JP2016130598A - 加湿器 - Google Patents

加湿器 Download PDF

Info

Publication number
JP2016130598A
JP2016130598A JP2015004059A JP2015004059A JP2016130598A JP 2016130598 A JP2016130598 A JP 2016130598A JP 2015004059 A JP2015004059 A JP 2015004059A JP 2015004059 A JP2015004059 A JP 2015004059A JP 2016130598 A JP2016130598 A JP 2016130598A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
humidity air
air
humidity
humidifier
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015004059A
Other languages
English (en)
Inventor
小林 朋生
Tomoo Kobayashi
朋生 小林
任田 保満
Yasumitsu Toda
保満 任田
高坂 勇
Isamu Kosaka
勇 高坂
柳内 敏行
Toshiyuki Yanagiuchi
敏行 柳内
茉莉花 服巻
Marika Fukumaki
茉莉花 服巻
美寿見 奈穂
Naho Misumi
奈穂 美寿見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Priority to JP2015004059A priority Critical patent/JP2016130598A/ja
Publication of JP2016130598A publication Critical patent/JP2016130598A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Humidification (AREA)

Abstract

【課題】本体から送出した高湿風が到達する距離をより長くすることが可能な加湿器を提供すること【解決手段】課題を解決するためには、加湿器において、貯水部と、この貯水部の水で高湿風を生成する高湿風生成部と、高湿風を外部に送出する高湿風送出口と、気流を発生させる送風ファンと、気流を温めて温風を生成する加熱部と、温風を外部に送出する温風送出口とを有し、高湿風送出口の下には、温風送出口が位置するように構成すればよい。このように構成することで、本体から送出した高湿空気が到達する距離をより長くすることが可能な加湿器を提供することができる。【選択図】図1

Description

本発明は加湿器に関する。
従来から、本体内部に、貯水部と、貯水部の水を霧化して霧(細かい水の粒)を生成する超音波振動子と、本体内部から外部へと流れる気流を発生させる送風機(ファン)と、本体内部の空気を加熱するヒータを有する加湿器がある。
このような加湿器は、送風機により生成された気流をヒータにより加熱し、加熱した空気を本体内部で霧と混合して高湿空気を生成し、この高湿空気を本体外部へと送出して高湿風を送ることで、空間を加湿するものである(例えば、特許文献1参照)。
実公昭60−570号公報
しかしながら従来の構成では、高湿風のもとである高湿空気は、加熱された空気と霧とが本体内部で混合することにより生成されているので、温度が加湿器の使用空間の温度より温かい。つまり、高湿空気が本体外部に吹き出され高湿風となった際に、上昇して拡散しやすい。
従って、高湿風を所望の位置に到達させたい場合、高湿風が送出されてから狙った位置に至るまでに拡散してしまい、高湿風の到達距離が短くなり、狙った位置に高湿空気を送ることが難しいという課題がある。
本発明は、上記のような課題を解決する為になされたもので、本体から送出した高湿風が到達する距離をより長くすることが可能な加湿器を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するためには、加湿器において、貯水部と、この貯水部の水で高湿風を生成する高湿風生成部と、高湿風を外部に送出する高湿風送出口と、気流を発生させる送風ファンと、気流を温めて温風を生成する加熱部と、温風を外部に送出する温風送出口とを有し、高湿風送出口の下には、温風送出口が位置するように構成すればよい。
本発明によれば、本体から送出した高湿空気が到達する距離をより長くすることが可能な加湿器を提供することができる。
実施の形態1を示す加湿器の斜視図 図1のA−A断面図(縦断面図) 実施の形態1の加湿器の動作を示すフローチャート 実施の形態2を示す加湿器の縦断面図 実施の形態3を示す加湿器の斜視図 図5のB−B断面図(縦断面図)
実施の形態1
図1〜図2を参照して、実施の形態1に係る加湿器Aを説明する。
加湿器Aは、本体10と、本体10に設けられる給水タンク20と、給水タンク20から供給された水を貯める貯水部30と、貯水部30に貯められた水から高湿空気W0を生成する高湿空気生成部である超音振動素子40と、本体10の内部から外部に向けて流れる気流W1を生成する送風ファン50と、送風ファン50からの気流W1と超音波振動子40からの高湿空気W0により生成される高湿風W2を本体10の外部に導く高湿風ダクト60と、送風ファン50からの気流W1を暖めて温風W3を生成する加熱部70と、温風W3を本体10の外部に導く送風ダクト80と、運転開始や停止・出力の変更・運転状態の表示を行う操作表示部90と、操作表示部90への入力に基づき操作表示部90の表示手段や送風ファン50や加熱部70の通電制御を行う制御部100を有する。
給水タンク20は、加湿器Aから取り外して水の補充が可能となるように、貯水部30に形成されたタンク受け部31に着脱可能に連結される。給水タンク20の下面部には、タンク受け部31に連結されたときに開弁し、当該位置から取外されたときに閉弁する給水弁21が設けられている。
貯水部30は、本体10の後側に位置し、上方に向けて開口する凹形状の空間であり、給水弁21が下となるように、給水タンク20の下部(給水弁21が開閉する開口)が入り込んだ状態で、給水タンク20が取り付けられるタンク受け部31が形成されている。
このように給水タンク20を貯水部30に装着可能に構成することで、貯水部30の給水弁21が開閉する給水タンク20の開口の高さの位置まで、給水タンク20から貯水部30に水が供給される。
尚、本実施の形態において、貯水部30に貯水する水は給水タンク20から供給される形態で説明しているが、給水タンク20を用いずに、直接貯水部30に水を供給する構成としてもよい。
次に、貯水部30の内部には、高湿空気W0を生成する高湿空気生成部である超音波振動子40が設けられている。この超音波振動子40は、振動子が振動して発する超音波により貯水部30の水を微細な粒子であるミスト状にして貯水部30の外部に噴出することで、高湿空気W0を生成するものである。
次に、高湿風生成部となる高湿風ダクト60は、送風ファン50に向けて開口して気流W1を取込む気流取込口61と高湿風W2を外部に送出する高湿風送出口62が形成される。高湿風ダクト60は、気流取込口61が下方を向き、この気流取込口61から垂直方向に伸び、途中から前方に向けて湾曲して、前面に位置する高湿風送出口62に至る筒形状を成している。
高湿風送出口62には、風向調整部63が設けられている。風向調整部63は、板状を成しており、左右を軸支することで、先端を上下可能に高湿風送出口62の開口縁の上側に設けられている。
高湿風ダクト60の途中部位には、ダクトの内部に貯水部30の一部分が入り込むように構成されている。そして、高湿風ダクト60の内部に入り込んだ貯水部30の位置に、超音波振動子40が設けられている。
つまり、貯水部30の一部分は、高湿風ダクト60と上下となるように構成され、超音波振動子40の設けられている貯水部40の位置の上方には、後述する高湿風ダクト60が開口する。
このように構成することで、超音波振動子40により生成され上方に向けて噴出する高湿空気W0は、高湿風ダクト60の内部へと流れ込みやすい構成となっている。
次に、送風ダクト80は、送風ファン50に向けて開口して気流W1を取込む気流取込口81と、気流W1を加熱して温風W3を生成する加熱部70と、温風W3を外部に送出する温風送出口82を有する。
この送風ダクト80は、気流取込口81が下方を向き、気流取込口81から垂直方向に伸び、途中から前方に向けて湾曲して、前面に位置する高湿風送出口62に至る筒形状を成している。また、加熱部70は、気流取込口81から湾曲部分の手前の直線部分に設けることで、加熱部70を構成するヒータが湾曲した部分に位置しないようにして、湾曲位置での気流の流れの圧力損失を低減している。
以上のように、高湿風ダクト60と送風ダクト80は、それぞれ独立した風路を形成している。また、送風ダクト80の気流取込口81は高湿風ダクト60の気流取込口61の前方に位置し、高湿風送出口62は温風送出口82の下方に位置する。
高湿風ダクト60は、送風ダクト80の後方から上方にかけて位置しており、高湿風ダクト60は送風ダクト80の外形状に沿って湾曲した形状となっている。つまり、高湿風ダクト60の湾曲半径は、送風ダクト80の湾曲半径より大きくなる。従って、高湿風ダクト60の長さは、送風ダクト80の長さより長くなる。
言い換えると、高湿風ダクト60を送風ダクト80の後方から上方にかけて配置することで、高湿風ダクト60の長さを送風ダクト80の長さより、長くなるように構成している。
尚、本実施の形態では、いずれのダクトも湾曲させて前方に高湿風送出口62と温風送出口82を向けているが、ダクトを屈曲(例えば90度曲げる)させて、高湿風送出口62と温風送出口82を前方に向けてもよい。
次に、送風ファン50は、モータ51とこのモータ51により回転されることで気流W1を生み出す翼部52からなり、本体10の下部領域に形成された吸気風路11の内部に設けられている。送風ファン50(モータ51)は、後述する制御部100により通電制御されることで、駆動・停止・風量・風速がコントロールされる。
吸気風路11は、本体10の後部に開口する吸気口12から送風ダクト80の気流取込口81又は高湿風ダクト60の気流取込口61に至る空間である。
翼部52は、送風ダクト80と高湿風ダクト60の下方に位置し、送風ダクト80の気流取込口81と高湿風ダクト60の気流取込口61に跨って配置されている。このように構成することで、1つの送風ファン50で2つのダクトに気流W1を供給することが可能である。
尚、本実施の形態では、送風ファン50にシロッコファンを用いた形態で説明するが、
高湿風ダクト60と送風ダクト80の各気流取込口61,81に跨るように軸流ファンを設けても、同様の効果を得ることが可能である。また、送風ファン50に軸流ファンを用いて、吸気口12の近傍の吸気風路11に設けてもよい。
更に、本実施の形態では、1つ送風ファン50を用いて、高湿風ダクト60と送風ダクト80に対して気流W1を供給しているが、それぞれの気流取込口61,81に送風ファンを設けて気流を各ダクト内部へ供給してもよい。
このように構成することで、高湿風ダクト60と送風ダクト80に供給する気流の強さや量をそれぞれ独立して制御することができる。
次に、操作表示部90は、本体10の前面に設けられ、加湿器Aの電源スイッチや各種の操作及び設定を行うスイッチ等の操作手段91と、加湿器の状態を示すランプやLED等の表示手段92を備えている。
操作手段91と表示手段92は後述する制御部100と通信可能に接続しており、操作手段91を操作した際の信号は制御部100に入力し、また、表示手段92は制御部100により点灯・消灯の制御がおこなわれる。
次に、制御部100は、印刷配線基板上に、ROM、RAM、不揮発性メモリ等を有する記憶回路と、記憶回路に記憶された各種の制御プログラムを実行する演算処理部(CPU)と、演算処理部に対して信号を入出力する入出力回路と、時間を計測するタイマー回路とを備えている。
制御部100の入力側には、加湿器Aの各部制御に必要な情報を取得するセンサ系統(図示せず)が接続されている。センサ系統には、例えば、給水タンク20内の水位を検出する水位検出部、後述する温風W3の温度を検出する温度検出部、加湿器A周辺の湿度を検出する湿度検出部、加湿器Aの周囲に存在する人を検出する人体検出部、温風送出口82に人が接近したことを検出する近接センサ等が含まれている。
また、制御部100の出力側には、表示手段92、加熱部70を構成するヒータ、送風ファン50が接続され、通電制御がおこなわれる。
このように構成された制御部100は、本体10の内部であって、吸気風路11の前方で、送風ダクト80の前方及び下方の空間に設けられている。
この制御部100の配置空間は、水や湿気がある給水タンク20や貯水部30や超音波振動子(高湿空気生成部)40や高湿風ダクト60から最も離れた位置であり、また、これらの水や湿気のある各部と制御部100との間に、水や湿気のない吸気風路11や送風ダクト80が介在する位置となる。
このように配置することにより、水や湿気から最も離れた位置に電子部品を有する制御部100を位置させることができ、湿気から制御部100を守ることができる。
以上のように構成された加湿器Aは、次のように動作する。
図3を参照すると、この図に示すルーチンでは、ステップS1において、操作手段91に設けられた電源スイッチ(運転開始スイッチ)が押されると、加湿器Aの電源がONとなり、加湿運転が開始される。
次に、ステップS2では、制御部100により加熱部70を構成するヒータと、超音波振動子40と、送風ファン50が起動(ON)される。
このように動作することで、高湿風ダクト60の内部では、貯水部30内の水が、超音波振動子40により微細な粒子にされて高湿空気W0となり、貯水部30の上方に噴出して、高湿風ダクト60の内部に流入する。
また、高湿風ダクト60の内部には、送風ファン50から送り出された気流W1が流入しており、高湿空気W0と混ざり合って高湿風W2となり、高湿風送出口62に至る。
ここで高湿風ダクト60は、送風ダクト80の後方から上方に至るように配置されているので、本体10の内部において、ダクトの長さがより長くなる構成となっている。
これにより、本体10の限られた配置空間内で高湿風ダクト60をより長く構成することができ、高湿空気W0と気流W1が混ざり合う空間をより長くすることができる。従って、このような構成とすることで、高湿空気W0と気流W1の混ざりムラが少ない高湿風W2を生成することが可能である。
また、気流W1は、高湿空気生成部である超音波振動子40の側方を下方から上方に向けて流れるので、高湿空気W0が気流W1に引っ張られて(誘引されて)高湿風送出口62に流れていきやすい。
従って、このように構成することで、高湿空気W0が高湿空気生成部付近に滞留しにくく、効率よく高湿空気W0高湿風ダクト60の内部に送り込むことができる。
次に、上記の高湿風ダクト60の内部の動作と同時に、送風ダクト80の内部には、送風ファン50から送り出された気流W1が流入する。そして、気流W1が送風ダクト80の内部を流れ、加熱部70を通過する際に暖められて温風W3となり、温風送出口82に至る。
そして、温風W3と高湿風W2は、次のように高湿風送出口62と温風送出口82から本体10の前方に向けて送出される。
まず、温風送出口82は、本体10を前方から見て、高湿風送出口62の下方に位置する。温風W3は、温風送出口82から、本体10の前方であって水平方向に向かって送出される。
次に、高湿風送出口62は、本体10を前方から見て、温風送出口82の上方に位置する。高湿風W2は、高湿風送出口62から、本体10の前方であって、水平方向より下方向(前斜め下方向)に送出される。
つまり、高湿風W2は、温風送出口62から送出された温風W3の流れに向かって、高湿風送出口62から送出される。
ここで、温風W3は、温風送出口82より送出されると上昇しながら前方に進む。高湿風W2は、ミスト状の水を含む気流であり、低温であることから、上昇せずに高湿風送出口62から送出された方向(前斜め下方向)に進む。
従って、前斜め下方向に進む高湿風W2と、上昇しながら前方に進む温風W3が、上下方向から混じりあい、熱交換しながら温かい高湿温風W4となって前方向に流れ、より本体から遠い位置に湿度の高い空気を届けることができる。
つまり、温風W3と高湿風W2を混ざるように吹き出すことで、低風速の高湿風W2でも、水平方向への送風距離をより長くすることができ、本体から送出した高湿温風W4が到達する距離をより長くすることが可能となる。
また、高湿送出口62から送出する高湿風W2は、温風送出口82からの温風W3の送出方向に交わる方向に向くので、上昇しようとする温風W3と高湿風W2が、より混合しやすく構成することができる。
また、高湿風生成部は、超音波振動子40を用いているので、貯水部30に保持されている水を容易にミスト化することができ、効率よく高湿空気W0を生成することが可能である。
次に、ステップS3では、まず、センサ系統により人体の検出、人体との距離の検出、室内の湿度の検出を実行する。そして、例えば、センサ系統による検出結果と、ユーザによる運転条件の設定とに基づいて、加湿器Aの運転状態を調整する。
具体例を挙げると、制御部100には、例えば、加湿器Aの位置での湿度と、ユーザまでの距離との関係と、ユーザの位置での湿度との関係を示す特性データが予め記憶されている。制御部100は、センサ系統により実際に検出した湿度及び距離に基づいて、前記特性データからユーザの位置の湿度を推定する。
そして、推定した湿度に基づいて、例えば、加熱部70、送風ファン50、高湿空気生成部(超音波振動子40)を間欠運転することにより、加湿器Aの運転状態を調整する。
一例を挙げると、制御部100は、推定した湿度が適切な湿度範囲を下回る場合に、加熱部70、送風ファン50、高湿空気生成部(超音波振動子40)をON状態とし、推定した湿度が前記湿度範囲を上回る場合に、加熱部70、送風ファン50、高湿空気生成部(超音波振動子40)をOFF状態とする構成としてもよい。
次に、ステップS4では、予め設定された各種の条件に基づいて加湿器の電源をOFFするか否かを判定する。
具体例を挙げると、下記の条件(1)〜(5)の少なくとも1つが成立した場合には、ステップS5に移行し、加湿器Aの電源をOFFする。一方、条件(1)〜(5)の全てが不成立である場合には、ステップS3,S4の処理を繰り返す。
(1)ユーザにより電源スイッチがOFFされたか?
(2)タイマーに設定された時間が経過したか?
(3)給水タンク20から水が無くなったか?
(4)高湿風ダクト30内の温度が許容範囲を超えて上昇したか?
(5)高湿風吹出口41等に人体が接触したか?
以上、本実施の形態では、高湿風ダクト60内部に貯水部30が一部分入り込んだ構成となっているが、高湿風ダクト60の外に貯水部30を構成し、貯水部30の上方から高湿風ダクト60を繋ぐ接続ダクトを設けて、この接続ダクトを通して高湿空気W0を高湿風ダクト60の内部に導くように構成してもよい。
これにより、貯水部30が高湿風ダクト60の内部に突出しないので、気流W1の流れを妨げにくく構成することができる。
更に、本実施の形態において、加湿運転を開始後、超音波振動子40と送風ファン50を同時に動作開始する形態で説明したが、運転開始後、先に送風ファン50を動作させた後に超音波振動子40を動作させてもよい。
このように、超音波振動子40を送風ファン50より遅れて動作を開始させることにより、超音波振動子40が生成した高湿空気W0が、高湿風ダクト60の内部を送風ファン50に向かって逆流することを防ぐことができる。
更に、加湿運転終了後、超音波振動子40の動作を停止した後、所定の間、送風ファン50を動作させ続けてもよい。
このように、加湿運転終了後、送風ファン50を追加動作させることにより、高湿風ダクト60内部に気流W1を送り続けることで、高湿風ダクト60の内部の湿気を乾かすことができ、雑菌の繁殖を抑止することができる。
尚、加湿運転終了後、送風ファン50の追加動作は、通常の加湿運転時の際の送風出力より押えた出力で運転すると、省エネ・静音運転を行うことができる。
また、送風ファン50を追加動作させている際には、表示手段92に追加動作を行っている旨の表示を行うとよい。
更に、本実施の形態において、一例として温風送出口82が高湿風送出口62の下方に位置し、温風W3は前方であって水平方向に温風送出口82から送出され、高湿風W2は前方であって水平方向より下方向(前斜め下方向)に高湿風送出口62から送出する形態で説明したが、温風送出口82が高湿風送出口62の下方に位置する構成であれば、温風W3と高湿風W2の送出方向が交わるように、高湿風ダクト60と送付ダクト80を構成することで、高湿風W2をより遠くへ狙った位置に送出することができる。
更に、本実施の形態において、加熱部70を構成するヒータを、PTCヒータなどの自己温度制御式のヒータを用いてもよい。自己温度制御式のヒータを用いることにより、制御部100を用いることなく、容易にヒータの温度調節を適切に行うことができ、温風W3の温度を適切に保つことができる。
更に、本実施の形態において、高湿空気生成部40又は貯水部30に、水に含まれる雑菌を減少させる除菌手段を備えるとよい。除菌手段は、例えば、赤外線照射装置や放電装置や抗菌剤装着構造を用いるとよい。
これにより、貯水部30に保持されている水や高湿空気生成部40に至った水に含まれる菌を殺菌したり、また、菌が増殖しないように維持したりすることができる。
実施の形態2
次に、実施の形態2に係る加湿器Bを説明する。尚、実施の形態1と同じ構成については同じ符号を付し説明を省略する。
図4を参照すると、加湿器Bの貯水部30に設けられる高湿空気生成部は、気化フィルター41が用いられる。気化フィルター41は、水を吸収する材料(例えば、レーヨン等)により構成されており、給水部41aと蒸発部41bが形成されている。
気化フルタ―41は、蒸発部41bの表面積は給水部41aの表面積より大きく構成されており、給水部41bが貯水部30に保持された水の内部に浸る位置にあり、蒸発部41bが高湿風ダクト60の内部に位置する。
以上のように構成された加湿器Bは、次のように動作する。
操作手段91に設けられた電源スイッチ(運転開始スイッチ)が押されると、加湿器Bの電源がONとなり、加湿運転が開始される。そして、制御部100により加熱部70を構成するヒータと、送風ファン50が起動(ON)される。
このように動作することで、高湿風ダクト60の内部には、送風ファン50から送り出された気流W1が流入する。気流W1は、気化フィルター41の周囲を含む高湿風ダクト60内を流れ、高湿風送出口62に向けて流下する。
このとき、気流W1が気化フィルター41の周囲を流れる際に、蒸発部41bに含まれている水分が気化し、高湿空気W0が生成する。高湿空気W0と気流W1は、高湿風送出口62に至る高湿風ダクト60の内部で混ざり合うことで、高湿風W2を生成する。
気化フィルター41においては、蒸発部41bから水分が蒸発すると、給水部41aが貯水部30内部の水を吸い上げ、毛細管現象が生じて蒸発部41bへと水分を供給する。
以上のように、気化フィルター41で高湿空気生成部を構成することで、貯水部30に保持された水を気化し、気流W1と混ざり合うことで、高湿風W2を形成することができる。特に、気化フィルター41を用いることで、高湿空気生成部において電力を用いることなく、容易な構成で水を気化することができる。
また、気化フィルター41は、蒸発部41bの表面積は給水部41aの表面積より大きく構成されているので、給水部41aから毛細管現象により吸い上げた水分を、効率よく気化させることが可能である。
実施の形態3
次に、実施の形態3に係る加湿器Cを説明する。尚、実施の形態1と同じ構成については同じ符号を付し説明を省略する。
図5〜図6を参照すると、加湿器Cの高湿風送出口62は矩形状を成しており、この高湿風送出口62の下側開口縁62aには、上方に向けて突出する乱流生成部64が設けられている。
このように、高湿風送出口62に乱流生成部64を設けることにより、高湿風送出口62を通過する高湿風62の流れを阻害して、高湿風62に乱流を生じさせることができる。乱流生成部64の形状を鋸状に構成すると乱流生成部64の下流に渦流が発生し、高湿風の気流に揺らぎが生じる。
これにより、高湿風W2と温風W3が混ざりやすくすることができ、高湿風W2と温風W3との間の熱交換を促し、温かい高湿温風W4を生成して前方向に流すことができる。
特に、高湿風送出口62の下側開口縁62aにのみ乱流生成部64を形成することで、高湿風W2が温風W3と混ざり合う側にのみ乱流を生成するように構成しているので、高湿風W2と温風W3が混ざり合わない部分(上側や左右側)の高湿風W2の流れを阻害しにくい。
また、乱流生成部64は、下側開口縁62aの左右の端となる部分には設けない構成となっている。加湿器Cの場合、下側開口縁62aの中心を含む所定の幅に乱流生成部64を設け、下側開口縁62aの左右の端を含む部分には、乱流生成部64を設けていない構成となっている。
このように構成することで、高湿風W2の左右の端の部分には乱流を生じさせずに、その内側の領域に乱流を生じさせることで、高湿風W2の左右方向への広がりを防ぐとともに、温風W3との混ざり合いを促進させることが可能となる。
また、乱流生成部64の形状を鋸状に構成すると、高湿風が乱流生成部64を通過する際の風切音を、乱流生成部64を平坦な形状の遮蔽板で構成する場合よりも低減することができる。
10 本体、11 吸気風路、12 吸気口、20 給水タンク、21 給水弁、30貯水部、31 タンク受け部、40 超音波振動子(高湿空気生成部)、41 気化フィルター(高湿空気生成部)、50 送風ファン、60 高湿風ダクト、61 気流取込口、62 高湿風送出口、62a 下側開口縁、63 風向調節部、64 乱流生成部、70 加熱部、80 送風ダクト、81 気流取込口、82 温風送出口、90 操作表示部、91 操作手段、92 表示手段、100 制御部、W0 高湿空気、W1 気流、W2 高湿風、W3 温風、W4 高湿温風

Claims (7)

  1. 貯水部と
    前記貯水部の水で高湿風を生成する高湿風生成部と、
    前記高湿風を外部に送出する高湿風送出口と、
    気流を発生させる送風ファンと、
    前記気流を温めて温風を生成する加熱部と、
    前記温風を外部に送出する温風送出口と、
    を有し、
    前記高湿風送出口の下には、前記温風送出口が位置することを特徴とする加湿器。
  2. 前記高湿風送出口から送出する前記高湿風は、前記温風が送出する方向に交わる方向に向くことを特徴とする請求項1に記載の加湿器。
  3. 前記加熱部は、自己温度制御式のヒータを用いることを特徴とする請求項1から請求項2に記載の加湿器。
  4. 前記高湿空気生成部は、超音波振動子を用いることを特徴とする請求項1から請求項3に記載の加湿器。
  5. 前記高湿空気生成部は、気化フィルタを用いることを特徴とする請求項1から請求項3に記載の加湿器。
  6. 前記高湿風送出口には、送出される高湿風に乱流を生成する乱流生成部を設けたことを特徴とする請求項1から請求項5に記載の加湿器。
  7. 前記高湿空気生成部又は前記貯水部には、水に含まれる雑菌を減少させる除菌手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項6に記載の加湿器。
JP2015004059A 2015-01-13 2015-01-13 加湿器 Pending JP2016130598A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015004059A JP2016130598A (ja) 2015-01-13 2015-01-13 加湿器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015004059A JP2016130598A (ja) 2015-01-13 2015-01-13 加湿器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016130598A true JP2016130598A (ja) 2016-07-21

Family

ID=56415882

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015004059A Pending JP2016130598A (ja) 2015-01-13 2015-01-13 加湿器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016130598A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016188723A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 三菱電機株式会社 加湿空調システム

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4965066U (ja) * 1972-09-18 1974-06-06
JPS55137052U (ja) * 1979-03-22 1980-09-30
JPS59166859U (ja) * 1983-04-20 1984-11-08 松下電器産業株式会社 噴霧装置
JPS62155122A (ja) * 1985-12-27 1987-07-10 Hitachi Ltd 自動車用空気調和装置
JPH04117318U (ja) * 1991-03-29 1992-10-21 ダイキン工業株式会社 空気調和機の室内ユニツト
JP2001153412A (ja) * 1999-11-29 2001-06-08 Lf Laboratory Kk 超音波加湿器
JP2002228542A (ja) * 2001-01-29 2002-08-14 Kawasaki Heavy Ind Ltd 気流吹出し装置
JP2005147473A (ja) * 2003-11-13 2005-06-09 Hitachi Hometec Ltd 加湿器
JP2012141086A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Daikin Industries Ltd 空気調和装置用吹出口構造
JP2013511692A (ja) * 2009-11-19 2013-04-04 デロンギ アップリアンチェース エッセエレエッレ コン ウーニコ ソーチオ 室内を加湿するための装置
JP2014228182A (ja) * 2013-05-21 2014-12-08 三菱電機株式会社 流体搬送装置

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4965066U (ja) * 1972-09-18 1974-06-06
JPS55137052U (ja) * 1979-03-22 1980-09-30
JPS59166859U (ja) * 1983-04-20 1984-11-08 松下電器産業株式会社 噴霧装置
JPS62155122A (ja) * 1985-12-27 1987-07-10 Hitachi Ltd 自動車用空気調和装置
JPH04117318U (ja) * 1991-03-29 1992-10-21 ダイキン工業株式会社 空気調和機の室内ユニツト
JP2001153412A (ja) * 1999-11-29 2001-06-08 Lf Laboratory Kk 超音波加湿器
JP2002228542A (ja) * 2001-01-29 2002-08-14 Kawasaki Heavy Ind Ltd 気流吹出し装置
JP2005147473A (ja) * 2003-11-13 2005-06-09 Hitachi Hometec Ltd 加湿器
JP2013511692A (ja) * 2009-11-19 2013-04-04 デロンギ アップリアンチェース エッセエレエッレ コン ウーニコ ソーチオ 室内を加湿するための装置
JP2012141086A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Daikin Industries Ltd 空気調和装置用吹出口構造
JP2014228182A (ja) * 2013-05-21 2014-12-08 三菱電機株式会社 流体搬送装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016188723A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 三菱電機株式会社 加湿空調システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110715426B (zh) 空调器及其控制方法、控制装置
JP2005265383A (ja) 加熱式加湿器
JP5951380B2 (ja) 加湿器
JP6030091B2 (ja) 流体搬送装置
JP2015072112A (ja) 加温加湿装置
JP6565713B2 (ja) 加湿器
JP6394273B2 (ja) 加湿機
JP6536166B2 (ja) 加湿器
JP2016130598A (ja) 加湿器
JP2017053539A (ja) 加湿器
JP6156426B2 (ja) 加湿空調システム
JP3837651B2 (ja) 気化式加湿装置
JP2008264387A (ja) ヘアードライヤー
JP4676400B2 (ja) 加湿装置及びこれを備えた電気機器
JP6288207B2 (ja) 流体搬送装置
JP6607112B2 (ja) 加湿空気清浄機
JP2016080321A (ja) 加湿機
JP2014202408A (ja) 流体搬送装置
KR101348120B1 (ko) 가습기
JP4832674B2 (ja) 気化式加湿機
JP3963825B2 (ja) 加湿装置
JP2006025963A (ja) 浴室サウナ装置
KR20160082375A (ko) 가습기 및 그 제어방법
KR102407485B1 (ko) 발열체를 이용한 휴대용 가습 온풍기
JP2016090188A (ja) 加湿器および加湿機能付空気清浄機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170710

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180619

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180803

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190128

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190618