JP5939401B2 - 制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、制御システムに関する。
車両において様々なセキュリティ性向上の方法が提案されている。例えば下記特許文献1には、車両の外部における人と物体との距離や相対速度から、両者が接触するか否かを判断して、接触しそうな場合に警報を発するシステムが開示されている。
特開2008−65381号公報
上記特許文献1が考えているような状況は基本的に車両の走行時に関係するものだが、それとは別に、社会の安全性を向上することへの要望も近年高まっており、周知のとおり各所への監視カメラの設置などの対策がとられている。こうした安全な社会の構築に車両が関係する状況として、例えば駐車中の車両の周辺に不審者が潜んでいるような状況が考えられる。
言うまでもなくこのような不審者や不審物の存在は、乗車しようとする人にとって犯罪被害の可能性などを意味する。したがってこうした不審者や不審物を検出し、乗車しようとする人に報知する等のことが適切に実行されれば、車両を利用する人に対する被害を未然に防止することができ、ひいては安全な社会の構築にも寄与する。上記特許文献など車両に関する従来技術では、このような課題自体が認識されていない。
そこで本発明が解決しようとする課題は、上記に鑑み、停車中の車両の周辺の不審者や不審物などの存在を検出し、ユーザに適切に報知する制御システムを提供することにある。
上記課題を達成するために、本発明に係る制御システムは、車両から乗員が降車してから所定期間内の時点における前記車両の周囲の物体の位置である第1位置を、前記物体に非接触で検出する第1検出手段と、停車している前記車両に対して乗員が乗車のために接近した時点における前記車両の周囲の物体の位置である第2位置を、前記物体に非接触で検出する第2検出手段と、前記第2検出手段が検出した第2位置において前記第1検出手段が検出した第1位置よりも前記車両に近い部分が存在する近接状態にあるか否かを判別する判別手段と、その判別手段が前記近接状態にあると判別した場合に、車両の周囲に対する注意を喚起する注意喚起手段と、を備えたことを特徴とする。この発明によれば、乗員の降車時と乗車時における車両周囲の物***置を検出して、乗車時により近づいている部分があれば注意喚起するので、乗車時に車両周囲に不審者や不審物が存在する場合に、適切にそれを検出して注意喚起できる。よって乗車しようとする乗員に対する被害を未然に防止できる。
また、前記乗員が乗車のために接近した時点は、前記車両が停車した状態で、前記車両の外にいる乗員が携帯する携帯機が送信した所定の無線信号を前記車両が受信した時点であるとしてもよい。この発明によれば、乗員の携帯機から送信される無線信号の受信を効果的に用いて、乗員の車両への接近の情報を得ることができる。
また、前記所定の無線信号は、車両のドアの開錠を指令する信号、前記携帯機固有の識別信号、車両の駆動部の始動を指令する信号のうちのいずれかを含むとしてもよい。この発明によれば、車両ドアの開錠指令信号、携帯機の識別信号、駆動部の始動指令信号などを効果的に利用して、乗員の車両への接近の情報を得ることができる。
また、前記第1検出手段と前記第2検出手段とは、超音波を発信し、その発信された超音波が車両の周囲の物体に反射して形成された反射波を検出して、前記物体までの距離を算出する超音波検出手段を備えたとしてもよい。この発明によれば、超音波装置を利用して(あるいは車両に備えられた既存の超音波装置を兼用して)効果的に車両周囲の物***置が検出できる。
また、前記第2検出手段は、前記所定の無線信号の車両への到達方向の情報を取得する取得手段と、前記車両の周辺領域のうちで、前記取得手段が取得した到達方向の側から車両を見た場合に死角となる領域のみにおいて、前記第2位置を検出する死角側検出手段と、を備えたとしてもよい。この発明によれば、所定の無線信号の車両への到達方向は乗員の車両への接近方向に相当するとみなせるので、車両に接近する乗員から死角となる領域のみで効率的に車両周囲の物***置を検出するシステムが構築できる。
また、前記取得手段は、前記携帯機に向けて携帯機固有の識別信号の送信を要求する要求信号を送信する送信部が、車両に配置された複数の送信部のうちでどの送信部なのかの情報を前記到達方向の情報として取得する副取得手段を備えたとしてもよい。この発明によれば、携帯機への要求信号の送信位置の情報を効果的に用いて、所定の無線信号の車両への到達方向の情報を取得できる。
本発明の制御システムの一実施形態における構成例を示す図。 本発明の携帯機の第2の例を示す図。 本発明の携帯機の第3の例を示す図。 本発明における第1の処理手順の例を示すフローチャート。 本発明における第2の処理手順の例を示すフローチャート。 駐車時における本発明の実施状況の例を示す図。 乗車時における本発明の実施状況の例を示す図。 本発明における第3の処理手順の例を示すフローチャート。 本発明における第4の処理手順の例を示すフローチャート。 乗車時における本発明の実施状況の別の例を示す図。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。まず図1は、本発明に係る車両の制御システム1の一実施形態における装置構成例の概略図である。図1に示されたシステム1は、車両2、電子キー3(キー)に渡って構成される。車両2は例えば自動車車両とすればよい。車両2は本発明に関係する構成として、照合ECU(電子制御ユニット)20、エンジンECU21、ボディECU22、周辺監視ECU23を備える。
照合ECU20は、例えばLF帯域の無線信号を送信する機能を有する送信部200と、例えばUHF帯域の無線信号を受信する機能を有する受信部201を備えて、キー3(および後述のキー4、スタータ5等)と無線通信を行う。送信部200は複数の送信部からなるとし、それぞれを車両2の各ドアやトランクリッドごとに、さらには車室内に備える形態とすればよい。
エンジンECU21はエンジン210の制御を司り、本発明においてはエンジン210の始動や停止を制御する。なおエンジン210とは内燃機関のみでなく電動モータなどを含むあらゆる駆動手段を示すものとする。ボディECU22は、車両2のボディの多様な制御を司り、本発明では車両2に複数備えられたドア220(トランクリッドも含む)の施錠、開錠や、各種の車外ランプ221の点灯、消灯を制御する。
周辺監視ECU23は、車両2の周辺を監視する処理を司り、本発明では、ソナー231による車両2の周辺の物***置検出や、カメラ232による車両2の周辺画像の撮影を制御する。なおソナー231による検出は、ソナー231から超音波を発信し、その反射波を検出して物体までの位置を算出する公知の検出方法、検出原理でよい。例えば車両2の周辺領域を複数個に分割して、それぞれの領域における物***置を検出する複数個のソナー231を車両2ボディの外表面に備える形態でもよい。
周辺監視ECU23は、通常のコンピュータと同様の構成、すなわち各種情報処理を行うCPUや、そのCPUの作業領域としてRAM、CPUでの情報処理で必要となる情報を記憶する不揮発性のメモリ230を備える。メモリ230には本発明の処理手順を記述したプログラム230aが記憶されており、周辺監視ECU23のCPUがプログラム230aを呼び出して自動的に実行すればよい。なお図1の形態では、周辺監視ECU23が本発明のプログラム230aを記憶し、実行するが、本発明ではこの形態に限定されず、車両2が備えるいずれかの情報処理機能を有する部位で本発明の処理手順を記憶し、実行すればよい。
キー3はいわゆるワイヤレスキーレスシステム(以下、キーレスシステムなどと略称)に関わる電子キーであり、ユーザが携帯可能で、送受信部30、CPU31、表示部32、メモリ33、ドアロックボタン34、ドアアンロックボタン35を備える。
送受信部30は、車両2の送信部200および受信部201との間の無線信号の送受信の機能を備える。CPU31は、演算や指令発信などキー3における情報処理を司り、キー3の各部を制御する。表示部32は例えば液晶ディスプレイなどからなりユーザに対して各種情報を表示する。メモリ33はCPU31の作業領域としての揮発性の記憶部や、CPU31での情報処理に必要なデータやプログラムを記憶する不揮発性の記憶部を備える。メモリ33は特にキー3固有のID(識別情報)を記憶するとすればよい。ドアロックボタン34は、車両2のドア220を遠隔操作でロック(施錠)するためにユーザが操作するボタンである。ドアアンロックボタン35は、車両2のドア220を遠隔操作でアンロック(開錠)するためにユーザが操作するボタンである。
図1のシステムにおいてキー3を所持するユーザは、キーレスシステムによる車両ドア220のロック、アンロック操作を行う。具体的にロック操作の場合、ユーザが車外でドアロックボタン34を操作(例えば押下)すると、CPU31は送受信部30にドアのロックを指令する無線信号(ロック信号)の送信を指令する。送信されたロック信号が車両2の受信部201で受信されると、ボディECU22にロック動作が指令されて、ドア220が施錠される。
アンロック操作の場合も同様に、ユーザが車外でドアアンロックボタン35を操作(例えば押下)すると、CPU31は送受信部30にドアのアンロックを指令する無線信号(アンロック信号)の送信を指令する。送信されたアンロック信号が車両2の受信部201で受信されると、ボディECU22にアンロック動作が指令されて、ドア220が開錠される。これらの手順において、ロック信号やアンロック信号にキー3固有のIDを含ませて送信し、車両2側で照合ECU20が、受信したIDと照合ECU20が記憶しているマスターIDとで照合を行って、その照合が成功したらドア施錠や開錠の指令を出すようにしてもよい。
また図1のシステムにおいては、キー3を図2に示す電子キー4(キー)に変更してもよい。図2のキー4はスマートキーシステム(登録商標)のための電子キーである。キー4は送受信部40、CPU41、表示部42、メモリ43を備える。
送受信部40は、車両2の送信部200および受信部201との間の無線信号の送受信の機能を備える。CPU41は、演算や指令発信などキー4における情報処理を司り、キー4の各部を制御する。表示部42は例えば液晶ディスプレイなどからなりユーザに対して各種情報を表示する。メモリ43はCPU41の作業領域としての揮発性の記憶部や、CPU41での情報処理に必要なデータやプログラムを記憶する不揮発性の記憶部を備える。メモリ43は特にキー3固有のID(識別情報)を記憶するとすればよい。
図2のキー4をユーザが所持することにより、スマートキーシステムによる車両ドア220のロック、アンロック操作が行われる。具体的にスマートキーシステムにおいては、例えばユーザがドアのアウタ側ハンドルに接触したことをアウタ側ハンドルに装備されたタッチセンサが検出すると、照合ECU20は、キー4にIDの返信を要求するリクエスト信号を送信するように、当該タッチセンサと同じドアに装備された送受信部40に指令する。
キー4は、このようにして車両側から送信されたリクエスト信号を送受信部40で受信すると、メモリ43に記憶されているIDを送受信部40から送信する。キー4から送信されたIDが車両2の受信部201により受信されて、照合ECU20が記憶するマスターIDとの間で照合がとれたら、ボディECU22にドア開錠が指令されて、ドア220が開錠される。
同様にロック操作の場合は、例えばユーザがドアのアウタ側ハンドルに装備されたロックボタンを操作すると、照合ECU20は、キー4にIDの返信を要求するリクエスト信号を送信するように送受信部40に指令する。キー4は、リクエスト信号を送受信部40で受信すると、メモリ43に記憶されているIDを送受信部40から送信する。送受信部40から送信されたIDが車両2の受信部201により受信されて、照合ECU20が記憶するマスターIDとの間で照合がとれたら、ボディECU22にドア施錠が指令されて、ドア220が施錠される。
なお、上記において車両ドアのドアハンドルやロックボタンへのユーザ操作が行われた場合にリクエスト信号を車両2から送信する形態でなく、ユーザ操作に関わらず送信部200から周期的に、IDの返信を要求するポーリング信号を送信する形態でもよい。
また図1のシステムにおいては、キー3を図3に示すリモートエンジンスタータ携帯機5(スタータ)に変更してもよい。図3のスタータ5は、車両2のエンジン210を車外から遠隔で始動、停止させるための携帯機である。スタータ5は、ユーザが携帯可能で、送受信部50、CPU51、表示部52、メモリ53、エンジン始動ボタン54、エンジン停止ボタン55、ドアロックボタン56、ドアアンロックボタン57を備える。
送受信部50は、車両2の送信部200および受信部201との間の無線信号の送受信の機能を備える。CPU51は、演算や指令発信などスタータ5における情報処理を司り、スタータ5の各部を制御する。表示部52は例えば液晶ディスプレイなどからなりユーザに対して各種情報を表示する。メモリ53はCPU51の作業領域としての揮発性の記憶部や、CPU51での情報処理に必要なデータやプログラムを記憶する不揮発性の記憶部を備える。メモリ53は特にスタータ5固有のID(識別情報)を記憶するとすればよい。
エンジン始動ボタン54は車両2のエンジン210を遠隔操作で始動するためにユーザが操作するボタンである。エンジン停止ボタン55は車両2のエンジン210を遠隔操作で停止するためにユーザが操作するボタンである。ドアロックボタン56は、車両2のドア220を遠隔操作でロック(施錠)するためにユーザが操作するボタンである。ドアアンロックボタン57は、車両2のドア220を遠隔操作でアンロック(開錠)するためにユーザが操作するボタンである。
図3のスタータ5を所持するユーザは、遠隔操作でエンジン始動やエンジン停止の処理を実行する。具体的に、ユーザが例えば車外からエンジン始動ボタン54を操作(例えば押下)すると、CPU51は送受信部50にエンジンの始動を指令する無線信号(エンジン始動信号)の送信を指令する。送信されたエンジン始動信号が車両2の受信部201で受信されると、エンジンECU21にエンジン始動が指令されて、エンジン210が始動する。
エンジン停止操作の場合も同様に、ユーザが例えば車外からエンジン停止ボタン55を操作(例えば押下)すると、CPU51は送受信部50にエンジンの停止を指令する無線信号(エンジン停止信号)の送信を指令する。送信されたエンジン停止信号が車両2の受信部201で受信されると、エンジンECU21にエンジン停止が指令されて、エンジン210が停止する。
これらの手順において、エンジン始動信号やエンジン停止信号にスタータ5固有のIDを含ませて送信し、車両2側で照合ECU20が、受信したIDと照合ECU20が記憶しているマスターIDとで照合を行って、その照合が成功したらエンジン始動や停止の指令を出すようにしてもよい。スタータ5によるドアロック、ドアアンロックはキー3の場合と同様とすればよい。
なお図4、図5の電子キー3、4、スタータ5は携帯電話機などで実現する実施形態でもよい。その場合、上記の電子キー3、4、スタータ5の機能はソフトウェアとして実現する。そのソフトウェアをアプリケーションソフトウェアとして携帯電話機の記憶部に(インターネットからダウンロードする等して)記憶しておき、CPUがそれを呼び出して実行すればよい。
その際、ドアロックボタン、アンロックボタン、エンジン始動ボタン、エンジン停止ボタンなどは携帯電話機に備えられた入力部(例えばテンキーやタッチパネルなど)を用いればよい。なお携帯電話機に限定せず、無線通信機能を有するコンピュータ一般でもよい。
図1から図3の構成のもとでシステム1は、ユーザの乗車時に車両周辺の不審者や不審物などへの注意を喚起する処理を実行する。それに関する処理手順の例が図4および図5に示されている。図4はユーザの降車時の処理手順の例であり、図5はユーザの乗車時の処理手順の例である。図4、図5の処理手順は例えばプログラム230aに記述されているとし、周辺監視ECU23(ECU)が呼び出して自動的に実行すればよい。
図4の処理手順ではまずS10でECU23は、車両2の(全ての)ドア220がロックされたか否かを判別する。ドア220のロックの情報は車内通信を通じてボディECU22から取得すればよい。ドア220がロックされた場合(S10:YES)はS20に進み、ドア220がアンロック状態の場合(S10:NO)はS10を繰り返してドアロックを待つ。
S20に進んだらECU23は、S20に進んでから所定時間が経過したか否かを判別する。時間の情報はECU23(あるいは車両2のいずれかの部位)がタイマを備えて、それにより算出すればよい。所定時間が経過した場合(S20:YES)はS30に進み、まだ所定時間を経過していない場合(S20:NO)はS20を繰り返して所定時間経過を待つ。このS20の手順の意味は後述する。
S30に進んだらECU23は、車両2の周辺の物***置を検出する。具体的には、ソナー231から超音波を発信し、その反射波から車両2の周辺の物***置を算出する。その一例が図6に示されている。この例では、車両2の外表面において水平方向に間隔を置いて、車両2の外方向に向けて超音波を発信する複数個のソナー231を配置しており、その反射波により、車両2に最も近い物体の表面からなる水平方向に延びる(凹凸を有する)帯状の面形状が算出される。その面形状の平面視が破線P1で示されている。この例の場合、この帯状の面形状がS30で算出される車両周辺の物***置となる。
次にS40でECU32はS30で算出された物***置を例えばメモリ230に記憶する。以上が図2の処理である。図2の処理により降車時(あるいは停車時、駐車時など)における車両周辺の物***置が記憶される。
なおS10のドアロック時には例えば降車したばかりの乗員、あるいはドアロック後しばらくすれば車両から十分遠くへ離れる人や物等が車両周辺にまだいて、それがS30でソナーにより検出される可能性がある。しかしS20を処理することにより、車両周辺からそれらがいなくなるだけ時間が経過した後にS30を実行することができる。したがってS20での所定時間は、ドアロック後短期間だけ車両周辺にいる人や物が車両周辺から離れるとみなせる時間(例えば数分など)とすればよい。
次に、図5の処理ではまずS100でECU23は受信部201が所定の信号を受信したか否かを判別する。ここで所定の信号とは例えば、キー3の場合はドアアンロック信号、キー4の場合は正規ID、スタータ5の場合はエンジン始動信号やドアアンロック信号などとすればよい。なお正規IDの受信とは、受信部201が信号を受信し、その信号と記憶されたマスターIDとの照合が成功したことを指す。
所定の信号を受信した場合(S100:YES)はS110に進み、所定の信号を受信していない場合(S100:NO)はS100を繰り返して所定信号の受信を待つ。S110に進んだらECU23は、車両2の周辺の物***置を検出する。S110での検出は上記S30と同様に行えばよい。そしてS120でECU23は、上記S40で記憶した物***置をメモリ230から呼び出す。
そしてS130でECU23は、S110で検出した車両周辺の物***置と、S120で呼び出した車両周辺の物***置と、を比較する。S110で検出した車両周辺の物***置は乗車時(正確には乗車の少し前)における車両周辺の物***置(乗車時物***置)であり、S120で呼び出した車両周辺の物***置は降車時(正確には降車から所定時間後)における車両周辺の物***置(降車時物***置)である。なおS40におけるメモリ230への記憶処理は例えば上書き処理とすればよい。それによりS120で呼び出されるのは常に直近の降車時の物***置となる。
S130での比較処理では具体的には、乗車時物***置において降車時物***置よりも車両2の近い部分が存在するか否かの比較を行う。乗車時物***置の一例が図7に破線P2で示されている。図6の降車時物***置と図7の乗車時物***置とを比較すると、2つの部分で異なる。
1つの相違部分は、降車時には車両2の右側に駐車車両が存在するが、乗車時にはこの駐車車両が存在しないことである。しかし、この相違部分では乗車時物***置の方が降車時物***置よりも遠い。もう1つの相違部分は、乗車時には車両2の後方左側に、降車時にはいなかった人物が存在することである。この相違部分、すなわち図7における破線P3の部分では、乗車時物***置の方が降車時物***置よりも近い。したがって、図6、図7の例の場合、S130の比較処理でECU23は、P3部分で乗車時の車両周辺の物***置が降車時の物***置よりも車両2に近くなっているとの結論を下す。このようにS130の比較処理により乗員の乗車時における車両周辺の不審者や不審物などの存在が確実に検出できる。
そしてS140でECU23は、乗車時の車両周辺の物***置において降車時の物***置よりも車両2に接近している部分があるか否かを判別する。接近している部分がある場合(S140:YES)はS150に進み、接近している部分がない場合(S140:NO)は図5の処理を終了する。図6、図7の例では上記のとおりP3部分があるので、肯定判断(YES)となる。
S150に進んだらECU23は、ユーザに対して車両2周辺へ注意を喚起する処理を実行する。注意喚起の具体的方法は本発明では特に限定されず、あらゆる注意喚起方法を採用してよい。例えば、車両2の車外ランプ221を点灯させることでもよい。その場合、特に本発明のために特有の点灯方法を予め定めておき、その点灯方法で点灯させること等でもよい。あるいは車両2に備えられたカメラ232で車両周辺の画像を撮影して、その画像を送信部200から送信し、それを受信したキー3(キー4、スタータ5)が表示部32(42、52)にそれを表示する形態でもよい。
さらにS150での注意喚起処理では、乗車時の車両周辺物***置においてどの部分が降車時の物***置よりも車両2に接近している部分なのかの情報を用いてもよい。すなわち、例えば上記カメラ画像の送信では、物***置が接近している部分のみをカメラ232で撮影すればよい。これにより不審者や不審物を撮影できる。あるいは車外ランプ221の点灯では、物***置が接近している側にある車外ランプ221を点灯する、例えばヘッドランプを物***置が接近している側に向きを変えて点灯させる、などでもよい。以上が図5の処理手順である。この処理を図4の処理と組み合わせることにより、乗員の乗車時に車両周辺に不審者や不審物などがあれば、それを適切に検出して乗車しようとする乗員に注意喚起できる。
次に図8、図9を説明する。上記実施形態は、S110において基本的に車両2に備えられたソナー全てで検出処理を行うことが想定されているが、こうした形態を、検出の必要性が低い位置にあるソナーは用いない形態に変更してもよい。ここで検出の必要性が低いとは、乗車時におけるユーザの車両2への接近方向と同じ側は、ソナーを用いなくともユーザが自身の眼で見ることができるので、検出の必要性が低いとみなせることである。図8、図9は、こうした観点から変更した処理手順の例を示している。これらの処理手順と図5とで同符号の手順は同様の処理を行えばよいので、重複する説明は省略する。
図8の処理手順は図5の処理手順におけるS100、S110をS105、S115に置き換えたものである。図8の処理手順は基本的に図2の電子キー4(スマートキー)を用いる際の手順例である。S105でECU23は、キー4から正規IDを受信したか否かを判別する。正規IDを受信した場合(S105:YES)はS115に進み、正規IDを受信していない場合(S105:NO)はS105を繰り返して正規IDの受信を待つ。
そしてS115でECU23は、死角領域の物***置を検出する。ここで死角領域とは、乗車時に車両へ接近するユーザから死角となる領域である。スマートキーシステムによる乗車(ドア開錠)の場合、上記のとおりユーザが接触したドアに備えられた送信部200からリクエスト信号が送信される。
したがって死角領域として例えば、S105で確認された正規IDの受信に先立ってリクエスト信号を送信した送信部200の位置を基準として、主に車両2の反対側とすればよい。S115では、例えばこのように設定された死角領域に配置されたソナー231を用いて車両周辺の物***置を検出する。これにより、使用されたソナー231が超音波を発信する領域のみで物***置が検出される。
なお図8のように変形しても、図4の処理では全てのソナー231を用いて物***置を検出すればよい。そして図8のS130での比較処理では、S115で検出した領域のみで降車時と乗車時での物***置の比較処理を行えばよい。
次に図9の処理手順を説明する。図9の処理手順では、図5の処理手順においてS110の手順を、S113、S115に置き換えている。S113でECU23は、S100で受信した所定の信号における受信方向(到来方向)を算出する。到来方向の算出の具体的手法は、受信部201を指向性を有するアンテナにより構成して、指向性を有するアンテナにより受信電波の到来方向を算出する公知の方法を用いればよい。
図9のS115では死角領域における物***置を検出する。ここで死角領域とは、車両の周辺領域のうちでS113で算出された到来方向の側から車両を見た場合に死角となる領域である。S115ではこの死角領域に対して超音波を発信するソナー231のみを動作させて、死角領域のみにおける車両周辺の物***置を検出する。
このように図9の処理手順では、電子キー3、4、スタータ5から送信された無線信号の到達方向を算出している。無線信号の到達方向はユーザが車両2に近づく方向だとみなせるので、上記死角領域以外はユーザが直接視認できる領域だとみなせる。したがって図9の手順により、死角領域のみで物***置を検出する効率的な処理が行える。図9と対比すると図8の手順は、リクエスト信号の送信位置の情報を、無線信号の到達方向に相当する情報として取得しているともみなせる。
本発明の実施形態は特許請求の範囲に記載された主旨を逸脱しない範囲で適宜変更してよい。例えば、上記実施例ではソナー231を用いたが、本発明ではこれに限定されず、非接触で物体の位置を検出できるあらゆる検出手段(例えば公知の近接スイッチ、近接センサで用いられる検出原理を用いたもの等)を用いてよい。また上記例では携帯機として図1から図3の3つの例を示し、これらから車両へ送信される無線信号を図5の処理内で用いたが、本発明はこれらに限定されず、ユーザが所持する通信装置から車両に向けて送信される何らかの無線信号であればよい。さらにS100の手順は乗員による乗車動作とみなされるものの検出(例えばドアハンドルへの接触の検出)の判別でもよい。
1 制御システム
2 車両
3、4 電子キー(携帯機)
5 リモートエンジンスタータ携帯機(携帯機)

Claims (6)

  1. 車両から乗員が降車してから所定期間内の時点における前記車両の周囲の物体の位置である第1位置を、前記物体に非接触で検出する第1検出手段と、
    停車している前記車両に対して乗員が乗車のために接近した時点における前記車両の周囲の物体の位置である第2位置を、前記物体に非接触で検出する第2検出手段と、
    前記第2検出手段が検出した第2位置において前記第1検出手段が検出した第1位置よりも前記車両に近い部分が存在する近接状態にあるか否かを判別する判別手段と、
    その判別手段が前記近接状態にあると判別した場合に、車両の周囲に対する注意を喚起する注意喚起手段と、
    を備えたことを特徴とする制御システム。
  2. 前記乗員が乗車のために接近した時点は、前記車両が停車した状態で、前記車両の外にいる乗員が携帯する携帯機が送信した所定の無線信号を前記車両が受信した時点である請求項1に記載の制御システム。
  3. 前記所定の無線信号は、車両のドアの開錠を指令する信号、前記携帯機固有の識別信号、車両の駆動部の始動を指令する信号のうちのいずれかを含む請求項2に記載の制御システム。
  4. 前記第1検出手段と前記第2検出手段とは、超音波を発信し、その発信された超音波が車両の周囲の物体に反射して形成された反射波を検出して、前記物体までの距離を算出する超音波検出手段を備えた請求項1乃至3のいずれか1項に記載の制御システム。
  5. 前記第2検出手段は、
    前記所定の無線信号の車両への到達方向の情報を取得する取得手段と、
    前記車両の周辺領域のうちで、前記取得手段が取得した到達方向の側から車両を見た場合に死角となる領域のみにおいて、前記第2位置を検出する死角側検出手段と、
    を備えた請求項2又は3に記載の制御システム。
  6. 前記取得手段は、前記携帯機に向けて携帯機固有の識別信号の送信を要求する要求信号を送信する送信部が、車両に配置された複数の送信部のうちでどの送信部なのかの情報を前記到達方向の情報として取得する副取得手段を備えた請求項5に記載の制御システム。
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