。図7(b)に示すように、各ノズル12にホットメルト接着剤供給源13が接続されている。ホットメルト接着剤供給源13は、ホットメルト接着剤Aを溶融温度まで加熱してノズル12に供給する。
なお、ノズル12の数や配列は適宜改変できる。
ホットメルト接着剤Aの充填は次のようにして行われる。
図7に示すように、複数の収容箱2をコンベア10上に一列に並べて順次搬送する。このとき、好ましくは、収容箱2の長手方向をコンベア10の幅方向に向け、収容箱2の短手方向をコンベア10の搬送方向に向ける。したがって、図8に示すように、各折畳式紙器30の折り返し部34は、その折畳式紙器30における搬送方向の両側(図8において左右)に位置することになる。
図7(b)に示すように、各収容箱2がコンベア10の充填操作位置11に来たとき、ノズル12と、その収容箱2の収容室21とが、上下に1対1に対峙する。このとき、好ましくはコンベア10による搬送を一時停止したうえで、ホットメルト接着剤供給源13から溶融状態のホットメルト接着剤Aをノズル12に導入して、吐出口14から吐出する。これによって、ホットメルト接着剤Aを折畳式紙器30内に注入して充填できる。しかも、8つ(複数)のノズル12と、8つ(複数)の折畳式紙器30が1対1に対応することで、これら折畳式紙器30に一度にホットメルト接着剤Aを充填することができる。
シート本体41を紙製とし、更には剥離層51,52をシリコーンにて構成することによって耐熱性を確保でき、折畳式紙器30がホットメルト接着剤Aの熱によってダメージを受けるのを回避できる。
充填終了後、ノズル12からのホットメルト接着剤Aの吐出を停止したうえで、コンベア10による搬送を再開し、収容箱2をノズル12の直下から退避させる。さらに、折畳式紙器30内のホットメルト接着剤Aの上面に蓋紙35を被せることで蓋をする。蓋紙35は、両面に剥離層が設けられているため、何れの面がホットメルト接着剤Aと接することになっても、簡単に剥離することができる。
ここで、図8(a)に示すように、前記充填時のホットメルト接着剤Aは、溶融されていて粘度が高いために、ノズル12からの吐出を停止しても切れにくく、ノズル12から糸状に垂れた糸引き状体A1になりやすい。図8(b)に示すように、この状態で搬送を再開すると、糸引き状体A1が折畳式紙器30から箱本体20(周辺部材)に跨って付着することになる。
この糸引き状体A1を含むホットメルト接着剤Aは、その後、自然冷却等によって硬化する。
一方、前述したように、折畳式紙器30における搬送方向の両側部(図8(b)において左右)には、折り返し部34が設けられている。そのため、糸引き状体A1は、折り返し部34から箱本体20の仕切り22や側壁23に跨って付着することになる。この折り返し部34の外面は剥離層51(又は52)で被膜されている。したがって、硬化した糸引き状体A1を折り返し部34から簡単に剥がすことができる。ひいては、折畳式紙器30と箱本体20とを確実に分離することができる。
これに対し、折畳式紙器30を箱本体20に収容する際、誤って正規の向きに対して90°回転させた向きにして収容してしまうことも想定される。この場合、図9に拡大して示すように、糸引き状体A1は、折畳式紙器30の端壁33から箱本体20に跨って付着することになる。
また、収容箱2内の折畳式紙器30が正規の向きに向けられていたとしても、ノズル12からのホットメルト接着剤Aの吐出時や搬送時に、何らかの原因で、糸引き状体A1等のホットメルト接着剤Aの一部が、端壁33の外面から箱本体20に跨って付着することも想定される。
そのような場合でも、端壁33の外面には剥離層52(又は51)が被膜されているために、硬化した糸引き状体A1を端壁33から簡単に剥がすことができる。ひいては、折畳式紙器30と箱本体20とを確実に分離することができる。
したがって、ホットメルト接着剤Aを使用する際、ホットメルト接着剤A入りの折畳式紙器30を収容箱2から容易に取り出すことができる。すなわち、折畳式紙器30が箱本体20と接着して取り出し難かったり、折畳式紙器30や箱本体20を破らないと取り出せなかったりするのを回避できる。また、箱本体20や折畳式紙器30が破けることで紙粉が発生するのを防止できる。これによって、糸引き状体A1等の付着によるトラブルを防止することができ、良好な作業性を確保できる。
取り出し後、折畳式紙器30をホットメルト接着剤Aから剥がす。折畳式紙器30の内面は剥離層51(又は52)にて被覆されているために、折畳式紙器30をホットメルト接着剤Aから簡単かつ確実に剥離することができる。また、剥離時に折畳式紙器30の一部が破けて紙粉が発生するのを防止できる。したがって、作業性を一層高めることができる。
その後、ホットメルト接着剤Aを加熱して溶融させて、接着対象の接着剤として用いる。前述したように、収容箱2からの取り出し時や折畳式紙器30の剥離時に紙粉が発生するのを防止できるから、ホットメルト接着剤Aの品質が低下するのを回避できる。
本発明は、前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改変をなすことができる。
例えば、折畳式紙器30に収容される充填物は、ホットメルト接着剤Aに限られず、溶剤等であってもよい。
第1剥離層51と第2剥離層52の材質及び組成が互いに異なっていてもよい。
ホットメルト接着剤充填装置1において、ノズル12を動かすことで、収容箱2とノズル12とを相対移動させてもよい。
折畳式紙器30の折り返し部34を省略してもよい。折畳式紙器30の側壁32だけでなく端壁33にも折り返し部34を設けることにしてもよい。
本発明は、例えばホットメルト接着剤を収容するための紙製容器に適用可能である。
30 折畳式紙器
40 紙シート
41 シート本体
41a 第1面
41b 第2面
51 第1剥離層
52 第2剥離層

Claims (2)

  1. 1枚の紙シートからなり、該紙シートを折ることで上面開放の箱状に形成された折畳式紙器であって、
    前記紙シートが、
    紙製のシート本体と、
    前記シート本体の第1面に被膜された第1剥離層と、
    前記シート本体の前記第1面の裏側の第2面に被膜された第2剥離層と、
    を備えたことを特徴とする折畳式紙器。
  2. 上面開放の箱状の折畳式紙器となる紙シートであって、
    紙製のシート本体と、
    前記シート本体の第1面に被膜された第1剥離層と、
    前記シート本体の前記第1面の裏側の第2面に被膜された第2剥離層と、
    を備えたことを特徴とする折畳式紙器用紙シート。
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