JP2016131449A - 保護部材付電線及び電線保護部材 - Google Patents

保護部材付電線及び電線保護部材 Download PDF

Info

Publication number
JP2016131449A
JP2016131449A JP2015004770A JP2015004770A JP2016131449A JP 2016131449 A JP2016131449 A JP 2016131449A JP 2015004770 A JP2015004770 A JP 2015004770A JP 2015004770 A JP2015004770 A JP 2015004770A JP 2016131449 A JP2016131449 A JP 2016131449A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protection member
electric wire
wire protection
wire
convex portions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015004770A
Other languages
English (en)
Inventor
宏弥 鈴木
Hiroya Suzuki
宏弥 鈴木
康宏 梶原
Yasuhiro Kajiwara
康宏 梶原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2015004770A priority Critical patent/JP2016131449A/ja
Publication of JP2016131449A publication Critical patent/JP2016131449A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Indoor Wiring (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)

Abstract

【課題】不織部材をホットプレスした電線保護部材を少なくとも1本の電線に対して容易に取付られるようにすることを目的とする。
【解決手段】保護部材付電線10は、少なくとも1本の電線(例えば、電線束12)と、不織部材がホットプレスされることによりシート状に形成され、その少なくとも一方の主面に、複数の直線状の凸状部24と複数の直線状の凹状部26とが交互にストライプ状に形成された電線保護部材20と、複数の凸状部24と複数の凹状部26との延在方向を少なくとも1本の電線の延在方向に一致させた状態で、電線保護部材20が少なくとも1本の電線に巻付られて取付けられた状態を維持する取付部材40とを備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、電線を保護する技術に関する。
特許文献1は、少なくとも1本の電線を含む配線部と、配線部の外周部を覆う電線保護用不織材料が少なくとも一部でホットプレスされることにより形成された電線保護部とを備えるワイヤーハーネスを開示している。
特開2013−183597号公報
しかしながら、特許文献1に開示の技術によると、配線部を不織材料で覆った状態でホットプレスしているため、ワイヤーハーネスの製造現場でホットプレス作業を行う必要があり、電線保護部の形成が困難であるという問題がある。
そこで、本発明は、不織部材をホットプレスした電線保護部材を少なくとも1本の電線に対して容易に取付られるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様に係る保護部材付電線は、少なくとも1本の電線と、不織部材がホットプレスされることによりシート状に形成され、その少なくとも一方の主面に、複数の直線状の凸状部と複数の直線状の凹状部とが交互にストライプ状に形成された電線保護部材と、前記複数の凸状部と前記複数の凹状部との延在方向を前記少なくとも1本の電線の延在方向に一致させた状態で、前記電線保護部材が前記少なくとも1本の電線に巻付られて取付けられた状態を維持する取付部材とを備える。
第2の態様は、第1の態様に係る保護部材付電線であって、前記電線保護部材が前記少なくとも1本の電線に巻付けられた状態で、前記複数の凸状部と前記複数の凹状部とが前記電線保護部材の外周側に設けられているものである。
第3の態様は、第1又は第2の態様に係る保護部材付電線であって、前記電線保護部材の両方の主面のそれぞれに、前記複数の凸状部と前記複数の凹状部とが交互にストライプ状に形成されており、前記電線保護部材を平面視で観察した場合において、前記電線保護部材の一方の主面に形成された複数の凸状部が、前記電線保護部材の他方の主面に形成された複数の凹状部に対応する位置に形成され、前記電線保護部材の一方の主面に形成された複数の凹状部が、前記電線保護部材の他方の主面に形成された複数の凸状部に対応する位置に形成されているものである。
第4の態様に係る電線保護部材は、不織部材がホットプレスされることによりシート状に形成され、その少なくとも一方の主面に、複数の直線状の凸状部と複数の直線状の凹状部とが交互にストライプ状に形成されたものである。
第1の態様によると、電線保護部材は、複数の凸状部と複数の凹状部との延在方向に沿ったラインで容易に曲ることができる。このため、前記複数の凸状部と前記複数の凹状部との延在方向を前記少なくとも1本の電線の延在方向に一致させた状態で、電線保護部材を少なくとも1本の電線に容易に巻付けることができる。これにより、不織部材をホットプレスした電線保護部材を少なくとも1本の電線に対して容易に取付けることができる。
第2の態様によると、電線保護部材の見かけの厚みを大きくすることができるため、耐摩耗性を向上させることができる。
第3の態様によると、複数の凸状部と複数の凹状部とが、電線保護部材の両面で互いに対応する位置に形成される。このため、電線保護部材は、複数の凸状部と複数の凹状部の延在方向に沿ったラインで容易に曲ることができる。このため、電線保護部材を少なくとも1本の電線に対してより容易に取付けることができる。
実施形態に係る保護部材付電線を示す概略斜視図である。 同上の保護部材付電線を示す概略正面図である。 電線保護部材を示す概略正面図である。 電線保護部材を製造する工程の一例を示す図である。 電線保護部材を製造する工程の一例を示す図である。 長尺シート状の部材から電線保護部材を切断する例を示す図である。 変形例に係る保護部材を示す概略正面図である。 他の変形例に係る保護部材を示す概略正面図である。 さらに他の変形例に係る保護部材を示す概略正面図である。
以下、実施形態に係る電線保護部材20及び保護部材付電線10について説明する。図1は保護部材付電線10を示す概略斜視図であり、図2は保護部材付電線10を示す概略正面図であり、図3は電線保護部材20を示す概略正面図である。なお、図3では、電線束12のうち電線保護部材20によって保護される部分の円形状概形を2点鎖線で示している。
保護部材付電線10は、少なくとも1つの電線としての電線束12と、電線保護部材20と、取付部材40とを備える。
電線束12は、複数の電線11が束ねられた構成とされている。ここでは、電線束12は、その延在方向に対して直交する断面形状が円形状をなすように束ねられている。なお、電線束12は、本電線保護部材20によって保護される部分又は電線保護部材20から外方に延出した部分で、分岐していてもよい。前者の場合、電線保護部材20の延在方向中間部に電線を引出すための凹部を形成しておき、当該凹部から電線を引出すとよい。
電線束12に対して、光ファイバケーブル及びウオッシャーチューブ等のチューブ類の少なくとも1つが束ねられていてもよい。また、保護対象は、1本の電線であってもよい。すなわち、本電線保護部材20による保護対象として、少なくとも1本の電線を含めばよく、これに別の電線以外の線状体が付加されていてもよい。
本保護部材付電線10は、車両における所定の配線形態に沿って配設された状態で、コネクタ接続等を介して各種車載電気部品に接続される。これにより、車載電気部品が本保護部材付電線10を介して相互に電気的に接続される。
電線保護部材20は、不織部材がホットプレスされることによりシート状に形成され、その少なくとも一方の主面に、複数の直線状の凸状部24と複数の直線状の凹状部26とが交互にストライプ状に形成された構成とされている。
ここで、ホットプレスとは、不織部材に対して加熱処理及び不織部材を型に押付けて所定形状に形成する処理を施すことをいう。加熱処理と所定形状への形成処理とは、同時に行われてもよいし、或は、連続的に別々に行われてもよい。例えば、不織部材を圧縮状態で加熱した後、冷却により固まる前に所定の型に押付けて曲げることで、当該曲げ形状に維持できる。この実施形態に係る電線保護部材20を加工するのに適したホットプレス加工の例については後にさらに詳述する。
また、加工対象となる不織部材としては、少なくとも一部が溶融し或いは軟らかくなり、その後冷却工程を経て硬くなることが可能なものを用いることができる。このような不織部材として、基本繊維とバインダ(接着樹脂とも呼ばれる)とを含むものを用いることができる。バインダは、基本繊維の融点(例えば、250度)よりも低い融点(例えば、110度〜150度)を有する樹脂である。そして、不織部材を、基本繊維の融点より低く且つバインダの融点よりも高い温度に加熱することにより、バインダが溶融されて基本繊維間にしみ込む。この後、不織部材の温度が低下すると、バインダが凝固する。これにより、不織部材を加熱時の成形状態に維持することができる。
不織部材の基本繊維としては、バインダの融点で繊維状態を保ち得るものであればよく、樹脂繊維の他、ガラス繊維等の各種繊維を用いることができる。また、バインダは、基本繊維の融点より低い融点を有する熱可塑性樹脂繊維を用いることができる。例えば、基本繊維とバインダとの組合せとしては、基本繊維をPET(ポリエチレンテレフタレート)の樹脂繊維とし、バインダをPETとPEI(ポリエチレンイソフタレート)との共重合樹脂としたものが挙げられる。
ここでは、電線保護部材20は、方形シート状に形成されており、電線保護部材20の両方の主面のそれぞれに、複数の凸状部24と複数の凹状部26とが交互にストライプ状に形成されている。複数の凸状部24と複数の凹状部26とは、電線保護部材20の4つの辺のうち対向する一組の辺の方向に沿って延在している。また、複数の凸状部24と複数の凹状部26とは、4つの辺のうち対向する他の一組の辺に至る迄形成されている。すなわち、複数の凸状部24と複数の凹状部26とは、電線保護部材20の1つの辺からこれに対向する他の辺に亘って全体的に形成されている。
電線保護部材20の一方の主面には、複数の凸状部24と複数の凹状部26とが交互にストライプ状に形成されている。凸状部24をその延在方向に沿った方向から見ると、湾曲しつつ突出する形状に形成されている。また、凹状部26をその延在方向に沿って見ると、湾曲しつつ凹む形状に形成されている。このため、電線保護部材20の一方の主面を、複数の凸状部24と複数の凹状部26との延在方向に対して直交する方向から観察すると、凸形状部分と凹形状部分とがサインカーブを描きつつ連続する形状を示す。
また、電線保護部材20の他方の主面には、複数の凸状部24と複数の凹状部26とが交互にストライプ状に形成されている。電線保護部材20の他方の主面に形成された複数の凸状部24と複数の凹状部26とは、電線保護部材20の一方の主面に形成された複数の凸状部24と複数の凹状部26と同形状に形成されている。このため、このため、電線保護部材20の他方の主面を、複数の凸状部24と複数の凹状部26との延在方向に対して直交する方向から観察すると、凸形状部分と凹形状部分とがサインカーブを描きつつ連続する形状を示す。
また、電線保護部材20を平面視で観察すると、電線保護部材20の一方の主面に形成された複数の凸状部24は、電線保護部材20の他方の主面に形成された凹状部26に対応する位置に形成されている。また、電線保護部材20の一方の主面に形成された複数の凹状部26は、電線保護部材20の一方の主面に形成された凸状部24に対応する位置に形成されている。このため、電線保護部材20を全体的に観察すると、同じ厚み寸法の板材が連続する波を形成する形状を示す。
この電線保護部材20は、複数の凸状部24と複数の凹状部26との延在方向を、電線束12の延在方向に一致させた状態で、電線束12に巻付けられている。電線保護部材20の初期形状は、平面状に延在しており、この電線保護部材20を電線束12に巻付ける際には、電線束12の外形状に応じて丸める必要がある。電線保護部材20は、複数の凸状部24と複数の凹状部26とが交互にストライプ状に形成された構成であるため、電線保護部材20は、主として複数の凸状部24と複数の凹状部26との延在方向と一致する各ラインに沿って徐々に曲ることができる。このため、電線保護部材20を全体的に電線束12の形状に応じた形状に丸めやすい(図3において2点鎖線で示す電線保護部材20参照)。このため、電線保護部材20を、電線束12に容易に巻付けることができる。
なお、好ましくは、電線保護部材20の内周部が電線束12の外周部に接するように、電線保護部材20が電線束12に巻付けられる。また、好ましくは、電線保護部材20の周方向の両端部が重なるように、電線保護部材20が電線束12に巻付けられる。もっとも、これらは必須ではなく、例えば、電線保護部材20の周方向の両端部の間に隙間が空いていてもよい。
取付部材40は、粘着テープ又は結束バンド等により構成された部材であり、電線束12に巻付けられた電線保護部材20の周囲に巻付けられることで、電線保護部材20が電線束12に巻付けられて取付られた状態を維持している。ここでは、電線保護部材20の延在方向において間隔をあけて複数の取付部材40が取付けられている。取付部材40の数は、電線保護部材20の長さ寸法に応じて変えるとよい。一般的には、電線保護部材20の両端部に近い2箇所に取付部材40を巻付けることが好ましく、電線保護部材20の長さ寸法が長くなれば、その長さ寸法に応じて電線保護部材20の長手方向中間部にも1つ又は複数の取付部材40を巻付けることが好ましい。
この実施形態では、電線保護部材20が電線束12に取付けられた状態で、一方の主面側の複数の凸状部24及び複数の凹状部26は、電線保護部材20の外周側に設けられている。
上記電線保護部材20の一製造例について説明する。
まず、図4に示すように、長尺状シート状の不織部材30Bが丸められた状態で供給される。そして、この不織部材30Bを所定長に切断し(図4の点線参照)、方形シート状の不織部材30を得る。
この不織部材30を、図5に示すように、ホットプレス型50を用いてホットプレスする。
このホットプレス型50は、下型52と、上型62とを備える。
下型52は、熱伝導性に優れた金属等により形成された長尺部材であり、その一主面(上面)に下型面53が形成されている。下型面53は、電線保護部材20の一方主面を形作るための部分であり、凸部と凹部とが交互に連続する波状の面を形成している。
上型62は、熱伝導性に優れた金属等により形成された長尺部材であり、その一主面(下面)に上型面63が形成されている。上型面63は、電線保護部材20の他方主面を形作るための部分であり、凸部と凹部とが交互に連続する波状の面を形成している。
そして、この上型面63と下型面53とが近接対向配置されることにより、それらの間で、電線保護部材20を形成可能なスペースが形成される。なお、下型52及び上型62には、ヒーター等の加熱部54、64が設けられている。
上記ホットプレス型50を用いてホットプレス加工を行う。
すなわち、シート状の不織部材30を下型面53と上型面63との間に配設する。なお、不織部材30は、2つのシート状の不織部材を重ね合せたものであってもよい。2つのシート状の不織部材として、バインダの混合割合等が異なるものを用いることで、電線保護部材20の一方の主面と他方の主面とを異なる硬さに形成することができる。また、下型52と上型62との加熱温度を異なるように設定してもよい。これによっても、電線保護部材20の一方の主面と他方の主面とを異なる硬さに形成することができる。
そして、下型52と上型62とを接近移動させて、下型面53と上型面63との間で不織部材30を挟込み、当該不織部材30を加圧及び加熱する。これにより、不織部材30中のバインダが溶融する。
この後、不織部材30が冷却されると、上記下型52及び上型62間で、不織部材30が下型面53及び上型面63の形状に応じた形状で硬化し、電線保護部材20が形成される。
この後、電線保護部材20がホットプレス型50から取出される。
なお、図6に示すように、長尺シート状の不織部材を連続的にホットプレス加工して、複数の凸状部24と複数の凹状部26とが多数交互に形成された元部材20Bを準備し、これを保護対象となる電線束12の外径寸法等に応じて切断して(図6の点線参照)、電線保護部材20を製造するようにしてもよい。これにより、複数の電線保護部材20を効率よく製造できる。また、各種外径寸法の電線束12にも容易に対応できるというメリットもある。
このように形成された電線保護部材20が上記したように電線束12に取付られる。
以上のように構成された保護部材付電線10及び電線保護部材20によると、電線保護部材20は、複数の凸状部24と複数の凹状部26との延在方向に沿った各ラインで容易に曲ることができる。このため、複数の凸状部24と複数の凹状部26との延在方向を少なくとも1本の電線(1本の電線又は電線束12)の延在方向に一致させた状態で、電線保護部材20を少なくとも1本の電線に容易に巻付けることができる。これにより、不織部材30をホットプレス加工した電線保護部材20を、少なくとも1本の電線に容易に巻付けることができる。
なお、電線保護部材20自体は、不織部材30がホットプレスされたものであるため、ある程度硬い。このため、電線の保護性能、経路規制機能に優れる。電線保護部材20の硬さは、ホットプレス加工時の温度、不織部材の圧縮度合、不織部材におけるバインダの混合割合等を調整することによって、調整することができる。電線保護部材20を硬く形成すれば、電線の保護性能及び経路形状維持機能に優れる。また、電線保護部材20をなるべく柔軟にすれば、防音性(電線保護部材20とその周辺部材との接触による音の発生)に優れる。電線保護部材20の硬さは、それが配設される場所において要求される保護性能、経路維持性能、防音性等に応じて調整される。
また、不織部材を電線束に巻付けた後に、ホットプレス加工を行う構成では、不織部材の巻付工程及び電線束であるワイヤーハーネスの製造場所でのホットプレス工程が必要であったが、本電線保護部材20によると、ホットプレス加工は、ワイヤーハーネスの製造場所以外で行うことができ、ワイヤーハーネスの製造場所では、電線保護部材20の巻付及び取付部材40の巻付を行えばよいため、その取付及び保護部材付電線10の製造が容易となる。
また、電線保護部材20の両側部の重ね合せ量を調整することにより、電線又は電線束12の外径寸法にあまり依存せず、電線保護部材20を電線又は電線束12に取付けることができ、汎用性に優れる。
また、複数の凸状部24と複数の凹状部26とが、電線保護部材20の外周側に設けられているため、電線保護部材20の見かけの厚み寸法を大きく形成でき、耐摩耗性を向上させることができる。すなわち、電線保護部材20が周辺部材に接触して摩耗したとしても、周辺部材が電線に接触するためには、複数の凸状部24の最も突出した部分から内面側に至る迄電線保護部材20が摩耗する必要がある。このため、電線保護部材20が摩耗したとしても、周辺部材は内部の電線には達し難く、耐摩耗性を向上させることができる。
また、電線保護部材20が周辺部材に接触したとしても、凸状部24のクッション作用等によって、大きな音を発生し難いようにすることができる。
また、電線保護部材20の両主面において、複数の凸状部24と複数の凹状部26とが、互いに対応する位置に形成されている。このため、電線保護部材20は、複数の凸状部24と複数の凹状部26との延在方向に沿った各ラインで容易に曲ることができる。このため、電線保護部材20を、少なくとも1本の電線に対してより容易に取付けることができる。
なお、電線保護部材20の両主面において、複数の凸状部24と複数の凹状部26とが、互いに対応する位置に形成されていることは必須ではない。例えば、図7に示す電線保護部材120では、一方主面側の複数の凸状部124と、他方主面側の複数の複数の凹状部126とは互いに異なる位置に形成されている。この場合であっても、電線保護部材120は、複数の凸状部124と複数の凹状部126との延在方向に沿ったラインで容易に曲ることができる。このように、電線保護部材120の両面において、複数の凸状部124と複数の凹状部126が対応する位置関係に配設される必要が無いため、ホットプレス加工時において、下型52と上型62とを正確に位置合せする必要が無く、ホットプレス加工が容易となる。
また、電線保護部材20の両面に複数の凸状部24と複数の凹状部26とが形成されていることは必須ではない。
例えば、図8に示す電線保護部材220では、その一方主面のみに複数の凸状部224と複数の凹状部226とが交互にストライプ状に形成され、他方主面は平面に形成されている。この場合でも、電線保護部材220は、複数の凸状部224と複数の凹状部226との延在方向に沿ったラインで容易に曲ることができる。
また、凸状部24と凹状部26は、カーブを描く凸形状又は凹形状である必要は無い。
例えば、図9に示す電線保護部材320の両面のそれぞれには、横向きにした三角柱状の複数の凸状部324と三角溝状の複数の凹状部326とが交互にストライプ状に形成されている。この場合でも、電線保護部材220は、複数の凸状部324と複数の凹状部326との延在方向に沿ったラインで容易に曲ることができる。
その他、凸状部は横向きにした四角柱状等であってもよく、また、凹状部は、四角溝状であってもよい。
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。例えば、横向きにした三角柱状の複数の凸状部と三角溝状の複数の凹状部とが、電線保護部材の一方の主面のみに形成されていてもよい。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 保護部材付電線
11 電線
12 電線束
20,120,220,320 電線保護部材
24,124,224,324 凸状部
26,126,226,326 凹状部
30,30B 不織部材
40 取付部材

Claims (4)

  1. 少なくとも1本の電線と、
    不織部材がホットプレスされることによりシート状に形成され、その少なくとも一方の主面に、複数の直線状の凸状部と複数の直線状の凹状部とが交互にストライプ状に形成された電線保護部材と、
    前記複数の凸状部と前記複数の凹状部との延在方向を前記少なくとも1本の電線の延在方向に一致させた状態で、前記電線保護部材が前記少なくとも1本の電線に巻付られて取付けられた状態を維持する取付部材と、
    を備える保護部材付電線。
  2. 請求項1に記載の保護部材付電線であって、
    前記電線保護部材が前記少なくとも1本の電線に巻付けられた状態で、前記複数の凸状部と前記複数の凹状部とが前記電線保護部材の外周側に設けられている、保護部材付電線。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の保護部材付電線であって、
    前記電線保護部材の両方の主面のそれぞれに、前記複数の凸状部と前記複数の凹状部とが交互にストライプ状に形成されており、
    前記電線保護部材を平面視で観察した場合において、前記電線保護部材の一方の主面に形成された複数の凸状部が、前記電線保護部材の他方の主面に形成された複数の凹状部に対応する位置に形成され、前記電線保護部材の一方の主面に形成された複数の凹状部が、前記電線保護部材の他方の主面に形成された複数の凸状部に対応する位置に形成されている、保護部材付電線。
  4. 不織部材がホットプレスされることによりシート状に形成され、その少なくとも一方の主面に、複数の直線状の凸状部と複数の直線状の凹状部とが交互にストライプ状に形成された電線保護部材。
JP2015004770A 2015-01-14 2015-01-14 保護部材付電線及び電線保護部材 Pending JP2016131449A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015004770A JP2016131449A (ja) 2015-01-14 2015-01-14 保護部材付電線及び電線保護部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015004770A JP2016131449A (ja) 2015-01-14 2015-01-14 保護部材付電線及び電線保護部材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016131449A true JP2016131449A (ja) 2016-07-21

Family

ID=56415712

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015004770A Pending JP2016131449A (ja) 2015-01-14 2015-01-14 保護部材付電線及び電線保護部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016131449A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5935709B2 (ja) 保護部材及びワイヤーハーネス
US20130098660A1 (en) Electric wire protection structure and method for manufacturing electric wire protection structure
WO2013042393A1 (ja) ワイヤーハーネス
CN103890861A (zh) 线束以及线束的制造方法
JP5359922B2 (ja) 保護部材付電線
WO2014050221A1 (ja) ワイヤーハーネス、ワイヤーハーネスの製造方法及び保護部材
JP2013226011A (ja) ワイヤーハーネス、ワイヤーハーネスの製造方法及び保護部材
JP2011244614A (ja) ワイヤーハーネスの保護構造
JP5601213B2 (ja) ワイヤハーネス
JP5510282B2 (ja) 電線用保護部材
US9177694B2 (en) Wire harness
JP6201891B2 (ja) 保護部材付ワイヤーハーネスの製造方法
WO2013186952A1 (ja) 経路維持保護部材及びワイヤーハーネス
US20140102747A1 (en) Wire harness
JP2016131449A (ja) 保護部材付電線及び電線保護部材
CN103814416A (zh) 线束的制造方法及线束
JP5556606B2 (ja) 被覆部材付電線束および被覆部材付電線束の製造方法
JP2012183927A (ja) 電線保護具及びワイヤハーネス
JP2016135006A (ja) 電線保護部材及び保護部材付電線
JP2012196035A (ja) ワイヤハーネス
WO2014129011A1 (ja) ワイヤーハーネス及びワイヤーハーネスの製造方法
JP2013065425A (ja) ワイヤーハーネス及びその製造方法
JP2014230422A (ja) ワイヤーハーネス
JP2012130202A (ja) ワイヤハーネス及びワイヤハーネスの製造方法
JP2016134949A (ja) 電線保護部材及び保護部材付電線