JP2016120588A - マルチカット手法のパワースカイビング加工法 - Google Patents

マルチカット手法のパワースカイビング加工法 Download PDF

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Abstract

【課題】カイビング加工で工具の寿命を伸ばすこと。
【解決手段】第1のパワースカイビング加工中において、パワースカイビング工具はワーク50に第1の切込深さまで進入し、ワーク50の周期構造の歯面を下加工するステップと、ワーク50に対するパワースカイビング工具の第2の実効軸交差角(Σ eff)を指定するステップと、指定された第2の実効軸交差角(Σ eff)を使用してワーク50の第2のパワースカイビング加工を行うステップであって、第2のパワースカイビング加工中において、パワースカイビング工具はワーク50に最終的な切込深さまで進入し、ワーク50の周期構造の歯面を更に加工するステップと、を有し、第1の実効軸交差角(Σ eff)は、第2の実効軸交差角(Σ eff)と異なる。
【選択図】図3A

Description

本発明の対象は、ギヤ歯のパワースカイビング加工法である。
歯車を作製するための手法は数多くある。生切削下加工の分野において、ホブ加工(hobbing)、ギヤ形削り加工(gear shaping)、平削加工(generating planing)、及びパワースカイビング加工は区別されている。以下で詳細に説明するように、ホブ加工とパワースカイビング加工は、いわゆる連続法である。
図1に概略的に示すように、形削り工具1の回転軸R1とワーク2の回転軸R2との間の交差角(軸交差角とも呼ばれる)は0°であるので、ギヤ形削り方法は、円筒ホイールギヤによって記述又は説明することができる。軸交差角が0°のとき、回転軸R1及びR2の2つの軸は平行に延びている。ワーク2及び形削り工具1はそれぞれ、その回転軸R2又はR1を中心に連続的に回転する。これらの回転運動は、参照符号ω1とω2で示されている。回転運動に加えて、形削り工具1は、図1に両方向矢印Shxによって特定されたストローク動作を実行し、このストローク動作中にワーク2からチップを除去する。
しばらく前に、パワースカイビング加工と呼ばれる加工法が復活した。基本原理は、約100年前に誕生したものである。
図2Aに示すように、パワースカイビング加工の場合には、パワースカイビング工具10(スカイビングホイールとも呼ばれる)の回転軸R2とワーク20のワーク回転軸R1との交差角Σは、ゼロ以外の値が指定される。結果として生じるパワースカイビング工具10とワーク20の相対運動は、螺旋運動であり、回転成分(回転成分)とスラスト成分(並進成分)に分解することができる。円筒形ねじ歯車は、回転成分がローリングに対応し、スラスト成分が歯面の摺動に対応する駆動技術類似物(drive technology analog)であると考えることができる。軸交差角Σの絶対値が大きいほど、ワーク20の加工に要する平行移動成分が大きくなる。具体的には、ワーク20の歯面の方向にスカイビング工具10の歯面切刃の動作成分が生じる。パワースカイビング加工の場合、等交差ヘリカルギヤ(crossed helical equivalent gearing)の係合歯車の噛合相対運動の摺動成分が切削動作を行うために利用される。パワースカイビング加工では、ワーク20の回転軸R2に平行にゆっくりとした軸方向送りSax(軸方向送りとも呼ぶ)が必要とされ、歯車形削りにおいて典型的ないわゆるインパクト動作は省略される。したがって、逆ストローク動作も、パワースカイビング加工の場合には発生しない。
パワースカイビング加工での切削速度は、パワースカイビング工具10又はワーク20の回転速度によって、又は回転軸R1とR2がなす軸交差角Σに直接的に影響される。軸交差角Σとそのために摺動成分は、所定の回転速度で材料を加工するのに最適な切削速度となるように選択するべきである。
既知のパワースカイビング加工法の動作順序とより詳細は、既に述べた図2Aの模式図から推測できる。図2Aは、円筒状のワーク20に行う外歯のパワースカイビング加工を示している。ワーク20と工具10(ここでは、円筒形パワースカイビング工具10)は、図2Aに見られるように、例えば、角速度ω1、ω2に基づいて反対方向に回転する。円筒形工具10は、幾何逃げ角を生成するために、ワーク20から離れるように傾斜している。
更に、ここには相対的な動きが加えられている。上述の軸方向送りSaxは、工具10を用いてワーク20の全ギヤ歯幅を加工可能とするのに必要である。該軸方向送りによって、ワーク回転軸R2と平行な方向へのワーク20に対する工具10の変位が生じる。この工具10の移動方向は、図2AではSaxなる符号により識別される。ワーク20にスパイラルギヤ歯(すなわち、傾斜角βは0以外)が望まれる場合、差動送りSは、軸方向送りSaxに重ね合わされており、図2Aに示すように、ワーク回転軸R2周りのワーク20の追加回転に対応している。ワーク20に対する工具10の送りが、生成された歯間の方向に結果として生じるように、差動送りS及び軸方向送りSaxは、コンピュータによって互いに計算点APで対応させられる。また、半径方向送りSradは、例えば、ワーク20のギヤ歯の頂部に影響を与えるために使用することができる。
パワースカイビング加工において、切削速度ベクトルvは、基本的に、工具10及びワーク20の回転軸の実効軸交差角Σeffによって互いに傾斜した2つの速度ベクトルv、vの差として生じる。vは工具10の円周上の速度ベクトルであり、vはワーク20の円周上の速度ベクトルである。パワースカイビング加工工程の切削速度vの絶対値は、等交差ヘリカルギヤにおける軸交差角Σ及び回転速度によって変更することができる。既に述べたように、比較的遅い軸方向送りSaxは、パワースカイビング加工の切削速度に与える影響が非常に小さく、無視することができる。したがって、軸方向送りSaxは、図2Aのベクトルv、v及びvを有するベクトル図において考慮されていない。
図2Bは、非傾斜円錐形パワースカイビング工具10を用いるワーク20の外歯のパワースカイビング加工を示している。図2Bには、軸交差角Σ、切削速度ベクトルv、工具10の円周上の速度ベクトルv、ワーク20の円周上の速度ベクトルv、及び工具10の傾斜角βとワーク20の傾斜角βが再度示されている。傾斜角βは、ここでは0以外の値である。工具10の歯先は、図2Bにおいて参照符号4によって識別されている。歯先面は、図2Bにおいて参照符号5で特定されている。2つの回転軸R1、R2は交差せず、互いに斜めに配置されている。円錐形パワースカイビング工具10の場合、パワースカイビング工具10の傾斜は、逃げ角を設けるために必要ではないので、計算点APは、通常、2つの回転軸R1、R2が共有する垂線上に選択される。等回転スパイラルギヤ(spiral rolling equivalent gearing)のピッチ円は、計算点APで接する。
少なくとも一つの幾何学的に定義された側面切刃を備える工具10がパワースカイビング加工で使用される。側面切刃は、図2A及び図2Bに示されていない。側面切刃の形状及び配置は、詳細設計において実際に考慮しなければならない歯面の一つである。
図2Aに示す例では、パワースカイビング工具10は、直歯付き平歯車の形状を有している。図2Aにおいて、本体の外形輪郭は円筒状である。しかし、それはまた、図2Bに示すように円錐形であってもよい。
パワースカイビング加工では、通常、(歯)溝は、歯の深さに関して多様な切削によって生成される。したがって、これは、マルチカット手法と呼ばれている。この場合、その間に最終的な歯面が生成される最終切削にとって最適なチップ状態を考慮して、パワースカイビング工具のコンピュータ設計が基本的に行われている。
歯の深さが異なる個々の切削は、通常、パワースカイビング工具の歯の深さ方向の対応する送り込みによって実行される。非傾斜パワースカイビング工具を用いるパワースカイビング加工において、送り込みは、軸R1、R2間の軸方向距離の変化にのみ対応する。
マルチカット手法を用いたパワースカイビング加工に関するいくつかの研究は、(異なる送り込み深さの)個々の切削では、チップや切削状態が異なることを示してきた。しかしながら、特に、マルチカット手法を用いたパワースカイビング加工において、同じパワースカイビング工具を個々の切削に用いた場合においてそのようになる。特に、ワーク上の各有効ピッチ円は最終切削のための設計位置に関連して変化するので、チップや切削状態は異なっている。
更に、チップや切削状態は、正確なシミュレーションが示すように、この場合には大幅に変化する。傾斜パワースカイビング工具が使用される場合、極端な場合には、加工深さが約25%の最終切削にとって最適なパワースカイビング工具を使用したとしても、衝突なしにパワースカイビングを行うことができない。
様々な切削深さでのこれらのチップ生成状態の違いは、パワースカイビング工具における異なるレベルの摩耗につながるだけでなく、生成された歯面の品質に影響を与えることがある。
更に、内向き歯面eFから除去されたチップの部分が外向き歯面aFから除去されたチップの部分よりも薄いということがパワースカイビング加工における特徴である。また、パワースカイビング加工法のこの特性は、マルチカット手法の場合に問題となることがある。
したがって、歯面の最適な表面品質を実現し、パワースカイビング工具の偏摩耗を防止することを可能な解決策が求められている。
とりわけ、本発明は、パワースカイビング工具の寿命を向上させることに関するものである。ワークの歯車加工の生産コストは工具寿命に大きく影響されるので、摩耗の減少のおかげで、パワースカイビング加工法は、費用対効果がより向上する。
本発明の目的は、歯車又は他の周期構造の歯面のパワースカイビング加工のためのパワースカイビング加工法を提供することである。
本目的は、マルチカット手法と工具の旋回を有するパワースカイビング加工法とここで呼ばれる方法により、本発明に従って達成される。この場合、切削工程の設計の自由度、より正確には、チップ形削り状態が本発明に係る解決策の焦点である。
つまり、本目的は、工具上でのチップ形成が改善され、工具の寿命が実効軸交差角の段階的調整によって延長されるマルチカット手法の原則に基づくパワースカイビング加工法により、本発明に従って達成される。
本発明のパワースカイビング加工法は、ギヤ歯などの回転対称な周期構造の製造と共に用いることができる。
本発明に係るパワースカイビング加工において、工具の回転軸は、常にワークの回転軸に対して斜めに設定されている、すなわち、交差角Σは常にゼロ以外である。
本発明によれば、それに応じて設計された、最終切削のために設計されて最適化されたパワースカイビング工具が使用されている。しかしながら、最終切削の前に行われる方法ステップでは、マルチカット手法にとってより良好な切削状態を実現するために、実効軸交差角は段階的に適合される。
ワークの第1のパワースカイビング加工、これに続くワークの最終的な第2のパワースカイビング加工を有するマルチカット手法において、第1のパワースカイビング加工では、最終的な第2のパワースカイビング加工と異なる実効軸交差角が指定される。すなわち、最終的な第2のパワースカイビング加工を行う前に、実効軸交差角は調整される。
また、マルチカット手法が単に2つ以上の切削を含む場合、このように、単に2つ以上の異なる実効軸交差角を指定すればよい。
例えば、本発明のパワースカイビング加工法を実行する直前に、コンピュータによって適合を確定することが好ましい。この背景には、非傾斜パワースカイビング工具のための、ピッチ円直径、軸交差角及び軸方向間隔の間の数学的関係がある。軸方向間隔を変更して固定すると、マルチカット手法である場合、ピッチ円位置は、このように実効軸交差角の変化により変更することができる。
本発明は、パワースカイビング工具を用いて、回転対称な周期構造を有する少なくとも1つのワークをパワースカイビング加工するための方法及び相応に適合した/プログラムされた機械に関する。以下のステップが実行されるが、ステップの順序は異なっていてもよい。
ワーク(例えば、ブランク材)を設け、
複数の切削刃を持つパワースカイビング工具を設け、
ワークに対するパワースカイビング工具の第1の実効軸交差角を指定し、
ワークの第1のパワースカイビング加工を実行し、該第1のパワースカイビング加工中、パワースカイビング工具がワークに第1の切込深さまで進入し、ワークの周期構造の歯面を下加工し、
ワークに対するパワースカイビング工具の第2の実効軸交差角を指定し、
ワークの第2のパワースカイビング加工を実行し、該第2のパワースカイビング加工中、パワースカイビング工具がワークに最終的な切込深さまで進入し、ワークの周期構造の歯面を更に加工し、
ここで、第1の実効軸交差角は、第2の実効軸交差角と異なる。
また、全ての実施形態において、「実効軸交差角を指定する」という用語は、対応するパワースカイビング加工の実行中のこの実効軸交差角を使用することを含んでいる。
全ての実施形態が最終切削などで全く同じ切削状態を得ることに関するのではなく、むしろ上述の全ては非最終切削の切削状態を改善することに関する。
また、実効軸交差角は、傾斜角の変化を伴って変化してもよい。
本発明によれば、軸交差角の調整に伴って、回転方向の反転を実行する必要はない。
ワークの回転対称な周期構造は、必ずしも対称な歯、又は対称な歯間、溝又はチャネルを有する必要はないことに留意しなければならない。便宜上、以下には対称な歯を有するワークを示して説明している。しかしながら、本発明は、非対称構造にも適用することができる。
本発明は、外側と内側の周期構造を共に加工するために、特に外歯と内歯の歯車を加工するために使用することができる。
歯又は他の周期構造が(むくからのソフト加工の場合)形成されるまで、又は(ハード加工の場合)仕上げ加工されるまで、ワーク上から材料が徐々に除去されるように、ワークと工具間の相対運動順序(相対運動と呼ぶ)を指定し、実行することは、全ての実施形態における本発明のパワースカイビング加工にとっての特徴である。
本発明は、とりわけ、予備歯切り、すなわち、むくからの機械加工に適している。本発明に係る予備歯切りにおいて、第1の軸交差角を維持しながら、第1のパワースカイビング加工中に歯面が下加工され、第2の実効軸交差角の設定後に、第2のパワースカイビング加工中に全ての歯面が仕上げ加工される。
本発明に係るパワースカイビング加工は、連続的な、チップ除去方法である。
本発明によれば、各処理段階におけるパワースカイビング工具の相対送り動作は、独国特許出願公開第3915976号明細書の技術的教示によれば、半径方向動作に重ね合わせて、例えば、歯の頂部に影響を与えることができる。
パワースカイビング加工時に、回転工具は、回転するワークに対してワーク回転軸の方向への軸方向送り動作を完了する。ここで、この軸方向送り動作は、切削方向と同一方向又は反対方向に延びる。
本発明の工具は、全て実施形態において、いわゆるむくバイト(solid tool)として設計することができ、すなわち、これらは基本的に一体的なものとして具現化された工具である。むくバイトにおいて、切削刃は工具の一体的な構成要素である。
本発明の全ての実施形態において特に好ましいのは、円盤状、リング状又は板状のカッタヘッド本体を有し、カッタ又は切歯インサートを備え、好ましくは、バーカッタの形状を有するカッタヘッド工具(ここでは、棒材切削工具と呼ぶ)である。また、本発明の実施形態は、円板状、リング状又は板状のカッタヘッド本体を有し、カッティングプレートを備えるカッティングプレート工具として設計されてもよい。
本発明の方法は、外面工具だけではなく、内面工具も使用して実行することができる。
本発明に係る方法は、ドライ加工とウェット加工のいずれとも一緒に実施することができる。
本発明のより詳細及び利点について、例示的な実施形態に基づいて図を参照しながら、以下に説明する。全ての概略図において、説明の簡略化のために、ワークとパワースカイビング工具は、ピッチ円上(又はピッチ円筒上のワーク上)の状況に還元される。しかしながら、図示された関係も、所定の歯高を有する全ての歯に適用される。
図1は、ギヤ形削り時に外歯ワークと係合する円筒状の外部輪郭を有する形削りホイールの概略図である。 図2Aは、パワースカイビング加工時に外歯ワークと係合する円筒状の外部輪郭を有する直歯スカイビングホイールの概略図である。 図2Bは、軸交差投影図におけるパワースカイビング加工時に外歯ワークと係合する円錐形の外部輪郭を有するヘリカル歯形スカイビングホイールの概略図である。 図3Aは、3ステップ手法の本発明による第1の方法ステップの非常に概略的かつ非比例な断面図である。 図3Bは、3ステップ手法の本発明による第2の方法ステップの非常に概略的かつ非比例な断面図である。 図3Cは、3ステップ手法の発明による第3の(最終)方法ステップの非常に概略的かつ非比例な断面図である。 図4Aは、逆回転パワースカイビング加工時のワークの材料内におけるパワースカイビング工具の切削刃の相対運動のシミュレーション結果を第1のスナップショットで示す図である。 図4Bは、図4Aの状況に対して、パワースカイビング工具の切削刃がワークの材料内において切削方向に若干左側に移動した前記シミュレーションの第2のスナップショットである。 図4Cは、図4Bの状況に対して、パワースカイビング工具の切削刃がワークの材料内において切削方向に若干左側に移動した前記シミュレーションの第3のスナップショットである。 図5は、逆回転パワースカイビング加工における歯間の生成時のトラフの位置が非常に概略的に示されたワークの一部を示す平面図である。 図6Aは、トラフの位置と形状が従来の3ステップのパワースカイビング加工法の第1のステップに対応するワークの一部を示す平面図である(図6Aから図6Cは、内歯車の加工にとって一般的な状況を示す)。 図6Bは、トラフの位置及び形状が従来の3ステップのパワースカイビング加工法の第2のステップに対応する図6Aのワークの一部を示す平面図である。 図6Cは、トラフの位置及び形状が従来の3ステップのパワースカイビング加工法の第3(最終)のステップに対応する図6Aのワークの一部を示す平面図である。 図7Aは、トラフの位置及び形状は、図3Aにも示された本発明による方法の第1ステップに対応するワークの一部を示す平面図である(図7Aから図7Cは、内歯車の加工にとって一般的な状況を示す)。 図7Bは、トラフの位置及び形状が図3Bにも示された本発明による方法の第2ステップに対応するワークの一部を示す平面図である。 図7Cは、トラフの位置及び形状が図3Cに示された本発明による方法の第3(最終)ステップに対応するワークの一部を示す平面図である。
用語は、本説明との関係において使用されており、これらは、関連する出版物及び特許においても使用されている。ただし、これらの用語の使用は、十分に理解できるようにするためのものに過ぎないことに留意されたい。本発明による概念及び特許請求項の保護の範囲は、その解釈において、特定の用語の選択によって制限されるものではない。本発明は、その他の用語体系及び/又は技術分野に容易に移し替えることができる。これらの用語は、その他の技術分野においては、相応して適用することを要する。
回転対称な周期構造は、例えば、内歯又は外歯を有する歯車(例えば平歯車など)である。しかし、これはまた、例えば、ブレーキディスク、クラッチ又は変速機構成要素などに関するものであってもよい。特に、これは、ピニオンシャフト、ねじ歯車、ギヤポンプの構成要素、リングジョイントハブ(例えば、自動車分野では、デフから車輪へ力を伝達するために、リングジョイントが使用される)、スプラインシャフト接続、スライドカラー、プーリ等の製造に関する。周期構造は、ここでは周期繰返構造(periodically repeating structures)とも呼ばれる。
以下、主に歯車、歯及び歯間について言及する。しかしながら、本発明はまた、上述のように、他の周期構造を有する他の構成要素に転用することができる。これらの他の構成要素において、これは、この場合は歯間に関するのではなく、例えば、溝又はチャネルに関する。
本発明は、基本的に、既に冒頭で説明した軸交差角Σ、又は、それに直接関連する実効軸交差角Σeffに関するため、これらの角度、更にまた関係変数の定義は、以下で与えられる。この場合、上付き文字iは、常に、1<=i<=k(最終ステップはi=k)でi番目の切削の変数を特定する。
従来のマルチカット加工において、個々の切削の加工深さは、ワーク50に対する半径方向の送り込みによって生成される。この場合、ワーク50に対する工具100の切削刃111又は工具100の工具インサートの、角度Σ、Σeff及びδによって定義される空間的定位は変化しない。つまり、角度Σ、Σ eff及びδは、従来のスカイビング加工において全ての切削で同一である。
マルチカット加工では、半径方向の送り込みが異なると、ワーク軸R2と工具軸R1の間の軸方向の距離a(符号可能)も変化する。つまり、距離aはk個の切削毎に異なる。非傾斜工具100(δ=0)を操作する場合、半径方向の切り込みは、軸方向距離aの変化に直接対応する。
したがって、i番目の切削及び最終切削(i=k)のピッチ点WPにおいて得られた切削速度ベクトルは、ワーク50の歯間52の方向を指す場合、以下の一般的な条件を満たす必要がある。
uは伝達比であり、β w2はピッチ円直径d w2上のワーク50の傾斜角である。
より分かりやすいストレートギヤ歯(β w2=β=0)の場合、次式(2)の関係があり、上記表からの軸方向距離の式は次式(3)に簡素化できる。
この軸方向距離aの定義から明らかなように、従来のマルチカットパワースカイビング加工では、軸方向距離aの変化に伴って、工具100のそれぞれの有効ピッチ円直径d w1が変化することで、切削刃111又は工具インサートの空間的定位が維持される。
内向き歯車の加工時、第1切削での軸方向距離aは、最終切削kでの軸方向距離aよりも短く、工具100の有効ピッチ円直径も同様である。このような状況とその結果生じた異なる切削状態が図6Aから図6Cに示されている。一例として、ここでは、ピッチ円直径が工具100のヘッド円直径に対応するように最終切削を設計することで、図6Cに示すように、一般的な連続的に斜めに延びる創成線116が生じる。第2切削(図6Bを参照)では、ピッチ円が、現在の66.6パーセントの加工深さの約半分まで届き、これによって、典型的なZ字形状の創成線116が生じる。第1切削(図6Aを参照)では、創成線116の対角形状が図6Cのように逆向きに生じる。
本発明によれば、目的は、個々の切削時に類似形状の創成線116を得ることである。本発明に従って、同一の工具100を使用しながら、最終以外(i<k)の切削時に類似形状の創成線116を得るために、ピッチ円直径d w1がほぼ一定に保たれる。これは、工具100の切削刃111又は工具インサートの空間的定位を適用することによって達成することができることは上式(3)から明らかであり、上記表に含まれている式(2)を介して関連した角度Σ、Σ eff、及びδによって達成することができる。
この場合、傾斜角δは、好ましくは、一定に保たれて、式(3)から角度ΣやΣ effが生じる。しかし、これはこの場合に限らない。傾斜角δはまた、一部又は全ての切削において所定の制限で変更することができた。
したがって、本発明は、例えば2カット手法のパワースカイビング加工法が、大きく異なる2つの実効軸交差角(ここでは、第1の実効軸交差角Σ eff、第2の実効軸交差角Σ effと呼ばれる)で動作するという事実に基づいている。kカット手法のパワースカイビング加工法には、k個の異なる実効軸交差角Σ eff〜Σ effが存在する。(全ての実施形態において、kは2以上の整数である)。
様々な実効軸交差角Σ effの差の絶対値は、各ピッチ円位置に依存する。
また、軸交差角Σがゼロ以外である場合、2つの回転軸R1とR2の「ねじれた」配置について以下に言及する。本発明によれば、軸交差角Σは常にゼロ以外であるので、2つの回転軸R1とR2は、全ての実施形態において斜めに設定される。
本発明に係る方法の基本的な観点について、図3Aから図3C、及び図7Aから図7Cの非常に概略的な図を参照しながら以下に記載する。これらの図は、主に、本発明に係る解決策を導出するために使用され、非常に概略的な例示として理解されるべきである。
βw1=β w1は、ピッチ円上のパワースカイビング工具100の傾斜角であり、βw2=β w2は、ピッチ円上のワーク50の傾斜角である。実効軸交差角Σeffは、Σeff=βw2+βw1の関係を満たす。これらの値は、一般的に、最終歯面が生成される最終切削にとって最適なチップ状態を考慮して、コンピュータ設計の範囲内で確定される。最終切削は、k個のステップを有する方法における第kステップで実行される。すなわち、実効軸交差角Σ eff=Σeffは、おおよそンピュータ設計において確定される。
以前は、kカット手法のパワースカイビング加工法のk個の切削全てに、同じ実効軸交差角Σ effが使用された。本発明では、k個の切削の全て又は一部の各場合で、異なる実効軸交差角が指定されて設定される。すなわち、全ての切削の以前に又は一部の切削の以前に、パワースカイビング工具100は、各場合に、ワーク50に対して別の位置へ回転されるため、創成線116の類似形状が得られる。
本発明に係るワーク50のパワースカイビング方法の基本原理について図3Aから図3Cに基づいて示して説明する。ワーク50は、回転対称な周期構造を有し、本発明に係る方法の範囲内で仕上げ加工される、又はこのような構造はむくから製造される。
本発明によれば、ワーク50とパワースカイビング工具100を備える。パワースカイビング工具100は、複数の切削刃111を有し、回転軸R1を有する。本発明によれば、各切削刃111は、右歯面54を切削するための第1の側面切刃113と、左歯面53を切削するための第2の側面切刃112と、ヘッド切刃114とを備えており、第1の側面切刃113と第2の側面切刃112の間の移行領域に位置し、歯元55を機械加工する。
図3Aから図3Cは、本発明の例示的な方法である3カット手法(k=3)を非常に簡略化した形で示しており、各場合でパワースカイビング工具100の切削刃111が1つだけ示されている。また、歯間52が1つだけ示されている。
パワースカイビング工具100とワーク50の相対的な位置が図3Aから図3Cで認識できるように、後述の線が付加的に図示されている。太い点線の折線は、瞬間的にワーク50上から材料を除去する切削刃111の部分(側面)を概略的に示している。
本方法の第1のステップは、図3Aに示されている。切削刃111は、ここでは、ワーク50の材料に33.33パーセント進入している。上述の点線の折線で示すように、歯面53v、54vの2つの側面切刃112及び113によって材料が除去され、歯元55vの完成ヘッド切刃114によって材料が除去される。また、参照符号53v、54v及び55vの中の添え字「v」は、これらの歯面と歯元がこの切削で下加工されることを表している。また、完成した歯面と歯元の最終位置は、破線の折線によって、及び参照符号53f、54f及び55fによって、図3Aに示されている。図3Aは、図7Aの切断線C1−C1に沿った断面図を概略的に示している。
本方法の第2のステップは、図3Bに示されている。切削刃111は、ここでは、ワーク50の材料に66.66パーセント進入している。上述の点線の折線で示すように、歯面53vの2つの側面切刃112及び113によって材料が除去され、歯元55vの完成ヘッド切刃54vによって材料が除去される。また、参照符号53v、54v及び55vの添え字「v」は、これらの歯面と歯元がこの切削で下加工されることを表している。図3Bは、図7Bの切断線C2−C2に沿った断面図を概略的に示している。
また、図3Bにおいて、完成した側面と歯元の最終的な位置は、破線の折線と参照記号53f、54f、55fによって図示される。
図3Cは、最終切削を示している。図3Cにおいて、上述の点線の折線によって示されるように、歯面53f、54fの2つの切削刃112、113によって材料が除去され、歯元55fの完成ヘッド切刃114によって材料が除去される。参照符号53f、54f、及び55fの中の添え字「f」は、これらの歯面が最終切削で仕上げ加工されることを表している。図3Cは、図7Cの切断線C3−C3に沿った断面図を概略的に示している。
各場合に歯間52の右歯面と左歯面は同時に機械加工されるので、それはマルチカット仕上げ方法であることが、図3Aから図3Cに基づいて認識することができる。
パワースカイビング加工時のワーク50の材料を介して、パワースカイビング工具100の切削刃111の動きが図4Aから図4Cに模式的に示されている。図4Aから図4Cは、パワースカイビング工具100の切削ヘッド又は切削刃111の実効すくい角形状をそれぞれ、最終切削時の切り欠き形状の上に示している。
第1回転軸R1の周りのパワースカイビング工具100の回転運動と、第2回転軸R2の周りのワーク50の回転運動と、が連動して重ね合わされている、すなわち、互いに同期されており、ワーク50に対してパワースカイビング工具100の送り動作が行われるため、図4Aから図4C及び図5に示すように、切削刃の経路点を全て記録すると、所定のタイプのトラフ形状が生じる。図4Aから図4C及び図5には、対応するトラフが参照符号115で識別されている。
図4Bには、図示された瞬間では負である切削ヘッドの実効すくい角γsが描かれている。実効すくい角γsは、選択された投影図において、切刃111.1のチップ表面と、チップ表面とトラフ115間の接触点での法線N1との間の角度におおよそ相当する。
図4Aは、第1のスナップショットに、ワーク50の材料の中でのパワースカイビング工具100の切削刃111の相対的な動きを示している。切削刃111の切刃111.1の方向と位置は、太線で示されている。トラフ115は、ワーク50の歯間52内に配置された、この歯間52内に切削刃111が係合するための切削刃111の切刃111.1の経路点全てから生じる。また、他の切削刃(これは、工具100の同一又は別の切削刃であってもよい)が次に係合することによって、軸方向送りとそれに連動した差動送りの結果として、歯間52内に軸方向にオフセットしたトラフ115が生成される。したがって、トラフ115は、パワースカイビングの間、段階的に(少なくとも実質的に)ワーク50の材料を突き進む。図4Aは、トラフ115を左右の部分に分割する線116を示している。該線116の隠れた部分は、一点鎖線で示されている。線116は、2度の連続する切削刃の直接の係合の間の送りによってそれらの位置が異なる2つのトラフが互いに重ね合わさる範囲を定めている。つまり、線116は、2つのトラフの交差曲線を特定している。無限に微小な軸方向送りの場合、この交差曲線はいわゆる創成線に相当する。歯間52全体は、ワーク50の材料を通って送り方向VRに移動する創成線の集合として考えてもよい。軸方向送りSaxを有するパワースカイビング加工工程において、切刃111.1が創成線116からの領域(すなわち、図示された例では、創成線116の左側)を移動することによって、ワーク50の材料が除去される。材料の除去が行われるこの領域は、図4Aから図4Cにおいて灰色で示す。トラフ115の白色領域では、すなわち、切削方向SRに見た創成線116の前側(すなわち、図示された例では、創成線116の右側)では、先の工具の係合によって材料が既に除去されている。
図4Bは、図4Aの状況に対して、パワースカイビング工具100の切削刃111がワーク50の材料の中で切削方向SRでのやや左方に移動したシミュレーションの第2のスナップショットを示す。
図4Cは、図4Bの状況に対して、パワースカイビング工具100の切削刃111がワーク50の材料の中で切削方向SRでのより左方に移動したシミュレーションの第3のスナップショットを示す。
図5は、ワーク50の一部を示す平面図であり、歯間52を通過中のトラフ115の位置を非常に概略的に示している。切削刃111のチップ面117がどのようにトラフ115内に瞬間的に位置し、トラフ115の灰色領域118内の材料を除去するのかを図5に基づいて理解することができる。切削方向SR及び送り方向VRが計算点APに示されている。両方向SR、VRは、本設計に依れば、歯間方向であるので互いに平行に、特に、従来のパワースカイビング加工では、互いに平行で同方向に延在する。ワーク50に対するパワースカイビング工具100の複雑な相対運動の結果、係合状態及び実効切削方向が変化する。
図6Aから図6Cは、マルチカット手法(ここでは3カット手法)を有する従来のパワースカイビング加工法における状況に対応した図を示している(図6Aから図6Cは、ピッチ円がワーク50又は工具100のヘッド円のベース円上に配置されるように最終切削が設計された場合の具体例である。)。図6Aは、33.33パーセントの切削深さでのトラフ115を概略的に示しており、図6Bは、66.66パーセントの切削深さでのトラフ115を示し、図6Cは、最終切削中のトラフ115を示している。図6Cでは、既に加工された部分の最終歯面53.f、54.fと歯元55.fを認識することができる。切削刃111は、66.66パーセント切削及び最終切削では完全に切削していないが、図6Aから図6Cはそれぞれ、むく切削を示していることに留意すべきである。
材料の除去は、トラフ115の灰色領域で起こる。チップの生成は、一例として示すように、逆回転パワースカイビングで始まり、トラフの略中央、すなわち、創成線116の領域又は灰色領域118からの白く描かれた領域までの移行領域で開始し、(送り方向VRに見て)一番手前のトラフ端部84で直ちに終了する。
図6Aの傾斜形状から図6BのZ字状形状を経由して図6Cの反転傾斜形状へ創成線116の形状が変化することが、図6Aから図6Cに基づいてはっきりと認識することができる。また、これらのシミュレーションは、内向きと外向きの歯面間のチップの厚さの比率がより悪化することを示している。
図7Aから図7Cは、図3Aから図3Cにおける状況に対応する図を示している、すなわち、図7Aから図7Cは、本発明の典型的な3カット手法のパワースカイビング加工法のステップを示している。
図7Aは33.33パーセントの切削深さのトラフ115を示し、図7Bは66.66パーセントの切削深さのトラフ115を示し、図7Cは最終切削時のトラフ115を概略的に示す。したがって、既に機械加工された部分の最終歯面53.f、54.fと歯元55.fはまた、図7Cで認めることができる。より良い比較のために、同一の最終切削によって製造される同一のワーク50の設計が両方法の一例として仮定された、従来のパワースカイビング加工法が本発明に係るパワースカイビング加工法と比較されたので、図7Cは図6Cに対応することに留意すべきである。
本発明によれば、各場合で、異なる実効軸交差角がコンピュータによって確定され、第1、第2、第3切削のためにパワースカイビング加工機の制御装置によって設定される。第1切削、第2切削及び第3(最終)切削のための各実効軸交差角Σ eff、Σ eff、Σ effが確定され、第1のパワースカイビング加工の実行中、第2のパワースカイビング加工の実行中及び第3の(最終)パワースカイビング加工の実行中、各場合で創成線116が生成され、その形状は同一又は類似しているため、同様のチップ状態になる。
図7Aから図7Cに基づいて認識することができるが、実効軸交差角の適用によって、創成線116の形状を同一又は類似に維持することができた。本発明の効果は、このようにより明確にもたらされるので、図7Aから図7Cの創成線116の形状のこのような類似性は、意図的に選択された。最後に、本発明は、必ずしも創成線116の形状が同等になることに関するものではないが、むしろそれは、一部又は理想的には全てのチップ形成状態を改善することに関する。
このように、本発明の実施において、創成線116の形状に類似性を持たせることを望む場合、例えば、個々の切削の実効軸交差角(及び、必要に応じて、傾斜角δ)をそれぞれ指定することができる。その結果、創成線116の形状は、全ての切削において、
同じ方向に単調に傾斜して延びる、好ましくは、傾きが等しい又は類似する、又は
Z字状に延びる、好ましくは、Z字状形状に、創成線116の2つの外線のオフセットが等しい又は類似する。
図示したように、実効軸交差角を適用することにより、係合形状は、チップ流量、局所発生力、及び逆転に関して、3回の切削全てで質的に等しくすることができる。
これらのシミュレーションは、内向き歯面及び外向き歯面上のチップの厚さに関して、本発明によって非常にプラスの効果をもたらすことを示している。
また、実効すくい角の変化は、工具の回転の2次的効果である。実効すくい角は、内向き歯面上の極薄のチップにとって特に改善され、概してパワースカイビング方式に良い効果がある。シミュレーションが示すように、従来のパワースカイビング加工法に対して、非最終切削のための切削ヘッド111の実効すくい角を実際に向上させることができた。
本発明のプラスの効果について、以下に具体的な数値例に基づいて説明する。
従来のパワースカイビング加工法(図6Aを参照)の第1切削での不利な実効すくい角は−20.5°であるが、本発明(図7Aを参照)に係るパワースカイビング加工法の第1切削での最も不利なすくい角は−16.3°である。このような不利な実効すくい角は、歯面53.v、54.vの歯元55.v.への遷移領域で主に発生する。第1切削での実効すくい角は、例えば、内向き歯面54.vの1.1°から4.4°まで広げることができた。
また、第1切削のヘッドすくい角にプラスの効果を持つ軸交差角が大きくなることによって、トラフ115が大きくなることが分かる。
また、ワーク50に対する工具100の送りが同じでも、実効切りくず排出厚さは本発明によって減少する。したがって、本発明の変形例では、同じ切りくず排出厚さでより高送りが可能である。
本発明による方法は、少なくとも以下のステップを含むが、各ステップは必ずしも指定された順序で実行される必要はない。
ワーク50を設け、
複数の切削刃111を有するパワースカイビング工具100を設け、
ワーク50に対するパワースカイビング工具100の第1の実効軸交差角Σ effを指定し、
ワーク50の第1のパワースカイビング加工を実行し、ここでは、第1のパワースカイビング加工中、パワースカイビング工具100は第1の切り込み深さ(例えば、最終的な切り込み深さの33.33%)まで進入し、ワーク50の周期構造の歯面53.v、54.vが下加工される。このステップは、図3Aに例として示されている。
ワーク50に対するパワースカイビング工具100の第2の実効軸交差角Σ effを指定し、
ワーク50の第2のパワースカイビング加工を実行し、ここで、第2のパワースカイビング加工中、パワースカイビング工具100は、最終的な切込深さまでワーク50に進入し、ワーク50の周期構造の歯面53.f、54.f、55.fが更に機械加工される。このステップは、図3Cに一例として示されている。
本発明の方法では、第1の実効軸交差角と第2の実効軸交差角は等しくない、すなわち異なる。
工具100、又は工具50の切削刃111のワーク50の材料への押し込みは、例えば、軸R1とR2の軸方向距離によって指定される。従って、第1切削及び第2(最終)切削のための軸方向距離は、本発明の一実施形態に従って与えられると仮定することができる。本発明によれば、第1の実効軸交差角Σ effと第2の実効軸交差角Σ effは、例えば、コンピュータによって確定することができる。この確定のために、第1のパワースカイビング加工のための(すなわち、第1切削のための)第1のピッチ円直径と、第2のパワースカイビング加工のための(すなわち、第2切削のための)第2のピッチ円直径とが等しくなるように設定される。第1のパワースカイビング加工のための軸方向距離aと第2のパワースカイビング加工のための軸方向距離aは分かっているので、第1の実効軸交差角Σ effと第2の実効軸交差角Σ effは、コンピュータによって確定することができる。
最終切削は、特定の例示的な実施形態に示され、説明されるように常に設計される必要はない。
一般的な場合(スパイラルギヤ歯)、上記表中の計算式に従って与えられた、軸方向距離、ピッチ円直径及び工具方向の間の関係は、より複雑であるが、質的に同等である、すなわち、多少複雑な計算式に基づいて特別な場合について実証された手順を可能にする。
本発明によれば、第1のパワースカイビング加工中に、パワースカイビング工具100は、CNC制御駆動装置(図示せず)によって、回転軸R1の周りを角速度ω1で第1の回転方向に回転され、ワーク50は、ワーク回転軸R2の周りを角速度ω2で第2の回転方向に回転される。第1のパワースカイビング加工時には、最終的なパワースカイビング加工時と異なる実効軸交差角がCNC制御駆動装置によって指定される。方向の反転は行われない。
記載されたパワースカイビング加工法は、乾式でパワースカイビング加工を用いることが好まれる全ての実施形態において、乾式又は湿式で使用することができる。
記載されたパワースカイビング加工法の使用範囲は大きく、周期的に大きく変化する回転対称な構造体の製造での適用にまで及ぶ。
1 形削りホイール
2 ワーク
4 歯先
5 歯先面
10 パワースカイビング工具
20 (切削済み)ワーク
50 切削済みワーク
52 歯間
53 一般的な左歯面
53v 下加工済み左歯面
53f 仕上げ加工済み左歯面
54 一般的な右歯面
54v 下加工済み右歯面
54f 仕上げ加工済み右歯面
55 一般的な歯元
55f 仕上げ加工済み歯元
55v 下加工済み歯元
100 パワースカイビング工具
111 切削刃/カッティングヘッド
111.1 切刃
112 第2の側面切刃/左側面切刃
113 第1の側面切刃/右側面切刃
114 ヘッド切刃
115 トラフ
116 線
117 チップ表面
118 灰色領域

a 軸方向距離
ステップiの軸方向距離
aF 外向き歯面
AP 計算点
βw1 ピッチ円上の工具の傾斜角
βw2 ピッチ円上のワークの傾斜角
β w2 ピッチ円直径d w2上のワークの傾斜角
C1-C1 切断線
C2-C2 切断線
C3-C3 切断線
w1 ステップiにおける工具のピッチ円直径
w2 ステップiにおけるワークのピッチ円直径
δ 傾斜角
δ ステップiの傾斜角
eF 内向き歯面
γs 実効すくい角
i 切削
k マルチカット手法の個別の方法ステップの個数(整数>=2)
N1 垂線
R1 工具回転軸(工具軸)
R2 ワーク回転軸(ワーク軸)
hx ストローク動作
ax 軸方向送り
差動送り
rad 半径方向送り
SR 切削方向
Σ 軸交差角
Σ ステップiの軸交差角
Σ、Σ、Σ 第1、第2及び第kの軸交差角
Σeff 実効軸交差角
Σ eff ステップiの実効軸交差角
Σ eff、Σ eff、Σ eff 第1、第2及び第kの実効軸交差角
u 変速比
VR 送り方向
切削速度の絶対値
切削速度ベクトル
パワースカイビング工具の切削速度ベクトル
ステップiにおけるパワースカイビング工具の切削速度ベクトル
ワークの速度ベクトル
ステップiにおけるワークの速度ベクトル
ω 軸R1の周りの回転速度
ω 軸R2の周りの回転速度
WP i番目の切削のピッチ点

Claims (7)

  1. ワーク回転軸(R2)を有し、回転対称で周期構造を有するワーク(50)をパワースカイビング工具(100)を用いてパワースカイビング加工を行う方法であって、
    前記ワーク(50)を設けるステップと、
    複数の切削刃(111)又は切削インサートを備える前記パワースカイビング工具(100)を設けるステップと、
    前記ワーク(50)に対する前記パワースカイビング工具(100)の第1の実効軸交差角(Σ eff)を指定するステップと、
    指定された前記第1の実効軸交差角(Σ eff)を用いて前記ワーク(50)の第1のパワースカイビング加工を行うステップであって、該第1のパワースカイビング加工中において、前記パワースカイビング工具(100)は前記ワーク(50)に第1の切込深さまで進入し、前記ワーク(50)の周期構造の歯面(53、54)を下加工する前記ステップと、
    前記ワーク(50)に対する前記パワースカイビング工具(100)の第2の実効軸交差角(Σ eff)を指定するステップと、
    指定された前記第2の実効軸交差角(Σ eff)を用いて前記ワーク(50)の第2のパワースカイビング加工を行うステップであって、該第2のパワースカイビング加工中において、前記パワースカイビング工具(100)は前記ワーク(50)に最終的な切込深さまで進入し、前記ワーク(50)の周期構造の歯面(53、54)を更に加工するステップと、を有し、
    前記第1の実効軸交差角(Σ eff)は、前記第2の実効軸交差角(Σ eff)と異なる
    ことを特徴とするパワースカイビング加工法。
  2. 前記第1の実効軸交差角(Σ eff)及び前記第2の実効軸交差角(Σ eff)は、前記第1のパワースカイビング加工の実行中及び前記第2のパワースカイビング加工の実行中に、いずれの場合にも、その形状が同一又は類似である創成線(116)が生じるように確定される
    ことを特徴とする請求項1に記載のパワースカイビング加工法。
  3. 前記第1の実効軸交差角(Σ eff)及び前記第2の実効軸交差角(Σ eff)は、前記第1のパワースカイビング加工の実行中及び前記第2のパワースカイビング加工の実行中に、いずれの場合にも、切削状態が同一結果となるように確定される
    ことを特徴とする請求項1に記載のパワースカイビング加工法。
  4. 前記第1のパワースカイビング加工の実行中及び前記第2のパワースカイビング加工の実行中に、いずれの場合にも、前記パワースカイビング工具(100)と前記ワーク(50)との間に異なる軸方向距離(a)が指定される、又は歯高に対する他の加工深さが指定される
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のパワースカイビング加工法。
  5. 所定の方法ステップにおいて、前記第1の実効軸交差角(Σ eff)及び前記第2の実効軸交差角(Σ eff)が計算によって確定され、この確定のために、前記第1のパワースカイビング加工のための前記第1のピッチ円直径と前記第2のパワースカイビング加工のための前記第2のピッチ円直径を等しく設定し、このようにして、前記第1のパワースカイビング加工の軸方向距離(a)と前記第2のパワースカイビング加工の軸方向距離(a)を指定すると共に、前記第1の実効軸交差角(Σ eff)と前記第2の実効軸交差角(Σ eff)を取得する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のパワースカイビング加工法。
  6. 所定の方法ステップにおいて、前記第1のパワースカイビング加工の前記パワースカイビング工具(100)上のピッチ円位置と、前記第2のパワースカイビング加工の前記パワースカイビング工具(100)上のピッチ円位置をコンピュータによって等しく設定する
    ことを特徴とする請求項4に記載のパワースカイビング加工法。
  7. 所定の方法ステップにおいて、前記第1のパワースカイビング加工中の係合形状が前記第2のパワースカイビング加工中の係合形状と質的に同一となるように、前記第1の実効軸交差角(Σ eff)及び前記第2の実効軸交差角(Σ eff)をコンピュータによって確定する
    ことを特徴とする請求項4に記載のパワースカイビング加工法。
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