JP2016122524A - 防水コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】電線振れ抑制部材によって一括ゴム栓のシール孔における電線の振れを抑制し、シール性能が低下することを防止する。
【解決手段】本明細書によって開示される防水コネクタ10は、複数のシール孔31を有する一括ゴム栓30と、一括ゴム栓30が装着されるゴム栓装着部26と、一括ゴム栓30を抜け止めするゴム栓ホルダ40と、ゴム栓装着部26の後端から後方に突出して設けられたガイド部(一対のガイド壁27)と、複数の電線Wをそれぞれ挿通させる複数の挿通孔51が前後方向に貫通して設けられた電線振れ抑制部材(リアホルダ50)とを備え、電線振れ抑制部材は、電線Wの外周面とシール孔31の内周面との間に進入する進入位置とシール孔31の後方に退避した退避位置との間を移動可能とされ、退避位置では、電線振れ抑制部材がゴム栓ホルダ40の後端よりも後方に突出する態様とされている。
【選択図】図5

Description

本明細書によって開示される技術は、防水コネクタに関する。
従来、一括ゴム栓を備えた防水コネクタとして、例えば特開2009−129885号公報(下記特許文献1)に記載のものが知られている。この防水コネクタは、一括ゴム栓がガタ付きなく嵌合される取付部を有しており、この取付部にゴム栓ホルダを嵌合することで一括ゴム栓が取付部において抜け止めされた状態で保持されている。さらに、ゴム栓ホルダには拡開部材が取り付けられており、この拡開部材は、拡開位置と拡開解除位置の間を前後方向に移動可能とされている。拡開位置では、拡開部材に設けられた筒部が一括ゴム栓のシール孔に進入することで、シール孔を拡開させるように弾性変形させる。一方、拡開解除位置では、筒部がシール孔の後方へ退避することで、シール孔を元の大きさに弾性復帰させる。
特開2009−129885号公報
しかしながら、上記の防水コネクタでは、拡開部材を最大限後方へ移動させた状態、すなわち拡開部材が拡開解除位置に配された状態でさえ、拡開部材の後端がゴム栓ホルダの後端と揃う位置に留まっており、拡開部材の後端からシール孔までの距離が短いものとされている。このため、電線が振られると、電線の振れがシール孔に容易に伝わり、これによってシール孔が拡径して、シール孔の内周面に設けられたリップ部が電線の外周面に密着しなくなることで、シール性能が低下するおそれがある。
本明細書によって開示される防水コネクタは、複数の電線がシール状態で配設される複数のシール孔を有する一括ゴム栓と、前記一括ゴム栓が装着されるゴム栓装着部と、前記一括ゴム栓の後方から前記ゴム栓装着部に装着されることで前記一括ゴム栓を抜け止めするゴム栓ホルダと、前記ゴム栓装着部の後端から後方に突出して設けられたガイド部と、前記ガイド部に装着され、前記複数の電線をそれぞれ挿通させる複数の挿通孔が前後方向に貫通して設けられた電線振れ抑制部材とを備え、前記電線振れ抑制部材は、前記電線の外周面と前記シール孔の内周面との間に進入する進入位置と前記シール孔の後方に退避した退避位置との間を移動可能とされ、前記退避位置では、前記電線振れ抑制部材が前記ゴム栓ホルダの後端よりも後方に突出する態様とされている構成とした。
このような構成によると、電線振れ抑制部材によって一括ゴム栓のシール孔における電線の振れを抑制することができる。すなわち、電線振れ抑制部材の後端がゴム栓ホルダの後端よりも後方に突出しており、電線振れ抑制部材の後端からシール孔までの距離が十分長いものとされているから、電線振れ抑制部材の後方で電線が振れたとしても、電線の振れがシール孔まで伝わることはなく、シール性能が低下するおそれはない。
本明細書によって開示される防水コネクタは、以下の構成としてもよい。
前記電線振れ抑制部材は、前記ガイド部に装着される本体部と、前記本体部の前端面からそれぞれ前記複数の挿通孔に沿って筒状に設けられた複数の筒部とを備えて構成され、前記進入位置では、前記本体部の前端面が前記ゴム栓ホルダに後方から当接することで前記電線振れ抑制部材が前止まりされる構成としてもよい。
このような構成によると、本体部の前端面がゴム栓ホルダに後方から当接することで電線振れ抑制部材が前止まりされるため、電線振れ抑制部材をガイド部に装着する際に、進入位置に位置決めすることができる。
前記進入位置では、前記筒部の前端が前記シール孔を貫通して前記一括ゴム栓の前端に位置することで前記シール孔が拡径されて前記一括ゴム栓が前記電線の外周面に接触しない構成としてもよい。
このような構成によると、シール孔に端子付き電線を後方から挿入する際に、端子の先端によって一括ゴム栓が傷付くことを防止できる。
前記退避位置では、前記筒部の前端が前記一括ゴム栓の後端に位置することで前記シール孔の内周面が前記電線の外周面に密着している構成としてもよい。
このような構成によると、シール孔に電線を挿入した後、電線振れ抑制部材を進入位置から退避位置へ移動させることにより、シール孔の内周面を電線の外周面に密着させることができ、シール性能を発揮させることができる。
前記退避位置では、前後方向において前記本体部の後端が前記ガイド部の後端と揃う態様とされている構成としてもよい。
このような構成によると、退避位置において電線振れ抑制部材をガイド部によって保護することができる。
本明細書によって開示される防水コネクタによれば、電線振れ抑制部材によって一括ゴム栓のシール孔における電線の振れを抑制でき、シール性能が低下することを防止できる。
防水コネクタの構成部品を示した縦断面図 防水コネクタの構成部品を示した横断面図 端子付き電線をリアホルダの挿通孔に挿入する前の状態を示した縦断面図 端子付き電線をリアホルダの挿通孔に挿入する途中の状態を示した縦断面図 端子付き電線をリアホルダの挿通孔に挿入してリアヤホルダを退避位置へ移動させた状態を示した縦断面図 リアホルダが進入位置にある状態を示した横断面図 リアホルダが退避位置にある状態を示した横断面図
<実施形態>
実施形態を図1から図7の図面を参照しながら説明する。本実施形態における防水コネクタ10は、図1に示すように、ハウジング20と、一括ゴム栓30と、ゴム栓ホルダ40と、リアホルダ50とを備えて構成されている。なお、以下の説明では、図1の図示左方を前方とし、図1の図示右方を後方とする。
ハウジング20は、合成樹脂製のハウジング本体21と、ハウジング本体21の端子収容部22に前方から嵌着されるフロントリテーナ23とを備えて構成されている。端子収容部22の基端側外周にはゴムリング70が装着されている。このゴムリング70はフロントリテーナ23によって抜け止めされている。ハウジング本体21は、前方に開口する形態をなすフード部24を有しており、このフード部24の奥壁25から前方に突出する態様で端子収容部22が設けられている。
端子収容部22の後方には、一括ゴム栓30が装着されるゴム栓装着部26が設けられている。ゴム栓装着部26は、フード部24の奥壁25から後方に突出する態様で設けられており、後方に開口する形態をなしている。端子収容部22とゴム栓装着部26は端子付き電線60の端子61を収容するキャビティを構成しており、端子収容部22の内部とゴム栓装着部26の内部とは連通している。
ゴム栓装着部26を構成する上下の両壁部には、図1および図2に示すように、ゴム栓ホルダ40を保持するための複数の保持孔26Aがそれぞれ設けられている。複数の保持孔26Aは、本実施形態では、ゴム栓装着部26の上側の壁部と下側の壁部とにそれぞれ一対ずつ設けられている。一方、ゴム栓ホルダ40は、平板状とされ、その周縁部には、各保持孔26Aに嵌まり込む複数の保持突起41が設けられている。ゴム栓ホルダ40は、ゴム栓装着部26に対して圧入気味に装着される。各保持突起41が各保持孔26Aに嵌まり込んで係止することにより、ゴム栓ホルダ40がゴム栓装着部26に固定されるとともに、同じくゴム栓装着部26に装着された一括ゴム栓30を抜け止めするようなっている。また、ゴム栓ホルダ40には、ゴム栓30のシール孔31と対応する位置に装着孔42が設けられている。
図2に示すように、ゴム栓装着部26の後端には、一対のガイド壁27が後方に突出して、ゴム栓装着部26に連なるように設けられている。各ガイド壁27は、幅方向(図2の図示上下方向)に対向状態で配されており、各ガイド壁27は後方から見て略門形をなし、互いに内側を向いて開口する形態とされている。詳細に説明すると、ガイド壁27は、側壁28Aと、側壁28Aの上縁から幅方向内側に向かう天井壁28Bと、側壁28Aの下縁から幅方向内側に向かう底壁28C(図1参照)とを備えて構成されている。
各ガイド壁27の側壁28Aには、それぞれ仮係止孔27Aと本係止孔27Bとが設けられている。仮係止孔27Aと本係止孔27Bは前後方向に並んで設けられ、仮係止孔27Aの後方に本係止孔27Bが配されている。より詳細には、仮係止孔27Aは側壁28Aの前端部寄りに配され、本係止孔27Bは側壁28Aの後端部寄りに配されている。さらに、仮係止孔27Aは、前後方向においてゴム栓装着部26の保持孔26Aよりも後側に配されている。
各ガイド壁27の天井壁28B間に上側のスリット27Cが設けられ、底壁28C間に下側のスリット27D(図1参照)が設けられている。これらのスリット27C、27Dは、リアホルダ50を前後方向に移動させる際に上下から指を入れる空間とされている。
各ガイド壁27の後端における内周縁には、テーパ状の誘導面29が設けられている。一括ゴム栓30をゴム栓装着部26に装着する際に、一括ゴム栓30が誘導面29に接触しながら各ガイド壁27の間に案内され、ここから前方に押し込まれることでゴム栓装着部26の内部に圧縮状態で収容されるようになっている。
一括ゴム栓30は、図1および図2に示すように、電線Wが挿入される複数のシール孔31が幅方向に並んで設けられている。シール孔31の周面には、複数条の内周リップ32が前後方向に並んで設けられている。シール孔31の電線Wが挿入されると、各内周リップ32が電線Wの外周面に全周に亘って密着するようになっている。これにより、複数の電線Wがシール孔31にシール状態で配設される。
また、一括ゴム栓30の外面には、複数条の外周リップ33が前後方向に並んで設けられている。一括ゴム栓30をゴム栓装着部26の内部に収容すると、各外周リップ33がゴム栓装着部26の内壁に全周に亘って密着するようになっている。これにより、ゴム栓装着部26からハウジング20の内部に水が浸入することが防止され、ハウジング20の内部がシール状態に保持される。
リアホルダ50は、図1および図2に示すように、複数の電線Wをそれぞれ挿通させる複数の挿通孔51を有している。この挿通孔51は、端子61より大きく、電線Wの外径よりわずかに大きい内径を有している。このため、挿通孔51に端子付き電線60を後方から通すと、挿通孔51の内壁によって電線Wの振れが抑制される。また、リアホルダ50は、一対のガイド壁27の間に装着されており、図4に示す進入位置と図5に示す退避位置との間を前後方向に移動可能とされている。
リアホルダ50は、図6および図7に示すように、一対のガイド壁27に装着される本体部52と、本体部52の前端面54からそれぞれ複数の挿通孔51に沿って円筒状に設けられた複数の筒部53とを備えて構成されている。図4および図5に示すように、本体部52の上下両面の後端部には、上下一対の指掛け部57が設けられている。これらの指掛け部57は、上下のスリット27C、27Dに位置して外部から指を引っ掛けることができるようになっている。
また、図6および図7に示すように、本体部52の両側面には、一対の係止リブ55が設けられている。図6に示すように、各係止リブ55が各仮係止孔27Aに嵌まり込んで係止することにより、リアホルダ50が進入位置に保持される。また、図7に示すように、各係止リブ55が各本係止孔27Bに嵌まり込んで係止することにより、リアホルダ50が退避位置に保持される。
図4および図6に示すように、リアホルダ50が退避位置から前方に押し込まれて進入位置に至ると、本体部52の前端面54がゴム栓ホルダ40に後方から当接することでリアホルダ50が前止まりされるようになっている。進入位置では、筒部53が電線Wの外周面とシール孔31の内周面との間に進入し、筒部53の前端が装着孔42およびシール孔31を貫通して一括ゴム栓30の前端に位置する。このため、シール孔31が筒部53によって拡径され、図4に示すように、各内周リップ32が端子61および電線Wの外周面に接触しない位置に留められる。このため、各内周リップ32が端子61の前端角部やスタビライザ等によって傷付くことはない。
また、リアホルダ50の挿通孔51の内径は、端子収容部22のキャビティの内径とほぼ同じであり、進入位置では、端子収容部22のキャビティとリアホルダ50の挿通孔51とが切れ目無く一直線につながるようになっている。すなわち、進入位置では、端子収容部22のキャビティとリアホルダ50の挿通孔51とによって、端子61を挿通するための一続きの挿通路が構成されていると言うことができる。
一方、図7に示す退避位置は、筒部53がシール孔31の後方に退避し、筒部53の前端が装着孔42を貫通してシール孔31に一部進入するものの、全ての内周リップ32に接触しない位置となっている。このため、各内周リップ32は復帰し、図5に示すように、電線Wの外周面に密着することになる。
また、退避位置では、リアホルダ50がゴム栓ホルダ40の後端よりも後方に突出する態様とされている。このため、本体部52における挿通孔51の後端開口縁部56からシール孔31までの距離は、ほぼリアホルダ50の全長と等しくなり、電線Wの振れを抑制するのに十分な長さを確保することができる。ここで、筒部53の全長は、一括ゴム栓30の全長とほぼ等しく、退避位置では一括ゴム栓30の後方に筒部53と本体部52とが配されるため、一括ゴム栓30の全長以上の長さで電線Wの振れを抑制できる。したがって、リアホルダ50が退避位置にあるときに電線Wが振られた場合に、電線Wの振れがシール孔31の内周リップ32にまで伝わることはなく、シール性能を確保することができる。なお、図7に示すように、本体部52の後端は、前後方向においてガイド壁27の後端と揃う態様とされているため、退避位置においてリアホルダ50を一対のガイド壁27によって保護することができる。
本実施形態は以上のような構成であって、続いてその作用を説明する。図3に示すように、一括ゴム栓30をゴム栓装着部26に装着した後、ゴム栓ホルダ40をゴム栓装着部26に装着することにより、一括ゴム栓30を抜け止めする。次に、リアホルダ50を後方から一対のガイド壁27の間に挿入し、筒部53をシール孔31の内部に挿入していく。すると、本体部52の前端面54がゴム栓ホルダ40に後方から当接することでリアホルダ50の挿入が停止され、各係止リブ55が各仮係止孔27Aに嵌まり込んで係止することによって、リアホルダ50が進入位置に保持される。
次に、図4に示すように、端子付き電線60を挿通孔51から端子収容部22のキャビティに挿入していく。全ての端子61が正規の装着位置に至ってランス22Aによって保持された後、リアホルダ50を後方へ移動させる。そして、リアホルダ50が退避位置に至ると、各係止リブ55が各本係止孔27Bに嵌まり込んで係止することによって、リアホルダ50が退避位置に保持される。退避位置では図5に示すように、一括ゴム栓30の各内周リップ32が電線Wの外周面に密着して端子収容部22の内部がシールされ、シール孔31から後方に引き出された電線Wが挿通孔51に配された状態になる。この状態では、リアホルダ50によって電線Wの振れが抑制され、一括ゴム栓30によるシール性能が確保される。
以上のように本実施形態では、電線振れ抑制部材(リアホルダ50)によって一括ゴム栓30のシール孔31における電線Wの振れを抑制することができる。すなわち、電線振れ抑制部材の後端がゴム栓ホルダ40の後端よりも後方に突出しており、電線振れ抑制部材の後端からシール孔31までの距離が十分長いものとされているから、電線振れ抑制部材の後方で電線Wが振れたとしても、電線Wの振れがシール孔31まで伝わることはなく、シール性能が低下するおそれはない。
電線振れ抑制部材は、ガイド部(一対のガイド壁27)に装着される本体部52と、本体部52の前端面54からそれぞれ複数の挿通孔51に沿って筒状に設けられた複数の筒部53とを備えて構成され、進入位置では、本体部52の前端面54がゴム栓ホルダ40に後方から当接することで電線振れ抑制部材が前止まりされる構成としてもよい。
このような構成によると、本体部52の前端面54がゴム栓ホルダ40に後方から当接することで電線振れ抑制部材が前止まりされるため、電線振れ抑制部材をガイド部に装着する際に、進入位置に位置決めすることができる。
進入位置では、筒部53の前端がシール孔31を貫通して一括ゴム栓30の前端に位置することでシール孔31が拡径されて一括ゴム栓30が電線Wの外周面に接触しない構成としてもよい。
このような構成によると、シール孔31に端子付き電線60を後方から挿入する際に、端子61の先端によって一括ゴム栓30が傷付くことを防止できる。
退避位置では、筒部53の前端が一括ゴム栓30の後端に位置することでシール孔31の内周面が電線Wの外周面に密着している構成としてもよい。
このような構成によると、シール孔31に電線Wを挿入した後、電線振れ抑制部材を進入位置から退避位置へ移動させることにより、シール孔31の内周面を電線Wの外周面に密着させることができ、シール性能を発揮させることができる。
退避位置では、前後方向において本体部52の後端がガイド部の後端と揃う態様とされている構成としてもよい。
このような構成によると、退避位置において電線振れ抑制部材をガイド部によって保護することができる。
<他の実施形態>
本明細書によって開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も含まれる。
(1)上記実施形態では本体部52の前端面54をゴム栓ホルダ40に当接させることでゴム栓ホルダ40の前止まりを行っているものの、指掛け部57をスリット27C、27Dの前端部に当接させることでゴム栓ホルダ40の前止まりを行うようにしてもよい。
(2)上記実施形態では進入位置にあるときに筒部53によって全ての内周リップ32が電線Wの外周面に接触しないものの、一部の内周リップ32を電線Wの外周面に接触させてもよい。
(3)上記実施形態では退避位置にあるときに全ての内周リップ32が電線Wの外周面に密着しているものの、一部の内周リップ32を電線Wの外周面に密着させてもよい。
(4)上記実施形態では退避位置にあるときに本体部52の後端がガイド壁27の後端に揃う態様とされているものの、本体部52の後端をガイド壁27の後端よりも前方に配してもよい。
10…防水コネクタ
26…ゴム栓装着部
27…ガイド壁(ガイド部)
30…一括ゴム栓
31…シール孔
40…ゴム栓ホルダ
50…リアホルダ(電線振れ抑制部材)
51…挿通孔
52…本体部
53…筒部
54…前端面
W…電線

Claims (5)

  1. 複数の電線がシール状態で配設される複数のシール孔を有する一括ゴム栓と、
    前記一括ゴム栓が装着されるゴム栓装着部と、
    前記一括ゴム栓の後方から前記ゴム栓装着部に装着されることで前記一括ゴム栓を抜け止めするゴム栓ホルダと、
    前記ゴム栓装着部の後端から後方に突出して設けられたガイド部と、
    前記ガイド部に装着され、前記複数の電線をそれぞれ挿通させる複数の挿通孔が前後方向に貫通して設けられた電線振れ抑制部材とを備え、
    前記電線振れ抑制部材は、前記電線の外周面と前記シール孔の内周面との間に進入する進入位置と前記シール孔の後方に退避した退避位置との間を移動可能とされ、前記退避位置では、前記電線振れ抑制部材が前記ゴム栓ホルダの後端よりも後方に突出する態様とされている防水コネクタ。
  2. 前記電線振れ抑制部材は、前記ガイド部に装着される本体部と、前記本体部の前端面からそれぞれ前記複数の挿通孔に沿って筒状に設けられた複数の筒部とを備えて構成され、前記進入位置では、前記本体部の前端面が前記ゴム栓ホルダに後方から当接することで前記電線振れ抑制部材が前止まりされる請求項1に記載の防水コネクタ。
  3. 前記進入位置では、前記筒部の前端が前記シール孔を貫通して前記一括ゴム栓の前端に位置することで前記シール孔が拡径されて前記一括ゴム栓が前記電線の外周面に接触しない請求項2に記載の防水コネクタ。
  4. 前記退避位置では、前記筒部の前端が前記一括ゴム栓の後端に位置することで前記シール孔の内周面が前記電線の外周面に密着している請求項2または請求項3に記載の防水コネクタ。
  5. 前記退避位置では、前後方向において前記本体部の後端が前記ガイド部の後端と揃う態様とされている請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の防水コネクタ。
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