JP2016126607A - 当て逃げ車両特定装置 - Google Patents

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昌之 岸田
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昌之 岸田
裕基 富樫
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裕基 富樫
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Abstract

【課題】撮影手段やタイヤ空気圧検出装置を車両に搭載していなくても当て逃げ車両を特定できる当て逃げ車両特定装置を提供する。【解決手段】車両には、車載装置2とキー3間の双方向通信に基づき車両ドアのロック状態やエンジン始動を制御する電子キーシステムが搭載され、電子キーシステムの構成を用いて当て逃げ車両特定装置1が構成される。ECU4は、衝撃検知センサー15により衝撃を検知したときに、車内アンテナ5に、車両情報の送信を要求する車両情報要求信号を送信させる。キー3は、車両情報要求信号を受信した場合には、メモリ19に記憶された車両情報を送信する。ECU4は、チューナー7を駆動させて、相手側車両のキー3から送信された車両情報を受信させる。チューナー7で受信された車両情報を、記録装置12に記録したり、表示装置13に表示させたり、通信装置14にセンター20を介してユーザの携帯電話21に送信させたりする。【選択図】図1

Description

本発明は、車両による当て逃げがあった場合にその当て逃げ車両の特定を補助する当て逃げ車両特定装置に関する。
車両による当て逃げがあった場合、その当て逃げ車両を特定する方法として、例えば車両にドライブレコーダや防犯カメラ等の撮影手段を搭載して、撮影手段による画像から当て逃げ車両を特定する方法が考えられる。また、特許文献1には、タイヤ空気圧検出装置を利用した当て逃げ車両特定装置が開示されている。
特開2009−205225号公報
しかしながら、撮影手段を用いた方法では、撮影手段(ドライブレコーダ、防犯カメラ等)の設置が必要であることに加え、車両を特定できる情報が撮影されていない可能性がある。また、特許文献1の方法では、衝突した側の車両、衝突された側の車両の双方にタイヤ空気圧検出装置が搭載されていなければ、当て逃げ車両を特定できない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、撮影手段やタイヤ空気圧検出装置を車両に搭載していなくても当て逃げ車両を特定できる当て逃げ車両特定装置を提供することを課題とする。
本発明は、車両とキーの間の双方向通信に基づいて車両を制御する電子キーシステムを利用して当て逃げ車両を特定することを特徴としている。
すなわち、本発明の当て逃げ車両特定装置(第1発明)は、車両に搭載され、前記車両の周辺又は車内にリクエスト信号を送信する送信アンテナと、前記リクエスト信号に応答するレスポンス信号を受信する受信機と、前記レスポンス信号に基づいて前記車両を制御する制御手段とを備えた車載装置と、
前記車両のユーザに所持されて、前記リクエスト信号の受信及び前記レスポンス信号の送信を行うキーとを備え、
前記車載装置は、
前記車両への衝撃を検知する検知手段と、
前記検知手段が衝撃を検知したときに、車内に、前記車両を特定する情報の送信を要求する車両情報要求信号を前記送信アンテナに送信させる送信制御手段と、
前記受信機が受信した、前記車両に衝撃を与えた相手側車両からの前記情報を記録し又はユーザに通知する記録/通知手段とを備え、
前記受信機は、前記検知手段が衝撃を検知したときに、前記相手側車両からの前記情報を受信するように動作し、
前記キーは、前記車両情報要求信号を受信した場合には前記キーの周辺に前記情報を送信する車両情報送信手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、衝突した側、衝突された側の車両の双方に電子キーシステムが備えられていることを前提としている。本発明では、車両への衝撃を検知したときに、電子キーシステムの送信アンテナから車内に車両情報要求信号が送信され、キーはその車両情報要求信号の受信により、車両を特定する情報を送信する。この情報は、衝突された側の車両の受信機に受信されて、記録又はユーザに通知される。よって、当て逃げがあったとしても、当て逃げされた側のユーザは、記録され又はユーザに通知された情報から、当て逃げ車両を特定できる。このように、本発明では、撮影手段やタイヤ空気圧検出装置を車両に搭載していなくても当て逃げ車両を特定できる。
本発明の当て逃げ車両特定装置(第2発明)は、車両に搭載され、前記車両の周辺又は車内にリクエスト信号を送信する送信アンテナと、前記リクエスト信号に応答するレスポンス信号を受信する受信機と、前記レスポンス信号に基づいて前記車両を制御する制御手段とを備えた車載装置と、
前記車両のユーザに所持されて、前記リクエスト信号の受信及び前記レスポンス信号の送信を行うキーとを備え、
前記車載装置は、
前記車両への衝撃を検知する検知手段と、
前記検知手段が衝撃を検知したときに、前記車両の周辺に、前記車両を特定する情報を前記送信アンテナに送信させる車両情報送信手段と、
前記受信機が受信した、前記車両に衝撃を与えた相手側車両からの前記情報を記録し又はユーザに通知する記録/通知手段とを備え、
前記受信機は、前記検知手段が衝撃を検知したときに、前記相手側車両からの前記情報を受信するように動作することを特徴とする。
上記第1発明では、車両を特定する情報をキーから送信していたが、第2発明では、車載装置からこの情報を送信している。これによって、第1発明と同様の効果を得ることができる。
当て逃げ車両特定装置の構成図である。 被衝突車両、衝突車両を図示するとともに、それら車両における当て逃げ車両特定に関する処理内容を示した図である。 第1実施形態のECUが実行する当て逃げ車両特定処理のフローチャートである。 第1実施形態のキーの制御部が実行する当て逃げ車両特定処理のフローチャートである。 第2実施形態のECUが実行する当て逃げ車両特定処理のフローチャートである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態を図面を参照しながら説明する。図1に、本実施形態の当て逃げ車両特定装置1の構成図を示す。当て逃げ車両特定装置1は、車両とキー間の双方通信に基づき車両ドアのロック/アンロックやエンジン始動を許可するいわゆるスマートエントリーシステム(電子キーシステム)を含む形で構成されている。すなわち、当て逃げ車両特定装置1は、車両に搭載された車載装置2と車両のユーザに所持されるキー3とを備える。
先ず、車載装置2の構成を説明する。車載装置2は、車内アンテナ5、車外アンテナ6、チューナー7、ドアロックモータ8、ロックボタン9、タッチセンサ10、エンジンスイッチ11、記録装置12、表示装置13、通信装置14、衝撃検知センサー15及びこれらと接続したECU4を備えている。
車内アンテナ5は、車内に返信を要求するリクエスト信号をLF帯(例えば125kHz)の電波として送信するアンテナである。車外アンテナ6は、車両の車外周辺エリアにリクエスト信号をLF帯の電波として送信するアンテナである。車外アンテナ6は、車両の複数箇所(例えば車両の右側面、左側面、トランク付近)に設置されて、それぞれ設置位置に応じたエリアにリクエスト信号を送信する。すなわち、車両の右側面に設置された車外アンテナ6は、車両の右側方エリアにリクエスト信号を送信し、車両の左側面に設置された車外アンテナ6は車両の左側方にリクエスト信号を送信し、車両のトランク付近に設置された車外アンテナ6は、車両の後方(トランク周辺エリア)にリクエスト信号を送信する。車外アンテナ6によるリクエスト信号の送信距離は、例えば車外アンテナ6から1m〜3m程度に調整されている。なお、車内アンテナ5及び車外アンテナ6が本発明の送信アンテナに相当する。
チューナー7は、キー3からRF帯の電波(例えば300〜400MHzの電波)として送信されたレスポンス信号を受信する受信機である。チューナー7は、受信信号を復調して、復調信号(ビット列信号)をECU4に送る。
ドアロックモータ8は、各ドアごとに設けられて、各ドアのロック機構をロック側に作動させたり、アンロック側に作動させたりするモータである。ロックボタン9は、例えば車両の各ドアの車外側に設けられたドアハンドル付近に設けられ、ドアのロック(施錠)を車載装置2に指示するための操作部(例えばプッシュスイッチ)である。タッチセンサ10は、例えば各ドアのドアハンドルに設けられ、ドアハンドルへのユーザのタッチ操作(接触)を検出するセンサ(例えば静電容量センサ)である。エンジンスイッチ11は、車内の運転席周辺に設けられ、車両のエンジン始動を指示するスイッチ(例えばプッシュスイッチ)である。なお、エンジンスイッチ11が本発明の始動スイッチに相当する。
記録装置12は、情報を記録するハードディスク、フラッシュメモリ等の装置である。表示装置13は、各種情報、画像を表示する液晶ディスプレイ等の装置である。表示装置13は、例えばナビゲーション装置の画面、メータの画面など、他の車載装置で用いられる画面であっても良い。
通信装置14は、外部の所定センター20との間で無線通信を行う装置である。そのセンター20は、車両のユーザに所持される携帯電話21に情報を送信する施設である。センター20と携帯電話21との無線通信は例えば携帯電話網を介して行われる。また、センター20は携帯電話21宛に情報を送信できるように事前に設定されており、携帯電話21はセンター20からの情報を受信できるように事前に設定されているものとする。
衝撃検知センサー15は、車両への衝撃(他車両が衝突した時の衝撃)を検知するセンサーである。衝撃検知センサー15の衝撃検知方式はどのようなものでも良く、例えば車両に作用する衝撃そのものを検知するものであっても良いし、車両に作用する振動から衝撃を検知するものであっても良いし、車両に作用する加速度から衝撃を検知するものであっても良い。なお、衝撃検知センサー15が本発明の検知手段に相当する。
ECU4は、CPU、ROM、RAM等から構成され、スマートエントリーシステムに関する各種処理を実行する電子制御装置である。具体的には、ECU4は、駐車時には、車外アンテナ6に、リクエスト信号を所定周期で繰り返し送信させて、車外アンテナ6の検知エリア(リクエスト信号の送信エリア)にキー3が接近したかを探索する。このリクエスト信号に応答するレスポンス信号をチューナー7が受信した場合には、ECU4は、このレスポンス信号に含まれたIDコードと、ECU4のメモリに格納されたマスターIDコードとの照合(キー3の認証)を行い、照合成功(認証成功)の場合にはタッチセンサ10をスタンバイ状態にする。その後、タッチセンサ10がドアハンドルのタッチ操作を検出したときには、ECU4は、ドアロックモータ8を制御して、タッチ操作が有ったドアをアンロックする。
なお、キー3の認証方式としてチャレンジ&レスポンス方式を採用する場合には、ECU4は、リクエスト信号に乱数から構成されたチャレンジコードを含ませる。キー3は、リクエスト信号を受信した場合には、そのリクエスト信号に含まれたチャレンジコードに対して所定の演算処理を施し、得られた値をIDコードとしてレスポンス信号に含ませる。ECU4は、リクエスト信号に含ませたチャレンジコードに対して所定の演算処理を施し、得られた値をマスターIDコードとし、そのマスターIDコードとレスポンス信号に含まれたIDコードとの照合を行う。
また、ECU4は、降車時処理として、車両から降車したユーザによりロックボタン9が操作された場合には、車内アンテナ5及び車外アンテナ6にリクエスト信号を送信させて、キー3が車外に持ち出されたことを確認する。そして、ECU4は、キー3が車外に持ち出されたことを確認できた場合(車外アンテナ6の検知エリアにキー3があることを照合できた場合)には、ドアロックモータ8を制御してドアをロックする。これに対し、ECU4は、キー3が車内に置いたままの場合(車内アンテナ5の検知エリアにキー3があることを照合できた場合)には、例えばロックを中止して警告を行う。
さらに、ECU4は、エンジンスイッチ11が操作された場合には、車内アンテナ5にリクエスト信号を送信させて、キー3が車内にあるかを確認する。その確認ができた場合(照合成功した場合)には、ECU4は駆動部としてのエンジンを始動させる。
なお、ECU4のメモリには、登録されたキー3のIDが格納されている。複数のキー3が登録されている場合には、メモリには、これら複数のキー3間における照合順が格納されている。ECU4は、複数のキー3が登録されている場合には、複数のキー3からのレスポンス信号の混信を避けるために、メモリに格納された照合順にしたがって一つのキー3ずつ順番に照合(キー認証処理)を行う。詳しくは、ECU4は、登録された複数のキー3の中から一つを照合対象キーとして指定する。この照合対象キーの指定は、メモリに格納された照合順にしたがって行う。ECU4は、照合対象キーのみが応答するように、リクエスト信号に照合対象キーのIDを含ませる。各キー3は、受信したリクエスト信号に自身のIDが含まれている場合にレスポンス信号を送信し、自身のIDが含まれていない場合にはそのリクエスト信号を無視する。ECU4は、照合対象キーからのレスポンス信号を受信できない場合又は受信したが照合が失敗した場合には、次の順番のキー3を照合対象キーとして指定して、同様のキー認証処理を行う。そして、ECU4は、照合が成功したキー3が見つかった段階でキー認証処理を終了するとともに、この照合成功キー3が1位となるように照合順を更新する。つまり、ECU4は、前回に照合成功したキー3から順番に照合を行う。
また、ECU4は、スマートエントリーシステムに関する処理の他に、当て逃げ車両を特定するための処理も実行する。この処理の詳細は後述する。なお、ECU4が本発明の制御手段に相当する。
次に、キー3の構成を説明する。キー3は、受信部17、送信部18、メモリ19及びこれらと接続した制御部16を備えている。受信部17は、車載装置2から送信されたリクエスト信号を受信する部分(受信アンテナ)である。送信部18は、リクエスト信号に応答するレスポンス信号をRF帯の電波として送信する部分(送信アンテナ)である。レスポンス信号の送信距離は、リクエスト信号の送信距離よりも長く設定されており、具体的には例えば10m〜100m程度に設定されている。
メモリ19には、車載装置2が搭載された車両(自車両)を特定する情報(以下、車両情報という)が記憶されている。その車両情報は、車両を一意に特定できる情報であればどの情報であっても良く、例えば車両のナンバーでも良いし、メーカやディーラで管理している車両IDでも良いし、車検証番号でも良い。
制御部16は、CPU、ROM、RAM等から構成され、スマートエントリーシステムに関する各種処理を実行する。具体的には例えば、制御部16は、受信部17がリクエスト信号を受信した場合には、そのリクエスト信号に応答するレスポンス信号を送信部18に送信させる。このとき、制御部16は、レスポンス信号にキー3を認証するためのIDコードを含ませる。キー認証方式としてチャレンジ&レスポンス方式を採用する場合には、制御部16は、上述したようにリクエスト信号に含まれたチャレンジコード(乱数)に所定の演算処理を施し、得られた値をIDコードとしてレスポンス信号に含ませる。
また、制御部16は、スマートエントリーシステムに関する処理の他に、当て逃げ車両を特定するための処理も実行する。以下、ECU4(車載装置2)及び制御部16(キー3)が実行する、当て逃げ車両を特定するための処理(当て逃げ車両特定処理)の詳細を説明する。
図2は、衝突された側の車両100(以下、被衝突車両という)と、衝突した側の車両200(以下、衝突車両という)を図示している。被衝突車両100、衝突車両200ともに図1に示す当て逃げ車両特定装置1が搭載されていることが前提となる。また、被衝突車両100は、駐車中であっても良いし、走行中であっても良い。図3は、ECU4が実行する当て逃げ車両特定処理のフローチャートを示している。図4は、制御部16が実行する当て逃げ車両特定処理のフローチャートを示している。図3、図4の処理は所定周期で繰り返し実行される。被衝突車両100、衝突車両200のECU4は、自車が衝突された側なのか衝突した側なのかを認識していない。そのため、図3、図4の処理は、被衝突車両100、衝突車両200の双方のECU4、キー3によって実行される。ただし、被衝突車両100が駐車中の場合には、キー3は車内に無いことになるので、衝突があったとしても、図4のS11以降の処理は実行されない。
先ず、図4の処理から説明する。制御部16は、図4の処理を開始すると、車載装置2から送信される、車両情報の送信を要求するデータを含んだリクエスト信号(以下、車両情報要求信号という)を受信したか否かを判断する(S11)。受信していない場合には(S11:No)、図4の処理を終了する。受信部17が車両情報要求信号を受信した場合には(S11:Yes)、衝突発生モードに遷移して、メモリ19に記憶された車両情報を含むレスポンス信号を送信部18に送信させる(S12)。
このとき、送信部18は、通常のレスポンス信号と同じ通信方式(同じ変調方式、同じ搬送周波数)で車両情報を送信しても良いし、通常のレスポンス信号とは異なる、車両情報専用の通信方式で車両情報を送信しても良い。専用の通信方式で車両情報を送信する場合には、送信部18は、例えば、RF帯の周波数のうち通常のレスポンス信号とは異なる周波数で車両情報を送信し、又は通常のレスポンス信号の変調方式(例えばASK変調)とは異なる変調方式(例えばFSK変調)で車両情報を送信する。このように、専用の通信方式で車両情報を送信することで、スマートエントリーシステムにおけるキーの通信方式が車両メーカ間で異なっていたとしても、車両情報の通信に関しては異なる車両メーカ間で通信方式を統一させることができる。これによって、異なる車両メーカ間で車両情報を送受信できる。
次に、車両情報の送信を開始してから一定時間(例えば数秒)経過したか否かを判断する(S13)。経過していない場合には(S13:No)、S12に戻って、車両情報の送信を継続する。つまり、一定時間経過するまで車両情報の送信を継続する。一定時間経過した場合には車両情報の送信を終了し、図4の処理を終了する。この図4の処理は、衝突車両200側のキー3が実行することを想定した処理である。
次に、図3の処理を説明する。ECU4は、図3の処理を開始すると、衝撃検知センサー15による衝撃検知の有無を判断する(S1)。衝撃検知が無い場合には(S1:No)、図3の処理を終了する。一方、衝撃検知が有る場合には(S1:Yes)、衝突発生モードに遷移して、車内アンテナ5によるキー3の照合を実施する(S2)。詳しくは、車内アンテナ5に上記車両情報要求信号を送信させる。このとき、メモリに記憶された照合順の1位のキー3、つまり、衝突車両200にあっては今回のエンジン始動に使用されたキー3のIDをレスポンス信号に含めて、そのキー3に対してのみ応答を要求する車両情報要求信号を送信させる。エンジン始動に使用されたキー3は車内に確実に存在すると考えられるので、そのキー3を指定する車両情報要求信号を最初に送信することで、キー3による車両情報の応答を速くでき、当て逃げされる前に車両情報を被衝突車両100のチューナー7に受信させることができる。また、エンジン始動に使用されたキー3を指定する車両情報要求信号を送信することで、複数のキー3が同時に応答してしまうのを回避(混信を回避)できる。なお、S2の処理を実行するECU4が本発明の送信制御手段に相当する。
次に、自車両に衝撃を与えた相手側車両(衝突車両200)のキー3から送信される車両情報を受信できるように、動作停止していた又は間欠動作していたチューナー7を駆動(常時動作)させる(S3)。またこのとき、専用の通信方式で車両情報の通信を行う場合には、チューナー7は、通常のレスポンス信号の通信方式から、車両情報の通信方式に、受信に使用する通信方式を切り替える。
次に、自車両のキー3以外のキー3から、車両情報を含むレスポンス信号を受信したか否かを判断する(S4)。受信していない場合には(S4:No)、受信するまで待機する。受信した場合には(S4:Yes)、受信したレスポンス信号に含まれた相手側車両の車両情報を記録装置12に記録させる(S5)。また、レスポンス信号に含まれた車両情報を表示装置13に表示したり、通信装置14からセンター20を介して携帯電話21に送信したりして、自車両のユーザに通知する(S6)。その後、図3の処理を終了する。
被衝突車両100、衝突車両200の双方が図3、図4の処理を実行することで、衝突があった場合には、衝突車両200の車内アンテナ5から車両情報要求信号が送信されて(図2の(1))、衝突車両200のキー3はその車両情報要求信号を受けて、衝突車両200の車両情報を周辺に送信する(図2の(2))。被衝突車両100のチューナー7は、衝突があったときに駆動されて、衝突車両200のキー3から送信された車両情報を受信する(図2の(3))。その車両情報は、被衝突車両100の記録装置12に記録され、ユーザに通知される(図2の(4))。
これによって、被衝突車両100のユーザは、衝突車両200が仮に当て逃げしたとしても、記録装置12に記録され、又は表示装置13や携帯電話21で通知された車両情報を、所定の施設(車両情報を管理するメーカ、ディーラ、警察所等)に持っていくことにより、衝突車両200を特定することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、車両にスマートエントリーシステムを搭載していれば、追加部品を抑えつつ、当て逃げ車両を特定できる。また、スマートエントリーシステムの構成を利用することで、被衝突車両が駐車中だけでなく、走行中の場合にも、当て逃げ車両を特定できる。
また、本実施形態では、リクエスト信号(LF電波)よりも送信距離が長い信号(RF電波)を送信するキーから車両情報を送信するので、その車両情報を被衝突車両のチューナーに確実に受信させることができる。また、キーは、一定時間継続して車両情報を送信しているので、その車両情報を被衝突車両のチューナーに確実に受信させることができる。
また、本実施形態では、チューナーで受信した衝突車両の車両情報を、被衝突車両のユーザが所持する携帯電話に送信しているので、被衝突車両が駐車中で車内にユーザが居ない場合であっても、衝突があったこと及び衝突車両の車両情報を迅速にユーザに通知することができる。また、チューナーで受信した車両情報をユーザに通知するだけでなく、記録装置に記録しているので、事後的に衝突車両を特定しやすくできる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を第1実施形態と異なる部分を中心にして説明する。本実施形態の当て逃げ車両特定装置の構成は、第1実施形態の構成、すなわち図1に示す構成と同じである。ただし、本実施形態のチューナー7は、車外アンテナ6から送信されるLF帯の信号も受信できるように構成されている。また、ECU4のメモリには、第1実施形態のキー3のメモリ19に記憶された車両情報と同様の車両情報が記憶されている。
また、本実施形態のECU4は、図3の処理に代えて、図5の処理を実行する。キー3は、図4の処理を実行しない。以下、図5の処理を説明する。図5の処理において、S22、S23の処理が図3のS2、S3の処理と異なり、それ以外は図3の処理と同じである。すなわち、図5のS21、S24〜S26の処理は、図3のS1、S4〜S6の処理と同じである。
ECU4は、図5の処理を開始すると、車両への衝突の有無を判断し(S21)、衝突が有った場合には(S21:Yes)、ECU4のメモリに記憶された車両情報を、全ての車外アンテナ6から車両周辺に送信させる。ここで送信される車両情報は、LF帯の信号として送信される。
次に、相手側車両からの車両情報を受信できるように、チューナー7を駆動させる(S23)。このとき、LF帯の信号も受信できるように、チューナー7の動作を制御する。以降の処理は第1実施形態と同じである。
本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果が得られることに加えて、衝突があった場合には、衝突車両から直接(キーを介さないで)、被衝突車両に車両情報が送信されるので、迅速にその車両情報を被衝突車両のチューナーに受信させることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載を逸脱しない限度で種々の変更が可能である。例えば、上記第1実施形態では、キーから送信される車両情報をキーのメモリに記憶させていたが、車載装置側(例えばECUのメモリ)に記憶させても良い。この場合には、衝突があった場合には、ECUは車両情報要求信号を車内アンテナから送信するとともに、この車両情報要求信号に、自身のメモリに記憶された車両情報を含める。キーは、車両情報要求信号を受信した場合には、その車両情報要求信号に含まれた車両情報を送信部に送信させる。これによっても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、上記第2実施形態では、衝突があった場合には車外アンテナから車両情報をLF帯の信号として送信していたが、RF帯の信号として送信しても良い。この場合には、車外アンテナを、RF帯の信号も送信できるように構成する必要があるが、チューナーはRF帯の信号のみを受信するように構成すれば良い。
なお、上記実施形態において、図3のS5、S6、図5のS25、S26の処理を実行するECU4、記録装置12、表示装置13及び通信装置14が本発明の記録/通知手段に相当する。また、図4のS12、S13の処理を実行する制御部16及び送信部18が本発明の車両情報送信手段に相当する。また、図5のS22の処理を実行するECU4が本発明の車両情報送信手段に相当する。
1 当て逃げ車両特定装置
2 車載装置
3 キー
4 ECU
5 車内アンテナ
6 車外アンテナ
7 チューナー
12 記録装置
13 表示装置
14 通信装置
15 衝撃検知センサー
16 キーの制御部
100 被衝突車両
200 衝突車両

Claims (5)

  1. 車両(100、200)に搭載され、前記車両の周辺又は車内にリクエスト信号を送信する送信アンテナ(5、6)と、前記リクエスト信号に応答するレスポンス信号を受信する受信機(7)と、前記レスポンス信号に基づいて前記車両を制御する制御手段(4)とを備えた車載装置(2)と、
    前記車両のユーザに所持されて、前記リクエスト信号の受信及び前記レスポンス信号の送信を行うキー(3)とを備え、
    前記車載装置は、
    前記車両への衝撃を検知する検知手段(15)と、
    前記検知手段が衝撃を検知したときに、車内に、前記車両を特定する情報の送信を要求する車両情報要求信号を前記送信アンテナ(5)に送信させる送信制御手段(4、S2)と、
    前記受信機が受信した、前記車両に衝撃を与えた相手側車両(200)からの前記情報を記録し又はユーザに通知する記録/通知手段(4、S5、S6、12、13、14)とを備え、
    前記受信機は、前記検知手段が衝撃を検知したときに、前記相手側車両からの前記情報を受信するように動作し、
    前記キーは、前記車両情報要求信号を受信した場合には前記キーの周辺に前記情報を送信する車両情報送信手段(16、S12、S13、18)を備えることを特徴とする当て逃げ車両特定装置(1)。
  2. 前記制御手段は、前記車両の始動を指示する始動スイッチ(11)が操作されたときに、登録された複数の前記キーの中から一つ指定して、その指定した前記キーに対してのみ応答を要求する前記リクエスト信号を前記送信アンテナに送信させた後、前記受信機が前記レスポンス信号を受信した場合にはそのレスポンス信号に含まれたIDコードとマスターIDコードとを照合するキー認証処理を、複数の前記キー間で順番に行い、前記IDコードと前記マスターIDコードとの照合が成功したときに前記車両の駆動部を始動させ、
    前記送信制御手段は、前記駆動部の始動の際に前記照合が成功した前記キーに対してのみ応答を要求する前記車両情報要求信号を前記送信アンテナに送信させることを特徴とする請求項1に記載の当て逃げ車両特定装置。
  3. 前記車両情報送信手段は、前記車両情報要求信号を受信した場合には前記キーの周辺に前記情報を一定時間送信し続けることを特徴とする請求項1又は2に記載の当て逃げ車両特定装置。
  4. 前記車両情報送信手段は、前記レスポンス信号の送信方式とは異なる送信方式を用いて前記情報を送信することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の当て逃げ車両特定装置。
  5. 車両(100、200)に搭載され、前記車両の周辺又は車内にリクエスト信号を送信する送信アンテナ(5、6)と、前記リクエスト信号に応答するレスポンス信号を受信する受信機(7)と、前記レスポンス信号に基づいて前記車両を制御する制御手段(4)とを備えた車載装置(2)と、
    前記車両のユーザに所持されて、前記リクエスト信号の受信及び前記レスポンス信号の送信を行うキー(3)とを備え、
    前記車載装置は、
    前記車両への衝撃を検知する検知手段(15)と、
    前記検知手段が衝撃を検知したときに、前記車両の周辺に、前記車両を特定する情報を前記送信アンテナ(6)に送信させる車両情報送信手段(4、S22)と、
    前記受信機が受信した、前記車両に衝撃を与えた相手側車両(200)からの前記情報を記録し又はユーザに通知する記録/通知手段(4、S25、S26、12、13、14)とを備え、
    前記受信機は、前記検知手段が衝撃を検知したときに、前記相手側車両からの前記情報を受信するように動作することを特徴とする当て逃げ車両特定装置(1)。
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