JP2016118576A - レンズユニットおよびカメラシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】操作部材の回転操作の開始を検出する操作検出部の操作感触を向上させつつ小型化を図る。【解決手段】レンズユニット100は、レンズ101aが設けられる光学系101の固定筒160に対して回転可能な操作リング104と、操作リング104の操作を検出する操作検出部105とを有し、操作検出部105は、操作リング104に接しており回転が伝達されて回転する弾性回転部材131と、弾性回転部材131の回転中心線141に平行な方向に弾性回転部材141と操作リング104とを互いに接近する向きに付勢するチャージバネ146と、弾性回転部材131の回転を検出する回転検出部132とを有する。【選択図】図2
Description
本発明は、レンズユニットおよびカメラシステムに関する。特には、レンズユニットに設けられる操作リングの回転操作の開始の検出に関する。
カメラシステムにおけるレンズユニットのズームやフォーカスの操作は、レンズユニットに設けられる操作リングを回転操作することで行われる。近年、静音化などの観点から、操作リングの回転運動を機械的にレンズの直進運動に変換するのではなく、操作リングの回転操作量を検出し、検出した回転操作量に応じてレンズを駆動する構成(パワーズーム、パワーフォーカス)のレンズユニットが開発されている。ところで、このようなカメラシステムにおいて、カメラ本体やレンズユニットに対する操作が所定の時間にわたって行われない場合には、消費電力を抑えるためにレンズユニットを低消費電力モードに移行させるものがある。そして、前述のような操作リングの回転操作量に応じてレンズを駆動する構成においては、低消費電力モードから復帰するための起動検出が必要となる。特許文献1には、操作リングへの入力によってレンズを低消費電力モードから復帰させる操作検出部を設ける構成が開示されている。特許文献1に記載の構成は、操作リングから起動検出部への回転の伝達において、ゴムなどの弾性体を用いることにより、操作感触を向上させるものである。しかしながら、特許文献1に記載の構成では、転動伝達において必要な転動面を付勢する構造が複雑となるため、操作検出部が大型化する。
上記実情に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、操作リングの回転操作の開始を検出する操作検出部を有するレンズユニットにおいて、操作リングの操作感触の向上を図りつつ、操作検出部の小型化を図ることである。
上記課題を解決するため、本発明は、レンズが設けられる光学系の筐体に対して回転可能な操作部材と、前記操作部材の操作を検出する操作検出部と、を有し、前記操作検出部は、前記操作部材に接しており、前記操作部材の回転が伝達されて回転する回転部材と、前記回転部材の回転中心線に平行な方向に、前記回転部材と前記操作部材とを互いに接近する向きに付勢する付勢手段と、前記回転部材の回転を検出する回転検出手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、操作リングの回転操作の開始を検出する操作検出部を有するレンズユニットにおいて、操作リングの操作感触の向上を図りつつ、操作検出部の小型化を図ることができる。
<第1の実施形態>
まず、本発明の第1の実施形態に係るカメラシステム1の構成例について、図1を参照して説明する。図1は、第1の実施形態に係るカメラシステム1の構成例を示すブロック図である。図1に示すように、第1の実施形態に係るカメラシステム1は、カメラ本体120と、カメラ本体120に着脱可能な交換レンズであるレンズユニット100とを有する。カメラ本体120とレンズユニット100とは、電気接点110を介して制御信号などを送受信する。
まず、本発明の第1の実施形態に係るカメラシステム1の構成例について、図1を参照して説明する。図1は、第1の実施形態に係るカメラシステム1の構成例を示すブロック図である。図1に示すように、第1の実施形態に係るカメラシステム1は、カメラ本体120と、カメラ本体120に着脱可能な交換レンズであるレンズユニット100とを有する。カメラ本体120とレンズユニット100とは、電気接点110を介して制御信号などを送受信する。
(レンズユニットの全体構成)
レンズユニット100は、レンズ制御部108と、光学系101と、レンズ駆動部103と、操作リング104と、操作検出部105と、回転量検出部106と、リセットIC107とを有する。
レンズユニット100は、レンズ制御部108と、光学系101と、レンズ駆動部103と、操作リング104と、操作検出部105と、回転量検出部106と、リセットIC107とを有する。
レンズ制御部108は、レンズユニット100の各部を制御する。レンズ制御部108には、例えば、CPUとROMとRAMとを有するコンピュータが適用される。ROMには、レンズユニット100を制御するためのコンピュータプログラムが格納されている。CPUは、ROMに格納されるコンピュータプログラムを読み出し、RAMに展開して実行する。これにより、後述する制御を含め、レンズユニット100の制御が実現する。また、カメラ本体120のカメラシステム制御部123と、電気接点110を介して信号の送受信を行う。なお、レンズ制御部108は、例えばワンチップマイコンなどが適用されてもよい。
光学系101は、複数のレンズ101aから構成される。光学系101の複数のレンズ101aには、ズームレンズやフォーカスレンズが含まれる。レンズ駆動部103は、レンズ駆動手段の例であり、レンズ制御部108の制御にしたがい、光学系101に含まれるズームレンズやフォーカスレンズを、光学系101の光軸102の方向に駆動する。これにより、フォーカス調整やズームが実行される。なお、レンズ駆動部103の構成は、従来公知の構成が適用できる。
操作リング104は、操作者(使用者)が把持して回転させる操作部材である。操作リング104は、レンズユニット100の筐体(例えば、レンズ鏡筒やレンズユニットの外装)に、光学系101と同軸に回転可能に設けられる。操作リング104には、後述する傾斜転動部104aおよび櫛歯部104bが設けられる。操作検出部105は、操作検出手段の例であり、操作者による操作リング104の操作開始を検出する。操作検出部105は、図2(b)に示すように、弾性回転部材131と、回転検出手段の例である回転開始検出部132とを有する。弾性回転部材131および回転開始検出部132の構成、機能および動作については後述する。回転量検出部106は、操作リング104の回転量と回転方向を検出する。リセットIC107は、操作検出部105からの信号を処理し、レンズ制御部108に所定の信号を送信する。レンズ制御部108は、リセットIC107からの信号を受け、操作検出部105および回転量検出部106の状態の管理や、レンズユニット100の動作モードの切替えを行う。すなわち、レンズ制御部108は、第1の錐化手段の例として機能する。なお、リセットIC107が実行する処理については後述する。
本実施形態に係るレンズユニット100は、パワーズーム方式のレンズユニットである。レンズ制御部108は、回転量検出部106により、操作部材の例である操作リング104の回転量および回転方向を検出し、その検出結果に応じてレンズ駆動部103を制御する。これにより、光学系101に含まれるズームレンズを移動させ、倍率(画角)を変更する。
(カメラ本体の全体構成)
カメラ本体120は、カメラシステム制御部123と、撮像素子121と、画像処理部122と、記憶部124と、操作部125とを有する。
カメラ本体120は、カメラシステム制御部123と、撮像素子121と、画像処理部122と、記憶部124と、操作部125とを有する。
カメラシステム制御部123は、カメラシステム1の全体の制御を行う。また、カメラシステム制御部123は、動作モードを切替える第2の切替手段の例として機能する。カメラシステム制御部123には、例えば、CPUとROMとRAMとを有するコンピュータが適用される。このコンピュータのROMには、カメラシステム1を制御するためのコンピュータプログラムが格納されている。CPUは、ROMからこのコンピュータプログラムを読み出し、RAMをワークエリアとして用いて実行する。これにより、カメラシステム1の制御が実現する。なお、カメラシステム制御部123には、ワンチップマイコンが適用されてもよい。
撮像素子121は、光学系101に導かれた光束(被写体の光学像)を受光し、受光した光束の光電変換を行う。画像処理部122は、撮像素子121からの信号を画像信号へと変換する。記憶部124は、画像信号などを格納する。記憶部124には、DRAMなどの内部メモリとSDカードなどの外付け記憶装置が適用される。操作部125は、操作者がカメラシステム1への操作入力を行う部分である。操作部125には、カメラ本体120の電源のON/OFFを操作する電源ボタンが含まれる。
(カメラシステムの動作モード)
カメラシステム制御部123は、電源ボタンへの電源をONまたはOFFにする操作を検出すると、カメラシステム1の全体の電気的動作をONまたはOFFの状態に切替える。カメラシステム制御部123は、電源がONの場合の動作モードとして、撮影可能モードと低消費電力モードの2つの動作モードを有する。撮影可能モードは、撮影動作の準備が行われている動作モードである。低消費電力モードは、消費電力を抑えるために一部の電子デバイスへの電力供給を抑えている動作モードである。カメラシステム制御部123は、電源をONにする操作(電源ボタンへの操作)を検出すると、各部に電力を供給し、撮影動作が可能な撮影可能モードになる。そして、カメラシステム制御部123は、撮影可能モードにおいて操作部125への操作が所定の時間にわたって検出されなかった場合には、動作モードを撮影可能モードから低消費電力モードに切替える。このように、カメラシステム制御部123は、カメラシステム1の動作モードを切替える切替手段として機能する。
カメラシステム制御部123は、電源ボタンへの電源をONまたはOFFにする操作を検出すると、カメラシステム1の全体の電気的動作をONまたはOFFの状態に切替える。カメラシステム制御部123は、電源がONの場合の動作モードとして、撮影可能モードと低消費電力モードの2つの動作モードを有する。撮影可能モードは、撮影動作の準備が行われている動作モードである。低消費電力モードは、消費電力を抑えるために一部の電子デバイスへの電力供給を抑えている動作モードである。カメラシステム制御部123は、電源をONにする操作(電源ボタンへの操作)を検出すると、各部に電力を供給し、撮影動作が可能な撮影可能モードになる。そして、カメラシステム制御部123は、撮影可能モードにおいて操作部125への操作が所定の時間にわたって検出されなかった場合には、動作モードを撮影可能モードから低消費電力モードに切替える。このように、カメラシステム制御部123は、カメラシステム1の動作モードを切替える切替手段として機能する。
なお、レンズユニット100のレンズ制御部108も、レンズユニット100の動作モードとして、撮影動作の準備が行われている撮影可能モードと、消費電力を抑制する低消費電力モードとを有する。レンズ制御部108は、低消費電力モードにおいては、回転量検出部106などの電子デバイスへの電気供給を抑える。そして、本実施形態では、レンズ制御部108が、レンズユニット100の動作モードを低消費電力モードから撮影可能モードに復帰させる第2の切替手段として機能する。
(操作リングと操作検出部)
次に、レンズユニット100の操作リング104および操作検出部105の構成について説明する。
次に、レンズユニット100の操作リング104および操作検出部105の構成について説明する。
図2は、操作部材の例である操作リング104と操作検出部105の機構を模式的に示す図である。なお、図2(a)は斜視図であり、図2(b)は断面図である。操作リング104は、円筒状の構成を有し、レンズユニット100の筐体など(例えば、レンズ鏡筒や外装部材)に回転可能に設けられる。なお、操作リング104の回転中心線161(図5参照)と光学系101の光軸102とは一致している。操作リング104の内周側には、傾斜転動部104aが一体に設けられる。傾斜転動部104aは、操作リング104の回転中心線161に対して傾斜する傾斜面であり、操作リング104の内周側に、その円周方向に延伸するように設けられる。
操作リング104の内側には、弾性回転部材131と第1の電極の例である円筒電極142とが、レンズユニット100の筐体を構成する固定筒160に対して回転可能に配置される。また、弾性回転部材131と円筒電極142とは、一体に回転する。具体的には図2(b)に示すように、固定筒160には光軸方向に離れた2つの軸受部144が設けられ、これら2つの軸受部144にシャフト140の両端部が支持されている。そして、弾性回転部材131と円筒電極142とが、シャフト140および軸受部144を介して、固定筒160に回転可能に支持される。弾性回転部材131と円筒電極142とは、シャフト140の軸線方向(回転中心線141に平行な方向)に並べて設けられる。そして、弾性回転部材131と円筒電極142とは結合しており、一体に回転する。なお、本実施形態においては、操作リング104の回転中心線161と、弾性回転部材131および円筒電極142の回転中心線141とは平行である。なお、弾性回転部材131および円筒電極142は、軸受部144(固定筒160)に対して、回転中心線141に平行な方向にある程度の移動が許容される。例えば、シャフト140の両端部が2つの軸受部144に形成される軸受穴に挿通されており、シャフト140は、軸受部144に対して軸受穴の中心線の方向にスライド式に往復動できる。
弾性回転部材131は、例えばゴムなどの弾性体により形成される。弾性回転部材131には、円錐面状の傾斜部131aが設けられる。傾斜部131aの側面(外周面)は、弾性回転部材131および円筒電極142の回転中心線141に対して傾斜する円錐面状に形成される。そして、弾性回転部材131の傾斜部131a(円錐面状の部分)と、操作リング104の傾斜転動部104a(傾斜面の部分)とは接触している。このため、操作リング104が回転操作されると、その回転が傾斜転動部104aから弾性回転部材131に伝達され、弾性回転部材131と円筒電極142とが一体に回転する。なお、弾性回転部材131の傾斜部131aと操作リング104の傾斜転動部104aとは、回転中心線141に対して傾斜している。このため、これらの接触面も、図2(b)に示すように、回転中心線141に対して傾斜する。
第1の電極の例である円筒電極142は、円筒状または円柱状に形成されており、その側面(外周面)には、後述する電気的な導通部142aと非導通部142bとからなる導通/非導通の電極パターンが設けられる。円筒電極142の外周には、3つのブラシ電極143a,143b,143cが接している。そして、円筒電極142と3つのブラシ電極143a,143b,143cとは、操作リング104の回転の開始を検出する回転開始検出部132を構成する。
さらに、レンズユニット100には、付勢手段の例であるチャージバネ146が設けられる。チャージバネ146は、図2(b)に示すように、弾性回転部材131の傾斜部131aを操作リング104の傾斜転動部104aに接近するように(に押し付けるように)付勢する。図中の矢印Aは、チャージバネ146による付勢方向を示す。チャージバネ146による付勢方向(矢印A)は、操作リング104の回転中心線161および弾性回転部材131の回転中心線141と平行である。このように、チャージバネ146は、操作リング104と弾性回転部材131を、弾性回転部材131の回転中心線141に平行な方向に、互いに接近する向きに付勢する。チャージバネ146には、例えば、圧縮変形可能なコイルバネが適用され、円筒電極142の端面(ここでは、弾性回転部材131とは反対側の端面)と一方の軸受部144(円筒電極142に近い側の軸受部144)との間に跨るように設けられる。また、軸受部144には、基準位置145が設定される。基準位置145は、弾性回転部材131を矢印Aの方向へ付勢するための基準となる位置である。すなわち、チャージバネ146は、基準位置145を端に弾性回転部材131を操作リング104に対して矢印Aの方向に付勢する。
このような構成であると、チャージバネ146の付勢力によって、弾性回転部材131の傾斜部131aと操作リング104の傾斜転動部104aとの接触が安定する。そして、操作者等により操作リング104が回転操作されると、操作リング104の回転が弾性回転部材131に伝達され、弾性回転部材131と円筒電極142とが一体に回転する。円筒電極142には3つのブラシ電極143a,143b,143cが接触していることから、円筒電極142が回転すると、3つのブラシ電極143a,143b,143cが、円筒電極142の導通/非導通の電極パターンと摺動する。これにより、後述するように3つのブラシ電極143a,143b,143cどうしの導通状態が変化する。レンズ制御部108は、3つのブラシ電極143a,143b,143cどうしの導通状態の変化を検出することにより、操作リング104への回転操作により操作リング104が回転を開始したことを検出できる。このように、本実施形態では、操作リング104の回転を円筒電極142に伝達し、円筒電極142の回転に伴う3つのブラシ電極143a,143b,143cどうしの導通状態の変化を検出することで、操作リング104への回転操作の開始を検出する。
なお、前述のとおり、操作リング104の傾斜転動部104aと弾性回転部材131の傾斜部131aとは、回転中心線141(すなわち、チャージバネ146の付勢方向)に対して傾斜している。このため、操作リング104には、チャージバネ146によるスラスト方向の付勢力が掛かるとともに、ラジアル方向の付勢力も掛かることになる。
このように、本実施形態では、操作リング104と弾性回転部材131とが、それぞれ回転中心線141および付勢方向に対して傾斜する傾斜面状の傾斜転動部104aと円錐面状の傾斜部131aとを有している。そして、操作リング104に設けられる傾斜面状の傾斜転動部104aと、弾性回転部材131の円錐面状の傾斜部131aとが接触することにより、操作リング104の回転が弾性回転部材131に伝達される。ここで、このような構成の効果について、比較例を示して説明する。図3は、比較例の構成を模式的に示す図である。比較例は、弾性回転部材131と操作リング104とが、回転中心線141に平行な面を介して接触する構成である。
図3に示す比較例の構成においても、図2(b)に示す本実施形態と同様に、シャフト140の両端部が2つの軸受部144によって支持される。弾性回転部材139は、シャフト140および軸受部144によって回転可能に支持される。図3に示す比較例の構成においては、弾性回転部材139は円柱状に形成されており、操作リング104の内周面も円筒状に形成される。そして、弾性回転部材139の外周面と操作リング104の内周面とは線接触しており、それらの接触線分Bは回転中心線141に平行である。このような比較例の構成において、弾性回転部材139の転動を安定させるためには、弾性回転部材139を接触線分Bに直角な矢印C1の方向に付勢しなければならない。しかしながら、シャフト140を食いつきなく回転させるためには、シャフト140と軸受部144の相対位置を不変にしなければならない。このため、弾性回転部材139のみを矢印C1の方向に付勢することはできない。したがって、弾性回転部材139を軸受部144とともに矢印C2の方向に付勢する構造にしなければならず、図3に示すような空間Hが必要となる。その結果、操作検出部105の全体の径方向の寸法L1が大きくなり、操作検出部105の大型化を招く。しかしながら、レンズユニット100は、特に径方向のスペースの制約が厳しいため、操作検出部105の大型化は好ましくない。
これに対して、本実施形態においては、弾性回転部材131を、図2に示す矢印Aの方向(光学系101の光軸102の方向)へ付勢する構成であるため、径方向の寸法は増加しない。このように、本実施形態では、操作リング104と弾性回転部材131とが、回転中心線141に対して傾斜する傾斜面状の部分と円錐面状の部分とで接して回転を伝達する構成である。このような構成とすることで、操作検出部105の径方向の寸法L1を小さく抑えることができる。
また、本実施形態の構成によれば、操作リング104のスラスト方向およびラジアル方向のメカガタを吸収し、安定した回転伝達を維持することが出来る。具体的には次のとおりである。図4は、図1(b)に、操作リング104のガタの説明を追加した図である。
操作リング104は、レンズユニット100の不図示の筐体のガタ端1とガタ端2により、スラスト方向の位置が規制される。また、ラジアル方向の位置は、操作リング104の内側のガタ端3により規定される。操作リング104はレンズユニット100の筐体に対して回転可能であるため、これらのガタ端1,2,3を端にして、矢印D1に示すスラスト方向と、矢印D2に示すラジアル方向に、ある程度のガタを有する。ただし、操作リング104の操作感触の向上を図るためには、ガタが微小量であっても、操作感触に影響しないように、ガタを吸収することが好ましい。
弾性回転部材131は、チャージバネ146により付勢される。この付勢は、固定筒160に設けられる軸受部144の基準位置145(端)から、回転中心線141に平行な矢印Aの方向に行われている。そして、弾性回転部材131の傾斜部131aが、操作リング104の傾斜転動部104aと接する。このため、チャージバネ146による付勢力は、傾斜転動部104aの接触面と垂直な矢印E方向への付勢に変換される。このような構成であると、操作リング104の矢印D1のスラスト方向のガタは、弾性回転部材131が矢印Fに示す回転中心線141の方向(スラスト方向)に微小移動することで吸収される。この際、チャージバネ146による付勢力は、微小移動に伴い変化するものの、接触面に垂直な矢印E方向への付勢力として安定して維持される。さらに、操作リング104の矢印D2の半径方向(ラジアル方向)のガタは、チャージバネ146の付勢力の半径方向分力により、弾性回転部材131が矢印Fに示すスラスト方向に微小移動することで吸収される。この際、チャージバネ146による付勢力は、矢印E方向への付勢力として安定して維持される。
このように、操作リング104と弾性回転部材131が回転中心線141に対して傾斜する面で接し、光軸方向へ付勢される。このような構成によれば、操作リング104のスラスト方向およびラジアル方向の機械的なガタを吸収し、安定した回転伝達を維持することができる。そして、ガタが吸収されるから、操作リング104の操作感触を良好に保つことができる。
(回転量検出部)
次に、回転量検出部106について、図5を参照して説明する。図5(a)は、回転量検出部106およびその周辺の構成例を模式的に示す断面図である。図5(b)は、回転量検出部106の構成例を模式的に示す図であり、操作リング104の回転中心線161に平行な方向から見た図である。図5に示すように、固定筒160の外側に操作リング104が設けられる。操作リング104は、固定筒160に対して回転可能である。なお、操作リング104の固定筒160に対する回転の回転中心線161は、光学系101の光軸中心と一致している。そして、回転量検出部106は、固定筒160に対する操作リング104の回転量および回転方向を検出する。回転量検出部106は、操作リング104に設けられる櫛歯部104bと、それぞれが櫛歯部104bを挟むように固定筒160に設けられる2つのフォトインタラプタ162a,162bとで構成される。
次に、回転量検出部106について、図5を参照して説明する。図5(a)は、回転量検出部106およびその周辺の構成例を模式的に示す断面図である。図5(b)は、回転量検出部106の構成例を模式的に示す図であり、操作リング104の回転中心線161に平行な方向から見た図である。図5に示すように、固定筒160の外側に操作リング104が設けられる。操作リング104は、固定筒160に対して回転可能である。なお、操作リング104の固定筒160に対する回転の回転中心線161は、光学系101の光軸中心と一致している。そして、回転量検出部106は、固定筒160に対する操作リング104の回転量および回転方向を検出する。回転量検出部106は、操作リング104に設けられる櫛歯部104bと、それぞれが櫛歯部104bを挟むように固定筒160に設けられる2つのフォトインタラプタ162a,162bとで構成される。
櫛歯部104bは、図5(b)に示すように、操作リング104の内周側に設けられる。櫛歯部104bは、複数の遮光部104b−oおよび非遮光部104b−iを有する。そして、複数の遮光部104b−oおよび非遮光部104b−iとが、円周方向に交互に並べて設けられる。一方、2つのフォトインタラプタ162a,162bは、それぞれ、固定筒160の外周側に、櫛歯部104bを挟むように設けられる。また、2つのフォトインタラプタ162a,162bは、固定筒160の円周方向に、互いに離れた位置に配置される。そして、2つのフォトインタラプタ162a,162bが、操作リング104の櫛歯部104bの動きを検出することで、操作リング104の回転量と回転方向の検出を行う。すなわち、櫛歯部104bがフォトインタラプタ162a,162bの投光部と受光部の間を通過することで、フォトインタラプタ162a,162bにより操作リング104の回転量と回転方向が検出される。なお、2つのフォトインタラプタ162a,162bを用いて回転方向と回転量を検出する方法には、公知の方法が適用できる。したがって説明を省略する。
(円筒電極の電極パターン)
次に、円筒電極142に設けられる電極パターンについて、図6を参照して説明する。図6(a)は、円筒電極142の斜視図である。図6(b)は、円筒電極142の円筒側面部142cの電極パターンの展開図である。図6(c)(d)(e)は、円筒電極142とブラシ電極143a,143b,143cの接触状態を模式的に示す輪切り断面図であり、図6(a)の矢印Gの方向から見た図である。図6に示すように、円筒電極142の円筒側面部142cに、電極パターンが配される。電極パターンは、電気的な導体からなり電気を通す導通部142aと、電気的な絶縁体からなり電気を通さない非導通部142bとを有する。図6(a)(b)においては、ハッチングが施された領域が非導通部142bである。図6(c)〜(e)においては、黒塗りの領域が非導通部142bである。
次に、円筒電極142に設けられる電極パターンについて、図6を参照して説明する。図6(a)は、円筒電極142の斜視図である。図6(b)は、円筒電極142の円筒側面部142cの電極パターンの展開図である。図6(c)(d)(e)は、円筒電極142とブラシ電極143a,143b,143cの接触状態を模式的に示す輪切り断面図であり、図6(a)の矢印Gの方向から見た図である。図6に示すように、円筒電極142の円筒側面部142cに、電極パターンが配される。電極パターンは、電気的な導体からなり電気を通す導通部142aと、電気的な絶縁体からなり電気を通さない非導通部142bとを有する。図6(a)(b)においては、ハッチングが施された領域が非導通部142bである。図6(c)〜(e)においては、黒塗りの領域が非導通部142bである。
図6(a)(b)に示すように、円筒側面部142cの回転中心線141に平行な方向の一側寄りの領域(図6(b)においては右寄りの領域)には、複数の導通部142aと非導通部142bとが配列される。説明の便宜上、この領域を「部分導通領域170a」と称する。部分導通領域170aにおいて、導通部142aと非導通部142bとは、いずれも短冊状の形状を有し、円周方向に交互に並べて配列される。複数の導通部142aは、すべて、円周方向寸法と円周方向間隔が等しい。同様に、複数の非導通部142bは、すべて、円周方向寸法と円周方向間隔とが等しい。ただし、各々の導通部142aの円周方向寸法170−iは、各々の非導通部142bの円周方向寸法170−oよりも短い。一方、部分導通領域170aとは反対側の領域(図6(b)において左寄りの領域)は、円周方向の全周にわたり導通部142aとなっている。説明の便宜上、この領域を「全部導通領域170b」と称する。このように、円筒電極142は、境界201から軸線方向の一側寄りが部分導通領域170aであり、他の一側寄りが全部導通領域170bである。
円筒側面部142cの部分導通領域170aには、2つのブラシ電極143a,143bが接触している。前述のとおり、部分導通領域170aには、電気的な導通部142aと非導通部142bとが円周方向に交互に配列される。このため、弾性回転部材131が回転すると、2つのブラシ電極143a,143bは、円筒側面部142cの外周面を摺動し、導通部142aと非導通部142bのいずれに接触するかが切替わる。なお、これら2つのブラシ電極143a,143bは、同時に導通部142aに接触しない位置に設けられる。例えば、回転中心線141に関して対称の位置に接触するように設けられる。これに対し、円筒側面部142cの全部導通領域170bには、1つのブラシ電極143cが接触している。前述のとおり、全部導通領域170bには、円周方向の全周にわたって電気的な導通部142aが設けられる。このため、弾性回転部材131が回転すると、この1つのブラシ電極143cが円筒側面部142cの導通部142aに接触した状態で摺動する。
図6(c)〜(e)は、円筒電極142の回転に伴う、円筒側面部142cと2つのブラシ電極143a,143bの接触の状態の変化を表している。具体的には、図6(c)は、導通部142aがブラシ電極143bと接触している状態を示す。図6(d)は、導通部142aがブラシ電極143bと接触している状態を示す。図6(e)は、導通部142aが2つのブラシ電極143a,143bのいずれにも接触していない状態を示す。
図6(c)〜(e)に示すように、部分導通領域170aにおいて各々の導通部142aの回転中心線141を挟んだ反対側には、非導通部142aが設けられる。このため、互いに反対側に設けられる2つのブラシ電極143a,143bが、両方同時に導通部142aに接触することはない。また、部分導通領域170aにおいて、非導通部142bの円周方向寸法は導通部142aよりも大きい。このため、ある非導通部142bの回転中心線141を挟んだ反対側には、導通部142aと他の非導通部142bの一部が位置する。このような構成であると、互いに反対側に設けられる2つのブラシ電極143a,143bが、両方同時に非導通部142bに接触する状態と、一方が導通部142aに接触し他方が非導通部142bに接触する状態とになり得る。
このため、円筒電極142が回転すると、導通部142aおよび非導通部142bと2つのブラシ電極143a,143bとの関係は、図6(c)(d)(e)のいずれかに示す状態になる。ただし、全部導通領域170bの外周面は全周にわたって導通部142aであるから、他の1つのブラシ電極143cは、図6(d)〜(e)のいずれに示す状態においても、常に導通部142aに接触し導通している。このため、弾性回転部材131が回転すると、3つのブラシ電極143a,143b,143cどうしの間の導通状態は、次の(i)〜(iii)の3つの状態のいずれかに順次切替る。(i)ブラシ電極143aとブラシ電極143cが導通する状態(図6(c))。(ii)ブラシ電極143bとブラシ電極143cが導通する状態(図6(d))。(iii)3つのブラシ電極がすべて非導通の状態(図6(e))。
このように、2つのブラシ電極143a,143bと、他の1つのブラシ電極143cとは、導通部142aを介して導通するか否かが切替わる。これにより、3つのブラシ電極143a,143b,143cと円筒電極142は、2つのスイッチ(1回路2接点スイッチ)として機能する。3つのブラシ電極143a,143b,143cは、後述する図8に示す回路を介して、レンズ制御部108に接続されている。このため、レンズ制御部108は、2つのブラシ電極143a,143bのそれぞれが他の1つのブラシ電極143cと導通状態となると、信号ONを検出できる。また、2つのブラシ電極143a,143bのそれぞれが他の1つのブラシ電極143cと非導通の場合は、信号OFFを検出できる。このように、レンズ制御部108は、操作検出部105の回転開始検出部132によって、円筒電極142が回転を開始したか否かを検出できる。
図7は、操作リング104を回転させたときの2つのブラシ電極143a,143bから検出される信号を図7に示す。図7において、実線はブラシ電極143aの信号を示し、破線はブラシ電極143bの信号を示す。なお、前述のとおり、2つのブラシ電極143a,143bのそれぞれが他の1つのブラシ電極143cと導通すると、信号ONが検出され、導通しないと信号OFFが検出される。2つのブラシ電極143a,143bは、同時に円筒電極142の導通部142aに接触することがない。このため、ブラシ電極143aにおいて信号ONが検出される場合には、ブラシ電極143bにおいて信号OFFが検出される。同様に、ブラシ電極143bにおいて信号ONが検出される場合には、ブラシ電極143aにおいて信号OFFが検出される。そして、両方のブラシ電極143a,143bから同時に信号ONが検出されることはない。操作リング104に対する回転操作が開始されたことの検出のためには、このような信号が得られればよい。また、回転量検出部106に比較して、分解能が小さくてもよい。さらに、電極パターンの幅の寸法精度が低くても、操作リング104の回転操作の開始を検出できる。
ここで、レンズ制御部108が操作リング104の回転操作の開始を検出するための電気回路について、図8を参照して説明する。図8は、レンズ制御部108が操作リング104の回転操作の開始を検出するための電気回路の例を示す図である。図8に示す電気回路は、3つのブラシ電極143a,143b,143cと、レンズ制御部108と、リセットIC107とに接続される。この電気回路は、3つの端子190a,190b,190cを有する切替スイッチ190(1回路2接点スイッチ)と、2つの電界効果型トランジスタ(FET)191a,191bと、2つの抵抗194a,194bと、端子192a,192b,193a,193b,195とを有する。
切替スイッチ190に含まれる2つの端子190a,191bは、図1に示す2つのブラシ電極143a,143b(部分導通領域170aに接触するブラシ電極)に対応する。他の1つの端子190cは、他の1つのブラシ電極143c(全部導通領域170bに接触するブラシ電極)に対応する。このため、操作リング104の回転操作に応じて弾性回転部材131が回転すると、次の(i)〜(iii)の3つの状態に選択的に切替る。(i)端子190cと端子190aとが導通する状態。(ii)端子190cと端子190bとが導通する状態。(iii)端子190cが端子190a,190bのいずれにも導通しない状態。
この電気回路の2つの端子192a,192bは、それぞれ、レンズ制御部108に接続されている。そして、レンズ制御部108は、2つのFET191a,191bのそれぞれのゲート電極に、所定の電圧を印加できる。この電気回路の2つの端子193a,193bは、それぞれ、レンズ制御部108とリセットIC107に接続されている。レンズ制御部108とリセットIC107は、これらの2つの端子193a,193bの電圧のレベルを検出できる。他の端子195は、電源Vccと接続している。この端子195を介して、この電気回路に所定の電圧が印加される。
レンズ制御部108は、2つの端子192a,192bを介してFET191a,191bのゲート電極の電圧のH(High)/L(Low)の切り替えを行うことで、FET191a,191bのD(ドレイン)−S(ソース)間の導通状態を制御できる。すなわち、端子192aの電圧をHにすると、FET191aのD−S間は導通し、端子192aの電圧をLにすると、FET191aのD−S間は導通しない。端子192aの電圧がLである場合、または、切替スイッチ190の端子190cと端子190aとが導通していない場合(OFFの場合)には、抵抗194aにおいて電圧降下が起こらない。このためこの場合には、端子193aの電圧がHになる。端子192aの電圧がHであり、かつ、切替スイッチ190の端子190cと端子190aとが導通している(ONである)と、抵抗194aにおいて電圧降下が起きる。このためこの場合には、端子193aの電圧がLになる。なお、切替スイッチ190の端子190b、FET191b、端子193b、抵抗194bの電気回路も、切替スイッチ190の端子190a、FET191a、端子193a、抵抗194aの電気回路と同様の動作をする。
このような構成によれば、レンズ制御部108は、切替スイッチ190の端子190cと端子190aとが導通しているか否か(ON/OFFのいずれであるか)と、切替スイッチ190の端子190cと端子190bとが導通しているか否かを、それぞれ検出できる。そしてこのような構成によれば、切替スイッチ190は、レンズユニット100が低消費電力モードである場合に電力を消費しない。このため、レンズ制御部108は、操作部材の例である操作リング104の回転操作の開始の検出を、消費電力を抑えて行うことができる。
ここで、リセットIC107が実行する処理について説明する。リセットIC107は、図8に示す電気回路の端子193a,193bと接続されており、これらの2つの端子193a,193cの電圧を検出できる。そして、リセットIC107は、検出した電圧に応じて、レンズ制御部108に信号を送信する。具体的には、リセットIC107は、2つの端子193a,193bの端子電圧がいずれもHである場合には、レンズ制御部108に信号「L」を出力する。一方、2つの端子193a,193bの一方がHで他方がLである場合には、レンズ制御部108に信号「H」を出力する。レンズ制御部108は、低消費電力モードである場合に、リセットIC107から信号「H」を受信すると、動作モードを低消費電力モードから撮影可能モードに復帰させる。
(動作モードの切替え処理)
次に、撮影可能モードから低消費電力モードに移行する制御と、低消費電力モードから撮影可能モードに復帰する制御について、図9(a)(b)を参照して説明する。図9(a)は、レンズ制御部108が動作モードを撮影可能モードから低消費電力モードに移行させる制御を示すフローチャートである。
次に、撮影可能モードから低消費電力モードに移行する制御と、低消費電力モードから撮影可能モードに復帰する制御について、図9(a)(b)を参照して説明する。図9(a)は、レンズ制御部108が動作モードを撮影可能モードから低消費電力モードに移行させる制御を示すフローチャートである。
ステップS100において、レンズ制御部108は、操作検出部105による検出結果などに基づいて、レンズユニット100の動作モードを低消費電力モードに移行させる低消費電力モード移行条件が成立したか否かを判定する。低消費電力モード移行条件が成立したと判定された場合には、ステップS101へ進む。低消費電力モード移行条件が成立していないと判定された場合には、ステップS103へ進む。このステップでは、レンズ制御部108は、次のいずれかの場合に、低消費電力モード移行条件が成立したと判定する。(i)カメラ本体120の動作モードが低消費電力モードに移行している場合。(ii)カメラ本体120またはレンズユニット100への操作がある所定の時間にわたって検出されない場合。(iii)端子193a,193bの電圧がともにHではない場合。
ステップS101において、レンズ制御部108は、操作検出動作のセットの処理を実行する。そして、ステップS102に進む。操作検出動作セットの処理については、後述する。
ステップS102において、レンズ制御部108は、接続されている回転量検出部106への電力供給を停止し、レンズユニット100の動作モードを低消費電力モードに移行させる。そして、フローを終了する。なお、レンズ制御部108は、電気回路の2つの端子192a,192bの電圧を保持する。
ステップS103において、端子192a,192bの電圧をLにする。そして、フローを終了する。
次に、図9(a)のステップS101における操作検出動作のセットの制御フローについて、図9(b)を参照して説明する。
ステップS110において、レンズ制御部108は、電気回路の2つの端子192a,192bの電圧をHにする。この際、切替スイッチ190の端子190aまたは端子190bが端子190cと導通してONとなっている状態であれば、FET191aまたはFET191bのSに電流が流れ、端子193a,193bの電圧はLになる。
ステップS111において、レンズ制御部108は、端子193aの電圧がLであるか否かを判定する。レンズ制御部108は、端子193aの電圧がLであると判定した場合には、切替スイッチ190の端子190aがONであると判定する。この場合には、ステップS112に進む。
ステップS112において、レンズ制御部108は、端子192aの電圧をLにする。端子192aの電圧をLにすることで、切替スイッチ190の端子190aがONであっても電力を消費しない状態になる。また、切替スイッチ190の端子190aがONであれば、端子190bは必ずOFFとなるので、操作リング104が回転操作されない限り、切替スイッチ190は電力を消費しない状態となる。そして、このフローを終了し、図9(a)のステップS102に進む。
ステップS111において、レンズ制御部108は、端子193aの電圧がLではないと判定した場合には、端子190aがOFFであると判定する。そしてこの場合には、ステップS113へ進む。
ステップS113において、レンズ制御部108は、端子193bの電圧がLか否かを判定する。レンズ制御部108は、端子193bの電圧がLであると判定した場合には、端子190bがONであると判定する。この場合には、ステップS114に進む。端子193bの電圧がLでないと判定された場合には、レンズ制御部108は、切替スイッチ190の2つの端子190a,190bがいずれもOFFであると判定する。この場合には、ステップS114を経ずにフローを終了し、図9(a)のステップS102に進む。
ステップS114において、レンズ制御部108は、端子192bの電圧をLにする。端子192bの電圧をLにすることで、切替スイッチ190の端子193bがONであっても、切替スイッチ190は電力を消費しない状態となる。また、切替スイッチ190の端子190aがOFFであるので、切替スイッチ190は、操作リング104が回転操作されない限り電力を消費しない状態となる。そして、このフローを終了し、図9(a)のステップS102に進む。
前述のとおり、レンズユニット100が低消費電力モードに移行しても、端子192a,192bへの出力は保持されている。このためこの場合には、リセットIC107は、端子193a,193bの電圧がいずれもHであると検出することになる。この場合には、リセットIC107は、レンズ制御部108に、信号「L」を送信する。レンズ制御部108は、低消費電力モードにおいてリセットIC107から信号「L」を受信した場合には、動作モードを低消費電力モードに維持する。そして、操作リング104が操作者により回転操作されると、ブラシ電極143aとブラシ電極143cとの間、または、ブラシ電極143bとブラシ電極143cとの間が、導通部142aを介して導通する。このため、リセットIC107は、2つの端子193a,193bの一方の電圧がHであり、他方はLであることを検出する。この場合には、リセットIC107は、レンズ制御部108に、信号「H」を送信する。レンズ制御部108は、低消費電力モードにおいてリセットIC107から信号「H」を受信した場合には、動作モードを低消費電力モードから撮影可能モードに復帰させる。このように、レンズ制御部108は、操作検出部105による検出結果に基づいて、動作モードを切替える。
さらに、レンズ制御部108は、低消費電力モードから撮影可能モードに復帰すると、復帰を示す信号を、電気接点110を介して、カメラ本体120のカメラシステム制御部123に送信する。カメラシステム制御部123は、この信号を受信すると、カメラ本体120が低消費電力モードである場合には、カメラ本体120の動作モードを低消費電力モードから撮影可能モードに復帰させる。このように、カメラシステム制御部123は、カメラ本体120の動作モードを切替える第2の切替手段の例として機能する。
(操作検出部105に対するガタの影響)
図4にて説明した操作リング104のスラスト方向のガタに起因して、回転開始検出部132を構成する円筒電極142とブラシ電極143a,143b,143cがスラスト方向に相対的に移動し、位置関係が変化する。ここで、この円筒電極142とブラシ電極143a,143b,143cの位置関係と出力信号について、図10を参照して説明する。図10は展開した円筒電極142とブラシ電極143a,143b,143cのスラスト方向の位置関係を模式的に示す図である。なお、図10においては、ブラシ電極143aを省略してあるが、ブラシ電極143aのスラスト方向位置は、ブラシ電極143bと同じである。
図4にて説明した操作リング104のスラスト方向のガタに起因して、回転開始検出部132を構成する円筒電極142とブラシ電極143a,143b,143cがスラスト方向に相対的に移動し、位置関係が変化する。ここで、この円筒電極142とブラシ電極143a,143b,143cの位置関係と出力信号について、図10を参照して説明する。図10は展開した円筒電極142とブラシ電極143a,143b,143cのスラスト方向の位置関係を模式的に示す図である。なお、図10においては、ブラシ電極143aを省略してあるが、ブラシ電極143aのスラスト方向位置は、ブラシ電極143bと同じである。
図10に示すように、円筒電極142の円筒側面部142cは、軸線方向の一側寄りの部分(図10においては右寄りの領域)が部分導通領域170aであり、他の一側寄りの部分(図10においては左寄りの領域)が全部導通領域170bである。このように、円筒電極142は、軸線方向の一側寄りの領域と他の一側寄りの領域とで構成が異なる。また、円筒電極142は、ガタがあると、チャージバネ146の付勢力によって、円筒電極142がブラシ電極143a,143b,143cに対して相対的にスラスト方向に相対的に移動することがある。そして、この相対的な移動により、2つのブラシ電極143a,143bのそれぞれの少なくとも一部分が部分導通領域170aと全部導通領域170bの境界201に重なると、3つのブラシ電極143a,143b,143cの導通状態が変化する。具体的には、次のとおりである。
図10(a−1)は、境界201が、ブラシ電極143a,143bとブラシ電極143cの間に位置し、3つのブラシ電極143a,143b,143cが境界201に重ならない状態を示す。本実施形態では、この状態が適正な状態であるものとする。図10(b−1)は、この状態における出力信号を示す図である。図10(b−1)においては、図7と同様に、実線はブラシ電極143aの信号を示し、破線はブラシ電極143bの信号を示す。境界201と3つのブラシ電極143a,143b,143cとが図10(a―1)に示す位置関係にあると、前述の動作が実現される。
図10(a−2)は、2つのブラシ電極143a,143bのそれぞれの一部分が、境界201と重なっている状態を模式的に示す図である。図10(b−2)は、この状態における出力信号を示す図である。境界201と3つのブラシ電極143a,143b,143cがこのような位置関係にあると、2つのブラシ電極143a,143bのそれぞれの少なくとも一部分が、境界201を超えて全部導通領域170bの導通部142aに接触する。このため、これらのブラシ電極143a,143bは、円筒電極142の位相(回転角度)に係わらず、常に導通部142aと接することになる。この状態では、これら2つのブラシ電極143a,143bの出力信号は、図10(b−2)に示すように、常にONとなる。このような状態であると、前述の動作は実現されない。
図10(a−3)は、ブラシ電極143cの一部分が境界201に重なっている状態を模式的に示す図である。図10(b−3)は、この状態における出力信号を示す図である。境界201と3つのブラシ電極143a,143b,143cがこのような位置関係にあっても、出力信号は、図10(a−1)と同一となる。このため、前述の動作が実現される。ただし、制御の信頼性の観点からは、ブラシ電極143cの全幅が導通部142aに接触していることが好ましい。また、図10に示すように、ブラシ電極143a,143b,143cの先端が複数に分かれている(図10では3本に分かれている)構成では、それぞれが全幅において確実に導通部142aと接触していることが好ましい。
なお、境界201がスラスト方向にさらに大きく外れ、図10においてブラシ電極143cの左端より左側にずれた場合や、ブラシ電極143a,143bの右端より右側にずれた場合には、前述の動作は実現しない。このため、本実施形態では、このような大きなずれが発生しないように、操作リング104のスラスト方向の移動を2つの軸受部144などによって規制する。
なお、円筒電極142は、チャージバネ146による付勢力により、図10中の矢印Aのスラスト方向左側へと付勢される。このため、操作者が操作リング104に触れない状態(すなわち、外力が掛かっていない状態)では、円筒電極142は、図10中、最も左側に位置し、操作者が操作した際に右側に動くことになる。また、レンズユニット100(レンズ制御部108)が低消費電力モードに移行するタイミングにおいては、操作リング104は操作されていない。このため、この場合には、円筒電極142は最も左側に位置することになる。
なお、本実施形態では、円筒電極142と3つのブラシ電極143a,143b,143cが、図10(a−2)に示す状態にあることが好ましい。そこで、本実施形態では、円筒電極142がスラスト方向の可動範囲のいずれの位置に移動しても、図10(a−2)に示す状態を維持できることが好ましい。例えば、ガタ端1,2,3の位置や、2つの軸受部144の位置を設定することによって、図10(a−2)に示す状態を維持する構成が適用できる。
また、円筒電極142およびブラシ電極143a,143b,143cのスラスト方向の寸法を短く抑えたい場合には、ブラシ電極143a,143bとブラシ電極143cとのスラスト方向の距離を短くすることになる。この場合には、操作リング104の操作時において、ガタにより図10(a−1)に示す状態から図10(a−2)に示す状態になりやすい。図10(a−2)に示す状態となると、前述の動作を実現できない。そこで、レンズ制御部108が、次のような制御を行う構成であってもよい。
円筒電極142とブラシ電極143a,143b,143cとの位置関係が、図10(a−1)に示す状態から図10(a−2)に示す状態に変化すると、出力信号は、図10(b−1)示す信号から図10(b−2)に示す信号に変化する。図10(b−1)と図10(b−2)に示すように、図10(a−1)に示す状態と図10(a−2)に示す状態とでは、出力信号が相違する。レンズ制御部108は、出力信号の変化を検出することにより、レンズユニット100の動作モードを切替える制御を行う。すなわち、図10(a―2)の状態となると、出力信号は、図10(b−2)に示すように、2つの端子193a,193bがともにHとなる。そこで、レンズ制御部108は、図10(b−2)に示すような出力信号を検出した場合には、操作リング104に対し操作が加えられていると判断し、動作モードを低消費電力モードに移行させず、すでに低消費電力モードである場合には撮影可能モードに復帰させる。このような制御によれば、円筒電極142およびブラシ電極143a,143b,143cのスラスト方向の寸法を短く抑えたい場合においても、操作リング104への操作開始を検出して、低消費電力モードから撮影可能モードへ復帰させることができる。
本発明の第1の実施形態によれは、操作リング104の操作によってレンズユニット100の動作モードを低消費電力モード撮影可能モードに復帰させることができる。さらに、良好な操作感触と安定した回転伝達の両立を図ることができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態にかかる操作検出部105について説明する。第2の実施形態は、操作検出部105の光軸方向の寸法L2を小さく抑える形態である。図11は、第2の実施形態に係る操作検出部105の構成例を模式的に示す図であり、図2に対応する図である(ただし、操作リング104は省略してある)。なお、図11(a)は斜視図であり、図11(b)は断面図である。なお、第1の実施形態と相違する構成についてのみ説明する。以下、説明を省略する部分については、第1の実施形態と共通する構成が適用される。また、第1の実施形態と共通の機能を有する部分には、同じ符号を付している。
次に、本発明の第2の実施形態にかかる操作検出部105について説明する。第2の実施形態は、操作検出部105の光軸方向の寸法L2を小さく抑える形態である。図11は、第2の実施形態に係る操作検出部105の構成例を模式的に示す図であり、図2に対応する図である(ただし、操作リング104は省略してある)。なお、図11(a)は斜視図であり、図11(b)は断面図である。なお、第1の実施形態と相違する構成についてのみ説明する。以下、説明を省略する部分については、第1の実施形態と共通する構成が適用される。また、第1の実施形態と共通の機能を有する部分には、同じ符号を付している。
第2の実施形態においては、付勢ブラシ電極147が、第1の実施形態におけるブラシ電極143cとチャージバネとの両方の機能を有する。図11(a)に示すように、付勢ブラシ電極147は、舌片状の構成を有しており、円筒電極142の回転中心線141の方向に弾性変形可能である。そして、付勢ブラシ電極147は、円筒電極142の一方の端面(弾性回転部材131と反対側)に接しており、弾性回転部材131を、図略の操作リング104の傾斜転動部104aに接近する向きに付勢する。また、円筒電極142の一方の端面に導通部142aが設けられ、付勢ブラシ電極147は、円筒電極142の端面の導通部142aに接触する。このような構成であると、第1の実施形態における全部導通部を設けなくてよいから、第1の実施形態に比較して、円筒電極142の軸線方向寸法を小さくできる。なお、付勢ブラシ電極147は、2つのブラシ電極143a,143bの導通状態にかかわらず、円筒電極142の端面の導通部142aに常時接触している。
このように、付勢ブラシ電極147は、操作検出手段としての機能と、弾性回転部材131の傾斜部131aを操作リング104の傾斜転動部104aへ接近する向きに付勢する付勢手段としての機能とを備えることになる。このような構成によれば、2つのブラシ電極143b,143cが回転中心線141に平行に並べで配置され、かつ、チャージバネ146が設けられるという構成(第1の実施形態)に比較して、操作検出部105の回転中心線141に平行な方向の寸法L2を小さくできる。なお、ここでは、操作検出部105の回転中心線141に平行な方向の寸法L2として、2つの軸受部144の端面どうしの距離を示す。
その他の構成や、レンズ制御部108およびカメラシステム制御部123の制御は、第1の実施形態と共通でよい。第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。すなわち、操作リング104の操作によってレンズユニット100の動作モードを低消費電力モード撮影可能モードに復帰させることができる。さらに、良好な操作感触と安定した回転伝達の両立を図ることができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、上述した実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体例を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に限定されない。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更が可能である。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
Claims (10)
- レンズが設けられる光学系の筐体に対して回転可能な操作部材と、
前記操作部材の操作を検出する操作検出部と、
を有し、
前記操作検出部は、
前記操作部材に接しており、前記操作部材の回転が伝達されて回転する回転部材と、
前記回転部材の回転中心線に平行な方向に、前記回転部材と前記操作部材とを互いに接近する向きに付勢する付勢手段と、
前記回転部材の回転を検出する回転検出手段と、
を有することを特徴とするレンズユニット。 - 前記回転部材と前記操作部材との接触面は、前記回転部材の回転中心線に対して傾斜していることを特徴とする請求項1に記載のレンズユニット。
- 前記回転部材には、前記回転中心線に対して傾斜する面で構成される円錐面を有し、
前記操作部材には、前記回転中心線に対して傾斜する傾斜面を有し、
前記回転部材の前記円錐面と、前記操作部材の前記傾斜面とが接触していることを特徴とする請求項2に記載のレンズユニット。 - 前記回転検出手段は、
外周面に電気的な導通部と非導通部が設けられ、前記回転部材と一体に回転する第1の電極と、
前記第1の電極の外周面に接触する第2の電極および第3の電極と、
を有し、
前記回転部材の回転に伴って前記第2の電極と前記第3の電極の前記第1の電極を介した導通状態が切替わることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のレンズユニット。 - 前記第1の電極は、回転の円周方向の全周にわたって電気的な導通部が設けられる全部導通領域と、回転の円周方向に沿って電気的な導通部と非導通部が配列される部分導通領域と、を有し、
前記第2の電極は前記全部導通領域に接しており、前記第3の電極は前記部分導通領域に接しており、
前記第3の電極が前記部分導通領域の前記導通部に接触するか前記非導通部に接触するかによって、前記第2の電極と前記第3の電極との導通状態が切替わることを特徴とする請求項4に記載のレンズユニット。 - 撮影可能モードと低消費電力モードとの少なくとも2つの動作モードと、
前記回転検出手段による前記操作部材の操作の検出の結果に基づいて前記動作モードを切替える第1の切替手段と、
をさらに有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のレンズユニット。 - 撮影可能モードと低消費電力モードとの少なくとも2つの動作モードと、
前記回転検出手段による前記操作部材の操作の検出の結果に基づいて前記動作モードを切替える第1の切替手段と、
をさらに有し、
前記第1の切替手段は、前記第2の電極と前記第3の電極との導通状態の変化を検出すると、前記動作モードが前記低消費電力モードである場合には前記撮影可能モードに復帰させることを特徴とする請求項4から6のいずれか1項に記載のレンズユニット。 - 前記全部導通領域と前記部分導通領域とは前記第1の電極の回転中心線に平行な方向に並べて設けられ、
2つの前記第3の電極は、前記部分導通領域の前記導通部に同時に接触せず、前記第1の電極と前記第3の電極とが前記回転中心線に平行な方向に相対的に移動すると、2つの前記第3の電極のそれぞれの少なくとも一部分が前記全部導通領域の前記導通部に接触して前記第2の電極と2つの前記第3の電極のそれぞれが導通し、
前記第1の切替手段は、前記第2の電極と2つの前記第3の電極の両方との導通を検出すると、動作モードが低消費電力モードである場合には撮影可能モードに復帰させることを特徴とする請求項5に記載のレンズユニット。 - 請求項1から8のいずれか1項に記載のレンズユニットと、
動作モードとして少なくとも撮影可能モードおよび低消費電力モードを有するカメラ本体と、
前記カメラ本体の前記動作モードを切替える第2の切替手段と、
を有し、
前記第2の切替手段は、前記操作検出部の前記回転検出手段による前記回転部材の回転の検出の結果に基づいて、前記カメラ本体の前記動作モードを切替えることを特徴とするカメラシステム。 - 前記第2の切替手段は、前記回転検出手段により前記回転部材の回転を検出すると、前記カメラ本体の前記動作モードが低消費電力モードである場合には前記撮影可能モードに復帰させることを特徴とする請求項9に記載のカメラシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014256252A JP2016118576A (ja) | 2014-12-18 | 2014-12-18 | レンズユニットおよびカメラシステム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014256252A JP2016118576A (ja) | 2014-12-18 | 2014-12-18 | レンズユニットおよびカメラシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016118576A true JP2016118576A (ja) | 2016-06-30 |
Family
ID=56243024
Family Applications (1)
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JP2014256252A Pending JP2016118576A (ja) | 2014-12-18 | 2014-12-18 | レンズユニットおよびカメラシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016118576A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019244442A1 (ja) * | 2018-06-22 | 2019-12-26 | ソニー株式会社 | 交換レンズ、撮像装置及び回転検出装置 |
-
2014
- 2014-12-18 JP JP2014256252A patent/JP2016118576A/ja active Pending
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WO2019244442A1 (ja) * | 2018-06-22 | 2019-12-26 | ソニー株式会社 | 交換レンズ、撮像装置及び回転検出装置 |
JPWO2019244442A1 (ja) * | 2018-06-22 | 2021-07-08 | ソニーグループ株式会社 | 交換レンズ、撮像装置及び回転検出装置 |
JP7264162B2 (ja) | 2018-06-22 | 2023-04-25 | ソニーグループ株式会社 | 交換レンズ、撮像装置及び回転検出装置 |
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