JP2016124056A - ワイヤ放電加工装置、受け部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】 放電加工時と、放電加工後とで、受け部材とワイヤとの間の距離を変えることができる仕組みを提供すること。【解決手段】 ワイヤ放電加工装置が、被加工物とワイヤとの間の放電により被加工物を加工するために用いられる加工液が貯留される加工液槽と、放電加工する前に加工液槽に加工液を供給し、放電加工後に加工液槽内の加工液を排出する加工液供給排出手段と、加工液槽の中に設けられた、当該加工液に浮く物質を含む受け部材であって放電加工された加工物を受ける受け部材と、を備えることを特徴とする。【選択図】 図2
Description
本発明は、ワイヤ放電加工装置、受け部材に関し、放電加工時と、放電加工後とで、受け部材とワイヤとの間の距離を変える技術に関する。
近年、半導体材料や太陽電池材料、硬質材料等の被加工材料を、放電加工により、短時間で同時に複数切り出す方法が開発されている。
たとえば、ワイヤ放電加工装置は、当該被加工材料を薄板状に切り出すために、給電子を介してワイヤに電圧を印加しながら走行させ、そのワイヤに当該被加工材料を近づけることで放電現象を発生させ、当該被加工材料を放電加工するものである。
特許文献1には、走行する複数本のワイヤで被加工物を放電加工することにより、薄片に切断することが記載されている。
また、特許文献2には、ウエハの受け部材が開示されている。
また、特許文献2には、ウエハの受け部材が開示されている。
しかしながら、従来、特許文献2に記載されているウエハの受け部材は、固定されており、また、受け部材の直ぐ上にワイヤが位置し、受け部材とワイヤとの間の距離が短いため、スライスされたウエハを受け部材から取り出し難い。
そこで、受け部材とワイヤとの間の距離を長くすることが考えられるが、そのようにすると、スライスされるウエハが受け部材に入らないおそれがある。
そこで、本発明は、放電加工時と、放電加工後とで、受け部材とワイヤとの間の距離を変えることができる仕組みを提供することを目的とする。
本発明は、ワイヤと被加工物との間の放電により前記被加工物を放電加工するワイヤ放電加工装置であって、前記被加工物との放電に用いられるワイヤと、前記被加工物と当該ワイヤとの間の放電により前記被加工物を加工するために用いられる加工液が貯留される加工液槽と、放電加工する前に前記加工液槽に加工液を供給し、放電加工後に前記加工液槽内の加工液を排出する加工液供給排出手段と、前記加工液槽の中に設けられた、前記加工液に浮く物質を含む受け部材であって前記放電加工された加工物を受ける受け部材と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、被加工物との放電に用いられるワイヤと、前記被加工物と当該ワイヤとの間の放電により前記被加工物を加工するために用いられる加工液が貯留される加工液槽と、放電加工する前に前記加工液槽に加工液を供給し、放電加工後に前記加工液槽内の加工液を排出する加工液供給排出手段と、を備えるワイヤ放電加工装置により放電加工された加工物を受ける受け部材であって、前記加工液槽の中に設けられた、前記加工液に浮く物質を含む受け部材であることを特徴とする。
本発明によれば、放電加工時と、放電加工後とで、受け部材とワイヤとの間の距離を変えることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を好適な実施形態に従って詳細に説明する。
<図1の説明>
図1は、マルチワイヤ放電加工システムを前方から見た正面図である。尚、図1に示す各機構の構成は一例であり、目的や用途に応じて様々な構成例があることは言うまでもない。
本発明の実施の形態に係るマルチワイヤ放電加工システムは、マルチワイヤ放電加工装置1、電源ユニット(電源装置)15、加工液供給装置18から構成されている。
また、マルチワイヤ放電加工装置1、電源ユニット(電源装置)15、加工液供給装置18を含むマルチワイヤ放電加工システムをマルチワイヤ放電加工装置とすることもできる。
マルチワイヤ放電加工システムは、放電により、同一方向に並設された複数本のワイヤ7(ワイヤ電極)の間隔で被加工物(図1の例では、インゴット5)を薄片にスライスすることができる。スライスされた加工物(例えばウエハ)は、加工液槽6内の浮力型ウエハ回収トレイに収容される。
マルチワイヤ放電加工装置1は、大きな被加工物をスライス加工することも、小さな被加工物をスライス加工することも可能である。
マルチワイヤ放電加工装置1は、電源ユニット15と電線(電圧印加線)を介して接続されており、電源ユニット15から供給される電力により作動する。
マルチワイヤ放電加工装置1は、不図示のサーボモータにより駆動されるワーク送り装置3が上下方向に移動することにより、ワーク送り装置3に接着剤(接着部4の接着剤)により接着されている被加工物(図1の例ではインゴット5である)を上下方向に移動することができる。
また、マルチワイヤ放電加工装置1は、本発明のワイヤ放電加工装置の適用例であり、ワイヤと被加工物との間で発生する放電により被加工物を加工する。
本発明の実施の形態では、被加工物(図1の例ではインゴット5である)が下方向に移動することで、被加工物とワイヤ7とが接近し、被加工物とワイヤ7との間で放電が発生し、被加工物の放電加工を行う。
このとき、被加工物とワイヤ7との間の空間(放電ギャップ(被加工物とワイヤ7との間の隙間))には加工液が満たされており、この加工液が所定幅の電気抵抗値を有していることから、被加工物とワイヤ7との間で放電が発生し、被加工物の放電加工を行うことができる。
また、ワーク送り装置3をワイヤ7よりも下部へ設け、被加工物を上方向へ移動させることにより、被加工物とワイヤ7との間で放電加工を行わせるようにすることも可能である。
本実施の形態では、被加工物の一例としては、SIC(炭化シリコン)などの、絶縁体ではない導体又は半導体とすることができる。
マルチワイヤ放電加工装置1は、図1に示すように、マルチワイヤ放電加工装置1の土台として機能するブロック19と、ブロック19の上部の装置内に設置されている、ブロック2と、ワーク送り装置3と、接着部4と、インゴット5と、加工液槽6と、メインローラ8と、ワイヤ7と、メインローラ9と、給電ユニット10と、給電子11と、浮力型ウエハ回収トレイ12とを備えている。
15は、電源ユニット(電源装置)であり、3は、サーボモータを制御する放電サーボ制御回路が放電の状態に応じて効率よく放電を発生させるために放電ギャップを一定の隙間に保つように制御し、またワークの位置決めを行い、放電加工を進行させる。
18は、加工液供給装置であり、放電加工部の冷却、加工チップ(屑)の除去に必要な加工液をポンプにより加工液槽6に供給すると共に、加工液中の加工チップの除去、イオン交換樹脂による比抵抗または電導度(1μS〜250μS)の管理、液温(20℃付近)の管理を行う。加工液には、主に水(脱塩水など)が使用されるが、放電加工油を用いることもできる。本実施の形態では、加工液の例として水を用いるが、放電加工油でもよい。
8,9はメインローラであり、メインローラには、所望する厚さで加工出来るようにあらかじめ決められたピッチ、数で溝が形成されており、ワイヤ供給ボビンからの張力制御されたワイヤが2つのメインローラに必要数巻きつけられ、巻き取りボビンへ送られる。ワイヤ速度は100m/minから900m/min程度が用いられる。
2つのメインローラが同じ方向でかつ同じ速度で連動して回転することにより、ワイヤ繰出し部から送られた1本のワイヤ7がメインローラ(2つ)の外周を周回し、並設されている複数本のワイヤ7を同一方向に走行させることができる。
ワイヤ7は、1本の繋がった同一のワイヤであり、図示しないボビンから繰り出され、メインローラ8、9の外周面のガイド溝(図示しない)に嵌め込まれながら、当該メインローラの外側に多数回(最大で2000回程度)螺旋状に巻回された後、図示しないボビンに巻き取られる。
加工液槽6は、所定の範囲の比抵抗(電気伝導度)に管理されたイオン交換水を、並設されたワイヤ7(ワイヤ電極とも言う)とインゴット5とが近接する放電ギャップの位置(放電点)に加工液として供給している。
加工液槽6は、本発明の加工液槽の適用例であり、被加工物とワイヤとの間で放電加工されるために用いられる加工液が貯留される。
加工液槽6内への加工液の供給は、加工液槽6の下部に備えられた給液口から行われる。
この給液口は、加工液槽に導通し、加工液を供給する加工液供給装置18から加工液槽6内に加工液を供給する口(供給口とも言う)が設けられている。
供給口は、加工液槽6の下部の左右にそれぞれ設けられており、加工液槽6に加工液を供給する口である。このように、加工液槽6には、加工液を加工液槽6内に供給する供給口が複数設けられている。
<図2の説明>
次に、図2について、説明する。
<図2の説明>
次に、図2について、説明する。
図2は、図1に示す加工液槽6の拡大図である。
図2には、加工液槽6だけではなく、浮力型ウエハ回収トレイ12、ワーク送り装置4、接着部4、インゴット5、ワイヤ7も示している。
図1に示すブロック2は、ワーク送り装置3と接合されている。また、ワーク送り装置3は、インゴット5と接着部4により接着(接合)されている。
接着部4は、ワーク送り装置3と、インゴット5(被加工物)とを接着(接合)するためのものであれば何でもよく、例えば、導電性接着剤が用いられる。
ワーク送り装置3は、接着部4により接着(接合)されているインゴット5を上下方向に移動する機構を備えた装置であり、ワーク送り装置3が下方向に移動することにより、インゴット5をワイヤ7に近づけることが可能となる。
加工液槽6は、加工液を溜めるための容器である。加工液は、例えば、抵抗値が高い脱イオン水である。ワイヤ7と、インゴット5との間に、加工液が設けられることにより、ワイヤ7と、インゴット5との間で放電が発生し、インゴット5を削ることが可能となる。
図2に示す加工液槽6には、加工液が供給されていない状態を示している。
図2に示す加工液槽6には、加工液が供給されていない状態を示している。
このとき、浮力型ウエハ回収トレイ12は、最下部に位置しており、加工液により浮いていない状態である。
図3は、図1に示す浮力型ウエハ回収トレイ12の斜視図である。
図3は、図1に示す浮力型ウエハ回収トレイ12の斜視図である。
浮力型ウエハ回収トレイ12は、図3に示すウエハ受けトレイ301、及びウエハ受けトレイの台304を含んでいる。
ここでは、ウエハ受けトレイ301、及びウエハ受けトレイの台304が一体になったものを浮力型ウエハ回収トレイ12と呼ぶことにする。
また、支柱303は、加工液槽6の底に固着(固定)されており、ウエハ受けトレイの台304の穴に貫通している、支柱303は、重力方向に伸びた構造となっている。
そのため、浮力型ウエハ回収トレイ12は、重力方向に上下に移動可能である。
そのため、浮力型ウエハ回収トレイ12は、重力方向に上下に移動可能である。
ウエハ受けトレイの台304は、本発明の支持部の適用例であり、支柱により貫通し、重力方向に移動可能である。
また、ストッパー302は、支柱303の最上部に設けられている。
また、ストッパー302は、支柱303の最上部に設けられている。
このストッパー302は、本発明の停止部材の適用例であり、加工液槽内の加工液により浮いたウエハ受けトレイ301が、ワイヤ7に接触しないように、加工液槽6内の加工液によりウエハ受けトレイ301が更に浮くことを停止させる部材である。
そのため、ストッパー302は、ウエハ受けトレイの台304に設けられた穴よりも大きい部材である。また、ストッパー302は、ウエハ受けトレイ301の重力方向の長さよりも、ワイヤが走行する位置からストッパー302までの距離の方が長くなる位置に設けられている。
そのため、ウエハ受けトレイ301が浮いても、ワイヤ7に接触しない。
そのため、ウエハ受けトレイ301が浮いても、ワイヤ7に接触しない。
また、このストッパー302(停止部材)は、加工液槽6の縁の最上部よりも低い位置の支柱に設けられている。そのため、ウエハ受けトレイ301が浮いても、ワイヤ7に接触しない。
ウエハ受けトレイ301と、ウエハ受けトレイの台304とは、接着されており、ウエハ受けトレイの台304、またはウエハ受けトレイ301が浮くと、ウエハ受けトレイの台304、及びウエハ受けトレイ301が浮く構成になっている。
そのため、ウエハ受けトレイの台304、またはウエハ受けトレイ301に、加工液により浮く物質を含んでいれば、ウエハ受けトレイの台304、及びウエハ受けトレイ301が浮くこととなる。加工液により浮く物質とは、例えば、空気などの気体、又は発砲スチロールなど、加工液の密度(kg/m³)よりも低い値の密度(kg/m³)の物質であればよい。
浮力型ウエハ回収トレイ12は、本発明の受け部材の適用例であり、加工液槽の中に設けられた、加工液に浮く物質を含む受け部材であって放電加工された加工物を受ける部材である。
また、ウエハ受けトレイ301は、本発明の、放電加工された加工物を収容するトレイの適用例である。そして、当該トレイは、加工液に浮く物質を含む。
<図4の説明>
<図4の説明>
図4は、浮力型ウエハ回収トレイ12、支柱303、ストッパー302の正面図、側面図、上面図である。
図4に示すように、支柱303は、ウエハ受けトレイの台304の各角に4つ貫通するように設けられている。
<図5の説明>
図5は、加工液槽6の拡大図である。
<図5の説明>
図5は、加工液槽6の拡大図である。
図5に示す加工液槽6には、加工液供給装置18から供給される加工液が、供給口を介して加工液槽6に供給されている状態(加工液が供給され始めた状態)を示している。
マルチワイヤ放電加工装置1は、放電加工の開始指示をユーザにより受け付けると、放電加工を開始する前に加工液槽6への加工液の供給を開始する。
ここでは、加工液供給装置18が、放電加工を開始する前に加工液槽に加工液を供給する。加工液供給装置18が、本発明の加工液供給排出手段の適用例である。
<図6の説明>
図6は、加工液槽6の拡大図である。
<図6の説明>
図6は、加工液槽6の拡大図である。
図6に示す加工液槽6には、加工液供給装置18から供給される加工液が、供給口を介して加工液槽6に供給されている状態(加工液が供給されている途中の状態)を示している。
図6は、図5のときから引き続き加工液が加工液槽6に供給され浮力型ウエハ回収トレイ12が浮力により浮いている状態を示している。
<図7の説明>
図7は、加工液槽6の拡大図である。
<図7の説明>
図7は、加工液槽6の拡大図である。
図7に示す加工液槽6には、加工液供給装置18から供給される加工液が、供給口を介して加工液槽6に供給され、ワイヤ7とインゴット5とが放電加工する部分よりも上部まで加工液が加工液槽6に貯留されている状態を示している。
このような状態で、図7では、浮力型ウエハ回収トレイ12が、ストッパー302により、更に浮き、上方向(重力方向)に移動することを停止していることを示している。
<図8の説明>
図8は、加工液槽6の拡大図である。
<図8の説明>
図8は、加工液槽6の拡大図である。
図8に示す加工液槽6には、加工液供給装置18から供給される加工液が、供給口を介して加工液槽6に供給され、ワイヤ7とインゴット5とが放電加工する部分よりも上部まで加工液が加工液槽6に貯留されている状態になったため、ワーク送り装置3が重力方向(下方向)に移動し、ワイヤ7に電圧を給電子11から供給して、インゴット5を放電加工している様子を示している。
そして、浮力型ウエハ回収トレイ12は、上部から序々下降してくるインゴット5により押され、序々に下降していく。
<図9の説明>
図9は、加工液槽6の拡大図である。
<図9の説明>
図9は、加工液槽6の拡大図である。
図9に示す加工液槽6は、インゴット5の放電加工が終了すると、加工液槽6内の加工液を供給口から排出する。この排出された加工液は、加工液供給装置18(加工液供給排出手段)に排出される。そのため、加工液供給装置18(加工液供給排出手段)は、放電加工後に加工液槽内の加工液を排出する。
そのため、水面で浮いている浮力型ウエハ回収トレイは、水面が下がるにつれて、序々に下降していく。図7は、その状態を示している。
<図10の説明>
図10は、加工液槽6の拡大図である。
<図10の説明>
図10は、加工液槽6の拡大図である。
図10に示す加工液槽6は、インゴット5の放電加工が終了して、加工液槽6内の加工液を供給口からほとんど排出されている様子を示している。
そのため、水面で浮いていた浮力型ウエハ回収トレイは、加工液槽6の底の最下部まで下がる。図10は、その状態を示している。
図10に示すように、ワイヤと、放電加工されたウエハ(加工物)との間の距離が加工時よりも長くなり、ユーザはウエハを取り出しやすくなる。
<図11の説明>
図10は、加工液槽6の拡大図である。
<図11の説明>
図10は、加工液槽6の拡大図である。
図10に示す加工液槽6は、インゴット5の放電加工が終了して、加工液槽6内の加工液を供給口から全て排出され、放電加工されたウエハ(加工物)を、ユーザが取り出している様子を示している。
以上、本発明によれば、放電加工時と、放電加工後とで、受け部材とワイヤとの間の距離を変えることができる。
すなわち、加工液槽の中に設けられた受け部材が、加工液に浮く物質を含むため、放電加工時には、加工液槽に加工液を供給され、受け部材が浮くため、受け部材とワイヤとの間の距離が短くなり、スライスされるウエハが受け部材に入り易くなる、一方、放電加工後は、加工液槽内の加工液を排出するため、受け部材が下降して、受け部材とワイヤとの間の距離が長くなり、スライスされたウエハを受け部材から取り出し易くなる。
また、本発明によれば、加工液に浮く物質を含む受け部材により、受け部材を放電加工時と、放電加工後とで、上下に上げ下げする駆動部などを設ける必要もなく、製作コストを低減させることも可能となる。
1 マルチワイヤ放電加工装置
2 ブロック2
3 ワーク送り装置
4 接着部
5 インゴット(被加工物)
6 加工液槽
7 ワイヤ
8 メインローラ
9 メインローラ
10 給電ユニット
11 給電子
15 電源ユニット
18 加工液供給装置
19 ブロック
12 浮力型ウエハ回収トレイ
2 ブロック2
3 ワーク送り装置
4 接着部
5 インゴット(被加工物)
6 加工液槽
7 ワイヤ
8 メインローラ
9 メインローラ
10 給電ユニット
11 給電子
15 電源ユニット
18 加工液供給装置
19 ブロック
12 浮力型ウエハ回収トレイ
Claims (6)
- ワイヤと被加工物との間の放電により前記被加工物を放電加工するワイヤ放電加工装置であって、
前記被加工物との放電に用いられるワイヤと、
前記被加工物と当該ワイヤとの間の放電により前記被加工物を加工するために用いられる加工液が貯留される加工液槽と、
放電加工する前に前記加工液槽に加工液を供給し、放電加工後に前記加工液槽内の加工液を排出する加工液供給排出手段と、
前記加工液槽の中に設けられた、前記加工液に浮く物質を含む受け部材であって前記放電加工された加工物を受ける受け部材と、
を備えることを特徴とするワイヤ放電加工装置。 - 前記受け部材は、加工液の密度(kg/m³)よりも低い値の密度(kg/m³)の物質を含むことを特徴とする請求項1に記載のワイヤ放電加工装置。
- 前記受け部材は、前記放電加工された加工物を収容するトレイを備え、
前記トレイは、前記加工液に浮く物質を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のワイヤ放電加工装置。 - 前記加工液槽内の加工液により浮いた前記トレイが、前記ワイヤに接触しないように、前記加工液槽内の加工液によりトレイが更に浮くことを停止させる停止部材を更に備えることを特徴とする請求項3に記載のワイヤ放電加工装置。
- 前記加工液槽内に、前記加工液槽に固定された支柱であって重力方向に伸びた支柱と、
前記支柱により貫通し、重力方向に移動可能な前記トレイの支持部と、
を備え、
前記停止部材は、前記加工液槽の最上部よりも低い位置の前記支柱に設けられていることを特徴とする請求項4に記載のワイヤ放電加工装置。 - 被加工物との放電に用いられるワイヤと、
前記被加工物と当該ワイヤとの間の放電により前記被加工物を加工するために用いられる加工液が貯留される加工液槽と、
放電加工する前に前記加工液槽に加工液を供給し、放電加工後に前記加工液槽内の加工液を排出する加工液供給排出手段と、
を備えるワイヤ放電加工装置により放電加工された加工物を受ける受け部材であって、
前記加工液槽の中に設けられた、前記加工液に浮く物質を含む受け部材であることを特徴とする受け部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014265790A JP2016124056A (ja) | 2014-12-26 | 2014-12-26 | ワイヤ放電加工装置、受け部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014265790A JP2016124056A (ja) | 2014-12-26 | 2014-12-26 | ワイヤ放電加工装置、受け部材 |
Publications (1)
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---|---|
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ID=56357264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014265790A Pending JP2016124056A (ja) | 2014-12-26 | 2014-12-26 | ワイヤ放電加工装置、受け部材 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2016124056A (ja) |
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2014
- 2014-12-26 JP JP2014265790A patent/JP2016124056A/ja active Pending
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