JP2016132453A - 折畳式紙器及び紙シート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】折畳式紙器30は、1枚の紙シート40を折り畳むことで形成され、上面開放の箱状になっている。紙シート40は、紙製のシート本体41と、シート本体41の第1面41aに被膜された第1剥離層51と、シート本体41の第2面41bに被膜された第2剥離層52とを備えている。
【選択図】図5
Description
前記紙シートが、
紙製のシート本体と、
前記シート本体の第1面に被膜された第1剥離層と、
前記シート本体の前記第1面の裏側の第2面に被膜された第2剥離層と、
を備えたことを特徴とする。
また、折畳式紙器の外面は、第1剥離層及び第2剥離層のうち他方によって被覆された状態になるため、充填物の糸引き状体が折畳式紙器の外面から箱本体等の周辺部材へ跨るように付着したとしても、糸引き状体を簡単に剥離できる。ひいては、折畳式紙器と周辺部材とを確実に分離できる。これによって、糸引き状体の付着によるトラブルを防止することができる。
紙製のシート本体と、
前記シート本体の第1面に被膜された第1剥離層と、
前記シート本体の前記第1面の裏側の第2面に被膜された第2剥離層と、
を備えたことを特徴とする。
図1及び図2は、収容箱2を示したものである。収容箱2は、箱本体20と、複数の折畳式紙器30を含む。箱本体20は、紙製の段ボールにて構成されている。箱本体20内に厚紙製の仕切り22が設けられている。仕切り22によって箱本体20の内部が複数(例えば8つ)の収容室21に仕切られている。これら収容室21は、箱本体20の短手方向(図1において左右)に2列(複数列)をなしている。各列において4つ(複数)の収容室21が箱本体20の長手方向(図1において上下)に並べられている。
なお、収容室21の数や配列は適宜改変できる。
なお、図5において、シート本体41及び剥離層51,52の厚みは誇張されている。
詳しくは、図4に示すように、紙シート40に予め主要な折線X2,X3,Y1,Y2等に沿う折り目を付けておく。
そして、先ず図6(a)に示すように、紙シート40を上側の横折線X2に沿って折る。このとき、好ましくは表側の第1面41aが谷折りされるようにする。
次に、左側の縦折線Y1に沿って一旦折った後、図6(b)に示すように、縦折線Y1よりも左辺40d側の部分を外側へ開きながら、上部を山形に折って山形部V1を形成する。同様にして、右側の縦折線Y2に沿って一旦折った後、図6(c)に示すように、縦折線Y2よりも右辺40c側の部分を外側へ開きながら、上部を山形に折って山形部V2を形成する。
次に、図6(d)に示すように、中央部に出来た片H2を横折線X1に沿って折ることで、1つの折り返し部34とする。
次に、図6(e)に示すように、横折線X3に沿って2つに折る。
次に、図6(f)に示すように、縦折線Y1に沿って折り、更に図6(g)に示すように、山形部V1をクサビ型の三角形状になるように左側へ引き出す。同様に、図6(h)に示すように、縦折線Y2に沿って折り、更に図6(i)に示すように、山形部V2をクサビ型の三角形状になるように右側へ引き出す。
次に、図6(j)に示すように、上部に突出した片H1を横折線X4に沿って折ることで、もう1つの折り返し部34とする。
これによって、折畳状態の折畳式紙器30が出来上がる。折畳状態の折畳式紙器30は、扁平であるから、保管及び運搬に便利である。
図6(k)に示すように、この折畳状態の折畳式紙器30を拡げることによって、図3に示すように、折畳式紙器30が箱形状になる。
なお、ノズル12の数や配列は適宜改変できる。
図7に示すように、複数の収容箱2をコンベア10上に一列に並べて順次搬送する。このとき、好ましくは、収容箱2の長手方向をコンベア10の幅方向に向け、収容箱2の短手方向をコンベア10の搬送方向に向ける。したがって、図8に示すように、各折畳式紙器30の折り返し部34は、その折畳式紙器30における搬送方向の両側(図8において左右)に位置することになる。
シート本体41を紙製とし、更には剥離層51,52をシリコーンにて構成することによって耐熱性を確保でき、折畳式紙器30がホットメルト接着剤Aの熱によってダメージを受けるのを回避できる。
この糸引き状体A1を含むホットメルト接着剤Aは、その後、自然冷却等によって硬化する。
また、収容箱2内の折畳式紙器30が正規の向きに向けられていたとしても、ノズル12からのホットメルト接着剤Aの吐出時や搬送時に、何らかの原因で、糸引き状体A1等のホットメルト接着剤Aの一部が、端壁33の外面から箱本体20に跨って付着することも想定される。
そのような場合でも、端壁33の外面には剥離層52(又は51)が被膜されているために、硬化した糸引き状体A1を端壁33から簡単に剥がすことができる。ひいては、折畳式紙器30と箱本体20とを確実に分離することができる。
例えば、折畳式紙器30に収容される充填物は、ホットメルト接着剤Aに限られず、溶剤等であってもよい。
第1剥離層51と第2剥離層52の材質及び組成が互いに異なっていてもよい。
ホットメルト接着剤充填装置1において、ノズル12を動かすことで、収容箱2とノズル12とを相対移動させてもよい。
折畳式紙器30の折り返し部34を省略してもよい。折畳式紙器30の側壁32だけでなく端壁33にも折り返し部34を設けることにしてもよい。
40 紙シート
41 シート本体
41a 第1面
41b 第2面
51 第1剥離層
52 第2剥離層
Claims (2)
- 1枚の紙シートからなり、該紙シートを折ることで上面開放の箱状に形成された折畳式紙器であって、
前記紙シートが、
紙製のシート本体と、
前記シート本体の第1面に被膜された第1剥離層と、
前記シート本体の前記第1面の裏側の第2面に被膜された第2剥離層と、
を備えたことを特徴とする折畳式紙器。 - 上面開放の箱状の折畳式紙器となる紙シートであって、
紙製のシート本体と、
前記シート本体の第1面に被膜された第1剥離層と、
前記シート本体の前記第1面の裏側の第2面に被膜された第2剥離層と、
を備えたことを特徴とする折畳式紙器用紙シート。
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---|---|---|---|
JP2015005810A JP6448375B2 (ja) | 2015-01-15 | 2015-01-15 | 蓋紙付き粘性物収容用折畳式紙器 |
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2015
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